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Title:
ASSIST DEVICE FOR MOVABLE BODY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044783
Kind Code:
A1
Abstract:
In an assist device, a catcher member is provided so as to be movable between a standby position and a retracted position, and at the standby position, the catcher member is positioned at the standby position by holding means while being urged by urging means. When a movable body is moved to a predetermined position, a striker member is caught and engaged with the catcher member positioned at the standby position, holding of the catcher member by the holding means is released to allow the catcher member to move or relatively move up to the retracted position by being urged by the urging means. This causes the urging force to be applied to the movable body up to the position where the movement of the catcher member ends. The assist device further has operation means that can move the catcher member, having been moved to the retracted position without catching the striker member, toward the standby position.

Inventors:
TOMIOKA KAZUYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/067857
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
October 01, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIFCO INC (JP)
TOMIOKA KAZUYUKI (JP)
International Classes:
E05F1/10; E05F1/16; E05F3/00
Foreign References:
JP2007255018A2007-10-04
JP2006200301A2006-08-03
JP2006169723A2006-06-29
JP2005034348A2005-02-10
JP2007177459A2007-07-12
JP2007107211A2007-04-26
JP2006169905A2006-06-29
JP2006332237A2006-12-08
JP2007101629A2007-04-09
JP2007258647A2007-10-02
Other References:
See also references of EP 2261450A4
Attorney, Agent or Firm:
OGAWA, Toshiharu (SIA Kanda Square 17, Kanda-konyacho, Chiyoda-k, Tokyo 35, JP)
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Claims:
 固定体に支持された可動体の少なくとも往動を、所定移動位置より移動終了位置まで、付勢手段によって補助する可動体のアシスト装置であって、
 固定体及び可動体のいずれか一方に備えられるストライカ部材と、これらの他方に備えられるキャッチャー部材とを有しており、
 キャッチャー部材は、待機位置と引き込み位置との間に亘る移動可能に備えられると共に、待機位置においては付勢手段に蓄勢させた状態で保持手段によってこの待機位置に位置づけられるようになっており、
 所定移動位置に可動体を往動させたときに、ストライカ部材は待機位置に位置づけられたキャッチャー部材に捕捉掛合され、続いて保持手段による保持が解除されてキャッチャー部材は引き込み位置まで付勢手段の付勢により移動されてこの付勢力を移動終了位置まで可動体に作用させるようになっており、
 しかも、ストライカ部材を捕捉しない状態で引き込み位置に移動又は相対的に移動されたキャッチャー部材を待機位置に向けて移動操作可能とする操作手段を備えていることを特徴とする可動体のアシスト装置。
 ストライカ部材が、ストライカベースと、このストライカベースから付勢によって引き込み可能に突出したストライカ軸とから構成されており、
 キャッチャー部材は、回動体として構成されていると共に、その外周において開放されてその回動中心側に向けて続くストライカ軸の掛合凹部を備えており、所定移動位置に可動体を往動させたときに待機位置にあるキャッチャー部材のこの掛合凹部にストライカ軸が入り込み、これに続く付勢手段の付勢によるキャッチャー部材の引き込み位置への回動によりこの付勢力を移動終了位置まで可動体に作用させるようになっていると共に、
 ストライカ部材を捕捉しない状態で引き込み位置にキャッチャー部材が移動された状態において、ストライカ部材における掛合凹部の側方箇所への当接に伴う付勢に抗したストライカ軸の引き込みによって移動終了位置に向けた可動体の往動を許容させていることを特徴とする請求項1に記載の可動体のアシスト装置。
 操作手段が、付勢手段の付勢力をキャッチャー部材に伝達する伝達部材を介して、キャッチャー部材を待機位置に向けて移動させるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可動体のアシスト装置。
 操作手段が、付勢手段の付勢力をキャッチャー部材に伝達する伝達部材に一体に備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可動体のアシスト装置。
 操作手段が、キャッチャー部材に一体に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可動体のアシスト装置。
Description:
可動体のアシスト装置

 この発明は、固定体に支持された可動体 少なくとも往動を、所定移動位置より移動 了位置まで、付勢手段によって補助する機 の改良に関する。

 扉を閉じるときに、この扉の所定回動位 より閉じきった位置まで、付勢手段によっ この扉の回動を補助する機構として、本出 人が先に開示した特願2006-332237にかかる機 がある。

 また、引き戸を閉じるときに、この引き の所定移動位置より閉じきった位置まで、 勢手段によってこの引き戸の移動を補助す 機構として、本出願人が先に開示した特願2 007-101629にかかる機構がある。

