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Patent Searching and Data


Title:
CONDENSING FACILITIES
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/126769
Kind Code:
A1
Abstract:
A plurality of condensers (1, 2 and 3) having different trunk lengths are arranged in parallel, and are connected in series by water-circulating pipes. The individual condensers are made different in their longitudinal center positions in the longitudinal direction, but the condensers adjoining to each other are made equal in their lengths of the entrance-side water-circulating pipes and the exit-side water circulating pipes.

Inventors:
TSUJI HIROSHI
NEMOTO AKIRA
Application Number:
PCT/JP2008/056704
Publication Date:
October 23, 2008
Filing Date:
April 03, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOSHIBA KK (JP)
TSUJI HIROSHI
NEMOTO AKIRA
International Classes:
F28B1/02
Foreign References:
JPS6014096A1985-01-24
JPS5578111A1980-06-12
JPS5977290A1984-05-02
JPH04365905A1992-12-17
Attorney, Agent or Firm:
HATANO, Hisashi et al. (2nd FloorMiyata Building,17-16, Nishi-Shimbashi 1-Chom, Minato-Ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
復水器胴の長さが異なる複数の復水器を平行に配置し、これらの復水器を循環水配管により直列に接続した復水設備であって、前記各復水器の胴長さ方向中心位置を当該長さ方向に異ならせ、前記各復水器の互いに隣接するもの同士の入口側循環水配管と出口側循環配管との長さを一致させたことを特徴とする復水設備。
発電所において発生した蒸気を蒸気タービンに供給して発電機を回転させ、排蒸気を冷却して復水にする復水器を複数備えた復水設備であって、復水器胴の長さが異なる複数の復水器を平行に配置し、これらの復水器を循環水配管により直列に接続した復水設備において、前記各復水器の胴長さ方向中心位置を当該長さ方向に異ならせ、前記各復水器の互いに隣接するもの同士の入口側循環水配管と出口側循環配管との長さを一致させたことを特徴とする復水設備。
大きさの異なる複数胴の復水器を有し、復水器の冷却水出口部と隣の復水器の冷却水入口部の位置をそろえて配置することにより生じた復水器近傍のスペースに、復水ポンプを配置した請求項1または請求項2記載の復水設備。
大きさの異なる3胴の復水器を有し、復水器の冷却水出口部と隣の復水器の冷却水入口部の位置をそろえて配置することにより中央に設置される復水器近傍に生じたスペースにドレン回収配管を接続した請求項1または2記載の復水設備。
Description:
復水設備

 本発明は原子力発電所等において蒸気タ ビン駆動後の排蒸気を復水とする復水設備 係り、特に複数の復水器を直列配置として 用する復水設備に関するものである。

 例えば原子力発電所では原子炉で発生し 蒸気を蒸気タービンに供給し、発電機を駆 して発電を行い、発電に供された蒸気を復 設備によって復水とした後、再度冷却水と て原子炉に供給する循環方式を採用してい 。通常、発電出力1000MW級の大容量の原子力 電所においては、発電機を回転させる蒸気 ービンとして、原子炉で発生した蒸気にて 動する高圧タービンと、高圧タービンで仕 をした後の蒸気にて駆動する低圧タービン より構成される。低圧タービンとしては、2 台あるいは3台の複数台が設置され、この複 台の低圧タービンで仕事をして排出される 気は複数の復水器を備えた復水設備に導か て復水となる。

 原子力発電所の復水設備について、図4を 参照して具体的に説明する。図4に示すよう 、原子炉100で発生した蒸気S1は蒸気配管101を 介して高圧タービン102に送られた後、低圧蒸 気S2となってタービン配管103を介して複数の 圧タービン、例えば3台、の低圧タービン10, 11,12に送られ、発電機104を駆動して仕事に供 れる。これらの低圧タービン10,11,12から排 された排蒸気(S3)は、例えば3体の復水器胴を 有する3胴型の復水器1,2,3に供給される。

 各復水器1,2,3の胴1a,2a,3a内にはそれぞれ冷 却管4,5,6が設置されており、これらの冷却管4 ,5,6内には冷却水供給配管104からそれぞれ冷 水w1,w2,w3が供給される。3台の低圧タービン10 ,11,12で仕事をして排出され、復水器1,2,3に導 れた蒸気S3は、胴1a,2a,3a内に設けられた冷却 管4,5,6の外側を通過し、その際に冷却管4,5,6 内部を流れる冷却水w1,w2,w3とそれぞれ熱交換 されて凝縮し、復水19,20,21となって各復水器1 ,2,3の下部に設けられているホットウェル16,17 ,18に溜まる。

