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Patent Searching and Data


Title:
DRAWING-SETTING METHOD OF MOLDING CONDITION WAVEFORM OF INJECTION MOLDING MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/008387
Kind Code:
A1
Abstract:
A method for setting molding condition waveforms as set points and a polygonal line between them while drawing on a display device the waveforms input from a coordinate input device on the display device. When a drawing mode is selected, steps including a step for sequentially reading and storing coordinate points drawn and input successively by an operator, while updating them; a step in which a direct distance between the latest coordinate point and the last set point in an already set data table is sequentially calculated; a step in which the coordinate point is stored as the next set point in the data table when the current direct distance reaches a predetermined distance; and a step in which one set line linearly connecting between the adjacent set points is displayed, are repeated until the input operation of the operator is completed. Thus, the molding condition waveform is set as a polygonal line consisting of the plurality of set lines. Further, when an edition mode is selected, the molding condition waveform which is created can be edited.

Inventors:
TSUJI MASAYOSHI (JP)
AKIYAMA KENZO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/062229
Publication Date:
January 15, 2009
Filing Date:
July 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SODICK PLUSTECH CO LTD (JP)
TSUJI MASAYOSHI (JP)
AKIYAMA KENZO (JP)
International Classes:
B29C45/76; B22D17/32; B23Q17/00
Foreign References:
JPS6223722A1987-01-31
JP2002086533A2002-03-26
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Claims:
 表示装置上の座標入力装置から入力された成形条件波形を該表示装置上に描画しながら設定点とその間の折れ線として設定する方法において、
成形条件波形の描画モードが選択されると、オペレータが連続して描画入力した座標点を逐次読み込んで更新しながら記憶するステップと、最新の前記座標点と既に設定されたデータテーブルの一つ前の設定点との直線距離を逐次算出するステップと、前記最新の直線距離が所定の距離離れたら前記座標点を該データテーブルにつぎの設定点として記憶するステップと、そして、それらの隣り合う設定点同士を直線で結ぶ1つの設定線を表示するステップとをオペレータの入力操作が終了するまで繰り返して、
成形条件波形を複数の前記設定線からなる折れ線として設定することを特徴とする成形条件波形の描画設定方法。
 前記描画設定方法によって生成した成形条件波形に対して、該成形条件波形の編集モードが選択されると、オペレータが設定済みの設定点もしくは設定線を移動しまたは新規に設定点もしくは設定線を追加して特定した、新たな設定点もしくは設定線を更新しながら記憶するステップと、特定された該設定点もしくは該設定線とその前後で隣り合う設定済みの設定点との間に、前記所定の距離に関係なく新たな設定線を生成するステップとを実行して、設定済みの該成形条件波形を編集することを特徴とする請求の範囲第1項記載の成形条件波形の描画設定方法。
 前記編集モードとして設定点追加のモードが選択されると、オペレータが点を特定するように描画入力した座標点を新しい座標点として一時記憶するステップと、
前記新しい座標点を前記データテーブルの設定点の横座標値と比較して、どの隣り合う二つの設定点の間にあるかを特定するステップと、
それら二つの設定点の間に、前記新しい座標点を新規の設定点として記憶するように前記データテーブルを編集するステップと、そして、
前記新しい設定点と隣り合う設定済みの設定点を直線で結ぶ設定線を表示して折れ線の成形条件波形を再表示するステップとを実行して、設定済みの該成形条件波形を編集することを特徴とする請求の範囲第2項記載の成形条件波形の描画設定方法。
 前記編集モードとして設定点移動のモードが選択されると、オペレータが点を特定するように描画入力した座標点を読み込んで一時記憶するステップと、
一時記憶した前記座標点が、前記データテーブルに記憶されている設定点のうち、どの設定点が選択されたかを特定するステップと、を実行したあと、
オペレータが前記入力から継続して点を移動するように描画入力するのに応じて、
逐次読み込まれる点の座標を、該選択された設定点の座標として上書き更新するように前記データテーブルを編集するステップと、
選択された設定点と設定済みの隣り合う設定点を直線で結ぶ設定線を表示して折れ線の成形条件波形を再表示するステップとを、
オペレータの入力操作が終了するまで繰り返し、その入力操作が終了したあとに、
横座標値に関して移動した設定点の移動前の座標点と移動後の座標点の間にある、前記設定点を前記データテーブルから削除するように前記データテーブルを編集するステップと、
編集した前記データテーブルを元に、移動した設定点と隣り合う設定済みの設定点を直線で結ぶ設定線を表示して折れ線の成形条件波形を再表示するステップとを実行して、設定済みの該成形条件波形を編集することを特徴とする請求の範囲第2項記載の成形条件波形の描画設定方法。
 前記編集モードとして設定線追加のモードが選択されると、オペレータが点を特定するように描画入力した座標点を読み込んで新規の設定線の始点の座標として一時記憶するステップと、
オペレータが前記入力から継続して点を移動するように描画入力して逐次読み込まれる点の座標を、新規の設定線の終点の座標として上書き更新するように一時記憶しながらオペレータが入力操作を終了するまで繰り返すステップと、
横座標値に関して前記始点と前記終点の間にある、前記設定点を前記データテーブルから削除するように前記データテーブルを編集するステップと、
前記始点を前記データテーブルの設定点の横座標値と比較して、どの隣り合う二つの設定点の間にあるかを調べて特定するステップと、
それら2つの設定点の間に、前記始点を新規の設定点として記憶するように前記データテーブルを編集するステップと、
前記終点を前記データテーブルの設定点の横座標値と比較して、どの隣り合う二つの設定点の間にあるかを調べて特定するステップと、
それら二つの設定点の間に、前記終点を新規の設定点として記憶するように前記データテーブルを編集するステップと、
編集した前記データテーブルを元に、前記始点と前記終点からなる新規の二つの設定点の間とその外側で隣り合う設定済みの設定点との間を直線で結ぶ設定線を表示して折れ線の成形条件波形を再表示するステップとを実行して、設定済みの該成形条件波形を編集することを特徴とする請求の範囲第2項記載の成形条件波形の描画設定方法。
 前記編集モードとして設定線移動のモードが選択されると、オペレータが点を特定するように描画入力した座標点を読み込んで指定点の座標として一時記憶するステップと、
前記指定点を前記データテーブルの設定点と比較して、どの隣り合う二つの設定点の間にあるかを特定するステップと、を実行したあと、
オペレータが前記入力から継続して点を移動するように描画入力するのに応じて、
逐次読み込まれる点の座標を、移動定義点の座標として上書き更新するように一時記憶するステップと、
前記指定点と前記移動定義点の縦座標値から、縦軸に関して該移動定義点が該指定点に対して移動した方向と距離を算出するステップと、
前記指定点を挟む二つの設定点を、縦軸に関して前記方向に前記距離だけ移動するように、それら設定点の縦座標値を修正して記憶するように前記データベースを編集するステップと、
編集した前記データテーブルを元に、前記指定点を挟む二つの設定点の間とその外側で隣り合う設定済みの設定点との間を直線で結ぶ設定線を表示して折れ線の成形条件波形を再表示するステップとを、
オペレータの入力操作が終了するまで繰り返すこととを実行して、設定済みの該成形条件波形を編集することを特徴とする請求の範囲第2項記載の成形条件波形の描画設定方法。
 前記編集モードでオペレータが複数の設定点もしくは複数の設定線を移動しまたは複数の連続した設定線を追加して、設定済みの成形条件波形を編集することを特徴とする請求の範囲第2項記載の成形条件波形の描画設定方法。
Description:
射出成形機の成形条件波形の描 設定方法

