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Title:
CONTROL DEVICE AND CONTROL METHOD FOR RIDER ASSISTANCE SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2022/137034
Kind Code:
A1
Abstract:
The present invention provides a control device and a control method that can appropriately assist a rider in driving a leaning vehicle. An acquisition section of the control device acquires surrounding environment information relating to the leaning vehicle (100) on the basis of output from a surrounding environment detection device mounted to the leaning vehicle (100) or on the basis of wireless communication with another vehicle or infrastructure equipment. An execution section of the control device executes a driving assistance operation for the rider according to the surrounding environment information. On the basis of travel orientation information relating to the leaning vehicle (100), the acquisition section acquires reference clearance information, which is information relating to a reference clearance (S) that is a reference for determining whether it is possible or safe for the leaning vehicle (100) to weave through. The execution section executes the driving assistance operation on the basis of the reference clearance information.

Inventors:
PFAU LARS (JP)
Application Number:
PCT/IB2021/061811
Publication Date:
June 30, 2022
Filing Date:
December 16, 2021
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
G08G1/0967; B60W30/08; B60W30/09; B60W30/095; B60W30/14; B60W30/16; B60W50/14; G08G1/16; H04W4/46
Domestic Patent References:
WO2020012900A12020-01-16
Foreign References:
EP3723065A12020-10-14
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Claims:
【書類名】請求の範囲

【請求項 1】 リーン車両 (100) のライダー (200) による運転を支援するライダー支援システム (1) の制御 装置 (20) であって、 前記リーン車両 (1〇 〇 ) に搭載された周囲環境検出装置 (1 1) の出力に基づいて、若しくは、 他車両又はインフラストラクチャ設備との無線通信に基づいて、該リーン車両 (100) の周囲環境情 報を取得する取得部 (21) と、 前記周囲環境情報に応じた前記ライダー (200) の運転支援動作を実行する実行部 (22) と、 を備えており、 前記取得部 (21) は、前記リーン車両 (100) の走行姿勢情報に基づいて、該リーン車両 (

10 0) のすり抜け走行の可否又は安全性の判定基準となる基準隙間 (S) の情報である基準隙 間情報を取得し、 前記実行部 (22) は、前記基準隙間情報に基づいて、前記運転支援動作を実行する、 制御装置。

【請求項 2】 前記取得部 (21) は、前記リーン車両 (100) の走行姿勢情報に応じて、前記基準隙間情 報における前記基準隙間 (S) の幅 (W) を変化させる、 請求項 1に記載の制御装置。

【請求項 3】 前記取得部 (21) は、前記リーン車両 (100) の走行姿勢情報に応じて、前記基準隙間情 報における前記基準隙間 (S) の幅中心 (C) を変化させる、 請求項 1又は 2に記載の制御装置。

【請求項 4】 前記取得部 (21) は、前記基準隙間情報を、前記リーン車両 (100) の側方突出部 (1〇 1) の寸法情報に基づいて取得する、 請求項 1〜 3の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 5】 前記取得部 (2 1) は、前記基準隙間情報を、前記リーン車両 (1 0 0) の搭乗者情報に基づ いて取得する、 請求項 1〜 4の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 6】 前記取得部 (2 1) は、前記基準隙間情報を、前記リーン車両 (1 0 0) の積載物情報に基づ いて取得する、 請求項 1〜 5の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 7】 前記基準隙間情報は、高さに応じて前記基準隙間 (s) の幅 (w) が異なる情報である、 請求項 1〜 6の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 8】 前記基準隙間情報は、高さに応じて前記基準隙間 (s) の幅中心 (c) が異なる情報である、 請求項 1〜 7の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 9】 前記取得部 (2 1) は、走行中の前記リーン車両 ( 1 0 0) に生じている口ール角の情報に基づい て、前記基準隙間情報を取得する、 請求項 1〜 8の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 1 〇】 前記取得部 (2 1) は、走行中の前記リーン車両 ( 1 0 0) に生じている操舵角の情報に基づい て、前記基準隙間情報を取得する、 請求項 1〜 9の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 1 1】 前記取得部 (2 1) は、走行中の前記リーン車両 ( 1 0 0) に生じているヨーレートの情報に基づい て、前記基準隙間情報を取得する、 請求項 1〜 1 0の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 1 2】 前記運転支援動作は、前記リーン車両 (1 〇 〇) のアダプティブクルーズコントロール動作であり、 前記実行部 (2 2) は、前記基準隙間情報に基づいて、前記アダプティブクルーズコントロール動作に おける速度制御での追従対象車両を決定する、 請求項 1〜 1 1の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 1 3】 前記実行部 (2 2) は、前記リーン車両 (1 0 0) の走行軌跡上に位置する実際の隙間の情報 である実際隙間情報と、前記基準隙間情報と、に基づいて、該リーン車両 (1 〇 〇) による該実際の 隙間の前記すり抜け走行の可否又は安全性の判定を行い、該判定の結果に基づいて、前記運転支 援動作を実行する、 請求項 1〜 1 2の何れか一項に記載の制御装置。

【請求項 14】 リーン車両 (1 0 0) のライダー (2 0 0) による運転を支援するライダー支援システム (1) の制御 方法であって、 制御装置 (2 0) の取得部 (2 1) が、前記リーン車両 (1 0 0 ) に搭載された周囲環境検出 装置 (1 1) の出力に基づいて、若しくは、他車両又はインフラストラクチャ設備との無線通信に基づい て、該リーン車両 (1 0 0) の周囲環境情報を取得する取得ステップ (S 1 0 1) と、 前記制御装置 (2 0) の実行部 (2 2) が、前記周囲環境情報に応じた前記ライダー (2 0 0

