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Patent Searching and Data


Title:
BINDING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/047184
Kind Code:
A1
Abstract:
A binding device, wherein the binding device can be easily manufactured and wherein binding prongs are configured to be easily opened and closed so as to facilitate replacement of leaves. A binding device provided with binding prong sections (12), connecting sections (14) for connecting the binding prong sections (12) to each other, and shaft sections (16) as the center about which binding prongs (20, 30) are opened and closed.  The shaft sections (16) are connected to the connecting sections (14) at the lower portions thereof which are located close to the bases of the binding prongs, and the configuration allows leaves bound by the binding prong sections to be turned over along the binding prongs, can be turned over 360 degrees, and can be located adjacent to each other across the shaft sections (16).  The shaft sections (16) are provided with a shaft (100) and bearing sections (80, 90) for the shaft.  The bearing sections (80, 90) connect to the connecting sections (14) and have, in side surfaces thereof, openings (84, 94) for inserting the shaft (100).  The bearing sections (80, 90) are configured to be the center of rotation of the binding prongs when the binding prongs are closed with the tips thereof aligned with each other and when the tips of the binding prongs are separated from each other.

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Inventors:
TANAKA KANJI (JP)
ARIMOTO YOSHITERU (JP)
MAEDA MITSUNORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/065564
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
September 07, 2009
Export Citation:
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Assignee:
LIHIT LAB INC (JP)
TANAKA KANJI (JP)
ARIMOTO YOSHITERU (JP)
MAEDA MITSUNORI (JP)
International Classes:
B42F13/26
Foreign References:
JPS3914807Y1
JP2005040952A2005-02-17
JPH0986088A1997-03-31
Other References:
See also references of EP 2202088A4
Attorney, Agent or Firm:
OKADA, MASAHIRO (JP)
Zenkei Okada (JP)
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Claims:
 複数の綴杆部と、前記綴杆部を連結するための連結部と、前記綴杆部を構成する綴杆を開閉させるときの中心となる軸部とを備える綴具であって、
 前記綴杆部を構成する綴杆は、一対の綴杆が向き合うように、前記連結部を構成する一対の連結部の各々にその長手方向に適宜な間隔をおいて、連結部の外側部ないし上側部から突設され、
 前記連結部は、綴杆部に綴じられたリーフを綴杆に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリーフの表側と裏側とが軸部を挟んで接し合うことができるように、下部において綴杆の基部と近接した位置に軸部を連設され、
 前記軸部は、
 シャフト部とシャフト部の受け部とを備え、
 前記シャフト部は、前記連結部の長手方向にのび、一対の連結部を連結し、
 前記受け部は、前記綴杆部及び/又は連結部に連設され、シャフト部を装填するための開口部を側面に形成され、
 前記綴杆の先端を合わせて閉鎖するとき及び綴杆の先端を離間させるときに回転中心となり、綴杆部に綴じられたリーフを綴杆に沿って捲り、360度捲りかえすことができるように構成された、綴具。
 前記連結部は、前記軸部を中心にして左右に分かれた、第1連結部及び第2連結部を備え、
 第1連結部側の第1受け部は、シャフト部に装填されたときに、隣接する受け部の間に、収容部を間欠的に形成され、
 第2連結部側の第2受け部は、シャフト部に装填されたときに、隣接する受け部の間に、収容部を間欠的に形成され、
 第1綴杆と第2綴杆とを閉鎖したときに、軸部の軸線上において、第1受け部側の収容部に第2受け部を収容させ且つ第2受け部側の収容部に第1受け部を収容させ、適宜な間隔をあけて整列されるとともに第1綴杆と第2綴杆とを開閉するときに第1綴杆と第2綴杆とを相対変移するように前記シャフト部に摺動自在に装填された、請求項1に記載の綴具。
 前記第1受け部の収容部と第2受け部の受け部との間及び/又は第2受け部の収容部と第1受け部の受け部との間に、
 前記シャフト部の長手方向に引張力又は圧縮力をかける弾発部材が介装された、請求項2に記載の綴具。
 綴杆部は、綴杆の連結部に連設された基部とは反対側の自由端に、綴杆を閉鎖したときに係止するための綴杆係止部を形成され、
 前記綴杆係止部は、係止する綴杆の回転方向と交差する方向に係止する綴杆を相対移動して係止又は脱係するように形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の綴具。
 前記連結部は、その側面に、綴杆の開き角度をリーフの挿入し易い角度に規制するための開き角規制部を形成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の綴具。
Description:
綴具

 この発明は、ファイリング用の綴具に関 るものであり、特に、例えばセルリング式 ート又は綴じ穴のあるリーフを綴じるファ ル・バインダ類に用いられる綴具である。

 従来、リング状の部材を用いて、穴の開い リーフを綴じていたノートは、そのリング 形状に沿って、360°リーフを広げること、 なわち開くだけでなく、リーフを折り返し ートの表面側と裏面側とを重ねることがで 、180度しか開かないノートと比して半分の ペースで活用することができた。しかし、 のセルリング式ノートは、リーフの差し替 ができない欠点があった。
 一方、特許第3440356号及び実開平7-17578号の 具を用いたノート、すなわちリーフを綴じ 綴杆部が開閉可能なノートは、リーフの差 替えが可能である。

特許第3440356号

実開平7-17578号

 しかしながら、特許第3440356号の綴具は、複 数の櫛部(2)を有する2本の主部材(1)からなる 具であって、主部材(1a)の先端(7a)にスライド 可能なリング部材(4)を設け、かつ、このリン グ部材(4)の内側の形状は主部材(1a)と主部材(1 b)とを一体に合わせた外形とほぼ同一もしく 少し小さなものであり、リーフの差し換え ために、2本の主部材を分離した後に、複数 の櫛部の先端の嵌合手段を嵌合するときに、 多くの櫛部を嵌合するために比較的手間がか かった。
 また、実開平7-17578号の綴具は、複数の綴環 を起立した第1部材と第2部材とを共通の軸線 枢着している。したがって、第1部材と第2 材とは分離しないが、綴環15,17の基部に複数 の綴環を連結する棒状の連結部を形成し、そ の連結部の内側面から張出部23を突設してい ために、例えば、机の上に置いて綴具を開 うとしても、綴環の基部の外側が机の面に き出たり、綴環が充分開かず、リーフの出 入れが比較的困難である。また、合成樹脂 よる一体成形は、製造用金型が複雑な構造 なり、困難である。
 それゆえに、この発明の主たる目的は、製 が容易で、リーフの差し換えをし易いよう 綴杆を開き易く且つ閉じ易い綴具を提供す ことである。

