Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
DRILLING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/057184
Kind Code:
A1
Abstract:
Each of weight hammers (7, 8) has a shape suitable for applying a hammering force to the hammered surface of a body (11) to be hammered in substantial uniformly around the center axis of the body. Rotating bodies (9, 10) for driving the weight hammers (7, 8) are provided on a same rotary shaft (22) in such a positional relation that the lock claw (9a) of one rotating body (9) locks and drives one weight hammer (7) and when the locking of the weight hammer (7) is released, the locking claw (10a) of the other rotating body (10) during its driving locks the other weight hammer (8). Those rotating bodies (9, 10) are driven by a same drive means (26).

Inventors:
AOKI KATSUTOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/001205
Publication Date:
May 07, 2009
Filing Date:
November 05, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
EMS CO LTD (JP)
AOKI KATSUTOSHI (JP)
International Classes:
E21B6/04; E21B1/04
Foreign References:
JP2007239323A2007-09-20
JP2006219940A2006-08-24
JP2005023551A2005-01-27
Other References:
See also references of EP 2216495A4
Attorney, Agent or Firm:
SHIMIZU, Sadanobu (1-14 Shinjuku 2-chom, Shinjuku-ku Tokyo 22, JP)
Download PDF:
Claims:
 ドリルへッドが、ウエイトハンマと、このウエイトハンマに付勢力を付与する圧縮ばねと、回転することによって原位置から前記ウエイトハンマを係止して前記圧縮ばねの付勢力が増大する方向に移動させると共に所定位置で係止を解除する係止爪が設けられた回転体とを具備し、回転体の回転でウエイトハンマを係止して圧縮ばねの付勢力が増大する方向に移動させ、所定位置で係止を解除することによってウエイトハンマがその重力と圧縮ばねの付勢力とによって原位置方向に移動し、ウエイトハンマの重力と圧縮ばねの付勢力との加重された打撃力により被打撃体を打撃する打撃装置を内蔵する削孔装置であって、
 前記ウエイトハンマは複数が存在し、それぞれが被打撃体の被打撃面に対し、その被打撃体の中心線を中心とする領域に略均等に打撃力を交互に付与する形態を有し、
 前記ウエイトハンマを駆動させる回転体は、各ウエイトハンマに対応して設けられ、該各回転体は、1つの回転体の係止爪が1つのウエイトハンマを係止して駆動し、該ウエイトハンマの係止が外れる時に、駆動している他の回転体の係止爪が他のウエイトハンマを係止する位置関係で同一の回転軸に設けられて同一の駆動手段で駆動されることを特徴とする削孔装置。
 前記各ウエイトハンマは、少なくとも下端部において、一方のウエイトハンマに形成された筒状部内に、他方のウエイトハンマに形成された軸部が摺動可能に貫通する形態をなすことを特徴とする請求項1記載の削孔装置。
Description:
削孔装置

 この発明は、ウエイトハンマに該ウエイ ハンマを付勢する圧縮ばねを設け、ウエイ ハンマの落下による打撃力と圧縮ばねの付 力との加重された打撃力で被打撃体(シャン クロッド又はハンマサブ)を打撃して削孔す 削孔装置に関する。

 従来、ウエイトハンマに該ウエイトハンマ 付勢する圧縮ばねを設け、ウエイトハンマ 落下による打撃力で被打撃体を打撃する装 は提供されている。この装置によればウエ トハンマの重力と圧縮ばねの付勢力との加 された打撃力が発生するので、短い落下距 であっても大きな打撃力を得ることができ 。
 この発明者は、このような削孔装置として 摺動自在に設けられたウエイトハンマと、 のウエイトハンマに付勢力を付与する圧縮 ねと、回転することによって原位置から前 ウエイトハンマを係止して前記圧縮ばねの 勢力が増大する方向に移動させると共に所 位置で係止を解除する係止爪が設けられた 転体とを具備し、回転体の回転でウエイト ンマを係止して圧縮ばねの付勢力が増大す 方向に移動させ、所定位置で係止を解除す ことによってウエイトハンマがその重力と 縮ばねの付勢力とによって原位置方向に移 し、ウエイトハンマの重力と圧縮ばねの付 力との加重された打撃力により被打撃体(シ ャンクロッド)を打撃する削孔装置を提供し いる(例えば、特許文献1参照)。

