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Patent Searching and Data


Title:
BANKNOTE HANDLING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/118857
Kind Code:
A1
Abstract:
An identification section (220) which performs identification and counting of the banknotes ingathered into a chassis (110) identifies the banknotes in such a manner that the banknotes being identified are detected to calculate detection values for one or more kinds of banknotes, and to compare the detection values for one or more kinds of banknotes with the preset threshold values. A reject handling section (115) handles to carrying to a reject section (102) the banknotes judged to be incorrect in accordance with the banknote identification result from the identification section (220). For the banknotes carried to the reject section (102), a display section (105) indicates reject factors identified on the basis of the banknote identification result from the identification section (220) and the detection values for one or more kinds of banknotes.

Inventors:
OZAKI HIROFUMI (JP)
ITO OSAMU (JP)
MATSUURA SHINJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055860
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
OZAKI HIROFUMI (JP)
ITO OSAMU (JP)
MATSUURA SHINJI (JP)
International Classes:
G07D11/00; G07D3/00
Foreign References:
JP2002197505A2002-07-12
JPS6191788A1986-05-09
JP2008015813A2008-01-24
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (JP)
Kenji Yoshitake (JP)
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Claims:
 外部から紙幣を1枚ずつ内部に取り込み、この内部に取り込まれた紙幣を識別計数する紙幣処理装置であって、
 筐体と、
 前記筐体内に取り込まれた紙幣の識別計数を行う識別部であって、識別対象となる紙幣について検出を行い紙幣の1または複数の種類の検出値を算出し、紙幣における1または複数の種類の検出値と予め設定された閾値とを比較することにより紙幣の識別を行うような識別部と、
 前記識別部による紙幣の識別結果により、正常な紙幣でないと判断された紙幣をリジェクト部へ搬送する処理を行うリジェクト処理部と、
 前記リジェクト部に搬送された紙幣について、前記識別部による紙幣の識別結果に基づくリジェクト要因、および紙幣の1または複数の種類の検出値をそれぞれ表示する表示部と、
 を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
 前記紙幣の検出値は、紙幣の厚み、サイズ、光透過特性、光反射特性および磁気データのいずれかのものであることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
 前記識別部による紙幣の識別結果に基づいて示される前記リジェクト要因は、紙幣の連鎖、斜行、重送、偽券、真偽不確定券、損券のうち少なくとも1つのものであることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
 前記表示部は、前記リジェクト部に搬送された紙幣のリジェクト要因毎の枚数、および各リジェクト要因毎の各々の紙幣の検出値を表示することを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
 前記表示部は、前記リジェクト部に搬送された紙幣のリジェクト要因毎の枚数、およびリジェクト要因が偽券、真偽不確定券または損券である各々の紙幣の検出値を表示することを特徴とする請求項4記載の紙幣処理装置。
 前記表示部は、前記リジェクト部に搬送された紙幣のリジェクト要因毎の枚数をまず表示し、複数のリジェクト要因のうち偽券、真偽不確定券または損券が選択されたときに、リジェクト要因が偽券、真偽不確定券または損券である各々の紙幣の検出値を順に表示することを特徴とする請求項4記載の紙幣処理装置。
 前記表示部は、前記リジェクト部に搬送された紙幣のリジェクト要因毎の枚数、およびリジェクト要因が偽券、真偽不確定券または損券である各々の紙幣の検出値を同時に表示することを特徴とする請求項4記載の紙幣処理装置。
 前記表示部は、前記リジェクト部に搬送された紙幣について、前記識別部による紙幣の識別結果に基づくリジェクト要因、および紙幣の1または複数の種類の検出値の他に、紙幣の各検出値に対応する予め設定された閾値も表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
 前記表示部は、前記リジェクト部に搬送された紙幣について、前記識別部による紙幣の識別結果に基づくリジェクト要因を表示するとともに、リジェクト要因が偽券、真偽不確定券または損券である各々の紙幣の検出値および紙幣の各検出値に対応する予め設定された閾値を表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
 前記表示部に紙幣の閾値が表示されている状態でこの閾値を変更するための操作部を更に備えたことを特徴とする請求項8記載の紙幣処理装置。
Description:
紙幣処理装置

 本発明は、外部から紙幣を1枚ずつ内部に 取り込み、この内部に取り込まれた紙幣を収 納する紙幣処理装置に関し、とりわけ、操作 者が識別部による検出値に基づいてリジェク ト紙幣のリジェクト要因をより詳細に分析す ることができる紙幣処理装置に関する。