 この発明にかかる綴具は、複数の綴杆部と 前記綴杆部を連結するための連結部と、前 綴杆部を構成する綴杆を開閉させるときの 心となる軸部とを備える綴具であって、前 綴杆部を構成する綴杆は、一対の綴杆が向 合うように、前記連結部を構成する一対の 結部の各々にその長手方向に適宜な間隔を いて、連結部の外側部ないし上側部から突 され、前記連結部は、綴杆部に綴じられた ーフを綴杆に沿って捲り、360度捲りかえし 閉じたときに両端にあるリーフの表側と裏 とが軸部を挟んで接し合うことができるよ に、下部において綴杆の基部と近接した位 に軸部を連設され、前記軸部は、シャフト とシャフト部の受け部とを備え、前記シャ ト部は、前記連結部の長手方向にのび、一 の連結部を連結し、前記受け部は、前記綴 部及び/又は連結部に連設され、シャフト部 を装填するための開口部を側面に形成され、 前記綴杆の先端を合わせて閉鎖するとき及び 綴杆の先端を離間させるときに回転中心とな り、綴杆部に綴じられたリーフを綴杆に沿っ て捲り、360度捲りかえすことができるように 構成された、綴具である。
 この発明の請求項2にかかる綴具は、前記連 結部は、前記軸部を中心にして左右に分かれ た、第1連結部及び第2連結部を備え、第1連結 部側の第1受け部は、シャフト部に装填され ときに、隣接する受け部の間に、収容部を 欠的に形成され、第2連結部側の第2受け部は 、シャフト部に装填されたときに、隣接する 受け部の間に、収容部を間欠的に形成され、 第1綴杆と第2綴杆とを閉鎖したときに、軸部 軸線上において、第1受け部側の収容部に第 2受け部を収容させ且つ第2受け部側の収容部 第1受け部を収容させ、適宜な間隔をあけて 整列されるとともに第1綴杆と第2綴杆とを開 するときに第1綴杆と第2綴杆とを相対変移 るように前記シャフト部に摺動自在に装填 れた、請求項1に記載の綴具である。
 この発明の請求項3にかかる綴具は、前記第 1受け部の収容部と第2受け部の受け部との間 び/又は第2受け部の収容部と第1受け部の受 部との間に、前記シャフト部の長手方向に 張力又は圧縮力をかける弾発部材が介装さ た、請求項2に記載の綴具である。
 この発明の請求項4にかかる綴具は、綴杆部 は、綴杆の連結部に連設された基部とは反対 側の自由端に、綴杆を閉鎖したときに係止す るための綴杆係止部を形成され、前記綴杆係 止部は、係止する綴杆の回転方向と交差する 方向に係止する綴杆を相対移動して係止又は 脱係するように形成された、請求項1ないし 求項3のいずれかに記載の綴具である。
 この発明の請求項5にかかる綴具は、前記連 結部は、その側面に、綴杆の開き角度をリー フの挿入し易い角度に規制するための開き角 規制部を形成された、請求項1ないし請求項4 いずれかに記載の綴具である。

 この発明によれば、複数の綴杆部と、前記 杆部を連結するための連結部と、前記綴杆 を構成する綴杆を開閉させるときの中心と る軸部とを備える綴具であって、前記綴杆 を構成する綴杆は、一対の綴杆が向き合う うに、前記連結部を構成する一対の連結部 各々にその長手方向に適宜な間隔をおいて 連結部の外側部ないし上側部から突設され 前記連結部は、綴杆部に綴じられたリーフ 綴杆に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じ ときに両端にあるリーフの表側と裏側とが 部を挟んで接し合うことができるように、 部において綴杆の基部と近接した位置に軸 を連設され、前記軸部は、シャフト部とシ フト部の受け部とを備え、前記シャフト部 、前記連結部の長手方向にのび、一対の連 部を連結し、前記受け部は、前記綴杆部及 /又は連結部に連設され、シャフト部を装填 するための開口部を側面に形成され、前記綴 杆の先端を合わせて閉鎖するとき及び綴杆の 先端を離間させるときに回転中心となり、綴 杆部に綴じられたリーフを綴杆に沿って捲り 、360度捲りかえすことができるように構成さ れているので、製造が容易で、リーフの差し 換えをし易いように綴杆を開き易く且つ閉じ 易い綴具を提供することができる。
 請求項2の発明によれば、前記連結部は、前 記軸部を中心にして左右に分かれた、第1連 部及び第2連結部を備え、第1連結部側の第1 け部は、シャフト部に装填されたときに、 接する受け部の間に、収容部を間欠的に形 され、第2連結部側の第2受け部は、シャフト 部に装填されたときに、隣接する受け部の間 に、収容部を間欠的に形成され、第1綴杆と 2綴杆とを閉鎖したときに、軸部の軸線上に いて、第1受け部側の収容部に第2受け部を 容させ且つ第2受け部側の収容部に第1受け部 を収容させ、適宜な間隔をあけて整列される とともに第1綴杆と第2綴杆とを開閉するとき 第1綴杆と第2綴杆とを相対変移するように 記シャフト部に摺動自在に装填されている で、複数の綴杆で構成される綴杆部を一度 開閉させることができる。
 請求項3の発明によれば、前記第1受け部の 容部と第2受け部の受け部との間及び/又は第 2受け部の収容部と第1受け部の受け部との間 、前記シャフト部の長手方向に引張力又は 縮力をかける弾発部材が介装されているの 、第1綴杆と第2綴杆とを閉じた状態に維持 せることができる。
 請求項4の発明によれば、綴杆部は、綴杆の 連結部に連設された基部とは反対側の自由端 に、綴杆を閉鎖したときに係止するための綴 杆係止部を形成され、前記綴杆係止部は、係 止する綴杆の回転方向と交差する方向に係止 する綴杆を相対移動して係止又は脱係するよ うに形成されているので、綴杆を開閉すると きに、係止する綴杆の回転方向と交差する方 向に相対移動させて、一度に開閉することが できるように構成できる。
 請求項5の発明によれば、前記連結部は、そ の側面に、綴杆の開き角度をリーフの挿入し 易い角度に規制するための開き角規制部を形 成されているので、綴杆を最適な角度、例え ばリーフの出し入れにおいて最適な角度に設 定することができる。

