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Patent Searching and Data


Title:
ELECTRIC DISCHARGE LAMP IGNITION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/001702
Kind Code:
A1
Abstract:
An electric discharge lamp ignition device is provided with an inverter that is comprised of a transformer having a primary winding and first and second secondary windings, converts a direct current voltage to a high frequency voltage, and rises up the high frequency voltage through the transformer; a less than one electric discharge lamp connected between one terminal of the first secondary winding and one terminal of the second secondary winding; a first electric current detecting circuit that detects an electric current flowing through the first secondary winding, wherein one terminal of the first electric current detecting circuit is connected with the other terminal of the first secondary winding and the other terminal of the first electric current detecting circuit is connected with the ground terminal; a first voltage detecting circuit that detects a voltage between one terminal of the first secondary winding of the transformer and the ground; and a first electric current correcting circuit that corrects the electric current detected by the first electric current detecting circuit in response to the voltage detected by the first voltage detecting circuit, wherein the inverter has a control circuit that controls the corrected electric current to be a predetermined value.

Inventors:
ASHIKAGA TORU
Application Number:
PCT/JP2008/060981
Publication Date:
December 31, 2008
Filing Date:
June 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SANKEN ELECTRIC CO LTD (JP)
ASHIKAGA TORU
International Classes:
H05B41/24
Foreign References:
JP2006114441A2006-04-27
JP2006140055A2006-06-01
JP2006221985A2006-08-24
JP2007019013A2007-01-25
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (2-8 Toranomon 1-chome,Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有するトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記トランスにより昇圧するインバータと、
 前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、
 一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出回路と、
 前記トランスの第1の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する第1電圧検出回路と、
 前記第1電圧検出回路で検出された電圧に応じて、前記第1電流検出回路で検出された電流を補正する第1電流補正回路と、を有することを特徴とする放電灯点灯装置。
 一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する第2電流検出回路と、
 前記トランスの第2の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する第2電圧検出回路と、
 前記第2電圧検出回路で検出された電圧に応じて、前記第2電流検出回路で検出された電流を補正する第2電流補正回路と、を有することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
 1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有するトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記トランスにより昇圧するインバータと、
 前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、
 一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出回路と、
 一端が前記トランスの第1の2次巻線の一端に接続された第1コンデンサと、
 一端が前記第1コンデンサの他端に接続され他端が前記接地に接続され、前記第1コンデンサに流れる電流を検出する第2電流検出回路と、
 前記第2電流検出回路で検出された電流に応じて、前記第1電流検出回路で検出された電流を補正する第1電流補正回路と、を有することを特徴とする放電灯点灯装置。
一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する第3電流検出回路と、
 一端が前記トランスの第2の2次巻線の一端に接続された第2コンデンサと、
 一端が前記第2コンデンサの他端に接続され他端が前記接地に接続され、前記第2コンデンサに流れる電流を検出する第4電流検出回路と、
 前記第4電流検出回路で検出された電流に応じて、前記第3電流検出回路で検出された電流を補正する第2電流補正回路と、を有することを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
 前記トランスは、1次巻線と2次巻線とを有する第1トランス及び第2トランスとからなり、前記トランスの第1の2次巻線は前記第1トランスの2次巻線からなり、前記トランスの第2の2次巻線は前記第2トランスの2次巻線からなることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
 前記トランスは、1次巻線と2次巻線とを有する第1トランス及び第2トランスとからなり、前記トランスの第1の2次巻線は前記第1トランスの2次巻線からなり、前記トランスの第2の2次巻線は前記第2トランスの2次巻線からなることを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
 1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有する1以上のトランスを備え、直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前記1以上のトランスにより昇圧するインバータと、
 前記各々のトランス毎に設けられ、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1以上の放電灯と、
 前記1以上のトランスに対応して設けられ、一端が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出する1以上の第1電流検出回路と、
 前記1以上のトランスに対応して設けられ、一端が前記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続され、他端が前記第1電流検出回路と前記接地とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電流を検出する1以上の第2電流検出回路と、
 前記1以上のトランスに対応して設けられ、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する1以上の第1電圧検出回路と、
 前記1以上のトランスに対応して設けられ、前記トランスの前記第2の2次巻線の一端と前記接地との間の電圧を検出する1以上の第2電圧検出回路と、
 前記1以上の第1電圧検出回路及び前記1以上の第2電圧検出回路の内の1つの電圧検出回路で検出された電圧又は前記1以上の第1電圧検出回路及び前記1以上の第2電圧検出回路の内の複数の電圧検出回路で検出された電圧を加算平均した電圧に応じて、前記1以上の第1電流検出回路及び前記1以上の第2電流検出回路の内の1つの電流検出回路で検出された電流又は前記1以上の第1電流検出回路及び前記1以上の第2電流検出回路の内の複数の電流検出回路で検出された電流を加算平均した電流を補正する第1電流補正回路と、
を有することを特徴とする放電灯点灯装置。
Description:
放電灯点灯装置

 本発明は、複数の冷陰極放電灯(CCFL:Cold C athode Fluorescent Lamp)、外部電極蛍光灯や蛍光 等の放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に する。

