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Title:
AC POWER SUPPLY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/041261
Kind Code:
A1
Abstract:
An AC power supply device includes: a first AC voltage generation circuit which has first switching means for turning ON/OFF a DC voltage of a first DC power source so as to generate a first AC voltage of a positive/negative asymmetric waveform and outputs the voltage to one end of a load; a second AC voltage generation circuit which has second switching means for turning ON/OFF the DC voltage of the first DC power source or a DC voltage of a second DC power source so as to generate a second AC voltage of a positive/negative asymmetric waveform having a 180-degree phase difference against the first AC voltage and outputs the voltage to the other end of the load; and a control circuit which turns ON/OFF the first switching means and turns ON/OFF the second switching means with a 180-degree phase difference against the ON/OFF of the first switching means. The voltages at the both ends of the load are AC voltages of a positive/negative symmetric waveform.

Inventors:
ASHIKAGA TORU
KIMURA KENGO
Application Number:
PCT/JP2008/066321
Publication Date:
April 02, 2009
Filing Date:
September 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SANKEN ELECTRIC CO LTD (JP)
ASHIKAGA TORU
KIMURA KENGO
International Classes:
H05B41/24; H02M7/48
Foreign References:
JP2005050701A2005-02-24
JPH0619299U1994-03-11
JP2004241136A2004-08-26
JP2006101639A2006-04-13
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (2-8 Toranomon 1-chome,Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 第1スイッチ手段を有し第1直流電源の直流電圧を前記第1スイッチ手段のオン/オフにより正負非対称波形の第1交流電圧を発生して負荷の一端に出力する第1交流電圧発生回路と、
 第2スイッチ手段を有し前記第1直流電源の直流電圧又は第2直流電源の直流電圧を前記第2スイッチ手段のオン/オフにより前記第1交流電圧に対して180度位相差を有する正負非対称波形の第2交流電圧を発生して前記負荷の他端に出力する第2交流電圧発生回路と、
 前記第1スイッチ手段をオン/オフさせるとともに前記第1スイッチ手段のオン/オフに対して180度位相差を設けて前記第2スイッチ手段をオン/オフさせる制御回路とを備え、
 前記負荷の両端電圧は正負対称波形の交流電圧であることを特徴とする交流電源装置。
 前記第1交流電圧発生回路は、前記第1スイッチ手段に接続される1次巻線と誘起される電圧を前記第1交流電圧として出力する2次巻線とを有する第1トランスを有し、
 前記第2交流電圧発生回路は、前記第2スイッチ手段に接続される1次巻線と誘起される電圧を前記第2交流電圧として出力する2次巻線とを有する第2トランスを有することを特徴とする請求項1記載の交流電源装置。
 前記第1交流電圧発生回路は、前記第1トランスの2次巻線と前記負荷の一端との間に接続された第1コンデンサを有し、
 前記第2交流電圧発生回路は、前記第2トランスの2次巻線と前記負荷の他端との間に接続された第2コンデンサを有することを特徴とする請求項2記載の交流電源装置。
 前記第1交流電圧発生回路は、前記第1トランスの2次巻線と前記負荷の一端との間に前記第1トランスの1次巻線及び2次巻線間のリーケージインダクタンスを有し、
 前記第2交流電圧発生回路は、前記第2トランスの2次巻線と前記負荷の他端との間に前記第2トランスの1次巻線及び2次巻線間のリーケージインダクタンスを有することを特徴とする請求項2記載の交流電源装置。
 前記第1交流電圧発生回路は、前記第1トランスの2次巻線と前記負荷の一端との間に接続された第1巻線を有し、
 前記第2交流電圧発生回路は、前記第2トランスの2次巻線と前記負荷の他端との間に接続された第2巻線を有することを特徴とする請求項2記載の交流電源装置。
Description:
交流電源装置

 本発明は、直流電圧をトランスを介して 流電圧に変換し変換された交流電圧を負荷 供給する交流電源装置に関し、特に交流電 を負荷としての放電灯に供給して放電灯を 灯させる技術に関する。

 交流電源装置は、直流電圧をトランスを して交流電圧に変換するもので、交流電圧 より負荷を駆動することができる。この交 電源装置に負荷を接続した装置の一例とし は、交流電圧により負荷としての冷陰極放 灯を点灯させる放電灯点灯装置が知られて る。

 冷陰極放電灯(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lam p)は、一般的に、交流電源装置により、数10kH zの周波数で且つ数百V~千数百Vの電圧が印加 れることにより点灯する。また、外部電極 光灯(EEFL:External Electrode Fluorescent Lamp)と呼 れる蛍光管もある。外部電極蛍光灯と冷陰 放電灯とは電極の構造が相違し、それ以外 相違はほとんどなく、発光原理も冷陰極放 灯と同じである。このため、外部電極蛍光 や冷陰極放電灯を点灯させるための交流電 装置は、原理的には同じである。このため 以下、冷陰極放電灯(放電灯と略称する。)を 用いて説明する。

