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Title:
AUTOMATIC DOOR, AUTOMATIC DOOR SENSOR AND AUTOMATIC DOOR REGULATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/146566
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To cope with a variety of requests from a client flexibly while suppressing increase in kind of sensors as much as possible. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] An automatic door comprises a sensor section (35) having a plurality of detection regions around the opening (31) of a building, a section (37) performing open/close control of a door body (12) provided at the opening (31), and a setting storage section (36) for storing the operation identification information representative of the control content of the door body (12) dependent on the detection situation of the detection region rewritably for every detection region. The open/close control section (37) performs open/close control of the door body based on the detection situation of each detection region and the operation identification information stored in the setting storage section (36). A rewrite command of the operation identification information is issued from a GUI terminal (51) to the setting storage section (36) via a data bus (29).

Inventors:
SASAKI SHIGEAKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058269
Publication Date:
December 04, 2008
Filing Date:
April 30, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
NABTESCO CORP (JP)
SASAKI SHIGEAKI (JP)
International Classes:
E05F15/14
Foreign References:
JP2004316283A2004-11-11
JP2001032624A2001-02-06
JP2003090169A2003-03-28
JP2007138435A2007-06-07
JP2007211528A2007-08-23
Attorney, Agent or Firm:
KOTANI, Etsuji et al. (2-2 Nakanoshima 2-chome,Kita-ku, Osaka-shi, Osaka, JP)
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Claims:
 建物の開口部周辺に複数の検知領域を有するセンサ部と、
 前記開口部に設けられた扉体を開閉制御するための動作制御手段と、
 前記検知領域の検知状況に応じた前記扉体の制御内容を表す動作識別情報が、検知領域毎に書き換え可能に記憶される記憶手段と、を備え、
 前記動作制御手段は、前記各検知領域での検知状況と前記記憶手段に記憶された前記動作識別情報とに基づいて扉体を開閉制御する自動ドア。
 前記動作識別情報として、その検知領域が検知状態になると扉体を開く起動制御を表す動作識別情報、その検知領域が検知状態になると扉体を開き位置に維持する開保持制御を表す動作識別情報、及び扉体の駆動中にその検知領域が検知状態になると扉体を前記起動制御のときよりも低速で駆動する低速制御を表す動作識別情報が含まれている請求項1に記載の自動ドア。
 前記起動制御及び前記低速制御が競合したときに、前記起動制御に優先して前記低速制御を実行する請求項2に記載の自動ドア。
 データバスを有し、
 前記記憶手段への動作識別情報の書き換え指令が前記データバスを経由してなされる請求項1から3の何れか1項に記載の自動ドア。
 建物の開口部周辺に複数の検知領域を有するセンサ部と、
 前記開口部に設けられた扉体を開閉制御する動作制御手段に制御指令を送信する指令送信手段と、
 前記検知領域の検知状況に応じて送信する前記制御指令を表す動作識別情報が、検知領域毎に書き換え可能に記憶される記憶手段と、を備え、
 前記指令送信手段は、前記各検知領域での検知状況と前記記憶手段に記憶された前記動作識別情報とに基づいて前記制御指令を送信する自動ドアセンサ。
 請求項1から4の何れか1項に記載の自動ドアと送受信可能に構成される調整装置であって、
 動作識別情報に対応する設定値を検知領域ごとに設定するための設定手段と、
 前記設定手段によって設定された設定値を送信可能な設定送信手段と、が含まれている自動ドア用調整装置。
Description:
自動ドア、自動ドアセンサ及び 動ドア用調整装置

 本発明は、自動ドア、自動ドアセンサ及 自動ドア用調整装置に関するものである。

 従来、施主の多様な要望に応えるため、あ いは安全性向上のため、設置現場ごとに様 な検知領域の配置や各検知領域に応じた自 ドアの開閉制御が提案されている。例えば 特許文献1には、左右両引き式の自動ドアに おいて、無目中央のセンサに加えて、戸尻側 にもセンサが設けられた自動ドアが開示され ており、この自動ドアでは、戸尻側のセンサ が人を検知すると、扉体の開き動作を停止さ せるようにしている。また特許文献2にも、 目中央及び戸尻側にセンサが設けられた自 ドアが開示されている。この自動ドアでは 戸尻側のセンサが人を検知すると扉体の移 速度を減速して移動させるようにしている また特許文献3及び4には、第1及び第2の検知 域を有するセンサと、扉体に固定された表 板とが設けられた自動ドアが開示されてい 。この自動ドアでは、表示板が含まれる第1 検知領域で人が検知されると扉体を開き動作 し、扉体が開き位置にあるときに第2検知領 で人が検知される間は扉体を開き位置に維 させる制御を行うようになっている。また 許文献5には、複数の検知領域を有するセン が設けられた自動ドアが開示されている。 の自動ドアでは、検知領域のうちの1つはド アウェイを含む補助検知エリアとして設定さ れる一方、他の検知領域は起動エリアとして 設定されている。そして、補助検知エリアで は、ドアウェイ上の移動体が扉体なのか人な のかを判断する必要があることから、扉体の 位置に応じて検知が有効又は無効とされるよ うになっている。また特許文献6には、引き 式扉体の移動方向および人の通行方向に配 された複数の検知領域を有するセンサを備 た自動ドアが開示されている。この自動ド では、一部の検知領域がドアウェイ上に設 されており、ドアウェイ上の検知領域にお て扉体が閉じる方向に順に検知状態になっ 場合には、検知されたのが扉体であると判 する一方、それ以外の順番で検知状態にな た場合には、人等が検知されたと判断する うにしている。また特許文献7には、複数の 知領域を有するセンサを備えた折りたたみ 自動ドアが開示されている。この自動ドア は、扉体の開閉時に扉体が通過する検知領 が安全エリアとして設定される一方、他の 知領域が起動エリアとして設定されている また特許文献8には、複数の検知領域を有す るセンサを備えた開き戸式の自動ドアが開示 されている。この自動ドアでは、扉体の開き 角度に応じて所定の検知エリアを有効とした り無効としたりして、ガイドレール等の周囲 の物体を検知しないようにしつつ、通行者を 確実に検知できるようにしている。

