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Title:
CONTENT ACCESS CONTROL SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/107446
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a content access control system provided with an attribute information extracting means for extracting attribute information indicating the details of contents as extracted attribute information and an access right control means for dynamically changing the setting of the access right of registered users having access to the contents according to the result of comparison of the attribute information of the registered users and the extracted attribute information.

Inventors:
HIGUCHI TETSUYA
MATSUSHIMA MIKA
Application Number:
PCT/JP2009/051475
Publication Date:
September 03, 2009
Filing Date:
January 29, 2009
Export Citation:
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Assignee:
BROTHER IND LTD (JP)
HIGUCHI TETSUYA
MATSUSHIMA MIKA
International Classes:
G06F13/00; G06F17/21; G06F21/31; G06F21/32; G06F21/62; G06Q10/00; G06Q30/06; G06Q50/00; G06Q50/10
Foreign References:
JP2002007410A2002-01-11
JP2002222185A2002-08-09
JP2007094774A2007-04-12
Attorney, Agent or Firm:
TSUKUNI, HAJIME (JP)
Hajime Tsukuni (JP)
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Claims:
 登録ユーザのみがブラウザ手段に表示されるコンテンツにアクセスできるアクセス制御システムであって、
 コンテンツの内容を示す属性情報を抽出属性情報として抽出する属性情報抽出手段と、
 前記登録ユーザの属性情報と、前記抽出属性情報とを比較した結果に基づいて、前記コンテンツにアクセスできる登録ユーザのアクセス権の設定を動的に変更するアクセス権制御手段とを備えるアクセス制御システム。
 前記登録ユーザの属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、
 前記登録ユーザの属性情報を構成する状況データを前記属性情報記憶手段に送信する端末とをさらに備え、
 前記端末は、
 自身を保有する使用者の生体情報と、当該生体情報から推定される感情情報と、自身の周囲情報と、当該周囲情報から推定される環境情報とから、少なくとも1つの情報を含む状況データを取得する状況データ取得手段と、
 使用者を識別するための使用者識別情報と、前記状況データ取得手段により取得された前記状況データとを前記属性情報記憶手段に送信する端末側送信手段とを備える請求項1記載のアクセス制御システム。
 前記コンテンツの文字列情報を解析する文字列解析手段をさらに備える請求項1又は2記載のアクセス制御システム。
 前記アクセス権制御手段は、前記登録ユーザが前記コンテンツの内容にアクセスしようとするときに、前記アクセス権の設定を変更する請求項1~3のいずれか一項に記載のアクセス制御システム。
 前記アクセス権制御手段は、前記属性情報が変更されたときに、前記アクセス権の設定を変更する請求項1~3のいずれか一項に記載のアクセス制御システム。
 前記アクセス権制御手段は、前記コンテンツの内容が更新されたときに、前記アクセス権の設定を変更する請求項1~3のいずれか一項に記載のアクセス制御システム。
 前記アクセス権制御手段により変更されたアクセス権の設定に基づいて、前記ブラウザ手段に表示されるコンテンツを更新するコンテンツ更新手段をさらに備える請求項1~6のいずれか一項に記載のアクセス制御システム。
 登録ユーザのみがブラウザ手段に表示されるコンテンツにアクセスできるアクセス制御システムのコンテンツサーバであって、
 前記コンテンツの文字列情報から属性情報を抽出する条件を属性条件として少なくとも1つ決定する条件決定手段と、
 前記条件決定手段により決定された前記属性条件を満たすコンテンツの内容を示す属性情報を抽出属性情報として抽出する属性情報抽出手段と、
 前記登録ユーザの属性情報と、前記抽出属性情報とを比較する属性情報比較手段と、
 前記属性情報比較手段により比較した結果に基づいて、前記コンテンツにアクセスできる登録ユーザのアクセス権の設定を動的に変更するアクセス権制御手段と、
 前記コンテンツの内容を示す属性情報を登録ユーザ毎に記憶する属性情報記憶手段とを備えるコンテンツサーバ。
 登録ユーザのみがブラウザ手段に表示されるコンテンツにアクセスできるアクセス制御システムの端末であって、
 自身を保有する使用者の生体情報と、当該生体情報から推定される感情情報と、自身の周囲情報と、当該周囲情報から推定される環境情報とから、少なくとも1つの情報を含む状況データを取得する状況データ取得手段と、
 使用者を識別するための使用者識別情報と、前記状況データ取得手段により取得された前記状況データとを、前記アクセス制御システムの属性情報記憶手段に送信する端末側送信手段とを備え、
 前記アクセス制御システムは、
 前記コンテンツの文字列情報から属性情報を抽出する条件を属性条件として少なくとも1つ決定する条件決定手段と、
 前記条件決定手段により決定された前記属性条件を満たすコンテンツの内容を示す属性情報を抽出属性情報として抽出する属性情報抽出手段と、
 前記登録ユーザの属性情報と、前記抽出属性情報とを比較する属性情報比較手段と、
 前記属性情報比較手段により比較した結果に基づいて、前記コンテンツにアクセスできる登録ユーザのアクセス権の設定を動的に変更するアクセス権制御手段と、
 前記状況データに基づく前記登録ユーザの属性情報を記憶する属性情報記憶手段とを備える端末。
 登録ユーザのみがブラウザ手段に表示されるコンテンツにアクセスできるアクセス制御方法であって、
 前記コンテンツの文字列情報から属性情報を抽出する条件を属性条件として少なくとも1つ決定し、
 決定された前記属性条件を満たすコンテンツの内容を示す属性情報を抽出属性情報として抽出し、
 前記登録ユーザの属性情報と、前記抽出属性情報とを比較し、
 比較した結果に基づいて、前記コンテンツにアクセスできる登録ユーザのアクセス権の設定を動的に変更する方法。
Description:
コンテンツアクセス制御システ

 本発明は、登録ユーザのみがブラウザ等 表示されるコンテンツにアクセスできるコ テンツアクセス制御システムに関する。特 、コンテンツの内容を登録ユーザに視認可 にするか否かを、登録ユーザの個人属性(性 別、年齢等)及び状況データ(生体情報、感情 報等)から構成される属性情報に基づいて決 定する、コンテンツアクセス制御システムに 関する。

 近年、参加しているユーザが互いに友達 紹介しあうことで、新たな友達関係を広げ ことを目的としたソーシャルネットワーキ グサービス(SNS)が運営されている。また、 加しているユーザのうちで友達のみが閲覧 きる日記帳などの機能も提供されており、 ーザは、友達のみが閲覧可能な日記帳とす か、参加しているユーザであれば全員が閲 可能な日記帳とするかを選択することがで る。

 具体的には、Webブラウザに表示される日記 などのコンテンツが、WWW(World Wide Web)シス ムを使ってインターネット上で公開されて るページ形式の文書を対象としたコンテン アクセス制御システムが提案されている(特 許文献1参照)。

特開2002-91915

 しかし、上述のシステムでは、コンテン にアクセスするユーザに対して、コンテン であるページに対するアクセスを制限する 否かによって、ユーザ端末にコンテンツを 示させるものである。従って、システムが 供するサービスの内容は、上記アクセス制 により、固定された特定のユーザのみがコ テンツにアクセスできるというものに限定 れる。この結果、自身が作成したコンテン を特定のユーザに公開することが可能であ ても、アクセス制限により、自身のコンテ ツを必要とする不特定多数のユーザに公開 たいという要求に対応することが出来なか た。

 また、コンテンツを公開する者は、時々 々変化するユーザの状況に応じて、自身が 成したコンテンツの全体(例えば、日記帳) あるいは一部分(例えば、日記帳の記事)のみ を、そのコンテンツを必要とするユーザに公 開したいという要求にも対応することが出来 なかった。特に、コンテンツに含まれる部分 ごとに、時々刻々変化するユーザの状況に応 じて、アクセス制限を設定することは非常に 煩雑な操作と手間とを必要とするために、現 実的ではなかった。

 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされ ものであり、その目的とするところは、時 刻々変化するユーザの状況に応じて、ユー のコンテンツへのアクセス制限を動的に設 変更することができるコンテンツアクセス 御システムを提供することにある。また、 々刻々変化するユーザの状況に応じて、コ テンツ全体でアクセス制限を設定するので なく、コンテンツの一部分ごとであっても ユーザの手間を省いて、アクセス制限を設 することができるコンテンツアクセス制御 ステムを提供することにある。

 以上の目的を達成するために、本発明に るコンテンツアクセス制御システムにおい は、コンテンツの内容を示す属性情報を抽 属性情報として抽出する属性情報抽出手段 、前記登録ユーザの属性情報と、前記抽出 性情報とを比較した結果に基づいて、前記 ンテンツにアクセスできる登録ユーザのア セス権の設定を動的に変更するアクセス権 御手段とを備える。

本発明に係るコンテンツアクセス制御 ステムの概要を説明するための図である。 コンテンツアクセス制御システムの構 を説明するためのブロック図である。 第1実施形態に係るシステムのメイン処 理を実行するためのフローチャートである。 第1実施形態に係るシステムのメイン処 理の一部である解析処理を実行するためのフ ローチャートである。 図4の解析処理を説明する図である。 状況管理テーブルを示す図である。 アクセス許可リストを示す図である。 第1実施形態に係るシステムのPC端末に いて実行されるコンテンツ表示処理を実行 るためのフローチャートである。 図8のコンテンツ表示処理を実行したコ ンテンツ表示例である。 第1実施形態に係るシステムのPC端末に おいて実行されるコンテンツ表示処理の変形 例を実行するためのフローチャートである。 図8のコンテンツ表示処理の変形例を 行したコンテンツ表示例である。 第1実施形態に係るシステムのPC端末に おいて実行されるコンテンツ表示処理のその 他の変形例を実行するためのフローチャート である。 図8のコンテンツ表示処理のその他の 形例を実行したコンテンツ表示例である。 通信携帯端末10の状況通信装置メイン 理を実行するためのフローチャートである 図14の状況通信装置メイン処理で起動 れる端末使用者センシング処理を実行する めのフローチャートである。 図14の状況通信装置メイン処理の一部 ある端末使用者状況推論処理を実行するた のフローチャートである。 図16の端末使用者状況推論処理におい 使用される端末使用者状況推論テーブルの 例である。 図16の端末使用者状況推論処理の一部 ある心拍分類処理を実行するためのフロー ャートである。 図16の端末使用者状況推論処理の一部 ある体温分類処理を実行するためのフロー ャートである。 図16の端末使用者状況推論処理の一部 ある発汗量分類処理を実行するためのフロ チャートである。 図14の状況通信装置メイン処理で起動 れる端末周囲センシング処理を実行するた のフローチャートである。 図14の状況通信装置メイン処理の一部 ある端末周囲状況推論処理を実行するため フローチャートである。 図22の端末周囲状況推論処理において 用される端末周囲状況推論テーブルの一例 ある。 図23の端末周囲状況推論処理の一部で る気温分類処理を実行するためのフローチ ートである。 図23の端末周囲状況推論処理の一部で る湿度分類処理を実行するためのフローチ ートである。 図23の端末周囲状況推論処理の一部で る照度分類処理を実行するためのフローチ ートである。 図23の端末周囲状況推論処理の一部で る音量分類処理を実行するためのフローチ ートである。 第2実施形態に係るシステムのメイン 理を実行するためのフローチャートである アクセスリストを示す図である。