) の運転支援動作を実行する実行ステップ (S 1 0 2) と、 を備えており、 前記取得ステップ (S 1 0 1) では、前記取得部 (2 1) が、前記リーン車両 (1 0 0) の走行 姿勢情報に基づいて、該リーン車両 (1 0 0) のすり抜け走行の可否又は安全性の判定基準となる

19 基準隙間 (s) の情報である基準隙間情報を取得し、 前記実行ステップ (S 1 0 2) では、前記実行部 (2 2) が、前記基準隙間情報に基づいて、前 記運転支援動作を実行する、 制御方法。

20

Description:
【書類名】明細書

【発明の名称】ライダー支援システムの制 御装置及び制御方法

【技術分野】

[。 0 0 1 ] 本発明は、 リーン車両のライダーによる運転を支援する ライダー支援システムの制御装置と、 リーン車両 のライダーによる運転を支援するライダー支 援システムの制御方法と、 に関する。

【背景技術】

【。 0 0 2】 従来のライダー支援システムとして、周囲環 境情報に応じたライダーの運転支援動作を実 行するものが 知られている (例えば、特許文献 1 ) 。

【先行技術文献】

【特許文献】

【。 0 0 3】

【特許文献 1】特開 2 0 0 9 - 1 1 6 8 8 2号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【。 0 0 4】 リーン車両では、他の車両 (例えば、乗用車、 トラック等) と異なり、旋回走行に際して、 車体が旋回 方向に大きく傾けられる。つまり、 リーン車両の走行では、 その走行によって占領される空間が、走行姿 勢 に応じて大きく変化する。 しかしながら、従来のライダー支援システム では、 その空間の変化が加味されてお らず、 適切な運転支援動作を実行することが困難と なる場合が生じ得る。

【。 0 0 5】 本発明は、 上述の課題を背景としてなされたものであり 、 リーン車両のライダーによる運転を適切に支 援 し得る制御装置を得るものである。また、 リーン車両のライダーによる運転を適切に支 援し得る制御方法を 得るものである。 【課題を解決するための手段】

【。 0 0 6】 本発明に係る制御装置は、リーン車両のライ ダーによる運転を支援するライダー支援シス テムの制御装 置であって、前記リーン車両に搭載された周 囲環境検出装置の出力に基づいて、若しくは 、他車両又は インフラストラクチャ設備との無線通信に基 づいて、該リーン車両の周囲環境情報を取得 する取得部と、 前記周囲環境情報に応じた前記ライダーの運 転支援動作を実行する実行部と、を備えてお り、前記取 得部は、前記リーン車両の走行姿勢情報に基 づいて、該リーン車両のすり抜け走行の可否 又は安全性 の判定基準となる基準隙間の情報である基準 隙間情報を取得し、前記実行部は、前記基準 隙間情 報に基づいて、前記運転支援動作を実行する 。

【〇 0 0 7】 本発明に係る制御方法は、リーン車両のライ ダーによる運転を支援するライダー支援シス テムの制御方 法であって、制御装置の取得部が、前記リー ン車両に搭載された周囲環境検出装置の出力 に基づいて 、若しくは、他車両又はインフラストラクチ ャ設備との無線通信に基づいて、該リーン車 両の周囲環境情 報を取得する取得ステップと、前記制御装置 の実行部が、前記周囲環境情報に応じた前記 ライダーの 運転支援動作を実行する実行ステップと、を 備えており、前記取得ステップでは、前記取 得部が、前記リ ーン車両の走行姿勢情報に基づいて、該リー ン車両のすり抜け走行の可否又は安全性の判 定基準とな る基準隙間の情報である基準隙間情報を取得 し、前記実行ステップでは、前記実行部が、 前記基準 隙間情報に基づいて、前記運転支援動作を実 行する。

【発明の効果】

【〇 0 0 8】 本発明に係る制御装置及び制御方法では、リ ーン車両の走行姿勢情報に基づいて基準隙間 情報 が取得され、その基準隙間情報に基づいて運 転支援動作が実行される。そのため、リーン 車両の走行に よって占領される空間の走行姿勢に応じた変 化が加味された運転支援動作を実行すること が可能となっ て、リーン車両のライダーによる運転を適切 に支援することが可能となる。

【図面の簡単な説明】 [ 0 0 0 9 ]

【図 1】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、 リーン車両への搭載状態を示す図である

【図 2】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、システ厶構成を示す図である。

【図 3】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、直立走行するリーン車両を後方 した状 態での基準隙間情報を説明するための図であ る。

【図 4】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、傾き走行するリーン車両を後方 した状 態での基準隙間情報を説明するための図であ る。

【図 5】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、傾き走行するリーン車両を後方 した状 態での基準隙間情報の変形例を説明するため の図である。

【図 6】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、傾き走行するリーン車両を後方 した状 態での基準隙間情報の変形例を説明するため の図である。

【図 7】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、傾き走行するリーン車両を後方 した状 態での基準隙間情報の変形例を説明するため の図である。

【図 8】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、傾き走行するリーン車両を後方 した状 態での基準隙間情報の変形例を説明するため の図である。

【図 9】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、傾き走行するリーン車両を後方 した状 態での基準隙間情報の変形例を説明するため の図である。