 外部から紙幣を1枚ずつ内部に取り込み、 この内部に取り込まれた紙幣を収納する紙幣 処理装置として様々な種類のものが知られて いる。このような紙幣処理装置には、筐体の 内部に取り込まれた紙幣の識別計数を行う識 別部が設けられている。そして、筐体の内部 に取り込まれた紙幣に連鎖、斜行、重送等の 搬送不良が発生したり、内部に取り込まれた 紙幣が偽券、真偽不確定券、損券等であった りすることが、識別部による識別結果により 判断されたときには、この紙幣はリジェクト 紙幣として紙幣処理装置の外部に戻される( ジェクトされる)ようになっている。このよ な紙幣処理装置としては、例えば特開2002-56 438号公報、特開平6-12549号公報、特開平6-150114 号公報等に開示されるものが知られている。

 特開2002-56438号公報には、紙幣等の処理を 行う取引処理装置であって、この取引処理装 置の内部に取り込まれた紙幣のうち識別部に より識別することができなかった紙幣(識別 可紙幣)があった場合に、この紙幣のリジェ ト要因(例えば、しわ多し、角折れ、部分的 絵柄不良、等)と、各リジェクト要因のそれ れの紙幣の枚数が表示部に表示されるよう 取引処理装置が開示されている。

 また、特開平6-12549号公報には、リジェク トされた紙幣等の紙葉類について、再度入金 させる際にリジェクト要因に応じたガイダン ス(たとえば、「紙幣の折れ、クセを直して ットしてください」、等)がディスプレイ等 表示部に表示されるような紙葉類取引装置 開示されている。

 また、特開平6-150114号公報には、紙幣を 部に取り込む際に紙幣の連鎖等の搬送異常 生じたときに、この搬送異常に係る情報が 憶されるような紙幣入出金装置が開示され いる。

 このように、従来の紙幣処理装置によれ 、紙幣の連鎖、斜行、重送、偽券、真偽不 定券または損券等のリジェクト要因自体は ィスプレイ等の表示部に表示させることが きた。ここで、紙幣がリジェクト紙幣であ か否かは、識別部により算出される紙幣の み、サイズ、光透過特性、光反射特性また 磁気データ等の検出値と、予め設定された 々の閾値とを比較することにより判断され ようになっている。しかしながら、識別部 より算出される紙幣の厚み、サイズ、光透 特性、光反射特性または磁気データ等の検 値は従来の紙幣処理装置では表示されてい かった。

 このため、操作者はリジェクト紙幣のリ ェクト要因をより詳細に分析することがで ず、紙幣処理装置に紙幣のリジェクトが頻 に発生する場合は、専門的知識を有するメ テナンス員がリジェクト要因をより詳細に 析し、この分析結果に応じて紙幣処理装置 修繕を行う必要があった。

 本発明は、このような点を考慮してなさ たものであり、操作者がリジェクト紙幣の ジェクト要因をより詳細に分析することが きるようになり、例えば紙幣処理装置に紙 のリジェクトが頻繁に発生した場合であっ も専門的知識を有するメンテナンス員が紙 処理装置の設置現場に行く必要のないよう 紙幣処理装置を提供することを目的とする

 本発明の紙幣処理装置は、外部から紙幣 1枚ずつ内部に取り込み、この内部に取り込 まれた紙幣を識別計数する紙幣処理装置であ って、筐体と、前記筐体内に取り込まれた紙 幣の識別計数を行う識別部であって、識別対 象となる紙幣について検出を行い紙幣の1ま は複数の種類の検出値を算出し、紙幣にお る1または複数の種類の検出値と予め設定さ た閾値とを比較することにより紙幣の識別 行うような識別部と、前記識別部による紙 の識別結果により、正常な紙幣でないと判 された紙幣をリジェクト部へ搬送する処理 行うリジェクト処理部と、前記リジェクト に搬送された紙幣について、前記識別部に る紙幣の識別結果に基づくリジェクト要因 および紙幣の1または複数の種類の検出値を それぞれ表示する表示部と、を備えたことを 特徴とする。

 ここで、前記紙幣の検出値は、紙幣の厚 、サイズ、光透過特性、光反射特性および 気データのいずれかのものであることが好 しい。また、前記識別部による紙幣の識別 果に基づいて示される前記リジェクト要因 、紙幣の連鎖、斜行、重送、偽券、真偽不 定券、損券のうち少なくとも1つのものであ ることが好ましい。

 本発明の紙幣処理装置においては、前記 示部は、前記リジェクト部に搬送された紙 のリジェクト要因毎の枚数、および各リジ クト要因毎の各々の紙幣の検出値を表示す ことが好ましい。

 この場合、前記表示部は、前記リジェク 部に搬送された紙幣のリジェクト要因毎の 数、およびリジェクト要因が偽券、真偽不 定券または損券である各々の紙幣の検出値 表示することがより好ましい。