発明の詳細な説明

全般的説明
 本発明に係るコンテンツアクセス制御シス ムの1つの実施形態は、コンテンツの内容を 示す属性情報を抽出属性情報として抽出する 属性情報抽出手段と、前記登録ユーザの属性 情報と、前記抽出属性情報とを比較した結果 に基づいて、前記コンテンツにアクセスでき る登録ユーザのアクセス権の設定を動的に変 更するアクセス権制御手段とを備える。

 上述した発明によれば、属性情報抽出手 により、すべてのコンテンツに対して、属 情報を抽出するための属性条件を満たすコ テンツの内容を示す属性情報を抽出属性情 として抽出することができる。そして、ア セス権制御手段により、登録ユーザの属性 報と、前記抽出属性情報とを比較した結果 基づいて、前記コンテンツにアクセスでき 登録ユーザのアクセス権の設定を動的に変 することができる。

 従って、動的にアクセス権が変更される め、自身のコンテンツにアクセスされる登 ユーザは、所望する登録ユーザに、自身の ンテンツをアクセスさせることができる。 の結果、コンテンツにアクセスする登録ユ ザに対し、各コンテンツに対するアクセス の設定を変更する手間を省くことができる

 さらに、コンテンツにアクセスする登録 ーザは、自身が所望するコンテンツにアク スできる。特に、登録ユーザの属性情報に づいて、アクセス権の設定は動的に変更さ るため、変化する登録ユーザの属性情報が 映された所望するコンテンツにアクセスで る。

 ここで、「ブラウザ手段」とは、コンテ ツを表示・閲覧するための手段であって、 えば、Webブラウザをいう。また、ブラウザ 段上に表示される「コンテンツ」とは、例 ば、日記等の文字列情報、画像情報をいう

 「アクセス権」とは、登録ユーザに関連 けられた権利であって、コンテンツの内容( 例えば、日記等の文字列情報)を視認可能に るか否かを属性情報に基づいて決定された コンテンツの内容に登録ユーザがアクセス きる権利をいう。

 なお、本願明細書において、アクセス権 設定を「動的に変更する」とは、登録ユー の属性情報と抽出属性情報とを比較した結 に基づいて、アクセス権の設定を自動的に 更することをいう。

 本発明に係るコンテンツアクセス制御シ テムとして、前記登録ユーザの属性情報を 憶する属性情報記憶手段と、前記登録ユー の属性情報を構成する状況データを前記属 情報記憶手段に送信する端末とをさらに備 、前記端末は、自身を保有する使用者の生 情報と、当該生体情報から推定される感情 報と、自身の周囲情報と、当該周囲情報か 推定される環境情報とから、少なくとも1つ の情報を含む状況データを取得する状況デー タ取得手段と、使用者を識別するための使用 者識別情報と、前記状況データ取得手段によ り取得された前記状況データとを前記属性情 報記憶手段に送信する端末側送信手段とを備 えることが好ましい。

 上述した発明によれば、端末使用者の生 情報等の状況データを反映させた登録ユー の属性情報に基づくアクセス権の設定を変 することができる。従って、端末使用者の 況データと連動したアクセス権の設定変更 できる。

 ここで、「端末」とは、属性情報記憶手 に記憶される「登録ユーザの属性情報」を 成する状況データを属性情報記憶手段に送 する手段をいう。なお、状況データを送信 る端末と、ブラウザ手段を備えたもの、例 ばPC端末とは、別体のものに限られず、一 化されたものも好ましい。

 なお、「状況データ」とは、端末使用者 生体情報、感情情報、位置情報などをいい 状況データから構成される「属性情報」と 、状況データと、年齢、性別などの個人属 データとからなるものである。

 本発明に係るコンテンツアクセス制御シ テムとして、コンテンツの文字列情報を解 する文字列解析手段をさらに備えることが ましい。

 上述した発明によれば、文字列解析手段 解析情報を解析することにより、属性情報 出手段による抽出属性情報の抽出処理を高 化することができる。

 ここで、「コンテンツの文字列情報」と 、「コンテンツの内容を構成する文字列情 (例えば、HTMLタグ)」や、「コンテンツに関 付けられた文字列情報(例えば、画像・動画 コンテンツに関連付けられた文字列(タグ))」 を含む文字列情報をいう。

 また、本発明に係るコンテンツアクセス 御システムとして、アクセス権制御手段は 登録ユーザが前記コンテンツの内容にアク スしようとするときに、アクセス権の設定 変更することが好ましい。

 上述した発明によれば、アクセス権の設 の変更の有無に関わらず、常時、アクセス の設定の変更のための処理を行うことなく 登録ユーザが認識したコンテンツに対して そのコンテンツの内容にアクセスしようと るタイミングを検知することのみで、アク ス権の設定を変更することができる。従っ 、処理の負荷が低減でき、メモリ容量の低 、処理の高速化を実現することができる。

 なお、アクセス権制御手段は、属性情報 変更されたときに、アクセス権の設定を変 する、あるいは、コンテンツの内容が更新 れたときに、アクセス権の設定を変更する とも好ましい。

 さらに、本発明に係るコンテンツアクセ 制御システムとして、アクセス権制御手段 より変更されたアクセス権の設定に基づい 、ブラウザ手段に表示されるコンテンツを 新するコンテンツ更新手段をさらに備える とも好ましい。

 「更新」とは、アクセス権の設定がされ いないコンテンツを、アクセス制御システ のブラウザ手段に表示させないように、表 内容を更新することをいう。従って、上述 た発明によれば、端末以外のシステム内の 成要素、例えば、コンテンツサーバがコン ンツ更新手段を備える場合、CGI(Common Gateway  Interface)により、アクセス権の設定がされて いないコンテンツをブラウザ手段に表示させ ない情報(HTMLファイル)、又は、アクセス権の 設定がされていないコンテンツの内容をブラ ウザ手段に表示させない情報(HTMLファイル)を 生成することができるため、ブラウザ手段は 生成された情報に基づいたコンテンツを表示 することができる。

 一方、ブラウザ手段を備える端末がコン ンツ更新手段を備える場合でも、端末側の 的な機能を持たせる仕組みにより、アクセ 権の設定がされていないコンテンツをブラ ザ手段に表示させない情報、又は、アクセ 権の設定がされていないコンテンツの内容 ブラウザ手段に表示させない情報を生成す ことができるため、ブラウザ手段は生成さ た情報に基づいたコンテンツを表示するこ ができる。

発明の効果
 上述した発明によれば、コンテンツにアク スできる登録ユーザのアクセス権の設定を 的に変更することができるため、自身のコ テンツにアクセスされる登録ユーザは、所 する登録ユーザに、自身のコンテンツをア セスさせることができる。この結果、コン ンツにアクセスする登録ユーザに対し、各 ンテンツに対するアクセス権の設定を変更 る手間を省くことができる。

 さらに、コンテンツにアクセスする登録 ーザは、自身が所望するコンテンツにアク スできる。特に、登録ユーザの属性情報に づいて、アクセス権の設定は動的に変更さ るため、変化する登録ユーザの属性情報が 映された所望するコンテンツにアクセスで る。

図示された実施形態の説明
 本発明に係るコンテンツアクセス制御シス ムは、時々刻々変化するユーザの状況に応 て、ユーザの煩雑な操作を要さず、ユーザ コンテンツへのアクセス制限を動的に設定 更することができるものである。

 本発明の実施形態に係るコンテンツアク ス制御システムによれば、例えば、図1に示 すように、SNS登録者であるAと、Aと友達関係 有するBと、Aと友達関係を有さないC及びDと の4人と、SNS非登録者であるEとにおいて、Aが 公開するコンテンツである日記の記事(7月1日 、7月2日、7月3日の記事)にアクセスした場合 BはAと友達関係であることから、Aが公開す コンテンツである日記の記事にアクセスす ことができる。一方、CはAと友達関係を有 ないことから、原則、コンテンツにアクセ することができないが、Cは子育て中であり かつ、大阪駅に滞在していることから、子 てと大阪駅には関心を持っているため、子 てをコンテンツの内容とする「7月2日」及 「7月3日」の記事とにアクセスすることを可 能にするものである。DもCと同様に、Aと友達 関係を有さないことから、原則、コンテンツ にアクセスすることができないが、Cはディ ニー(登録商標)ランドに滞在していることか ら、ディズニーランドには関心を持っている ため、ディズニーランドをコンテンツの内容 とする「7月2日」の記事にアクセスすること できるが、Dが大阪に移動した場合は、いず れの記事にもアクセスすることができないよ うにするものである。なお、EはSNS非登録者 あることから、コンテンツにアクセスする とができない。

 以下、図面を参照して、本発明の実施形 を説明する。第1実施形態では、登録ユーザ がコンテンツにアクセスするごとに、コンテ ンツに対するアクセス許可があるのか否かを 判断する。一方、第2実施形態では、登録ユ ザがコンテンツにアクセスしたときに、各 ンテンツに対して登録ユーザ毎にアクセス 可があるのか否かを設定した「アクセスリ ト」を参照して、アクセス許可を判断する

