Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
BLANK FORM TREATING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/143018
Kind Code:
A1
Abstract:
In case binding parts are stitched in holes formed at predetermined positions in individual blank forms thereby to form a paper-bound book, a climbing unit (415) of a binding mechanism (41) raises the clamp moving mechanism (80) of a binder paper line-up unit (30) when the clamp moving mechanism (80) clamps the blank forms, thereby to set the clamp moving mechanism (80) at an upper position regulating unit (30g) of the binder paper line-up unit (30). In this example, a connecting rod (803) of the clamp moving mechanism (80) is made to abut on a protrusion (30p) of the upper position regulating unit (30g). As a result, the position of the clamp moving mechanism (80) can be uniformly fixed by the adjustment of the upper position regulating unit (30g) of the binder paper line-up unit (30). When the binder paper line-up unit (30) and the binding mechanism (41) are combined, therefore, the effort for the fitting adjustment can be omitted.

Inventors:
IGATA KAZUYA (JP)
HARAMIISHI KIICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058579
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 08, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
MAX CO LTD (JP)
IGATA KAZUYA (JP)
HARAMIISHI KIICHI (JP)
International Classes:
B42B5/08; B65H29/02; B65H37/04
Foreign References:
JP2007069394A2007-03-22
JP2007069348A2007-03-22
Attorney, Agent or Firm:
YAMAGUCHI, Kunio et al. (Kanda Ocean Building15-2, Uchikanda 1-chom, Chiyoda-ku Tokyo, JP)
Download PDF:
Claims:
 複数の各々の用紙の所定位置に穿孔された孔に綴じ部品を綴じて冊子を作成する用紙処理装置であって、
 前記複数枚の用紙を揃えて一時保留し、当該用紙をクランプして提供する用紙保留提供手段と、
 前記用紙保留提供手段により提供された複数枚の用紙に、前記綴じ部品を綴じる綴じ手段とを備え、
 前記用紙保留提供手段は、
 本体と、
 前記本体に滑動自在に取り付けられ、前記保留された用紙をクランプする紙クランプ部と、
 前記本体に位置調整自在に設けられ、前記紙クランプ部の上方移動位置を規定する上方位置規定部とを有し、
 前記綴じ手段は、
 前記滑動自在に取り付けられた紙クランプ部を昇降する昇降部を有し、
 前記綴じ手段の昇降部は、
 前記用紙保留提供手段の紙クランプ部が前記用紙をクランプ時、当該紙クランプ部を上昇させて前記上方位置規定部に当接することを特徴とする用紙処理装置。
 前記昇降部は、
 前記紙クランプ部に当接して当該紙クランプ部を昇降するための昇降リンクと、
 前記昇降リンクに係合されたカムと、
 前記カムを駆動する駆動手段と
 を備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の用紙処理装置。
 前記上方位置規定部は、
 前記紙クランプ部が滑動自在に嵌合される溝部と、
 前記溝部に嵌合された前記紙クランプ部を 前記 上方規定位置に止める係止部材と
 を備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の用紙処理装置。
Description:
用紙処理装置

 この発明は、白黒用及びカラー用のコピ 機や印刷装置等から出力される記録紙にパ チ処理を実施し、パンチ処理後の記録紙に じ部品を綴じる処理等を行う装置に適用可 な用紙処理装置に関するものである。

 詳しくは、保留した用紙を提供する用紙 留提供手段の紙クランプ部が用紙をクラン 時、綴じ手段の昇降部が、当該紙クランプ を上昇させて用紙保留提供手段の上方位置 定部に当接することで、紙クランプ部の位 を、用紙保留提供手段側のみの調整で一定 定めることができるようにすると共に、用 保留提供手段と綴じ手段を組み合わせたと に適合調整の手間を省けるようにするもの ある。

 近年、白黒用及びカラー用のコピー機や 刷装置等に、孔あけ及びバインド処理を行 用紙処理装置を組み合わせて使用される場 が多くなってきた。この種の用紙処理装置 よれば、画像形成後の記録用紙を受入れ、 の用紙の下流側にパンチ機能を利用して用 を穿孔している。穿孔後の複数枚の用紙を 度整列し、整列後の複数枚用紙の穿孔され 孔に、綴じ部品収納部に収納された綴じ部 を綴じ手段により自動で挿入して嵌合する

 このような用紙処理装置に関連して、本 明の出願人が出願した日本国特開2007-69394号 公報(第14頁 図13)には、バインド装置が開示 れている。このバインド装置によれば、紙 えユニットのクランプ移動機構を綴じ機構 昇降リンクによって昇降させる。このクラ プ移動機構は、綴じ機構の昇降リンクに支 されることにより、紙クランプ位置が決定 れる。このように、綴じ機構の昇降リンク 昇降させることにより、クランプ移動機構 クランプされた複数枚の用紙が、綴じ機構 に提供されるようになる。

 ところで、従来例に係る用紙処理装置及 バインド装置によれば、紙揃えユニット(用 紙保留提供手段)のクランプ移動機構の紙ク ンプ位置は、綴じ機構の昇降リンクの上下 整により設定されている。

 綴じ部品を綴じる性能を向上させるため クランプ移動機構には、用紙のパンチ穴へ じ部品を挿入するためのガイドが取り付け れている。紙揃えと綴じの両ユニット合体 に、綴じ機構の昇降リンクの上下調整によ 、クランプ移動機構の位置調整を行って当 ガイドの位置を一定に保っていた。

 しかしながら、市場で紙揃えユニットの 交換など片方が交換になる場合がある。こ とき、現場にて綴じ機構と組み合わせた場 に、紙揃えユニットのクランプ移動機構の 置を、綴じ機構の昇降リンクに適合して調 する手間が生じる問題がある。しかも、こ 位置調整の難易度が高く短時間のユニット 換の妨げとなっていた。

 上述した課題を解決するために本発明に る用紙処理装置は、複数の各々の用紙の所 位置に穿孔された孔に綴じ部品を綴じて冊 を作成する用紙処理装置であって、前記複 枚の用紙を揃えて一時保留し、当該用紙を ランプして提供する用紙保留提供手段と、 記用紙保留提供手段により提供された複数 の用紙に、前記綴じ部品を綴じる綴じ手段 を備え、前記用紙保留提供手段は、本体と 前記本体に滑動自在に取り付けられ、前記 留された用紙をクランプする紙クランプ部 、前記本体に位置調整自在に設けられ、前 紙クランプ部の上方移動位置を規定する上 位置規定部とを有し、前記綴じ手段は、前 滑動自在に取り付けられた紙クランプ部を 降する昇降部を有し、前記綴じ手段の昇降 は、前記用紙保留提供手段の紙クランプ部 前記用紙をクランプ時、当該紙クランプ部 上昇させて前記上方位置規定部に当接する とを特徴とするものである。

 本発明に係る用紙処理装置によれば、複 の各々の用紙の所定位置に穿孔された孔に じ部品を綴じて冊子を作成する場合に、用 保留提供手段は、複数枚の用紙を揃えて一 保留し、当該用紙を紙クランプ部によりク ンプして提供する。この用紙保留提供手段 は、紙クランプ部の上方移動位置が上方位 規定部により規定されている。綴じ手段は 用紙保留提供手段により提供された複数枚 用紙に、綴じ部品を綴じる。この場合にお て、用紙保留提供手段の紙クランプ部が用 をクランプ時、綴じ手段の昇降部は、当該 クランプ部を上昇させて上方位置規定部に 接する。これにより、用紙保留提供手段の クランプ部の位置を、用紙保留提供手段側 みの調整で一定に定めることができる。従 て、用紙保留提供手段と綴じ手段の各ユニ トを組み合わせたときの寸法管理が不要に ると共に、各ユニットの組み合わせ時に適 調整をする必要がなくなる。これにより、 ニット交換時に適合調整時間や寸法管理工 を削減することができるので、迅速にユニ トを交換することができる。

左右ドアクローズ時におけるバインド 装置100の構成例を示す正面図である。 左右ドアオープン時におけるバインド 装置100の構成例を示す概略図である。 バインド装置100の機能例を示す工程図 ある。 綴じ部品43の一部の構成例を示す平面 である。 図3Aに示す矢印Bの方向から見た状態を 示した図である。 図3Aに示すC-C矢視断面図である。 複数の綴じ部品43を積層させた状態を 3Aに示す矢印Bの方向から見た状態である。

綴じ部品43の動作例(開き状態)を示す 明図である。 綴じ部品43の動作例(半閉じ状態)を示 説明図である。 綴じ部品43の動作例(閉じ状態)を示す 明図である。 バインダ紙揃えユニット30、綴じ機構41 及びカートリッジ42の配置例(その1)を示す概 図である。 バインダ紙揃えユニット30、綴じ機構41 及びカートリッジ42の配置例(その2)を示す概 図である。 綴じ機構41及びカートリッジ42の取付例 を示す斜視図である。 綴じ機構41の構成例を示す斜視図であ 。 バインド装置100の制御系の構成例を示 ブロック図である。 綴じ機構41の一連の動作例を示すタイ ングチャートである。 綴じ機構41の動作例(ホームポジショ )を示す正面図である。 綴じ機構41の動作例(綴じ位置)を示す 面図である。 綴じ機構41及びバインダ紙揃えユニッ 30の取付例を示す斜視図である。 昇降部415の構成例を示す斜視図である 。 バインダ紙揃えユニット30の構成例を す斜視図である。 クランプ移動機構80の構成例を示す斜 図である。 クランプ移動機構80の動作例(その1)を す斜視図である。 クランプ移動機構80の動作例(その2)を す斜視図である。 クランプ移動機構80の動作例(その3)を す斜視図である。 カートリッジ42の構成例(その1)を示す 視図である。 カートリッジ42の構成例(その2)を示す 左側面図である。 カートリッジ42の構成例(その2)を示す 右側面図である。 ダンパーギヤ423の構成例を示す斜視図 である。 カートリッジ42の動作例(その1)を示す 左側面図である。 カートリッジ42の動作例(その1)を示す 右側面図である。 カートリッジ42の動作例(その2)を示す 左側面図である。 カートリッジ42の動作例(その2)を示す 右側面図である。 カートリッジ42の動作例(その3)を示す 左側面図である。 カートリッジ42の動作例(その3)を示す 右側面図である。 カートリッジ42の動作例(その4)を示す 左側面図である。 カートリッジ42の動作例(その4)を示す 右側面図である。