 かかる削孔装置は、回転体により下方よ 上方に持ち上げ、落下させる構成となって るために、回転体の係止部でウエイトハン を係止して下方より上方に持ち上げ、係止 が上死点を通過するとウエイトハンマから れ、ウエイトハンマが落下する。この時の 転体の駆動手段(例えば、モータ)にはウエ トハンマを係止して下方より上方に持ち上 た時に大きな負荷がかかり、ウエイトハン が外れるとこの負荷が一瞬に無くなる現象 およびこの負荷が一瞬にして無くなる時に ずる回転体による慣性力、が繰り返し駆動 段にかかるため駆動手段に悪影響を与え、 動手段の耐久性が低下する。

 また、回転体を回転させることにより回 体の係止部でウエイトハンマを係止して下 より上方に持ち上げ、上死点付近において 止から外れ落下させ被打撃体(シャンクロッ ド)を打撃する構成であるため、単位時間当 の打撃数をあまり増加させることができな 。例えば、係止部が回転体に1つ設けられて る場合は、回転体の1回転で1回の打撃であ 、係止部が回転体に180度の間隔で2つ設けら ている場合は、回転体の半回転で1回(1回転 2回)の打撃となるように、単位時間当りの 撃数は、回転体に設けられる係止部の数と 回転体の回転速度によって決定されるが、 来の構成では回転体に設ける係止部の数や 転体の回転速度にも自ずと制限が生ずるた に単位時間当りの打撃数を増加させるにも 限があり、あまり増加させることはできな 。

 これに対して、ウエイトハンマを複数設 、各ウエイトハンマを駆動させる回転体は 各ウエイトハンマに対応して設け、各回転 を、1つの回転体の係止爪が1つのウエイト ンマを係止して駆動し、該ウエイトハンマ 係止が外れる時に、駆動している他の回転 の係止爪を他のウエイトハンマに係止する 置関係に設けて同一の駆動手段で駆動する 孔装置を、本出願人は特許文献2において提 している。

 これによれば、1つの回転体の係止爪がウ エイトハンマを係止して駆動してウエイトハ ンマの係止が外れる時に、駆動している他の 回転体の係止爪が他のウエイトハンマを係止 する位置関係に設けられて同一の駆動手段で 駆動される。

 このため、1つの回転体が駆動され1つのウ イトハンマを係止して移動させ所定位置で の回転体の係止爪からウエイトハンマが外 ても、他の回転体の係止爪が他のウエイト ンマを係止するため、回転体の駆動手段に 常にウエイトハンマを移動(駆動)させる一定 の負荷がかかり、駆動手段(例えば、モータ) 負荷の急激な変化による過激な負担をかけ ことなく耐久性が向上する。
 また、ウエイトハンマは複数が存在するの 、単位時間当りの打撃数を大幅に増大する とが可能となる。

特開2005-023551号公報

特開2007-239323号公報

 しかしながら、かかる従来の削孔装置にあ ては、各ウエイトハンマが被打撃体である ャンクロッドの上面を、例えば左右2つの領 域に分けて別々に打撃する構成であるため、 打撃力がシャンクロッドに対して偏り、シャ ンクロッドへの打撃力が軸方向に正確かつ効 率的に伝わり難いという不都合があった。
 例えば、ウエイトハンマが2個ある場合には 、これらはシャンクロッドの上面を左右の2 域に分けて別々に打撃することとなり、シ ンクロッドから削孔ロッドに対し削孔に有 な軸方向力が効果的に伝わらないという不 合があった。

