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Patent Searching and Data


Title:
ANTIALIAS DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084543
Kind Code:
A1
Abstract:
Antialias selection condition data (200) is inputted to an antialias selection condition data input means (3). An antialias technique determining means (5) determines the antialias technique corresponding to data to be drawn on the basis of the antialias selection condition data (200). An antialias technique selecting means (6) selects the determined antialias technique data from antialias technique data (300) inputted to an antialias technique data input means (4). An antialias-processing means (7) performs the antialias-processing of the data to be drawn by using the antialias technique data selected by the antialias technique selecting means (6).

Inventors:
TOMARU YOSHIHIRO (JP)
HARADA MASAYUKI (JP)
NAITO MANAMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/050252
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
January 11, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
TOMARU YOSHIHIRO (JP)
HARADA MASAYUKI (JP)
NAITO MANAMI (JP)
International Classes:
G06T15/50; G06T15/00
Foreign References:
JP2004004830A2004-01-08
JPH1196347A1999-04-09
JP2002298154A2002-10-11
JP2001143100A2001-05-25
JP2002197486A2002-07-12
JP2003303349A2003-10-24
Attorney, Agent or Firm:
TAZAWA, Hiroaki et al. (SannoAkasaka Sanno Center Bldg. 5F,12-4, Nagata-cho 2-chom, Chiyoda-ku Tokyo 14, JP)
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Claims:
 複数のアンチエイリアス手法のうち、描画対象データ毎にどのアンチエイリアス手法を選択するかを入力するアンチエイリアス選択条件データ入力手段と、
 前記アンチエイリアス選択条件データ入力手段で入力された条件に基づいて、前記複数のアンチエイリアス手法のいずれかを選択するアンチエイリアス手法選択手段と、
 前記アンチエイリアス手法選択手段で選択された手法に基づいて前記描画対象データのアンチエイリアス処理を行うアンチエイリアス処理手段とを備えたアンチエイリアス装置。
 描画対象データは、3Dポリゴンデータであることを特徴とする請求項1記載のアンチエイリアス装置。
 描画対象データは、文字データであることを特徴とする請求項1記載のアンチエイリアス装置。
 描画対象データは、画像データであることを特徴とする請求項1記載のアンチエイリアス装置。
 複数のアンチエイリアス手法のうち、画素毎にどのアンチエイリアス手法を選択するかを入力するアンチエイリアス選択条件データ入力手段と、
 前記アンチエイリアス選択条件データ入力手段で入力された条件に基づいて、描画対象データの画素毎に、前記複数のアンチエイリアス手法のいずれかを選択するアンチエイリアス手法選択手段と、
 前記アンチエイリアス手法選択手段で選択された手法に基づいて前記描画対象データの画素毎にアンチエイリアス処理を行うアンチエイリアス処理手段とを備えたアンチエイリアス装置。
 アンチエイリアス選択条件データ入力手段は、特定の座標値を有する画素毎に選択条件を入力することを特徴とする請求項5記載のアンチエイリアス装置。
 アンチエイリアス選択条件データ入力手段は、特定の画素値を有する画素毎に選択条件を入力することを特徴とする請求項5記載のアンチエイリアス装置。
 アンチエイリアス選択条件データ入力手段は、特定の深度値を有する画素毎に選択条件を入力することを特徴とする請求項5記載のアンチエイリアス装置。
Description:
アンチエイリアス装置

 この発明は、描画データにおける物体の 郭を滑らかに変化させるアンチエイリアス 行うアンチエイリアス装置に関するもので る。

 従来のアンチエイリアス手法は、ラスタラ ズされたデータに対し、ある選択条件、例 ば色版、画素値、範囲を設けることによっ 、選択的に所定の部分にアンチエイリアス 行っていた(例えば、特許文献1参照)。
 具体的には、ラスタライズされた画像デー に対し、例えば選択条件を座標x=100~200、y=30 0~400とするならば、前記範囲にxy座標が収ま ピクセルのみにアンチエイリアスをかける このような方法では、所定の位置のみにア チエイリアス処理をかけるため、処理が効 化されアンチエイリアシング処理にかかる 間を大幅に低減できるという効果を持つ。

特開平11-96347号公報

 しかしながら、上記従来のアンチエイリ ス手法は、選択範囲により所定の場所への ンチエイリアスの有無を決める。つまり、 ンチエイリアス有り無しの両極端でしか設 できないため、アンチエイリアス有無の境 が顕著に目立つ等、必ずしも描画されるデ タに対して適したアンチエイリアシングで ないといった問題点があった。

