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Patent Searching and Data


Title:
COIN PROCESSING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/130783
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a coin processing device the processing efficiency of which can be improved. An operating unit (14) selects one of an ordinary counting mode and a continued counting mode. A counting processing unit counts coins. A failure detecting unit (68) detects the generation of a failure in counting by the counting processing unit. When the failure in counting is detected by the failure detecting unit (68) in a counting process, if the ordinary counting mode is selected, a count value obtained from the counting of the coins is cleared and the generation of an arithmetical error is prevented. When the failure in counting is detected by the failure detecting unit (68) in the counting process, if the continued counting mode is selected, the count value obtained from the counting of the coins is maintained, and the process is continued even if a mistake in counting is found, and thus the processing efficiency is improved.

Inventors:
NAKAMOTO TASUKU (JP)
KUBO TOMOYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058018
Publication Date:
October 29, 2009
Filing Date:
April 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
NAKAMOTO TASUKU (JP)
KUBO TOMOYUKI (JP)
International Classes:
G07D3/00
Foreign References:
JPH02300888A1990-12-13
JP2005215778A2005-08-11
JPH02300888A1990-12-13
JP2005215778A2005-08-11
JPH06435808A
JPH0766464A1995-03-10
Other References:
See also references of EP 2270754A4
Attorney, Agent or Firm:
KABASAWA, Joo et al. (JP)
Noboru Kabasawa (JP)
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Claims:
 硬貨処理装置において、
 硬貨を計数する計数処理部と、
 この計数処理部での計数異常を検知する異常検知部と、
 通常計数モードおよび継続計数モードのいずれか一方を選択する操作部と、
 前記計数処理部の計数処理中に前記異常検知部で計数異常を検知した場合、前記通常計数モードが選択されていれば前記計数処理部で硬貨を計数した計数値をクリアさせ、前記継続計数モードが選択されていれば前記計数処理部で硬貨を計数した計数値を保持させる制御部と
 を具備していることを特徴とする硬貨処理装置。
 硬貨処理装置において、
 硬貨を計数する計数処理部と、
 この計数処理部での計数異常を検知する異常検知部と、
 継続計数するか否かを表示する表示部と、
 継続計数するか否かを指示する操作部と、
 前記計数処理部の計数処理中に前記異常検知部で計数異常を検知した場合、前記表示部で継続計数するか否かを表示させ、前記操作部で継続計数しない指示があれば前記計数処理部で硬貨を計数した計数値をクリアさせ、前記操作部で継続計数する指示があれば前記計数処理部で硬貨を計数した計数値を保持する制御部と
 を具備していることを特徴とする硬貨処理装置。
 前記制御部は、前記通常計数モードおよび継続計数モードのいずれの選択時にも、前記異常検知部で異常を検知すれば前記計数処理部による計数処理を停止させる
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
 前記操作部は、スタートボタンを有し、
 前記制御部は、前記継続計数モードの選択時に、前記スタートボタンの操作で前記計数処理部による計数処理を再開させる
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
 前記制御部は、前記継続計数モードの選択時における前記計数処理部の処理速度を、前記通常計数モードの選択時における前記計数処理部の処理速度よりも速くする
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
 レシートを発行する印字部を具備し、
 前記制御部は、前記継続計数モードでの計数処理終了後に、前記印字部で継続計数モードであることを印字したレシートを発行させる
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
 硬貨処理装置において、
 硬貨を包装する包装処理部と、
 この包装処理部で包装した包装硬貨の枚数異常を検知する異常検知部と、
 通常包装モードおよび継続包装モードのいずれか一方を選択する操作部と、
 前記異常検知部で包装硬貨の枚数異常を検知した場合、前記通常包装モードが選択さていれば前記包装処理部によって枚数異常の包装硬貨を排除させ、前記継続包装モードが選択されていれば包装処理を継続させる制御部と
 を具備していることを特徴とする硬貨処理装置。
 前記制御部は、前記継続包装モードが選択されれば、前記異常検知部の検知を無効とする
 ことを特徴とする請求項7記載の硬貨処理装置。
 前記硬貨を包装する包装紙に印字する包装紙印字部を具備し、
 前記制御部は、前記継続包装モードで硬貨を包装する包装紙に、前記包装紙印字部で継続包装モードであることを印字させる
 ことを特徴とする請求項7記載の硬貨処理装置。
Description:
硬貨処理装置

