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Title:
CONTROLLER AND CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2022/172104
Kind Code:
A1
Abstract:
The present invention provides a controller and a control method that execute an adaptive cruise control appropriately in a group riding. According to the present invention, an execution section (22) of a controller (20) executes an adaptive cruise control based on a surrounding environment information that is information about a surrounding environment of the motorcycle • (1). The execution section (22), in the adaptive cruise control, controls a speed of the motorcycle (1) automatically regardless of an accelerating/decelerating operation by a rider of the motorcycle (1) and executes a distance maintenance control to keep a distance between the motorcycle (1) and a target vehicle at a target distance. An identification section (23) of the controller (20) identifies a first convoy including the motorcycle (1) in a group riding in which the motorcycle (1) travels in a group of a plurality of motorcycles (2) forming at least the first convoy and a second convoy separated from each other. The execution section • (22) executes the adaptive cruise control based on a first travel state information about a travel state of a second motorcycle, the second motorcycle is one of the plurality of motorcycles (2) and is in the second convoy.

Inventors:
IGARI YOSHIHIDE (JP)
Application Number:
PCT/IB2022/050417
Publication Date:
August 18, 2022
Filing Date:
January 19, 2022
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60W30/16; B60W30/18; B60W50/08; B60W50/12
Foreign References:
US20170144665A12017-05-25
US20190248367A12019-08-15
DE102019205881A12020-10-29
US20150025706A12015-01-22
US20160214609A12016-07-28
US20120150386A12012-06-14
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Claims:
\¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417

【書類名】請求の範囲

【請求項 1】 モ-タサイクル (1) の挙動を制御する制御装置 (2 0) であって、 前記モータサイクル (1) のライダーによる力 □減速操作によらずに前記モータサイクル ( 1) の速度を 自動で制御し、前記モ-タサイクル (1) と目標車両との車間距離を目標距離に維持する車間距離 維持制御が行われるアダプティブクル-ズコントロ-ルを、前記モ-タサイクル ( 1) の周囲環境情報に基 づいて実行する実行咅 6 (2 2) を備え、 さらに、複数のモータサイクルで構成されるグループが複数車歹 I】で走行するグループ走行における自車両 (1) が位置する車列を特定する特定部 (2 3) を備え、 前記実行部 (2 2) は、前記自車両 ( 1) が位置する車列と異なる車列中の他車両 (2) で ある他車列車両の走行状態情報(こ基づいて、前記アダプティブクル-ズコントロ-ルを実行する、 制御装置。

【請求項 2】 前記実行部 (2 2) は、前記他車列車両の走行状態情報に加えて、前記自車両 (1) が位置 する車列中の他車両 (2) である自車列車両の走行状態情報に基づいて、前記アダプティプクル-ズコ ントロールを実行する、 請求項 1に記載の制御装置。

【請求項 3】 前記実行部 (2 2) は、前記自車列車両を前記車間距離維持制御の前記目標車両に設定す る、 請求項 2に記載の制御装置。

【請求項 4】 前記実行部 (2 2) は、前記自車両 (1) と前記他車列車両との車間距離が距離下限値を下 回る状態で、前記他車列車両を前記車間距離維持制御の前記目標車両に設定する、 請求項 3に記載の制御装置。 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417

【請求項 5】 前記実行部 (2 2) は、前記複数のモ-タサイクルが力-ブ走行中の状態で、前記他車列車両を 前記車間距離維持制御の前記目標車両に設定する、 請求項 3又は 4に記載の制御装置。

【請求項 6】 前記実行部 (2 2) は、前記他車列車両を前記車間距離維持制御の前記目標車両に設定す る、 請求項 1又は 2に記載の制御装置。

【請求項 7】 前記実行部 (2 2) は、前記複数のモータサイクルが力ーブ走行中の状態で、前記複数のモータサイ クルが直進走行中である状態と比較して、前記車間距離維持制御の前記目標距離を長くする、 請求項 5又は 6に記載の制御装置。

【請求項 8】 前記実行部 (2 2) は、前記特定部 (2 3) による前記自車両 (1) の車列の特定結果に基 づいて、前記アダプティプクル-ズコントロ-ルに用いられる前記周囲環境情報の検出範囲を変化させる、 請求項 1〜 7のいずれか一項に記載の制御装置。

【請求項 9】 前記実行部 (2 2) は、前記検出範囲の中心を、前記自車両 ( 1) の走行軌跡を基準とする 前記他車列車両の存在する側に位置させる、 請求項 8に記載の制御装置。

【請求項 1 〇】 前記他車列車両は、前記自車両 (1) よりも後方に位置する車両である、 請求項 1〜 9のいずれか一項に記載の制御装置。

【請求項 1 1】 モ-タサイクル (1) の挙動の制御方法であって、 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 制御装置 (2 0) の実行咅 6 (2 2) が、前記モータサイクル (1) のライダーによる加減速操作に よらずに前記モータサイクル (1) の速度を自動で制御し、前記モータサイクル (1) と目標車両との車 間距離を目標車間距離に維持する車間距離維持制御が行われるアダプティブクル-ズコントロ-ルを、 前記モ-タサイクル (1) の周囲環境情報に基づいて実行し、 さら(こ、前記制御装置 (2 0) の特定部 (2 3) が、複数のモ-タサイクルで構成されるグル-プが 複数車歹 I]で走行するグル-プ走行における自車両 (1) が位置する車列を特定し、 前記実行部 (2 2) は、前記 §車両 ( 1) の車列と異なる車列中の他車両 (2) である他車 列車両の走行状態情報に基づいて、前記アダプティブクル-ズコントロ-ルを実行する、 制御方法。

Description:
\¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417

【書類名】明細書

【発明の名称】制御装置及び制御方法 【技術分野】

[ 0 0 0 1 ] この開示は、グループ走行においてモータサ イクルのアダプティブクルーズコントロール を適切に実行すること ができる制御装置及び制御方法に関する。

【背景技術】

[ 0 0 0 2 ] 従来、モータサイクルのライダーの運転を支 援する種々の技術が提案されている。例えば 、特許文献 1 では、走行方向又は実質的(こ走行方向(こ ある障害物を検出するセンサ装置(こより検 出された情報(こ基 づいて、不適切(こ障害物(こ接近している ことをモータサイクルのライダーへ警告する 運転者支援システムが 開示されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0 0 0 3】