 特願2006-332237にかかる機構では、可動体 しての扉に備えられるストライカ部材と、 定体としての扉枠に備えられるキャッチャ 部材とを有している。

 特願2007-101629にかかる機構では、固定体 しての戸枠に備えられるストライカ部材と 可動体としての引き戸に備えられるキャッ ャー部材とを有している。

 いずれの機構においても、キャッチャー 材は、待機位置と引き込み位置との間に亘 移動可能に備えられると共に、待機位置に いては付勢手段に蓄勢させた状態で保持手 によってこの待機位置に位置づけられるよ になっており、そして、所定移動(ないしは 回動)位置に可動体を往動させたときに、ス ライカ部材は待機位置に位置づけられたキ ッチャー部材に捕捉掛合され、続いて保持 段による保持が解除されてキャッチャー部 は引き込み位置まで付勢手段の付勢により 動又は相対的に移動されてこの付勢力を移 終了位置まで可動体に作用させるようにな ている。

 ここで、これらの機構においては、所定 動位置に可動体が往動されていない状態か 、誤って保持手段によるキャッチャー部材 保持を解除してしまうと、キャッチャー部 は前記付勢によりストライカ部材を捕捉し い状態で引き込み位置に移動してしまう。 うした場合には、可動体を移動終了位置ま 移動させて引き込み位置にあるキャッチャ 部材にストライカ部材を捕捉掛合させるこ で所期の状態への復帰が図られる。しかる 、固定体に対する可動体の組み付けないし み合わせ状態がなんらかの理由で損なわれ しまっている場合、例えば、固定体として 扉枠や可動体としての扉に狂いが生じた場 などの場合、可動体を移動終了位置まで移 させても引き込み位置にあるキャッチャー 材の掛合箇所にストライカ部材を入り込ま ることができなくなる。

 この発明が解決しようとする主たる問題 は、この種の機構において前記のように誤 て保持手段によるキャッチャー部材の保持 解除してしまった場合の所期の状態への復 を、固定体に対する可動体の組み付けない 組み合わせ状態がなんらかの理由で損なわ てしまっている場合であっても容易且つ確 になさせるようにする点にある。

 前記課題を達成するために、この発明にあ ては、可動体のアシスト装置を、以下の(1)~ (5)の構成を備えたものとした。
(1)固定体に支持された可動体の少なくとも往 動を、所定移動位置より移動終了位置まで、 付勢手段によって補助する可動体のアシスト 装置であって、
(2)固定体及び可動体のいずれか一方に備えら れるストライカ部材と、これらの他方に備え られるキャッチャー部材とを有しており、
(3)キャッチャー部材は、待機位置と引き込み 位置との間に亘る移動可能に備えられると共 に、待機位置においては付勢手段に蓄勢させ た状態で保持手段によってこの待機位置に位 置づけられるようになっており、
(4)所定移動位置に可動体を往動させたときに 、ストライカ部材は待機位置に位置づけられ たキャッチャー部材に捕捉掛合され、続いて 保持手段による保持が解除されてキャッチャ ー部材は引き込み位置まで付勢手段の付勢に より移動又は相対的に移動されてこの付勢力 を移動終了位置まで可動体に作用させるよう になっており、
(5)しかも、ストライカ部材を捕捉しない状態 で引き込み位置に移動されたキャッチャー部 材を待機位置に向けて移動操作可能とする操 作手段を備えている。

 所定移動位置に可動体が往動されていな 状態から、誤って保持手段によるキャッチ ー部材の保持を解除してしまうと、キャッ ャー部材は前記付勢によりストライカ部材 捕捉しない状態で引き込み位置に移動して まう。こうした場合には、可動体を移動終 位置まで移動させて引き込み位置にあるキ ッチャー部材にストライカ部材を捕捉掛合 せることで所期の状態への復帰が図られる しかるに、固定体に対する可動体の組み付 ないし組み合わせ状態がなんらかの理由で なわれてしまっている場合、例えば、固定 としての扉枠や可動体としての扉に狂いが じた場合などの場合、可動体を移動終了位 まで移動させても引き込み位置にあるキャ チャー部材の掛合箇所にストライカ部材を り込ませることができなくなる。この発明 かかるアシスト装置にあっては、このよう 場合でも、操作手段によって前記狂いなど 寸法分キャッチャー部材を待機位置に向け 移動させてキャッチャー部材にストライカ 材を捕捉掛合させることができる。

 前記ストライカ部材を、ストライカベース 、このストライカベースから付勢によって き込み可能に突出したストライカ軸とから 成させ、
 キャッチャー部材を、回動体として構成さ ていると共に、その外周において開放され その回動中心側に向けて続くストライカ軸 掛合凹部を備えたものとし、
 所定移動位置に可動体を往動させたときに 機位置にあるキャッチャー部材のこの掛合 部にストライカ軸が入り込み、これに続く 勢手段の付勢によるキャッチャー部材の引 込み位置への回動によりこの付勢力を移動 了位置まで可動体に作用させるようになっ いると共に、
 ストライカ部材を捕捉しない状態で引き込 位置にキャッチャー部材が移動された状態 おいて、ストライカ部材における掛合凹部 側方箇所への当接に伴う付勢に抗したスト イカ軸の引き込みによって移動終了位置に けた可動体の往動を許容させるようにして くこともある。