 本発明は、用紙保留提供手段の紙クラン 部の位置を、用紙保留提供手段側のみの調 で一定に定めることができるようにすると に、用紙保留提供手段と綴じ手段を組み合 せたときに適合調整の手間を省けるように た用紙処理装置を提供することを目的とす 。以下、図面を参照しながら、本発明に係 用紙処理装置の一実施例について説明をす 。

 図1A及び図1Bを参照して、本発明に係る実 施例としてのバインド装置100の構成例を説明 する。バインド装置100は、複数の各々の用紙 の所定位置に穿孔された孔に図3Aに示す綴じ 品43(消耗品)を綴じて冊子を作成する用紙処 理装置の一例を構成する。バインド装置100は 、コピー機や印刷装置から出力される記録紙 (以下単に用紙という)にパンチ処理をし、そ 後、所定の綴じ部品43で綴じ処理をして排 する装置である。バインド装置100は、コピ 機や印刷装置(画像形成装置)等と並べて使用 されることが好ましく、複写機や印刷機等と 同程度の高さを有している。

 図1Aに示すバインド装置100は、装置本体 (筐体)101を有している。装置本体部101の前面 側には、右ドア74及び左ドア71が備えられて る。右ドア74及び左ドア71は、図示しない蝶 で装置本体部101に開閉自在に取付けられて る。バインド装置100は、左ドア71の下方に タッカ63を備えている。スタッカ63には、ス ッカトレイ73が備えられている。スタッカ レイ73は、用紙束に綴じ部品43が綴じられて 出された冊子を受け取り、冊子の厚さや冊 に応じて高さを調節して当該冊子を蓄積す 。また、スタッカ63には、蓄積された冊子 数を確認するためのスタッカ窓72が、装置本 体部101の前面側に備えられている。

 図1Bに示すバインド装置100は、図1Aに示し たバインド装置100の右ドア74及び左ドア71が ープンされた状態である。装置本体部101内 は用紙搬送部10が備えられる。用紙搬送部10 、第1の搬送路11及び第2の搬送路12を有して る。搬送路11は、コピー機などから出力さ た用紙を搬送路12へ向けて搬送する。

 搬送路12は、当該搬送路11から搬送経路が 切り換え可能なスイッチバック機能を有して いる。ここにスイッチバック機能とは、搬送 路11の所定の位置で用紙の搬送を減速及び停 し、その後、搬送路11から搬送路12に用紙の 搬送経路を切り換え、かつ、当該用紙を逆方 向に送出する機能をいう。

 搬送路12の下流側には、パンチ処理部20が 配置されている。パンチ処理部20では、搬送 11からスイッチバックし、搬送路12によって 搬送される用紙の一端に二以上の綴じ用の孔 を穿孔するようになされる。パンチ処理本体 の下方には、パンチカス収納部26が設けられ パンチ処理部20で切り落とされたパンチカ を収納するようになされる。

 パンチ処理部20の下流側には、バインダ 揃えユニット30が配置され、パンチ処理部20 ら排紙される複数枚の用紙の孔の位置を揃 て一時保留(蓄積)するようになされる。

 バインダ紙揃えユニット30は用紙保留提 手段の一例として機能し、複数枚の用紙を えて一時保留し、当該用紙をクランプして 供する。この例で、バインダ紙揃えユニッ 30は、用紙進入時、用紙を所定の位置に案内 すると共に用紙の後端部を整える。また、バ インダ紙揃えユニット30は、用紙の先端と横 を基準位置に揃えるための図14に示す多櫂 の回転部材(以下パドルローラユニット37と う)により適正な位置に用紙の先端と横端を 内する。

 バインダ紙揃えユニット30の下流側には バインド処理部40が配置される。バインド処 理部40は、当該ユニット30によって揃えられ 複数枚の用紙束を綴じ部品43で綴じて冊子を 作成する。バインド処理部40は、綴じ機構41 びカートリッジ42を有している。カートリッ ジ42は綴じ部品収納手段の一例を構成し綴じ 品43を収納する。この例で、カートリッジ42 には、処理前は展開されており、処理後に環 状となる所定の大きさの複数個の綴じ部品43( 図3A参照)が展開された状態でセットされる。 この綴じ部品43は、例えば、射出金型成形さ 、用紙束の厚みに応じて複数種類の径が準 される。綴じ機構41は、綴じ手段の一例を 成し、展開状の綴じ部品43が収納されたカー トリッジ42から所定の大きさの綴じ部品43を り出し、用紙の所定位置に穿孔された孔に じ部品43を綴じる。

 この例で、綴じ機構41は、バインダ紙揃 ユニット30の用紙搬送方向と、カートリッジ 42の綴じ部品提供方向との間を往復回動する うに移動する。先ず、綴じ機構41は、搬送 11の搬送方向と直交する位置でカートリッジ 42から1個の綴じ部品43を引き抜いて取り出す そして、この状態で、綴じ機構41は、バイ ダ紙揃えユニット30の用紙搬送方向を見通せ る位置に回動する。

 次に、この位置で綴じ機構41は、バイン 紙揃えユニット30から、パンチ孔が位置決め された用紙束を受け入れ、そのパンチ孔に綴 じ部品43を挿入して嵌合する。嵌合後、綴じ 構41は、綴じ部品43を解放する。用紙束に綴 じ部品43が綴じられて冊子が作成されると、 インダ紙揃えユニット30は、作成された冊 を排出ユニット60へ受け渡す。

 バインド処理部40の下流側には、排出ユ ット60が配置される。この排出ユニット60は バインド処理部40により作成された冊子を け取って排出処理する。排出ユニット60は、 例えば、第1のベルトユニット61、第2のベル ユニット62及びスタッカ63を有して構成され 。

 ベルトユニット61は、バインダ紙揃えユ ット30から落下してくる冊子を受け止めて冊 子の送出方向を切り換えるようになされる。 例えば、ベルトユニット61は、冊子受け止め 、バインダ紙揃えユニット30の用紙搬送方 を見通せる位置からスタッカ63を見通せる位 置へ振り向くようになされる。

 スタッカ63を見通せる位置には、ベルト ニット62が配置されている。ベルトユニット 62は、ベルトユニット61によって送出方向が り換えられた冊子を受け取ってリレー搬送 、当該冊子をスタッカ63へ受け渡す。スタッ カ63は、ベルトユニット61及び62によって搬送 されてくる冊子を蓄積する。このようにして 、図2に示す冊子90が作成される。

 続いて、本発明に係る用紙処理方法につ て説明する。図2は、バインド装置100の機能 例を示す工程図である。図2に示す用紙3は、 該バインド装置100の上流側(コピー機など) ら給紙され、パンチ孔が開孔されていない のである。用紙3は、図1Bに示した搬送路11の 所定の位置に向けて搬送され、搬送路11の所 の位置で減速及び停止される。その後、ス ッチバック機能により搬送路11から搬送路12 に用紙3の搬送経路が切り換えられ、かつ、 該用紙3は逆方向に送出されてパンチ処理部2 0に搬送される。

 パンチ処理部20では、図2に示すように用 3の一端に所定の数の綴じ用の孔が穿孔され る。綴じ用の孔が穿孔された用紙3’は、バ ンド紙揃えユニット30へ搬送される。バイン ド紙揃えユニット30では、予め設定された用 枚数に到達すると、例えば、図2に示す用紙 3”のようにその綴じ用のパンチ孔の位置が えられる。そして、バインド処理部40と協調 して綴じ部品43がそのパンチ孔へ挿入されて 合される。これにより、綴じ部品43が嵌合 れた図2に示す冊子90を得ることができる。 子90は、排出ユニット60により排出されてス ッカ63に蓄積される。

 続いて、図3A~図3Dを参照して、綴じ部品43 の構成例を説明する。図3Aに示す綴じ部品43 、綴じ部品43の一部を示す平面図である。綴 じ部品43は、背骨部43a、リング部43b、ピン43f 第1の結合部43g及び第2の結合部43hを有する 綴じ部品43は、定形紙の寸法に合わせた長さ の背骨部43aに、一定間隔でリング部43bが配列 された樹脂射出成形品である。リング部43bは 、第1の分割リング部43d、第2の分割リング部4 3c及び第3の分割リング部43eから構成されてい る。

 図3Bは、図3Aの矢印Bの方向から見た状態 示した図である。図3A及び図3Bに示すように リング部43bは、背骨部43aに結合される分割 ング部43cとその左右に折り曲げ自在に連結 れている分割リング部43d及び分割リング部4 3eとに三分割された構成となっている。