 放電灯と交流電源装置は、液晶TV、液晶 ニタ、照明装置、液晶表示装置、看板など 用いられている。交流電源装置に求められ 特性としては、(a)交流電圧周波数が50kHz程度 であり、(b)放電灯に印加される電圧は交流電 圧で、正負対称の波形である。

 項目(a)について、放電灯に印加される電 周波数は、一般的におおよそ10kHz~100kHz程度 ある。これは、放電灯の輝度特性や効率特 、放電灯をセットに組み込んだときの輝度 性など、様々な特性を考慮し、ユーザーが 定する。交流電源装置は、決定された周波 、又はその付近の周波数で駆動される。こ ため、交流電源装置の都合で周波数を設定 変化させることができないことが多い。液 TVや液晶モニタ、照明装置などではおおよ 50kHz付近で用いられることが多いので、以下 、50kHzの交流電源装置を用いるものとする。

 項目(b)について、一般的に、放電灯に印 される電圧は交流電圧で、正負対称の波形 ある必要がある。放電灯はガラスのチュー 状になっており、内部には水銀、希ガス等 封入されている。この放電灯に直流電圧を 加しても発光はする。しかし、内部の水銀 片方に片寄ってしまい、次第に放電灯両端 の輝度に差が出てきてしまうため、寿命が しく短くなる。このため、放電灯には交流 圧を印加するが、交流電圧であっても電圧 形の正負の形に違いがあれば、水銀分布の りが生じてしまう可能性がある。このため 正負対称の波形を印加することが求められ 。また、理想的には正弦波や台形波が良く 実際にも正弦波電圧を印加するシステムが い。

 また、液晶TVなどでは映像処理信号や音 処理信号など様々な信号系統があり、それ の周波数と交流電圧の駆動周波数とが干渉 、画像や音声に悪影響を与えることがある このため、交流電圧の駆動周波数を干渉の 生しない一定の周波数で動作させることが められることが多い。

 図1に関連する非共振型ハーフブリッジ回 路を採用した放電灯点灯装置の回路構成図を 示す。この放電灯点灯装置は、直流電源Vinの 直流電圧をMOSFET等からなるスイッチ素子Q1,Q2 図2に示すゲート信号Q1g,Q2gに基づいてスイ チングして矩形波電圧を生成し、リアクト L1とコンデンサC2とのフィルタ作用により正 対称の正弦波電圧にして、トランスT1によ 所望の電圧値に変換してコンデンサC2から電 圧Voutを出力する。これによれば、2つのスイ チ素子で容易に正負対称の正弦波電圧Voutが 得られるので、コスト面で有利である。

 次に、放電灯点灯装置の動作を図2に示す タイミングチャートに従って説明する。時刻 t11~時刻t12において、スイッチ素子Q1がオンす ると、コンデンサC1が充電されるとともにト ンスT1の1次巻線P1に電流が流れる。時刻t13~ 刻t14において、スイッチ素子Q2がオンする 、コンデンサC1が放電してトランスT1の1次巻 線P1に逆方向に電流が流れる。これにより、1 次巻線P1に交流電流が流れる。

 時刻t12~時刻t13、時刻t14~時刻t15の期間で 、主にコンデンサC1とコンデンサC2のキャパ タンス成分と1次巻線P1のインダクタンス成 との直並列共振作用により1次巻線P1に流れ 電流が振動し、ダイオードD1,D2が導通する 間が生じる。電流波形Q1i,Q2iで負側に流れて る電流がそれぞれダイオードD1,D2に流れる 流である。ここで、時刻t11について注目す と、ダイオードD2が導通している時にスイッ チ素子Q1がオンする。ダイオードには蓄積効 があるため、ごくわずかの期間であるが、 イオードは逆方向に電流を流してしまう。 ち、スイッチ素子Q1からスイッチ素子Q2へ短 絡電流が流れる。短絡電流の電流量、時間は 主にダイオードD2の逆回復時間特性で決まる この時間が短いダイオードであれば短絡電 を小さくできるが、原理的にゼロにはなら い。即ち、時刻t11でスイッチ素子Q1がオン た瞬間にスイッチングロスが生じる。

 同様に、時刻t13でもダイオードD1の逆回 時間特性によりスイッチ素子Q2がオンした瞬 間にスイッチングロスが生じる。また、短絡 電流が流れるため、ノイズの面でも不利であ る。即ち、各スイッチ素子Q1,Q2はハードスイ チング動作を行う。

 図3に関連する共振型フルブリッジ回路を 採用した放電灯点灯装置の回路構成図を示す 。この放電灯点灯装置は、直流電源Vinの直流 電圧をスイッチ素子Q1~Q4で図4に示すゲート信 号Q1g~Q4gに基づいてスイッチングして矩形波 圧を生成し、リアクトルL1とコンデンサC2と フィルタ作用により正負対称の正弦波電圧 して、トランスT1により所望の電圧値に変 してコンデンサC2から電圧Voutを出力する。

