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Patent Searching and Data


Title:
CLEANER AND CLEANING BODY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/123129
Kind Code:
A1
Abstract:
An effective technique relating to a cleaner provided with a cleaning body for cleaning an object to be cleaned. The technique is effective for smooth cleaning of the object. In the cleaner, the cleaning body (110) is split into a left and right pair of long split cleaning sections (123, 123), and each split cleaning section (123) is provided with an insertion receiving region (115) into which each holding body of a cleaning body holder is inserted. Each split cleaning section (123) is constructed from fiber aggregates (117) formed by assembling together fibers extending in a direction intersecting the longitudinal direction of the split cleaning section (123), and also from nonwoven fabric sheets (113, 114, 118) consisting of nonwoven fabric. In the split cleaning sections (123), the fiber aggregates (117) and the nonwoven fabric sheets (113, 114, 118) are overlaid on each other and joined together by fusion bonding lines (120).

Inventors:
TANAKA YOSHINORI (JP)
FUKUZAWA MASUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/056519
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
March 30, 2009
Export Citation:
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Assignee:
UNI CHARM CORP (JP)
TANAKA YOSHINORI (JP)
FUKUZAWA MASUMI (JP)
International Classes:
A47L13/10; A47L13/20
Domestic Patent References:
WO2007046252A12007-04-26
Foreign References:
JP2007209460A2007-08-23
JPH11298A1999-01-06
JP2007029136A2007-02-08
Other References:
See also references of EP 2308361A4
Attorney, Agent or Firm:
IWATA, Tetsuyuki et al. (JP)
Tetsuyuki Iwata (JP)
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Claims:
 清掃対象の清掃に用いられる清掃用具であって、
 長尺状の清掃体ホルダと、
 前記清掃体ホルダに装着される清掃体と、
を備え、
 前記清掃体ホルダは、使用者によって把持される把持部と、前記把持部から並行して長手状に延在する複数の保持体を有する構成であり、
 前記清掃体は、複数の長尺状の分割清掃部に分割され、各分割清掃部に各保持体が挿入される被挿入領域が設けられ、前記分割清掃部は、当該分割清掃部の長尺方向と交差する方向に延在する繊維を複数集合させた繊維集合体と、不織布からなる不織布シートとが互いに重ねられて前記長尺方向に延在する接合部によって接合された構成であることを特徴とする清掃用具。
 請求項1に記載の清掃用具であって、
 前記分割清掃部は、前記不織布シートの両面に前記繊維集合体が重ねられて前記接合部によって互いに接合された構成であることを特徴とする清掃用具。
 請求項1または2に記載の清掃用具であって、
 前記繊維集合体の繊維は、前記分割清掃部の長尺方向と交差する方向の断面に関し、前記接合部を中心として放射方向に延在する構成であることを特徴とする清掃用具。
 請求項3に記載の清掃用具であって、
 前記繊維集合体の繊維は、前記分割清掃部の長尺方向と交差する方向の断面が略円形ないし略楕円形を構成することを特徴とする清掃用具。
 請求項1~4のうちのいずれか1項に記載の清掃用具であって、
 前記不織布シートは、前記分割清掃部の長尺方向と交差する方向に延在する複数の分割片に分割された構成であることを特徴とする清掃用具。
 請求項1~5のうちのいずれか1項に記載の清掃用具であって、
 前記複数の分割清掃部のうち互いに隣接する分割清掃部間に前記清掃対象の挿入を許容する空間部を備える構成とされることを特徴とする清掃用具。
 清掃対象の清掃に用いる清掃体であって、
 複数の長尺状の分割清掃部に分割され、各分割清掃部に当該清掃体を保持する清掃体ホルダの保持体が挿入される被挿入領域が設けられ、前記分割清掃部は、当該分割清掃部の長尺方向と交差する方向に延在する繊維を複数集合させた繊維集合体と、不織布からなる不織布シートとが互いに重ねられて前記長尺方向に延在する接合部によって接合された構成であることを特徴とする清掃体。
 請求項7に記載の清掃体であって、
 前記分割清掃部は、前記不織布シートの両面に前記繊維集合体が重ねられて前記接合部によって互いに接合された構成であることを特徴とする清掃体。
 請求項7または8に記載の清掃体であって、
 前記繊維集合体の繊維は、前記分割清掃部の長尺方向と交差する方向の断面に関し、前記接合部を中心として放射方向に延在する構成であることを特徴とする清掃体。
 請求項9に記載の清掃体であって、
 前記繊維集合体の繊維は、前記分割清掃部の長尺方向と交差する方向の断面が略円形ないし略楕円形を構成することを特徴とする清掃体。
 請求項7~10のうちのいずれか1項に記載の清掃体であって、
 前記不織布シートは、前記分割清掃部の長尺方向と交差する方向に延在する複数の短冊片に分割された構成であることを特徴とする清掃体。
 請求項7~11のうちのいずれか1項に記載の清掃体であって、
 前記複数の分割清掃部のうち互いに隣接する分割清掃部間に前記清掃対象の挿入を許容する空間部を備える構成されることを特徴とする清掃体。
Description:
清掃用具、清掃体

 本発明は、清掃用具に係り、詳しくは清 対象を清掃するための清掃体を備える清掃 具の構築技術に関するものである。

 従来、清掃対象の清掃を行うシート状の 掃体を備える清掃用具が種々提案されてい 。例えば特開2007-29136号公報では、繊維層及 び掻き出しシートからなる清掃体を備える構 成の清掃用具が開示されているが、清掃体を 備えるこの種の清掃用具の設計に際しては、 清掃作業の円滑化を図るべく更なる技術が要 請される。