 この発明は上記のような課題を解決する めになされたもので、描画されるデータに したアンチエイリアシングを行うことので るアンチエイリアス装置を得ることを目的 する。

 この発明に係るアンチエイリアス装置は アンチエイリアス選択条件データ入力手段 り、複数のアンチエイリアス手法のうち、 画対象データ毎にどのアンチエイリアス手 を選択するかを示すアンチエイリアス選択 件データを入力し、アンチエイリアス処理 段は、アンチエイリアス選択条件データに 応したアンチエイリアス手法を用いて描画 象データ毎にアンチエイリアス処理を行う うにしたものである。このことによって、 画対象データに適したアンチエイリアシン を行うことができる。

この発明の実施の形態1によるアンチエ イリアス装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるアンチエ イリアス装置のアンチエイリアス手法を示す 説明図である。 この発明の実施の形態1によるアンチエ イリアス装置のz比較を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるアンチエ イリアス装置の動作を示すフローチャートで ある。 この発明の実施の形態2によるアンチエ イリアス装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるアンチエ イリアス装置のアンチエイリアス手法を示す 説明図である。 この発明の実施の形態2によるアンチエ イリアス装置の動作を示すフローチャートで ある。

 以下、この発明をより詳細に説明するため 、この発明を実施するための最良の形態に いて、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
 図1は、この発明の実施の形態1によるアン エイリアス装置を示す構成図である。
 図示のアンチエイリアス装置は、描画デー 入力手段1、描画データ展開手段2、アンチ イリアス選択条件データ入力手段3、アンチ イリアス手法データ入力手段4、アンチエイ リアス手法決定手段5、アンチエイリアス手 選択手段6、アンチエイリアス処理手段7、画 像書き込み手段8、画像メモリ9を備えている

 描画データ入力手段1は、複数のポリゴン データ(描画対象データ)などの描画データ100 取得する手段、描画データ展開手段2は描画 データ入力手段1からの得た複数のポリゴン ータなどの描画データ100を各ポリゴンデー に展開する手段、アンチエイリアス選択条 データ入力手段3は、アンチエイリアスを選 的に適用するための条件であるアンチエイ アス選択条件データ200を取得する手段、ア チエイリアス手法データ入力手段4は、複数 のアンチエイリアス手法のデータであるアン チエイリアス手法データ300を取得する手段で ある。アンチエイリアス手法決定手段5は、 画データ展開手段2からの個別描画データと ンチエイリアス選択条件データ入力手段3か らのアンチエイリアス選択条件データ200より 複数のアンチエイリアス手法の集合であるア ンチエイリアス手法データ300から一つのアン チエイリアス手法を決定しアンチエイリアス 手法番号を出力する手段、アンチエイリアス 手法選択手段6は、アンチエイリアス手法決 手段5からのアンチエイリアス手法番号より ンチエイリアス手法を選択する手段、アン エイリアス処理手段7は、描画データ展開手 段2からの個別描画データに対しアンチエイ アス手法選択手段6で取得したアンチエイリ ス手法によりアンチエイリアス処理を行う 段、画像書き込み手段8は、アンチエイリア ス処理手段7により処理された画像データを 像メモリ9に書き込む手段である。

 尚、本発明のアンチエイリアス装置はコ ピュータによって実現され、上記描画デー 展開手段2及びアンチエイリアス手法決定手 段5~画像書き込み手段8は、それぞれの機能に 対応したソフトウェアと、これらのソフトウ ェアを実行するためのCPUやメモリといったハ ードウェアで構成されている。

 次に、実施の形態1のアンチエイリアス装置 の動作について説明する。
 この実施の形態では、描画データ100は二つ ポリゴンデータの集合であり、それぞれの リゴンデータのポリゴン番号を1,2とする。 た、アンチエイリアス選択条件データ200は 二つのポリゴンに関する条件判定データで り、アンチエイリアス手法データ300は、二 のアンチエイリアス手法を含むデータであ 。この二つのアンチエイリアス手法の番号 それぞれ1,2とする。

 アンチエイリアス選択条件データ200を、( ポリゴン番号、アンチエイリアス手法番号) リストとした場合、((1,1)、(2,2))が具体的な 件データである。また、アンチエイリアス 法データ300は、例えば、((4サンプルアンチ イリアス手法)、(6サンプルアンチエイリア 手法))であるとする。