 本発明は、硬貨を処理する硬貨処理装置 関する。

 従来、硬貨処理装置としては、例えば、 貨を包装する硬貨包装機がある。この硬貨 装機では、集積部において硬貨を所定枚数 例えば50枚集積し、この集積部で集積され 集積硬貨を下方の包装部へ下降移動し、包 部において集積硬貨を包装紙で集積すると もに集積硬貨が所定枚数集積されているか か、すなわち包装硬貨の硬貨枚数に過不足 生じていないか否かを検知している。この 積硬貨の集積枚数の過不足を検知するには 集積硬貨に巻回された包装紙の両端を巻き むときの上下の巻き込み爪の相対的な移動 をラックとピニオンとの噛み合いを用いた 動機構を介してロータリーエンコーダによ 回転量として検出し、その回転量が所定枚 の硬貨が集積されている場合に得られる回 量より多いか少ないかによって集積硬貨の 積枚数の過不足を検知する構造が用いられ いる(例えば、特許文献1参照。)。

 また、硬貨包装機では、硬貨の包装機能に えて、所定枚数の硬貨を計数して袋に取り す袋取り計数機能を備えたものがある。こ 硬貨包装機では、硬貨を計数して袋へ放出 ていき、予め設定されている所定枚数の硬 が計数されると、その後の硬貨がストッパ 停止され、所定枚数の硬貨を袋取りする構 となっている(例えば、特許文献2参照。)。

実開昭64-35808号公報(第1頁)

特公平7-66464号公報(第4頁、第1図)

 硬貨の包装処理時に、集積枚数の過不足 検知されると、一般的には正常な包装硬貨 はないと判断され、過不足の生じた包装硬 はリジェクト箱に排除されるため、リジェ ト箱から包装硬貨を取り出して再包装する 要がある。

 また、硬貨の袋取り計数処理時に、所定 数の硬貨が計数された後の硬貨をストッパ 停止させることができなかった場合、一般 には所定枚数を超える硬貨が袋に放出され ことになるのでエラーと判断され、袋取り れた硬貨を再度計数する必要が生じる。

 このような硬貨処理装置を、大量の硬貨 処理し、処理効率が重視される市場に導入 ると、集積枚数の過不足が検知されれば再 装しなければならず、計数ミスが発生すれ 再計数しなければならず、処理に時間がか ってしまい、処理効率重視の運用には適さ いという問題がある。

 本発明は、このような点に鑑みなされた ので、処理効率の向上を図れる硬貨処理装 を提供することを目的とする。

 請求項1記載の硬貨処理装置は、硬貨処理 装置において、硬貨を計数する計数処理部と 、この計数処理部での計数異常を検知する異 常検知部と、通常計数モードおよび継続計数 モードのいずれか一方を選択する操作部と、 前記計数処理部の計数処理中に前記異常検知 部で計数異常を検知した場合、前記通常計数 モードが選択されていれば前記計数処理部で 硬貨を計数した計数値をクリアさせ、前記継 続計数モードが選択されていれば前記計数処 理部で硬貨を計数した計数値を保持させる制 御部とを具備しているものである。

 請求項2記載の硬貨処理装置は、硬貨処理 装置において、硬貨を計数する計数処理部と 、この計数処理部での計数異常を検知する異 常検知部と、継続計数するか否かを表示する 表示部と、継続計数するか否かを指示する操 作部と、前記計数処理部の計数処理中に前記 異常検知部で計数異常を検知した場合、前記 表示部で継続計数するか否かを表示させ、前 記操作部で継続計数しない指示があれば前記 計数処理部で硬貨を計数した計数値をクリア させ、前記操作部で継続計数する指示があれ ば前記計数処理部で硬貨を計数した計数値を 保持する制御部とを具備しているものである 。

 請求項3記載の硬貨処理装置は、請求項1 載の硬貨処理装置において、前記制御部は 前記通常計数モードおよび継続計数モード いずれの選択時にも、前記異常検知部で異 を検知すれば前記計数処理部による計数処 を停止させるものである。

 請求項4記載の硬貨処理装置は、請求項1 載の硬貨処理装置において、前記操作部は スタートボタンを有し、前記制御部は、前 継続計数モードの選択時に、前記スタート タンの操作で前記計数処理部による計数処 を再開させるものである。

 請求項5記載の硬貨処理装置は、請求項1 載の硬貨処理装置において、前記制御部は 前記継続計数モードの選択時における前記 数処理部の処理速度を、前記通常計数モー の選択時における前記計数処理部の処理速 よりも速くするものである。

 請求項6記載の硬貨処理装置は、請求項1 載の硬貨処理装置において、レシートを発 する印字部を具備し、前記制御部は、前記 続計数モードでの計数処理終了後に、前記 字部で継続計数モードであることを印字し レシートを発行させるものである。

