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Title:
BASE STATION DEVICE AND COMMUNICATION CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136459
Kind Code:
A1
Abstract:
A base station device used in a mobile communication system employs the OFDM method in the downlink. The base station device includes: a scheduler for performing radio resource allocation to a user device for each sub frame; control channel generation means for generating a control channel which reports the result of scheduling by the scheduler to the user device; and mapping means for mapping the control channel and the data channel. The control information contains information indicating the radio resource amount used for the control channel. The mapping means multiplexes the information indicating the radio resource amount used for thecontrol channel on an OFDM symbol.

Inventors:
MIKI NOBUHIKO (JP)
KISHIYAMA YOSHIHISA (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058196
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
April 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
MIKI NOBUHIKO (JP)
KISHIYAMA YOSHIHISA (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
International Classes:
H04J11/00; H04J1/00; H04W48/08; H04W72/04; H04W72/12; H04W88/08
Foreign References:
JP2007121304A2007-05-17
Other References:
NTT DOCOMO ET AL.: "Downlink L1/L2 Control Signaling Channel Structure: Mapping", 3GPP TSG RAN WG3 MEETING #47BIS, vol. R1-070104, January 2007 (2007-01-01), pages 1 - 17, XP008116533
TEXAS INSTRUMENTS: "Category o for the Control Channel in E-UTRA Downlink", 3GPP TSG RAN WG1#47, vol. R1-063222, November 2006 (2006-11-01), pages 1 - 5, XP050103677
NTT DOCOMO ET AL.: "Multiplexing Method of Downlink L1/L2 Control Channel with Shared Data Channel in E-UTRA Downlink", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #47, vol. R1-063323, November 2006 (2006-11-01), pages 1 - 12, XP050103767
NTT DOCOMO ET AL.: "Transmission Interval of Cat.0 Information in E-UTRA Downlink", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #48BIS, vol. R1-071654, March 2007 (2007-03-01), pages 1 - 3, XP008134775
QUALCOMM EUROPE: ""Cat0" information structure and multiplexing", 3GPP TSG-RAN WG1 #49, vol. R1-072034, 7 May 2007 (2007-05-07), pages 1 - 2, XP050105789
See also references of EP 2151935A4
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower 20-3, Ebisu 4-Chome, Shibuya-K, Tokyo 32, JP)
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Claims:
 下りリンクにOFDM方式が適用される移動通信システムで使用される基地局装置であって:
 ユーザ装置に対する無線リソースの割当をサブフレーム毎に行うスケジューラ;
 前記スケジューラによるスケジューリングの結果をユーザ装置に通知する制御チャネルを生成する制御チャネル生成手段;
 前記制御チャネルとデータチャネルとをマッピングするマッピング手段;
 を備え、
 前記制御情報には、制御チャネルに使用される無線リソース量を示す情報が含まれ、
 前記マッピング手段は、前記制御チャネルに使用される無線リソース量を示す情報を最初のOFDMシンボルに多重することを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 前記制御チャネルの無線リソース量を示す情報は、リファレンスシグナルがマッピングされるサブキャリア以外のサブキャリアにマッピングされることを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 空間周波数ブロック符号化により、2アンテナ送信が行われ、
 前記制御チャネルの無線リソース量を示す情報は、連続する2サブキャリアにマッピングされることを特徴とする基地局装置。
 請求項3に記載の基地局装置において:
 各ユーザの制御情報は、制御チャネルがマッピングされる3OFDMシンボル以内の各OFDMシンボルにマッピングされ、
 前記マッピング手段は、各OFDMシンボルにおいて、各ユーザの制御情報をシフトさせてマッピングすることを特徴とする基地局装置。
 請求項4に記載の基地局装置において:
 前記シフト量は、セル毎に異なることを特徴とする基地局装置。
 請求項3に記載の基地局装置において:
 各ユーザの制御情報は、制御チャネルがマッピングされる3OFDMシンボル以内の各OFDMシンボルにマッピングされ、
 前記マッピング手段は、各OFDMシンボルにおいて、周辺セルで使用されていないサブキャリアに各ユーザの制御情報をマッピングすることを特徴とする基地局装置。
 下りリンクにOFDM方式が適用される移動通信システムで使用される基地局装置における通信制御方法であって:
 ユーザ装置に対する無線リソースの割当をサブフレーム毎に行うスケジューリングステップ;
 前記スケジューリングステップによるスケジューリングの結果をユーザ装置に通知する制御チャネルを生成する制御チャネル生成ステップ;
 前記L1/L2制御チャネルとデータチャネルとをマッピングするマッピングステップ;
 を有し、
 前記マッピングステップでは、制御情報に含まれる制御チャネルに使用される無線リソース量を示す情報を最初のOFDMシンボルに多重することを特徴とする通信制御方法。
Description:
基地局装置及び通信制御方法

 本発明は、無線通信システムに関し、特 基地局装置及び通信制御方法に関する。

 W-CDMAやHSDPA、HSUPAの後継となる通信方式、 すなわちロングタームエボリューション(LTE:L ong Term Evolution)が、W-CDMAの標準化団体3GPPに り検討され、無線アクセス方式として、下 リンクについてはOFDM、上りリンクについて SC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Acc ess)が検討されている(例えば、非特許文献1参 照)。

 OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯 域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上に ータを載せて伝送を行う方式であり、サブ ャリアを周波数上に、一部重なりあいなが も互いに干渉することなく密に並べること 、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を げることができる。

 SC-FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端 末間で異なる周波数帯域を用いて伝送するこ とで、端末間の干渉を低減することができる 伝送方式である。SC-FDMAでは、送信電力の変 が小さくなる特徴を持つことから、端末の 消費電力化及び広いカバレッジを実現でき 。

 LTEは、上りリンク、下りリンクともに1つ ないし2つ以上の物理チャネルを複数のユー 装置で共有して通信を行うシステムである 上記複数のユーザ装置で共有されるチャネ は、一般に共有チャネルと呼ばれ、LTEにお ては、上りリンクにおいては上り共有物理 ャネル(Physical Uplink Shared Channel :PUSCH)であ 、下りリンクにおいては下り共有物理チャ ル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)である

 そして、上述したような共有チャネルを いた通信システムにおいては、サブフレー (Sub-frame)(LTEでは1ms)毎に、どのユーザ装置に 対して上記共有チャネルを割り当てるかをシ グナリングする必要があり、上記シグナリン グのために用いられる制御チャネルは、LTEで は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Donw link Control Channel)または、Downlink L1/L2 Control Channel(DL L1/L2 Control Channel)と呼ばれる。上 物理下りリンク制御チャネルの情報には、 えば、ダウンリンクスケジューリングイン ォメーション(DL Scheduling Information)、Acknowled gement information(ACK/NACK)、アップリンクスケジ ーリンググラント(UL Scheduling Grant)、オー ロードインジケータ(Overload Indicator)、送信 力制御コマンドビット(Transmission Power Control  Command Bit)等が含まれる(例えば、非特許文 2参照)。

 上記DL Scheduling InformationやUL Scheduling Gra ntが、どのユーザ装置に対して上記共有チャ ルを割り当てるかをシグナリングするため 情報に相当する。上記DL Scheduling Information は、例えば、下りリンクの共有チャネルに する、下りリンクのリソースブロック(Resour ce Block)の割り当て情報、UEのID、ストリーム 数、プリコーディングベクトル(Precoding Vect or)に関する情報、データサイズ、変調方式、 HARQ(hybrid automatic repeat request)に関する情報 が含まれる。また、上記UL Scheduling Grantに 、例えば、上りリンクの共有チャネルに関 る、上りリンクのResource Blockの割り当て情 、UEのID、データサイズ、変調方式、上りリ クの送信電力情報、Uplink MIMOにおけるデモ ュレーションレファレンスシグナル(Demodulat ion Reference Signal)の情報等が含まれる。

