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Title:
ELECTRONIC DEVICE, SPEECH OUTPUT METHOD, SPEECH OUTPUT PROGRAM, AND RECORDING MEDIUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/111181
Kind Code:
A1
Abstract:
An electronic device (100) comprises a detecting section (101), a judging section (102), a recording section (103), an acquiring section (104), and a determining section (105), and an output section (106). When the detecting section (101) detects that an accessory power supply is turned off, a judging section (102) judges whether or not an ETC card is loaded in an ETC vehicle-equipped device. When an ETC card is loaded in the ETC vehicle-equipped device, the acquiring section (104) acquires attribute information on the point at which the accessory power supply is turned off.The output section (106) does not output any speech if the determining section (105) determines that the acquired attribute information meets a specific condition about the use time of a facility present at the point at which the accessory power supply is turned off.

Inventors:
KOMURO YOSHIO (JP)
SUGANO TAKASHI (JP)
WATANABE HIDEO (JP)
SHINOHARA JUN (JP)
CHIBA TAKESHI (JP)
SUZUKI KOJI (JP)
FUKUHARA YOSHIFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/055000
Publication Date:
September 18, 2008
Filing Date:
March 13, 2007
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
KOMURO YOSHIO (JP)
SUGANO TAKASHI (JP)
WATANABE HIDEO (JP)
SHINOHARA JUN (JP)
CHIBA TAKESHI (JP)
SUZUKI KOJI (JP)
FUKUHARA YOSHIFUMI (JP)
International Classes:
G07B15/00; G08B13/00; G08B21/24
Foreign References:
JP2005050207A2005-02-24
JP2004295496A2004-10-21
JP2006209622A2006-08-10
JP2001014500A2001-01-19
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Akinori (20F Kasumigaseki Building,2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 有料道路を通行する車両の通行料金決済に用いるデータを記録した記録媒体が取り出し自在に装着されるETC車載器との間で通信可能であり前記車両に搭載される電子機器であって、
 前記車両におけるアクセサリ電源のON/OFFを検知する検知手段と、
 前記検知手段によりアクセサリ電源のOFFが検知された場合に、前記ETC車載器に前記記録媒体が装着されているか否かを判断する判断手段と、
 前記判断手段により前記記録媒体が装着されていると判断された場合に、前記検知手段によりアクセサリ電源のOFFが検知された地点の属性情報を取得する取得手段と、
 前記取得手段によって取得された属性情報にしたがって、選択的に、前記記録媒体が装着されていることを報知する音声を出力する出力手段と、
 を備え、
 前記出力手段は、
 前記取得手段によって取得された属性情報が、前記地点に存在する施設の利用時間に関する特定条件に合致する場合には、前記音声を出力しないことを特徴とする電子機器。
 前記出力手段は、
 前記アクセサリ電源のOFFが検知された地点の属性情報が、
 前記地点に存在する施設の利用目的が限定可能であることをあらわす情報である場合に、前記音声を出力しないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
 前記出力手段は、
 前記アクセサリ電源のOFFが検知された地点の属性情報が、
 コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、または有料道路と併せて利用可能な休憩施設をあらわす情報である場合に、前記音声を出力しないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
 地図上の任意の地点を前記特定条件に合致するとして登録する登録手段を備え、
 前記出力手段は、
 前記アクセサリ電源のOFFが検知された地点の属性情報が、前記登録手段によって登録された地点をあらわす情報である場合に、前記音声を出力しないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
 前記地点において前記アクセサリ電源のOFFが検知された地点において、前記アクセサリ電源がOFFにされてから再びONにされるまでの時間を計時する計時手段を備え、
 前記地点の属性情報は、
 前記アクセサリ電源がOFFにされてから再びONにされるまでの基準時間をあらわし、
 前記出力手段は、
 前記計時手段によって計時された時間が前記基準時間以内である場合に、前記音声を出力しないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
 前記車両の現在地点を案内するナビゲーション装置であることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の電子機器。
 有料道路を通行する車両の通行料金決済に用いるデータを記録した記録媒体が取り出し自在に装着されるETC車載器との間で通信可能であり前記車両に搭載される電子機器の音声出力方法であって、
 前記車両におけるアクセサリ電源のON/OFFを検知する検知工程と、
 前記検知工程によりアクセサリ電源のOFFが検知された場合に、前記ETC車載器に前記記録媒体が装着されているか否かを判断する判断工程と、
 前記判断工程により前記記録媒体が装着されていると判断された場合に、前記検知工程によりアクセサリ電源のOFFが検知された地点の属性情報を取得する取得工程と、
 前記取得工程によって取得された属性情報にしたがって、選択的に、前記記録媒体が装着されていることを報知する音声を出力する出力工程と、
 を含み、
 前記出力工程は、
 前記取得工程によって取得された属性情報が、前記地点に存在する施設の利用時間に関する特定条件に合致する場合には、前記音声を出力しないことを特徴とする音声出力方法。
 請求項7に記載の音声出力方法をコンピュータに実行させることを特徴とする音声出力プログラム。
 請求項8に記載の音声出力プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
Description:
電子機器、音声出力方法、音声 力プログラムおよび記録媒体

 この発明は、電子機器、音声出力方法、 声出力プログラム、および記録媒体に関す 。ただし、この発明の利用は、前述の電子 器、音声出力方法、音声出力プログラム、 よび記録媒体に限るものではない。

 従来、たとえば、車両などに搭載されたE TC(Electronic Toll Collection)車載器には、利用者 ETCカードをETC車載器に装着した状態で車両 ドアを開けた場合に警告音を発生するなど て、利用者にETCカードの抜き忘れを警告す 抜き忘れ防止機能を備えるものがあった(た とえば、下記特許文献1を参照。)。

 また、従来、たとえば、車両の位置と地 データとに基づき、ETCカードがETC車載器に 着された状態で、地図データによってあら される地図上のあらかじめ登録された地点 近づいた場合に警告音を発生するなどして 利用者にETCカードの抜き忘れを警告する抜 忘れ防止機能を備えるものがあった(たとえ ば、下記特許文献2を参照。)。

