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Title:
DEMODULATION DEVICE, TEST DEVICE, AND ELECTRONIC DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123470
Kind Code:
A1
Abstract:
A demodulation device (200) demodulates an amplitude/phase modulated signal having a level and a phase of a change point selected from a plurality of levels and a plurality of phases in accordance with transmission data in order to reproduce a clock signal from the amplitude/phase-modulated signal. The demodulation device (200) includes: a clock reproduction unit (22) which receives the amplitude/phase-modulated signal and reproduces a clock signal synchronized with the amplitude/phase-modulated signal; an amplitude/phase detection unit (24) which detects the level of the amplitude/phase-modulated signal and the phase of the change point based on the clock signal; a data output unit (210) which outputs data in accordance with the level and the change point phase detected by the amplitude/phase detection unit; and a phase difference correction unit (26) which outputs a correction signal for correcting an oscillation frequency of the clock signal outputted by the clock reproduction unit in accordance with the change point phase detected by the amplitude/phase detection unit.

Inventors:
YAMAMOTO KAZUHIRO (JP)
OKAYASU TOSHIYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056238
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ADVANTEST CORP (JP)
YAMAMOTO KAZUHIRO (JP)
OKAYASU TOSHIYUKI (JP)
International Classes:
H03D3/00; G01R31/28; H03L7/08; H03L7/087; H03L7/093; H04L7/033
Domestic Patent References:
WO2005050904A12005-06-02
Foreign References:
JP2005005769A2005-01-06
Attorney, Agent or Firm:
RYUKA, Akihiro (22-1Nishi-Shinjuku 6-chome, Shinjuku-ku, Tokyo 05, JP)
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Claims:
 伝送データに応じて複数レベルおよび複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を復調する復調装置であって、
 前記振幅位相変調信号を受け取り、前記振幅位相変調信号に同期したクロック信号を再生するクロック再生部と、
 前記クロック信号を基準として、前記振幅位相変調信号のレベルおよび前記変化点の位相を検出する振幅位相検出部と、
 前記振幅位相検出部により検出された前記レベルおよび前記変化点の位相に応じたデータを出力するデータ出力部と、
 前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に応じて、前記クロック再生部が出力する前記クロック信号の発振周波数を補正するための補正信号を出力する位相差補正部と
 を備える復調装置。
 前記クロック再生部は、与えられた制御信号に応じた周波数の前記クロック信号を出力する発振部と、前記振幅位相変調信号と前記クロック信号との位相差を検出する位相差検出部と、前記位相差に応じた前記制御信号を前記発振部に与えるフィルタ部とを有し、
 前記位相差補正部は、前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に応じて、前記位相差検出部から前記フィルタ部に与えられる前記位相差を補正する請求項1に記載の復調装置。
 前記位相差補正部は、前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相が、複数位相のうち少なくとも1つの予め定められた位相であることを条件として、前記位相差検出部により検出された位相差を前記フィルタ部に与える
 請求項2に記載の復調装置。
 前記位相差補正部は、前記振幅位相検出部により検出された前記レベルおよび前記変化点の位相が、複数レベルおよび複数位相のうち少なくとも1つの予め定められたレベルおよび位相であることを条件として、前記位相差検出部により検出された位相差を前記フィルタ部に与える
 請求項3に記載の復調装置。
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数の変化点の位相のそれぞれに対応する複数のタイミング信号を前記クロック信号に基づき生成するタイミング信号出力部を更に備え、
 前記位相差補正部は、前記複数のタイミング信号のうち前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に対応したタイミング信号を選択し、
 前記位相差検出部は、選択されたタイミング信号と前記振幅位相変調信号との位相差を検出する
 請求項2に記載の復調装置。
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数の変化点の位相のそれぞれに対応する複数のタイミング信号を前記クロック信号に基づき生成するタイミング信号出力部を更に備え、
 前記位相差検出部は、前記振幅位相変調信号と前記複数のクロック信号のそれぞれとの複数の位相差を検出し、
 前記位相差補正部は、前記位相差検出部により検出された複数の位相差のうち、前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に対応した位相差を選択して、前記フィルタ部に与える
 請求項2に記載の復調装置。
 前記振幅位相検出部は、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数のレベルおよび変化点の複数の位相を組み合わせた受信点のそれぞれに対して、対応する受信点の理想位相より前において対応する受信点の理想レベルより小さい第1比較レベルと振幅位相変調信号とを比較し、対応する受信点の理想位相より後において対応する受信点の理想レベルより大きい第2比較レベルおよび理想レベルより小さい第3比較レベルと振幅位相変調信号とを比較し、
 理想位相より前において前記振幅位相変調信号が前記第1比較レベル以下となり、理想位相より前において前記振幅位相変調信号が前記第2比較レベル以下且つ前記第3比較レベル以上となるレベルおよび前記変化点の位相を検出し、
 前記位相差補正部は、前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に応じて、前記位相差検出部から前記フィルタ部に与えられる前記位相差を補正する
 請求項2に記載の復調装置。
 半導体デバイスに実装された請求項2に記載の復調装置。
 伝送データに応じて複数レベルおよび複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、出力信号として出力する被試験デバイスを試験する試験装置であって、
 試験信号を前記被試験デバイスに出力する試験信号出力部と、
 前記試験信号に応じて前記被試験デバイスから出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生するパターン発生部と、
 前記被試験デバイスから出力された前記振幅位相変調信号を受け取り、前記振幅位相変調信号に同期したクロック信号を再生するクロック再生部と、
 前記クロック信号を基準として、前記出力信号のレベルおよび前記変化点の位相を検出する振幅位相検出部と、
 前記検出部により検出された前記レベルおよび前記変化点の位相が、前記期待レベルおよび前記期待位相と一致しているか否かを判定する判定部と、
 前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に応じて、前記クロック再生部が出力する前記クロック信号の発振周波数を補正するための補正信号を出力する位相差補正部と
 を備える試験装置。
 前記クロック再生部は、与えられた制御信号に応じた周波数の前記クロック信号を出力する発振部と、前記振幅位相変調信号と前記クロック信号との位相差を検出する位相差検出部と、前記位相差に応じた前記制御信号を前記発振部に与えるフィルタ部とを有し、前記位相差補正部は、前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に応じて、前記位相差検出部から前記フィルタ部に与えられる前記位相差を補正する請求項9に記載の試験装置。
 前記クロック信号に基づき、試験サイクルに応じた周期の基準信号を発生するタイミング発生器を更に備える請求項10に記載の試験装置。
 前記試験信号に応じて前記被試験デバイスから出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生するパターン発生部を更に備え、
 前記振幅位相検出部は、前記期待位相より前において前記期待レベルより小さい第1比較レベルと前記出力信号とを比較し、前記期待位相より後において前記期待レベルより大きい第2比較レベルおよび前記期待レベルより小さい第3比較レベルと前記出力信号とを比較し、
 前記位相差補正部は、前記出力信号が、前記期待位相より前において前記第1比較レベル以下であり、前記期待位相より後において前記第2比較レベル以下且つ前記第3比較レベル以上であることを条件として、前記位相差検出部により検出された位相差を前記フィルタ部に与える
 請求項10に記載の試験装置。
 電子デバイスであって、
 伝送データに応じて複数レベルおよび複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、出力信号として出力する被試験回路と、
 前記被試験回路を試験する試験回路とを備え、
 前記試験回路は、
 試験信号を前記被試験回路に出力する試験信号出力部と、
 前記試験信号に応じて前記被試験回路から出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生するパターン発生部と、
 前記被試験回路から出力された前記振幅位相変調信号を受け取り、前記振幅位相変調信号に同期したクロック信号を再生するクロック再生部と、
 前記クロック信号を基準として、前記出力信号のレベルおよび前記変化点の位相を検出する振幅位相検出部と、
 前記検出部により検出された前記レベルおよび前記変化点の位相が、前記期待レベルおよび前記期待位相と一致しているか否かを判定する判定部と、
 前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に応じて、前記クロック再生部が出力する前記クロック信号の発振周波数を補正するための補正信号を出力する位相差補正部と
 を有する電子デバイス。
 前記クロック再生部は、与えられた制御信号に応じた周波数の前記クロック信号を出力する発振部と、前記振幅位相変調信号と前記クロック信号との位相差を検出する位相差検出部と、前記位相差に応じた前記制御信号を前記発振部に与えるフィルタ部とを有し、前記位相差補正部は、前記振幅位相検出部により検出された前記変化点の位相に応じて、前記位相差検出部から前記フィルタ部に与えられる前記位相差を補正する請求項13に記載の電子デバイス。
Description:
復調装置、試験装置および電子 バイス

