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Title:
EVEN HARMONIC MIXER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136103
Kind Code:
A1
Abstract:
A low-cost, small-size even harmonic mixer is provided. There are included a converter in which the conductor of a microstrip line is connected to the ground plane of a waveguide and which converts an RF signal transmitted in a waveguide mode into a transmission mode of the microstrip line; an anti-parallel diode pair that is cascade-connected on the side of the microstrip line of the converter and formed on a semiconductor board; a branching circuit that branches an LO signal and an IF signal; a tip-opened stub that is disposed between the converter and the anti-parallel diode pair and that has a line length of about one-half wavelength at the frequency of the RF signal; and a tip-opened stub that is disposed between the anti-parallel diode pair and the branching circuit and that has a line length of about one-quarter wavelength at the frequency of the RF signal.

Inventors:
KAWAKAMI KENJI (JP)
SUZUKI TAKUYA (JP)
KANAYA KO (JP)
KITAMURA YOICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/058945
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
April 25, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
KAWAKAMI KENJI (JP)
SUZUKI TAKUYA (JP)
KANAYA KO (JP)
KITAMURA YOICHI (JP)
International Classes:
H03D7/02
Domestic Patent References:
WO2005043744A12005-05-12
Foreign References:
JP2006060533A2006-03-02
JP2004112783A2004-04-08
JPS63198428A1988-08-17
JP2006120898A2006-05-11
JP2002344333A2002-11-29
JPH10284942A1998-10-23
JP2980033B21999-11-22
JP3147852B22001-03-19
JP3672241B22005-07-20
JP3828438B22006-10-04
US20060040637A12006-02-23
US20040119646A12004-06-24
EP0495598A11992-07-22
US20060086997A12006-04-27
Other References:
See also references of EP 2151919A4
Attorney, Agent or Firm:
SOGA, Michiteru et al. (8th Floor Kokusai Building,1-1, Marunouchi 3-chome,Chiyoda-ku, Tokyo05, JP)
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Claims:
 マイクロストリップ線路の導体が導波管の地導体に接続された構成でなり、導波管モードで伝送されたRF信号をマイクロストリップ線路の伝送モードに変換する変換器と、
 前記変換器のマイクロストリップ線路側に縦続接続され、半導体基板上に形成されたアンチパラレルダイオードペアと、
 LO信号とIF信号とを分波するための分波回路と、
 前記変換器と前記アンチパラレルダイオードペアとの間に設けられて、RF信号周波数で約1/2波長の線路長を有する先端開放スタブと、
 前記アンチパラレルダイオードペアと前記分波回路との間に設けられて、RF信号周波数で約1/4波長の線路長を有する先端開放スタブと
 を備えた偶高調波ミクサ。
 請求項1に記載の偶高調波ミクサにおいて、
 前記半導体基板上に、2つの前記先端開放スタブの全部または一部を形成した
 ことを特徴とする偶高調波ミクサ。
 請求項2に記載の偶高調波ミクサにおいて、
 前記分波回路は、IF信号を通過させるためのインダクタとIF信号を遮断するためのキャパシタを有し、
 前記半導体基板上に、前記分波回路に用いるキャパシタをさらに形成した
 ことを特徴とする偶高調波ミクサ。
 マイクロストリップ線路の導体が導波管の地導体に接続された構成でなり、導波管モードで伝送されたRF信号をマイクロストリップ線路の伝送モードに変換する変換器と、
 前記変換器のマイクロストリップ線路側に縦続接続され、半導体基板上に形成されたアンチパラレルダイオードペアと、
 LO信号とIF信号とを分波するための分波回路と、
 前記変換器と前記アンチパラレルダイオードペアとの間に設けられて、RF信号周波数で約1/2波長の線路長を有する先端開放スタブと、
 前記アンチパラレルダイオードペアと前記分波回路との間にIF信号を遮断するためのキャパシタを介して設けられて、RF信号周波数で約1/2波長の線路長を有する先端短絡スタブと
 を備えた偶高調波ミクサ。
 請求項4に記載の偶高調波ミクサにおいて、
 前記半導体基板上に、前記先端開放スタブの全部または一部と、前記キャパシタと、前記先端短絡スタブの一部とを形成した
 ことを特徴とする偶高調波ミクサ。
 請求項5に記載の偶高調波ミクサにおいて、
 前記分波回路は、IF信号を通過させるためのインダクタとIF信号を遮断するためのキャパシタを有し、
 前記半導体基板上に、前記分波回路に用いるキャパシタをさらに形成した
 ことを特徴とする偶高調波ミクサ。
 請求項1から6までのいずれか1項に記載の偶高調波ミクサにおいて、
 前記半導体基板を母基板にフリップチップ実装した
 ことを特徴とする偶高調波ミクサ。
Description:
偶高調波ミクサ

