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Title:
CONTROLLER FOR ELECTRIC BOOSTER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2021/111225
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a controller for an electric booster, said controller being capable of suppressing noise and vibrations generated as a result of the pressure in a piston chamber becoming negative during pressure maintenance control. The controller (100) of the electric booster (10) comprises a motor control unit (110) that controls the rotational speed of an electric motor (21). When a pressure maintenance control execution condition in which a wheel cylinder pressure is maintained by closing a fluid passage between a master cylinder (14) and a brake fluid pressure unit (20) is satisfied, the motor control unit (110) restricts the rotational speed of the electric motor (21) in the case where it is presumed that a brake pedal (11) will return and the pressure in the master cylinder will become negative.

Inventors:
SASAKI JUNICHI (JP)
YAMAMITSU RYUICHI (JP)
Application Number:
PCT/IB2020/060812
Publication Date:
June 10, 2021
Filing Date:
November 17, 2020
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T13/74; B60T7/04
Foreign References:
JP2013248954A2013-12-12
JP2013028309A2013-02-07
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Claims:
〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

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【書類名】請求の範囲 【請求項 1】 電動モ-夕 (2 1) の出カトルクを利用してブレ-キ操作の入力を倍力する電動式倍力装置 (1 0) の 芾1】御装置 (1 0 0) において、 前記電動モ-夕 (2 1) の回転速度を制御するモ-夕制御部 (1 1 0) を備え、 前記モータ芾御部 (1 1 0) は、マスタシリンダ (14) とブレーキ液圧ユニット (2 0) との間の液通路 を閉じることによりホイ-ルシリンダ圧を保持する圧力保持制御の実行条件成立時に、ブレ-キペダル (1 1) が戻されてマスタシリンダ圧が負圧になると谁定される場合に前記電動モ-夕 (2 1) の回転速度を制限する ことを特徴とする電動式倍力装置の制御装置。

【請求項 2】 前記モ-夕制御部 ( 1 1 0) は、 前記圧力保持制御の実行条件が成立しており、 前記マスタシリンダ圧が所定の圧力閾値以下であり、 前記電動式倍力装置 (1 0) のプッシュロッド (1 3) のスト □-ク量が所定範囲内にあり、 車速が所定の車速閾値以下であり、かつ、 前記ブレ-キペダル (1 1) が所定速度よりも速く戻されている場合に、 前記電動モ-夕 (2 1) の回転速度を制限する、 ことを特徴とする請求項 1に記載の電動式倍力装置の制御装置。

【請求項 3】 前記モ-夕制御部 (1 1 0) は、前記電動式倍力装置 (1 0) のプッシュ □ッド (1 3) のスト □-ク量 に応じて設定された回転速度で前記電動モ-夕 (2 1) を制御 前記回転速度を制限する際には、前記回転速度を所定の目標値に固定する、 ことを特徴とする請求項 1又は 2に記載の電動式倍力装置の制御装置。 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

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【請求項 4】 前記モ-夕制御部 ( 1 1 0) は、 前記圧力保持制御の実行が解除されたとき、 前記電動式倍力装置 (1 0) の前記プッシュロッド (1 3) のスト □-ク量が前記所定範囲から外れたと き、 前記車速が前記所定の車速閾値を超えたとき、 前記電動式倍力装置 (1 0) を搭載した車両の運転者の走行意思有りと判定されたとき、および、 前記ブレーキペダル (1 1) が踏まれたとき、 のうちの少なくとも 1つの条件が成立した場合に、前記電動モ-夕 (2 1) の回転速度の制限を解除する、 ことを特徴とする請求項 2に記載の電動式倍力装置の制御装置。

Description:
〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

【書類名】明細書

【発明の名称】電動式倍力装置の制御装置 【技術分野】

[ 0 0 0 1 ] 本発明は、電動式倍力装置の制御装置に関す る。

【背景技術】

[ 0 0 0 2] 乗用車等の自動車のブレ-キ装置において、 転者(こよるブレ-キ操作の入力を所定のサ- ボ比で倍力して 大きな出力を発生する電動式倍力装置が用い られている。電動式倍力装置は、運転者(こ よるブレ-キ操作の 入力を入力軸で受け、この入力を電動モータ の出力により倍力してプッシュ □ッドを前進させて、マスタシリンダの ピストンを押圧する。これにより、マスタシ リンダ内の作動油が液圧ユニットに供給され てホイ-ルシリンダ圧が上昇 する。

【先行技術文献】

【特許文献】

[ 0 0 0 3 ]

【特許文献 1】特開 2 0 1 6 — 1 9 3 6 4 5号公報 【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

[ 0 0 0 4 ] 従来、車両用ブレ-キ装置において、ブレ-キ 作にかかわらずホイ-ルシリンダ圧を保持す る制御 (以下、「 圧力保持制御」ともいう) が知られている。圧力保持制御において、液 圧ユニットの制御装置は、液圧ユニット に設けられた回路制御弁を制御し、マスタシ リンダから液圧ユニットに作動油を供給する 油圧回路を閉じること (こより、ホイ-ルシリンダ圧を所定の目標 力に保持する。これにより、例えばドライ がブレ-キペダルを開放した 場合であっても所定時間車両のブレ-キカが 持され、車両の制動力を保持することがで る。

[ 0 0 0 5 ] 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

2 ここで、圧力保持制御の実行状態にかかわら ず、ブレ-キペダルが戻される速度はドライ 操作によって決定さ れる。圧力保持制御の実行中には、液圧ユニ ット側の作動油がマスタシリンダ側に戻らな い状態となる。この場 合、マスタシリンダ内のピストン室にはリザ ーパタンクから作動油が供給されることにな るが、リザーパタンクからビス トン室へ供給される作動油の通路面積が狭い ために作動油の供給が追い付かず、ピストン 室内が負圧になる。 負圧が所定レペル以上になると、リザ-パタ クからピストン室へ作動油を供給する通路 にあるシ-ル部品が 変形し、大量の作動油がピストン室内に流れ 込み、音や振動の原因となるおそれがある。

[ 0 0 0 6] 本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので あり、圧力保持制御時にピストン室が負圧に なることに起因す る音や振動の発生を抑制可能な電動式倍力装 置の制御装置を提供する。

【課題を解決するための手段】

[ 0 0 0 7] 上記課題を解決するために、本発明のある観 点(こよれば、電動モ-夕の出カトルクを利 してブレ-キ操作の 入力を倍力する電動式倍力装置の制御装置で あって、電動モ-夕の回転速度を制御するモ- 制御部を備え 、モ-夕制御部は、マスタシリンダとブレ-キ 圧制御装置との間の液通路を閉じることに りホイ-ルシリンダ圧を 保持する圧力保持制御の実行条件成立時に、 ブレ-キペダルが戻されてマスタシリンダ圧 負圧になると谁定さ れる場合に電動モ-夕の回転速度を制限する 動式倍力装置の制御装置が提供される。

