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Title:
CHAIR MASSAGE MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136322
Kind Code:
A1
Abstract:
A footrest part (3) comprises a coiled spring for biasing the footrest part (3) to the seat side, a positioning mechanism for positioning the footrest part (3) in such a state that it is not returned from an adjusted position to the seat side, and a release mechanism for releasing the state of the footrest part positioned by the positioning mechanism. The release mechanism is operated by the sole of the foot of a user put on the footrest part (3).

Inventors:
KIM MYONGSIK (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/057831
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
April 23, 2008
Export Citation:
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Assignee:
FAMILY CO LTD (JP)
KIM MYONGSIK (JP)
International Classes:
A61H7/00; A47C7/50; A61H39/04; A61H15/00
Foreign References:
JP2004135928A2004-05-13
JP2001309833A2001-11-06
Attorney, Agent or Firm:
SunCrest Patent and Trademark Attorneys (Chuo-ku Kobe-sh, Hyogo 96, JP)
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Claims:
 使用者が着座する座部と、この座部に着座する使用者の脚の長さ方向に移動して位置調整可能となるように当該座部の前側に設けられた脚載せ部と、を備え、
 前記脚載せ部は、当該脚載せ部を前記座部側へ付勢する付勢部材と、調整した位置から当該脚載せ部が前記座部側へ復帰しない位置決め状態とする位置決め機構と、当該脚載せ部に載せた使用者の脚によって操作され前記位置決め機構による前記位置決め状態を解除する解除操作機構と、を有していることを特徴とする椅子型マッサージ機。
 前記解除操作機構は、前記脚載せ部に脚を載せた使用者の足裏が押し当てられることで位置変化する可動部材と、この可動部材の位置変化に連動して前記位置決め機構を操作する連動部材と、を有している請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
 前記脚載せ部は、前記座部に着座する使用者の足裏が押し当てられることによって当該脚載せ部を前記座部から離反させる足裏当て部を更に有している請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
 前記位置決め状態において、前記位置決め機構は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記脚載せ部が前記座部から離反する方向へ移動することを許容する請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
 前記脚載せ部は、第1フレームと、この第1フレームに対して脚の長さ方向に相対的に移動可能な第2フレームとを含む少なくとも二つのフレームと、前記第1フレームに脚の長さ方向に伸びて設けられた第1ラックと、前記第2フレームに設けられ前記第1ラックを転動することによって前記第1フレームと前記第2フレームとを相対的に移動させるピニオンと、を有し、
 前記位置決め機構は、前記ピニオンの転動を規制する規制部材からなる請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
 前記脚載せ部は、前記第2フレームに対して脚の長さ方向に相対的に移動可能な第3フレームと、この第3フレームに脚の長さ方向に伸びて設けられ、前記ピニオンを転動させることによって前記第2フレームと前記第3フレームとを相対的に移動させる第2ラックと、を更に有している請求項5に記載の椅子型マッサージ機。
 前記脚載せ部は、前記座部に着座する使用者の足裏を当接させる足裏当て部を備えていると共に脚の長さ方向に移動可能なフレームを有し、
 前記解除操作機構は、前記足裏当て部のつま先側に存在し使用者の足裏が押し当てられる押圧部を有していると共に前記フレームに位置変化可能として設けられた可動部材と、この可動部材の位置変化に連動して前記位置決め機構を操作する連動部材と、を有している請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
 前記脚載せ部は、前記フレームに脚の長さ方向に伸びて設けられたラックと、前記フレームの移動と共に前記ラックを転動するピニオンと、を有し、
 前記位置決め機構は、前記ピニオンの転動を規制する規制部材からなる請求項7に記載の椅子型マッサージ機。
Description:
椅子型マッサージ機