【特許文献 1】特開 2 0 0 9 - 1 1 6 8 8 2号公報 【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0 0 0 4】 ところで、運転を支援するための技術として 、運転者による加減速操作によらずに車両の 速度を自動 で制御し、 目標車両との車間距離を目標距離に維持する 車間距離維持制御が行われるアダプティプク ルーズコントロールがある。このようなアダ プティプクルーズコントロールを、モータサ イクルに適用することが考えら れる。アダプティプクル-ズコント □ -ルは、 自車両の周囲の交通状況に応じて適切に実行 されることが重 要である。ここで、複数のモータサイクルで 清成されるグループが複数車歹 I】で走行するグループ走行が行わ れる場合がある。グル-プ走行が行われてい 場合には、グル-プ走行が行われていない場 と比べて、 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 自車両の周囲の交通状況が異なる。そこで、 このようなグループ走行におけるアダプテイ ブクルーズコント □- ルを適正化するための提案が望まれている。

[ 0 0 0 5 ] 本発明は、上述の課題を背景としてなされた ものであり、グループ走行においてモータサ イクルのアダプテ ィブクル-ズコントロ-ルを適切に実行するこ ができる制御装置及び制御方法を得るもの ある。

【課題を解決するための手段】

[ 0 0 0 6 ] 本発明に係る制御装置は、モータサイクルの 挙動を制御する制御装置であって、前記モー タサイクルの ライダーによるカロ減速操作(こよらずに前 記モータサイクルの速度を自動で制御し、前 記モータサイクルと目 標車両との車間距離を目標距離(こ維持する 車間距離維持制御が行われるアダプティブク ル-ズコントロ -ルを、前記モータサイクルの周囲環境情報 基づいて実行する実行部を備え、さら(こ 複数のモータサイ クルで唐成されるグループが複数車歹 0で走行するグループ走行における自車両が 置する車歹 I】を特定す る特定部を備え、 前記実行部は、前記自車両が位置する車列と 異なる車列中の他車両である他車 列車両の走行状態情報に基づいて、前記アダ プティブクル-ズコントロ-ルを実行する。

[ 0 0 0 7 ] 本発明に係る制御方法は、モ-タサイクルの 動の制御方法であって、制御装置の実行部 、 前記 モータサイクルのライダーによる加減速操作 によらずに前記モータサイクルの速度を自動 で制御し、前記モー クサイクルと目標車両との車間距離を目標車 間距離に維持する車間距離維持制御が行われ るアダプ ティブクル-ズコントロ-ルを、前記モ-タサイ クルの周囲環境情報に基づいて実行し、さら に、前記制御装 置の特定部が、複数のモータサイクルで清成 されるグル-プが複数車列で走行するグル-プ 行における 自車両が位置する車列を特定し、前記実行部 は、 前記自車両の車列と異なる車列中の他車両で あ る他車列車両の走行状態情報に基づいて、前 記アダプテイプクル-ズコントロ-ルを実行す 。

【発明の効果】

【0 0 0 8】 本発明に係る制御装置及び制御方法では、制 御装置の実行部が、モ-タサイクルのライダ- よる加 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 減速操作によらずにモータサイクルの速度を 自動で制御し、モータサイクルと目標車両と の車間距離を目 標車間距離に維持する車間距離維持制御が行 われるアダプティブクル-ズコントロ-ルを、 -タサイクル の周囲環境情報に基づいて実行し、さらに、 制御装置の特定部が、複数のモ-タサイクル 構成されるグ ル-プが複数車列で走行するグル-プ走行にお る自車両が位置する車列を特定し、 実行部は、 自車 両の車列と異なる車列中の他車両である他車 列車両の走行状態情報に基づいて、アダプテ ィブクル-ズ コントロールを実行する。それにより、グル ープ走行が行われている場合(こ、 自車両の周囲の交通状況(こ 応じて、アダプティブクルーズコントロール を実行することができる。ゆえに、グループ 走行においてモータサイクル のアダプティブクルーズコントロールを適切 に実行することができる。

【図面の簡単な説明】

[ 0 0 0 9 ]

【図 1】本発明の実施形態(こ係るモ-タサイクル 概略構成を示す模式図である。

【図 2】本発明の実施形態に係る制御装置の機能 成の一例を示すブロック図である。

【図 3】本発明の実施形態に係るモータサイクル 含むグループがグループ走行している様子 示す図 である。

【図 4】本発明の実施形態に係る制御装置が行う ル-プ走行に関する処埋の流れの一例を示す フローチヤートである。

【図 5】本発明の実施形態に係るモータサイクル 含むグループが直進走行している様子を示 図で ある。

【図 6】本発明の実施形態に係るモータサイクル 含むグループが力ープ走行している様子を す図で ある。

【図 7】本発明の実施形態に係るモータサイクル より行われるアダプテイプクルーズコント ールに用い られる周囲環境情報の検出範囲が変化する様 子を示す図である。

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 0 ] 以下に、本発明に係る制御装置について、 図面を用いて説明する。 \¥0 2022/172104 卩(:1' 2022/050417

【0 0 1 1】 なお、以下では、二輪のモータサイクルに用 いられる制御装置について説明しているが (図 1中のモータ サイクル 1を参照) 、本発明に係る制御装置は、二輪のモ-タサ クル以外のモ-タサイクル (例えば、 三車命のモータサイクル等) に用いられるものであってもよい。モータサ イクルには、エンジンを推進源とする車 両、電気モータを谁進源とする車両等が含ま れ、例えば、才ートパイ、スクーター、 電動スクーター等が含ま れる。

[ 0 0 1 2 ] また、以下では、車輪を駆動するための動力 を出力可能な駆動源としてエンジン (具体的(こは、後述 される図 1 中のエンジン 1 1) が搭載されている場合を説明しているが、駆 動源としてエンジン以外の他 の駆動源 (例えば、電気モータ) が搭載されていてもよく、複数の駆動源が搭 載されていてもよい。

【0 0 1 3】 また、 以下で説明する構成及び動作等は一例であり 、本発明に係る制御装置及び制御方法は、 そ のような構成及び動作等である場合に限定さ れない。

【0 0 1 4】 また、以下では、 同一の又は類似する説明を適宜簡略化又は省 略している。また、各図において、 同 一の又は類似する部材又は部分については、 符号を付すことを省略しているか、又は同一 の符号を付し ている。また、細かい構造については、適宜 図示を簡略化又は省略している。