 この発明の上述の目的、その他の目的、特 及び利点は、図を参照して行う以下の発明 実施するための最良の形態の説明から一層 らかとなろう。
 この明細書及び特許請求の範囲において、 ーフは、用紙、合成樹脂製ポケット、表紙 の被綴じ物の総称である。

 図1は、この発明にかかる綴具を用いたノー トの斜視図解図であり、図2は、この発明に かる綴具の斜視図解図であり、(A)は全体の で、(B)は部分的に拡大した図であり、図3は この発明にかかる綴具の斜視図解図であり (A)は全体の図で、(B)は部分的に拡大した図 あり、(C)(D)は半割杆の図であり、図4は、第 1綴具部材の斜視図解図であり、図5は、第2綴 具部材の斜視図解図であり、図6は、この発 にかかる綴具を分解した状態における斜視 解図であり、図7は、閉じた状態における綴 の正面図解図であり、図8は、閉じた状態に おける綴具の背面図解図であり、図9は、図7A -A断面図解図であり、図10は、図7B-B断面図解 であり、図11は、開き始めた状態における 具の正面図解図であり、図12は、開き始めた 状態における綴具の背面図解図であり、図13 、開いた状態における綴具の正面図解図で り、図14は、開いた状態における綴具の背 図解図であり、図15は、図13A-A断面図解図で り、図16は、図13B-B断面図解図である。
 この発明の綴具10は、複数の綴杆部12と、前 記綴杆部12を連結するための連結部14と、前 綴杆部12を構成する綴杆を開閉させるときの 中心となる軸部16とを備える綴具であって、 杆部12を捩って閉じている綴杆部12を開くこ とができるように構成されている。
 この綴具10は、主として、一般的にセルリ グ式ノートと称されるノートに類似したノ ト用として構成され、綴具10の綴杆部12に沿 てリーフ110を回転させて360度広げること、 なわち綴杆部12に綴じられたリーフ110を綴 に沿って捲り、360度捲りかえし、閉じたと に両端にあるリーフ110の表側と裏側とが軸 16を挟んで接し合うことができるように、構 成されている。
 通常、綴じ穴のある筆記する用紙の表側及 裏側に該用紙よりも比較的硬質の表紙が積 されており、この明細書及び特許請求の範 においては、リーフ110の表側及び裏側には 用紙、合成樹脂製ポケット等の表面側の表 紙の表側と裏面側の裏表紙の裏側とが含ま る。

 前記綴杆部12を構成する綴杆は、一対の綴 が向き合うように、前記連結部14を構成する 一対の連結部14の各々にその長手方向に適宜 間隔をおいて、連結部14の外側部ないし上 部から突設され、前記綴杆部12は、前記軸部 16を中心にして左右に分かれた、対称形であ 第1綴杆20及び第2綴杆30を備える。
 前記連結部14は、前記軸部16を中心にして左 右に分かれた、対称形である第1連結部50及び 第2連結部60を備え、第1連結部50及び第2連結 60は、向こう側から手前側に連続して長手方 向に直線状にのびる略柱状である。

 この実施の形態においては、第1綴杆20及び 1連結部50は、第1綴具部材18Aに形成され、第 2綴杆30及び第2連結部60は、第2綴具部材18Bに 成され、第1綴具部材18Aと第2綴具部材18Bとは 、対称形に形成されている。
 第1綴具部材118Aは、合成樹脂で一体成形さ 、同様に、第2綴具部材18Bは、合成樹脂で一 成形されている。

 前記連結部14は、綴杆部12に綴じられたリー フ110を第1綴杆20及び第2綴杆30に沿って捲り、 360度捲りかえし、閉じたときに両端にあるリ ーフ110の表側と裏側とが軸部16を挟んで接し うことができるように、下部において第1綴 杆20及び第2綴杆30の基部と近接した位置に軸 16を連設されている。
 前記軸部16は、前記連結部14(第1連結部50と 2連結部60)の長手方向にのびて一対の連結部1 4(第1連結部50と第2連結部60と)を連結し、前記 第1綴杆20の自由端20bと第2綴杆30の自由端30bと を合わせて閉鎖するとき及び第1綴杆20の自由 端20bと第2綴杆30の自由端30bとを離間させると きに回転中心となり、綴杆部12に綴じられた ーフ110を第1綴杆20及び第2綴杆30に沿って捲 、360度捲りかえすことができるように構成 れている。

 綴杆部12は、第1綴杆20及び第2綴杆30の連結 14に連設された基部20a及び基部30aとは反対側 の自由端20b及び自由端30bに、第1綴杆20及び第 2綴杆30を閉鎖したときに係止するための綴杆 係止部を形成されている。すなわち、第1綴 20は、基部20aとは反対側の頂部である自由端 20bに第1綴杆の綴杆係止部22を形成され、第2 杆30は、基部30aとは反対側の頂部である自由 端30bに第2綴杆の綴杆係止部32を形成されてい る。
 綴杆部12は、基部20a及び基部30aから頂部に る高さ方向(垂直方向)と、第1綴杆20の外周部 (外側部)から第2綴杆30の外周部(外側部)に至 幅方向(水平方向)とを備え、第1綴杆20及び第 2綴杆30の厚さ(外周部と内周部との間の長さ) りも、綴具の長さ方向における第1綴杆20及 第2綴杆30の幅の方が長い、断面長方形状で る。そして、第1綴杆20及び第2綴杆30は、基 20a及び基部30aから頂部に至るまで、リーフ1 10を捲ることができるように、リーフ110の綴 穴112に貫挿される形状に構成されている。
 前記第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴 杆係止部32は、係止する第1綴杆20及び第2綴杆 30の回転方向と交差する方向に、すなわち軸 16の長手方向に第1綴杆20及び第2綴杆30を相 移動して、第1綴杆20及び第2綴杆30の先端を わせて閉鎖するときに係止し又は第1綴杆20 び第2綴杆30の先端を離間させるときに脱係 るように形成されている。