<<<<第1実施形態>>>>
 第1実施形態に係るコンテンツアクセス制御 システム1を、図2~図27に基づいて説明する。 1実施形態に係るコンテンツアクセス制御シ ステム1は、図2に示すように、通信携帯端末1 0と、コンテンツサーバ40と、登録ユーザがコ ンテンツを表示することができるブラウザ機 能を備えた端末、例えば、PC端末60とを有す 。なお、通信携帯端末10とPC端末60とは別体 ものに限られず、通信携帯端末10にブラウザ 機能を備えることにより一体化することがで き、登録ユーザの利便性を向上させることが できる。

<<<通信携帯端末10の構成>>>
 図2に示すように、通信携帯端末10には、プ グラムや各種情報を記憶したハードディス 21と、通信携帯端末10全体の制御を行うCPU22 、データを一時的に記憶するRAM23と、通信 帯端末10を制御するプログラムを記憶したROM 24とが内蔵されている。そして、CPU22には、 述するコンテンツサーバ40と信号の送受信を 可能にするインターフェース回路25と、タイ 26と、ディスプレイ27とが接続されている。

 さらに、通信携帯端末10には、心拍セン 28と、温度センサ29と、湿度センサ30と、照 センサ31と、音センサ32と、位置センサ33な が接続されている。心拍センサ28は、通信携 帯端末10の表面に設けられた圧力センサであ 、血流の圧力を計測して触れている人の心 (脈拍数)を計測する。温度センサ29は、白金 測温抵抗体、サーミスタ、熱電対などを用い た温度センサであり、端末10に触れている手 ひらや指の温度を計測する。なお、通信携 端末10には、発汗量センサ(図示せず)も設け られている。発汗量センサは、通信携帯端末 10に触れている者の発汗量を計測する。

 また、通信携帯端末10には、端末使用者 ある登録ユーザが生活を営む空間に複数配 された、周囲の温度を計測する温度センサ  、周囲の湿度を計測する湿度センサ30、周囲 照度を計測する照度センサ31、周囲の音を 測する音センサ32、そして、GPS(Global Positioni ng System)を利用して現在位置を検出する位置 ンサ33を備えている。

<<<コンテンツサーバ40>>>
 コンテンツサーバ40には、通信携帯端末10や PC端末60からの信号の送受信を可能にする送 信部51と、コンテンツが更新されたか否かを 判定する更新判定部52と、更新判定部52によ コンテンツが更新されたと判定されたとき 、更新内容をコンテンツデータベース58に記 憶する更新記憶部53と、更新されたコンテン の文字列情報を解析する更新データ解析部5 4と、すべてのコンテンツに対して、属性情 を抽出するための属性条件を満たすコンテ ツの内容を示す属性情報を、抽出属性情報( クセス許可リスト)として抽出する抽出情報 記憶部55と、登録ユーザの、状況データと個 属性データとからなる属性情報を状況管理 ーブルとして記憶するユーザ情報記憶部56 、コンテンツに対する登録ユーザのアクセ 権の設定変更を行うアクセス制御部57と、HTM L文書や画像などのコンテンツデータを記憶 るコンテンツデータベース58とを有する。

 すなわち、コンテンツサーバ40は、更新 定部52によりコンテンツが更新されたと判別 されると、更新記憶部53により更新されたコ テンツがコンテンツデータベース58に記憶 れるとともに、更新されたコンテンツに対 て属性条件を満たすコンテンツの内容を示 属性情報を解析し、抽出属性情報を抽出し アクセス許可リストに追加する。また、通 携帯端末10を使用する登録ユーザの属性情報 がユーザ情報記憶部56に記憶される。この結 、コンテンツサーバ40は、アクセス制御手 57により、ユーザ情報記憶部56に記憶される 録ユーザの属性情報と、アクセス許可リス とに基づいて、登録ユーザごとにアクセス を設定変更することが可能となり、アクセ 権が設定されているコンテンツを、登録ユ ザのPC端末60のブラウザ機能を利用すること により表示することができる。

<<<コンテンツサーバ40の制御処理>> ;>
<<メイン処理>>
 コンテンツサーバ40のメイン処理を、図3を いて説明する。第1実施形態に係るコンテン ツアクセス制御システムのコンテンツサーバ 40では、登録ユーザがコンテンツにアクセス るごとに、コンテンツに対するアクセス許 があるのか否かをアクセス権の有無により 断する。

 まず、コンテンツサーバ40は、登録ユー のコンテンツへのアクセス要求が、PC端末60 らコンテンツサーバ40にあるか否かを判断 る(ステップS10)。ステップS10において、アク セス要求がない(NO)と判別したときは、ステ プS10のアクセス要求の判断処理を繰り返す 一方、アクセス要求がある(YES)と判別したと きは、ユーザ情報記憶部56に記憶された登録 ーザの属性情報を、後述する状況管理テー ル(図6)から取得する(ステップS11)。ここで 「登録ユーザの属性情報」とは、通信携帯 末10の使用者である登録ユーザの生体情報、 感情情報、環境情報、位置情報などの状況デ ータのほかに、年齢、性別、出身、趣味、家 族構成などの個人属性データをいう。

 ステップS11において、登録ユーザの属性 報を状況管理テーブル(図6)から取得した後 コンテンツの文字列情報を解析する解析処 を実行する(ステップS12)。解析処理につい は、図4を用いて後述する。

 解析処理(ステップS12)を実行した後、抽 情報記憶部55に記憶されているアクセス許可 リスト(図7)を参照し、アクセス要求を行った 登録ユーザが各コンテンツに対してアクセス 権が設定されているか否かを判断する(ステ プS13)。具体的には、状況管理テーブル(図6) 登録された登録ユーザ、すなわち、アクセ 要求を実行した登録ユーザの属性情報と、 クセス許可リスト(図7)のコンテンツごとに 定された抽出属性情報とを比較し、アクセ 権を有するか否かを判断する。

 ステップS13において、アクセス権の設定 断処理を終了した後、アクセス権が設定さ ているコンテンツを、登録ユーザのPC端末60 のブラウザ機能を利用することにより表示す るコンテンツ表示用処理を実行する(ステッ S14)。

 ここで、コンテンツサーバ40が実行する ンテンツ表示用処理は、コンテンツに対し アクセス要求を行った登録ユーザが、コン ンツにアクセスできるアクセス権を有する 否かを判断した上で、登録ユーザのPC端末60 ブラウザ機能を利用するコンテンツ表示に する情報を、PC端末60に送信するものである 。ここで、「アクセス権」とは、登録ユーザ に関連付けられた権利であって、コンテンツ の内容を視認可能にするか否かを属性情報に 基づいて決定された、コンテンツの内容に登 録ユーザがアクセスできる権利をいう。

 具体的には、コンテンツサーバ40は、ア セス権が設定されているコンテンツについ 、PC端末60のブラウザ機能を利用することに り表示し、一方、アクセス権が設定されて ないコンテンツについて、例えば、コンテ ツの内容をPC端末60に表示させない情報を、 PC端末60に送信する。

 従って、コンテンツ表示に関する情報を 信したPC端末60は、受信した情報に基づいて コンテンツ表示を実現することができる。な お、登録ユーザのPC端末60において実行され コンテンツ表示処理については、図8~図13を いて後述する。

 そして、コンテンツサーバ40の電源がOFF 設定されているか否かを判断する(ステップS 15)。電源がOFFに設定されている(YES)と判別し ときは、すべての処理を終了し、コンテン サーバ40のメイン処理を終了する。一方、 源がOFFに設定されていない(NO)と判別したと は、ステップS10に戻り、ステップS10~S15の処 理を繰り返す。

<<解析処理>>
 コンテンツサーバ40の更新データ解析部54に より実行される解析処理(ステップS12)を、図4 を用いて説明する。解析処理では、コンテン ツの文字列情報を解析する。ここで、「コン テンツの文字列情報」とは、「コンテンツの 内容を構成する文字列情報(例えば、HTMLタグ) 」に限定されるものではなく、「コンテンツ に関連付けられた文字列情報(例えば、画像 動画コンテンツに関連付けられた文字列(タ ))」を含む文字列情報をいう。

 解析処理においては、まず、解析対象と るコンテンツをコンテンツデータベースか 取得する(ステップS20)。そして、コンテン の文字列情報に時間情報があるか否かを判 する(ステップS21)。ステップS21において、時 間情報がある(YES)と判別したときは、時間情 を取得する時間情報取得処理(ステップS22) 実行し、ステップS23に進む。一方、ステッ S21において、時間情報がない(NO)と判別した きは、時間情報を取得することなくステッ S23に進む。

 そして、コンテンツの文字列情報に位置 場所情報があるか否かを判断する(ステップ S23)。ステップS23において、位置・場所情報 ある(YES)と判別したときは、位置・場所情報 を取得する位置・場所情報取得処理(ステッ S24)を実行し、ステップS25に進む。一方、ス ップS23において、位置・場所情報がない(NO) と判別したときは、位置・場所情報を取得す ることなくステップS25に進む。

 そして、コンテンツの文字列情報に登場 物情報があるか否かを判断する(ステップS25 )。ステップS25において、登場人物情報があ (YES)と判別したときは、登場人物情報を取得 する登場人物情報取得処理(ステップS26)を実 し、ステップS27に進む。一方、ステップS25 おいて、登場人物情報がない(NO)と判別した ときは、登場人物情報を取得することなくス テップS27に進む。

 ステップS27においては、時間情報取得処 (ステップS22)、位置・場所情報取得処理(ス ップS24)、そして、登場人物情報取得処理( テップS26)により抽出した情報を、抽出情報 憶部55のアクセス許可リスト(図7参照)に格 する(ステップS27)。

 取得したコンテンツに対して、解析処理( 図4)を実行した例を、図5を用いて説明する。 図5のコンテンツは、コンテンツの内容であ 日記の記事中に、「○×遊園地」という位置 ・場所情報と、「6時」と「9時」という時間 報が存在する。ここで、情報抽出するため 予め文字列情報が登録された解析用辞書を 照し、コンテンツの文字列情報と比較対照 ることにより、位置・場所情報である「○ 遊園地」と、時間情報である「6時」及び「9 時」とを抽出する(ステップS21~S26)。そして、 抽出した情報を抽出情報記憶部55に、アクセ 許可リスト(図7)の形式により格納する(ステ ップS27)。

 本実施形態において、解析用辞書の位置 場所情報には、緯度と経度とからなる位置 報と、場所情報とが登録されている。場所 報として「○×遊園地」を抽出したときは 緯度と経度も抽出され、逆に、例えば、抽 された緯度と経度の地点を中心に半径1km以 の緯度と経度とからなる位置・場所情報も 同一の場所情報「○×遊園地」として抽出で きるように設定されている。

