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Title:
FOLDING MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/025301
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a folding machine, which comprises a pair of discharge rollers (31) capable of clamping and discharging a section (S), a impeller (50) so arranged below the paired discharge rollers (31) as has its rotation center displaced to one side of the discharge rollers (31) so that the section (S) discharged from the paired discharge rollers (31) can be received by a plurality of blades (56) disposed at a predetermined spacing in the circumferential direction, first guide members (60a, 60b and 60c) constituting a section conveying passage (K) from the paired discharge rollers (31) to the impeller (50) and arranged on the impeller center side, second guide members (61a, 61b and 61c) arranged on the opposite side of the first guide members (60a, 60b and 60c) across the section conveying passage (K), for regulating the deviation of the section (S) from the section conveying passage (K), and guide moving means (68) for moving the first guide members (60a, 60b and 60c), thereby to change the section conveying passage (K). Thus, the folding machine can guide the sections properly to the impeller, even if the sections to be discharged are different in kinds.

Inventors:
YAMASHITA AKIMITSU
MITAMURA ISAMI
MOTOOKA MIKIO
Application Number:
PCT/JP2008/064840
Publication Date:
February 26, 2009
Filing Date:
August 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND LTD (JP)
YAMASHITA AKIMITSU
MITAMURA ISAMI
MOTOOKA MIKIO
International Classes:
B65H29/52; B65H29/40; B65H45/18
Foreign References:
JPH0234558U1990-03-06
JP2004345817A2004-12-09
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Office Kasumigaseki Building,2-5, Kasumigaseki 3-chome,Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 折丁を挟持して排出可能な一対の排出ローラと、
 前記一対の排出ローラの下方に配設されると共に回転中心が前記一対の排出ローラの一方側にずれて配設され、周方向に所定間隔で設けられた複数の羽根により、前記一対の排出ローラから排出された前記折丁を受け取り可能な羽根車と、
 前記一対の排出ローラから前記羽根車へ至る折丁搬送経路を構成すると共に前記羽根車中心側に配設された第1ガイド部材と、
 前記折丁搬送経路を挟んで前記第1ガイド部材の反対側に配設されると共に前記折丁の前記折丁搬送経路からの逸脱を規制する第2ガイド部材と、
 前記第1ガイド部材を移動させて前記折丁搬送経路の変更を行うガイド移動手段とを備えたことを特徴とする折機。
 前記ガイド移動手段は、前記第2ガイド部材に対し、前記第1ガイド部材を平行移動および回転移動の少なくとも一方を行わせて経路変更を行うことを特徴とする請求項1に記載の折機。
 前記ガイド移動手段は、動力源となるアクチュエータと、前記アクチュエータの動力を前記第1ガイド部材に伝達する動力伝達手段とを有しており、
 前記アクチュエータを制御可能な制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の折機。
Description:
折機

 本発明は、紙等を折り畳んで折丁を作成 る折機に関するものである。

 従来の折機として、一対の咥え込みロー (排出ローラ)と、一対の咥え込みローラの め下方に位置する羽根車軸上に並列させた 数の羽根車とを有したものが知られている( 許文献1参照)。この折機には、サブフレー の各角ステーに各アームを介して支持され 一対の折丁ガイドが設けられており、羽根 中心側に設けられた一方の折丁ガイドは、 数の羽根車の全幅を両側から挟み込んでお 、羽根車外側に設けられた他方の折丁ガイ は、搬送される折丁の平面を摺接させて案 している。

特公平6-104535号公報

 ところで、折機の処理能力を向上させる く、折機を高速運転することが要求されて る。具体的には、折丁を排出する一対の咥 込みローラを高速回転させると共に、これ 応じて複数の羽根車を高速回転させる。す と、排出される折丁は、折丁の紙種によっ 排出の様相(折丁のばたつき等)が変化する このとき、従来の折機によれば、2つの折丁 イドは、各アームを介して各角ステーにそ ぞれ固定されているため、折丁の紙種に応 た、つまり、折丁の排出の様相に応じた折 ガイドとすることができない。これにより 折丁を一対の咥え込みローラから複数の羽 車に適切に案内することができず、折丁に ズやヨゴレがついてしまう虞があると共に 排紙の乱れが発生してしまう虞がある。こ ため、複数の羽根車の高速運転時において 折丁ガイドは、排出される折丁の紙種に応 て、適した折丁ガイドに、適宜取り替える 要がある。