 本発明は、復調装置、試験装置および電子 バイスに関する。特に本発明は、振幅位相 調信号を復調する復調装置、振幅位相変調 号を出力信号として出力する被試験デバイ を試験する試験装置および電子デバイスに する。本出願は、下記の日本国特許出願に 連する。文献の参照による組み込みが認め れる指定国については、下記の出願に記載 れた内容を参照により本出願に組み込み、 出願の一部とする。
 出願番号 特願2007-089692  出願日 2007年3月2 9日

 半導体の回路密度および動作速度の増加 伴い、半導体内部におけるデータ伝送量は 飛躍的に増加している。これに対し、半導 外部におけるデータ伝送量は、ピン数、形 、配線等の制約により、半導体内部におけ データ伝送量の増加量ほど、増加していな 。このため、半導体内部および半導体外部 データ伝送量のギャップが大きくなり、問 となっていた。

 下記非特許文献1には、伝送データに応じて 複数レベル及び複数位相から選択されたレベ ルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調 信号を用いて、半導体間におけるデータ伝送 を行うことが提案されている。このような振 幅位相変調信号によれば、1周期に多数ビッ のデータを伝送することができるので、半 体内部および半導体外部のデータ伝送量の ャップを小さくすることができる。
Sunil Jain、"GHz Interconnects - Electrical Aspe cts"、International Test Conference NOTES Tutorial 3 (米国)、 2006年10月22日、p27

 ところで、クロック信号を並行して伝送 ずに振幅位相変調信号を伝送するシステム おいては、受信装置は、受信した振幅位相 調信号からクロック信号を再生しなければ らない。しかしながら、振幅位相変調信号 、伝送データに応じてシンボル毎に振幅お び変化点の位相が変動する。従って、振幅 相変調信号をそのままPLLに入力しても、当 PLLからは、伝送データに応じた位相変動に る誤差を含んだクロック信号が出力されて まう。

 そこで本明細書に含まれる技術革新(イノ ベーション)の一つの側面においては、上記 課題を解決することのできる復調装置、試 装置および電子デバイスを提供することを 的とする。この目的は特許請求の範囲にお る独立項に記載の特徴の組み合わせにより 成される。また従属項は本発明の更なる有 な具体例を規定する。

 即ち、本明細書に含まれるイノベーショ に関連する第1の側面による復調装置の一つ の例(exemplary)によると、伝送データに応じて 数レベルおよび複数位相から選択されたレ ルおよび変化点の位相を有する振幅位相変 信号を復調する復調装置であって、与えら た制御信号に応じた周波数のクロック信号 出力する発振部と、振幅位相変調信号とク ック信号との位相差を検出する位相差検出 と、位相差に応じた制御信号を発振部に与 るフィルタ部とを有するクロック再生部と クロック信号を基準として、振幅位相変調 号のレベルおよび変化点の位相を検出する 幅位相検出部と、振幅位相検出部により検 されたレベルおよび変化点の位相に応じた ータを出力するデータ出力部と、振幅位相 出部により検出された変化点の位相に応じ 、位相差検出部からフィルタ部に与えられ 位相差を補正する位相差補正部とを備える 調装置を提供する。