<状況管理テーブル>
 状況管理テーブルは、ユーザ情報記憶部56 記憶される登録ユーザの属性情報から構成 れるテーブルである。図6を用いて、状況管 テーブルを説明する。図6に示した状況管理 テーブルでは、ユーザBについて、位置・場 情報が「大阪駅」、感情情報が「興奮」、 供の有無に関しては「有」が属性情報とし 登録されている。また、Cについては、位置 場所情報が「ディズニーランド」、感情情 が「衝撃」、子供の有無に関しては「有」 属性情報として、そして、Dについては、位 置・場所情報が「ディズニーランド」、感情 情報が「冷静」、子供の有無に関しては「無 」が属性情報として登録されている。

<アクセス許可リスト>
 アクセス許可リストは、抽出情報記憶部55 記憶されるコンテンツの内容を示す属性情 (抽出属性情報)から構成されるテーブルリス トである。図7を用いて、アクセス許可リス を説明する。図7に示したアクセス許可リス では、4つのコンテンツ1~4各々に対して、位 置・場所情報、日時情報、感情情報、登場人 物情報が設定されるテーブルリストである。 具体的には、コンテンツ1について、位置・ 所情報が「指定無し」、日時情報が「指定 し」、感情情報が「全ての感情」、登場人 情報が「条件無し」に設定され、コンテン 2について、位置・場所情報が「指定無し」 日時情報が「指定無し」、感情情報が「冷 」、登場人物情報が「子供」に設定され、 ンテンツ3について、位置・場所情報が「デ ィズニーランド」、日時情報が「指定無し」 、感情情報が「全ての感情」、登場人物情報 が「子供」に設定され、コンテンツ4につい 、位置・場所情報が「東京駅」、日時情報 「指定無し」、感情情報が「全ての感情」 登場人物情報が「条件無し」に設定されて る。

<<コンテンツ表示処理>>
 登録ユーザのPC端末60において実行されるコ ンテンツ表示処理を、図8及び図9を用いて説 する。図8は、第1実施形態に係るコンテン アクセス制御システムのPC端末において実行 されるコンテンツ表示処理を実行するための フローチャートである。図9は、図8のコンテ ツ表示処理を実行したコンテンツ表示例で る。

 コンテンツ表示処理は、コンテンツサー 40からPC端末60に送信されるコンテンツ表示 の情報、すなわち、アクセス権が設定され いるコンテンツについて、PC端末60のブラウ ザ機能を利用することによりコンテンツの内 容を表示可能にし、一方、アクセス権が設定 されていないコンテンツについて、例えば、 コンテンツの内容をPC端末60に表示させない 報に基づいて、PC端末60のブラウザ機能を利 してコンテンツを表示するものである。

 コンテンツ表示処理においては、まず、 クセス要求を実行した登録ユーザが、コン ンツサーバ40のコンテンツ表示用処理(ステ プS14)によりPC端末60に送信された情報に基 いて、コンテンツに対してアクセス権を有 るか否かを判断する(ステップS30)。

 ステップS30において、アクセス要求を実 した登録ユーザがコンテンツに対してアク ス権を有する(YES)と判別したときは、アク ス権があるコンテンツの内容を、PC端末60の ラウザ機能を利用することにより表示し(ス テップS31)、コンテンツ表示処理を終了する

 一方、アクセス要求を実行した登録ユー がコンテンツに対するアクセス権を有さな (NO)と判別したときは、エラー表示を行い( テップS32)、コンテンツ表示処理を終了する

 従って、コンテンツサーバ40のコンテン 表示用処理(ステップS14)において、CGI(Common  Gateway Interface)により、アクセス権の設定が れていないコンテンツをPC端末60のブラウザ 能を利用して表示させない情報(HTMLファイ )、又は、コンテンツの見出しは表示される 、アクセス権の設定がされていないコンテ ツの内容を表示させない情報(HTMLファイル) 生成することができるため、PC端末60では生 成された情報に基づいたコンテンツを表示す ることができる。

 登録ユーザCがアクセス要求を実行した場 合のコンテンツ表示処理を、図9を用いて説 する。状況管理テーブル(図6)に示すように 登録ユーザCについては、位置・場所情報が ディズニーランド」、感情情報が「衝撃」 子供の有無に関しては「有」が属性情報と て登録されている。従って、アクセス許可 スト(図7)に設定された抽出属性情報と、登 ユーザCの属性情報とに基づいて、登録ユー ザCは、コンテンツ1及び3にはアクセス権を有 し、コンテンツ2及び4にはアクセス権を有さ いことがわかる。

 図9は、Webページを例にして、登録ユーザ Cに対するコンテンツ表示処理(ステップS31~S32 )を実行したコンテンツ表示例である。まず コンテンツを公開している登録ユーザAのコ テンツ1(Aさんの日記)は全ての登録ユーザに アクセス許可している。従って、コンテンツ 1が表示され、そして、コンテンツ2(7/1(月)の 記)と、コンテンツ3(7/2(火)の日記)と、コン ンツ4(7/3(水)の日記)との見出しがコンテン 1上に表示されている。

 ここで、登録ユーザCは、コンテンツ1及 3にはアクセス権を有し、コンテンツ2及び4 はアクセス権を有さないことから、コンテ ツ3の見出しをクリックすると、コンテンツ3 の内容にアクセスして、登録ユーザCのPC端末 60のブラウザ機能を利用して表示され、一方 コンテンツ2又は4の見出しをクリックする 、「このページを表示する権限がありませ 」旨のエラー表示が表示される。

<コンテンツ表示処理の変形例1>
 コンテンツ表示処理の変形例1について、図 10及び図11を用いて説明する。図10は、コンテ ンツ表示処理の変形例1を実行するためのフ ーチャートである。図11は、図10のコンテン 表示処理の変形例1を実行したコンテンツ表 示例である。

 変形例1では、図9のコンテンツ表示例と 異なり、アクセス権を有するコンテンツを 時に表示する。すなわち、コンテンツごと 、アクセス権の有無を判断した結果、コン ンツに対するアクセス権を有さないコンテ ツは表示しない。

 コンテンツ表示処理の変形例1においては 、まず、アクセス要求を実行した登録ユーザ が、コンテンツサーバ40のコンテンツ表示用 理(ステップS14)によりPC端末60に送信された 報に基づいて、コンテンツに対してアクセ 権を有するか否かを判断する(ステップS40) ステップS40において、アクセス要求を実行 た登録ユーザがコンテンツに対してアクセ 権を有する(YES)と判別したときは、アクセス 権があるコンテンツを、登録ユーザのPC端末6 0のブラウザ機能を利用して表示して(ステッ S41)、コンテンツ表示処理を終了する。一方 、アクセス要求を実行した登録ユーザがコン テンツに対してもアクセス権を有さない(NO) 判別したときは、登録ユーザのPC端末60のブ ウザ機能を利用して、エラーを表示するか あるいは、何も表示することなく(ステップ S42)、コンテンツ表示処理を終了する。

 図11は、コンテンツを、Webページ内のペ ジやフレームとして、登録ユーザCに対する ンテンツ表示処理の変形例1(ステップS41~S42) を実行したコンテンツ表示例である。登録ユ ーザCは、コンテンツ1及び3にはアクセス権を 有し、コンテンツ2及び4にはアクセス権を有 ないことから、コンテンツを公開している 録ユーザAのコンテンツ1(Aさんの日記)が表 され、そして、コンテンツ3(7/2(火)の日記)が コンテンツ1上に表示されている。一方、コ テンツ2(7/1(月)の日記)と、コンテンツ4(7/3(水 )の日記)は、表示されない。

<コンテンツ表示処理の変形例2>
 コンテンツ表示処理の変形例2について、図 12及び図13を用いて説明する。図12は、コンテ ンツ表示処理の変形例2を実行するためのフ ーチャートである。図13は、コンテンツ表示 処理の変形例2を実行したコンテンツ表示例 ある。

 変形例2では、図9のコンテンツ表示例と 異なり、まず、全ての登録ユーザがアクセ 権を有するコンテンツは表示される。さら 、全ての登録ユーザがアクセス権を有する ンテンツではないコンテンツについて、見 しが表示される。そして、登録ユーザがア セス権を有するコンテンツの見出しをクリ クすることにより、アクセス権を有するコ テンツの内容にアクセスして、登録ユーザ PC端末60のブラウザ機能を利用してコンテン の内容を表示させる。

 コンテンツ表示処理の変形例2においては 、まず、アクセス要求を実行した登録ユーザ が、コンテンツサーバ40のコンテンツ表示用 理(ステップS14)によりPC端末60に送信された 報に基づいて、コンテンツに対してアクセ 権を有するか否かを判断する(ステップS50) ステップS50において、アクセス要求を実行 た登録ユーザがコンテンツに対してアクセ 権を有する(YES)と判別したときは、アクセス 権があるコンテンツを、登録ユーザのPC端末6 0のブラウザ機能を利用して表示して(ステッ S51)、コンテンツ表示処理を終了する。一方 、アクセス要求を実行した登録ユーザがコン テンツに対してアクセス権を有さない(NO)と 別したときは、登録ユーザのPC端末60のブラ ザ機能を利用して、エラーを表示するか、 るいは、何も表示することなく(ステップS52 )、コンテンツ表示処理を終了する。

 図13は、コンテンツを、Webページ内のペ ジやフレームとして、登録ユーザCに対する ンテンツ表示処理の変形例2(ステップS51~S52) を実行したコンテンツ表示例である。登録ユ ーザCは、コンテンツ1及び3にはアクセス権を 有し、コンテンツ2及び4にはアクセス権を有 ないことから、コンテンツを公開している 録ユーザAのコンテンツ1(Aさんの日記)が表 され、そして、コンテンツ3(7/2(火)の日記)の 見出しがコンテンツ1上に表示されている。 方、コンテンツ2(7/1(月)の日記)と、コンテン ツ4(7/3(水)の日記)との見出しは、表示されな 。

 そして、コンテンツ3の見出しをクリック すると、コンテンツ3の内容にアクセスして 登録ユーザCのPC端末60のブラウザ機能を利用 して表示される。

<<<通信携帯端末10の制御処理>>>
<<メイン処理>>
 通信携帯端末10は、コンテンツサーバ40で実 行されるアクセス権の設定変更制御のために 、端末使用者である登録ユーザの生体情報な どと、登録ユーザの年齢などの個人属性デー タとから構成される状況データを、コンテン ツサーバ40に送信する装置である。図14を用 て、状況通信装置である通信携帯端末10で実 行されるメイン処理を説明する。