 本発明は、射出成形機の成形条件を入力 る方法に関し、座標入力装置から成形条件 形を描画して設定する成形条件波形の描画 定方法と、その生成された成形条件波形を 集可能な成形条件波形の描画設定方法に関 る。

 従来、射出成形機の成形条件を設定する に、ライトペンやタッチパネルなどの座標 力装置によって、成形条件波形を連続した 置または時間の関数として描画設定する方 が特許文献1(特公平2-176号公報)によって提 されている。その座標入力装置では、ライ ペンの場合は受光装置を備えるそのペンの 端部分を射出成形機の表示装置の画面上に 触させることで座標点が読み込まれ、タッ パネルの場合は射出成形機の表示装置の画 上に搭載されたそのパネルをオペレータの などで触れることで座標点が読み込まれる 射出成形機の表示装置では、横軸にプラン ャ位置または時間と縦軸に射出速度または 圧の圧力とを二次元座標として表示し、オ レータがその二次元座標上をライトペンや でなぞって入力した座標点を読み込み、連 した位置または時間の関数として成形条件 形の射出速度パターンまたは保圧パターン 設定する。このとき、それら成形条件波形 、入力された射出速度あるいは圧力のパタ ンとしての点列からなめらかな関数に変換 れる。

 また、多段制御される射出速度設定または 圧設定において、予め数値で入力された階 状の成形条件波形に関して、速度設定線、 力設定線、ストローク区分位置、時間区分 置を適宜平行移動させて、その成形条件波 を編集する(すなわち修正する)方法が、特 文献2(特公平5-72249号公報)と特許文献3(特許31 95842号公報)で提案されている。また、階段状 の成形条件波形に対して、そのグラフ上に始 点と終点とを指定して修正区間を設定し、そ の修正区間に対応させて制御段数を再定義す るとともに、その始点と終点とを結ぶ線分の 形状を指定して修正区間における射出速度を 編集する方法が、特許文献4(特許3162549号公報 )で提案されている。

特公平2-176号公報

特公平5-72249号公報

特許3195842号公報

特許3162549号公報

 しかしながら、本願出願人は、まだ、次 ような問題があると考える。すなわち、表 装置に搭載した座標入力装置が、オペレー が連続して描画入力した座標点を逐次読み むときに、すべての座標点のデータを記憶 る場合には、記憶容量が大きくなってしま という問題がある。また、横軸である位置 時間に関して、所定の間隔ごとに点の座標 読み込む場合には、その間隔が大きいと点 座標を記憶する容量が小さくなる一方で、 軸の所定の間隔に対して、例えば縦軸の射 速度などを大きく変動させて描画設定した 合に、その変動をうまく読み取れないとい 問題があった。

 そこで、本発明では、座標入力装置を搭 した表示装置上にオペレータが描画入力し 成形条件波形に対して従来よりもその描画 力に追従した折れ線として成形条件波形を 定し、さらにその設定済みの成形条件波形 その表示装置上からオペレータの描画入力 よって簡単に編集することができる成形条 波形の描画設定方法を提案することを目的 する。

