Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
ELEVATOR DOOR DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/149456
Kind Code:
A1
Abstract:
In an elevator door device, an engagement device engaging with a first landing door is provided at a first car door. When a power transmission body moves a predetermined amount when door open operation is started, the engaging device completes its engagement with the first landing door and starts door open operation of both the first car door and the first landing door. A second car door is provided with a car door interlock mechanism connected to a power transmission body. When the power transmission body moves a predetermined amount when door open operation is started, the car door interlock mechanism transmits movement of the power transmission body to the second car door and starts door open operation of the second car door.

Inventors:
KIGAWA HIROSHI (JP)
ITO NAOTOSHI (JP)
KOIZUMI YOSHIHIKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/061618
Publication Date:
December 11, 2008
Filing Date:
June 08, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
KIGAWA HIROSHI (JP)
ITO NAOTOSHI (JP)
KOIZUMI YOSHIHIKO (JP)
International Classes:
B66B13/12
Foreign References:
JP2005170681A2005-06-30
JP2001253671A2001-09-18
JP2005041620A2005-02-17
JPH01294190A1989-11-28
Other References:
See also references of EP 2157040A4
Attorney, Agent or Firm:
SOGA, Michiharu et al. (8th FloorKokusai Building, 1-1,Marunouchi 3-chome,Chiyoda-k, Tokyo 05, JP)
Download PDF:
Claims:
 かごに設けられている第1及び第2のかごドア、
 上記かごに設けられているドアモータ、
 上記ドアモータにより動かされ、上記ドアモータの駆動力を上記第1及び第2のかごドアに伝達する動力伝達体、
 乗場に設けられている第1及び第2の乗場ドア、
 上記第1の乗場ドアの開閉動作に上記第2の乗場ドアを連動させる乗場ドア連動機構、及び
 上記第1のかごドアに設けられているとともに、上記動力伝達体に接続されており、上記第1の乗場ドアに係合する係合装置
 を備えているエレベータのドア装置であって、
 上記係合装置は、戸開開始時に上記動力伝達体が所定量動くと、上記第1の乗場ドアへの係合を完了して上記第1のかごドア及び上記第1の乗場ドアの戸開動作を開始させ、
 上記第2のかごドアには、上記動力伝達体に接続されたかごドア連動機構が設けられており、
 上記かごドア連動機構は、戸開開始時に上記動力伝達体が所定量動くと、上記動力伝達体の動きを上記第2のかごドアに伝達して上記第2のかごドアの戸開動作を開始させるエレベータのドア装置。
 上記第1の乗場ドアには、全戸閉時に上記第1及び第2の乗場ドアの戸開方向への移動を阻止するインターロック装置が設けられており、
 上記係合装置は、戸開開始時に上記動力伝達体が所定量動くと、上記インターロック装置のロック状態を解除するとともに、上記インターロック装置への係合を完了する請求項1記載のエレベータのドア装置。
 上記かごドア連動機構は、上記第2のかごドアに変位可能に設けられているとともに上記動力伝達体に接続されている連動機構連結金具と、上記動力伝達体の戸開方向への移動に伴う上記連動機構連結金具の変位を規制するストッパ部とを有し、
 戸開開始時に上記動力伝達体が所定量動くと、上記連動機構連結金具が上記ストッパ部に当接して、上記動力伝達体の動きが上記連動機構連結金具及び上記ストッパ部を介して上記第2のかごドアに伝達される請求項1記載のエレベータのドア装置。
 上記係合装置は、上記第1の乗場ドアとの係合状態をロックする係合装置ラッチをさらに有し、
 上記かごドア連動機構は、上記連動機構連結金具を上記ストッパ部に当接した位置にロックする連動機構ラッチをさらに有する請求項3記載のエレベータのドア装置。
 全戸閉時に上記係合装置ラッチに当接することにより、上記係合装置ラッチによる上記係合装置のロック状態を解除する第1のロック解除部材、及び
 全戸閉時に上記連動機構ラッチに当接することにより、上記連動機構ラッチによる上記連動機構連結金具のロック状態を解除する第2のロック解除部材をさらに備えている請求項4記載のエレベータのドア装置。
Description:
エレベータのドア装置

