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Patent Searching and Data


Title:
ELEVATOR CAR DOOR LOCK
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/128155
Kind Code:
A1
Abstract:
An elevator car has a cam fixed to a door hanger for suspending a car door of type where it opens to one side, a stationary hook fixed to the door hanger, a first roller installed on the car and moved downward by being pressed by a cam when the door hanger is moved, a second roller installed on the car and moved upward when in contact with a landing vane when the first roller is moved downward, the landing vane being vertically installed at that position of a hoistway which is near a landing and is closer to a door closed position than the track of the first roller drawn by movement of the car, and a movable hook installed on the car so as to face the stationary hook and released from the stationary hook when the second roller is moved upward.

Inventors:
KITAZAWA MASAYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/057494
Publication Date:
October 22, 2009
Filing Date:
April 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
KITAZAWA MASAYA (JP)
International Classes:
B66B13/18
Domestic Patent References:
WO2006080094A12006-08-03
WO2006080094A12006-08-03
Foreign References:
JPH08208161A1996-08-13
JPH0213591A1990-01-17
JPS59194984A1984-11-05
Other References:
See also references of EP 2263963A4
Attorney, Agent or Firm:
TAKAHASHI, Shogo et al. (JP)
Shogo Takahashi (JP)
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Claims:
カゴの片側開形ドアを懸垂するドアハンガーに固定されたカムと、
前記ドアハンガーに固定された静止フックと、
前記カゴに取り付けられ、前記ドアハンガーの移動にともなう前記カムの押圧により下方向に移動する第1のローラと、
前記カゴに取り付けられ、前記第1のローラの下方向の移動に基づいて、前記カゴの移動による前記第1のローラの軌跡より戸閉方向側の昇降路の乗場近傍に縦方向に取り付けられた乗場ベーンと接触し上方に移動する第2のローラと、
前記カゴに取り付けられ、前記静止フックと対向し前記第2のローラの上方の移動に基づいて前記静止フックに対して解錠する可動フックと、
を備えたエレベーターのカゴドアロック装置。
更に、前記カゴに取り付けられた弾性体を備え、
該弾性体は、前記第1のローラを上方向に付勢すること
を特徴とする請求項1に記載のエレベーターのカゴドアロック装置。
更に、前記カゴの動きを停止するカゴ停止手段を備え、
該カゴ停止手段は、前記可動フックの解錠に基づいて前記カゴの動きを停止すること
を特徴とする請求項1又は2に記載のエレベーターのカゴドアロック装置。
Description:
エレベーターのカゴドアロック 置

この発明は、施錠解除区域である乗場区域 から外れた位置で、エレベーターのカゴのド アを機械的に施錠する装置に関する。エレベ ーターのカゴ側のドアは、一般的に、エレベ ーターのカゴ上に配置されたドア駆動装置に よって開かれる。例えば、停電のために階と 階との間(乗場区域外)でカゴが停止し、乗客 手動でカゴのドアを無理やり開いた場合、 客が昇降路内に墜落するおそれがあった。 レベーターのカゴのドアロック装置は、こ 手動によりカゴ側のドアの開放を防止する のである。

従来のエレベーターのカゴのドアロック装置 としてWO2006/080094がある。WO2006/080094に記載さ た従来のエレベーターのカゴのドアロック 置では、
(i)カゴが乗場位置に停止したときであって乗 客がカゴドアをこじ開けようとした場合、図 1に示すようにカゴドアに設置されたカムが ア開方向(左側)に動作することで、第1のロ ラを持ち上げ、第2のローラが乗場ベーンに って上方向に移動する。第2のローラが上方 向に移動するのにともない、可動フックが回 転する。そして、可動フックが回転した状態 でカゴドアを開こうとすると、可動フックと 静止フックとは接触せず、カゴドアが施錠さ れない。
(ii)カゴが乗場外で停止したときであって乗 がカゴドアをこじ開けようとした場合、第2 ローラが乗場ベーンに沿って上方向に移動 ることがないので、可動フックが軸回転せ 、可動フック19は静止フックと接触して、 ゴドアが施錠される。