[ 0 0 1 5 ]

<モータサイクルの構成> 図 1〜図 3を参照して、本発明の実施形態に係るモー サイクル 1の構成について説明する。

[ 0 0 1 6 ] 図 1は、モータサイクル 1の相 P各構成を示、す模式図である。 図 1に示、されるように、モータサイクル 1は 、エンジン 1 1と、液圧制御ユニット 1 2と、表示装置 1 3と、周囲環境センサ 1 4と、入力装置 1 5 と、前輪車輪速センサ 1 6と、後輪車輪速センサ 1 7と、制御装置 (巳 II) 2 0とを備える。なお 、本明細書では、モ-タサイクル 1を自車両 1とも呼ぶ ' 。 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417

[ 0 0 1 7】 エンジン 1 1は、モ-タサイクル 1の駆動源の一例に相当し、車輪を駆動する めの動力を出力可能 である。例えば、エンジン 1 1には、 内部に燃焼室が形成される 1又は複数の気筒と、燃焼室に向けて 燃料を噴射する燃料噴射弁と、点火プラグと が設けられている。燃料噴射弁から燃料が噴 射されること により燃焼室内(こ空気及び燃料を含む混合 気が形成され、 当該混合気が点火プラグにより点火されて 燃焼する。それにより、気筒内に設けられた ピストンが往復運動し、クランクシャフトが 回転するようになって いる。また、エンジン 1 1の吸気管には、スロットル弁が設けられて り、スロットル弁の開度であるスロット ル開度(こ応じて燃焼室への吸気量が変化す るようになっている。

【0 0 1 8】 液圧制御ユニット 1 2は、 車輪(こ生じる制動力を制御する機能を担う ユニットである。例えば、液圧 制御ユニット 1 2は、マスタシリンダとホイールシリンダと 接続する油路上(こ設けられ、ホイールシ ンダの ブレーキ液圧を制御するためのコンポーネン ト (例えば、制御弁及びポンプ) を含む。液圧制御ユニット 1 2 のコンポ-ネントの動作が制御されることに って、車輪に生じる制動力が制御される。 お、液圧制御 ユニット 1 2は、前輪及び後輪の双方に生じる制動力を れぞれ制御するものであってもよぐ前輪及 後輪の一方に生じる制動力のみを制御するも のであってもよい。

[ 0 0 1 9 ] 表示装置 1 3は、情報を視覚的に表示する表示機能を有 る。表示装置 1 3としては、例えば、 液晶ディスプレイ又はランプ等が挙げられる 。

[ 0 0 2 0 ] 周囲環境センサ 1 4は、モ-タサイクル 1の周囲の環境に関する周囲環境情報を検出 る。具体的 には、周囲場境センサ 1 4は、モータサイクル 1の月同体の前咅^(こ設けられており、 自車両 1よりも前方の 周囲環境情報を検出する。

[ 0 0 2 1 ] 周囲環境センサ 1 4は、モータサイクル 1の周囲に存在する夕ーゲットの位置とモー サイクル 1の位置 との関係性に関する情報 (例えば、夕-ゲットに対するモ-タサイクル 1の相対的な距離、方向、速度、 加速度又は加加速度等) を周囲環境情報として取得するためのもので ある。また、周囲環境情報は、 例えば、モータサイクル 1の周囲に存在する夕ーゲットの状態情報で ってもよい。なお、上記の夕-ゲットは 、車両の他に、車両以外の各種障害物 (例えば、道路設備、落下物、人、動物等) も含み得る。

[0 0 2 2] 周囲環境センサ 1 4としては、例えば、モータサイクル 1の周囲を撮像するカメラ、及び、モータサ クル 1 から夕ーゲットまでの距離を検出可能なレー ダーが用いられる。例えば、カメラにより撮 像される画像を用 いて夕ーゲットを検出し、 レーダーの検出結果を利用することによって 、夕ーゲットに対するモータサイクル 1の 相対的な距離、方向、速度、加速度又は加加 速度等を検出することができる。なお、周囲 環境センサ 1 4の構成は上記の例に限定されない。例えば 周囲環境センサ 1 4において、 レ-ダ-が L I D A R (L a s e r I m a g i n g D e t e c t i o n a n d R a n g i n g) 又は超苜 波センサに置き換えられてもよい。また、例 えば、周囲環境センサ 1 4は、ステレオカメラであってもよい。

【0 0 2 3】 入力装置 1 5は、ライダ-による各種操作を受け付ける。 力装置 1 5は、例えば、ハンドルに設けら れ、ライダーの操作に利用される押しボタン 等を含む。入力装置 1 5を用いたライダーの操作に関する情 報は、制御装置 2 0に出力される。

【0 0 2 4】 前輪車輪速センサ 1 6は、前輪の車輪速 (例えば、前輪の単位時間当たりの回転数 [ r p m] 又は単位時間当たりの移動距離 [ k m/ h ] 等) を検出する車輪速センサであり、検出結果を 出 力する。前輪車輪速センサ 1 6が、 前輪の車輪速に実質的に換算可能な他の物理 量を検出するもの であってもよい。前車命車車侖速センサ 1 6は、前車命に設けられている。

[0 0 2 5] 後輪車輪速センサ 1 7は、後輪の車輪速 (例えば、後輪の単位時間当たりの回転数 [ r p m] 又は単位時間当たりの移動距離 [ k m/ h ] 等) を検出する車輪速センサであり、検出結果を 出 力する。後輪車輪速センサ 1 7が、後輪の車輪速に実質的に換算可能な他 物理量を検出するもの であってもよい。後車命車車侖速センサ 1 7は、後車命に設けられている。 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417

[ 0 0 2 6 ] 制御装置 2 0は、モ-タサイクル 1の挙動を制御する。例えば、制御装置 2 0の一部又は全ては、マ イコン、マイク □プロセッサユニット等で構成されている。 また、例えば、制御装置 2 0の _咅6又は全ては、 ファームウエア等の更新可能なもので構成さ れてもよく、 0 II等からの指令によって実行されるプログラ モジュール等であってもよい。制御装置 2 0は、例えば、 1つであってもよく、また、複数に分かれて てもよ い。