 冷陰極放電灯は、一般的に、インバータ より、数10kHzの周波数で且つ数百V~千数百V 電圧が印加されることにより点灯する。ま 、外部電極蛍光灯(EEFL:External Electrode Fluoresc ent Lamp)と呼ばれる蛍光管もある。外部電極 光灯と冷陰極放電灯とは電極の構造が相違 、それ以外の相違はほとんどなく、発光原 も冷陰極放電灯と同じである。このため、 部電極蛍光灯や冷陰極放電灯を点灯させる めのインバータは、原理的には同じである このため、以下、冷陰極放電灯(放電灯と略 する。)を用いて説明する。

 放電灯とインバータは、液晶TV、液晶モ タ、照明装置、液晶表示装置、看板などに いられている。インバータはトランスで昇 するものが多く、このインバータには、い ゆる「片端高圧」と呼ばれるシステムと「 端高圧」と呼ばれるシステムがある。片端 圧システムはトランスの2次巻線(放電灯側) 片側がグランド(GND)に対して低圧になるシス テムであり、両端高圧システムはトランスの 2次巻線の両端がグランドに対して高圧にな システムである。

 図1は関連する片端高圧システムを用いた 放電灯点灯装置の回路図である。この片端高 圧システムは、インバータ部20とパネル部30 で構成され、インバータ部20は、直流電圧を 高周波電圧に変換し、高周波電圧をトランス T3で昇圧し、トランスT3の2次巻線S1(一端が接 されている。)に高圧の高周波電圧を発生さ せる。2次巻線S1に発生した高周波電圧により パネル部30内の放電灯1に電流が流れて放電灯 1が点灯する。また、放電灯1に流れる電流は 電流検出抵抗R1とダイオードD1,D2からなる電 流検出回路により検出される。制御回路(図 せず)は、検出された電流が所定値になるよ に制御する。

 この片端高圧システムでは、放電灯1や回 路素子に流れる電流のほかに、寄生容量に流 れる電流も存在する。トランスT3の2次巻線S1 電流が流れる電流経路としては、2次巻線S1 電圧を検出するための電圧検出コンデンサC 1、C2を通る電流経路(1)と、配線等、主に高圧 部とシャーシ等の間にある寄生容量C5を通る 流経路(2)と、放電灯1を通る電流経路(3)があ る。

 一般に、シャーシ等もグランド電位であ ので、シャーシ等に対して流れるリーク電 は、直接、トランスT3に戻ってくる。この め、図1の例では、経路(1)と経路(2)を流れる 流は電流検出抵抗R1を流れず、電流検出抵 R1を流れるのは経路(3)を流れる電流のみであ るため、電流検出抵抗R1によって放電灯1に流 れる電流のみを検出できる。この電流検出値 を用いて精度良くフィードバック制御が行な える。また、図1の例では、電圧検出コンデ サC2と電流検出抵抗R1はともにグランドに接 されているので、グランド電位を基準とし 電流検出が容易に行なえる。図1に示す片端 高圧システムをパネル部に実装した構成例を 図2に示す。図2に示すように、パネル部30に 数の放電灯1が併設され、各放電灯1はインバ ータ部20に電線3で接続され、インバータ部20 1枚の基板で構成されている。

 一方、両端高圧システムは、トランスの2 次巻線のグランド電位が確定できず、2次巻 の両端が高圧であるため、放電灯に流れる 流やトランスの電圧を検出することが困難 ある。このため、図3に示す両端高圧システ は、トランスT4の2次側を第1の2次巻線S1と第 2の2次巻線S2とし、各巻線の一端をグランド 接続することによりトランスT4の2次側のグ ンド電位を確定し、グランド電位を基準に て各巻線の電流、電圧を検出する。

 この場合、電流の経路としては、電圧検 コンデンサC1、C2、C3、C4を通る電流経路(1) 、配線等による寄生容量C5、C6を通る電流経 (2)と、放電灯1a,1bを通る電流経路(3)とがあ 。電流検出抵抗R1、R2を流れる電流は経路(3) 流れる電流のみであるため、電流検出抵抗R 1、R2によって放電灯1a,1bに流れる電流のみを 出できる。この電流検出値を用いて精度良 フィードバック制御が行なえる。また、電 検出コンデンサC2、C4と電流検出抵抗R1、R2 いずれもグランドに接続されているので、 ランド電位を基準とした電流検出が行なえ 。

 また、関連技術として、例えば、日本国 開実用新案公報実開平6-19299号に記載された ものが知られている。

 しかし、各放電灯1a,1bの一端にダイオー D1,D2及び電流検出抵抗R1からなる第1電流検出 回路と、ダイオードD3,D4及び電流検出抵抗R2 らなる第2電流検出回路とを設置する必要が る。図3に示す両端高圧システムをパネル部 に実装した構成例を図4に示す。図4に示すよ に、インバータ部のための基板20a以外に、 1電流検出回路及び第2電流検出回路のため 基板20bが増設されている。また、基板20a,20b 接続するコネクタ、ハーネス等を設けなけ ばならず、コストがアップする。そこで、 ストを低減させるために、図5に示すように 、電流検出抵抗R1,R2等の電流検出回路をイン ータ部に設置して1枚の基板で構成している 。

 しかし、図5に示す構成例では、トランス T5の2次巻線S1,S2を通る電流経路としては、電 検出コンデンサC1、C2、C3、C4を通る電流経 (1)と、配線等による寄生容量C5、C6を通る電 経路(2)と、放電灯1a,1bを通る電流経路(3)と ある。即ち、経路(1)(2)(3)の全ての電流が電 検出抵抗R1,R2に流れているという問題点があ る。この問題点について以下に説明する。