 この発明は、通信装置やレーダ装置等に いられる偶高調波ミクサに関するものであ 。

 従来のミクサとして、APDP(Anti-Parallel Diode  Pair)を用いたスタブ分波形ミクサがある。 のミクサは、RF(Radio Frequency)信号とLO(Local Os cillator Frequency)信号を入力し、互いに逆並列 接続されたダイオードを用いることにより (RF信号周波数-2×LO信号周波数)の成分を取り 出すミクサである(例えば、非特許文献1及び2 参照)。

 また、オープンスタブとショートスタブ 用いた一般的なミクサが開示されている(例 えば、特許文献1及び2参照)。また、ミクサに 用いられる線路変換器として、導体が導波管 の地導体に接続された構成の導波管/マイク ストリップ線路変換器が開示されている(例 ば、特許文献3及び4参照)。さらに、APDPに印 加される電圧を分圧する抵抗を設けることで 、RF信号のON時の出力電力とOFF時の出力電力 比を大きく取るようにしたものが開示され いる(例えば、特許文献5参照)。

"8.4.2 Microstrip SHP Mixer", Microwave Mixers S econd Edition, Stephen A. Maas, p. 311 電子情報通信学会編「モノリシックマイ クロ波集積回路(MMIC)」第120-122頁

特許第2980033号公報

特許第3147852号公報

特許第3672241号公報

特許第3828438号公報

WO2005/043744A1

 しかしながら、従来のミクサは、そのミ サ単独での機能および性能を満たすことを 眼に設計されていたが、特に、ミリ波帯で モジュールに実装した状態でのミクサ回路 成の最適化による低コスト化および小型化 課題であった。

 この発明は上述した点に鑑みてなされた ので、導波管から入力されるRF信号を、マ クロストリップ線路の導体が導波管の地導 に接続された導波管/マイクロストリップ変 器を介して入力し、IF信号の短絡とダイオ ドの直流短絡とを前記変換器で兼ねる構造 低コスト化および小型化の偶高調波ミクサ 得ることを目的とする。

 この発明に係る偶高調波ミクサは、マイ ロストリップ線路の導体が導波管の地導体 接続された構成でなり、導波管モードで伝 されたRF信号をマイクロストリップ線路の 送モードに変換する変換器と、前記変換器 マイクロストリップ線路側に縦続接続され 半導体基板上に形成されたアンチパラレル イオードペアと、LO信号とIF信号とを分波す ための分波回路と、前記変換器と前記アン パラレルダイオードペアとの間に設けられ 、RF信号の周波数で約1/2波長の線路長を有 る先端開放スタブと、前記アンチパラレル イオードペアと前記分波回路との間に設け れて、RF信号の周波数で約1/4波長の線路長を 有する先端開放スタブ、または前記アンチパ ラレルダイオードペアと前記分波回路との間 にIF信号を遮断するためのキャパシタを介し 設けられて、RF信号の周波数で約1/2波長の 路長を有する先端開放スタブとを備えたも である。

 この発明によれば、導波管から入力され RF信号を、マイクロストリップ線路の導体 導波管の地導体に接続された導波管/マイク ストリップ変換器を介して入力し、IF信号 短絡とダイオードの直流短絡とを前記変換 で兼ねる構造の低コスト化および小型化の 高調波ミクサが得られる。

