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Patent Searching and Data


Title:
FISHING LINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096212
Kind Code:
A1
Abstract:
A fishing line is provided in order to meet a gradually increasing desire to catch a larger amount of fish of a larger size than other people in a boom in game fishing. The fishing line has higher performance, is stiffer, and enables the user not to miss even a slight strike. The fishing line is less influenced by current or wind and has excellent handleability. The fishing line is characterized by comprising at least 65 wt.% polyethylene fiber which has a single-fiber fineness of 10-3,000 dtex and having a velocity of sound wave transmission in the fiber-axis direction of 2,200 m/s or higher.

Inventors:
MORIWAKI ATSUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/050189
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 09, 2009
Export Citation:
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Assignee:
TOYO BOSEKI (JP)
MORIWAKI ATSUSHI (JP)
International Classes:
A01K91/00; D01F6/04; D02G3/02; D02G3/44
Foreign References:
JP2002013027A2002-01-18
JP2007135500A2007-06-07
JP2006129867A2006-05-25
JP2001303358A2001-10-31
JP2006314324A2006-11-24
JP2001146638A2001-05-29
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Claims:
 単糸繊度が10dtex~3000dtexのポリエチレン繊維を重量比で65%以上含有し、且つ、繊維軸方向を伝わる音波の速度が2200m/s以上であることを特徴とする釣り糸。
 前記ポリエチレン繊維の強度が8cN/dtex以上、伸度が15%以下である事を特徴とする請求項1に記載の釣り糸。
 ポリエチレンの重量平均分子量が60000~600000、重量平均分子量と数平均分子量との比(Mw/Mn)が5.0以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣り糸。
Description:
釣り糸

 本発明は、レジャーフィッシング等に広 活用され、魚信のあたりを明確に感じる事 出来、大きな釣果が期待出来るとともに、 扱性にも優れた高性能な釣り糸に関するも である。

 従来より、安価で取扱い性が良いとの理由 らナイロン、フロロカーボンの釣り糸が汎 的に広く用いられて来ている(例えば特許文 献1参照)。しかしながらナイロン、フロロカ ボンの釣り糸は比較的破断伸度が大きい影 もあり、特に遠距離の棚を狙う場合ほど魚 あたりが明確でなく、魚種によっては折角 あたりを見逃し餌だけをとられ、大きな釣 に結びつかない等の欠点があった。
 これらの欠点をカバーする釣り糸として東 紡績株式会社製ダイニーマ(登録商標)に代 されるゲル紡糸法を用いた高強力ポリエチ ン繊維を組紐構造体とした釣り糸が上市さ ている(例えば特許文献2参照)。かかる高強 ポリエチレン繊維組紐構造体は、従来にな った明確な魚信を得ることが出来、特に船 り等の、遠くの棚の僅かな魚信を明確に得 事が可能になり、大きな釣果が得られるに っている。

 しかしながら、従来の高強力ポリエチレン 維組紐構造体からなる釣り糸は、潮流、風 影響を受け易い、魚信の伝達にロスが生じ 、腰がなく竿先に糸が絡みつきやすい、海 りで使用した後、リールのスプール内で塩 固まり解舒性が非常に悪くなる、擦れによ 単糸切れを起こしやすく毛羽立ちやすい、 いう問題点があった。

特開2004-129598号公報

特開2001-303358号公報

 上述の様にゲームフィッシングブームの まりとともに人よりも多く、より大物を釣 たい要求は次第に大きくなって来ている。 のために本発明は、僅かの魚信も見逃さな 、より高性能であり、且つ腰のしっかりし 取扱性にも優れ、更には海釣等におけるメ テナンスが簡易であり、毛羽たち難い釣り を安価に提供しようとするものである。