 放電灯の輝度を制御する一番有効な手段 、放電灯に流れる電流を制御することであ 。放電灯は温度によるインピーダンスの変 が大きい。即ち、点灯時の温度状態でもイ ピーダンスは変化し、点灯後も放電灯の温 が上がるため、刻々とインピーダンスは変 する。また、放電灯の個体差によるインピ ダンスのばらつきもある。

 放電灯に一定電流を流すように制御する は、放電灯に印加される電圧を変化させる 即ち、トランスの電圧を刻々と変化させて るため、コンデンサ成分に流れる経路(1)、( 2)の電流も刻々と変化する。この変化する電 値が経路(3)の電流値に加算されて電流検出 抗R1、R2に流れるので、放電灯の電流値が正 確に検出されない。放電灯の輝度を決定する のは経路(3)の電流値であり、経路(1)(2)の電流 値は輝度に寄与しない。このため、経路(1)(2) (3)の電流が混合した検出値でフィードバック 制御をかけた場合、放電灯が点灯した後、時 間と共に放電灯電流が変化する。また、周囲 温度や装置の実装状態によっても、放電灯電 流が変化するといった現象が起こる。

 具体的には、低温時には経路(1)(2)を流れ 電流が増加し、電流検出抵抗R1,R2を流れる 流が増加するため、結果的に放電灯1a,1bを流 れる電流が減少する。高温時には経路(1)(2)を 流れる電流が減少し、電流検出抵抗R1,R2を流 る電流が減少するため、結果的に放電灯1a,1 bを流れる電流が増加する。即ち、放電灯は 温時に暗く、高温時に明るくなり、輝度が 化する。

 このように、図5に示す回路は、1枚の基 で構成できる利点はあるが、放電灯に流れ 電流が温度変化等により変動する。

課題を解決するための手段
 本発明によれば、寄生容量等のコンデンサ 分に流れるリーク電流の影響をキャンセル て、安価で温度特性の良好なインバータを 現できる放電灯点灯装置を提供することが きる。

 上記課題を解決するために、本発明の第1 の技術的側面によれば、放電灯点灯装置は、 1次巻線と第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有 るトランスを備え、直流電圧を高周波電圧 変換して該高周波電圧を前記トランスによ 昇圧するインバータと、前記トランスの前 第1の2次巻線の一端と前記第2の2次巻線の一 端との間に接続された1以上の放電灯と、一 が前記トランスの前記第1の2次巻線の他端に 接続され、他端が接地に接続され、前記第1 2次巻線に流れる電流を検出する第1電流検出 回路と、前記トランスの第1の2次巻線の一端 前記接地との間の電圧を検出する第1電圧検 出回路と、前記第1電圧検出回路で検出され 電圧に応じて、前記第1電流検出回路で検出 れた電流を補正する第1電流補正回路とを有 することを特徴とする。

 本発明の第2の技術的側面によれば、さら に、前記放電灯点灯装置において、一端が前 記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続 れ、他端が前記第1電流検出回路と前記接地 とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電 を検出する第2電流検出回路と、前記トラン スの第2の2次巻線の一端と前記接地との間の 圧を検出する第2電圧検出回路と、前記第2 圧検出回路で検出された電圧に応じて、前 第2電流検出回路で検出された電流を補正す 第2電流補正回路とを有することを特徴とす る。

 本発明の第3の技術的側面によれば、放電 灯点灯装置は、1次巻線と第1の2次巻線と第2 2次巻線とを有するトランスを備え、直流電 を高周波電圧に変換して該高周波電圧を前 トランスにより昇圧するインバータと、前 トランスの前記第1の2次巻線の一端と前記 2の2次巻線の一端との間に接続された1以上 放電灯と、一端が前記トランスの前記第1の2 次巻線の他端に接続され、他端が接地に接続 され、前記第1の2次巻線に流れる電流を検出 る第1電流検出回路と、一端が前記トランス の第1の2次巻線の一端に接続された第1コンデ ンサと、一端が前記第1コンデンサの他端に 続され他端が前記接地に接続され、前記第1 ンデンサに流れる電流を検出する第2電流検 出回路と、前記第2電流検出回路で検出され 電流に応じて、前記第1電流検出回路で検出 れた電流を補正する第1電流補正回路とを有 することを特徴とする。

 本発明の第4の技術的側面によれば、さら に、前記放電灯点灯装置において、一端が前 記トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続 れ、他端が前記第1電流検出回路と前記接地 とに接続され、前記第2の2次巻線に流れる電 を検出する第3電流検出回路と、一端が前記 トランスの第2の2次巻線の一端に接続された 2コンデンサと、一端が前記第2コンデンサ 他端に接続され他端が前記接地に接続され 前記第2コンデンサに流れる電流を検出する 4電流検出回路と、前記第4電流検出回路で 出された電流に応じて、前記第3電流検出回 で検出された電流を補正する第2電流補正回 路とを有することを特徴とする。

 本発明の第5の技術的側面によれば、前記 第1~第4の技術的側面のいずれかの放電灯点灯 装置において、前記トランスは、1次巻線と2 巻線とを有する第1トランス及び第2トラン とからなり、前記トランスの第1の2次巻線は 、前記第1トランスの2次巻線からなり、前記 ランスの第2の2次巻線は、前記第2トランス 2次巻線からなることを特徴とする。