実開昭64-46379号公報

特開2003-193745号公報

特開2003-336447号公報

特開2002-285755号公報

特開2001-32625号公報

特開2002-131450号公報

特開2005-36578号公報

特開平9-209652号公報

 前記各特許文献に開示された自動ドア用 センサは、何れも個々の要望や安全性向上 ために専用に開発されたものであるが、こ とは異なる要望や安全性向上の方式にも対 する必要がある場合には、それに応じたセ サを別に用意する必要がある。このため、 れらセンサ単体で顧客の要望等にフレキシ ルに対応できるものではない。一方、顧客 多様な要望に応えられるようにするには、 常に多種類の専用のセンサを用意しておく 要があるため、在庫管理上の手間が増大す という問題もある。

 一方、顧客においては、既に導入したセ サでは新たな要望などに対応できない場合 、別のセンサを新たに購入するしかない。

 本発明の目的は、上述の問題を解決した 動ドア、自動ドアセンサ及び自動ドア用調 装置を提供することである。

 本発明の別の目的は、センサの種類の増 を極力抑えつつ、顧客の多様な要望にフレ シブルに応じられるようにすることにある

 本発明の一局面に従う自動ドアは、建物 開口部周辺に複数の検知領域を有するセン 部と、前記開口部に設けられた扉体を開閉 御するための動作制御手段と、前記検知領 の検知状況に応じて前記扉体の制御内容を す動作識別情報が、検知領域毎に書き換え 能に記憶される記憶手段と、を備え、前記 作制御手段は、前記各検知領域での検知状 と前記記憶手段に記憶された前記動作識別 報とに基づいて扉体を開閉制御する。

本発明の第1実施形態にかかる自動ドア 及びGUI端末の概略構成を示す図である。 検知領域を説明するための概念図であ 。 (a)は、前記自動ドアに設けられた自動 アセンサの検知領域に割り付けられた動作 別情報を説明するための図であり、(b)は、 作識別情報の説明図である。 設定記憶部に記憶されている動作識別 報の一例を示す概念図である。 開閉制御信号の一例を示す概念図であ 。 GUI端末の構成を示す図である。 自動ドアセンサの動作を示すフロー図 ある。 自動ドアコントローラの動作を示すフ ー図である。 自動ドアセンサにおける動作識別情報 書き換え動作の制御を示すフロー図である 自動ドアセンサが1つの場合の動作識 情報の割り付け例を説明するための図であ 。 その他の割り付け例を説明するための 図である。 その他の割り付け例を説明するための 図である。 その他の割り付け例を説明するための 図である。 その他の割り付け例を説明するための 図である。 開き戸タイプの場合の動作識別情報の 割り付け例を説明するための図である。 折り戸タイプの場合の動作識別情報の 割り付け例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる自動ド 及びGUI端末の概略構成を示す図である。 検知情報の概念図である。 自動ドアセンサの動作を示すフロー図 である。 自動ドアコントローラの動作を示すフ ロー図である。 自動ドアコントローラにおける動作識 別情報の書き換え動作の制御を示すフロー図 である。 本発明の第3実施形態にかかる自動ド 及びGUI端末の概略構成を示す図である。 自動ドアセンサの動作を示すフロー図 である。 自動ドアコントローラの動作を示すフ ロー図である。

 以下、本発明を実施するための最良の形 について図面を参照しながら詳細に説明す 。

 (実施形態1)
 図1は、本発明による自動ドアの一実施形態 と、本発明による自動ドア用調整装置の一実 施形態とを概略的に示す図である。本実施形 態の自動ドア10には、本発明による自動ドア ンサの一実施形態が含まれている。この実 形態にかかる自動ドア10は両引分けタイプ 扉体を開閉する自動ドア10である。すなわち 、左右一対の扉体12,12がそれぞれ壁体14(図3(a) 参照)に沿って往復移動可能に設けられる自 ドア10である。本実施形態の自動ドア10では 各扉体12に目印板16が配設されている。この 自動ドア10は、目印板16に触れるか、近接す と自動ドアセンサ20,20がそれを検知し、扉体 12,12を開動作する、いわゆる擬似タッチ式の 動ドア10として構成されている。

 自動ドア10は、自動ドアセンサ20,20、自動 ドアコントローラ25、モータ27及び扉体12,12を 主要な構成要素として備えている。自動ドア センサとしては、本実施形態では第1センサ20 と第2センサ20が設けられている。第1センサ20 、第2センサ20及び自動ドアコントローラ25は データバス29に接続されている。このデー バス29として例えばCAN(Controller Area Network)型 を用いることができる。