 本明細書に含まれるイノベーションに関 する第2の側面による試験装置の一つの例(ex emplary)によると、伝送データに応じて複数レ ルおよび複数位相から選択されたレベルお び変化点の位相を有する振幅位相変調信号 、出力信号として出力する被試験デバイス 試験する試験装置であって、試験信号を被 験デバイスに出力する試験信号出力部と、 験信号に応じて被試験デバイスから出力さ るべき出力信号のレベルの期待値である期 レベルおよび出力信号の変化点の位相の期 値である期待位相を発生するパターン発生 と、与えられた制御信号に応じた周波数の ロック信号を出力する発振部と、出力信号 クロック信号との位相差を検出する位相差 出部と、位相差に応じた制御信号を発振部 与えるフィルタ部とを有するクロック再生 と、クロック信号を基準として、出力信号 レベルおよび変化点の位相を検出する振幅 相検出部と、検出部により検出されたレベ および変化点の位相が、期待レベルおよび 待位相と一致しているか否かを判定する判 部と、振幅位相検出部により検出された変 点の位相に応じて、位相差検出部からフィ タ部に与えられる位相差を補正する位相差 正部とを備える試験装置を提供する。

 本明細書に含まれるイノベーションに関 する第3の側面による電子デバイスの一つの 例(exemplary)によると、伝送データに応じて複 レベルおよび複数位相から選択されたレベ および変化点の位相を有する振幅位相変調 号を、出力信号として出力する被試験回路 、被試験回路を試験する試験回路とを備え 試験回路は、試験信号を被試験回路に出力 る試験信号出力部と、試験信号に応じて被 験回路から出力されるべき出力信号のレベ の期待値である期待レベルおよび出力信号 変化点の位相の期待値である期待位相を発 するパターン発生部と、与えられた制御信 に応じた周波数のクロック信号を出力する 振部と、出力信号とクロック信号との位相 を検出する位相差検出部と、位相差に応じ 制御信号を発振部に与えるフィルタ部とを するクロック再生部と、クロック信号を基 として、出力信号のレベルおよび変化点の 相を検出する振幅位相検出部と、検出部に り検出されたレベルおよび変化点の位相が 期待レベルおよび期待位相と一致している 否かを判定する判定部と、振幅位相検出部 より検出された変化点の位相に応じて、位 差検出部からフィルタ部に与えられる位相 を補正する位相差補正部とを有する電子デ イスを提供する。

 なお上記の発明の概要は、本発明の必要 特徴の全てを列挙したものではなく、これ の特徴群のサブコンビネーションも又発明 なりうる。

本発明の実施形態に係る試験装置10の 成を被試験デバイス100とともに示す。 本発明の実施形態に係る振幅位相変調 号の一例を示す。 本発明の実施形態に係る復調部18の構 を示す。 本発明の実施形態の第1変形例に係る復 調部18の構成を示す。 本実施形態に係る復調部18が出力信号 レベルおよび変化点(リーディングエッジ)の 位相を検出する場合における、任意の1つ受 点に対応する比較レベルおよび比較タイミ グの一例を示す。 本実施形態に係る振幅位相検出部24が 力信号のレベルおよび変化点(トレーディン エッジ)の位相を検出する場合における、任 意の1つ受信点に対応する比較レベルおよび 較タイミングの一例を示す。 振幅位相変調信号が取り得るレベルお び変化点の位相の組み合わせのそれぞれに 応する、比較レベルおよび比較タイミング 一例を示す。 本実施形態に係る振幅位相検出部24の 成の一例を示す。 本発明の実施形態の第2変形例に係る試 験装置10の構成を示す。 本発明の実施形態に係る復調装置200の 構成を示す。

符号の説明

10 試験装置、14 パターン発生部、16 試験信 号出力部、18 復調部、20 判定部、22 クロッ ク再生部、24 振幅位相検出部、26 位相差補 部、30 発振部、32 位相差検出部、34 フィ タ部、36 マスク部、40 タイミング信号出 部、42 選択部、52 レベル比較部、54 タイ ング発生部、56 取込回路
58 比較検出部、62 コンパレータ、70 タイミ ング発生器、100 被試験デバイス、200 復調 置、210 データ出力部

 以下、発明の実施の形態を通じて本発明 一つの側面を説明するが、以下の実施形態 請求の範囲にかかる発明を限定するもので なく、又実施形態の中で説明されている特 の組み合わせの全てが発明の解決手段に必 であるとは限らない。

 図1は、本実施形態に係る試験装置10の構 を被試験デバイス100とともに示す。図2は、 本実施形態に係る振幅位相変調信号の一例を 示す。

 試験装置10は、伝送データに応じて複数 ベル及び複数位相から選択されたレベルお び変化点の位相を有する振幅位相変調信号 出力信号として出力する被試験デバイス100 試験する。被試験デバイス100は、一例とし 、所定周期に同期したパルス信号であって パルスレベルおよびパルスエッジの位相が 送データに応じて変化する振幅位相変調信 を出力してよい。すなわち、被試験デバイ 100は、一例として、各周期において、パル レベルを、予め定められた複数のレベルの ち伝送データに応じて選択されたレベルと た振幅位相変調信号を出力してよい。さら 、被試験デバイス100は、一例として、各周 において、パルス前縁の変化点(リーディン エッジ)およびパルス後縁の変化点(トレー ィングエッジ)のうちの少なくとも一方の変 点の位相を、当該周期中における予め定め れた複数の位相のうち伝送データに応じて 択された位相とした振幅位相変調信号を出 してよい。

 被試験デバイス100は、一例として、各周期 おいて、パルスのレベルとしてn 1 個(n 1 は2以上の整数)のレベル(V 1 、V 2 、V 3 、…、V n1 )を取り得ることができる振幅位相変調信号 出力してよい。また、被試験デバイス100は 一例として、各周期において、パルスのリ ディングエッジの位相として、n 2 個(n 2 は2以上の整数)の位相(F L1 、F L2 、F L3 、…、F Ln2 )を取り得ることができる振幅位相変調信号 出力してよい。また、被試験デバイス100は 一例として、各周期において、パルスのト ーディングエッジの位相として、n 3 個(n 3 は2以上の整数)の位相(F T1 、F T2 、F T3 、…、F Tn3 )を取り得ることができる振幅位相変調信号 出力してよい。

 以上のような振幅位相変調信号によれば、 定周期毎に多値のデータを伝送することが きる。例えば、n 1 個のレベル、n 2 個のリーディングエッジの位相、n 3 個のトレーディングエッジの位相を取り得る 振幅位相変調信号によれば、1周期中に(n 1 ×n 2 ×n 3 )値のデータを伝送することができる。