 分割リング部43dの先端には、結合部43gが えられ、分割リング部43eの先端には、結合 43hが備えられている。結合部43gと結合部43h が結合されてリング部43bは環状となる。

 図3Cは、図3AのC-C矢視断面図である。図3C 示す綴じ部品43の背骨部43a断面の形状は凸 である。この凸型形状は、図8に示す綴じ機 41の綴じ部品掴み部41bの逆L字形状の綴じ部 掴み爪で綴じ部品43を掴み易くするための 状である。

 図3Dは、複数の綴じ部品43を積層させた状 態を図3Aの矢印Bの方向から見た状態である。 また、図3A~図3Cに示したように、リング部43b 分割リング部43cは突起状のピン43fを有して る。ピン43fが備えられている分割リング部4 3cの裏側には、ピン43fに対応した図示しない 入孔が備えられている。これにより、分割 ング部43d、分割リング部43c及び分割リング 43eの各両端部が一直線上に揃った状態で、 ン43fを挿入孔に挿入させて複数の綴じ部品4 3を整列して積層することができる。

 なお、綴じ部品43は、図2で示した用紙束3 ”の厚みに応じてリング部43bの大きさ等が異 なるものが複数種類用いられる。また、綴じ 部品43は、リング部43bが、分割リング部43d、 割リング部43c及び分割リング部43eの3つの箇 所に分割された構成としたが、リング部43bが n(nは自然数)箇所に分割された構成としても い。

 続いて、図4A~図4Cを参照して、綴じ部品43 の動作例(開閉)を説明する。図4A~図4Cは、リ グ部43bの開閉動作を、図3Aに示した矢印Bの 向から見た状態である。図4A~図4Cに示すよう に、リング部43bは、リング部43dとリング部43c の連結部及びリング部43cとリング部43eの連結 部にて折り曲げ自在な構成となっている。ま た、リング部43dの先端部に備えられた結合部 43gとリング部43eの先端部に備えられた結合部 43hとが結合可能な構成となっている。これに より、リング部43d、リング部43c及びリング部 43eの各両端部が略一直線上に揃った状態から 、リング部43d及びリング部43eを環状方向に折 り曲げて結合部43gと結合部43hを結合させる。 このように、完全なリングを形成することが 可能な構成となっている。また結合部43gと結 合部43hは、結合及び取り外しを何度も行うこ とができ、これにより綴じ部品43は再利用す ことが可能となっている。また、この綴じ 品43は、図2に示した用紙3’及び用紙束3” 厚みに応じてリング部43bの大きさ等が異な ものが複数種類用いられる。

 続いて図5を参照して、バインダ紙揃えユ ニット30、綴じ機構41及びカートリッジ42の配 置例(その1)を説明する。バインド装置100は、 図5に示すバインダ紙揃えユニット30及びカー トリッジ42の下流側に綴じ機構41を配置し、 つ、当該綴じ機構41を基準に上流側に放射状 にバインダ紙揃えユニット30及びカートリッ 42を配置した略V字状を成す配置構造を有し いる。

 綴じ機構41は、綴じ機構回動軸41dを有し いる。綴じ機構回動軸41dは、バインダ紙揃 ユニット30から下流側へ用紙束3”を排出す 方向Iと、カートリッジ42から下流側へ綴じ 品43を排出する方向IIとが交差する領域付近 配置される。

 バインダ紙揃えユニット30及びカートリ ジ42は、綴じ機構回動軸41dを基準にして上流 側で円弧状(放射状)に左側と右側とに配置さ る。綴じ機構41は、バインダ紙揃えユニッ 30とカートリッジ42との間を往復移動するよ に動作する。また、綴じ機構41は、本体上 に開口部41cを有している。綴じ部品取り出 位置(方向II)は、綴じ機構41の開口部41cがカ トリッジ42側を向く姿勢をとる位置である。

 図5に示す矢印Y1は、綴じ機構41の回動方 である。この例では、綴じ機構回動軸41dを 準にして、上述の綴じ部品取り出し位置(方 II)をホームポジション(待機位置)とすると このホームポジションから反時計周りの方 に、綴じ部品43を綴じる綴じ位置(方向I)まで 回動する。また反対に、この綴じ位置から時 計周りの方向にホームポジションまで回動す る。

 例えば、バインド処理部40では、綴じ機 41がカートリッジ42の下流側に移動して所定 大きさの綴じ部品43(図3A参照)を受け取る。 して、綴じ機構41は、カートリッジ42から受 け取った綴じ部品43を保持し、綴じ機構回動 41dを基準にして、反時計周りの方向へ回動 て、バインダ紙揃えユニット30の下流側に 動する。そして、綴じ機構41は、当該綴じ部 品43で図2に示した用紙束3”を綴じる。この うに、カートリッジ42から受け取った綴じ部 品43をバインダ紙揃えユニット30の下流側に 動して綴じ処理することにより図2に示した 子90を作成することができる。

 なお、この例で綴じ機構41は、バインダ 揃えユニット30が用紙3’を揃えているとき 、カートリッジ42から綴じ部品43を取り出す うになされる。このようにすると、用紙揃 処理と綴じ部品43を取り出す処理とを並行 理できるので、綴じ処理の高速化を図るこ ができ、当該バインド装置100のスループッ を向上できるようになる。

 続いて図6を参照して、バインダ紙揃えユ ニット30、綴じ機構41及びカートリッジ42の配 置例(その2)を説明する。バインダ紙揃えユニ ット30により揃えられた用紙に綴じ部品43を じる処理の為、図6に示す綴じ機構41は、図5 示した綴じ部品取り出し位置(方向II)から綴 じ機構回動軸41dを基準にして、矢印Y1に示す 時計周りの方向に回動し、綴じ位置(方向I) 移動した状態である。ここに綴じ位置は、 じ機構41の開口部41cがバインダ紙揃えユニ ト30の用紙搬送方向を向く姿勢をとる位置で ある。図6に示すバインド処理部40によれば、 綴じ機構41は、綴じ位置(方向I)で、バインダ 揃えユニット30から提供された用紙3”に綴 部品43を綴じて冊子90を作成する。その後、 綴じ機構41は、綴じ部品取り出し位置(方向II) へ戻る。

 続いて図7を参照して、綴じ機構41及びカ トリッジ42の取付例を説明する。図7に示す じ機構41及びカートリッジ42は、バインドフ レーム40aに取り付けられている。このバイン ドフレーム40aは、平板金をコの字形状に折り 曲げて形成されている。このバインドフレー ム上部の開口部には、蓋部40bが取り付けられ ている。バインドフレーム40aの上位枠内には カートリッジ42が着脱自在に配置され、下位 内には綴じ機構41が回動自在に取り付けら ている。

 バインドフレーム40aのフレーム側面部40c 下位には、水平長孔40eが設けられている。 平長孔40eの紙面向かって右端は垂直に形成 れ、水平長孔40eの紙面向かって左端は段差 状に形成されている。この水平長孔40eには じ機構41の支点軸410が係合されている。綴 機構41の支点軸410の動作範囲は、水平長孔40e により規制される。特に、綴じ機構41の図6に 示した綴じ位置(方向I)及び図5に示したホー ポジション(方向II)は、水平長孔40eの左右端 より規制されている。

 これにより、綴じ機構41のホームポジシ ンが一定に定まるので、綴じ機構41は、ホー ムポジションで、カートリッジ42から綴じ部 43を正確に取得できるようになる。また、 じ位置が一定に定まるので、綴じ機構41は、 バインダ紙揃えユニット30から提供された用 3”に綴じ部品43を正確に綴じることができ ようになる。なお、フレーム側面部40cと対 するフレーム側面部40dにも、同様に水平長 40eが設けられている。

 また、バインドフレーム40aのフレーム側 部40cの上位には、開口部40gが設けられてい 。この開口部40gには、窓部の一例であるカ トリッジドア42tが開閉自在に取り付けられ いる。このカートリッジドア42tの上端部に ドア取手42uが取り付けられている。ドア取 42uが手前に引かれることにより、カートリ ジドア42tの下端部を回動軸にしてカートリ ジドア42tが約90°回動する。カートリッジド ア42tが約90°回動した状態で、バインドフレ ム40aの枠内に装着されたカートリッジ42が、 回動されたカートリッジドア42tをレールにし て引き出される。カートリッジ42が引き出さ た後、綴じ部品43が当該カートリッジ42に積 層して充填される。充填後、再びカートリッ ジドア42tをレールにして、カートリッジ42は バインドフレーム40aの枠内に押し込まれて 着され、カートリッジドア42tは閉じられる

 カートリッジドア42tの中央部から下端部 かけて窓部42vが設けられている。この窓部4 2vからは、カートリッジ42内に積層されて装 された綴じ部品43の一部が露出する。これに より、綴じ部品43の残量と色を目視確認する とができる。

 また、バインドフレーム40aの上端部には 把持部40hが取り付けられている。バインド レーム40aは、図1Bに示したバインド装置100 装置本体部(筐体)101に、スライド自在に取り 付けられている。例えば、綴じ機構41を部品 換する場合に、ユーザーは把持部40hを持っ 手前に引っ張り、バインドフレーム40aに取 付けられた綴じ機構41を装置本体部101の外 に引き出す。このように、綴じ機構41及びカ ートリッジ42は、バインドフレーム40aに取り けられている。