[ 0 0 2 7 ] 図 2は、制御装置 2 0の機能構成の一例を示すブロック図である 図 2(こ示されるように、制御装 置 2 0は、例えば、取得部 2 1と、実行部 2 2と、特定部 2 3とを備える。また、制御装置 2 0は、 モータサイクル 1の各装置と通イ言する。

【0 0 2 8】 取得部 2 1は、モ-タサイクル 1の各装置から情報を取得し、実行咅 6 2 2及び特定部 2 3へ出力 する。例えば、取得部 2 1は、周囲環境センサ 1 4、入力装置 1 5、前輪車輪速センサ 1 6及び後 輪車輪速センサ 1 7から情報を取得する。なお、本明細書にお て、情報の取得には、情報の抽出又 は生成等が含まれ得る。

[ 0 0 2 9 ] 実行部 2 2は、モータサイクル 1の各装置の動作を制御することによって、 種制御を実行する。実 行部 2 2は、例えば、エンジン 1 1、液圧制御ユニット 1 2及び表示装置 1 3の動作を制御する。

【0 0 3 0】 ここで、実行部 2 2は、アダプティプクルーズコントロールを 行することができる。アダプティプクルー コン トロールでは、実行部 2 2は、ライダーによるカロ減速操作 (つまり、アクセル操作及びプレーキ操作) によ らずにモ-タサイクル 1の速度を自動で制御する。実行部 2 2は、例えば、前輪の車輪速及び後輪の車 車命速に基づいて取得されるモータサイクル 1の速度のイ直を監視することによって、モ タサイクル 1の速度を 、予め設定された上限速度を超えない速度に 制御することができる。

【0 0 3 1】 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 また、アダプティブクルーズコントロールで は、実行部 2 2は、モータサイクル 1と目標車両との車間距離 を目標距離に維持する車間距離維持制御を行 う。実行部 2 2は、周囲環境センサ 1 4により検出さ れる周囲環境情報に基づいて、車間距離維持 制御を行う。周囲環境センサ 1 4は、モ-タサイクル 1の 前方を走行する先行車両とモータサイクル 1との車間 £巨離、及び、先行 1 車両に対するモータサイクル 1の 相対速度を検出することができる。実行部 2 2は、例えば、車間距離維持制御において、 行車両を 目標車両に設定し、先行車両との車間距離が 目標距離に維持されるよう(こ、モ-タサイ ル 1の速度を 制御する。なお、車間距離は、車線 (具体的(こは、モ-タサイクル 1の走行レ-ン) に沿う方向の距離を 意味してもよく、直線 £巨離を意味してもよい。

【0 0 3 2】 実行部 2 2は、例えば、入力装置 1 5を用いたライダーによる操作(こ応じてア プティブクルーズコント □—ルを実行する。ここで、モータサイクル 1では、ライダーが、アダプティブクルーズ ントロールのモードとして、 グループ走行モードを選択できるようになっ ている。グループ走行モードが選択されると 、実行部 2 2は、グル -プ走行モードをアダプティブクルーズコン ロールとして実行する。グループ走行モー は、アダプティブクルーズ コントロールのうち、特にグループ走行に適 したモードである。例えば、グループ走行モ ードでは、車間距離維 持制御における目標距離が小さめに設定され ている。

[ 0 0 3 3 ] 特定部 2 3は、グル-プ走行における自車両 1が位置する車列 (以下、 自車両 1の車列、又は、 自車列とも呼ぶ。) を特定する。特定部 2 3は、特定した自車列を示す情報を実行部 2 2に出力す る。グル-プ走行では、複数のモータサイク で構成されるグループが複数車歹 I】で走行する。以下、 図 3を 参照して、グループ走行の概要について説明 する。

【0 0 3 4】 図 3は、モータサイクル 1 (つまり、 自車両 1) を含むグループがグループ走行している様子 を示す図で ある。 図 3では、 自車両 1と、グループを構成する他車両 2 (つまり、グループ内の自車両 1以外のモー クサイクル) のうちの一部の他車両 2 3、 2 匕、 2 〇、 2 ¢1とが示されている。

【0 0 3 5】 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 図 3に示されるように、グル-プ走行では、複数 モ-タサイクルが同ーレ-ン内の左側の車列 右側の 車列の 2車歹 I」で走行する。 図 3の例では、他車両 2 匕及び他車両 2 〇が左側の車列を構成している 。他車両 2 13及び他車両 2 は、 前方からこの順に並んでいる。一方、他車両 2 8、 自車両 1及び 他車両 2 〇)が右側の車列を構成している。他車両 2 3、 §車両 1及び他車両 2 は、前後方向に おいて前方からこの順に並んでいる。

【0 0 3 6】 また、 図 3に示されるように、グループ走行では、左 の車歹 0を懂成するモータサイクルと、右側の車歹 0 を構成するモ-タサイクルとが前後方向(こ いて交互(こ並ぶ配置 (つまり、ジグザグ状の配置) で、複数 のモ-タサイクルが走行する。図 3の例では、右側の車列中の他車両 2 3、左側の車列中の他車両 2 13、右側の車列中の自車両 1、左側の車列中の他車両 2 <:、右側の車列中の他車両 2 ¢1が、前方 からこの川頁(こ並んでいる。

【0 0 3 7】 上記のように、複数のモータサイクルによる グループ走行では、複数のモータサイクルが ジグザグ状の配置 で走行する。それにより、複数のモータサイ クルが 1車歹 I】で走行する場合と比べて、各車両間の前 方 向での距離を短くすることができる。ゆえに 、グループが信号機によって分断されること を抑制できる。

【0 0 3 8】 本実施形態では、上述したように、グル-プ 行における自車両 1が位置する車列 (つまり、 自車列 ) が、特定部 2 3によって特定される。そして、実行部 2 2は、 自車両 1が位置する車列と異なる車列 (以下、他車列とも呼ぶ。) 中の他車両 2である他車列車両 (例えば、 図 3の例では、他車両 2 匕 , 2 〇) の走行状態情報に基づいて、アダプティプク ルーズコントロールを実行する。それにより 、グループ走 行においてモータサイクル 1のアダプティプクルーズコントロールを適 に実行することが実現される。なお、走 行状態情報は、車両の走行状態に関する種々 の情報 (例えば、車両の位置、速度又は加速度等) を含み得る。このような芾 | ]御装置 2 0が行うグループ走行に関する処理の詳細に いては後述する。