【発明の効果】

[ 0 0 0 8] 以上説明したように本発明(こよれば、圧力 保持制御時にピストン室が負圧になることに 起因する音や振動の 発生を抑制することができる。

【図面の簡単な説明】

[ 0 0 0 9]

【図 1】本発明の実施の形態に係る電動式倍力装 の制御装置を適用可能な車両用ブレ-キ装置 構成例を示す説明図である。

【図 2】電動式倍力装置の全体構成例を示す模式 である。 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

3

【図 3】マスタシリンダの構成例を示す断面図で る。

【図 4】同実施形態に係る電動式倍力装置の制御 置の構成例を示すブロック図である。

【図 5】電動モータの回転速度の制御マップを示 説明図である。

【図 6】同実施形態に係る電動式倍力装置の制御 置の処理の一例を示すフロ-チヤ-卜である。

【図 7】同実施形態に係る電動式倍力装置の制御 置の具体的な動作例を示すタイミングチヤ- であ る

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 0] 以下、添付図面を参照しながら本発明の好適 な実施の形態について詳細に説明する。なお 、本明細書及 び図面において、実質的に同一の機能構成を 有する構成要素については同一の符号を付す ることにより重複 説明を省略する。

[ 0 0 1 1 ] 本明細書において、「前」とは、プッシュロ ッドがマスタシリンダ側へ移動する方向を意 味する。「後」とは、プッシ ュロッドがブレ-キペダル側へ移動する方向 意味する。

[ 0 0 1 2]

< 1. 車両用ブレ-キ装置の全体構成 > まず、図 1及び図 2を参照して、本実施形態に係る電動式倍力 置の制御装置を適用可能な車両用ブ レ-キ装置の全体構成例を説明する。図 1は、車両用ブレ-キ装置 1の構成例を示す模式図であり、図 2は、 マスタシリンダ 1 4及び電動式ブレ-キ倍力装置 (以下、単に「倍力装置」ともいう) 1 0の断面図である。 図 2において、一部の部材については側面が示 れている。

[ 0 0 1 3 ] 図 1に示した車両用ブレ-キ装置 1は、四輪車用のブレ-キ装置である。車両用 レ-キ装置 1は、二つのブ レ-キ系統を備え、各系統で 1つの前輪及び当該前輪と対角の位置にある 輪を 1組として制動する、いわゆ る X型配管方式のブレ-キ装置に適用される。な 、車両用ブレ-キ装置 1は、一系統が左前後輪を制動 他の系統が右前後輪を制動する、いわゆる ! !型配管方式のブレ-キ装置に適用されてもよ 。また、車両用ブ レ-キ装置 1は、四輪車に限らず二輪車も含む車両に広 適用することができる。

【0 0 1 4】 車両用ブレーキ装置 1は、倍力装置 1 0、マスタシリンダ 1 4、液圧ユニット 2 0、液圧ユニット 2 0を制 御する液圧制御装置 9 0及び倍力装置 1 0のモ-夕を制御するモ-夕制御装置 1 0 0を含む。液圧制御装 置 9 0及びモ-夕制御装置 1 0 0は、それぞれ全部または一部が例えばマイ □コンピュ-夕又はマイク □プ □セ ッサユニット等で構成されている。あるいは 、液圧制御装置 9 0及びモ-夕制御装置 1 0 0の一部又は全部は 、ファ-ムウエア等の更新可能なもので構成 れていてもよく、 C P U (Central Processing Unit) 等か らの指令によって実行されるプログラムモジ ュール等であってもよい。

[ 0 0 1 5 ] 液圧制御装置 9 0及びモ-夕制御装置 1 0 0は、例えば C A N (Controller Area Network) 等 の通信パスを介して互いに通信可能に構成さ れている。本実施形態において、モ-夕制御 置 1 0 0が、本発 明の電動式倍力装置の制御装置としての機能 を有する。

[ 0 0 1 6 ] 車両用ブレ-キ装置 1において、ブレ-キペダル 1 1に加えられた踏力は、倍力装置 1 0により増幅されて、 液圧発生源としてのマスタシリンダ 1 4に伝達される。マスタシリンダ 1 4内には、プライマリピストン 4 3及びセ カンダリピストン 4 4により画定された二つの加圧室であるプラ マリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8が形成されて いる (図 2を参照) 。運転者によるブレーキペダル 1 1の踏み込み操作に応じてプライマリピスト 4 3及びセ カンダリピストン 4 4が押圧され、それぞれプライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8に連通する図示しない液圧ポ -卜を介してブレーキ液が液圧ユニット 2 0内へ移動する。

[ 0 0 1 7 ] 倍力装置 1 0は、入力軸 1 6を介してブレ-キペダル 1 1側に接続され、倍力装置 1 0により増幅された 踏力はプライマリピストン 4 3に連結されたプッシュ □ッド 1 3を介してマスタシリンダ 1 4に伝差される。本実施 形態において、倍力装置 1 0として電動式の倍力装置が用いられている

[ 0 0 1 8 ] マスタシリンダ 1 4のプライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8にそれぞれ連通する液圧ポートからは、そ ぞれ 各車輪 R F, 1_ 1 !_「, R Rの液圧ブレ-キ 3 8 3〜3 8 ¢1に向けて第 1の液圧回路 2 8及び第 2 の液圧回路 3 0が延びている。本実施形態に係る車両用ブ -キ装置 1の液圧回路は X型配管方式であり 、右前輪 R Fの液圧ブレーキ 3 8 aのホイールシリンダ及び左後輪 L Rの液圧ブレーキ 3 8 bのホイールシリン ダには、第 1の液圧回路 2 8を介してブレーキ液が供給される。また、 前輪 L Fの液圧ブレーキ 3 8 cのホイ -ルシリンダ及び右後輪 R Rの液圧ブレーキ 3 8 dのホイールシリンダには、第 2の液圧回路 3 0を介してブレ -キ液が供給される。これにより、それぞれ 液圧ブレ-キ 3 8 a〜 3 8 dは、液圧により各車輪 R F, L R , L F , R Rに制動力を生じさせることができる。

[ 0 0 1 9 ] 液圧ユニット 2 0は、同一の構成を有する第 1の液圧回路 2 8及び第 2の液圧回路 3 0を含む。第 1の 液圧回路 2 8及び第 2の液圧回路 3 0には、マスタシリンダ 1 4からブレ-キ液が供給される。以下、第 1の 液圧回路 2 8について簡単に説明 U第 2の液圧回路 3 0の説明を省略する。

[ 0 0 2 0] 第 1の液圧回路 2 8は、電磁弁として、常開型でリニア制御可 な回路制御弁 3 6 aと、常閉型でオン オフ制御される吸入弁 3 4 aと、常開型でリニア制御可能な増圧弁 (調整弁) 5 8 a a , 5 8 b aと、 常閉型でオンオフ制御される減圧弁 5 4 a a , 5 4 b aとを備える。また、第 1の液圧回路 2 8は、ポンプ モータ 9 6により駆動されるポンプ 4 4 aと、低圧アキュムレータ 7 1 aと、ダンパ 7 3 aとを備える。なお、ボン プ 4 4 aの数は一つに限られない。