 この発明は、かごドアの開閉動作に乗場 アを連動させる係合装置がかごドアに設け れているエレベータのドア装置に関するも である。

 従来のエレベータの出入口装置では、駆 モータの駆動力をボールねじを介して第1の かごドアに伝達し、第1のかごドアの動作を ング状の駆動チェーンを用いて第2のかごド に伝達している(例えば、特許文献1参照)。

 また、従来のエレベータのドア駆動装置 は、同じ構造の係合装置を2つのかごドアに 左右対称に配置することにより、2つのかご アを対称に開閉させている(例えば、特許文 2参照)。

特開2005-41620号公報

特開平1-294190号公報

 上記のような従来の出入口装置では、第1 のかごドアの動作をリング状の駆動チェーン を用いて第2のかごドアに伝達しているので 装置が大型化し、大きな設置スペースを必 とする。また、従来のドア駆動装置では、 合装置を2つ用いているので、部品点数が増 し、コストが高くなってしまう。

 この発明は、上記のような課題を解決す ためになされたものであり、低コストかつ スペースな構造で、第1及び第2のかごドア 動作を同期させることができるエレベータ ドア装置を得ることを目的とする。

 この発明によるエレベータのドア装置は かごに設けられている第1及び第2のかごド 、かごに設けられているドアモータ、ドア ータにより動かされ、ドアモータの駆動力 第1及び第2のかごドアに伝達する動力伝達体 、乗場に設けられている第1及び第2の乗場ド 、第1の乗場ドアの開閉動作に第2の乗場ド を連動させる乗場ドア連動機構、及び第1の ごドアに設けられているとともに、動力伝 体に接続されており、第1の乗場ドアに係合 する係合装置を備え、係合装置は、戸開開始 時に動力伝達体が所定量動くと、第1の乗場 アへの係合を完了して第1のかごドア及び第1 の乗場ドアの戸開動作を開始させ、第2のか ドアには、動力伝達体に接続されたかごド 連動機構が設けられており、かごドア連動 構は、戸開開始時に動力伝達体が所定量動 と、動力伝達体の動きを第2のかごドアに伝 して第2のかごドアの戸開動作を開始させる 。

この発明の実施の形態1によるエレベー タのかごドア装置を乗場側から見た正面図で ある。 図1のエレベータの乗場ドア装置を昇降 路側から見た正面図である。 図1のかごドア装置及び図2の乗場ドア 置を示す平面図である。 図1の係合装置を拡大して示す正面図で ある。 図1のかごドア連動機構を拡大して示す 正面図である。 図5のかごドア連動機構の戸開時の状態 を示す正面図である。 この発明の実施の形態2によるかごドア 連動機構を示す正面図である。

 以下、この発明の好適な実施の形態につい 図面を参照して説明する。
 実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1によるエレベ タのかごドア装置を乗場側から見た正面図 あり、2枚戸中央開き式のかごドア装置を示 ている。図において、かご出入口上部には かごドアフレーム1が固定されている。かご ドアフレーム1には、かご出入口の幅方向に 行なかごドアレール2が設けられている。ま 、かごドアフレーム1の長手方向一端部には 、ドアモータ3が固定されている。

 ドアモータ3には、第1のかごドアプーリ4 設けられている。かごドアフレーム1の長手 方向他端部には、第2のかごドアプーリ5が設 られている。第1及び第2のかごドアプーリ4, 5には、動力伝達体である無端状のかごドア 動ベルト6が巻かれている。第1のかごドアプ ーリ4は、ドアモータ3の駆動力により回転さ る。第1のかごドアプーリ4が回転されると かごドア駆動ベルト6が循環されるとともに 第2のかごドアプーリ5が回転される。

 かごドアレール2には、かご出入口を開閉 する第1のかごドア(駆動側ドア)8及び第2のか ドア(従動側ドア)9が吊り下げられている。 1及び第2のかごドア8,9は、かご出入口の開 時にドアモータ3により駆動され互いに逆方 へ移動される。

 第1のかごドア8は、第1のかごドア本体10 、第1のかごドア本体10の上部に固定された 1のかごドアハンガ11とを有している。第1の ごドアハンガ11には、かごドアレール2上を 動される複数の第1のかごドアローラ12が設 られている。