 しかしながら、折丁ガイドの取替えは、 業者により手作業で行われるため、作業が 雑であると共に、作業者の安全等を考慮し 作業中は折機を停止させた状態としなけれ ならないため、折機の停止による作業効率 低下を招いてしまう問題がある。

 そこで、本発明は、排出される折丁の紙 が異なっても、折丁を適切に羽根車に案内 ることができる折機を提供することを課題 する。

 本発明の折機は、折丁を挟持して排出可 な一対の排出ローラと、一対の排出ローラ 下方に配設されると共に回転中心が一対の 出ローラの一方側にずれて配設され、周方 に所定間隔で設けられた複数の羽根により 一対の排出ローラから排出された折丁を受 取り可能な羽根車と、一対の排出ローラか 羽根車へ至る折丁搬送経路を構成すると共 羽根車中心側に配設された第1ガイド部材と 、折丁搬送経路を挟んで第1ガイド部材の反 側に配設されると共に折丁の折丁搬送経路 らの逸脱を規制する第2ガイド部材と、第1ガ イド部材を移動させて折丁搬送経路の変更を 行うガイド移動手段とを備えたことを特徴と する。

 この場合、ガイド移動手段は、第2ガイド 部材に対し、第1ガイド部材を平行移動およ 回転移動の少なくとも一方を行わせて経路 更を行うことが、好ましい。

 これらの場合、ガイド移動手段は、動力 となるアクチュエータと、アクチュエータ 動力を第1ガイド部材に伝達する動力伝達手 段とを有しており、アクチュエータを制御可 能な制御手段をさらに備えたことが、好まし い。

 請求項1の折機によれば、一対の排出ロー ラから羽根車へ至る折丁搬送経路を構成する と共に羽根車中心側に配設された第1ガイド 材と、第1ガイド部材を移動させて折丁搬送 路の変更を行うガイド移動手段とを備えた とで、ガイド移動手段により第1ガイド部材 を移動させることができるため、折丁搬送経 路の変更を行うことができる。このため、排 出される折丁の紙種に応じて、適宜、折丁搬 送経路を変更することにより、羽根車の各羽 根間に折丁を適切に案内することができる。 これにより、折丁にキズやヨゴレがつくこと がなく、また、排紙の乱れを発生させること なく、羽根車の各羽根間に折丁を収容するこ とができる。

 請求項2の折機によれば、ガイド移動手段 は、第2ガイド部材に対し、第1ガイド部材を 行移動および回転移動の少なくとも一方を わせて経路変更を行うことにより、第2ガイ ド部材と第1ガイド部材との間隔や、第2ガイ 部材に対する第1ガイド部材の角度等を調整 することができる。このため、自在に折丁搬 送経路の経路変更を行うことができ、排出さ れる折丁に適した折丁搬送経路とすることが できる。

 請求項3の折機によれば、ガイド移動手段 は、動力源となるアクチュエータと、アクチ ュエータの動力を第1ガイド部材に伝達する 力伝達手段とを有しており、アクチュエー を制御可能な制御手段をさらに備えたため 自動で第1ガイド部材を移動させることがで る。これにより、作業者が折機に近づくこ なく、折機を運転させた状態で、経路変更 行うことができる。このため、ガイド部材 取替えによる折機の作業効率の悪化を招く とがない。

図1は、本実施例にかかる折機を適用し たオフセット輪転印刷機を表した概略図であ る。 図2は、本実施例にかかる折機を表した 概略図である。 図3は、折機のガイド部周りにおける要 部断面図(図4に示すA-A’断面図)である。 図4は、折機のガイド部周りを模式的に 表した平面図である。 図5は、折機のガイド部周りを模式的に 表した正面図である。 図6は、エアーシリンダ周りにおける正 面図である。

符号の説明

 9  折機
 31 一対の折込ローラ
 50 羽根車
 52 ガイド部
 56 羽根
 60a,60b,60c 3つの第1ガイド部材
 61a,61b,61c 3つの第2ガイド部材
 68 ガイド移動機構
 70 エアーシリンダ
 71 動力伝達機構
 72 制御装置
 S  折丁
 W  ウェブ
 K  折丁搬送経路

 以下、添付した図面を参照して、本発明 かかる折機を適用したオフセット輪転印刷 について説明する。なお、この実施例によ この発明が限定されるものではない。

 ここで、図1は、本実施例の折機を適用し たオフセット輪転印刷機を表した概略図であ り、図2は、本実施例にかかる折機を表した 略図である。また、図3は、折機のガイド部 りにおける要部断面図(図4に示すA-A’断面 )である。さらに、図4は、折機のガイド部周 りを模式的に表した平面図であり、図5は、 機のガイド部周りを模式的に表した正面図 ある。そして、図6は、エアーシリンダ周り おける正面図である。