【図 1 〇】本発明の実施の形態に係るライダー支援 システムの、制御装置の動作フ口ーの一例を 示す 図である。

【発明を実施するための形態】

[。 0 1 0 ] 以下に、本発明に係る制御装置及び制御方法 について、図面を用いて説明する。

[。 0 1 1】 なお、以下で説明する構成、動作等は、一例 であり、本発明に係る制御装置及び制御方法 は、その ような構成、動作等である場合に限定されな い。

[ 0 0 1 2 ] 例えば、以下では、本発明に係る制御装置及 び制御方法が、二輪のモータサイクルに適用 される場合 について説明しているが、本発明に係る制御 装置及び制御方法が、二輪のモータサイクル 以外の他のリー ン車両に適用されてもよい。リーン車両は、 旋回時に旋回方向に傾斜した状態で走行する 車両全般を意 味する。リーン車両には、例えば、二輪のモ ータサイクル、三輪のモータサイクル、 自転車等が含まれる。モー タサイクルには、例えば、エンジンを推進源 とする車両、電気モータを推進源とする車両 等が含まれ、例え ば、オートバイ、スクーター、電動スクータ ー等が含まれる。また、 自転車は、ペダルに付与されるライダーの踏 力によって路上を推進することが可能な乗物 全般を意味する。 自転車には、例えば、普通自転車、 電動 アシスト自転車、電動自転車等が含まれる。

[ 0 0 1 3 ] また、以下では、同一の又は類似する説明を 適宜簡略化又は省略している。また、各図に おいて、同 — の又は類似する部分については、 同一の符号を付すか又は符号を付すことを省 略している。また、細か い構造については、適宜図示を簡略化又は省 略している。

[ 0 0 1 4 ] 実施の形態. 以下に、実施の形態に係るライダー支援シス テムを説明する。

[ 0 0 1 5 ]

< ライダー支援システムの構成> 実施の形態に係るライダー支援システムの構 成について説明する。 図 1は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、リーン車両への搭載状態を示 図である 。図 2は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、システム構成を示す図である

[ 0 0 1 6 ] 図 1及び図 2に示されるように、ライダー支援システム 1は、例えば、リーン車両 1 〇 〇の周囲環境情 報を検出するための周囲環境検出装置 1 1と、他車両又はインフラストラクチャ設備 ら送信された周 囲環境情報を無線通信によって受信する通信 装置 1 2と、リーン車両 1 〇 〇の走行状態情報を検出 するための走行状態検出装置 1 3と、制御装置 ( E C U ) 2 0と、を含む。ライダー支援システム 1は 、周囲環境情報を用いて、リーン車両 1 〇 〇のライダー 2 〇 〇による運転を支援するものである。制御装 置 2 0には、必要に応じて、他の情報 (例えば、ライダー 2 0 0によるブレーキ操作状態の情報、ライダー 2 0 0によるアクセル操作状態の情報等) を出力するための各種検出装置 (図示省略) の信号も入 力される。ライダー支援システム!の各咅 Bは、ライダー支援システム 1に専ら用いられるものであってもよく、ま た、他のシステムと共用されるものであって もよい。また、周囲環境検出装置 1 1及び通信装置 1 2のー 方が設けられていなくてもよい。

[ 0 0 1 7 ] 周囲環境検出装置 1 1は、例えば、 レーダー、 L i d a rセンサ、超音波センサ、カメラ等である。 囲環境検出装置 1 1は、リーン車両 1 〇 〇の前咅 Bに設けられ、その検出範囲が、リーン車両 1 0 0の 前方に向けられているとよい。周囲環境検出 装置 1 1に加えて、リーン車両 1 〇 〇の後部又は側部に設 けられ、検出範囲がリーン車両 1 〇 〇の後方又は側方に向けられている他の周囲 環境検出装置が設け られていてもよい。周囲環境検出装置 1 1は、例えば、リーン車両 1 〇 〇と検出範囲内に位置する対象 物 (例えば、他車両、障害物、人又は動物等) との相対的な位置関係の情報、検出範囲内に 位置 する対象物 (例えば、他車両、障害物、人又は動物等) 同士の相対的な位置関係の情報等を検出 して、制御装置 2 〇に出力する。なお、相対的な位置関係の情 報には、例えば、相対距離情報、相対 速度情報、相対加速度情報、相対加加速度情 報等が含まれ得る。

[ 0 0 1 8 ] 通信装置 1 2は、他車両又はインフラストラクチャ設備 ら送信された周囲環境情報を、直接的に、 又は、他の装置 (例えば、インターネットサーバ、、携帯型 線端末、ライダー 2 〇 〇の着用物 6 〇等) を 介して間接的に受信する。なお、着用物 6 〇には、ヘルメット、グローブ等が含まれる 。他車両から送信さ れる周囲環境情報は、その他車両で取得され た周囲環境情報であってもよく、また、その 他車両自体の 状態情報であってもよい。また、インフラス トラクチャ設備から送信される周囲環境情報 は、そのインフラスト ラクチャ設備で取得された周囲環境情報であ ってもよく、また、そのインフラストラクチ ャ設備自体の状態情 報であってもよい。通信装置 1 2は、例えば、 リーン車両 1 〇 〇と対象物 (例えば、他車両、 障害物、 人又は動物等) との相対的な位置関係の情報、対象物 (例えば、他車両、障害物、人又は動物等 ) 同士の相対的な位置関係の情報等を受信して 、制御装置 2 〇に出力する。なお、相対的な位置関 係の情報には、例えば、相対距離情報、相対 速度情報、相対加速度情報、相対加加速度情 報等が 含まれ得る。