特開2006-209622号公報

特開2005-50207号公報

 しかしながら、上記の従来技術において 、たとえば、コンビニエンスストアや有料 路のサービスエリアなどで、短時間の所用 あるために利用者が意図的にETCカードを抜 ないで車両から離れる場合であっても、一 にETCカードの抜き忘れが警告されるという 題が一例として挙げられる。そして、この うな一様な警告によって、利用者が意図し いないにも拘わらずETCカードを装着した車 が無人になることが周囲に案内されてしま 、たとえば、ETCカードを狙った車上荒らし 標的とされやすくなるという問題があった

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、本発明にかかる電子機器は、有料道 を通行する車両の通行料金決済に用いるデ タを記録した記録媒体が取り出し自在に装 されるETC車載器との間で通信可能であり前 車両に搭載される電子機器であって、前記 両におけるアクセサリ電源のON/OFFを検知す 検知手段と、前記検知手段によりアクセサ 電源のOFFが検知された場合に、前記ETC車載 に前記記録媒体が装着されているか否かを 断する判断手段と、前記判断手段により前 記録媒体が装着されていると判断された場 に、前記検知手段によりアクセサリ電源のO FFが検知された地点の属性情報を取得する取 手段と、前記取得手段によって取得された 性情報にしたがって、選択的に、前記記録 体が装着されていることを報知する音声を 力する出力手段と、を備え、前記出力手段 、前記取得手段によって取得された属性情 が、前記地点に存在する施設の利用時間に する特定条件に合致する場合には、前記音 を出力しないことを特徴とする。

 また、本発明にかかる音声出力方法は、 料道路を通行する車両の通行料金決済に用 るデータを記録した記録媒体が取り出し自 に装着されるETC車載器との間で通信可能で り前記車両に搭載される電子機器の音声出 方法であって、前記車両におけるアクセサ 電源のON/OFFを検知する検知工程と、前記検 工程によりアクセサリ電源のOFFが検知され 場合に、前記ETC車載器に前記記録媒体が装 されているか否かを判断する判断工程と、 記判断工程により前記記録媒体が装着され いると判断された場合に、前記検知工程に りアクセサリ電源のOFFが検知された地点の 性情報を取得する取得工程と、前記取得工 によって取得された属性情報にしたがって 選択的に、前記記録媒体が装着されている とを報知する音声を出力する出力工程と、 含み、前記出力行程は、前記取得工程によ て取得された属性情報が、前記地点に存在 る施設の利用時間に関する特定条件に合致 る場合には、前記音声を出力しないことを 徴とする。

 また、本発明にかかる音声出力プログラ は、請求項7に記載の音声出力方法をコンピ ュータに実行させることを特徴とする。

 また、本発明にかかるコンピュータに読 取り可能な記録媒体は、請求項8に記載の音 声出力プログラムを記録したことを特徴とす る。

図1は、本発明にかかる実施の形態の電 子機器の機能的構成を示すブロック図である 。 図2は、本発明にかかる実施の形態の電 子機器100の処理の手順を示すフローチャート である。 図3は、実施例にかかるETCシステムの機 能的構成を示すブロック図である。 図4は、ETC車載器301のハードウェア構成 を示すブロック図である。 図5は、ナビゲーション装置302のハード ウェア構成を示すブロック図である。 図6は、除外リストの概略構成を示す説 明図である。 図7は、除外リスト600登録時の処理の手 順を示すフローチャートである。 図8は、実施例のETCシステム300の処理の 手順(その1)を示すフローチャートである。 図9は、実施例のETCシステム300の処理の 手順(その2)を示すフローチャートである。

符号の説明

 100 電子機器
 101 検知部
 102 判断部
 103 記録部
 104 取得部
 105 判定部
 106 出力部

 以下に添付図面を参照して、この発明に かる電子機器、音声出力方法、音声出力プ グラムおよび記録媒体の好適な実施の形態 詳細に説明する。

(実施の形態)
(電子機器の機能的構成)
 図1は、本発明にかかる実施の形態の電子機 器の機能的構成を示すブロック図である。図 1に示したように、本発明にかかる実施の形 の電子機器100は、検知部101と、判断部102と 記録部103と、取得部104と、判定部105と、出 部106と、を備えている。

 検知部101は、図示しないアクセサリ電源 ON/OFFを検知する。アクセサリ電源は、たと ば、利用者によって車両のエンジンがON/OFF 作されることによってON/OFFされる。利用者 、たとえば、目的地点や休憩地点などに向 って車両を移動させる場合にアクセサリ電 をONにし、目的地点や休憩地点などにおい 、車両を離れる際にアクセサリ電源をOFFに る。アクセサリ電源は、たとえば、車両に えられたバッテリーと電気的に接続され、 用者の操作によって、車両に搭載された各 電装部品に電気を供給する。検知部101は、 知の技術であるために詳細な説明は省略す が、たとえば、各種電気測定センサなどを いることにより実現することができる。

 判断部102は、検知部101によりアクセサリ 源のOFFが検知された場合に、ETC車載器に記 媒体が装着されているか否かを判断する。 断部102は、たとえば、ETC車載器に備えられ ICカードスロットの内部に設けられたセン などで記録媒体の有無を検出することによ 実現することができる。ETC車載器およびICカ ードスロットの内部構造などについては、公 知の技術であるため、ここでは説明を省略す る。

 記録部103は、地図情報が記録されている 地図情報とは、建物、河川、地点表面など 地点物(フィーチャ)をあらわす背景データ 、道路の形状をあらわす道路形状データと 地点の属性情報と、などを有した情報であ 。属性情報とは、たとえば、地点の施設ま は道路などの種類や特徴をあらわす情報で る。また、属性情報は、利用者によって登 された地点であることをあらわす情報や、 用者の移動履歴から生成される移動履歴に する情報などを含むこととしてもよい。移 履歴に関する情報とは、たとえば、車両の 動した地点の履歴やそれぞれの地点でのア セサリ電源OFFから再びONになるまでの時間数 から算出できるその地点での滞在時間などを あらわす情報である。記録部103は、たとえば 、地図情報を記録したDVDやハードディスクな どの記録媒体および当該記録媒体の読み取り 装置などを用いることにより実現することが できる。