 第1綴杆20は、閉じたときに略円環状の綴杆 なるように、半円弧状の半割杆20Aから構成 れ、第2綴杆30は、閉じたときに略円環状の 杆となるように、半円弧状の半割杆30Aから 成され、第1綴杆20と第2綴杆30とは対向する うに構成されている。
 そして、リーフ110に予め穿設された綴じ穴1 12に挿通して、リーフ110を綴じることができ ように、半割杆20Aと半割杆30Aとの先端、す わち第1綴杆20及び第2綴杆30の頂部において 綴杆係止部22,32が形成されている。
 第1綴杆20を構成する半割杆20Aと第2綴杆30を 成する半割杆30Aとは、半割杆20Aの第1綴杆の 綴杆係止部22と、半割杆30Aの第2綴杆の綴杆係 止部32とを係止することにより、略円環状に 結される。
 そして、綴杆部12を開くときにおいては、 1綴杆20と第2綴杆30とは、その第1綴杆の綴杆 止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32を指で捩 ことにより、係止された第1綴杆の綴杆係止 22及び第2綴杆の綴杆係止部32を外すことが きるように構成されている。

 第1綴杆20を構成する半割杆20Aの先端に形成 れた第1綴杆の綴杆係止部22を構成する先端 第1綴杆の凸部24及びその第1綴杆の凸部24に く第1綴杆の凹部26と、第2綴杆30を構成する 割杆30Aの第2綴杆の綴杆係止部32を構成する 端の第2綴杆の凸部34及びその先端の第2綴杆 の凸部34に続く第2綴杆の凹部36とは、第1綴杆 20と第2綴杆30とを閉じたとき係合するように 方向に向けて突き出しあるいは凹み形成さ ている。
 すなわち、第1綴杆20を構成する半割杆20Aの 端に形成された第1綴杆の綴杆係止部22を構 する第1綴杆の凸部24は、手前側に向けて突 出されている。そして、その第1綴杆の凸部 24に続く第1綴杆の凹部26は、向こう側に向け 凹んでいる。半割杆30Aの先端に形成された 2綴杆の綴杆係止部32を構成する第2綴杆の凸 部34は、向こう側に向けて突き出されている そして、その先端の第2綴杆の凸部34に続く 2綴杆の凹部36は、手前側に向けて凹んでい 。
 第1綴杆20と第2綴杆30とを閉じたとき係合す ように、第1綴杆の凸部24及び第1綴杆の凹部 26と第2綴杆の凸部34及び第2綴杆の凹部36とは 逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成 れている。
 半割杆20Aの第1綴杆の綴杆係止部22を構成す 第1綴杆の凸部24と半割杆30Aの第2綴杆の綴杆 係止部32を構成する第2綴杆の凸部34とは、反 方向に向けて突き出し設けられている。
 また、半割杆20Aの第1綴杆の綴杆係止部22を 成する第1綴杆の凹部26と半割杆30Aの第2綴杆 の綴杆係止部32を構成する第2綴杆の凹部36と 、反対方向に向けて凹み形成されている。

 前記第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴 杆係止部32は、第1綴杆20及び第2綴杆30の回転 向及び回転方向と交差する方向に脱係しな ように、第1綴杆20及び第2綴杆30の回転方向 交差する方向にのびる脱係防止部28及び脱 防止部38が形成されている。
 脱係防止部28は、頂部側において手前側に けて突き出る鉤鼻状係止凸部28aと、基部20a において向こう側に向けて凹む係止凹部28b を有し、自由端側の係止凸部28aから続いて 部20a側に係止凹部28bが形成されている。
 脱係防止部38は、頂部側において向こう側 向けて突き出る鉤鼻状係止凸部38aと、基部30 a側において手前側に向けて凹む係止凹部38b を有し、自由端側の係止凸部38aから続いて 部30a側に係止凹部38bが形成されている。
 第1綴杆20と第2綴杆30とを閉じたとき、脱係 止部28の係止凸部28aは、脱係防止部38の係止 凹部38bに嵌合され、脱係防止部38の係止凸部3 8aは、脱係防止部28の係止凹部28bに嵌合され 係止凸部28aと係止凸部38aとは、第1綴杆20と 2綴杆30とを回転方向に引いたときに、突き たる。
 第1綴杆の綴杆係止部22の脱係防止部28は、 2綴杆の綴杆係止部32の上部に向けて突き出 れ、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆 止部32とを係合したときに、第2綴杆30が上 に向けて衝撃などにより移動することを防 している。
 第2綴杆の綴杆係止部32の脱係防止部38は、 1綴杆の綴杆係止部22の上部に向けて突き出 れ、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆 止部32とを係合したときに、第1綴杆20が上 に向けて衝撃などにより移動することを防 している。
 このように、この実施の形態においては、 1綴杆20及び第2綴杆30の頂部を指でねじるこ により、第1綴具部材18Aの第1綴杆20を向こう 側に移動させ且つ第2綴具部材18Bの第2綴杆30 手前側に移動させて、第1綴杆20の半割杆20A 第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴杆30の半割杆30 Aの第2綴杆の綴杆係止部32との係合を外すこ ができる。
 なお、閉じるときにおいては、脱係防止部2 8の係止凸部28aと脱係防止部38の係止凸部38aと は、突き出たり滑りながら係止凹部38b及び係 止凹部28bに嵌まるように、なだらかな傾斜面 が自由端から形成されている。