 ストライカ部材を捕捉しない状態で引き み位置にキャッチャー部材が移動された場 、可動体を移動終了位置まで往動させると トライカ部材における掛合凹部の側方箇所 ストライカ軸が突き当たって前記付勢に抗 てストライカ軸が一旦引き込みストライカ の突き出し端の側方箇所の乗り越えが許容 れる。そして、この乗り越え後に前記付勢 よりストライカ軸は再び前記付勢により突 して引き込み位置にあるキャッチャー部材 掛合凹部に入り込み捕捉掛合される。固定 としての扉枠に対する可動体としての扉の み付けないし組み合わせ状態に狂いなどが じている場合、扉を移動終了位置まで移動 せても引き込み位置にあるキャッチャー部 の掛合凹部にストライカ部材のストライカ を入り込ませることができなくなる。かか アシスト装置にあっては、このような場合 も、操作手段によって、キャッチャー部材 掛合凹部にストライカ部材のストライカ軸 入り込む位置まで、前記狂いなどの寸法分 ャッチャー部材を待機位置に向けて回動さ ることができる。

 この発明にかかるアシスト装置によれば 前記のように誤って保持手段によるキャッ ャー部材の保持を解除してしまった場合の 期の状態への復帰を、固定体に対する可動 の組み付けないし組み合わせ状態がなんら の理由で損なわれてしまっている場合であ ても容易且つ確実になすことができる。

扉に、本発明の一実施の形態によるア スト装置を利用した場合の使用状態を示し 底面構成図 同側断面構成図 同アシスト装置の底面要部構成図 同アシスト装置の底面要部構成図 同要部斜視構成図(図の上側が下方) 同要部破断構成図((a)図/図の上側が下 )及び同要部底面構成図(b)図) 同要部破断構成図((a)図/図の上側が下 )及び同要部底面構成図(b)図) 操作手段の別の構成例を示したアシス 装置の要部斜視構成図 操作手段のさらに別の構成例を示した シスト装置の要部斜視構成図 引き戸にアシスト装置を利用した場合 の使用状態を示した要部破断正面構成図 図10の要部拡大構成図 図11に示された箇所の平面構成図 引き戸にアシスト装置を利用した場合 の使用状態を示した要部破断正面構成図 図13の要部拡大構成図 図14に示された箇所の平面構成図 図14に示された箇所の平面構成図(スト ライカ部材1が捕捉掛合できない状態) 操作手段の構成例(第一例) 操作手段の構成例(第二例) 操作手段の構成例(第三例) 操作手段の構成例(第四例)である。

 以下、図1~図20に基づいて、この発明を実 施するための最良の形態について説明する。

 なお、ここで図1~図9は扉Maの往動のアシ ト、別の見方をすれば扉Maの締め切り、また 、別の見方をすれば扉Maが往動の最後でゆっ りと閉まるように、アシスト装置を利用し 例を示している。図1はその設置状態の一例 を下方から視て、図2は扉Maなどの要部を断面 にして、図3はキャッチャー部材2を待機位置 位置づけたアシスト装置の要部を下方から て、図4はキャッチャー部材2を引き込み位 に位置づけたアシスト装置の要部を下方か 視て、それぞれ示している。図5はストライ 部材1を捕捉しない状態で引き込み位置にキ ャッチャー部材2が移動された場合において Maを移動終了位置まで移動させても引き込み 位置にあるキャッチャー部材2の掛合凹部20b ストライカ部材1のストライカ軸11を入り込 せることができなくなっている状態を示し おり、図6(a)及び(b)はこの状態のときの操作 段5などの要部を側方から視て(同図(a))、ま 、下方から視て(同図(b))示している。また 図7(a)及び(b)は図6(a)及び(b)の状態から操作手 段5を操作してキャッチャー部材2の掛合凹部2 0bにストライカ部材1のストライカ軸11を入り ませたときの操作手段5などの要部を側方か ら視て(同図(a))、また、下方から視て(同図(b) )示している。また、図8は操作手段5の別の構 成例を、図9はさらに別の構成例をそれぞれ している。

 また、図10~図20は引き戸Mbの往動のアシス ト、別の見方をすれば引き戸Mbの締め切り、 た、別の見方をすれば引き戸Mbが往動の最 でゆっくりと閉まるように、アシスト装置 利用した例を示している。図10はアシスト装 置のキャッチャー部材2が待機位置にあって き戸Mbが所定移動位置に往動される直前の状 態を引き戸Mbの上部を断面にした状態として 図11は図10の要部を拡大して、図12は図11の 部を上方から視てそれぞれ示している。ま 、図13はアシスト装置のキャッチャー部材2 引き込み位置にあって引き戸Mbが移動終了位 置にある状態を引き戸Mbの上部を断面にした 態として、図14は図13の要部を拡大して、図 15は図14の要部を上方から視てそれぞれ示し いる。図16はストライカ部材1を捕捉しない 態で引き込み位置にキャッチャー部材2が移 された場合において引き戸Mbを移動終了位 まで移動させても引き込み位置にあるキャ チャー部材2にストライカ部材1を捕捉掛合さ せることができなくなっている状態を示して いる。図17は図16の状態を解消するための操 手段5の構成例の第一例を、図18はその第二 を、図19はその第三例を、図20はその第四例 それぞれ示している。