[ 0 0 2 1 ] 右前輪 R Fの液圧ブレ-キ 3 8 aに隣接して設けられた第 1の増圧弁 5 8 a a及び第 1の減圧弁 5 4 a aは、右前輪 R Fの A B S (Antilock Brake System) 制御あるいは E S C (Electronic Stability Control) 制御に用いられる。左後輪 L Rの液圧ブレ-キ 3 8 bに隣接して設けられた第 2の増 圧弁 5 8 b a及び第 2の減圧弁 5 4 b aは、左後輪 L Rの A B S制御あるいは E S C制御に用いられ る

[ 0 0 2 2] 右前輪 R Fの第 1の増圧弁 5 8 a aは、回路制御弁 3 6 aと右前輪 R Fの液圧ブレ-キ 3 8 aとの間 に設けられている。リニア制御可能な第 1の増圧弁 5 8 3 3は、回路制御弁 3 6 3側から右前輪 R「の液 圧ブレ-キ 3 8 3のホイ-ルシリンダ側へのブレ-キ液の流量を 連続的に調整する。第 1の増圧弁 5 8 3 3は、 第 1の増圧弁 5 8 3 3が閉じた状態において、ブレ-キ液を液圧ブ -キ 3 8 3側から回路制御弁 3 6 3側 へ流す一方、その逆向きの流れを制限するチ ェックパルプを備えたパイパス流路を備える 。

[ 0 0 2 3 ] 右前輪 R「の第 1の減圧弁 5 4 3 3は、弁を全開あるいは全閉の状態のみに切 可能なソレノイドパルプ であり、右前輪 R「の液圧ブレーキ 3 8 3のホイールシリンダと低圧アキュムレータ 7 1 3との間に設けられてい る。第 1の減圧弁 5 4 3 3は、開弁状態で右前輪 R「の液圧ブレ-キ 3 8 3のホイ-ルシリンダに供給され たブレ-キ液を減圧する。第 1の減圧弁 5 4 3 3は、弁の開閉を断続的に繰り返すことによ 、右前輪 R「の 液圧ブレーキ 3 8 3のホイールシリンダから低圧アキュムレー 7 1 3に流れるブレーキ液の流量を調節すること できる。

[ 0 0 2 4 ] 左後輪 1_ Rの第 2の増圧弁 5 8 匕 3は、回路制御弁 3 6 3と左後輪 1_ Rの液圧ブレ-キ 3 8 匕との間 に設けられている。リニア制御可能な第 2の増圧弁 5 8 匕 3は、回路制御弁 3 6 3側から左後輪 1_ Rの液 圧ブレ-キ 3 8 匕のホイ-ルシリンダ側へのブレ-キ液の流量 連続的に調整する。第 2の増圧弁 5 8 匕 3は、 第 2の増圧弁 5 8 匕 3が閉じた状態において、ブレ-キ液を液圧ブ -キ 3 8 匕側から回路制御弁 3 6 3側 へ流す一方、その逆向きの流れを制限するチ ェックパルプを備えたパイパス流路を備える 。

[ 0 0 2 5 ] 左後輪し Rの第 2の減圧弁 5 4 匕 3は、弁を全開あるいは全閉の状態のみに切 可能なソレノイドパルプ であり、左後輪し Rの液圧ブレーキ 3 8 匕のホイールシリンダと低圧アキュムレータ 7 1 3との間に設けられてい る。第 2の減圧弁 5 4 匕 3は、開弁状態で左後輪 1_ Rの液圧ブレ-キ 3 8 匕のホイ-ルシリンダに供給され たブレ-キ液を減圧する。第 2の減圧弁 5 4 匕 3は、弁の開閉を断続的に繰り返すことによ 、左後輪 1_ Rの 液圧ブレーキ 3 8 匕のホイールシリンダから低圧アキュムレー タ 7 1 3に流れるブレーキ液の流量を調節すること できる。

[ 0 0 2 6] 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

7 回路制御弁 3 6 3は、増圧弁 5 8 3 3 , 5 8 匕 3とマスタシリンダ 1 4との間を連通又は遮断するよう に設けられる。吸入弁 3 4 3は、マスタシリンダ 1 4とポンプ 4 4 3の吸引側との間を連通又は遮断するよう に設けられる。回路制御弁 3 6 3及び吸入弁 3 4 3とマスタシリンダ 1 4との間の管路には、マスタシリンダ 液圧センサ 2 4が設けられている。これらは、液圧ユニッ 2 0の構成要素と同様のため、詳細な説明を省 する。

[ 0 0 2 7 ] 第 2の液圧回路 3 0は、左前輪 1_ 「の液圧ブレ-キ 3 8 〇及び右後輪 R Rの液圧ブレ-キ 3 8 ¢1を制 御する。第 2の液圧回路 3 0は、第 1の液圧回路 2 8の説明における右前輪 R「の液圧ブレ-キ 3 8 3の ホイールシリンダを左前輪 1_ 「の液圧ブレーキ 3 8 。のホイールシリンダに置き換え、左後輪 1_ Rの液圧ブレーキ 3 8 匕のホイールシリンダを右後輪 R Rの液圧ブレーキ 3 8 ¢1のホイールシリンダに置き換える以外、第 1の液 圧回路 2 8と同様に構成される。

[ 0 0 2 8]

< 2. 電動式倍力装置の全体構成 > 次に、図 2を参照して、倍力装置 1 0の構成例について説明する。

[ 0 0 2 9 ] 倍力装置 1 0は、ハウジング 5、入力軸 1 6、プッシュ □ッド 1 3、パルプボディ 1 5、電動モータ 2 1、アシ スト機構 5 0及び戻しパネ 1 7を備える。ハウジング 5内には、プッシュロッド 1 3、アシスト機構 5 0及び戻し パネ 1 7が収容されている。ハウジング 5の後方には、倍力装置 1 0を車体に取り付けるための取付プレート 7 が固定される。取付プレート 7にはタイロッド 9 9 匕が貫通し、当該タイロッド 9 9 匕により倍力装置 1 0が車体に固定される。なお、車体への倍力 置 1 0の取付方法は、タイ □ッド 9 3, 9 匕を用いる例に 限られない。

[ 0 0 3 0 ] 入力軸 1 6は、図示しないブレ-キペダルに連結されて 転者(こよるペダル操作の入力を受けて軸 向に移 動する。入力軸 1 6の前端は、ボールジョイントを介してアシ ト機構 5 0のプランジヤ 5 7の後部に連結される 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

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【0 0 3 1】 電動モータ 2 1は、例えば固定素子としてのステータ及び 動素子としての □-夕を含むブラシレスの口 0口 (3モ-夕であってよい。電動モ-夕 2 1は、モ-夕制御装置 1 0 0により制御される電力 (電流) 供給を受けて 作動する。電動モータ 2 1は、電流の向きを切り替えることにより、 ッシュ □ッド 1 3を前進させる正回転及び プッシュロッド 1 3を後退させる逆回転可能なモータである。