 取得部104は、判断部102により記録媒体が 着されていると判断された場合に、検知部1 01によりアクセサリ電源のOFFが検知された地 の属性情報を取得する。取得部104は、たと ば、GPS(Global Positioning System)と地図情報を わせて用いることにより実現することがで る。

 判定部105は、取得部104により取得された 性情報が地点に存在する施設の利用時間に する特定条件に合致するか否かを判定する 利用時間に関する特定条件に合致するか否 は、たとえば、地点に存在する施設の属性 報に基づいて判定する。具体的には、地点 属性情報が所定の種類の施設をあらわす情 であるか否か、利用者によって登録された 点であるか否か、などの判定の判定をおこ う。

 出力部106は、判定部105によって、属性情 が地点に存在する施設の利用時間に関する 定条件に合致すると判定された場合には音 を出力せず、合致しないと判定された場合 は音声を出力する。また、電子機器100に別 に判定部105を設けずに、出力部106は、取得 104により取得された属性情報が、地点に存 する施設の利用時間に関する特定条件に合 する場合には音声を出力せず、合致しない 合には音声を出力するようにしてもよい。 力部106は、スピーカなどを用いることによ 実現することができる。

(電子機器100の処理の手順)
 つぎに、本発明にかかる実施の形態の電子 器100の処理の手順について説明する。図2は 、本発明にかかる実施の形態の電子機器100の 処理の手順を示すフローチャートである。図 2に示したフローチャートは、たとえば、利 者が車両のエンジンを切るなどして、電子 器100が車両のアクセサリ電源のOFFを検知し 場合などにおこなわれる。図2に示したフロ チャートにおいて、まず、電子機器100は、 クセサリ電源のOFFを検知するまで待機する( ステップS201:Noのループ)。

 ステップS201において、アクセサリ電源の OFFを検知したと判定された場合(ステップS201: Yes)には、ETC車載器に記録媒体が装着されて るか否かを判定する(ステップS202)。ステッ S202において、記録媒体がETC車載器に装着さ ていると判定された場合(ステップS202:Yes)に は、ステップS203へと進む。記録媒体が装着 れていないと判定された場合(ステップS202:No )には、そのまま一連の処理を終了する。

 ステップS202において、記録媒体がETC車載 器に装着されていると判定された場合、つぎ に、電子機器100は、アクセサリ電源のOFFが検 知された地点の属性情報を取得する(ステッ S203)。ステップS203において、アクセサリ電 のOFFが検知された地点の属性情報を取得し のち、取得した属性情報が地点に存在する 設の利用時間に関する特定条件に合致する 否かを判定する(ステップS204)。

 ステップS204において、特定条件に合致す ると判定された場合(ステップS204:Yes)には、 声の出力をしない(ステップS205)で、一連の 理を終了する。特定条件に合致しないと判 された場合(ステップS204:No)には、音声を出 し(ステップS206)、一連の処理を終了する。

 上述したように、本発明にかかる実施の 態の電子機器100によれば、アクセサリ電源 OFFが検知された地点における音声の出力を 択的におこなうことができる。具体的にい ば、アクセサリ電源のOFFが検知された地点 属性情報が利用時間に関する特定条件に合 するか否かによって、音声の出力を選択的 おこなうことができる。これにより、利用 間に関する特定条件に合致する場合の音声 出力をしないようにすることができる。こ により、利用時間に関する特定条件に合致 る地点での不用意な音声の報知をなくし、 該地点でETCカードを装着した車両が無人に るという情報を周囲に案内してしまうこと 防止して、防犯性を向上させることができ 。

 また、本発明にかかる実施の形態の電子 器100によれば、アクセサリ電源のOFFが検知 れた地点の属性情報が、利用目的が限定可 な地点をあらわす情報か否かによって音声 出力を選択的におこなうことができる。こ により、たとえば、アクセサリ電源のOFFが 知された地点が、電子機器100の製造側が利 時間が短時間であると判断した地点の場合 は、音声の出力をしないようにすることが きる。これにより、電子機器100の製造側が 用時間が短時間であると判断した地点での 用意な音声の出力をなくし、当該地点でETC ードを装着した車両が無人になるという情 を周囲に案内してしまうことを防止して、 犯性を向上させることができる。

 また、本発明にかかる実施の形態の電子 器100によれば、アクセサリ電源のOFFが検知 れた地点の属性情報が、コンビニエンスス ア、ガソリンスタンド、有料道路と併せて 用可能な休憩施設をあらわす情報である場 には、音声を出力しないようにすることが きる。これにより、コンビニエンスストア ガソリンスタンド、有料道路と併せて利用 能な休憩施設での不用意な音声の出力をな し、当該地点でETCカードを装着した車両が 人になるという情報を周囲に案内してしま ことを防止して、防犯性を向上させること できる。

 また、たとえば、電子機器100に、さらに 録部を設けて、音声の出力の有無を利用者 登録に基づいて、判断することとしてもよ 。これにより、たとえば、コンビニエンス トアの限定された店舗において音声の出力 しないようにするなど、利用者の多様なニ ズに応じて、柔軟に防犯性を向上させるこ ができる。