 この実施の形態にかかる可動体のアシス 装置は、固定体Sに支持された可動体Mの少 くとも往動を、所定移動位置より移動終了 置まで、付勢手段3によって補助するもので る。

 かかるアシスト装置は、典型的には、扉M aや開き戸などの回動するものや、引き戸Mbや 吊り戸などのスライド移動するものなどを可 動体Mとして、使用できるものである。

 かかるアシスト装置は、固定体S及び可動 体Mのいずれか一方に備えられるストライカ 材1と、これらの他方に備えられるキャッチ ー部材2とを有している。

 キャッチャー部材2は、待機位置と引き込 み位置との間に亘る移動可能に備えられると 共に、待機位置においては付勢手段3に蓄勢 せた状態で保持手段4によってこの待機位置 位置づけられるようになっている。そして 所定移動位置に可動体Mを往動させたときに 、ストライカ部材1は待機位置に位置づけら たキャッチャー部材2に捕捉掛合され、続い 保持手段4による保持が解除されてキャッチ ャー部材2は引き込み位置まで付勢手段3の付 により移動又は相対的に移動されてこの付 力を移動終了位置まで可動体Mに作用させる ようになっている。

 これにより、かかるアシスト装置によれ 、所定移動位置まで往動させた可動体Mを、 この所定移動位置でストライカ部材1を捕捉( ャッチ)した状態で前記付勢により引き込み 位置に移動又は相対的に移動されるキャッチ ャー部材2によって、移動終了位置まで移動 せるようにすることができる。このように 動終了位置に移動された可動体Mを復動させ と、ストライカ部材1を捕捉して引き込み位 置にあるキャッチャー部材2は付勢手段3に蓄 させながら待機位置まで移動又は相対的に 動され待機位置において保持手段4に再び位 置づけられると共に、ストライカ部材1の捕 掛合を解く。(リリース)

 それと共に、この実施の形態にかかるア スト装置は、ストライカ部材1を捕捉しない 状態で引き込み位置に移動されたキャッチャ ー部材2を待機位置に向けて移動操作可能と る操作手段5を備えている。

 所定移動位置に可動体Mが往動されていな い状態から、誤って保持手段4によるキャッ ャー部材2の保持を解除してしまうと、キャ チャー部材2は前記付勢によりストライカ部 材1を捕捉しない状態で引き込み位置に移動 てしまう。こうした場合には、可動体Mを移 終了位置まで移動させて引き込み位置にあ キャッチャー部材2にストライカ部材1を捕 掛合させることで所期の状態への復帰が図 れる。しかるに、固定体Sに対する可動体Mの 組み付けないし組み合わせ状態がなんらかの 理由で損なわれてしまっている場合、例えば 、固定体Sとしての扉Ma枠や可動体Mとしての Maに狂いが生じた場合などの場合、可動体M 移動終了位置まで移動させても引き込み位 にあるキャッチャー部材2の掛合箇所にスト イカ部材1を入り込ませることができなくな る。この実施の形態にかかるアシスト装置に あっては、このような場合でも、操作手段5 よって前記狂いなどの寸法分キャッチャー 材2を待機位置に向けて移動させてキャッチ ー部材2にストライカ部材1を捕捉掛合させ ことができる。

(図1~図9に示される例)
 図1~図9は、かかるアシスト装置によって、 Maの往動(閉じる向きの回動)を、所定移動位 置(扉Maが閉じる直前の位置)より移動終了位 (扉Maが閉じきった位置)まで補助するように てある。図示の例では、可動体Mは扉Maであ 、固定体Sは扉枠Saとなっている。また、図 の例では、キャッチャー部材2は扉枠Saの上 部Sbの下面に取り付けられ、こらに対応し ストライカ部材1は扉Maの上部に取り付けら ている。

 この例では、ストライカ部材1は、ストラ イカベース10と、このストライカベース10か 付勢によって引き込み可能に突出したスト イカ軸11とから構成されている。ストライカ ベース10は、その一端を扉Maに止着させると に、その他端に上方に向けて突き出すスト イカ軸11の収容筒部10aを有しており、(図5)ス トライカ軸11はこの収容筒部10aの開放された 上端10bから前記付勢によりその上端を上方 向けて突き出させるように構成されている

 一方、キャッチャー部材2は、ストライカ 軸11の軸線に沿う向きに回動軸20aを配した回 体20として構成されていると共に、その外 において開放されてその回動中心側に向け 続くストライカ軸11の掛合凹部20bを備えてお り、所定移動位置に可動体Mとしての扉Maを往 動させたときに待機位置(図3の位置)にあるキ ャッチャー部材2のこの掛合凹部20bにストラ カ軸11が入り込み、これに続く付勢手段3の 勢によるキャッチャー部材2の引き込み位置( 図4の位置)への回動によりこの付勢力を移動 了位置まで扉Maに作用させるようになって る。移動終了位置から扉Maを復動させるとキ ャッチャー部材2は再び待機位置まで回動さ 保持手段4によりその位置に再び位置づけら ると共にストライカ軸11をリリースする。

