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Patent Searching and Data


Title:
BULB-TYPE FLUORESCENT LAMP
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105371
Kind Code:
A1
Abstract:
Intended is to provide a bulb-type fluorescent lamp, which has no fear of having a fall of an outer tube globe made of glass, even if broken, and which can reduce the heat resistance between a protrusion to become the coldest portion of a helical light emitting tube and a silicone resin. The bulb-type fluorescent lamp is characterized by comprising a plate (8), at which the electrode-side end portion of a helical fluorescent lamp (2) is fixed, a housing (4) having one end, to which a base (5) is jointed, and the other end opening, in which the plate (8) is fixed, an outer tube glove (6) inserted and fixed on the opening side of the housing (4) in the clearance between the housing (4) and the plate (8) and housing the helical fluorescent lamp (2), a protrusion (2a) formed on the end portion of the helical fluorescent lamp (2) on the opposite side of the electrode and becoming the coldest portion, a silicone resin (10) for connecting the protrusion (2a) and the outer tube glove (6) thermally, and a radially expanded portion (2b) disposed in the protrusion (2a) for holding the outer tube glove (6), when cracked into the opening circumferential shape along the plate (8), through the silicone resin (10).

Inventors:
KONOMOTO TAKAHIRO (JP)
NISHIO HIRONORI (JP)
OSAWA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053188
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OSRAM GMBH (DE)
KONOMOTO TAKAHIRO (JP)
NISHIO HIRONORI (JP)
OSAWA TAKASHI (JP)
International Classes:
H01J61/30; F21S2/00; H01J61/33; H01J61/52; F21Y103/02
Foreign References:
JP2004311032A2004-11-04
JP2003263972A2003-09-19
JP2004311032A2004-11-04
Attorney, Agent or Firm:
YANO, Toshio et al. (Shin-Marunouchi Center Building6-2, Marunouchi 1-chom, Chiyoda-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 螺旋状発光管を用いた電球形蛍光ランプにおいて、
 前記螺旋状発光管の電極側端部が固定されるプレートと、
 一端に口金が接合され、他端の開口部側に前記プレートが固定されるハウジングと、
 前記ハウジングの開口部側で、該ハウジングと前記プレートとの隙間に挿入固定され、前記螺旋状発光管を収納する外管グローブと、
 前記螺旋状発光管の反電極側の端部に設けられ、最冷点箇所になる突出部と、
 前記突出部と前記外管グローブとの間を熱的に連結する熱伝導性媒体と、
 前記突出部に設けられ、前記外管グローブが前記プレートに沿って開口部円周状に割れた場合に、前記プレートに沿って開口部円周状に割れた外管グローブを前記熱伝導性媒体を介して保持する保持部とを備えたことを特徴とする電球形蛍光ランプ。
 前記保持部は、前記熱伝導性媒体に埋設されることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
 前記螺旋状発光管の前記突出部に設けられる保持部を、前記突出部の他の部分より径の大きい拡径部で構成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電球形蛍光ランプ。
 前記拡径部を、断面が逆T字形状としたことを特徴とする請求項3記載の電球形蛍光ランプ。
 前記拡径部を、断面がL字形状としたことを特徴とする請求項3記載の電球形蛍光ランプ。
 前記拡径部を、断面が錨形状としたことを特徴とする請求項3記載の電球形蛍光ランプ。
 前記螺旋状発光管の前記突出部を、その中間がくびれるような形状にして前記保持部を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電球形蛍光ランプ。
 純水銀を封入する螺旋状発光管を用いた電球形蛍光ランプにおいて、
 前記螺旋状発光管の電極側端部が固定されるプレートと、
 一端に口金が接合され、他端の開口部側に前記プレートが固定されるハウジングと、
 前記ハウジングの開口部側で、該ハウジングと前記プレートとの隙間に挿入固定され、前記螺旋状発光管を収納する外管グローブと、
 前記螺旋状発光管の反電極側の端部に設けられ、最冷点箇所になる突出部と、
 前記突出部と前記外管グローブとの間を熱的に連結する熱伝導性媒体とを備え、
 前記螺旋状発光管の管径をd 0 、前記突出部の管径をd 1 としたとき、
 d 1 /d 0 ≧0.75        (1)
とすることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
 前記熱伝導性媒体にシリコン樹脂を用いたことを特徴とする請求項8記載の電球形蛍光ランプ。
Description:
電球形蛍光ランプ