 上記の課題を解決するための、本発明の 形条件波形の描画設定方法は、表示装置上 座標入力装置から入力された成形条件波形 該表示装置上に描画しながら設定点とその の折れ線として設定する方法において、成 条件波形の描画モードが選択されると、オ レータが連続して描画入力した座標点を逐 読み込んで更新しながら記憶するステップ 、最新の前記座標点と既に設定されたデー テーブルの一つ前の設定点との直線距離を 次算出するステップと、前記最新の直線距 が所定の距離離れたら前記座標点を該デー テーブルにつぎの設定点として記憶するス ップと、そして、それらの隣り合う設定点 士を直線で結ぶ1つの設定線を表示するステ ップとをオペレータの入力操作が終了するま で繰り返して、成形条件波形を複数の前記設 定線からなる折れ線として設定することを特 徴とするものである。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法は、前記描画設定方法によって生成した 形条件波形に対して、該成形条件波形の編 モードが選択されると、オペレータが設定 みの設定点もしくは設定線を移動しまたは 規に設定点もしくは設定線を追加して特定 た、新たな設定点もしくは設定線を更新し がら記憶するステップと、特定された該設 点もしくは該設定線とその前後で隣り合う 定済みの設定点との間に、前記所定の距離 関係なく新たな設定線を生成するステップ を実行して、設定済みの該成形条件波形を 集することを特徴とするものである。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法は、前記編集モードとして設定点追加の ードが選択されると、オペレータが点を特 するように描画入力した座標点を新しい座 点として一時記憶するステップと、前記新 い座標点を前記データテーブルの設定点の 座標値と比較して、どの隣り合う二つの設 点の間にあるかを特定するステップと、そ ら二つの設定点の間に、前記新しい座標点 新規の設定点として記憶するように前記デ タテーブルを編集するステップと、そして 前記新しい設定点と隣り合う設定済みの設 点を直線で結ぶ設定線を表示して折れ線の 形条件波形を再表示するステップとを実行 て、設定済みの該成形条件波形を編集する とを特徴とするものである。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法は、前記編集モードとして設定点移動の ードが選択されると、オペレータが点を特 するように描画入力した座標点を読み込ん 一時記憶するステップと、一時記憶した前 座標点が、前記データテーブルに記憶され いる設定点のうち、どの設定点が選択され かを特定するステップと、を実行したあと オペレータが前記入力から継続して点を移 するように描画入力するのに応じて、逐次 み込まれる点の座標を、該選択された設定 の座標として上書き更新するように前記デ タテーブルを編集するステップと、選択さ た設定点と設定済みの隣り合う設定点を直 で結ぶ設定線を表示して折れ線の成形条件 形を再表示するステップとを、オペレータ 入力操作が終了するまで繰り返し、その入 操作が終了したあとに、横座標値に関して 動した設定点の移動前の座標点と移動後の 標点の間にある、前記設定点を前記データ ーブルから削除するように前記データテー ルを編集するステップと、編集した前記デ タテーブルを元に、移動した設定点と隣り う設定済みの設定点を直線で結ぶ設定線を 示して折れ線の成形条件波形を再表示する テップとを実行して、設定済みの該成形条 波形を編集することを特徴とするものであ 。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法は、前記編集モードとして設定線追加の ードが選択されると、オペレータが点を特 するように描画入力した座標点を読み込ん 新規の設定線の始点の座標として一時記憶 るステップと、オペレータが前記入力から 続して点を移動するように描画入力して逐 読み込まれる点の座標を、新規の設定線の 点の座標として上書き更新するように一時 憶しながらオペレータが入力操作を終了す まで繰り返すステップと、横座標値に関し 前記始点と前記終点の間にある、前記設定 を前記データテーブルから削除するように 記データテーブルを編集するステップと、 記始点を前記データテーブルの設定点の横 標値と比較して、どの隣り合う二つの設定 の間にあるかを調べて特定するステップと それら2つの設定点の間に、前記始点を新規 の設定点として記憶するように前記データテ ーブルを編集するステップと、前記終点を前 記データテーブルの設定点の横座標値と比較 して、どの隣り合う二つの設定点の間にある かを調べて特定するステップと、それら二つ の設定点の間に、前記終点を新規の設定点と して記憶するように前記データテーブルを編 集するステップと、編集した前記データテー ブルを元に、前記始点と前記終点からなる新 規の二つの設定点の間とその外側で隣り合う 設定済みの設定点との間を直線で結ぶ設定線 を表示して折れ線の成形条件波形を再表示す るステップとを実行して、設定済みの該成形 条件波形を編集することを特徴とするもので ある。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法は、前記編集モードとして設定線移動の ードが選択されると、オペレータが点を特 するように描画入力した座標点を読み込ん 指定点の座標として一時記憶するステップ 、前記指定点を前記データテーブルの設定 と比較して、どの隣り合う二つの設定点の にあるかを特定するステップと、を実行し あと、オペレータが前記入力から継続して を移動するように描画入力するのに応じて 逐次読み込まれる点の座標を、移動定義点 座標として上書き更新するように一時記憶 るステップと、前記指定点と前記移動定義 の縦座標値から、縦軸に関して該移動定義 が該指定点に対して移動した方向と距離を 出するステップと、前記指定点を挟む二つ 設定点を、縦軸に関して前記方向に前記距 だけ移動するように、それら設定点の縦座 値を修正して記憶するように前記データベ スを編集するステップと、編集した前記デ タテーブルを元に、前記指定点を挟む二つ 設定点の間とその外側で隣り合う設定済み 設定点との間を直線で結ぶ設定線を表示し 折れ線の成形条件波形を再表示するステッ とを、オペレータの入力操作が終了するま 繰り返すこととを実行して、設定済みの該 形条件波形を編集することを特徴とするも である。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法は、前記編集モードでオペレータが複数 設定点もしくは複数の設定線を移動しまた 複数の連続した設定線を追加して、設定済 の成形条件波形を編集することを特徴とす ものである。

 本発明の成形条件波形の描画設定方法に れば、表示装置上の座標入力装置からオペ ータが連続して描画入力して逐次座標点を 力することによって、その前に記憶された 定点との直線距離が演算され、その距離が 定の距離離れたときに、その座標点をつぎ 設定点として記憶するようにしている。そ ため、本方法では、描画入力される成形条 波形が横軸の位置や時間に対して縦軸の速 や圧力を大きく変動させても、その変動に 従した折れ線の成形条件波形を設定できる