 以下では、上りリンクにおける共有チャ ルを用いた通信を説明する。

 上述したように、上りリンクにおいては、 地局装置は、サブフレーム毎(1ms毎)に、上 共有チャネルを用いて通信を行うユーザ装 を選別し、選別したユーザ装置に対して、 記Uplink Scheduling Grantを用いて、所定のサブ レームにおいて、上記共有チャネルを用い 通信を行うことを指示し、ユーザ装置は、 記Uplink Scheduling Grantに基づいて、上記共有 チャネルを送信する。基地局装置は、ユーザ 装置から送信された上記共有チャネルを受信 し、復号を行う。上述したような、共有チャ ネルを用いて通信を行うユーザ装置を選別す る処理は、スケジューリング処理と呼ばれる 。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects  for Evolved UTRA," June 2006 R1-070103, Downlink L1/L2 Control Signaling Chann el Structure: Coding 3GPP,R1-071654,NTT DoCoMo,Mitsubishi Electric,Sharp, "Transmission Interval of Cat.0 information in E-UTRA Downlink",March, 2007

 しかしながら、上述した背景技術には以 の問題がある。

 L1/L2制御チャネルに、その無線リソース 量、いわゆるパート0情報(Cat.0 information)が まれることが提案されている(例えば、非特 文献3参照)。さらに、パート0情報の送信間 について、TTI毎に送信することが合意され いる。

 しかし、時間-周波数領域において、パー ト0情報のマッピング位置については検討さ ていない。

 そこで、本発明は、上述した課題に鑑み その目的は、制御チャネルに用いる無線リ ース量を通知できる基地局装置及び通信制 方法を提供することにある。

 上記課題を解決するため、本発明の基地局 置は、
 下りリンクにOFDM方式が適用される移動通信 システムで使用される基地局装置であって:
 ユーザ装置に対する無線リソースの割当を ブフレーム毎に行うスケジューラ;
 前記スケジューラによるスケジューリング 結果をユーザ装置に通知する制御チャネル 生成する制御チャネル生成手段;
 前記制御チャネルとデータチャネルとをマ ピングするマッピング手段;
 を備え、
 前記制御情報には、制御チャネルに使用さ る無線リソース量を示す情報が含まれ、
 前記マッピング手段は、前記制御チャネル 使用される無線リソース量を示す情報を最 のOFDMシンボルに多重することを特徴の1つ する。

 本発明の通信制御方法は、
 下りリンクにOFDM方式が適用される移動通信 システムで使用される基地局装置における通 信制御方法であって:
 ユーザ装置に対する無線リソースの割当を ブフレーム毎に行うスケジューリングステ プ;
 前記スケジューリングステップによるスケ ューリングの結果をユーザ装置に通知する 御チャネルを生成する制御チャネル生成ス ップ;
 前記制御チャネルとデータチャネルとをマ ピングするマッピングステップ;
 を有し、
 前記マッピングステップでは、制御情報に まれる制御チャネルに使用される無線リソ ス量を示す情報を最初のOFDMシンボルに多重 することを特徴の1つとする。

 本発明の実施例によれば、制御チャネル 用いる無線リソース量を通知できる基地局 置及び通信制御方法を実現することができ 。

本発明の実施例に係る無線通信システ の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を す部分ブロック図である。 1つの周波数ブロックに関する信号処理 要素を示す部分ブロック図である。 1つの周波数ブロックに関する信号処理 要素を示す部分ブロック図である。 制御シグナリングチャネルの情報項目 を示す説明図である。 サブフレーム構成を示す説明図である OFDMシンボル#1及び#2におけるサブキャ アマッピングの一例を示す説明図である。 L1/L2制御チャネルに使用される無線リ ース量をパート0情報で通知する場合のL1/L2 御チャネルのフォーマットを示す説明図で る。 パート0情報とL1/L2制御チャネルの無線 リソース量との対応を示す説明図である。 パート0情報の送信方法を示す説明図 ある。 3セクタ構成の場合でのL1/L2制御チャネ ル内のパート0情報のマッピング例を示す説 図である。 L1/L2制御チャネルの多重方式例を示す 明図である。 複数のユーザを多重する場合のL1/L2制 チャネルの多重例を示す説明図である。 各ユーザの制御チャネルのマッピング 例を示す説明図である。 各ユーザの制御チャネルのマッピング 例を示す説明図である。 本発明の一実施例に係るユーザ装置の 部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係るユーザ装置の 部分ブロック図である。

符号の説明

 31 周波数ブロック割当制御部
 32 周波数スケジューリング部
 33-x 周波数ブロックxでの制御シグナリング チャネル生成部
 34-x 周波数ブロックxでのデータチャネル生 成部
 35 報知チャネル(又はページングチャネル) 成部
 1-x 周波数ブロックxに関する第1多重部
 37 第2多重部
 38 第3多重部
 39 他チャネル生成部
 40 逆高速フーリエ変換部
 41 サイクリックプレフィックス付加部
 41 L1/L2制御チャネル生成部
 42 L1/L2制御チャネル生成部
 43 多重部
 81 キャリア周波数同調部
 82 フィルタリング部
 83 サイクリックプレフィックス除去部
 84 高速フーリエ変換部(FFT)
 85 CQI測定部
 86 報知チャネル復号部
 87 L1/L2制御チャネル(パート0)復号部
 88 L1/L2制御チャネル復号部
 89 データチャネル復号部
50 セル
100 1 、100 2 、100 3 、100 n  ユーザ装置
200 基地局装置
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
1000 無線通信システム

 以下、本発明の実施例を、図面を参照し つ説明する。実施例を説明するための全図 おいて、同一機能を有するものは同一符号 用い、繰り返しの説明は省略する。

 図1を参照しながら、本発明の実施例に係 るユーザ装置及び基地局装置を有する無線通 信システムについて説明する。

 無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA  and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G) が適用されるシステムである。無線通信シス テム1000は、基地局装置(eNB: eNode B)200と、基 局装置200と通信する複数のユーザ装置(UE: U ser Equipment)100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n 、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200 、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装 300と接続され、アクセスゲートウェイ装置3 00は、コアネットワーク400と接続される。ユ ザ装置100 n はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA a nd UTRANにより通信を行っている。

 各ユーザ装置(100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n )は、同一の構成、機能、状態を有するので 以下では特段の断りがない限りユーザ装置10 0 n として説明を進める。説明の便宜上、基地局 装置と無線通信するのはユーザ装置であるが 、より一般的には移動端末も固定端末も含む ユーザ装置(UE: User Equipment)でよい。

 無線通信システム1000では、無線アクセス 方式として、下りリンクについてはOFDM(直交 波数分割多元接続)が、上りリンクについて はSC-FDMA(シングルキャリア-周波数分割多元接 続)が適用される。上述したように、OFDMは、 波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャ リア)に分割し、各サブキャリアにデータを ッピングして通信を行うマルチキャリア伝 方式である。SC-FDMAは、周波数帯域を端末毎 分割し、複数の端末が互いに異なる周波数 域を用いることで、端末間の干渉を低減す シングルキャリア伝送方式である。

 ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信 チャネルについて説明する。

 下りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有される物理下りリンク共有チャネル(PD SCH: Physical Downlink Shared Channel)と、物理下り リンク制御チャネル(PDCCH: Physical Downlinkg Con trol Channel)とが用いられる。物理下りリンク 御チャネルは下りL1/L2制御チャネルとも呼 れる。上記物理下りリンク共有チャネルに り、ユーザデータ、すなわち、通常のデー 信号が伝送される。また、物理下りリンク 御チャネルにより、ダウンリンクスケジュ リングインフォメーション(DL Scheduling Inform ation)、Acknowledgement information(ACK/NACK)、アップ ンクスケジューリンググラント(UL Scheduling Grant)、オーバロードインジケータ(Overload Ind icator)、送信電力制御コマンドビット(Transmissi on Power Control Command Bit)等が伝送される。DL Scheduling Informationには、例えば、物理下りリ ンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザ のIDや、そのユーザデータのトランスポート ォーマットの情報、すなわち、データサイ 、変調方式、HARQに関する情報や、下りリン クのリソースブロックの割り当て情報等が含 まれる。

 また、UL Scheduling Grantには、例えば、物 上りリンク共有チャネルを用いて通信を行 ユーザのIDや、そのユーザデータのトラン ポートフォーマットの情報、すなわち、デ タサイズ、変調方式に関する情報や、上り ンクのリソースブロックの割り当て情報、 りリンクの共有チャネルの送信電力に関す 情報等が含まれる。ここで、上りリンクの ソースブロックとは、周波数リソースに相 し、リソースユニットとも呼ばれる。

 また、Acknowledgement information(ACK/NACK)とは 上りリンクの共有チャネルに関する送達確 情報のことである。

 上りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有して使用される物理上りリンク共有チ ャネル(PUSCH: Physical Uplink Shared Channel)と、 理上りリンク制御チャネルとが用いられる 上記物理上りリンク共有チャネルにより、 ーザデータ、すなわち、通常のデータ信号 伝送される。また、物理上りリンク制御チ ネルにより、下りリンクにおける共有物理 ャネルのスケジューリング処理や適応変復 及び符号化処理(AMCS: Adaptive Modulation and Cod ing Scheme)に用いるための下りリンクの品質情 報(CQI: Channel Quality Indicator)、及び、物理下 リンク共有チャネルの送達確認情報(Acknowled gement Information)が伝送される。送達確認情報 内容は、送信信号が適切に受信されたこと 示す肯定応答(ACK: Acknowledgement)又はそれが 切に受信されなかったことを示す否定応答(N ACK: Negative Acknowledgement)の何れかで表現され 。

 物理上りリンク制御チャネルでは、CQIや 達確認情報に加えて、上りリンクの共有チ ネルのリソース割り当てを要求するスケジ ーリング要求(Scheduling Request)や、パーシス ントスケジューリング(Persistent Scheduling)に けるリリース要求(Release Request)等が送信さ てもよい。ここで、上りリンクの共有チャ ルのリソース割り当てとは、あるサブフレ ムの物理下りリンク制御チャネルを用いて 後続のサブフレームにおいて上りリンクの 有チャネルを用いて通信を行ってよいこと 基地局装置がユーザ装置に通知することを 味する。

 図2は本発明の一実施例による基地局装置 の部分ブロック図を示す。図2には、周波数 ロック割当制御部31、周波数スケジューリン グ部32、周波数ブロック1での制御シグナリン グチャネル生成部33-1及びデータチャネル生 部34-1、...周波数ブロックMでの制御シグナリ ングチャネル生成部33-M及びデータチャネル 成部34-M、報知チャネル(又はページングチャ ネル)生成部35、周波数ブロック1に関する第1 重部1-1、...周波数ブロックMに関する第1多 部1-M、第2多重部37、第3多重部38、他チャネ 生成部39、逆高速フーリエ変換部40(IFFT)及び イクリックプレフィックス(CP)付加部41が描 れている。

 周波数ブロック割当制御部31は、ユーザ装 (移動端末でも固定端末でもよい)100 n から報告された通信可能な最大帯域幅に関す る情報に基づいて、そのユーザ装置が使用す る周波数ブロックを確認する。周波数ブロッ ク割当制御部31は個々のユーザ装置100 n と周波数ブロックとの対応関係を管理し、そ の内容を周波数スケジューリング部32に通知 る。ある帯域幅で通信可能なユーザ装置100 n がどの周波数ブロックで通信してよいかにつ いては、事前に報知チャネルで報知されてい てもよい。例えば、報知チャネルは、5MHzの 域幅で通信するユーザ装置100 n に対して、周波数ブロック1,2,3,4の何れかの 域の使用を許可してもよいし、それらの内 何れかに使用が制限されてもよい。また、10 MHzの帯域幅で通信するユーザ装置100 n に対して、周波数ブロック(1,2)、(2,3)又は(3,4) のような隣接する2つの周波数ブロックの組 合わせの使用が許可される。これら全ての 用が許可されてもよいし、或いは何れかの み合わせに使用が制限されてもよい。15MHzの 帯域幅で通信するユーザ装置100 n に対して、周波数ブロック(1,2,3)又は(2,3,4)の うな隣接する3つの周波数ブロックの組み合 わせの使用を許可する。双方の使用が許可さ れてもよいし、或いは一方の組み合わせに使 用が制限されてもよい。20MHzの帯域幅で通信 るユーザ装置100 n に対しては全ての周波数ブロックが使用され る。使用可能な周波数ブロックは所定の周波 数ホッピングパタンに従って通信開始後に変 更されてもよい。

 周波数スケジューリング部32は、複数の周 数ブロックの各々の中で周波数スケジュー ングを行う。1つの周波数ブロック内での周 数スケジューリングは、ユーザ装置100 n から報告されたリソースブロック毎のチャネ ル状態情報CQIに基づいて、チャネル状態の良 いユーザ装置100 n にリソースブロックを優先的に割り当てるよ うにスケジューリング情報を決定する。

 周波数ブロック1での制御シグナリングチャ ネル生成部33-1は、周波数ブロック1内のリソ スブロックだけを用いて、周波数ブロック1 内でのスケジューリング情報をユーザ装置100 n に通知するための制御シグナリングチャネル を構成する。他の周波数ブロックも同様に、 その周波数ブロック内のリソースブロックだ けを用いて、その周波数ブロック内でのスケ ジューリング情報をユーザ装置100 n に通知するための制御シグナリングチャネル を構成する。

 周波数ブロック1でのデータチャネル生成 部34-1は、周波数ブロック1内の1以上のリソー スブロックを用いて伝送されるデータチャネ ルを生成する。周波数ブロック1は1以上のユ ザ装置(ユーザ)で共有されてよいので、図 の例ではN個のデータチャネル生成部1-1~Nが 意されている。他の周波数ブロックについ も同様に、その周波数ブロックを共有する ーザ装置のデータチャネルが生成される。

 周波数ブロック1に関する第1多重部1-1は 周波数ブロック1に関する信号を多重化する この多重化は少なくとも周波数多重を含む 制御シグナリングチャネル及びデータチャ ルがどのように多重されるかについては後 される。他の第1多重部1-xも同様に周波数ブ ロックxで伝送される制御シグナリングチャ ル及びデータチャネルを多重化する。

 第2多重部37は、様々な多重部1-x(x=1,...,M) 周波数軸上での位置関係を所定のホッピン パタンに従って変更する動作を行う。

 報知チャネル(又はページングチャネル)生 部35は、局データのような配下のユーザ装置 100 n に通知するための報知情報を生成する。ユー ザ装置100 n の通信可能な最大周波数帯域とそのユーザ装 置100 n が使用可能な周波数ブロックとの関係を示す 情報が制御情報に含まれてもよい。使用可能 な周波数ブロックが様々に変更される場合に は、それがどのように変化するかを示すホッ ピングパタンを指定する情報が報知情報に含 まれてもよい。なお、ページングチャネルは 、報知チャネルと同じ帯域で送信されてもよ いし、各ユーザ装置100 n で使用される周波数ブロックで送信されても よい。

