Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
BRUSHLESS MOTOR POSITION DETECTION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/125527
Kind Code:
A1
Abstract:
In a brushless motor position detection device, the offset is adjusted such that the difference between the maximum value of a magnetic flux density at the mounting position of a set of first Hall elements (magnetic pole position detection main-Hall (IC18)) and the maximum value of a magnetic flux density at the mounting position of a second Hall element (magnetic pole position detection sub-Hall (IC19)) falls within a predetermined range, the first Hall elements being mounted on a surface facing a magnetic pole position detection magnet (16) and detecting the position of a rotor (12). Each of the first Hall elements and the second Hall element is then mounted and disposed (so as to have a predetermined mechanical angle offset in the circumferential direction), so that the detection accuracies of a plurality of sets of Hall elements are matched.

Inventors:
HATANO KENTA (JP)
UMEMOTO TOSHIYUKI (JP)
MIYAMOTO NAOKI (JP)
FUJIMURA SATOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/000151
Publication Date:
October 15, 2009
Filing Date:
January 16, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
HATANO KENTA (JP)
UMEMOTO TOSHIYUKI (JP)
MIYAMOTO NAOKI (JP)
FUJIMURA SATOSHI (JP)
International Classes:
H02K29/08; H02K11/00
Domestic Patent References:
WO2006051590A12006-05-18
Foreign References:
JP2002252958A2002-09-06
JP2003004486A2003-01-08
Attorney, Agent or Firm:
TAZAWA, Hideaki et al. (JP)
Hideaki Tazawa (JP)
Download PDF:
Claims:
 複数のコイルが配設されたステータと、
 前記ステータが複数の励磁パターンによって順次励磁されることにより回転する所定の極数を有するロータと、
 前記ロータの回転軸に直交する面に配置された磁極位置検出用マグネットと、
 前記磁極位置検出用マグネットに対向する面に実装され、前記ロータの位置を検出する1組の第1のホール素子と、前記第1のホール素子の実装位置における磁束密度の最大値と自身の実装位置における磁束密度の最大値との差が所定の範囲内になるようにオフセットが調整された1組の第2のホール素子と、
 を有することを特徴とするブラシレスモータ位置検出装置。
 前記第1のホール素子と第2のホール素子の実装位置におけるロータの回転角度の検出誤差を5度以内とするオフセット調整により前記所定の範囲とすることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
 前記磁極位置検出用マグネットは、
 前記ロータの回転角度に対する磁束密度の分布に変化を緩和する緩和部を有することを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
 前記磁極位置検出用マグネットは、
 リング磁石で形成されることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
 前記1組の第2のホール素子は、
 前記ロータの2倍の極数を有する位置検出用マグネットに対向する面に実装された前記1組の第1のホール素子に対して周方向に所定のオフセットを有することを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ位置検出装置。
 前記磁極位置検出用マグネットは、
 角に切り欠き部を有することを特徴とする請求項5記載のブラシレスモータ位置検出装置。
Description:
ブラシレスモータ位置検出装置

 この発明は、特に、車載用機器に使用さ るスロットルバルブ、EGR(排気ガス再循環シ ステム)バルブの駆動源、もしくはVG(Variable G eometry)ターボシステムの可動ページ等の駆動 に用いて好適な、直流電流によって駆動さ る、ブラシレスモータ位置検出装置に関す ものである。

 ブラシレスモータは、例えば、9個のスロ ットを有するステータと、8極のロータと、 数がロータと同じ8極を有する磁極位置検出 マグネットと、この磁極位置検出用マグネ トの磁気を検出することによりロータの回 位置を検出する3個のホールICとを備えてい 。このように、ロータの極数と磁極位置検 用マグネットの極数が同じであり、かつ3個 のホールICを備えたブラシレスモータを、こ では単精度のブラシレスモータと呼ぶ。

 この単精度のブラシレスモータに対し、ロ タの回転位置検出の分解能を上げるために 磁極位置検出用マグネットの極数を2倍にし た、例えば、極数nのロータの場合、磁極位 検出用マグネットを2n極にしたブラシレスモ ータが開発されている(例えば、特許文献1参 )。
 このように、磁極位置検出用マグネットの 数はロータ極数の2倍であり、3個のホールIC を備えたブラシレスモータをここでは2倍精 のブラシレスモータと呼ぶ。この2倍精度の ラシレスモータによれば、ロータの回転位 検出の分解能を単精度のブラシレスモータ 置の2倍にすることができる。