 前記連結部14を構成する第1綴具部材18Aの第1 連結部50は、第1連結部50と第2連結部60とが向 合う領域である第1連結部の対向部56と、前 第1連結部の対向部56と相対し第1綴杆20が突 された第1連結部の外側部52と、前記第1連結 部の対向部56と第1連結部の外側部52との間に いて前記第1連結部の対向部56及び第1連結部 の外側部52に交差する面で、軸部16が連設さ た第1連結部の下側部58とを備える。
 前記連結部14を構成する第2綴具部材18Bの第2 連結部60は、第1連結部50と第2連結部60とが向 合う領域である第2連結部の対向部66と、前 第2連結部の対向部66と相対し第2綴杆30が突 された第2連結部の外側部62と、前記第2連結 部の対向部66と第2連結部の外側部62との間に いて前記第2連結部の対向部66及び第2連結部 の外側部62に交差する面で、軸部16が連設さ た第2連結部の下側部68とを備える。
 この実施の形態においては、第1連結部50及 第2連結部60は、略四角柱状である。
 そして、第1連結部の対向部56と第2連結部の 対向部66とは、回転方向と直交し綴具10を閉 たときに垂直にすなわち高さ方向にのびる 面であって、図9及び図10に示すように綴具10 を閉じたときに密着するように形成されてい る。

 前記連結部14は、その側面に、第1綴杆20及 第2綴杆30の開き角度をリーフ110の挿入し易 角度、例えば約60~70度に規制するための開き 角規制部70及び開き角規制部72を形成されて る。
 第1綴具部材18Aの開き角規制部70は、第1連結 部50の第1連結部の下側部58の第1受け部80に連 して形成された断面略半円弧状であり、第1 連結部の下側部58から下方に向けてのびる接 面70aを備え、一方、第2綴具部材18Bの開き角 規制部72は、第2連結部60の第2連結部の下側部 68の第2受け部90に連続して形成された断面略 円弧状であり、第2連結部の下側部68から下 に向けてのびる接合面72aを備える。
 そして、綴杆部12を閉じたときに、開き角 制部70の接合面70aと開き角規制部72の接合面7 2aとは、図9において示すように、略70度開い 傾斜面であって対向しており、綴杆部12を いたときに、開き角規制部70の接合面70aと開 き角規制部72の接合面72aとは、図15において すように、接し合い、半割杆10Aと半割杆30A 開き角度を、リーフ110の挿入しや易い角度 規制する。

 前記軸部16は、シャフト部100の受け部とシ フト部100とを備える。
 受け部は、第1連結部50に連設された第1受け 部80と第2連結部60に連設された第2受け部90と ら構成され、前記シャフト部100は、前記連 部14の長手方向に沿って、向こう側から手 側に連続してのび、第1綴具部材と第2綴具部 材とを連結する。
 前記第1受け部80及び第2受け部90は、前記綴 部12及び/又は連結部14に連設され、シャフ 部100を装填するための開口部(第1受け部80の 口部84及び第2受け部90の開口部94)を側面に 成され、前記半割杆20A及び半割杆30Aの先端 合わせて閉鎖するとき及び半割杆20A及び半 杆30Aの先端を離間させるときに回転中心と り、第1綴杆20及び第2綴杆30に綴じられたリ フ110を第1綴杆20及び第2綴杆30に沿って捲り 360度捲りかえすことができるように構成さ ている。

 前記第1受け部80及び第2受け部90は、前記 結部14の長手方向に間欠的に形成され、半 杆20A及び半割杆30Aが前記シャフト部100を中 にして回転し且つ第1綴杆20及び第2綴杆30を 閉するときに長手方向に相対変移するよう 形成されている。

 前記シャフト部100は、断面円形の棒状の金 棒である。それに対応して、前記第1受け部 80及び第2受け部90は、全体が弧状で、その内 の円弧部86及び円弧部96に前記シャフト部100 を装填され、且つその外側の上部において、 前記半割杆20A及び半割杆30Aの張り出し方向と は反対方向に張り出すように、前記連結部14 連設されている。
 この実施の形態においては、シャフト部100 第1受け部80及び第2受け部90とは別部材であ 、第1受け部80は、合成樹脂により、第1綴具 部材18Aと一体に形成され、第2受け部90は、合 成樹脂により、第2綴具部材18Bと一体に形成 れている。
 そして、シャフト部100は、第1綴具部材18Aの 最も向こう側の第1受け部80から、第2綴具部 18Bの最も手前側の第2受け部90に至るように 形成されている。

 第1綴具部材18A側の第1受け部80は、シャフト 部100に装填されたときに、隣接する第1受け 80の間に、第1収容部82を間欠的に形成され、 第2綴具部材18B側の第2受け部90は、シャフト 100に装填されたときに、隣接する第2受け部9 0の間に、第2収容部92を間欠的に形成されて る。
 そして、第1綴杆20と第2綴杆30とを閉鎖した きに、軸部16の軸線上において、第1綴具部 18Aは、第1収容部82に第2綴具部材18Bの第2受 部90を収容させ、且つ、第2綴具部材18Bは、 2収容部92に第1綴具部材18Aの第1受け部80を収 させて、隣接する第1綴具部材18Aの第1受け 80と第2綴具部材18Bの第2受け部90との間及び 接する第2綴具部材18Bの第2受け部90と第1綴具 部材18Aの第1受け部80との間に適宜な間隔をあ けて整列される。隣接する第1綴具部材18Aの 1受け部80と第2綴具部材18Bの第2受け部90との 及び隣接する第2綴具部材18Bの第2受け部90と 第1綴具部材18Aの第1受け部80との間における 宜な間隔とは、第1綴杆20と第2綴杆30とを連 部14の長手方向すなわち手前側及び向こう側 に向けて相対移動させて、第1綴杆の綴杆係 部22と第2綴杆の綴杆係止部32とを脱係させる ために必要な長さをいう。
 それとともに、第1綴具部材18Aと第2綴具部 18Bとは、第1綴杆20と第2綴杆30とを開閉する きに半割杆20Aと半割杆30Aとを相対変移する うに、前記シャフト部100に摺動自在に装填 れている。
 この実施の形態においては、第1綴具部材18A の第1綴杆20を向こう側に移動させ且つ第2綴 部材18Bの2綴杆30を手前側に移動させて、閉 ていた第1綴杆20と第2綴杆30とは、開く。
 この実施の形態においては、第1綴具部材18A の向こう側の第1受け部80の開口部84は、向こ 側が塞がれている。又、第2綴具部材18Bの手 前側の第2受け部90の開口部94は、手前側が塞 れている。従って、シャフト部100の向こう 端は向こう側の第1受け部80により抜け出る とを防止され、シャフト部100の手前側端は 前側の第2受け部90により抜け出ることを防 される。