 図1に示すように、本実施例にかかるオフ セット輪転印刷機1は、給紙装置3と、インフ ード装置4と、印刷装置5と、乾燥装置6と、 却装置7と、ウェブパス装置8と、折機9と、 紙コンベア10とから構成されている。

 給紙装置3は、2つの巻取体(ウェブロール) が装着されるリールスタンドを有しており、 一方の巻取体から引き出されて走行している ウェブWを、他方の巻取体のウェブWに接続す ことで、連続的にウェブWを供給可能となっ ている。インフィード装置4は、給紙装置3の ェブWを印刷装置5側に供給するものである 印刷装置5は、4つのインキ色である藍(Cyan)、 紅(Magenta)、黄(yellow)、墨(Black)ごとの4個の印 ユニット11,12,13,14がウェブ搬送方向に沿って 並設されて構成されている。乾燥装置6は、 刷装置5により印刷が施されたウェブW上のイ ンキを乾燥させるためのものであり、冷却装 置7は、乾燥装置6での乾燥後の過剰な熱を蓄 るウェブWを適当な温度まで冷却するもので ある。ウェブパス装置8は、乾燥されて冷却 れたウェブWを搬送するものであり、折機9は 、ウェブWを縦折りにした後に裁断し、所定 大きさに折り畳んで折丁Sを形成するもので り、排紙コンベア10は、折り畳まれた折丁S 機外へ搬出するものである。

 従って、給紙装置3により巻取体からロー ル状のウェブWが引き出され、インフィード 置4により印刷装置5に供給され、この印刷装 置5にて、各印刷ユニット11,12,13,14により多色 印刷が施され、印刷されたウェブWは、乾燥 置6でインキが乾燥され、冷却装置7で冷却さ れ、ウェブパス装置8を経て搬送された折機9 より折丁Sが作成され、排紙コンベア10によ 搬出される。 

 次に、図2を参照して、本実施例にかかる 折機9について説明する。折機9は、その最上 に、ウェブWを縦折りするフォーマ(三角板)1 5が設けられ、このフォーマ15の下方には、一 対のリードインローラ16、一対のニッピング ーラ17が設けられている。そして、一対の ッピングローラ17の下方には、鋸胴18と折胴1 9と咥胴20が順に対接して配設されている。

 鋸胴18は、その周面に図示しない鋸刃が けられており、縦折りされたウェブWを所定 長さで断裁することができる。折胴19は、 の周面に図示しない針装置が設けられてお 、この針装置は折胴19の回転に連動して作動 し、所定の位置で針を外方に突出することで 、断裁されたウェブWの搬送方向における先 部を保持する一方、所定の位置で針を戻す とで、ウェブWの先端部の保持を解除するこ ができる。また、折胴19は、その周面に図 しない差し刃が設けられており、所定の位 で差し刃を外方に突き出すことで、断裁さ たウェブWをその搬送方向における中央部で 折りすることができる。咥胴20は、その周 に図示しない咥え装置が設けられており、 の咥え装置は咥胴20の回転に連動して作動し 、折胴19の周面から差し刃により突き出され ウェブWの中央部をこの咥え機構により咥え て横折りすることができる。

 従って、ウェブWは、フォーマ15により縦 りが施された後、一対のリードインローラ1 6及び一対のニッピングローラ17によりガイド されて搬送され、鋸胴18と折胴19の間に入る 、所定の位置で、針装置が作動して針を外 に突出することで、ウェブWの先端部を突き して保持する。この状態で、折胴19が回転 続けると、ウェブWは折胴19を周回する。そ て、所定の位置で、鋸刃によりウェブWが横 断される。続いて、針装置が作動して針を すことで、ウェブWの先端部の保持を解除す ると共に、差し刃が折胴19の周面から外方に 出することで、ウェブWを折胴19の周面から き剥がす。すると、折胴19の周面から突出 たウェブWは、咥胴20の咥え機構により咥え れることで折丁Sが形成される。