 ホットウェル16,17,18に溜まった復水19,20,21 は、復水器1,2,3の近傍に設置された復水ポン 22により復水配管105に排出され、さらに給 ポンプ23により昇圧されて原子炉24に導かれ 。

 なお、復水ポンプ22は、低圧復水ポンプ 称する場合があり、この場合にはその下流 にさらに高圧復水ポンプと称するポンプが 置されることがある。

 ところで、上述した冷却管4,5,6の内部を れる冷却水w1,w2,w3については、図4に示した うに、複数の復水器1,2,3に並列的に導入する 場合と、図5に示すように、直列配管構成を いて冷却水w1,w2,w3を直列的に導入する場合と がある。

 図4に示したように、冷却水w1,w2,w3を並列 に導入する場合には、複数の復水器1,2,3に れぞれ同じ温度かつ同じ流量の冷却水が導 さる。したがって、低圧タービン10,11,12で仕 事をして排出され復水器1,2,3に導かれた蒸気s 3との熱交換は、複数の復水器1,2,3においてそ れぞれ同じ条件にて行われる。

 これに対し、図5に示すように、冷却水w 直列的に導入する場合には、複数の復水器1, 2,3に順次冷却水wが導入されるので、先に冷 水wが導入される復水器1においては冷却水の 温度が低く、後に冷却水wが導入される復水 2,3においては冷却水wの温度が高くなる。し がって、低圧タービン10,11,12で仕事をして 出され復水器1,2,3に導かれた蒸気S3との熱交 は、複数の復水器1,2,3においてそれぞれ異 る条件にて行われる。

 冷却管4,5,6の外側で蒸気S3が復水に凝縮さ れる際に飽和状態になっているため、複数の 復水器1,2,3において冷却水w1,w2、w3の温度が異 なる場合には、冷却管4,5,6の外側の圧力も異 ることになる。このように複数胴において 内圧力が異なる復水器を、一般的に「複圧 復水器」と呼んでいる。複圧式復水器の場 、複数の復水器1,2,3においてそれぞれ器内 力が異なるため、交換熱量のバランス等を 慮して各復水器1,2,3の大きさを変えることが ある。

 図6は、図5に示した復水器1,2,3の胴1a,2a,3a 構成を平面図として示している。この図6に 示すように、3胴複圧式復水器の場合、蒸気 給方向に沿って次第に大きくし、その大き を復水器1<復水器2<復水器3のように設定 することがある。

 ただし、このように各復水器1,2,3の大き を変えても、複数の各低圧タービン10,11,12の 大きさは同一にするのが一般的であり、複数 の各低圧タービン10,11,12は同一の回転軸を持 ため、その下部に配置される複数の各復水 1,2,3も図6に示すように、同一の中心線O上に 配置されるのが一般的である。なお、図6に いて、27、28,29,30,31,32,33、34は各復水器1,2,3に 冷却水を導く循環水配管を示している。

 この図6に示す構成において、冷却水wは ず上流側の循環水配管27により復水器1に導 れ、冷却管4の内側を流れる冷却水wは冷却管 4の外側を通過する蒸気との熱交換により温 を上昇させた後、復水器1から排出され循環 配管28,29,30を通り、次段の復水器2に導かれ 。復水器2に導かれた冷却水wは冷却管5の内 を流れ、冷却管5の外側を通過する蒸気との 熱交換により温度を上昇させた後、復水器2 ら排出され、循環水配管31,32,33を通り復水器 3に導かれる。復水器3に導かれた冷却水wは冷 却管6の内側を流れ、冷却管6の外側を通過す 蒸気との熱交換により温度を上昇させた後 復水器3から排出され、循環水配管34を通り 出される。

 また、前述したように低圧タービンで仕 をして排出され、復水器に導かれた蒸気は 冷却管4,5,6の外側を通過する際に冷却管4,5,6 の内部を流れる冷却水wと熱交換することに り、蒸気から復水に凝縮して復水器下部の ットウェルに溜まる。複圧式復水器の場合 復水器下部のホットウェルに溜まった復水 、復水器1から復水器2、復水器3へと順次に 低圧側復水器のホットウェルから高圧側復 器のホットウェルに送られ、最終的に復水 3の近傍に設置された復水ポンプ22により排 される。