 図4のタイミングチャートに示すように、 スイッチ素子Q1とスイッチ素子Q2とは、所定 デッドタイムを有するゲート信号Q1g,Q2gによ 相補的にオン/オフ動作する。スイッチ素子 Q3とスイッチ素子Q4とは、所定のデッドタイ を有するゲート信号Q3g,Q4gにより相補的にオ /オフ動作する。スイッチ素子Q1,Q2による第1 アームのゲート信号Q1g,Q2gと、スイッチ素子Q3 ,Q4とによる第2アームのゲート信号Q3g,Q4gとは 180度位相差を有する。図4において、Q1v~Q4v スイッチ素子Q1~Q4のドレイン-ソース間電圧 Q1i~Q4iはスイッチ素子Q1~Q4のドレイン電流、VT は1次巻線P1とリアクトルL1との直列回路の両 電圧、Vs1は2次巻線S1の両端電圧である。

 図3に示す回路は、図4に示すタイミング ャートで共振動作を行うので、各スイッチ 子のオン時にスイッチングロスは発生しな 。また、出力電圧として正負対称の正弦波 圧が得られるので、効率特性重視あるいは イズ特性重視の交流電圧として用いられて る。しかし、4個のスイッチ素子が必要であ ため、コスト面で不利である。

 図5に関連する放電灯点灯装置の配置例1 示す。図5では、放電灯点灯装置である液晶T Vを裏側から見た図である。パネル13aの表側 は放電灯7-1~7-nが併設され、インバータ基板1 1aをパネル13aの右側に寄せて配置してコネク 15a,15b、電線9a,9bを介して放電灯7-1~7-nに接続 する。図6に図5に示す放電灯点灯装置の配置 1の回路例1を示した。

 しかし、図6の回路例1では、パネルのサ ズ、即ち、放電灯がある程度以上長くなっ 場合には回路を構成できない。これは放電 が長くなるほど放電灯のインピーダンスが くなるのでトランスT1には高い出力電圧が必 要になるからである。出力電圧が高いほどト ランスの絶縁構造や安全対策が困難になり、 トランスが大型化、高コスト化してしまう。 一般的には2000~2500Vrms程度の出力電圧が限界 ある。

 放電灯が長い場合には、図7に示す放電灯 点灯装置を用いて、トランスT1とトランスT2 をそれぞれ逆位相で動作することにより、 トランスT1,T2の出力電圧を半分にすることが できる。図8は図7に示す放電灯点灯装置の回 例2の配置例2を示す図である。しかし、図8 は、トランスT2の2次巻線S2の出力配線が長 なってしまう。出力配線は高圧高周波であ ため、出力配線が長いほどリーク電流が増 し効率が低下してしまう。また、ノイズの 生源にもなってしまう。

 図9に示す回路例3は、図8の配置例2の問題 を解決したものである。図9に示す放電灯点 装置は、パネル13aの両端にインバータ基板11 d,11eを配置し、インバータ基板11dに実装され 交流電源装置の交流電圧とインバータ基板1 1eに実装された交流電源装置の交流電圧とを1 80度位相差で動作させて放電灯7-1~7-nに両端に 印加する。制御回路10bは、スイッチ素子Q1~Q4 スイッチングして正負対称の正弦波電圧を ランスT1の2次巻線S1に出力する。制御回路10 cは、スイッチ素子Q1~Q4に対して、180度位相差 を設けてスイッチ素子Q5~Q8をスイッチングし 正負対称の正弦波電圧をトランスT2の2次巻 S2に出力する。これによれば、高圧高周波 線が最短で配置できるため、特に大型液晶 ネルでは良く用いられている。

 なお、関連する技術として例えば、日本 特許公開公報特開平8-162280号がある。

 しかし、図9の回路例3では、2つの交流電 装置が必要であるため、フルブリッジ回路 適用した場合には8つのスイッチ素子が必要 である。また、ハーフブリッジ回路を適用し てスイッチ素子を4個にすることができるが 前述したようにハードスイッチング動作と ってしまうため、スイッチング損失、ノイ の面で不利である。また、図9に示す回路例3 では、制御回路10bと制御回路10cとの2つの制 回路を設けているとともに制御回路間で同 をとる必要があるため、制御回路が増えて 価になる。

 本発明によれば、スイッチ素子の数を削 するとともに、スイッチ素子のスイッチン 損失、ノイズを低減できる交流電源装置を 供することができる。

 上記課題を解決するために、本発明の第1 の技術的側面によれば、交流電源装置は、第 1スイッチ手段を有し第1直流電源の直流電圧 前記第1スイッチ手段のオン/オフにより正 非対称波形の第1交流電圧を発生して負荷の 端に出力する第1交流電圧発生回路と、第2 イッチ手段を有し前記第1直流電源の直流電 又は第2直流電源の直流電圧を前記第2スイ チ手段のオン/オフにより前記第1交流電圧に 対して180度位相差を有する正負非対称波形の 第2交流電圧を発生して前記負荷の他端に出 する第2交流電圧発生回路と、前記第1スイッ チ手段をオン/オフさせるとともに前記第1ス ッチ手段のオン/オフに対して180度位相差を 設けて前記第2スイッチ手段をオン/オフさせ 制御回路とを備え、前記負荷の両端電圧は 負対称波形の交流電圧であることを特徴と る。