 そしてこの例では、ストライカ部材1を捕 捉しない状態で引き込み位置にキャッチャー 部材2が移動された状態において、ストライ 部材1における掛合凹部20bの側方箇所20cへの 接に伴う付勢に抗したストライカ軸11の引 込みによって移動終了位置に向けた可動体M 往動を許容させるようになっている。かか 側方箇所20cの下面側にはかかる引き込みを 能ならしめる傾斜面20dが形成されている。

 この例では、ストライカ部材1を捕捉しな い状態で引き込み位置にキャッチャー部材2 移動された場合、可動体Mを移動終了位置ま 往動させるとストライカ部材1における掛合 凹部20bの側方箇所20cにストライカ軸11が突き たって前記付勢に抗してストライカ軸11が 旦引き込みストライカ軸11の突き出し端の側 方箇所20cの乗り越えが許容されるようになっ ている。そして、この乗り越え後に前記付勢 によりストライカ軸11は再び前記付勢により 出して引き込み位置にあるキャッチャー部 2の掛合凹部20bに入り込み捕捉掛合されるよ うになっている。固定体Sとしての扉枠Saに対 する可動体Mとしての扉Maの組み付けないし組 み合わせ状態に狂いなどが生じている場合、 扉Maを移動終了位置まで移動させても引き込 位置にあるキャッチャー部材2の掛合凹部20b にストライカ部材1のストライカ軸11を入り込 ませることができなくなる。(図5、図6(b))こ 例にかかるアシスト装置にあっては、この うな場合でも、操作手段5によって、キャッ ャー部材2の掛合凹部20bにストライカ部材1 ストライカ軸11が入り込む位置まで、前記狂 いなどの寸法分キャッチャー部材2を待機位 に向けて回動させることができる。(図7(a)及 び(b))

 図示の例では、キャッチャー部材2は、上 面を扉枠Saの上枠部Sbの下面への取り付け面60 aとしたケーシング60に前記回動を可能とした 状態で組み合わされ納められている。ケーシ ング60は下面を開放させた細長い箱状をなす うに構成されている。キャッチャー部材2は 、このケーシング60の一端60b側に偏った位置 備えられている。ケーシング60におけるこ キャッチャー部材2の配設箇所の側方には待 位置にあるキャッチャー部材2の掛合凹部20b の形成箇所が突き出される開放部60cが形成さ れている。

 キャッチャー部材2は、その回動軸20aの形 成側を要部とする扇形体20eに、その弧状縁20f において溝一端を開放させてこの回動軸20a( まり回動中心側)に続く割溝状をなす掛合凹 20bを形成させることにより構成されている キャッチャー部材2における掛合凹部20bは前 記扇形体20eの一方の直線状縁20gに偏った位置 に設けられており、キャッチャー部材2のこ 掛合凹部20bと扇形体20eの他方の直線状縁20h の間に亘る弧状縁20fには、ケーシング60の長 さ方向にスライド可能にこのケーシング60に 持組み合わされたスライダ70における、こ スライダ70のスライド方向に沿うように設け られたラック70aにかみ合うギア部20iが形成さ れている。

 ケーシング60におけるその他端60dとキャ チャー部材2との間には、かかるスライダ70 ラック70aにかみ合うピニオン80が備えられて いる。また、ケーシング60には、バネ一端30b ケーシング60の他端60d側に止着させ、かつ バネ他端30aを連係パーツ90を介在させてピニ オン80に接続させた付勢手段3としての引っ張 りコイルバネ30が備えられている。連係パー 90はピニオン80の回転軸に偏心した位置にお いてピニオン80に枢支されている。そして、 示の例では、ピニオン80の回転中心80bと前 引っ張りコイルバネ30のバネ一端30bの止着箇 所を通る仮想の直線x上に前記枢支部80aが位 されたときはこのバネ30がもっとも引き延ば されると共に、この仮想の直線xよりも後方 前記枢支部80aが位置されるときはスライダ70 はケーシング60の他端60d側にもっとも移動さ この状態においてキャッチャー部材2は前記 バネ30により待機位置に位置づけられ、(図3) 方、前記仮想の直線xよりも前方に前記枢支 部80aが位置されるときはスライダ70はケーシ グ60の一端60b側にもっとも移動されこの状 においてキャッチャー部材2は前記バネ30に り引き込み位置に位置づけられるようにな ている。(図4)すなわち、この例では、かか バネ30とピニオン80とにより前記保持手段4を 構成させている。