 第2のかごドア9は、第2のかごドア本体13 、第2のかごドア本体13の上部に固定された 2のかごドアハンガ14とを有している。第2の ごドアハンガ14には、かごドアレール2上を 動される複数の第2のかごドアローラ15が設 られている。

 第1のかごドア8には、乗場ドア装置に係 する係合装置16が搭載されている。第2のか ドア9には、第1のかごドア8の動作に第2のか ドア9の動作を連動させるかごドア連動機構 17が搭載されている。かごドアフレーム1には 、全戸閉時に係合装置16に係合する第1のロッ ク解除部材としての第1のロック解除ロッド38 と、全戸閉時にかごドア連動機構17に係合す 第2のロック解除部材としての第2のロック 除ロッド39とが固定されている。

 図2は図1のエレベータの乗場ドア装置を 降路側から見た正面図である。乗場出入口 部には、乗場ドアフレーム18が固定されてい る。乗場ドアフレーム18には、乗場出入口の 方向に平行な乗場ドアレール19が設けられ いる。

 乗場ドアフレーム18の長手方向一端部に 、第1の乗場ドアプーリ20が設けられている 乗場ドアフレーム18の長手方向他端部には、 第2の乗場ドアプーリ21が設けられている。第 1及び第2の乗場ドアプーリ20,21には、無端状 連動ロープ22が巻かれている。

 乗場ドアレール19には、乗場出入口を開 する第1及び第2の乗場ドア23,24が吊り下げら ている。第1の乗場ドア23は、かごの着床時 第1のかごドア8に係合され、第1のかごドア8 と一体に移動される。

 第1の乗場ドア23は、第1の乗場ドア連結金 具25を介して連動ロープ22に接続されている 第2の乗場ドア24は、第2の乗場ドア連結金具2 6を介して連動ロープ22に接続されている。第 1の乗場ドア23の開閉動作により連動ロープ22 循環されると、第2の乗場ドア24は、第1の乗 場ドア23とは逆方向へ移動される。乗場ドア 動機構40は、乗場ドアプーリ20,21、連動ロー プ22及び乗場ドア連結金具25,26を有し、第1の 場ドア23の開閉動作に第2の乗場ドア24を連 させる。

 第1の乗場ドア23は、第1の乗場ドア本体27 、第1の乗場ドア本体27の上部に固定された 1の乗場ドアハンガ28とを有している。第1の 乗場ドアハンガ28には、乗場ドアレール19上 転動される複数の第1の乗場ドアローラ29が けられている。

 第2の乗場ドア24は、第2の乗場ドア本体30 、第2の乗場ドア本体30の上部に固定された 2の乗場ドアハンガ31とを有している。第2の 乗場ドアハンガ31には、乗場ドアレール19上 転動される複数の第2の乗場ドアローラ32が けられている。

 乗場ドアフレーム18及び第1の乗場ドアハ ガ28には、かごが着床していないときに乗 側から第1及び第2の乗場ドア23,24が開放され のを防止するためのインターロック装置33 設けられている。インターロック装置33は、 掛け金34、インターロックラッチ35、固定側 ンターロックローラ36及び可動側インターロ ックローラ37を有している。

 掛け金34は、乗場ドアフレーム18に固定さ れている。インターロックラッチ35は、第1の 乗場ドアハンガ28に揺動可能に取り付けられ いる。第1及び第2の乗場ドア23,24が全閉状態 のとき、インターロックラッチ35の先端部が け金34に係合することにより、第1及び第2の 乗場ドア23,24の戸開方向への移動が阻止され 。

 固定側インターロックローラ36は、イン ーロックラッチ35の揺動軸と同軸に配置され ている。可動側インターロックローラ37は、 ンターロックラッチ35に取り付けられ、イ ターロックラッチ35と一体に揺動可能になっ ている。

 図3は図1の乗場ドア装置及び図2のかごド 装置を示す平面図である。かごが着床した き、インターロック装置33の可動側インタ ロックローラ37は、係合装置16と係合する。