 本発明は従来技術の問題点を解決するた に以下の手段を用いる。すなわち本発明は (1)単糸繊度が10dtex~3000dtexのポリエチレン繊 を重量比で65%以上含有し、且つ、繊維軸方 を伝わる音波の速度が2200m/s以上であること を特徴とする釣り糸、(2)前記ポリエチレン繊 維の強度が8cN/dtex以上、伸度が15%以下である を特徴とする(1)に記載の釣り糸、(3)ポリエ レンの重量平均分子量が60000~600000、重量平 分子量と数平均分子量との比(Mw/Mn)が5.0以下 であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の釣 り糸、である。

 本発明による釣り糸は、魚信の伝達にロ が極めて少なく、更に潮流、風の影響を受 難いため、環境を問わず敏感に魚信を探知 ることが可能な上、竿先に糸が絡みつき難 、且つ編み縮みし難く毛羽立ち難いため、 り扱い性が良好で、更には水の払い落とし に優れるため、メンテナンスが容易であり 更には安価に生産することが可能で優れた 済性を有するという利点がある。

 以下、本発明を詳述する。
本発明の釣り糸は、 単糸繊度が10dtex~3000dtex ポリエチレン繊維を
含有していることが好ましい。ポリエチレン 繊維は、ナイロン、フロロカーボン糸に比し て魚信を的確に伝え、且つ単糸繊度が10dtex以 上のポリエチレン繊維を用いることにより、 腰が強く、組紐構造とした場合でもガイド等 に対しての絡まり難く取り扱い性が優れると 共に、3000dtex以下とすることにより、結節強 不足というポリエチレン繊維固有の欠点が 現し難くなるからである。より好ましくは1 4dtex~2700dtex、更に好ましくは18dtex~2400dtexが挙 られる。

 本発明の釣り糸は、組紐としても、モノフ ラメントとしても、それぞれ顕著な効果を 揮する。組紐とした場合は、従来の高強度 リエチレン繊維からなる組紐に比して、剛 が高くなり、取り扱い性が向上するのみな ず、組紐の嵩が小さくなるため、潮流、風 の影響を受けにくくなり、また、海水を払 落とし易くなることから、リールのスプー 内での塩析出が少なく、メンテナンスが容 になるという利点がある。
 そして、更にはポリエチレン繊維からなる 紐固有の問題点である編み縮みを有効に防 することが可能となる。すなわち、ポリエ レン繊維は柔軟且つ低摩擦であるため、緊 ・緩和を繰り返すと、繊維の交絡・拘束が まり、嵩高くなって組紐は徐々に収縮し、 信の探知がし難くなる、或いは解れたとこ が欠陥となって根ずれする等の不具合が生 るが、本願発明の釣り糸は、かかる欠点が 幅に解消される。

 本発明の組紐形態の釣り糸が編み縮みし難 理由は明らかではないが、以下のように考 る。すなわち、編み縮みという現象は、マ チフィラメントポリエチレン繊維の収束状 が、使用を繰り返すにつれて、丸形状から 平形状に変化することが主要因であり、剛 が高いポリエチレン繊維を用いれば収束状 を丸形状に維持できると考えられる。
 したがって、上記繊度範囲のポリエチレン 維のみからなる組紐は勿論、従来の低繊度 強度ポリエチレン繊維と組紐としても、剛 が高い本願ポリエチレン繊維が、低繊度ポ エチレン繊維を強く拘束して編み縮みを有 に防止することが可能となる。

 また、モノフィラメントとした場合でも 従来の高強度ポリエチレン組紐構造糸によ デメリット、即ち、組紐構造とする手間が かり製造コストが上る、嵩が大きくなるた 潮流、風の影響を受け易い、単糸が蛇行し いるため魚信の伝達にロスが生じる、腰が く竿先に糸が絡みつきやすい、海釣りで使 した後、リールのスプール内で海水を多く 持しやすいため水分が蒸発した後に塩が固 り解舒性が悪くなる、単糸が細いので擦れ より単糸切れを起こしやすく毛羽立ちやす 、等を改善する事が可能になる。