[ 0 0 3 2 ] アシスト機構 5 0は、電動モータ 2 1の出力を受けてパルプボディ 1 5及びプッシュ □ッド 1 3をマスタシリン ダ 1 4側に移動させる。アシスト機構 5 0は、減速機構 2 3、スピンドルナット 5 1、スピンドル 5 3及びプラン ジャ 5 7を含む。減速機構 2 3は、例えば歯車式減速機構を用いて構成さ 、所定の減速比で電動モ-夕 2 1の回転を減速してスピンドルナット 5 1に伝達する。

[ 0 0 3 3 ] スピンドルナット 5 1の内周孑しにはネジ溝 5 1 3が形成されている。スピンドルナット 5 1の内周孑しにはスピン ドル 5 3が配設される。スピンドル 5 3の外周面にはネジ山 5 3 3が形成されている。スピンドルナット 5 1のネ ジ溝 5 1 3とスピンドル 5 3のネジ山 5 3 3とは嚙み合い、スピンドルナット 5 1の回転により、スピンドル 5 3 はスピンドルナット 5 1に対して軸方向に相対的に移動可能になっ いる。

[ 0 0 3 4 ] なお、スピンドルナット 5 1の回転によりスピンドル 5 3を軸方向移動させる構成は、スピンドルナ ト 5 1の 内周孔及びスピンドル 5 3の外周面にそれぞれネジ溝が形成され、対 するネジ溝内に転動体としての複数の ボ-ルが配置されるボ-ルねじ機構であっても い。

[ 0 0 3 5 ] スピンドル 5 3は、軸方向の両端に開口する軸方向孔を有 る中空状に形成されている。スピンドル 5 3の 軸方向孔(こは、プランジャ 5 7が軸方向に摺動可能に配置される。プラン ャ 5 7は、入力軸 1 6を介して運 転者(こよるブレ-キペダルの操作入力を受 てスピンドル 5 3に対して相対的に変位可能になっている。

[ 0 0 3 6 ] パルプボディ 1 5は、支持部材 3 1に支持されている。支持部材 3 1は、タイ □ッド 9 3, 9 匕に対して軸 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

9 方向に摺動可能な状態で支持されている。こ れにより、パルプボディ 1 5は、軸方向移動可能となっている。パ ルブボディ 1 5は、スピンドル 5 3の前進に伴って前進方向に移動する。パル ボディ 1 5の内周孔(こは、パルプ ボディ 1 5に対して軸方向に相対移動可能に入力受け 材 7 1が嵌合されている。入力受け部材 7 1には 、プランジャ 5 7の前端が軸方向に相対移動可能に連結され いる。パルプボディ 1 5の前面の内周孔(こは、 プッシュロッド 1 3の後端が軸方向に相対移動可能に嵌合され いる。プッシュロッド 1 3は、パルプボディ 1 5 に取り付けられたリテーナ 7 3により保持されている。プッシュ □ッド 1 3は、電動モータ 2 1の作動により前進し てマスタシリンダ 1 4のプライマリピストン 4 3を押圧する。

[ 0 0 3 7 ] プッシュ □ッド 1 3の後端とパルプボディ 1 5の前面との間には、ゴム等の弾性部材から るリアクションディス ク 7 5が配置されている。リアクションディスク 7 5の後面には、微小な間隙を介して入力受け 材 7 1の前面 が対向する。パルプボディ 1 5の後面とアシスト機構 5 0のスピンドルナット 5 1の前面との間にはキー部材 8 7 が配置されている。キ -部材 8 7は、プランジャ 5 7に固定されてプランジャ 5 7と一体的に軸方向に移動す る。キー部材 8 7によって、パルブボディ 1 5に対するプランジャ 5 7及び入力受け部材 7 1の移動範囲が規 定される。

[ 0 0 3 8 ] 八ウジング 5とパルプボディ 1 5との間には、戻しパネ 1 7が圧縮状態で配置される。戻しパネ 1 7は、パル ブボディ 1 5を常時後退方向に付勢する。パルプボディ 1 5が後退する際に、プッシュロッド 1 3及びリアクショ ンディスク 7 5がともに後退する。スピンドル 5 3と入力軸 1 6との間には、戻しパネ 1 9が圧縮状態で配置さ れる。戻しパネ 1 9は、入力軸 1 6をスピンドル 5 3に対して常時後退方向に付勢する。パルプ ディ 1 5を 支持する支持部材 3 1がスピンドルナット 5 1の前面に当接することにより、パルプボデ 1 5及びプッシュロッド 1 3の非作動位置が規定される。

[ 0 0 3 9 ] ハウジング 5の前側には、タンデム型のマスタシリンダ 1 4が連結されている。マスタシリンダ 1 4の上咅 こは、 マスタシリンダ 1 4にブレーキ液を供給するリザーパタンク 6 0が取り付けられる。マスタシリンダ 1 4は、有底の シリンダボア 4 1内に軸方向移動可能に配置されたプライマ ピストン 4 3及びセカンダリピストン 4 4を備える 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

10

。プライマリビストン 4 3がプッシュ □ツド 1 3に近い側に配置され、セカンダリビストン 4 4がプッシュ □ツド 1 3か ら遠い側に配置される。

[ 0 0 4 0 ] プライマリピストン 4 3及びセカンダリピストン 4 4は、それぞれ円筒状に形成される。セカン リピストン 4 4の 全体がシリンダボア 4 1内に配置され、プライマリピストン 4 3の一部がシリンダボア 4 1内に配置される。ブラ イマリピストン 4 3とセカンダリピストン 4 4との間にはプライマリ室 4 7が形成され、セカンダリピストン 4 4とシ リンダボア 4 1の底部との間にはセカンダリ室 4 8が形成される。プライマリピストン 4 3とセカンダリピストン 4 4 との間のプライマリ室 4 7には、第 1のパネ 4 5が配置される。セカンダリピストン 4 4とシリンダボア 4 1の 底部との間のセカンダリ室 4 8には、第 2のパネ 4 6が配置される。

【0 0 4 1】 プライマリピストン 4 3には、電動モータ 2 1の出力により前進してプライマリピストン 4 3を押圧するプッシュロ ッド 1 3の一端が当接する。プライマリピストン 4 3の軸方向移動によりセカンダリピストン 4 4も軸方向移動す る。プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8にはそれぞれリザーパタンク 6 0に連通する第 1のリザーパポート 6 1 及び第 2のリザーパポート 6 3が形成され、リザーパタンク 6 0からプライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8ヘプレ -キ液が供給される。

[ 0 0 4 2 ] また、倍力装置 1 0は、スト □-クセンサ 8 0を備える。スト □-クセンサ 8 0は、パルプボディ 1 5に一体に 設けられたホール素子等の磁気センサ 8 5と、キー部材 8 7に一体に設けられたマグネット 8 1とを有する。磁 気センサ 8 5は、パルブボディ 1 5に対する、キー部材 8 7つまりプランジャ 5 7及び入力受け部材 7 1の相 対変位を検出し、モ-夕制御装置 1 0 0に対してセンサ信号を出力する。具体的に パルプボディ 1 5に対す る、プランジャ 5 7及び入力受け部材 7 1の相対変位により、キー部材 8 7に設けられたマグネット 8 1が磁 気センサ 8 5に対して相対移動することで、磁気センサ 8 5がマグネット 8 1からの磁界の変動に応じた電流を モ-夕制御装置 1 0 0に出力する。