 他チャネル生成部39は制御シグナリング ャネル及びデータチャネル以外のチャネル 生成する。例えば他チャネル生成部39はパイ ロットチャネルを生成する。

 第3多重部38は各周波数ブロックの制御シ ナリングチャネル及びデータチャネルと、 知チャネル及び/又は他のチャネルとを必要 に応じて多重化する。

 逆高速フーリエ変換部40は第3多重部38か 出力された信号を逆高速フーリエ変換し、OF DM方式の変調を行う。

 サイクリックプレフィックス(CP)付加部41 OFDM方式の変調後のシンボルにガードインタ ーバルを付加し、送信シンボルを生成する。 送信シンボルは例えばOFDMシンボルの末尾(又 先頭)の一連のデータを先頭(又は末尾)に付 することで作成されてもよい。

 図3は図2のCP付加部41に続く要素を示す。 ードインターバルの付加されたシンボルは RF送信回路でディジタルアナログ変換、周 数変換及び帯域制限等の処理を経て、電力 幅器で適切な電力に増幅され、デュプレク 及び送受信アンテナを介して送信される。

 本発明に必須ではないが、本実施例では 信時に2アンテナによるアンテナダイバーシ チ受信が行われる。2つのアンテナで受信さ た上り信号は、上り信号受信部に入力され 。

 図4は1つの周波数ブロック(x番目の周波数 ブロック)に関する信号処理要素を示す。xは1 以上M以下の整数である。概して、周波数ブ ックxに関する制御シグナリングチャネル生 部33-x及びデータチャネル生成部34-x、多重 43-A,B、多重部1-xが示されている。制御シグ リングチャネル生成部33-xは、L1/L2制御チャ ル生成部41及び1以上のL1/L2制御チャネル生成 部42-A,B,...を有する。

 L1/L2制御チャネル生成部41は制御シグナリ ングチャネルのうち、その周波数ブロックを 使用する全ての端末が復号及び復調しなけれ ばならないL1/L2制御チャネルの部分にチャネ 符号化及び多値変調を行い、それを出力す 。

 L1/L2制御チャネル生成部42-A,B,...は、制御シ ナリングチャネルのうち、その周波数ブロ クの中で1以上のリソースブロックの割り当 てられたユーザ装置100 n が復号及び復調しなければならないL1/L2制御 ャネルの部分にチャネル符号化及び多値変 を行い、それを出力する。

 データチャネル生成部x-A,B,...は、個々の 末A,B,...宛のデータチャネルについてのチャ ネル符号化及び多値変調をそれぞれ行う。こ のチャネル符号化及び多値変調に関する情報 は、上記の特定制御チャネルに含まれる。

 多重部43-A,B,...は、リソースブロックの割 り当てられた端末各々についてL1/L2制御チャ ル及びデータチャネルをリソースブロック 対応付ける。

 図5は図4と同様に、1つの周波数ブロック 関する信号処理要素を示すが、個々の制御 報を具体的に明示している点で図4と異なっ て見える。図4及び図5で同じ参照符号は同じ 素を示す。図中、「リソースブロック内マ ピング」とは特定の通信端末に割り当てら た1以上のリソースブロックに限定してマッ ピングされることを示す。「リソースブロッ ク外マッピング」とは多数のリソースブロッ クを含む周波数ブロック全域にわたってマッ ピングされることを示す。L1/L2制御チャネル のパート0は、周波数ブロック全域で送信さ れる。L1/L2制御チャネルの内の上りデータ伝 に関連する情報は、下りデータチャネル用 リソースが割り当てられていればそのリソ スで、そうでなければ周波数ブロック全域 送信される。

 図6は下り制御シグナリングチャネルの種 類及び情報項目の一例を示す。下り制御シグ ナリングチャネルには、報知チャネル(BCH)、 別L3シグナリングチャネル(上位レイヤ制御 ャネル又は高レイヤ制御チャネル)及びL1/L2 御チャネル(低レイヤ制御チャネル)が含ま る。L1/L2制御チャネルには下りデータ伝送用 の情報だけでなく上りデータ伝送用の情報が 含まれてもよい。また、L1/L2制御チャネルに L1/L2制御チャネルの伝送フォーマット(デー 変調方式及びチャネル符号化率、同時割り てユーザ数等)が含まれてもよい。以下、各 チャネルで伝送される情報項目を概説する。

 (報知チャネル)
 報知チャネルはセル内で不変な情報や低速 しか変化しない情報を通信端末(移動端末で も固定端末でもよく、ユーザ装置と呼ばれて もよい)に通知するのに使用される。例えば10 00ms(1秒)程度の周期でしか変化しないような 報は、報知情報として通知されてもよい。 知情報には、同時割当最大ユーザ数、リソ スブロック配置情報及びMIMO方式情報が含ま てもよい。同時割当最大ユーザ数(ユーザ多 重数)は、1サブフレームの下りL1/L2制御チャ ルの中に何人分の制御情報が多重されてい かを示す。この数は、上りリンク及び下り ンク別々に指定されてもよいし(N UMAX ,N DMAX )、上下リンクを合わせた合計数(N all )で表現されてもよい。

 同時割当最大ユーザ数は、1TTIに,FDM、CDM びTDMの1以上を用いて多重可能な最大数を表 。この数は上りリンク及び下りリンクで同 でもよいし、異なってもよい。

 リソースブロック配置情報は、そのセル 使用されるリソースブロックの周波数,時間 軸上での位置を特定するための情報である。 本実施例では、周波数分割多重(FDM)方式とし ローカライズド(localized)FDM方式と、ディス リビュート(distributed)FDM方式の2種類を利用可 能である。ローカライズドFDM方式では、周波 数軸上で局所的に良いチャネル状態のユーザ に優先的に連続的な帯域が割り当てられる。 この方式は、移動度の小さなユーザの通信や 、高品質で大容量のデータ伝送等に有利であ る。ディストリビュートFDM方式では、広帯域 に渡って断続的に複数の周波数成分を有する ように下り信号が作成される。この方式は、 移動度の大きなユーザの通信や、音声パケッ ト(VoIP)のような周期的且つ小さなデータサイ ズのデータ伝送等に有利である。何れの方式 が使用されるにせよ、周波数リソースは連続 的な帯域又は離散的な複数の周波数成分を特 定する情報に従って、リソースの割り当てが 行われる。

 MIMO方式情報は、基地局装置に複数のアン テナが用意されている場合に、シングルユー ザマイモ(SU-MIMO: Single User - Multi Input Multi Output)方式又はマルチユーザマイモ(MU-MIMO: Mu lti - User MIMO)方式の何れが行われるかが示 れる。SU-MIMO方式は複数アンテナの通信端末1 台と複数アンテナの基地局装置が通信を行う 方式であり、MU-MIMO方式は複数の通信端末と 時に基地局装置が通信を行う方式である。