 この発明は、このような従来の課題を解 するためになされたものであり、各ウエイ ハンマがシャンクロッド上面において偏っ 位置を打撃することを回避し、シャンクロ ドの中心線の周りに均等に打撃力を及ぼす とができ、これによってシャンクロッドを 方向に効率的に打撃、推進させることがで る削孔装置を得ることを目的とする。

 この目的達成のために、この発明にかかる 孔装置は、ドリルへッドが、摺動自在に設 られたウエイトハンマと、このウエイトハ マに付勢力を付与する圧縮ばねと、回転す ことによって原位置から前記ウエイトハン を係止して前記圧縮ばねの付勢力が増大す 方向に移動させると共に所定位置で係止を 除する係止爪が設けられた回転体とを具備 、回転体の回転でウエイトハンマを係止し 圧縮ばねの付勢力が増大する方向に移動さ 、所定位置で係止を解除することによって エイトハンマがその重力と圧縮ばねの付勢 とによって原位置方向に移動し、ウエイト ンマの重力と圧縮ばねの付勢力との加重さ た打撃力により被打撃体を打撃する打撃装 を内蔵する削孔装置であって、
 前記ウエイトハンマは複数が存在し、それ れが被打撃体の被打撃面に対し、その被打 体の中心線を中心とする領域に略均等に打 力を交互に付与する形態を有し、前記ウエ トハンマを駆動させる回転体は、各ウエイ ハンマに対応して設けられ、該各回転体は 1つの回転体の係止爪が1つのウエイトハン を係止して駆動し、該ウエイトハンマの係 が外れる時に、駆動している他の回転体の 止爪が他のウエイトハンマを係止する位置 係で同一の回転軸に設けられて同一の駆動 段で駆動されることを特徴とする。

 この構成により、いずれのウエイトハン であっても、シャンクロッド上面の中心線 周りに均等に打撃力を印加することができ この打撃力をシャンクロッドの軸方向へ効 的に伝達できる。従って、削孔ロッドに対 この削孔ロッドの軸方向に打撃力を効率的 及ぼすことができる。

 また、この発明にかかる削孔装置は、前 各ウエイトハンマが、少なくとも下端部に いて、一方のウエイトハンマに形成された 状部内に、他方のウエイトハンマに形成さ た軸部が摺動可能に貫通する形態をなすこ を特徴とする。

 この構成により、一方のウエイトハンマ シャンクロッド上面の中心部付近の所定領 を打撃し、他方のウエイトハンマがその中 線付近に隣接する環状の領域を打撃するこ となる。従って、シャンクロッドの上面の 領域に、常に均等の垂直打撃力が作用する この結果、このシャンクロッドが受けた打 力を削孔ロッドの全体に偏りなく伝達でき 削孔効率を向上することができる。

 この発明によれば、ウエイトハンマが複 存在しても、各ウエイトハンマがシャンク ッド上面において偏った位置を打撃するこ を回避し、シャンクロッド上面の中心線の りに均等に打撃力を及ぼすことができ、こ によってシャンクロッドおよび削孔ロッド 対する打撃力のロスを少なく抑えながら、 直方向に効率的に打撃、推進させることが きる。

 以下に、この発明の実施形態による削孔装 を、図面を参照して詳細に説明する。
 図1は、この実施形態による削孔装置の全体 を概念的に示す側面図、図2は、この実施形 における削孔装置の要部を示す斜視図、図3 、この実施形態における削孔装置の要部を す分解斜視図、図4(a)(b)は、この実施形態に おける削孔装置の要部を、作動の前後に分け て示す縦断面図、図5は、この発明の実施例 示すドリルヘッドの断面図、図6は、図5に示 すドリルヘッドの中央縦断面図である。

 この削孔装置は、図1に示すようにベース マシンBにリーダ1が起倒自在に立設され、こ リーダ1にドリルヘッド2が摺動自在に設け れている。通常、ベースマシンBにはパワー ニット3やコントロールボックス4およびブ ムシリンダ5、スライドシリンダ6等が設けら れ、リーダ1は、このベースマシンBにブーム リンダ5やスライドシリンダ6等のシリンダ 介して、起倒自在に立設されている。