[ 0 0 4 3 ] モ-夕制御装置 1 0 0は、磁気センサ 8 5から入力される電流の大きさに基づいてパ プボディ 1 5に対す 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

11 るプランジヤ 5 7及び入力受け部材 7 1の相対変位を判定する。倍力装置 1 0の非作動状態で、パルブボデ ィ 1 5に対するプランジヤ 5 7及び入力受け部材 7 1の相対変位はゼロと規定される。

[ 0 0 4 4 ] モ-夕制御装置 1 0 0では、倍力装置 1 0の非作動状態でマグネット 8 1の磁界により発生する磁気セン サ 8 5の電流が基準値としてゼロに設定される。 のとき、モータ制御装置 1 0 0は、電動モータ 2 1のステータ に電力 (電流) を供給しない。一方、運転者によりブレ-キ ダルが踏み込まれると、戻しパネ 1 9が橈んで入 力軸 1 6が前進する。これに伴い、入力受け部材 7 1が前進し、パルプボディ 1 5に対してプランジヤ 5 7及 び入力受け部材 7 1が相対的に変位する。これにより、磁気セ サ 8 5に対するマグネット 8 1の磁界が変動 し、磁気センサ 8 5は電流を発生してモ-夕制御装置 1 0 0に出力する。モ-夕制御装置 1 0 0は、電動モ- ク 2 1のステータに電力 (電 ¾¾) を供給する。

[ 0 0 4 5 ]

< 3. マスタシリンダの液圧回路 ñ 次に、マスタシリンダ 1 4のプライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8に繫がる液通路を説明する。図 3は、図 2 に示すマスタシリンダ 1 4の断面の拡大図である。

[ 0 0 4 6 ] マスタシリンダ 1 4は、プライマリ室 4 7と液圧ユニット 2 0の第 1の液圧回路 2 8とを接続する第 1の液 圧ポート 6 2を備えている。また、マスタシリンダ 1 4は、セカンダリ室 4 8と液圧ユニット 2 0の第 2の液圧回 3各 3 0とを接続する第 2の液圧ポート 6 4を備えている。

[ 0 0 4 7 ] マスタシリンダ 1 4は、プライマリピストン 4 3の外周面に対向する位置に開口する第 1のリザーパポート 6 1 を有する。第 1のリザーパポート 6 1が形成された位置に対応するシリンダボア 4 1の内周面には、全周に渡っ て第 1のギヤラリ室 6 5が形成されている。プライマリピストン 4 3の外周面とシリンダボア 4 1の内周面との間 には、第 1のギヤラリ室 6 5を軸方向に挟むようにして 2つのシール部材 6 8 3 , 6 8 匕が配置されている。こ のうち、プライマリ室 4 7側 (前側) に位置するシ-ル部材 6 8 3には、図示しない狭小液通路が形成されて いる。 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

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[ 0 0 4 8 ] また、マスタシリンダ 1 4は、セカンダリピストン 4 4の外周面に対向する位置に開口する第 2のリザーパポー 卜 6 3を有する。第 2のリザーパポート 6 3が形成された位置に対応するシリンダボア 4 1の内周面には、全周 に渡って第 2のギヤラリ室 6 7が形成されている。セカンダリピストン 4 4の外周面とシリンダボア 4 1の内周面 との間には、第 2のギヤラリ室 6 7を軸方向に挟むようにして 2つのシール部材 6 9 3 , 6 9 匕が配置されて いる。このうち、セカンダリ室 4 8側 (前側) に位置するシ-ル部材 6 9 3には、図示しない狭小液通路が形 成されている。

[ 0 0 4 9 ] セカンダリ室 4 8と第 2の液圧回路 3 0との間の液通路、及び、セカンダリ室 4 8とリザーパタンク 6 0との 間の液通路は、プライマリ室 4 7と第 1の液圧回路 2 8との間の液通路、及び、プライマリ室 4 7とリザ-パタ ンク 6 0との間の液通路と同様に構成されている。 下、プライマリ室 4 7側の液通路について説明する。

[ 0 0 5 0 ] ブレーキ液は、第 1の液圧ポート 6 2を介して、プライマリ室 4 7から第 1の液圧回路 2 8へと供給されると ともに、第 1の液圧回路 2 8からプライマリ室 4 7へと還流する。また、ブレーキ液は、第 1のリザーパポート 6 1 を介して、リザーパタンク 6 0からプライマリ室 4 7へと供給されるとともに、プライマリ室 4 7からリザーパタンク 6 0へと還 ¾¾する。

[ 0 0 5 1 ] プライマリ室 4 7と第 1の液圧回路 2 8との間の液通路には、通路面積が急激に狭 なる箇所が設けられ ておらず、ブレーキ液は、大きな抵抗を受け ることなくプライマリ室 4 7と第 1の液圧回路 2 8との間を行き来す る。したがって、運転者のブレ-キ操作に伴 て、ブレ-キ液が第 1の液圧回路 2 8へ供給され又は第 1の液圧 回路 2 8から還流される。これにより、各車輪 R「, 1_ 1 !_ 「, R Rの液圧ブレ-キ 3 8 3〜3 8 の ホイ-ルシリンダ圧が調節される。

[ 0 0 5 2 ] 一方、プライマリ室 4 7とリザ-パタンク 6 0との間の液通路には、通路面積が急激に狭 なる箇所が設けら れている。具体的に、プライマリ室 4 7とリザーパタンク 6 0との間の液通路は、シール部材 6 8 3に形成された 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

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、図示しない狭小液通路を含んでいる。こ れは、運転者がブレ-キペダルを踏みこんだ に、ブレ-キ液がリザ-パ タンク 6 0側に戻りにくくして第 1の液圧回路 2 8側に供給されるようにするとともに、運転 がブレーキペダル を戻す際あるいは液圧回路内のブレーキ液量 の低下時に、リザーパタンク 6 0からプライマリ室 4 7へとブレーキ $夜が補填されるようにするためである。

[ 0 0 5 3 ] このように構成されたマスタシリンダにおい て、ブレーキペダルが急激に戻され、プライ マリピストン 4 3及びセカン ダリピストン 4 4が急激に後退したときに、プライマリ室 4 7内が負圧になると、シ-ル部材 6 8 3が変形してリ ザーパタンク 6 0からプライマリ室 4 7へとブレーキ液が大量に流入するおそれが る。セカンダリ室 4 8について も同様である。これに対して、本実施形態に 係るモ-夕制御装置 1 0 0は、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内の負圧度合いが大きくならないように電 モ-夕 2 1の回転速度を制限する制御 (以下、このような制 御を「回転速度制限処理」ともいう) を実行するように構成されている。

[ 0 0 5 4 ]