 図2は、アンチエイリアス手法データ300の説 明図であり、4サンプル、6サンプルアンチエ リアス手法について示したものである。
 図中(a)は、幾何データをアンチエイリアス しに画像データに書き出した様子を示す。 般に、ピクセル中心にポリゴンが被覆して るか否かでピクセルの色が決まる。図中(b) 、4サンプルアンチエイリアスの例を示した ものであるが、ピクセル中の4点をサンプリ グポイントとして各ポイントにてポリゴン 被覆しているか判断し、その被覆率にてピ セル色を決定する。この場合、中心ピクセ は4点中3点被覆しているため、ピクセル色を 3/4倍してピクセル色を決定する。図中(c)に示 す6サンプルアンチエイリアスは、4点を6点で サンプリングポイントをとったものである。 被覆率によりピクセル色を変更することでア ンチエイリアス無しに比べジャギーとよばれ る見た目のギザギザが軽減される。また、画 像書き込み手段8での書き込み処理はz比較処 を伴った書き込み処理である。

 図3は、z比較を示す説明図である。
 z比較とは深度と呼ばれる奥行きによる比較 であり、深度が大きければ奥であり、深度が 小さければ手前であることを示す。二つのポ リゴンをz比較により書き込む場合、同様の 像メモリ9に書き込む予定の二つの画素の深 を比較し、手前にある画素、つまり深度の さいほうの画素データを書き込む。図はポ ゴンの深度を横線のパターンで表したもの あり、パターンP1は深度:小、パターンP2は 度:中、パターンP3は深度:大であることを表 ている。また、図中の黒点は二つのポリゴ にて同様の座標の点を示しているが、第2の ポリゴンデータ100bの点の深度は第1のポリゴ データ100aの点の深度より小さいため、z比 の後、画像メモリ9に書き込まれるのは第2の ポリゴンデータ100bの点となる。

 図4は、実施の形態1のアンチエイリアス装 の動作を示すフローチャートである。
 本実施の形態の流れは、先ず、描画データ 力手段1により二つのポリゴンを含む描画デ ータ100を取得し(ステップST101)、アンチエイ アス選択条件データ入力手段3によりアンチ イリアス選択条件データ200を取得し(ステッ プST102)、アンチエイリアス手法データ入力手 段4により二つのアンチエイリアス手法を含 アンチエイリアス手法データ300を取得する( テップST103)。データ入力が終わると、描画 ータ展開手段2は、取得された二つのポリゴ ンからなる描画データ100を、第1のポリゴン ータ、第2のポリゴンデータに展開し、ポリ ンデータを一つずつ出力する(ステップST104 ST105)。この場合は、先ず第1のポリゴンデー タが出力される。

 次に、アンチエイリアス手法決定手段5は 、アンチエイリアス選択条件データ入力手段 3に入力されたアンチエイリアス選択条件デ タ200を用いて、アンチエイリアス手法を決 するためのアンチエイリアス手法番号を決 する(ステップST106)。アンチエイリアス選択 件データ200は((1,1)、(2,2))であり、ポリゴン ータは1番目であるため、(1,1)の判定条件に 致し、アンチエイリアス手法番号は1と決定 される。

 次に、アンチエイリアス手法選択手段6に より、第1のポリゴンデータを対象とするア チエイリアス手法を、アンチエイリアス手 決定手段5からの出力であるアンチエイリア 手法番号に基づいて、アンチエイリアス手 データ入力手段4から出力されたアンチエイ リアス手法データ300から選択し読み出す(ス ップST107)。この場合、アンチエイリアス手 データ300が((4サンプルアンチエイリアス手 )、(6サンプルアンチエイリアス手法))であり 、アンチエイリアス手法決定手段5からの出 のアンチエイリアス手法番号が1であるため 1番目の手法、つまり4サンプルアンチエイ アス手法が選択され読み出される。

 次に、アンチエイリアス処理手段7により 、アンチエイリアス手法選択手段6からの出 であるアンチエイリアス手法を用いて対象 リゴンにアンチエイリアス処理を行う(ステ プST108)。この場合、第1のポリゴンデータに 対し4サンプルアンチエイリアスを掛けるこ となる。

