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Title:
FOLDABLE PORTABLE WIRING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/019972
Kind Code:
A1
Abstract:
A foldable portable wiring device is provided with a first case; a second case; a hinge section for connecting the cases to be foldable; a wireless communication antenna housed in the first case or the second case in the vicinity of the hinge section; and a digital television receiving whip antenna which can be stored and drawn in and from the part wherein the wireless communication antenna is housed, in the vicinity of the hinge section. The wireless device has a function of supplying the digital television receiving whip antenna with power through an electrical connection pattern. The electrical connection pattern is formed in a direction to be away from the vicinity of the part where the wireless communication antenna is housed, in the vicinity of the hinge section.

Inventors:
IDE YOSHIYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063103
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
July 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
IDE YOSHIYUKI (JP)
International Classes:
H01Q21/28; H01Q1/24; H01Q21/30; H04M1/02
Foreign References:
JP2007158718A2007-06-21
JPH10303622A1998-11-13
JP2003243917A2003-08-29
JP2007074491A2007-03-22
JP2007208270A2007-08-09
Other References:
See also references of EP 2180548A4
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (16th Kowa Bldg.9-20, Akasaka 1-chom, Minato-ku Tokyo 52, JP)
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Claims:
 第一の筐体と、第二の筐体と、これらを連結して折畳み可能にするヒンジ部と、前記第一または第二の筐体の該ヒンジ部近辺に内蔵された無線通信用アンテナと、該無線通信用アンテナが内蔵された前記ヒンジ部近辺より収納および引出し可能なデジタルテレビ受信用ホイップアンテナと、を有する折畳み式携帯無線機において、
 前記デジタルテレビ受信用ホイップアンテナに電気的接続パターンを介して給電を行う機能を有し、該電気的接続パターンが、前記無線通信用アンテナが内蔵された前記ヒンジ部近辺から離れる方向に形成されていることを特徴とする折畳み式携帯無線機。
 前記電気的接続パターンへの給電部は、前記無線通信用アンテナが内蔵された前記ヒンジ部近辺から、前記無線通信用アンテナの給電部よりも離れた位置にある、請求項1に記載の折畳み式携帯無線機。
 前記電気的接続パターンの形状がメアンダ状となっている、請求項1または2に記載の折畳み式携帯無線機。
 前記電気的接続パターンがプリント基板上の導体パターンにて形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の折畳み式携帯無線機。
 前記プリント基板上に設けられたアース部分のうち、前記電気的接続パターンの周辺部が除去されている、請求項4に記載の折畳み式携帯無線機。
Description:
折畳み式携帯無線機

 本発明は、無線通信用アンテナとデジタ テレビ受信用アンテナを有する折畳み式携 無線機に関する。

 従来の折畳み式携帯無線機では、折畳み 能な筐体のヒンジ部近辺にマルチバンド対 の内蔵アンテナを設置する場合が多い。さ に、この種の無線機にデジタルテレビ受信 アンテナを追加する場合、引き出し可能な イップアンテナをヒンジ部近辺に実装する とが多く、互いのアンテナは近接してしま ことになる。

 近年の小型化が望まれる携帯無線機にお て相互結合による損失などが考えられるが デジタルテレビ受信可能な携帯無線機の場 は無線通信用アンテナから放射される電波 、近接されたデジタルテレビ受信用アンテ で吸収されて損失となる場合がある。回避 として、片方のアンテナをヒンジ部と離れ 筐体下端部へ実装する方法が考えられる(特 開2007-74491号公報参照)。しかし、小型の携帯 線機において人体近傍、特に手持ちにて使 する場合を考慮すると、アンテナを握られ すい筐体下端部へ実装することはどちらの ンテナにとっても人体による損失が懸念さ るので得策ではない。

 本発明の目的は、上記背景技術が有する 題を解決できる折畳み式携帯無線機を提供 ることにある。その目的の一例は、無線通 用アンテナとデジタルテレビ受信用アンテ が互いにヒンジ部近くに実装されている折 み式携帯無線機において、アンテナ間の相 結合による損失を軽減できる、良好なアン ナ特性を呈する携帯無線機を提供すること ある。

 本発明の一の態様は、第一の筐体と、第 の筐体と、これらを連結して折畳み可能に るヒンジ部とを有する折畳み式携帯無線機 ある。そして、第一または第二の筐体の該 ンジ部近辺に無線通信用アンテナが内蔵さ 、該無線通信用アンテナが内蔵されたヒン 部近辺よりデジタルテレビ受信用ホイップ ンテナが収納および引出し可能になってい 。