 ケーシング60の一端60b側には、ボタン体50 を上下動可能に支持する支持部60eが形成され ている。支持部60eは下方にボタン体50の突き し開口60fを、側方にスライダ70の端部の入 込み開口60gをそれぞれ備えている。ボタン 50は支持部60eの奥部60hとボタン体50の内端50a の間に介装されたバネ60iによりあご部50bを 持部60eの突きだし開口60fの内縁に引っかけ 状態でその外端を支持部60eから突き出させ いる。ボタン体50における入れ込み開口60g 向けられた側には下方に向かうに連れてボ ン体50の移動中心軸から次第に離れ出す向き の傾斜状をなすスライダ70の端部70bへの突き たり面50cが形成されている。そして、図示 例では、キャッチャー部材2が待機位置にあ るとき、スライダ70の端部70bが支持部60e内に り込み、ボタン体50の突き当たり面50cの上 に位置されるようになっている。(図6(a))

 扉枠Saに対する扉Maの組み付けないし組み 合わせ状態に狂いなどが生じていて、ストラ イカ部材1を捕捉しない状態で引き込み位置 キャッチャー部材2が移動された場合におい 扉Maを移動終了位置まで移動させても引き み位置にあるキャッチャー部材2の掛合凹部2 0bにストライカ部材1のストライカ軸11を入り ませることができないとき、(図5、図6(b))前 記ボタン体50を上方に押し込み操作するとス イダ70をケーシング60の他端60d側に若干移動 させてこれに伴ってキャッチャー部材2をそ 掛合凹部20bにストライカ部材1のストライカ 11を入り込ませるまで待機位置に向けてや 回動させることができる。(図7(a)及び(b))す わち、この例にあっては、かかるボタン体50 が前記操作手段5として機能するようになっ いる。そして、この操作手段5としてのボタ 体50が、付勢手段3としての前記バネ30の付 力をキャッチャー部材2に伝達する伝達部材 してのスライダ70を介して、キャッチャー 材2を待機位置に向けて移動させるようにな ている。

 図8は、伝達部材としてのスライダ70自体 下方に突き出すつまみ部51を形成させ、こ つまみ部51を利用したラック70aの移動により 引き込み位置にあるキャッチャー部材2を待 位置に向けて回動させるようにした例を示 ている。すなわち、この例にあっては、か るつまみ部51が前記操作手段5として機能す ようになっている。

 また、図9は、キャッチャー部材2自体に の回動中心から偏心した位置に下方に突き すつまみ部52を形成させ、このつまみ部を52 用したキャッチャー部材2の回動により引き 込み位置にあるキャッチャー部材2を待機位 に向けて回動させるようにした例を示して る。すなわち、この例にあっては、かかる まみ部52が前記操作手段5として機能するよ になっている。

 なお、図示の例では、ピニオン80に前記 ライダ70にかみ合う側と反対の側(前方)でラ クをかみ合わせるダンパー用スライダ100が ーシング60の長さ方向に沿う向きにスライ 移動可能に支持されていると共に、このダ パー用スライダ100のケーシング60の他端60d側 に向けた移動によりピストンロッド110aをシ ンダー110b内に進入させるピストンダンパー1 10がケーシング60内に組み込まれており、こ ピストンダンパー110によって待機位置から き込み位置に向けたキャッチャー部材2の回 に制動を付与して扉Maの移動終了位置に向 た移動がゆっくりとなされるようにしてあ 。また、ケーシング60の開放された下面は60j 、ストライカ軸11の移動軌跡に沿った割溝を えた図示しない蓋体によって覆われるよう なっている。

(図10~図20に示される例)
 図10~図20は、かかるアシスト装置によって 引き戸Mbの往動(閉じる向きのスライド移動) 、所定移動位置(引き戸Mbが閉じるやや手前 位置)より移動終了位置(引き戸Mbが閉じきっ た位置)まで補助するようにしてある。図示 例では、可動体Mは引き戸Mbであり、固定体S この引き戸Mbの戸枠Scとなっている。また、 図示の例では、キャッチャー部材2は引き戸Mb の上部に形成されたこの引き戸Mbの上端面Mc 溝口を配し且つ引き戸Mbの前端Mdにおいて溝 端を外方に開放させた溝状空間Me内に内蔵 れ、これに対応してストライカ部材1は戸枠S cの戸当たりSd側において、その上枠部Seにお る引き戸Mbの上端の案内溝Sfの奥部から下方 に突き出すように取り付けられている。

 この例では、ストライカ部材1は、軸上端 を前記の位置に取り付けた軸状をなすように 構成されている。

 一方、キャッチャー部材2は、前記溝状空 間Me内に引き戸Mbの移動方向に沿った移動可 に納められている。キャッチャー部材2は、 ャッチャー主体21に対し、上下方向に出没 能に備えられたキャッチャーストッパ22と、 前後動可能に備えられると共に非抱持状態に おいて前方からストライカ部材1を受け入れ ストライカ部材1の抱持体23と、これらの付 体24を有している。キャッチャーストッパ22 抱持体23とは連係されており、かかる付勢 24によって、キャッチャーストッパ22がキャ チャー主体21より突出されているときには 持体23は前進位置にあって非抱持状態にある ようにされ、(図12)かつ、抱持体23が後退位置 にあって抱持状態にあるときにはキャッチャ ーストッパ22はキャッチャー主体21内に引き まれるようになっている。(図15)また、前記 状空間Me内には、突出時のキャッチャース ッパ22の掛合穴61aが形成されており、この掛 合穴61aにキャッチャーストッパ22を掛合させ キャッチャー部材2の待機位置において付勢 手段3への蓄勢がなされるようになっている そして、可動体Mが自走開始位置まで往動さ てきたときに待機位置にあるキャッチャー 抱持体23内にストライカ部材1が進入される うになっている。