 前記リーダ1には、スライドケース1Aがリ ダに沿って摺動自在に設けられ、このスラ ドケース1Aにはドリルヘッド2が固設され、 動手段によってリーダ1に沿って進退される 。この駆動手段は、従来公知の手段でよく、 本例においてはシリンダ6が採用されており シリンダ6のシリンダロッドの先端がスライ ケース1Aに連結されている。

 前記ドリルヘッド2内には、図2に示すよう 、互いに垂直方向に摺動自在に設けられた 対のウエイトハンマ7、8と、これらのウエイ トハンマ7、8を交互に持ち上げ、落下させる 転体9、10と、ウエイトハンマ7、8の落下線 に設けられ、ウエイトハンマ7、8の落下によ り打撃されるシャンクロッド11と、ウエイト ンマ7、8に設けけられたばね挿入孔12に収納 されて、ウエイトハンマ7、8をシャンクロッ 11の打撃方向へ付勢する圧縮ばね13と、シャ ンクロッド11を回転させる後述のモータ24の 動機構、などが内蔵されている。
 スライドケース1Aは、直方体の箱状であっ 、前記駆動手段としてのシリンダ6のシリン ロッド先端がスライドケース1Aに固着され いる。

 ウエイトハンマ7は、上部の半円柱部14と この半円柱部14より小径の下部の円筒部15と 、この円筒部15と半円柱部14とを連結する回 体受部16と、を有する。半円柱部14および円 部15より上方の回転体受部16を含む部分には 、円筒部15の内周と同一径で、この内周に連 する半円状切欠17がこれらの全長に亘って けられている。

 また、ウエイトハンマ8は、上部の半円柱 部18とこの半円柱部18より小径の下部の円柱 (軸部)19と、これらを連結する回転体受部20 を有する。この回転体受部20の内面側には、 円柱部19に連続するように、これと同一径の 円柱部21が一体に突設されている。

 ウエイトハンマ7、8はそれぞれ前述のよ に異なった構成を持ち、ウエイトハンマ8の 柱部19および半円柱部21は、ウエイトハンマ 7の円筒部15内および半円状切欠17に挿入およ 嵌合されている。これらはその挿入部およ 嵌合部において軸方向摺動自在となってい 。

 従って、ウエイトハンマ7、8を前記挿入 よび嵌合によって、図2および図4に示すよう にこれらの平らな垂直面で重ね合わせたとき 、円筒部15の下端面は、シャンクロッド11上 の中心線を中心として所定の環状領域を均 に打撃可能に対向(図4(a))し、円柱部19の下面 は、シャンクロッド11上面の中心線を中心と る所定の円形領域を均等に打撃可能に対向( 図4(b))する。

 前記回転体受部16、20はそれぞれ突起16a、 20aを有し、これらの各突起16a、20aに対向する 位置に、一つの回転軸22に直交する方向に取 付けられた2個の回転体9、10が臨んでいる。 これらの回転体9、10は全体としてプロペラ状 をなし、先端部の係止爪9a、10aは回転するこ によって回転体受部16、20の各突起16a、20aを 下から持ち上げ、各回転体受部16、20の上死 位置で各突起16a、20aから離れる。

 従って、回転体9、10の回転によって回転 受部16、20の各突起16a、20aを係止し、各圧縮 ばね13の付勢力が増大する方向に上昇させ、 定位置(上死点位置)でその係止を解除する とによって元の位置に下降させることがで る。この結果、ウエイトハンマ7、8の重力と 圧縮ばね13の反発力(付勢力)とが加わった打 力によって、シャンクロッド11の頭を打撃す ることができる。