 また、カートリッジ42の綴じ部品取出口 は、綴じ部品43の径の大きさを検出してサイ ズ検出信号Sv(図9参照)を出力するサイズ検出 42zを備える。このサイズ検出部42zは、例え 不図示のアクチュエータと図9に示すサイズ センサ413cから構成される。この例で、アク ュエータは、例えば大径の綴じ部品43の分割 リング部43d(図3A参照)が接触する位置に回動 在に取り付けられ、サイズセンサ413cは、こ アクチュエータを検出してサイズ検出信号S vを図9に示す制御部50に出力する。

 続いて図8を参照して、綴じ機構41の構成 を説明する。図8に示す綴じ機構41は、綴じ 品掴み部41b及び綴じ機構駆動用モータ45aを える。この綴じ機構駆動用モータ45aは駆動 段の一例として機能し、綴じ機構41を図5に したホームポジション(方向II)から図6に示 た綴じ位置(方向I)まで駆動する。更に、綴 機構駆動用モータ45aは、綴じ機構41を綴じ位 置からホームポジションまで復帰するように 駆動する。この間、本体部41aの内部に位置し た綴じ部品掴み部41bは、綴じ機構41の本体部4 1aの上部の開口部41cを通過して、掴み先端部 外部に出て上昇した状態で綴じ部品43を取 する。取得後、綴じ部品掴み部41bは、途中 で下降して綴じ部品43を半綴じ状態に形成し 、その後、提供される用紙のパンチ孔に当該 綴じ部品43を綴じる。

 綴じ機構41はメインシャフト412を備え、 のメインシャフト412は綴じ機構駆動用モー 45aにより所定のギヤを介して回転される。 して、メインシャフト412は、綴じ機構41がホ ームポジションから綴じ位置に移動し、そし て再びホームポジションに戻るまでの工程に おいて、1回転する。

 綴じ機構41は、ホームポジション検出用 センサ413a、綴じタイミング検出用のセンサ4 13b、ホームポジションセンサ用のフラグ414a 綴じタイミングセンサ用のフラグ414bを備え 。

 上述の各フラグ414a、414bは、綴じ機構41の メインシャフト412に取り付けられている。ホ ームポジションセンサ用のフラグ414aは、ス ットを1箇所備えている。綴じタイミングセ サ用のフラグ414bは、スリットを3箇所備え いる。

 ホームポジションセンサ用のフラグ414aの 真下には、ホームポジション検出用のセンサ 413aが配置されている。綴じタイミングセン 用のフラグ414bの真下には、綴じタイミング 出用のセンサ413bが配置されている。各セン サ413a、413bは、透過型のフォトセンサであり 綴じ機構41がホームポジションの位置にあ 場合、遮光されている。

 メインシャフト412が1回転する間、すなわ ち、綴じ機構41がホームポジションから綴じ 置に移動してホームポジションに戻るまで 工程において、ホームポジション検出用の ンサ413aは、フラグ414aに備えられた1箇所の リットにより1度だけ光を透過する。また、 綴じタイミング検出用のセンサ413bは検出手 の一例として機能し、フラグ414bに備えられ 3箇所のスリットにより光を3度透過する。 ンサ413a、413bは、スリットにより光を透過後 、ローレベルの検出信号を出力する。

 綴じタイミング検出用のセンサ413bは、フ ラグ414bの3箇所のスリットを検出して、綴じ 構41の綴じ処理における動作位置を検出す 。この例で、このセンサ413bは、3箇所のスリ ットのうち2箇所のスリットを検出して、綴 機構41がホームポジションから綴じ位置へ移 動する間の略中間位置を検出する。更に、セ ンサ413bは、綴じ機構41が綴じ位置からホーム ポジションへ移動する間の略中間位置を検出 して制御部50(図9参照)に検出信号Stを出力す 。

 制御部50は制御手段の一例として機能し センサ413bから出力された検出信号Stに基づ て、綴じ機構駆動用モータ45aの駆動速度を 速するように制御する。

 これにより、綴じ機構41を停止する停止 置に合わせて減速して停止できる。従って 綴じ機構41が停止する際にバインド装置100に 与える衝撃を緩和できるので、メカノイズを 減少できる。また、当該装置に与える衝撃の 緩和により、装置の耐久性を向上できる。

 続いて図9を参照して、バインド装置100の 制御系の構成例を説明する。図9に示す制御 は、制御部50、モータ駆動部44a及び信号処理 部44bを備えて構成される。

 制御部50は、システムバス55を有しており 、このシステムバス55には、I/Oポート54、EEPRO M(Electrically Erasable and Programmable Read Only Mem ory )53、RAM(Random Access Memory)52及びCPU(Central P rocessing Unit)51が接続される。EEPROM53には、綴 機構41が綴じ部品43を取得して用紙に綴じ部 品43を綴じる動作を制御するためのプログラ (綴じ部品取得制御プログラム)などが保存 れている。RAM52は、綴じ部品取得制御プログ ラムに基づいて綴じ部品43を取得制御する際 、ワークメモリとして使用される。

 I/Oポート54にはモータ駆動部44a及び信号 理部44bが接続されている。信号処理部44bに 、例えばホームポジション検出用のセンサ41 3a、綴じタイミング検出用のセンサ413b及び外 部端子88が接続されている。信号処理部44bは センサ413aにより出力された検出信号Ssを二 (デジタル)化して、例えば3ビットの検出デ タDsをI/Oポート54を介してCPU51に出力する。 様に、信号処理部44bは、センサ413bにより出 力された検出信号St、外部端子88から出力さ た規定枚数信号Suを各々二値化して、例えば 3ビットの検出データDt、DuをI/Oポート54を介 てCPU51に出力する。CPU51は検出された各検出 ータに基づいてバインド装置100を制御する

 なお、外部端子88には、図示しないコピ 機などが接続される。例えば、バインド装 100に組み合わされたコピー機により印刷さ た1冊子分の用紙枚数の情報が、規定枚数信 Suとして外部端子88から信号処理部44bに出力 される。

 CPU51は制御手段の一例をとして機能し、 出データDs~Duを入力する。CPU51は、例えば、 出データDuを入力し、図5に示した紙揃えユ ット30に1冊子分の用紙3’が後少しで蓄積さ れると判断すると、モータ駆動部44aにモータ 制御データDmを出力して綴じ機構41が綴じ処 を行うように制御する。

 モータ駆動部44aは、I/Oポート54を介してCP U51に接続され、更に、綴じ機構41に配設され 綴じ機構駆動用モータ45aに接続される。モ タ駆動部44aは、CPU51により出力されたモー 制御データDmを入力し、モータ制御データDm デコードした綴じ機構駆動用信号S45aを綴じ 機構駆動用モータ45aに出力し、当該モータ45a を駆動させる。

 綴じ機構駆動用モータ45aが駆動されると 図8に示した綴じ部品掴み部41bは、カートリ ッジ42(図7参照)に積層されている最下位層の じ部品43を取得できる位置まで上昇して綴 部品43を掴んで下降する。

 綴じ部品掴み部41bの下降後、綴じ機構駆 用モータ45aは、綴じ機構41をホームポジシ ンから綴じ位置へ移動する。このとき、綴 タイミング検出用のセンサ413bは、綴じ機構4 1がホームポジションから綴じ位置へ移動す 間の略中間位置を検出して信号処理部44bに 出信号Stを出力する。信号処理部44bは、この 検出信号Stを2値化して検出データDtをI/Oポー 54を介してCPU51に出力する。CPU51は、この検 データDtから減速と判定し、モータ駆動部44 aに減速用のモータ制御データDmを出力する。 モータ駆動部44aは、このモータ制御データDm デコードした減速用信号S45aを綴じ機構駆動 用モータ45aに出力し、当該モータ45aを減速さ せる。これにより、綴じ機構41を停止する綴 位置に合わせて減速して停止できる。従っ 、綴じ機構41が停止する際にバインド装置10 0に与える衝撃を緩和できるので、メカノイ を減少できる。

 綴じ機構41は綴じ位置に移動して停止後 バインダ紙揃えユニット30から提供された用 紙3”のパンチ孔に綴じ部品43を綴じて綴じ部 品43を解放すると共に、綴じ位置からホーム ジションに移動する。このとき、綴じタイ ング検出用のセンサ413bは、綴じ機構41が綴 位置からホームポジションへ移動する間の 中間位置を検出して信号処理部44bを介して 出データDtをCPU51に出力する。CPU51は、この 出データDtから減速と判定し、モータ駆動 44aに減速用のモータ制御データDmを出力する 。モータ駆動部44aは、このモータ制御データ Dmをデコードした減速用信号S45aを綴じ機構駆 動用モータ45aに出力し、当該モータ45aを減速 させる。これにより、綴じ機構41を停止する ームポジションに合わせて減速して停止で る。このように、綴じ機構41のホームポジ ョンと綴じ位置との往復動作において減速 御を行うことで、メカノイズを減少できる うになる。

 また、径のサイズの異なる綴じ部品43を 用する場合、綴じ部品43の径のサイズによっ て綴じ機構41の動作中の負荷トルクが異なり 綴じ機構41の回動速度が変化する。例えば 小径の綴じ部品43の場合は大きな負荷トルク を要するので綴じ機構41の回動速度が遅くな 、大径の綴じ部品43の場合は小径よりも小 な負荷トルクで済むので回動速度が速くな 。このため、綴じ部品43の径のサイズに合わ せて減速制御する。