 通信携帯端末10のメイン処理では、まず 処理で使用される変数やフラグなどを初期 する初期化処理を実行する(ステップS100)。 して、通信携帯端末10の心拍センサ28、温度 ンサ29、湿度センサ30などのセンサが、起動 される(ステップS101)。各センサはそれぞれの 計測値を計測すると、直ちにCPU22にその計測 を送信する。ここで、各センサが計測値をC PU21に送信する間隔は、所定間隔( 例えば、5 間隔)に設定されている。

 各センサの起動処理(ステップS101)を実行 た後、端末使用者センシング処理を起動し( ステップS102)、端末周囲センシング処理を起 する(ステップS103)。端末使用者センシング 理は図15を用いて、端末周囲センシング処 は図21を用いて後述する。

 端末使用者センシング処理と端末周囲セ シング処理とを起動した後(ステップS102~S103 )、使用者更新フラグが「1」に設定されてい か否かを判断する(ステップS104)。ここで、 使用者更新フラグ」とは、端末10の使用者 ある登録ユーザの心拍、体温、発汗量など 端末10のセンサにより計測し、計測値が変化 した場合は「1」に、計測値が変化しない場 は「0」に設定されるフラグである。使用者 新フラグの初期化と変更は、後述する端末 用者センシング処理(図15)により実行される 。

 使用者更新フラグの判断処理(ステップS10 4)において、使用者更新フラグが「1」に設定 されている(YES)と判別したときは、センサに り計測された計測値が変化したことから、 末使用者状況推論処理を実行する(ステップ S105)。端末使用者状況推論処理については、 16を用いて後述する。

 端末使用者状況推論処理(ステップS105)を 行した後、登録ユーザの属性情報の一部を 成する状況データとして、状況情報を通信 帯端末10からコンテンツサーバ40に送信する 状況情報送信処理を実行し(ステップS106)、ス テップS107に進む。なお、状況情報送信処理( テップS106)により送信される状況情報には 位置・場所情報や、時間情報も付加されて 信される。また、状況情報をコンテンツサ バ40に送信する間隔は、所定間隔(例えば、 秒間隔)ごとに設定されるが、これに限定さ ず、一定量の計測値が蓄積した場合や、登 ユーザがコンテンツサーバ40にコールした 合(例えば、コンテンツへのアクセス要求が れた場合)に、状況情報を送信するように設 定することもできる。

 一方、使用者更新フラグの判断処理(ステ ップS104)において、使用者更新フラグが「1」 に設定されていない(NO)と判別したときは、 囲更新フラグが「1」に設定されているか否 を判断する(ステップS109)。ここで、「周囲 新フラグ」とは、端末10の周囲環境を示す 温、湿度、照度、音量などを端末10のセンサ により計測し、計測値が変化した場合は「1 に、計測値が変化しない場合は「0」に設定 れるフラグである。周囲更新フラグの初期 と変更は、後述する端末周囲センシング処 (図21)により実行される。

 周囲更新フラグの判断処理(ステップS109) おいて、周囲更新フラグが「1」に設定され ている(YES)と判別したときは、センサにより 測された計測値が変化したことから、端末 囲状況推論処理を実行する(ステップS110)。 末周囲状況推論処理については、図22を用 て後述する。

 端末周囲状況推論処理(ステップS110)を実 した後、属性情報の一部を構成する状況デ タとして、状況情報を通信携帯端末10から ンテンツサーバ40に送信する状況情報送信処 理を実行し(ステップS106)、ステップS107に進 。

 周囲更新フラグの判断処理(ステップS109) おいて、周囲更新フラグが「1」に設定され ていない(NO)と判別したときは、センサによ 計測された計測値が変化していないことか 、状況情報を送信することなく、ステップS1 07に進む。

 そして、通信携帯端末10の電源がOFFに設 されているか否かを判断する(ステップS107) 電源がOFFに設定されている(YES)と判別したと きは、すべての処理を終了し(ステップS108)、 通信携帯端末10のメイン処理を終了する。一 、電源がOFFに設定されていない(NO)と判別し たときは、ステップS104に戻り、ステップS104~ S110の処理を繰り返す。

<<端末使用者センシング処理>>
 第1実施形態に係る端末使用者センシング処 理は、通信携帯端末10に備えられた心拍セン などのセンサによって、心拍数、体温及び 汗量の変化を検出し、変化を検出したとき 、使用者更新フラグを「1」に設定する。上 記変化の検出は、各センサからのセンシング データが記憶されるバッファ1と、すでに検 された各センサからのセンシングデータが 憶されるバッファ2とに記憶されているデー を比較することにより行われる。端末使用 センシング処理を、図15を用いて説明する

 端末使用者センシング処理では、まず、 ッファ1の記憶領域に記憶された各センサか らのセンシングデータ(計測値)を全て消去し( ステップS111)、CPU22が各センサからのセンシ グデータを受信するまで待機する(ステップS 112)。具体的には、ステップS112において、セ シングデータを受信していない(NO)と判別し たときは、ステップS112の処理を繰り返すこ により、各センサからのセンシングデータ 受信するまで待機することができる。

 一方、ステップS112において、CPU22がセン ングデータを受信した(YES)と判別したとき 、センシングデータをバッファ1の記憶領域 記憶させる(ステップS113)。そして、CPU22は てのセンサからのセンシングデータを所得 、バッファ1の記憶領域に記憶したか否かを 断する(ステップS114)。

 ステップS114において、全てのセンサから のセンシングデータを取得して記憶していな い(NO)と判別したときは、ステップS112に戻り ステップS112~S114の処理を繰り返す。一方、 てのセンサからのセンシングデータを取得 て記憶している(YES)と判別したときは、バ ファ1の記憶領域に記憶されている各センサ らのセンシングデータと、バッファ2の記憶 領域に記憶されているセンシングデータとが 一致しているか否かを判断する(ステップS115) 。

 ステップS115において、バッファ1の記憶 域に記憶されている各センサからのセンシ グデータと、バッファ2の記憶領域に記憶さ ているセンシングデータとが一致している( YES)と判別したときは、使用者更新フラグを 更する必要がないため、ステップ111に戻り ステップS111~S115の処理を繰り返す。

 一方、ステップS115において、バッファ1 記憶領域に記憶されている各センサからの ンシングデータと、バッファ2の記憶領域に 憶されているセンシングデータとが一致し いない(NO)と判別したときは、バッファ1に 憶されたセンシングデータを、バッファ2に 憶し、バッファ2の記憶領域を更新したこと を示す使用者更新フラグに「1」を設定し(ス ップS116)、ステップS111に戻る。

<<端末使用者状況推論処理>>
 通信携帯達末10のCPU22で実行される端末使用 者状況推論処理について、図16~図20を用いて 明する。図16は端末使用者状況推論処理を 行するためのフローチャートを、図17は端末 使用者状況推論処理(図16)において使用され 端末使用者状況推論テーブルの一例を、図18 は端末使用者状況推論処理(図16)の一部であ 心拍分類処理を実行するためのフローチャ トを、図19は端末使用者状況推論処理(図16) 一部である体温分類処理を実行するための ローチャートを、図20は端末使用者状況推論 処理(図16)の一部である発汗量分類処理を実 するためのフローチャートを示す。

 端末使用者状況推論処理では、まず、通 携帯端末10のRAM23に記憶されている状況推論 値を「0」に初期化する状況推論値初期化処 (ステップS121)を実行し、使用者更新フラグ 「0」に設定し(ステップS122)、心拍分類処理 実行する(ステップS123)。

<心拍分類処理>
 心拍分類処理(ステップS123)について、図18 用いて説明する。図18は、心拍分類処理を実 行するためのフローチャートである。まず、 心拍分類処理が開始されると、バッファ2に 憶されている心拍数のセンシングデータ(心 センサ28の計測値)から、RAM23に記憶されて る端末使用者の平均心拍数が減算され、心 数の差X(回/分)が算出される(ステップS201)。

 そして、心拍数の差Xが-10未満であるか否 かを判断する(ステップS202)。ステップS202に いて、心拍数の差Xが-10未満である(YES)と判 したときは、変数HRに「1」を設定し(ステッ S203)、心拍分類処理を終了して、端末使用 状況推論処理に戻る。HR=1は、心拍数が非常 低いことを示す。

 ステップS202において、心拍数の差Xが-10 満でない(NO)と判別したときは、心拍数の差X が-5未満であるか否かを判断する(ステップS20 4)。ステップS204において、心拍数の差Xが-5未 満である(YES)と判別したときは、変数HRに「2 を設定し(ステップS205)、心拍分類処理を終 して、端末使用者状況推論処理に戻る。HR=2 は、心拍数が低いことを示す。

 ステップS204において、心拍数の差Xが-5未 満でない(NO)と判別したときは、心拍数の差X 5未満であるか否かを判断する(ステップS206) 。ステップS206において、心拍数の差Xが5未満 である(YES)と判別したときは、変数HRに「3」 設定し(ステップS207)、心拍分類処理を終了 て、端末使用者状況推論処理に戻る。HR=3は 、心拍数が通常であることを示す。

 ステップS206において、心拍数の差Xが5未 でない(NO)と判別したときは、心拍数の差X 15未満であるか否かを判断する(ステップS208) 。ステップS208において、心拍数の差Xが15未 である(YES)と判別したときは、変数HRに「4」 を設定し(ステップS209)、心拍分類処理を終了 して、端末使用者状況推論処理に戻る。HR=4 、心拍数が高いことを示す。

 さらに、ステップS208において、心拍数の 差Xが15未満ではない(NO)と判別したときは、 数HRに「5」を設定し(ステップS210)、心拍分 処理を終了して、端末使用者状況推論処理 戻る。HR=5は、心拍数が非常に高いことを示 。

 以上の心拍分類処理(ステップS123)を終了 た後、端末使用者状況推論処理に戻り、体 分類処理を実行する(ステップS124)。

<体温分類処理>
 体温分類処理(ステップS124)について、図19 用いて説明する。図19は、体温分類処理を実 行するためのフローチャートである。まず、 体温分類処理が開始されると、バッファ2に 憶されている体温のセンシングデータ(温度 ンサ29の計測値)から、RAM23に記憶されてい 端末使用者の平均体温が減算され、体温の Y(℃)が算出される(ステップS211)。