 請求項7記載の硬貨処理装置は、硬貨処理 装置において、硬貨を包装する包装処理部と 、この包装処理部で包装した包装硬貨の枚数 異常を検知する異常検知部と、通常包装モー ドおよび継続包装モードのいずれか一方を選 択する操作部と、前記異常検知部で包装硬貨 の枚数異常を検知した場合、前記通常包装モ ードが選択さていれば前記包装処理部によっ て枚数異常の包装硬貨を排除させ、前記継続 包装モードが選択されていれば包装処理を継 続させる制御部とを具備しているものである 。

 請求項8記載の硬貨処理装置は、請求項7 載の硬貨処理装置において、前記制御部は 前記継続包装モードが選択されれば、前記 常検知部の検知を無効とするものである。

 請求項9記載の硬貨処理装置は、請求項7 載の硬貨処理装置において、前記硬貨を包 する包装紙に印字する包装紙印字部を具備 、前記制御部は、前記継続包装モードで硬 を包装する包装紙に、前記包装紙印字部で 続包装モードであることを印字させるもの ある。

 請求項1記載の硬貨処理装置によれば、計 数処理中に計数異常を検知した場合、通常計 数モードが選択されていれば、硬貨の計数値 をクリアし、違算の発生を防止でき、また、 継続計数モードが選択されていれば、硬貨の 計数値を保持し、計数ミスがあった場合でも 、継続処理を可能とし、処理効率を向上でき 、したがって、多様な市場の要求に対応でき る。

 請求項2記載の硬貨処理装置によれば、計 数処理中に計数異常を検知した場合、表示部 で継続計数するか否かを表示させ、操作部で 継続計数しない指示があれば、硬貨の計数値 をクリアし、違算の発生を防止でき、また、 操作部で継続計数する指示があれば、硬貨の 計数値を保持し、計数ミスがあった場合でも 、継続処理を可能とし、処理効率を向上でき 、したがって、多様な市場の要求に対応でき る。

 請求項3記載の硬貨処理装置によれば、請 求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 常計数モードおよび継続計数モードのいず の選択時にも、異常を検知すれば計数処理 停止させ、異常を確認できる。

 請求項4記載の硬貨処理装置によれば、請 求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 続計数モードの選択時には、スタートボタ の操作により、簡単に、計数処理を再開さ ることができる。

 請求項5記載の硬貨処理装置によれば、請 求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 続計数モードの選択時における計数処理部 処理速度を、通常計数モードの選択時にお る計数処理部の処理速度よりも速くし、処 効率を向上できる。

 請求項6記載の硬貨処理装置によれば、請 求項1記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 続計数モードでの計数処理終了後に、印字 で継続計数モードであることを印字したレ ートを発行し、計数した硬貨に添付でき、 算の可能性があることを表示できる。

 請求項7記載の硬貨処理装置によれば、包 装硬貨の枚数異常を検知した場合、通常包装 モードが選択さていれば、枚数異常の包装硬 貨を排除し、違算の発生を防止でき、また、 継続包装モードが選択されていれば、包装処 理を継続し、処理効率を向上でき、したがっ て、多様な市場の要求に対応できる。

 請求項8記載の硬貨処理装置によれば、請 求項7記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 続包装モードが選択されれば、異常検知部 検知を無効とし、包装処理を継続できる。

 請求項9記載の硬貨処理装置によれば、請 求項7記載の硬貨処理装置の効果に加えて、 続包装モードで硬貨を包装する包装紙に、 装紙印字部で継続包装モードであることを 字することにより、枚数異常の包装硬貨の 能性があることを表示できる。

本発明の一実施の形態を示す硬貨処理 置のブロック図である。 同上硬貨処理装置の計数処理部を示す 面図である。 同上硬貨処理装置の包装処理部を示す 面図である。 同上硬貨処理装置の斜視図である。 同上硬貨処理装置の計数処理の例を示 フローチャートである。 同上硬貨処理装置の計数処理の他の例 示すフローチャートである。 同上硬貨処理装置の包装処理の例を示 フローチャートである。 同上図7における設定金種硬貨の包装処 理を示すフローチャートである。

符号の説明

 13  表示部
 14  操作部
 19  包装紙印字部
 27  計数処理部
 28  包装処理部
 61  制御部
 66  印字部
 68  異常検知部

 以下、本発明の一実施の形態を、図面を 照して説明する。

 図4は、硬貨処理装置としての硬貨包装機 を示す。

 この硬貨包装機は、機体11の上部に処理 る硬貨を投入するホッパ12、各種の表示をす る表示部13、および各種の操作をする操作部1 4が配設されている。

 機体11の前面には、扉体15が開閉可能に配 置され、この扉体15の下側に包装硬貨を外部 投出する包装硬貨投出部16、および硬貨の 不足が生じた包装硬貨などを収納する排除 17が配設されている。