 このときの各ウエイトハンマ7、8による 撃力は、図4(a)(b)に示すようにシャンクロッ 11の中心線を中心とする各領域に均等に作 する。従って、シャンクロッド11の中心線の 片側にのみ偏って打撃力を加える従来方法に 比べて、軸方向打撃力の削孔への有効利用が 図られる。つまり、打撃力を効率的に削孔ロ ッドに印加することができる。

 従って、モータ26を駆動すると、一方の 転体9の係止爪9aが図2に示すように一方のウ イトハンマ7を係止して、図2および図4(a)(b) 示すように、圧縮ばね13の付勢力が増大す 方向に移動させ、所定位置(例えば、ウエイ ハンマ7の上死点付近)で係止を解除する時 、回転する他方の回転体10の係止爪10aが他方 のウエイトハンマ8を係止し、他方のウエイ ハンマ8を圧縮ばね13の付勢力が増大する方 に移動させる。

 この動作は回転によって一方と他方の回 体9、10で交互に行われるので、一方と他方 ウエイトハンマ7、8は、各圧縮ばね13の付勢 力が増大する方向への移動と、打撃方向への 移動を交互に行うことになる。そして、回転 体9、10は互いに直交する関係にあるため、一 方の回転体9の1回転で一方のウエイトハンマ7 は2回の打撃を行い、他方の回転体10の1回転 他方のウエイトハンマ8も2回の打撃を行う。 一方と他方の回転体9、10は回転軸22に固設さ 、両方のウエイトハンマ7、8は同じシャン ロッド(被打撃体)11を打撃するので、回転軸2 2の1回転でシャンクロッド11を4回打撃する。 ち、モータ(駆動手段)26での回転軸22の1回転 で削孔ロッドを4回打撃することができる。

 このように、駆動手段(モータ)26には、常 にいずれかのウエイトハンマ7、8を係止する 荷がかかることになり、繰り返しの急激な 荷の変化を与えることがない。また、打撃 も回転軸22(回転体9、10)の1回転で4回打撃で るので、打撃数も大幅に増大させることが きる。

 次に実施例を挙げて更に詳細に説明する 図5はこの発明の実施例を示すドリルヘッド 2の断面図、図6は図5の中央縦断面図であり、 前記実施の形態と同一構成要素には同一符号 を付して説明する。

 同図において、ドリルヘッド2は、ケース 1A内に上下方向に摺動自在に設けられた2個の ウエイトハンマ7、8と、各ウエイトハンマ7、 8に付勢力を付与する圧縮ばね13と、各ウエイ トハンマ7、8毎に各々設けられて、回転する とによって原位置からウエイトハンマ7、8 係止して圧縮ばね13の付勢力を増大させつつ 上動させると共に上死点付近で係止を解除す る回転体9、10と、回転体9、10の回転でウエイ トハンマ7、8を係止して各圧縮ばね13の付勢 を増大させつつ上動させ、上死点付近で係 を解除することによってウエイトハンマ7、8 が原位置方向に落下し、ウエイトハンマ7、8 重力と各圧縮ばね13の付勢力との加重され 打撃力により打撃される被打撃体としての ャンクロッド11と、該シャンクロッド11を回 させるモータ24の伝動機構25などを内蔵する 。即ち、このドリルヘッド2は、ウエイトハ マ7、8とシャンクロッド11と、該シャンクロ ド11を回転させるモータ24の伝動機構25を内 し、打撃力と回転力を付与できるものとな ている。

 2個のウエイトハンマ7、8は、ケース1A内 上下動可能にかつ並列して設けられている この各ウエイトハンマ7、8には、各ウエイト ハンマ7、8を被打撃体としてのシャンクロッ 11の方向に付勢する各圧縮ばね13が設けられ ている。本例では各ウエイトハンマ7、8は上 にばね挿入孔12を持ち、圧縮ばね13は下方側 がウエイトハンマ7、8のばね挿入孔12に嵌入 れ、上端がケース1Aの天板23に当接して設け れ、ウエイトハンマ7、8には圧縮ばね13の付 勢力がシャンクロッド11に向かって作用する うになっている。