 本発明の第6の技術的側面によれば、放電 灯点灯装置は、1次巻線と第1の2次巻線と第2 2次巻線とを有する1以上のトランスを備え、 直流電圧を高周波電圧に変換して該高周波電 圧を前記1以上のトランスにより昇圧するイ バータと、前記各々のトランス毎に設けら 、前記トランスの前記第1の2次巻線の一端と 前記第2の2次巻線の一端との間に接続された1 以上の放電灯と、前記1以上のトランスに対 して設けられ、一端が前記トランスの前記 1の2次巻線の他端に接続され、他端が接地に 接続され、前記第1の2次巻線に流れる電流を 出する1以上の第1電流検出回路と、前記1以 のトランスに対応して設けられ、一端が前 トランスの前記第2の2次巻線の他端に接続 れ、他端が前記第1電流検出回路と前記接地 に接続され、前記第2の2次巻線に流れる電 を検出する1以上の第2電流検出回路と、前記 1以上のトランスに対応して設けられ、前記 ランスの前記第1の2次巻線の一端と前記接地 との間の電圧を検出する1以上の第1電圧検出 路と、前記1以上のトランスに対応して設け られ、前記トランスの前記第2の2次巻線の一 と前記接地との間の電圧を検出する1以上の 第2電圧検出回路と、前記1以上の第1電圧検出 回路及び前記1以上の第2電圧検出回路の内の1 つの電圧検出回路で検出された電圧又は前記 1以上の第1電圧検出回路及び前記1以上の第2 圧検出回路の内の複数の電圧検出回路で検 された電圧を加算平均した電圧に応じて、 記1以上の第1電流検出回路及び前記1以上の 2電流検出回路の内の1つの電流検出回路で検 出された電流又は前記1以上の第1電流検出回 及び前記1以上の第2電流検出回路の内の複 の電流検出回路で検出された電流を加算平 した電流を補正する第1電流補正回路とを有 ることを特徴とする。

図1は、関連する片端高圧システムを用 いた放電灯点灯装置の回路図である。 図2は、図1に示す片端高圧システムを ネル部に実装した構成例を示す図である。 関連する両端高圧システムを用いた放 灯点灯装置の回路図である。 図3に示す両端高圧システムをパネル部 に実装した構成例を示す図である。 電流検出部をインバータ部に設置して1 枚の基板で構成した関連する両端高圧システ ムを用いた放電灯点灯装置の回路図である。 図6は、本発明の第1実施例の放電灯点 装置の構成を示す図である。 図7は、本発明の第2実施例の放電灯点 装置の構成を示す図である。 図8は、本発明の第3実施例の放電灯点 装置の構成を示す図である。 図9は、本発明の第4実施例の放電灯点 装置の構成を示す図である。 図10は、本発明の第5実施例の放電灯点 灯装置の構成を示す図である。 図11は、本発明の第6実施例の放電灯点 灯装置の構成を示す図である。 図12は、本発明の第7実施例の放電灯点 灯装置の構成を示す図である。 図13は、本発明の第8実施例の放電灯点 灯装置の構成を示す図である。 図14は、本発明の第9実施例の放電灯点 灯装置の構成を示す図である。 図15は、本発明の第10実施例の放電灯 灯装置の構成を示す図である。 図16は、本発明の第11実施例の放電灯 灯装置の構成を示す図である。

 以下、本発明の放電灯点灯装置の実施の形 を図面を参照しながら詳細に説明する。 第1実施例
 図5に示す経路(1)を流れる電流は、電圧検出 コンデンサC1,C2,C3,C4に印加される電圧値によ 変化する。図5に示す経路(2)を流れる電流も 、寄生容量C5,C6が一定であれば寄生容量C5,C6 印加される電圧値により変化する。経路(1)(2 )のどちらについてもコンデンサに印加され 電圧値で電流が決定される。即ち、経路(1)(2 )を流れる電流はインバータ出力電圧に比例 ている。

 そこで、第1実施例では、経路(1)(2)の電流 を検出して補正を行なう代わりに、インバー タ出力電圧値に比例した電気量により電流補 正を行なうことを特徴とする。つまり、経路 (1)(2)の電流量をインバータ出力電圧により予 想する。

 次に、図6を参照して本発明の第1実施例 放電灯点灯装置の構成を説明する。図6にお て、トランスT1は1次巻線P1と第1の2次巻線S1 第2の2次巻線S2とを有し、インバータを構成 する。このインバータは、制御回路(図示せ )によりスイッチング素子(図示せず)をオン フさせることにより直流電圧を高周波電圧 変換して該高周波電圧をトランスT1により昇 圧して第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2に出力 る。トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と第2 の2次巻線S2の一端との間には、放電灯1aと放 灯1bとが直列に接続されている。

 放電灯1a,1bは、例えば、冷陰極放電灯、 部電極蛍光灯や蛍光灯から構成されており ここでは、冷陰極放電灯を用いるものとす 。

 トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と放電 1aとの接続点と接地との間には、電圧検出 ンデンサC1と電圧検出コンデンサC2との直列 路が接続されるとともに、寄生容量C5が接 されている。トランスT1の第2の2次巻線S2の 端と放電灯1bとの接続点と接地との間には、 電圧検出コンデンサC3と電圧検出コンデンサC 4との直列回路が接続されるとともに、寄生 量C6が接続されている。