 本発明の釣り糸は、上記繊度範囲のポリエ レン繊維を重量比で65%以上含有しているこ が好ましい。かかる範囲であれば、魚信を 確に伝える効果が顕著に現れるからである
 魚信を的確に伝えるという意味では100%品が 望ましいが、狙う魚種、釣り場の環境、仕掛 けに応じ適宜結節強度の向上、耐摩耗性能の 向上を図る目的でシース成分に他素材を用い たり、後工程で外側に樹脂コートを施したり する製品設計が成される。
 好ましい範囲としては70%以上、より好まし 範囲としては75%以上である。

 本発明の釣り糸は、繊維軸方向を伝わる音 の速度が2200m/s以上であることが望ましい。 かかる範囲であれば、魚信を的確に捉えるこ とができることを本願発明者らはフィールド テストを繰り返すことにより見出したからで ある。
 物質中を伝わる音波の速度が速いほど衝撃 伝える速度が速く、魚信を明確に感じ取る とができ、遠距離での棚を狙う釣りでも的 に魚信を感じることができる。より好まし は3100m/s以上、更により好ましい範囲として は3800m/s以上である。上限は特に問題となら 、繊維軸方向を伝わる音波の速度は速けれ 速い程望ましいが、を超えても効果の顕著 が薄れ、更には製造上の制約もあるため、10 0000m/s以下であることが好ましい。

 また本発明の釣り糸に用いるポリエチレン 維の強度は8cN/dtex以上、伸度は15%以下であ 事が好ましい。
繊維素材の強度が8cN/dtex以上とすることによ 、ナイロン、フロロカーボン素材と明確に 別化され、高強度ポリエチレン繊維の特徴 発揮し、大物の引きに耐えることができる らである。好ましくは9cN/dtex以上、より好 しくは10cN/dtex以上である。一方、強度の上 は特に問題にはならないが、余り強すぎる 、根がかりしたとき切れ難く不便な場合が り、50cN/dtex以下であることが望ましい。

 また、伸度が15%以内であれば、フィールド ストより魚信の当りが明確に表れることが かった。より好ましい値は12%以下、より好 しい値は9%以下の範囲である。
 一方、伸度の下限は特に問題にならないが あまり伸度が低すぎると、衝撃吸収し難く って、大きな魚がかかったとき、切れ易く る場合があり、1%以上であることが好まし 。

 本願発明の釣り糸に用いるポリエチレン繊 は、ポリエチレンの重量平均分子量が60000~6 00000、重量平均分子量と数平均分子量との比( Mw/Mn)が5.0以下であることが好ましい。係る範 囲であれば、上記本願発明の釣り糸に用いる ポリエチレン繊維を得るに特に好ましいから である。すなわち、従来の高強度ポリエチレ ン(UHMwPE)繊維は、ゲル紡糸法によって製造さ ているが、かかるゲル紡糸法は、ポリマー 度5~10%程度の溶液状態で吐出し、溶媒を除 しつつこれを超延伸することによって高強 、高弾性率を実現しているため、高繊度を 現することは極めて困難であった。しかし 上記範囲のポリエチレンであれば、溶融紡 が可能となり(特開2002-180324号公報、国際公 第01/12885号)高い繊度であっても、従来にな 、強度・弾性率を得ることができることを 願発明者らは見出したからである。
より好ましくは、ポリエチレンの重量平均分 子量が70000~500000、(Mw/Mn)が4.5以下、更に好ま くは、重量平均分子量が80000~400000、(Mw/Mn)が4 .0以下、若しくは、100000~300000、(Mw/Mn)が3.5以 である。

 上記範囲の溶融紡糸可能なポリエチレン 維は、何ら特殊な方法を採用する必要はな 、押出紡糸機を使用した公知の条件で製造 ることができ、溶融温度150~400℃、押出圧力 1~60MPa、口金孔径0.05~30mm、紡糸速度0.1~100m/分 どの条件を適宜採用することができるが、 り高い強度、弾性率、高音速を実現するた には、ノズル吐出後、冷却固化時の繊度を きるだけ高い状態(吐出量を高く、引き取り 度を低くする:例えば吐出量10g/min、引取り 度20m/min)とし、その後水浴中の低温でできる だけ延伸し(例えば90℃、10倍延伸)、更に過熱 して2倍程度延伸することが好ましい。また ノズル吐出後冷却固化での変形速度は可能 限り早くすることが好ましい(大口径ノズル を採用し、エアギャップ区間を小さくする: 例えばノズル径2.5mm、エアギャップ30mm)。