 咥胴20に隣接してチョッパ折装置22が設け られている。図2および図3に示すように、こ チョッパ折装置22は、チョッパテーブル23を 有しており、チョッパテーブル23は、水平に 設され、このチョッパテーブル23の上方に 搬送ベルト24が配置される一方、下方に下搬 送ベルト25が配置されている。各搬送ベルト2 4,25は、無端ベルトと複数のガイドローラと 動モータとを有し、咥胴20が解除した折丁S チョッパテーブル23上の所定の位置までに搬 送することができる。

 チョッパテーブル23は、その所定の位置 スリット26が形成されると共に、スリット26 隣接してストッパ27が設けられている。ま 、チョッパ折装置22は、スリット26の上方に けられると共にストッパ27に当接した折丁S 中央部に接触してスリット26内に押し込む ョッパブレード30と、チョッパテーブル23の 方に設けられ、スリット26から下降した折 Sをニップ圧により挟み込んで折り曲げる一 の折込ローラ31(排出ローラ)とを有している 。

 チョッパブレード30は、上下移動自在に けられると共に、図示しない駆動装置によ 上下移動可能となっている。また、一対の 込ローラ31は、その一方の折込ローラ31bが、 後述する折丁搬送経路Kに対し羽根車50側(図3 よび図4において、図示右側)に設けられ、 の他方の折込ローラ31aが、折丁搬送経路Kを んで一方の折込ローラ31bの反対側(図3およ 図4において、図示左側)に設けられている。 そして、各折込ローラ31a,31bは、それぞれ回 可能に設けられている(図5参照)。

 従って、折胴19及び咥胴20により4つ折り になった折丁Sは、上下の搬送ベルト24,25に りチョッパテーブル23上を搬送され、先端部 がストッパ27に当接した位置で停止する。す と、チョッパテーブル23上の基準位置で停 する折丁Sに対してチョッパブレード30が下 し、折丁Sの中央部分がチョッパテーブル23 スリット26に押し込まれ、一対の折込ローラ 31は、この折丁Sを挟持して折り曲げながら通 過させることで、この折丁Sが折り畳まれる

 図3ないし図5に示すように、一対の折込 ーラ31の下方には、4つの羽根車50(図3では、1 つのみ図示)が設けられ、また、詳細は後述 るが、一対の折込ローラ31から4つの羽根車50 へ至る折丁搬送経路Kには、折丁Sを折丁搬送 路Kに沿って案内するガイド部52が設けられ いる。

 4つの羽根車50は、1つの回転軸55上に並行 て固定されており(図5参照)、回転軸55が回 すると、4つの羽根車50は一体となって回転 る。また、回転軸55は、一対の折込ローラ31 一方の折込ローラ31b側(図3では、右側)にず て配設されると共に、一対の折込ローラ31 軸方向と平行になるように配設されている 各羽根車50は、その周方向に複数の羽根56を している。

 これら4つの羽根車50が一対の折込ローラ3 1と同期して回転すると、一対の折込ローラ31 から排出された折丁Sは、各羽根車50の各羽根 56間に向けて落下すると共に、回転した4つの 羽根車50は、排出された折丁Sを各羽根56間に 次収容して受け取る。その後、回転した4つ の羽根車50は、排紙コンベア10上に同じタイ ングで折丁Sを排出する。そして、排紙コン ア10は、所定の速度で搬送ベルトを駆動さ ることにより、折丁Sを整列させた状態で次 程に搬送することができる。

 ところで、折機9の処理能力を向上させる べく、4つの羽根車50を高速回転させると、排 出される折丁Sの紙種によっては、一対の折 ローラ31から4つの羽根車50へ適切に折丁Sを 内することができず、折丁Sにキズやヨゴレ 発生したり、折丁Sがばたつき、排紙コンベ ア10上で整列されない虞がある。このため、 実施例のガイド部52は、折丁搬送経路Kを経 変更することで、排出される折丁Sの紙種に 適した折丁搬送経路Kとし、一対の折込ロー 31から4つの羽根車50へ適切に折丁Sを案内す ことにより、折丁Sを落下させることなく、4 つの羽根車50の各羽根56間に折丁Sを収容する とができる。なお、紙種とは、紙質や紙の さ等である。以下、図3ないし図6を参照し 、本実施例のガイド部52について詳細に説明 する。

 図3および図4に示すように、ガイド部52は 、折丁搬送経路Kに対し羽根車中心側に配設 れた可動ガイド部57と、折丁搬送経路Kを挟 で可動ガイド部57の反対側に対向するように 配設された固定ガイド部58とで構成されてい 。