 あるいは、前記表示部は、前記リジェク 部に搬送された紙幣のリジェクト要因毎の 数をまず表示し、複数のリジェクト要因の ち偽券、真偽不確定券または損券が選択さ たときに、リジェクト要因が偽券、真偽不 定券または損券である各々の紙幣の検出値 順に表示するようになっていてもよい。

 あるいは、前記表示部は、前記リジェク 部に搬送された紙幣のリジェクト要因毎の 数、およびリジェクト要因が偽券、真偽不 定券または損券である各々の紙幣の検出値 同時に表示するようになっていてもよい。

 本発明の紙幣処理装置においては、前記 示部は、前記リジェクト部に搬送された紙 について、前記識別部による紙幣の識別結 に基づくリジェクト要因、および紙幣の1ま たは複数の種類の検出値の他に、紙幣の各検 出値に対応する予め設定された閾値も表示す ることが好ましい。

 この場合、前記表示部は、前記リジェク 部に搬送された紙幣について、前記識別部 よる紙幣の識別結果に基づくリジェクト要 を表示するとともに、リジェクト要因が偽 、真偽不確定券または損券である各々の紙 の検出値および紙幣の各検出値に対応する め設定された閾値を表示することがより好 しい。

 また、前記表示部に紙幣の閾値が表示さ ている状態でこの閾値を変更するための操 部を更に備えたことがより好ましい。

本発明の一の実施の形態における紙幣 理装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す紙幣処理装置の内部構成の概 略を示す概略構成図である。 図2に示す紙幣処理装置における識別部 の構成の概略を示す概略側面図である。 図3に示す識別部の概略上面図である。 図1に示す紙幣処理装置の制御ブロック 図である。 図1に示す紙幣処理装置の表示部におけ る表示内容であって、ホッパに収容された紙 幣が全て紙幣処理装置の筐体の中に取り込ま れ、全ての紙幣がスタッカ部かリジェクト部 に送られたときの表示内容を示す図である。 図1に示す紙幣処理装置の表示部にお る表示内容であって、図6に示すような画面 ら、リジェクト要因および各リジェクト要 毎の紙幣の枚数を表示する画面に切り換え ときの表示内容を示す図である。 図1に示す紙幣処理装置の表示部にお る表示内容であって、図7Aに示すような画面 から、各リジェクト要因毎の各々の紙幣の各 種項目の検出値を表示する画面に切り換えた ときの表示内容を示す図である。 図1に示す紙幣処理装置の表示部にお る表示内容であって、図7Aに示すような画面 から、リジェクト要因を選択するためのカー ソルを移動させたときの表示画面を示す図で ある。 図1に示す紙幣処理装置の表示部にお る表示内容であって、図8Aに示すような画面 から、各リジェクト要因毎の各々の紙幣の各 種項目の検出値を表示する画面に切り換えた ときの表示内容を示す図である。 図1に示す紙幣処理装置の表示部にお る表示内容であって、紙幣処理装置の通常 処理モードの待機状態における表示内容を す図である。 図1に示す紙幣処理装置の表示部にお る表示内容であって、図9Aに示すような画面 から、紙幣処理装置をリジェクト要因確認モ ードに切り換えたときの表示内容を示す図で ある。 図1に示す紙幣処理装置の表示部にお る表示内容であって、図9Bに示すような画面 から、識別対象となる1枚の紙幣を紙幣処理 置の内部に投入したときの表示内容を示す である。

 以下、図面を参照して本発明の一の実施 形態について説明する。なお、以下の記載 、本発明の実施の一形態に過ぎず、本発明 範囲を限定するものではない。

 まず、図1および図2により、本実施の形 に係る紙幣処理装置の全体構成について説 する。図1は、本発明の実施の形態における 幣処理装置の外観を示す斜視図である。ま 、図2は、図1に示す紙幣処理装置の内部構 の概略を示す概略構成図であり、主に搬送 とセンサ系を示している。

 図1および図2に示すように、紙幣処理装 100は、紙幣繰出機構10、筐体110、ホッパ101、 2つのリジェクト部102、操作部103、表示部105 よび4つのスタッカ部106を備えている。また この紙幣処理装置100の筐体110の内部には、 幣処理装置100の各構成要素を制御するため 制御部115(後述)が設けられている。

 ホッパ101は、オペレータによって複数の 幣が積層状態で載置されるようになってお 、紙幣繰出機構10によってこのホッパ101に 容された紙幣が紙幣処理装置100の筐体110の 部に1枚ずつ取り込まれるようになっている 図2に示すように、紙幣繰出機構10は、紙幣 繰り出しを行うフィードローラ12、フィー ローラ12に対向するよう設けられ当該フィー ドローラ12との間にゲート部を形成するゲー ローラ(逆転ローラ)14、およびホッパ101に収 容された紙幣をフィードローラ12に向かって り出すキッカローラ16、18から構成されてい る。紙幣繰出機構10により紙幣処理装置100の 部に取り込まれた紙幣は搬送部201(後述)に り1枚ずつ搬送されるようになっている。