 機体11の側部には、硬貨を包装するロー 状の包装紙を配置して機体11内の包装部に供 給する包装紙供給台18、包装紙に印字する包 紙印字部19などが配設されている。

 次に、図2および図3は、機体11内に配置さ れた硬貨処理機構を示す。なお、図2は主に 数処理部を示し、図3は主に包装処理部を示 。

 この硬貨処理機構は、ホッパ12に投入さ た硬貨を受け入れる供給用の回転円盤21、こ の供給用の回転円盤21から供給される硬貨を け入れる回転円盤22、およびこの回転円盤22 の接線方向に回転円盤22から1枚ずつ繰り出さ れる硬貨を受け入れて搬送する通路部23を備 ている。また、通路部23の末端に、硬貨を 積する集積部24が配設され、この集積部24の 方に集積硬貨を包装する図示しない包装部 配設されている。さらに、通路部23の末端 、この通路部23の末端から放出される硬貨を 集積部24に代わって受け取って図示しない袋 収納する袋取り部25が配設されている。

 各回転円盤21,22、通路部23および袋取り部 25などによって、硬貨を計数処理する計数処 部27が構成され、また、各回転円盤21,22、通 路部23、集積部24および包装部などによって 硬貨を包装する包装処理部28が構成されてい る。

 また、回転円盤21の周囲には周壁31が設け られ、この周壁31の一部が開口された部分を じて回転円盤21から回転円盤22に硬貨を供給 する。

 また、回転円盤22の周囲には周壁32が設け られ、この周壁32の一部を構成する厚み規制 材33の下側と回転円盤22の上面との間隙を通 じて回転円盤22から通路部23に硬貨が厚み方 に1層状態で繰り出される。

 また、通路部23は、回転円盤22の上面と同 一面に配置される通路底板36、この通路底板3 6の一側と他側とに通路幅方向に移動可能に 置された可動通路部材37,38を備えている。通 路部23の上方には、通路部23内の硬貨を搬送 向の下流側へ向けて搬送する上流側の搬送 ルト39と下流側の搬送ベルト40とが配設され いる。

 通路部23内には、搬送方向の上流側から 通路幅が調整された処理対象金種より小径 硬貨を排除する排除孔41、硬貨を識別する識 別部42、硬貨を計数するカウントセンサ43、 貨を停止させるストッパ44、通路部23の末端 ら放出される硬貨を確認する確認センサ45 配設されている。

 可動通路部材37,38は、通路幅調整部46によ って、両側の可動通路部材37,38の間の通路幅 処理する金種に応じて調整される。この通 幅調整部46は、可動通路部材37,38を複数の軸 47で通路幅方向にスライド可能に支持してお 、可動通路部材38の外側に通路幅調整カム48 が配設され、通路幅方向に対応した通路幅調 整カム48の両側に各可動通路部材37,38に連結 れた各ベアリング49,50が当接されている。そ して、処理する金種に応じて通路幅調整カム 48を回動させ、可動通路部材37,38を通路幅方 に移動させることにより、通路幅を調整で る。

 また、集積部24は、通路部23の末端で通路 幅方向の両側に互いに対向して上下方向に回 動可能として硬貨を集積する一対の集積ベル ト52、および通路部23の末端から放出される 貨を一対の集積ベルト52間に保持する集積ガ イド53を備えている。一対の集積ベルト52の 面には、硬貨を載せて集積する硬貨支持部54 が突設されている。そして、通路部23から放 される硬貨を一対の集積ベルト52の硬貨支 部54上に集積する毎に硬貨1枚分だけ硬貨支 部54が下降するように一対の集積ベルト52を 動させていくことにより、所定枚数の硬貨 集積する。集積した集積硬貨は下方の包装 へ移動させる。

 また、包装部は、集積硬貨の周面に包装 を巻き付け、包装紙の両端を集積硬貨の端 に巻き込み爪で巻き込んで、包装硬貨を作 する。この包装部は、包装した包装硬貨の 数を検知する図示しない硬貨枚数検知機構 備えている。

 また、袋取り部25は、通路部23の末端から 放出される硬貨を受け取る受取シュート57を えている。この受取シュート57は、計数処 時に集積部24上に移動可能とするとともに、 包装処理時には集積部24上から退避可能とす 。