[ 0 0 1 9 ] 走行状態検出装置 1 3は、例えば、車速センサと、慣性センサ ( I M U ) と、を含む。車速センサは 、リーン車両 1 〇 〇に生じている車速を検出する。慣性センサ は、リーン車両 1 〇 〇に生じている 3軸の加 速度及び 3軸 (ロール、ピッチ、ヨー) の角速度を検出する。走行状態検出装置 1 3が、リーン車両 1 〇 〇に生じている車速と、 リーン車両 1 〇 〇に生じている 3軸の加速度及び 3軸の角速度と、に実質的 に換算可能な他の物理量を検出するものであ ってもよい。また、慣性センサが、 3軸の加速度及び 3軸の 角速度の一部のみを検出するものであっても よい。また、必要に応じて、車速センサ及び 慣性センサの少な くとも一方が省略されてもよく、また、他の センサが追加されてもよい。

[ 0 0 2 0 ] 制御装置 2 〇は、少なくとも、取得部 2 1と、実行部 2 2と、を含む。制御装置 2 〇の全て又は各 部は、 1つの筐体に纏めて設けられていてもよく、 た、複数の筐体に分けられて設けられてい もよい。ま た、制御装置 2 〇の一部又は全ては、例えば、マイコン、マ イクロプロセッサユニット等で構成されても よく、 また、ファームウェア等の更新可能なもので 構成されてもよく、また、 c p u等からの扌旨令によって実行される プログラムモジュール等であってもよい。

[ 0 0 2 1 ] 取得部 2 1は、周囲環境検出装置 1 1の出力に基づいて、若しくは、他車両又は ンフラストラクチ ヤ設備との無線通信に基づいて、 リーン車両 1 〇 〇の周囲環境情報を取得する。そして、実行 部 2 2は 、例えば、 リーン車両 1 〇 〇に制動力を生じさせる制動装置 3 〇、 リーン車両 1 〇 〇に駆動力を生じさ せる駆動装置 4 〇、ライダー 2 0 0に対する警告 (例えば、聴覚に作用する警告、視覚に作用 る警 告、触覚に作用する警告等) を発する報知装置 5 〇等に制御指令を出力して、周囲環境情報に 応じ たライダー 2 0 0の各種運転支援動作を実行する。なお、報 装置 5 〇は、リーン車両 1 〇 〇に設けら れていてもよく、また、 リーン車両 1 〇 〇のライダー 2 0 0の着用物 6 〇に設けられていてもよい。また、ライ ダー 2 〇 〇に対する警告が、 リーン車両 1 〇 〇に瞬時的な加速度の減少又は増加を生じさ せるハプティ クス動作によって行われてもよい。そのよう な場合には、制動装置 3 〇又は駆動装置 4 〇が、報知装置 5 〇の機能を担う。

【。 0 2 2】 図 3は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、直立走行するリーン車両を後 視した 状態での基準隙間情報を説明するための図で ある。図 4は、本発明の実施の形態に係るライダー支 シ ステムの、傾き走行するリーン車両を後方視 した状態での基準隙間情報を説明するための 図である。 ここで、取得部 2 1は、走行状態検出装置 1 3の出力に基づいて、 リーン車両 1 〇 〇の走行姿勢情 報を取得する。取得部 2 1は、走行姿勢情報に基づいて、 リーン車両 1 〇 〇のすり抜け走行の可否又 は安全性の判定基準となる基準隙間 S、つまり、リーン車両 1 〇 〇の走行のために最小限確保されるべ きと設定される空間又はリーン車両 1 〇 〇の安全な走行のために確保されるべきと設 定される空間である 基準隙間 Sの情報を、基準隙間情報として取得する。 えば、取得部 2 1は、基準隙間 Sの幅 Wと、 リーン車両 1 〇 〇の車幅基準点 Rに対する路面に平行な方向での基準隙間 Sの幅中心 Cのずれ量 D と、を基準隙間情報として取得する。なお、 図 3及び図 4では、車幅基準点 Rが、 リーン車両 1 0 0の 接地位置として定義されているが、車幅基準 点 Rは、例えば、 リーン車両 1 〇 〇の重心位置として定義 されていてもよく、また、周囲環境検出装置 ! 1の取付位置として定義されていてもよい。

【。 0 2 3】 具体的には、図 3に示されるように、 リーン車両 1 〇 〇が直立走行する状態においては、基準隙間 S の幅 W、つまり、右側境界 B rと左側境界 B I との間隔は、リーン車両 1 〇 〇によって占領される路面 幅、つまり、路面に平行な方向でのリーン車 両 1 〇 〇の最大車幅である実効車幅 W oに、右側マージン M r及び左側マージン M I を加えた幅として導出される。また、路面に 平行な方向において、車幅基準点 R と基準隙間 Sの幅中心 Cとの間にずれは生じない。実効車幅 W〇は、リーン車両 1 0 0に固有の値 として予め記憶されている。実効車幅 W oに、リーン車両 1 〇 〇の側方突出部 1 〇 1 (例えば、ミラー 1 〇 ! A、ペダル又はステップ 1 〇 1 B、マフラー等) の寸法情報 (位置情報、形状情報) が加味されて いるとよい。右側マージン M r及び左側マージン M ! は、定数であってもよく、また、ライダー 2 〇 〇によって 手動で設定される変数であってもよく、また 、取得部 2 1によって自動で設定される変数であっても い。 取得部 2 1は、右側マージン M r及び左側マージン M I を、リーン車両 1 〇 〇の走行状態情報 (例え ば、リーン車両 1 〇 〇に生じている車速、リーン車両 1 〇 〇に生じている加速度等 ) に応じて変化させる とよい。右側マージン M r及び左側マージン M ! は、同一の大きさであってもよく、また、互 いに異なる大きさ であってもよい。また、右側マージン M r及び左側マージン M I が加味されずに、基準隙間 Sの幅 Wが、実 効車幅 W〇として導出されてもよい。