特開2002-252958号公報

 一方、上記した2倍精度のブラシレスモータ に対し、さらに回転位置検出の分解能を向上 させた4倍精度のブラシレスモータが望まれ 。
 2倍精度のブラシレスモータの更に2倍の回 位置検出分解能を持つ4倍精度のブラシレス ータは、2倍精度のブラシレスモータが持つ 3個のホールICに加え、更に位置検出用の3個 ホールICを備えている。ここでは、2倍精度 ブラシレスモータが持つ3個のホールICを磁 位置検出用メインホールIC、4倍精度用に追 した3個のホールICを磁極位置検出用サブホ ルICと呼ぶ。

 ところで、上記した磁極位置検出用メイ ホールICと磁極位置検出用サブホールICは、 所定の機械角度のオフセットを持って実装さ れるが、このとき、4倍精度の高分解能を達 するためには、磁極位置検出用メインホー ICと磁極位置検出用サブホールICとの実装位 精度が要求され、検知角度誤差を最小限に える必要があった。

 この発明は上記した課題を解決するため なされたものであり、磁極位置検出用メイ ホールICと磁極位置検出用サブホールICとの 検知角度誤差を最小限に抑えて信頼性の向上 をはかった、ブラシレスモータ位置検出装置 を提供することを目的とする。

 上記した課題を解決するためにこの発明 ブラシレスモータ位置検出装置は、複数の イルが配設されたステータと、前記ステー が複数の励磁パターンによって順次励磁さ ることにより回転する所定の極数を有する ータと、前記ロータの回転軸に直交する面 配置された磁極位置検出用マグネットと、 記磁極位置検出用マグネットに対向する面 実装され、前記ロータの位置を検出する1組 の第1のホール素子と、前記第1のホール素子 実装位置における磁束密度の最大値と自身 実装位置における磁束密度の最大値との差 所定の範囲内になるようにオフセットが調 された1組の第2のホール素子とを有するの ある。

 この発明のブラシレスモータ位置検出装 によれば、磁極位置検出用メインホールIC( 1のホール素子)と磁極位置検出用サブホー IC(第2のホール素子)との検知角度誤差を最小 限に抑えて信頼性の向上がはかれる。

この発明の実施の形態1に係るブラシレ スモータ位置検出装置を組み込んだアクチュ エータを軸方向に切断して示した断面図であ る。 この発明の実施の形態1に係るブラシレ スモータ位置検出装置における部品配置の一 例示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係るブラシレ スモータ位置検出装置の磁石断面と径方向の 磁束密度の大きさを模擬的に示した図である 。 この発明の実施の形態1に係るブラシレ スモータ位置検出装置の磁束密度分布を示す 図である。 この発明の実施の形態2に係るブラシレ スモータ位置検出装置の磁石断面と径方向磁 束密度の変化を模擬的に示した図である。 この発明の実施の形態3に係るブラシレ スモータ位置検出装置の磁石断面を示す図で ある。

 以下、この発明をより詳細に説明するため 、この発明を実施するための最良の形態に いて、添付の図面にしたがって説明する。
実施の形態1.
 図1は、この発明の実施の形態1に係るブラ レスモータ位置検出装置を組み込んだアク ュエータ装置1を軸方向に切断して示した断 図である。
 図1に示されるように、アクチュエータ装置 1は、モータシャフト11に嵌合された円筒状の ロータ12がケース13に固着されたステータ14の 中空部に挿入され、ベアリング15により回転 在に支持されることにより構成される。ま ロータ12には、その軸に垂直な面となるよ に磁極位置検出用マグネット16が固着されて いる。なお、磁極位置検出用マグネット16の 磁方向は軸方向である。

