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Patent Searching and Data


Title:
ELECTRIC CORD WINDER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/081602
Kind Code:
A1
Abstract:
An electric cord winder comprises a reel (3) which can rotate freely around a reel shaft (11). The reel (3) has a tubular portion (15) around the outer periphery of which an electric cord (9) is taken up, and a partition wall portion (14) arranged on the inside of the tubular portion (15) while intersecting the reel shaft (11), wherein a pair of annular spaces (17, 18) are formed on the opposite sides of the partition wall portion (14) and on the inner circumferential side of the tubular portion (15). A spiral urging member (4) having one end stopped to the reel shaft (11) and the other end stopped to the tubular portion (15) and urging the reel (3) in a predetermined direction around the reel shaft (11) is contained in one annular space (17). A spiral conductive member (5) having one end secured to the reel shaft (11) and connected electrically with wiring continuous to the outside of the reel shaft (11) and the other end secured to the tubular portion (15) and connected electrically with the electric cord (9) is contained in the other annular space (18). Consequently, an electric cord winder simple in structure which can be miniaturized, is manufactured inexpensively, and is suitably structured to be applicable to a plurality of terminals can be provided.

Inventors:
TAKI MOTOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/050051
Publication Date:
July 10, 2008
Filing Date:
January 05, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MOBIX INC (JP)
TAKI MOTOJI (JP)
International Classes:
H04R1/10; B65H75/48
Foreign References:
JP2001187675A2001-07-10
JPS63109525U1988-07-14
JP2006056706A2006-03-02
JPH08163685A1996-06-21
JPS63214099A1988-09-06
JPH01156178U1989-10-26
Attorney, Agent or Firm:
NAKAI, Nobuhiro (OSAKA BRANCH OFFICE BLDG. 7F2-16 Kitahamahigashi, Chuo-ku, Osaka-shi Osaka 31, JP)
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Claims:
 リール軸回りに回転自在なリールを備え、このリールは、外周に電気コードが巻き取られる筒状部と、この筒状部の内側に配置され、前記リール軸と交差する隔壁部とを有し、筒状部の内周側かつ隔壁部の両側に一対の環状空間が形成されたものであり、
前記リールの一方の環状空間には、一端が前記リール軸に止着され、他端が前記筒状部に止着され、リールをリール軸回りの所定方向に付勢する渦巻き状の付勢部材を収納し、
他方の環状空間には、一端が外部に続く配線に電気的に接続され、他端が前記電気コードに電気的に接続された渦巻き状の導電部材を収納したことを特徴とする電気コード巻取装置。
 前記導電部材は、薄肉の断面形状をした電線の周囲を絶縁素材で被覆したフレキシブルな帯状である請求項1に記載の電気コード巻取装置。
 前記リール軸に軸方向に貫通したスリットを設け、前記導電部材の一端を前記スリットから一旦前記電気コード巻取装置を構成するケース部材の外側へ導き出し、再度、前記ケース部材の内側へ挿入し、外部に続く配線に電気的に接続されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気コード巻取装置。
Description:
電気コード巻取装置

 この発明は、携帯電話機や携帯型音楽プ ーヤー等に接続して使用されるイヤホンや ッドホンの電気コードを巻き取って収納す 電気コード巻取装置に関する。

 この種の電気コード巻取装置の従来技術と て、例えば特許文献1がある。この電気コー ド巻取装置は、先端にイヤホン等の端末機器 を取り付けた長い電気コードを、リール軸回 りに回転自在なリールに巻き取るようにした ものであり、この電気コードとは別に、先端 に携帯電話機等の本体機器に接続するための ジャックを取り付けた短い電気コードが設け られ、これら端末機器側電気コードの電線と 本体機器側電気コードの電線とが、リールの 内周に収容したゼンマイ状導電体で電気的に 接続されている。ゼンマイ状導電体は、導電 性材料からなるゼンマイバネであり、前記両 電気コードの電線を電気的に接続する導電体 としての役割と、リールを電気コード巻取側 に付勢する付勢手段としての役割とを担って いる。

特願平11-375174号公報

 上記構成の電気コード巻取装置では、端 機器側電気コード内の電線ごとにゼンマイ 導電体が設けられるため、最低でも2個のゼ ンマイ状導電体が必要である。ゼンマイ状導 電体に十分な付勢手段としての機能を持たせ るためには、ゼンマイ状導電体はある程度の 幅および長さを要する。また、ゼンマイ状導 電体は比較的高価な部品である。このため、 1つの電気コード巻取装置に2個以上のゼンマ 状導電体を設けるのは、構造の複雑化なら にサイズの大型化につながり、さらにはコ トアップにもなっていた。