 所定移動位置に可動体Mとしての引き戸Mb 往動させたときに待機位置(図10の位置)にあ るキャッチャー部材2の抱持体23にストライカ 部材1が入り込むと抱持体23はこれに押されて 後退位置に移動されストライカ部材1を抱持 捉掛合する。抱持体23が後退位置に移動され るとキャッチャーストッパ22はキャッチャー 体21内に引き込まれて掛合穴61aとの掛合が 除されることから、固定体Sとしての戸枠Sc ストライカ部材1を介して係止されたキャッ ャー部材2は付勢手段3の付勢によって相対 に引き込み位置(図13の位置)に移動され、こ 付勢力を移動終了位置まで引き戸Mbに作用 せるようになっている。移動終了位置から き戸Mbを復動させるとキャッチャー部材2は び待機位置まで相対的に移動されキャッチ ーストッパ22は再び付勢体24の作用により掛 穴61aに入り込むと共に、抱持体23は非抱持 態になりストライカ部材1をリリースする。

 すなわち、この例では、かかるキャッチ ーストッパ22と掛合穴61aとにより前記保持 段4を構成させている。

 そしてこの例では、ストライカ部材1を捕 捉しない状態で引き込み位置にキャッチャー 部材2が移動された場合、可動体Mとしての引 戸Mbを移動終了位置まで往動させると引き み位置にあって後退位置にあるキャッチャ 部材2の抱持体23がストライカ部材1を抱持捕 掛合するようになっている。

 すなわちこの例では、抱持体23は、キャ チャー主体21に前後動可能に組み合わされた スライド体23aと、左右一対の抱持片23b、23bと を、このスライド体23aの前端と抱持片23bの後 端との間に亘る樹脂ヒンジ部23cによって一体 に連接させて構成されている。それと共に、 前記溝状空間Meを構成するケーシング60にお る引き戸Mbの移動方向に沿った内壁の一部に 、待機位置にあるキャッチャー部材2の抱持 23の抱持片23bを入り込ませる切り欠き部61bが 形成されていると共に、(図12)引き込み位置 あるキャッチャー部材2の抱持体23の抱持片23 bの樹脂ヒンジ部23cを中心とした外側への広 りだし、つまり、非抱持状態への移行を弾 的に許容する弾性変形部61cが形成されてい 。(図15)待機位置にあるキャッチャー部材2の 抱持体23は前進位置にあって一対の抱持片23b 23bの内側突出部23d間にはストライカ部材1の 進入を許容する間隔が形成される。(非抱持 態)可動体Mが後退位置に移動されると抱持片 23bは切り欠き部61bから抜け出させられケーシ ング60の内壁によって一対の抱持片23b、23bは 脂ヒンジ部23cを弾性変形させてその内側突 部23d間から前方にストライカ部材1を抜け出 させない抱持状態となる。ストライカ部材1 捕捉しない状態で引き込み位置にキャッチ ー部材2が移動された場合、キャッチャー部 2の抱持体23は抱持状態にあるが、前記弾性 形部61cが抱持片23bの外側に位置されること ら、引き戸Mbを移動終了位置まで往動させ と抱持片23bの内側突出部23dに前方からスト イカ部材1を突き当てて弾性変形部61bを変形 せながら抱持片23bを外側に一旦開かせ非抱 状態を作り出すことができると共に、スト イカ部材1が内側突出部23dを乗り越えた位置 での弾性変形部61cの弾性復帰により抱持体23 再び抱持状態に移行させてストライカ部材1 を抱持捕捉することができる。

 固定体Sとしての戸枠Scに対する可動体Mと しての引き戸Mbの組み付けないし組み合わせ 態に狂いなどが生じている場合、引き戸Mb 移動終了位置まで移動させても引き込み位 にあるキャッチャー部材2の抱持体23を構成 る左右一対の抱持片23b、23b間にストライカ 材1を入り込ませることができなくなる。(図 16)この例にかかるアシスト装置にあっては、 このような場合でも、操作手段5によって、 ャッチャー部材2の抱持体23を構成する左右 対の抱持片23b、23b間にストライカ部材1が入 込む位置まで、前記狂いなどの寸法分キャ チャー部材2を待機位置に向けて回動させる ことができる。

 図17及び図19は、かかる操作手段5を、引 込み位置にあるキャッチャー部材2のキャッ ャー主体21の後端部21aに周面を接しさせる うにこのケーシング60に支持された裁頭円錐 状体53として構成した例を示している。