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法では、設定済みの成形条件波形の編集モ ドが選択されると、オペレータが表示装置 表示された設定済みの成形条件波形に対し その表示装置上の座標入力装置から新規の 定点もしくは設定線を追加しまたは設定済 の設定点もしくは設定線を移動するように て描画入力することで容易にその成形条件 形を編集することができる。その編集モー では、隣り合う設定点同士の間の上記所定 離に関係なく任意の距離で設定点や設定線 編集するので、設定済みの成形条件波形の 部分を設定点同士の間の距離が細かいある は横軸の位置や時間に対して縦軸の速度や 力の変化が大きい波形に修正することがで る。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法では、編集モードの一つの設定点追加の ードが選択されると、オペレータが例えば などで座標入力装置上に任意に新しい設定 を描画入力すれば、自動的に隣り合う設定 同士を直線で結ぶことができる。その設定 追加のモードでは、隣り合う設定点同士の の上記所定距離に関係なく任意の距離で設 点を追加するので、設定済みの成形条件波 の一部分を設定点同士の間の距離が細かい るいは横軸の位置や時間に対して縦軸の速 や圧力の変化が大きい波形に修正すること できる。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法では、編集モードの一つの設定点移動の ードが選択されると、オペレータが例えば などで座標入力装置上の設定済みの設定点 タッチして特定し、そのまま指を移動した 座標まで移動すれば、その特定した設定点 移動できる。その設定点移動のモードでは 隣り合う設定点同士の間の上記所定距離に 係なく任意の距離で設定点を移動するので 設定済みの成形条件波形の一部分を設定点 士の間の距離が細かいあるいは横軸の位置 時間に対して縦軸の速度や圧力の変化が大 い波形に修正することができる。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法では、編集モードの一つの設定線追加の ードが選択されると、オペレータが例えば などで座標入力装置上に任意に新しい設定 を描画入力すれば、その設定線の始点と終 とが結ばれるとともに、始点または終点に り合う2つの設定点とも結ばれる。一方、追 加された設定線の内側に位置する設定点は削 除される。その設定線追加のモードでは、隣 り合う設定点同士の間の上記所定距離に関係 なく任意の距離で設定線を描画して追加する ので、設定済みの成形条件波形の一部分を設 定点同士の間の距離が細かいあるいは横軸の 位置や時間に対して縦軸の速度や圧力の変化 が大きい波形に修正することができる。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法では、編集モードの一つの設定線移動の ードが選択されると、オペレータが例えば などによって座標入力装置上の移動したい 定線をタッチして特定し、そのまま縦軸方 に上下に指を移動させれば、両端をつなげ ままその特定した設定線を平行移動できる その設定線移動のモードでは、隣り合う設 点同士の間の上記所定距離に関係なく任意 距離で設定線を移動するので、設定済みの 形条件波形の一部分を設定点同士の間の距 が細かいあるいは横軸の位置や時間に対し 縦軸の速度や圧力の変化が大きい波形に修 することができる。

 また、本発明の成形条件波形の描画設定 法では、設定済みの成形条件波形の編集モ ドでオペレータが複数の設定点もしくは複 の設定線を特定し、それら設定点を同時に つ同方向にかつ同じ距離を移動させること できる。その編集モードでは、オペレータ 設定済みの成形条件波形の任意の区間に対 て描画入力して複数の連続した設定線を新 く追加することもできる。そして、移動す 複数の設定点や設定線あるいは追加される 数の連続する設定線は、それ以外の設定済 の設定点との間の直線距離が上記所定距離 関係なく移動または追加されるので、設定 みの成形条件波形の一部分を設定点同士の の距離が細かいあるいは横軸の位置や時間 対して縦軸の速度や圧力の変化が大きい波 に修正することができる。

図1は本発明の成形条件波形の描画設定 方法のための射出設定画面である。 図2は本発明の成形条件波形の描画設定 方法の描画モードまたは編集モードの各処理 を射出設定画面で選択するためのフローチャ ートである。 図3は本発明の成形条件波形の描画設定 方法の描画モードのフローチャートである。 図4は本発明の成形条件波形の描画設定 方法の設定点追加モードのフローチャートで ある。 図5は本発明の成形条件波形の描画設定 方法で設定済みの成形条件波形を記憶したデ ータテーブルに新しい設定点を追加するため のフローチャート 図6は本発明の成形条件波形の描画設定 方法の設定点移動モードのフローチャートで ある。 図7は本発明の成形条件波形の描画設定 方法の設定点移動モードのフローチャートの 続きである。 図8は本発明の成形条件波形の描画設定 方法の設定線追加モードのフローチャートで ある。 図9は本発明の成形条件波形の描画設定 方法の設定線移動モードのフローチャートで ある。 図10は本発明の成形条件波形の描画設 方法で設定点を記憶するデータテーブルの 期状態を概念的に示す図である。 図11は本発明の成形条件波形の描画設 方法で描画入力する画面の初期状態を示す である。 図12は本発明の成形条件波形の描画設 方法の描画モードで描画設定したあとのデ タテーブルの記憶状態の一実施例を概念的 示す図である。 図13は本発明の成形条件波形の描画設 方法の描画モードで描画設定したあとの成 条件波形の一実施例を示す図である。 図14は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定点追加モードで新規に設定点を 加したあとのデータテーブルの記憶状態の 実施例を概念的に示す図である。 図15は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定点追加モードで新規に設定点を 加したあとの成形条件波形の一実施例を示 図である。 図16は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定点移動モードで既存の設定点を 動したあとのデータテーブルの記憶状態の 実施例を概念的に示す図である。 図17は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定点移動モードで既存の設定点を 動したあとの成形条件波形の一実施例を示 図である。 図18は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定点移動モードで既存の設定点を 動したあとのデータテーブルの記憶状態の 実施例を概念的に示す図である。 図19は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定点移動モードで既存の設定点を 動したあとの成形条件波形の一実施例を示 図である。 図20は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定線追加モードで新規に設定線を 加する前のデータテーブルの記憶状態の一 施例を概念的に示す図である。 図21は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定線追加モードで新規に設定線を 加する前の状態の一実施例を示す図である 図22は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定線追加モードで新規に設定線を 加したあとのデータテーブルの記憶状態の 実施例を概念的に示す図である。 図23は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定線追加モードで新規に設定線を 加したあとの成形条件波形の一実施例を示 図である。 図24は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定線移動モードで既存の設定線を 動したあとのデータテーブルの記憶状態の 実施例を概念的に示す図である。 図25は本発明の成形条件波形の描画設 方法の設定線移動モードで既存の設定線を 動したあとの成形条件波形の一実施例を示 図である。