 特許文献1に開示されている実施形態では 、端末機器としてイヤホン・マイクが設けら れているだけであるので、ゼンマイ状導電体 は2個でよいが、イヤホン等の音響用端末機 の他に、ディスプレイ等の映像用端末機器 その他の端末機器など複合的な機能を備え とした場合、3芯以上に対応しなければなら 、さらに多くのゼンマイ状導電体が必要と る。その結果、巻取装置自体の構造が複雑 かつ大型化し、高価なものとなってしまう このような理由から、上記従来の電気コー 巻取装置は、複数の端末機器に対応する構 とするのが難しかった。

 本発明は、上記事情に鑑みなされたもの あり、構造が簡略で、小型化でき、製作コ トが安く、複数の端末機器に対応可能な構 とするのに適した電気コード巻取装置を提 することを課題としている。

 上記課題に対して、本発明は次のように構 した。すなわち、本発明に係る電気コード 取装置は、リール軸回りに回転自在なリー を備え、このリールは、外周に電気コード 巻き取られる筒状部と、この筒状部の内側 配置され、前記リール軸と交差する隔壁部 を有し、筒状部の内周側かつ隔壁部の両側 一対の環状空間が形成されたものであり、 記リールの一方の環状空間には、一端が前 リール軸に止着され、他端が前記筒状部に 着され、リールをリール軸回りの所定方向 付勢する渦巻き状の付勢部材を収納し、他 の環状空間には、一端が前記リール軸に固 かつ前記リール軸の外部に続く配線に電気 に接続され、他端が前記筒状部に固定かつ 記電気コードに電気的に接続された渦巻き の導電部材を収納したことを特徴としてい 。
 この電気コード巻取装置は、前記リール軸 軸方向に貫通したスリットを設け、前記導 部材の一端を前記スリットから一旦前記電 コード巻取装置を構成するケース部材の外 へ導き出し、再度、前記ケース部材の内側 挿入したことを特徴とする。
この電気コード巻取装置は、例えば、前記リ ール軸の外部に続く配線の導電部材と反対側 の端部、および前記電気コードの前記導電部 材と反対側の端部のいずれか一方に、本体機 器への接続手段を設け、他方に、端末機器を 直接設けるか、又は端末機器への接続手段を 設ける。

 この発明の構成によれば、リールをリー 軸回りに一方向に回転させると、リール筒 部の外周に電気コードが巻き取られ、反対 向にリールを回転させると、リール筒状部 外周に巻き取られている電気コードが繰り される。その際、リールとリール軸との位 変化に合わせて、渦巻き状の付勢部材およ 導電部材の巻回状態が変化する。例えば、 勢部材が電気コードを巻き取る側にリール 付勢している場合、電気コードを自動で巻 取ることができる。

 付勢部材と導電部材とがリール隔壁部によ て隔てられた2つの環状空間にそれぞれ収容 されていて、両者が互いに干渉しないため、 トラブルが生じにくく、かつ組立性も良好で ある。
 また、導電の役割を導電部材が担い、リー を付勢する役割を付勢部材が担う構成とし ため、導電部材が複数本の電線を有する場 でも、付勢部材が一個で済む。これにより 構造の簡略化、および小型化が可能である また、安価に製作することができる。加え 、一本の導電部材に多数の本数の電線を配 ても、上記各利点が損なわれないので、複 の端末機器に対応可能な構成とするのに有 である。

 この発明において、前記導電部材を、薄 の断面形状をした電線の周囲を絶縁素材で 覆したフレキシブルな帯状とすると、渦巻 状の巻回するのに都合がよく、かつ折り曲 ることが可能となる。導電部材を折り曲げ ことが可能であると、導電部材のリール軸 の端部を折り曲げてリールの外に取り出す とができるため、導電部材で前記リール軸 外部に続く配線を兼用させられる。それに って、部品数を低減することができる。

 本発明に係る電気コード巻取装置は、外周 電気コードを巻き取るリールに一対の環状 間を形成し、一方の環状空間に、リールを ール軸回りの所定方向に付勢する渦巻き状 付勢部材を収納し、他方の環状空間に、電 コードとリール軸側の配線とを電気的に接 する渦巻き状の導電部材を収納した構成と たことにより、構造が簡略で、小型化でき 製作コストが安く、複数の端末機器に対応 能な構成とするのに適したものとなった。
 さらに、導電部材をリール軸に軸方向に貫 したスリットに通すことにより、導電部材 リールの回転に影響を与えず、かつ、リー の回転による導電部材への摩擦をもたらす とがないことから、長寿命、高品質の電気 ード巻取装置を提供することが可能となっ 。