 また発電所においては、給水加熱器、湿 分離加熱器などの各種熱交換器等があり、 れらから排出されるドレンを復水器に回収 るのが一般的である。復水器が3胴式の場合 、中央に配置される復水器2にはドレンを回 する配管を接続するスペースがほとんどな ため、図6のドレン配管35,36,37,38にて示した うに、主に復水器1および復水器3にドレン回 収配管を接続し、復水器2には接続しない構 とすることが一般的である。

 なお、公知文献としての特許文献1(特開 8-21205号公報)においては、複数胴の復水器に おいて真空度が異なり、その平均真空度は単 一真空度の場合と比べて同等以上であること について記載されているが、異なる大きさの 複数胴の配置方法等については、特に触れら れていない。

 従来の一般的な複圧式復水器の平面的な 置においては、図6に示したように、複数の 各復水器1,2,3が同一の中心線O上に配置される 場合、胴の長さが復水器1,2,3と次第に拡大す ため、各冷却水出口部と冷却水入口部の位 がずれた構成となる。すなわち、図6におい て、復水器1の出口循環水配管28の長さl1と、 水器2の入口循環水配管30の長さl2とを比較 ると、l1を最短の長さにした場合でも循環水 配管28が長くなってしまうという問題点があ 。同様に、復水器2の出口循環水配管31と復 器3の入口循環配管33の配管位置がずれてい ため、循環水配管33を最短の長さにした場 でも、復水器2の出口循環水配管31の長さl3と 、復水器3の入口循環水配管33の長さl4とを比 すると、l3を最短の長さにした場合でも循 水配管31が長くなってしまう。すなわち循環 水配管28および循環水配管31が長くなった分 配管損失が増加するという問題があった。

 また、各復水器1,2,3が同一の中心線上に 置される場合、各復水器1,2,3の冷却水出入口 部の位置が少しずつ復水器中心線からずれて いるため、復水ポンプ22は、各復水器1,2,3を 入りする循環水配管27~34と干渉しないように 十分離して(図6の図示下方に)配置する必要が あった。

 さらに、給水加熱器、湿分分離加熱器な の各種熱交換器等から復水器へのドレン回 配管については、中央に配置される復水器2 にはドレン回収配管を接続するスペースがほ とんどないため、復水器1,3へのドレン回収配 管接続が多くなってドレン回収配管が錯綜し たり、復水器1,3へのドレン回収配管接続スペ ースが足りなくて復水器1,3を大きくせざるを 得なくなるという問題点があった。

発明の開示
 本発明はこのような事情に鑑みてなされた のであり、各復水器の循環配管の長さを短 かつ同等とすることができ、それによりド ン回収配管が錯綜することを防止し、しか 復水器へのドレン回収配管接続スペースを 保して復水器を余分に大きくすることなく またスペース確保等を図ることができる復 設備を提供することを目的とする。

 前記の目的を達成するために提供される 発明の復水設備は、復水器胴の長さが異な 複数の復水器を平行に配置し、これらの復 器を循環水配管により直列に接続した復水 備であって、前記各復水器の胴長さ方向中 位置を当該長さ方向に異ならせ、前記各復 器の互いに隣接するもの同士の入口側循環 配管と出口側循環配管との長さを一致させ ことを特徴とする。

 また、前記の目的を達成するために提供 れる本発明の復水設備は、発電所において 生した蒸気を蒸気タービンに供給して発電 を回転させ、排蒸気を冷却して復水にする 水器を複数備えた復水設備であって、復水 胴の長さが異なる複数の復水器を平行に配 し、これらの復水器を循環水配管により直 に接続した復水設備において、前記各復水 の胴長さ方向中心位置を当該長さ方向に異 らせ、前記各復水器の互いに隣接するもの 士の入口側循環水配管と出口側循環配管と 長さを一致させたことを特徴とする。

 また、上述の復水設備においては、大き の異なる複数胴の復水器を有し、復水器の 却水出口部と隣の復水器の冷却水入口部の 置をそろえて配置することにより生じた復 器近傍のスペースに、復水ポンプを配置す ことが好ましい。

 また、大きさの異なる3胴の復水器を有し 、復水器の冷却水出口部と隣の復水器の冷却 水入口部の位置をそろえて配置することによ り中央に設置される復水器近傍に生じたスペ ースにドレン回収配管を接続するようにして も良い。

 本発明によれば、各復水器の循環配管の さを短縮かつ同等とすることができ、それ よりドレン回収配管が錯綜することを防止 、しかも復水器へのドレン回収配管接続ス ースを確保して復水器を余分に大きくする となく、またスペース確保等を図ることが きる。