 半割杆20Aの基部20aの外周部及び半割杆30Aの 部30aの外周部は、連結部14の下部と同じ位 に、その下部が位置するように形成され、 部16の第1受け部80の外側及び第2受け部90の外 側は、連結部14の下部と同じ位置に、その上 が位置するように形成されている。
 この実施の形態においては、軸部16の第1受 部80は、開口部84が半割杆20Aの外周部に接し 、軸部16の第2受け部90は、開口部94が半割杆30 Aの外周部に接し、第1連結部50は、半割杆20A 内周部から第1受け部80の開口部84までの間の 高さを有し、第2連結部60は、半割杆30Aの内周 部から第2受け部90の開口部94までの間の高さ 有している。

 前記連結部14の幅(幅方向における)は、軸 部16の第1受け部80又は軸部16の第2受け部90の (幅方向における)の2分の1以下である。これ 、第1連結部50の幅と第2連結部60の幅とを合 せた幅が、軸部16の第1受け部80及び軸部16の 第2受け部90の幅と同等又はそれ以下の方が、 リーフ110を360度捲りかえして、軸部16を挟ん リーフ110の表面と裏面とを接し合わせると に比較的間隔をあけずに接し合わせること できるので、そのようにするために構成さ ている。

 前記第1連結部50の中央あたりに存する前記 1綴具部材18Aの第1収容部82と前記第2連結部60 の中央あたりに存する第2綴具部材18Bの第2収 部92との間に、前記シャフト部100の長手方 にテンション(引張力又は圧縮力)をかける弾 発部材102が、圧縮された状態で介装されてい る。弾発部材102は、鋼線をコイル形に巻いて 作られたコイルバネにより形成され、筒形の コイルバネの輪の中にシャフト部100を挿通さ れている。
 そして、弾発部材102は、その向こう側端が 2綴具部材18Bの第2受け部90の手前側端に接し 、その手前側端が第1綴具部材18Aの第1受け部8 0の向こう側端に接して、復元力(均一な)によ って第1綴具部材18Aを手前側に押し下げ且つ 2綴具部材18Bを向こう側に押し上げるように 成されている。
 而して、弾発部材102は、綴杆部12を閉じて るときには、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴 の綴杆係止部32とを係合させる方向に作用 ている。
 その第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴 杆係止部32を指で捩ることにより、係止され 第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係 止部32を外すときには、弾発部材102の弾発力 抗して第1綴具部材18Aの第1綴杆20を向こう側 に移動させ且つ第2綴具部材18Bの2綴杆30を手 側に移動させて、閉じていた第1綴杆20と第2 杆30とは開く。更に、第1綴杆20と第2綴杆30 は、幅方向において外側に(すなわち、第1綴 杆20を左側(表側)に回転させ、且つ第2綴杆30 右側(裏側)に)、回転させて、リーフ110を綴 たり外したりし易くすることができる。

 綴具10は、第1綴杆20及び第2綴杆30に、リー 110の高さ方向に適宜な間隔をあけて連続し 設けられた綴じ穴112を貫挿し、リーフ110の さ方向にのびる綴じ代側端縁114の側に軸部16 を位置させ、綴じ穴112と綴じ代側端縁114との 間に第1綴杆20及び第2綴杆30が架け渡されるよ うにして、リーフ110を綴じ、ノートを形成す る。
 綴具10は、綴具10の長さ方向が、幅方向にの びる端縁に綴じ穴112を形成したリーフ110の幅 方向にのびて空間的に広がるように、リーフ 110を綴じて、ノートを形成してもよい。

 綴具10に綴じられたリーフ110は、図17にお いて示すように、軸部16側に向けて捲りかえ れ、閉じられて積層されていたときのリー の表側110aとリーフの裏側110bとを軸部16を挟 んで接し合わせるようにして、筆記等に用い ることができる。

