Title:
溶解が遅延し、グリオキサール含有量が減少したセルロースエーテル
Document Type and Number:
Japanese Patent JP2023521787
Kind Code:
A
Abstract:
本発明は、グリオキサールと可逆的に架橋され、よって遅延水溶解性を呈するセルロース誘導体を調整するための方法に関する。前記（ｓａｉｄ）方法では、水湿潤性（ｗａｔｅｒ－ｗｅｔｔｅｄ）セルロース誘導体が、２０～７０℃の温度で、グリオキサール、一価または多価の有機酸、ならびにセルロース誘導体を可逆的に架橋するための緩衝物質としての少なくとも１つのリン酸のアルカリ土類塩（ａｌｋａｌｉｎｅ ｅａｒｔｈ ｓａｌｔ）および／またはアルカリ塩（ａｌｋａｌｉ ｓａｌｔ）を含有する水溶液と混合される。グリオキサールの量は、いずれの場合もセルロース誘導体の無水グルコース単位の１ｍｏｌに対して、０．０１０～０．０５０ｍｏｌであり、一価または多価の有機酸のグリオキサールに対するモル比は１：１～１：１２の範囲である。次いで、セルロース誘導体は乾燥および粉砕される。乾燥と粉砕は統合されてもよい。本発明はまた、この方法に従って製造されるセルロース誘導体に関する。
Inventors:
Sarah, Wohlfahrt
Veronique, Esser
Veronique, Esser
Application Number:
JP2022561622A
Publication Date:
May 25, 2023
Filing Date:
April 08, 2021
Export Citation:
Assignee:
SE TYLOSE GMBH & CO.KG
International Classes:
C08B11/20; C08J3/12
Attorney, Agent or Firm:
Manabu Miyajima
Mari Asano
Hiroshi Sorimachi
Mari Asano
Hiroshi Sorimachi