 この例で、CPU51は、綴じ部品43のサイズを 検出するサイズセンサ413cから出力されたサ ズ検出信号Svが2値化されたサイズ検出デー Dvを入力する。CPU51は、このサイズ検出デー Dvが例えばハイレベルデータ又はローレベ データを示すものであるかにより、大径又 小径の綴じ部品43であるか否かを判定する。

 例えば、ハイレベルのサイズ検出データD vを小径の綴じ部品43を示すデータとし、ロー レベルのサイズ検出データDvを大径の綴じ部 43の示すデータとする。このとき、CPU51は、 ハイレベルのサイズ検出データDvを入力した 合小径と判定し、綴じ機構駆動用モータ45a 減速する区間を短く制御する。また、CPU51 、ローレベルのサイズ検出データDvを入力し た場合大径と判定し、綴じ機構駆動用モータ 45aを減速する区間を長く制御する。これによ り、綴じ機構41が停止する際に、綴じ部品43 サイズに係らず一定のレベルでメカノイズ 減少できる。

 続いて図10を参照して、綴じ機構41の一連 の動作例を説明する。図10に示す綴じ機構41 モータ45aは、図8に示した綴じタイミング検 用のセンサ413bの検出信号Stに基づいて制御 50によりPWM(Pulse Width Modulation)制御される。 この例で、制御部50は、モータ45aのON/OFFの比 を変化させて制御する。

 この例で、綴じタイミング検出用のセン 413bは、遮光されている場合ハイレベル信号 HStを出力し、透過されている場合ローレベル 信号LStを出力する。このセンサ413bは、図10に 示すように、綴じ機構41が停止しているとき すなわちホームポジションに位置している きは、遮光されハイレベル信号HStを出力す 。

 綴じ機構41は、このホームポジションか 綴じ処理を開始して図8に示した綴じ部品掴 部41bを上昇させる。このとき、センサ413bは 、フラグ414bの第1スリットの開始位置P1を検 してローレベル信号LStを出力する。なお、 じ処理開始から第1スリットの開始位置P1ま の区間を残留検証区間とする。例えばこの 留検証区間において綴じ部品43が綴じ部品掴 み部41bに残留しているか否かを判定するよう になされる。

 綴じ機構41は、綴じ部品掴み部41bを上昇 、綴じ部品掴み部41bによりカートリッジ42( 5参照)に収納された綴じ部品43を掴んで保持 る。このとき、センサ413bは、フラグ414bの 1スリットの終了位置P2を検出してハイレベ 信号HStを出力する。

 綴じ部品43を保持した後、綴じ機構41は、 ホームポジションから綴じ位置に回動(スイ グ)すると同時に、上昇した綴じ部品掴み部4 1bを下降する。このとき、センサ413bは、フラ グ414bの第2スリットの開始位置P3を検出して ーレベル信号LStを出力する。制御部50は、出 力されたローレベル信号LStからモータ45aのON/ OFFの比率を、PWM制御区間Q1の間変化させて制 する。これにより、綴じ機構41を停止する じ位置に合わせて綴じ機構41の回動速度を減 速して停止できる。従って、綴じ機構41が停 する際にバインド装置100に与える衝撃を緩 できるので、メカノイズを減少できる。

 なお、フラグ414bの第1スリットの終了位 P2からフラグ414bの第2スリットの開始位置P3 での区間を綴じ部品43の分離検証区間とする 。例えばこの分離検証区間においてカートリ ッジ42に積層されて収納された綴じ部品43が じ部品掴み部41bにより分離されたか否かを 定する。

 綴じ機構41の綴じ部品掴み部41bを下降後 綴じ機構41は、図6に示したバインダ紙揃え ニット30から提供された用紙束に綴じ部品43 綴じる。このとき、センサ413bは、フラグ414 bの第3スリットの開始位置P4を検出してロー ベル信号LStを出力する。制御部50は、出力さ れたローレベル信号LStからPWM制御を停止して モータ45aのONを維持するように制御する。

 綴じ部品43を綴じた後、綴じ機構41は、綴 じ部品43の背骨部43a(図3A参照)を解放して、綴 じ位置からホームポジションに戻る。このと き、センサ413bは、フラグ414bの第3スリットの 終了位置P5を検出してハイレベル信号HStを出 する。制御部50は、出力されたハイレベル 号HStからモータ45aのON/OFFの比率を、PWM制御 間Q2の間変化させて制御する。これにより、 綴じ機構41を停止するホームポジションに合 せて綴じ機構41の回動速度を減速できる。 速後、制御部50は、このモータ45aを停止する ように制御する。

 なお、PWM制御区間Q1は、PWM制御区間Q2より も長い区間設定されている。これは、PWM制御 区間Q1において、綴じ機構41が垂直状態から 動を開始して傾斜状態で停止するために、 動負荷が加わって停止し難くなるからであ 。また、PWM制御区間Q2において、綴じ機構41 傾斜状態から回動を開始して垂直状態で停 するために、回動負荷がほとんど加わらず 止し易くなるからである。

 続いて図11A及び図11Bを参照して、綴じ機 41の動作例を説明する。図11Aに示す綴じ機 41は、図5に示したホームポジション(方向I) 状態である。この状態で、フレーム側面部40 cの水平長孔40eに係合された綴じ機構41の支点 軸410は、水平長孔40eの右端に当接されている 。

 図11Bに示す綴じ機構41は、図6に示した綴 機構回動軸41dを基準にして、矢印Y1に示す 時計周りの方向に回動し、ホームポジショ から綴じ位置に移動した状態である。この 、水平長孔40eの右端に当接された支点軸410 、水平長孔40eの湾曲部40iに沿って移動し、 平長孔40eの紙面向かって左端(段差形状)の上 部に当接されて停止する。このとき、綴じ機 構41は、制御部50のPWM制御により上述のタイ ングチャートの区間Q1において回動速度が減 速されて、綴じ機構41の支点軸410が水平長孔4 0eの左端上部に当接されて停止する。これに り、綴じ機構41の支点軸410が、水平長孔40e 左端上部に勢い余って衝突しないので、綴 機構41が綴じ位置に移動する際にバインド装 置100のフレーム側面部40cに与える衝撃を緩和 でき、メカノイズを減少できる。

 綴じ位置からホームポジションに戻る場 、水平長孔40eの左端に当接された綴じ機構4 1の支点軸410は、水平長孔40eの湾曲部40iに沿 て移動し、水平長孔40eの右端に当接されて 止する。このとき、綴じ機構41は、制御部50 PWM制御により上述のタイミングチャートの 間Q2において回動速度が減速されて、綴じ 構41の支点軸410が水平長孔40eの右端に当接さ れて停止する。これにより、綴じ機構41の支 軸410が、水平長孔40eの右端に勢い余って衝 しないので、綴じ機構41がホームポジショ に戻る際にバインド装置100のフレーム側面 40cに与える衝撃を緩和でき、メカノイズを 少できる。

 このように、本発明に係るバインド装置1 00によれば、複数の各々の用紙の所定位置に 孔された孔に綴じ部品43を綴じて冊子90を作 成する場合であって、綴じ部品43を綴じる綴 機構41の移動位置を検出して検出信号Stを出 力し、この検出信号Stに基づいて、綴じ機構4 1の駆動速度を減速制御するものである。

 従って、綴じ機構41を目標停止位置に合 せて停止できる。これにより、綴じ機構41が 停止する際にバインド装置100に与える衝撃を 緩和できるので、メカノイズを減少でき、オ フィス環境に適応した装置を提供できる。ま た、装置に与える衝撃の緩和により、装置の 耐久性を向上できる。

 なお、水平長孔40eにゴムなどの消音吸収 材を取り付けてもよい。また、綴じ機構41 軽量化したり、回動したときの重心を考慮 たアシストバネなどを追加することも考え れる。

 続いて図12を参照して、綴じ機構41及びバ インダ紙揃えユニット30の取付例を説明する 図12に示すバインダ紙揃えユニット30は、2 のガイドフレーム30a、上面フレーム30b及び ランプ移動機構80を備える。2枚のガイドフ ーム30aは本体の一例を構成し、上面フレー 30の両端の差し込み部に、当該ガイドフレー ム30aの端部が差し込まれて結合されている。

 クランプ移動機構80はクランプ部の一例 構成し、左右のガイドフレーム30aに滑動(ス イド)自在に取り付けられ、用紙3”をクラ プする。この例で、左右のガイドフレーム30 aには、ガイド溝30d、30e、30f及び上方位置規 部30gが備えられている。ガイド溝30dは、ガ ドフレーム30aの上部に開口されて設けられ ガイド溝30eはガイドフレーム30aの略中央部 開口されて設けられ、ガイド溝30fはガイド レーム30aの下部に開口されて設けられてい 。これらのガイド溝30d~30fは、同一の長孔形 である。これらのガイド溝30d、30e、30fには 支点軸部材805、連結軸30i、30jによりクラン 移動機構80がスライド自在に取り付けられ いる。

 左右のガイドフレーム30aのガイド溝30eの 傍に、上方位置規定部30gは、位置調整自在 設けられている。上方位置規定部30gは、ス イド自在に取り付けられたクランプ移動機 80の上方移動位置を規定する(詳細は図14参 )。

 この例では、クランプ移動機構80を昇降 る昇降部415が綴じ機構41に備えられる。この 昇降部415は、2枚の上部昇降リンク415aを対峙 て備え、これらの上部昇降リンク415aを回動 してクランプ移動機構80を昇降する。例えば 昇降部415は、クランプ移動機構80が複数枚 用紙をクランプ時、当該クランプ移動機構80 を上昇させて上方位置規定部30gに当接して設 定する。