 下りリンクのMU-MIMO方式では、基地局装置の 1以上のアンテナ(例えば、2アンテナの内の第 1アンテナ)から或るユーザ装置UE A 宛の信号が送信され、別の1以上のアンテナ( えば、2アンテナの内の第2アンテナ)から別 ユーザ装置UE B 宛の信号が送信される。上りリンクのMU-MIMO 式では、或るユーザ装置UE A からの信号と別のユーザ装置UE B からの信号が基地局装置の複数のアンテナで 同時に受信される。各ユーザ装置からの信号 は、ユーザ装置毎に割り当てられたリファレ ンス信号で区別されてもよい。この目的のリ ファレンス信号にはカザック(CAZAC)符号系列 利用することが望ましい。カザック符号系 は、同一系列であっても巡回シフト量が異 れば互いに直交する性質を有するので、例 ば、直交系列を簡易に用意できるからであ 。

 (個別L3シグナリングチャネル)
 個別L3シグナリングチャネルも、例えば1000m s周期のような低速で変化する情報を通信端 に通知するのに使用される。報知チャネル セル内の全通信端末に通知されるが、個別L3 シグナリングチャネルは特定の通信端末にし か通知されない。個別L3シグナリングチャネ には、FDM方式の種別及びパーシステントス ジューリング情報が含まれる。

 FDM方式の種別は、特定された個々の通信 末がローカライズドFDM方式又はディストリ ュートFDM方式の何れで多重されるかを指示 る。

 パーシステントスケジューリング情報は パーシステント(Persistent)スケジューリング 行われる場合に、上り又は下りデータチャ ルの伝送フォーマット(データ変調方式及び チャネル符号化率)や、使用されるリソース ロック等を特定する。

 (L1/L2制御チャネル)
 下りL1/L2制御チャネルには、下りリンクの ータ伝送に関連する情報だけでなく、上り ンクのデータ伝送に関連する情報が含まれ もよい。更に、L1/L2制御チャネルの伝送フォ ーマットを示す情報ビット(パート0)が含まれ てもよい。

 (パート0)
 パート0情報(以下、簡明化のため「パート0 という。)には、L1/L2制御チャネルの伝送フ ーマット(変調方式及びチャネル符号化率、 同時割当ユーザ数又は全体の制御ビット数) 含まれる。パート0には、同時割当ユーザ数( 又は全体の制御ビット数)が含まれる。また パート0情報には、L1/L2制御チャネルに使用 れる無線リソース量を示す情報が含まれる

 L1/L2制御チャネルに必要なシンボル数は 同時多重ユーザ数及び多重するユーザの受 品質に依存する。典型的にはL1/L2制御チャネ ルのシンボル数を十分に大きくしておく。シ ンボル数を変更する場合には、報知チャネル で通知されるL1/L2制御チャネルの伝送フォー ットによって、例えば1000ms(1秒)程度の周期 制御することができる。しかし、同時多重 ーザ数が小さければ、制御チャネルとして 要なシンボル数は少なくて済む。従って、 い周期で同時多重ユーザ数及び多重するユ ザの受信品質が変化する場合に、L1/L2制御 ャネル用のリソースがかなり多く確保され ままであったとすると、多くの無駄が生じ しまうおそれがある。このようなL1/L2制御チ ャネルの無駄を低減するため、L1/L2制御チャ ル内で、パート0情報(変調方式及びチャネ 符号化率、同時割当ユーザ数(又は全体の制 ビット数))を通知してもよい。L1/L2制御チャ ネル内で変調方式及びチャネル符号化率を通 知することで、報知チャネルによる通知より 短い周期で変調方式及びチャネル符号化率を 変更することが可能になる。1サブフレーム 中でL1/L2制御チャネルの占めるシンボル数が 、或る選択肢の範疇に制約される場合には、 その選択肢のどれが使用されているかを特定 することで、伝送フォーマットを特定できる 。例えば、後述されるように4パタンの伝送 ォーマットが用意されている場合には、こ パート0情報は2ビットで表現されてよい。

 (下りデータ伝送関連情報)
 下りデータ伝送関連情報には、ページング ンジケータ(PI)が含まれる。各ユーザ装置100 n はページングインジケータを復調することで 、自ユーザ装置100 n に対する呼出がなされているか否かを確認で きる。より具体的には、ユーザ装置100 n は、自ユーザ装置100 n に割り当てられているグループ番号がページ ングインジケータ中に有るか否かを確認し、 それが発見された場合にはページングチャネ ル(PCH)を復調する。PIとPCHの位置関係は既知 あるようにする。ユーザ装置100 n は、ページングチャネル(PCH)の中に自ユーザ 置100 n の識別情報(例えば、自ユーザ装置100 n の電話番号)が有るか否かを確認することで 着信の有無を調べることができる。

 L1/L2制御チャネルでページングインジケ タ(PI)を送信する方式として、L1/L2制御チャ ルの中でPI用に専用に用意された情報部分を 利用する方式と、そのような専用の情報部分 を用意しないことが考えられる。

 下りデータ伝送関連情報には、下りデー チャネルのリソース割当情報、割当時間長 びMIMO情報が含まれる。

 下りデータチャネルのリソース割当情報 、下りデータチャネルが含まれているリソ スブロックを特定する。リソースブロック 特定については、当該技術分野で既知の様 な方法が使用可能である。例えば、ビット ップ方式、ツリー分岐番号方式等が使用さ てもよい。

 割当時間長は、下りデータチャネルがど 程度の期間連続して伝送されるかを示す。 も頻繁にリソース割当内容が変わる場合は TTI毎であるが、オーバヘッドを削減する観 から、複数のTTIにわたって同じリソース割 内容でデータチャネルが伝送されてもよい

 MIMO情報は、通信にMIMO方式が使用される 合に、アンテナ数、ストリーム数等を指定 る。ストリーム数は情報系列数と呼んでも い。アンテナ数及びストリーム数は適切な 何なる数でもよいが、一例として4つでもよ 。

 なお、ユーザ識別情報が含まれることは 須でないが、例えば16ビットのユーザ識別 報の全部又は一部が含まれてもよい。

 下りデータ伝送関連情報には、MIMO方式が 使用される場合のプリコーディング情報、下 りデータチャネルの伝送フォーマット、ハイ ブリッド再送制御(HARQ)情報及びCRC情報が含ま れる。

 MIMO方式が使用される場合のプリコーディ ング情報は、複数のアンテナの個々に適用さ れる重み係数を特定する。各アンテナに適用 される重み係数(プリコーディングベクトル) 調整することで、通信信号の指向性が調整 れる。受信側(ユーザ装置)はそのような指 性に応じたチャネル推定を行う必要がある

 下りデータチャネルの伝送フォーマット 、データ変調方式とチャネル符号化率で特 される。チャネル符号化率の代わりに、デ タサイズ又はペイロードサイズが通知され もよい。データ変調方式とデータサイズか チャネル符号化率が一意に導出可能だから ある。一例として伝送フォーマットは8ビッ ト程度で表現されてもよい。

 ハイブリッド再送制御(HARQ: Hybrid Automatic  Repeat ReQuest)情報は、下りパケットの再送制 御に必要な情報を含む。具体的には、再送制 御情報は、プロセス番号、パケット合成法を 示す冗長バージョン情報、及び新規パケット であるか再送パケットであるかを見分けるた めの新旧インジケータ(New Data Indicator)を含 。一例としてハイブリッド再送制御情報は6 ット程度で表現されてもよい。

 CRC情報は、誤り検出に巡回冗長検査法が 用される場合に、ユーザ識別情報(UE-ID)が畳 み込まれたCRC検出ビットを示す。

 上りリンクのデータ伝送に関連する情報 以下のようにパート1乃至パート4の4種類に 類できる。

 (パート1)
 パート1には、過去の上りデータチャネルに 対する送達確認情報が含まれる。送達確認情 報は、パケットに誤りがなかったこと若しく はあったとしても許容範囲内であったことを 示す肯定応答(ACK)、或いはパケットに許容範 を超える誤りがあったことを示す否定応答( NACK)を示す。送達確認情報は、実質的には1ビ ットで表現されてよい。