 また、たとえば、電子機器100に、さらに 時部を設けて、アクセサリ電源がOFFにされ から再びONにされるまでの時間を計時し、 時された時間が、属性情報として記録され 地点における基準時間以内である場合に、 声を出力しないようにすることとしてもよ 。すなわち、この場合、電子機器100は、利 者の移動履歴に関する情報として、各地点 おけるアクセサリ電源がOFFにされてから再 ONにされるまでの時間を計時して、記録して おく。そして、アクセサリ電源のOFFを検知し た地点の移動履歴に関する情報が所定の基準 時間以内である場合に、当該地点で音声の出 力をしないようにする。これにより、たとえ ば、日常的にコンビニエンスストアに長時間 滞在する利用者には、コンビニエンスストア においても音声の出力をおこなうなど、利用 者の生活状況に応じて、防犯性を向上させる ことができる。

 つぎに、上述した実施の形態にかかる電 機器100の実施例について説明する。本実施 においては、上述した実施の形態にかかる 子機器100を、車両に搭載されたETC車載器と ナビゲーション装置と、によって構成され ETCシステムに適用した例である。

(ETCシステムの概略構成)
 図3は、実施例にかかるETCシステムの概略構 成を示す図である。図3に示したように、実 例のETCシステム300は、ETC車載器301と、ナビ ーション装置302と、によって構成されてい 。ETC車載器301と、ナビゲーション装置302と は通信網303を介して相互に通信が可能であ 。通信網303は、有線による通信網であって よいし、無線による通信網であってもよい

(ETC車載器のハードウェア構成)
 つぎに、図4を用いて、実施例にかかるETC車 載器301のハードウェア構成について説明する 。図4は、ETC車載器301のハードウェア構成を すブロック図である。図4に示したように、E TC車載器301は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、フ ッシュメモリ404と、ETCカードリーダ405と、 声IF406と、スピーカ407と、入力デバイス408 、通信I/F409と、を備えている。また、各構 部401~409はバス410によってそれぞれ接続され いる。

 まず、CPU401は、ETC車載器301の全体の制御 司る。ROM402には、たとえば、ブートプログ ムや料金決済プログラムなどのプログラム 記録されている。また、RAM403は、CPU401のワ クエリアとして使用される。すなわち、CPU4 01は、RAM403をワークエリアとして使用しなが 、ROM402に記録された各種プログラムを実行 ることによって、ETC車載器301の全体の制御 司る。

 フラッシュメモリ404は、書き換え自在な 揮発性半導体メモリであり、CPU401の制御に たがってデータの読み取り/書き込みをおこ なう。フラッシュメモリ404には、たとえば、 NAND型フラッシュメモリやNOR型フラッシュメ リなどを用いることができる。フラッシュ モリ404に記録される情報の一例として、た えば、ETCシステム300の利用履歴に関する情 などが挙げられる。利用履歴に関する情報 は、たとえば、ETCシステム300を搭載した車 の、有料道路に入ったインターチェンジの 称や有料道路から降りたインターチェンジ 名称、その際の通行料金、その際の日付な の情報である。

 ETCカードリーダ405は、公知の技術である め詳細な説明を省略するが、ETCカードを装 するためのICカードスロットや、ICカードス ロットにETCカードが装着されているか否かを 判断するためのカード装着センサなどを備え ており、装着されたETCカードが備えるICチッ に記録されているデータを読み取り、読み ったデータに基づいて通行料金の支払いな に関するETCカードに対するデータの入出力 おこなう。

 音声I/F406は、音声出力用のスピーカ407に 続される。音声I/F406は、CPU401の制御に従っ 、スピーカ407にデータを入力し、スピーカ4 07からは入力されたデータに応じた音声が出 される。スピーカ407から、出力される音声 、具体的には、たとえば、アクセサリ電源 OFF時にETCカードがETCカードリーダ405に装着 れている場合に発生される警告メッセージ どがある。

 入力デバイス408は、文字、数値、各種指 などの入力のための複数のキーを備えたリ コン(Remote Control)、キーボード、マウス、 ッチパネルなどが挙げられる。入力デバイ 408は、利用者によって選択されたキーに対 するデータをETC車載器301内部へ入力する。 力デバイス408は、ETC車載器301本体と一体と て設けられていてもよいし、リモコンなど より、ETC車載器301本体とは別体として設け れていてもよい。

 通信I/F409は、有線または無線を介してナ ゲーション装置302と接続され、ETC車載器301 ナビゲーション装置302とのインターフェー として機能する。また、通信I/F409は、図示 ない有料道路の出入り口などに設けられたE TC路側器と接続され、たとえば、ETCシステム3 00を搭載した車両が有料道路の出入り口を通 する際に、車両の情報、ETCカードの番号、 口料金所、出口料金所、通行料金など料金 受に必要な情報をETC路側器と授受する。

(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
 つぎに、図5を用いて、実施例にかかるナビ ゲーション装置302のハードウェア構成につい て説明する。図5は、ナビゲーション装置302 ハードウェア構成を示すブロック図である 図5に示したように、ナビゲーション装置302 、CPU501と、ROM502と、RAM503と、磁気ディスク ライブ504と、磁気ディスク505と、光ディス ドライブ506と、光ディスク507と、音声I/F(イ ンターフェース)508と、マイク509と、スピー 510と、入力デバイス511と、映像I/F512と、デ スプレイ513と、カメラ514と、通信I/F515と、GP Sユニット516と、各種センサ517と、を備えて る。また、各構成部501~517はバス520によって れぞれ接続されている。

 まず、CPU501は、ナビゲーション装置302の 体の制御を司る。ROM502には、ブートプログ ム、現在地点特定プログラム、経路探索プ グラム、経路誘導プログラム、音声生成プ グラム、地図情報表示プログラム、通信プ グラム、データベース作成プログラム、デ タ解析プログラムなどのプログラムが記録 れている。また、RAM503は、CPU501のワークエ アとして使用される。すなわち、CPU501は、R AM503をワークエリアとして使用しながら、ROM5 02に記録された各種プログラムを実行するこ によって、ナビゲーション装置302の全体の 御を司る。現在地点特定プログラムは、た えば、後述するGPSユニット516および各種セ サ517の出力情報に基づいて、車両の現在地 (ナビゲーション装置302の現在地点)を特定 せる。