 続いて図13を参照して、昇降部415の構成 を説明する。図13に示す昇降部415は、上述し た上部昇降リンク415aの他に、下部昇降リン 415b、上昇用カム415c、下降用カム415d及び駆 軸415eを備える。上昇用カム415c及び下降用カ ム415dはカムの一例を構成し、下部昇降リン 415bに係合され、図12に示した綴じ機構駆動 モータ45aにより駆動される。上部昇降リン 415a及び下部昇降リンク415bは昇降リンクの一 例を構成する。下部昇降リンク415bは、上昇 カム415c及び下降用カム415dに駆動されて回動 される。回動された下部昇降リンク415bに結 された上部昇降リンク415aは、クランプ移動 構80に当接し、クランプ移動機構80を昇降す る。

 この例で、駆動軸415eには、上昇用カム415 c及び下降用カム415dが、当該駆動軸415eの両端 に取り付けられている。下部昇降リンク415b 内側には、上昇用カムフォロア415fが取り付 られ、外側には、下降用カムフォロア415gが 取り付けられている。また、下部昇降リンク 415bの上端部は、支点軸410に回動自在に結合 れ、下端部に設けられた長孔415hは、駆動軸4 15eが係合されている。下部昇降リンク415bは 支点軸410を回動軸にしてこの長孔415hの範囲 で回動する。また、下部昇降リンク415bの先 端部は、リンク連結軸415iにより、上部昇降 ンク415aの長孔415jに係合されている。上部昇 降リンク415aの後端上位部は、支点軸415kに回 自在に結合されている。また、上部昇降リ ク415aの後端下位部は、一端を支点軸410に取 り付けたバネ415mにより、反時計回りに付勢 れている。これにより、上部昇降リンク415a 、図12に示したクランプ移動機構80の連結軸 30jを押し上げて上昇させている。

 このように構成された昇降部415の駆動軸4 15eが綴じ機構駆動用モータ45aにより反時計回 りに回転されると、下降用カム415dが下降用 ムフォロア415gを押し上げて、下部昇降リン 415bを反時計回りに回動する。下部昇降リン ク415bが反時計回りに回動されると、この下 昇降リンク415bの先端部に係合された上部昇 リンク415aが押し下げられて時計回りに回動 して下降する。

 その後、更に駆動軸415eが反時計回りに回 転されると、上昇用カム415cが上昇用カムフ ロア415fを押し上げて、下部昇降リンク415bを 時計回りに回動する。下部昇降リンク415bが 計回りに回動されると、この下部昇降リン 415bの先端部に係合された上部昇降リンク415a が押し上げられて反時計回りに回動されて上 昇し、バネ415mの張力によりの上昇した姿勢 維持する。

 続いて図14を参照して、バインダ紙揃え ニット30の構成例を説明する。図14に示すバ ンダ紙揃えユニット30のガイドフレーム30a 設けられた上方位置規制部30gは、位置決め レート30k及びガイド溝30mを備える。ガイド 30mは溝部の一例であり、ガイドフレーム30a 、Y形状に開口されて設けられている。このY 形状に開口されたガイド溝30mは入口が広く、 出口が狭く(直線形状)形成されている。この イド溝30mには、クランプ移動機構80の連接 803が滑動自在に嵌合される。

 位置決めプレート30kは係止部材の一例で り、ガイドフレーム30aのガイド溝30mの出口( 後端部)近傍に取り付けられている。この例 、位置決めプレート30kは、ガイドフレーム30 aの係合部にネジにより位置調整自在に螺合 れて取り付けられている。位置決めプレー 30kは、突起部30pを有する。この突起部30pは ガイド溝30mの後端部を一部覆うように設定 れる。突起部30pの位置により、ガイド溝30m 深さが調整されてクランプ移動機構80の上方 規定位置が定められる。この突起部30pには、 クランプ移動機構80の連接棒803が当接される このように、位置決めプレート30kの突起部3 0pは、ガイド溝30mに嵌合されたクランプ移動 構80の連接棒803を、ガイド溝30mの上方規定 置に止める。図13に示した綴じ機構41の昇降 415は、この位置決めプレート30kの突起部30p 、クランプ移動機構80の連接棒803を当接す 。これにより、クランプ移動機構80の位置を 、バインダ紙揃えユニット30側のみの調整で 定に定めることができる。

 用紙を揃えて一時保留するために、バイ ダ紙揃えユニット30は、用紙保留部32、回動 押え部34a、用紙ガイド板34b、パドルローラユ ニット37及びサイドジョーガー70を有してい 。

 バインダ紙揃えユニット30の用紙進入付 には、用紙ガイド板34bが取り付けられ、用 は、この用紙ガイド板34bに倣って進入する 用紙保留部32は、進入した用紙を一時保留す る。

 パドルローラユニット37は、用紙保留部32 の下端部(用紙排出側)に取り付けられている このパドルローラユニット37は、所定の厚 、かつ、所定の弾性を有した複数のフィン70 4がリング形状に構成された多重フィン構造 有している。パドルローラユニット37は、用 紙進入時に、モータ708により回転され、用紙 の進入速度を加速すると共に当該用紙を停止 するための不図示のシャッターに用紙を当て 付ける。これにより、用紙の先端部を揃える ことができる。

 サイドジョーガー70は、用紙保留部32の略 中央部に取り付けられ、進入した用紙の側端 部を揃える。この例で、サイドジョーガー70 、一組のコの字形状の部材を有し、この一 のコの字形状の部材が用紙幅よりも広い間 をあけた状態で対向して取り付けられてい 。この一組のコの字形状の部材は協働して 作する。例えば、用紙幅よりも広い間隔の 組のコの字形状の部材は、進入した用紙を み込むように受け入れ、コの字形状の部材 士が用紙の幅に合わせて若干接近する。こ により、用紙の側端部を揃えることができ 。

 回動押え部34aは、用紙保留部32の上端部( 紙進入側)に取り付けられている。回動押え 部34aは、用紙進入完了後、図2に示した用紙3 の後端部を押え込むように回動する。回動 え部34aは、例えば、連接棒302、釣り針形状 押え部材303a~303c、不図示のバネ及びカムを して構成される。この例で、3個の押え部材 303a~303cは、D形状の連接棒302に等間隔をあけ 同じ向きに固定されている。この連接棒302 は、当該連接棒302にリンクを介して取り付 られた不図示のバネの張力により、一方向( え部材303a~303cの先端を用紙保留部32から遠 ける方向)に回動力が加えられている。そし 、この連接棒302に取り付けられた押え部材3 03a~303cが所定位置に停止している。また、こ 連接棒302には、リンクを介して不図示のカ が係合される。

 用紙進入時、押え部材303a~303cは、バネの 力により所定位置に停止した状態で待機す 。用紙進入完了後、押え部材303a~303cは、カ により、連接棒302が他方向に回動力が加え れることにより、当該押え部材303a~303cの先 を用紙保留部32に近づける方向に回動する 従って、回動した押え部材303a~303cにより、 紙の後端部を押えることができる。このよ にして揃えられた用紙は、クランプ移動機 80により保持される。

 続いて図15を参照して、クランプ移動機 80の構成例を説明する。図15に示すクランプ 動機構80は、左右のクランプ部材82a、82b、 じ部品ガイド部材99、連接棒803、804及び支点 軸部材805を有して構成される。この例で、左 右のクランプ部材82a、82bは、各々が挟み状部 材801を有する。この挟み状部材801では、支点 軸部材805を可動基準にして挟み状部材801の可 動部材801aと可動部材801bとが開閉するように 作する。可動部材801a、801bは、挟み状部材80 1のクランプ開放幅が不図示の規制孔によっ 制限される。駆動力は、可動部材801aに可動 在に取り付けられた連接棒804と、可動部材8 01bに可動自在に取り付けられた連接棒803とに 伝達される。

 クランプ移動機構80の連接棒803、804には 綴じ部品ガイド部材99が取り付けられている 。この綴じ部品ガイド部材99は、用紙クラン 状態で、当該用紙3”のパンチ孔の略半分を 覆う。これは、綴じ機構41により綴じ部品43 用紙3”のパンチ孔に綴じる際に、綴じ部品 イド部材99に綴じ部品43の両先端部を当接し て綴じるためである。このようにして綴じ部 品43を綴じることにより、綴じ部品43の両先 が確実に用紙3”のパンチ孔に挿入されるよ になる。このように用紙3”をクランプした 状態で、クランプ移動機構80は、下降して用 3”を綴じ機構41に提供する。

 続いて図16を参照して、クランプ移動機 80の動作例(その1)を説明する。図16に示すク ンプ移動機構80は、ホームポジションに位 した綴じ機構41の昇降部415により上昇された 状態である。この状態では、クランプ移動機 構80の連接棒803が、上方位置規制部30gの突起 30pに当接されている。これにより、連接棒8 03に取り付けられた綴じ部品ガイド部材99の 置を、バインダ紙揃えユニット30側のみの調 整で一定に定めることができる。

 続いて図17を参照して、クランプ移動機 80の動作例(その2)を説明する。図17に示すク ンプ移動機構80は、綴じ位置に移動した綴 機構41の昇降部415により引き続き上昇された 状態である。この状態でも、クランプ移動機 構80の連接棒803が、上方位置規制部30gの突起 30pに当接されている。