 第1センサ20及び第2センサ20は、それぞれ 例えば出入口(開口部)31の上部に設けられた 図略の無目に設置される。これらセンサ20,20 、出入口31を通行する通行人を検知可能な うに出入口31上部から斜め下方に向けて赤外 光を投受光するように配置される。なお、第 1センサ20及び第2センサ20は同じ構成であるの で、以下、第1センサ20の構成についてのみ説 明する。なお、第1センサ20と第2センサ20とは 、後述するように設定記憶部36において検知 域40ごとに記憶される動作識別情報が異な ている。

 第1センサ20は、センサ部35、設定記憶部36 、開閉制御部37及び送受信部38を有する。セ サ部35は、例えば赤外線反射式センサとして 構成されており、赤外線を後述の検知領域に 投光する図略の投光器と、この投光器から出 射された光が人や物体によって反射された反 射光を受光する図略の受光器とを備えている 。なお、センサ部35は、電波や超音波を媒体 した電波式センサや超音波式センサとして よい。さらに多数の撮像素子がマトリック 状に配置されている画像式センサとしても く、この場合各撮像素子或いは各撮像素子 集合が後述の検知領域40となる。

 さて、センサ部35は、図2に示すように、 数の検知領域40を有する。本実施形態では 検知領域40が扉体12の移動方向(壁体14に平行 方向)に7列並び、また通行人の通行方向(壁 14に直交する方向)に4列並ぶように配列され 、合計で28のほぼ同じ大きさの円形スポット の検知領域40が形成されている。そして、 検知領域40には、図2の左下から順に、1A、1B ・・、1G、・・、4A、・・4Gというように、 れぞれアドレス(識別)が割り付けられてい 。センサ部35は、このアドレスと、検知領域 40の状態(検知状態かとどうか)とを関連付け いる。なお、検知領域40は円形でなく、楕円 、矩形、六角形などの多角形であってもよく 、各検知領域40の大きさは異なっていても構 ない。

 設定記憶部36には、検知領域40の検知状況 に応じた開閉制御の内容を表す動作識別情報 が検知領域40毎に記憶されている。動作識別 報は、例えば不揮発性メモリーであるEEPROM に記憶され、書き換え可能となっている。

 開閉制御としては、起動制御、開保持制 、停止制御、閉動作時低速制御、開動作時 速制御、動的制御及び無効制御がある。起 制御は、その検知領域40が検知状態になる 、通常速度で扉体12を開動作する制御である 。開保持制御は、扉体12が全閉位置にあると にその検知領域40が無効とされる一方、そ 以外の位置にあるときに、その検知領域40が 検知状態になると扉体12を通常速度で開動作 る制御である。停止制御は、扉体12の動作 にその検知領域40が検知状態になると、扉体 12をその場で停止する制御である。閉動作時 速制御は、低速制御の一例であり、扉体12 閉動作されているときにその検知領域40が検 知状態になると、前記通常速度よりも遅い低 速度で扉体12を閉動作する制御である。開動 時低速制御は、低速制御の別例であり、扉 12が開動作されているときにその検知領域40 が検知状態になると、前記通常速度よりも遅 い低速度で扉体12を開動作する制御である。 的制御は、扉体12の位置に連動させて開閉 御を変化させる制御である。動的制御では 例えば扉体12が全閉位置にあるときは起動制 御とする一方、扉体12が全開位置にあるとき 開保持制御とし、開閉中はドアウェイ監視 動制御又は無効制御とする。ドアウェイ監 起動制御は、扉体12の位置を監視しつつ、 の検知領域40に扉体12がないときに検知状態 なると、扉体12を通常速度で開動作する制 である。無効制御は、その検知領域40での検 知を無効とする制御である。なお無効とする 制御とは、投光や受光を停止することで検知 動作そのものをやめる制御であってもよいし 、検知動作は行うものの開閉制御に影響を与 えないようにする制御であってもよい。

 図3(a)(b)は、開閉制御の割り付け例を示し ている。図3(a)(b)は、第1センサ20が出入口31の 一方側(図3の左側)の壁体14近傍の無目に取り けられ、第2センサ20が出入口31のもう一方 (図3の右側)の壁体14近傍の無目に取り付けら れた場合の割り付け例である。第1センサ20及 び第2センサ20ともに、検知領域40のアドレス 、図の下側から順に1~4であり、左側から順 A,B,・・,Gとなっている。

 第1センサ20では、壁体14側において左側 ら順に、開動作時低速制御の検知領域40が3 、開保持制御の検知領域40が3つ、起動制御 検知領域40が1つ並んでいる。例えば、アド ス1Aの検知領域40には、開動作時低速制御を す動作識別情報が記憶されている。2列目以 降は図示の通りである。そして、設定記憶部 36では、図4に示すように、アドレス1Aからア レス4Gまで順に、開動作時低速、開動作時 速、開動作時低速、開保持、・・、開保持 開保持を表す動作識別情報が一連となって 憶されている。

 一方、第2センサ20では、壁体14側におい 左側から順に、起動制御の検知領域40が1つ 開保持制御の検知領域40が3つ、開動作時低 制御の検知領域40が3つ並んでいる。そして 第1センサ20と同様に動作識別情報が一連と って記憶されている。

