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Patent Searching and Data


Title:
DOOR GRIP MOUNTING STRUCTURE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016733
Kind Code:
A1
Abstract:
A door grip (20) comprises a base (30) and a cover (40). A mounting concavity (26) is provided in an arm rest (17). A fixing hole (67) is provided on the front end of the bottom (26b) of the concavity. A through-hole (54) is provided at the front end of a base body (36) of the base (30). A tower-like support (70) is provided in such a manner that the through-hole (54) is surrounded by the support. A mounting portion (72) provided on the support (70) is supported on a fixing hole (67) side. Thus, an engaging nail portion (44) which is inserted in the through-hole (54) can be arranged near a contact portion (41a) of the cover (40) in contact with the mounting concavity (26). Therefore, rigidity between the contact portion (41a) of the cover (40) and the engaging nail portion (44) is improved. Thus, the position of the cover (40) can be determined by allowing the contact portion (41a) to be in contact with a side wall (26a).

Inventors:
ETOU SHINSUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/064963
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 31, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TOYOTA AUTO BODY CO LTD (JP)
TOYOTA MOTOR CO LTD (JP)
ETOU SHINSUKE (JP)
International Classes:
B60J5/00; B60N3/02; B60R13/02; E05B1/00
Foreign References:
JP2004210177A2004-07-29
JPH10338030A1998-12-22
JP2003312351A2003-11-06
JP2007203936A2007-08-16
Attorney, Agent or Firm:
YAMAMOTO, Hisashi et al. (Kamimaezu KD-Bldg.10-32, Osu 4-chome,Naka-ku, Nagoya-shi, Aichi, JP)
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Claims:
 自動車のドアのインナパネルを車室内側から覆うトリムに取り付けられるドアグリップの取付構造であって、
 前記ドアグリップは、
 前記トリムに取り付けられるベースと、
 当該ベースに取り付けられるカバーと
を備え、
 前記トリムには、
 前記ベースが取り付けられる部位に、車室外側に向かって凹状に形成され、底部と、当該底部の外縁に沿って設けられた側壁部とからなる凹部と、
 前記底部の前記外縁近傍に穿設された固定穴と
が設けられ、
 前記ベースには、
 前記固定穴に対向する位置に設けられ、前記固定穴に挿入されて固定される第1のベース側固定部と、
 当該第1のベース側固定部の反対側に設けられ、前記カバーを固定するための第2のベース側固定部と
が設けられ、
 前記カバーには、
 前記第2のベース側固定部に対向する位置に設けられ、前記第2のベース側固定部に固定されるカバー側固定部と、
 前記カバーの外縁に設けられ、前記凹部の前記側壁部に当接する当接部と
が設けられたことを特徴とするドアグリップの取付構造。
 前記ベースには、前記第1のベース側固定部を前記固定穴側に支持する櫓状の支持部が設けられ、
 当該支持部の前記第1のベース側固定部とは反対側の部位に、前記第2のベース側固定部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のドアグリップの取付構造。
 前記第2のベース側固定部は、前記支持部の内側を貫通するとともに、前記カバー側固定部に対向する貫通穴であって、
 前記カバー側固定部は、
 前記貫通穴を介して前記支持部の内側に差し込まれる差込片と、
 当該差込片に設けられ、前記貫通穴の内縁に係止する係止爪と
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のドアグリップの取付構造。
Description:
ドアグリップの取付構造

 本発明は、ドアグリップの取付構造に関 、詳細には、自動車のドアトリムに取り付 られるドアグリップの取付構造に関する。

 従来より、自動車のドアは、外側のアウ ーパネルと、室内側のインナパネルとを備 ている。そしてそのインナパネルの室内側 表面には、合成樹脂製の内張であるドアト ムが装着されている。さらにドアトリムの 面の中央には把手状に形成されたドアグリ プが取り付けられている。乗員はこのドア リップを掴むことでドアを開閉することが きる。