 そこで、本発明は、かかる点に鑑みてな れたものであり、清掃対象の清掃を行なう めの清掃体を備える清掃用具において、清 作業の円滑化を図るのに有効な技術を提供 ることを課題とする。

 上記課題を達成するため、各請求項記載 発明が構成される。これら各請求項に記載 発明は、一戸建て、マンション、ビル、工 、車両等の室内、室外、屋外における被清 領域(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、柱 、家具面、衣類、カーテン、ブラインド、寝 具、照明、電気コード類、家電品等)や、人 の各構成部位における被清掃領域等を清掃 るための清掃用具の構成に適用され得る。 れら各種の被清掃領域は、平面として構成 れてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差 として構成されてもよい。

 本発明に係る清掃用具は、清掃対象の清 に用いられるものであって、清掃体ホルダ び清掃体を少なくとも備える構成とされる 清掃体ホルダは、長尺状の部材として構成 れる。この清掃体ホルダは、使用者によっ 把持される把持部と、把持部から並行して 手状に延在する複数の保持体を有する構成 される。ここでいう「並行」に関しては、 数の保持体が並置される形態であればよく 複数の保持体が平行に配設される形態や、 接する2つの保持体の間隔が先端側に向かう につれて縮小される形態などが包含される。 一方、清掃体は、長尺状の清掃体ホルダに装 着される部材として構成される。特にこの清 掃体は、複数の長尺状の分割清掃部に分割さ れ、各分割清掃部に各保持体が挿入される被 挿入領域が設けられる。なお、ここでいう「 分割」に関しては、所定の分割清掃部の全部 または一部が空間を隔てて他の分割清掃部と 離間する形態や、所定の分割清掃部が他の分 割清掃部と一体状に連接する形態などが広く 包含される。また、この清掃体の分割清掃部 は、当該分割清掃部の長尺方向と交差する方 向に延在する繊維を複数集合させた繊維集合 体と、不織布からなる不織布シートとが互い に重ねられて当該分割清掃部の長尺方向に延 在する接合部によって接合された構成とされ る。なお、接合部は、分割清掃部の長尺方向 に直線的、曲線的、或いは断続的に延在する ことが可能である。また、互いに重ねられて 接合される繊維集合体及び不織布シートの数 や組み合わせは、必要に応じて選択可能であ る。

 本発明に係る清掃用具のこのような構成 よれば、清掃作業の円滑化を図ることが可 となる。すなわち清掃対象を平面的に清掃 る場合、清掃体は少なくとも2つの分割清掃 部の繊維集合体を介して平面に接触するため 、作業者は必要以上に手首を固定することな く、払拭時の払拭角度の安定性を確保するこ とが可能となる。また、少なくとも2つの分 清掃部の繊維集合体が清掃対象に触れるこ となるため、1回の払拭操作で一度に2回分以 上の払拭効果を得ることが可能となる。

 なお、本発明に係る清掃用具において、 掃体は、一回使用を目安とした使い捨てタ プのものや、清掃対象から除去したゴミ、 、埃などを保持しつつ複数回の使用を目安 して交換を行う使い捨てタイプのものであ てもよいし、或いは洗濯などを行ったうえ 繰り返し使用することが可能なタイプのも であってもよい。

 本発明に係る更なる形態の清掃用具では 前記の分割清掃部は、不織布シートの両面 繊維集合体が重ねられて接合部によって互 に接合された構成であるのが好ましい。こ 不織布シートは、1層或いは多層の不織布シ ートとして構成され得る。このような構成に よれば、不織布シートの両面の繊維集合体を 用いた清掃が可能な清掃体を備える清掃用具 が提供される。

 本発明に係る更なる形態の清掃用具では 前記の繊維集合体の繊維は、分割清掃部の 尺方向と交差する方向の断面に関し、接合 を中心として放射方向に延在する構成であ のが好ましい。このような構成によれば、 維集合体の繊維が接合部を中心として放射 向に延在する清掃体を備える清掃用具が提 される。

 本発明に係る更なる形態の清掃用具では 前記の繊維集合体の繊維は、分割清掃部の 尺方向と交差する方向の断面が略円形ない 略楕円形を構成するのが好ましい。これに り、略円形ないし略楕円形を構成する断面 分割清掃部の複数が並置されることとなる また、ここでいう「断面が略円形ないし略 円形を構成する。」との記載に関しては、 維集合体の繊維の断面が、略円形ないし略 円形の全部または一部を構成する形態を広 包含する主旨である。例えば繊維集合体の 維の断面が、円形の一部を構成する1または 複数の扇形状とされてもよい。このような構 成によれば、各分割清掃部の繊維集合体は、 いずれも円弧状の接触面を有するため、清掃 対象の表面形状にしたがって移動する際に円 滑に変形することとなり、清掃対象との間の 摩擦を抑えた円滑な清掃作業、すなわち使用 感の「軽い」清掃作業が可能となる。

 本発明に係る更なる形態の清掃用具では 前記の不織布シートは、分割清掃部の長尺 向と交差する方向に延在する複数の分割片 分割された構成であるのが好ましい。この 割片は、典型的には不織布シートを短冊状 分割することによって形成される。このよ な構成によれば、繊維集合体による払拭機 と分割片による掻き出し機能を付与するこ が可能となる。