 このような携帯無線機に関して、本発明 デジタルテレビ受信用ホイップアンテナに 気的接続パターンを介して給電を行う機能 有し、該電気的接続パターンが、無線通信 アンテナが内蔵されたヒンジ部近辺から離 る方向に形成されていることを特徴とする

 さらに、電気的接続パターンへの給電部 、無線通信用アンテナが内蔵されたヒンジ 近辺から、無線通信用アンテナの給電部よ も離れた位置にあることを特徴とする。

本発明の実施例1による携帯無線機の構 成を模式的に示した図であり、下部筐体に対 して上部筐体を開いた状態でデジタルテレビ 受信用アンテナを下部筐体から引き出した様 子を示している。 本発明の実施例1による携帯無線機の構 成を模式的に示した図であり、下部筐体に対 して上部筐体を開いた状態でデジタルテレビ 受信用アンテナを下部筐体に収納した様子を 示している。 本発明の実施例2による携帯無線機の構 成を模式的に示した図であり、下部筐体に対 して上部筐体を開いた状態でデジタルテレビ 受信用アンテナを下部筐体から引き出した様 子を示している。 本発明の実施例2による携帯無線機の構 成を模式的に示した図であり、下部筐体に対 して上部筐体を開いた状態でデジタルテレビ 受信用アンテナを下部筐体に収納した様子を 示している。

 以下、本発明の実施例について図面を参 して説明する。

 (実施例1)
 図1及び図2は本発明の実施例1による携帯無 機の模式図であり、携帯無線機のヒンジ部 よって下部筐体に対し上部筐体を開いた状 を示している。

 これらの図において、本携帯無線機は上 基板1を収容した上部筐体(不図示)と下部基 2を収容した下部筐体(不図示)とを有し、上 基板1と下部基板2の端部どうしが2軸ヒンジ 具3で連結されている。

 具体的には、上部基板体1における下部基 板2側との連結端部に2軸ヒンジ金具3の第1の 3aが設けられ、この第1の軸3aに第2の軸3bが直 交した状態で回転自在に設けられ、この第2 軸3bに、下部基板2における上部基板1側との 結端部が回転自在に取り付けられている。 れにより、上部筐体と下部筐体は上下に重 っている状態から、2軸ヒンジ金具3の第1の 3aを中心に開閉し、さらには2軸ヒンジ金具3 の第2の軸3b周りに上部筐体が回転して表裏反 転可能である。

 上部基板1と下部基板2の間に、2軸ヒンジ 具3と両基板1,2を接続する細線同軸4が設け れている。2軸ヒンジ金具3に接続された細線 同軸4は上部基板1へは上部基板1上の接続部5 接続されており、下部基板2へは下部基板2上 の接続部6で接続されている。2軸ヒンジ金具3 と上部基板1及び下部基板2とは金具無接続部1 7以外の3箇所にて電気的に接続されている。

 下部基板2の2軸ヒンジ金具3の近辺には、 数のバンドに対応した無線通信用アンテナ7 と、デジタルテレビ受信用アンテナ10とを備 ている。

 無線通信用アンテナ7は内蔵アンテナとし て下部基板2の2軸ヒンジ金具3近辺に設けられ 、且つ、下部基板2上の無線回路部9と給電部8 を介して電気的に接続されている。これによ り、無線通信用アンテナ7は送受信可能とな ている。

 デジタルテレビ受信用アンテナ10は下部 体に対して収納および引出し自在な通信用 イップアンテナであり、その下部に接触端 11、その上部に接触端子12が備えられている

 さらに下部基板2上に補助パターン13(電気 的接続パターン)が備えられ、接触端子11,12は 、アンテナ10の収納時または引出し時、補助 ターン13の上端部14と電気的に接続可能とな っている。補助パターン13は金具または、プ ント配線板上の導体パターンにて構成する とが出来る。

 補助パターン13の一端である上端部14は下 部基板2の2軸ヒンジ金具3付近に配されており 、補助パターン13は2軸ヒンジ金具3の近辺か 離れる方向に所定の範囲にわたって設けら ている。

 補助パターン13の他端である下端部には 電部15が設けられていて、デジタルテレビ受 信回路部16と電気的に接続されている。

 無線通信用アンテナ7とデジタルテレビ受 信用アンテナ10との相互結合による損失軽減 として、デジタルテレビ受信用アンテナ10 ための給電部15の実装位置は無線通信用アン テナ7の給電部8と距離を置いて配置されてい いる。