 ところで、ドアグリップは、ドアトリム 面の所定部位に取り付けられるベースと、 のベースに取り付けられる樹脂製のカバー から構成されている。これらベースとカバ には、係止爪と係止穴が各々対応して設け れ、双方を係合することによってドアグリ プが構成される。このようなドアグリップ ドアトリムに取り付ける構造として、例え 、ドアトリムにグリップベースが固定され そのグリップベースにグリップカバーが固 されることによってドアグリップ全体をド トリムに固定できる樹脂部品の取付構造が られている(例えば、特許文献1参照)。この 付構造では、グリップベースの取付用ボス フレーム状爪片が形成されている。そして そのフレーム状爪片がドアトリム本体の貫 穴内に係着されることによって、グリップ ースがドアトリムに取り付けられる。さら グリップベースにグリップカバーが固定さ る際に、グリップカバーの上端に設けられ 差込用フックがグリップベースの取付用ボ 内に挿入される。このとき、その差込用フ クがフレーム状爪片により包囲された開口 通して外部に突出されることによって、フ ーム状爪片がロック状態となる。これによ ドアグリップをドアトリムに対して確実か 堅固に取り付けることができる。

 しかしながらこの樹脂部品の取付構造で 、カバーはベースのみに取り付けられるの 、ドアトリムには直接固定されない。これ より、ドアトリムに対するカバーの位置が れることがあった。そこで、図5に示すよう に、ドアトリム160に対して、カバー140の位置 決めができるドアグリップ120の取付構造が知 られている。この取付構造では、ドアトリム 160の表面に設けられた取付凹部126に、ベース 130が固定され、そのベース130にカバー140が固 定されている。そして、取付凹部126の側壁部 126aの内面に対して、カバー140の端部に設け れた当接部141aが当接することによって、カ ー140の位置決めがなされる。

 このドアグリップ120の取付構造では、取付 部126の底部126bの側壁部126a側に、固定穴167 設けられている。一方、ベース130の裏面の 部近傍には、その固定穴167に対応する筒状 取付部172が設けられている。さらにその取 部172の近傍には、カバー140の裏面に設けら た係止爪部144を挿入して係合させるための 通穴154が設けられている。そしてベース130 取付部172がドアトリム160の固定穴167に挿入 れ、底部126bを介してスクリューねじ90が締 付けられることによって、ベース130が取付 部126の内側に固定される。さらにそのベー 130の貫通穴154に対して、カバー140の係止爪 144が挿入して係合することによって、ベー 130に対してカバー140が固定される。

特開2003-312351号公報

 しかしながら、図5に示す取付構造では、 ベース130の取付部172は、ベース130の端部近傍 に配置されている。よって、その取付部172を 避けるためには、貫通穴154を、ベース130の端 部から離れた位置に設けなければならなかっ た。つまり、その貫通穴154に係合するカバー 140の係止爪部144も、カバー140の当接部141aか 離れた位置に設けなければならなかった。 れにより例えば、取付凹部126とカバー140と 位置がずれた場合、当接部141aが取付凹部126 側壁部126aに当接することによって、当接部 141aから係止爪部144までの部分が撓んでしま ことがあった。この場合、カバー140の位置 れは十分に補正されないので、ドアトリム16 0に対するカバー140の位置決め精度が低下す という問題点があった。また、カバー140が んでしまうと、ドアトリム160に取り付けら たドアグリップ120の見栄えが悪いという問 点もあった。

 本開示は、カバーの位置決め精度を向上 きるドアグリップの取付構造を提供するこ を目的とする。

 本開示によれば、自動車のドアのインナ ネルを車室内側から覆うトリムに取り付け れるドアグリップの取付構造であって、前 ドアグリップは、前記トリムに取り付けら るベースと、当該ベースに取り付けられる バーとを備え、前記トリムには、前記ベー が取り付けられる部位に、車室外側に向か て凹状に形成され、底部と、当該底部の外 に沿って設けられた側壁部とからなる凹部 、前記底部の前記外縁近傍に穿設された固 穴とが設けられ、前記ベースには、前記固 穴に対向する位置に設けられ、前記固定穴 挿入されて固定される第1のベース側固定部 と、当該第1のベース側固定部の反対側に設 られ、前記カバーを固定するための第2のベ ス側固定部とが設けられ、前記カバーには 前記第2のベース側固定部に対向する位置に 設けられ、前記第2のベース側固定部に固定 れるカバー側固定部と、前記カバーの外縁 設けられ、前記凹部の前記側壁部に当接す 当接部とが設けられたドアグリップの取付 造が提供される。