 固定ガイド部58は、折機9の装置フレーム 固定された第2固定シャフト66と、基端側を 2固定シャフト66に固定した3つの固定ガイド アーム67a,67b,67cと、3つの固定ガイドアーム67a ,67b,67cの先端側(折丁搬送経路側)にそれぞれ 定した3つの第2ガイド部材61a,61b,61cとを有し いる。

 3つの固定ガイドアーム67a,67b,67cおよび3つ の第2ガイド部材61a,61b,61cは、4つの羽根車50に より形成された3つの間隙の上方にそれぞれ 設され、折丁搬送経路Kの搬送方向に直交す 幅方向に並行して設けられている。

 第2固定シャフト66は、円柱状に形成され と共に、羽根車外側(図示左側)の折込ロー 31aを挟んで羽根車中心側(図示右側)の折込ロ ーラ31bの反対側に設けられており、一対の折 込ローラ31の軸方向と平行となるように折機9 の装置フレームに取り付けられている。

 再度、図3を参照するに、3つの第2ガイド 材61a,61b,61cは、折丁Sを導入する折丁導入部6 4が、折丁搬送経路Kに対し、折丁Sを円滑に導 入可能なように外側へ湾曲して形成されてい る。

 これにより、固定ガイド部58は、折機9の 置フレームに固定して配設され、3つの第2 イド部材61a,61b,61cは、折丁Sの折丁搬送経路K らの逸脱を規制している。

 一方、可動ガイド部57は、ガイド移動機 (ガイド移動手段)68と、ガイド移動機構68に り移動される3つの第1ガイド部材60a,60b,60cと 有している。

 ガイド移動機構68は、3つの第1ガイド部材 60a,60b,60cを移動させるための動力源となるエ ーシリンダ70(アクチュエータ)と、エアーシ リンダ70の動力を3つの第1ガイド部材60a,60b,60c に伝達する動力伝達機構71とを有しており、 アーシリンダ70は、その進退動作が、折機9 制御装置72(図4参照)によって制御されてい 。

 図3および図6に示すように、エアーシリ ダ70は、復動型シリンダであり、シリンダロ ッド79を下方に向けて、基端側が折機9の装置 フレームに取り付けられている。

 図4に示すように、動力伝達機構71は、折 9の装置フレームに固定された第1固定シャ ト75と、第1固定シャフト75を支点として周方 向に移動可能な可動シャフト76と、第1固定シ ャフト75と可動シャフト76とを連結する一対 シャフト連結部材77とを有している。

 第1固定シャフト75は、円柱状に形成され と共に、羽根車中心側の折込ローラ31bを挟 で羽根車外側(図示右側)の折込ローラ31aの 対側に設けられており、一対の折込ローラ31 の軸方向と平行となるように折機9の装置フ ームに取り付けられている。つまり、第1固 シャフト75および第2固定シャフト66は、一 の折込ローラ31の両側に配設されている。

 可動シャフト76は、円柱状に形成される 共に、第1固定シャフト75を挟んで羽根車中 側の折込ローラ31bの反対側に配設されてい 。そして、第1固定シャフト75、第2固定シャ ト66および可動シャフト76は、それぞれ平行 に配設されると共に、同一水平面内に配設さ れている。

 一対のシャフト連結部材77は、その一端 が、可動シャフト76の両端部に固定され、そ の他端側が、第1固定シャフト75の両端部に回 転自在に取り付けられている。これにより、 可動シャフト76は、第1固定シャフト75を支点 して、第1固定シャフト75の周方向に移動可 な構成となっている。

 また、動力伝達機構71は、3つの第1ガイド 部材60a,60b,60cと可動シャフト76とを連結する3 の可動ガイドアーム78a,78b,78cを有している 各可動ガイドアーム78a,78b,78cは、L字状に形 されており、その基端部が可動シャフト76に それぞれ固定的に取り付けられ、その先端部 に3つの第1ガイド部材60a,60b,60cがそれぞれ取 付けられている。このため、可動シャフト76 が移動すると、3つの可動ガイドアーム78a,78b, 78cを介して、3つの第1ガイド部材60a,60b,60cが 体となって移動する。

 さらに、図6に示すように、動力伝達機構 71は、エアーシリンダ70に取り付けられるロ ドジョイント部材81と、ロッドジョイント部 材81と可動シャフト76の一端とを連結するシ フトジョイント部材80とを有している。