 経路探索プログラムは、後述する磁気デ スク505または光ディスク507に記録されてい 地図情報などを利用して、出発地点から目 地点までの最適な経路や、当該最適な経路 外れた場合の迂回経路を探索させる。ここ 、最適な経路とは、目的地点までにかかる ストが最小の経路や利用者が指定した条件 最も合致する経路などである。経路探索プ グラムを実行することによって探索された 導経路は、CPU501を介して音声I/F508や映像I/F5 12へ出力される。

 経路誘導プログラムは、経路探索プログ ムを実行することによって探索された経路 導情報、車両の現在地点情報、磁気ディス 505または光ディスク507から読み出された地 情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導 報の生成をおこなわせる。経路誘導プログ ムを実行することによって生成された経路 導情報は、CPU501を介して音声I/F508や映像I/F5 12へ出力される。

 音声生成プログラムは、パターンに対応 たトーンと音声の情報を生成させる。すな ち、経路誘導プログラムを実行することに って生成された経路誘導情報に基づいて、 内ポイントに対応した仮想音源の設定と音 ガイダンス情報の生成をおこなわせる。音 ガイダンス情報には、たとえば、右左折地 を経路通りに右左折すべき旨の警報、右左 地点の手前で減速すべき旨の警報、右左折 損なった場合の迂回経路についての情報や 右左折し損なった場合に引き返すべき旨の 内情報が含まれる。生成された音声ガイダ ス情報はCPU501を介して音声I/F508へ出力され 。地図情報表示プログラムは、映像I/F512に って磁気ディスク505または光ディスク507か 読み出された地図情報をディスプレイ513に 示させる。

 磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御 したがって磁気ディスク505に対するデータ 読み取り/書き込みを制御する。磁気ディス ク505には、磁気ディスクドライブ504の制御で 書き込まれたデータが記録される。磁気ディ スク505としては、たとえば、HD(ハードディス ク)やFD(フレキシブルディスク)を用いること できる。

 光ディスクドライブ506は、CPU501の制御に たがって光ディスク507に対するデータの読 取り/書き込みを制御する。光ディスク507は 、光ディスクドライブ506の制御にしたがって データの読み出される着脱自在な記録媒体で ある。光ディスク507は、書き込み可能な記録 媒体を利用することもできる。また、この着 脱可能な記録媒体として、光ディスク507のほ か、MO、メモリカードなどであってもよい。

 磁気ディスク505または光ディスク507に記 される情報の一例として、経路探索・経路 導などに用いる地図情報が挙げられる。地 情報は、建物、河川、地点表面などの地点 (フィーチャ)をあらわす背景データと、道 の形状をあらわす道路形状データとを有し おり、ディスプレイ513の表示画面において2 元または3次元に描画される。

 道路形状データは、さらに交通条件デー を有する。交通条件データには、たとえば 各ノードについて、信号や横断歩道などの 無、高速道路の出入口やジャンクションの 無、各リンクについての長さ(距離)、道幅 進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、 般道路)などの情報が含まれている。

 また、交通条件データには、過去の渋滞 報を、季節・曜日・大型連休・時刻などを 準に統計処理した過去渋滞情報を記録して る。ナビゲーション装置302は、後述する通 I/F515によって受信される道路交通情報によ て現在発生している渋滞の情報を得るが、 去渋滞情報により、指定した時刻における 滞状況の予想をおこなうことが可能となる

 なお、本実施例では地図情報を磁気ディ ク505または光ディスク507に記録するように たが、これらに限るものではない。地図情 は、ナビゲーション装置302のハードウェア 一体に設けられているものに限って記録さ ているものではなく、ナビゲーション装置3 02の外部に設けられていてもよい。この場合 ナビゲーション装置302は、たとえば、通信I /F515を通じて、ネットワークを介して地図情 を取得する。取得された地図情報はRAM503な に記録される。

 音声I/F508は、音声入力用のマイク509およ 音声出力用のスピーカ510に接続される。マ ク509に受音された音声は、音声I/F508内でA/D 換される。また、スピーカ510からは音声が 力される。なお、マイク509から入力された 声は、音声データとして磁気ディスク505あ いは光ディスク507に記録可能である。

 入力デバイス511は、文字、数値、各種指 などの入力のための複数のキーを備えたリ コン(Remote Control)、キーボード、マウス、 ッチパネルなどが挙げられる。入力デバイ 511は、利用者によって選択されたキーに対 するデータをCPU501に対して入力する。入力 バイス511は、ナビゲーション装置302本体と 体として設けられていてもよいし、リモコ などにより、ナビゲーション装置302本体と 別体として設けられていてもよい。

 映像I/F512は、ディスプレイ513およびカメ 514と接続される。映像I/F512は、具体的には たとえば、ディスプレイ513全体の制御をお なうグラフィックコントローラと、即時表 可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video  RAM)などのバッファメモリと、グラフィック コントローラから出力される画像データに基 づいて、ディスプレイ513を表示制御する制御 ICなどによって構成される。

 ディスプレイ513には、アイコン、カーソ 、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や 像などの各種データが表示される。ディス レイ513としては、たとえば、CRT、TFT液晶デ スプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL ィスプレイなどを用いることができる。デ スプレイ513は、車両に複数備えられていて よく、たとえば、運転者に対するものと後 座席に着座する搭乗者に対するものなどで る。

 カメラ514は、車両内部あるいは外部の映 を撮影する。映像は静止画あるいは動画の ちらでもよく、たとえば、カメラ514によっ 車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影し 映像を映像I/F512を介してCPU501あるいは磁気 ィスク505や光ディスク507などの記録媒体に 力する。

 通信I/F515は、上述したETC車載器301の通信I /F409と接続され、ETC車載器301とナビゲーショ 装置302との各種データの授受をおこなう。 た、通信I/F515は、無線を介してネットワー に接続され、ナビゲーション装置302とCPU501 のインターフェースとして機能する。通信I /F515は、さらに、無線を介してインターネッ などの通信網に接続され、この通信網とCPU5 01とのインターフェースとしても機能する。

