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Title:
EA MATERIAL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/019938
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an easily molded EA material, which is reinforced near the root of a mounting portion. Reinforcing members (23) are buried in a mounting portion (22) of an EA material (20), which includes a disc-shaped body portion (21) made of a foamed resin such as hard urethane foam, and the mounting portion (22) extending from the side face of the body portion (21). The reinforcing members (23) are extended so far as the inside of the body portion (21) from the mounting portion (22). This mounting portion (22) has mounting holes (24) formed therein for mounting the EA material (20) on a core or the like. The mounting holes (24) extend through the reinforcing members (23) in the thickness direction of the mounting portion (22).

Inventors:
TADA SHIN (JP)
HIRATA YUTAKA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061350
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
June 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BRIDGESTONE CORP (JP)
TADA SHIN (JP)
HIRATA YUTAKA (JP)
International Classes:
F16F7/00; B60J5/00
Foreign References:
JP2005207524A2005-08-04
JP2004345464A2004-12-09
JPS5839548A1983-03-08
JPH0559711A1993-03-09
JP2005207524A2005-08-04
JP2006022898A2006-01-26
Other References:
See also references of EP 2180205A4
Attorney, Agent or Firm:
SUGIMURA, Kenji et al. (3-2-1 Kasumigasek, Chiyoda-ku Tokyo, JP)
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Claims:
  一体に成形された樹脂発泡体よりなる本体部及び、該本体部の側面から突出する取付部を有するEA材において、
該取付部内に補強片が設けられ、該補強片が該本体部内にまで延在していることを特徴とするEA材。
 請求項1において、前記取付部に取付孔が貫通しており、該取付孔が前記補強片を貫通していることを特徴とするEA材。
 請求項2において、前記補強片に、前記取付孔の内周面を形成する筒部が設けられていることを特徴とするEA材。
 請求項3において、該筒部の内周面に凸部が設けられていることを特徴とするEA材。
 請求項4において、該凸部は、該筒部の内周面に周設された凸条であることを特徴とするEA材。
 請求項3ないし5のいずれか1項において、前記補強片は、互いに略平行な1対のプレートと、これらプレート同士を繋ぐ前記筒部とを具えていることを特徴とするEA材。
 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記補強片は金属又は合成樹脂よりなることを特徴とするEA材。
Description:
EA材

 本発明は、EA材(衝撃エネルギー吸収材)に 係り、特に自動車のトリムに適用するのに好 適なEA材に関するものである。

 自動車のドアトリム、ボディサイドトリム には、側面衝突(側突)時の衝撃エネルギー 吸収(Energy Absorption:EA)のために、たとえばパ ッド材として硬質ウレタンよりなるEA材が用 られている。
 ドアトリムパッド材としての硬質ウレタン EA材を取り付ける方法として、特許文献1に 、第6図に示す構造が記載されている。第6 は、同特許文献の図1に記載されたEA材の取 構造を示す断面図である。

 この従来例では、硬質ウレタンフォーム りなるEA材1は、本体部1bと、該本体部1bの側 面から突設された取付部としての張出部1aと 有する。この張出部1aにクリップ2が一体に けられている。このEA材1を心材5に取り付け るには、心材5から突設された円柱状の突起6 該クリップ2に内挿されるようにしてEA材1を 心材5に重ね合わせる。この突起6は、ポリエ レン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂よ なる。次いで、突起6の先端に溶融治具(図 略)を押し当て、突起6の先端を略円盤状に拡 径させてフランジ状押え部6aを形成する。こ により、EA材1が心材5に固定される。

 また、張出部1aの代わりに、別体構造にな 取付プレートを設けたEA材が特許文献2に記 されている。
 第7図(a)は同文献の図1に示されるEA材の斜視 図であり、第7図(b)は第7図(a)のB-B線に沿う断 図である。

 硬質ウレタンフォーム等よりなるEA材本 12の側面から取付部として3枚の取付プレー 13が突設されている。この取付プレート13は EA材本体12の発泡成形時に金型に取り付けて おくことにより、EA材本体12と一体化される 取付プレート13は、ウレタン樹脂、ナイロン 、フェルトプレス、鉄などよりなる。各取付 プレート13の先端側には開口14が板厚み方向 貫設されている。

 このEA材11も前記第6図に示すものと同様に て心材に取り付けられる。
 即ち、このEA材11を心材5に取り付けるには 第6図と同様に、心材から突設された円柱状 突起が該開口14に内挿されるようにしてEA材 本体12の後面を心材に重ね合わせ、次いで、 起の先端に溶融治具(図示略)を押し当て、 起の先端を略円盤状に拡径させてフランジ 押え部を形成する。これにより、EA材11が心 に固定される。