 本発明は、椅子型マッサージ機に関する

 椅子型に構成されたマッサージ機として、 用者が脚を載せてリラックスできるように 座部の前側に脚載せ部が設けられたものが る。座部に着座する使用者の身長差に対応 せるため、脚載せ部は、前後方向に移動可 に設けられていると共に、所定の位置で位 決めされる。
 このような脚載せ部には、位置決めした状 で脚載せ部が移動しないようにする位置決 機構が設けられている。この位置決め機構 位置決め状態とすることによって脚載せ部 移動不能としている。そして、脚載せ部を 置決め状態から再び移動させるためには、 置決め状態を解除する操作が行なわれる。
 この操作を簡単化するために、特開2004-13592 8号公報(図11)に開示があるように、脚載せ部 座部側へ付勢するコイルばねと、解除駆動 構とが設けられている。解除駆動機構が位 決め状態を解除することで脚載せ部がコイ ばねによって座部側へ復帰することができ 。

 前記椅子型マッサージ機において、脚載せ を移動可能とするために相対的に移動する つの部材の間に、それぞれ可動係合部と被 合部とが取り付けられている。可動係合部 被係合部とが係合した状態で脚載せ部は移 できない位置決め状態となる。そして、解 駆動機構が、可動係合部を被係合部から離 させることによって、脚載せ部は移動可能 状態となる。前記解除駆動機構は、エアの 排によって膨縮するエアセルを有した構成 あり、エアセルが膨張することによって可 係合部を被係合部から離反させている。
 本発明は、脚載せ部を位置調整するための 作を簡単化することができる新たな機構を えた椅子型マッサージ機を提供することを 的とする。

 前記目的を達成するための本発明の椅子 マッサージ機は、使用者が着座する座部と この座部に着座する使用者の脚の長さ方向 移動して位置調整可能となるように当該座 の前側に設けられた脚載せ部とを備え、前 脚載せ部は、当該脚載せ部を前記座部側へ 勢する付勢部材と、調整した位置から当該 載せ部が前記座部側へ復帰しない位置決め 態とする位置決め機構と、当該脚載せ部に せた使用者の脚によって操作され前記位置 め機構による前記位置決め状態を解除する 除操作機構とを有しているものである。

 この構成によれば、位置決め機構は、脚 せ部を調整した位置から座部側へ復帰させ い位置決め状態とすることができるので、 載せ部を調整した位置に維持することがで る。そして、使用者が脚によって解除操作 構を操作すると、解除操作機構は前記位置 め状態を解除し、脚載せ部は付勢部材によ て座部側へ付勢され移動することができる このように、使用者は脚載せ部に脚を載せ 状態で、当該脚によって解除操作機構を操 できるので、脚載せ部の位置調整のための 作が簡単となる。

 また、前記椅子型マッサージ機において、 記解除操作機構は、前記脚載せ部に脚を載 た使用者の足裏の一部が押し当てられるこ で位置変化する可動部材と、この可動部材 位置変化に連動して前記位置決め機構を操 する連動部材とを有しているのが好ましい
 この構成によれば、使用者は脚載せ部に脚 載せた状態で、足裏の一部を可動部材に押 当て、この可動部材を位置変化させること よって位置決め機構を操作し、位置決め状 を解除することができるので、脚載せ部の 置調整のための操作が簡単となる。

 また、前記椅子型マッサージ機において、 記脚載せ部は、前記座部に着座する使用者 足裏が押し当てられることによって当該脚 せ部を前記座部から離反させる足裏当て部 更に有しているのが好ましい。
 これによれば、使用者が足裏を足裏当て部 押し当てることによって、脚載せ部を座部 ら離反させることができるので、脚載せ部 座部から離反させる動作が容易となる。

 また、前記椅子型マッサージ機において、 記位置決め状態において、前記位置決め機 は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記脚 せ部が前記座部から離反する方向へ移動す ことを許容する構成とするのが好ましい。
 この構成によれば、位置決め状態にあって 、脚載せ部は座部から離れる方向へ移動す ことができる。このため、位置決め機構に る位置決め状態を解除しなくても、脚載せ を座部から離反させる方向の位置調整が可 となる。このため脚載せ部の位置調整は容 となる。