WO2006/080094 A1

しかしながら、上記従来のエレベーターのカ ゴドアロック装置では、乗場ベーンは、第2 ローラがドア開方向(左方向)に動作すると接 触する位置にあるため、第1のローラや第2の ーラよりドア開側(左側)におく必要がある 図1に示すようにドアが中央開形の場合、乗 ベーンを出入口の外側におくことができ、 用客の乗降の邪魔になることはない。
一方、従来のエレベーターのカゴドアロック 装置を、片側開形のドアに適用した場合には 、図2に示すように、第2のローラの高さによ ては出入口に乗場ベーンが突出し利用客の 降の邪魔になるという課題があった。また カゴの着床位置がずれた場合においては、 客が乗場ベーンへアクセスできるため、い ずらの対象となり破損をうけるという課題 あった。加えて、カゴと乗場の敷居間に生 る係合装置と乗場ベーンとの間の干渉が生 るといった課題があった。

本発明は、片側開形のドアに適用した場合 であっても、出入口に乗場ベーンが突出しな い。また、カゴの着床位置がずれた場合であ っても、乗客からの乗場ベーンへのアクセス ができない。加えて、カゴと乗場の敷居間に 生じる係合装置と乗場ベーンとの間の干渉を 生じさせない。

本発明に係るエレベーターのカゴのドアロ ック装置は、カゴの片側開形ドアを懸垂する ドアハンガーに固定されたカムと、ドアハン ガーに固定された静止フックと、カゴに取り 付けられ、ドアハンガーの移動にともなうカ ムの押圧により下方向に移動する第1のロー と、カゴに取り付けられ、第1のローラの下 向の移動に基づいて、カゴの移動による第1 のローラの軌跡より戸閉方向側の昇降路の乗 場近傍に縦方向に取り付けられた乗場ベーン と接触し上方に移動する第2のローラと、カ に取り付けられ、静止フックと対向し第2の ーラの上方の移動に基づいて静止フックに して解錠する可動フックと、により構成さ たものである。

本発明によれば、カゴの片側開形ドアを懸 垂するドアハンガーに固定されたカムと、ド アハンガーに固定された静止フックと、カゴ に取り付けられ、ドアハンガーの移動にとも なうカムの押圧により下方向に移動する第1 ローラと、カゴに取り付けられ、第1のロー の下方向の移動に基づいて、カゴの移動に る第1のローラの軌跡より戸閉方向側の昇降 路の乗場近傍に縦方向に取り付けられた乗場 ベーンと接触し上方に移動する第2のローラ 、カゴに取り付けられ、静止フックと対向 第2のローラの上方の移動に基づいて静止フ クに対して解錠する可動フックとを備える めに、片側開形のドアに適用した場合であ ても、出入口に乗場ベーンが突出しない。 た、カゴの着床位置がずれた場合であって 、乗客からの乗場ベーンへのアクセスがで ない。加えて、カゴと乗場の敷居間に生じ 係合装置と乗場ベーンとの間の干渉を生じ せない。

従来のカゴドアロック装置を中央開形 ドアに利用した場合の全体像を示す図であ 。 従来のカゴドアロック装置を片側開形 ドアに利用した場合の全体像を示す図であ 。 本発明のカゴドアロック装置を片側開 のドアに利用した場合の全体像を示す図で る。 乗場区域での本発明のカゴドアロック 置の詳細図である。 乗場区域外での本発明のカゴドアロッ 装置の詳細図である。 乗場区域での本発明のカゴドアロック 置の詳細図である。 乗場区域での本発明のカゴドアロック 置の詳細図である。 実施の形態2における本発明のカゴドア ロック装置の詳細図である。 実施の形態3における本発明のカゴドア ロック装置の詳細図である。 実施の形態3における本発明のカゴド ロック装置の詳細図である。 実施の形態4における本発明のカゴド ロック装置の詳細図である。

符号の説明

1:第1のドア、2:第2のドア、3:第1のドアハン ガー、4:第2のドアハンガー、5:ガイドレール 6:ドアハンガーに取り付けられた部品、7:昇 降路内に静止状態で取り付けられた部品、8: ゴに取り付けられた部品、9:静止フック、10 :カム、10a、10c:カムの傾斜部、10b:カムの平坦 部、11:乗場ベーン、12:第1のローラ、13:第1の 、14:第1の固定媒介手段、15:第1の可動媒介 段、16:第2の腕、17:案内、18:第2の可動媒介手 段、19:可動フック190:第2の固定媒介手段、21: 3の腕、22:第2のローラ、23:引きバネ、24:ピ 、25:スイッチ、26:接点

