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Patent Searching and Data


Title:
CHAIR-TYPE MASSAGER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/028305
Kind Code:
A1
Abstract:
A chair-type massager including a seat section, a backrest section, and a massaging mechanism provided in the backrest section to move up and down. The massaging mechanism includes a massaging arm provided with a massaging roller substantially at the distal end, a strength changeover mechanism for regulating the strength of massage by displacing the massaging arm between a weak state substantially parallel with the backrest plane of the backrest section and a strong state standing substantially perpendicularly to the backrest plane, and a push-out member provided closer to the proximal end side of the massaging arm than the massaging roller and located lower than the massaging roller when the massaging arm is in the strong state.

Inventors:
NAKAMURA JUNJI (JP)
IKEBE MUNEKIYO (JP)
DAIRIN MASATOSHI (JP)
KURATA YOUSUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063994
Publication Date:
March 05, 2009
Filing Date:
August 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC ELEC WORKS CO LTD (JP)
NAKAMURA JUNJI (JP)
IKEBE MUNEKIYO (JP)
DAIRIN MASATOSHI (JP)
KURATA YOUSUKE (JP)
International Classes:
A61H7/00; A61H15/00; A61H23/02
Foreign References:
JP2006175027A2006-07-06
JP2004229760A2004-08-19
JP2006296907A2006-11-02
JP2005334285A2005-12-08
JP2004357939A2004-12-24
Attorney, Agent or Firm:
KOTANI, Etsuji et al. (2-2 Nakanoshima 2-chome,Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 05, JP)
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Claims:
 座部と、背もたれ部と、前記背もたれ部内に上下昇降可能に設けられた施療機構と、を含む椅子式マッサージ機であって、
 前記施療機構は、
 略先端に施療子が設けられた施療アームと、
 前記施療アームを、前記背もたれ部の背もたれ面と略平行な弱状態と、背もたれ面に対して略垂直に起立した強状態との間で変位させることにより、マッサージ強度を調整する強弱切換え機構と、
 前記施療アームの前記施療子より基端側に設けられ、当該施療アームが前記強状態のときに当該施療子よりも下方に位置する押し出し部材と、を含むことを特徴とする椅子式マッサージ機。
 前記押し出し部材は、回転可能なローラ形状であることを特徴とする請求項1に記載の椅子式マッサージ機。
 前記押し出し部材のローラ表面が、弾性体から成ることを特徴とする請求項2に記載の椅子式マッサージ機。
 前記施療機構は、前記施療アームが前記弱状態のときに、前記施療子の下方で被施療者の背中を略平面で支持する支持部材を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の椅子式マッサージ機。
 前記押し出し部材は、前記施療アームが前記弱状態のときに、前記施療子と前記支持部材との接線より後方に位置していることを特徴とする請求項4に記載の椅子式マッサージ機。
 前記施療アームは、その略中央部が回動可能に軸支されて成る略くの字形状であり、その一端に前記施療子、その他端に前記支持部材がそれぞれ設けられており、当該施療アームが回転して前記弱状態から前記強状態に変位するとき、施療アームの回転に連動して当該支持部材が施療機構の内部へ後退することを特徴とする請求項5に記載の椅子式マッサージ機。
 前記押し出し部が樹脂成型品から成ることを特徴とする請求項1に記載の椅子式マッサージ機。
 前記押し出し部材は、前記施療アームと一体成型されていることを特徴とする請求項7に記載の椅子式マッサージ機。
 前記押し出し部材は、弾性変形可能に中空状に形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の椅子式マッサージ機。
 
Description:
椅子式マッサージ機

 本発明は、背もたれに上下昇降可能な施 機構を内蔵し、前記施療機構における施療 ームが揺動することで、その略先端に設け れた施療子が被施療者の背中をマッサージ る椅子式マッサージ機に関する。

 前記のように背もたれに上下昇降可能な 療機構を内蔵した椅子式マッサージ機には 当該施療機構における左右一対の施療アー が、幅、前後、上下方向に揺動することで その略先端に設けられた施療子が被施療者 背中にモミ動作やタタキ動作等の施療を行 ものがある。このような椅子式マッサージ において、前記施療機構における強弱切換 機構としては、一般に、前記施療アームを 記背もたれ面と略平行な状態から略垂直に 立させることでマッサージ強度を調整する とができるようにした構成がとられている このような施療機構がホームポジション(着 座した被施療者の腰部の位置)に復帰する際 は、当該施療アームを前記背もたれ面と略 行な状態にした後(すなわち施療子を背もた 側に後退させた後)、当該施療機構の降下が 行われる。