 また、前記椅子型マッサージ機において、 記脚載せ部は、第1フレームと、この第1フ ームに対して脚の長さ方向に相対的に移動 能な第2フレームとを含む少なくとも二つの レームと、前記第1フレームに脚の長さ方向 に伸びて設けられた第1ラックと、前記第2フ ームに設けられ前記第1ラックを転動するこ とによって前記第1フレームと前記第2フレー とを相対的に移動させるピニオンとを有し 前記位置決め機構は、前記ピニオンの転動 規制する規制部材からなるのが好ましい。
 この構成によれば、第2フレームに設けられ たピニオンが、第1フレームに設けられた第1 ックを転動することによって、第1フレーム と第2フレームとは相対的に移動することが き、これにより脚載せ部の位置調整が可能 なる。そして、規制部材がピニオンの転動 規制することによって、第1フレームと第2フ レームとは相対的に移動することができなく なり、脚載せ部が位置調整された位置決め状 態となる。

 また、この椅子型マッサージ機において、 記脚載せ部は、前記第2フレームに対して脚 の長さ方向に相対的に移動可能な第3フレー と、この第3フレームに脚の長さ方向に伸び 設けられ、前記ピニオンを転動させること よって前記第2フレームと前記第3フレーム を相対的に移動させる第2ラックとを更に有 ているのが好ましい。
 この構成によれば、第3フレームに設けられ た第2ラックを、第2フレームに設けた前記ピ オンが転動することによって、第2フレーム と第3フレームとは相対的に移動することが き、これにより、脚載せ部の位置調整が可 となる。そして、前記規制部材がピニオン 転動を規制することによって、前記のとお 第1フレームと第2フレームとは相対的に移動 することができなくなるとともに、第2フレ ムと第3フレームとは相対的に移動すること できなくなる。これにより、脚載せ部が位 調整された位置決め状態となることができ 。

 また、前記椅子型マッサージ機において、 記脚載せ部は、前記座部に着座する使用者 足裏を当接させる足裏当て部を備えている 共に脚の長さ方向に移動可能なフレームを し、前記解除操作機構は、前記足裏当て部 つま先側に存在し使用者の足裏が押し当て れる押圧部を有していると共に前記フレー に位置変化可能として設けられた可動部材 、この可動部材の位置変化に連動して前記 置決め機構を操作する連動部材とを有して る構成とすることができる。
 そして、この場合において、前記脚載せ部 、前記フレームに脚の長さ方向に伸びて設 られたラックと、前記フレームの移動と共 前記ラックを転動するピニオンとを有し、 記位置決め機構は、前記ピニオンの転動を 制する規制部材からなる構成とすることが きる。

本発明の椅子型マッサージ機の実施の 形態を示す斜視図である。 脚載せ部の斜視図であり、脚載せ部が んだ状態である。 脚載せ部の斜視図であり、脚載せ部が びた状態である。 脚載せ部を背面側から見た斜視図であ 。 脚載せ部の一部を断面として示した側 図であり、脚載せ部が縮んだ状態である。 脚載せ部の一部を断面として示した側 図であり、脚載せ部が伸びた状態である。 位置決め機構の説明図であり、脚載せ が座部側へ復帰しない位置決め状態を示し いる。 位置決め機構の説明図であり、脚載せ が座部側へ復帰することができる可動状態 示している。

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づい 説明する。
 図1は本発明の椅子型マッサージ機の実施の 一形態を示す斜視図である。図1において、 用者の身体を支持可能な支持体として、使 者(被施療者)が着座する座部1と、座部1の後 に設けられた背凭れ部2と、座部1の前側に けられた脚載せ部(フットレスト)3と、座部1 左右に設けられた肘掛け部4a,4bとを備えて る。
 本発明において、座部1に座った使用者が見 て前方を前(前部、前方)とし、後方を後(後部 、後方)とする。また、脚載せ部3においては 当該脚載せ部3が座部1の前端部から下へ降 た状態(図1の状態)で、使用者が見て前方を とし、後方を後とし、上方を上として、以 説明する。

 座部1は弾性のあるクッション材を有し、 このクッション材の上面が使用者の臀部や太 股部を載置させる座面1aとなる。背凭れ部2は 、座部1に着座した使用者の腰部から背中及 頭部を支持することができる。脚載せ部3は 座部1に着座した使用者の脚(以下、単に「 」という)のうちの膝から下の部分、すなわ 、ふくらはぎから足首を経て足裏が配置さ る部分である。