 開閉制御部37は、動作制御手段として機 するものであり、第1センサ20に予め記憶さ たプログラムを実行することにより機能す 。開閉制御部37は、センサ部35における何れ の検知領域40において検知状態になると、 の検知領域40に対応して設定記憶部36に記憶 れた動作識別情報を読み出す。そして、開 制御部37は、図5に示すように、全ての動作 御情報を一連にしてなる開閉制御信号44を 力する。具体的には、この開閉制御信号44に は、起動制御情報45a、開保持制御情報45b、停 止制御情報45c、閉動作時低速制御情報45d、開 動作時低速制御情報45e及び動的制御情報45fが 含まれている。これら動作制御情報45a~45fは 各開閉制御を実行するか否かを示す情報で る。図5は、例えば起動制御のみを実行する きに出力される信号の例である。

 開閉制御信号44には、検知領域40のアドレ ス情報が含まれていない。すなわち、センサ 部35においては検知領域40ごとに検知情報(非 知状態から検知状態に変化したか、あるい 検知状態から非検知状態に変化したかを表 情報)が得られるが、開閉制御部37では、各 知領域40から得られた検知情報を動作制御 報の種類ごとに統合している。

 開閉制御信号44にはセンサ20を識別するた めのセンサ識別情報46が付されている。自動 アコントローラ25は、このセンサ識別情報46 により、開閉制御信号44が第1センサ20から出 されたものか、あるいは第2センサ20から出 されたものかを判断する。

 送受信部38は、指令送信手段の一例であ 、第1センサ20(又は第2センサ20)の入出力イン ターフェースとして機能するものであり、開 閉制御部37から出力された開閉制御信号44を ータバス29上に出力する一方、データバス29 の信号を取り込む。

 自動ドアコントローラ25は、送受信部48と 、駆動部49とを有する。送受信部48は、自動 アコントローラ25の入出力インターフェース として機能するものであり、データバス29上 データを取り込む。換言すれば、第1センサ 20の開閉制御部37及び第2センサ20の開閉制御 37から出力された信号44は、送受信部48を通 て自動ドアコントローラ25に入力される。

 駆動部49は、送受信部48に入力された信号 44に応じてドア駆動用モータ27の制御信号を 力する。モータ27は、入力された制御信号に 応じて駆動し、扉体12,12を開閉駆動する。

 駆動部49は、複数の動作制御情報が入力 れた場合に、予め設定された優先順位に従 て、優先される開閉制御に応じた制御信号 出力する。例えば、開閉制御部37から出力さ れた開閉制御信号44に、起動制御及び開動作 低速制御をともに実行する情報が含まれて るときには、開動作時低速制御を実行する 御信号を出力する。優先順位の順位付けは 例えば安全性の観点から設定することがで る。具体的には、停止制御、低速制御、開 持制御、起動制御の順に順位付けすること できる。また、駆動部49は、動作制御情報45 a~45fのいずれもがOFFのときには、扉体12,12を 動作させるようになっている。このとき、 知状況にかかわり無く一定時間、全開状態 維持してもよい。

 さて、本実施形態にかかる調整装置(以下 、GUI端末)51は、図1に示すように、設定部53、 送受信部54及び表示部55を有する。

 設定部53は、設定手段として機能するも であり、予め記憶された制御プログラムを 行することにより機能する。設定部53は、操 作部56(図6参照)及び表示部55に電気的に接続 れており、これらからの指令が入力されて 検知領域40ごとに動作識別情報に対応した設 定値を設定することができるようになってい る。例えば、表示部55には、各検知領域40に 応した領域58がセンサ20ごとに表示されると もに、各動作識別情報59がメニューとして 示されるようになっている。そして、表示 55において検知領域40に対応した領域58及び 作識別情報59を指定することにより、検知領 域40毎に動作識別情報に対応する設定値を設 することができる。例えば、第1センサ20の ドレス1Aの検知領域40には、開動作時低速制 御に相当する設定値を設定することができる 。

 送受信部54は、設定送信手段として機能 るものであり、有線又は無線によりデータ ス29と通信可能に構成されている。送受信部 54は、設定部53に設定された設定値を送信可 に構成され、また設定記憶部36に設定された 設定値を受信可能に構成されている。送受信 部54から送信される指令は、自動ドアセンサ2 0の設定記憶部36に記憶された動作識別情報を 書き換えるための指令となる。自動ドアセン サ20の送受信部38は、この指令を受信する設 受信手段としても機能する。なお、送受信 54は、受信機能を備えず、自動ドアセンサ20 設定記憶部36に記憶された動作識別情報を き換えるための指令を送信する送信機能の であってもよい。

 図6の表示部55に表示されるセンサAは、第 1センサ20と対応し、センサBは第2センサ20と 応している。センサCは、本実施形態では使 されておらず、このセンサCはデータバス29 3つの自動ドアセンサ20が接続される構成の 合に使用される。

 ここで、本実施形態の自動ドア10の動作 ついて説明する。まず図7を参照しつつ、第1 センサ20の動作について説明する。なお、第2 センサ20の動作についても同じなので、ここ は第1センサ20の動作で代表させる。

 まず第1センサ20では、各検知領域40にお て検知状況に変化があったかどうかを定期 に監視する(ステップST1)。検知状況に変化が あった場合とは、ある検知領域40において、 検知状態から検知状態に変化した場合、あ いは、ある検知領域40において検知状態か 非検知状態に変化した場合をいう。なお非 知状態あるいは検知状態の判断は、受光器 受光量と、人などの存在の有無を判断する めの基準値と、を比較することによって行 ている。