符号の説明

 1  射出設定ボタン
 2  射出設定画面
 3  入力欄
 4  二次元座標
 5  射出速度波形描画ボタン
 6  設定点追加ボタン
 7  設定点移動ボタン
 8  設定線追加ボタン
 9  設定線移動ボタン

 本発明の成形条件波形の描画設定方法は 計量工程で射出シリンダ内に溶融樹脂を供 し、射出工程で射出シリンダ内の射出プラ ジャまたは射出スクリュを駆動装置で前進 せてその溶融樹脂を金型内に所定の速度で 出充填し、保圧工程でそのプランジャまた そのスクリュを駆動装置でさらに加圧して 成形品を得る射出成形機に適用されるもの ある。

 ところで、射出工程において、プランジ の位置は、例えば位置センサによって計測 れ、プランジャ位置検出値として検出され プランジャの射出速度は、その微分値によ て速度検出値として検出される。そして、 れら検出値は、駆動装置を制御する制御装 に送られる。その制御装置は、記憶部を備 て、その記憶部に記憶されている後述する 出速度の成形条件波形と、プランジャの位 や速度の検出値とを比較しながら、射出速 の成形条件波形に応じて駆動装置を制御す 。

 また、保圧工程においても、同様に保圧 成形条件波形と保圧の圧力や保圧時間の検 値とを比較しながら保圧の成形条件波形に じて駆動装置を制御する。

 制御装置には、成形機の各種情報を表示 る表示装置と、射出速度などの成形条件波 を入力する座標入力装置と、その他の成形 件を入力するキーボートとが接続される。 実施例では、座標入力装置としてタッチパ ルを用いて、そのタッチパネルを表示装置 画面上に装着し、その表示装置の画面に二 元座標を表示した状態で、オペレータがそ タッチパネルに指などで触れること(タッチ すること)で座標点を入力する形で説明を進 る。なお、その他に、マウスを用いて、オ レータが表示装置に表示されるマウスカー ルを見ながら座標点を入力するようにして 良い。また、ライトペンを用いて、オペレ タが受光装置を備えるそのペンの先を表示 置の画面上に接触させることで座標点を入 するようにしても良い。

 それで、射出速度の成形条件波形を入力 る際には、その横軸(x軸)がプランジャ位置 表し、縦軸(y軸)がプランジャ速度を表す。 圧の成形条件波形を設定する際には、横軸 時間を表し、縦軸が保圧の圧力を表す。

 例えば、射出速度制御の成形条件波形を 力する際に、タッチパネルは、その二次元 標上を指などで連続的にタッチ(すなわち描 画入力)されることで、逐次、座標点を読み む。その座標点は、射出速度の成形条件波 として、制御装置の記憶部に記憶される。

 ここからは、本発明の特有の成形条件波 の描画設定方法が説明される。なお、実施 として、射出速度制御の成形条件波形を例 説明し、本発明が適用できる保圧制御など ついてはその説明が省略される。

 以下、実施例として、射出速度の成形条 波形を設定する場合について説明される。 施例1では、成形条件波形の描画設定方法を 説明して、実施例2から5では、実施例1で生成 された成形条件波形の編集モードを備える成 形条件波形の描画設定方法を説明する。

 まず、図1に示すような射出設定画面2が 示装置に用意される。この画面は、射出設 ボタン1が押されると表示されるものである その射出設定画面2には、射出速度と保圧の 成形条件とを入力する設定項目欄が配置され る。ここで、射出速度の設定項目としては、 計量完了位置とVP切換位置と最高速度と射出 上限圧とを数値で入力する入力欄3がある。 この入力欄3は、キーボードなどから入力さ る。

 計量完了位置は、一回の成形に必要な溶 樹脂を射出シリンダ内に供給した際のプラ ジャの後退位置であって、プランジャが前 を開始する位置である。VP切換位置は、速 制御から圧力制御に切換わる位置であって 溶融樹脂の射出充填から保圧に切換わる位 である。また、最高速度は、射出速度の上 値である。

 そして、射出設定画面2には、射出速度の 成形条件波形を入力する二次元座標4が表示 れる。その二次元座標4は、横軸(x軸)がプラ ジャ位置Sを表し、縦軸(y軸)が射出速度Vを している。その二次元座標4の横軸の最小値 、VP切換位置であってプランジャをその前 限位置(ゼロ)から僅かにプラス方向に後退し た略ゼロの位置である。その二次元座標4の 軸の最大値は、計量完了位置であってプラ ジャをその前進限位置(ゼロ)からプラス方向 に後退した位置である。その二次元座標の縦 軸の最小値は、ゼロである。そして、その二 次元座標の縦軸の最大値は、最高速度であっ てプラス方向の値となる。その他、その画面 2には、射出速度波形描画ボタン5と、設定点 加ボタン6と、設定点移動ボタン7と、設定 追加ボタン8と、設定線移動ボタン9とが備え られている。

 つぎに制御フローの概略を説明する。図2 のフローチャートのように、射出速度波形描 画ボタン5が押される(ステップST1)と射出速度 波形描画処理(成形条件波形の描画のモード) 移行する(ステップST2)。その射出速度波形 画処理で生成された成形条件波形の編集モ ドとして次の処理が用意されている。設定 追加ボタン6が押される(ステップST3)と設定 追加処理(設定点追加のモード)に移行する( テップST4)。設定点移動ボタン7が押される( テップST5)と設定点移動処理(設定点移動のモ ード)に移行する(ステップST6)。設定線追加ボ タン8が押される(ステップST7)と設定線追加処 理(設定線追加のモード)に移行する(ステップ ST8)。そして、設定線移動ボタン9が押される( ステップST9)と設定線移動処理(設定線移動の ード)に移行する(ステップST10)。なお、ステ ップST11は、入力欄3にキーボードなどで数値 設定する場合の処理である。