 背凭れ部3及び座部1の内部にはマッサー 機構として、空気の給排により膨縮するエ セル、モータ等によって動作する施療子、 イブレータ等が適宜配置されている。具体 には、背凭れ部2に、モータによって動作す 施療子35を備えたマッサージユニット30が設 けられている。このマッサージユニット30は 凭れ部3内を上下方向に昇降移動することが できる。座部1において、空気の給排により 縮し使用者を上向きに押すエアセル36と、バ イブレータ(図示せず)とが設けられている。

 脚載せ部3には、マッサージ機構として、 ふくらはぎ、足首、かかと、足先等をマッサ ージするためのエアセルが複数配置されてい る。これらエアセルは後に説明する。脚載せ 部3には布製等によるカバー用部材が設けら ているが、図1ではこの部材を省略している 座部1の下には、マッサージ機構としてのエ アセルに空気を供給するエア供給機構、35、 療子35及びマッサージユニット30の動作を制 御する制御装置が収容されている(図示省略)

 背凭れ部2は、その下部を回動中心として 前後回動可能とされており、後方へ傾くこと ができる。この椅子型マッサージ機は、背凭 れ部2の傾斜角度を可変とするリクライニン 機構(図示せず)を有している。脚載せ部3は その上部を回動中心として上下に回動可能 されている。この椅子型マッサージ機は、 部1(あるいは床面)に対する脚載せ部3の角度 可変とする傾動機構(図示せず)を有してい 。脚載せ部3は、背凭れ部2の傾動と連動して 、又は独立して動作することによって、上下 回動することができる。傾動機構が脚載せ部 3を上に回動させた状態で、脚載せ部3が座部1 から前方へ突出した姿勢となり、下に回動さ せた状態で、脚載せ部3は座部1の前部から垂 下がった姿勢となる。なお、脚載せ部3は上 下の途中位置で停止した状態となることもで きる。

 また、脚載せ部3は脚の長さ方向に伸縮す ることができる。この伸縮動作は、脚載せ部 3を上に回動させた状態又は上下の途中位置 停止させた状態において行うことができる 図2と図3とは脚載せ部3の斜視図である。図2 脚載せ部3が縮んだ状態の図であり、図3は 載せ部3が伸びた状態の図である。なお、図2 と図3とにおいて伸縮方向を上下方向として している。図4は脚載せ部3を背面側から見た 斜視図である。図5と図6とは脚載せ部3の一部 を断面として示した側面図である。図5は脚 せ部3が縮んだ状態の図であり、図6は脚載せ 部3が伸びた状態の図である。

 図2と図3とにおいて、脚載せ部3は、座部1 に着座する使用者の脚を支えるための三つの フレームを有している。具体的には、脚載せ 部3は、第1フレーム5と、第2フレーム6と、第3 フレーム7とを有している。第1フレーム5は脚 の足先部を支持する部分であり、第3フレー 7は座部1に取り付けられている部分であり、 第2フレーム6は第1のフレーム5と第3のフレー 7との間に介在している部分である。そして 、第1フレーム5と第2フレーム6とは脚の長さ 向に相対的に移動可能であり、第2フレーム6 と第3フレーム7とは脚の長さ方向に相対的に 動可能である。

 第1フレーム5は、脚の足首の下部の背面 至かかとの背面が対向する第1本体部5a(図4参 照)と、この第1本体部5aの左右両側に立設し 一対の第1側部5bと、第1本体部5aの左右方向 央位置において立設している(隆起している) 中央壁部5cと、足裏が対向する足裏当て部16( 部)とを有している。足裏当て部16は足裏が 接する対向面16aを有しており、左右の第1側 部5b間にわたって設けられている。そして、 の足裏当て部16の対向面16aの上に突出部33が 左右に設けられている。この突出部33は、略 球形状であり、使用者がこれを踏むことに って足裏に対して施療効果を与えるもので る。

 そして、第1側部5bの後部(かかと側部分) び中央壁部5cの両対向面には、使用者の足首 の下部乃至かかとを左右両側から挟んで押圧 する一対の後エアセル26が設けられている。 らに、第1側部5bのそれぞれの前部(つま先乃 至足の甲側の部分)には、使用者の足の甲を から押圧する前エアセル27が設けられている 。