 試験装置10は、パターン発生部14と、試験 信号出力部16と、復調部18と、判定部20とを備 える。パターン発生部14は、被試験デバイス1 00に対して出力する試験信号のパターンを指 する試験パターンを発生する。さらに、パ ーン発生部14は、試験信号に応じて被試験 バイス100から出力されるべき出力信号(振幅 相変調信号)の期待値を発生する。すなわち 、パターン発生部14は、試験信号に応じて被 験デバイス100から出力されるべき出力信号 レベルの期待値である期待レベルおよび出 信号の変化点の位相の期待値である期待位 を発生する。パターン発生部14は、一例と て、所定周期毎に発生されるパルスの、期 レベル、リーディングエッジの期待位相お びトレーディングエッジの期待位相を発生 てよい。

 試験信号出力部16は、試験パターンおよ 基準信号に応じて試験信号を生成し、生成 た試験信号を被試験デバイス100に出力する 復調部18は、試験信号に応じて被試験デバイ ス100から出力された出力信号を入力し、入力 した出力信号のレベルおよび変化点の位相を 検出する。判定部20は、復調部18により検出 れたレベルおよび変化点の位相が、期待レ ルおよび期待位相と一致しているか否かを 定する。そして、判定部20は、判定結果を出 力する。

 図3は、本実施形態に係る復調部18の構成 示す。復調部18は、クロック再生部22と、振 幅位相検出部24と、位相差補正部26とを有す 。

 クロック再生部22は、被試験デバイス100 ら出力された出力信号(振幅位相変調信号)を 入力し、入力した出力信号に同期したクロッ ク信号を再生する。クロック再生部22は、発 部30と、位相差検出部32と、フィルタ部34と マスク部36とを含む。

 発振部30は、与えられた制御信号に応じ 周波数のクロック信号を出力する。位相差 出部32は、出力信号とクロック信号との位相 差を検出する。

 フィルタ部34は、位相差に応じた制御信 を発振部30に与える。フィルタ部34は、一例 して、位相差検出部32により検出された位 差をローパスフィルタリングする。そして フィルタ部34は、位相差をローパスフィルタ リングした結果得られる信号を制御信号とし て発振部30に与える。

 マスク部36は、位相差補正部26により出力 される補正信号に応じて、位相差検出部32か フィルタ部34に与えられる位相差をマスク る。より具体的には、マスク部36は、補正信 号によりマスクが指定されていることを条件 として位相差検出部32により検出された位相 をフィルタ部34に供給し、補正信号により スクが指定されていることを条件として位 差検出部32により検出された位相差をフィル タ部34に供給しない。マスク部36は、マスク において、一例として、0を位相差としてフ ルタ部34に供給してもよいし、マスクをす 直前において位相差検出部32により検出され た位相差をフィルタ部34に供給してもよい。

 以上のような構成のクロック再生部22に れば、発振部30が、フィルタ部34から出力さ る制御信号のレベルに応じてクロック信号 周波数を変化させる。そして、クロック再 部22は、定常状態において、制御信号のレ ルが0となるような周波数のクロック信号を 力する。この結果、クロック再生部22によ ば、出力信号との位相差の時間平均が0とな ような、すなわち、出力信号に位相同期し クロック信号を出力することができる。

 振幅位相検出部24は、クロック再生部22に より再生されたクロック信号を基準として、 出力信号のレベルおよび変化点の位相を検出 する。振幅位相検出部24は、一例として、ク ック信号により指定される周期毎に、出力 号が取り得る複数レベルの中から当該出力 号のレベルを検出してよい。さらに、振幅 相検出部24は、一例として、出力信号のリ ディングエッジが取り得る複数位相の中か 当該リーディングエッジの位相を検出し、 力信号のトレーディングエッジが取り得る 数位相の中から当該トレーディングエッジ 位相を検出してよい。

 位相差補正部26は、振幅位相検出部24によ り検出された変化点の位相に応じて、位相差 検出部32からフィルタ部34に与えられる位相 を補正する。本実施形態においては、位相 補正部26は、位相差検出部32からフィルタ部3 4に与える位相差をマスクするか否かを指定 る補正信号をマスク部36に出力することによ り、位相差検出部32からフィルタ部34に与え れる位相差を補正する。

 位相差補正部26は、一例として、振幅位 検出部24により検出された変化点の位相が、 出力信号が取り得る複数位相のうち少なくと も1つの予め定められた位相であることを条 として、位相差検出部32により検出された位 相差をフィルタ部34に与えてよい。すなわち 位相差補正部26は、一例として、振幅位相 出部24により検出された変化点の位相が、複 数位相のうち少なくとも1つの予め定められ 位相でないことを条件として、位相差検出 32からフィルタ部34に与える位相差をマスク てよい。

 これにより、位相差補正部26によれば、 め定められた変化点の位相のみに同期した ロック信号を発振部30から出力させることが できる。従って、クロック再生部22によれば 伝送データに応じた位相変動による誤差を 去し、振幅位相変調信号である出力信号に 確に同期したクロック信号を出力すること できる。

 更に、位相差補正部26は、一例として、 幅位相検出部24により検出されたレベルおよ び変化点の位相が、出力信号が取り得る複数 レベルおよび複数位相のうち少なくとも1つ 予め定められたレベルおよび位相であるこ を条件として、位相差検出部32により検出さ れた位相差をフィルタ部34に与えてもよい。 なわち、位相差補正部26は、一例として、 幅位相検出部24により検出されたレベルおよ び変化点の位相が、複数レベルおよび複数位 相のうち少なくとも1つの予め定められたレ ルおよび位相でないことを条件として、位 差検出部32からフィルタ部34に与える位相差 マスクしてよい。

 振幅位相変調信号は、立ち上がり(又は立 ち下がり)波形の鈍りにより、同一位相であ ても、レベルが低い場合よりもレベルが高 場合の方が実際に検出される変化点の位相 遅れる。従って、このような位相差補正部26 によれば、予め定められたレベルおよび変化 点の位相のみに同期したクロック信号を発振 部30から出力させることにより、伝送データ 応じた位相変動による誤差を更に除去する とができる。