< 4. モ-夕制御装置 > 次に、本実施形態に係るモ-夕制御装置 1 0 0の機能構成及び動作例について説明する。

[ 0 0 5 5 ] 図 4は、モータ芾 I】御咅5 1 1 0の構成例を示すブロック図である。図 4に示すように、モータ芾 I】御装置 1 0 0 は、図示しない通信手段を介して液圧制御装 置 9 0と通信可能に構成されている。また、モ-夕 御装置 1 0 0は、スト □-クセンサ 8 0、マスタシリンダ液圧センサ 2 4及び車速センサ 1 0 1のセンサ信号を取得可能 に構成されている。モ-夕制御装置 1 0 0は、各種センサから直接センサ信号を取得 てもよく、他の制御装置 を介してセンサイ言号の 1青報を取得してもよい。

[ 0 0 5 6 ] 本実施形態に係るモ-夕制御装置 1 0 0は、モ-夕制御部 1 1 0、モ-夕駆動回路 1 1 2及び記憶部 1

1 4を備える。この他、モータ制御装置 1 0 0は、通信用のインタフエース等の電子部品 備えて構成されてい る。

[ 0 0 5 7 ] 記憶部 1 1 4は、 R A M (Random Access Memory) や R 0 M (Read Only Memory) 等の記憶素子を含む。記憶部 1 1 4は、 H D D (Hard Disk Drive) や S S D (Solid State Drive) 等の記憶装置を含んでいてもよい。記憶部 1 1 4は、モータ制御部 1 1 0により実行されるソフトウェ アブ □グラムや、ソフトウェアプログラムの実行 に用いられる種々のパラメータを記憶する。 また、記憶部 1 1 4は、 ソフトウェアプログラムの実行 (こよる演算結果や、取得した各種センサの ンサ信号に基づく検出デ-夕等を記憶 する。

[ 0 0 5 8 ] モ-夕駆動回路 1 1 2は、スイッチング素子やコンデンサ等の種 の電子部品により構成され、モ-夕制御部 1 1 0からの駆動指令信号を受けて、倍力装置 1 0の電動モ-夕 2 1に対して駆動信号を出力する。

[ 0 0 5 9 ] モータ芾 1 J御部 1 1 0は、 C P U等のプロセッサからなり、ソフトウェアプ グラムを実行することにより電動モータ 2 1の回転速度を制御する。本実施形態に係る -夕制御装置 1 0 0において、モ-夕制御部 1 1 0は、液 圧制御装置 9 0による圧力保持制御の実行条件成立時に、 ライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内の圧 力が負圧になると谁定される場合に電動モ- 2 1の回転速度を制限する回転速度制限処理を 行する。

[ 0 0 6 0] 圧力保持制御は、ブレ-キペダル 1 1が戻されたときに液圧制御装置 9 0により実行される制御である。液 圧制御装置 9 0は、ブレ-キペダル 1 1が所定量以上踏み込まれた状態から戻され ときに、マスタシリンダ 1 4 と液圧ユニット 2 0との間の液通路を閉じ、液圧ユニット 2 0からマスタシリンダ 1 4へのブレーキ液の還流を 遮断する。具体的に、液圧制御装置 9 0は、第 1の液圧回路 2 8及び第 2の液圧回路 3 0のそれぞれに 設けられた回路制御弁 3 6 a , 3 6 bを駆動することにより、液圧ユニット 2 0からマスタシリンダ 1 4へのブ レ-キ液の還流を遮断する。

[ 0 0 6 1 ] これにより、各車輪 L F , R F , L R , R Rの液圧ブレ-キ 3 8 a〜 3 8 dのホイ-ルシリンダ圧が保持 され、車両の制動力を保持することができる 。例えば、渋滞時等において車両が進まない 場合に圧力保持制御 を実行することによって、ブレ-キペダルを 放した場合であっても車両を停止させてお ことができる。また、例えば 、車両が坂道に停車した状態から動き出す際 に、圧力保持制御が短時間実行されることに よって、車両が前 方又は後方にずり下がることなく車両を発進 させることができる。

[ 0 0 6 2] 上記に例示された圧力保持制御の実行時にお いて、運転者によるブレ-キペダル 1 1の戻し速度 (開放速 度) が速い場合、リザーパタンク 6 0からプライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8へのブレーキ液の供給が追い 付かず、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内が負圧になるおそれがある。このような 合、上述したように、 リザ-パタンク 6 0からプライマリ室 4 7又はセカンダリ室 4 8への液通路の一部を構成するシ-ル部材 6 8 a , 6 9 aが変形し、大量のブレーキ液がプライマリ 4 7又はセカンダリ室 4 8へと流れ込むおそれがある。

[ 0 0 6 3 ] このため、モ-夕制御部 1 1 0は、あらかじめ設定された回転速度制御処 の作動条件が成立すると、電 動モ-夕 2 1の回転速度に制限をかける。ブレ-キペダル 1 1が戻される際の電動モ-夕 2 1の回転速度に制 限をかけることにより、プライマリピストン 4 3及びセカンダリピストン 4 4が後退する際の速度が所定の速度以 下になり、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内が負圧になるおそれを低減することがで る。

[ 0 0 6 4 ] 本実施形態において、モ-夕制御部 1 1 0は、回転速度制限処理の実行時と解除時と よって、電動モ- ク 2 1の回転速度の制御マップを切り替える。図 5は、電動モ-夕 2 1の回転速度の制御マップを切り替える 例を示す説明図である。横軸は、プッシュ □ッド 1 3のスト □-ク量 (m m) を示し、縦軸は、電動モータ 2 1の 回転速度 ( r a d . /秒) を示している。電動モータ 2 1の回転速度は、プッシュロッド 1 3を前進させる回 転方向を正の値として、プッシュ □ッド 1 3を後退させる回転方向を負の値で示してい 。つまり、プッシュ □ッド 1 3を後退させる場合の電動モ-夕 2 1の回転速度は、図 5に示す実線あるいは破線に沿って右から左 と 変化する。

[ 0 0 6 5 ] 図 5に示した例では、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内が負圧になり得るスト □-ク量の範囲 (s t _ P R £ s t _X) において、電動モ-夕 2 1の回転速度の設定値が、実線で示す値から 線で示す値に 切り替えられる。これにより、電動モータ 2 1の回転速度が低下し、プッシュ □ツド 1 3、プライマリピストン 4 3 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

16 及びセカンダリピストン 4 4が後退する速度が低下する。したがって、 ザーパタンク 6 0からブレーキ液が適切に 供給されるために、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内が負圧になることを抑芾 I】することができる。その結 果、シ-ル部材 6 8 3 , 6 9 3の変形が抑制される。

[ 0 0 6 6] なお、電動モ-夕 2 1の回転速度を制限する方法は、制御マップ 切り替える方法に限られない。例えば、マ スタシリンダ液圧センサ 2 4により検出される圧力の値に基づいて、電 モータ 2 1の回転速度を制御してもよ い。ただし、芾 I】御マップを切り替えて電動モータ 2 1の回転速度に芾 I】限をかけることにより、プライマリ室 4 7及び セカンダリ室 4 8内が実際に負圧になる前に電動モ-夕 2 1の回転速度を低下させる確実性を高めるこ がで きる。