 各リジェクト部102は、ホッパ101から筐体1 10の内部に取り込まれた紙幣がリジェクト紙 (例えば偽券等)である場合に当該紙幣を排 するようになっている。ここで、2つのリジ クト部102のうち下方にあるリジェクト部102 、例えば偽券等を排出するために用いられ 上方にあるリジェクト部102は、後述する識 部220により識別計数が行われたが各スタッ 部106への仕分け対象から除外されたような 幣を収容するために用いられるようになっ いる。

 図1に示すように、紙幣処理装置100の筐体 110には操作部103および表示部105が設けられて いる。操作部103は、オペレータからの指示を 受けつけるための入力ボタンを有している。 表示部105は、例えばLCDディスプレイからなり 、各スタッカ部106における紙幣の集積情報を 表示するようになっている。具体的には、表 示部105は、各スタッカ部106における、収容さ れるべき紙幣の金種、真偽、正損、新旧、収 容された紙幣の枚数、および収容された紙幣 の合計金額のうち少なくとも1つの情報を表 するようになっている。

 各スタッカ部106は、紙幣繰出機構10によ てホッパ101から取り込まれた紙幣を当該紙 の特徴(例えば紙幣の新旧、正損、真偽、金 、方向、表裏等)毎に集積するようになって いる。図1に示すように、各スタッカ部106に 積された紙幣はオペレータにより取り出し 在となっている。

 図2に示すように、ホッパ101から各スタッ カ部106に紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部201が 幣処理装置100の筐体110の内部に設けられて る。この搬送部201は通常の場合、ベルト搬 機構が組み合わされたものからなる。この ルト搬送機構は、一対または3以上のローラ よび各ローラに張架された例えばゴムベル から構成されている。

 搬送部201に沿って種々のセンサ203~214が設 けられている。ホッパ101の出口側に設けられ た紙幣繰出検出センサ203および後述する識別 部220の入口側に設けられたセンサ204は、それ ぞれ、紙幣が確実に取り込まれたことを検出 するようになっている。搬送部201に設けられ た識別部220は様々な検出手段から構成されて おり、ホッパ101から取り込まれた紙幣の新旧 、正損、真偽、金種、方向、表裏、および搬 送状態等を検出するようになっている。この 識別部220の構成の詳細については後述する。

 搬送部201における識別部220の下流側には2 つの分岐部材231が直列に設けられている。各 分岐部材231は、識別部220において識別を行う ことができなかった紙幣や識別が行われたが 各スタッカ部106への仕分け対象から除外され た紙幣を、対応するリジェクト部102に送るよ うになっている。センサ205、206は、分岐部材 231から各リジェクト部102に紙幣が送られたこ とを検出するものである。各スタッカ部106へ の仕分け対象とされた紙幣はセンサ207により 搬送状態が検出され、更に搬送部201で搬送さ れる。搬送部201における分岐部材231の下流側 には3つの分岐部材232~234が直列に設けられて り、各分岐部材232~234は紙幣の特徴(例えば 金種等)に応じて分岐部材231から搬送された 幣を4つのスタッカ部106のうち対応するスタ ッカ部106に送るようになっている。このよう にして、識別部220により紙幣の特徴について の識別が行われた紙幣は、4つのスタッカ部10 6のうち適合するスタッカ部106に収納される センサ208~214は、搬送部201から各スタッカ部1 06への紙幣の仕分けが的確に行われたか否か 検出するようになっている。更に、図2に示 すようにホッパ101には透過センサ215が設置さ れており、この透過センサ215は、ホッパ101に 紙幣が収容されているときにこのことを検出 するようになっている。各スタッカ部106にお ける紙幣の収納状況は、残留検出センサ221~22 4により検出されるようになっている。

 なお、図1および図2では、リジェクト部 2つであるとともにスタッカ部が4つである場 合について図示したが、これらの構成要素の 数はこれに限定されることはなく変更するこ とができる。

 次に、識別部220の構成の詳細について図3 および図4を用いて説明する。図3は、図2に示 す紙幣処理装置100における識別部220の構成の 概略を示す概略側面図であり、図4は、図3に す識別部220の概略上面図である。図3および 図4に示すように、識別部220には、紙幣の搬 方向における上流側から順に、タイミング ンサ20、赤外光センサ22、厚み検出センサ24 磁気センサ26、赤色光センサ28、タイミング ンサ29がそれぞれ設けられている。なお、 3および図4において、参照符号Bで示される のは、識別部220において搬送される紙幣で り、二点鎖線の矢印は、紙幣Bの搬送方向を している。