【0 0 3 9】

<制御装置の動作> \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 図 4〜図 7を参照して、本発明の実施形態に係る制御 置 2 0の動作について説明する。

【0 0 4 0】 図 4は、制御装置 2 0が行うグル-プ走行に関する処理の流れの一 を示すフローチヤートである。図 4 に示される制御フローは、例えば、予め設定 された時間間隔で繰り返し実行される。図 4におけるステッ プ 1 0 1は、図 4に示される制御フローの開始に対応する。 4におけるステップ 1 0 6は、図 4(こ 示される制御フロ-の終了に対応する。

【0 0 4 1】 図 4(こ示される制御フローが開始されると、 テップ 1 0 2において、制御装置 2 0は、グループ走 行モ-ドが実行中であるか否かを判定する。 ル-プ走行モ-ドが実行中であると判定された 場合 (ステッ プ3 1 0 2 /丫巳 3) 、ステップ 1 0 3に進む。一方、グル-プ走行モ-ドが実行中で ないと判定さ れた場合 (ステップ 1 0 2 / 1\1 0) 、図 4(こ示される制御フロ-は終了する。

【0 0 4 2】 ステップ 1 0 2で丫巳 と判定された場合、ステップ 1 0 3において、制御装置 2 0の特定部 2 3は、グル-プ走行における自車両 1が位置する車列 (つまり、 自車列) の特定処理を行う。

【0 0 4 3】 自車列の特定処理では、特定部 2 3は、例えば、ライダ-による設定操作の情報 ある設定操作情 報に基づいて、 自車列を特定する。上記の設定操作は、制御 装置 2 0において自車列を設定するため の操作であり、例えば、入力装置 1 5を用いて行われる。なお、上記の設定操作 受け付ける入力画 面が表示装置 1 3に表示され、ライダ-は、入力画面を用いて 記の設定操作を行ってもよい。自車列 が右側の車列である旨を設定操作情報が示す 場合、特定部 2 3は、 自車列が右側の車列であると特 定する。一方、 自車列が左側の車列である旨を設定操作情報 が示す場合、特定部 2 3は、 自車列が 左側の車列であると特定する。例えば、図 3の例では、特定部 2 3は、 自車列が右側の車列であると 特定する。

【0 0 4 4】 なお、特定部 2 3は、ライダ-による設定操作の情報である設 操作情報を用いずに、 自車列を特 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 定してもよい。例えば、特定部 2 3は、周囲環境センサ 1 4の出力結果に基づいて、 自車列を特定して もよい。この場合、特定部 2 3は、例えば、グル-プ内の他車両 2のうち、 自車両 1の前方を走行し、か つ、前後方向において自車両 1と最も近い車両を、周囲環境センサ 1 4の出力結果に基づいて特定す る。そして、特定部 2 3は、特定した他車両 2と自車両 1との位置関係に基づいて、 自車歹 I】を特定す ることができる。例えば、特定部 2 3は、特定した他車両 2が自車両 1に対して左側に位置している場 合、自車列は右側の車列であると特定する。

【0 0 4 5】 ステップ 1 0 3の次(こ、ステップ 1 0 4(こおいて、制御装置 2 0は、 自車列が特定されたか否か を半 1』定する。自車列が特定されたと判定され 場合 (ステップ 1 0 4 /丫巳 ) 、ステップ 1 0 5 に進む。一方、 自車列が特定されていないと判定された場合 (ステップ 1 0 4 / 0) 、図 4に示さ れる制御フロ-は終了する。

【0 0 4 6】 ステップ 1 0 4で丫巳 と判定された場合、ステップ 1 0 5において、制御装置 2 0の実行部 2 2は、 自車列と異なる車列 (つまり、他車列) 中の他車両 2である他車列車両 (例えば、図 3の 例では、他車両 2 匕、 2 〇) の走行状態情報に基づくアダプテイプクルー ズコントロ-ルを実行し、図 4に 示される制御フロ-は終了する。

【0 0 4 7】 本実施形態では、特定部 2 3によって、 自車列が特定される。ゆえに、制御装置 2 0は、他車列が 自車両 1に対して左側に存在するのか、右俱 I]に存在するのかを半 断することができる。よって、取得咅 ^ 2 1 は、例えば、周囲環境センサ 1 4の出力結果に基づいて、他車列中の他車両 2である他車列車両 の走行状態情報を取得することができる。そ れ(こより、実行部 2 2は、他車列車両の走行状態情報に 基づいて、アダプテイプクルーズコントロー ルを実行することができる。

【0 0 4 8】 ここで、 自車両 1の周囲の交通状況に応じて、アダプテイプ ルーズコントロールをより適切に実行する 点では、実行部 2 2は、他車列車両の走行状態情報に加えて、 自車列中の他車両 2である自車列 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 車両の走行状態情報に基づいて、アダプテイ ブクルーズコントロールを実行することが好 ましい。以下では、 他車列車両としての他車両 2 13の走行状態情報、及び、 自車列車両としての他車両 2 8の走行状 態情報に基づいて、アダプティブクル-ズコ トロールが実行される例を説明する。

【0 0 4 9】 例えば、実行部 2 2は、 自車列車両を車間距離維持制御の目標車両に 設定し、特定の状況下(こ おいて、 目標車両を自車列車両から他車列車両に切り 替える。以下、 図 5及び図 6を参照して、 目標 車両の切り替えが行われる状況の例を説明す る。

[ 0 0 5 0 ] 図 5は、モータサイクル 1 (つまり、 自車両 1) を含むグループが直進走行している様子を示 す図であ る。図 5の例では、 自車両 1と、他車両 2 8、 2 13、 2 (:、 2 (^とが、 図 3と同様の配置で直進路を 走行している。なお、 直進路は、モータサイクル 1の運転操作(こ影響を及ぼすことがない程 (こ大きな曲 率半径を有する走行路である。 自車列は右側の車列となっており、他車列は 左側の車列となっている。 他車両 2 8、 2 が自車列車両に相当し、他車両 2 13、 2 〇が他車列車両に相当する。

[ 0 0 5 1】 図 5の例では、実行部 2 2は、基本的には、 自車両 1よりも前方に位置する自車列車両のうち自 車両 1に最も近い車両である他車両 2 8を車間距離維持制御の目標車両に設定する この場合、 自車両 1と他車両 2 3との車間距離が目標距離に維持される。