 それでは、実施例1の射出速度制御の成形条 件波形の描画設定方法を説明する。まず、射 出速度波形描画ボタン5が押されると、射出 度制御の射出速度波形描画処理モードに移 する。このモードでは、図3のフローチャー のように、まず、データテーブルが初期化 れる(ステップST13)。図10と図11のようにその データテーブルは、アドレスiと、横軸のプ ンジャ位置Sと、縦軸の射出速度Vとから構成 される。そして、プランジャが計量完了位置 から前進を開始するので、最初(1番目)の設定 点(S 1 ,V 1 )としては、データテーブルのアドレスi=1にS 1 =計量完了位置、V 1 =0が初期値として先に設定されている(ステッ プST15)。

 つぎに、制御装置は、オペレータによって 標入力装置がタッチされるまで待機し(ステ ップST16)、座標入力装置がタッチされたら、 ッチされた座標点(S c ,V c )を読み込んで、制御装置の記憶部に一時記 する(ステップST17)。図12と図13のように、そ 座標点(S c ,V c )は、2番目の設定点になるので、アドレスiを 一つ進めて、データテーブルのアドレスi=2に S 2 =S c 、V 2 =V c を記憶する(ステップST19)。そして、設定点(S 1 ,V 1 )と設定点(S 2 ,V 2 )を結ぶ直線を表示する(ステップST20)。なお 2番目の設定点は、1番目の設定点と2番目の 定点の間の直線距離に関係なく任意の距離 設定したが、これから説明する3番目の設定 以降の設定と同じように1番目の設定点と2 目の設定点との間の直線距離が所定の距離 なるように設定するようにしてもよい。

 そして、制御装置は、座標入力装置に対し そのタッチが継続している間は、逐次、タ チされている現在位置となる座標点(S c ,V c )を読み込み、オペレータが描画入力してい 位置として上書き更新しながら一時記憶す 。ステップST23のS c ≦S i は、射出の際にプランジャが後退しないこと から、波形描画設定においても後退するよう な設定を禁止するためのものである。そして 、その座標点(S c ,V c )と、一つ前にデータテーブルに記憶したア レスi=2の設定点(S 2 ,V 2 )との直線距離Lを計算して、その距離Lが予め 設定されている規定値r(所定の距離)以上にな るまで、これを続ける(ステップST21からステ プST26)。やがて、座標点(S c ,V c )と設定点(S 2 ,V 2 )との直線距離LがL≧rとなったら、アドレスi 一つ進めて、データテーブルのアドレスi=3 S 3 =S c 、V 3 =V c を記憶する(ステップST28)。そして、設定点(S 1 ,V 1 )と設定点(S 2 ,V 2 )の間、設定点(S 2 ,V 2 )と設定点(S 3 ,V 3 )の間を直線で結び折れ線を再表示する(ステ プ29)。タッチが継続されている間は、これ 繰り返して、射出速度の成形条件波形とし 、順次設定点をデータテーブルに記憶して く。

 やがて、制御装置は、例えば設定点(S 6 ,V 6 )をデータテーブルに記憶したあと、座標入 装置がオペレータからタッチされていない 判断するとつぎのステップST30に進む。そし 、制御装置は、キーボードの確定キーが押 れると(ステップST30)、アドレスiを一つ進め て、データテーブルのアドレスi=7にS 7 =VP切換位置、V 7 =V 6 を記憶する(ステップST32)。また、データテー ブルに記憶された設定点の数Nを記憶部に記 する(ステップST33)。最後に、設定点(S 6 ,V 6 )と設定点(S 7 ,V 7 )を直線で結んで折れ線を表示して(ステップS T34)処理を終了する。

 このようにして、本発明の成形条件波形 描画設定方法では、入力される座標点が一 の距離離れるたびに、その座標点を記憶す ので、オペレータが描く波形に近い成形条 波形を折れ線で設定できる。また、制御装 は、座標入力装置が逐次読み込む点の座標 の中から、必要な点だけをデータテーブル 記憶するので、成形条件波形のデータの記 容量が少なくてすむ。

 なお、本発明の描画モードでは、オペレ タが波形描画の途中で一度タッチをやめて 、確定キーが押されるまでは再びタッチす ば波形描画の続きができる。そのとき、波 描画を再開したときの最初の設定点は、オ レータが前回タッチをやめた際に最後に記 された設定点との間の直線距離に関係なく けることができる。

 実施例2では、設定済みの成形条件波形に 設定点を追加する編集モードを説明する。ま ず、射出設定画面2の設定点追加ボタン6が押 れると、射出速度の成形条件波形に設定点 追加するモードに移行する。

 図4のフローチャートのように、制御装置は 、オペレータによって座標入力装置がタッチ されるまで待機し(ステップST35)、座標入力装 置がタッチされたらタッチされた座標点(S c ,V c )を読み込んで一時記憶する(ステップST36)。 して、データテーブルに新しく設定点を追 するため、図5のフローチャートのような、 ータテーブル設定点追加処理に移行する(ス テップST37)。

 その座標点(S c ,V c )を新しい設定点として追加処理するには、 ず、横軸座標の位置S 1 と位置S 2 を読み込み、S 2 <S c <S 1 の間に位置S c があるか否かを調べる。そして、つぎは、位 置S 2 と位置S 3 の間に位置S c があるか否かを調べる。そのようにしてアド レスiを一つずつ進めながら、S c が、S i+1 <S c <S i の範囲の中にあるか否かを調べる(ステップST 39からステップST44)。例えば、図12から図15の うな場合、タッチされた座標点(S c ,V c )は、i=4のときに、S c が、S 5 <S c <S 4 の間にあると特定される。