 図1においては、デジタルテレビ用受信ア ンテナ10を下部筐体から引き出した状態を示 ている。この引出し状態では、デジタルテ ビ用受信アンテナ10下部の接触端子11と補助 パターン13の上端部14とが接続される。これ より、デジタルテレビ用受信アンテナ10がデ ジタルテレビ受信回路部16と接続され受信可 となる。

 図2においては、デジタルテレビ受信用ア ンテナ10を下部筐体に収納した状態を示して る。この収納状態では、デジタルテレビ受 用アンテナ10上部の接触端子12と補助パター ン13の上端部14が接続される。これにより、 ジタルテレビ用受信アンテナ10がデジタルテ レビ受信回路部16と接続され受信可能となる

 次に、本実施例の動作について図1、図2 用いて説明する。

 本携帯無線機の下部基板2を収容した下部 筐体(不図示)より、引き出し、及び収納可能 デジタルテレビ受信用アンテナ10は、図1の き出し状態において、デジタルテレビ受信 アンテナ10の下部に設けられた接触端子11と 、補助パターン13の上端部14とが接続される

 図2の筐体収納状態においては、デジタル テレビ受信用アンテナ10の上部に設けられた 触端子12と、補助パターン13の上端部14とが 続される。

 デジタルテレビ受信用アンテナ10は、引 出し時、収納時のどちらの状態においても 下部基板2に設置されている給電部15を介し デジタルテレビ受信回路部16と接続されて受 信可能となる。

 無線通信用アンテナ7とデジタルテレビ受 信用アンテナ10は、2軸ヒンジ金具3の近辺に 図左右に並べて実装されている。しかし、 ジタルテレビ用アンテナ10は補助パターン13 介して給電部15に接続された為、その給電 15は補助パターン13の領域分の距離だけヒン 部から離れた位置となる。これにより、一 のデジタルテレビ用アンテナ10について実 のアンテナ位置よりさらに離した位置での 電が可能となり、両アンテナ7,10の相互結合 よる損失軽減が可能となる。

 つまり、マルチバンド対応となっている 線用通信用アンテナ7との相互結合による損 失を避けるためにデジタルテレビ用アンテナ 10は補助パターン13を介して給電を行う。こ ことにより、デジタルテレビ用アンテナの 電部15を無線用通信用アンテナの給電部8と 離を置いて配置することが可能になり、互 の給電部8,15を離すことができる。

 さらには、デジタルテレビ受信用のホイ プアンテナ長が短い場合でも補助パターン1 3で電気長を稼いで受信特性を確保すること 可能となる。さらに、金具またはプリント 線板上の導体パターンなどからなる補助パ ーン13の形状をメアンダ状にすれば、上記受 信特性の確保のために電気長をより長く稼ぐ ことが出来る。

 以上説明したように本実施例によれば、2 軸ヒンジ金具3にて上部基板1と下部基板2を連 結した折畳み式携帯無線機においてヒンジ部 に無線通信用アンテナ7とデジタルテレビ受 用アンテナ10を配置しても、それぞれの特性 を確保することが出来る。

 (実施例2)
 図3及び図4は本発明の実施例2による携帯無 機の模式図であり、携帯無線機のヒンジ部 よって下部筐体に対し上部筐体を開いた状 を示している。また図3においては、デジタ ルテレビ用受信アンテナ10を下部筐体から引 出した状態を示している。図4においては、 デジタルテレビ受信用アンテナ10を下部筐体 収納した状態を示している。

 以下、実施例1の構成とは異なる部位を詳 述する。尚、実施例1と同じ構成要素には図3 び4で同じ符号を用いることで、その説明を 割愛する。

 本実施例では、実施例1に記述した構成に 加え、下部基板2のアース部分について補助 ターン13周辺の近接する部分が除去されてい る。言い換えれば、下部基板2におけるアー 除去部18に補助パターン13が設けられている この構成により、下部基板2上に設けられた アース部と補助パターン13の電磁結合を避け 、電波損失を軽減できる。

 勿論、本実施例2においても上記実施例1 同様の作用・効果を奏する。

 尚、上述した各実施例では下部筐体と上 筐体とを2軸ヒンジで連結しているが、本発 明の折畳み式携帯無線機のヒンジ部は2軸ヒ ジに限定されない。また本発明に係るアン ナ給電構造は、ディスプレイを有する上部 体が水平に横倒しできる折畳み式携帯無線 にも適用できることは言うまでもない。

 以上、実施例を参照して本願発明を説明 たが、本願発明は上記実施例に限定される のではない。本願発明の形や細部には、本 発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し る様々な変更をすることができる。

 この出願は、2007年8月9日に出願された日 出願特願2007-208270を基礎とする優先権を主 し、その開示の全てをここに取り込む。