 さて、何れかの検知領域40で検知状況に 化があったと判定されたときには、検知状 に変化があったすべての検知領域40について 、これに対応する動作識別情報を設定記憶部 36から読み出す(ステップST2)。そして、この み出された動作識別情報に基づいて、各動 制御情報が含まれる開閉制御信号44が出力さ れる(ステップST3)。このとき、図5に例示され る送信フォーマットの開閉制御信号44がデー バス29上に出力される。

 一方、自動ドアコントローラ25では、図8 示すように、送受信部38がデータバス29から 開閉制御信号44を受信したか否かが、定期的 判定される(ステップST11)。そして、送受信 38において開閉制御信号44が受信されたとき には、ステップST12に移り、受信した開閉制 信号44に応じた制御信号を駆動部49から出力 、それに応じて扉体12,12が駆動される。こ ように、第1センサ20又は第2センサ20におい 、ある検知領域40で検知状態が変化すると、 それに応じて扉体12,12が駆動制御される。

 次に、自動ドアセンサ20,20において動作 別情報を設定する時の開閉制御について、 9を参照しつつ説明する。自動ドアセンサ20,2 0では、まずデータバス29を介したGUI端末51と 通信が確立されたか否かが判定される(ステ ップST21)。そして、通信が確立されて、GUI端 51がデータバス29と信号の授受が可能に接続 されたと判定されると、ステップST22に移る

 ステップST22において自動ドアセンサ20は 設定記憶部36に記憶されている動作識別情 を送信し、その後、GUI端末51から出力された 設定値(GUI端末51において設定された動作識別 情報)を受信したか否かを判定する(ステップS T23)。そして設定値を受信したと判定される 、受信した設定値を新たな動作識別情報と て設定記憶部36に記憶する(ステップST24)。こ れにより、自動ドアセンサ20では、記憶され いた動作識別情報が書き換えられることに る。

 一方、ステップST23において、GUI端末51か 設定値が受信されないと判定されると、再 GUI端末51との接続が確立されているかどう が確認される(ステップST25)。GUI端末51と接続 されていると判定された場合には、ステップ ST23に戻り、再び設定値が受信されたか否か 確認する。つまり、GUI端末51が自動ドア10と 続されている間は、設定値を受信したかど かを定期的に確認しており、設定値を受信 た場合に動作識別情報が書き換えられるよ になっている。そして、接続が切り離され とステップST21に戻る。

 以上説明したように、本実施形態では、 知領域40で人又は物体が検知された検知状 になると、その検知領域40に対して設定記憶 部36に記憶された動作識別情報に基づいて扉 12,12が開閉制御される。この動作識別情報 、検知領域40での検知に対して検知領域40毎 予め定められた開閉制御を規定するための 報である。このため、人等が検知された検 領域40に応じて開閉制御が異なるものとな 。そして、設定記憶部36では、この動作識別 情報が書き換え可能となっているので、自動 ドア10の設置現場に応じて検知領域40毎に動 識別情報を書き換えることが可能である。 のため、前記の設定記憶部36及び開閉制御部 37を有していれば、検知領域40ごとの動作識 情報の割り付けを設置現場に応じて予め専 に設計しておかなくてよく、設置現場で割 付け作業をすることによって設置環境に応 た自動ドア10とすることができる。すなわち 、自動ドア10の汎用性を高めることができる また、動作識別情報の割り付けを適宜変更 ることにより、種々の開閉制御が実現され ため、自動ドア10あるいは自動ドアセンサ20 の種類が増加するのを抑制しつつ、顧客の多 様な要望に応えることができる。

 しかも本実施形態では、開閉制御に順位 けをしているので、一部の検知領域40が検 状態になって扉体12,12を開く動作を行う起動 制御と、他の検知領域40が検知状態になって 体12,12を減速して駆動する低速制御とが競 した場合に、より安全な開閉制御が優先し 実行される。したがって、通行者等の安全 をより向上することができる。

 また本実施形態では、設定記憶部36への 作識別情報の書き換え指令がデータバス29を 経由してなされるようになっているので、検 知領域40毎にデータ出入力のための接点を設 る必要がない。このため、自動ドア10を安 な構成にすることができる。

 なお、本実施形態では、自動ドアコント ーラ25において開閉制御の優先順位が設定 れる構成としたが、これに限られるもので ない。例えば、各自動ドアセンサ20の開閉制 御部37に開閉制御の優先順位が設定される構 としてもよい。この場合において、自動ド センサ20は、優先される開閉制御を表す動 制御情報のみを送信するようにしてもよい

 また、本実施形態では、自動ドアセンサ2 0が2つ設けられる構成を示したが、自動ドア ンサ20は1つでもよく、あるいは3つ以上であ ってもよい。例えば、図10~図15には、自動ド センサ20が1つのみ設けられる場合の検知領 40の割り付け例を示している。なお、これ に示される動作識別情報は図3(b)に示すもの 同一である。

 図10は、両引きタイプの自動ドア10につい て自動ドアセンサ20が1つ設けられた場合を示 している。この自動ドア10は、いわゆる擬似 ッチ式自動ドア10であり、各扉体12の戸先側 に目印板16が設けられている。そして、この 印板16近傍のアドレス1Dの検知領域40のみに 動制御が割り付けられ、その周囲の検知領 40には開保持制御が割り付けられ、4列目で るアドレス4A~4Gの検知領域40は無効とされて いる。また図11は、起動制御がアドレス1A~1G 検知領域40に割り付けられる点で図10と異な が、その他は同じである。これらの割り付 は、設置環境に応じて自動ドア10の設置作 時に行うことができる。