実施の形態1.
 図3は、本発明のエレベーターのカゴドアロ ック装置の全体像を示す正面図である。片側 開形のドアは第1のドア1と第2のドア2からな 。ドアが開く場合には、まず第1のドア1が左 方向にドア開し、次に第2のドア2が左方向に ア開する。第1のドアハンガー3は第1のドア1 を懸垂し、第2のドアハンガー4は第2のドア2 懸垂する。第1のドアハンガー3、第2のドア ンガー4は、ガイドレール5を介して左右に移 動することができる。すなわち、第1のドア ンガー3、第2のドアハンガー4を介して、第1 ドア1、第2のドア2を移動させることができ 。

 図4は、本発明の施錠装置の基本概念を示 している。本発明であるカゴドアロック装置 は(i)第1のドアハンガー3に取り付けられた部 6(ii)昇降路内に静止状態で取り付けられた 品7(iii)カゴに取り付けられた部品8(図4では 品6、部品7以外の部品)の3つの群に分けられ 。なお部品8はカゴに取り付けられるとして 説明するがこれに限られるものではない。す なわち、カゴに設置されたドア駆動装置に取 り付けられる場合もある。

 第1のドアハンガー3に取り付けられた部 として、静止フック9とカム10がある。カム10 は、一対の傾斜部10a、10cと、一対の傾斜部10a 、10c間を連結する平坦部10bとを有する。この カム10が、傾斜部10aをドア開方向に向け、平 部10bを水平として、カムブラケット(図示せ ず)の下部に取り付けられている。

昇降路内に取り付けられた部品として、各 乗場で昇降路内に静止した状態で取り付けら れている乗場ベーン11がある。この乗場ベー 11は、カゴの移動による後述する第1のロー の軌跡より戸閉方向側の昇降路の乗場近傍 縦方向に取り付けられている。そして、乗 ベーン11をドア枠の三方枠の背後に配置す ことによって、ガラスドア、またはガラス 降路の場合でも、外観に悪影響を及ぼさな 。

カゴに取り付けられた部品として下記の部 品がある。ベアリングを有しカム10の移動に って上下に移動する第1のローラ12、一端が 1のローラ12に設置されている第1の腕13、カ に固定されベアリングを有する第1の固定媒 介手段14、ベアリングからなり可動自在な第1 の可動媒介手段15がある。なお、第1の腕13の 端が下がった(上がった)場合には、第1の固 媒介手段14を介して第1の腕13の他端が上が (下がる)。一端が第1の可動媒介手段15にヒン ジ接続された第2の腕16、第2の腕16の他端とヒ ンジ接続され、ベアリングからなり、施錠さ れた状態でかご床と水平に配置された案内17 を移動する第2の可動媒介手段18がある。な 、第1の可動媒介手段15はベアリングから構 されているために第1の腕13と第2の腕16との す角度は一定ではない。案内17に固定され いる可動フック19、カゴに固定されベアリン グからなり可動フック19とヒンジ接続してい 第2の固定媒介手段20がある。なお、可動フ ク19は、第2の固定媒介手段20を中心に回転 能である。一端が第2の腕16に固定された第3 腕21は他端がベアリングを有する第2のロー 22にヒンジ接続されている。第2のローラ22 乗場ベーン11が存在する場合には、乗場ベー ン11に沿って上下方向に移動可能である。な 、第2のローラ22と、乗場ベーン11とはドア 全閉時において接触しない配置となってい 。

 次に、カゴが乗場から遠い位置に停止し 場合であって乗客がドアをこじ開けた場合 本カゴドアロック装置の構成について図5を 用いて説明し、カゴが乗場階床又はその付近 に停止した場合であってドアが開いた場合の 本カゴドアロック装置の構成について図6を いて説明する。