 受取シュート57は、硬貨を収納する袋を 脱可能に装着する筒状の袋装着部58に接続さ れ、受取シュート57で受け取った硬貨を袋装 部58内に導き、袋に収納できる。

 次に、図1は、硬貨包装機を制御する制御 部61を示す。

 この制御部61には、表示部13、操作部14、 別部42、カウントセンサ43、ストッパ44を通 内に進退移動させるストッパ駆動部として ソレノイド62、搬送ベルト39を駆動する搬送 モータ63、搬送ベルト40を駆動する搬送モー 64、通路幅調整カム48を回動させる通路幅調 モータ65、包装硬貨に印字する包装紙印字 19、レシートを発行する印字部66などが接続 れている。

 表示部13は、継続計数するか否かの表示 含む、処理に伴う各種の表示をする。

 操作部14は、計数処理時に通常計数モー および継続計数モードのいずれか一方を選 可能とするとともに、包装処理時に通常包 モードおよび継続包装モードのいずれか一 を選択可能とする。さらに、操作部14は、ス タートボタン、ストップボタンなどの各種ボ タンを有するとともに、計数金種、計数枚数 、包装金種、継続計数するか否かの指示が可 能となっている。

 そして、制御部61は、次の機能を有して る。

 カウントセンサ43の検知に基づいて硬貨 数をカウントする記憶部の機能。

 計数処理時にカウントセンサ43を含む各 センサの検知に基づいて計数処理部27での計 数異常の発生を検知するとともに、包装処理 時に硬貨枚数検知機構の検知に基づいて包装 処理部28で包装した包装硬貨の枚数異常を検 する異常検知部68の機能。

 計数処理時において、計数処理部27の計 処理中に異常検知部68で計数異常を検知した 場合、通常計数モードが選択されていれば計 数処理部27で硬貨を計数した計数値をクリア せ、継続計数モードが選択されていれば計 処理部27で硬貨を計数した計数値を保持さ る第1の計数動作の機能。

 計数処理部27の計数処理中に異常検知部68 で計数異常を検知した場合、表示部13で継続 数するか否かを表示させ、操作部14で継続 数しない指示があれば計数処理部27で硬貨を 計数した計数値をクリアさせ、操作部14で継 計数する指示があれば計数処理部27で硬貨 計数した計数値を保持する第2の計数動作の 能。

 なお、第1の計数動作の機能と第2の計数 作の機能とは、いずれか一方を選択設定す ように構成されている。

 通常計数モードおよび継続計数モードの ずれの選択時にも、異常検知部68で異常を 知すれば計数処理部27による計数処理を停止 させる機能。

 継続計数モードの選択時に、操作部14の タートボタンの操作で計数処理部27による計 数処理を再開させる機能。

 継続計数モードの選択時における計数処 部27の処理速度を、通常計数モードの選択 における計数処理部27の処理速度よりも速く する機能。

 継続計数モードでの計数処理終了後に、 字部66で継続計数モードであることを印字 たレシートを発行させる機能。

 包装処理時において、異常検知部68で包 硬貨の枚数異常を検知した場合、通常包装 ードが選択さていれば包装処理部28によって 枚数異常の包装硬貨を排除させ、継続包装モ ードが選択されていれば包装処理を継続させ る機能。

 継続包装モードが選択されれば、異常検 部68の検知を無効とする機能。

 継続包装モードで硬貨を包装する包装紙 、包装紙印字部19で継続包装モードである とを印字させる機能。

 次に、本実施の形態の作用を説明する。

 まず、計数処理の例として第1の計数動作 の例を、図5のフローチャートを参照して説 する。

 硬貨包装機の電源のオン状態で、操作部1 4で袋取り計数モードを選択し(ステップ1)、 を袋装着部58に装着する(ステップ2)。また、 計数する硬貨をホッパ12に投入する。

 操作部14で、通常計数モードおよび継続 数モードのいずれか一方を選択し(ステップ3 )、計数する硬貨の金種を選択する。

 金種の選択により、通路部23の通路幅を 動調整する(ステップ4)。

 回転円盤21,22および搬送ベルト39,40を正転 駆動し(ステップ5)、袋取り計数動作を開始す る。

 ホッパ12に投入されている硬貨を回転円 21から回転円盤22に所定量ずつ供給し、この 転円盤22から硬貨を1枚ずつ通路部23に繰り し、通路部23内の硬貨を搬送ベルト39,40で搬 する。