 そして、体温の差Yが-1未満であるか否か 判断する(ステップS212)。ステップS212におい て、体温の差Yが-1未満である(YES)と判別した きは、変数TEMPに「1」を設定し(ステップS213 )、体温分類処理を終了して、端末使用者状 推論処理に戻る。TEMP=1は、体温が非常に低 ことを示す。

 ステップS212において、体温の差Yが-1未満 でない(NO)と判別したときは、体温の差Yが-0.5 未満であるか否かを判断する(ステップS214)。 ステップS214において、体温の差Yが-0.5未満で ある(YES)と判別したときは、変数TEMPに「2」 設定し(ステップS215)、体温分類処理を終了 て、端末使用者状況推論処理に戻る。TEMP=2 、体温が低いことを示す。

 ステップS214において、体温の差Yが-0.5未 でない(NO)と判別したときは、体温の差Yが0. 5未満であるか否かを判断する(ステップS216) ステップS216において、体温の差Yが0.5未満で ある(YES)と判別したときは、変数TEMPに「3」 設定し(ステップS217)、体温分類処理を終了 て、端末使用者状況推論処理に戻る。TEMP=3 、体温が通常であることを示す。

 ステップS216において、体温の差Yが0.5未 でない(NO)と判別したときは、体温の差Yが1 満であるか否かを判断する(ステップS218)。 テップS218において、体温の差Yが1未満であ (YES)と判別したときは、変数TEMPに「4」を設 し(ステップS219)、体温分類処理を終了して 端末使用者状況推論処理に戻る。TEMP=4は、 温が高いことを示す。

 さらに、ステップS218において、体温の差 Yが1未満ではない(NO)と判別したときは、変数 TEMPに「5」を設定し(ステップS220)、体温分類 理を終了して、端末使用者状況推論処理に る。TEMP=5は、体温が非常に高いことを示す

 以上の体温分類処理(ステップS124)を終了 た後、端末使用者状況推論処理に戻り、発 量分類処理を実行する(ステップS125)。

<発汗量分類処理>
 発汗量分類処理(ステップS125)について、図2 0を用いて説明する。図20は、発汗量分類処理 を実行するためのフローチャートである。ま ず、発汗量分類処理が開始されると、バッフ ァ2に記憶されている発汗量のセンシングデ タ(計測値)が変数Z(mg)に設定される(ステップ S221)。

 そして、発汗量Zが3未満であるか否かを 断する(ステップS222)。ステップS222において 発汗量Zが3未満である(YES)と判別したときは 、変数SWEATに「1」を設定し(ステップS223)、発 汗量分類処理を終了して、端末使用者状況推 論処理に戻る。SWEAT=1は、発汗量が非常に少 いことを示す。

 ステップS222において、発汗量Zが3未満で い(NO)と判別したときは、発汗量Zが6未満で るか否かを判断する(ステップS224)。ステッ S224において、発汗量Zが6未満である(YES)と 別したときは、変数SWEATに「2」を設定し(ス ップS225)、発汗量分類処理を終了して、端 使用者状況推論処理に戻る。SWEAT=2は、発汗 が少ないことを示す。

 ステップS224において、発汗量Zが6未満で い(NO)と判別したときは、発汗量Zが10未満で あるか否かを判断する(ステップS226)。ステッ プS226において、発汗量Zが10未満である(YES)と 判別したときは、変数SWEATに「3」を設定し( テップS227)、発汗量分類処理を終了して、端 末使用者状況推論処理に戻る。SWEAT=3は、発 量が通常であることを示す。

 ステップS226において、発汗量Zが10未満で ない(NO)と判別したときは、発汗量Zが15未満 あるか否かを判断する(ステップS228)。ステ プS228において、発汗量Zが15未満である(YES) 判別したときは、変数SWEATに「4」を設定し( テップS229)、発汗量分類処理を終了して、 末使用者状況推論処理に戻る。SWEAT=4は、発 量が多いことを示す。

 さらに、ステップS228において、発汗量Z 15未満ではない(NO)と判別したときは、変数SW EATに「5」を設定し(ステップS230)、発汗量分 処理を終了して、端末使用者状況推論処理 戻る。SWEAT=5は、発汗量が非常に多いことを す。

 以上の発汗量分類処理(ステップS125)を終 した後、端末使用者状況推論処理に戻り、 テップS126に進む。

<状況推論値算出処理>
 端末使用者状況推論処理(図16)の状況推論値 算出処理(ステップS126)では、心拍分類処理( テップS123)により決定された変数HRと、体温 類処理(ステップS124)により決定された変数T EMPと、発汗量分類処理(ステップS125)により決 定された変数SWEATと、ハードディスク21に記 されている端末使用者状況推論テーブルと 用いて、端末使用者の状況推論値を算出し RAM23に記憶する。

 端末使用者状況推論テーブルを、図17を いて説明する。図17は、端末使用者状況推論 処理(図16)の状況推論値算出処理(ステップS126 )において使用される端末使用者状況推論テ ブルの一例である。端末使用者状況推論テ ブル(図17)において、端末使用者が「興奮」( 状況推論値=1)となるのは、HRが4~5、TEMPが2~4、 かつ、SWEATが4~5の場合である。端末使用者が 落ち込み」(状況推論値=2)となるのは、HRが2 、TEMPが2、かつ、SWEATが2の場合である。端末 用者が「眠い」(状況推論値=3)となるのは、 HRが2、TEMPが3、かつ、SWEATが1の場合である。 、3つの変数の組合せが上述のいずれの場合 にも該当しないときは、端末使用者が「通常 」(状況推論値=0)とされる。

<状況推論値判断処理>
 状況推論値算出処理(ステップS126)を実行さ ると、RAM23に状況推論値が記憶され、CPU22は RAM23に記憶されている状況推論値が「1」以上 であるか否かを判断する状況推論値判断処理 を実行する(ステップS127)。状況推論値判断処 理(ステップS127)において、状況推論値が「1 以上ではない(NO)、すなわち、状況推論値に り「通常」と判別したときは、ステップS122 に戻り、状況推論値が「0」である限り、ス ップS122~S127の処理を繰り返す。従って、状 通信装置である通信携帯端末10のメイン処理 (図14)の状況情報送信処理(ステップS106)によ 、通信携帯端末10からコンテンツサーバ40に 況推論値「0」に対応する状況情報は送信さ れることはない。

 一方、状況推論値判断処理(ステップS127) おいて、状況推論値が「1」以上である(YES) 判別したときは、RAM23に記憶されている状 推論値「1」~「3」に対応する状況情報、例 ば、感情情報を、ハードディスク21から取得 して、状況推論値を更新する状況推論値更新 処理を実行し(ステップS128)、端末使用者状況 推論処理を終了し、メイン処理(図14)に戻り 状況情報送信処理を実行する(ステップS106) 従って、状況通信装置である通信携帯端末10 のメイン処理(図14)の状況情報送信処理(ステ プS106)により、通信携帯端末10からコンテン ツサーバ40に状況推論値「1」~「3」の何れか 値に対応する状況情報(感情情報)を送信す ことができる。

<<端末周囲センシング処理>>
 第1実施形態に係る端末周囲センシング処理 は、通信携帯端末10に備えられた湿度センサ3 0などのセンサによって、気温、湿度、照度 び音量の変化を検出し、変化を検出したと に、周囲更新フラグを「1」に設定する。上 変化の検出は、各センサからのセンシング ータが記憶されるバッファ1と、すでに検出 された各センサからのセンシングデータが記 憶されるバッファ2とに記憶されているデー を比較することにより行われる。端末周囲 ンシング処理を、図21を用いて説明する。

 端末周囲センシング処理では、まず、バ ファ1の記憶領域に記憶された各センサから のセンシングデータ(計測値)を全て消去し(ス テップS311)、CPU22が各センサからのセンシン データを受信したか否かを判断し(ステップS 312)、センシングデータを受信していない(NO) 判別したときは、ステップS312の処理を繰り 返すことにより、各センサからのセンシング データを受信するまで待機する。

 一方、ステップS312において、CPU22がセン ングデータを受信した(YES)と判別したとき 、センシングデータをバッファ1の記憶領域 記憶し(ステップS313)、全てのセンサからの ンシングデータを所得し、バッファ1の記憶 領域に記憶したか否かをCPU22により判断する( ステップS314)。

 ステップS314において、全てのセンサから のセンシングデータを取得して記憶していな い(NO)と判別したときは、ステップS312に戻り ステップS312~S314の処理を繰り返す。一方、 てのセンサからのセンシングデータを取得 て記憶している(YES)と判別したときは、バ ファ1の記憶領域に記憶されている各センサ らのセンシングデータと、バッファ2の記憶 領域に記憶されているセンシングデータとが 一致しているか否かを判断する(ステップS315) 。

 ステップS315において、バッファ1の記憶 域に記憶されている各センサからのセンシ グデータと、バッファ2の記憶領域に記憶さ ているセンシングデータとが一致している( YES)と判別したときは、周囲更新フラグを変 する必要がないため、ステップ311に戻り、 テップS311~S315の処理を繰り返す。

 一方、ステップS315において、バッファ1 記憶領域に記憶されている各センサからの ンシングデータと、バッファ2の記憶領域に 憶されているセンシングデータとが一致し いない(NO)と判別したときは、バッファ1に 憶されたセンシングデータを、バッファ2に 憶し、バッファ2の記憶領域を更新したこと を示す周囲更新フラグに「1」を設定し(ステ プS316)、ステップS311に戻る。

<<端末周囲状況推論処理>>
 通信携帯達末10のCPU22で実行される端末周囲 状況推論処理について、図22~図27を用いて説 する。図22は端末周囲状況推論処理を実行 るためのフローチャートを、図23は端末周囲 状況推論処理(図22)において使用される端末 囲状況推論テーブルの一例を、図24は端末周 囲状況推論処理(図22)の一部である気温分類 理を実行するためのフローチャートを、図25 は端末周囲状況推論処理(図22)の一部である 度分類処理を実行するためのフローチャー を、図26は端末周囲状況推論処理(図22)の一 である照度分類処理を実行するためのフロ チャートを、図27は端末周囲状況推論処理( 22)の一部である音量分類処理を実行するた のフローチャートを示す。