 次に、アンチエイリアス処理されたデー を画像書き込み手段8により画像メモリ9に き込み処理する(ステップST109)。ここまで終 すると、ステップST105へと戻り、描画デー 展開手段2による二つ目の第2のポリゴンデー タを出力する。その後は、第1のポリゴンデ タの場合と同様にアンチエイリアス手法決 手段5によりアンチエイリアス手法番号を決 する(ステップST106)。この場合はポリゴン番 号が2であるため、(2,2)に合致し、アンチエイ リアス手法番号は2となる。次に、アンチエ リアス手法選択手段6により、アンチエイリ ス手法番号が2である6サンプルアンチエイ アス手法を選択し読み出す(ステップST107)。 に、アンチエイリアス処理手段7により、第 2のポリゴンデータに6サンプルアンチエイリ ス手法を用いてアンチエイリアス処理を行 (ステップST108)。更に、画像書き込み手段8 より、アンチエイリアスされた第2のポリゴ データを画像メモリ9に書き込むが、第1の リゴンデータと第2のポリゴンデータ間でz比 較を行った後に画像メモリ9への書き込みを う(ステップST109)。その後は、ステップST105 と戻るが展開するデータが存在しないため 了となる。

 尚、上記実施の形態1において、描画デー タ100は、3次元的なポリゴンデータではなく 2次元の文字や画像データでも問題はなく、 たその個数にも制限はない。例えば、特定 文字データに対してアンチエイリアスを適 する例としては、全ての文字に均一なアン エイリアスを掛けるのではなく、選択的に ンチエイリアスを掛けることによって、綺 な文字、粗っぽい文字を使い分け、文字の 調の効果を期待することができる。また、 定の画像データへの適用例としては、文字 ータと同様に、画像に対するアンチエイリ スの綺麗、粗っぽいを使い分け、特定の画 の強調効果を期待することができ、しかも 算効率の向上を図ることができる。

 また、入力するアンチエイリアス手法デ タ300は、4、6サンプルアンチエイリアス手 だけでなく、ユーザが提示する手法全てに いて適用可能であり、その個数にも制限は い。また、画像書き込み手段8はz比較による 書き込みではなく、上書き、追記などの処理 でも問題はない。

 以上のように、実施の形態1のアンチエイ リアス装置によれば、複数のアンチエイリア ス手法のうち、描画対象データ毎にどのアン チエイリアス手法を選択するかを入力するア ンチエイリアス選択条件データ入力手段と、 アンチエイリアス選択条件データ入力手段で 入力された条件に基づいて、複数のアンチエ イリアス手法のいずれかを選択するアンチエ イリアス手法選択手段と、アンチエイリアス 手法選択手段で選択された手法に基づいて描 画対象データのアンチエイリアス処理を行う アンチエイリアス処理手段とを備えたので、 描画対象データに適したアンチエイリアシン グを行うことができる。

 また、実施の形態1のアンチエイリアス装 置によれば、描画対象データを3Dポリゴンデ タとしたので、対象とするポリゴンデータ に任意にアンチエイリアスのレベルを変更 ることができる等、ポリゴンデータ毎に最 なアンチエイリアシングを行うことができ 。

 また、実施の形態1のアンチエイリアス装 置によれば、描画対象データを文字データと したので、文字データ毎に最適なアンチエイ リアシングを行うことができ、例えば、文字 の強調の効果を期待することができる。

 また、実施の形態1のアンチエイリアス装 置によれば、描画対象データを画像データと したので、特定の画像データ毎に最適なアン チエイリアシングを行うことができ、例えば 、特定の画像への強調効果を期待することが できる。

実施の形態2.
 上記実施の形態1では、描画データ100の描画 対象データ毎にアンチエイリアス手法を選択 可能にするようにしたものであるが、実施の 形態2は、描画する画像内で選択的にアンチ イリアス手法を変更するようした例である

 図5は、実施の形態2によるアンチエイリア 装置の構成図である。
 図示のアンチエイリアス装置は、描画デー 入力手段1、描画データ展開手段2、アンチ イリアス選択条件データ入力手段3a、アンチ エイリアス手法データ入力手段4、アンチエ リアス手法決定手段5、アンチエイリアス手 選択手段6、アンチエイリアス処理手段7、 像メモリ9、画像展開手段10、画素単位送信 段11、一時メモリ12、画素書き込み手段13、 了判定手段14を備えている。ここで、アンチ エイリアス選択条件データ入力手段3a、画像 開手段10~完了判定手段14以外の構成は、実 の形態1における構成と同様であるため、対 する部分に同一符号を付してその説明は省 する。