 この発明の実施の形態によれば、綴杆部12 び連結部14は、一対の第1綴具部材18A及び第2 具部材18Bの各々に形成され、前記綴杆部12 構成する綴杆20,30は、第1綴具部材18A側の第1 杆20と第2綴具部材18B側の第2綴杆30とが向き うように、前記連結部14の長手方向に適宜 間隔をおいて、連結部14の外側部ないし上側 部から突設されているので、綴杆部12を開い ときに綴杆部12の最下部が例えば机の天板 の表面に接地して水平安定し易く、且つ綴 部12を適宜な角度に開き易い。
 この発明の実施の形態によれば、綴杆部12 、前記軸部16を中心にして左右に分かれた、 対称形である第1綴杆20及び第2綴杆30を備え、 前記連結部14は、前記軸部16を中心にして左 に分かれた、対称形である第1連結部50及び 2連結部60を備えているので、同一の金型で 右の部材を成形することができ、製造がし い。
 この発明の実施の形態によれば、連結部14 、向き合う第1連結部50及び第2連結部60の対 部56,66と、前記対向部56,66と相対し綴杆20,30 突設された外側部52,62と、前記対向部56,66と 側部52,62との間において前記対向部56,66及び 外側部52,62に交差する面で、軸部16が連設さ た下側部58,68とを備えているので、第1連結 の対向部56と第2連結部の対向部66とは、回転 方向と直交し綴具10を閉じたときに垂直にす わち高さ方向にのびて空間的に広がる平面 あって、綴具10を閉じたときに密着するよ に形成すれば、綴具10を閉じたときに第1綴 の綴杆係止部22と第2綴杆の綴杆係止部32との 係合状態を安定的に保つことができ、綴杆部 12を構成する第1綴杆20と第2綴杆30とにより構 される円環状の径を縮むように作用するこ を少なくすることができる。
 この発明の実施の形態によれば、受け部80,9 0は、前記連結部14の長手方向に間欠的に形成 され、綴杆部12が前記シャフト部100を中心に て回転し且つ綴杆部12を開閉するときに長 方向に相対変移するように形成されている で、複数の綴杆20,30で構成される綴杆部12を 度に開閉させることができる。
 この発明の実施の形態によれば、シャフト 100は、断面円形の棒状であり、前記受け部8 0,90は、全体が弧状で、その内側の円弧部に 記シャフト部100を装填され、且つその外側 上部において、前記綴杆20,30の張り出し方向 とは反対方向に張り出すように、前記連結部 14が連設されているので、複数の綴杆20,30で 成される綴杆部12を一度に開閉させることが でき、且つ、綴杆部12の最下部が例えば机の 板等の表面に接地して水平に安定し易く、 つ綴杆部12を適宜な角度に開き易い。
 この発明の実施の形態によれば、綴杆20,30 基部20a,30aは、連結部14の下部と同じ位置に 下部が位置するように形成され、軸部16の受 け部80,90は、連結部14の下部と同じ位置に、 部が位置するように形成されているので、 杆部12を開いたときに綴杆部12の最下部が例 ば机の天板等の表面に接地して水平に安定 易く、且つ綴杆部12を適宜な角度に開き易 。
 この発明の実施の形態によれば、連結部14 幅は、軸部16の幅の2分の1以下であるので、 部16の幅よりはみ出すことがなく、リーフ11 0を綴杆20,30に沿って捲り、360度開いたときに リーフ110の表側と裏側との間の隙間が少なく 、比較的平坦となり、筆記もし易い。
 この発明の実施の形態によれば、軸部16の け部80,90は、受け部80,90の開口部84,94が綴杆20 ,30の外周部に接し、連結部14は、綴杆20,30の 周部から受け部80,90の開口部84,94までの間の さを有するので、リーフ110を綴杆20,30に沿 て捲り、360度開いたときにリーフの表側110a 裏側110bとの間の隙間が少なく、比較的平坦 となり、筆記もし易い。
 この発明の実施の形態によれば、綴杆係止 22,32は、綴杆20,30の回転方向において係止及 び脱係するように、第1綴杆20の凸部24及び凹 26と第2綴杆30の凹部36及び凸部34とが係合す ように構成され、且つ、綴杆部12を閉じた き、綴杆20,30の回転方向及び回転方向と交差 する方向に脱係しないように綴杆20,30の回転 向と交差する方向にのびる脱係防止部28,38 形成されているので、綴杆20,30の回転方向及 び回転方向と交差する方向に、閉じられた綴 杆の綴杆係止部22,32が脱係しにくい。

 この発明の実施の綴具10は、その綴杆部12 に、リーフ110の綴じ穴112を貫挿させて綴じら れた、ノートを構成でき、又、表表紙と裏表 紙と背表紙とを備えた表紙に固定して、ファ イル・バインダ類を構成できる。

 この発明は、前記実施の形態に限らず、こ 発明の思想に基づき種々変更することがで る。
 図18は、前記実施の形態の変形例である綴 の斜視図解図である。
 この綴具210は、複数の綴杆部212と、前記綴 部212を連結するための連結部214と、前記綴 部212を構成する第1綴杆220と第2綴杆230とを 閉させるときの中心となるシャフト部300を する軸部216とを備える。
 前記綴杆部212を構成する綴杆は、一対の第1 綴杆220と第2綴杆230とが向き合うように、前 連結部214を構成する一対の第1連結部250と第2 連結部260との各々に、その長手方向に適宜な 間隔をおいて、連結部214の外側部ないし上側 部から突設されている。
 前記連結部214は、綴杆部212に綴じられたリ フ110を第1綴杆220及び第2綴杆230に沿って捲 、360度捲りかえし、閉じたときに両端にあ リーフ110の表側と裏側とが軸部216を挟んで し合うことができるように、下部において 1綴杆220及び第2綴杆230の基部と近接した位置 に軸部216を連設されている。
 前記軸部216は、分離された、第1受け部280及 び第1収容部282と第2受け部290及び第2収容部292 とを備えており、前記連結部214の長手方向に のびて一対の第1連結部250と第2連結部260とを 結し、前記第1綴杆220と第2綴杆230との先端 合わせて閉鎖するとき及び第1綴杆220と第2綴 杆230との先端を離間させるときに回転中心と なり、綴杆部212に綴じられたリーフ110を綴杆 に沿って捲り、360度捲りかえすことができる ように構成されている。
 第1綴杆220及び第2綴杆230の基部は、第1連結 250及び第2連結部260の下部と同じ位置に、そ の第1綴杆220及び第2綴杆230の外周部の下部が 置するように形成され、軸部216を構成する 1受け部280及び第2受け部290は、第1連結部250 び第2連結部260の下部と同じ位置に、その上 部が位置するように形成されている。

 弾発部材102は、次のように構成してもよい
 図19は、変形例の綴具を分解した状態にお る斜視図解図であり、図20は、図19図示綴具 断面図解図であり、(A)は閉じた状態の断面 解図であり、(B)は開いた状態の断面図解図 ある。
 図19図示弾発部材102は、ねじりコイルバネ らなり、巻線部102aと巻線部102aの両端から巻 線部102aの中心軸と直交ないし交差する方向 伸びる直線状の第1固定先端部102bと直線状の 第2固定先端部102cとが連設され、ねじりモー ントが発生しない元の状態は、円周方向に 1固定先端部102bと第2固定先端部102cとが突き 出されている。
 そして、弾発部材102の巻線部102aの両端から 延びる先端部を支持するために、前記連結部 14に支持部50a及び支持部60aが形成されている
 前記弾発部材102の巻線部102aの両端から延び る固定先端部は、第1綴具部材18Aの第1連結部5 0に形成された支持部50a、及び前記支持部50a 対向する第2綴具部材18Bの第2連結部60の支持 60aに係止され、支持されている。
 すなわち、一方の第1固定先端部102bは、第1 結部50の支持部50aに支持され、また、もう 方の第2固定先端部102cは、第1固定先端部102b 向き合うように第2連結部60の支持部60aに支 されている。
 一方の固定先端部102b及び他方の固定先端部 102cは、元々開いた状態にあったが、第1綴杆2 0と第2綴杆30とが閉じた状態にあるときは、 々開いた状態にあったところからほぼ平行 接近させた第1固定先端部102bと第2固定先端 102cとが、連結部14の支持部50a,支持部60aに支 されている。すなわち、弾発部材102は、第1 固定先端部102bが第1連結部50の支持部50aに係 され且つ第2固定先端部102cが第2連結部60の支 持部60aに係止されてねじられた状態になる。