 端末周囲状況推論処理では、まず、通信 帯端末10のRAM23に記憶されている状況推論値 を「0」に初期化する状況推論値初期化処理( テップS321)を実行し、周囲更新フラグを「0 に設定し(ステップS322)、変数TEMP2を決定す 気温分類処理を実行する(ステップS323)。

<気温分類処理>
 気温分類処理(ステップS323)について、図24 用いて説明する。図24は、気温分類処理を実 行するためのフローチャートである。まず、 気温分類処理では、バッファ2に記憶されて る気温のセンシングデータ(計測値)が0℃未 であるか否かを判断する(ステップS401)。

 そして、ステップS401において、気温セン シングデータが0℃未満である(YES)と判別した ときは、変数TEMP2に「1」を設定し(ステップS4 02)、気温分類処理を終了して、端末周囲状況 推論処理に戻る。TEMP2=1は、気温が非常に低 ことを示す。

 ステップS401において、気温センシングデ ータが0℃未満でない(NO)と判別したときは、 温センシングデータが10℃未満であるか否 を判断する(ステップS403)。ステップS403にお て、気温センシングデータが10℃未満であ (YES)と判別したときは、変数TEMP2に「2」を設 定し(ステップS404)、気温分類処理を終了して 、端末周囲推論処理に戻る。TEMP2=2は、気温 低いことを示す。

 ステップS403において、気温センシングデ ータが10℃未満でない(NO)と判別したときは、 気温センシングデータが20℃未満であるか否 を判断する(ステップS405)。ステップS405にお いて、気温センシングデータが20℃未満であ (YES)と判別したときは、変数TEMP2に「3」を 定し(ステップS406)、気温分類処理を終了し 、端末周囲状況推論処理に戻る。TEMP2=3は、 温が通常であることを示す。

 ステップS405において、気温センシングデ ータが20℃未満でない(NO)と判別したときは、 気温センシングデータが30℃未満であるか否 を判断する(ステップS407)。ステップS407にお いて、気温センシングデータが30℃未満であ (YES)と判別したときは、変数TEMP2に「4」を 定し(ステップS408)、気温分類処理を終了し 、端末周囲状況推論処理に戻る。TEMP2=4は、 温が高いことを示す。

 さらに、ステップS407において、気温セン シングデータが30℃未満ではない(NO)と判別し たときは、変数TEMP2に「5」を設定し(ステッ S409)、気温分類処理を終了して、端末周囲状 況推論処理に戻る。TEMP2=5は、気温が非常に いことを示す。

 以上の気温分類処理(ステップS323)を終了 た後、端末周囲状況推論処理に戻り、湿度 類処理を実行する(ステップS324)。

<湿度分類処理>
 湿度分類処理(ステップS324)について、図25 用いて説明する。図25は、湿度分類処理を実 行するためのフローチャートである。まず、 湿度分類処理では、バッファ2に記憶されて る湿度のセンシングデータ(湿度センサ30の 測値)が20%未満であるか否かを判断する(ステ ップS411)。

 そして、ステップS411において、湿度セン シングデータが20%未満である(YES)と判別した きは、変数HUMIDに「1」を設定し(ステップS41 2)、湿度分類処理を終了して、端末周囲状況 論処理に戻る。HUMID=1は、湿度が非常に低い ことを示す。

 ステップS411において、湿度センシングデ ータが20%未満でない(NO)と判別したときは、 度センシングデータが40%未満であるか否か 判断する(ステップS413)。ステップS413におい 、湿度センシングデータが20%未満である(YES )と判別したときは、変数HUMIDに「2」を設定 (ステップS414)、湿度分類処理を終了して、 末周囲推論処理に戻る。HUMID=2は、湿度が低 ことを示す。

 ステップS413において、湿度センシングデ ータが20%未満でない(NO)と判別したときは、 度センシングデータが40%未満であるか否か 判断する(ステップS415)。ステップS415におい 、湿度センシングデータが60%未満である(YES )と判別したときは、変数HUMIDに「3」を設定 (ステップS416)、湿度分類処理を終了して、 末周囲状況推論処理に戻る。HUMID=3は、湿度 通常であることを示す。

 ステップS415において、湿度センシングデ ータが60%未満でない(NO)と判別したときは、 度センシングデータが80%未満であるか否か 判断する(ステップS417)。ステップS417におい 、湿度センシングデータが80%未満である(YES )と判別したときは、変数HUMIDに「4」を設定 (ステップS418)、湿度分類処理を終了して、 末周囲状況推論処理に戻る。HUMID=4は、湿度 高いことを示す。

 さらに、ステップS417において、湿度セン シングデータが80%未満ではない(NO)と判別し ときは、変数HUMIDに「5」を設定し(ステップS 419)、湿度分類処理を終了して、端末周囲状 推論処理に戻る。HUMID=5は、湿度が非常に高 ことを示す。

 以上の湿度分類処理(ステップS324)を終了 た後、端末周囲状況推論処理に戻り、照度 類処理を実行する(ステップS325)。

<照度分類処理>
 照度分類処理(ステップS325)について、図26 用いて説明する。図26は、照度分類処理を実 行するためのフローチャートである。まず、 照度分類処理では、バッファ2に記憶されて る照度のセンシングデータ(照度センサ31の 測値)が3lx未満であるか否かを判断する(ステ ップS421)。

 そして、ステップS421において、照度セン シングデータが3lx未満である(YES)と判別した きは、変数LIGHTに「1」を設定し(ステップS42 2)、照度分類処理を終了して、端末周囲状況 論処理に戻る。LIGHT=1は、照度が非常に低い ことを示す。

 ステップS421において、照度センシングデ ータが3lx未満でない(NO)と判別したときは、 度センシングデータが500lx未満であるか否か を判断する(ステップS423)。ステップS423にお て、照度センシングデータが500lx未満である (YES)と判別したときは、変数LIGHTに「2」を設 し(ステップS424)、照度分類処理を終了して 端末周囲推論処理に戻る。LIGHT=2は、照度が 低いことを示す。

 ステップS423において、照度センシングデ ータが500lx未満でない(NO)と判別したときは、 照度センシングデータが5000lx未満であるか否 かを判断する(ステップS425)。ステップS425に いて、照度センシングデータが5000lx未満で る(YES)と判別したときは、変数LIGHTに「3」を 設定し(ステップS426)、照度分類処理を終了し て、端末周囲状況推論処理に戻る。LIGHT=3は 照度が通常であることを示す。

 ステップS425において、照度センシングデ ータが5000lx未満でない(NO)と判別したときは 照度センシングデータが50000lx未満であるか かを判断する(ステップS427)。ステップS427に おいて、照度センシングデータが50000lx未満 ある(YES)と判別したときは、変数LIGHTに「4」 を設定し(ステップS428)、照度分類処理を終了 して、端末周囲状況推論処理に戻る。LIGHT=4 、照度が高いことを示す。

 さらに、ステップS427において、照度セン シングデータが50000lx未満ではない(NO)と判別 たときは、変数LIGHTに「5」を設定し(ステッ プS429)、照度分類処理を終了して、端末周囲 況推論処理に戻る。LIGHT=5は、照度が非常に 高いことを示す。

 以上の照度分類処理(ステップS325)を終了 た後、端末周囲状況推論処理に戻り、音量 類処理を実行する(ステップS326)。

<音量分類処理>
 音量分類処理(ステップS326)について、図27 用いて説明する。図27は、音量分類処理を実 行するためのフローチャートである。まず、 音量分類処理では、バッファ2に記憶されて る音量のセンシングデータ(音センサ32の計 値)が10db未満であるか否かを判断する(ステ プS431)。

 そして、ステップS431において、音量セン シングデータが10db未満である(YES)と判別した ときは、変数VOLに「1」を設定し(ステップS432 )、音量分類処理を終了して、端末周囲状況 論処理に戻る。VOL=1は、音量が非常に低いこ とを示す。

 ステップS431において、音量センシングデ ータが10db未満でない(NO)と判別したときは、 量センシングデータが40db未満であるか否か を判断する(ステップS433)。ステップS433にお て、音量センシングデータが40db未満である( YES)と判別したときは、変数VOLに「2」を設定 (ステップS434)、音量分類処理を終了して、 末周囲推論処理に戻る。VOL=2は、音量が低 ことを示す。

 ステップS433において、音量センシングデ ータが40db未満でない(NO)と判別したときは、 量センシングデータが70db未満であるか否か を判断する(ステップS435)。ステップS435にお て、音量センシングデータが70db未満である( YES)と判別したときは、変数VOLに「3」を設定 (ステップS436)、音量分類処理を終了して、 末周囲状況推論処理に戻る。VOL=3は、音量 通常であることを示す。

 ステップS435において、音量センシングデ ータが70dbx未満でない(NO)と判別したときは、 音量センシングデータが100db未満であるか否 を判断する(ステップS437)。ステップS437にお いて、音量センシングデータが100db未満であ (YES)と判別したときは、変数VOLに「4」を設 し(ステップS438)、音量分類処理を終了して 端末周囲状況推論処理に戻る。VOL=4は、音 が高いことを示す。

 さらに、ステップS437において、音量セン シングデータが100db未満ではない(NO)と判別し たときは、変数VOLに「5」を設定し(ステップS 439)、音量分類処理を終了して、端末周囲状 推論処理に戻る。VOL=5は、音量が非常に高い ことを示す。

 以上の音量分類処理(ステップS326)を終了 た後、端末周囲状況推論処理に戻りステッ S327に進む。

<状況推論値算出処理>
 端末周囲状況推論処理(図22)の状況推論値算 出処理(ステップS327)では、気温分類処理(ス ップS323)により決定された変数TEMP2と、湿度 類処理(ステップS324)により決定された変数H UMIDと、照度分類処理(ステップS325)により決 された変数LIGHTと、音量分類処理(ステップS3 26)により決定された変数VOLと、ハードディス ク21に記憶されている端末周囲状況推論テー ルとを用いて、端末周囲の状況推論値を算 し、RAM23に記憶する。