 続いて図18を参照して、クランプ移動機 80の動作例(その3)を説明する。図18に示すク ンプ移動機構80は、綴じ位置に移動した綴 機構41の昇降部415により降下された状態であ る。この例で、図13に示した昇降部415の駆動 415eが綴じ機構駆動用モータ45aにより反時計 回りに回転される。回転後、下降用カム415d 下降用カムフォロア415gを押し上げて、下部 降リンク415bを反時計回りに回動する。下部 昇降リンク415bが反時計回りに回動されると この下部昇降リンク415bの先端部に係合され 上部昇降リンク415aが押し下げられて時計回 りに回動して下降する。これにより、この上 部昇降リンク415aに支持されたクランプ移動 構80の連結軸30jがガイド溝30fに規制されて下 降する。このとき、下降したクランプ移動機 構80に保持された用紙3”のパンチ孔が、綴じ 機構41の綴じ部品掴み部41bに掴まれた綴じ部 43の両先端に対峙される。

 綴じ機構41は、展開された綴じ部品43を綴 じて当該綴じ部品43を解放すると共に、回動 て綴じ位置からホームポジションに移動す 。このとき、図13に示した昇降部415の駆動 415eが反時計回りに回転され、上昇用カム415c が上昇用カムフォロア415fを押し上げて、下 昇降リンク415bを時計回りに回動する。下部 降リンク415bが時計回りに回動されると、こ の下部昇降リンク415bの先端部に係合された 部昇降リンク415aが押し上げられて反時計回 に回動されて上昇し、バネ415mの張力により の上昇した姿勢を維持する。これにより、こ の上部昇降リンク415aに支持されたクランプ 動機構80の連結軸30jがガイド溝30fに規制され て上昇し、図16に示したクランプ移動機構80 連接棒803が、上方位置規制部30gの突起部30p 当接された状態を維持する。これにより、 接棒803に取り付けられた綴じ部品ガイド部 99の位置を、バインダ紙揃えユニット30側の の調整で一定に定めることができる。

 このように、本発明に係るバインド装置1 00によれば、複数の各々の用紙の所定位置に 孔された孔に綴じ部品43を綴じて冊子90を作 成する場合に、綴じ機構41の昇降部415は、バ ンダ紙揃えユニット30のクランプ移動機構80 が複数枚の用紙をクランプする時、当該クラ ンプ移動機構80を上昇させてバインダ紙揃え ニット30の上方位置規定部30gに当接するよ になされる。

 従って、バインダ紙揃えユニット30のク ンプ移動機構80の位置を、バインダ紙揃え側 のみの調整で一定に設定することができる。 これにより、バインダ紙揃えユニット30と綴 機構41の各ユニットを組み合わせたときの 法管理が不要になると共に、各ユニットの み合わせ時に適合調整をする必要がなくな 。従って、ユニット交換時に適合調整時間 寸法管理工程を削減することができるので 迅速にユニットを交換することができる。

 なお、用紙保留提供手段、綴じ機構41の れぞれ合体部に調整部を設け、1つ1つのユニ ットをある一定のASSY寸法内に決める工程、 構を追加してもよい。

 続いて図19を参照して、カートリッジ42の 構成例(その1)を説明する。図19に示すカート ッジ42の本体部42xは、図7に示したバインド レーム40aに取り付けられている。このバイ ドフレーム40aのフレーム側面部40cの上位に けられた開口部40gには、カートリッジドア4 2tが開閉自在に取り付けられている。このカ トリッジドア42tがドア取手42uの操作により 閉されて、綴じ部品43が装填される。

 この例で、カートリッジ42の本体部42xの 部には、綴じ部品収納部の一例であるカー リッジケース42yが装着自在に備えられてい 。このカートリッジケース42yには、綴じ部 43が積層されて装填される。例えば、本体部 42xのカートリッジドア42tが開かれ、カートリ ッジケース42yが一旦抜き出されて綴じ部品43 装填される。その後、カートリッジケース4 2yが本体部42xの内部に押し込まれて装着され 。このようにして、綴じ部品43が装填され 。

 カートリッジ42は、リンク機構420、綴じ 品押え部材421(図20A参照)、ロータリーダンパ ー422及びダンパーギヤ423を備える。綴じ部品 押え部材421は、本体部42xに昇降自在に取り付 けられ、かつ、カートリッジドア42tにリンク 機構420を介して結合される。そして、綴じ部 品押え部材421は、当該カートリッジドア42tの 開閉に連動して昇降して装填された綴じ部品 43を押える。この綴じ部品押え部材421には、 えば鉄などのある程度の重さを有した金属 用いられる。

 ダンパーギヤ423は歯車の一例を構成し、 ートリッジドア42tにリンク機構420を介して 合されて当該カートリッジドア42tの開閉に じて回動する。

 ロータリーダンパー422は減速部材の一例 して機能し、本体部42xの側面パネル420uに取 り付けられている。このロータリーダンパー 422は、ダンパーギヤ423に噛合され、当該カー トリッジドア42tを閉じる速度を減速する。こ の例で、ロータリーダンパー422には、一回転 方向(閉じ方向)にのみ負荷がかかるワンウェ 式のロータリーダンパーを使用する。例え 、ロータリーダンパー422は、カートリッジ ア42tが開かれる場合には無負荷(制御)回転 、カートリッジドア42tが閉じられる場合に 負荷(制御)回転する。そして、ロータリーダ ンパー422は、綴じ部品押え部材421の降下速度 を減速すると共に、カートリッジドア42tを閉 じる速度を減速する。

 カートリッジドア42tが開くときにダンパ 機能が残ると、カートリッジドア42tを開け 動作と連動して綴じ部品押え部材421が上昇 るため、カートリッジドア42tを開くときの 抗が大きくなってユーザビリティに悪影響 与える。これを回避するために、カートリ ジドア42tが閉じるときにのみダンパー機能 利かせている。これにより、カートリッジ ア42tの開閉動作を滑らかにできる。

 続いて図20A及び図20Bを参照して、カート ッジ42の構成例(その2)を説明する。図20Aに すカートリッジ42は、図19の矢印方向Ltから た左側面図である。なお、図20Aに示す側面 ネル420uは、カートリッジ42の内部構成を説 するために、一部切断されている。

 図20Aに示すリンク機構420は、カートリッ ドアのリンク420a、420b及びパンタグラフ機 420hを備える。パンタグラフ機構420hは、綴じ 部品押さえ部材昇降用の上部リンク420pと綴 部品押さえ部材昇降用の下部リンク420qとを 2本ずつ有する。これらの上部リンク420p、 部リンク420qの4本が格子状に組み立てられて いる。この例で、上部リンク420pの一端は、 ンク支点部材420iにより本体部42xの側面パネ 420uに回転自在に固定されている。また、上 部リンク420pは、中央部に長孔420rを有してお 、この長孔420rに軸棒420kが挿入されている この軸棒420kは、垂直長孔420mに挿入されて移 動規制されている。

 上部リンク420pの他端は、下部リンク420q 一端に回転自在に結合されている。下部リ ク420qも、中央部に長孔420rを有しており、こ の長孔420rに軸ピン420jが挿入されて結合され いる。この軸ピン420jは、規制溝420nに嵌合 れて移動規制されている。下部リンク420qの 端は、綴じ部品押え部材421に結合されてい 。

 このように構成することにより、軸棒420k が垂直長孔420mに沿って上下動されると、リ ク機構420の上部リンク420pと下部リンク420qと で形成された格子形状が伸縮する。そして、 下部リンク420qの他端に結合された綴じ部品 え部材421が昇降する。すなわち、カートリ ジドア42tの開閉により、当該パンタグラフ 構420hが伸縮されて、当該綴じ部品押え部材4 21が昇降する。

 カートリッジドア42tの形状は「L」形状で ある。このカートリッジドア42tは、ドア支点 軸420cを支点にし、ドア取手42uが取り付けら た一端側を力点にし、他端側を作用点にし 略90°回動する。この作用点には、リンク420a の一端が、ドアリンク回動軸420dにより回動 在に結合されている。リンク420aの他端は、 ンク420bの本体右側に回動自在に結合されて いる。リンク420bの右端は、支点軸420sにより 動自在に固定されている。

 このように構成することにより、カート ッジドア42tが回動されて開かれると、この ートリッジドア42tの作用点に取り付けられ リンク420aが押し上げられ、このリンク420a 他端に結合されたリンク420bが回動する。そ て、当該リンク420bの左先端部が、パンタグ ラフ機構420hの軸棒420kに当接すると共に当該 棒420kを押し上げる。これにより、パンタグ ラフ機構420hの格子形状が縮んで、綴じ部品43 を押えていた綴じ部品押え部材421が上昇する 。

 図20Bに示すカートリッジ42は、図19の矢印 方向Rtから見た右側面図である。リンク420a、 420bは、右側にも取り付けられている。ドア ンク回動軸420dは、湾曲長孔420tに係合され、 この湾曲長孔420tの形状に沿って回動する。

 リンク420bの一端には、規制軸420fが取り けられ、この規制軸420fは、規制孔420eに係合 され、この規制孔420eの形状に沿って移動す 。リンク420bは、垂直長孔420mに挿入された軸 棒420kを押し上げる。