 そして、データテーブルは、アドレスi=4よ も下位のデータを一つ下位にシフトしたあ (ステップST45)、アドレスi+1=5にS 5 =S c 、V 5 =V c を記憶する(ステップST46)。また、記憶部に記 憶してあるデータテーブルの設定点の数N=N+1 更新する(ステップST47)。そして、設定点(S c ,V c )と設定点(S 4 ,V 4 )、設定点(S c ,V c )と設定点(S 5 ,V 5 )が直線で結ばれて折れ線が再表示される(ス ップST48)。

 この設定点追加のモードでは、隣り合う 定点同士の間の直線距離に規定(描画モード の所定の距離)を設けていないので、設定済 の成形条件波形の一部分を設定点同士の間 距離が細かいあるいは横軸の位置や時間に して縦軸の速度や圧力の変化が大きい波形 修正することを可能にする。

 実施例3では、設定済みの成形条件波形の 設定点を移動する編集モードを説明する。射 出設定画面2の設定点移動ボタン7が押される 、射出速度の成形条件波形の設定点を移動 るモードに移行する。

 図6のフローチャートのように、まず、制御 装置は、オペレータによって座標入力装置が タッチされるまで待機し(ステップST49)、その 座標入力装置がタッチされたら、タッチされ た座標点(S c ,V c )の座標を読み込んで一時記憶する(ステップS T50)。そして、ステップST51からS58で、タッチ れた座標点(S c ,V c )が、データテーブル内のどの設定点を選択 るものなのかを調べる。ここでは、アドレ i=2からNまで、順番に位置S c が、S i -α<S c <S i +αの範囲内にあって、かつ、速度V c が、V i -β<V c <V i +βの範囲内にあるか調べる。Nは、現在の成 条件波形の設定点の数であって、記憶部に 新可能に記憶されている。アドレスi=1の設 点(S 1 ,V 1 )は、プランジャが前進を開始する位置であ て、移動しないので除外されている。αとβ 、設定点を指などでタッチして選択するう で、許容範囲を広げて選択し易いようにす もので、必要に応じて所定の値が設定され と良い。

 それで、設定点を選択していると判断さ た場合は、ステップST59へ進む。設定点と違 うところをタッチしている場合は、ステップ ST49に戻って、最初からやり直す

 例えば、図16と図17で説明する。設定点(S 4 ,V 4 )が選択されたことが特定されたあとも、ま タッチが継続している場合に、制御装置は オペレータが座標入力装置を逐次タッチし いる座標点(S c ,V c )を読み込んで一時記憶する(ステップST60)。 れは、オペレータが、選択した設定点をタ チしたまま、移動したい方向に、タッチパ ル上をなぞっているのである。

 このとき、ステップST61からステップST63に って、フラグFには、移動前の位置S 4 に対して、移動後のS 4 が、プランジャの前進方向に移動しているの で、フラグF=0が代入される。一方、プランジ ャの後退方向に移動した場合、フラグFには フラグF=1が代入される。

 そして、選択された設定点のアドレスがNで なければ(ステップST64)、例えば、データテー ブルの中の選択された設定点であるアドレス i=4のS 4 =S c 、V 4 =V c を逐次上書き更新しながら記憶するとともに 、移動した設定点(S 4 ,V 4 )と設定点(S 3 ,V 3 )、移動した設定点(S 4 ,V 4 )と設定点(S 5 ,V 5 )が直線で結ばれて折れ線を表示する(ステッ ST67)。ステップST64は、例えば、その図のVP 換位置にある設定点(S 7 ,V 7 )が縦軸方向にしか移動しないように、V 7 =V c のみ逐次上書き更新しながら記憶するための ものである。

 つぎに、制御装置は、オペレータが座標入 装置をタッチしていないことを検知したら 図7のフローチャートのような処理を行う。 図7の処理は、設定点を移動させたときに、 ランジャが後退するような位置にある設定 をデータテーブルから削除するためのもの ある。例えば、図16と図17のような場合は、 ラグF=0なので、ステップST69に進む。そして 、データテーブルの設定点の内で、プランジ ャを後退させるような設定点がないか調べる (ステップST69から71)。図16と図17の場合は、そ のような設定点がないので、移動した設定点 (S 4 ,V 4 )と設定点(S 5 ,V 5 )、移動した(S 4 ,V 4 )と設定点(S 3 ,V 3 )を直線で結んで折れ線を再表示して(ステッ ST75)、処理を終了する。

 例えば、図18と図19の場合は、移動した設定 点(S 4 ,V 4 )が、設定点(S 5 ,V 5 )を越えてしまい、設定点(S 5 ,V 5 )によってプランジャが後退するような設定 なってしまう。この場合には、ステップST71 、S 4 >S 5 ではないと判断されて、設定点(S 5 ,V 5 )が削除される(ステップST72)。そして、デー テーブルは、削除されたアドレスを詰める うに、その下位のデータを上位に一つシフ する(ステップST73)。また、設定点の数Nが1つ 減らされる(ステップST74)。最後に、移動した 設定点(S 4 ,V 4 )と設定点(S 3 ,V 3 )、移動した設定点(S 4 ,V 4 )と設定点(S 6 、V 6 )とを直線で結んで折れ線を再表示して(ステ プST75)、処理を終了する。

 また、図18と図19の例とは逆の方向に設定 点が移動した場合は、フラグF=1となって、ス テップST78によって判断されて、プランジャ 後退させる設定点が同様に削除される(ステ プST79からステップ80)。

 この設定点移動のモードでは、隣り合う設 点同士の間の直線距離に規定(描画モードの 所定の距離)を設けていないので、設定済み 成形条件波形の一部分を設定点同士の間の 離が細かいあるいは横軸の位置や時間に対 て縦軸の速度や圧力の変化が大きい波形に 正することを可能にする。
また、この設定点移動のモードでは、オペレ ータが複数の設定点を特定し、それら設定点 を同時にかつ同方向にかつ同じ距離を移動さ せるようにしても良い。特定された複数の設 定点同士が隣り合う場合には、それら設定点 同士を直線で結ぶ設定線を移動することも可 能である。