 なお、ホッパ12、回転円盤21,22に硬貨が無 くなって、通路部23に硬貨が繰り出されなく れば、処理を終了する(ステップ6)。

 通路部23内を搬送する硬貨を識別部42で識 別する(ステップ7)。

 識別の結果、正常硬貨でかつ設定金種で り(ステップ8、9)、エラーが発生していなけ れば(ステップ10)、カウントセンサ43で該当硬 貨を検知することによって計数枚数を更新記 憶する(ステップ11)。該当硬貨は、通路部23の 末端から放出され、受取シュート57および袋 着部58を通じて袋に収納される。

 このように、袋取り計数動作を、所定枚 計数するか(ステップ12)、硬貨が無くなるま で継続する。

 また、識別部42での識別の結果、正常硬 と識別されなかった硬貨(ステップ8のNO)、あ るいは設定金種ではない硬貨(ステップ9のNO) 識別された場合には、ストッパ44を通路内 突出させて該当硬貨を停止させ、該当硬貨 り前の硬貨を通路部23の末端から放出させる 。その後、ストッパ44を通路内から退避させ 搬送ベルト39,40により硬貨を搬送し、該当 貨がストッパ44を通過した時点で、ストッパ 44を通路内に突出させて該当硬貨より後続の 貨を停止させるとともに、搬送ベルト39,40 停止させ、搬送ベルト40の下に該当硬貨を停 止させる。続いて、搬送ベルト39および回転 盤22を逆転させ、該当硬貨より後続の硬貨 回転円盤22上に戻す。続いて、通路幅調整モ ータ65の駆動により可動通路部材37,38を通路 が最大となるまで広げさせる。続いて、ス ッパ44を通路内から退避させ、搬送ベルト39, 40を逆転駆動し、該当硬貨を排除孔41から排 して機体11内に配置されているリジェクト箱 に送り込む(ステップ13、14)。その後、搬送ベ ルト39,40を停止させ、可動通路部材37,38を元 通路幅の位置に戻した後、搬送ベルト39,40を 正転駆動して計数処理を再開する。

 そして、硬貨詰まりが発生したり、正常 貨と識別されなかった硬貨、あるいは設定 種ではない硬貨、さらには所定枚数の硬貨 計数された後の硬貨をストッパ44で停止さ ることができなかった場合など、エラーが 生したことを異常検知部68で検知すると(ス ップ10のYES)、計数処理を停止させる。

 硬貨詰まりの場合にはエラーを解除した (ステップ15)、選択されているモードを確認 する(ステップ16)。

 通常計数モードが選択されていれば(ステ ップ16のNO)、硬貨を計数した計数値をクリア (ステップ17)、袋を袋装着部58から外し、袋 の硬貨をホッパ12に再投入する(ステップ18) その後、計数処理を再開する。

 継続計数モードが選択されていれば(ステ ップ16のYES)、硬貨を計数した計数値を保持し ておき、操作部14のスタートボタンの操作に って(ステップ19)、計数処理を再開する。

 そして、硬貨を所定枚数計数して袋に収 させれば(ステップ12のYES)、袋取り計数モー ドでの計数処理を終了する(ステップ20)。

 このように、計数処理中に計数異常を検 した場合、通常計数モードが選択されてい ば、硬貨の計数値をクリアし、違算の発生 防止でき、また、継続計数モードが選択さ ていれば、硬貨の計数値を保持し、計数ミ があった場合でも、継続処理を可能とし、 理効率を向上でき、したがって、多様な市 の要求に対応できる。

 通常計数モードおよび継続計数モードの ずれの選択時にも、異常を検知すれば計数 理を停止させ、異常を確認できる。

 継続計数モードの選択時には、操作部14 スタートボタンの操作により、簡単に、計 処理を再開させることができる。

 なお、継続計数モードの選択時における 数処理部の処理速度を、通常計数モードの 択時における計数処理部の処理速度よりも くしてもよく、この場合には処理効率を向 できる。

 また、継続計数モードでの計数処理終了 に、印字部66で継続計数モードであること 印字したレシートを発行することにより、 数した硬貨に添付でき、違算の可能性があ ことを表示できる。

 次に、計数処理の例として第2の計数動作 の例を、図6のフローチャートを参照して説 する。

 硬貨包装機の電源のオン状態で、操作部1 4で袋取り計数モードを選択し(ステップ31)、 を袋装着部58に装着する(ステップ32)。また 計数する硬貨をホッパ12に投入する。

 操作部14で、計数する硬貨の金種を選択 る。この金種の選択により、通路部23の通路 幅を自動調整する(ステップ33)。

 回転円盤21,22および搬送ベルト39,40を正転 駆動し(ステップ34)、袋取り計数動作を開始 る。

 ホッパ12に投入されている硬貨を回転円 21から回転円盤22に所定量ずつ供給し、この 転円盤22から硬貨を1枚ずつ通路部23に繰り し、通路部23内の硬貨を搬送ベルト39,40で搬 する。