 電流検出回路3a(第1電流検出回路)は、一 がトランスT1の第1の2次巻線S1の他端に接続 れ、他端が接地され、第1の2次巻線S1に流れ 電流を検出する。

 電圧検出回路5a(第1電圧検出回路)は、ト ンスT1の第1の2次巻線S1の一端と接地との間 電圧(第1インバータ出力電圧)を検出する。 正量調整回路7a(第1電流補正回路)は、電圧検 出回路5aで検出された電圧に応じて、電流を 正するための電流補正量を調整する。加減 回路9a(第1電流補正回路)は、電流検出回路3a で検出された電流に対して補正量調整回路7a らの電流補正量を加算又は減算することに り、電流を補正し、補正された電流検出値 前記インバータに有する制御回路に出力す 。

 電流検出回路3b(第2電流検出回路)は、一 がトランスT1の第2の2次巻線S2の他端に接続 れ、他端が接地され、第2の2次巻線S2に流れ 電流を検出する。

 電圧検出回路5b(第2電圧検出回路)は、ト ンスT1の第2の2次巻線S2の一端と接地との間 電圧(第2インバータ出力電圧)を検出する。 正量調整回路7b(第2電流補正回路)は、電圧検 出回路5bで検出された電圧に応じて、電流を 正するための電流補正量を調整する。加減 回路9b(第2電流補正回路)は、電流検出回路3b で検出された電流に対して補正量調整回路7b らの電流補正量を加算又は減算することに り、電流を補正し、補正された電流検出値 前記インバータに有する制御回路に出力す 。インバータに有する制御回路は、加減算 路9aで補正された電流と加減算回路9bで補正 された電流との平均電流値を求めてこの平均 電流値が所定値になるようにスイッチング素 子をオンオフさせてPWM制御を行なう。

 トランスT1の第2の2次巻線S2の一端とトラ スT1の第2の2次巻線S2の一端との間の電圧を ンバータ出力電圧(第1インバータ出力電圧 第2インバータ出力電圧の差電圧)とし、この インバータ出力電圧が放電灯1a,1bに印加され 。

 このように構成された第1実施例の放電灯 点灯装置によれば、電圧検出回路5a,5bがイン ータ出力電圧を検出し、補正量調整回路7a,7 bが検出されたインバータ出力電圧に応じて 流補正量を調整し、加減算回路9a,9bが電流検 出回路3a,3bの電流検出値に対して補正量調整 路7a,7bの電流補正量を加算又は減算し、補 された電流検出値を得る。

 具体的には、インバータ出力電圧が大き ほど経路(1)(2)の電流が大きくなり、電流検 抵抗R1、R2を流れる電流が増加して電流検出 値が大きくなる。このため、インバータ出力 電圧が大きいほど大きな電流補正量を電流検 出値から減算する。

 インバータ出力電圧は交流電圧であるの 、ダイオード等を用いた検出回路によりイ バータ出力電圧が正値又は負値でも容易に 出できる。トランス出力電圧を正値で検出 た場合、その値を放電灯電流検出値から減 する。トランス出力電圧を負値で検出した 合、その値を放電灯電流検出値に加算する これにより、直接、リーク電流(経路(1)(2)の 電流)を検出することなく、リーク電流の影 をキャンセルした電流検出が行え、安価で 度特性の良好なインバータを実現できる。

 また、制御回路は、加減算回路9aで補正 れた電流と加減算回路9bで補正された電流と の平均電流値を求めるので、電流検出精度が さらに向上する。

第2実施例
 図7は本発明の第2実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図7に示す第2実施例で は、図6に示す第1実施例に対して、電圧検出 ンデンサC1と電圧検出コンデンサC2との接続 点における電圧を第1インバータ出力電圧と て補正量調整回路7aに入力し、電圧検出コン デンサC3と電圧検出コンデンサC4との接続点 おける電圧を第2インバータ出力電圧として 正量調整回路7bに入力した点が異なる。

 このような構成によれば、第1実施例の効 果と同様な効果が得られるとともに、電圧検 出回路5a,5bを削除できるので、さらに、安価 なる。

第3実施例
 図8は本発明の第3実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図8に示す第3実施例は 、図6に示す第1実施例の電圧検出回路5a,5bと 正量調整回路7a,7bに代えて、コンデンサC7,C8 電流検出回路11a,11bを設けたことを特徴とす る。

 トランスT1の第1の2次巻線S1の一端と放電 1aとの接続点と接地との間には、コンデン C7(第1コンデンサ)と電流検出回路11a(第2電流 出回路)との直列回路が接続されている。電 流検出回路11aは、コンデンサC7に流れる電流 検出する。加減算回路9aは、電流検出回路3a (第1電流検出回路)で検出された電流に対して 電流検出回路11aからの電流補正量を加算又は 減算することにより、電流を補正し、補正さ れた電流検出値を前記インバータに有する制 御回路に出力する。

 トランスT1の第2の2次巻線S2の一端と放電 1bとの接続点と接地との間には、コンデン C8(第2コンデンサ)と電流検出回路11b(第4電流 出回路)との直列回路が接続されている。電 流検出回路11bは、コンデンサC8に流れる電流 検出する。加減算回路9bは、電流検出回路3b (第3電流検出回路)で検出された電流に対して 電流検出回路11bからの電流補正量を加算又は 減算することにより、電流を補正し、補正さ れた電流検出値を前記インバータに有する制 御回路に出力する。インバータに有する制御 回路は、加減算回路9aで補正された電流と加 算回路9bで補正された電流との平均電流値 求めてこの平均電流値が所定値になるよう スイッチング素子をオンオフさせるPWM制御 行なう。