 本発明に係る更なる形態の清掃用具では 前記の複数の分割清掃部のうち互いに隣接 る分割清掃部間に清掃対象の挿入を許容す 空間部を備える構成であるのが好ましい。 のような構成によれば、清掃対象を少なく も2つの分割清掃部の繊維集合体で挟み込ん で払拭する清掃作業や、清掃対象側の隙間に 少なくとも1つの分割清掃部の繊維集合体を 入して払拭する清掃作業を行なう場合に有 とされる。

 本発明に係る清掃体は、清掃対象の清掃 用いる清掃体であって、前記の清掃用具を 成する清掃体と同様に構成を有する。従っ 、本発明に係る清掃体によれば、清掃作業 円滑化を図ることが可能となる。すなわち 掃対象を平面的に清掃する場合、清掃体は なくとも2つの分割清掃部の繊維集合体を介 して平面に接触するため、作業者は必要以上 に手首を固定することなく、払拭時の払拭角 度の安定性を確保することが可能となる。ま た、少なくとも2つの分割清掃部の繊維集合 が清掃対象に触れることとなるため、1回の 拭操作で一度に2回分以上の払拭効果を得る ことが可能となる。

 また、本発明に係る清掃体の更なる形態 は、分割清掃部は、不織布シートの両面に 維集合体が重ねられて接合部によって互い 接合された構成であるのが好ましい。この うな構成によれば、不織布シートの両面の 維集合体を用いた清掃が可能な清掃体が提 される。

 また、本発明に係る清掃体の更なる形態 は、繊維集合体の繊維は、分割清掃部の長 方向と交差する方向の断面に関し、接合部 中心として放射方向に延在する構成である が好ましい。このような構成によれば、繊 集合体の繊維が接合部を中心として放射方 に延在する清掃体が提供される。

 また、本発明に係る清掃体の更なる形態 は、繊維集合体の繊維は、分割清掃部の長 方向と交差する方向の断面が略円形ないし 楕円形を構成するのが好ましい。このよう 構成によれば、各分割清掃部の繊維集合体 、いずれも円弧状の接触面を有するため、 掃対象の表面形状にしたがって移動する際 円滑に変形することとなり、清掃対象との の摩擦を抑えた円滑な清掃作業、すなわち 用感の「軽い」清掃作業が可能となる。

 また、本発明に係る清掃体の更なる形態 は、不織布シートは、分割清掃部の長尺方 と交差する方向に延在する複数の分割片に 割された構成であるのが好ましい。このよ な構成によれば、繊維集合体による払拭機 と分割片による掻き出し機能を付与するこ が可能となる。

 また、本発明に係る清掃体の更なる形態 は、複数の分割清掃部のうち互いに隣接す 分割清掃部間に清掃対象の挿入を許容する 間部を備える構成であるのが好ましい。こ ような構成によれば、清掃対象を少なくと 2つの分割清掃部の繊維集合体で挟み込んで 払拭する清掃作業や、清掃対象側の隙間に少 なくとも1つの分割清掃部の繊維集合体を挿 して払拭する清掃作業を行なう場合に有効 される。

 以上のように、本発明によれば、清掃対 を清掃するための清掃体を備える清掃用具 おいて、清掃作業の円滑化を図ることが可 となった。

 以下、本発明における「清掃用具」の一 施の形態である清掃用具100の構成を、図面 参照しつつ詳細に説明する。この清掃用具1 00は、清掃対象を清掃するのに用いられる清 用具として構成され、典型的な清掃対象と ては、一戸建て、マンション、ビル、工場 車両等の室内、室外、屋外における被清掃 域(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、柱、 家具面、衣類、カーテン、ブラインド、寝具 、照明、電気コード類、家電品等)や、人体 各構成部位における被清掃領域等が挙げら る。これら各種の清掃対象として、平面構 或いは立体構造のものが挙げられる。この 合、清掃対象における被清掃領域は、平面 曲面、凹凸面、段差面などとされる。

 本実施の形態の清掃用具100を構成する清 体110及び清掃体ホルダ130を互いに組み付け 前の状態の斜視図が図1に示される。図1に すように、この清掃用具100は、清掃体110と 掃体ホルダ130に大別される。

 清掃体110は、清掃対象である被清掃領域 汚れを拭き取る拭き取り機能、掃き取る掃 取り機能、或いは掻き取る汚れ掻き取り機 を有する清掃体とされる。この清掃体110は 販売時或いは未使用時にはシート状ないし 板状とされる一方、使用時には解されて嵩 な状態とされる。詳細については後述する 、この清掃体110は、図1に示すように平面視 が長方形とされたシート体であって、所定の 長手方向(長辺の延在方向)に長尺状に延在す 構成とされ、同様の平面形状を有する複数 シート(後述する清掃体シート部116及び保持 シート部112)が互いに重ねられた積層構造を する。ここでいう清掃体110が、本発明にお る「清掃体」に相当する。なお、必要に応 ては、この清掃体110を、平面視が正方形等 他の形状の清掃体として構成することもで る。この清掃体110は、一回使用を目安とし 使い捨てタイプのものや、清掃対象の被清 領域から除去したごみや埃を刷毛部におい 保持しつつ複数回の使用を目安として交換 行う使い捨てタイプのものであってもよい 、或いは洗濯などを行ったうえで繰り返し 用することが可能なタイプのものであって よい。