 (パート2)
 パート2には、将来の上りデータチャネルに 対するリソース割当情報、その上りデータチ ャネルの伝送フォーマット、送信電力情報及 びCRC情報が含まれる。

 リソース割当情報は、上りデータチャネ の送信に使用可能なリソースブロックを特 する。リソースブロックの特定については 当該技術分野で既知の様々な方法が使用可 である。例えば、ビットマップ方式、ツリ 分岐番号方式等が使用されてもよい。

 上りデータチャネルの伝送フォーマット 、データ変調方式とチャネル符号化率で特 される。チャネル符号化率の代わりに、デ タサイズ又はペイロードサイズが通知され もよい。データ変調方式とデータサイズか チャネル符号化率が一意に導出可能だから ある。一例として、伝送フォーマットは8ビ ット程度で表現されてもよい。

 送信電力情報は、上りリンクで伝送される ータチャネルがどの程度の電力で送信され べきかを示す。本発明の一形態では、上り イロットチャネルが例えば数ミリ秒程度の 較的短い周期Trefで反復的にユーザ装置100 n から基地局装置に送信される。上りパイロッ トチャネルの送信電力Prefは、過去に送信さ た上りパイロットチャネルの送信電力以上 又は以下になるように、基地局装置から通 された送信電力制御情報(TPCコマンド)に従っ て周期Tref以上に長い周期T TPC で更新される。上りL1/L2制御チャネルは、上 パイロットチャネルの送信電力Prefに、基地 局装置から通知された第1オフセット電力δ L1/L2 を加えた電力で送信される。上りデータチャ ネルは、上りパイロットチャネルの送信電力 Prefに、基地局装置から通知された第2オフセ ト電力δ data を加えた電力で送信される。このようなデー タチャネルに関するオフセット電力δ data は、パート2の送信電力情報に含まれる。L1/L2 制御チャネル用のオフセット電力δ L1/L2 は、後述のパート4の送信電力情報に含まれ 。また、パイロットチャネルの送信電力を 新するためのTPCコマンドもパート4に含まれ 。

 第1オフセット電力情報δ L1/L2 は、不変に維持されてもよいし、可変に制御 されてもよい。後者の場合には、報知情報BCH として又はレイヤ3シグナリング情報として ーザ装置に通知が行われてもよい。第2オフ ット電力情報δ data は、L1/L2制御信号でユーザ装置に通知されて よい。第1オフセット電力情報δ L1/L2 は、制御信号に含まれる情報量の多少に応じ て第1オフセット電力も増減するように決定 れてもよい。第1オフセット電力情報δ L1/L2 は、制御信号の受信品質の良否に応じて異な るように決定されてもよい。第2オフセット 力情報δ data は、データ信号の受信品質の良否に応じて異 なるように決定されてもよい。ユーザ装置100 n が在圏するセルの周辺セルからの低電力化の 要請(オーバーロードインジケータ)に協力し 、上りデータチャネルが、上りパイロット ャネルの送信電力Pref及び第2オフセット電 δ data の和より少ない電力で送信されてもよい。

 CRC情報は、誤り検出に巡回冗長検査法が 用される場合に、ユーザ識別情報(UE-ID)が畳 み込まれたCRC検出ビットを示す。なお、ラン ダムアクセスチャネル(RACH)に対する応答信号 (下りL1/L2制御チャネル)では、UE-IDとして、RAC HプリアンブルのランダムIDが使用されてもよ い。

 (パート3)
 パート3には、上り信号に関する送信タイミ ング制御ビットが含まれる。これは、セル内 の通信端末間の同期をとるための制御ビット である。この情報は、下りデータチャネルに リソースブロックが割り当てられていれば特 定制御情報として通知されてもよいし、不特 定制御情報として通知されてもよい。

 (パート4)
 パート4は通信端末の送信電力に関する送信 電力情報を含み、この情報は、上りデータチ ャネルの伝送用にリソースが割り当てられな かった通信端末が、例えば下りリンクのCQIを 報告するためにどの程度の電力で上り制御チ ャネルを送信すべきかを示す。上記のオフセ ット電力δ L1/L2 及びTPCコマンドはこのパート4の情報に含ま る。

 図7はデータチャネル及び制御チャネルの マッピング例を示す。下りリンク伝送では、 図7に示すように、1サブフレームは、例えば1 msであり、1サブフレームの中に14個のOFDMシン ボル(OFDM symbol)が存在する。図7において、時 間軸方向の番号(#1、#2、#3、・・・、#14)はOFDM シンボルを識別する番号を示し、周波数軸方 向の番号(#1、#2、#3、・・・、#M-1、#M、MはM> ;0の整数)はリソースブロック(Resource Block)を 別する番号を示す。図示のマッピング例は 1つの周波数ブロック及び1つのサブフレー に関するものである場合には、概して第1多 部1-xの出力内容に相当する。リソースブロ クは、図2の周波数スケジューリング部32に って、チャネル状態の良い端末に割り当て れる。

 1サブフレームの先頭のN個のOFDMシンボル は、上記物理下りリンク制御チャネルがマ ピングされる。Nの値としては、1、2、3の3 りが設定される。図7においては、1サブフレ ームの先頭の2個のOFDMシンボル(N=2)、すなわ 、OFDMシンボル#1及び#2に上記物理下りリンク 制御チャネルがマッピングされている。そし て、上記物理下りリンク制御チャネルがマッ ピングされるOFDMシンボル以外のOFDMシンボル おいて、ユーザデータや同期チャネル(SCH) 報知チャネル(BCH)、パーシステントスケジュ ーリング(Persistent Scheduling)が適用されるデー タ信号が送信される。L1/L2制御チャネル等及 データチャネル等は時間多重されている。

 また、周波数方向においては、M個のリソ ースブロックが定義される。ここで、1リソ スブロックあたりの周波数帯域は、例えば18 0kHzであり、1リソースブロックの中に12個の ブキャリアが存在する。また、リソースブ ックの数Mは、システム帯域幅が5MHzの場合に は25であり、システム帯域幅が10MHzの場合に 50であり、システム帯域幅が20MHzの場合には1 00である。

 図8に、図7に示すサブフレームの構成を つ場合の、OFDMシンボル#1及び#2におけるサブ キャリアマッピング例を示す。尚、同図にお いて、1OFDMシンボルのサブキャリアの数をL(L 、L>0の整数)とし、周波数の小さい方から 、サブキャリア#1、#2、…、#Lと番号付けを行 っている。システム帯域幅が5MHzの場合には L=300であり、システム帯域幅が10MHzの場合に 、L=600であり、システム帯域幅が20MHzの場合 には、L=1200である。同図に示すように、OFDM ンボル#1のサブキャリアには、下りリンクリ ファレンスシグナル(DL RS: Downlink Reference Si gnal)と物理下りリンク制御チャネルがマッピ グされる。また、OFDMシンボル#2には、物理 りリンク制御チャネルがマッピングされる 特にL1/L2制御チャネル内のパート0情報は、 延時間を短くする必要があるため、先頭OFDM シンボルに多重される。図示の例ではL1/L2制 チャネル及び他の制御チャネルは、何らか 間隔を隔てて並んだ複数の周波数成分を各 が有するように周波数多重される。このよ な多重化方式は、ディストリビュート周波 分割多重化(distributed FDM)方式と呼ばれる。 ィストリビュートFDM方式は周波数ダイバー チ効果が得られる点で有利である。周波数 分同士の間隔は全て同じでもよいし異なっ いてもよい。いずれにせよ、L1/L2制御チャ ルが複数のリソースブロック全域(実施例で システム帯域全域)にわたって分散している ことを要する。更に、ユーザ多重数の増加に 対応するため、別法としてCDM方式を適用する ことも可能である。CDM方式では周波数ダイバ ーシチ効果が更に大きくなるという利点があ る一方で、直交性の崩れによる受信品質の劣 化が生じる欠点もある。