この発明の実施の形態1に係る偶高調波 ミクサを示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る偶高調波 ミクサを示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る偶高調波 ミクサを示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る偶高調波 ミクサを示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態5に係る偶高調波 ミクサを示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態6に係る偶高調波 ミクサを示す回路ブロック図である。

 実施の形態1.
 図1は、この発明の実施の形態1に係る偶高 波ミクサを示す回路ブロック図である。図1 示す偶高調波ミクサは、RF信号を入力するRF 端子1とRF信号の約1/2の周波数のLO信号を入力 るLO端子2との間に、マイクロストリップ線 の導体が導波管の地導体に接続された構成 なり、導波管モードで伝送されたRF信号を イクロストリップ線路の伝送モードに変換 る導波管/マイクロストリップ(WG/MSTL)変換器4 と、変換器4のマイクロストリップ線路側に 続接続され、ダイオードを逆並列に接続し 半導体基板11上に形成されたアンチパラレル ダイオードペア5と、IF信号を通過させてそれ 以上の周波数の信号を遮断するためのインダ クタ8及びIF信号を遮断するためのキャパシタ 9を有し、LO信号とIF信号とを分波するための 波回路10とを備えている。

 そして、変換器4とアンチパラレルダイオ ードペア5との間には、RF信号の周波数で約1/2 波長の線路長を有する先端開放スタブ6aが設 られ、アンチパラレルダイオードペア5と分 波回路10との間には、RF信号の周波数で約1/4 長の線路長を有する先端開放スタブ6bが設け られている。なお。3はIF端子を示す。

 次に動作を説明する。実施の形態1に係る 偶高調波ミクサは、従来例と同様に、RF信号 LO信号を入力し、互いに逆並列に接続され ダイオードペア5を用いることにより、(RF信 周波数-2×LO信号周波数)の成分を取り出すミ クサである。LO信号に対しては、ダイオード ア5のRF端子1側の先端開放スタブ6aは短絡に える。ダイオードペアが互いに逆向きにな ていることに注意すれば、各ダイオードか 見ればLO信号周波数の成分は互いに逆向き 印加されている。

 一方、LO信号周波数のほぼ2倍にあたるRF 号に対しては、ダイオードペア5のLO端子2側 先端開放スタブ6bは短絡に見え、RF端子1側 先端開放スタブ6aは開放に見えるので、RF信 は逆相で印加される。従って、IF信号であ (RF信号周波数-2×LO信号周波数)の成分は互い 逆相となるので、互いに逆極性で接続され ダイオードペア5から足しあわされて取り出 すことができる。

 このとき、導波管/マイクロストリップ変 換器4は、導波管の通過域より低い周波数で 短絡の特性を有したものを用いると、IF信号 の短絡およびダイオードの直流短絡はこの導 波管/マイクロストリップ変換器4で兼ねるこ ができる。したがって、発生したIF信号成 は、ダイオードペア5のLO端子2側に出力され 分波回路10を介してIF端子3に出力される。 た、発生した(2×LO信号周波数)の成分は、先 開放スタブ6bにより短絡され、RF端子1側に いて互いに逆相であるからRF端子1には漏れ さない。

 導波管/マイクロストリップ変換器4にお て、LO信号周波数は遮断域であるためLO信号 は全反射となり、従来の構成ではこのLO信 波の反射による定在波が発生し、ミクサ特 を劣化させていたが、本構成では、短絡点 ある先端開放スタブ6aと導波管/マイクロス リップ変換器4との距離を近づけることによ 、1つの短絡点とみなすことができ、ミクサ 特性に影響を及ぼさない利点がある。

 また、ミクサを構成する要素の中で、最 高価なGaAs基板などで形成する、ダイオード が内蔵された半導体基板11のチップ面積を小 くすることにより、低コスト化が期待でき 。

 また、従来では、IF信号の短絡およびダ オードの直流短絡に関し、RF信号短絡用のRF 波数で1/2波長の電気長を有する先端短絡ス ブを用い手構成したが、本構成では、その 絡用のビアホールが不要になることで低コ ト化が図れ、さらにスタブ長もRF周波数で1/ 4波長でよいため、小型化が図れる利点があ 。