 清掃体ホルダ130は、上記構成の清掃体110 対し着脱自在とされており、互いに連接す ホルダ本体140及びハンドル部150からなる長 状の部材として構成される。この清掃体ホ ダ130が、本発明における「清掃体ホルダ」 相当する。ハンドル部150は、長尺状に延在 るハンドル本体151と、このハンドル本体151 ホルダ本体140との間に介在する連結部151aを 備える。ハンドル本体151は、使用者によって 把持される部位とされる。連結部151aは、ハ ドル本体151とホルダ本体140を固定状に連結 る部位を構成している。この清掃体ホルダ13 0の構造に関しては、ホルダ本体140及びハン ル部150(ハンドル本体151及び連結部151a)の各 を別体構造として組み付け自在とする構成 、ホルダ本体140及びハンドル部150を一体成 とする構成、またホルダ本体140、ハンドル 体151及び連結部151aのいずれか二つを一体成 とする構成などを適宜採用することができ 。ここでいうハンドル部150ないしハンドル 体151が、本発明における「把持部」を構成 る。

 ホルダ本体140は、清掃体110を着脱自在に 持する機能を有する部位である。このホル 本体140には、ハンドル部150側の基部141に左 一対の保持板142,142、及び押え板143が設けら れている。左右一対の保持板142,142は、基部14 1から前方に向けて所定の間隔を空けて同一 面上にて平行に(並行して)延在する長手状の 板状部材として構成される。すなわち、ホル ダ本体140は、その先端側が二股状に分かれた フォーク形状となっている。各保持板142の横 幅は、典型的には長手方向に関し一定或いは 先端に向けて狭幅状に設定される。ここでい う保持板142,142が、本発明における「保持体 を構成する。二本の保持板142,142の断面形状 関しては、断面が長方形、正方形、円形、 角形のものを適宜採用することが可能であ 。押え板143は、左右一対の保持板142,142に間 において前方へと延在するとともに、下側に 向けて凸形状となるように湾曲して形成され る板状部材として構成され、更にその下面に 係止突部(図示省略)を備える。なお、本明細 中において、二本の保持板142の延在方向を 掃用具100及び清掃体110の前後方向として規 し、また二本の保持板142,142の並置方向を清 掃用具100及び清掃体110の左右方向として規定 する。

 各保持板142は、清掃体110に形成された対 する被挿入領域(後述する被挿入領域115)へ 挿入が可能とされており、この挿入状態に いて清掃体110を保持する機能を有する。こ 挿入状態においては、各保持板142が清掃体11 0側の被挿入領域に密着状に摺接して嵌まり み、清掃体110に対し止着作用を付与する。 に、この挿入状態においては、押え板143が 掃体110を上方から押えつけるとともに、そ 下面に設けられた係止突部(図示省略)が清掃 体110の抜け止めとして作用する。これにより 、各保持板142を清掃体110側の被挿入領域に挿 入した挿入状態では、清掃体110がホルダ本体 140によって確実に保持されることとなる。

 上記清掃体110の具体的な構成に関しては 2~図5が参照される。図2には、図1中の清掃 110のA-A線に関する断面構造が示され、図3に 、図1中の清掃体110のB-B線に関する断面構造 が示される。また、図4には、図1中の清掃体1 10を各積層要素に分解した状態の斜視図が示 れ、図5には、図2中の清掃体110の保持シー 部112の斜視図が示される。

 図2~図5に示すように、本実施の形態の清掃 110は、保持シート部112の両面に清掃体シー 部116,116が積層状に重ねられた構成とされる 。
 保持シート部112は、特に図5に示すように、 2片の保持シート114,114の間に基材シート113を 在させ、またこの基材シート113が各保持板1 42の挿入側において保持シート114よりも突出 るように設定された状態で、融着線120,121お いて互いに融着接合されるように構成されて いる。これにより、2片の保持シート114,114の に各保持板142の挿入を許容する被挿入領域1 15が形成されるとともに、基材シート113は、 挿入領域115の開口部115aへの各保持板142の円 滑な誘導を可能とする。ここでいう被挿入領 域115が、本発明における「被挿入領域」に相 当する。

 本実施の形態では、清掃体ホルダ装着前 おいて、清掃体110の左右の被挿入領域115,115 の間隔(図2中の間隔L1)は、二本の保持板142,142 の間隔を上回るように設定されている。また 、この清掃体110は、前後方向に延在するスリ ット状の空間部124を備えており、この空間部 124を挟んで左右一対の長尺状の分割清掃部123 に分割される。詳細については後述するが、 この空間部124は、清掃対象の挿入を許容する 空間部としての機能を有する。ここでいう空 間部124が、本発明における「空間部」に相当 する。一方、各清掃体シート部116は、3つの 維集合体117及び表面シート118を積層状に重 られた状態で、表面シート118が清掃体110の 面及び下面に配設されるように構成されて る。

 上記の保持シート114及び表面シート118は いずれもその左右方向の両端側にジクザグ にカットされた短冊片(短冊部分)114a及び118a を複数備える構成であるのが好ましい。この 場合、保持シート114及び表面シート118は、短 冊シートとも称呼される。ここでいう短冊片 114a及び118aが、本発明における「分割片」に 当する。このような構成の短冊片114a,118aは ごみを引っ掛けて捕捉し易く、また凹部に り込んだごみを描き出し易い、清掃機能の い構造として特に効果的である。なお、短 片114a,118aの形状に関しては、ジクザグ状、 線状、曲線状などのうちの単一種類或いは 数種類の形状を適宜用いることができる。 実施の形態では、これら短冊片114a及び118a 、いずれも分割清掃部123の長尺方向(保持板1 42の延在方向と交差する方向)に延在する構成 とされる。