 通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯 話網などがある。具体的には、通信I/F515は たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Informati on and Communication System)/ビーコンレシーバ、 線ナビゲーション装置、およびその他のナ ゲーション装置によって構成され、VICSセン ターから配信される渋滞や交通規則などの道 路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商 である。また、通信I/F515は、テレビ放送や ジオ放送を受信することとしてもよい。

 GPSユニット516は、GPS衛星からの電波を受 し、車両の現在地点を示す情報を算出する GPSユニット516の出力情報は、後述する各種 ンサ517の出力値とともに、CPU501による車両 現在地点の特定に際して利用される。現在 点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高 などの、地図情報上の1点を特定する情報で ある。

 各種センサ517は、車速センサや加速度セ サ、角速度センサなどの、車両の位置や挙 を決定することが可能な情報を出力する。 種センサ517の出力値は、CPU501による車両の 在地点の特定や、速度や方位の変化量の測 などに用いられる。

(ETCシステム300の警告メッセージの出力)
 ETCシステム300は、たとえば、コンビニエン ストアやガソリンスタンドなど、利用者が 時間しか滞在しないとETCシステム300の製造 が判断した所定の地点では警告メッセージ 出力がおこなわれない設定となっている。 なわち、ETCシステム300の製造側があらかじ 地図情報中に記録した地点の種類に応じて 当該地点における警告メッセージの出力の 無を決定する。また、ETCシステム300は、利 者が警告を中止する地点をあらかじめ除外 ストに登録しておき、それにより、当該地 での警告メッセージの出力の有無を決定す こととしてもよい。

(除外リストの構成)
 ここで、実施例の除外リストについて説明 る。上述したように、ETCシステム300におい 、利用者は警告メッセージの出力を中止し い地点を除外リストに登録することで、当 地点の警告メッセージの出力を中止する。 外リストは、ETCカードリーダ405にETCカード 装着されたままであることの警告メッセー の出力を中止したい任意の地点(以下、「非 警告地点」という。)に関する情報を格納す 。

 非警告地点は、利用者による入力デバイ 511の操作によって指定された任意の地点で り、たとえば、コンビニエンスストアやガ リンスタンドなどが存在する地点である。 警告地点に関する情報は、非警告地点の地 情報中に記録されている名称などであって よいし、上記の非警告地点をあらわす経度/ 緯度情報であってもよいし、地図上における 座標をあらわす情報であってもよい。

 図6は、除外リストの概略構成を示す説明 図である。図6に示すように、除外リスト600 、非警告地点に関する情報601を格納してい 。非警告地点に関する情報601は、名称およ 座標に関する情報610と、属性情報620と、警 情報630と、を備えている。ここで、名称お び座標に関する情報610は、具体的には、た えば、「名称:コンビニエンスストア○○霞 関店」や、「座標:(□□,■■)」など地図上 における地点を特定可能な情報である。除外 リスト600に登録する地点は、利用者が入力デ バイス511の操作することにより、地点の名称 を入力することで登録できるものとしてもよ いし、座標を直接入力することにより、登録 できるものとしてもよい。

 属性情報620は、具体的には、たとえば、 図情報中に記録されている「東京都」や「 代田区」などの地点の所在地域をあらわす 報や、「コンビニエンスストア」や「ガソ ンスタンド」などの地点の種類をあらわす 報などである。また、属性情報620は、これ に限らず、地点の特徴をあらわす情報であ ば何でもよい。また、属性情報620の所在地 をあらわす情報や地点の種類をあらわす情 などの各項目にはタグ情報を付加して、各 目ごとに利用者に絞りこませていき、非警 地点を登録しやすくした構成としてもよい

 また、属性情報620には、利用者の移動履 に関する情報から集計された情報を付加し もよい。具体的には、たとえば、車両のエ ジンが切られた場合に、エンジンが切られ ときの車両の地点と、エンジンが切られた きの時刻を記録し、再びエンジンがかけら たときの時刻から、エンジンが切られてい 間の時間数を算出し、算出された時間数を 点ごとに集計し、各地点の属性情報720とし もよい。これにより、たとえば、利用者が 外リスト600の設定において「自動設定モー 」を選択した場合には、地点ごとのエンジ が切られていた時間数の集計から、エンジ を切っている時間数が平均して15分以内な といった地点を除外リスト600に登録するこ ができる。

 警告情報630は、具体的には、たとえば、 外リスト600に登録された非警告地点におけ 非警告条件などに関する情報である。非警 条件は、警告をおこなわない場合の条件で り、利用者による入力デバイス511の操作に って指定された条件などである。

 さらに、具体的に言えば、非警告条件は 名称および座標に関する情報610に、ナビゲ ション装置302が搭載しているクロック機能 どから得られる時間情報を組み合わせるこ により設定することができる。これにより たとえば、「コンビニエンスストア○○霞 関店」を昼間に利用する場合のみ非警告と るといった設定が可能となる。具体的には たとえば、「コンビニエンスストア○○霞 関店」では8時から18時までの時間帯におい は警告がおこなわれないが、他の時間帯で 警告がおこなわれるといった設定が可能と る。

(除外リスト600に非警告地点を登録する際の 順)
 つぎに、利用者が、除外リスト600に非警告 点を登録する際の手順について説明する。 こでは、たとえば、利用者が除外リスト600 「コンビニエンスストア○○霞が関店」を 警告地点として登録する際の手順を例に挙 て説明する。

 利用者は、まず、ナビゲーション装置302 設定を「除外リスト登録モード」にする。 れにより、ナビゲーション装置302は、目的 点までの経路情報を案内する「経路誘導モ ド」などから、非警告地点を除外リスト600 登録する「除外リスト登録モード」へと切 替わる。そこで、ナビゲーション装置302は たとえば、「登録したい地点の種類は何で か?」とディスプレイ513に表示する。