 本発明の第2の技術的側面によれば、前記 交流電源装置において、前記第1交流電圧発 回路は、前記第1スイッチ手段に接続される1 次巻線と誘起される電圧を前記第1交流電圧 して出力する2次巻線とを有する第1トランス を有し、前記第2交流電圧発生回路は、前記 2スイッチ手段に接続される1次巻線と誘起さ れる電圧を前記第2交流電圧として出力する2 巻線とを有する第2トランスを有することを 特徴とする。

 本発明の第3の技術的側面によれば、さら に前記交流電源装置において、前記第1交流 圧発生回路は、前記第1トランスの2次巻線と 前記負荷の一端との間に接続された第1コン ンサを有し、前記第2交流電圧発生回路は、 記第2トランスの2次巻線と前記負荷の他端 の間に接続された第2コンデンサを有するこ を特徴とする。

 本発明の第4の技術的側面によれば、第2 技術的側面において、前記第1交流電圧発生 路は、前記第1トランスの2次巻線と前記負 の一端との間に前記第1トランスの1次巻線及 び2次巻線間のリーケージインダクタンスを し、前記第2交流電圧発生回路は、前記第2ト ランスの2次巻線と前記負荷の他端との間に 記第2トランスの1次巻線及び2次巻線間のリ ケージインダクタンスを有することを特徴 する。

 本発明の第5の技術的側面によれば、第2 技術的側面において、前記第1交流電圧発生 路は、前記第1トランスの2次巻線と前記負 の一端との間に接続された第1巻線を有し、 記第2交流電圧発生回路は、前記第2トラン の2次巻線と前記負荷の他端との間に接続さ た第2巻線を有することを特徴とする。

関連する非共振型ハーフブリッジ回路 採用した放電灯点灯装置の回路構成図であ 。 図1に示す放電灯点灯装置の各部のタイ ミングチャートである。 関連する共振型フルブリッジ回路を採 した放電灯点灯装置の回路構成図である。 図3に示す放電灯点灯装置の各部のタイ ミングチャートである。 関連する放電灯点灯装置の配置例1を示 す図である。 図5に示す放電灯点灯装置の配置例1の 路例1を示す図である。 関連する放電灯点灯装置の回路例2を示 す図である。 図7に示す放電灯点灯装置の回路例2の 置例2を示す図である。 関連する放電灯点灯装置の回路例3を示 す図である。 本発明の実施例1の放電灯点灯装置の 成を示す図である。 本発明の実施例1の放電灯点灯装置の 部のタイミングチャートである。 実施例1の放電灯点灯装置の小さな電 を供給する場合の各部のタイミングチャー である。 実施例1の放電灯点灯装置の大きな電 を供給する場合との各部のタイミングチャ トである。 本発明の実施例2の放電灯点灯装置の 成を示す図である。 本発明の実施例3の放電灯点灯装置の 成を示す図である。 本発明の実施例4の放電灯点灯装置の 成を示す図である。 本発明の実施例4の放電灯点灯装置の 部のタイミングチャートである。 本発明の実施例5の放電灯点灯装置の 成を示す図である。

 以下、本発明の交流電源装置の実施の形 を図面を参照しながら詳細に説明する。以 の実施例では、本発明の交流電源装置を放 灯点灯装置に適用した場合について説明す 。この放電灯点灯装置は、本発明の交流電 装置に負荷としての放電灯が接続されて構 される。

 なお、この例では、負荷を放電灯とした 、負荷は放電灯でなくても良く、本発明の 流電源装置は、その他の負荷に適用しても い。

実施例1
 図10は本発明の実施例1の放電灯点灯装置の 成を示す図である。図10において、パネル3a の両端にはインバータ基板1aとインバータ基 1bとが配置されている。

 インバータ基板1aは、直流電源Vinaの直流 圧をスイッチ素子Q1,Q2(第1スイッチ手段)を ン/オフさせることにより正負非対称波形の 1交流電圧を発生して放電灯7-1~7-nの一端に 力する第1交流電圧発生回路を有する。イン ータ基板1bは、直流電源Vinbの直流電圧をス ッチ素子Q3,Q4(第2スイッチ手段)をオン/オフ せることにより第1交流電圧に対して180度位 相差を有する正負非対称波形の第2交流電圧 発生して放電灯7-1~7-nの他端に出力する第2交 流電圧発生回路を有する。

 第1交流電圧発生回路において、直流電源 Vinaの両端にはMOSFET等からなるスイッチ素子Q1 とMOSFET等からなるスイッチ素子Q2との直列回 が接続されている。スイッチ素子Q2のドレ ン-ソース間にはコンデンサC1とリアクトルL1 とトランスT1(第1トランス)の1次巻線P1との直 回路が接続されている。トランスT1の2次巻 S1の両端にはコンデンサC2が並列に接続され 、トランスT1の2次巻線S1とコンデンサC2との 続点(非グランド電位側)には一端が共通に接 続されたバラストコンデンサCa1~Can(第1コンデ ンサ)が接続されている。バラストコンデン Ca1~Canの他端は、放電灯7-1~7-nの一端(a側)に接 続されている。リアクトルL1とコンデンサC2 のフィルタを介して正負非対称波形の交流 圧をコンデンサC2に出力する。