 図4は図1の係合装置16を拡大して示す正面 図である。第1のかごドアハンガ11には、係合 装置支持板41が固定されている。係合装置支 板41には、第1及び第2の支持金具42,43が上下 向に間隔をおいて取り付けられている。第1 の支持金具42は、係合装置支持板41に固定さ た第1の固定支持軸44を中心に揺動可能とな ている。第2の支持金具43は、係合装置支持 41に固定された第2の固定支持軸45を中心に揺 動可能となっている。

 第1の支持金具42の中間部には、カム部42a 設けられている。カム部42aには、ロック部4 2bが設けられている。第1の支持金具42の一端 には、第1の浮動支持軸46を介して第1の連結 金具47の基端部が回動自在に連結されている 第2の支持金具42の一端部には、第2の浮動支 持軸48を介して第2の連結金具49の基端部が回 自在に連結されている。

 第1及び第2の連結金具47,49の先端部には、 上下方向に平行な戸当たり側ベーン50が連結 れ支持されている。第1及び第2の支持金具42 ,43の他端部には、戸当たり側ベーン50に平行 戸袋側ベーン51が連結され支持されている

 戸当たり側ベーン50の上端部は、ベーン 結金具50aを介してかごドア駆動ベルト6に接 されている。図4の状態からかごドア駆動ベ ルト6が戸開方向へ動かされると、戸当たり ベーン50も同方向へ変位され、浮動支持軸46, 48が上方へ変位されるとともに、支持金具42,4 3が図の反時計方向へ揺動される。これによ 、戸袋側ベーン51が戸閉方向へ変位され、戸 当たり側ベーン50と戸袋側ベーン51との間の 隔が縮小される。

 係合装置支持板41と戸当たり側ベーン50と の間には、戸開閉方向への戸当たり側ベーン 50の移動を案内するベーンガイド部52が設け れている。

 係合装置支持板41には、カム部42aに係合 る係合装置ラッチ53が設けられている。係合 装置ラッチ53は、揺動軸54を中心に揺動可能 ある。係合装置支持板41と係合装置ラッチ53 の間には、係合装置ラッチ53をカム部42aに し付ける押しばね55が設けられている。

 戸当たり側ベーン50の戸開方向への変位 より第1の支持金具42が所定量揺動されると 係合装置ラッチ53は、押しばね55のばね力に り図の時計方向へ揺動されロック部42bに係 する。これにより、図の時計方向への第1の 支持金具42の揺動が規制され、ベーン50,51は れらの間隔が縮小された位置にロックされ 。

 また、第1のかごドア8が全戸閉位置近傍 移動されると、第1のロック解除ロッド38の 端部が係合装置ラッチ53の他端部に当接し、 係合装置ラッチ53は、押しばね55のばね力に して図の反時計方向へ揺動される。これに り、係合装置ラッチ53のロック部42bへの係合 が解除される。

 図5は図1のかごドア連動機構17を拡大して 示す正面図であり、全戸閉時の状態を示して いる。第2のかごドアハンガ14には、連動機構 支持板61が固定されている。連動機構支持板6 1には、ストッパ部61aが設けられている。連 機構支持板61には、連動機構連結金具62が設 られている。連動機構連結金具62は、揺動 63を中心に揺動可能となっている。また、図 の時計方向への連動機構連結金具62の揺動は ストッパ部61aにより規制されている。

 連動機構連結金具62の上端部は、かごド 駆動ベルト6に接続されている。連動機構連 金具62には、カム部62aが設けられている。 ム部62aには、ロック部62bが設けられている

 連動機構支持板61には、カム部62aに係合 る連動機構ラッチ64が設けられている。連動 機構ラッチ64は、揺動軸65を中心に揺動可能 ある。連動機構支持板61と連動機構ラッチ64 の間には、連動機構ラッチ64をカム部62aに し付ける押しばね66が設けられている。

 かごドア駆動ベルト6の戸開方向への移動 により、図6に示すように、連動機構連結金 62が図の時計方向へ揺動されストッパ部61aに 当接すると、かごドア駆動ベルト6の移動が 動機構連結金具62及び連動機構支持板61を介 て第2のかごドア9に伝達され、第2のかごド 9が戸開方向へ移動される。

 このとき、連動機構ラッチ64は、押しば 66のばね力により図の反時計方向へ揺動され ロック部62bに係合する。これにより、図の反 時計方向への連動機構連結金具62の揺動が規 される。