 このように構成された第3実施例の放電灯 点灯装置によれば、電流検出回路11a,11bがコ デンサC7,C8に流れる電流を検出する。検出さ れた電流は印加されるインバータ出力電圧に 比例する。このため、この電流値はリーク電 流(経路(1)(2)の電流)と比例関係にあるので、 の電流値を電流補正量として加減算回路9a,9 bに出力する。加減算回路9a,9bが電流検出回路 3a,3bの電流検出値に対して電流検出回路11a,11b の電流補正量を加算又は減算し、補正された 電流検出値を得る。

 従って、第3実施例によっても第1実施例 効果と同様な効果が得られる。

第4実施例
 図9は本発明の第4実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図9に示す第4実施例は 、図7に示す第1実施例の放電灯点灯装置のよ 具体的な実施例である。

 ダイオードD1とダイオードD2と抵抗R1とは 流検出回路3aを構成し、ダイオードD3とダイ オードD4と抵抗R2とは電流検出回路3bを構成す る。ダイオードD5と抵抗R3とは電圧検出回路5a を構成し、ダイオードD7と抵抗R9とは電圧検 回路5bを構成する。抵抗R5と抵抗R6とは加減 回路9aを構成し、抵抗R7と抵抗R8とは加減算 路9bを構成する。

 ダイオードD1の両端にはダイオードD2と抵 抗R1との直列回路が接続され、ダイオードD3 両端には、ダイオードD4と抵抗R2との直列回 が接続されている。ダイオードD5のカソー は、電圧検出コンデンサC1と電圧検出コンデ ンサC2との接続点に接続され、ダイオードD5 アノードは、抵抗R3を介して接地されている 。ダイオードD7のカソードは、電圧検出コン ンサC3と電圧検出コンデンサC4との接続点に 接続され、ダイオードD7のアノードは、抵抗R 9を介して接地されている。

 ダイオードD2と抵抗R1との接続点と、ダイ オードD5と抵抗R3との接続点との間には、抵 R5と抵抗R6との直列回路が接続されている。 イオードD4と抵抗R2との接続点と、ダイオー ドD7と抵抗R9との接続点との間には、抵抗R7と 抵抗R8との直列回路が接続されている。

 このような構成によれば、抵抗R1により 出された電流に比例した電圧が抵抗R5に印加 される。抵抗R2により検出された電流に比例 た電圧が抵抗R7に印加される。ダイオードD5 と抵抗R3とより第1インバータ出力電圧として の電圧が検出されて抵抗R6に印加される。ダ オードD7と抵抗R9とより第2インバータ出力 圧としての電圧が検出されて抵抗R8に印加さ れる。

 ここでは、ダイオードD5,D7の作用により 流電圧の負側が検出される。抵抗R5,R6は、抵 抗R1により検出された電流に比例した電圧と イオードD5と抵抗R3とより検出された電圧と を加算し、この加算値を制御回路に出力する 。抵抗R7,R8は、抵抗R2により検出された電流 比例した電圧とダイオードD7と抵抗R9とより 出された電圧とを加算し、この加算値を制 回路に出力する。

 第4実施例によれば、電流補正のための追 加部品は、ダイオードD5,D7、抵抗R3,R9,R6,R8の6 のみであるため、非常に少ない部品で電流 補正できる。

第5実施例
 図10は本発明の第5実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図9に示す第4実施例 は、インバータ出力電圧を検出して補正量 して用いたが、図10に示す第5実施例では、 1,第2インバータ出力電圧を検出するコンデ サに流れる電流を検出したことを特徴とす 。

 図8に示す第3実施例では、電流を検出す ためにコンデンサC7,C8を新たに設けたが、第 5実施例では、既存の電圧検出コンデンサC1,C2 ,C3,C4を用いている。

 即ち、電圧検出コンデンサC2と接地との に接続された抵抗R11により、電圧検出コン ンサC1,C2に流れる電流を検出している。また 、電圧検出コンデンサC4と接地との間に接続 れた抵抗R12により、電圧検出コンデンサC3,C 4に流れる電流を検出している。

 この電流検出値は、インバータ出力電圧 比例するので、図9の電圧検出コンデンサC2, C4の電圧値と相似である。従って、図10に示 第5実施例によっても、図9の第4実施例と同 に電流を補正できる。

 また、電流補正のための追加部品は、ダ オードD5,D7、抵抗R3,R9,R6,R8,R11,R12の8点のみで あるので、非常に少ない部品で電流を補正で きる。

第6実施例
 図11は本発明の第6実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図11に示す第6実施例 は、第1インバータ出力電圧のみを用いて電 流を補正したものである。

 第6実施例によれば、抵抗R1により検出さ た電流に比例した電圧が抵抗R5に印加され 。ダイオードD5と抵抗R3とより第1インバータ 出力電圧としての電圧が検出されて抵抗R6に 加される。抵抗R5,R6は、抵抗R1により検出さ れた電流に比例した電圧とダイオードD5と抵 R3とより検出された電圧とを加算し、この 算値を制御回路に出力する。