 第2交流電圧発生回路において、直流電源 Vinbの両端にはMOSFET等からなるスイッチ素子Q3 とMOSFET等からなるスイッチ素子Q4との直列回 が接続されている。スイッチ素子Q4のドレ ン-ソース間にはコンデンサC3とリアクトルL2 とトランスT2(第2トランス)の1次巻線P2との直 回路が接続されている。トランスT2の2次巻 S2の両端にはコンデンサC4が並列に接続され 、トランスT2の2次巻線S2とコンデンサC4との 続点(非グランド電位側)には一端が共通に接 続されたバラストコンデンサCb1~Cbn(第2コンデ ンサ)が接続されている。バラストコンデン Cb1~Cbnの他端は、放電灯7-1~7-nの他端(b側)に接 続されている。リアクトルL2とコンデンサC4 のフィルタを介して正負非対称波形の交流 圧をコンデンサC4に出力する。

 なお、スイッチ素子Q1,Q2,Q3,Q4のドレイン- ース間のダイオードD1,D2,D3,D4は、スイッチ 子Q1,Q2,Q3,Q4の寄生ダイオードであっても良い 。また、コンデンサC2,C4は配線等の寄生容量 用いても良い。その場合、コンデンサC2,C4 削除、または小型化できる。また、直流電 は一つでも良い。

 制御回路10は、ゲート信号Q1g,Q2gによりス ッチ素子Q1,Q2(第1アーム)を相補的にオン/オ させるとともに、ゲート信号Q3g,Q4gによりス イッチ素子Q1,Q2のオン/オフに対して180度位相 差を設けてスイッチ素子Q3,Q4(第2アーム)を相 的にオン/オフさせる。

 次にこのように構成された実施例1の放電 灯点灯装置の動作を図11、図12A及び図12Bのタ ミングチャートを参照しながら説明する。

 図11、図12A及び図12Bにおいて、Q1v~Q4vはス ッチ素子Q1~Q4のドレイン-ソース間電圧、Q1i~ Q4iはスイッチ素子Q1~Q4のドレイン電流、Vs1は2 次巻線S1の両端電圧、Vs2は2次巻線S2の両端電 、Vabは、放電灯7-1~7-nの両端電圧である。

 まず、スイッチ素子Q1,Q2の第1アームにつ て説明する。ゲート信号Q1g,Q2gによりスイッ チ素子Q1がオンしスイッチ素子Q2がオフし、 イッチ素子Q1がオフしスイッチ素子Q2がオン る。スイッチ素子Q1とスイッチ素子Q2とが同 時にオンしないように両方のスイッチ素子が オフとなるデットタイムが設けられている。

 制御回路10は、スイッチ素子Q1,Q2のオンデ ューティを制御することにより放電灯7-1~7-n 供給する電力を制御する。図12Aに対して図12 Bに示すように、スイッチ素子Q1のオンデュー ティを広くすると、放電灯7-1~7-nに供給され 電力も増加する。このとき、スイッチ素子Q1 がオンしているときにはスイッチ素子Q2はオ しているので、スイッチ素子Q2のオンデュ ティは小さくなる。スイッチ素子Q3,Q4の動作 についてもスイッチ素子Q1,Q2の動作と同様で る。

 次に、図11のタイミングチャートを用い 図10に示す放電灯点灯装置の詳細な動作を説 明する。

 まず、時刻t2において、スイッチ素子Q1の ゲート信号Q1gが入力されるが、時刻t1におい 、ゲート信号Q2gによりスイッチ素子Q2がオ した時からダイオードD1が導通する。このた め、スイッチ素子Q1のドレイン-ソース間電圧 は、略ゼロになっている(厳密にはダイオー D1の順方向電圧分があるのでゼロではない)

 ダイオードD1の電流はその後、減少する 、この電流がゼロになる前、即ち、スイッ 素子Q1のドレイン-ソース間電圧が略ゼロの 態で、時刻t2において、スイッチ素子Q1のゲ ト信号Q1gが入力される。このため、この時 でスイッチング損失は発生しない。即ち、 イッチ素子Q1がオン時のスイッチングロス ない。また、短絡電流もない。

 スイッチ素子Q2についてもスイッチ素子Q1 と同様である。時刻t3において、スイッチ素 Q1がオフとなり、ダイオードD2が導通する。 このため、スイッチ素子Q2のドレイン-ソース 間電圧は、略ゼロになっている(厳密にはダ オードD2の順方向電圧分があるのでゼロでは ない)。