 また、戸閉動作時に第2のかごドア9が全 閉位置近傍に移動されると、第2のロック解 ロッド39の先端部が連動機構ラッチ64に当接 し、連動機構ラッチ64は、押しばね66のばね に抗して図の時計方向へ揺動される。これ より、連動機構ラッチ64のロック部62bへの係 合が解除される。

 次に、動作について説明する。まず、戸 時には、ドアモータ3により第1のかごドア ーリ4が図1の反時計方向へ回転される。これ により、戸当たり側ベーン50及び戸袋側ベー 51は、互いの間隔が縮小される方向へ変位 れる。このとき、戸当たり側ベーン50と戸袋 側ベーン51との間には、可動側インターロッ ローラ37が位置しているため、戸当たり側 ーン50及び戸袋側ベーン51の変位によりイン ーロックラッチ35が図2の時計方向へ揺動さ 、インターロックラッチ35の掛け金34への係 合が解除される。

 この後、ドアモータ3が戸開方向へさらに 駆動されると、戸当たり側ベーン50と戸袋側 ーン51との間にインターロックローラ36,37が 挟持された状態で、第1のかごドア8及び第1の 乗場ドア23が一体に戸開方向へ移動される。 ち、第1のかごドア8及び第1の乗場ドア23は 全戸閉状態からかごドア駆動ベルト6が所定 動かされた後に戸開動作を開始する。また 第2の乗場ドア24は、乗場ドア連動機構40を して第1の乗場ドア23に接続されているため 第1のかごドア8及び第1の乗場ドア23の戸開動 作に同期して戸開動作する。

 一方、第2のかごドア9は、全戸閉状態か かごドア駆動ベルト6が所定量動かされ、連 機構連結金具62がストッパ部61aに当接した に戸開動作を開始する。従って、全戸閉状 での連動機構連結金具62とストッパ部61aとの 間の間隔を予め調整しておくことにより、第 2のかごドア9の戸開動作タイミングを第1のか ごドア8の戸開動作タイミングに同期させる とができる。

 また、戸閉時には、ドアモータ3により第 1のかごドアプーリ4が図1の時計方向へ回転さ れる。このとき、係合装置ラッチ53がロック 42bに係合しているため、図4の時計方向への 第1の支持金具42の揺動は規制され、戸当たり 側ベーン50と戸袋側ベーン51との間の間隔は 小されたままとなる。従って、かごドア駆 ベルト6の戸閉方向への移動に伴って、第1の かごドア8及び第1の乗場ドア23は一体に戸閉 向へ移動される。

 そして、全戸閉状態となる直前に、係合 置ラッチ53が第1のロック解除ロッド38に当 し、係合装置ラッチ53のロック部42bへの係合 が解除される。また、第2の乗場ドア24は、乗 場ドア連動機構40を介して第1の乗場ドア23に 続されているため、第1のかごドア8及び第1 乗場ドア23の戸開動作に同期して戸閉動作 る。

 また、戸閉時には、連動機構ラッチ64が ック部62bに係合しているため、図6の反時計 向への連動機構連結金具62の揺動は規制さ る。従って、かごドア駆動ベルト6の戸閉方 への移動に伴って、第2のかごドア9も戸閉 向へ移動される。

 そして、全戸閉状態となる直前に、連動 構ラッチ64が第2のロック解除ロッド39に当 し、連動機構ラッチ64のロック部62bへの係合 が解除される。係合装置ラッチ53のロック部4 2bへの係合、及び連動機構ラッチ64のロック 62bへの係合が解除された後には、かごドア8, 9及び乗場ドア23,24は、ドアクローザ(図示せ )の作用により完全に閉じられる。ドアクロ ザは、戸閉方向への付勢力をかごドア8,9及 乗場ドア23,24に常に与えている。ドアモー 3は、戸当たり側ベーン50及び戸袋側ベーン51 が初期位置(全戸閉位置)に戻るまでかごドア 動ベルト6を駆動した後停止される。