 ダンパーギヤ423の形状は扇形形状である 扇形のダンパーギヤ423の円弧部がロータリ ダンパー422に噛合されている。また、ダン ーギヤ423の回動中心点は、リンク支点部材4 20iに固定されている。これにより、このリン ク支点部材420iに結合されたリンク機構420の 部リンク420pが回動されると、当該リンク支 部材420iが回動する。その結果、このリンク 支点部材420iに固定されたダンパーギヤ423が 動する。すなわち、ダンパーギヤ423は、リ ク機構420を介してカートリッジドア42tの開 に合わせて回動する。

 このように、綴じ部品押え部材421は、カ トリッジドア42tが開かれた場合、当該カー リッジドア42tに係合されたリンク機構420に り引き上げられて押えていた綴じ部品43か 退避する。カートリッジドア42tが閉じられ 場合は、リンク機構420により引き上げられ 状態からロータリーダンパー422により減速 れて綴じ部品押え部材421が降下して綴じ部 43を押える。

 続いて図21を参照して、ダンパーギヤ423 構成例を説明する。図21に示すダンパーギヤ 423は、例えば射出金型成形されて扇形に製造 される。扇形の円弧部には、所定のギヤ比( ータリーダンパー422とダンパーギヤ423との ヤ比は例えば1対10)で設けられた歯部423aを備 える。この歯部423aは、ロータリーダンパー42 2の歯に噛合される。

 また、ダンパーギヤ423の回動中心点には 軸係合部423bが設けられ、図20Aに示したリン ク支点部材420iが固定される。また、ダンパ ギヤ423の本体面には、変形防止のために補 用のリブ423cが設けられている。

 続いて、図22A~図25Bを参照して、カートリ ッジ42の動作例(その1~その4)を説明する。図22 Aは、カートリッジ42の動作例(その1)を示す左 側面図である。図22Bは、カートリッジ42の動 例(その1)を示す右側面図である。図22Aに示 カートリッジドア42tは全開された状態であ 。すなわち、カートリッジドア42tは、ドア ンク回動軸420dを回動軸にして略90°ドア取 42uが回動された状態である。

 例えばカートリッジ42に綴じ部品43を装填 するために、カートリッジドア42tを開くと、 カートリッジドア42tの作用点に一端が結合さ れたリンク420aが押し上げられる。このリン 420aが押し上げられると、リンク420aの他端に 結合されたリンク420bが支点軸420sを中心に時 回りに回動する。そして、当該リンク420bの 左先端部が、パンタグラフ機構420hの軸棒420k 当接すると共に当該軸棒420kを押し上げる。 これにより、パンタグラフ機構420hの格子形 が縮んで、綴じ部品43を押えていた綴じ部品 押え部材421が上昇する。

 この時点で、図22Bに示すリンク420aのドア リンク回動軸420dは、湾曲長孔420tの上端に移 している。また、リンク420aに回動されたリ ンク420bの規制軸420fは、規制孔420eの上端に移 動している。ダンパーギヤ423は、図21に示し ダンパーギヤ423の歯部423aの一端側がロータ リーダンパー422に噛合されている。

 この例で、カートリッジドア42tが全開さ た状態で、カートリッジケース42yが本体部4 2xの内部から一旦抜き出される。例えば、カ トリッジドア42tの背面側をレールとして利 し、このレールにカートリッジケース42yを らせながら抜き出す。カートリッジケース4 2yを抜出し後、このカートリッジケース42yに じ部品43が装填される。その後、カートリ ジケース42yが本体部42xの内部に押し込まれ 装着される。このようにして、綴じ部品43が 装填される。

 図23Aは、カートリッジ42の動作例(その2) 示す左側面図である。図23Bは、カートリッ 42の動作例(その2)を示す右側面図である。図 23Aに示すカートリッジドア42tは約45°回動さ て半分閉じられた状態である。

 このとき、カートリッジドア42tが図22Aに した全開状態から約45°閉じられると、カー トリッジドア42tの作用点に一端が結合された リンク420aが引き下げられる。このリンク420a 引き下げられると、リンク420aの他端に結合 されたリンク420bが支点軸420sを中心に反時計 りに回動する。そして、パンタグラフ機構4 20hの軸棒420kに当接したリンク420bの左先端部 降下する。

 これにより、パンタグラフ機構420hの先端 側に取り付けられた綴じ部品押え部材421など の重さにより、このパンタグラフ機構420hの 子形状が伸びて、綴じ部品押え部材421が下 する。このとき、綴じ部品押え部材421は、 ンタグラフ機構420hに係合されたダンパーギ 423に噛合されたロータリーダンパー422によ 減速されて下降する。

 この時点で、図23Bに示すリンク420aのドア リンク回動軸420dは、湾曲長孔420tの略中央部 移動している。また、リンク420aに回動され たリンク420bの規制軸420fは、規制孔420eの上端 から若干下降した位置に移動している。ダン パーギヤ423は、図21に示したダンパーギヤ423 歯部423aの一端側から3分の1程度進んだ位置 ロータリーダンパー422に噛合されている。

 図24Aは、カートリッジ42の動作例(その3) 示す左側面図である。図24Bは、カートリッ 42の動作例(その3)を示す右側面図である。図 24Aに示すカートリッジドア42tは約90°回動さ て完全に閉じられた状態である。

 このとき、カートリッジドア42tが図23Aに した半閉じ状態から更に約45°閉じられると 、カートリッジドア42tの作用点に一端が結合 されたリンク420aが更に引き下げられる。こ リンク420aが引き下げられると、リンク420aの 他端に結合されたリンク420bが支点軸420sを中 に反時計回りに回動する。そして、パンタ ラフ機構420hの軸棒420kに当接したリンク420b 左先端部が降下する。

 これにより、パンタグラフ機構420hの先端 側に取り付けられた綴じ部品押え部材421など の重さにより、このパンタグラフ機構420hの 子形状が伸びて、綴じ部品押え部材421が下 する。このとき、綴じ部品押え部材421は、 ンタグラフ機構420hに係合されたダンパーギ 423に噛合されたロータリーダンパー422によ 減速されて下降する。従って、図24Aに示す ンタグラフ機構420hの軸棒420kは、リンク420b 回動に追従していない。これにより、カー リッジドア42tが完全に閉じられたにもかか らず、綴じ部品押え部材421は殆ど下降しな 。すなわち、この綴じ部品押え部材421は、 ートリッジケース42yの略中央部に位置し、 層された綴じ部品43に到達していない。

 この時点で、図24Bに示すリンク420aのドア リンク回動軸420dは、湾曲長孔420tの下端に移 している。また、リンク420aに回動されたリ ンク420bの規制軸420fは、規制孔420eの下端側に 移動している。ダンパーギヤ423は、図21に示 たダンパーギヤ423の歯部423aの一端側から3 の1程度進んだ位置がロータリーダンパー422 噛合されている。

 図25Aは、カートリッジ42の動作例(その4) 示す左側面図である。図25Bは、カートリッ 42の動作例(その4)を示す右側面図である。図 25Aに示すカートリッジドア42tは引き続き完全 に閉じられた状態である。

 このとき、カートリッジドア42t、リンク4 20a、420bの位置は変化しない。パンタグラフ 構420hは、当該パンタグラフ機構420hの先端側 に取り付けられた綴じ部品押え部材421などの 重さにより、このパンタグラフ機構420hの格 形状が伸びて、綴じ部品押え部材421が下降 る。このとき、カートリッジケース42yの略 央部に位置した綴じ部品押え部材421(図24A参 )は、パンタグラフ機構420hに係合されたダ パーギヤ423に噛合されたロータリーダンパ 422により減速されながら下降する。そして 当該綴じ部品押え部材421は、積層された綴 部品43に到達して当該綴じ部品43を押える。 れにより、綴じ部品押え部材421は、収納さ た綴じ部品43に勢い余って衝突することを 止できるので、当該綴じ部品43の取り出し位 置を一定に保つことができる。

 この時点で、図25Bに示すリンク420aのドア リンク回動軸420dは、湾曲長孔420tの下端に位 している。また、リンク420bの規制軸420fは 規制孔420eの下端側に位置している。ダンパ ギヤ423は、図21に示したダンパーギヤ423の 部423aの一端側から3分の2程度進んだ位置が ータリーダンパー422に噛合されている。

 このように、本発明に係るバインド装置1 00によれば、複数の各々の用紙の所定位置に 孔された孔に綴じ部品43を綴じて冊子90を作 成する場合であって、綴じ部品43を収納する ートリッジ42がロータリーダンパー422を備 、このロータリーダンパー422により、綴じ 品43を押さえる綴じ部品押え部材421の降下速 度を減速すると共に、カートリッジドア42tを 閉じる速度を減速する。

 従って、カートリッジ42のドアの開閉動 を滑らかにできると共に綴じ部品押え部材42 1が、収納された綴じ部品43に勢い余って衝突 することを防止できる。これにより、当該綴 じ部品43の取り出し位置を一定に保つことが きる。また、綴じ部品43の装填数の増減に らずに一定の荷重を積層された綴じ部品43に 与えることができる。

 なお、積層された綴じ部品43を押さえつ るために使用した綴じ部品押え部材421に替 りに、電動式に綴じ部品43を押さえつけるよ うにしてもよい。この場合、カートリッジド ア42tの開閉を検知して電動で綴じ部品43を押 えつけるようにする。

 この発明は、白黒用及びカラー用のコピ 機や印刷装置等から出力される記録紙にパ チ処理を実施し、パンチ処理後の記録紙に じ部品を綴じる処理等を行う装置に適用し 好適である。