 図3および図4に示すように、識別部220に ける最も上流側には、紙幣の搬送方向にお る右側および左側に左右一対のタイミング ンサ20a、20b(これらを合わせてタイミングセ サ20とする)が設けられており、タイミング ンサ20は、紙幣が識別部220に到来したこと 検出するようになっている。

 紙幣の搬送方向におけるタイミングセン 20の下流側には赤外光センサ22が設けられて いる。図4に示すように、赤外光センサ22は、 紙幣の搬送方向における右側および左側に配 置された左右一対の例えばラインセンサから なる赤外光センサ22a、22bから構成されている 。各赤外光センサ22a、22bは、それぞれ、赤外 光を発光する発光部および発光部から発せさ れた赤外光を受ける受光部を、紙幣の搬送部 201を挟むよう有している。このような各赤外 光センサ22a、22bにおいて、発光部から照射さ れた赤外光が、識別部220内の搬送部201にある 紙幣を透過して受光部まで到達するようにな っており、受光部で受光された赤外光のデー タに基づいて検出値が算出されるようになっ ている。ここでは、赤外光センサ22a、22bは紙 葉類の搬送方向において右側および左側の両 方に配置されているので、赤外光センサ22a、 22bの各々においてそれぞれ検出値が算出され る。赤外光センサ22aにより算出される検出値 を「IR1」、赤外光センサ22bにより算出される 検出値を「IR2」とする。

 紙幣の搬送方向における赤外光センサ22 下流側には厚み検出センサ24が設けられてい る。この厚み検出センサ24は、紙幣の厚みを 出することができ、このことにより紙幣に 折れ部分があるか、2枚以上の紙幣の重送が 行われるか、あるいは紙幣のある部分にテー プ等が貼られているか等を検出することがで きるようになっている。

 紙幣の搬送方向における厚み検出センサ2 4の下流側には磁気センサ26が設けられている 。図4に示すように、磁気センサ26は、紙幣の 搬送方向における右側および左側に配置され た左右一対の磁気センサ26a、26bから構成され ている。そして、磁気センサ26a、26bの各々に おいて紙幣の検出値がそれぞれ算出されるよ うになっている。磁気センサ26aにより算出さ れる検出値を「MG1」、磁気センサ26bにより算 出される検出値を「MG2」とする。

 紙幣の搬送方向における磁気センサ26の 流側には赤色光センサ28が設けられている。 赤色光センサ28は、紙幣の搬送部201に対して 方の側に設けられた発光部および受光部を しており、発光部から赤色光が照射され、 光部では赤色光が受けられるようになって る。赤色光センサ28において、発光部から 射された赤色光が、識別部220内の搬送部201 ある紙幣で反射して受光部まで到達するよ になっており、受光部で受光された赤色光 データに基づいて検出値が算出されるよう なっている。赤色光センサ28により算出され る検出値を「FL」とする。

 識別部220における最も下流側には、紙幣 搬送方向における右側および左側に左右一 のタイミングセンサ29a、29b(これらを合わせ てタイミングセンサ29とする)が設けられてお り、タイミングセンサ29は、紙幣が識別部220 ら送出されたことを検出するようになって る。

 また、図5に示すように、紙幣処理装置100 の筐体110の内部には、紙幣処理装置100の各構 成要素の制御を行う制御部115が設けられてい る。図5は、図1に示す紙幣処理装置100の制御 ロック図である。図5に示すように、制御部 115にはリジェクト部102、操作部103、スタッカ 部106、各センサ203~214、識別部220、表示部105 搬送部201、紙幣繰出機構10、分岐部材231~234 記憶部120、インターフェース125がそれぞれ 続されている。

 制御部115には、各センサ203~214により検出 された紙幣の検出結果や、識別部220により識 別された紙幣の識別結果が送られるようにな っている。また、制御部115には、操作部103を 介して操作者による指令が送られるようにな っている。一方、制御部115は、リジェクト部 102、表示部105、スタッカ部106、搬送部201、紙 幣繰出機構10、分岐部材231~234等を制御するよ うになっている。具体的には、制御部115は、 搬送部201、紙幣繰出機構10、分岐部材231~234等 を制御することにより、紙幣処理装置100にお ける紙幣の搬送を制御することができる。ま た、制御部115は、表示部105を制御することに より、当該表示部105における表示内容を制御 することができる。さらに、制御部115に接続 された記憶部120は、制御部115による制御に用 いられる様々なデータを記憶することができ る。また、制御部115に接続されたインターフ ェース125により、無線または有線による外部 装置との送受信を行うことができる。このよ うな制御部115により、識別部220による紙幣の 識別結果によって正常な紙幣でないと判断さ れた紙幣をリジェクト部102へ搬送するリジェ クト処理部が構成されている。