 端末周囲状況推論テーブルを、図23を用 て説明する。図23は、端末周囲状況推論処理 (図22)の状況推論値算出処理(ステップS327)に いて使用される端末周囲状況推論テーブル 一例である。端末周囲状況推論テーブル(図2 3)において、端末使用者の環境状態が「蒸し い昼間」(状況推論値=1)となるのは、TEMP2が5 、HUMIDが4、かつ、LIGHTが4~5の場合である。端 使用者の環境状態が「騒がし室内」(状況推 論値=2)となるのは、TEMP2が2~4、HUMIDが2~3、LIGHT が2~3、かつ、VOLが5の場合である。端末使用 の環境状態が「寒い夜」(状況推論値=3)とな のは、TEMP2が1~2、かつ、LIGHTが1~2の場合であ る。尚、3つの変数の組合せが上述のいずれ 場合にも該当しないときは、端末使用者の 境状態が「通常」(状況推論値=0)とされる。

<状況推論値判断処理>
 状況推論値算出処理(ステップS327)を実行さ ると、RAM23に状況推論値が記憶され、CPU22は RAM23に記憶されている状況推論値が「1」以上 であるか否かを判断する状況推論値判断処理 を実行する(ステップS328)。状況推論値判断処 理(ステップS328)において、状況推論値が「1 以上ではない(NO)、すなわち、状況推論値に り「通常」と判別したときは、ステップS322 に戻り、状況推論値が「0」である限り、ス ップS322~S328の処理を繰り返す。従って、状 通信装置である通信携帯端末10のメイン処理 (図14)の状況情報送信処理(ステップS106)によ 、通信携帯端末10からコンテンツサーバ40に 況推論値「0」に対応する状況情報は送信さ れることはない。

 一方、状況推論値判断処理(ステップS328) おいて、状況推論値が「1」以上である(YES) 判別したときは、RAM23に記憶されている環 状態の状況推論値「1」~「3」に対応する状 情報、例えば、環境情報を、ハードディス 21から取得して、状況推論値を更新する状況 推論値更新処理を実行し(ステップS329)、端末 使用者状況推論処理を終了し、メイン処理( 14)に戻り、状況情報送信処理を実行する(ス ップS106)。従って、状況通信装置である通 携帯端末10のメイン処理(図14)の状況情報送 処理(ステップS106)により、通信携帯端末10か らコンテンツサーバ40に状況推論値「1」~「3 の何れかの値に対応する状況情報(環境情報 )を送信することができる。

 従って、第1実施形態に係るコンテンツア クセス制御システムによれば、コンテンツサ ーバ40は、すべてのコンテンツに対して、属 情報を抽出するための属性条件を満たすコ テンツの内容を示す属性情報を抽出属性情 (アクセス許可リスト)として抽出し、抽出 報記憶部55に記憶する。一方、通信携帯端末 10を使用する登録ユーザの属性情報が、ユー 情報記憶部56に記憶される。従って、アク ス制御部57により、登録ユーザの属性情報と 、前記抽出属性情報とを比較した結果に基づ いて、コンテンツにアクセスできる登録ユー ザのアクセス権の設定を動的に変更すること ができる。

 また、動的にアクセス権が変更されるた 、自身のコンテンツにアクセスされる登録 ーザは、所望する登録ユーザに、自身のコ テンツをアクセスさせることができる。こ 結果、コンテンツにアクセスする登録ユー に対し、各コンテンツに対するアクセス権 設定を変更する手間を省くことができる。

 さらに、コンテンツにアクセスする登録 ーザは、自身が所望するコンテンツにアク スできる。特に、登録ユーザの属性情報に づいて、アクセス権の設定は動的に変更さ るため、変化する登録ユーザの属性情報が 映された所望するコンテンツにアクセスで る。

 特に、第1実施形態に係るコンテンツアク セス制御システムによれば、端末使用者の生 体情報等の状況データを反映させた登録ユー ザの属性情報に基づくアクセス権の設定を変 更することができるため、端末使用者の状況 データと連動したアクセス権の設定変更がで きる。この結果、変化する登録ユーザの状況 に応じて、コンテンツ全体でアクセス権の設 定を変更するのではなく、コンテンツの一部 分ごとにアクセス権を設定する場合であって も、ユーザの手間を省いて、アクセス権の設 定を変更することができる。

<<<<第2実施形態>>>>
 第1実施形態に係るコンテンツアクセス制御 システムは、登録ユーザからコンテンツに対 するアクセス要求が行われるごとに、通信携 帯端末10からコンテンツサーバ40に送信され 状況情報に基づいて構成された状況管理テ ブル(図6)に記憶された登録ユーザの属性情 と、すべてのコンテンツに対して、属性情 を抽出するための属性条件を満たすコンテ ツの内容を示す属性情報を抽出した抽出属 情報(アクセス許可リスト(図7))に記憶された コンテンツの内容を示す属性情報とを、コン テンツサーバ40のアクセス制御部57により比 することにより、登録ユーザのコンテンツ 対するアクセス権の有無を判断している。 って、アクセス権の有無を判断するには、 況管理テーブル(図6)に記憶された登録ユー の属性情報と、アクセス許可リスト(図7)に 憶されたコンテンツの内容を示す属性情報 を、登録ユーザからコンテンツに対するア セス要求が行われるごとに、各属性情報に いて判断することが必要となることから、 果として、コンテンツサーバ40に対して、多 大な計算負荷や判断時間を要することとなる 。

 第2実施形態に係るコンテンツアクセス制 御システムは、第1実施形態に係るシステム 問題を解消するため、コンテンツごとに、 録ユーザのコンテンツに対するアクセス権 有無を判断した結果を、アクセスリストと て記憶し、登録ユーザのコンテンツに対す アクセス権の有無を判断する処理の計算負 と判断時間の低減を図るものである。ここ 、「アクセスリスト」とは、コンテンツご に、登録ユーザのコンテンツに対するアク ス権の有無を判断した結果が記憶されたテ ブルリストである。

 なお、第1実施形態に係るシステムと第2 施形態に係るシステムとにおける制御処理 、コンテンツサーバ40のメイン処理のフロー チャート(図3)以外は、コンテンツ表示例を含 め同じである。例えば、第2実施形態に係る ンテンツアクセス制御システムのPC端末60に いて実行されるコンテンツ表示処理は、第1 実施形態のコンテンツ表示処理(図8~図9)、変 例1のコンテンツ表示処理(図10~図11)、変形 2のコンテンツ表示処理(図12~図13)の何れのコ ンテンツ表示処理も適用可能である。

 以下に、図28~図29を用いて、第2実施形態 係るコンテンツアクセス制御システムのコ テンツサーバ40のメイン処理を説明する。 28は第2実施形態に係るシステムのメイン処 を実行するためのフローチャートである。 29はアクセスリストを示す図である。

<<<コンテンツサーバ40の制御処理>> ;>
<<メイン処理>>
 第2実施形態に係るコンテンツサーバ40のメ ン処理を、図28を用いて説明する。第2実施 態に係るコンテンツアクセス制御システム コンテンツサーバ40では、登録ユーザのコ テンツに対するアクセス権の有無を判断す ために、アクセスリストを参照することに り判断する。

 まず、コンテンツサーバ40は、登録ユー のコンテンツへのアクセス要求が、PC端末60 らコンテンツサーバ40にあるか否かを判断 る(ステップS510)。ステップS510において、ア セス要求がある(YES)と判別したときは、ア セスリスト(図29)を参照し、アクセス要求を った登録ユーザが各コンテンツに対してア セス権が設定されているか否かを判断する( ステップS511)。

 ステップS511において、アクセス権の設定 判断処理を終了した後、アクセス権が設定さ れているコンテンツを、登録ユーザのPC端末6 0のブラウザ機能により表示させるためのコ テンツ表示用処理を実行する(ステップS512)

 そして、コンテンツサーバ40の電源がOFF 設定されているか否かを判断する(ステップS 513)。電源がOFFに設定されている(YES)と判別し たときは、すべての処理を終了し、コンテン ツサーバ40のメイン処理を終了する。一方、 源がOFFに設定されていない(NO)と判別したと きは、ステップS510に戻り、ステップS510~S518 処理を繰り返す。

 一方、ステップS510において、アクセス要 求がない(NO)と判別したときは、通信携帯端 10から送信される状況情報から構成される属 性情報の変更があるか否かを判断する(ステ プS514)。ステップS514において、属性情報に 更がある(YES)と判別したときは、アクセスリ ストを更新するアクセスリスト更新処理を実 行し(ステップS515)、ステップS516に進む。一 、ステップS514において、属性情報に変更が い(NO)と判別したときは、アクセスリストを 更新することなく、ステップS516に進む。

 ステップS516において、コンテンツに変更 があるか否かを判断する(ステップS516)。ステ ップS516において、コンテンツに変更がある(Y ES)と判別したときは、解析処理(図4)を実行し (ステップS517)、アクセスリストを更新するア クセスリスト更新処理を実行し(ステップS518) 、ステップS510に進む。一方、ステップS516に いて、コンテンツに変更がない(NO)と判別し たときは、アクセスリストを更新することな く、ステップS510に進む。

<アクセスリスト>
 第2実施形態のコンテンツアクセス制御シス テムのコンテンツサーバ40のメイン制御処理 おいて使用されるアクセスリストを、図29 用いて説明する。アクセスリストは、コン ンツごとに、登録ユーザのコンテンツに対 るアクセス権の有無を判断した結果が記憶 れたテーブルリストである。図29のアクセス リストでは、コンテンツに対するアクセス権 を有する場合を「○」、コンテンツに対する アクセス権を有さない場合を「×」で示して る。

 従って、コンテンツごとに、登録ユーザ コンテンツに対するアクセス権の有無を判 した結果であるアクセスリストを参照して 登録ユーザのコンテンツに対するアクセス の有無を判断する第2実施形態に係るコンテ ンツアクセス制御システムは、コンテンツに 対するアクセス要求が行われるごとに、状況 管理テーブル(図6)に記憶された登録ユーザの 属性情報と、アクセス許可リスト(図7)に記憶 されたコンテンツの内容を示す属性情報とを 、各属性情報について判断する第1実施形態 係るコンテンツアクセス制御システムと異 り、処理の計算負荷と判断時間の低減を図 ことができる。

符号の説明
 1 コンテンツアクセス制御システム
 10 携帯通信端末
 40 コンテンツサーバ
 51 送受信部
 52 更新判定部
 53 更新記憶部
 54 更新データ解析部
 55 抽出情報記憶部
 56 ユーザ情報記憶部
 57 アクセス制御部
 58 コンテンツデータベース
 60 PC端末