【。 0 2 4】

—方、図 4に示されるように、 リーン車両 1 〇 〇がイ頃き走行する状態においては、リーン 車両 1 0 0によ •って占領される路面幅、つまり、路面に平 行な方向でのリーン車両 1 〇 〇の最大車幅である実効車幅 W 〇が、リーン車両 1 〇 〇が直立走行する状態と比較して大きくなる 。そのため、基準隙間 Sの幅 W、つま り、右側境界 B rと左側境界 B I との間隔は、 リーン車両 1 〇 〇が直立走行する状態と比較して大き くなる。また、基準隙間 Sの幅中心 Cが、リーン車両 1 〇 〇が直立走行する状態と比較してリーン車両 1 〇 〇の傾き方向にずれる。そのため、路面に平 行な方向において、車幅基準点 Rと基準隙間 Sの幅 中心 Cとの間にずれ量 Dが生じる。取得部 2 1は、実効車幅 W〇及びずれ量 Dを、走行姿勢情報、つ まり、 リーン車両 1 〇 〇に生じているイ頃き度合いを矢口り得る情 報に基づいて設定する。取得部 2 1は、例 えば、リーン車両 1 〇 〇に生じているロール角の情報、 リーン車両 1 〇 〇に生じている操舵角の情報、リー ン車両 1 〇 〇に生じているヨーレートの情報、地図情報 等に基づいて、リーン車両 1 〇 〇に生じているイ頃き 度合いを知り得る。その際、 リーン車両 1 〇 〇の側方突出部 1 〇 1 (例えば、ミラー 1 0 1 A、ペダル又 はステップ 1 〇 1 B、マフラー等) の寸法情報 (位置情報、形状情報) が加味されているとよい。取得 部 2 1は、実効車幅 W〇及びずれ量 Dを、リーン車両 1 0 0の走行姿勢情報に応じて、連続的に変 化させてもよく、また、断続的に変化させて もよい。リーン車両 1 0 0の走行姿勢情報と、実効車幅 W〇 及びずれ量 Dと、の関係が、テーブル化されて記憶され いてもよい。取得部 2 1は、右側マージン M r及 び左側マージン M I を、走行姿勢情報に応じて変化させてもよい 。例えば、取得部 2 1は、 リーン車両 1 〇 〇に生じている傾き度合いが大きい程、右側 マージン M r及び左側マージン M I を大きくする。

【。 0 2 5】 図 5〜図 9は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、傾き走行するリーン車両を後 視した状態での基準隙間情報の変形例を説明 するための図である。 以上では、取得部 2 1で取得される基準隙間情報が、 リーン車両 1 〇 〇に傾きが生じると、基準隙 間 Sの幅 Wと、路面に平行な方向における車幅基準点 Rと基準隙間 Sの幅中心 Cとの位置関係と、 の両方が変化するものである場合を説明した が、図 5及び図 6に示されるように、取得部 2 1で取得され る基準隙間情報が、リーン車両 1 〇 〇にイ頃きが生じると、それらの一方のみが 変化するものであってもよい 〇つまり、図 5に示されるように、基準隙間情報が、 リーン車両 1 〇 〇に傾きが生じた際に、基準隙間 S の幅 Wが変化せずに、車幅基準点 Rと基準隙間 Sの幅中心 Cとの間にずれ量 Dが生じるものであっても よい。また、図 6に示されるように、基準隙間情報が、 リーン車両 1 〇 〇にイ頃きが生じた際に、車幅基準 点 Rと基準隙間 Sの幅中心 Cとの間にずれ量 Dが生じずに、基準隙間 Sの幅 Wが大きくなるものであっ てもよい。

【。 0 2 6】 また、図 7に示されるように、基準隙間情報が、リー 車両 1 〇 〇の搭乗者情報に基づいて取得されて もよい。つまり、取得部 2 1が、路面に平行な方向でのリーン車両 1 〇 〇の最大車幅に、路面に平行な 方向での搭乗者 (ライダー 2 〇 〇及び同乗者の少なくとも一方) の頭部のリーン車両 1 〇 〇からの突出 量が加えられたものを、実効車幅 W〇として導出してもよい。搭乗者情報は、 乗者が標準的な体格で あると見做した固定値であってもよく、また 、ライダー 2 〇 〇によって手動で設定される変数であっても よく、ま た、取得部 2 1によって自動で設定される変数であっても い。また、搭乗者情報に、ライダー 2 0 0の着 用物 6 0又は同乗者の着用物の情報 (形状情報、位置情報) が加味されていてもよい。

【。 0 2 7】 また、図 8に示されるように、基準隙間情報が、リー 車両 1 〇 〇の積載物情報に基づいて取得されて もよい。つまり、取得部 2 1が、路面に平行な方向でのリーン車両 1 〇 〇の最大車幅に、路面に平行な 方向での積載物 1 〇 2 (例えば、サイドケース、荷物等) のリーン車両 1 〇 〇からの突出量が加えられた ものを、実効車幅 W oとして導出してもよい。積載物情報は、標 的な積載物 1 〇 2が積載されている と見做した固定値であってもよく、また、ラ イダー 2 0 0によって手動で設定される変数であっても く、また、 取得部 2 1によって自動で設定される変数であっても い。

【。 0 2 8】 また、図 9に示されるように、基準隙間情報が、基準 間 Sの幅 Wが高さに応じて異なるものであって もよく、また、路面に平行な方向における車 幅基準点 Rと基準隙間 Sの幅中心 Cとの位置関係が高さ に応じて異なるものであってもよい。基準隙 間 sの幅 w、及び、路面に平行な方向における車幅基 点 R と基準隙間 Sの幅中心 Cとの位置関係は、高さに応じて、連続的に 化していてもよく、また、断続的 に変化していてもよい。