 図4は、本実施形態の第1変形例に係る復 部18の構成を示す。本変形例に係る復調部18 、図3に示した復調部18と略同一の構成およ 機能を取るので、図3中に示した部材と構成 および機能を採る部材については同一の符号 を付け、以下相違点を除き説明を省略する。

 クロック再生部22は、マスク部36に代えて 、タイミング信号出力部40と、選択部42とを む。タイミング信号出力部40は、出力信号が 取り得る複数の変化点の位相のそれぞれに対 応する複数のタイミング信号をクロック信号 に基づき生成する。すなわち、タイミング信 号出力部40は、クロック信号と出力信号とが 期した定常状態において、出力信号が取り る複数の位相のそれぞれと同期する複数の イミング信号を、クロック信号に基づき生 する。

 タイミング信号出力部40は、一例として 直列に接続され、クロック信号を順次に遅 する複数の遅延素子を含んでよい。そして タイミング信号出力部40は、各遅延素子から 出力された信号をタイミング信号として出力 する。これにより、タイミング信号出力部40 、出力信号が取り得る複数の位相に対応す 複数のタイミング信号を出力することがで る。また、発振部30がリングバッファを含 場合、タイミング信号出力部40は、発振部30 含まれるリングバッファを構成する各バッ ァから出力される信号を、タイミング信号 して出力してもよい。

 選択部42は、位相差補正部26により出力さ れる選択信号に応じて、タイミング信号出力 部40から出力される複数のタイミング信号の ちいずれか1つのタイミング信号を選択して 、位相差検出部32に供給する。位相差検出部3 2は、選択部42により選択されたタイミング信 号と出力信号との位相差を検出する。

 位相差補正部26は、複数のタイミング信 のうち振幅位相検出部24により検出された変 化点の位相に対応したタイミング信号を選択 する。本変形例においては、位相差補正部26 、タイミング信号出力部40から出力された 数のタイミング信号のうちいずれのタイミ グ信号を位相差検出部32に供給するかを指定 する選択信号を選択部42に供給することによ 、タイミング信号を選択する。

 これにより、クロック再生部22によれば 出力信号の変化点の位相と同期すべきタイ ング信号と、当該出力信号との位相差を検 するので、伝送データに応じた位相変動に る誤差が除去された位相差を検出すること できる。従って、クロック再生部22によれば 、伝送データに応じた位相変動による誤差を 除去し、振幅位相変調信号である出力信号に 正確に同期したクロック信号を出力すること ができる。

 なお、本変形例において、位相差検出部3 2は、例えば振幅位相検出部24による処理の遅 延量分だけ入力した出力信号を遅延して、出 力信号と選択されたタイミング信号との位相 差を検出してよい。これにより、位相差検出 部32によれば、入力された出力信号のシンボ と、位相差補正部26により選択されたタイ ング信号の選択源とされた出力信号のシン ルとを一致させて、位相差を検出すること できる。

 また、クロック再生部22は、一例として 選択部42およびタイミング信号出力部40に代 て、可変遅延素子を含んでもよい。この場 において、位相差補正部26は、振幅位相検 部24により検出された変化点の位相に応じて 可変遅延回路の遅延量を制御することにより 、出力信号が取り得る複数の位相のそれぞれ と同期する複数のタイミング信号を出力する 。

 図5は、本実施形態に係る振幅位相検出部 24が出力信号のレベルおよび変化点(リーディ ングエッジ)の位相を検出する場合における 任意の1つ受信点に対応する比較レベルおよ 比較タイミングの一例を示す。出力信号の ベルおよびリーディングエッジの位相にデ タが変調されている場合、振幅位相検出部2 4は、一例として、当該出力信号が取り得る 数のレベルおよび変化点(リーディングエッ )の複数の位相を組み合わせたそれぞれの受 信点に対応して、図5に示す第1~第3比較レベ が予め設定されている。そして、振幅位相 出部24は、出力信号のリーディングエッジの 位相にデータが変調されている場合、各周期 において、複数の受信点のそれぞれに対して 、対応する受信点の理想位相より前において 対応する受信点の理想レベルより小さい第1 較レベルと出力信号とを比較し、対応する 信点の理想位相より後において対応する受 点の理想レベルより大きい第2比較レベルお び理想レベルより小さい第3比較レベルと出 力信号とを比較する。

 ここで、振幅位相検出部24は、対応する 信点の理想位相より前において第1比較レベ と出力信号とを比較するので、出力信号が 応する受信点の理想位相より前において対 する受信点の理想レベルより小さいことを 出することができる。さらに、振幅位相検 部24は、対応する受信点の理想位相より後 おいて第3比較レベルと出力信号とを比較す ので、出力信号が対応する受信点の理想位 より後において対応する受信点の理想レベ 以上であることを検出することができる。 って、振幅位相検出部24は、出力信号のリ ディングエッジが取り得る全ての受信点の れぞれについて、出力信号の位相と、第1比 レベルの比較タイミング以後且つ第3比較レ ベルの比較タイミング以前の位相である理想 位相とが、略一致しているか否かを検出する ことができる。

 また、振幅位相検出部24は、対応する受 点の理想位相より後において第2比較レベル 出力信号とを比較するとともに、対応する 信点の理想位相より後において第3比較レベ ルと出力信号とを比較する。従って、振幅位 相検出部24は、出力信号が取り得る全ての受 点のそれぞれについて、出力信号のレベル 、第2比較レベル以下且つ第3比較レベル以 のレベルである理想レベルとが、略一致し いるか否かを検出することができる。

 そして、振幅位相検出部24は、出力信号 取り得る全ての受信点のそれぞれについて 複数の比較結果に基づき、出力信号のレベ およびリーディングエッジの位相を検出す ことができる。すなわち、振幅位相検出部24 は、複数の受信点のうちから、理想位相より 前において第1比較レベル以下であり、理想 相より後において第2比較レベル以下且つ第3 比較レベル以上である1つの受信点を検出す 。そして、振幅位相検出部24は、検出した1 の受信点の理想レベルおよび理想位相を、 該出力信号のレベルおよび変化点の位相と て出力する。