自動車5の車室10側から見たドア15の正 図である。 アームレスト17に取り付けられたドア リップ20の分解斜視図である。 図2に示すI-I線矢視方向断面図である。 図2に示すII-II線矢視方向断面図である 従来のドアトリム160にドアグリップ120 取り付けられた状態を示すドアトリム160及 ドアグリップ120の断面図である。

 以下、本開示の一実施形態であるドアグ ップ20について、図面を参照して説明する なお、図1の左側をドア15の前端側とし、右 をドア15の後端側とする。図2の左斜め下側 アームレスト17の前端側とし、右斜め上側を アームレスト17の後端側とする。また、図3の 左側を車室10の外側とし、右側を車室10の内 とする。さらに、図4の上側を車室10外側と 、下側を車室10の内側とする。

 図1に示すように、自動車5の運転席側に 、乗員が乗り降りするための開口部12が設け られている。さらにその開口部12にはドア15 ドアヒンジ(図示外)によって開閉可能に設け られている。このドア15は、外板となるドア ウターパネル(図示外)と、車室10側に対向す る内板となるドアインナパネル(図示外)とか なる。さらにそのドアインナパネルの表面( 車室10側に対向する面)には、車室10側に露呈 る内張り部品である合成樹脂製のドアトリ 16が組み付けられている。

 そして、ドアトリム16の前方側の上部に 、ドア15の開閉を車室10側から行うためのド インサイドハンドル18が設けられている。 らにそのドアインサイドハンドル18には、ド アインサイドハンドル18の施錠・解錠を行う ックノブ18aが設けられている。このロック ブ18aを操作して施錠すると、ドアインサイ ハンドル18を操作しても空打ちして開かな ようになっている。さらにドアトリム16の前 方側(自動車5の後方側)の下部には、正面視丸 形状のスピーカ19が設けられている。

 一方、ドアトリム16の表面中央には、水 に延設されるとともに、車室10側に突出する アームレスト17が設けられている。このアー レスト17は乗員が肘を掛けて休むためのも である。また、そのアームレスト17には、正 面視逆L字状(車室10側から見た形状が左右逆 L字状)に形成されたドアグリップ20が取り付 られている。乗員はこのドアグリップ20を ることによって、ドア15の開閉操作を行うこ とができる。なお、このドアグリップ20のア ムレスト17への取付構造については後述す 。

 ところで、図1に示すように、ドアグリッ プ20の水平に延びる部位の上面には、各ドア( 図1ではドア15以外のドアは図示外)にそれぞ 対応する複数のパワーウインドウスイッチ ドアロックスイッチ、ウインドロックスイ チ等を備えるスイッチベース60が設置されて いる。なお、後述するが、このスイッチベー ス60は、ドアグリップ20を構成するベース30の 一部である枠状のスイッチベース取付部35(図 2参照)に設置されている。

 そして、これらの構造物を備えるドアト ム16の内面(ドアインナパネルの表面に対向 る面)には、ドアトリム16と一体成形された 脂クリップ(図示外)が設けられている。こ 樹脂クリップをドアインナパネルに設けら た固定穴(図示外)に嵌入することによって、 ドアトリム16がドアインナパネルの表面に組 付けられる。

 次に、アームレスト17について説明する 図2に示すように、アームレスト17は、水平 延びる箱状に形成され、ドアトリム16の表面 に一体成形されている。このアームレスト17 外側面17aの前端側の角部は、ドアトリム16 表面(車室10に対向する面)に向かってテーパ に形成されている。さらにアームレスト17 上面には、乗員が肘をかけるための肘掛け 17bが形成されている。

 また、肘掛け面17bの前端側には、肘掛け 17bの長手方向に沿って形成された平面視長 形状の穴部24が形成されている。この穴部24 には、ドアグリップ20の後述するスイッチベ ス取付部35が嵌って固定される。さらに肘 け面17bには、穴部24の後端部の車室10側の部 に隣接し、穴部24よりも小さい矩形状の穴 25が形成されている。この穴部25には、ドア リップ20のベース30の把手部32の下端部が嵌 ようになっている。