 以下、本発明の好ましい実施形態を、図 に表わされた実施例に基づき説明する。

 図1(a)は本実施例に係る電気コード巻取装置 の正面図、図1(b)は本実施例に係る電気コー 巻取装置の左側面図、図1(c)は本実施例に係 電気コード巻取装置の右側面図、図2は本実 施例に係る電気コード巻取装置の一部を省略 した正面図、図3は本実施例に係る電気コー 巻取装置の分解組立図、図4(a)はリールの導 部材側を示した斜視図、図4(b)はリールの付 勢部材側を示した斜視図、図5(a)は帯状プリ ト基板の斜視図、図5(b)はリール、付勢部材 帯状プリント基板の位置関係を示す参考斜 図、図6(a)は帯状プリント基板の一部分の正 面図、図6(b)は同基板の一部分の断面図、図7( a)は異なる帯状プリント基板の一部分の正面 、図7(b)は同基板の一部分の断面図、図8は 気コード巻取装置の使用状態を示す斜視図 ある。
 この電気コード巻取装置1は、正面側ケース 部材2aと背面側ケース部材2bとでなるケース2 このケース2の内部に収容されたリール3、 勢部材4、導電部材5、巻取ボタン6、および イク7、リール3に巻き取られるイヤホン8付 の電気コード9、ケース2の外部から取り付け られる端子コード10、カバー40等からなる。

 正面側ケース部材2aの裏面中央部には、 面側ケース部材2bの側に突出するリール軸11 一体に設けられ、組立完了時にはリール軸 け凹部2fに嵌合する(図3)。このリール軸11は 、外周が円形の軸で、突出側の端面から正面 側ケース部材2aの表面に至る軸方向のスリッ 12が形成されている。このスリット12は、付 勢部材4の端部4aを係合可能、かつ導電部材5 挿通可能な形状および寸法とされている。

 前記リール軸11にはリール3の円形孔13が 合し、リール3がリール軸11の回りに回転自 に設けられている。リール3は、中央部に前 円形孔13が形成された円板状の隔壁部14と、 この隔壁部14の外周縁に続く略円筒形の筒状 15と、この筒状部15の両端に形成されたフラ ンジ部16とからなる。フランジ部16の外周に 、複数の歯16aが形成されている(図5(b))。筒 部15の内周側かつ隔壁部14の両側に、一対の 状空間17、18が形成されている(図4)。なお、 本実施例の場合、軸方向に2分割された一対 リール部材3a、3bを接合して、一つのリール3 としている(図3、図5(b))。

 前記一対の環状空間17、18のうち、一方の 環状空間17には渦巻き状の付勢部材としての ンマイバネ4が収納されている(図4(b))。この ゼンマイバネ4は、一端がスリット12に係合さ せてリール軸11に止着され(図3)、他端がリー 筒状部15の内周に形成された係合部15aに係 されており(図4(b))、リール3を電気コード巻 方向Xに付勢する(図2)。

 また、他方の環状空間18には、渦巻き状の 電部材として、帯状プリント基板5(FPC:フレ シブルプリント配線板)(図5(a))が収納されて る(図4(a))。
 この帯状プリント基板5は、薄肉の断面形状 をした電線20(本実施例では2本)の周囲を絶縁 材21で被覆したもので(図6)、フレキシブル を有する。帯状プリント基板5の渦巻き中心 の端部5aは、折り曲げられて、リール軸11の スリット12を通って一旦ケース2aの外に取り され、挿入孔2cより再度ケース2a内に挿入さ る。この時、帯状プリント基板の5c部分が ース2aに設けた溝2eに嵌合する(図3)。そして 端部5aの電線20の接点は、端子コード10の電 の接点に接合される(図2)。
 また、渦巻き外側の端部5bは、リール筒状 15の内周に形成された係合部15bに係合させて 固定されている。この端部5bの電線20の接点 、電気コード9の電線の接点に接合される(図 4(a))。
 これら接点同士の接合には、例えばハンダ けが用いられる。