 例えば、DL RSは、OFDMシンボル#1において 6個のサブキャリアに1個の割合で送信され 。図においては、サブキャリア#6×d-5(但し、 d:1、2、…)にDL RSがマッピングされている。 た、上記DL RSがマッピングされているサブ ャリア以外のサブキャリアに物理下りリン 制御チャネルがマッピングされる。図にお ては、上記物理下りリンク制御チャネルに り送信される情報の内、Acknowledgement informat ion(UL ACK/NACK)がマッピングされるサブキャリ の例を示した。図においては、サブキャリ #3と、サブキャリア#L-3にマッピングされて る例を示している。Acknowlegement informationが ッピングされるサブキャリアの数は、上り ンクにおいて1サブフレームに多重されるユ ーザ装置の数の最大数、すなわち、1サブフ ームにおいて上りリンクの共有チャネルを 信するユーザ装置の数の最大数により決定 れる。

 尚、物理下りリンク制御チャネルがマッ ングされるOFDMシンボルの数が3の場合のOFDM ンボル#3の構成は、図8におけるOFDMシンボル #2の構成と基本的に同じである。

 次にL1/L2制御チャネル内のパート0情報の 体的なフォーマットを説明する。

 図9はL1/L2制御チャネルのフォーマット例 示す。図示の例では、L1/L2制御チャネルの ォーマットとして4パタンが用意され、L1/L2 御チャネルのシンボル数(又は同時割当ユー 数)はパタン毎に異なる。4パタンの内のど が使用されているかは、パート0情報で通知 れる。上述したように、パート0情報は、L1/ L2制御チャネルに用いる無線リソース量を示 。

 パート0情報は、セル端のユーザでも正しく 受信される必要があるため、オーバヘッドが 大きくなる可能性がある。しかし、必要な無 線リソース量は、セル半径などに大きく依存 する。従って、パート0情報で使用する符号 率、繰り返し数を報知チャネルで通知でき ようにする。このようにすることにより、 ーバヘッドを低減できる。L1/L2制御チャネル に関し、ユーザ装置100 n が報知チャネルで通知された変調方式及び符 号化率(MCS: Modulation and Coding Scheme)を用いる 場合、同時割当ユーザ数に応じてL1/L2制御チ ネルに必要なシンボル数はMCSレベルに応じ 異なる。これを識別するために、L1/L2制御 ャネルのパート0情報として、制御ビット(図 9では2ビット)が設けられている。例えば00の 御ビットをパート0の情報として通知するこ とにより、ユーザ装置100 n でこの制御ビットを復号してL1/L2制御チャネ のシンボル数が100であることを知ることが きる。なお、図9の先頭の2ビットがパート0 報に相当する。また、図9では報知チャネル でMCSが通知されているが、L3シグナリングチ ネルでMCSが通知されてもよい。

 また、例えば、図10に示すように、L1/L2制 御チャネルがマッピングされるOFDMシンボル 指定するパート0情報として、2ビットで表さ れる4種類の制御情報に対して、それぞれ0.5 1、1.5、2OFDMシンボルを割り当てる。また、2 ットで表される4種類の制御情報に対して、 それぞれ1、2、2.5、3OFDMシンボルを割り当て 。この対応は一例であり、適宜変更可能で る。図10では、0.5-2OFDMシンボルを割り当てる 場合としてパタンA、1-3OFDMシンボルを割り当 る場合としてパタンBが示される。

 パタンA、パタンBのどちらが使用される は、例えば報知情報で通知される。この場 、報知情報生成部35は、L1/L2制御チャネルが ッピングされるOFDMシンボルを指定する制御 情報に対応するL1/L2制御チャネルの無線リソ ス量を示す情報を含む報知情報を生成する L1/L2制御チャネルを用いる無線リソース量 ついても、セル半径などに依存する。従っ 、パート0情報のビット構成も通知できるよ にすることにより、オーバヘッドを低減で る。

 次に、パート0情報の送信方法について、 図11を参照して説明する。

 パート0情報には、L1/L2制御チャネルの無 リソース量を示す情報が含まれるため、で るだけ早く送信する必要がある。従って、 初のOFDMシンボルにマッピングする。図11に 、図7に示したサブフレーム構成において、 最初のOFDMシンボルを示す。図11に示すように 、最初のOFDMシンボルには、リファレンスシ ナルが6サブキャリア毎にマッピングされる パート0情報は、リファレンスシグナルがマ ッピングされる箇所以外のサブフレーム(リ ースエレメント)にマッピングされる。1リソ ースエレメントは1OFDMシンボルと1サブフレー ムで定義される。例えば、パート0情報は、 定のサブキャリア毎、例えば12サブキャリア 毎に繰り返しマッピングされる。又、フレー ム毎にリファレンスシグナルのマッピング位 置を変更する周波数ホッピングも行われる。 従って、パート0情報とリファレンスシグナ との衝突を低減する観点からは、パート0情 は、前フレームにおけるリファレンスシグ ルのマッピング位置からのシフト量と同じ けシフトさせて、マッピングされるのが好 しい。又は、パート0情報は、リファレンス シグナルと衝突した場合のみシフトさせるよ うにしてもよい。

 また、パート0情報に空間周波数ブロック 符号化(SFBC: space-frequency block coding)が適用さ れ、2アンテナで送信される場合には、図11に 示すように連続する2サブキャリアがパート0 報に割り当てられる。複素シンボル2つ(C1,C2 :4ビットに相当)を単位に2つのアンテナ向け 異なる符号化が行われる。図11において、* 複素共役する操作を示す。

 図12は3セクタ構成の場合でのL1/L2制御チ ネル内の情報ビット(パート0情報)のマッピ グを示す例である。3セクタ構成の場合には L1/L2制御チャネルの伝送フォーマットを示 情報ビット(パート0情報)を送信するために3 類のパタンを用意しておき、それぞれのパ ンが周波数領域で重ならないように各セク に割り当ててもよい。隣接セクタ(又はセル )での送信パタンが互いに異なるようにパタ を選択することで、干渉コーディネーショ の効果を得ることが可能になる。

 図13は様々な多重法の例を示す。上記の ではL1/L2制御チャネルはディストリビュート FDM方式で多重されているが、符号分割多重(CD M)方式のような適切な様々な多重法が使用さ てもよい。図13(1)はディストリビュートFDM 式で多重が行われる様子を示す。離散的な 数の周波数成分を特定する番号1,2,3,4を用い ことで、各ユーザの信号を適切に直交させ ことができる。ただし,この例のように規則 的でなくてもよい。また,隣接するセル間で なる規則を用いることで,送信電力制御を行 たときの干渉量をランダム化することがで る。図13(2)は符号分割多重(CDM)方式で多重が 行われる様子を示す。コード1,2,3,4を用いる とで、各ユーザの信号を適切に直交させる とができる。この方式は他セル干渉を効果 に低減する観点から好ましい。