 即ち、第1インバータ出力電圧を検出する のみでも第1実施例の効果と同様の効果が得 れる。

 また、電流補正のための追加部品は、ダ オードD5、抵抗R3,R6の3点のみであるので、 常に少ない部品で電流を補正できる。

 なお、図11に示す構成に対して、さらに ダイオードD3,D4、抵抗R2を削除し、トランスT 1の第2の2次巻線S2の他端を接地と抵抗R1の一 とダイオードD1のアノードとに接続しても、 同様な効果が得られる。

第7実施例
 図12は本発明の第7実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図6乃至図11に示す第1 実施例乃至第6実施例では、トランスT1の第1 2次巻線S1の一端と第2の2次巻線S2の一端との に、放電灯1aと放電灯1bとが接続されていた が、図12に示す第7実施例では、トランスT1の 1の2次巻線S1の一端と第2の2次巻線S2の一端 の間に、1灯の放電灯1が接続されている。

 このように、1灯の放電灯1を点灯させる ステムであっても第1実施例乃至第6実施例の 効果と同様な効果が得られる。このシステム は、特に、放電灯1が長く、高電圧が必要な 合等に有効である。1灯の放電灯当り、第1の 2次巻線S1と第2の2次巻線S2との2つの巻線を用 ることにより、各巻線電圧を半分の電圧に ることができる。

第8実施例
 図13は本発明の第8実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図1乃至図12の第1実施 例乃至第7実施例では、1つのトランスT1で第1 2次巻線S1と第2の2次巻線S2とにより2出力と たが、図13に示す第8実施例では、1次巻線P1 2次巻線S1とを有する1出力のトランスT2a(第1 ランス)と1次巻線P2と2次巻線S2とを有する1出 力のトランスT2b(第2トランス)との2個のトラ スを用いたものである。

 このような第8実施例でも第1実施例の効 と同様の効果が得られる。

第9実施例
 図14は本発明の第9実施例の放電灯点灯装置 構成を示す図である。図11に示す第6実施例 は、加減算回路9aが電流検出回路3aからの電 流を入力したが、図14に示す第9実施例では、 加減算回路9cが電流検出回路3bからの電流に して補正量調整回路7aからの電流補正量を加 算又は減算することにより、電流を補正し、 補正された電流検出値を前記インバータに有 する制御回路に出力する。即ち、電圧検出回 路5aで検出された電圧に応じて、電流検出回 3bからの電流を補正する。

 このような第9実施例でも第1実施例の効 と同様の効果が得られる。

第10実施例
 図15は本発明の第10実施例の放電灯点灯装置 の構成を示す図である。図15に示す第10実施 は、図14に示す第9実施例の構成に、さらに トランスT2と電流検出回路3c,3dと放電灯1c,1d を備える。

 トランスT2は1次巻線P2と第1の2次巻線S3と 2の2次巻線S4とを有し、インバータを構成す る。トランスT2の第1の2次巻線S3の一端と第2 2次巻線S4の一端との間には、放電灯1cと放電 灯1dとが直列に接続されている。

 トランスT2の第1の2次巻線S3の一端と放電 1cとの接続点と接地との間には、電圧検出 ンデンサC11と電圧検出コンデンサC12との直 回路が接続されるとともに、寄生容量C15が 続されている。トランスT2の第2の2次巻線S4 一端と放電灯1dとの接続点と接地との間には 、電圧検出コンデンサC13と電圧検出コンデン サC14との直列回路が接続されるとともに、寄 生容量C16が接続されている。

 電流検出回路3c(第1電流検出回路)は、一 がトランスT2の第1の2次巻線S3の他端に接続 れ、他端が接地され、第1の2次巻線S3に流れ 電流を検出する。電流検出回路3d(第2電流検 出回路)は、一端がトランスT2の第2の2次巻線S 4の他端に接続され、他端が電流検出回路3cと 接地とに接続され、第2の2次巻線S4に流れる 流を検出する。

 加減算回路9d(第1電流補正回路)は、電流 出回路3dで検出された電流に対して補正量調 整回路7aからの電流補正量を加算又は減算す ことにより、電流を補正し、補正された電 検出値を前記インバータに有する制御回路 出力する。即ち、電圧検出回路5aで検出さ た電圧に応じて、電流検出回路3dからの電流 を補正する。

 このような第10実施例でも第1実施例の効 と同様の効果が得られる。

 また、加減算回路9dは、電流検出回路3dか らの電流を用いる代わりに、電流検出回路3c らの電流を用いても同様な効果が得られる

第11実施例
 図16は本発明の第11実施例の放電灯点灯装置 の構成を示す図である。図14に示す第9実施例 では、加減算回路9cが電流検出回路3bからの 流のみを入力したが、図16に示す第11実施例 は、加算回路9eが電流検出回路3aからの電流 と電流検出回路3bからの電流とを加算平均し 平均電流を求め、加減算回路9fが加算回路9e からの平均電流に対して補正量調整回路7aか の電流補正量を加算又は減算することによ 、電流を補正し、補正された電流検出値を 記インバータに有する制御回路に出力する 即ち、電圧検出回路5aで検出された電圧に じて、加算回路9eからの平均電流を補正する 。