 一方、外側面17aの前方上側には、車室10 は反対側に凹んで形成された長方形状の取 凹部26が設けられている。取付凹部26は、図3 ,図4に示すように、外側面17aから車室10の外 に向かって水平に延設された側壁部26aと、 の側壁部26aの先端部(車室10の外側に延びる 端部)から垂直上方に延設された長方形状の 部26bとからなる。底部26bは横長の長方形(車 室10側から見た正面視形状が長方形)の板状に 形成されている。そしてその前端部の近傍に は、板の厚み方向に貫通する固定穴67(図3,図4 参照)が設けられている。この固定穴67には、 後述するベース30の取付部72(図3,図4参照)が挿 入される。

 次に、ドアグリップ20の構造について説 する。図2に示すように、ドアグリップ20は アームレスト17の取付凹部26に取り付けられ 正面視逆L字状のベース30と、そのベース30 取り付けられる正面視逆L字状のカバー40と らなる。 

 まず、ベース30について説明する。図2に すように、ベース30は、水平に延びる断面L 状の板材である水平部31と、その水平部31の 後端部(図2の右側)から垂直上方に延設され、 ドアトリム16の表面から所定の隙間を空けて 置される断面略コの字形状の把手部32とか なる。水平部31は、アームレスト17の肘掛け 17bに設けられた穴部24に嵌る皿状のスイッ ベース取付部35と、アームレスト17の取付凹 26に固定される長方形の板状に形成された ース本体部36とからなる。そして、スイッチ ベース取付部35の車室10側に水平に延びる一 部に対して、垂直に立つベース本体部36の上 端部が連結されている。また、把手部32は、 面が四角枠の一片を除いた形状を有し、ド トリム16の表面から所定の隙間を空けた状 で配置されている。

 次に、ベース本体部36について説明する ベース本体部36は、横長の長方形の板状に形 成されている。そして、図2に示すように、 ース本体部36の前端側には、貫通穴54が形成 れている。さらに、ベース本体部36の略中 部には、貫通穴55が形成されている。また、 ベース本体部36の後端側には、貫通穴56が形 されている。これら貫通穴54,55,56の開口形状 は長方形状に形成され、貫通穴54は縦方向に く、貫通穴55,56は横方向に長くなっている そして、これら貫通穴54,55,56に対して、後述 するカバー40の係止爪部44,45,46が各々挿入さ 、係止するようになっている。

 一方、図3,図4に示すように、ベース本体 36の裏面において、貫通穴54が穿設された前 端部の近傍には、その貫通穴54を取り囲むよ に櫓状に形成された支持部70が設けられて る。この支持部70は、ベース本体部36の裏面 ら貫通穴54を両側から挟み込むように各々 設された一対の側壁70a,70bと、それら側壁70a, 70bの各先端部の間(車室10の外側に対向する各 一端部間)に渡設された支持壁70cとからなる そして、その支持部70の内側には、貫通穴54 挿入された係止爪部44の先端側を取り囲ん 収容する収容部屋71が設けられている。 

 また、支持部70の支持壁70cの外面(収容部 71に相対する内面とは反対の面)の中央には 支持壁70cの厚み方向に突出する円筒状の取 部72が設けられている。この取付部72の内側 には、ネジ受け穴72aが形成されている。この ネジ受け穴72aには、スクリューねじ90が締め けられるようになっている。そして、図3, 4に示すように、貫通穴54に対して、支持部70 の支持壁70cの内面が相対し、その支持壁70cの 外面に取付部72が設けられている。これによ 、貫通穴54及び取付部72を、ベース本体部36 前端部の近傍に共に配置することができる

 また、取付部72の外周面には、軸方向か 見た時の形状が十字状の鍔部68が設けられて いる。この鍔部68は4枚の台形の板からなる。 即ち、軸方向から見た時に左右方向に各々延 びる鍔片68c,68dと、軸方向から見た時に上下 向に各々延びる鍔片68a,68bとからなる。そし 、取付部72が貫通穴54に挿入される際に、鍔 片68a~68dの上底に相当する端部が、取付凹部26 の底部26bの内面に当接する。これにより、固 定穴67に対する取付部72の挿入距離が制限さ るので、取付凹部26に対するベース30の位置 めをすることができる。