 本例では圧縮ばね13は、各ウエイトハン 7、8に3本ずつが設けられている。前記各ウ イトハンマ7、8は、シャンクロッド11を打撃 ることによってシャンクロッド11に連結さ る削孔ロッドに打撃力を付与する。従って 各圧縮ばね13が設けられていると、ウエイト ハンマ7、8の自由落下の打撃力に、圧縮ばね1 3の付勢力が加重される。

 前記ウエイトハンマ7、8は、ケース1A内に 回転不可であって上下方向に摺動自在に装着 されるので、ウエイトハンマ7、8を持ち上げ 落下時に回動しないので好ましい。本例で 、ケース1Aは形状が横断面非円形(矩形状)で あり、ウエイトハンマ7、8もこのケース23の 円形断面に対応する非円形断面形状部を具 する。

 前記ウエイトハンマ7、8は、回転体9、10 回転によって圧縮ばね13を圧縮しつつ上動さ れ、続いて落下される。即ち、回転体9、10は 、回転することによって原位置から前記ウエ イトハンマ7、8を係止して圧縮ばね13を圧縮 つつ上動させると共に、上死点付近で係止 解除する。ウエイトハンマ7、8は、回転体9 10の回転で原位置から圧縮ばね13を圧縮しつ 上動され、上死点付近で係止が解除される とによって自由落下の重力と圧縮ばね13の 勢力との加重された打撃力によりシャンク ッド11を打撃する。

 前記回転体9、10は同じモータ26の同じ回転 22に固設されており、この回転体9、10にはそ れぞれ180度の間隔で係止爪9a、10aが設けられ おり、一方の回転体9の係止爪9a、9aを結ぶ と他方の回転体10の係止爪10a、10aを結ぶ線が 直交する位置関係で並列して固設されている 。
 従って、回転体9、10をモータ26で回転させ と、一方の回転体9の係止爪9aが一方のウエ トハンマ7を係止して圧縮ばね13の付勢力を 大させつつ上動して、上死点付近で係止を 除する時に、回転する他方の回転体10の係止 爪10aが他方のウエイトハンマ8を係止して圧 ばね13の付勢力を増大させつつ上動させる。

 この動作は、回転することによって一方と 方の回転体9、10で交互に行われるので、一 と他方のウエイトハンマ7、8は、上動と落 打撃を交互に行うことになる。この一方と 方のウエイトハンマ7、8による交互の打撃は 、各回転体9、10に180度の間隔で係止爪9a、10a 設けられているので、回転体9、10の1回転で それぞれ2回打撃することになる。従って、 方と他方の回転体9、10は、同じ回転軸22に固 設され、両方のウエイトハンマ7、8は同じシ ンクロッド11を打撃するので、回転体9、10 両方の1回転(回転軸22の1回転)でシャンクロ ド11を4回打撃することができる。
 なお、回転軸22に設ける回転体9、10を、該 転体9、10でウエイトハンマ7、8の互いに当接 する方向に両側から挟持する格好に設けると 、ウエイトハンマ7、8が離間するのを防止で ると共に、ウエイトハンマ7、8が回転する を防止できるので好ましい。

 また、前記シャンクロッド11は回転可能 なっており、モータ24に伝動機構25を介して 結され回転される。本例では図5http://www6.ipd l.inpit.go.jp/Tokujitu/tjitemdrw.ipdl?N0000=231&N0500=4E _N/;>6=<6<=<///&N0001=8&N0552=9&N055 3=000007および図6に示すようにシャンクロッド 11の外周にスピンドルギア27がスプライン結 により相対移動自在に設けられ、このスピ ドルギア27にモータ24の駆動軸に連結された ア28が噛合されている。従って、シャンク ッド11は、モータ24の駆動による回転力が、 ア28、スピンドルギア27を介して伝達され回 転される。