 ダイオードD2の電流はその後、減少する 、この電流がゼロになる前、即ち、スイッ 素子Q2のドレイン-ソース間電圧が略ゼロの 態で、時刻t2において、スイッチ素子Q2のゲ ト信号Q2gが入力される。このため、この時 でスイッチングロスは発生しない。即ち、 イッチ素子Q2がオン時のスイッチングロス ない。また、短絡電流もない。

 スイッチ素子Q3は、ゲート信号Q3gにより イッチ素子Q1のオン/オフ動作に対して180度 相差を設けてスイッチ素子Q1のオン/オフ動 と同様にオン/オフ動作する。また、スイッ 素子Q4は、ゲート信号Q4gによりスイッチ素 Q2のオン/オフ動作に対して180度位相差を設 てスイッチ素子Q2のオン/オフ動作と同様に ン/オフ動作する。

 このように、図11に示すタイミングで、 御回路10によりスイッチ素子Q1~Q4を動作させ ことにより、スイッチ素子Q1,Q2の第1アーム スイッチ素子Q3,Q4の第2アームは、それぞれ ン時にソフトスイッチング動作となるので スイッチングロスを低減することができる

 また、図10に示す回路は、図11に示すタイ ミングチャートで共振動作しているため、ト ランスT1,T2の2次巻線S1,S2は、正負非対称の電 波形を出力する。図11ではトランスT1,T2の2 巻線電圧Vs1,Vs2が正負非対称の電圧波形とし 示されている。

 しかし、スイッチ素子Q1,Q2の第1アームと スイッチ素子Q3,Q4の第2アームの動作は、そ ぞれ180度位相差を設けているため、2次巻線 電圧Vs1と2次巻線電圧Vs2は、相似形であり、 つ180度位相がずれた状態である。

 2次巻線電圧Vs1が放電灯7-1~7-nの一端に印 され、2次巻線電圧Vs2が放電灯7-1~7-nの他端に 印加されると、放電灯7-1~7-nの両端には2次巻 電圧Vs1と2次巻線電圧Vs2との差電圧が印加さ れる。即ち、放電灯7-1~7-nの両端に印加され 電圧Vabは正負対称波形になる。従って、放 灯7-1~7-nの両端電圧が正負対称波形であるの 、水銀の偏りによる寿命の低減は起きにく 。

 このように実施例1の放電灯点灯装置では 、スイッチ素子Q1,Q2及びスイッチ素子Q3,Q4で 振動作が行え、正負対称の正弦波電圧を放 灯両端に印加でき、さらに高圧高周波配線 最短で配置できる。このため、スイッチ素 の数を削減するとともに、スイッチ素子の イッチング損失、ノイズを低減でき、しか 制御回路も削減できる。

 また、制御回路10は、スイッチ素子Q1~Q4の オンデューティを制御することにより放電灯 7-1~7-nの電力を調整できる。また、制御回路10 は、放電灯7-1~7-nの電流値、トランスT1,T2の巻 線電流、スイッチQ1~Q4の電流等に基づき放電 の電力、電流、輝度を制御することができ 。

 関連技術に係る方式(図6、図7、図9)と実 例1の方式とを、コスト、効率特性、ノイズ 性の各項目で比較する。

 図6の関連技術の方式は全ての項目で良好 であるが、小型サイズの液晶TV用パネル(放電 灯長が短い)の場合しか適用できない。図7、 9の関連技術の方式は、大きなサイズのパネ ル(放電灯長が長い)の場合に適している。し し、図7の関連技術の方式は、高圧配線が長 く、ノイズ特性が良くない。図9の関連技術 方式は、スイッチ素子が8個であり、コスト で不利である。

 これらに対して、実施例1の方式は、大型 サイズの液晶TV用パネルにおいてもコスト、 率特性、ノイズ特性の全ての項目において 図6の方式と同様な特徴を有する良好なシス テムを実現できる。

実施例2
 図13は本発明の実施例2の放電灯点灯装置の 成を示す図である。図13において、パネル3b の両端にはインバータ基板1cとインバータ基 1dとが配置されている。インバータ基板1cは 、正負非対称波形の第1交流電圧を放電灯7-1,7 -2の一端に出力する第1交流電圧発生回路を有 する。インバータ基板1dは、正負非対称波形 第2交流電圧を発生して放電灯7-1,7-2の他端 出力する第2交流電圧発生回路を有する。

 第1交流電圧発生回路において、スイッチ 素子Q2のドレイン-ソース間にはコンデンサC1 リアクトルL1とトランスT1の1次巻線P1との直 列回路が接続されている。トランスT1の2次巻 線S1に直列に接続されたL1rは、トランスT1の1 巻線P1と2次巻線S1との間のリーケージイン クタンスである。トランスT1の2次巻線S1とリ ーケージインダクタンスL1rとの直列回路の両 端にはコンデンサC2が並列に接続され、リー ージインダクタンスL1rとコンデンサC2との 続点は放電灯7-1の一端に接続されている。