 さらに、ミリ波帯における実装において 、半導体基板11と母基板等外部回路との接 をフリップチップ実装することにより、従 のワイヤ接続に比べてばらつきの少ないミ サを実現可能となる。

 以上の説明では、周波数ダウンコンバー の動作説明を記述したものであるが、実施 形態1に係るミクサはダイオードミクサであ るので、アップコンバータとしても同様に動 作させることができる。

 実施の形態2.
 図2は、この発明の実施の形態2に係る偶高 波ミクサを示す回路ブロック図である。図2 示す実施の形態2に係る構成において、図1 示す実施の形態1と同一構成については同一 号を付してその説明を省略する。図2に示す 実施の形態2に係る構成において、図1に示す 施の形態1と異なる点は、半導体基板11上に ダイオードペア5の他にも、2つの先端開放 タブ6a,6bの全部(または一部)を形成している である。

 前述した実施の形態1では、ダイオードペ ア5とそれぞれのスタブ6a,6bとの間に、半導体 基板11上の接続線路、ワイヤまたはフリップ ップ実装時のバンプ、母基板上の接続線路 介することになり、その位相分に応じてミ サ特性の劣化が生じてしまう。これに対し 、図3に示す実施の形態2に係る構成では、 イオードペア5の極近傍にスタブ6a,6bを形成 ることができるため、特性劣化を最小限に きる利点がある。また、2つの先端開放スタ 6a,6bの一部をこの半導体基板11の外、つまり 母基板側に形成しても同様の効果が得られる 。その他の効果については、実施の形態1と 様の効果が得られる。

 実施の形態3.
 図3は、この発明の実施の形態3に係る偶高 波ミクサを示す回路ブロック図である。図3 示す実施の形態3に係る構成において、図2 示す実施の形態2と同一構成については同一 号を付してその説明を省略する。図3に示す 実施の形態3に係る構成において、図2に示す 施の形態2と異なる点は、半導体基板11上に ダイオードペア5、2つの先端開放スタブ6a,6b の全部(または一部)の他に、分波回路10に用 るキャパシタ9をさらに形成している点であ 。

 前述した実施の形態1及び2では、分波回 10に用いるIF周波数遮断用のキャパシタを母 板側に形成することになるが、この実施の 態3では、分波回路10に用いるキャパシタ9を 半導体基板11上におけるMIMキャパシタで形成 ることにより、小型にIF周波数の遮断が実 できる。その他の効果については、実施の 態1及び2と同様の効果が得られる。

 実施の形態4.
 図4は、この発明の実施の形態4に係る偶高 波ミクサを示す回路ブロック図である。図4 示す実施の形態4に係る構成において、図1 示す実施の形態1と同一構成については同一 号を付してその説明を省略する。図4に示す 実施の形態4に係る構成において、図1に示す 施の形態1と異なる点は、ダイオードペア5 分波回路10との間に、先端開放スタブ6bの代 りに、IF信号を遮断するためのキャパシタ8 RF信号周波数で約1/2波長の線路長を有する 端短絡スタブ7との直列接続体を設けている である。

 実施の形態4に係る偶高調波ミクサの動作 は実施の形態1と同様なのでその説明を省略 る。図4に示す導波管/マイクロストリップ変 換器4において、LO信号周波数は遮断域である ためLO信号波は全反射となる。従来の構成で このLO信号波の反射による定在波が発生し ミクサ特性を劣化させていたが、本構成で 、短絡点である先端開放スタブ6aと導波管/ イクロストリップ変換器4との距離を近づけ ことにより、1つの短絡点とみなすことがで き、ミクサ特性に影響を及ぼさないという実 施の形態1と同様の利点がある。

 また、ミクサを構成する要素の中で、最 高価なGaAs基板などで形成する、ダイオード ペア5が内蔵された半導体基板11のチップ面積 を小さくすることにより、低コスト化が期待 できる。