 図17の例では、かかる裁頭円錐状体53は、 ケーシング60の引き戸Mbの移動方向に沿った 壁間にこの移動方向に直交する向きの移動 能に支持されていると共に、一方の内壁側 のバネ53aによる付勢を受けた状態で位置づ られている。かかる裁頭円錐状体53は、引き 戸Mbとケーシング60とを貫通する操作用孔53b 通じて、軸状工具により前記バネ53aの付勢 抗して押し込むことができるようになって る。そしてこのように押し込まれると裁頭 錐状体53の拡径側の周面がキャッチャー主体 21の後端部21aに接し引き込み位置にあるキャ チャー部材2を前記付勢手段3の付勢に抗し 引き戸Mbの前端Md側に移動させるようになっ いる。

 図19の例では、かかる裁頭円錐状体53は、 ケーシング60の引き戸Mbの移動方向に沿った 壁間にこの移動方向に直交する向きの移動 能に支持されていると共に、その円心に設 られた雄ねじ体53cをケーシング60に形成させ た雌ネジ孔53dにネジ付けている。かかる雄ね じ体53cは、引き戸Mbとケーシング60とを貫通 る操作用孔53bを通じて、工具などにより操 できるようになっている。そして雄ネジ体53 cを操作すると裁頭円錐状体53の拡径側の周面 がキャッチャー主体21の後端部21aに接するよ にでき、これにより引き込み位置にあるキ ッチャー部材2を前記付勢手段3の付勢に抗 て引き戸Mbの前端Md側に移動させるようにな ている。

 また、図18の例では、かかる操作手段5を 引き込み位置にあるキャッチャー部材2のキ ャッチャー主体21の後端部21aに周面を接しさ るようにこのケーシング60に支持された円 体54として構成した例を示している。

 かかる円筒体54は、ケーシング60の引き戸 Mbの移動方向に沿った内壁間にこの移動方向 直交する向きの移動可能に支持されている 共に、その支持軸54aを円心から偏心した位 に有しており、引き戸Mbとケーシング60とを 貫通する操作用孔53bを通じて支持軸54aを工具 などにより操作できるようになっている。そ して支持軸54aを操作してこの支持軸54aから離 れた側の円筒体54の周面がキャッチャー主体2 1の後端部21aに接するようにでき、これによ 引き込み位置にあるキャッチャー部材2を前 付勢手段3の付勢に抗して引き戸Mbの前端Md に移動させるようになっている。

 また、図20の例では、かかる操作手段5を キャッチャー部材2のキャッチャー主体21の 端部21aへの接続部55aと、この接続部55aにお る引き戸Mbの上端面Mcから側方に突き出す箇 所より下方に垂下する操作部55bとを備えた操 作片55として構成した例を示している。この うにした場合には、かかる操作片55を利用 て引き込み位置にあるキャッチャー部材2を 記付勢手段3の付勢に抗して引き戸Mbの前端M d側に直接的に移動させることができる。

 図示の例では、キャッチャー部材2は、引 き戸Mbの上部に内蔵されて内部を前記溝状空 Meとするケーシング60に前記移動を可能とし た状態で組み合わされ納められている。ケー シング60は上面を開放させた細長い箱状をな ように構成されている。ケーシング60は仕 り部61dにより上下に区分されており、この 切り部61dに前記掛合穴61aが形成されている また、仕切り部61dの下方には付勢手段3とし の引っ張りコイルバネ31が内蔵されている このバネ31のバネ一端31aはキャッチャー部材 2のキャッチャー主体21に止着され、バネ他端 31bはケーシング60における引き戸Mbの後端側 位置される端部に止着されている。そして キャッチャー部材2が待機位置にある状態に いてこのバネ31がもっとも引き延ばされる うになっている。引き戸Mbを所定移動位置ま で往動されるとキャッチャー部材2はストラ カ部材1をキャッチして停止すると同時に保 手段4の保持が解除されることからバネ31の 勢により引き戸Mbが移動終了位置まで移動 溝状空間Me内でキャッチャー部材2は引き込 位置に相対的に移動される。移動終了位置 ある引き戸Mbが所定移動位置まで復動される とキャッチャー部材2はバネ31に蓄勢させなが ら待機位置まで相対的に移動されてストライ カ部材1をリリースすると同時に保持手段4に り待機位置に位置づけられる。

 なお、図示の例では、キャッチャー部材2の キャッチャー主体21の後端部21aに、このキャ チャー部材2の引き込み位置に向けた相対的 な移動によりピストンロッド111aをシリンダ 111b内に進入させるピストンダンパー111がケ シング60内に組み込まれており、このピス ンダンパー111によって待機位置から引き込 位置に向けたキャッチャー部材2の相対的な 動に制動を付与して引き戸Mbの移動終了位 に向けた移動がゆっくりとなされるように てある。
 
 なお、2007年10月2日に出願された日本国特許 出願第2007-258647号の明細書、特許請求の範囲 図面及び要約書の全内容をここに引用し、 発明の明細書の開示として、取り入れるも である。