 実施例4では、設定済みの成形条件波形の 設定線を追加する編集モードを説明する。射 出設定画面2の設定線追加ボタン8が押される 、射出速度制御の成形条件波形の設定線を 加するモードに移行する。

 図8のフローチャートのように、まず、制御 装置は、オペレータによって座標入力装置が タッチされるまで待機し(ステップST83)、その 座標入力装置がタッチされたら、タッチされ た座標点を読み込んで始点(S s ,V s )として一時記憶する(ステップST84)。そして そのタッチが継続されている場合は、逐次 タッチされている座標点を読み込んで、終 (S e ,V e )として上書きして更新しながら一時記憶す (ステップST86)。例えば、図20と図21のように オペレータの入力操作によって、最初のタ チで新しく追加する設定線の始点(S s ,V s )を特定して、タッチしたまま画面上を移動 せて、その設定線の終点(S e ,V e )でタッチをやめる(ステップST85)ことその点 特定することで、その設定線を構成する二 の設定点が入力される。

 そして、ステップST87では、始点と終点のう ち、大きい方をS max にして、小さい方をS min とする。そして、ステップST90からステップST 98では、データテーブルの設定点の内で、S min <S i <S max の範囲にあるものを削除する。例えば、図22 図23の場合は、S s <S i <S e の範囲に設定点(S 3 ,V 3 )、設定点(S 4 ,V 4 )、設定点(S 5 ,V 5 )がある。したがって、それら設定点は、デ タテーブルから削除される。

 そのあとは、先に説明したデータテーブル 定点追加処理(図5)によって、始点(S s ,V s )と終点(S e ,V e )をデータテーブルにそれぞれ追加する(ステ プST99からS102)。そして、始点(S s ,V s )と終点(S e ,V e )、始点(S s ,V s )と設定点(S 6 ,V 6 )、終点(S e ,V e )と設定点(S 2 ,V 2 )とを直線で結んで折れ線を再表示して(ステ プST103)から処理を終了する。

 この設定線追加のモードでは、隣り合う 定点同士の間の直線距離に規定(描画モード の所定の距離)を設けていないので、設定済 の成形条件波形の一部分を設定点同士の間 距離が細かいあるいは横軸の位置や時間に して縦軸の速度や圧力の変化が大きい波形 修正することを可能にする。また、この設 線追加のモードでは、オペレータが描画入 した複数の連続する新しい設定線である新 い折れ線を設定済みの成形条件波形に追加 るようにしても良い。

 実施例5では、設定済みの成形条件波形の 設定線を移動する編集モードを説明する。射 出設定画面2の設定線移動ボタン9が押される 、射出速度の成形条件波形の設定線を移動 るモードに移行する。

 図9のフローチャートのように、まず、制御 装置は、座標入力装置がタッチされるまで待 機している(ステップST104)。制御装置は、座 入力装置がタッチされたら、タッチされた 標点を読み込んで設定線の指定点(S a ,V a )として一時記憶する(ステップ105)。そして、 タッチされた指定点(S a ,V a )が、データテーブル内のどの隣り合う設定 の間の設定線を選択するものかを調べる。

 まず、アドレスi=2からNまで、順番に位置S a がS i+1 -α<S a <S i +αの範囲内にあって、かつ、速度V a がV i+1 -β<V a <V i +βの範囲内にあるかを調べる(ステップST106か らステップST113)。Nは、現在の成形条件波形 設定点の数であって、記憶部に更新可能に 憶されている。ここで、アドレスi=1の設定 (S 1 ,V 1 )は、プランジャが前進を開始する位置であ て、移動しないので除外されている。また αとβは、設定線を指などでタッチして選択 るうえで、許容範囲を広げて選択し易いよ にするもので、必要に応じて所定の値が設 されると良い。

 それで、隣り合う設定点の間の設定線を 択するものである場合は、ステップST114へ む。設定線と違うところをタッチしている 合は、ステップST104に戻って、最初からやり 直す。

 そして、ステップST114でタッチを継続して ると判断されたなら、オペレータが、選択 た設定線をタッチして、移動したい方向に タッチパネルをなぞっていることになる。 御装置は、座標入力装置が逐次タッチされ いる点を読み込み、上書きしながら最新の のを移動定義点の座標(S m ,V m )として一時記憶する(ステップST115)。ステッ ST116では、指定点(S a ,V a )から移動定義点(S m ,V m )への移動方向と移動距離が計算される。

 本実施例の設定線の移動は、縦軸方向にの 移動させる。先に調べた移動対象となる設 線を構成する2つの点である設定点(S i ,V i )と設定点(S i+1 ,V i+1 )は、縦座標値の速度V i と速度V i+1 に(V m ―V a )を加えられて、移動定義点と同じように縦 方向に移動する(ステップST116)。移動した2つ の設定点は、隣り合う2つの点同士を直線で んで、折れ線を再表示する(ステップST117)。 えば、図24と図25のように、設定点(S 3 ,V 3 )と設定点(S 4 ,V 4 )を結ぶ直線の上にタッチされる。図25では、 タッチしたまま射出速度が減少する方向に設 定線を移動させている。そして、タッチされ なくなったら、設定線の移動処理を終了する 。

 この設定線移動のモードでは、隣り合う 定点同士の間の直線距離に規定(描画モード の所定の距離)を設けていないので、設定済 の成形条件波形の一部分を設定点同士の間 距離が細かいあるいは横軸の位置や時間に して縦軸の速度や圧力の変化が大きい波形 修正することを可能にする。また、この設 線移動のモードでは、オペレータが複数の 定線を特定し、それら設定線を同時にかつ 方向にかつ同じ距離を移動させるようにし も良い。