 また、実施の形態1における、RF信号周波 で1/4波長の線路長を有する先端開放スタブ6 を、RF信号周波数で1/2波長の線路長を有する 端短絡スタブ7に代替することにより、この 先端短絡スタブ7はLO信号波では開放に見え、 LO信号波がダイオードに入力されたときのイ ピーダンス変化を小さくすることができる

 さらに、ミリ波帯における実装において 、半導体基板11と母基板等外部回路との接 をフリップチップ実装することにより、従 のワイヤ接続に比べてばらつきの少ないミ サを実現可能となる。

 以上の説明では、周波数ダウンコンバー の動作説明を記述したものであるが、実施 形態4に係るミクサはダイオードミクサであ るので、アップコンバータとしても同様に動 作させることができる。

 実施の形態5.
 図5は、この発明の実施の形態5に係る偶高 波ミクサを示す回路ブロック図である。図5 示す実施の形態5に係る構成において、図4 示す実施の形態4と同一構成については同一 号を付してその説明を省略する。図5に示す 実施の形態5に係る構成において、図4に示す 施の形態4と異なる点は、半導体基板11上に ダイオードペア5の他に、先端開放スタブ6 全部(または一部)、IF信号を遮断するための ャパシタ8、先端短絡スタブ7の一部を形成 ている点である。

 実施の形態5に係る偶高調波ミクサの動作 については、実施の形態4と同様であり、そ 説明は省略する。

 前述した実施の形態4では、ダイオードペ ア5とそれぞれのスタブ6,7との間に、半導体 板11上の接続線路、ワイヤまたはフリップチ ップ実装時のバンプ、母基板上の接続線路を 介することになり、その位相分に応じてミク サ特性の劣化が生じてしまう。これに対して 、図5に示す実施の形態5に係る構成では、ダ オードペア5の極近傍にスタブ6,7を形成する ことができるため、特性劣化を最小限にでき る利点がある。また、先端開放スタブ6の一 をこの半導体基板11の外、つまり母基板側に 形成しても同様の効果が得られ、半導体基板 11の面積を小さくする効果がある。その他の 果については、実施の形態4と同様の効果が 得られる。

 実施の形態6.
 図6は、この発明の実施の形態6に係る偶高 波ミクサを示す回路ブロック図である。図6 示す実施の形態6に係る構成において、図5 示す実施の形態5と同一構成については同一 号を付してその説明を省略する。図6に示す 実施の形態6に係る構成において、図5に示す 施の形態5と異なる点は、半導体基板11上に ダイオードペア5、先端開放スタブ6の全部( たは一部)、IF信号を遮断するためのキャパ タ8、先端短絡スタブ7の一部の他に、分波 路10に用いるキャパシタ9をさらに形成して る点である。

 実施の形態6に係る偶高調波ミクサの動作 については、実施の形態4と同様であり、そ 説明は省略する。

 ここでは、先端開放スタブ6の全部または 一部と、キャパシタ8と、先端短絡スタブ7の 部と、さらに、分波回路10に用いるキャパ タ9とを、半導体基板11上に形成している。 施の形態4では、ダイオードペア5とそれぞれ のスタブ6,7との間に、半導体基板11上の接続 路、ワイヤまたはフリップチップ実装時の ンプ、母基板上の接続線路を介することに り、その位相分に応じてミクサ特性の劣化 生じてしまう。これに対して、図6に示す実 施の形態6に係る構成では、ダイオードペア5 極近傍にスタブ6,7を形成することができる め、特性劣化を最小限にできる利点がある また、先端開放スタブ6の一部をこの半導体 基板11の外、つまり母基板側に形成しても同 の効果が得られ、半導体基板11の面積を小 くする効果がある。

 また、実施の形態6では、母基板側に形成 されるIF周波数遮断用のキャパシタを、半導 基板11上におけるMIMキャパシタで形成する とにより、小型にIF周波数の遮断が実現でき る。その他の効果については、実施の形態4 同様の効果が得られる。

 この発明に係る偶高調波ミクサは、通信 置やレーダ装置等に広く用いることができ 。