 しかしながら、何らかの異常によって、 記施療アームに設けられた施療子が前記背 たれ面から突出した強状態で施療機構が降 してしまうと、当該施療子が設けられた施 アームと座部との間に被施療者を挟み込ん しまうことがある。

 例えば、図12Aで示すように、被施療者1の 体格が良く、上半身の厚い被施療者であると 、その肩の頂点Pは、モミ玉などから成る前 施療子2よりも前方に位置する。この場合は 施療機構3の降下に伴って該施療子2が被施 者1の肩1aを後方から前方へ押し出し、前記 み込みが発生することはない。

 これに対して、図12Bで示すように、被施 者1が小柄な老人や子供などの上半身の薄い 被施療者であると、前記施療子2が被施療者1 肩1aの頂点Pより前側に位置する。この場合 、施療子2が被施療者1を背もたれ部4側に引 付けてしまうので、施療機構3の下降に伴っ て、施療子が設けられた施療アームと座部と の間に被施療者1を挟み込んでしまうことに る。

 そこで、特許文献1では、施療機構が上下 動作を開始してから所定時間が経過しても上 下限のリミットスイッチが作動しない場合に 、前記被施療者や異物の挟み込みが発生して いると判断して、異常を報知するようになっ ている。また、特許文献2では、被施療者の 半身の有無を検出する着座センサと、上半 の有無を検出する押圧センサとの組合せに って、正常な着座状態でないと検知された 合に上下動作を制限し、挟み込みを防止す ようになっている。

 しかしながら、特許文献1の従来技術では、 被施療者を既に挟み込んでしまった後に報知 する機能しかなく、被施療者の挟み込みを防 止することはできないという問題がある。ま た、特許文献2では、体格差や様々な着座状 に対して、正常、異常を判別する必要があ 、制御が複雑になるという問題がある。

特開平8-80329号公報

特開2006-149417号公報

 本発明の目的は、複雑な構成を用いるこ なく、施療機構の下降に伴って座面との間 被施療者を挟み込んでしまうことを確実に 止することができる椅子式マッサージ機を 供することである。

 本発明の一局面に係る椅子式マッサージ は、座部と、背もたれ部と、前記背もたれ 内に上下昇降可能に設けられた施療機構と を含む椅子式マッサージ機であって、前記 療機構は、略先端に施療子が設けられた施 アームと、前記施療アームを、前記背もた 部の背もたれ面と略平行な弱状態と、背も れ面に対して略垂直に起立した強状態との で変位させることにより、マッサージ強度 調整する強弱切換え機構と、前記施療アー の前記施療子より基端側に設けられ、当該 療アームが前記強状態のときに当該施療子 りも下方に位置する押し出し部材と、を含 ことを特徴としている。

 上記の構成によれば、施療子が背もたれ より突出した前記強状態で施療機構が下降 てしまう異常が発生した場合、たとえ施療 が被施療者の肩の頂点より前方にあったと ても、前記押し出し部材が施療者の肩を後 から前方へ押し出すことになる。これによ て、小柄な老人や子供などの上半身の薄い 施療者が座部に座っていても(すなわち、前 記施療子が被施療者の肩の頂点より前側に位 置しても)、施療機構の下降に伴って座面と 療子との間に被施療者を挟み込んでしまう とを確実に防止することができる。また、 ンサや電気的な構成を用いることなく、機 的に被施療者の挟み込みを防止できるので 複雑な構成が不要である。

 本発明の目的、特徴及び利点は、以下の 細な説明と添付図面とによって、より明白 なる。

本発明の実施の一形態に係るマッサー 機の斜視図である。 図1のマッサージ機の側面図である。 図3Aおよび図3Bは、図1のマッサージ機 おける施療機構を正面側から見た斜視図で る。 前記施療機構を背面側から見た斜視図 ある。 図5Aおよび図5Bは、前記施療機構の側面 図である。 前記施療機構の内部の施療子組立て体 分を取出した斜視図である。 前記施療子組立て体の動作を説明する めの側面図である。 施療子と押し出し部材との位置関係を 明するための施療機構の側面図である。 前記押し出し部材による被施療者の押 出し動作を説明するための図である。 本発明の実施の他の形態の施療子組立 て体部分を取出した斜視図である。 図11Aおよび図11Bは、図10の施療子組立 体における施療アームの斜視図である。 図12Aおよび図12Bは、従来技術のマッサ ージ機の問題点を説明するための説明図であ る。