[ 0 0 5 2 ] ここで、実行部 2 2は、 自車両 1と他車列車両との車間距離が距離下限値を 回る状態で (つま り、下回る場合に) 、 当該他車列車両を車間距離維持制御の目標車 両に設定する。図 5の例では、 実行部 2 2は、 自車両 1よりも前方に位置する他車列車両のうち自 両 1に最も近い車両である他 車両 2 13と自車両 1との車間距離 0 1が距離下限値を下回った場合に、 目標車両を他車両 2 3か ら他車両 2 匕に切り替える。距離下限値は、他車両 2 を追い越してしまう可能性が生じる程度に自 車両 1が他車両 2 匕に接近していると判断し得る値に設定され る。

【0 0 5 3】 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 他車両 2 13が目標車両に設定されると、 自車両 1と他車両 2 13との車間距離が目標距離に維持 される。具体的には、実行部 2 2は、 車間距離維持制御において、 自車両 1と他車両 2 匕との車間 距離、及び、他車両 2 匕に対する自車両 1の相対速度に基づいて、 自車両 1の速度を制御する。そ れにより、 自車両 1が他車両 2 匕を追い越してしまうことが抑制されるので 、 自車両 1を含むグループが ジグザグ状の配置で走行する状態が維持され る。

【0 0 5 4】 図 6は、モータサイクル 1 (つまり、 自車両 1) を含むグループが力ーブ走行している様子を 示す図であ る。図 6の例では、 自車両 1と、他車両 2 a s 2 b . 2 c . 2 dとが、 図 3と同様の配置で力-ブ路を 走行している。なお、力ーブ路は、モータサ イクル 1の運転操作に影響を及ぼす程度に小さな曲 半径を 有する走行路である。 自車列は右側の車列となっており、他車列は 左側の車列となっている。他車両 2 8 、 2 が自車列車両(こ相当し、他車両 2 [3、 2 が他車列車両(こ相当する。

[ 0 0 5 5 ] 実行部 2 2は、 自車両 1を含むグル-プが力-ブ走行中の状態で (つまり、力-ブ走行中の場合に)

、他車列車両を車間距離維持制御の目標車 両に設定する。例えば、他車両 2 3が目標車両に設定 されている状態で直進走行していたグループ が、力ープ路に進入して図 6に示す状態となった場合、実行 部 2 2は、 自車両 1よりも前方に位置する他車列車両のうち自 両 1に最も近い車両である他車両 2 匕を目標車両に設定する。つまり、 目標車両が、他車両 2 3から他車両 2 匕に切り替えられる。

[ 0 0 5 6 ] なお、実行部 2 2は、例えば、 自車両 1が力-プ走行中であるか否かを半 1』定し、 自車両 1が力-プ走 行中であると半 | 』定した場合に、 自車両 1を含むグループが力ープ走行中であるとみ すことができる。 自車 両 1が力-プ走行中であるか否かの判定は、例え 、慣性計測装置 ( I M U) 又は力-ナビゲ-シヨン 装置等を用いること(こよって実現され得る 。

[ 0 0 5 7 ] 自車両 1を含むグル-プが力-プ走行中の状態では、安 全性を向上させる目的で、 当該グル-プが直 進走行中の状態と比べて、車間距離が広くな る傾向がある。ゆえに、 図 6の例において、他車両 2 3が \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 自車両 1の周囲環境センサ 1 4によって検出できない程度に自車両 1から遠ざかってしまう場合が想定 されるので、他車両 2 13を目標車両に設定することによって、 目標車両が検出されなくなることを抑制で 含る。

【0 0 5 8】 ここで、実行部 2 2は、力-ブ走行の安全性を向上させる観点で 、 自車両 1を含むグル-プが力-ブ 走行中の状態で、 当該グル-プが直進走行中である状態と比較 て、車間距離維持制御の目標距離 を長くすることが好ましい。 自車両 1を含むグループが力ープ走行中の状態では 安全性を確保するために は、 当該グル-プが直進走行中の状態と比べて、 間距離を広くする必要がある。よって、グ -プが力 ブ走行中であるか否かに応じて、車間距離維 持制御の目標距離を上記のように変化させる ことによって、 安全性を向上させることができる。

[ 0 0 5 9 ] 上記では、他車列車両としての他車両 2 13の走行状態情報、及び、 自車列車両としての他車両 2 6 の走行状態情報に基づいて、アダプティブク ルーズコントロールが実行される例を説明し た。ただし、実行 部 2 2は、 自車列車両の走行状態情報を用いずに、他車 列車両の走行状態情報のみに基づいてアダ プティプクルーズコントロールを実行しても よい。

[ 0 0 6 0 ] 例えば、実行部 2 2は、他車両 2 3 の走行状態情報を用いずに、他車両 2 匕の走行状態情報の みに基づいてアダプテイプクルーズコントロ ールを実行してもよい。この場合、実行咅6 2 2は、例えば、他車 両 2 匕を車間距離維持制御の目標車両に設定する 。具体的(こは、実行部 2 2は、グル-プが力-プ走 行中であるか否か等の状況によらずに、他車 両 2 13を車間距離維持制御の目標車両に設定して よい 。この場合、実行部 2 2は、車間距離維持制御において、状況によ ずに、 自車両 1と他車両 2 13と の車間距離、及び、他車両 2 13に対する自車両 1の相対速度に基づいて、 自車両 1の速度を制御す る。なお、この場合においても、実行部 2 2は、 自車両 1を含むグループが力ープ走行中の状態で、 当該 グル-プが直進走行中である状態と比較して 車間距離維持制御の目標距離を長くしても い。

[ 0 0 6 1 ] \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 上記では、 自車両 1よりも前方に位置する他車列車両である他 両 2 13の走行状態情報に基づ いて、アダプティブクルーズコントロールが 実行される例を説明した。ただし、実行咅5 2 2は、 自車両 1よりも 後方に位置する他車列車両 (例えば、他車両 2 〇) の走行状態情報に基づいて、アダプティブク ル- ズコントロールを実行してもよい。