 この発明は、螺旋状発光管を用いる電球 蛍光ランプに関するもので、特に、外管グ ーブがプレートに沿って開口部円周状に割 た場合に、外管グローブの落下を防止でき 電球形蛍光ランプに関する。また、この発 は、純水銀を封入する螺旋状発光管を用い 電球形蛍光ランプに関するものである。

 近年、電球形蛍光ランプは、一般白熱電 に相当する程度にまで小型化され、一般白 電球用器具の光源を電球形蛍光ランプに置 換えるという需要が促進されている。

 この電球形蛍光ランプの一例として、発 管を螺旋状に屈曲させることにより放電路 長くして蛍光ランプを小形化したものが提 されている(例えば、特許文献1参照)。

 また、発光管が発光したときも、発光管 温度上昇を抑制でき、しかも、ランプの意 性をさほど低下させることのない電球形蛍 ランプを提供するために、電球形蛍光ラン は、2重螺旋形状の発光管と、この発光管を 支持するホルダーと、このホルダーを取着す ると共に口金を備えるケースと、発光管を覆 うグローブとを備える。グローブは、A形タ プ(電子式A形状)であり、この内面に発光管 ら発せられた光を拡散させるための拡散膜 形成されている。また、発光管は、ランプ 点灯したときに発光管の最冷点箇所となる 出部を備えている。この突出部は、発光管 形状である2重螺旋形状の旋回軸上にあると に、熱伝導媒体を介してグローブに熱的に 合されている低圧水銀ランプが提案されて る(例えば、特許文献2参照)。

 図8、図9は従来の電球形蛍光ランプ1を示 図で、図8は電球形蛍光ランプ1の断面を示 正面図、図9は螺旋状発光管2の正面図である 。図8に示すように、電球形蛍光ランプ1は、 気接続部を有する口金5が一端に接合される 、樹脂製のハウジング4と、内部に図9に示す 旋状発光管2を収納し、ハウジング4の他端 接合される、ガラス製の外管グローブ6とを える。

 螺旋状発光管2の端部は、プレート8に挿 されて、例えばシリコン等の接着剤により レート8に固着されている。プレート8の螺旋 状発光管2と反対側には、基板9に実装された 々の電子部品からなる安定器3(点灯回路)が り付けられている。

 螺旋状発光管2及安定器3が取付けられた レート8はハウジング4に固定される。さらに 、外管グローブ6がハウジング4とプレート8と の間の隙間に接着により固定される。

 螺旋状発光管2の先端(反プレート8側)に、螺 旋状発光管2の最冷点箇所となる突出部2aが形 成されている。この突出部2aは、熱伝導性樹 であるシリコン樹脂10を介して外管グロー 6に熱的に結合している。突出部2aの形状は 先端が半球状であり、さらに根元部にかけ は円筒形状になっている。

特開2003-263972号公報

特開2004-311032号公報

 従来の螺旋状発光管2を用いた電球形蛍光ラ ンプ1は、以上のように構成されているので 次のような課題があった。
(1)外管グローブ6はガラス製であるが、ガラ が粗悪な場合、亀裂が入り割れることがあ 。この場合、従来の電球形蛍光ランプ1は、 旋状発光管2の突出部2aがシリコン樹脂10を して外管グローブ6に結合しているので、外 グローブ6は一応螺旋状発光管2に保持され 。しかし、突出部2aの形状が、先端が半球状 であり、さらに根元部にかけては円筒形状で あるので、シリコン樹脂10の下向きの荷重(プ レートに沿って開口部円周状に割れた外管グ ローブ6の重量)が加わった場合、シリコン樹 10が引っ掛かる部分が突出部2aにはない。従 って、外管グローブ6が割れた場合、落下の 険性がある。
(2)螺旋状発光管2の突出部2aがシリコン樹脂10 介して外管グローブ6に熱的に結合している ので、螺旋状発光管2から発生した熱は、シ コン樹脂10から外管グローブ6へ伝え放熱さ る。それにより、螺旋状発光管2の最冷点箇 となる突出部2aの温度が下がり、螺旋状発 管2内の水銀蒸気圧が最適値に近づくように るが、突出部2aの表面積が十分な大きさで なかった。

 また、従来のアマルガムを用いた電球形 光ランプは、光束立上りが遅いため、純水 を発光管に封入する非アマルガムタイプの 球形蛍光ランプが採用される傾向にある。 水銀を発光管に封入する非アマルガムタイ の電球形蛍光ランプでは、発光管の最冷点 所となる突出部の温度が重要である。特に 外管グローブ付のものでは、突出部の温度 高くなるので、この突出部の温度を下げる とが、点灯時の光束を確保するために重要 ある。