[ 0 0 6 7 ] 図 6は、ブレ-キペダル 1 1が戻されたときにモ-夕制御部 1 1 0により実行される制御処理を示すフロ-チヤ —卜である。 まず、モ-夕制御部 1 1 0は、回転速度制限処理の作動条件成立フラ が立っているか否かを判別する ( ステップ 5 1 1) 。作動条件成立フラグが立っている場合 1 1 /丫 6 5) 、モ -夕制御部 1 1 0は、車 速閾値をあらかじめ規定された第 1の車速閾値に設定する (ステップ 5 1 3) 。第 1の車速閾値は、作動中 の回転速度制限処理の終了判定に用いられる 車速の閾値であって、例えば〇. 2 5 秒以上、 0 . 3 秒未満の値に設定される。

[ 0 0 6 8] 一方、作動条件成立フラグが立っていない場 合 1 1 / 1\1〇) 、モ -夕制御部 1 1 0は、車速閾値を あらかじめ規定された第 2の車速閾値に設定する (ステップ 5 1 5) 。第 2の車速閾値は、回転速度制限 処理の開始判定に用いられる車速の閾値であ って、例えば 0 . 2 0 秒以上、 0 . 2 5 秒未満の 値に設定される。つまり、本実施形態におい て、回転速度制限処理は、第 2の車速閾値よりも小さい車速の 状態から開始され、車速が第 2の車速閾値よりも大きい第 1の車速閾値に到達した場合に終了するよう 構 成されている。

[ 0 0 6 9 ] 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

17 次いで、モ-夕制御部 1 1 0は、マスタシリンダ圧があらかじめ規定さ た圧力閾値以下になっているか否か を半別する (ステップ 5 1 7) 。この圧力閾値は、マスタシリンダ圧が負圧 になるおそれがある圧力状態である か否かを半定するための閾値である。圧力閾 値は、マスタシリンダ 1 4あるいは車両用ブレーキ装置 1の構成に 応じて適切なイ直に設定されるものであり、 例えば 2 . 0 1\/1 3に設定される。

[ 0 0 7 0 ] マスタシリンダ圧が圧力閾値以下になってい る場合 (5 1 7 /丫 6 5) 、モータ芾 I】御部 1 1 0は、マスタシ リンダ圧が負圧になるおそれがある圧力状態 であることを示すフラグを立てる (ステップ 5 1 9) 。一方、マスタ シリンダ圧が圧力閾値以下になっていない場 合 (5 1 7 / 1\1〇) 、モ -夕制御部 1 1 0は、マスタシリンダ圧 が負圧になるおそれがある圧力状態であるこ とを示すフラグを下げる (ステップ 5 2 1) 。

[ 0 0 7 1 ] ステップ 5 1 3、ステップ 5 1 9又はステップ 5 2 1に次いで、モータ芾 I】御部 1 1 0は、回転速度芾 I】限処理 の作動条件が成立しているか否かを判別する (ステップ 5 2 3) 。回転速度制限処理の作動条件は、少なく とも、液圧制御装置 9 0による圧力保持制御が実行中であること (第 1条件) 、 八 巳 5 (入 11(«* 8 8 6111) や巳 5(:等の自動ブレ-キ制御が作動中でないこ (第 2条件) 、マスタシリンダ圧が 負圧になるおそれがある圧力状態であること (第 3条件) 、及び、ブレ-キペダル 1 1の戻し速度が所定の速 度閾値以上であること (第 4条件) を含む。

[ 0 0 7 2 ] 第 1条件は、マスタシリンダ圧が負圧になるこ は、圧力保持制御が実行されている場合に じることから、 作動条件に含まれている。圧力保持制御が実 行中であるか否かは液圧制御装置 9 0から送信されるメッセ_ ジに基づいて半定することができる。

[ 0 0 7 3 ] 第 2条件は、 自動ブレ-キ制御が作動中である場合には、 路制御弁 3 6 3 , 3 6 匕が開かれてマスタ シリンダ 1 4から液圧ユニット 2 0へとブレーキ液を供給する場合があり得る とから、作動条件に含まれている 。自動ブレ-キ制御が作動中であるか否かは 液圧制御装置 9 0から送信されるメッセ-ジに基づいて判定す ことができる。 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

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[ 0 0 7 4 ] 第 3条件は、マスタシリンダ圧が負圧にならな 場合には回転速度制限処理を実行する必要 ないため、 作動条件に含まれている。マスタシリンダ圧 が負圧になるおそれがあるか否かは、フラグ が立てられているか否かに より半定することができる。上述のように、 本実施形態において、このフラグはマスタシ リンダ圧が 2 . 0 1\/1 3 以下の場合に立てられる。

[ 0 0 7 5 ] 第 4条件は、マスタシリンダ圧が負圧になるこ は、ブレ-キペダル 1 1の戻し速度が所定以上である場合に リザ-パタンク 6 0からのブレ-キ液の供給が追い付かずに生じ ことから、作動条件に含まれている。ブレ- キぺ ダル 1 1の戻し速度が所定の速度閾値以上であるか かは、スト □-クセンサ 8 0のセンサ信号に基づいて判 定することができる。速度閾値は、マスタシ リンダ 1 4あるいは車両用ブレ-キ装置 1の構成に応じて適切に設 定されるが、例えば 5 秒とすることができる。

[ 0 0 7 6 ] このほか、プッシュロッド 1 3のスト □-ク量が所定範囲内であること (第 5条件) 、車速が設定されている閾 値以下であること (第 6条件) 又は運転者に走行意思がないこと (第 7条件) のうちの少なくとも一つの条 件を含んでいてもよい。

[ 0 0 7 7 ] 第 5条件は、マスタシリンダ圧が負圧になるこ は、プッシュ □ッド 1 3のスト □-ク量とマスタシリンダ内の圧力 状態との関係(こよることから、作動条件に 含まれることが好ましい。プッシュロッド 1 3のスト □-ク量が所定範囲 内であるか否かは、スト □-クセンサ 8 0のセンサ信号に基づいて半定することがで る。スト □-ク量の範囲は、 マスタシリンダ 1 4あるいは車両用ブレーキ装置 1の構成に応じて適切に設定される。

[ 0 0 7 8 ] 第 6条件は、車速が所定以上である場合には、 にマスタシリンダ圧が負圧になってリザ-パ ンク 6 0側か ら大量のブレーキ液がプライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8に流入した場合であっても、乗員が発生す 音や 振動を感じにくいことから、作動条件に含ま れることが好ましい。車速が所定以上である か否かは、車速センサ 1 0 1のセンサ信号に基づいて半定することがで る。 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