 次に、カバー40について説明する。図2に すように、カバー40は、水平に延びる水平 41と、その水平部41の後端部から垂直上方に 設された垂直部42とからなる。そして、垂 部42は、ベース30の把手部32の内側を閉塞す ように、把手部32の開口端に固定される板で ある。

 次に、水平部41について説明する。水平 41は、正面視横長の長方形状に形成された板 である。この水平部41の前端部には、水平部4 1の裏側に直角に折り曲げられた当接部41aが けられている。そして図4に示すように、こ 当接部41aの先端部が、ベース30のベース本 部36の表面に当接し、当接部41aの外面が、取 付凹部26の側壁部26aの内面に当接するように っている(図4参照)。また、図2に示すように 、水平部41の裏面(ベース本体部36に対向する )には、3つの係止爪部44,45,46が各々設けられ ている。係止爪部44は、当接部41aの近傍に設 られている。さらに、係止爪部45は、その 止爪部44よりも後方側に所定の隙間を空けて 設けられている。また、係止爪部46は、その 止爪部45よりも後方側に所定の隙間を空け 設けられている。なお、これら係止爪部44,45 ,46は全て同一形状である。そして、係止爪部 44は縦向きに、係止爪部45,46は横向きにそれ れ配置されている。

 ここで、係止爪部44,45,46の形状について 明する。図3に示すように、係止爪部44は、 端部が山成りに形成された差込片44aを備え いる。この差込片44aには、差込片44aの長手 向に対して平行に各々延設され、互いに所 幅だけ離れた一対の直線状の穴部44b,44cが設 られている。この穴部44b,44cによって、差込 片44aの剛性が低下するので、差込片44aを撓ま せることができる。

 さらに、図4に示すように、差込片44aの片 面には、穴部44bの長手方向中間部と、穴部44c の長手方向中間部との間に渡設され、差込片 44aの面から隆起する断面三角形状の係止爪44d が一体成形されている。そしてこの係止爪44d が係止爪部45,46側を向くように、係止爪部44 配置されている(図3参照)。このような係止 部44が貫通穴54に挿入され、係止爪44dが貫通 54の縁に係止するようになっている。

 また、係止爪部45,46も、係止爪部44と同じ 構造を備えている。図2に示すように、係止 部45は差込片45aを備えている。この差込片45a には、穴部45b,45cと、係止爪45dとが設けられ いる。そしてこの係止爪45dが上を向くよう 、係止爪部45が配置されている(図2参照)。こ のような係止爪部45が貫通穴55に挿入され、 止爪45dが貫通穴55の縁に係止するようになっ ている。また、係止爪部46も差込片46aを備え いる。この差込片46aには、穴部46b,46cと、係 止爪46dとが設けられている。そしてこの係止 爪46dが上を向くように、係止爪部46が配置さ ている(図2参照)。このような係止爪部46が 通穴56に挿入され、係止爪46dが貫通穴56の縁 係止するようになっている。

 次に、ドアグリップ20のアームレスト17へ の取付方法について説明する。まず、図2に すように、アームレスト17の穴部24、穴部25 よび取付凹部26の内側に対して、ベース30の 平部31と、把手部32の下部とがそれぞれ嵌め 込まれる。そして、図3,図4に示すように、ベ ース30に設けられた取付部72の先端側が、取 凹部26の底部26bに設けられた固定穴67に挿入 れる。このとき、鍔片68a~68dの上底に相当す る端部が、取付凹部26の底部26bの内面に当接 る。これにより、固定穴67に対する取付部72 の挿入距離が制限され、取付凹部26に対する ース30の位置決めがなされる。

 次いで、取付部72の先端側が、固定穴67か ら取付凹部26の外側に向かって突出する。そ てこの取付部72のネジ受け穴72aに対して、 クリューねじ90が締め付けられる。これによ り、取付部72が、取付凹部26の底部26bに固定 れるので、ベース30の前端側が取付凹部26に 定される。次に、図2に示すように、取付凹 部26に固定されたベース30に対して、カバー40 の裏面が対向して配置される。このとき、ベ ース本体部36の貫通穴54,55,56に対して、カバ 40の係止爪部44,45,46がそれぞれ対向する。そ て、貫通穴54,55,56に対して、カバー40の係止 爪部44,45,46が各々差し込まれる。 