 この発明は、上記のような課題を解決す ためになされたもので、ガラス製の外管グ ーブが割れても落下する恐れが少なく、且 螺旋状発光管の最冷点箇所となる突出部と リコン樹脂との間の熱抵抗を小さくできる 球形蛍光ランプを提供することを目的とす 。

 また、この発明は、上記のような課題を 決するためになされたもので、発光管の最 点箇所となる突出部の温度を適正に制御で る電球形蛍光ランプを提供することを目的 する。

 この発明に係る電球形蛍光ランプは、螺 状発光管を用いた電球形蛍光ランプにおい 、螺旋状発光管の電極側端部が固定される レートと、一端に口金が接合され、他端の 口部側にプレートが固定されるハウジング 、ハウジングの開口部側で、ハウジングと レートとの隙間に挿入固定され、螺旋状発 管を収納する外管グローブと、螺旋状発光 の反電極側の端部に設けられ、最冷点箇所 なる突出部と、突出部と外管グローブとの を熱的に連結する熱伝導性媒体と、突出部 設けられ、外管グローブがプレートに沿っ 開口部円周状に割れた場合に、プレートに って開口部円周状に割れた外管グローブを 伝導性媒体を介して保持する保持部とを備 たことを特徴とする。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、保持部は、熱伝導性媒体に埋設されるこ を特徴とする。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、螺旋状発光管の突出部に設けられる保持 を、突出部の他の部分より径の大きい拡径 で構成することを特徴とする。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、拡径部を、断面が逆T字形状としたことを 特徴とする。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、拡径部を、断面がL字形状としたことを特 徴とする。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、拡径部を、断面が錨形状としたことを特 とする。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、螺旋状発光管の突出部を、その中間がく れるような形状にして保持部を形成するこ を特徴とする。

 さらに、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、純水銀を封入する螺旋状発光管を用いた 球形蛍光ランプにおいて、螺旋状発光管の 極側端部が固定されるプレートと、一端に 金が接合され、他端の開口部側にプレート 固定されるハウジングと、ハウジングの開 部側で、ハウジングとプレートとの隙間に 入固定され、螺旋状発光管を収納する外管 ローブと、螺旋状発光管の反電極側の端部 設けられ、最冷点箇所になる突出部と、突 部と外管グローブとの間を熱的に連結する 伝導性媒体とを備え、螺旋状発光管の管径 d 0 、突出部の管径をd 1 としたとき、
 d 1 /d 0 ≧0.75        (1)
とすることを特徴とする。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、熱伝導性媒体にシリコン樹脂を用いたこ を特徴とする。

 この発明に係る電球形蛍光ランプは、螺 状発光管の突出部に、外管グローブが割れ 場合に、割れた外管グローブが熱伝導性媒 を介して保持する保持部を設けたので、ガ ス製の外管グローブが割れても落下する恐 が少ない。

 また、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、螺旋状発光管の突出部に設けられる保持 を、拡径部で構成することにより、上記の 果に加えて、螺旋状発光管の最冷点箇所と る突出部とシリコン樹脂との間の熱抵抗を さくできるので、最冷点箇所となる突出部 温度を下げることができる。

 さらに、この発明に係る電球形蛍光ランプ 、d 1 /d 0 ≧0.75とすることにより、従来の電球形蛍光 ンプより最冷点温度を下げることができ、 光束を改善できる。

実施の形態1を示す図で、電球形蛍光ラ ンプ1の正面図。 実施の形態1を示す図で、図1のA-A断面 。 実施の形態1を示す図で、電球形蛍光ラ ンプ1の断面を示す正面図。 実施の形態2を示す図で、電球形蛍光ラ ンプ101の正面図。 実施の形態2を示す図で、図4のA-A断面 。 実施の形態2を示す図で、螺旋状発光管 102の正面図と平面図。 実施の形態2を示す図で、突出部102aの管径d 1 /螺旋状発光管管径d 0 と突出部102a(最冷点)の温度との関係を示す図 。 従来の電球形蛍光ランプ1の断面を示す 正面図。 従来の電球形蛍光ランプ1の螺旋状発光 管2の正面図。

符号の説明

 1,101 電球形蛍光ランプ、2,102 螺旋状発 管、2a,102a 突出部、2b 拡径部、3,103 安定器 、4,104 ハウジング、5,105 口金、6,106 外管グ ローブ、8,108 プレート、9,109 基板、10,110  リコン樹脂