 図2に示すように、巻取ボタン6は、操作 6a、爪部6b、バネ部6c、回動軸6dを具備し、リ ール3の外周近傍に、ケース2a、2bに設けた回 軸受け2g(図3)に嵌合する回動軸6dを中心に回 動自在に取り付けられている。操作部6aは、 ース2の開口部2dから外部に露出している。 部6bは、前記リールフランジ部16の歯16aと係 合するように設けられている。バネ部6cは、 ース2の内面に当接して、爪部6bをフランジ 16に押し付けている。通常状態では、爪部6b がリールフランジ部16の歯16aに係合して、巻 方向Xへのリール3の回転が規制されている 、操作部6aを押して爪部6bと歯16aの係合を外 と、前記規制が解除されて、ゼンマイバネ4 の付勢力によりリール3が巻取方向Xに回転す ようになっている。

 マイク7は、ケース2に固定して取り付けら 、端子コード10のケース側端部に電気的に接 続されている(図2)。また、端子コード10のケ ス側端部には、電気コード9および帯状プリ ント基板5を介してイヤホン8も電気的に接続 れている(図2)。端子コード10は、ケース側 は反対側の端部に、携帯電話機等の本体機 に接続するための接続端子10aを有している( 3)。
 カバー40は、正面側ケース部材2aの表面に装 着される。

 図8は、この電気コード巻取装置1の使用 態の一例を示す図である。電気コード巻取 置1が、端子コード10の接続端子10aにより、 帯電話機30に接続してある。使用時には、イ ヤホン8をつまんで電気コード9を適当な長さ 引き出すことができる。使用しない時には 巻取ボタン6の操作部6aを押すことで、電気 ード9が自動でリール3に巻き取られる。

 この電気コード巻取装置1は、リール3を 定の巻取方向に付勢する付勢部材であるゼ マイバネ4と、電気コード9と端子コード10を 気的に接続する導電部材である帯状プリン 基板5とを、リール3の隔壁部14によって隔て られた2つの環状空間17、18にそれぞれ収容し 構成としたため、両者4、5が互いに干渉す ことを防ぐことができる。それにより、引 出し、巻取りの際におけるトラブルが生じ 、かつ組立性が良好なものとなっている。

 また、リール3を付勢する役割および導電 の役割を、ゼンマイバネ4と帯状プリント基 5とで完全に分けて分担する構成としたため 帯状プリント基板5が複数本の電線20を有す 場合でも、ゼンマイバネ4が一個で済む。こ れにより、構造の簡略化および小型化が可能 となり、かつ、安価に製作することができる 。

 さらに、導電部材をフレキシブルな帯状 リント基板5としているため、導電部材を渦 巻き状の巻回するのに都合がよい。また、帯 状プリント基板5は折り曲げ可能であるため 帯状プリント基板5のリール軸側の端部5aを り曲げてリール3の外に取り出すことができ 帯状プリント基板5をそのまま端子コード10 接続することができる。それによって、部 数の低減が可能となっている。

 上記実施例では、端末機器としてイヤホ 8、マイク7を設けた例を示しているが、イ ホンやマイクといった音響用端末機器の他 、ディスプレイ等の映像用端末機器やその の端末機器を設けてもよい(図示省略)。その 場合、図7に示すように、帯状プリント基板5 保持する電線20の数を増やすだけで対応で る。図7は電線20の数を4本とした例である。 線20の数を増やすことによって、前述の各 点が損なわれることはない。したがって、 の電気コード巻取装置1は、複数の端末機器 対応する構成とするのに極めて有利な発明 ある。

(a)本発明の実施例に係る電気コード巻 装置の正面図である。  (b)本発明の実施例 に係る電気コード巻取装置の左側面図である 。  (c)本発明の実施例に係る電気コード巻 装置の右側面図である。 本発明の実施例に係る電気コード巻取 置の一部を省略した正面図である。 本発明の実施例に係る電気コード巻取 置の分解組立図である。 (a)リールの導電部材側を示した斜視図 ある。  (b)リールの付勢部材側を示した斜 視図である。 (a)帯状プリント基板の斜視図である。  (b)リール、付勢部材、帯状プリント基板の 位置関係を示す参考斜視図である。 (a)帯状プリント基板の一部分の正面図 ある。  (b)帯状プリント基板の一部分の断 面図である。 (a)異なる帯状プリント基板の一部分の 面図である。  (b)異なる帯状プリント基板 の一部分の断面図である。 電気コード巻取装置の使用状態を示す 視図である。

符号の説明

 1 電気コード巻取装置
 2 ケース
 3 リール
 4 ゼンマイバネ(付勢部材)
 5 帯状プリント基板(導電部材)
 6 巻取ボタン
 7 マイク
 8 イヤホン
 9 電気コード
 10 端子コード
 11 リール軸
 14 隔壁部
 15 筒状部
 17、18 環状空間
 20 電線
 21 絶縁素材
 30 携帯電話機
 40 カバー