 以下、実施例によって本発明を説明する 、本発明はこれらの実施例に限定されるも ではない。尚、本発明で採用した測定方法 以下の通りである。

(イ)繊度;JIS L1013.7.3に準拠した。

(ロ)音波の速度:
 LAWSON-HEMPHILL社製、
 Dynamic Modulus Tester ppM-5Rを用い計測した。

(ハ):破断強力、破断伸度:
 JIS L1013.7.5に準拠した。尚、破断強度は破 強力í繊度で求めた。

(ニ):重量平均分子量Mw、数平均分子量Mn及びMw /Mn:
 重量平均分子量Mw、数平均分子量Mn及びMw/Mn 、ゲル・パーミエーション・クロマトグラ ィー(GPC)によって測定した。GPC装置として 、Waters製GPC 150C ACL/GPCを用い、カラムとし はSHODEX製GPC UT802.5を一本、UT806Mを2本用いて 定した。測定触媒は、o-ジクロロベンゼン 使用しカラム温度を145℃とした。試料濃度 1.0mg/mlとし、200マイクロリットルを注入し測 定した。尚、分子量の検量線は、ユニバーサ ルキャリブレーション法により分子量既知の ポリスチレン試料を用いた。

(実施例-1)
 繊維素材の単糸繊度が276dtex、繊維軸方向を 伝わる音波の速度が4950m/s、重量平均分子量 115000、重量平均分子量と数平均分子量との (Mw/Mn)が2.7で溶融紡糸されたポリエチレン糸1 00%品を300m、ベイトキャスティングリールに き水深約80mのアジのサビキ釣りによるフィ ルドテストを実施した。
 尚、この時の繊維素材の強度は11.1cN/dtex、 度は6.7%であった。
 フィールドテストの結果、水深が80mとかな 遠距離の棚であるにも係らず、あたりは明 であり、潮流の影響も受けにくく、糸が竿 に絡まる事もなく、水切り性も良好であり 編み縮みも無く、翌日水分が乾燥したあと 糸表面に塩が浮く事もない、取扱性の優れ 釣り糸を得る事が出来た。

(実施例-2)
 繊維素材の単糸繊度が198dtex、繊維軸方向を 伝わる音波の速度が5360m/s、重量平均分子量 115000、重量平均分子量と数平均分子量との (Mw/Mn)が2.7で溶融紡糸されたポリエチレン糸1 00%品を200m、スピニングリールに捲き、湖岸 ら40mを越える遠投によるブラックバスのル ーフィッシングのフィールドテストを実施 た。
 尚、この時の繊維素材の強度は12.2cN/dtex、 度は5.8%であった。
 フィールドテストの結果、従来より上市さ ている高強力ポリエチレン糸は組紐構造の め空気抵抗を受けやすく、なかなか遠投が しかったがモノフィラメント化する事によ 通常よりも遠くの棚を狙う事が出来、また4 0mを超える遠距離でもルアーの動きが良く分 、ロッドアクションを加え易く、魚への強 アピールが可能となり、且つ魚のあたりも 確に判別出来る釣り糸である事が確認出来 。

(実施例-3)
 繊維素材の単糸繊度が331dtex、繊維軸方向を 伝わる音波の速度が4680m/s、重量平均分子量 115000、重量平均分子量と数平均分子量との (Mw/Mn)が2.7で溶融紡糸されたポリエチレン糸8 0%品をコアに、汎用のNy樹脂を20%シースとす 2層構造糸を300m、ベイトキャスティングリー ルに捲き水深約80mのアジのサビキ釣りによる フィールドテストを実施した。
 尚、この時の繊維素材の強度は10.8cN/dtex、 度は7.2%であった。
 フィールドテストの結果、水深が80mとかな 遠距離の棚であるにも係らず、あたりは明 であり、終日使用していても糸切れの無い 編み縮みも無い、耐摩耗性と結節強度
と寸法安定性の優れた、取扱性の良好な釣り 糸を得る事が出来た。