 次に、このような構成からなる紙幣処理 置100の動作について説明する。

 まず、操作者により紙幣の束がホッパ101 収容され、このホッパ101に収容された束状 の紙幣は紙幣繰出機構10により1枚ずつ紙幣 理装置100の筐体110の内部に取り込まれる。 して、紙幣処理装置100の筐体110の内部に取 込まれた紙幣は搬送部201により搬送され、 別部220に送られる。

 識別部220において、図3および図4に示す うに、赤外光センサ22、厚み検出センサ24、 気センサ26、赤色光センサ28によりそれぞれ 紙幣の検出が行われる。この際に、赤外光セ ンサ22a、22bにより紙幣の光透過特性に係る検 出値IR1、IR2がそれぞれ算出される。また、磁 気センサ26a、26bにより、紙幣の磁気データに 係る検出値MG1、MG2がそれぞれ算出される。ま た、赤色光センサ28により、紙幣の光反射特 に係る検出値FLが算出される。

 識別部220において算出された検出値IR1、I R2、MG1、MG2、FLはそれぞれ制御部115に送られ 制御部115において、これらの算出された検 値と、記憶部120において予め記憶された所 の閾値との比較が行われる。ここで、全て 検出値が、予め設定された所定の閾値以上 ある場合には、この紙幣は真正な紙幣であ と制御部115において判断される。一方、少 くともいずれか1つの検出値が、所定の閾値 りも小さい場合には、この紙幣はリジェク 紙幣であると制御部115において判断される

 識別部220で識別が行われた紙幣について 制御部115において真正な紙幣であると判断 れたものは、4つのスタッカ部106のうちいず れか1つのスタッカ部106に送られ、このスタ カ部106で集積される。一方、識別部220で識 が行われた紙幣について、制御部115におい リジェクト紙幣であると判断されたものは ジェクト部102に送られる。

 ホッパ101に収容された紙幣の束が全て紙 処理装置100の筐体110の中に取り込まれ、ス ッカ部106かリジェクト部102に全ての紙幣が られたときには、表示部105には図6に示すよ うにスタッカ部106に集積された紙幣の合計金 額($2,463)およびスタッカ部106に集積された紙 の合計枚数(435PCS(Pieces))が表示される。

 ここで、操作者が操作部103において特定 ボタンを押すことにより、具体的には例え シフトボタンとマニュアルボタンを同時に すことにより、表示部105における表示は図7 Aに示すような画面に切り替わる。図7Aに示す 画面において、リジェクト部102に送られたリ ジェクト紙幣について、リジェクト要因毎の 枚数が示されている。ここで、リジェクト要 因としては、連鎖(CHAIN)、斜行(SKEW)、重送(MLT) 、偽券(SUSP-1)、真偽不確定券(SUSP-2)等が挙げ れる。すなわち、図7Aには、リジェクト要因 が紙幣の連鎖であるようなリジェクト紙幣が 3枚、リジェクト要因が紙幣の斜行であるよ なリジェクト紙幣が4枚、リジェクト要因が 幣の重送であるようなリジェクト紙幣が1枚 、リジェクト要因が偽券であるようなリジェ クト紙幣が1枚、リジェクト要因が真偽不確 券であるようなリジェクト紙幣が3枚あるこ が示されている。

 図7Aに示すような表示において、操作者 操作部103により各リジェクト項目を選択す ことができるようになっている。具体的に 、図7Aに示すような画面において「SUSP-1」に カーソル(図7Aにおける「SUSP-1」の文字の下に あるラインがカーソルを示している)を合わ 、リターンボタンを押すと、表示部105にお る表示は図7Bに示すような画面に切り替わる 。図7Bに示す画面において、「SUSP-1 1」とい 表示は、「1枚目の偽券」ということを意味 し、「IR1、IR2、FL、MG1、MG2」はそれぞれ光透 特性、光反射特性および磁気データに係る 幣の検出値を示している。ここで、「Checked  Value」という項目は、実際に識別部220によ 算出された検出値を示し、「Set Value」とい 項目は、記憶部120に記憶された閾値を示し いる。図7Bに示す画面において、閾値とし は、「A」で示されるものと「B」で示される ものの2種類のものがあるが、Aの閾値の方がB の閾値よりもより厳しい(すなわち、より精 の高い)設定となっている。そして、図7Bに すように、「IR1、IR2、FL、MG1、MG2」の各項目 に係る実際の検出値について、「B」で示さ る閾値よりも小さいものについては、文字 色が反転したり枠で囲まれたりすることに り、操作者にとって目立つものとなるよう 画面上での装飾が施されるようになってい 。なお、実際に比較の対象に用いられる閾 を「A」に示されるものとするか、「B」に示 されるものとするかは、紙幣処理装置100の使 用状況に応じて、操作者が操作部103により選 択することができるようになっていてもよい 。