特開2005-207524

特開2006-22898

  上記特許文献1に記載されたEA材にあって 、張出部1aの付け根付近に応力が集中し易い 強度上のうれいがあり、また、特許文献2に 載されたEA材にあっては、取付プレート13が 体部12から抜け易い一方で、取付プレート13 の突出端側が硬質ウレタンフォームで覆われ ずに露出しているため、成形しにくいという 短所がある。
 即ち、第7図のEA材11を成形する場合は、取 プレート13の突出端側を金型の上型と下型と で挟持しておき、取付プレートの基端側を金 型のキャビティ内に突出させた状態でウレタ ンの発泡成形を行うのであるが、上型及び下 型の寸法誤差のために取付プレートの挟持が 緩くなり、取付プレート13の突出端側(露呈し ている部分)にウレタンがバリ状にはみ出し い。

  本発明は、上記従来の問題点を解決す ものであり、取付部の付け根付近が十分に 強された、成形が容易なEA材を提供すること を目的とするものである。

  この発明のEA材は、一体に成形された樹 脂発泡体よりなる本体部及び、該本体部の側 面から突出する取付部を有するものであって 、該取付部内に補強片が設けられ、該補強片 が該本体部内にまで延在していることを特徴 とするものである。

  ここで好ましくは、前記取付部に取付 が貫通しており、該取付孔が、前記補強片 も貫通しているものとする。

  そしてこの場合は、前記補強片に、前 取付孔の内周面を形成する筒部が設けられ いることが好ましい。

  さらに、該筒部の内周面には凸部が設 られていることがより好ましい。

  そしてまた、上記凸部は、該筒部の内 面に周設された凸条であることが一層好ま い。

  ところで、前記補強片は、互いに略平 な1対のプレートと、これらプレート同士を ぐ前記筒部とを具えるものであることが好 しい。

  以上に述べたところにおいて、前記補 片は金属又は合成樹脂よりなるものである とが好ましい。

  本発明のEA材にあっては、取付部内に設 けられた補強片が本体部内にまで延在してい るので、取付部の付け根付近の強度が高い。 また、このEA材は、補強片が取付部に埋設さ るように設けられるため、成形も容易であ 。

  このEA材をトリム等のパッド材として、 心材その他に取り付けるためには、それの取 付部に取付孔が設けられていることが好まし く、この取付孔が補強片を貫通することによ り、EA材の心材等の部材への取付強度が向上 ることになる。

  そして、その補強片に、取付孔の内周 を形成する筒部を設けておくと、心材側の 起などの取付具を取付孔内に挿入し易くな 。また、この筒部に、周回凸条などの凸部 設けておくと、EA材成形用金型に設けたピン などで補強片をしっかりと保持しておくこと ができる。

(a)は第1の実施の形態に係るEA材の厚み 向の断面図、(b)は、このEA材の補強片の斜 図、(c)はEA材の成形用金型の一部の断面図で ある。 (a)は第2の実施の形態で用いられる補強 片の平面図、(b)はこの補強片の側面図、(c)は この補強片の斜視図である。 (a)は第2図(b)のIII-III線に沿う拡大断面 、(b)は第3図(a)のB部分の拡大図である。 第2の実施の形態に係るEA材の斜視図で る。 第4図のV-V線に沿う拡大断面図である。 従来例を示す断面図である。 (a)は別の従来例を示す斜視図、(b)は(a) B-B線断面図である。

符号の説明

 20,30 EA材
 21,31 本体部
 22,32 取付部
 23,40 補強片
 24,34 取付孔
 26 金型
 29 キャビティ
 41 上プレート
 42 下プレート
 43 円筒部
 43a 凸条
 44 リブ部

 以下、第1図~第4図を参照して、EA材の実 の形態について説明する。

 第1図(a)は第1の実施の形態に係るEA材の厚 み方向の断面図、第1図(b)は、このEA材の補強 片の斜視図、第1図(c)はEA材の成形用金型の一 部の断面図である。第2図~第5図は第2の実施 形態に用いられる補強片の説明図である。

 第1図に示すEA材20は、それぞれ硬質ウレタ フォームなどの発泡樹脂よりなる盤状、す わち、平たい台状の本体部21と、該本体部21 側面から張り出す取付部22とを有してなり この取付部22内に補強片23を埋設してなる。
 この補強片23は、取付部22から本体部21内に で延在している。なお、第1図(a)の左側の取 付部22と右側の取付部22とは別体物であるが それらは一連一体であってもよい。

  取付部22には、このEA材20を心材等に取り けるための取付孔24が設けられている。この 取付孔24は、補強片23を貫くようにして取付 22を厚み方向に貫通している。この取付孔24 入口側部分は、奥側ほど小径となるテーパ となっている。
 補強片23の、本体部21からの突出端側に、こ の取付孔24と同軸状に開口23aが設けられてい 。

  補強片23の基端側には開口23bが設けられて いる。この開口23bを設けたことにより、補強 片23よりも上側のウレタンフォームと下側の レタンフォームとが開口23bを介して一体化 る。これにより、補強片23とウレタンフォ ムとの一体性が向上する。
 補強片23としては、硬質合成樹脂や、アル 等の金属が好適であるが、ウレタンフォー となじみのよい種類の硬質合成樹脂が好適 ある。