 なお、第1比較レベルおよび第3比較レベ は、対応する受信点の理想レベルより小さ 、且つ、出力信号が取り得る複数のレベル うちの対応する受信点の理想レベルより1つ のレベルより、大きいことが好ましい。ま 、第1比較レベルの比較タイミングは、リー ディングエッジの対応する受信点の理想位相 より前、且つ、リーディングエッジが取り得 る複数の位相のうちの対応する受信点の理想 位相の直前の位相より、後であることが好ま しい。振幅位相検出部24は、一例として、対 する受信点の理想位相より後において、第1 比較レベルと略同一である第3比較レベルと 出力信号とを比較してよい。これにより、 幅位相検出部24は、比較回路を共通化するこ とができる。

 また、第2比較レベルは、対応する受信点 の理想レベルより大きく、且つ、出力信号が 取り得る複数のレベルのうちの対応する受信 点の理想レベルより1つ上のレベルより、小 いことが好ましい。また、第2比較レベルお び第3比較レベルの比較タイミングは、リー ディングエッジの対応する受信点の理想位相 より後、且つ、リーディングエッジが取り得 る複数の位相のうちの対応する受信点の理想 位相の直後の位相より、前であることが好ま しい。振幅位相検出部24は、一例として、対 する受信点の理想位相より後の略同一タイ ングにおいて、第2比較レベルおよび第3比 レベルと出力信号とを比較してよい。これ より、振幅位相検出部24は、比較タイミング 回路を共通化することができる。

 なお、本実施形態において、第1レベルが 第2レベル以上(またはより大きい)と表した場 合、基準レベル(例えばグランド)と第1レベル との差の絶対値が、基準レベルと第2レベル の差の絶対値以上(またはより大きい)である ことを意味する。従って、出力信号が比較レ ベル以上であると表した場合、基準レベルと 出力信号との差の絶対値が、基準レベルと比 較レベルとの差の絶対値以上であることを意 味する。同様に、第1レベルが第2レベル以下( またはより小さい)と表した場合、基準レベ と第1レベルとの差の絶対値が、基準レベル 第2レベルとの差の絶対値以下(またはより さい)であることを意味する。

 図6は、本実施形態に係る振幅位相検出部 24が出力信号のレベルおよび変化点(トレーデ ィングエッジ)の位相を検出する場合におけ 、任意の1つ受信点に対応する比較レベルお び比較タイミングの一例を示す。出力信号 レベルおよびトレーディングエッジの位相 データが変調されている場合、振幅位相検 部24は、当該出力信号が取り得る複数のレ ル(理想レベル)および変化点(トレーディン エッジ)の複数の位相(理想位相)を組み合わ たそれぞれの受信点に対応して、第4~第6比 レベルが予め設定されている。そして、振 位相検出部24は、出力信号のトレーディング エッジの位相にデータが変調されている場合 、各周期において、複数の受信点のそれぞれ に対して、理想位相より後において理想レベ ルより小さい第4比較レベルと出力信号とを 較し、理想位相より前において理想レベル り大きい第5比較レベルおよび理想レベルよ 小さい第6比較レベルと出力信号とを比較す る。

 ここで、振幅位相検出部24は、対応する 信点の理想位相より後において第4比較レベ と出力信号とを比較するので、出力信号が 応する受信点の理想位相より後において対 する受信点の理想レベルより小さいことを 出することができる。さらに、振幅位相検 部24は、対応する受信点の理想位相より前 おいて第6比較レベルと出力信号とを比較す ので、出力信号が対応する受信点の理想位 より前において対応する受信点の理想レベ 以上であることを検出することができる。 って、振幅位相検出部24は、出力信号のト ーディングエッジが取り得る全ての受信点 それぞれについて、出力信号の位相と、第6 較レベルの比較タイミング以前且つ第4比較 レベルの比較タイミング以後の位相である理 想位相とが、略一致しているか否かを検出す ることができる。

 また、振幅位相検出部24は、対応する受 点の理想位相より前において第5比較レベル 出力信号とを比較するとともに、対応する 信点の理想位相より前において第6比較レベ ルと出力信号とを比較する。従って、振幅位 相検出部24は、出力信号が取り得る全ての受 点のそれぞれについて、出力信号のレベル 、第5比較レベル以下且つ第6比較レベル以 のレベルである理想レベルとが、略一致し いるか否かを検出することができる。

 そして、振幅位相検出部24は、出力信号 取り得る全ての受信点のそれぞれについて 複数の比較結果に基づき、出力信号のレベ およびトレーディングエッジの位相を検出 ることができる。すなわち、振幅位相検出 24は、複数の受信点のうちから、理想位相よ り後において第4比較レベル以下であり、対 する受信点の理想位相より前において第5比 レベル以下且つ第6比較レベル以上である1 の受信点を検出する。そして、振幅位相検 部24は、検出した1つの受信点の理想レベル よび理想位相を、当該出力信号のレベルお び変化点の位相として出力する。

 なお、第4比較レベルおよび第6比較レベ は、対応する受信点の理想レベルより小さ 、且つ、出力信号が取り得る複数のレベル うちの対応する受信点の理想レベルより1つ のレベルより、大きいことが好ましい。ま 、第4比較レベルの比較タイミングは、トレ ーディングエッジの対応する受信点の理想位 相より後、且つ、トレーディングエッジが取 り得る複数の位相のうちの対応する受信点の 理想位相の直後の位相より、前であることが 好ましい。振幅位相検出部24は、一例として 対応する受信点の理想位相より前において 第4比較レベルと略同一である第6比較レベ と、出力信号とを比較してよい。これによ 、振幅位相検出部24は、比較回路を共通化す ることができる。

 また、第5比較レベルは、対応する受信点 の理想レベルより大きく、且つ、出力信号が 取り得る複数のレベルのうちの対応する受信 点の理想レベルより1つ上のレベルより、小 いことが好ましい。また、第5比較レベルお び第6比較レベルの比較タイミングは、トレ ーディングエッジの対応する受信点の理想位 相より前、且つ、トレーディングエッジが取 り得る複数の位相のうちの対応する受信点の 理想位相の直前の位相より、後であることが 好ましい。振幅位相検出部24は、一例として 対応する受信点の理想位相より前の略同一 イミングにおいて、第5比較レベルおよび第 6比較レベルと出力信号とを比較してよい。 れにより、振幅位相検出部24は、比較タイミ ング回路を共通化することができる。