[ 0 0 6 2 ] 例えば、他車両 2 3 が目標車両に設定されている状況下で自 車両 1と他車両 2 〇との車間距離 が距離下限値を下回った場合(こ、 目標車両を他車両 2 3 から他車両 2 〇に切り替えてもよい。また、 例えば、実行部 2 2は、 自車両 1を含むグル-プが力-ブ走行中の状態で、 自車両 1よりも後方に位 置する他車列車両である他車両 2 〇を車間距離維持制御の目標車両(こ設定し てもよい。また、実行 部 2 2は、状況によらず(こ、他車両 2 〇を車間距離維持制御の目標車両に設定して もよい。

【0 0 6 3】 上記では、 図 4のフローチヤートを参照して、制御装置 2 0が行うグループ走行に関する処理の例につ いて説明した。ただし、制御装置 2 0は、グループ走行に関する処理として、他 処理を行ってもよい。

【0 0 6 4】 例えば、実行部 2 2は、特定部 2 3による自車列の特定結果に基づいて、アダ ティプクル-ズコント 口-ルに用いられる周囲環境情報の検出範囲 変化させてもよい。上述したように、アダ ティプクル-ズコ ントロ-ルにおける車間距離維持制御は、周 環境センサ 1 4により検出される周囲環境情報に基づ いて行われる。実行部 2 2は、特定部 2 3による自車列の特定結果に基づいて、周囲 境センサ 1 4 により検出される周囲環境情報の検出範囲を 変化させる。

[ 0 0 6 5 ] 図 7は、モータサイクル 1により行われるアダプテイプクル-ズコント ールに用いられる周囲環境情報の 検出範囲が変化する様子を示す図である。図 7では、周囲璟境センサ 1 4の検出範囲 1 8について、 変化前の範囲が破線により示されており、変 化後の範囲が実線により示されている。

[ 0 0 6 6 ] 図 7に示されるように、周囲環境センサ 1 4の検出範囲 1 8は、モ-タサイクル 1の前部から前方に \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 放射状に広がっている。周囲環境センサ 1 4は、検出範囲 1 8内の周囲環境情報を検出することがで きる。つまり、周囲環境センサ 1 4により検出される周囲環境情報の検出範囲 、周囲環境センサ 1 4 の検出範囲 1 8と基本的に一致する。ただし、後述するよ に、周囲環境センサ 1 4の検出範囲 1 8 を変化させずに、周囲環境センサ 1 4により検出される周囲環境情報の検出範囲 変化させることも できるので、これらの範囲を区別して説明す る。

[ 0 0 6 7 ] 実行部 2 2は、例えば、周囲環境センサ 1 4の検出範囲 1 8を変化させることによって、周囲環境 センサ 1 4により検出される周囲環境情報の検出範囲 変化させる。具体的(こは、実行部 2 2は、周 囲環境センサ 1 4の検出範囲 1 8の中心 0 1 (例えば、放射状に広がる範囲の中心軸) を、 自車 両 1の走行軌跡を基準とする他車列車両の存在 る側(こ位置させる。それ(こより、周囲 境センサ 1 4 (こより検出される周囲環境情報の検出範囲 の中心が、 自車両 1の走行軌跡を基準とする他車列 車両の存在する側に位置する。なお、検出範 囲 1 8の中心 0 1は、検出範囲 1 8を変化させる前に おいて、破線で示されるように、自車両 1の走行 1 軌跡上にイ立置している。

【0 0 6 8】 図 7の例では、特定部 2 3により特定される自車列は、右側の車列で る。よって、この場合、実行 部 2 2は、周囲環境センサ 1 4の検出範囲 1 8の中心 0 1を、実線で示されるように、 自車両 1の 走行軌跡を基準とする左側 (つまり、他車列車両である他車両 2 13、 2 〇の存在する側) に位置さ せる。それにより、周囲環境センサ 1 4により検出される周囲環境情報の検出範囲 中心が、 自車両 1 の走行軌跡を基準とする左側に位置する。ゆ えに、図 7中で実線により示されるように、周囲環境 ンサ 1 4の検出範囲 1 8 (つまり、周囲環境センサ 1 4により検出される周囲環境情報の検出範囲 ) を自車両 1の走行レーン内に収めることができる。そ により、例えば、 自車両 1の走行レーンに隣接す る隣接レ-ンを走行する車両が検出範囲 1 8内に入り、車間距離維持制御における目標 両として 誤って設定されることを抑芾できる。

[ 0 0 6 9 ] なお、実行部 2 2は、周囲環境センサ 1 4の検出範囲 1 8を変化させずに、周囲環境センサ 1 4 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 により検出される周囲環境情報の検出範囲を 変化させてもよい。例えば、実行部 2 2は、検出範囲 1

8 内の特定の範囲 (例えば、 図 7の例では、 自車両 1の走行軌跡を基準とする右側の範囲) に関す る情報を周囲環境情報としては検出しないよ うにすることで、周囲環境情報の検出範囲を 変化させても よい。

[ 0 0 7 0 ] 上記で説明した図 4のフロ-チヤ-卜では、グル-プ走行モ-ドが実 中であると判定された場合 (ステ ップ 3 1 0 2 /丫 已 3) に、ステップ 3 1 0 3以降の処理が行われた。ただし、ステップ 3 1 0 3以降 の処理が実行される実行条件は、この例に限 定されない。上記の実行条件は、 自車両 1及び他車両 2 を含むグル-プがグル-プ走行していると半 I〗断できるような条件であればよい。例え 、上記の実行条件 は、 自車両 1及び他車両 2がジグザグ状の配置で走行していると半〇 されること等であってもよい。制御 装置 2 0は、例えば、他車両 2又はインフラストラクチヤ設備との無線通 を介して、 自車両 1及び他 車両 2の位置関係を示す情報を取得し、その情報 用いて、 自車両 1及び他車両 2がジグザグ状の 配置で走行しているか否かを半 | ]定することができる。

[ 0 0 7 1】

<制御装置の効果> 本発明の実施形態に係る制御装置 2 0の効果について説明する。

[ 0 0 7 2 ] 制御装置 2 0において、特定部 2 3は、複数のモ-タサイクルで構成されるグル- プが複数車列で走 行するグル-プ走行における自車両 1が位置する車列 (つまり、 自車列) を特定する。そして、実行部 2 2は、 自車両 1が位置する車列と異なる車列 (つまり、他車列) 中の他車両 2である他車列車両 (例えば、他車両 2 、 2 。) の走行状態情報に基づいて、アダプティプク ル-ズコントロ-ルを実行する 。それにより、グループ走行が行われている 場合に、 自車両 1の周囲の交通状況に応じて、アダプティプ ルーズコントロールを実行することができる 。ゆえに、グループ走行においてモータサイ クル 1のアダプティプクル -ズコント □—ルを適切に実行することができる。

