Title:
発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートをベースとする多層組成物及びその製造方法
Document Type and Number:
Japanese Patent JP2022543019
Kind Code:
A
Abstract:
本発明は、環境にやさしい条件下における貯蔵を目的とするパッケージング物品の製造が意図された多層構造体、及び前記構造体を製造するための方法に関する。発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートをベースとする本発明の新規な多層組成物の発明者が解決しようとする課題は、公知の従来技術の欠点を克服するというものである。その技術的結果は、発泡リサイクルポリエチレンテレフタレート(ポリエチレンテレフタレート廃棄物から得られる)をベースとする多層組成物の作製にあり、これは製造し易く、使用に適している。本発明の本質は、発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートをベースとする多層組成物が、印刷層、100kg/m3~900kg/m3の範囲の密度及び0.5dl/g~1.0dl/gの範囲の固有粘度を有する発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートの層、並びにポリエチレン若しくはポリエチレンコポリマー又はポリエチレンテレフタレートコポリマーの層を含むことである。発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートをベースとする多層組成物を製造するための方法は、ポリエチレンテレフタレート廃棄物を洗浄し、精製する工程、次いでそれを1mm~20mmの範囲のサイズを有する破片へと粉砕し、ポリマータイプ及び色に応じて分離する工程、続いて、そのポリエチレンテレフタレートを溶融し、ポリエチレンテレフタレート溶融物を、その後、押し出す工程、真空下で液相ポリエチレンテレフタレートの縮合重合を行い、0.5dl/g~1.0dl/gの範囲の固有粘度を有する粒状ポリエチレンテレフタレートを得る工程、次いで、その粒状ポリエチレンテレフタレートを、窒素及び/又は二酸化炭素を同時に供給しながら押し出す工程、ポリエチレンテレフタレート溶融物を発泡させ、その後、その発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートを冷却する工程、200μm~1000μmの範囲の厚さへとカレンダー加工し、ロールに巻き付ける工程からなる。押し出し積層化ラインを用いて、発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートの層のロール又は非発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートの共押し出し若しくはキャスト押し出し層を有する発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートの層のロールを、一次巻き戻しステーション上に設置し、ポリエチレン又はポリエチレンコポリマーの層のロール及びアルミニウム箔の層のロールうちの少なくとも一方を、追加のステーション上に設置し、次いで、ポリエチレン又はポリエチレンコポリマーの層及びアルミニウム箔の層を、発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートの層に、又は非発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートの共押し出し層を有する発泡リサイクルポリエチレンテレフタレートの層に適用し、得られた材料を、カレンダーロール上で温度制御し、その際に、印刷層を、その外側表面に適用し、次いで、その材料に切り目を付け、個々のシートに切断する。
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Inventors:
Rastorguev, Dmitry Sergeevich
Nikitenko, Sergei Sergeevich
Zirkulev, Mikhail Varelevich
Nikitenko, Sergei Sergeevich
Zirkulev, Mikhail Varelevich
Application Number:
JP2022506338A
Publication Date:
October 07, 2022
Filing Date:
September 17, 2019
Export Citation:
Assignee:
Four Pet S.A.A.L.L.
International Classes:
B32B27/36; B29C69/02; B32B5/22; B32B27/32
Domestic Patent References:
JP2000025185A | 2000-01-25 | |||
JP2009167388A | 2009-07-30 | |||
JPH09174780A | 1997-07-08 | |||
JP2005313557A | 2005-11-10 |
Attorney, Agent or Firm:
Patent Attorney Corporation Asamura Patent Office
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