 操作者は、表示部105における図7Bに示す うな画面を見ることにより、目視にて、リ ェクト紙幣の具体的なリジェクト要因を確 することができるようになる。具体的には 操作者は、1枚目の偽券について、光反射特 (FL)および紙幣の搬送方向における左側の磁 気センサ26bによる磁気データ(MG2)に異常があ ことを知ることができる。図7Bに示すよう 画面から、操作者は操作部103によって、2枚 以降の偽券に関する紙幣の各種項目の検出 および閾値を表示するよう、画面を切り換 ることができる。

 他のリジェクト要因のリジェクト紙幣に いて操作者が各種項目の検出値を確認した 場合は、図7Bに示すような画面において操 者が例えば操作部103の「戻るボタン」を押 ことにより図7Aに示すような画面に戻し、操 作部103の下ボタンを押すことにより図8Aに示 ようにカーソルを「SUSP-2」に合わせる。そ て、操作者がリターンボタンを押すと、表 部105における表示は図8Bに示すような画面 切り替わる。図8Bに示す画面において、「SUS P-2 1」という表示は、「1枚目の真偽不確定 」ということを意味する。操作者は、表示 105における図8Bに示すような画面を見ること により、1枚目の真偽不確定券について、紙 の搬送方向における右側の磁気センサ26aに る磁気データ(MG1)に異常があることを知るこ とができる。図8Bに示すような画面から、操 者は操作部103によって、2枚目以降の真偽不 確定券に関する紙幣の各種項目の検出値およ び閾値を表示するよう、画面を切り換えるこ とができる。

 なお、図7Aに示すような複数の各リジェ ト要因のうち、表示部105に各々の紙幣の各 項目の検出値が表示されるのは、偽券(SUSP-1) または真偽不確定券(SUSP-2)を選択したときの となっているが、この他に、金種識別が正 に行われずに金種識別エラーとなった場合 も同様に紙幣の各種項目の検出値を表示す ことができるようにしてもよい。

 本実施の形態による紙幣処理装置100の動 は、上記の態様に限定されるものではなく 様々の変更を加えることができる。

 紙幣処理装置100における別の態様の動作 ついて説明する。

 紙幣処理装置100が通常の処理モードであ ときにおいて、操作者が操作部103により制 部115に対して指令を与えることにより、紙 処理装置100を「リジェクト要因確認モード とする。紙幣処理装置100をリジェクト要因 認モードとした場合には、この紙幣処理装 100において通常の紙幣処理動作を行うこと できなくなる。具体的には、紙幣処理装置1 00において通常の処理モードの待機状態では 表示部105に図9Aに示すような「合計金額 0 処理枚数 0」が表示されているが、操作者 操作部103において特定のボタンを押すこと より、具体的には例えばシフトボタンとマ ュアルボタンを同時に押すことにより、表 部105における表示は図9Bに示すような画面に 切り替わる。図9Bに示すような画面が表示部1 05に表示されたときに、紙幣処理装置100はリ ェクト要因確認モードとなっている。

 紙幣処理装置100がリジェクト要因確認モ ドであるときにおいて、ホッパ101に対して 別対象となる紙幣を1枚収容させると、この ホッパ101に収容された紙幣は紙幣処理装置100 の筐体110の内部に取り込まれる。筐体110の内 部に取り込まれた紙幣は搬送部201により搬送 され、識別部220に送られる。

 識別部220において、図3および図4に示す うに、赤外光センサ22、厚み検出センサ24、 気センサ26、赤色光センサ28によりそれぞれ 紙幣の検出が行われ、複数の種類の検出値IR1 、IR2、MG1、MG2、FLがそれぞれ算出される。識 部220で識別された紙幣は、搬送部201により ジェクト部102に送られる。

 識別部220により紙幣の識別が行われたと に、表示部105における表示は図10に示すよ な画面に切り替わる。図10に示すように、表 示部105には、識別部220により算出された紙幣 の各種の検出値が表示されるとともに、記憶 部120に記憶された各種項目の閾値も表示され る。図10に示すように、「IR1、IR2、FL、MG1、MG 2」の各項目に係る実際の検出値について、 B」で示される閾値よりも小さいものについ は、文字の色が反転したり枠で囲まれたり ることにより、操作者にとって目立つもの なるような画面上での変化が施されるよう なっている。さらに、図10に示すように、 示部105には、識別対象となる紙幣が偽券で ることを示す「SUSP-1」という表示がなされ 。