 また、プリント基板17には、3相駆動用に1 組の磁極位置検出用メインホールIC18と、同 く1組の磁極位置検出用サブホールIC19が搭載 されている。プリント基板17は、磁極位置検 用メインホールIC18、磁極位置検出用サブホ ールIC19が磁極位置検出用マグネット16に対向 するように、ケース13に取り付けられている

 図2は、磁極位置検出用マグネット16、磁 位置検出用メインホールIC18、磁極位置検出 用サブホールIC19のそれぞれを、ホールIC側か ら見た平面図であり、図2(a)はオフセット角 なし、図2(b)はオフセット角度(γ)ありの例が それぞれ示されている。

 図2(a)(b)に示されるように、磁極位置検出 用マグネット16は、ロータ12の極数の2倍の極 に着磁されている。例えば、ロータ12が12極 の場合、磁極位置検出用マグネット16は周方 に2倍の24極が着磁されている。また、この 極位置検出用マグネット16は、中心に、外 と同心円の穴が開けられたリング磁石によ 形成される。

 磁極位置検出用メインホールIC18と、磁極 位置検出用サブホールIC19とは、3相駆動用に れぞれ3つのホールIC(18a、18b、18c)、(19a、19b 19c)から構成される。このとき、磁極位置検 出用メインホールIC18aと、磁極位置検出用サ ホールIC19a、磁極位置検出用メインホールIC 18bと磁極位置検出用サブホールIC19b、磁極位 検出用メインホールIC18cと磁極位置検出用 ブホールIC19cは、それぞれ対応しており、図 2(a)に示す様に、磁極位置検出用メインホー IC18aと、磁極位置検出用サブホールIC19aは放 線上に設置されている。なお、磁極位置検 用メインホールIC18bと磁極位置検出用サブ ールIC19b、磁極位置検出用メインホールIC18c 磁極位置検出用サブホールIC19cも同様であ 。

 このことにより、磁極位置検出用メイン ールIC18が破損しても、磁極位置検出用サブ ホールIC19の存在のために、性能に影響を及 すことなくブラシレスモータを駆動し、制 することが可能になり、このため、信頼性 向上する。

 また、図2(b)は、磁極位置検出用サブホール IC19(19a、19b、19c)のそれぞれを、磁極位置検出 用メインホールIC18(18a、18b、18c)のそれぞれに 対し径方向に計算された機械オフセット角度 (γ)をもって実装している。このオフセット 度(γ)は、磁極位置検出用マグネット16の極 と、ロータ12の位置検出精度(2倍精度や4倍精 度)によって値がそれぞれ計算されるもので る。
 ここでは、磁極位置検出用メインホールIC18 、磁極位置検出用サブホールIC19の半径は、 れぞれ、ra、rbである。この構造によれば、 極位置検出用マグネット16の磁束密度の変 を磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位 検出用サブホールIC19で検出するため、ロー タ12の極数の4倍の精度の位置検出が論理的に 可能になる。

 このとき、実際に4倍精度の位置検出を可能 にするためには、磁極位置検出用メインホー ルIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の径方 のオフセット角度の誤差が小さいことが重 であり、許容される最大誤差はγ°である。
 ここでγの値は、例えば、ステータ14が9ス ット、ロータ12の極数が12極の場合、4倍精度 のブラシレスモータでは、2.5°である。

 図3は、磁極位置検出用マグネット16に対し 、磁極位置検出用メインホールIC18、磁極位 置検出用サブホールIC19の径方向の位置と、 知する磁束密度の大きさを模擬的に示した である。
 図3に示されるように、磁極位置検出用メイ ンホールIC18の径位置raにおける磁束密度α[G] 、磁極位置検出用サブホールIC19の径位置rb おける磁束密度β[G]がほぼ等しい値となる うに磁極位置検出用マグネット16を設置して いる。

 図4は、周方向での磁極位置検出用メイン ホールIC18、磁極位置検出用サブホールIC19の 装位置における磁束密度の周方向角度に対 る変化、すなわち、α、βそれぞれの磁束密 度分布を示したものである。ここでは、更に 使用するホールIC18、19の感度レベルもあわせ て示してある。