 [実施の形態1]
 図1は本発明の実施の一形態に係る椅子式の マッサージ機21の斜視図であり、図2はその側 面図である。このマッサージ機21は、被施療 が着座する座部22と、上半身マッサージを うための後述の施療子23を備える施療機構24 内蔵した背もたれ部25と、腕置き部26と、下 腿部のマッサージを行うためのエアバッグを 備える脚置き部27とを備えて構成される。な 、操作パネル等、一部図示を省略している 成もある。

 図3A~図7は、前記施療機構24を詳しく説明 るための図である。図3Aは、図1のマッサー 機における施療機構(弱状態)を正面側から た斜視図である。図3Bは、図1のマッサージ における施療機構(強状態)を正面側から見た 斜視図である。図4は、施療機構24を背面側か ら見た斜視図である。図5Aは、前記施療機構( 弱状態)の側面図である。図5Bは、前記施療機 構(強状態)の側面図である。図6は施療機構24 部の施療子組立て体28の斜視図であり、図7 その側面図である。なお、前記施療子23は 右一対で構成されている。但し、これらの では、説明の便宜上(施療機構24を説明する めの当該図を見易くするために)、右側の施 子のみを示し、対称に構成される左側の施 子は省略している。

 この施療機構24の本体フレーム31からは、 左右一対の駆動軸32および案内軸33が突出し おり、それらが前記背もたれ部25内に敷設さ れた図示しない案内溝内を摺動することで、 該施療機構24が上下方向に昇降可能となる。 らに、駆動軸32には、前記背もたれ部25内に 敷設された図示しないラックレールに噛合し ているギア35が取付けられている。そして、 記本体フレーム31の右側部に搭載されたモ タ(図では隠れている)が回転することで、ギ アボックス39内に収納されたウォームおよび 車が回転し、駆動軸32を介してギア35へ動力 が伝達される。このギア35への動力伝達によ 、施療機構24が背もたれ部25内で前記上下方 向に昇降変位し、高さ調整や背筋伸ばしなど が可能となっている。

 前記本体フレーム31内には、前記施療子 立て体28が収容されている。そして、前記本 体フレーム31の側部に設けられたモータ36が 転することで、その駆動力が図示しないギ 機構などを介してギア37に伝達され、軸38回 に揺動自在に前記本体フレーム31に支持さ ている該施療子組立て体28が揺動する。前記 施療子23は、表面が弾性のモミ玉から成り、 面視で略くの字状に形成される施療アーム4 1の一端に回転自在に枢支されている。施療 ーム41の他端で、施療子23の下方には、樹脂 どから成り、被施療者の背中を略平面で支 する支持部材42が取付けられている。そし 、施療アーム41が、当該施療アーム41の略中 部分に設けられている前記軸38回りに回動 ることで、施療アーム41の施療子23側の部分4 1aを、図3Aおよび図5Aで示すように前記背もた れ部25の背もたれ面と略平行な状態から、図3 Bおよび図5Bで示すように背もたれ部25の背も れ面に対して略垂直に起立させることがで る。これにより、マッサージ強度を調整可 となっている。前記のモータ36、ギア機構 よび軸38等は、強弱切換え機構を構成する。

 このように施療子23の前記背もたれ部25か らの突出と連動して、シーソー式に支持部材 42が施療機構24の内部へと後退することで、 記支持部材42が固定の場合に比べて強弱量を 大きくとることができる。これによって、前 記施療アーム41の部分41aが背もたれ部25の背 たれ面に対して略垂直な強モードでは、施 子23のみを被施療者の背中に接触させて刺激 の強いマッサージを行うことができ、特に被 施療者の肩から首にかけて大きなマッサージ 効果を得ることができる。

 これに対して、前記施療アーム41の部分41 aが背もたれ部25と略平行な弱モードでは、施 療子23と支持部材42とが共に被施療者の背中 接触する。しかも、弱モードでは、施療子23 と支持部材42との支持面が略同じ位置にある( 図5Aに示すように、それらを結ぶ線43が背も れ部25と略平行となる)ので、段差による違 感がなく、柔らかい(刺激の緩やかな)当り感 で施療を行うことができる。また、高さ調整 などによる施療機構24の上下昇降時に、施療 23の局所的な支持では痛みを招く可能性が るのに対して、支持部材42による略平面での 支持が加わることで、そのような不具合を抑 えることができる。さらにまた、支持部材42 、ローラ形状ではないので、構成要素をむ みに大きくすることなく、被施療者を支持 る接触面積を増やすこともできる。