 図12~図14は、片引きタイプの自動ドア10の 場合を示している。なお、これらは擬似タッ チ式ではない。図12の例では、アドレス1B~1F,2 B~2F,3B~3Fの検知領域40に起動制御が割り付けら れ、それ以外の検知領域40に閉動作時低速制 が割り付けられている。そして起動制御が り付けられた起動領域40(アドレス1B~1F,2B~2F,3 B~3Fの検知領域40)において人等が検知される 、扉体12を開動作する一方、閉動作中に低速 制御領域40(A列、G列、第4列の検知領域40)にお いて人等が検知されると減速して閉動作させ る。このように構成すると、低速制御領域40 いる人が起動領域40に入ってきた場合に、 常速度で閉動作させている場合に比べて、 速に扉体12を開動作させることができる。

 図12では、自動ドアセンサ20が出入口31(開 口部)の中央に配置されているが、図13では、 自動ドアセンサ20が出入口31の端に配置され いる。この結果、検知領域40も全体として扉 体12の移動方向(図13の右方向)にずれている。 この例では、出入口31近傍の検知領域40(アド ス1A~1D、2A~2Dの検知領域40)に起動制御が割り 付けられる一方、戸尻側で壁体14に近接する ドレス1E~1Gの検知領域40に開動作時低速制御 が割り付けられている。この例は、起動領域 40において人等が検知されると通常速度で扉 12を開動作するが、戸尻側の低速制御領域40 において人等が検知されると減速して開動作 を行うものである。この構成により、通行性 をある程度維持しながら、戸尻側の安全性も 確保することができる。

 図14は、壁体14側(扉体12側)の一列の検知 域40(アドレス1A~1Gの検知領域40)が壁体14又は 体12と干渉するような向きで自動ドアセン 20が設置されている例を示している。この例 では、壁体14と干渉する検知領域40(アドレス1 A,1B,1F,1Gの検知領域40)は無効とされ、閉鎖位 にある扉体12と干渉する検知領域40(アドレス 1C~1Eの検知領域40)については動的制御が割り けられている。つまり、これらの検知領域4 0では、扉体12の位置に応じて制御が変更され る。具体的には、これらの検知領域40では、 体12が閉鎖位置にあるときには無効とされ 扉体12が全開位置にあるときには開保持制御 となり、扉体12の開閉中には、扉体12の位置 応じて開保持制御と無効とが切り換えられ 。開閉制御以外の検知領域40では、GUI端末51 よって設定記憶部36の動作識別情報を書き えない限り制御が変更されることはない、 わば静的制御となっている。なお、2列目以 の検知領域40には、起動制御又は無効が割 付けられている。

 図15は、開き戸タイプの自動ドア10の例を 示している。この自動ドア10は、扉体12が出 口31の一端に設けられた回動軸62回りに回動 て開閉動作する構成であり、自動ドアセン 20は、出入口31の他端側に配置されている。 そして、検知領域40は、出入口31の一端から 端を越える範囲にまで設定されている。壁 14側の検知領域40では、出入口31に対応する ドレス1D~1Gの検知領域40が動的制御に設定さ る一方、壁体14に対応するアドレス1A~1Cの検 知領域40は無効とされている。また2列目以降 の検知領域40では、扉体12の通過する検知領 40が動的制御に設定され、それ以外の検知領 域40は起動制御又は無効とされている。動的 御では、扉体12が全閉位置にあるときに停 制御又は低速開制御とされ、また扉体12が全 開位置にあるときには開保持制御とされ、そ して開閉動作中は扉体12の位置に応じて起動 御と無効とが切り換えられる。

 図16は、折り戸タイプの自動ドア10の例を 示している。この自動ドア10では、一対の扉 12,12が設けられており、各扉体12は、それぞ れ、出入口31の端部に配設された回動軸63に 部が支持されるとともに、中央部で折り曲 可能に構成されている。そして、自動ドア ンサ20,20は回動軸63,63の上方にそれぞれ設置 れている。扉体12,12の通過する検知領域40は 動的制御とされ、扉体12,12は通過しないが出 口31の近傍の検知領域40は起動制御とされ、 その周囲の検知領域40は開保持制御又は無効 されている。動的制御では、扉体12,12が全 位置にあるときに停止制御又は低速開制御 され、扉体12,12が全開位置にあるときに開保 持制御とされ、開閉動作中は扉体12,12の位置 応じて起動制御と無効とが切り換えられる

 このように、本自動ドアセンサ20では、 検知領域40への動作識別情報の割り付け方に 応じて、種々のタイプの自動ドアセンサ20を 現することができる。

 (実施形態2)
 図17は本発明の第2実施形態を示している。 1実施形態では、設定記憶部36及び開閉制御 37が自動ドアセンサ20に設けられる構成とし たが、本第2実施形態では、設定記憶部36及び 開閉制御部37が自動ドアコントローラ25に設 られている。以下具体的に説明するが、こ では第1実施形態と同じ構成要素には同じ符 を付し、その詳細な説明を省略する。

 自動ドアセンサとして第1センサ20及び第2 センサ20が設けられている。第1センサ20及び 2センサ20は、それぞれセンサ部35と送受信 38とを有する。センサ部35の構成は第1実施形 態と同じである。