 つぎに、利用者は、「コンビニエンスス ア」と入力する。それにより、コンビニエ スストア一覧がディスプレイ513に表示され 。コンビニエンスストア一覧とは、たとえ 、「コンビニエンスストア○○」、「コン ニ□□」、「△△コンビニエンスストア」 どのコンビニエンスストアの種類ごとの一 である。

 つぎに、利用者は「コンビニエンススト ○○」を選択する。それにより、都道府県 覧がディスプレイ513に表示される。都道府 一覧とは、たとえば、「東京都」、「埼玉 」、「神奈川県」などの都道府県の一覧で る。つぎに、利用者は、「東京都」を選択 る。それにより、東京都内の区市町村一覧 ディスプレイ513に表示される。区市町村一 とは、たとえば、「千代田区」、「港区」 「中央区」などの東京都内の区市町村の一 である。そこで、利用者は、「千代田区」 選択する。それにより、千代田区内のコン ニエンスストア○○の店舗一覧がディスプ イ513に表示される。

 つぎに、利用者は、千代田区内のコンビ エンスストア○○の店舗一覧から、霞が関 を選択する。それにより、「コンビニエン ストア○○霞が関店を除外リストに登録し もよいですか?」と、利用者に登録を確認す る旨がディスプレイ513に表示される。利用者 は、そこで「Yes」を選択することにより「コ ンビニエンスストア○○霞が関店」を除外リ スト600に登録することができる。

 また、たとえば、利用者が現在、「コン ニエンスストア○○霞が関店」に駐車して る場合には、「現在地点を除外リストに登 する」といった要求ボタンを作り、要求ボ ンを押下することで、容易に「コンビニエ スストア○○霞が関店」を除外リスト600に 録できることとしてもよい。

 さらに、除外リスト600には、複数の地点 一括で登録できるようにしてもよい。たと ば、「コンビニエンスストア○○霞が関店 を利用者が除外リスト600に登録した場合に 「すべてのコンビニエンスストアを除外リ トに登録しますか?」とディスプレイ513に表 示し、利用者に「Yes」または「No」を選択さ ることとしてもよい。このとき、利用者が Yes」を選択した場合には、すべてのコンビ エンスストアが一括で除外リスト600に登録 れることとなる。

 また、除外リスト600は、上述した警告条 を同時に複数、設定することで、利用者の ーズに応じた設定が可能となる。具体的に たとえば、すべてのコンビニエンスストア 昼間は警告をおこなわないようにするとい た設定が可能となる。

(除外リスト600登録時の処理の手順)
 図7は、除外リスト600登録時の処理の手順を 示すフローチャートである。図7に示したフ ーチャートは、たとえば、利用者の任意の イミングで適宜おこなわれる。図7に示した ローチャートにおいて、まず、ETCシステム3 00は、利用者から除外リスト登録の要求があ まで待機する(ステップS701:Noのループ)。

 利用者から除外リスト登録の要求があっ 場合には(ステップS701:Yes)、除外リスト600に 登録する地点の名称または座標を受け付ける まで待機する(ステップS702:Noのループ)。登録 する地点の名称または座標を受け付けたら( テップS702:Yes)、登録する地点の名称または 標を含む新たな除外リスト600を生成する(ス ップS703)。その後、新たな除外リスト600を 録し(ステップS704)、一連の処理を終了する

 また、利用者に、たとえば、防犯設定ON/O FFを選択させ、利用者が防犯設定ONを選択し 場合には、コンビニエンスストアやガソリ スタンドなどの利用者の滞在時間が短いとET Cシステム300の製造側が判断した地点や除外 スト600に登録した地点においてはETCカード ーダ405にETCカードが装着された状態でアク サリ電源のOFFを検知した場合に警告メッセ ジの出力を中止し、防犯設定OFFを選択した 合には、あらゆる地点でETCカードリーダ405 ETCカードが装着された状態でアクセサリ電 のOFFを検知した場合に警告メッセージを出 することとしてもよい。

 つぎに、実施例のETCシステム300の処理の 順について説明する。以下に示す、ETCシス ム300の処理の手順(その1)はETCシステム300の 造側があらかじめ地図情報中に記録した地 の種類に応じて警告メッセージの出力の有 を決定する際の処理の手順であり、ETCシス ム300の処理の手順(その2)は除外リスト600に づいて警告メッセージの出力の有無を決定 る際の処理の手順である。

(ETCシステム300の処理の手順(その1))
 図8は、実施例のETCシステム300の処理の手順 (その1)を示すフローチャートである。図8に したフローチャートは、たとえば、利用者 車両のエンジンを切るなどして、ETCシステ 300がアクセサリ電源のOFFを検知した場合な におこなわれる。図8に示したフローチャー において、まず、ETCシステム300は、アクセ リ電源のOFFを検知するまで待機する(ステッ プS801:Noのループ)。

 アクセサリ電源のOFFを検知した場合(ステ ップS801:Yes)には、ETCカードリーダ405にETCカー ドが装着されているか否かを判定する(ステ プS802)。ETCカードリーダ405にETCカードが装着 されていると判定された場合(ステップS802:Yes )には、ステップS803へと進む。ETCカードリー 405にETCカードが装着されていないと判定さ た場合(ステップS802:No)には、そのまま一連 処理を終了する。

 ステップS802において、ETCカードリーダ405 にETCカードが装着されていると判定された場 合、つぎに、ETCシステム300は、設定が防犯設 定ONであるか否かの判定をおこなう(ステップ S803)。防犯設定ONであると判定された場合(ス ップS803:Yes)には、ステップS804へと進む。防 犯設定ONでないと判定された場合(ステップS80 3:No)には、警告メッセージを出力し(ステップ S808)、一連の処理を終了する。ステップS803に おいて、防犯設定ONであると判定された場合 つぎに、ETCシステム300は、現在地点に関す 情報を取得する(ステップS804)。