 図7は、振幅位相変調信号が取り得るレベ ルおよび変化点の位相の組み合わせのそれぞ れに対応する、比較レベルおよび比較タイミ ングの一例を示す。振幅位相検出部24は、一 として、変化点の位相が同一であってレベ が異なる複数の受信点に対応する複数の第1 比較レベル(または第4比較レベル)の比較タイ ミングが、略同一の位相に設定されていてよ い。振幅位相検出部24は、一例として、変化 の位相が同一であってレベルが異なる複数 受信点に対応する複数の第2比較レベル(ま は第5比較レベル)の比較タイミングが、略同 一の位相に設定されていてよい。振幅位相検 出部24は、一例として、変化点の位相が同一 あってレベルが異なる複数の受信点に対応 る複数の第3比較レベル(または第6比較レベ )の比較タイミングが、略同一の位相に設定 されていてよい。

 また、振幅位相検出部24は、一例として レベルが同一であって位相が異なる複数の 信点に対応する複数の第1比較レベル(または 第4比較レベル)が、略同一のレベルに設定さ ていてよい。振幅位相検出部24は、一例と て、レベルが同一であって位相が異なる複 の受信点に対応する複数の第2比較レベル(ま たは第5比較レベル)が、略同一のレベルに設 されていてよい。振幅位相検出部24は、一 として、レベルが同一であって位相が異な 複数の受信点に対応する複数の第3比較レベ (または第6比較レベル)が、略同一のレベル 設定されていてよい。このような振幅位相 出部24によれば、レベルの比較回路および 較タイミングの制御回路を共通化すること できる。

 振幅位相検出部24は、一例として、変化 の位相が同一であって上下に隣接する2つの 信点のうち、上側のレベルに対応する受信 の第2比較レベル(または第5比較レベル)と、 下側のレベルに対応する受信点の第3比較レ ル(または第6比較レベル)とが、略同一のレ ルに設定されていてよい。また、振幅位相 出部24は、一例として、レベルが同一であっ て前後に隣接する位相の2つの受信点のうち 前側の位相に対応する受信点の第3比較レベ (または第4比較レベル)の比較タイミングと 後側の位相に対応する受信点の第1比較レベ ル(第6比較レベル)の比較タイミングとが、略 同一の位相に設定されていてよい。これによ り、振幅位相検出部24によれば、更に回路を 通化することができる。

 図8は、本実施形態に係る振幅位相検出部 24の構成の一例を示す。図8に示す振幅位相検 出部24は、図7に示すように第1および第2比較 ベルおよび比較タイミングが設定された場 の構成の一例を示す。

 振幅位相検出部24は、レベル比較部52と、 タイミング発生部54と、複数の取込回路56-1~56 -mと、比較検出部58とを含む。レベル比較部52 は、出力信号が取り得る複数のレベルのそれ ぞれにおける対応するレベルより小さい第1 較レベルおよび対応するレベルより大きい 2比較レベルのそれぞれと、試験信号に応じ 被試験デバイス100から出力された出力信号 を比較する。そして、レベル比較部52は、 力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれ 対応する第1比較レベルおよび第2比較レベル のそれぞれと、出力信号との複数のレベル比 較結果を出力する。

 レベル比較部52は、一例として、出力信 が取り得る複数のレベルのそれぞれにおけ 第1比較レベルおよび第2比較レベルのそれぞ れに対応して設けられた複数のコンパレータ 62-1~62-mを含んでよい(mは、2以上の整数。)。 数のコンパレータ62-1~62-mは、それぞれが対 する第1比較レベルまたは第2比較レベルと出 力信号とを比較する。

 タイミング発生部54は、出力信号が取り る複数の位相のそれぞれにおける対応する 相より前の第1比較タイミングおよび対応す 位相より後の第2比較タイミングを指定する 複数のタイミング信号を発生する。タイミン グ発生部54は、一例として、クロック信号を 次に遅延する複数の遅延素子64-1~遅延素子64 -mを含んでよい。

 複数の遅延素子64-1~遅延素子64-mは、直列 接続され、予め設定された遅延量によりク ック信号を順次に遅延する。そして、複数 遅延素子64-1~遅延素子64-mは、出力信号が取 得る複数の位相のそれぞれにおける第1比較 タイミングおよび第2比較タイミングを指定 る複数のタイミング信号を出力する。

 複数の取込回路56-1~56-mは、出力信号が取 得る複数の位相のそれぞれにおける対応す 位相より前の第1比較タイミングおよび対応 する位相より後の第2比較タイミングのそれ れにおいて、レベル比較部52により比較され た複数のレベル比較結果を取り込む。複数の 取込回路56-1~56-mは、複数のコンパレータ62-1~6 2-mと一対一に対応して設けられる。複数の取 込回路56-1~56-mは、それぞれが対応するコンパ レータ62-1~62-mによるレベル比較結果を取り込 む複数のラッチ66-1~66-mを含む。

 各取込回路56に含まれる複数のラッチ66-1~ 66-mのそれぞれは、対応するタイミング信号 より指定されたタイミングにおいて、対応 るコンパレータ62によるレベル比較結果を取 り込む。そして、各取込回路56は、ラッチ66-1 ~66-mのそれぞれにより取り込んだレベル比較 果を、比較検出部58に出力する。

 比較検出部58は、第1比較タイミングにお て出力信号が第1比較レベル以下となり、第 2比較タイミングにおいて出力信号が第2比較 ベル以下且つ第1比較レベル以上となるレベ ルおよび変化点の位相を、複数の取込回路56- 1~56-mにより取り込まれた複数のレベル比較結 果に基づき検出する。すなわち、比較検出部 58は、入力された出力信号が有するレベル、 よび、入力された出力信号の変化点が有す 位相を検出する。以上のような構成の振幅 相検出部24によれば、入力された出力信号 有するレベルおよびリーディングエッジの 相を検出することができる。