図5はカゴが乗場から遠い位置に停止した 合であって乗客がドアをこじ開けた場合の カゴドアロック装置の構成である。乗客の 動によりドアが開いた場合には、ドアと連 し、静止フック9とカム10が左方向に移動す 。第1のローラ12は、カム10と接触しつつカム 10の傾斜部10aにより下方に押し付けられ移動 る。第1のローラ12が下方に移動することに もない第1の腕13の左端は下方に移動し、第1 の固定媒介手段14を軸として、第1の腕13の右 が上方へ移動する。すなわち、第1の腕13は 第1の固定媒介手段14を介して反時計回りに 転する。第1の腕13の右端の上方への移動に もない第2の腕16の一端に設置された第2の可 動媒介手段18は、案内17上を左側に移動する 第2の可動媒介手段18は左側に移動するだけ 可動フック19が上下に移動しないのは、第2 可動媒介手段18を動作させる第2の腕16の力と 第2の可動媒介手段18の摩擦力との合力による モーメントが、可動フック19を第2の固定媒介 手段20を中心に回転させるモーメントよりも さくなるように設計されているためである 第2の可動媒介手段18の摩擦力を調整する方 として、例えば第2の可動媒介手段18の表面 ローレット加工する方法がある。このため 静止フック9が左側に移動しようとしたとき に、静止フック9と可動フック19とが接触し、 静止フック9はそれ以上左に移動することが きず、静止フック9はドアに固定されている め、ドアが左側に移動できない。

図6はカゴが乗場階床あるいはその付近に 止した場合であってドアが開いた場合の本 ゴドアロック装置の構成である。ドアが開 た場合には、第1の腕13の右端の上方への移 にともない、第2の腕16の一端に設置された 2の可動媒介手段18は、案内17上に沿って左に 移動しようとする。しかし、第2の腕16に固定 された第3の腕21の一端にヒンジ接続された第 2のローラ22が乗場ベーン11に接して乗場ベー 11に沿って上方に移動する。第2の腕16と第3 腕21とのなす角度は常に一定であるために 第2の可動媒介手段18は左には移動できず上 にのみ移動する。第2の可動媒介手段18の上 への移動により案内17及び可動フック19も第2 の固定媒介手段20を中心に時計回りに回転す 。このため、静止フック9が左側に移動しよ うとしたときに、静止フック9と可動フック19 とが接触することがなく、静止フック9は左 移動することができ、第1のドア1が左に移動 することができる。

次に、カゴが乗場階床あるいはその付近に 停止した場合であってドアが開いた場合の本 カゴドアロック装置(乗場区域内)の動作につ て説明する。図7に示すように第2のローラ22 が乗場ベーン11に接触するまで、部分的にド が開いている。ドアが閉じている場合、第2 のローラ22と乗場ベーン11との間は予め決め れた標準設定ギャップに等しい距離だけ間 をあけておく。次に、図5に示すように、カ 10がドアと一緒に左側に移動して、第1のロ ラ12を押し付け下げる。その結果、ヒンジ 結された第1の腕13は、第1の固定媒介手段14 中心に反時計回りに回転する。この第1の腕1 3の回転が、ヒンジ点の役割も果たす第1の可 媒介手段15を移動させる。第2の腕16は第1の 13と第1の可動媒介手段15を共用している。 して、第2の腕16は固定長であるため、第2の 16の他端のヒンジ点である第2の可動媒介手 18を左に移動させる。第2のローラ22が乗場 ーン11に接触するまで、案内17に沿って左に る乗場ベーン11の方向に移動する。すなわ 、可動フック19は、第2のローラ22が乗場ベー ン11に接触するまで、施錠位置に保持される

 次に、第2の可動媒介手段18の移動により 第2のローラ22と乗場ベーン11との間には隙 がなくなる。図6は、カゴのドアが施錠解除 域内で、可動フック19が解除された状態の 錠装置を示している。