【。 0 2 9】 実行部 2 2は、取得部 2 1で取得された基準隙間情報に基づいて、運 支援動作を実行する。

【〇 0 3 0】

—例として、実行部 2 2は、運転支援動作として、 リーン車両 1 〇 〇のアダプティブクルーズコントロール 動作を実行する。クルーズコントロール動作 では、ライダー 2 〇 〇によって設定された目標速度でリーン車両 ! 〇 〇が走行するように、制御装置 2 〇が制動装置 3 〇及び駆動装置 4 〇を制御する。一方で、アダ プティブクルーズコントロール動作では、そ のような制御に加えて、先行車、つまり追従 対象車両との車間距 離又は衝突回避性の維持が図られる。つまり 、アダプティブクルーズコントロール動作で は、追従対象車両 が居ない場合には、ライダー 2 〇 〇によって設定された目標速度でリーン車両 1 〇 〇が走行するように、制 御装置 2 〇が制動装置 3 〇及び駆動装置 4 〇を制御し、追従対象車両が居る場合には、 その目標 速度以下であって、且つ、先行車との車間距 離又は衝突回避性の維持を目指す速度でリー ン車両 1 〇 〇が走行するように、制御装置 2 〇が制動装置 3 〇及び駆動装置 4 〇を制御する。実行部 2 2は 、そのような速度制御を行うに際して、追従 対象車両を基準隙間情報に基づいて決定する 。

【。 0 3 1】 例えば、実行部 2 2は、 リーン車両 1 〇 〇の走行姿勢情報に基づいてリーン車両 1 〇 〇の将来の走 行軌跡を推定し、その走行軌跡を挟んで 2台の先行車が並走していて、且つ、その 2台の先行車間の 実際の隙間の幅が基準隙間情報における基準 隙間 Sの幅 Wと比較して広いと判定される場合に、その 2 台の先行車を追従対象車両として決定しない 。また、実行部 2 2は、リーン車両 1 〇 〇の走行姿勢 情報に基づいてリーン車両 1 0 0の将来の走行軌跡を推定し、その走行軌跡 挟んで 2台の先行車が 並走していて、且つ、その 2台の先行車間の実際の隙間の幅が基準隙間 報における基準隙間 Sの幅 W と比較して狭いと判定される場合に、その 2台の先行車のうちのリーン車両 1 〇 〇に近い車両を追従 対象車両として決定する。その判定に際して 、実際の隙間の位置情報と、基準隙間情報に おける基準 隙間 Sの位置情報 (例えば、幅中心 Cの位置、右側境界 B rの位置、左側境界 B I の位置等) と 、が加味されるとよい。例えば、実行部 2 2は、 リーン車両 1 〇 〇が推定された走行軌跡上を通って実際 の隙間に到達するとの前提のもとで、その到 達の時点における右側境界 B r及び左側境界 B I が実際 の隙間の内側に位置するか否かを予測するこ とで、追従対象車両を決定する。

【。 0 3 2】 例えば、実行部 2 2は、 リーン車両 1 〇 〇の走行姿勢情報に基づいてリーン車両 1 〇 〇の将来の走 行軌跡を推定し、その走行軌跡上に位置する 先行車を特定し、その走行軌跡におけるリー ン車両 1 〇 〇とその先行車との間の領域の全体に亘って 、走行軌跡上の各位置に車幅基準点 Rが定義された各 基準隙間 Sの内側にその先行車と異なる他車両が存在 ていない場合に、その先行車を追従対象車 両と決定する。

【。 0 3 3】

—例として、実行部 2 2は、 リーン車両 1 〇 〇の走行軌跡上に位置する実際の隙間の情報 である実 際隙間情報と、基準隙間情報と、に基づいて 、 リーン車両 1 〇 〇によるその実際の隙間のすり抜け走行 の可否又は安全性の判定を行い、その判定の 結果に基づいて、運転支援動作を実行する。 その実際の 隙間は、障害物と車両との間に形成される隙 間であってもよく、また、互いに離間する 2つの障害物間に 形成される隙間であってもよく、また、互い に離間する 2つの車両間に形成される隙間であってもよ 。障 害物には、電柱、ガードレール、縁石、落下 物等が含まれる。また、障害物又は車両に換 えて、人又は動 物によって形成される隙間が対象であっても よい。また、車両には、走行中の車両と、停 止中の車両と、が 含まれる。

【〇 0 3 4】 例えば、実行部 2 2は、実際隙間情報が、実際の隙間の幅が基 隙間情報における基準隙間 Sの 幅 Wと比較して狭いことを示す情報である場合 、制動装置 3 〇又は駆動装置 4 〇に制御信号を出 カして、 リーン車両 1 〇 〇を自動で減速させる運転支援動作を実行す る。その判定に際して、実際の隙 間の位置情報と、基準隙間情報における基準 隙間 sの位置情報 (例えば、幅中心 Cの位置、右側 境界 B rの位置、左側境界 B I の位置等) と、が加味されるとよい。例えば、実行部 2 2は、 リーン車 両 1 〇 〇が推定された走行軌跡に沿って実際の隙間 に至q達するとの前提のもとで、その到達の 点にお ける右側境界 B r及び左側境界 B I が実際の隙間の内側に位置するか否かを予測 することで、リーン 車両 1 〇 〇による実際の隙間のすり抜け走行の可否又 は安全性を判定する。