 以上に代えて、レベル比較部52は、出力 号が取り得る複数のレベルのそれぞれにお る対応するレベルより小さい第4比較レベル よび対応するレベルより大きい第5比較レベ ルのそれぞれと、出力信号とを比較した複数 のレベル比較結果を出力してよい。この場合 において、レベル比較部52は、一例として、 力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれ おける第4比較レベルおよび第5比較レベル それぞれに対応して設けられた複数のコン レータ62-1~62-mを含んでよい。複数のコンパ ータ62-1~62-mは、それぞれが対応する第4比較 ベルまたは第5比較レベルと出力信号とを比 較する。

 また、この場合において、タイミング発 部54は、出力信号が取り得る複数の位相の れぞれにおける対応する位相より前の第4比 タイミングおよび対応する位相より後の第5 比較タイミングを指定する複数のタイミング 信号を発生する。そして、複数の取込回路56- 1~56-mは、出力信号が取り得る複数の位相のそ れぞれにおける対応する位相より前の第4比 タイミングおよび対応する位相より後の第5 較タイミングのそれぞれにおいて、レベル 較部52により比較された複数のレベル比較 果を取り込む。

 さらに、この場合において、比較検出部5 8は、第4比較タイミングにおいて出力信号が 4比較レベル以下となり、第5比較タイミン において出力信号が第5比較レベル以下且つ 4比較レベル以上となるレベルおよび変化点 の位相を、複数の取込回路56-1~56-mにより取り 込まれた複数のレベル比較結果に基づき検出 する。以上のような構成の振幅位相検出部24 よれば、入力された出力信号が有するレベ およびトレーディングエッジの位相を検出 ることができる。

 図9は、本実施形態の第2変形例に係る試 装置10の構成を示す。本変形例に係る復調部 18は、図1に示した試験装置10と略同一の構成 よび機能を取るので、図1~図9において説明 た部材と構成および機能を採る部材につい は同一の符号を付け、以下相違点を除き説 を省略する。

 本変形例に係る試験装置10は、タイミン 発生器70を更に備える。タイミング発生器70 、復調部18のクロック再生部22により再生さ れたクロック信号を入力する。そして、タイ ミング発生器70は、クロック信号に基づき、 験サイクルに応じた周期の基準信号を発生 る。

 さらに、本変形例において、復調部18の 幅位相検出部24は、クロック再生部22により 生されたクロック信号に代えて、タイミン 発生器70により出力された基準信号を入力 る。これにより、復調部18の振幅位相検出部 24によれば、試験サイクルに応じて定められ 基準位相に基づき、振幅位相変調信号の位 およびレベルを検出することができる。

 また、本変形例において、パターン発生 14は、試験信号に応じて被試験デバイス100 ら出力されるべき出力信号(振幅位相変調信 )のレベルの期待値である期待レベルおよび 前記出力信号の変化点の位相の期待値である 期待位相を発生し、振幅位相検出部24に供給 る。振幅位相検出部24は、期待位相より前 おいて期待レベルより小さい第1比較レベル 出力信号とを比較し、期待位相より後にお て期待レベルより大きい第2比較レベルおよ び期待レベルより小さい第3比較レベルと出 信号とを比較する。

 そして、位相差補正部26は、振幅位相検 部24による比較結果に基づき、クロック再生 部22内の位相差検出部32からフィルタ部34に与 えられる位相差を補正する。より具体的には 、位相差補正部26は、出力信号が、期待位相 り前において第1比較レベル以下であり、期 待位相より後において第2比較レベル以下且 第3比較レベル以上であることを条件として 位相差検出部32により検出された位相差を ィルタ部34に与える。すなわち、位相差補正 部26は、出力信号が期待レベルおよび期待位 に一致したことを条件として、位相差検出 32により検出された位相差をフィルタ部34に 与え、一致しないことを条件として、位相差 検出部32からフィルタ部34に与えられる位相 をマスクする。以上のような試験装置10によ れば、期待位相に同期した出力信号に基づき クロックを再生するので、出力信号に正確に 同期したクロック信号を出力することができ る。

 また、試験装置10は、試験対象となる被 験回路と共に同一の電子デバイスに設けら た試験回路であってもよい。当該試験回路 、電子デバイスのBIST回路等として実現され 被試験回路を試験することにより電子デバ スの診断等を行う。これにより、当該試験 路は、被試験回路となる回路が、電子デバ スが本来目的とする通常動作を行うことが きるかどうかをチェックすることができる

 また、試験装置10は、試験対象となる被 験回路と同一のボード又は同一の装置内に けられた試験回路であってもよい。このよ な試験回路も、上述したように被試験回路 本来目的とする通常動作を行うことができ かどうかをチェックすることができる。

 図10は、本実施形態に係る復調装置200の 成を示す。本実施形態に係る復調装置200に いて、図3および図4に示した部材と略同一の 構成および機能を採る部材については、同一 の符号を付け、相違点を除き説明を省略する 。

 復調装置200は、振幅位相変調信号を復調 る装置であって、例えば、電子デバイス、 ジュール、電子デバイス内の回路等である また、復調装置200は、一例として、半導体 バイスに実装されてよい。

 復調装置200は、クロック再生部22と、振 位相検出部24と、位相差補正部26と、データ 力部210とを備える。クロック再生部22は、 3および図4に示したクロック再生部22と略同 の構成および機能を有する。振幅位相検出 24および位相差補正部26は、図3および図4に した振幅位相検出部24および位相差補正部26 と略同一の構成および機能を有する。

 データ出力部210は、振幅位相検出部24に り検出されたレベルおよび変化点の位相に じたデータを出力する。すなわち、データ 力部210は、振幅位相変調信号から復調され 伝送データを出力する。以上のような構成 復調装置200によれば、入力された振幅位相 調信号が有するレベルおよび位相を検出し 検出したレベルおよび位相に応じたデータ 伝送データとして出力することができる。

 以上、本発明の一つの側面を実施の形態 用いて説明したが、本発明の技術的範囲は 記実施の形態に記載の範囲には限定されな 。上記実施の形態に、多様な変更又は改良 加えることができる。その様な変更又は改 を加えた形態も本発明の技術的範囲に含ま 得ることが、請求の範囲の記載から明らか ある。