 図3,図4に示すように、係止爪部44が貫通 54に差し込まれると、その先端側が支持部70 収容部屋71に収容される。そして係止爪44d 、ベース本体部36の裏面に係止される。また 、係止爪部45,46も同様に、貫通穴55,56にそれ れ差し込まれると、係止爪45d,46dが、ベース 体部36の裏面に各々係止される。さらに、 4に示すように、当接部41aの先端部がベース 体部36の表面に当接する。こうして、ベー 30のベース本体部36に対してカバー40が固定 れる。

 そして、カバー40の当接部41aの外面が、 付凹部26の側壁部26aの内面に当接する。ここ で、カバー40の係止爪部44は、カバー40の当接 部41aの近傍に配置されているので、当接部41a と係止爪部44との間の部分の剛性は高い。よ て、当接部41aの外面が、側壁部26aの内面に 接しても、カバー40の前端側が撓んで変形 ることがない。これにより、アームレスト17 に対してドアグリップ20の位置がずれている 合でも、カバー40の位置が補正されるので 当接部41aによるカバー40の位置決め精度を向 上できる。なお、そのカバー40が固定された ース30の位置も同様に補正される。また、 バー40の前端側が撓んで変形することがない ので、アームレスト17に取り付けられたドア リップ20の見栄えが低下することも防止で る。

 以上説明したように、本実施形態では、 動車5のドア15に組み付けられたドアトリム1 6の表面には、アームレスト17が設けられてい る。このアームレスト17にはドアグリップ20 取り付けられている。このドアグリップ20は 、ベース30と、そのベース30に取り付けられ カバー40とからなる。そして、ベース30は、 平部31と把手部32とからなる。さらに、水平 部31は、スイッチベース取付部35と、ベース 体部36とからなる。また、アームレスト17の 側面17aには、取付凹部26が設けられている さらに、取付凹部26は、側壁部26aと、底部26b とからなる。底部26bは板状に形成され、その 前端部近傍には、固定穴67が設けられている

 そして、ドアグリップ20のベース本体部36 の前端部近傍には、貫通穴54が設けられてい 。さらにその貫通穴54を取り囲むようにし 櫓状の支持部70が設けられている。この支持 部70の支持壁70cの外面には、筒状の取付部72 設けられ、その取付部72は、取付凹部26に設 られた固定穴67側に支持されている。よっ 、貫通穴54と、支持部70の取付部72とを同じ 置に配置することができる。さらに、貫通 54に差し込まれる係止爪部44を、取付凹部26 側壁部26aに当接するカバー40の当接部41aの近 傍に配置することができる。これにより、カ バー40の当接部41aと係止爪部44との間の部位 剛性が強くなるので、当接部41aが、取付凹 26の側壁部26aに当接しても、カバー40の前端 が撓んで変形しない。そして、取付凹部26 対して、カバー40の位置がずれた場合でも、 当接部41aが側壁部26aに当接することで、カバ ー40の位置をずれに応じて補正できる。つま 、カバー40の位置決め精度を向上すること できる。また、カバー40の前端側が撓まない ので、ドアグリップ20の見栄えが悪くならな 。

 なお、本開示は、上記の各実施形態に限 されることなく、各種の変形が可能である 例えば、上記実施形態では、取付凹部26は ームレスト17に設けられているが、ドアトリ ムに直接設けてもよい。

 また、ドアグリップ20の形状は上記実施 態に限られず、種々の形態への変更が可能 ある。

 さらに、上記実施形態では、支持部70は ベース30のベース本体部36の前端部の近傍に けられているが、ベース本体部36の後端部 近傍にも設けてよい。

 また、図2に示すように、係止爪部44の係 爪44dは、差込片44aの内面(係止爪部45,46に向 面)に設けられているが、差込片44aの外面に 設けてもよい。

 また、上記実施形態では、アームレスト1 7の取付凹部26の底部26bに、ベース30のベース 体部36を固定する場合、取付部72を固定穴67 挿入し、スクリューねじ90を締め付けて固 するが、スクリューねじ90に限らず、例えば 溶着等によって固定してもよい。

 本開示のドアグリップの取付構造は、ド トリムに限らず、ドアを構成するパネルに り付けるドアグリップにも適用可能である