 次に、上記基材シート113、保持シート114 び表面シート118を形成する不織布の構成、 び繊維集合体117を形成する繊維集合体の構 につき詳細に説明する。

(不織布の構成)
 基材シート113、保持シート114及び表面シー 118に関しては、いずれも典型的には熱溶融 繊維(熱可塑性繊維)からなるシート状の不 布を使用することができる。従って、これ 基材シート113及び保持シート114は、「不織 シート」とも称呼される。ここでいう基材 ート113、保持シート114及び表面シート118が 本発明における「不織布シート」を構成し いる。この不織布は、機械的、化学的、熱 などの処理によって繊維を固着したり絡み わせたりして作られるシート状の構成物で って、熱可塑性繊維を一部に含み融着(溶着) が可能な不織布とされ、複数の短冊片を有す る形状の不織布として構成される。熱可塑性 繊維(熱溶融繊維)としては、ポリエチレン、 リプロピレン、ポリエチレンテレフタレー 等を使用することができる。また、この不 布は、実用的な強度を備える10~100g/m 2 の熱可塑性繊維によって構成されるのが好ま しい。この不織布としては、エアースルー法 、スパンボンド法、サーマルボンド法、スパ ンレース法、ポイントボンド法、メルトブロ ー法、ステッチボンド法、ケミカルボンド法 、ニードルパンチ法等により製造されたもの を適宜使用することができる。この不織布が 、本発明における「不織布」に相当する。な お、清掃時の掃き出し機能を向上させるため には、剛性の高い不織布を用いるのが好まし い。また、不織布に代えて或いは加えて、ウ レタン、スポンジ、織布、ネット、ワリフな どの素材を短冊状に加工したものを用いるこ ともできる。

(繊維集合体の構成)
 一方、繊維集合体117は、繊維による単一の 維構造体や、繊維が長さ方向および/または 径方向にそろった繊維構造体(撚糸、紡績糸 複数の長繊維が部分的に接続された糸材な )、ないし当該繊維構造体の集合体とされ、 可塑性繊維を一部に含み融着(「溶着」とも いう)が可能な繊維集合体として構成される この繊維集合体117を形成する繊維とは、糸 織物などの構成単位であり、太さに比して 分な長さを持つ、細くてたわみやすい形態 ものとして規定され、典型的には長い連続 の繊維が長繊維(フィラメント)とされ、短い 繊維が短繊維(ステープル)とされる。この繊 集合体117の繊維は、保持シート114及び表面 ート118の短冊片114a及び118aと同様に、保持 142の延在方向と交差する方向に長尺状に延 する構成とされる。この繊維集合体117は、 数の繊維が束状に形成された「繊維束」と 称呼される。ここでいう繊維集合体117が、 発明における「繊維集合体」に相当する。

 なお、図2~4に示す例では、三つの繊維集 体117が積層状に重ねられる場合について記 しているが、この繊維層の数は必要に応じ 1または複数とすることができる。この繊維 集合体117は、所定の平面や曲面による面構造 を有するとともに、ある程度の厚みを有する 立体形状として、或いは薄肉シート形状とし て構成されるのが好ましい。ここでいう「繊 維集合体」は、典型的にはポリエチレン(PE) ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタ ート(PET)、ナイロン、レーヨンなどを材質 し、実用上はトウを開繊することによって られる長繊維(フィラメント)の集合体がこの 繊維集合体として多用される。特には、芯部 分がポリプロピレン(PP)或いはポリエチレン レフタレート(PET)であり、この芯部分の外面 を覆う鞘部分がポリエチレン(PE)の複合繊維 用いて繊維集合体が構成されるのが好まし 。この繊維集合体を形成する長繊維は、そ 繊度が0.5~66dtexとされるのが好ましい。また 各繊維集合体は概ね同様の繊度の繊維から 成されてもよいし、或いは各繊維集合体が なる繊度の繊維を含む構成であってもよい また、熱可塑性樹脂を含む繊維を用いる場 、少なくとも2種類以上の異なった融点の樹 脂(例えば融点差が20℃以上の樹脂)を使用す のが好ましい。

 また、清掃時の掃き出し機能を向上させ ためには、剛性の高い繊維、すなわち繊度 高い繊維を含む繊維集合体を用いるのが好 しい。また、繊維集合体は、捲縮繊維を有 る構成されるのが好ましい。この場合、1イ ンチあたりのクリンプ数が5~30の倦縮繊維を いるのが好ましい。ここでいう捲縮繊維は 所定の巻き縮み処理が付与された繊維とし 構成され、繊維同士が絡み易い構造とされ 。このような捲縮繊維を用いると、繊維集 体が清掃体ホルダ装着前の状態よりも嵩高 なり、更に捲縮部分にごみを取り込み易い 造とされる。本構造は、特にトウ繊維から 成された捲縮繊維を用いることによって実 され得る。また、ゴミ、塵、埃などを確実 吸着するべく、着塵油剤を含有する繊維を いるのが好ましい。

 なお、繊維集合体として、フィルムをテ プ状にスリットし、縦方向へ延伸させたフ ットヤーンや、スプリットヤーンと称呼さ る熱可塑性フィルム樹脂を樹脂の配向方向 直交する方向にかきわけて、繊維状となっ フィルムが網目状に接合されているものを 用してもよい。或いは、繊維集合体として エアースルー不織布などの嵩高で繊維密度 低い不織布を使用してもよい。