 なお、ホッパ12、回転円盤21,22に硬貨が無 くなって、通路部23に硬貨が繰り出されなく れば、処理を終了する(ステップ35)。

 通路部23内を搬送する硬貨を識別部42で識 別する(ステップ36)。

 識別の結果、正常硬貨でかつ設定金種で り(ステップ37、38)、エラーが発生していな れば(ステップ39)、カウントセンサ43で該当 貨を検知することによって計数枚数を更新 憶する(ステップ40)。該当硬貨は、通路部23 末端から放出され、受取シュート57および 装着部58を通じて袋に収納される。

 このように、袋取り計数動作を、所定枚 計数するか(ステップ41)、硬貨が無くなるま で継続する。

 また、識別部42での識別の結果、正常硬 と識別されなかった硬貨(ステップ37のNO)、 るいは設定金種ではない硬貨(ステップ38のNO )が識別された場合には、ストッパ44を通路内 に突出させて該当硬貨を停止させ、該当硬貨 より前の硬貨を通路部23の末端から放出させ 。その後、ストッパ44を通路内から退避さ 、搬送ベルト39,40により硬貨を搬送し、該当 硬貨がストッパ44を通過した時点で、ストッ 44を通路内に突出させて該当硬貨より後続 硬貨を停止させるとともに、搬送ベルト39,40 を停止させ、搬送ベルト40の下に該当硬貨を 止させる。続いて、搬送ベルト39および回 円盤22を逆転させ、該当硬貨より後続の硬貨 を回転円盤22上に戻す。続いて、通路幅調整 ータ65の駆動により可動通路部材37,38を通路 幅が最大となるまで広げさせる。続いて、ス トッパ44を通路内から退避させ、搬送ベルト3 9,40を逆転駆動し、該当硬貨を排除孔41から排 除して機体11内に配置されているリジェクト に送り込む(ステップ42、43)。その後、搬送 ルト39,40を停止させ、可動通路部材37,38を元 の通路幅の位置に戻した後、搬送ベルト39,40 正転駆動して計数処理を再開する。

 そして、硬貨詰まりが発生したり、正常 貨と識別されなかった硬貨、あるいは設定 種ではない硬貨、さらには所定枚数の硬貨 計数された後の硬貨をストッパ44で停止さ ることができなかった場合など、エラーが 生したことを異常検知部68で検知すると(ス ップ39のYES)、計数処理を停止させる。

 硬貨詰まりの場合にはエラーを解除した (ステップ44)、表示部13で継続計数するか否 を表示する。

 操作部14で継続計数しない操作がなされ ば(ステップ45のNO)、硬貨を計数した計数値 クリアし(ステップ46)、袋を袋装着部58から し、袋内の硬貨をホッパ12に再投入する(ス ップ47)。その後、計数処理を再開する。

 操作部14で継続計数する操作がなされれ (ステップ45のYES)、硬貨を計数した計数値を 持しておき、操作部14のスタートボタンの 作によって(ステップ48)、計数処理を再開す 。

 そして、硬貨を所定枚数計数して袋に収 させれば(ステップ41のYES)、袋取り計数モー ドでの計数処理を終了する(ステップ49)。

 このように、計数処理中に計数異常を検 した場合、表示部13で継続計数するか否か 表示させ、操作部14で継続計数しない指示が あれば、硬貨の計数値をクリアし、違算の発 生を防止でき、また、操作部14で継続計数す 指示があれば、硬貨の計数値を保持し、計 ミスがあった場合でも、継続処理を可能と 、処理効率を向上でき、したがって、多様 市場の要求に対応できる。

 次に、包装処理の例を、図7のフローチャ ートを参照して説明する。

 硬貨包装機の電源のオン状態で、操作部1 4で、包装する硬貨の金種を設定し(ステップ5 1)、通常包装モードおよび継続包装モードの ずれか一方を選択する。

 通常包装モードが選択されていれば(ステ ップ52のNO)、設定金種硬貨の包装処理を実施 (ステップ53)、包装硬貨の枚数の過不足を確 認し(ステップ54)、過不足が無ければ(ステッ 54のNO)、包装硬貨を包装硬貨投出部16に投出 して包装処理を終了し(ステップ55)、過不足 あれば(ステップ54のYES)、包装硬貨を排除部1 7に排除する(ステップ56)。