 第2フレーム6は、ふくらはぎの背面乃至 首の上部の背面が対向する第2本体部6aと、 の第2本体部6aの左右両側に立設した一対の 2側部6bと、第2本体部6aの左右方向中央位置 おいて立設している(隆起している)中央壁部 6cとを有している。第2側部6bの左右方向内側 には、ふくらはぎを外側から押圧する外側 アセル28が設けられている。また中央壁部6c には、ふくらはぎを左右方向内側からそれぞ れ押圧する一対の中央エアセル29が設けられ いる。外側エアセル28及び中央エアセル29は 空気の給排によって膨縮し、これらエアセル 28,29によりふくらはぎを左右両側から挟んで ッサージすることができる。

 第3フレーム7は、収縮状態(図2)で第1本体部5 a及び第2本体部6aの背面と対向する第3本体部7 aと、この第3本体部7aの左右両側に立設した 対の第3側部7bとを有している。収縮状態に いて、この第3側部7bは、第1側部5b及び第2側 6bの外側面と対向することができる。
 図2と図3に示しているように、脚載せ部3に 、使用者の左右脚を背面側から、左右両側 ら、及び足裏側から囲む、脚入れ凹部8が形 成される。

 図3と図5と図6とに示しているように、第3フ レーム7の左右の隅部のそれぞれには、脚の さ方向に伸びたローラ面23が形成されている 。また、左右の第3側部7bのそれぞれの内側面 には、脚の長さ方向に伸びたガイド部(ガイ 溝)25が形成されている。
 そして、第2フレーム6において、第2側部6b それぞれの外側面には、ローラ面23を転動す るローラ24が取り付けられている。また、ロ ラ24を支持しているローラ軸24aは前記ガイ 溝25に沿って移動する。

 さらに、図4と図5と図6に示しているように 第3フレーム7の左右の隅部のそれぞれには 脚の長さ方向に伸びたラック部(第2ラック)22 が形成されている。
 そして、第2フレーム6において、第2側部6b それぞれの外側面には、この第2ラック22に み合うピニオン20が回転可能に取り付けられ ている。
 これにより、ピニオン20が第2ラック22を転 することにより、ローラ軸24aがガイド溝25に 誘導されながらローラ24はローラ面23を転動 、第2フレーム6が第3フレーム7に対して脚の さ方向について移動することができる。

 また、第1フレーム5において、第1側部5bの 右それぞれの外側面には、脚の長さ方向に びたラック部(第1ラック)21が設けられている 。この第1ラック21は前記ピニオン20と噛み合 ことができる。
 そして、図4と図5と図6とに示しているよう 、第3フレーム7において、左右の第3側部7b それぞれの内側面には、脚の長さ方向に伸 たガイド部(ガイド溝)17が形成されている。 らに、第1フレーム5のラック部21の左右方向 の外側には、このガイド溝17に誘導される被 イド部18が形成されている。この被ガイド 18は脚の長さ方向に伸びている突起条である 。
 これにより、ピニオン20が第1ラック21を転 することにより、被ガイド部18がガイド溝17 誘導されながら、第1フレーム5は第2フレー 6に対して脚の長さ方向について移動するこ とができる。

 以上の第1フレーム5、第2フレーム6及び第3 レーム7によれば、第2フレーム6に設けられ ピニオン20が、第1フレーム5に設けられた第1 ラック21を転動すると、これと同時に、この ニオン20は、第3フレーム7に設けられた第2 ック22を転動する。これにより、第1フレー 5は第2フレーム6に対して移動することがで 、第2フレーム6は第3フレーム7に対して移動 ることができる。このため、脚載せ部3の脚 の長さ方向の長さが変更され、座部1に対す 第1フレーム5の足裏当て部16の位置調整が可 となる。
 図示している実施形態では、座部1側に回動 可能に取り付けられた第3フレーム7に対して 第2フレーム6及び第1フレーム5は脚の長さ方 向(座部1から前方へ接離する方向)に移動する ことができる。これにより、使用者の脚の長 さや着座姿勢に合わせて、第2フレーム6及び 1フレーム5の脚の長さ方向の位置を調整す ことができる。このため、使用者は、第1フ ーム5の足裏当て部16の対向面16aに足裏を当 ることができる。