  このEA材20も、前記第6図に示すものと同様 にして心材等に取り付けられる。
 即ち、心材(第1図では図示略)から突設され 円柱状の突起が該取付孔24に内挿されるよ にしてEA材20を心材に重ね合わせる。この突 は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱 塑性樹脂よりなる。次いで、突起の先端に 融治具(図示略)を押し当て、突起の先端を 円盤状に拡径させてフランジ状押え部を形 する。これにより、EA材20が心材に固定され 。ただし、スタッドボルトや、各種形状の リップによってEA材20を心材に取り付けるこ とも可能である。

  このEA材20にあっては、補強片23が取付部22 から本体部21にまで連続して延在しているの 、取付部22の付け根付近(基端側)に応力が集 中しても、付け根付近に亀裂や断裂等は生じ ることがない。
  なお、この場合、補強片23の全長の20~50%程 度が本体部21内に配置されることが望ましい

  このEA材20は、補強片23を、第1図(c)に示す うに金型26にセットしておき、キャビティ29 内にてウレタン原液を発泡させることにより 成形することができる。
 この金型26は、下型27及び上型28を備えてお 、下型27及び上型28からそれぞれテーパ形の ピン27a,28aが突設されている。これらのピン27 a,28aの先端を補強片23の開口23aに挿入するこ により、補強片23がキャビティ29内に保持さ る。なお、開口23aに差し込まれるピン27a,28a の先端側は、ストレートな円柱状となってい る。

  このように補強片23の全体が金型26内に 置され、EA材は、補強片23を鋳ぐるむように 成形されるので、ウレタンが補強片23の露呈 へバリ状にはみ出すということがない。

  第2図~第5図を参照して第2の実施の形態に いて説明する。
  第2図(a)は第2の実施の形態で用いられる補 強片の平面図、第2図(b)はこの補強片の側面 、第2図(c)はこの補強片の斜視図である。第3 図(a)は第2図(b)のIII-III線に沿う拡大断面図、 3図(b)は第3図(a)のB部分の拡大図である。第4 図は第2の実施の形態に係るEA材の斜視図、第 5図は第4図のV-V線に沿う拡大断面図である。

  第4,5図の通り、このEA材30も、一体に成 された硬質ウレタンフォームよりなる盤状 本体部31と、本体部31の側面から突設された 取付部32とを有し、この取付部32から本体部31 内にまで延在するように補強片40が埋設され いる。取付部32には、補強片40を貫通して取 付孔34が設けられている。

  この補強片40は、第2,3図の通り、互いに平 行な上プレート41及び下プレート42と、これ 上プレート41と下プレート42とを繋ぐように けられた円筒部43及びリブ部44とを有してい る。上プレート41及び下プレート42は、平面 形状が細長い涙滴形状のプレートであり、 の広い先端側に開口41a,42aが設けられている
 円筒部43はこれらの開口41a,42aと同軸かつ同 に設けられている。この円筒部43の筒軸方 の中間部に、内周面を周回する凸条43aが設 られている。この凸条43aは、幅0.3~0.8mm程度 内周面からの隆起高さが0.1~0.2mm程度のもの ある。

  リブ部44は、一端がこの円筒部43に連なり 他端が上プレート41及び下プレート42の基端 側の端部にまで延在する平板状である。この リブ部44には、リブ部44の両側のウレタンフ ームを連続させるための開口44aが設けられ いる。
 図示はしないが、同様の開口は上プレート4 1、下プレート42にも設けてもよい。

  なお、この補強片40も、全長の20~50%程度 が本体部31内に配置されることが望ましい。

  このように構成されたEA材30も、前記第6 図と同様にして心材等の部材に取り付けるこ とができる。

  このEA材30も、取付部32から本体部31にかけ て補強片4が連続して埋設されており、取付 32の強度が高い。
 また、補強片40はウレタンフォーム内部に 設されており、ウレタンが補強片の露呈部 バリ状にはみ出すこともない。

  このEA材30も前記EA材20と同様の金型を用い て成形することができる。
 この場合、補強片40の円筒部43の内周面に凸 条43aが周設されているので、下型のピンを円 筒部43に差し込み、且つ凸条43aに押し込むこ により、補強片40をガタツキなしに保持す ことができる。なお、ピンの直径は円筒部43 の凸条43a以外の部分の内径よりも小さく、凸 条43aの位置における円筒部43の内径よりも大 いものとする。

  この補強片40の上プレート41と下プレー 42との間にウレタンフォームが入り込むの 、EA材30のウレタンフォームと補強片40との 体性が高い。

  上記実施の形態は本発明の一例であり 本発明は図示以外の形態をもとりうる。例 ば、凸条43aは、2条以上設けられてもよい。 た、凸条43aは、内周面全周にわたって周回 るのではなく、途中で途切れていてもよい

  本発明のEA材は、ウレタン以外の樹脂にて 成形されてもよい。本発明のEA材は、心材以 の部材に取り付けられてもよい。
 
 
 




 
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