 リアクトルL1とトランスT1の1次巻線P1との 直列回路の両端には、リアクトルL3とトラン T3の1次巻線P3との直列回路が接続されてい 。トランスT3の2次巻線S3に直列に接続された L3rは、トランスT3の1次巻線P3と2次巻線S3との のリーケージインダクタンスである。トラ スT3の2次巻線S3とリーケージインダクタン L3rとの直列回路の両端にはコンデンサC5が並 列に接続され、リーケージインダクタンスL3r とコンデンサC5との接続点は放電灯7-2の一端 接続されている。

 第2交流電圧発生回路において、スイッチ 素子Q4のドレイン-ソース間にはコンデンサC3 リアクトルL2とトランスT2の1次巻線P2の直列 回路が接続されている。トランスT2の2次巻線 S2に直列に接続されたL2rは、トランスT2の1次 線P2と2次巻線S2との間のリーケージインダ タンスである。トランスT2の2次巻線S2とリー ケージインダクタンスL2rとの直列回路の両端 にはコンデンサC4が並列に接続され、リーケ ジインダクタンスL2rとコンデンサC4との接 点は放電灯7-1の他端に接続されている。

 リアクトルL2とトランスT2の1次巻線P2との 直列回路の両端には、リアクトルL4とトラン T4の1次巻線P4との直列回路が接続されてい 。トランスT4の2次巻線S4に直列に接続された L4rは、トランスT4の1次巻線P4と2次巻線S4との のリーケージインダクタンスである。トラ スT4の2次巻線S4とリーケージインダクタン L4rとの直列回路の両端にはコンデンサC6が並 列に接続され、リーケージインダクタンスL4r とコンデンサC6との接続点は放電灯7-2の他端 接続されている。コンデンサC2,C4,C5,C6は配 等の寄生容量を用いても良い。その場合、 ンデンサC2,C4,C5,C6は削除または小型化できる 。また、直流電源は一つでも良い。

 なお、制御回路10によるスイッチ素子Q1~Q4 の制御動作及びトランスT1~T4の動作は実施例1 のそれらの動作と同様である。

 実施例1の放電灯点灯装置は、放電灯に電 力を供給する際のバラスト素子として、バラ ストコンデンサCa1~Can、Cb1~Cbnを用いていたが 実施例2では、バラスト素子として、トラン スT1~T4のリーケージインダクタンスLr1~Lr4及び リアクトルL1~L4のインダクタンス成分を用い ことを特徴とする。さらに、トランスの数 リアクトルの数を増やすことにより、さら 多くの放電灯を点灯させることができる。

実施例3
 図14は本発明の実施例3の放電灯点灯装置の 成を示す図である。図14において、パネル3b の両端にはインバータ基板1eとインバータ基 1fとが配置されている。

 図14に示すインバータ基板1eは、図10に示 インバータ基板1aのバラストコンデンサCa1~C anに代えて、巻線P5aとこの巻線P5aに対して逆 性の巻線P5bとを有するトランスT5(第1巻線) 設けている。トランスT1の2次巻線S1とコンデ ンサC2との接続点には、巻線P5aの一端と巻線P 5bの一端(黒丸印側)とが接続されている。巻 P5bの他端は、放電灯7-1の一端に接続され、 線P5aの他端(黒丸印側)は、放電灯7-2の一端に 接続されている。

 図14に示すインバータ基板1fは、図10に示 インバータ基板1bのバラストコンデンサCb1~C bnに代えて、巻線P6aとこの巻線P6aに対して逆 性の巻線P6bとを有するトランスT6(第2巻線) 設けている。トランスT2の2次巻線S2とコンデ ンサC4との接続点には、巻線P6aの一端(黒丸印 側)と巻線P6bの一端とが接続されている。巻 P6bの他端(黒丸印側)は、放電灯7-1の他端に接 続され、巻線P6aの他端は、放電灯7-2の他端に 接続されている。また、直流電源は一つでも 良い。

 なお、制御回路10によるスイッチ素子Q1~Q4 の制御動作及びトランスT1,T2の動作は実施例1 のそれらの動作と同様である。

 実施例3では、放電灯に電力を供給する際 のバラスト素子として、トランスT5,T6のイン クタンス成分を用いたものである。

 トランスT5の巻線P5a,P5b、トランスT6の巻 P6a,P6bは、放電灯7-1,7-2の各々の電流が等しい 場合に、コアの磁束が打ち消される方向に巻 回されている。この場合には、放電灯7-1の電 流値と放電灯7-2の電流値との差が大きいほど インダクタンスが大きくなるため、放電灯7-1 の電流値と放電灯7-2の電流値とを等しくする 効果もある。また、トランスの数を増やすこ とにより、さらに多くの放電灯を点灯させる ことができる。

実施例4
 図15は本発明の実施例4の放電灯点灯装置の 成を示す図である。図15において、パネル3a の両端にはインバータ基板1gとインバータ基 1hとが配置されている。インバータ基板1gは 、直流電源Vinaの直流電圧をスイッチ素子Q1を オン/オフさせることにより正負非対称波形 第1交流電圧を発生して放電灯7-1~7-nの一端に 出力する第1交流電圧発生回路を有する。イ バータ基板1hは、直流電源Vinbの直流電圧を イッチ素子Q2をオン/オフさせることにより 1交流電圧に対して180度位相差を有する正負 対称波形の第2交流電圧を発生して放電灯7-1 ~7-nの他端に出力する第2交流電圧発生回路を する。