 図4に示されるように、磁極位置検出用メイ ンホールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19 同一レベルの磁束密度を検知する周方向角 の誤差は、δ A 存在することになる。このとき、磁極位置検 出用メインホールIC18、磁極位置検出用サブ ールIC19が検出する磁束密度が、ほぼ同じ磁 密度になるように磁極位置検出用マグネッ 16を配置してあるため、同一感度レベルに しての角度誤差δ A は最小となる。この結果、角度誤差δ A は、磁極位置検出用メインホールIC18と磁極 置検出用サブホールIC19の周方向のオフセッ 角度γより十分小さくすることができ、高 度な位置検出が出来る利点がある。
 例えば、ステータ14が9スロット、ロータ12 極数が12極の場合、4倍精度のブラシレスモ タでは、2.5°より十分小さくなるように磁極 位置検出用マグネット16の配置を決めればよ 。このように、5°以内になる範囲を第1のホ ール素子と第2のホール素子の配置位置にお るロータの検出誤差の所定範囲として設定 ることで、検知誤差を実用上必要な範囲内 抑えることができる。

 上記したように、実施の形態1に係るブラ シレスモータ位置検出装置によれば、磁極位 置検出用マグネット16に対向する面に実装さ ロータ12の位置を検出する1組の第1のホール 素子(磁極位置検出用メインホールIC18)の実装 位置における磁束密度の最大値と、第2のホ ル素子(磁極位置検出用サブホールIC19)の実 位置における磁束密度の最大値との差が所 の範囲内になるようにオフセット調整して れぞれ実装配置(周方向に所定の機械角度の フセットを有するように実装配置)すること により、複数組のホール素子の検出精度を一 致させることができ、このため、検知誤差を 抑えることができる。

 すなわち、磁極位置検出用メインホールI C18、あるいは磁極位置検出用サブホールIC19 、磁極位置検出用マグネット16の回転によっ て検知される磁束密度がある値(閾値)以上、 しくはある値以下になったときにオンもし はオフ動作を行う。したがって、磁極位置 出用サブホールIC19により検知された磁束密 度が、磁極位置検出用メインホールIC18で検 された磁束密度と同じであれば同時にオン( しくはオフ)動作を行うことになり、このた め、磁極位置検出用メインホールIC18が感知 る磁束密度の分布と、磁極位置検出用サブ ールIC19が感知する磁束密度の分布がほぼ等 くなるように磁極位置検出用マグネット16 位置を設定してある。

 磁極位置検出用メインホールIC18が検知す る磁束密度の分布と、磁極位置検出用サブホ ールIC19が検知する磁束密度の分布が等しけ ば、磁極位置検出用メインホールIC18が検知 る磁束密度と磁極位置検出用サブホールIC19 が検知する磁束密度が同じ磁束密度になるタ イミングを角度換算することで所定の機械角 度オフセットに等しくなる。その結果、磁極 位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出 サブホールIC19との検知角度誤差が最小とな 、したがって、4倍精度のロータ12の位置検 が可能になる。

 上記したこの発明の実施の形態1に係るブ ラシレスモータ位置検出装置によれば、磁極 位置検出用メインホールIC18と磁極位置検出 サブホールIC19が検知する磁束密度分布をほ 同じにすることで、2組のホールIC(磁極位置 検出用メインホールIC18と磁極位置検出用サ ホールIC19)の動作間隔の誤差は最小となり、 このため、高い信頼性をもって単精度のブラ シレスモータの4倍の分解能が得られる。

実施の形態2.
 ところで、着磁の仕方、あるいは磁石の形 によっては、2組のホールIC(磁極位置検出用 メインホールIC18と磁極位置検出用サブホー IC19)が検知する磁束密度を平坦なものとし、 磁極位置の磁束密度の径方向の変化率を小さ くすることが可能になる。このことにより、 2組のホールICの実装位置に多少のずれが生じ ても磁束密度の大きな変化はない。
 すなわち、上記した実施の形態1では、磁極 位置検出用マグネット16の厚さは、径方向に 様な厚さとしていたが、図5に、磁極位置検 出用メインホールIC18と磁極位置検出用サブ ールIC19の径方向の位置と、これらが検知す 磁束密度の大きさを模擬的に示したように 例えば、磁極位置検出用マグネット16を途 でその厚さを薄く形成してもよい。磁極位 検出用マグネット16の厚さが一様である場合 に比較して、途中で厚さを変更することで、 磁極位置の磁束密度の径方向の変化率を小さ くすることが可能になる。このことより、磁 極位置検出用メインホールIC18および磁極位 検出用サブホールIC19の径方向位置に対する 束密度の変化が小さくなるという利点があ 。