 各センサ20は、図18に示すように、各検知 領域40の検知状況を示す情報(検知情報)66を一 連の情報として出力する。この検知情報66に センサ識別子67が設けられているので、自 ドアコントローラ25は、このセンサ識別子67 より、検知情報66がどの自動ドアセンサ20,20 から出力された情報かを認識する。

 自動ドアコントローラ25の送受信部38は、 GUI端末51から送信された設定値、及び自動ド センサ20,20から出力された検知情報66をデー タバス29から取り込む。設定記憶部36は、自 ドアコントローラ25の送受信部48が受信した 定値により、動作識別情報を書き換える。 閉制御部37は、検知情報66及び設定記憶部36 動作識別情報に基づいて駆動部49を制御す 。また開閉制御部37は、検知情報66及び設定 憶部36の動作識別情報から複数の開閉制御 競合したときに、予め設定された優先順位 従い、実行する開閉制御を決定する。この 先順位については第1実施形態と同様である

 ここで、図19及び図20を参照しつつ、第2 施形態の自動ドア10の動作について説明する 。自動ドアセンサ20,20では、図19に示すよう 、各検知領域40において検知状況が変化した かどうかを判定する(ステップST31)。そして、 何れかの検知領域40において検知状況に変化 あったと判定されたときには、自動ドアセ サ20,20は、送受信部38から検知情報66を送信 る(ステップST32)。

 一方、自動ドアコントローラ25では、図20 に示すように、送受信部38がデータバス29か 検知情報66を受信したか否かが、定期的に判 定される(ステップST41)。そして、検知情報66 受信されたときには、ステップST42に移り、 自動ドアコントローラ25は、設定記憶部36に 憶されている動作識別情報を読み出す。そ て、受信した検知情報66及び読み出された動 作識別情報に応じて駆動部49を駆動し(ステッ プST43)、それに応じて扉体12,12が駆動される このように、第1センサ20又は第2センサ20に いて、ある検知領域40で検知状態が変化する と、それに応じて扉体12,12が駆動制御される なお、GUI端末51の動作は第1実施形態と同じ ある。

 次に、動作識別情報を書き換えるときの 動ドアコントローラ25の開閉制御について 図21を参照しつつ説明する。まずデータバス 29を介したGUI端末51との通信が確立されたか かが判定される(ステップST45)。そして、通 が確立されてGUI端末51がデータバス29と信号 授受が可能に接続されたと判定されると、 動ドアコントローラ25は、設定記憶部36に記 憶されている動作識別情報をGUI端末51に送信 (ステップST46)、その後、GUI端末51から出力 れた設定値を受信したか否かを判定する(ス ップST47)。そして設定値を受信したと判定 れると、受信した設定値を新たな動作識別 報として設定記憶部36に記憶する(ステップST 48)。これにより、自動ドアセンサ20では、記 されていた動作識別情報が書き換えられる

 一方、ステップST47において、GUI端末51か 設定値が受信されないと判定されると、再 GUI端末51との接続が確立されているかどう が確認され(ステップST49)、GUI端末51と接続さ れていると判定された場合には、ステップST4 7に戻り、再び設定値が受信されたか否かを 認する。そして、接続が切り離されるとス ップST45に戻る。

 第2実施形態においても第1実施形態と同 の効果が得られる。なお、その他の構成等 ついては説明を省略するが前記実施形態1と 様である。また、第2実施形態においても、 図10~図14の何れの割り付けが可能であり、ま 擬似タッチ式以外の引き戸タイプ、開き戸 イプ(図15)、折り戸タイプ(図16)の自動ドア10 としてもよい。

 (実施形態3)
 図22は本発明の第3実施形態を示している。 1実施形態では、データバス29を介して自動 アセンサ20と自動ドアコントローラ25との間 で通信を行う構成としたが、第3実施形態で 、自動ドアセンサ20と自動ドアコントローラ 25とが専用の信号線69で電気的に接続される 成となっている。以下具体的に説明するが ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同 符号を付し、その詳細な説明を省略する。

 自動ドアセンサ20は、センサ部35と、設定 記憶部36と、開閉制御部37と、設定送受信手 として機能する設定送受信部71と、指令送信 手段として機能する送信部72とを有する。セ サ部35、設定記憶部36及び開閉制御部37は実 形態1と同様である。設定送受信部71は、GUI 末51から送信された設定値を受信する設定 信手段として機能する。送信部72は、信号線 69によって自動ドアコントローラ25の受信部74 と接続されている。自動ドアセンサ20の送信 72及び自動ドアコントローラ25の受信部74は それぞれ6つの接点出力、接点入力を有し、 各接点が信号線69によって接続されている。6 つの接点を有するとしたのは、起動制御、開 保持制御、停止制御、閉動作時低速制御、開 動作時低速制御、動的制御の各制御のオン・ オフ信号を個別に送信できるようにするため である。つまり、自動ドアセンサ20及び自動 アコントローラ25には、開閉制御の数に応 た数の接点が設けられていればよい。

 図23及び図24は、第3実施形態での自動ド センサ20及び自動ドアコントローラ25の動作 示している。図23に示すように、自動ドア ンサ20では、各検知領域40で人等が検知され とステップST51からステップST52へと移り、 知状態となった検知領域40に対応する動作識 別情報を設定記憶部36から読み出す。そして 送信部72は、読み出された動作識別情報に 応する接点の出力をオンし(ステップST53)、 テップST51に戻る。また、各検知領域40が全 非検知状態のときは、送信部72の各接点の出 力を全てオフにする(ステップST54)。