 また、清掃体110の構成要素の種類や数等 関しては、上記の例に限定されるものでは く、必要に応じて種々選択が可能である。

 上記構成の清掃用具100の作用に関しては 図6が参照される。図6には、本実施の形態 清掃体110の断面図であって、清掃体ホルダ 着前及び清掃体ホルダ装着後の様子が示さ る。この図6に示すように、清掃体ホルダ装 前においては、前述のように清掃体110の左 の被挿入領域115,115の間隔L1が、二本の保持 142,142の間隔L2を上回るように設定されてい 。一方、二本の保持板142,142が左右の被挿入 領域115,115に挿入されると、左右一対の分割 掃部123は、二本の保持板142,142の間隔L2にし がって互いに近接する方向に変形する。そ 結果、清掃体ホルダ装着後においては、左 一対の分割清掃部123の互いの対向部分の空 部124には、保持シート114、繊維集合体117及 表面シート118が面接触し或いは重なり合い み合った重なり領域119が形成される。この なり領域119は、空間部124に清掃対象を挿入 て清掃作業を行なう場合、清掃効果向上を るためには、図6中の左右方向に関する重な 長さ(重なりしろ)が1mm以上であるのが好ま く、更には当該重なりしろが二本の保持板14 2,142の間隔L2と同程度であるのが好ましい。

 このような構成によれば、互いに隣接す 分割清掃部123,123同士の繊維集合体117が少な くとも重なり合うことによって形状保持性能 が付与され、清掃体110全体が垂れ下がったり 、空間部124に不要な隙間が形成されるのを防 止することが可能となり、また清掃対象を分 割清掃部123,123間に包み込むようにして清掃 象と分割清掃部123との間の接触面積が増や ことができ、以って空間部124に挿入される 掃対象の清掃効果を高めることが可能とな 。また、空間部124に不要な隙間が形成され 見栄えが低下するのを防止することで、作 者に対し清掃効果の高い清掃体110であるこ をアピールすることができ、以って作業者 清掃意欲を高めるのに効果的である。

 なお、清掃体110の分割清掃部123,123は、購 入時ないし使用前においては断面が長方形状 とされており、実際の清掃作業に際し各分割 清掃部123は作業者の解し操作によって解され て或いは毛羽立たせることによって、ボリュ ーム感が高められた嵩高な状態とされるのが 好ましい。この解し操作は、清掃体ホルダ装 着前に行なう第1の手順において遂行されて よいし、或いは清掃体ホルダ装着後に行な 第2の手順において遂行されてもよい。ここ 、図7には、本実施の形態の分割清掃部123,12 3の断面構造であって、清掃体ホルダ装着操 に関する第1の手順が示され、図8には、本実 施の形態の分割清掃部123,123の断面構造であ て、清掃体ホルダ装着操作に関する第2の手 が示される。

 図7に示す第1の手順では、まずstepA1にお て分割清掃部123,123が作業者によって解し操 される。このとき、本実施の形態では、各 割清掃部123における保持シート114、繊維集 体117及び表面シート118は、いずれも融着線1 20を中心として分割清掃部123の長尺方向と交 する方向(保持板142の延在方向と交差する方 向)に関し同様の長さを有している。ここで う融着線120が、本発明における「接合部」 相当する。従って、stepA1において解し操作 なされると、各分割清掃部123は、保持板142 延在方向と交差する方向に関する断面が略 形ないし略楕円形とされた嵩高状態を形成 る。この嵩高状態では、保持シート114及び 面シート118の短冊片114a及び118aや、繊維集合 体117の繊維は、分割清掃部123の長尺方向と交 差する方向(保持板142の延在方向と交差する 向)の断面に関し、融着線120を中心として放 方向に延在する。引き続きstepA2においては 二本の保持板142,142が左右の被挿入領域115,11 5に挿入される。これにより、左右一対の分 清掃部123は、二本の保持板142,142の間隔にし がって互いに近接する方向に変形し、保持 ート114、繊維集合体117及び表面シート118が 接触し或いは重なり合い絡み合った重なり 域119を形成することとなる。

 一方、図8に示す第2の手順では、まずstepB 1において、二本の保持板142,142が左右の被挿 領域115,115に挿入される。これにより、左右 一対の分割清掃部123は、二本の保持板142,142 間隔にしたがって互いに近接する方向に変 し、保持シート114、繊維集合体117及び表面 ート118が面接触し或いは重なり合い絡み合 た重なり領域119を形成することとなる。引 続きstepB2においては、各分割清掃部123の解 操作によって、図7中のstepA2と同様に当該分 清掃部123は断面形状が略円形とされた嵩高 態を形成する。

 上記第1或いは第2手順の経て得られた清 用具100を用いた清掃作業に関しては、図9~図 17が参照される。図9~図12には、本実施の形態 の清掃用具100において、清掃体110の一対の分 割清掃部123,123の間で清掃対象Wを払拭する場 の様子が示され、図13~図17には、本実施の 態の清掃用具100において、清掃体110の一対 分割清掃部123,123の外面において清掃対象Wを 払拭する場合の様子が示される。