 しかして、この実施例のドリルヘッド2を 備える削孔装置によれば、次のように作用す る。シャンクロッド11に削孔ロッドを連結す と、削孔ロッドには、ウエイトハンマ7、8 交互に付与される自由落下の打撃力に各圧 ばね13の付勢力が加重された打撃力と、モー タ24による回転力と、駆動源で回動するチェ ンまたはシリンダによる給進力が伝達され 。従って、この削孔装置によれば、削孔ロ ドに打撃力、回転力および給進力を付与し 削孔することができる。

 また、モータ24の駆動を停止してシャン ロッド11の回転を止め、モータ26よる回転体9 、10だけの駆動でウエイトハンマ7、8だけを 動させ、ウエイトハンマ7、8の打撃力と給進 力だけを付与することも、また、モータ26の 動を停止してウエイトハンマ7、8の作動を め、モータ24の駆動によりシャンクロッド11 けを回転させ、回転力と給進力だけを付与 ることも、選択的に施工することが可能と る。

 しかも、回転体9、10は、一方の回転体9の 係止爪9aが一方のウエイトハンマ7を係止して 駆動し、この一方のウエイトハンマ7の係止 外れる時に、駆動している他方の回転体10の 係止爪10aが他方のウエイトハンマ8を係止し また、他方の回転体10の係止爪10aが他方のウ エイトハンマ8を係止して駆動し、この他方 ウエイトハンマ8の係止が外れる時に、駆動 ている一方の回転体9の係止爪9aが一方のウ イトハンマ7を係止するようになっており、 この回転体9、10は同じモータ26の同じ回転軸2 2に固設され、各ウエイトハンマ7、8は、同じ シャンクロッド11を打撃する。

 また、この実施例では、特に、ウエイトハ マ7、8が2個存在し、図4(a)(b)に示すように、 それぞれがシャンクロッド11の被打撃面に対 、中心線の周りの円形状領域およびその周 の環状領域に対し交互に略均等(中心線に対 し一方に偏らない領域)に打撃力を加える形 を持つ。
 これによって、各ウエイトハンマ7、8がシ ンクロッド11上面において偏った位置を打撃 することを回避し、シャンクロッド11の中心 の周りに均等に打撃力を及ぼすことができ これによってシャンクロッド11および削孔 ッドを垂直面内で効率的に打撃、推進させ ことができる

 また、モータ26には、駆動中ウエイトハン 7、8の内の、いずれか一方の一定の負荷が常 に掛かるので、モータ26には負荷の急激な変 の繰り返しによる過激な負担をかけること なくなり、モータ26の耐久性も向上するし モータ26は油圧モータだけでなくエアモータ および電動モータも使用できる。
 さらに、2個のウエイトハンマ7、8で交互に ャンクロッド11を打撃するし、それも回転 9、10の1回転で、それぞれのウエイトハンマ7 、8が2回打撃するので、シャンクロッド11は 転軸22の1回転で4回打撃されることとなり、 位時間当りの打撃数を大幅に増大すること できる。打撃数を増大することができるの 、削孔効率も大幅に向上することができる
 なお、前記削孔装置は、図1のクローラタイ プのほか、ベースマシン載置タイプやバック ホウタイプ等にも広く適用できることは、言 うまでもない。

この発明の実施の形態を示す削孔装置 側面図である。 この発明の実施の形態を示す要部の斜 図である。 この発明の実施の形態を示す要部の分 斜視図である。 この発明の実施の形態を示す要部の作 前後の状態(a)(b)を示す縦断面図である。 この発明の実施例を示すドリルヘッド 断面図である。 この発明の実施例を示す図5の中央縦断 面図である。

符号の説明

 1 リーダ
 1A スライドケース
 2 ドリルヘッド
 7、8 ウエイトハンマ
 9、10 回転体
 9a、10a 係止爪
 11 シャンクロッド
 13 圧縮ばね
 14、18 半円柱部
 15 円筒部
 16、20 回転体受部
 17 半円状切欠
 19 円柱部
 21 半円柱部
 22 回転軸
 26 モータ(駆動手段)