 一方、自動ドアコントローラ25では、受 部74の各接点がオンしているかどうか確認し (ステップST61)、オンしている接点入力に応じ て駆動部49を駆動する(ステップST62)。このよ に、自動ドアセンサ20において、ある検知 域40において検知状態になると、それに応じ て扉体12,12が駆動制御される。なお、自動ド センサ20における情報識別情報の書き換え 作及びGUI端末51の動作は第1実施形態と同じ ある。

 本実施形態3においても第1実施形態と同 の効果が得られる。なお、その他の構成等 ついては説明を省略するが前記実施形態1と 様である。また、第3実施形態においても、 図10~図14の何れの割り付けが可能であり、ま 擬似タッチ式以外の引き戸タイプ、開き戸 イプ(図15)、折り戸タイプ(図16)の自動ドア10 としてもよい。

[実施の形態の概要]
 前記実施形態をまとめると、以下の通りで る。

 (1) 本実施形態では、各検知領域での人 は物体の検知状況に応じて、その検知領域 対して記憶手段に記憶された動作識別情報 基づいて扉体が開閉制御される。この動作 別情報は、検知領域での検知に対して検知 域毎に予め定められた開閉制御を規定する めの情報である。このため、人等が検知さ た検知領域に応じて開閉制御が異なるもの なる。そして、記憶手段では、この動作識 情報が書き換え可能となっているので、自 ドアの設置現場に応じて検知領域毎に動作 別情報を書き換えることが可能である。こ ため、前記の記憶手段及び動作制御手段を していれば、検知領域ごとの動作識別情報 割り付けを設置現場に応じて予め専用に設 しておかなくてよく、設置現場で割り付け 業をすることによって設置環境に応じた自 ドアとすることができる。すなわち、自動 アの汎用性を高めることができる。また、 作識別情報の割り付けを適宜変更すること より、種々の開閉制御が実現されるため、 動ドアやセンサの種類が増加するのを抑制 つつ、顧客の多様な要望に応えることがで るようになる。

 (2) 前記動作識別情報として、その検知 域が検知状態になると扉体を開く起動制御 表す動作識別情報、その検知領域が検知状 になると扉体を開き位置に維持する開保持 御を表す動作識別情報、及び扉体の駆動中 その検知領域が検知状態になると扉体を前 起動制御のときよりも低速で駆動する低速 御を表す動作識別情報が含まれているのが ましい。

 (3) この態様において、前記起動制御及 前記低速制御が競合したときに、前記起動 御に優先して前記低速制御を実行するのが ましい。この態様では、一部の検知領域が 知状態になって扉体を開く動作を行う起動 御と、他の検知領域が検知状態になって扉 を減速して駆動する低速制御とが競合する 合に、より安全な開閉制御が選択される。 のため、通行者等の安全性をより向上する とができる。

 (4) 前記自動ドアにおいて、データバス 有し、前記記憶手段への動作識別情報の書 換え指令が前記データバスを経由してなさ るようにしてもよい。この態様では、検知 域毎にデータ出入力のための接点を設ける 要がないので、安価な構成にすることがで る。

 (5) 本実施形態の自動ドアセンサは、建 の開口部周辺に複数の検知領域を有するセ サ部と、前記開口部に設けられた扉体を開 制御する動作制御手段に制御指令を送信す 指令送信手段と、前記検知領域の検知状況 応じて送信する前記制御指令を表す動作識 情報が、検知領域毎に書き換え可能に記憶 れる記憶手段と、を備え、前記指令送信手 は、前記検知領域での検知状況と前記記憶 段に記憶された前記動作識別情報とに基づ て前記制御指令を送信する。この自動ドア ンサでは、各検知領域での人又は物体の検 状況と、その検知領域に対して記憶手段に 憶された動作識別情報とに基づいて、扉体 開閉制御する動作制御手段に制御指令が送 される。そして制御指令を受信した動作制 手段は、この制御指令に応じて扉体を開閉 御する。ところで、動作識別情報は、検知 域での検知状況に応じて送信する制御指令 、検知領域毎に予め規定するための情報で る。このため、人等が検知された検知領域 応じて、送信される制御指令が異なるもの なる。そして、記憶手段では、この動作識 情報が書き換え可能となっているので、自 ドアセンサの設置現場に応じて検知領域毎 動作識別情報を書き換えることが可能であ 。このため、前記の記憶手段及び指令送信 段を有していれば、検知領域ごとの動作識 情報の割り付けを設置現場に応じて予め専 に設計しておかなくてよく、設置現場で割 付け作業をすることによって設置環境に応 た自動ドアセンサとすることができる。す わち、自動ドアセンサの汎用性を高めるこ ができる。また、動作識別情報の割り付け 適宜変更することにより、種々の動作制御 実現されるため、自動ドアセンサの種類が 加するのを抑制しつつ、顧客の多様な要望 応えることができるようになる。

 (6) 本実施形態の自動ドア用調整装置は 前記自動ドアと通信可能に構成される調整 置であって、動作識別情報に対応する設定 を検知領域ごとに設定するための設定手段 、前記設定手段によって設定された設定値 送信可能な送受信手段と、が含まれている

 以上説明したように、本実施形態によれ 、自動ドアやセンサの種類の増加を極力抑 ることができるとともに、顧客の多様な要 にフレキシブルに応じることができる。