 図9に示すように、清掃体110の一対の分割 清掃部123,123の間で、例えば立体形状の清掃 象Wを清掃する場合を想定する。この場合、 10に示すように、一対の分割清掃部123,123の なり領域119が清掃対象に合致するように清 体110を押し付ける。一方で、二本の保持板1 42,142は、離間方向に弾性変形可能な弾性材、 典型的には弾性を有するプラスチック材料に よって構成されるのが好ましい。これにより 、清掃対象Wは二本の保持板142,142の弾性付勢 に抗して重なり領域119を押し広げつつ空間 124に押し込まれ、まずは空間部124の入り口 分で、清掃対象Wに付着していたゴミ、塵、 埃など(以下、「ゴミ等D」ともいう)が特に繊 維集合体117に吸着される。このとき、空間部 124の入り口部分が清掃対象Wに対する接触面 が大きいため清掃対象の良好な払拭が可能 なる。特には、清掃体110の重なり領域119の 持シート114、繊維集合体117及び表面シート11 8が清掃対象の立体表面のゴミ等Dに対し効果 に絡み合って当該ゴミ等D確実に捕捉するこ とが可能となる。清掃対象が更に空間部124に 押し込まれると、図11に示すように、空間部1 24の入り口部分で繊維集合体117に吸着しきれ かったゴミ等Dは、保持シート114の短冊片114 aによって掻き取られ、掻き取られた当該ゴ 等Dは速やかに繊維集合体117に吸着される。 た、本実施の形態では、各分割清掃部123の 面径が極力大きくなるように、保持シート1 14、繊維集合体117及び表面シート118の長さを 定するのが好ましい。このような構成によ ば、一対の分割清掃部123,123の間を通過する 清掃対象Wに対する接触距離及び接触時間を やすことができ、仮に保持シート114の短冊 114aが無い場合であっても、ゴミ等Dを払拭す る効果を高めることが可能となる。更に、図 12に示すように、保持シート114の短冊片114aに よって掻き取られたにもかかわらず繊維集合 体117に吸着しきれず落下したゴミ等Dは、図12 中の矢印で示すように繊維集合体117の後端側 (空間部124の入り口部分)にて確実に捕捉され 。なお、このような清掃は、清掃対象W側の 隙間に少なくとも1つの分割清掃部123を挿入 て払拭する場合においても同様に有効とさ る。

 これに対し、図13に示すように、清掃体11 0の一対の分割清掃部123,123によって、凹凸の る清掃対象Wを平面的に清掃する場合を想定 する。この場合、本実施の形態では、清掃体 110は、2つの分割清掃部123,123を介して平面に 触するため、作業者は必要以上に手首を固 することなく、払拭時の払拭角度の安定性 確保することが可能となる。また、2つの分 割清掃部123,123が清掃対象Wに触れることとな ため、1回の払拭操作で一度に2回分の払拭 果を得ることが可能となる。特には、一対 分割清掃部123,123の繊維集合体117は、清掃対 Wに対し4つの吸着領域123a,123b,124b,124dが形成 れることとなる。これら各吸着領域123a,123b, 124b,124dは、いずれも扇形状であることから、 ゴミ等Dを吸着可能な所望の吸着領域を確保 るのに有効とされる。また、これら各吸着 域123a,123b,124b,124dは、いずれも円弧状の接触 を有するとともに、第1の吸着領域123aと第2 吸着領域123bとの間の突部分と、第3の吸着 域123cと第4の吸着領域123dとの間の突部分の2 所を主体として接触するため、清掃対象Wの 表面形状にしたがって移動する際に円滑に変 形することとなり、清掃対象Wとの間の摩擦 抑えた円滑な清掃作業、すなわち使用感の 軽い」清掃作業が可能となる。

 具体的には、まず図14に示すように、清 対象Wの表面にならって清掃体110を移動させ ことによって、第1の吸着領域123aの繊維集 体117にゴミ等Dが吸着される。更に清掃体110 移動させることによって、図15に示すよう 凸部に隠れたゴミ等Dは、第1の吸着領域123a 第2の吸着領域123bとの間の保持シート114の短 冊片114aによって掻き出されて、第2の吸着領 123bの繊維集合体117に吸着される。更に清掃 体110を移動させることによって、図16に示す うに凹部に入り込んだゴミ等Dは、第1の吸 領域123aの繊維集合体117に吸着される。この ミ等Dは、第1の吸着領域123aの繊維集合体117 吸着されない場合でも、第1の吸着領域123a 第2の吸着領域123bとの間の保持シート114の短 冊片114aによって掻き出されて、或いは完全 掻き出されない場合でも凹部の内部を後方 と移動し、第2の吸着領域123bの繊維集合体117 に吸着される。更に、第2の吸着領域123bの繊 集合体117に吸着されなかったゴミ等Dは、第 3の吸着領域123cの繊維集合体117に吸着される また、第3の吸着領域123cの繊維集合体117に 着されなかったゴミ等Dは、再度第3の吸着領 域123cと第4の吸着領域123dとの間の保持シート 114の短冊片114aによって掻き出されて、或い 完全に掻き出されない場合でも凹部の内部 後方へと移動し、最終的には第4の吸着領域1 23dの繊維集合体117に吸着されることとなる。

 なお、清掃対象Wの広い平面部分を払拭す る際、作業者の手首が安定しない場合や清掃 対象Wが高所にある場合には、清掃体110が清 対象Wの表面に対し傾斜して作用することが 定される。そこで本実施の形態では、図17 示すように、清掃対象Wに対し4つの吸着領域 123a,123b,124b,124dが形成されるため、例えば第1 吸着領域123aや第2の吸着領域123bに吸着され かったゴミ等Dを、第3の吸着領域123cや第4の 吸着領域123dに吸着させること可能である。