 このような第11実施例でも第1実施例の効 と同様の効果が得られる。

 また、加算回路9eは、例えば、図15に示す 第10実施例の4つの電流検出回路3a~3dで検出さ た電流を加算平均して平均電流を求め、こ 平均電流を加減算回路9fに出力しても同様 効果が得られる。

変更実施例
 本発明は前記第1実施例乃至第11実施例の放 灯点灯装置に限定されるものではない。例 ば、図8に示す第3実施例において、電流検 回路3a、11a、コンデンサC7、加減算回路9aの を用い、電流検出回路11b、コンデンサC8、加 減算回路9bを削除しても、第3実施例の効果と 同様な効果が得られる。

 また、図6~図11の第1実施例乃至第6実施例 第8実施例~第11実施例では、放電灯が2灯で ったが、放電灯は1灯であっても良い。また 図6~図12の第1実施例乃至第7実施例では、ト ンスT1を用いたが、トランスT1の代わりに、 例えば、図13に示すような1次巻線P1と2次巻線 S1を有するトランスT2aと1次巻線P2と2次巻線S2 有するトランスT2bとを用いても良い。この 合、トランスT1の第1の2次巻線S1は、トラン T2aの2次巻線S1からなり、トランスT1の第2の2 次巻線S2は、トランスT2bの2次巻線S2からなる

 また、図14の構成にさらに、電圧検出コ デンサC3と電圧検出コンデンサC4との直列回 の両端に電圧検出回路5bを設け、電圧検出 路5aの検出電圧の代わりに、電圧検出回路5b 検出電圧を補正量調整回路7aに入力しても い。

 また、図15の構成にさらに、電圧検出コ デンサC3と電圧検出コンデンサC4との直列回 の両端に電圧検出回路5bを設け、電圧検出 ンデンサC11と電圧検出コンデンサC12との直 回路の両端に電圧検出回路5cを設け、電圧検 出コンデンサC13と電圧検出コンデンサC14との 直列回路の両端に電圧検出回路5dを設け、電 検出回路5aの検出電圧の代わりに、電圧検 回路5dの検出電圧を補正量調整回路7aに入力 ても良い。

 また、図16の構成にさらに、電圧検出コ デンサC3と電圧検出コンデンサC4との直列回 の両端に電圧検出回路5bを設け、電圧検出 路5aの検出電圧と電圧検出回路5bの検出電圧 を加算平均して平均電圧を求め、この平均 圧を補正量調整回路7aに入力しても良い。

発明の効果
 本発明の第1の技術的側面によれば、第1電 検出回路がトランスの第1の2次巻線に流れる 電流を検出し、第1電圧検出回路がトランス 第1の2次巻線の一端と接地との間の電圧、即 ち第1インバータ出力電圧を検出し、第1電流 正回路が第1電圧検出回路で検出された電圧 に応じて、第1電流検出回路で検出された電 を補正するので、リーク電流の影響をキャ セルできることから、安価で温度特性の良 なインバータを実現できる。

 本発明の第2の技術的側面によれば、第2 流検出回路がトランスの第2の2次巻線に流れ る電流を検出し、第2電圧検出回路がトラン の第2の2次巻線の一端と接地との間の電圧、 即ち第2インバータ出力電圧を検出し、第2電 補正回路が第2電圧検出回路で検出された電 圧に応じて、第2電流検出回路で検出された 流を補正するので、リーク電流の影響をキ ンセルできることから、安価で温度特性の 好なインバータを実現できる。

 本発明の第3の技術的側面によれば、第1 流検出回路がトランスの第1の2次巻線に流れ る電流を検出し、第2電流検出回路が第1コン ンサに流れる電流を検出し、第1電流補正回 路が第2電流検出回路で検出された電流に応 て、第1電流検出回路で検出された電流を補 するので、リーク電流の影響をキャンセル きることから、安価で温度特性の良好なイ バータを実現できる。

 本発明の第4の技術的側面によれば、第3 流検出回路がトランスの第2の2次巻線に流れ る電流を検出し、第4電流検出回路が第2コン ンサに流れる電流を検出し、第2電流補正回 路が第4電流検出回路で検出された電流に応 て、第3電流検出回路で検出された電流を補 するので、リーク電流の影響をキャンセル きることから、安価で温度特性の良好なイ バータを実現できる。

 本発明の第5の技術的側面によれば、トラ ンスとして、第1トランスと第2トランスとを いることもできる。

 本発明の第6の技術的側面によれば、第1 流補正回路が1以上の第1電圧検出回路及び1 上の第2電圧検出回路の内の1つの電圧検出回 路で検出された電圧又は1以上の第1電圧検出 路及び1以上の第2電圧検出回路の内の複数 電圧検出回路で検出された電圧を加算平均 た電圧に応じて、1以上の第1電流検出回路及 び1以上の第2電流検出回路の内の1つの電流検 出回路で検出された電流又は1以上の第1電流 出回路及び1以上の第2電流検出回路の内の 数の電流検出回路で検出された電流を加算 均した電流を補正するので、リーク電流の 響をキャンセルできることから、安価で温 特性の良好なインバータを実現できる。

産業上の利用可能性
 本発明は複数の放電灯を点灯させる放電灯 灯装置において利用可能である。

(米国指定)
 本国際特許出願は米国指定に関し、2007年6 26日に出願された日本国特許出願第2007-167454 (2007年6月26日出願)について米国特許法第119 (a)に基づく優先権の利益を援用し、当該開 内容を引用する。