 実施の形態1.
 図1乃至図3は実施の形態1を示す図で、図1は 電球形蛍光ランプ1の正面図、図2は図1のA-A断 面図、図3は螺旋状発光管2の正面図である。

 図1により、先ず電球形蛍光ランプ1の外 を説明する。電球形蛍光ランプ1は、一般電 形のA形の例である。電球形蛍光ランプ1は 図示しないソケットとの電気接続部を有す 口金5(E26)が一端に接合される、樹脂製のハ ジング4と、内部に螺旋状発光管2を収納し、 ハウジング4の他端に接合される、ガラス製 外管グローブ6とを備える。外管グローブ6の 内面に、螺旋状発光管2から発せられた光を 散させるための拡散膜(図示せず)が形成され 、外管グローブ6の内部が見えないようにな ている。

 図2により、電球形蛍光ランプ1の内部の 成を説明する。電球形蛍光ランプ1は、螺旋 発光管2(図3に示すような2重螺旋状)がその 極側端部がプレート8に挿入されて、例えば リコン等の接着剤によりプレート8に固着さ れる。電極側端部については、本実施の形態 では本題ではないので説明は省く。螺旋状発 光管2には、水銀が所定量単体形態で封入さ る。また緩衝ガスとしてアルゴン・ネオン スの混合ガスが排気管(図示せず)から封入さ れる。

 プレート8の螺旋状発光管2と反対側の面( 金側)に基板9が取り付けられる。この基板9 は種々の電子部品が実装されている。これ の種々の電子部品により、螺旋状発光管2を 点灯させる安定器3(点灯回路)を構成する。

 螺旋状発光管2と基板9とが取付られたプ ート8は、ハウジング4の内部に嵌合、接着等 により取付られる。ハウジング4の開口部側( 金5と反対側)において、ハウジング4とプレ ト8との間に隙間ができる。この隙間に、外 管グローブ6の開口部側端部を挿入して、例 ば、シリコン樹脂等の接着剤で外管グロー 6をハウジング4とプレート8とに固着する。

 本実施の形態は、螺旋状発光管2の突出部 2aの形状に特徴がある。突出部2aの先端は、 の部位よりも径が大きくなるようにしてい 。この部分を拡径部2b(保持部の一例)とする

 螺旋状発光管2の突出部2aは、熱伝導性を するシリコン樹脂10(熱伝導性媒体の一例)を 介して外管グローブ6に熱的に結合している そして、拡径部2bがシリコン樹脂10の中に埋 るように、シリコン樹脂10を充填する。拡 部2bは、突出部2aの何処にあってもよい。先 にある方が、シリコン樹脂10の量が少なく すむ。

 このように、螺旋状発光管2の突出部2aに 先端の径を他の部位より大きくした拡径部2 bを設け、拡径部2bがシリコン樹脂10の中に埋 るように構成することにより、万が一ガラ 製の外管グローブ6が割れても、シリコン樹 脂10が拡径部2bに引っ掛かり、外管グローブ6 落下する恐れが少なくなる。

 外管グローブ6は、開口部側をカットし、 このカットした開口部付近を加熱焼鈍して歪 みを除去する処理を行う。しかし、開口部に 沿って円周歪みが残り易く、加熱焼鈍が不十 分な場合、ランプの発熱・消灯時の冷却とい う熱ストレスにより、開口部に沿って円周状 にクラックが発生する場合がまれに発生する 。

 また、螺旋状発光管2の突出部2aに、拡径 2bを設けることにより、突出部2aの表面積が 大きくなる。それにより、突出部2aとシリコ 樹脂10との間の熱抵抗が小さくなり、最冷 箇所である突出部2aの温度を下げる効果があ る。

 螺旋状発光管2の突出部2aの拡径部2bの形 は、図2、図3に示した、断面が逆T字形状の の以外に、種々ある。外管グローブ6が割れ 場合でも、螺旋状発光管2の突出部2aの拡径 2bにシリコン樹脂10が引っ掛かり、外管グロ ーブ6が落下するのを防止できる形状であれ 、どのような形状でもよい。例えば、断面 J字形状、L字形状、錨形状等である。突出部 2aの表面積は大きくなる方が望ましいが、大 くならなくてもよい。シリコン樹脂10が引 掛かる形状であることが優先する。

 従って、螺旋状発光管2の突出部2aに、シ コン樹脂10が引っ掛かる係合部があればよ 。例えば、突出部2aの表面積は減るが、突出 部2aの中間部がくびれているような形状でも い。この場合、突出部2aの中間部にまで埋 られたシリコン樹脂10が、突出部2aの中間部 引っ掛かることにより、外管グローブ6が落 下するのを防止することが可能となる。