 このようにして、操作者は、表示部105に ける図10に示すような画面を見ることによ 、目視にて、識別対象となる紙幣のリジェ ト要因を確認することができるようになる 具体的には、識別対象となる紙幣を紙幣処 装置100に投入したときに、図10に示すような 表示がなされたときには、操作者は、この識 別対象となる紙幣について、リジェクト要因 が偽券であることを確認することができると ともに、光反射特性(FL)および紙幣の搬送方 における左側の磁気センサ26bによる磁気デ タ(MG2)に異常があることを知ることができる 。

 なお、操作者は、操作部103により、記憶 120に記憶される各種項目の閾値を変更する とも可能である。具体的には、図7B、図8Bま たは図10に示すような、識別部220による検出 および閾値が表示される画面において、操 部103により、画面に表示されている閾値(具 体的には、「A」で示される閾値と「B」で示 れる閾値の両方)を変更することができる。 操作部103により表示部105に表示されている閾 値を変更すると、記憶部120に記憶されている 閾値も変更される。

 以上のように、本実施の形態の紙幣処理 置100によれば、筐体110内に取り込まれた紙 の識別計数を行う識別部220により、識別対 となる紙幣について検出を行い紙幣の複数 種類の検出値、具体的には紙幣の光透過特 、光反射特性および磁気データ等に係る検 値を算出し、紙幣における複数の種類の検 値と、記憶部120に記憶された閾値とを比較 ることにより紙幣の識別を行うようになっ いる。そして、識別部220による紙幣の識別 果によって、正常な紙幣でないと判断され 紙幣をリジェクト部102へ搬送するようにな ている。さらに、リジェクト部102に搬送さ た紙幣について、表示部105において、図7A 示すように識別部220による紙幣の識別結果 基づくリジェクト要因(例えば、連鎖、偽券 真偽不確定券等)が表示されるとともに、図 7Bに示すように紙幣の複数の種類の検出値(例 えば、紙幣の光透過特性、光反射特性および 磁気データに係る検出値等)が表示されるよ になっている。このことにより、操作者は リジェクト紙幣のリジェクト要因を各種項 の検出値によってより詳細に分析すること できるようになり、例えば紙幣処理装置に 幣のリジェクトが頻繁に発生した場合であ ても専門的知識を有するメンテナンス員が 幣処理装置の設置現場に行く必要がなくな 。

 また、図7Aおよび図7Bに示すように表示部 105は、リジェクト部102に搬送された紙幣のリ ジェクト要因毎の枚数(図7A参照)、および各 ジェクト要因毎の各々の紙幣の検出値(図7B 照)を表示することができるようになってい 。このため、操作者は、リジェクト紙幣に いてリジェクト要因毎に各種項目の検出値 確認することができるようになる。

 また、図7Bに示すように、表示部105は、 ジェクト部102に搬送された紙幣について、 別部220による紙幣の識別結果に基づくリジ クト要因、および紙幣における複数の種類 検出値の他に、紙幣の各検出値に対応する め設定された閾値(記憶部120に記憶された閾 )も表示することができるようになっている 。このため、使用者はリジェクト紙幣の検出 値が閾値からどの程度離れているかを確認す ることができるようになり、リジェクト紙幣 がどの程度異常であるかを確認することがで きる。

 なお、本発明による紙幣処理装置は、上 の態様に限定されるものではなく、様々の 更を加えることができる。

 例えば、紙幣の検出値としては、紙幣の 透過特性、光反射特性、磁気データ以外に 、紙幣の厚みやサイズを用いることもでき 。具体的には、例えば、厚み検出センサ24 より検出された紙幣の厚みを、紙幣の検出 とすることができる。また、紙幣における 記以外の更に他の性質を識別部により検出 、検出値とするようにしてもよい。

 また、識別部による紙幣の識別結果に基 いて示されるリジェクト要因としては、紙 の連鎖、斜行、重送、偽券、真偽不確定券 外にも、損券をリジェクト要因として挙げ もよい。リジェクト部に搬送された紙幣が 券である場合においても、紙幣の複数の種 の検出値が表示部において図7Bに示すよう 画面と同様の他面にて表示されるようにな ている。

 また、識別部は、識別対象となる紙幣に いて複数の種類の検出値を行うことに限定 れることはなく、例えば光透過特性の検出 のみ等、1種類のみの検出値を検出するよう になっていてもよい。

 また、上述のような、リジェクト部に搬 された紙幣のリジェクト要因毎の枚数をま 表示部に表示し、複数のリジェクト要因の ち偽券、真偽不確定券または損券が選択さ たときに、各々のリジェクト紙幣の各種項 の検出値を順に表示するような態様に限定 れることはない。他の態様として、表示部 、リジェクト部に搬送された紙幣のリジェ ト要因毎の枚数、およびリジェクト要因が 券、真偽不確定券または損券である各々の ジェクト紙幣の各種項目の検出値を同時に 示するようになっていてもよい。