本発明の第1の実施形態による復水器の 構成を示す構成図。 本発明の第2の実施形態による復水器の 構成を示す構成図。 本発明の第3の実施形態による復水器の 構成を示す構成図。 従来例による復水器の構成を示す構成 。 従来例による復水器の構成を示す構成 。 従来例による復水器の構成を示す構成 。

 以下、本発明に係る復水設備の実施例に いて、図面を参照して説明する。

[第1実施形態(図1)]
 図1は、本発明の第1実施形態による復水設 を示す平面図である。図1に示すように、本 施形態では、3胴の復水器1,2,3に冷却水wを導 く循環水配管27~34を備えている。すなわち、 復水器1,2,3の胴1a,2a,3a内にはそれぞれ冷却管 4,5,6が設置されており、これらの冷却管4,5,6 には冷却水供給配管から冷却水wが供給され 。復水器1,2,3に導かれた蒸気は、胴1a,2a,3a内 に設けられた冷却管4,5,6の外側を通過し、そ 際に冷却管4,5,6の内部を流れる冷却水wとそ ぞれ熱交換されて凝縮し、復水となって各 水器1,2,3の下部に設けられているホットウ ル16,17,18に溜まるようになっている。

 ホットウェル16,17,18に溜まった復水は、 水器1,2,3の近傍に設置された図示省略の復水 ポンプにより循環配管に排出され、昇圧され て原子炉に導かれる。冷却管4,5,6の内部を流 る冷却水wについては、複数の復水器1,2,3に 列配管構成を用いて冷却水wを直列的に導入 する構成となっている。

 図1には、復水器1,2,3の胴1a,2a,3aの構成を 面図として示している。この図1に示すよう 、3胴複圧式復水器の場合、蒸気供給方向に 沿って次第に大きくし、その大きさを復水器 1<復水器2<復水器3のように設定している そして、各復水器1,2,3の中心線O1,O2,O3は胴の 軸方向にずらした構成となっている。すなわ ち、胴の長さが異なる複数の復水器を平行に 配置し、これらの復水器1,2,3を循環水配管27,2 8,29,30,31,32,33,34により直列に接続した復水設 として構成している。そして、各復水器1,2,3 の胴長さ方向中心位置を当該長さ方向に異な らせ、各復水器1,2,3の互いに隣接するもの同 の入口側循環水配管と出口側循環配管との さを一致させる構成となっている。

 これにより、冷却水wはまず上流側の循環 水配管27により復水器1に導かれ、冷却管4の 側を流れる冷却水wは冷却管4の外側を通過す る蒸気との熱交換により温度を上昇させた後 、復水器1から排出され循環水配管28,29,30を通 り、次段の復水器2に導かれる。復水器2に導 れた冷却水wは冷却管5の内側を流れ、冷却 5の外側を通過する蒸気との熱交換により温 を上昇させた後、復水器2から排出され、循 環水配管31,32,33を通り復水器3に導かれる。復 水器3に導かれた冷却水wは冷却管6の内側を流 れ、冷却管6の外側を通過する蒸気との熱交 により温度を上昇させた後、復水器3から排 され、循環水配管34を通り排出される。

 また、復水器1,2,3に導かれた蒸気は、冷 管4,5,6の外側を通過する際に冷却管4,5,6の内 を流れる冷却水wと熱交換することにより、 蒸気から復水に凝縮して復水器下部のホット ウェルに溜まる。復水器下部のホットウェル に溜まった復水は、復水器1から復水器2、復 器3へと順次に、低圧側復水器のホットウェ ルから高圧側復水器のホットウェルに送られ 、最終的に復水器3の近傍に設置された復水 ンプ22により排出される。

 このように,本実施形態では、各復水器1,2 ,3を同一の中心線上に配置するのではなく、 水器1の冷却水出口部と復水器2の冷却水入 部の位置をそろえるよう配置している。ま 、復水器2の冷却水出口部と復水器3の冷却水 入口部の位置をそろえるよう配置している。 すなわち、l1とl2、l3とl4、l5とl6をそれぞれ一 致させる構成としている。

 これにより、復水器2の循環水配管30を最 の長さにした場合、復水器1の循環水配管28 同様に最短の長さにすることができる。ま 同様に、循環水配管33を最短の長さにした 合、循環水配管31も同様に最短の長さにする ことができる。