 図4に示しているように、この脚載せ部3は 当該脚載せ部3を座部1側へ付勢する付勢部材 として引っ張りコイルばね11を有している。 イルばね11は、第2フレーム6の本体部6aと第3 フレーム7の本体部7aとの間に介在しており、 第2フレーム6を第3フレーム7に接近させる方 に弾性力を付与している。
 この弾性力により、第2フレーム6に取り付 たピニオン20を第3フレーム7に設けた第2ラッ ク22に沿って転動させ、第2フレーム6を第3フ ーム7に接近させることができる。さらに、 前記弾性力によりピニオン20を転動させるこ によって、このピニオン20に噛合している 1ラック21がその長手方向に送られ、第1フレ ム5を第2フレーム6に接近させることができ 。

 そして、前記弾性力により、第1フレーム 5及び第2フレーム6を第3フレーム7の内側に収 させた状態(図2と図5の状態)とすることがで き、この状態は脚載せ部3が最も短縮した状 である。そして、この状態から前記弾性力 抗して、第1フレーム5を第3フレーム7及び第2 フレーム6から離反させる動作を行うことに って、脚載せ部3は伸びた状態(図3と図6の状 )となることができ、脚載せ部3の位置を調 することができる。

 さらに、図5と図6とにおいて、脚載せ部3は 調整した位置から当該脚載せ部3が座部1側 復帰しない位置決め状態とする位置決め機 12を有している。この位置決め機構12は、ピ オン20の転動を規制する規制部材19からなる 。
 図7と図8とは位置決め機構12の説明図である 。図7は脚載せ部3が座部1側へ復帰しない位置 決め状態の図であり、図8は脚載せ部3が座部1 側へ復帰することができる可動状態の図であ る。

 規制部材19は、第2フレーム6の側部6bに、回 中心C1回りに回動可能に取り付けられてい 。規制部材19は、その一端部に、ピニオン20 係合する(噛み合う)ことができる爪部19aを している。また、側部6bには、突出状のスト ッパピン32が設けられており、規制部材18の 部と当接し、規制部材18の回動を規制するこ とができる。
 図7に示しているように、規制部材18がピニ ン20と係合している状態では、ピニオン20が 一方向(矢印r1方向)に回転しようとしても、 部19aがピニオン20に係合した状態で、規制部 材18がストッパピン32に当接する。これによ 規制部材18の回動は固定され、ピニオン20が 部19aによって回転できなくなる。一方、図8 に示しているように、規制部材18がピニオン2 0から離れている状態では、ピニオン20は一方 向(矢印r1方向)又は他方向(矢印r2方向)に回転 ることができる。

 また、規制部材19の他端部と第2フレーム6の 側部6bとの間に、コイルばね31からなる弾性 材が取り付けられている。コイルばね31は、 規制部材19がピニオン20に係合する方向へ回 するように弾性力を付与している。つまり 位置決め状態とする方向に弾性力を付与し いる。
 このように、規制部材19がピニオン20の転動 を規制することによって、第1フレーム5と第2 フレーム6とは脚の長さ方向に接離すること できなくなるとともに、第2フレーム6と第3 レーム7とは脚の長さ方向に接離することが きなくなる。このため、脚載せ部3が位置調 整された位置決め状態となる。

 また、脚載せ部3は、爪部19aがピニオン20 ら離れる方向に規制部材19を回動させ、爪 19aとピニオン20との係合を解く解除操作機構 13(図4参照)を有している。解除操作機構13は 第1フレーム5に回動可能に取り付けられた可 動部材14と、この可動部材14と規制部材19との 間を連結している連動部材15とを有している