 ロッドジョイント部材81は、エアーシリ ダ70のシリンダロッド79に取り付けられる。 ャフトジョイント部材80は、ロッドジョイ ト部材81に連結するロッド連結部84と、可動 ャフト76の一端に連結するシャフト連結部85 とでL字状に構成されている。ロッド連結部84 は、ロッドジョイント部材81の進退方向の直 方向となるように、また、可動シャフト76 軸方向と平行となるように取り付けられて る。またシャフト連結部85は、その下端側に ロッド連結部84が一体となって連結され、そ 上端側に可動シャフト76が連結されている これにより、エアーシリンダ70の進退動作を 可動シャフト76に伝達することができる。

 ここで、3つの第1ガイド部材60a,60b,60cを移 動させて経路変更を行う一連の動作について 説明する。折丁搬送経路Kの経路変更を行う く、折機9の制御装置72により、可動ガイド 57のエアーシリンダ70を作動させると、エア シリンダ70はシリンダロッド79を前進させる 。シリンダロッド79が前進すると、ロッドジ イント部材81およびシャフトジョイント部 80を介して、可動シャフト76が第1固定シャフ ト75を支点として下方に回動する。可動シャ ト76が下方に回動すると、可動シャフト76に 固定された3つの可動ガイドアーム78a,78b,78cは 、第1固定シャフト75を支点として回動し、こ れに伴って、3つの第1ガイド部材60a,60b,60cも 1固定シャフト75を支点として回転移動する つまり、3つの第1ガイド部材60a,60b,60cは、3つ の第2ガイド部材61a,61b,61cに対し、傾きを変更 させて移動する。具体的には、各第1ガイド 材60a,60b,60cは、一対の折込ローラ31から4つの 羽根車50へ至る折丁搬送経路Kの羽根車側の折 丁搬送経路Kが狭くなるように、各第2ガイド 材61a,61b,61c側へ移動する。

 各第1ガイド部材60a,60b,60cが回転移動する 、この移動に伴って、折丁Sを積極的に案内 する各第1ガイド部材60a,60b,60cの羽根車側の案 内面の位置が、各第2ガイド部材61a,61b,61c側へ 移動する。このため、折丁Sは、搬送方向を えた状態、すなわち、経路変更された状態 、各第1ガイド部材60a,60b,60cの案内面に沿っ 4つの羽根車50へ案内される。

 一方、経路変更した折丁搬送経路Kを元に 戻す場合は、エアーシリンダ70を後退させる とにより、可動シャフト76を上方に回動さ ることで、各第1ガイド部材60a,60b,60cを元の 置に戻す。

 以上の構成によれば、ガイド移動機構68 より、3つの第1ガイド部材60a,60b,60cを移動さ ることができるため、折丁搬送経路Kの経路 変更を行うことができる。このため、排出さ れる折丁Sの種類に応じて、適宜、折丁搬送 路Kを切り替え変更することができ、4つの羽 根車50が高速運転をした場合であっても、4つ の羽根車50の各羽根56間に折丁Sを適切に案内 ることができる。これにより、折丁Sにキズ やヨゴレがつくことがなく、また、排紙の乱 れを発生させることなく、4つの羽根車50の各 羽根56間に折丁Sを適切に収容することができ る。

 また、折機9の制御装置72により、エアー リンダ70の作動を制御することで、自動で3 の第1ガイド部材60a,60b,60cを移動させること できる。これにより、作業者が折機9に近づ くことなく、折機9を運転させた状態で、経 変更を行うことができるため、ガイド部材 付け替えによる折機9の作業効率の悪化を招 ことがない。

 なお、本実施例では、アクチュエータと て、エアーシリンダ70を用いたが、これに えてソレノイドを用いても良い。また、ア チュエータとして、モータを用いても良い この場合、モータの回転動作を直線動作に 換するラック・ピニオン機構を介して、可 シャフト76を回転移動させると共に、可動シ ャフト76の回転角度を調整可能に構成しても い。さらに、本実施例では、第2ガイド部材 61に対し、第1ガイド部材60を回転移動させて 丁搬送経路Kを変更したが、第2ガイド部材61 に対し、第1ガイド部材60を平行移動させて折 丁搬送経路Kを変更しても良い。つまり、3つ 第1ガイド部材60a,60b,60cは、3つの第2ガイド 材61a,61b,61cに対し、傾きを変えずに一定の状 態で、3つの第2ガイド部材61a,61b,61cとの幅を くするように移動させても良い。

 以上のように、本発明にかかる折機は、 々な紙種の折丁を作成するものに有用であ 、特に、羽根車を高速回転する場合に適し いる。