 但し、図5に示されるように、径方向の磁 束密度分布は磁極位置検出用メインホールIC1 8と磁極位置検出用サブホールIC19との中間で 大値を取る分布ではなく、中間に落ち込み 出来る場合がある。しかし、ここで重要な とは、磁極位置検出用メインホールIC18と磁 極位置検出用サブホールIC19の実装位置で磁 密度が等しいことであるため、磁極位置検 用メインホールIC18と磁極位置検出用サブホ ルIC19との中間で落ち込みがあってもよい。

 上記した実施の形態2によれば、位置検出 用マグネット16は、ロータ12の回転角度に対 る磁束密度の変化を緩和するための緩和部 有することにより、磁極位置検出用メイン ールIC18と磁極位置検出用サブホールIC19の実 装位置における磁束密度の変化率が小さくな るため、磁極位置検出用マグネット16の配置 容易になる。

実施の形態3.
 図6に磁極位置検出用マグネット16の断面構 が示されるように、磁極位置検出用マグネ ト16の角に切り欠き部16a~16dを設けても良い
 磁極位置検出用マグネット16は高速回転を うため、保持力が弱いと外周側へ移動する とになり、この場合、磁極位置検出用メイ ホールIC18と、磁極位置検出用サブホールIC19 とが検出する磁束密度分布がずれることにな り、その結果として、これらホールIC18、19が オン(もしくはオフ)するタイミングがずれる とになる。したがって、想定しているロー 12の位置検出精度を達成できない可能性が てくる。

 これに対して、図6に示されるように、磁 極位置検出用マグネット16の角に切り欠き16a~ 16dを設けることで、磁石をモールドするとき にモールド材20が切り欠きに回り込み、モー ド材20が磁極位置検出用マグネット16を4角 保持する構造になり、結果として磁石の位 ずれを防止するという利点がある。

 上記した実施の形態3によれば、位置検出用 マグネット16の任意の角に切り欠き16a~16dを設 けることにより、磁石をモールドした際にモ ールド材20がその切り欠き16a~16dに廻り込み、 ズレを抑制できるため、4倍の高精度ブラシ スモータであるために必須のズレ抑制手段 あるといえる。
 なお、上記した実施の形態1~実施の形態3に るブラシレスモータ位置検出装置は、あら る用途に用いることが可能であるが、特に 小型化、耐久性が要求される車載用機器に いて顕著な効果が得られ、また、その内の スロットルバルブやEGRバルブを開閉させる めの駆動源として用い、あるいはVGターボ 稼動ベージの駆動源として用いてもよい。

 この発明に係るブラシレスモータ位置検 装置は、直流電流により動作するブラシレ モータに適用が可能であり、特に、ロータ1 2の回転位置検出の分解能を上げるために、 極位置検出用マグネット16と、磁極位置検出 用メインホールIC18と、磁極位置検出用サブ ールIC19とを用いてロータ12の回転位置検出 分解能を向上させる意味で有効である。

 以上のように、この発明に係るブラシレ モータ位置検出装置は、磁極位置検出用メ ンホールICと磁極位置検出用サブホールICと の検知角度誤差最小限に抑えて信頼性の向上 をはかるため、磁極位置検出用マグネットに 対向する面に実装され、ロータの位置を検出 する1組の第1のホール素子と、第1のホール素 子の実装位置における磁束密度の最大値と自 身の実装位置における磁束密度の最大値との 差が所定の範囲内になるようにオフセットが 調整された1組の第2のホール素子とを有する うに構成したので、車載用機器に使用され スロットバルブ、EGRバルブの駆動源、もし はVGターボシステムの可動ページ等の駆動 に用いるのに適している。




 
Previous Patent: ACCELERATION SENSOR

Next Patent: WO/2009/125606