 このようなエレベータのドア装置では、 開開始時にかごドア駆動ベルト6が所定量動 くと、係合装置16が第1の乗場ドア23への係合 即ちインターロック装置33への係合を完了 て第1のかごドア8及び第1の乗場ドア23の戸開 動作を開始させる。一方、かごドア連動機構 17も、戸開開始時にかごドア駆動ベルト6が所 定量動くと、かごドア駆動ベルト6の動きを 2のかごドア9に伝達して第2のかごドア9の戸 動作を開始させる。従って、低コストかつ スペースな構造で、第1及び第2のかごドア8, 9の動作を同期させることができる。

 また、係合装置16は、戸開開始時にかご ア駆動ベルト6が所定量動くと、インターロ ク装置33のロック状態を解除するとともに インターロック装置33への係合を完了するの で、第1及び第2のかごドア8,9の戸開開始動作 同期させつつ、より確実にインターロック 置33のロック状態を解除することができる

 さらに、連動機構連結金具62とストッパ 61aとを有するかごドア連動機構17を用いたの で、構造をより簡単にすることができ、さら に低コスト化及び省スペース化を図ることが できる。

 さらにまた、第1の乗場ドア23との係合状 をロックする係合装置ラッチ53を係合装置16 に設け、連動機構連結金具62をストッパ部61a 当接した位置にロックする連動機構ラッチ6 4をかごドア連動機構17に設けたので、戸閉動 作時にも第1及び第2のかごドア8,9の動作を同 させることができる。

 また、全戸閉時には第1及び第2のロック 除ロッド38,39をラッチ53,64に当接させ、ラッ 53,64によるロック状態を解除するようにし ので、簡単な構造により係合装置16及びかご ドア連動機構17を初期位置に戻すことができ 。

 実施の形態2.
 次に、図7はこの発明の実施の形態2による ごドア連動機構を示す正面図であり、全戸 時の状態を示している。第2のかごドアハン 14には、連動機構支持板71が固定されている 。連動機構支持板71には、ストッパ部71aが設 られている。連動機構支持板71には、連動 構連結金具72が設けられている。連動機構連 結金具72は、第2のかごドア9の開閉方向に平 にスライド可能になっている。また、戸開 向への連動機構連結金具72の変位は、ストッ パ部71aにより規制されている。

 連動機構支持板71には、連動機構連結金 72のスライドを案内する一対のガイドピン73a ,73bが設けられている。また、連動機構連結 具72には、ガイドピン73a,73bが挿通されたガ ド孔72a,72bが設けられている。

 連動機構連結金具72の上端部は、かごド 駆動ベルト6に接続されている。連動機構連 金具72には、カム部72cが設けられている。 ム部72cには、ロック部72dが設けられている

 連動機構支持板71には、カム部72cに係合 る連動機構ラッチ74が設けられている。連動 機構ラッチ74は、揺動軸75を中心に揺動可能 ある。連動機構支持板71と連動機構ラッチ74 の間には、連動機構ラッチ74をカム部72cに し付ける押しばね76が設けられている。

 かごドア駆動ベルト6の戸開方向への移動 により、連動機構連結金具72が戸開方向へス イドされストッパ部71aに当接すると、かご ア駆動ベルト6の移動が連動機構連結金具72 び連動機構支持板71を介して第2のかごドア9 に伝達され、第2のかごドア9が戸開方向へ移 される。

 このとき、連動機構ラッチ74は、押しば 76のばね力により図の時計方向へ揺動されロ ック部72dに係合する。これにより、戸閉方向 への連動機構連結金具72のスライドが規制さ る。

 また、戸閉動作時に第2のかごドア9が全 閉位置近傍に移動されると、第2のロック解 ロッド39の先端部が連動機構ラッチ74に当接 し、連動機構ラッチ74は、押しばね76のばね に抗して図の反時計方向へ揺動される。こ により、連動機構ラッチ74のロック部72dへの 係合が解除される。他の構成は、実施の形態 1と同様である。

 このようなかごドア連動機構では、連動 構連結金具72が第2のかごドア9の開閉方向に 平行にスライド可能であるため、かごドア駆 動ベルト6の連動機構連結金具72との接続部分 が上下方向にずれることがなく、かごドア駆 動ベルト6を設計上の理想の軌道に沿って動 すことができる。

 なお、動力伝達体は、かごドア駆動ベル 6に限定されるものではなく、例えば駆動ロ ープ又は駆動チェーン等であってもよい。