 一方、前記略くの字状の施療アーム41は 前記施療子23側の部分41aと、支持部材42側の 分41bとが結節点41cで連結されて開閉変位自 となっている。そして、前記施療子組立て 28に搭載されるモータ44が回転すると、図示 しないギアなどを介して、クランク軸状に左 右で位相が180°異なる偏心軸40が回転する。 れにより、前記偏心軸40に取付けられている リンク48が前記施療アーム41の部分41aの施療 23とは反対側を揺動し、これによって左右一 対の施療子23がタタキ動作を行うようになっ いる。また、前記本体フレーム31の下部に 載されたモータ34(図4参照)が回転することで 、図示しないギアやクラッチ機構などを介し て、左右一対の施療アーム41が、相互に同期 てそれらの水平方向の間隔が変化し、これ よって左右一対の施療子23は被施療者にモ 動作を行う。

 上述のように構成されるマッサージ機1に おいて、注目すべきは、本実施の形態では、 前記施療アーム41の前記施療子23より基端側 、かつ図3Aおよび図5Bで示すように、前記施 アーム41の部分41aが前記背もたれ部25の背も たれ面に対して略垂直に起立している強状態 で施療子23よりも下方に位置する押し出し部 49を備えていることである。具体的には、 8で示すように、施療機構24の上下動のライ 47に対して、施療子23および押し出し部材49 ローラ表面を結ぶ接線48の成す角θ1,θ2,・・ が、90°未満であることである。こうするこ とにより、押し出し部材49は、常に施療子23 りも下方に位置する。

 上記の構成において、被施療者45が着座 ていないという誤検知や、制御マイコンの 常などによって、施療子23が前記背もたれ部 25から突出した前記強状態のまま施療機構24 下降してしまった場合のマッサージ機21の動 作について、以下に説明する。

 この場合に、施療子23が被施療者45の肩の 頂点より前方にあっても、図9で示すように 前記押し出し部材49が被施療者45の肩45aを、 符46で示すように、後方から前方へ押し出 ことになる。これによって、小柄な老人や 供などの上半身の薄い被施療者45がマッサー ジ機21に座っており、モミ玉から成る前記施 子23が被施療者45の肩45aの頂点Pより前側に 置していても、施療機構24の下降に伴って座 部22と施療子23との間に被施療者45を挟み込ん でしまうことを確実に防止することができる 。また、センサや電気的な構成を用いること なく、機械的に被施療者45の挟み込みを防止 ることが出来るので、複雑な構成が不要で る。

 また、施療アーム41の部分41aが前記背も れ部25の背もたれ面と略平行で、前記のよう な挟み込みの生じない弱位置では、前記図5A 示すように、該押し出し部材49は前記施療 23と支持部材42との接線43より後方に位置し いるので、該押し出し部材49は被施療者45に 触しなくなり、施療の邪魔にならず、被施 者45に違和感を感じさせない施療を行うこ ができる。

 また注目すべきは、押し出し部材49は、 療子23と同様に、回転可能なローラ形状に形 成されることである。これによって、背もた れ部25の布地の該押し出し部材49への引掛り 巻き込みを防止することができる。

 さらにまた注目すべきは、前記押し出し 材49のローラ表面が、弾性体から成ること ある。前記施療子23および押し出し部材49は 共に、剛性の材料から成る筒体に、筒状の 記弾性体が被せられ、その筒体が施療アー 41に立設されたピンに嵌め込まれた後、前 ピンの先端に抜け止めが施されて構成され いる。したがって、施療子23による施療動作 と同様に、この押し出し部材49による押し出 動作によっても、被施療者45の肩45aを痛め ことはない。

 [実施の形態2]
 図10は本発明の実施の他の形態に係る施療 組立て体58の斜視図であり、図11Aは、図10の 療子組立て体における施療アームを正面側 ら見た斜視図である。図11Bは、図10の施療 組立て体における施療アームを背面側から た斜視図である。図10において、図7に類似 、対応する部分には同一の参照符号を付し 示し、その説明を省略する。

 注目すべきは、この施療アーム51では、 し出し部材59が樹脂成型品から成ることであ る。すなわち、前述のローラから成る押し出 し部材49に代えて、より構造の簡単な押し出 部材59を用いている。この押し出し部材59は 、製造工程を単純化し、製造コストを削減で きるように、前記施療アーム51と一体成型さ ることが望ましい。また、押し出し部材59 、前記背もたれ部25の布地に対して、その表 面59aが滑りの良い材料から成り、または仕上 げが施され、さらに被施療者45の肩45aを痛め ことがないように、図11Bで示すように、中 に形成され、弾性変形可能となっている。