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[ 0 0 7 9 ] 第 7条件は、運転者に走行意思がある場合には 液圧制御装置 9 0による圧力保持制御が解除されるこ とになり、回路制御弁 3 6 3 , 3 6 匕が開かれて液圧ユニット 2 0側からマスタシリンダ 1 4へとブレ-キ液が 還流 もはや電動モ-夕 2 1の回転速度に制限をかける必要がなくなる めに、作動条件に含まれている。運 転者の走行意思は、例えば、アクセルペダル の踏み込みを示す情報を取得することにより 判定することができる。

[ 0 0 8 0] さらに、回転速度制限処理の作動条件は、回 転速度制限処理の動作に関連する車載機器あ るいはシステ ムがすべて正常に動作していることを含んで いてもよい。システムが正常に動作している 前提での半 1】定を可能にす るためである。

[ 0 0 8 1 ] ステップ 5 2 3において、回転速度芾 I】限処理の作動条件が成立していない場合 (5 2 3 / 1\1〇) 、モータ 制御部 1 1 0は、回転速度制御処理の作動条件の成立を すフラグを下した状態とし、回転速度制御 理を実行しない (ステップ 5 2 7) 。つまり、液圧制御装置 9 0による圧力保持制御の実行が解除されたと き、プッシュロッド 1 3のスト □-ク量が所定範囲から外れたとき、車速が 定の車速閾値を超えたとき、運転者 に走行意思があるとき、あるいは、ブレ-キ ダル 1 1が再度踏み込まれたときには、回転速度制 処理の実 行が解除される。

[ 0 0 8 2] 一方、回転速度制限処理の作動条件が成立し ている場合 2 3 /丫 6 5) 、モ -夕制御部 1 1 0は 、回転速度制御処理の作動条件の成立を示す フラグを立て、電動モ-夕 2 1の回転速度に制限をかける (ス テップ5 2 5) 。本実施形態のモ-夕制御部 1 1 0は、電動モ-夕 2 1の回転速度の制御マップを切り替え ることにより、回転速度に制限をかける (図 5を参照) 。これにより、プライマリピストン 4 3及びセカンダリピスト ン 4 4が後退する速度が制限され、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内が負圧になることが抑制される。 その結果、シ-ル部材 6 8 3 , 6 9 3の変形が抑制され、リザ-パタンク 6 0側からブレ-キ液が大量に供給 されることによる振動や音の発生を防ぐこと ができる。

[ 0 0 8 3 ] 図 7は、圧力保持制御の実行時における回転速 制限処理の実行の有無(こよるマスタシリ ダ圧の変化 の具体例を示すタイミングチヤートである。 図 7において、回転速度制限処理を実行しない 合の電動モータ 2 1 の回転速度 r a d_M T_c u r、プッシュ □ッド 1 3のスト □-ク量 s t_P R_c u r及びマスタシ リンダ圧 pMC_c u rが実線で示され、回転速度制限処理を実行 た場合の電動モ-夕 2 1の回転速度 r a d — M T — r e v、プッシュ □ッド 13のスト □-ク量 s t — P R — r e v及びマスタシリンダ圧 p M C _ r e vが破線で示されている。

[00 84] 回転速度制限処理を実行しない場合、プッシ ュロッド 1 3のスト □-ク量 s t_P R_c u 「の減少 (プ ッシュ □ッド 1 3の後退) に合わせて電動モータ 2 1の回転速度に制限をかけずに制御すると、 スタシリンダ 圧 p M C— c u rがゼロ ( p M C = 0) を下回って負圧になる。この場合、シ-ル部 68 a, 6 9 aの 変形により、リザーパタンク 6 0からマスタシリンダ 14へとブレーキ液が大量に流れ込み、プライ リ室 4 7及び セカンダリ室 48内での衝撃によって音や振動が発生する (図中の二点鎖線で囲まれた期間) 。

[00 85] 一方、回転速度制御処理を実行した場合、作 動条件が成立した時刻 T i 1において電動モ-夕 2 1の回 転速度の制御マップが切り替えられ、電動モ -夕 2 1の回転速度 r a d_MT_r e vが目標値に固定さ れる。これにより、以降のプッシュ □ッド 1 3のスト □—ク量 s t_P R_r e vの減少が緩やかかつ一定になり 、マスタシリンダ圧 pMC_r e Vが負圧になることが抑芾 ijされる。したがって、リザーパタンク 6 0からマスタシ リンダ 1 4へとブレ-キ液が大量に流れ込むことが抑制 れる。その後、プッシュロッド 1 3のスト □-ク量 s t _ P R_r e vが所定範囲以下になる時刻 T i 2において電動モ-夕 2 1の回転速度の制御マップが元に戻 される。

[00 86] 以上説明したように、本実施形態に係るモ- 制御装置 1 0 0は、液圧制御装置 9 0による圧力保持制 御の実行条件成立時に、ブレ-キペダル 1 1が戻されてマスタシリンダ圧が負圧になる 谁定される場合に電動 モ-夕 2 1の回転速度を制限する。このため、プライ リ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内の圧力が負圧になるこ とが抑制され、シ-ル部材 68 a, 6 9 aの変形によるリザ-パタンク 6 0からの大量のブレ-キ液の流れ込み 〇 2021/111225 卩(:1' 2020/060812

21 を抑制することができる。したがって、当該 ブレ-キ液の流れ込みに起因する音や振動の 生を抑制することがで きる。

[ 0 0 8 7 ] また、本実施形態に係るモ-夕制御装置 1 0 0は、電動モ-夕 2 1の回転速度を制限する際に、回転速度 を所定の目標値に固定する。このため、芾 I】御が容易になるとともに、プッシュ □ッド 1 3、プライマリピストン 4 3 及びセカンダリピストン 4 4の後退速度が一定になって、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内の圧力を安 定させることができる。

[ 0 0 8 8] また、本実施形態に係るモ-夕制御装置 1 0 0は、プライマリ室 4 7及びセカンダリ室 4 8内が負圧になり 得る作動条件の成立時にのみ電動モ-夕 2 1の回転速度に制限をかけ、作動条件のうち いずれかを満たさ ない場合には回転速度の制限を解除する。こ のため、車両の走行やブレ-キ制御を妨げる とを抑制することが できる。

[ 0 0 8 9 ] 以上、添付図面を参照しながら本発明の好適 な実施形態について詳細に説明したが本発明 はこのような例 に限定されない。本発明の属する技術の分野 における通常の知識を有する者であれば、特 許請求の範囲に記 載された技術的思想の範疇内において各種の 変更例または修正例に想到し得ることは明ら かであり、これらに ついても当然に本発明の技術的範囲に属する ものと了解される。

【符号の説明】

[ 0 0 9 0 ]

1 0 ...電動式倍力装置、 1 1 ...ブレーキペダル、 1 3 ...プッシュ □ッド、 1 4 ...マスタシリンダ、 2 0 ...ブレーキ液 圧ユニット、 2 1 ...電動モータ、 4 3 ...プライマリピストン、 4 4 ...セカンダリピストン、 4 7 ...プライマリ室、 4 8... セカンダリ室、 6 0 ...リザ-パタンク、 6 8 3 , 6 9 3 ...シール部材、 1 0 0 ...モ-夕制御装置、 1 1 0 ...モ-夕 制御部、