 ところで、パート0情報の伝送方法に関し 、パート0情報に適用されるMCS(変調方式チャ ル符号化率の組み合わせ)及び送信電力の双 方が一定に維持されてもよいし、MCSは一定に 維持されるが送信電力は可変に制御されても よい。更に、セルに在圏する全てのユーザに 対してパート0情報が共通に維持されてもよ し、ユーザによってL1/L2制御チャネルの伝送 フォーマットが異なってもよい。例えば、基 地局装置近傍のユーザに対してはパート0情 の内容を様々に適宜変更することで伝送フ ーマットが最適化されるが、セル端のユー に対してはそのように伝送フォーマットが 更されなくてもよい(一定に維持されてもよ 。)。但し、個々のユーザがセル端のグルー プに属するか否かを示す情報が、例えば下り L1/L2制御チャネルでユーザに通知される必要 ある。セル端のグループに属していなけれ 、適宜(極端にはTTI毎に)変更される伝送フ ーマットでパート0情報が通知され、セル端 グループに属していれば一定の伝送フォー ットで制御情報が通知される。

 図14は、複数のユーザを多重する場合のL1 /L2制御チャネルの多重例を示す。L1/L2制御チ ネルは各サブフレームにおいて3OFDMシンボ 以内にマッピングされる。

 例えば、L1/L2制御チャネルに割り当てら たサブキャリアは、複数の制御リソースブ ック(Control Resource block)を構成する。例えば 、1制御リソースブロックは、Xサブキャリア( Xは、X>0の整数)により構成される。この値X は,システム帯域等により、最適な値が用意 れる。複数の制御リソースブロックはFDM、 しくはCDMとFDMのハイブリッドを用いる。複 のOFDMシンボルがL1/L2制御チャネルに用いら る場合、各制御リソースブロックはすべて OFDMシンボルにマッピングされる。この制御 ソースブロック数は、報知チャネルで通知 れる。

 L1/L2制御チャネルはQPSK、もしくは16QAMに りデータ変調される。複数の符号化率が用 られる場合(R1、R2、・・・、Rn)、RnはR1/nとす る。上りリンクスケジューリング情報と下り リンクスケジューリング情報が異なるビット 数である場合でも、レートマッチング(Rate ma tching)により同一サイズの制御リソースブロ クが使用される。

 例えば、セル間で制御リソースブロック 含まれるシンボルのマッピングの開始位置 シフト量を異なるようにすることにより、 ル(セクタ)間の干渉のランダム化を実現で る。一例について、図15を参照して説明する 。セルAでは、各ユーザの制御リソースブロ クに含まれる1及び2番目のシンボルが、ユー ザ#1(UE#1)から順にマッピングされる。次に、 ユーザの制御リソースブロックに含まれる3 及び4番目のシンボルが、2ユーザ分シフトさ ユーザ#3(UE#3)から順にマッピングされる。 に、各ユーザの制御リソースブロックに含 れる5及び6番目のシンボルが、さらに2ユー 分シフトさせユーザ#5(UE#5)から順にマッピン グされる。これらを順に例えば、第1OFDMシン ルのサブキャリア番号の若い順番から割り てを行う。一方、セルBでは、各ユーザの制 御リソースブロックに含まれる1及び2番目の ンボルが、ユーザ#1(UE#1)から順にマッピン される。次に、各ユーザの制御リソースブ ックに含まれる3及び4番目のシンボルが、1 ーザ分シフトさせユーザ#2(UE#2)から順にマッ ピングされる。次に、各ユーザの制御リソー スブロックに含まれる5及び6番目のシンボル 、さらに1ユーザ分シフトさせユーザ#3(UE#3) ら順にマッピングされる。

 また、例えば、図16に示すように、セル で制御リソースブロックに含まれるシンボ のマッピングの開始位置のシフト量を異な ようにし、さらに周辺セルにおいて使用さ ていないサブキャリアを使用することによ 干渉のコーディネーション化を図るように てもよい。

 図17は本発明の一実施例で使用されるユー 装置100 n の部分ブロック図を示す。図17にはキャリア 波数同調部81、フィルタリング部82、サイク リックプレフィックス(CP)除去部83、高速フー リエ変換部(FFT)84、CQI測定部85、報知チャネル (又はページングチャネル)復号部86、L1/L2制御 チャネル(パート0)復号部87、L1/L2制御チャネ 復号部88及びデータチャネル復号部89が描か ている。

 キャリア周波数同調部81は端末に割り当 られている周波数ブロックの信号を受信で るように受信帯域の中心周波数を適切に調 する。

 フィルタリング部82は受信信号をフィル リングする。

 サイクリックプレフィックス除去部83は 信信号からガードインターバルを除去し、 信シンボルから有効シンボル部分を抽出す 。

 高速フーリエ変換部(FFT)84は有効シンボル に含まれる情報を高速フーリエ変換し、OFDM 式の復調を行う。

 CQI測定部85は受信信号に含まれているパ ロットチャネルの受信電力レベルを測定し 測定結果をチャネル状態情報CQIとして基地 装置にフィードバックする。CQIは周波数ブ ック内の全てのリソースブロック毎に行わ 、それらが全て基地局装置に報告される。

 報知チャネル(又はページングチャネル) 号部86は報知チャネルを復号する。ページン グチャネルが含まれている場合にはそれも復 号する。

 L1/L2制御チャネル(パート0)復号部87はL1/L2 御チャネル内のパート0の情報を復号する。 このパート0により、L1/L2制御チャネルに使用 される無線リソース量及びL1/L2制御チャネル 伝送フォーマットを認識することが可能に る。

 L1/L2制御チャネル復号部88は受信信号に含 まれているL1/L2制御チャネルを復号し、スケ ューリング情報を抽出する。スケジューリ グ情報には、その端末宛の共有データチャ ルにリソースブロックが割り当てられてい か否かを示す情報、割り当てられている場 にはリソースブロック番号を示す情報等が まれる。また、L1/L2制御チャネルには、共 データチャネルに関するデータ変調、チャ ル符号化率及びHARQの情報が含まれる。

 データチャネル復号部89は、L1/L2制御チャ ネルから抽出した情報に基づいて、受信信号 に含まれている共有データチャネルを復号す る。復号結果に応じて肯定応答(ACK)又は否定 答(NACK)が基地局装置に報告されてもよい。

 図18は図17と同様に、ユーザ装置100 n の部分ブロック図を示すが、個々の制御情報 を具体的に明示している点で図17と異なって える。図17及び図18で同じ参照符号は同じ要 素を示す。図中、「リソースブロック内デマ ッピング」とは特定のユーザ装置100 n に割り当てられた1以上のリソースブロック 限定してマッピングされた情報を抽出する とを示す。「リソースブロック外デマッピ グ」とは多数のリソースブロックを含む周 数ブロック全域にわたってマッピングされ 情報を抽出することを示す。

 説明の便宜上、本発明を幾つかの実施例 分けて説明したが、各実施例の区分けは本 明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要 に応じて使用されてよい。発明の理解を促す ため具体的な数値例を用いて説明したが、特 に断りのない限り、それらの数値は単なる一 例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよ い。

 以上、本発明は特定の実施例を参照しな ら説明されてきたが、各実施例は単なる例 に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例 代替例、置換例等を理解するであろう。説 の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機 的なブロック図を用いて説明されたが、そ ような装置はハードウエアで、ソフトウエ で又はそれらの組み合わせで実現されても い。本発明は上記実施例に限定されず、本 明の精神から逸脱することなく、様々な変 例、修正例、代替例、置換例等が包含され 。

 本国際出願は、2007年5月1日に出願した日 国特許出願2007-121304号に基づく優先権を主 するものであり、2007-121304号の全内容を本国 際出願に援用する。