 図3において、可動部材14は、かかと側部 を回動中心C2として第1フレーム5の足裏当て 部16の下側に取り付けられている。可動部材1 4は、脚載せ部3の第1フレーム5に脚を載せた 用者の足裏の一部が押し当てられることで 置変化することができる。可動部材14は、図 示しない弾性部材(コイルばね)によって足裏 て部16に接近する方向に付勢されている。 たがって、使用者は足裏によって可動部材14 を踏み、弾性部材に抗して可動部材14を押す とにより位置変化させる。可動部材14はか と側からつま先側へ伸びる本体部14aと、こ 本体部14aのつま先側にあり、使用者がつま 部の裏側で押圧するための押圧部14bとを有 ている。押圧部14bは本体部14aから上へ突出 ており、押圧部14bの上面(足裏当て面14c)が足 裏当て部16の上面である対向面16aと略同じ高 となるように構成されている。つまり、可 部材14は、脚載せ部3に脚を載せた使用者の 裏の一部が当る足裏当て面14cを有している これにより、使用者はつま先(足の指)で押 部14bの足裏当て面14cを踏みやすくなり、操 性が向上する。

 連動部材15は、この可動部材14の位置変化に 連動して前記規制部材19を操作することがで る。図4において、連動部材15は、可動部材1 4に一端部が取り付けられた第1部材15aと、こ 第1部材15の他端部が取り付けられた第2部材 15bとを有している。
 第1部材15aは金属製のワイヤ等からなる可撓 性部材である。第2部材15bは左右方向に伸び ロッドであり、このロッド15bは第2フレーム6 の本体部6aの背面側に回動可能に支持されて る。そして、可撓性部材15aの他端部が連結 ーム15cを介してロッド15bに取り付けられて る。ロッド15bの両端部に規制部材19が固定 れており、ロッド15bがその軸線回りに回転 ることによって、規制部材19を回動中心C1(図 7と図8参照)回りに回動させることができる。

 図示している形態では、脚載せ部3におい て支持している脚の足裏のつま先側の部分に よって、可動部材14は押され、可動部材14は 1フレーム5から離れる方向に回動中心C2回り 回動し位置変化する。つまり、使用者がつ 先によって可動部材14を踏むことによって 可動部材14は回動中心C2回りに回動する。回 部材14が第1フレーム5から離れる方向に回動 することにより、可撓性部材15が第1フレーム 5側に引っ張られる。これによってロッド16が 回転し、規制部材19を回動させ、規制部材19 ピニオン20に係合することによって得られる 前記位置決め状態(図7)から、ピニオン20と離 ることによって得られる前記可動状態(図8) なることができる。

 このように、解除操作機構13は、脚載せ 3に載せた使用者の脚の足先部によって操作 れ、規制部材19(位置決め機構12)による位置 め状態を解除することができる。そして、 置決め状態が解除されることによって、脚 せ部3は座部1側へ復帰可能となる。この際 コイルばね11の弾性力によって、脚載せ部3 は座部1側へ接近しようとする力が作用して る。

 また、脚載せ部3の第1フレーム5は、座部1 に着座する使用者の脚の足裏が押し当てられ る足裏当て部16を有しているため、前記可動 態において、この足裏当て部16に足裏が押 当てられることにより、前記コイルばね11に 抗して、脚載せ部3を座部1から離反させるこ ができる。これにより、使用者が足裏を足 当て部16に押し当てると、脚載せ部3を座部1 から離反させることができるので、脚載せ部 3を座部1から離反させる動作が容易となる。 た、可動状態において、使用者は脚を伸ば 方向の力を弱めることにより、コイルばね1 1によって脚載せ部3を座部1に接近させること ができる。

 また、このように可動状態において脚載 部3を座部1へ接近させたり座部1から離反さ たり位置調整することができる他に、位置 め状態において、規制部材19は、コイルば 11の付勢力に抗して脚載せ部3が座部1から離 する方向へ移動することを許容する構成と っている。これを具体的に説明すると、例 ば図5において脚載せ部3を位置決め状態と 、この状態から使用者が足裏で足裏当て部16 を押すと、第1フレーム5及び第2フレーム6は 座部1から離れる前方へ動こうとする。この 、ピニオン20は第1ラック21及び第2ラック22 転動しようとする。この場合、ピニオン20が 回転しようとする方向は、反時計回りである 矢印r2方向である。