 第1交流電圧発生回路において、直流電源 Vinaの両端にはトランスT1の1次巻線P1とMOSFET等 からなるスイッチ素子Q1との直列回路が接続 れている。トランスT1の2次巻線S1の一端(黒 印側)には一端が共通に接続されたバラスト コンデンサCa1~Canが接続されている。バラス コンデンサCa1~Canの他端は、放電灯7-1~7-nの一 端に接続されている。

 第2交流電圧発生回路において、直流電源 Vinbの両端にはトランスT2の1次巻線P2とMOSFET等 からなるスイッチ素子Q2との直列回路が接続 れている。トランスT2の2次巻線S2の一端(黒 印側)には一端が共通に接続されたバラスト コンデンサCb1~Cbnが接続されている。バラス コンデンサCb1~Cbnの他端は、放電灯7-1~7-nの一 端に接続されている。なお、直流電源は一つ でも良い。

 制御回路10aは、図16に示すゲート信号Q1g よりスイッチ素子Q1をオン/オフさせるとと に、ゲート信号Q2gによりスイッチ素子Q1のオ ン/オフに対して180度位相差を設けてスイッ 素子Q2をオン/オフさせる。

 このような実施例4によっても、実施例1 動作と同様な動作が行われ、実施例1の効果 同様な効果が得られる。

実施例5
 図17は本発明の実施例5の放電灯点灯装置の 成を示す図である。図10に示す実施例1では トランスT1,T2の2次巻線S1,S2には高電圧を発 させていた。トランスT1,T2とで絶縁を行う場 合、トランスT1,T2は各種安全規格で指定され 絶縁距離等の条件を満たす必要がある。こ 場合、トランスT1,T2の2次巻線S1,S2の電圧が いほど、これらの条件は厳しくなり、トラ スT1,T2が大型化及び高価格化する。

 そこで、実施例5では、トランスT1の2次巻 線S1の両端にリアクトルL1を介して昇圧トラ スT3aの1次巻線P3を接続し、昇圧トランスT3a 2次巻線S3aの一端を放電灯7-1の一端に接続し 昇圧トランスT3aの2次巻線S3bの一端を放電灯 7-2の一端に接続している。また、2次巻線S3a 2次巻線S3bとの直列回路の両端には、コンデ サC2aとコンデンサC2bとの直列回路が接続さ 、コンデンサC2aとコンデンサC2bとの接続点 接地されている。

 また、トランスT2の2次巻線S2の両端にリ クトルL2を介して昇圧トランスT4aの1次巻線P4 を接続し、昇圧トランスT4aの2次巻線S4aの一 を放電灯7-1の他端に接続し、昇圧トランスT4 aの2次巻線S4bの一端を放電灯7-2の他端に接続 ている。また、2次巻線S4aと2次巻線S4bとの 列回路の両端には、コンデンサC4aとコンデ サC4bとの直列回路が接続され、コンデンサC4 aとコンデンサC4bとの接続点は接地されてい 。

 なお、その他の構成は図10に示す実施例1 構成と同一であるので、同一部分には同一 号を付する。ここでは、放電灯は2個である 。また、直流電源は一つでも良い。

 以上の構成によれば、トランスT1,T2で各 安全規格で求められた絶縁を行い、昇圧ト ンスT3a,T4aで昇圧を行う。このため、図17に すトランスT1,T2の電圧は、図10に示す実施例1 のトランスT1,T2の電圧よりも低く抑えること できるので、上記問題を回避できる。

 また、リアクトルL1は、トランスT1又はト ランスT3aのリーケージインダクタンスを利用 することで削除又は小型化できる。同様に、 リアクトルL2は、トランスT2又はトランスT4a リーケージインダクタンスを利用すること 削除又は小型化できる。また、トランスT3a,T 4aを増やすことで、より多くの放電灯を点灯 せることができる。

 なお、実施例1乃至実施例5の放電灯点灯 置では、放電灯が複数個であったが、放電 は単数(1灯)であっても良い。

発明の効果
 本発明によれば、第1交流電圧発生回路は、 正負非対称波形の第1交流電圧を負荷の一端 出力し、第2交流電圧発生回路は、第1交流電 圧に対して180度位相差を有する正負非対称波 形の第2交流電圧を負荷の他端に出力するこ で、負荷の両端には、交流電圧の波形を正 対称とすることができる。このため、スイ チ素子の数を削減するとともに、スイッチ 子のスイッチング損失、ノイズを低減でき しかも制御回路も削減できる。

(米国指定)
 本国際特許出願は米国指定に関し、2007年9 27日に出願された日本国特許出願第2007-251728 (2007年9月27日出願)について米国特許法第119 (a)に基づく優先権の利益を援用し、当該開 内容を引用する。