 現在地点に関する情報とは、車両の現在 点の位置をあらわす情報や地図情報中に記 されている現在地点における属性情報など ある。現在地点に関する情報を取得したの 、現在地点に関する情報から離車時間に関 る情報を取得する(ステップS805)。離車時間 関する情報とは、たとえば、ETCシステム300 製造側があらかじめ地図情報中に記録した 地点における種類に応じて設定された情報 ある。具体的に言えば、ETCシステム300の製 側は、たとえば、コンビニエンスストアに して滞在時間が所定時間より短いと推定し 滞在時間が所定時間より短いことをあらわ 情報を付加し、それ以外の滞在時間が所定 間より長いと推定した地点には滞在時間が 定時間より長いことをあらわす情報を付加 る。

 ステップS805において、離車時間に関する 情報を取得したのち、離車時間に関する情報 から警告メッセージの出力を中止するか否か を判定する(ステップS806)。具体的には、地図 情報における現在地点に関する情報に滞在時 間が所定時間より短い地点をあらわす情報が 付加されている場合には警告メッセージの出 力を中止すると判定し、滞在時間が所定時間 より長い地点をあらわす情報が付加されてい る場合には警告メッセージを出力すると判定 する。

 離車時間に関する情報から警告メッセー の出力を中止すると判定された場合(ステッ プS806:Yes)には、警告メッセージの出力を中止 し(ステップS807)、一連の処理を終了する。離 車時間に関する情報から警告メッセージの出 力を中止しないと判定された場合(ステップS8 06:No)には、警告メッセージを出力した(ステ プS808)のち、一連の処理を終了する。

(ETCシステム300の処理の手順(その2))
 図9は、実施例のETCシステム300の処理の手順 (その2)を示すフローチャートである。実施例 のETCシステム300の処理の手順(その2)は、上述 した除外リスト600に基づいて、音声メッセー ジの出力を中止する場合の処理の手順である 。図9に示したフローチャートは、たとえば 利用者が車両のエンジンを切るなどして、ET Cシステム300がアクセサリ電源のOFFを検知し 場合などにおこなわれる。図9に示したフロ チャートにおいて、まず、ETCシステム300は アクセサリ電源のOFFを検知するまで待機す (ステップS901:Noのループ)。

 アクセサリ電源のOFFを検知した場合(ステ ップS901:Yes)には、ETCカードリーダ405にETCカー ドが装着されているか否かを判定する(ステ プS902)。ETCカードリーダ405にETCカードが装着 されていると判定された場合(ステップS902:Yes )には、ステップS903へと進む。ETCカードリー 405にETCカードが装着されていないと判定さ た場合(ステップS902:No)には、そのまま一連 処理を終了する。

 ステップS902において、ETCカードリーダ405 にETCカードが装着されていると判定された場 合、つぎに、ETCシステム300は、設定が防犯設 定ONであるか否かの判定をおこなう(ステップ S903)。防犯設定ONであると判定された場合(ス ップS903:Yes)には、ステップS904へと進む。防 犯設定ONでないと判定された場合(ステップS90 3:No)には、警告メッセージを出力し(ステップ S908)、一連の処理を終了する。ステップS903に おいて、防犯設定ONであると判定された場合 つぎに、ETCシステム300は、現在地点に関す 情報を取得する(ステップS904)。現在地点に する情報を取得したのち、除外リスト600を 照する(ステップS905)。

 除外リスト600を参照したのち、現在地点 除外リスト600に登録されている地点か否か 判定する(ステップS906)。現在地点が除外リ ト600に登録されている地点であると判定さ た場合(ステップS906:Yes)には、警告メッセー ジの出力を中止し(ステップS907)、一連の処理 を終了する。現在地点が除外リスト600に登録 されていない地点であると判定された場合( テップS906:No)には、警告メッセージを出力し たのち(ステップS908)、一連の処理を終了する 。

 上述したように、実施例のETCシステム300 よれば、アクセサリ電源のOFFが検知された 点における警告メッセージの出力を離車時 に関する情報に基づいて中止することがで る。これにより、離車時間が所定時間より いとETCシステム300の製造側が地図情報中に 録した地点では、警告メッセージの出力を 止し、当該地点でETCカードを装着した車両 無人になるという情報を周囲に案内してし うことを防止して、防犯性を向上させるこ ができる。

 また、実施例のETCシステム300によれば、 クセサリ電源のOFFが検知された地点の属性 報が、コンビニエンスストア、ガソリンス ンド、有料道路と併せて利用可能な休憩施 をあらわす情報である場合には、警告メッ ージを出力しないようにすることができる これにより、コンビニエンスストア、ガソ ンスタンド、有料道路と併せて利用可能な 憩施設において不用意な警告の報知をなく 、当該地点でETCカードを装着した車両が無 になるという情報を周囲に案内してしまう とを防止して、防犯性を向上させることが きる。

 また、実施例のETCシステム300によれば、 用者が警告メッセージの出力を希望しない 点を非警告地点として除外リスト600に登録 ることにより、当該地点における警告メッ ージの出力を中止することができる。これ より、利用者の希望に沿った任意の地点で 告メッセージの出力を中止させ、当該地点 ETCカードを装着した車両が無人になるとい 情報を周囲に案内してしまうことを防止し 、防犯性を向上させることができる。

 また、実施例のETCシステム300によれば、 告メッセージの出力の有無を利用者の移動 歴に関する情報に基づいて判断することが きる。これにより、たとえば、日常的にコ ビニエンスストアに長時間滞在する利用者 は、コンビニエンスストアにおいても音声 出力をおこなうなど、利用者の生活状況に じて、防犯性を向上させることができる。

 なお、本実施の形態で説明した音声出力 法は、あらかじめ用意されたプログラムを ーソナル・コンピュータやワークステーシ ンなどのコンピュータで実行することによ 実現することができる。このプログラムは ハードディスク、フレキシブルディスク、C D-ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り 能な記録媒体に記録され、コンピュータに って記録媒体から読み出されることによっ 実行される。またこのプログラムは、イン ーネットなどのネットワークを介して配布 ることが可能な伝送媒体であってもよい。