 本実施形態によれば、循環水配管28、お び循環水配管31が短くなった分、配管損失を 減少させることができる。

[第2実施形態(図2)]
 本発明の実施例2について、図2を用いて説 する。

 図2は、本発明の請求項2に関わる復水器 構成例を示した平面図であり、以下にその 成要素について説明する。

 図2において、27~34は各復水器1,2,3に冷却 を導く循環水配管を示している。すなわち 冷却水はまず循環水配管27により復水器1に かれ、冷却管4の内側を流れる冷却水7は冷却 管4の外側を通過する蒸気との熱交換により 度を上昇させた後、復水器1から排出され循 水配管28,29,30を通り復水器2に導かれる。復 器2に導かれた冷却水wは冷却管5の内側を流 、冷却管5の外側を通過する蒸気との熱交換 により温度を上昇させた後、復水器2から排 され循環水配管31,32,33を通り復水器3に導か る。復水器3に導かれた冷却水9は冷却管6の 側を流れ、冷却管6の外側を通過する蒸気と 熱交換により温度を上昇させた後、復水器3 から排出され循環水配管34を通り排出される

 図2においては、各復水器を同一の中心線 上に配置するのではなく、復水器1の冷却水 口部と復水器2の冷却水入口部の位置をそろ るよう配置している。また、復水器2の冷却 水出口部と復水器3の冷却水入口部の位置を ろえるよう配置している。すなわち、l1とl2 l3とl4、l5とl6をそれぞれ一致させる構成と ている。

 図2において、復水器3のホットウェルか 復水を排出する復水ポンプ22は、復水器2の 却水出口部と復水器3の冷却水入口部の位置 そろえるよう配置したことにより反対側に じた大きなスペースを利用して、復水器3の 近傍に配置している。

 これにより、復水器2の冷却水入口部と復 水器3の冷却水出口部の位置関係が大きくず ているため、復水ポンプ22を復水器3の近傍 配置できるスペースができている。このた 、復水器3と復水ポンプ22を接続する配管を くすることができ、すなわち配管損失を減 させることができる。

[第3実施形態(図3)]
 本発明の実施例3について、図3を用いて説 する。

 図3は、本発明の請求項3に関わる復水器 構成例を示した平面図であり、以下にその 成要素について説明する。図3において、27~3 4は各復水器1,2,3に冷却水wを導く循環水配管 示している。すなわち、冷却水wはまず循環 配管27により復水器1に導かれ、冷却管4の内 側を流れる冷却水wは冷却管4の外側を通過す 蒸気との熱交換により温度を上昇させた後 復水器1から排出され循環水配管28,29,30を通 復水器2に導かれる。復水器2に導かれた冷 水wは冷却管5の内側を流れ、冷却管5の外側 通過する蒸気との熱交換により温度を上昇 せた後、復水器2から排出され循環水配管31,3 2,33を通り復水器3に導かれる。復水器3に導か れた冷却水9は冷却管6の内側を流れ、冷却管6 の外側を通過する蒸気との熱交換により温度 を上昇させた後、復水器3から排出され循環 配管34を通り排出される。

 本実施形態によれば、図3に示すように、 各復水器を同一の中心線上に配置するのでは なく、復水器1の冷却水出口部と復水器2の冷 水入口部の位置をそろえるよう配置してい 。また、復水器2の冷却水出口部と復水器3 冷却水入口部の位置をそろえるよう配置し いる。すなわち、l1とl2、l3とl4、l5とl6をそ ぞれ一致させる構成としている。

 したがって、図3に示すように、給水加熱 器、湿分分離加熱器などの各種熱交換器等か ら復水器へのドレン回収配管については、復 水器1,3へのドレン回収配管接続だけでなく、 中央に配置される復水器2や、復水器3内側に ドレン回収配管を接続している。

 すなわち、復水器1の冷却水入口部と復水 器2の冷却水出口部の位置関係が大きくずれ いるため、復水器2にドレン回収配管37を接 できるスペースがとれている。また、復水 2の冷却水入口部と復水器3の冷却水出口部の 位置関係が大きくずれているため、復水器3 側にドレン回収配管39,40を接続できるスペー スがとれている。

 本実施形態によれば、復水器1,3へのドレ 回収配管接続だけでなく、中央に配置され 復水器2や、復水器3内側にもドレン回収配 を接続できており、よってドレン回収配管 続が各復水器に均等化されるため、復水器1, 3へのドレン回収配管接続が多くなってドレ 回収配管が錯綜したり、復水器1,3へのドレ 回収配管接続スペースが足りなくて復水器1, 3を大きくせざるを得なくなるという問題点 解消する効果を有している。