 アンチエイリアス選択条件データ入力手 3aは、複数のアンチエイリアス手法を示す ンチエイリアス手法データ300のうち、描画 ータ100の画素毎にどのアンチエイリアス手 を選択するかを示すアンチエイリアス選択 件データ200aを入力するための手段である。 た、画像展開手段10は、描画データ展開手 2からの個別描画データを画像データに展開 る手段、画素単位送信手段11は、画像展開 段10からの画像データを1画素ずつ送信する 段、一時メモリ12は、画像展開手段10からの 像データを保存する保存領域、画素書き込 手段13は、アンチエイリアス処理手段7によ アンチエイリアスされた画素データを画像 モリ9に書き込む手段、完了判定手段14は画 メモリ9への書き込みが全画素分終了したか 判定する手段である。

 次に、実施の形態2のアンチエイリアス装置 の動作について説明する。
 実施の形態2では、描画データ100は二つのポ リゴンデータ(描画対象データ)の集合であり アンチエイリアス選択条件データ200aは、各 画素に関するアンチエイリアス条件判定デー タであり、アンチエイリアス手法データ300は 、二つのアンチエイリアス手法を含むデータ であるとする。また、アンチエイリアス選択 条件データ200aは、(xy座標領域条件、アンチ イリアス手法番号)のリストとする。具体的 アンチエイリアス選択条件データ200aとして は、例えば、((x<100,1)、(x≧100,2))といった 件データである。更に、アンチエイリアス 法データ300は、((第1のアンチエイリアス手 )、(第2のアンチエイリアス手法))とする。こ こで、第1のアンチエイリアス手法及び第2の ンチエイリアス手法は、実施の形態1と同様 の手法でも実施可能であるが、次に示すよう に異なる手法であってもよい。

 図6は、実施の形態2における第1のアンチエ リアス手法を示す説明図である。
 この手法は、対象ピクセルに対し、それと 囲8ピクセルを含む計9個のピクセルのポリ ン被覆率を対象ピクセル色に積算させるこ でアンチエイリアスを行う手法である。図6 おいて、画像データ600aはアンチエイリアス 前の画像データと対象ピクセル601を表し、画 像データ600bは、9個のピクセルのサンプリン ポイント602を示している。また、画像デー 600cはアンチエイリアス後の画像データを表 している。

 また、第2のアンチエイリアス手法として は、例えば、中心画素のその右上、右下、左 上、左下の4ピクセルを含む計5点のサンプリ グを行い、そのポリゴン被覆率を対象ピク ル色に積算させることでアンチエイリアス 行う、といった手法を用いることができる また、画素書き込み手段13での書き込み処 は、実施の形態1と同様、z比較による書き込 みである。

 図7は、実施の形態2のアンチエイリアス装 の動作を示すフローチャートである。
 本実施の形態の流れは、先ず、描画データ 力手段1により二つのポリゴンを含む描画デ ータ100を取得し(ステップST201)、アンチエイ アス選択条件データ入力手段3aによりアンチ エイリアス選択条件データ200を取得し(ステ プST202)、アンチエイリアス手法データ入力 段4により二つのアンチエイリアス手法を含 アンチエイリアス手法データ300を取得する( ステップST203)。データ入力が終了すると、次 に取得された二つのポリゴンからなる描画デ ータ100を描画データ展開手段2によって、第1 ポリゴンデータ、第2のポリゴンデータに展 開し(ステップST204,ST205)、ポリゴンデータを つずつ出力する。この場合先ず第1のポリゴ データが出力される。

 次に、画像展開手段10により、第1のポリ ンデータが画像データとして出力される。 のとき画像データは一時メモリ12に書き込 れる。次に、画素単位送信手段11により、画 像展開手段10からの画像データを画素単位に 割して画素値、座標値、深度値などのデー を送信する(ステップST207)。次に、アンチエ イリアス手法決定手段5により、入力された ンチエイリアス選択条件データ200を条件と て送信された画素に適用するアンチエイリ ス手法の番号を決定する(ステップST208)。ア チエイリアス選択条件データ200aは、((x<10 0,1)、(x≧100,2))であるため、画素のx座標が100 満であれば1を、100以上であれば2をアンチ イリアス手法番号として出力する。

 次に、アンチエイリアス手法選択手段6に より、アンチエイリアス手法決定手段5から 出力であるアンチエイリアス手法番号のつ たアンチエイリアス手法を入力したアンチ イリアス手法データ300から選択し読み出す( テップST209)。アンチエイリアス手法データ3 00が((第1のアンチエイリアス手法)、(第2のア チエイリアス手法))であるため、アンチエ リアス手法番号が1であれば第1のアンチエイ リアス手法、2であれば第2のアンチエイリア 手法が選ばれる。つまり、画素のx座標が100 未満であれば第1のアンチエイリアス手法が 100以上であれば第2のアンチエイリアス手法 選ばれる。