 このように構成してもまた、複雑な構成 用いることなく、機械的に被施療者45の挟 込みを防止することができる。

 なお、上述した具体的実施形態には以下 構成を有する発明が主に含まれている。

 本発明の一局面に係る椅子式マッサージ は、座部と、背もたれ部と、前記背もたれ 内に上下昇降可能に設けられた施療機構と を含む椅子式マッサージ機であって、前記 療機構は、略先端に施療子が設けられた施 アームと、前記施療アームを、前記背もた 部の背もたれ面と略平行な弱状態と、背も れ面に対して略垂直に起立した強状態との で変位させることにより、マッサージ強度 調整する強弱切換え機構と、前記施療アー の前記施療子より基端側に設けられ、当該 療アームが前記強状態のときに当該施療子 りも下方に位置する押し出し部材と、を含 ことを特徴としている。

 上記の構成によれば、施療子が背もたれ より突出した前記強状態で施療機構が下降 てしまう異常が発生した場合、たとえ施療 が被施療者の肩の頂点より前方にあったと ても、前記押し出し部材が施療者の肩を後 から前方へ押し出すことになる。これによ て、小柄な老人や子供などの上半身の薄い 施療者が座部に座っていても(すなわち、前 記施療子が被施療者の肩の頂点より前側に位 置しても)、施療機構の下降に伴って座面と 療子との間に被施療者を挟み込んでしまう とを確実に防止することができる。また、 ンサや電気的な構成を用いることなく、機 的に被施療者の挟み込みを防止できるので 複雑な構成が不要である。

 また、上記の構成において、前記押し出 部材は、回転可能なローラ形状であること 望ましい。

 これにより、背もたれの布地の該押し出 部材への引掛りや巻き込みを防止すること できるという効果を奏する。

 また、上記の構成において、前記押し出 部材のローラ表面が弾性体から成ることが ましい。

 これにより、前記押し出し部材で被施療 が押し出される際に、被施療者が肩部を痛 ることなく、押し出すことができるという 果を奏する。

 また、上記の構成において、前記施療機 は、前記施療アームが前記弱状態のときに 前記施療子の下方で被施療者の背中を略平 で支持する支持部材を含むことが望ましい

 これにより、前記施療アームが前記弱状 のときには、支持部材による略平面による 持が加わることで、施療者に柔らかな(刺激 の緩やかな)施療を行うことができる。

 また、上記の構成において、前記押し出 部材は、前記施療アームが前記弱状態のと に、前記施療子と前記支持部材との接線よ 後方に位置していることが望ましい。

 これにより、前記のような挟み込みの生 ない弱状態では、前記押し出し部材は被施 者に接触しなくなり、施療の邪魔にならず 被施療者にとって違和感のない施療を行う とができるという効果を奏する。

 また、上記の構成において、前記施療ア ムは、その略中央部が回動可能に軸支され 成る略くの字形状であり、その一端に前記 療子、その他端に前記支持部材がそれぞれ けられており、当該施療アームが回転して 記弱状態から前記強状態に変位するとき、 療アームの回転に連動して当該支持部材が 療機構の内部へ後退することが望ましい。

 このように施療アームの強状態への変位 連動させて、支持部材を施療機構の内部へ 退させる構成を採用することにより、支持 材を変位させる構造を単純化することが出 る。

 また、上記の構成において、前記押し出 部を樹脂成型品とすることが望ましい。

 これにより、構造を簡単化できるので、 造コストを削減できるという効果を奏する

 また、上記の構成において、前記押し出 部材は、前記施療アームと一体成型されて ることが望ましい。

 これにより、製造工程を単純化し、製造 ストを削減できるという効果を奏する。

 また、上記の構成において、前記押し出 部材は、弾性変形可能に中空状に形成され いることが望ましい。

 これにより、前記押し出し部材によって 施療者の肩を痛めることがないという効果 奏する。

 なお、発明の詳細な説明の項においてなさ た具体的な実施態様または実施例は、あく でも、本発明の技術内容を明らかにするも であって、そのような具体例にのみ限定し 狭義に解釈されるべきものではなく、本発 の精神と次に記載する特許請求事項との範 内で、種々変更して実施することができる のである。