 そして、弾発部材102は、その向こう側端が 2綴具部材18Bの第2受け部90の手前側端に接し 、その手前側端が第1綴具部材18Aの第1受け部8 0の向こう側端に接して、復元力(均一な)によ って第1綴具部材18Aを手前側に押し下げ且つ 2綴具部材18Bを向こう側に押し上げるように 成されている。
 而して、弾発部材102は、綴杆部12を閉じて るときには、第1綴杆の綴杆係止部22と第2綴 の綴杆係止部32とを係合させる方向に作用 ている。
 その第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴 杆係止部32を指で捩ることにより、係止され 第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係 止部32を外すときには、弾発部材102の弾発力 抗して第1綴具部材18Aの第1綴杆20を向こう側 に移動させ且つ第2綴具部材18Bの2綴杆30を手 側に移動させて、閉じていた第1綴杆20と第2 杆30とを開く。
 第1の綴杆20の綴杆係止部22を指で外すと、 1連結部50と第2連結部60とは、弾発部材102が の状態に戻ろうとする力、すなわち一方の 1固定先端部102bと他方の第2固定先端部102cと 回転方向に回転して綴杆部12を開くように が働くことにより、回転方向に回転する。
 このように、この実施の形態においては、 1の綴杆20の第1の綴杆係止部22および第2の綴 杆30の第2綴杆の綴杆係止部32の係合を解除し とき、一方の第1固定先端部102bと他方の第2 定先端部102cとを円周方向において離れさせ ようとする力が働くことにより、第1の綴杆20 及び第1連結部50と第2の綴杆30及び第2連結部60 とが、開いた状態になる。
 なお、前記実施の形態及び変形例において 、第1の綴杆20と第2の綴杆30とは、第1綴杆の 綴杆係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32を指 捩ることにより、係止された第1綴杆の綴杆 係止部22及び第2綴杆の綴杆係止部32の係合を すと説明しているが、指で捩る以外の手段 よって、第1綴杆の綴杆係止部22及び第2綴杆 の綴杆係止部32の係合を外すことも、本件発 にかかる綴具に含まれていることは、勿論 ある。

 この発明にかかる綴具10は、ファイル・ インダ類を構成する表紙の背表紙領域の内 に固定して、用いることができ、又、単独 用いてもよい。

この発明にかかる綴具を用いたノート 斜視図解図である。 この発明にかかる綴具の斜視図解図で り、(A)は全体の図で、(B)は部分的に拡大し 図である。 この発明にかかる綴具の斜視図解図で り、(A)は全体の図で、(B)は部分的に拡大し 図であり、(C)(D)は半割杆の図である。 第1綴具部材の斜視図解図である。 第2綴具部材の斜視図解図である。 この発明にかかる綴具を分解した状態 おける斜視図解図である。 閉じた状態における綴具の正面図解図 ある。 閉じた状態における綴具の背面図解図 ある。 図7A-A断面図解図である。 図7B-B断面図解図である。 開き始めた状態における綴具の正面図 解図である。 開き始めた状態における綴具の背面図 解図である。 開いた状態における綴具の正面図解図 である。 開いた状態における綴具の背面図解図 である。 図13A-A断面図解図である。 図13B-B断面図解図である。 ノートのリーフの開き方を示す平面図 解図であり、(A)は閉じた状態の図で、(B)は半 分捲った状態の図で、(C)は360度捲った状態の 図である。 変形例の斜視図解図である。 変形例の綴具を分解した状態における 斜視図解図である。 図19図示綴具の断面図解図であり、(A) 閉じた状態の断面図解図であり、(B)は開い 状態の断面図解図である。 綴具の説明図である。 ノートの説明図であり、(A)は全体の図 であり、(B)はリーフの図である。

  10,210 綴具
  12,212 綴杆部
  14,214 連結部
  16,216 軸部
  18A 第1綴具部材
  18B 第2綴具部材
  20,220 第1綴杆
  30,230 第2綴杆
  20a,30a 基部
  20b,30b 自由端
  20A,30A 半割杆
  22 第1綴杆の綴杆係止部
  32 第2綴杆の綴杆係止部
  24 第1綴杆の凸部
  34 第2綴杆の凸部
  26 第1綴杆の凹部
  36 第2綴杆の凹部
  50a,60a 支持部
  28,38 脱係防止部
  28a,38a 係止凸部
  28b,38b 係止凹部
  50,250 第1連結部
  60,260 第2連結部
  52 第1連結部の外側部
  62 第2連結部の外側部
  54 第1連結部の上側部
  64 第2連結部の上側部
  56 第1連結部の対向部
  66 第2連結部の対向部
  58 第1連結部の下側部
  68 第2連結部の下側部
  70,72 開き角規制部
  70a,72a 接合面
  80,280 第1受け部
  90,290 第2受け部
  82,282 第1収容部
  92,292 第2収容部
  84,94 開口部
  86,96 円弧部
  100,300 シャフト部
  102 弾発部材
  102a 巻線部
  102b 第1固定先端部
  102c 第2固定先端部
  110 リーフ
  110a リーフの表側
  110b リーフの裏側
  112 綴じ穴
  114 綴じ代側端縁




 
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