 次に、画素書き込み手段13により、アン エイリアス手法選択手段6により選ばれたア チエイリアス手法によってアンチエイリア 処理がなされ(ステップST210)、画素書き込み 手段13により、z比較を用いた画像メモリ9へ 書き込みが行われる(ステップST211)。このと 、アンチエイリアス処理をする際には周辺 素のデータを持つ一時メモリ12を用いてア チエイリアス処理を行う。書き込みが終わ と完了判定手段14により、画像展開手段10で 開された画像データの画素が全て処理され かを判定し(ステップST212)、終わっていなけ ればステップST207に戻って画素単位送信手段1 1により次の画素データを送信し、終わって ればステップST205に戻って描画データ展開手 段2にて次の個別描画データを送る。もし個 描画データもなければ、処理を終了する。

 尚、アンチエイリアス選択条件データ200a は、xy座標に関する条件だけでなく、画素値 深度データを条件とすることももちろん可 である。例えば、画素値に応じてアンチエ リアス手法を変化させる例としては、輝度 高いジャギーの目立ちやすい部分には細か アンチエイリアスを掛け、逆にそれ以外の 分には粗いアンチエイリアスを掛けるとい た条件とする。このようにすることで見た 上アンチエイリアスが掛かった表示とする とができ、しかも、細かい/粗いを使い分け ることで処理の高速化を図ることができる。 また、深度データに応じてアンチエイリアス 手法を変化させる例としては、深度値が小さ い、つまり3D空間で手前に配置されているオ ジェクトに関しては細かいアンチエイリア を掛け、逆にそれ以外の比較的奥にあるよ な深度値の大きいオブジェクトに関しては いアンチエイリアスを掛ける。このように ることで、精細な表示が必要な手前にある ブジェクトには綺麗にアンチエイリアスが かり、奥の方のオブジェクトに関しては粗 ぽいアンチエイリアスが掛かることになる 、これは見た目上、目立たない。このよう 処理により、見た目上はアンチエイリアス 掛かった表示を行うことができ、かつ、細 い、粗いを使い分けることで処理の高速化 図ることができる。

 また、入力するアンチエイリアス手法デ タ300は、第1のアンチエイリアス手法だけで なく、ユーザが提示する手法全てにおいて適 用可能であり、その個数にも制限はない。ま た、画素書き込み手段13は、z比較による書き 込みではなく、上書き、追記などの処理でも 問題はない。

 以上のように、実施の形態2のアンチエイ リアス装置によれば、複数のアンチエイリア ス手法のうち、画素毎にどのアンチエイリア ス手法を選択するかを入力するアンチエイリ アス選択条件データ入力手段と、アンチエイ リアス選択条件データ入力手段で入力された 条件に基づいて、描画対象データの画素毎に 、複数のアンチエイリアス手法のいずれかを 選択するアンチエイリアス手法選択手段と、 アンチエイリアス手法選択手段で選択された 手法に基づいて描画対象データの画素毎にア ンチエイリアス処理を行うアンチエイリアス 処理手段とを備えたので、アンチエイリアシ ングの適用範囲を画素毎に決めることができ 、描画されるデータに適したアンチエイリア シングを行うことができる。

 また、実施の形態2のアンチエイリアス装置 によれば、アンチエイリアス選択条件データ 入力手段は、特定の座標値を有する画素毎に 選択条件を入力するようにしたので、領域毎 に任意にアンチエイリアスのレベルを変更す ることができ、描画データに対して効果的に アンチエイリアスを掛けることができると共 に、処理の高速化を図ることができる。
る。

 また、実施の形態2のアンチエイリアス装 置によれば、アンチエイリアス選択条件デー タ入力手段は、特定の画素値を有する画素毎 に選択条件を入力するようにしたので、描画 データに対して効果的にアンチエイリアスを 掛けることができると共に、処理の高速化を 図ることができる。

 また、実施の形態2のアンチエイリアス装 置によれば、アンチエイリアス選択条件デー タ入力手段は、特定の深度値を有する画素毎 に選択条件を入力するようにしたので、描画 データに対して効果的にアンチエイリアスを 掛けることができると共に、処理の高速化を 図ることができる。

 以上のように、この発明に係るアンチエ リアス装置は、描画データに対し、複数の ンチエイリアス手法の中からいずれかのア チエイリアス手法を選択してアンチエイリ ス処理をする構成に関するものであり、画 表示装置に用いるのに適している。