 そして、図7に示しているように、ピニオ ン20が矢印r2方向へ回転しようとすると、規 部材19の爪部19aはピニオン20の歯を次々と乗 越えるように軸線C1回りを回動することが きる。このため、規制部材19がピニオン20に 合している位置決め状態にあっても、ピニ ン20は矢印r2方向へ回転することができる。 この際、規制部材19はコイルばね31の弾性力 抗して回動し、爪部19aがピニオン20の歯を乗 り越える。これにより、位置決め状態にあっ ても、第1フレーム5及び第2フレーム6は、座 1から離れる前方へ移動することができる。 お、これとは反対にピニオン20が時計回り 向である矢印r1方向へ回転しようとすると、 前記のとおり、ピニオン20に係合している規 部材19はピン32に当接し、ピニオン20は回転 きない。

 この構成によれば、位置決め状態にあっ も、脚載せ部3は座部1から離れる方向へ移 することができるので、規制部材19(位置決 機構12)による位置決め状態を解除しなくて 、脚載せ部3を座部1から離反させる方向の位 置調整が可能となり、その位置調整が容易と なる。

 また、図4に示しているように、ロッド15b を回転させ規制部材19を回動させる連動部材1 5は、可動部材14と繋がっている第1部材(可撓 部材)15aの他に、座部1に着座している使用 が手によって操作するための第3部材15d(可撓 性部材)を有していている。この第3部材15d(可 撓性部材)の一端部は連結アーム15cに連結さ ている。そして、座部1の近傍に使用者が手 で操作する操作部(図示せず)が設けられて り、可撓性部材15dの他端部はこの操作部に 続されている。これにより、使用者は、操 部を操作すると、可撓性部材15dは連結アー 15cを介してロッド15dを回動させ、規制部材19 をピニオン20から離すことができる。このよ に、この椅子型マッサージ機は、手動によ ても規制部材19による位置決め状態を解除 ることができる。

 以上のように、本発明の椅子型マッサー 機によれば、脚載せ部3は、複数のフレーム 5,6,7からなる分割構造であり、座部1に着座す る使用者の身長に応じて、第1と第2フレーム5 ,6を脚の長さ方向に移動させ、脚載せ部3の位 置調整を行っている。これにより、第1フレ ム5の足裏当て部16に使用者の足裏が当り、 載せ部3に設けたエアセル26~19及びその他マ サージ機構を使用者に対して目的とする適 な位置に当接させることができる。

 また、規制部材19(位置決め機構12)は、脚 せ部3を調整した位置から座部1側へ復帰さ ない位置決め状態とできるので、脚載せ部3 調整した位置に維持することができる。そ て、使用者が足先部によって解除操作機構1 3を操作すると、解除操作機構13は位置決め状 態を解除し、脚載せ部3は付勢部材11によって 座部1側へ付勢され移動することができる。 のように、使用者は脚載せ部3に脚を載せた 態で、足裏の一部を可動部材14に押し当て 当該可動部材11を位置変化させることによっ て規制部材19を操作し、位置決め状態を解除 きるので、脚載せ部3の位置調整のための操 作が簡単となる。

 また、本発明の椅子型マッサージ機は、図 する形態に限らず本発明の範囲内において の形態のものであっても良い。例えば、脚 せ部3は、使用者の脚の各部をそれぞれ支え るために、少なくとも二つのフレームを有し ていればよく、前記実施形態では三つのフレ ーム5,6,7を有している場合を説明したが、二 又は四つ以上としてもよい。
 また、脚載せ部3において、最も脚先側にあ る第1フレーム5を含む少なくとも一部が移動 て位置調整可能となるように設けられてい ばよい。つまり、前記実施形態では、三つ うちの二つのフレーム5,6が移動する場合を 明したが、すべてのフレームが移動するも であってもよい。
 さらに、解除操作機構を足裏によって操作 る場合を説明したが、脚の足先部によって 作するものであればよい。この足先部とは 首から先の部分であり、使用者は足首の関 を使って操作したり、つま先によって(足の 指の関節を使って)操作したりする構成とし もよい。

 本発明によれば、使用者は脚載せ部3に脚 を載せた状態で、当該脚によって解除操作機 構を操作し、脚載せ部3の位置決め状態を解 することができるので、脚載せ部3を位置調 するための操作が簡単となる。