(他の実施の形態)
 なお、本発明は上記の実施の形態のみに限 されるものではなく、種々の応用や変形が えられる。例えば、上記実施の形態を応用 た次の各形態を実施することもできる。

 上記実施の形態では、左右一対の分割清 部123を有する清掃体110について記載したが 本発明では、分割清掃部123に相当する部位 数は、2以上の範囲で適宜設定可能である。 別実施の形態に関しては、図18及び図19が参 される。図18に示す別実施の形態の清掃用具 200は、3つの分割清掃部123を組み合わせた構 の清掃体210に対し、長尺状の3つの保持部242 有する清掃体ホルダ230が組み付けられるよ に構成されている。具体的には、ホルダ装 状態においては、各保持部242が各分割清掃 123に設けられた被挿入領域115に挿入される うになっている。この場合、3つの分割清掃 部123は、その断面中心が所定の三角形の各頂 点に位置するように並置される。また、図19 示す別実施の形態の清掃用具300は、4つの分 割清掃部123を組み合わせた構成の清掃体310に 対し、長尺状の4つの保持部342を有する清掃 ホルダ330が組み付けられるように構成され いる。具体的には、ホルダ装着状態におい は、各保持部342が各分割清掃部123に設けら た被挿入領域115に挿入されるようになって る。この場合、4つの分割清掃部123は、その 面中心が所定の四角形の各頂点に位置する うに並置される。図18に示す清掃用具200や 図19に示す清掃用具300によっても、前述の清 掃用具100と同様の作用効果を得ることが可能 となる。なお、これらの清掃用具200,300にお て、3つ或いは4つの分割清掃部123所定の直線 上に並置されるように構成してもよい。

 また、上記実施の形態では、清掃体110は 各分割清掃部123の断面が略円形ないし略楕 形とされる場合について記載したが、本発 では、当該断面が略円形ないし略楕円形の 部または一部を構成する形態であればよく 例えば分割清掃部の断面が、円形の一部を 成する1または複数の扇形状とされてもよい 。本構成に関しては、図20に示す別実施の形 の清掃体410が参照される。図20に示す清掃 410では、各分割清掃部423の外側領域及び内 領域における断面は、互いに異なる径の円 を構成する扇形状とされる。本構成は、例 ば融着線120,121の位置や、保持シート114、繊 集合体117及び表面シート118の長さを場所ご に変更することによって実現される。この うな構成によれば、分割清掃部423の外側領 と内側領域のそれぞれに異なる清掃能力を 与する場合に有効とされる。

 また、上記実施の形態では、清掃体110を ート状の不織布と繊維集合体を用いて構成 る場合について記載したが、本発明では、 ート状の不織布と繊維集合体のいずれか一 によって清掃体が構成されてもよい。

本実施の形態の清掃用具100を構成する 掃体110及び清掃体ホルダ130を互いに組み付 る前の状態の斜視図である。 図1中の清掃体110のA-A線に関する断面構 造を示す図である。 図1中の清掃体110のB-B線に関する断面構 造を示す図である。 図1中の清掃体110を各積層要素に分解し た状態の斜視図である。 図2中の清掃体110の保持シート部112の斜 視図である。 本実施の形態の清掃体110の断面図であ て、清掃体ホルダ装着前及び清掃体ホルダ 着後の様子を示すものである。 本実施の形態の分割清掃部123,123の断面 構造であって、清掃体ホルダ装着操作に関す る第1の手順を示すものである。 本実施の形態の分割清掃部123,123の断面 構造であって、清掃体ホルダ装着操作に関す る第2の手順を示すものである。 本実施の形態の清掃用具100において、 掃体110の一対の分割清掃部123,123の間で清掃 対象Wを払拭する場合の様子を示す図である 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の間で清 対象Wを払拭する場合の様子を示す図である 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の間で清 対象Wを払拭する場合の様子を示す図である 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の間で清 対象Wを払拭する場合の様子を示す図である 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の外面に いて清掃対象Wを払拭する場合の様子を示す である。 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の外面に いて清掃対象Wを払拭する場合の様子を示す である。 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の外面に いて清掃対象Wを払拭する場合の様子を示す である。 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の外面に いて清掃対象Wを払拭する場合の様子を示す である。 本実施の形態の清掃用具100において、 清掃体110の一対の分割清掃部123,123の外面に いて清掃対象Wを払拭する場合の様子を示す である。 別実施の形態の清掃用具200を構成する 清掃体210及び清掃体ホルダ230を互いに組み付 ける前の状態を模式的に示す斜視図である。 別実施の形態の清掃用具300を構成する 清掃体310及び清掃体ホルダ330を互いに組み付 ける前の状態を模式的に示す斜視図である。 別実施の形態の清掃体410の断面を模式 的に示す図である。

符号の説明

 100…清掃用具
 110…清掃体
 112…保持シート部
 113…基材シート
 114…保持シート
 114a…短冊片
 115…被挿入領域
 115a…開口部
 116…清掃体シート部
 117…繊維集合体
 118…表面シート
 118a…短冊片
 119…重なり領域
 120,121…融着線
 123,423…分割清掃部
 123a…第1の吸着領域
 123b…第2の吸着領域
 123c…第3の吸着領域
 124d…第4の吸着領域
 124…空間部
 130…清掃体ホルダ
 140…ホルダ本体
 141…基部
 142…保持板
 143…押え板
 150…ハンドル部
 151…ハンドル本体
 151a…連結部
 200,300…清掃用具
 210,310,410…清掃体
 230,330…清掃体ホルダ
 242,342…保持部




 
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