【0 0 7 3】 \¥02022/172104 卩(:1' 2022/050417 好ましくは、制御装置 2 0において、 実行部 2 2は、他車列車両の走行状態情報に加えて、 自車 両 1が位置する車列 (つまり、 自車列) 中の他車両 2である自車列車両 (例えば、他車両 2 8、 2 ¢1) の走行状態情報に基づいて、アダプティブク ルーズコントロールを実行する。それにより 、 自車両 1の周 囲の交通状況に関するより多くの情報を用い て、アダプティブクルーズコントロールを実 行することができる。 ゆえに、グループ走行においてモータサイク ル 1のアダプティブクルーズコントロールをよ 適切に実行することが できる。

【0 0 7 4】 好ましくは、制御装置 2 0において、 実行部 2 2は、 自車列車両 (例えば、他車両 2 3) を車間 距離維持制御の目標車両(こ設定する。それ により、 自車両 1の走行軌跡上を走行する他車両 2と自 車両 1との車間距離を目標距離(こ維持すること できる。ゆえ(こ、グル-プ内の他車両 2との衝突を抑 制し、ライダーの運転を支援することができ る。

[ 0 0 7 5 ] 好ましくは、制御装置 2 0において、 実行部 2 2は、 自車両 1と他車列車両 (例えば、他車両 2 13) との車間距離が距離下限値を下回る状態で、 他車列車両を車間距離維持制御の目標車両に 設定する。それにより、他車列車両を追い越 してしまう可能性が生じる程度に自車両 1が他車列車両 に接近している場合に、 当該他車列車両を目標車両に設定することが できる。ゆえに、 自車両 1が他車 列車両を追い越してしまうことが抑制される ので、 自車両 1を含むグル-プがジグザグ状の配置で走行す る状態を維持することができる。

[ 0 0 7 6 ] 好ましくは、制御装置 2 0において、 実行部 2 2は、 自車両 1を含むグループを清成する複数のモ_ タサイクルが力-プ走行中の状態で、他車列 両 (例えば、他車両 2 13) を車間距離維持制御の目 標車両に設定する。ここで、仮に、 自車列車両が目標車両に設定され続けた場合 に、複数のモ-タサイ クルが力-プ走行中の状態において、 目標車両が自車両 1から遠ざかり、検出されなくなることが想 さ れる。ゆえに、複数のモ-タサイクルが力-プ 行中の状態において、他車列車両を車間距 維持制御 の目標車両に設定することによって、 目標車両が検出されなくなることを抑制でき る。 \¥0 2022/172104 卩(:1' 2022/050417

[ 0 0 7 7 ] 好ましくは、制御装置 2 0において、実行部 2 2は、他車列車両 (例えば、他車両 2 匕) を車間 距離維持制御の目標車両に設定する。それに より、他車列車両と自車両 1との車間距離を目標距 離に維持することができる。ゆえに、 自車両 1が他車歹 I」車両を追い越してしまうことが効果的に 制され るので、自車両 1を含むグル-プがジグザグ状の配置で走行す 状態がより維持されやすくなる。

【0 0 7 8】 好ましくは、制御装置 2 0において、実行部 2 2は、 自車両 1を含むグループを清成する複数のモ_ タサイクルが力ーブ走行中の状態で、当該複 数のモータサイクルが直進走行中である状態 と比較して、車 間距離維持制御の目標距離を長くする。それ により、 自車両 1と目標車両との車間距離が広くなり、 力ーブ走行の安全性を向上させることができ る。

[ 0 0 7 9 ] 好ましくは、制御装置 2 0において、実行部 2 2は、特定部 2 3による自車両 1の車列 (つまり、 自車列) の特定結果に基づいて、アダプティブクル- コントロ-ルに用いられる周囲環境情報の検 範 囲を変化させる。それにより、グループ外の 車両 (例えば、 自車両 1の走行レーンに隣接する隣接レーンを 走行する車両) が車間距離維持制御における目標車両として 誤って特定されることを抑制することがで きる。ゆえに、アダプテイプクルーズコント ロールをより適切に実行することができる。

【0 0 8 0】 好ましくは、制御装置 2 0において、実行部 2 2は、アダプティプクル-ズコントロ-ルに用い られる周囲 環境情報の検出範囲の中心を、 自車両 1の走行軌跡を基準とする他車列車両 (例えば、他車両 2 匕、 2 〇) の存在する側に位置させる。それにより、ア ダプティプクル-ズコントロールに用いられ 周囲環 境情報の検出範囲を自車両 1の走行レ-ン内に収めることができる。ゆえ 、グル-プ外の車両 (例えば 、 自車両 1の走行レ-ンに隣接する隣接レ-ンを走行する 車両) が車間距離維持制御における目標車 両として誤って特定されることを抑制するこ とが適切に実現される。

【0 0 8 1】 好ましくは、制御装置 2 0において、上記の他車列車両は、 自車両 1よりも後方に位置する車両 ( \¥0 2022/172104 卩(:1' 2022/050417 例えば、他車両 2 〇) である。つまり、好ましくは、実行部 2 2は、 自車両 1よりも後方に位置する他 車列車両 (例えば、他車両 2 〇) の走行状態情報に基づいて、アダプティブク ル-ズコント □-ルを実行 する。それにより、グループ走行が行われて いる場合に、 自車両 1の後方の交通状況に応じて、アダプティ プクルーズコントロールを適切に実行するこ とができる。

【0 0 8 2】 本発明は実施形態の説明に限定されない。例 えば、実施形態の一部のみが実施されてもよ い。 【符号の説明】

【0 0 8 3】

1 モ-タサイクル (自車両) 、 2 モ-タサイクル (他車両) 、 2 8 他車両、 2 匕 他車両、 2 〇 他車両、 2 ¢ 1 他車両、 1 1 エンジン、 1 2 液圧制御ユニット、 1 3 表示装置、 1 4 周囲環境センサ、 1 5 入力装置、 1 6 前輪車輪速センサ、 1 7 後輪車輪速センサ、 1 8 検出範囲、 2 0 制御装置、 2 1 取得部、 2 2 実行部、 2 3 特定部、 (: 1 中心、 0 1 車間距離。