【。 0 3 5】 例えば、実行部 2 2は、実際隙間情報が、実際の隙間の幅が基 隙間情報における基準隙間 Sの 幅 Wと比較して狭いことを示す情報である場合 、報知装置 5 〇に制御信号を出力して、 リーン車両 1 〇 〇のライダー 2 〇 〇に警告を与える運転支援動作を実行する。 その判定に際して、実際の隙間の位置 情報と、基準隙間情報における基準隙間 Sの位置情報 (例えば、幅中心 Cの位置、右側境界 B r の位置、左側境界 B I の位置等) と、が加味されるとよい。例えば、実行部 2 2は、 リーン車両 1 〇 〇 が推定された走行軌跡に沿って実際の隙間に 到達するとの前提のもとで、その到達の時点 における右側 境界 B r及び左側境界 B I が実際の隙間の内側に位置するか否かを予測 することで、リーン車両 1 〇 〇による実際の隙間のすり抜け走行の可否又 は安全性を判定する。なお、報知装置 5 〇は、ライダー 2 〇 〇に加えて又は換えて、周辺を走行する他車 両に警告を与えるものであってもよい。その 警告は、 リーン 車両 1 〇 〇又は着用物 6 〇の発音器 (例えば、ホーン、スピーカー等) が制御されることで行われてもよ く、また、 リーン車両 1 〇 〇又は着用物 6 〇の発光器 (例えば、ヘッドライト、ウィンカー等) が制御される ことで行われてもよく、また、リーン車両! 〇 〇からその他車両に無線信号が送信されるこ とで行われてもよ い。

【。 0 3 6】 例えば、実行部 2 2は、実際隙間情報が、実際の隙間の幅が基 隙間情報における基準隙間 Sの 幅 wと比較して狭いことを示す情報である場合 、 リーン車両 1 〇 〇で実行されているクルーズコントロール 動作又はアダプティブクルーズコントロール 動作を解除する運転支援動作を実行する。そ の判定に際して、 実際の隙間の位置情報と、基準隙間情報にお ける基準隙間 sの位置情報 (例えば、幅中心 Cの位 置、右側境界 B rの位置、左側境界 B I の位置等) と、が加味されるとよい。例えば、実行部 2 2は 、リーン車両 1 〇 〇が推定された走行軌跡に沿って実際の隙間 に到達するとの前提のもとで、その至 q達の 時点における右側境界 B r及び左側境界 B I が実際の隙間の内側に位置するか否かを予測 することで 、リーン車両 1 〇 〇による実際の隙間のすり抜け走行の可否又 は安全性を判定する。

【。 0 3 7】 例えば、実行部 2 2は、実際隙間情報が、実際の隙間の幅が基 隙間情報における基準隙間 Sの 幅 wと比較して狭いことを示す情報である場合 、 リーン車両 1 〇 〇で実行されているクルーズコントロール 動作又はアダプティブクルーズコントロール 動作における目標速度を強制的に下げる運転 支援動作を実行 する。その判定に際して、実際の隙間の位置 情報と、基準隙間情報における基準隙間 Sの位置情報 ( 例えば、幅中心 Cの位置、右側境界 B rの位置、左側境界 B I の位置等) と、が加味されるとよい。 例えば、実行部 2 2は、 リーン車両 1 〇 〇が推定された走行軌跡に沿って実際の隙間 に到達するとの前 提のもとで、その至リ達の時点における右側 境界 B r及び左側境界 B I が実際の隙間の内側に位置する か否かを予測することで、リーン車両 1 〇 〇による実際の隙間のすり抜け走行の可否又 は安全性を判定 する。

【。 0 3 8】

< ライダー支援システムの動作 > 実施の形態に係るライダー支援システムの動 作について説明する。 図 1 〇は、本発明の実施の形態に係るライダー支 援システムの、制御装置の動作フローの一例 を示す 図である。なお、ステップ S 1 〇 1における各処理が別々のステツプで実行さ てもよく、また、他のステツプ が適宜加えられていてもよい。

【。 0 3 9】 制御装置 2 〇は、リーン車両 1 〇 〇の走行中において、図 1 〇に示される動作フローを繰り返し実行 する。

【。 0 4 0】

(取得ステツプ) ステップ S 1 〇 1において、取得部 2 1は、リーン車両 1 〇 〇に搭載された周囲環境検出装置 1 1 の出力に基づいて、若しくは、他車両又はイ ンフラストラクチャ設備との無線通信に基づ いて、 リーン車両

1 〇 〇の周囲環境情報を取得する。また、取得部 2 1は、 リーン車両 1 〇 〇の走行姿勢情報に基づい て、リーン車両 1 〇 〇のすり抜け走行の可否又は安全性の判定基 準となる基準隙間 Sの情報である基 準隙間情報を取得する。

【。 0 4 1】

(実行ステツプ) 続いて、ステップ S 1 〇 2において、実行部 2 2は、周囲環境情報及び基準隙間情報に基づ て、 リ ーン車両 1 〇 〇のライダー 2 〇 〇の運転支援動作を実行する。

【。 0 4 2】

< ライダー支援システムの効果> 実施の形態に係るライダー支援システムの効 果について説明する。 ライダー支援システム 1では、取得部 2 1が、 リーン車両 ! 〇 〇の走行姿勢情報に基づいて、 リーン車 両 1 〇 〇のすり抜け走行の可否又は安全性の判定基 準となる基準隙間 sの情報である基準隙間情 報を取得し、実行部 2 2が、基準隙間情報に基づいて、運転支援動 を実行する。そのため、リーン車 両 1 〇 〇の走行によって占領される空間の走行姿勢 に応じた変化が加味された運転支援動作を実 行 することが可能となって、 リーン車両 1 〇 〇のライダー 2 〇 〇による運転を適切に支援することが可能と なる