 第2のローラ22が乗場ベーン11に接触し、 2の可動媒介手段18はそれ以上の左への水平 動が防止される。ドア開き移動中に、カム10 の傾斜部10aが第1のローラ12を押し続けると、 第1のローラ12がカム10の傾斜部10aから下部の 坦部10bに載るまで、第1の腕13が回転し続け 。これによりヒンジ点の役割を果たす第1の 可動媒介手段15は上方に移動する。このため 2の可動媒介手段18も上方に押し進められる 可動フック19は、カゴ上に静止状態に配置 れたヒンジ点の役割を果たす第2の固定媒介 段20にヒンジ連結されている。そのため、 2の可動媒介手段18の上向きの移動の結果と て、可動カム10がヒンジ点の役割も果たす第 2の固定媒介手段20を中心に時計回りに回転す る。これにより、静止フック9が可動フック19 と接することなく通過することができる。

 そして、静止フック9が可動フック19を通 して、これらの部品間の干渉が十分に防止 れるまで、第1のローラ12はカム10の平坦部10 bに留まる。つまり、可動フック19が、施錠解 除位置に保持される。そして、第1のローラ12 が平坦部10bを経て傾斜部10cに移ると、可動フ ック19が、施錠解除位置から施錠位置に戻さ る。

 カゴが乗場階床あるいはその付近に停止 た場合であってドアが開いた場合の本カゴ アロック装置(乗場区域外)での動作につい 説明する。カゴのドアが乗場区域外で部分 に開いている。この状態は、例えば、乗客 階間でドアを手動で開く場合に相当する。

 カゴのドアが施錠解除区域内にある場合 図5に示されるように、乗場ベーン11が存在 ないので、連続したドア開き移動中、ヒン 点の役割も果たす第2の可動媒介手段18が上 に移動することはない。すなわち、可動フ ク19が施錠位置に保持される。そして、静 フック9がドアに直接あるいは間接的に固定 れているので、静止フック9が可動フック19 背後に引っ掛かると、ドアはそれ以上開か い。可動フック19が動作せずにドア開する 、可動フック19と静止フック9とがかみ合う とにより施錠される。

このように、本発明を片側開形のドアに適 用した場合であっても、出入口に乗場ベーン が突出させず、カゴの着床位置がずれた場合 であっても、乗客からの乗場ベーンへのアク セスされず、カゴと乗場の敷居間に生じる係 合装置と乗場ベーンとの間の干渉を生じさせ ない、という効果を有する。

なお、本実施の形態では、ドアが左側に移 動するとして説明したがこれに限るものでは ない。左右が逆の場合もある。

実施の形態2.
図8をもって、本実施の形態について説明す 。第1のドア1を開く時に第1の腕13が回転する 方向と逆方向のモーメントを発生させる。例 えば、カゴと第1の腕13の右端の間に弾性体23 備える。弾性体23としては例えばバネやゴ がある。この弾性体23により、第1のローラ12 を上方向へ付勢させることにより第1のドア1 全閉又は全閉付近にある時にドア閉方向の を第1のドア1に発生させることができる。 なわち、第1の腕13に時計回り方向のモーメ トを発生させ、カム10を介して第1のドア1に 閉方向の力を付勢する。

実施の形態3.
図9及び図10をもって、本実施の形態について 説明する。第1のドア1が開いた状態から閉ま た状態になる場合であっても第2の可動媒介 手段18の摩擦力などにより可動フック19が解 方向に回転したまま元の位置に戻らないこ がある。本実施の形態では第1のドア1、第1 ドアハンガー3、又はカム10に固定された弾 体24が第1のローラ12に対して接触し上方へ押 圧することで、第1のローラを上方向に移動 せ、第2の可動媒介手段を元の位置に戻すも である。これにより第2の可動媒介手段の摩 擦力が大きい場合でも、可動フックを元の位 置に戻すことができる。弾性体24としては、 えばピンがある。

実施の形態4.
図11をもって、本実施の形態について説明す 。本実施の形態では、スイッチ25と接点26で あるカゴ停止手段を有する。可動フック19が 錠方向に回転した解錠状態において、カゴ 動作することを防止するものである。可動 ック19又は案内17に設置された接点26は、カ に取り付けられたスイッチと接触している この接触により通電しカゴが動作すること できる。一方、可動フック19が回転した場 に、接点26とスイッチ25との接触が開放され ため通電が遮断され、カゴの移動を停止さ るものである。

この発明は、施錠解除区域である乗場区域 から外れた位置で、エレベーターのカゴのド アを機械的に施錠する装置に関する。