 継続包装モードが選択されていれば(ステ ップ52のYES)、包装硬貨の枚数の過不足検知を 無効とし、つまり異常検知部68の検知を無効 し(ステップ57)、設定金種硬貨の包装処理を 実施し(ステップ58)、包装硬貨を包装硬貨投 部16に投出して包装処理を終了する(ステッ 55)。

 次に、ステップ53、58における設定金種硬 貨の包装処理の例を、図8のフローチャート 参照して説明する。

 操作部14で設定された金種に応じて、通 部23、集積部24および包装部を自動調整する( ステップ61)。

 回転円盤21,22および搬送ベルト39,40を正転 駆動し(ステップ62)、包装処理を開始する。

 ホッパ12に投入されている硬貨を回転円 21から回転円盤22に所定量ずつ供給し、この 転円盤22から硬貨を1枚ずつ通路部23に繰り し、通路部23内の硬貨を搬送ベルト39,40で搬 する。

 なお、ホッパ12、回転円盤21,22に硬貨が無 くなって、通路部23に硬貨が繰り出されなく れば、処理を終了する(ステップ63のYES)。

 通路部23内を搬送する硬貨を識別部42で識 別する(ステップ64)。

 識別の結果、正常硬貨でかつ設定金種で れば(ステップ65、66)、カウントセンサ43で 当硬貨を検知することによって集積部24での 硬貨の集積枚数を更新記憶する(ステップ67) 該当硬貨は、通路部23の末端から集積部24に 出され、この集積部24で集積される。

 このような集積部24での硬貨の集積動作 、所定枚数集積するか(ステップ68)、硬貨が くなるまで継続する。

 また、識別部42での識別の結果、正常硬 と識別されなかった硬貨(ステップ65のNO)、 るいは設定金種ではない硬貨(ステップ66のNO )が識別された場合には、ストッパ44を通路内 に突出させて該当硬貨を停止させ、該当硬貨 より前の硬貨を通路部23の末端から放出させ 。その後、ストッパ44を通路内から退避さ 、搬送ベルト39,40により硬貨を搬送し、該当 硬貨がストッパ44を通過した時点で、ストッ 44を通路内に突出させて該当硬貨より後続 硬貨を停止させるとともに、搬送ベルト39,40 を停止させ、搬送ベルト40の下に該当硬貨を 止させる。続いて、搬送ベルト39および回 円盤22を逆転させ、該当硬貨より後続の硬貨 を回転円盤22上に戻す。続いて、通路幅調整 ータ65の駆動により可動通路部材37,38を通路 幅が最大となるまで広げさせる。続いて、ス トッパ44を通路内から退避させ、搬送ベルト3 9,40を逆転駆動し、該当硬貨を排除孔41から排 除して機体11内に配置されているリジェクト に送り込む(ステップ69、70)。その後、搬送 ルト39,40を停止させ、可動通路部材37,38を元 の通路幅の位置に戻した後、搬送ベルト39,40 正転駆動して計数処理を再開する。

 そして、所定枚数の硬貨が計数されたら つまり集積部24で硬貨が所定枚数集積され ことになったら(ステップ68のYES)、所定枚数 硬貨が計数された後の硬貨をストッパ44で 止させ、回転円盤21,22および搬送ベルト39,40 停止させる(ステップ71)。

 集積部24で所定枚数集積された集積硬貨 下方の包装部へ移動させ、集積枚数の記憶 クリアする(ステップ72)。

 そして、継続包装モードが選択されてい か確認する(ステップ73)。

 通常包装モードが選択されている場合に (ステップ73のNO)、包装部において、集積硬 を包装紙で包装する包装動作を開始する(ス テップ74)。

 継続包装モードが選択されている場合に (ステップ73のYES)、包装部において、包装紙 印字部19で継続包装モードであることを印字 (ステップ75)、集積硬貨を包装紙で包装する 包装動作を開始する(ステップ74)。

 このように、包装硬貨の枚数異常を検知 た場合、通常包装モードが選択さていれば 枚数異常の包装硬貨を排除し、違算の発生 防止でき、また、継続包装モードが選択さ ていれば、包装処理を継続し、処理効率を 上でき、したがって、多様な市場の要求に 応できる。

 継続包装モードが選択されれば、異常検 部の検知を無効とし、包装処理を継続でき 。

 継続包装モードで硬貨を包装する包装紙 、包装紙印字部19で継続包装モードである とを印字することにより、枚数異常の包装 貨の可能性があることを表示できる。

 本発明は、硬貨を計数する硬貨計数機、 貨を包装する硬貨包装機などの硬貨処理装 などに利用される。