 次いで、本発明の実施の形態2について説 明する。

 実施の形態2.
 図4乃至図7は実施の形態2を示す図で、図4は 電球形蛍光ランプ101の正面図、図5は図4のA-A 面図、図6は螺旋状発光管102の正面図と平面 図、図7は突出部102aの管径d 1 /螺旋状発光管管径d 0 と突出部102a(最冷点)の温度との関係を示す図 である。

 図4により、先ず電球形蛍光ランプ101の外 観を説明する。電球形蛍光ランプ101は、電子 式A形状の例である。電球形蛍光ランプ101は 図示しないソケットとの電気接続部を有す 口金105(E26)が一端に接合される、樹脂製のハ ウジング104と、内部に螺旋状発光管102を収納 し、ハウジング104の他端に接合される、ガラ ス製の外管グローブ106とを備える。外管グロ ーブ106の内面に、螺旋状発光管102から発せら れた光を拡散させるための拡散膜(図示せず) 形成され、外管グローブ106の内部が見えな ようになっている。

 図5により、電球形蛍光ランプ101の内部の 構成を説明する。電球形蛍光ランプ101は、螺 旋状発光管102(図6に示すような2重螺旋状)が の電極側端部がプレート108に挿入されて、 えばシリコン等の接着剤によりプレート108 固着される。電極側端部については、本実 の形態では本題ではないので説明は省く。 旋状発光管102には、水銀が所定量単体形態 封入される。また緩衝ガスとしてアルゴン はその他希ガスの混合ガスが排気管(図示せ )から封入される。

 プレート108の螺旋状発光管102と反対側の (口金側)に基板109が取り付けられる。この 板109には種々の電子部品が実装されている これらの種々の電子部品により、螺旋状発 管102を点灯させる安定器103(点灯回路)を構成 する。

 螺旋状発光管102と基板109とが取付られた レート108は、ハウジング104の内部に嵌合、 着等により取付られる。ハウジング104の開 部側(口金105と反対側)において、ハウジン 104とプレート108との間に隙間ができる。こ 隙間に、外管グローブ106の開口部側端部を 入して、例えば、シリコン樹脂等の接着剤 外管グローブ106をハウジング104とプレート10 8とに固着する。

 本実施の形態は、螺旋状発光管102の突出 102aの形状に特徴がある。螺旋状発光管102の 突出部102aは、熱伝導性を有するシリコン樹 110(熱伝導性媒体の一例)を介して外管グロー ブ106に熱的に結合している。突出部102aは、 管グローブ106内に納まり、且つ螺旋状発光 102を長くするという設計要望より、必然的 3~6mmの長さとなる(管軸方向の長さ)。

 図6により、本実施の形態の一例を説明する 。螺旋状発光管102の全長(高さ)Hは、約65mmで る。螺旋状発光管102の管径d 0 は、約8mmである。突出部102aは、先端が半球 の円筒形状である。そして、突出部102aの管 d 1 は、ここでは約6mmである。また、突出部102a 高さ(軸方向の長さ)は、約5mmである。

 突出部102aの長さを上述した3~6mmの中で妥当 5mm一定とし、管径d 1 の螺旋状発光管102の管径d 0 に対する比を変化させて、点灯時の突出部102 a(最冷点)の温度を測定した。その結果を、図 7に示す。85kHzの高周波点灯、ランプ電流は150 mAとした。周囲温度は25℃一定とし、ランプ 安定点灯状態になった後で測定した。

 図7に示すように、突出部102aの管径d 1 は、突出部102a(最冷点)の温度に密接に関係し ていることがわかる。従来の2重螺旋形状の 光管を用いた電球形蛍光ランプは、d 1 /d 0 が約0.66であり、最冷点の温度は約53.8℃であ 。これに対し、d 1 /d 0 が0.75以上になると最冷点の温度が下がりは める。d 1 /d 0 が0.8では、最冷点の温度の温度を52.0℃にま 低下する。

 別途調査した本発明のランプの最冷点の最 温度は、45℃であり、従ってd 1 /d 0 が0.75未満の場合に比べ、より最適値に近づ ことになる。

 以上のように、本実施の形態では、螺旋状 光管102の管径d 0 に対する突出部102aの管径d 1 を、0.75以上とすることにより、最冷点の温 の温度を低下することができ、電球形蛍光 ンプ101の通常使用時(周囲温度25℃)の全光束 改善できる。