(実施例-4)
 繊維素材の単糸繊度が20dtexの糸を組み紐構 体とし、総繊度336dtex、繊維軸方向を伝わる 音波の速度が3850m/s、重量平均分子量が115000 重量平均分子量と数平均分子量との比(Mw/Mn) 2.7で溶融紡糸されたポリエチレン糸100%品を 300m、ベイトキャスティングリールに捲き水 約80mのアジのサビキ釣りによるフィールド ストを実施した。
 尚、この時の繊維素材の強度は10.7cN/dtex、 度は9.4%であった。
 フィールドテストの結果、水深が80mとかな 遠距離の棚であるにも係らず、あたりは明 であり、従来のポリエチレン組み紐糸に比 腰が有り扱い易く、潮流の影響も受けにく 、糸が竿先に絡まる事もなく、編み縮みも く、水切り性も良好であり、翌日水分が乾 したあとも糸表面に塩が浮く事もない、取 性の非常に優れた釣り糸を得る事が出来た

(比較例-1)
 繊維素材の単糸繊度が387dtex、繊維軸方向を 伝わる音波の速度が1980m/s、繊維素材の強度 7.6cN/dtex、伸度が30.0%である汎用の100%、Nyモ フィラメント糸を300m、ベイトキャスティン リールに捲き水深約80mのアジのサビキ釣り よるフィールドテストを実施した。
 結果、水深が80mとかなり遠距離の棚のため あたりが鈍く分りにくく、エサだけを取ら る頻度が多くフラストレーションの溜まる 果となった。

(比較例-2)
 繊維素材の単糸繊度が451dtex、繊維軸方向を 伝わる音波の速度が1329m/s、繊維素材の強度 5.0cN/dtex、伸度が29.7%である100%、汎用のフロ カーボンモノフィラメント糸を200m、スピニ ングリールに捲き、湖岸から40mを越える遠投 によるブラックバスのルアーフィッシングの フィールドテストを実施した。
 結果、遠投に伴いルアーの動きが分りにく 、ロッドアクションを加えるも魚へのアピ ル度が低く、また折角のあたりと藻の擦れ 抗との区別も付きにくい、フラストレーシ ンの溜まる評価結果となった。

(比較例-3)
 繊維素材の単糸繊度が1dtex、トータル繊度35 4dtex、繊維軸方向を伝わる音波の速度が6260m/s である従来より市販されている高強力ポリエ チレン組み紐構造糸100%品を300m、ベイトキャ ティングリールに捲き水深約80mのアジのサ キ釣りによるフィールドテストを実施した
 尚、繊維素材の強度は18.3cN/dtex、伸度は6.1% あった。
 フィールドテストの結果、水深が80mとかな 遠距離の棚であるにも係らず、魚のあたり 非常に明確であったが、繊度の細い糸から るソフトな組紐構造糸のため潮流や風の影 を強く受け易く、腰が無いため糸が竿先に まる事がよくあり、編み縮みによって繊維 扁平し、水切り性も悪く、翌日水分が乾燥 たあとスプールに捲かれた糸の表面上に塩 浮き解舒性が非常に悪くなる、取扱性に問 が残る評価結果となった。

 本発明の釣り糸は僅かな魚信を的確に捉 る事が出来、取扱性にも優れ、潮流及び風 影響を受け辛く、腰がしっかりしているた 糸が竿先に絡まる事もなく、編み縮みによ て糸が扁平になる事もなく、水切り性も良 、海釣りで使用した後、リールをそのまま 置し水分が乾燥したあとも糸表面に塩が浮 解舒性が悪くなることのない釣り糸を得る とが出来る。




 
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