【〇 0 4 3】 好ましくは、取得部 2 1が、 リーン車両 1 〇 〇の走行姿勢情報に応じて、基準隙間情報に おける基 準隙間 sの幅 wを変化させる。そのように構成されること 、リーン車両 1 〇 〇の走行によって占領される 空間の走行姿勢に応じた変化を適切に運転支 援動作に反映することが可能となる。

【〇 0 4 4】 好ましくは、取得部 2 1が、 リーン車両 1 〇 〇の走行姿勢情報に応じて、基準隙間情報に おける基 準隙間 sの幅中心 cを変化させる。そのように構成されること 、 リーン車両 1 〇 〇の走行によって占領 される空間の走行姿勢に応じた変化を適切に 運転支援動作に反映することが可能となる。 【。 0 4 5】 好ましくは、取得部 2 1が、基準隙間情報を、 リーン車両 1 〇 〇の側方突出部 1 〇 1の寸法情報に 基づいて取得する。そのように構成されるこ とで、 リーン車両 1 〇 〇の走行によって占領される空間の走行 姿勢に応じた変化を適切に運転支援動作に反 映することが可能となる。

【。 0 4 6】 好ましくは、取得部 2 1が、基準隙間情報を、 リーン車両 1 〇 〇の搭乗者情報に基づいて取得する。 そのように構成されることで、 リーン車両 1 〇 〇の走行によって占領される空間の走行姿勢 に応じた変化を 適切に運転支援動作に反映することが可能と なる。

【〇 0 4 7】 好ましくは、取得部 2 1が、基準隙間情報を、 リーン車両 1 〇 〇の積載物情報に基づいて取得する。 そのように構成されることで、 リーン車両 1 〇 〇の走行によって占領される空間の走行姿勢 に応じた変化を 適切に運転支援動作に反映することが可能と なる。

【〇 0 4 8】 好ましくは、基準隙間情報は、高さに応じて 基準隙間 Sの幅 Wが異なる情報である。そのように構成さ れることで、 リーン車両 1 〇 〇の走行によって占領される空間の走行姿勢 に応じた変化を適切に運転支 援動作に反映することが可能となる。

【〇 0 4 9】 好ましくは、基準隙間情報は、高さに応じて 基準隙間 Sの幅中心 Cが異なる情報である。そのように 構成されることで、 リーン車両 1 〇 〇の走行によって占領される空間の走行姿勢 に応じた変化を適切に運 転支援動作に反映することが可能となる。

【〇 0 5 0】 好ましくは、運転支援動作は、リーン車両 1 〇 〇のアダプティブクルーズコントロール動作 であり、実行部 2 2が、基準隙間情報に基づいて、アダプティ クルーズコントロール動作における速度制 での追従対象 車両を決定する。そのように構成されること で、アダプティブクルーズコントロール動作 における追従対象車両 の決定が適切化されて、ライダー 2 〇 〇による運転を適切に支援することが可能と なる。 [ 0 0 5 1 ] 好ましくは、実行部 2 2が、 リーン車両 1 〇 〇の走行軌跡上に位置する実際の隙間の情報 である実 際隙間情報と、基準隙間情報と、に基づいて 、 リーン車両 1 〇 〇によるその実際の隙間のすり抜け走行 の可否又は安全性の判定を行い、その判定の 結果に基づいて、運転支援動作を実行する。 そのように 構成されることで、実際の隙間のすり抜け走 行の可否又は安全性をより適切に判定するこ とが可能とな って、ライダー 2 〇 〇による運転を適切に支援することが可能と なる。

[ 0 0 5 2 ] 本発明の実施の形態は、以上の説明に限定さ れない。つまり、本発明には、以上で説明さ れた実施の 形態に対して変形を施した形態が含まれる。 また、本発明には、以上で説明された実施の 形態の一部の みが実施される形態、又は、その一部同士が 組み合わされた形態が含まれる。

[ 0 0 5 3 ] 例えば、以上では、基準隙間情報が、リーン 車両 1 〇 〇が直立走行から傾き走行に変化すると、基 準隙間 Sの右側境界 B r及び左側境界 B !の両方がずれるものである場合を説明して いるが、基準隙 間情報が、リーン車両 1 〇 〇が直立走行から傾き走行に変化すると、基 準隙間 Sの右側境界 B 「及 び左側境界 B !の一方のみがずれるものであってもよい。 また、基準隙間情報が、 リーン車両 1 〇 〇が傾 き走行する際に、基準隙間 Sの右側境界 B r及び左側境界 B ! のうちのリーン車両 1 〇 〇の傾き方 向と反対側にある境界がリーン車両 1 〇 〇に近づきすぎないようにずれ量が制限され たものであってもよい。 [符号の説明]

[ 0 0 5 4 ]

! ライダー支援システム、 ! 1 周囲環境検出装置、 1 2 通信装置、 1 3 走行状態検出 装置、 2 〇 制御装置、 2 1 取得部、 2 2 実行部、 3 〇 制動装置、 4 〇 駆動装置、 5 〇 報知装置、 6 〇 着用物、 1 〇 〇 リーン車両、 1 〇 ! 側方突出部、 1 〇 2 積載物、 2 〇 〇 ライダー、 S 基準隙間、 B r 右側境界、 B I 左側境界、 W 基準隙間の幅、 W o 実 効車幅、 M r 右側マージン、 M I 左側マージン、 C 基準隙間の幅中心、 R 車幅基準点、 D ずれ量。