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Title:
GLASS TUBE FOR FLUORESCENT LAMP, FLUORESCENT LAMP, AND LIGHTING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/150812
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a glass tube for a fluorescent lamp that can realize a reduction in thickness of a bulb of a fluorescent lamp.  The glass tube for a fluorescent lamp comprises a tube body formed of a glass comprising 60 to 75 wt% of silicon oxide and 5 to 18 wt% of an alkaline earth metal oxide and a film that is formed at least on the outer peripheral face of the tube body and is formed of at least one oxide selected from tin oxide, titanium oxide, zirconium oxide, and silicon oxide.

Inventors:
MOTOYA ATSUSHI
KITA YOSHIYUKI
TANIUCHI AKIRA
Application Number:
PCT/JP2009/002557
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
June 05, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
MOTOYA ATSUSHI
KITA YOSHIYUKI
TANIUCHI AKIRA
International Classes:
H01J61/30; C03C3/085; C03C3/087; C03C3/091; C03C17/245; H01J61/35
Domestic Patent References:
WO2007007651A12007-01-18
Foreign References:
JP2008024564A2008-02-07
JP2001332222A2001-11-30
JPS421758B1
JP2002293569A2002-10-09
JPS5432521A1979-03-09
Attorney, Agent or Firm:
NAKAJIMA, Shiro et al. (JP)
Shiro Nakajima (JP)
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Claims:
 60~75wt%の酸化ケイ素と、5~18wt%のアルカリ土類金属酸化物とを含有するガラスで構成された管本体と、
 前記管本体の少なくとも外周面に形成された、酸化スズ、酸化チタン、酸化ジルコニウム及び酸化ケイ素から選ばれる少なくとも1種の酸化物で構成された被膜と
 を備えることを特徴とする蛍光ランプ用ガラス管。
 前記アルカリ土類金属酸化物は、酸化マグネシウム及び酸化カルシウムから選ばれる少なくとも1種の酸化物であることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ用ガラス管。
 前記アルカリ土類金属酸化物は、酸化マグネシウム及び酸化カルシウムであり、前記酸化マグネシウムに対する前記酸化カルシウムのモル比が0.5~3であることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ用ガラス管。
 前記管本体を構成するガラスは、アルカリ金属酸化物を合計で8~20wt%含有することを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプ用ガラス管。
 前記被膜を構成する酸化物は、50wt%以上が正方晶系の結晶構造を有することを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプ用ガラス管。
 前記管本体の肉厚t[mm]及び外径φ[mm]が、
  t≦0.7、又は、t/φ≦0.42
 の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプ用ガラス管。
 請求項1に記載の蛍光ランプ用ガラス管を用いて作製したバルブを備えることを特徴とする蛍光ランプ。
 請求項7に記載の蛍光ランプを備えることを特徴とする照明装置。
Description:
蛍光ランプ用ガラス管、蛍光ラ プ、及び、照明装置

 本発明は、蛍光ランプ用ガラス管、蛍光 ンプ、及び、照明装置に関する。

 近年、地球環境保護の観点から省資源化及 CO 2 排出量削減が求められている。蛍光ランプの 分野における省資源化及びCO 2 排出量削減の方法として、ガラスバルブ(以 単に「バルブ」)を薄肉化することが考えら る。すなわち、バルブを薄肉化すると、バ ブの材料となるガラスの使用量が減るため 資源化が実現できる。また、使用するガラ の量が減ることによってガラス生産時に溶 炉で消費する燃焼ガスの量が減るため、CO 2 排出量の削減も実現できる。

 一方、バルブを薄肉化すると、ガラス強 が低下するため蛍光ランプが破損しやすく る。このような問題を解決するために、例 ば、特許文献1では、電球用バルブの表面に 酸化ジルコニウム等の酸化物で構成される被 膜を形成して当該バルブのガラス強度を高め ることが提案されている。

特開2001-332222号公報

 発明者が実験により確認したところ、蛍 体層を形成しない電球の場合は、バルブの 面に被膜を形成するとガラス強度が高まっ 。しかしながら、蛍光体層を形成する蛍光 ンプの場合は、バルブの表面に被膜を形成 てもガラス強度は高まらなかった。したが て、蛍光ランプの場合はバルブの薄肉化が 難であった。

 本発明は、上記の課題に鑑み、蛍光ランプ バルブの薄肉化が可能な蛍光ランプ用ガラ 管を提供することを主たる目的とする。本 明の他の目的は、省資源化及びCO 2 排出量削減に適した蛍光ランプ及び照明装置 を提供することにある。

 上記目的を達成するために、本発明に係 蛍光ランプ用ガラス管は、60~75wt%の酸化ケ 素と、5~18wt%のアルカリ土類金属酸化物とを 有するガラスで構成された管本体と、前記 本体の少なくとも外周面に形成された、酸 スズ、酸化チタン、酸化ジルコニウム及び 化ケイ素から選ばれる少なくとも1種の酸化 物で構成された被膜とを備えることを特徴と する。

 なお、本願に記載した酸化物の含有率は 特に説明がない限り酸化物換算した値であ 。また、本願で記載する数値範囲には下限 及び上限値が含まれる。例えば、数値範囲 60~75wt%としている場合は、その数値範囲に60 wt%と75wt%とが含まれる。また、管本体を構成 るガラス及び被膜を構成する酸化物には、 純物程度に上記以外の物質が含まれていて 構わない。

 本発明に係る蛍光ランプ用ガラス管は、 本体を構成するガラスが5wt%以上のアルカリ 土類金属酸化物を含有しているため、蛍光ラ ンプのバルブの薄肉化が可能である。

 アルカリ金属は、ガラス中で一価の金属 オンとして存在するため、ガラスのネット ーク構造内における移動度が大きい。特に ナトリウムは、原子半径が小さいため移動 が大きい。このように移動度が大きいアル リ金属は、アルカリ成分としてガラス中か ガラス表面へと溶出し易い。特に、ガラス 高温になると、金属イオンの移動度が大き なるため、アルカリ成分が溶出し易い。

 通常、蛍光ランプの製造工程には、蛍光 層を焼成するシンター工程が含まれる。シ ター工程ではガラス管が加熱処理されるた 、管本体を構成するガラス中から管本体の 面にアルカリ成分が溶出し易い。こうして ルカリ成分が溶出すると、被膜がケミカル タック(化学的ダメージ)を受けて、当該被 のガラス強度を高める性能が低下する。以 が蛍光ランプの場合はバルブの表面に被膜 形成してもガラス強度が高まらない理由で ることを発明者は突き止めた。

 なお、管本体のガラスからアルカリ成分 溶出するのは、シンター工程による加熱処 に限られない。蛍光ランプの製造工程にお ては、バルブを屈曲させるバルブ曲げ工程 ガラス管の端部を封止するバルブ封止工程 ガラス管同士を接続する接続工程など、ガ ス管を加熱処理する工程が他にもあり、こ ら工程によってもアルカリ成分が溶出し易 なる。なお、屈曲バルブとは、ストレート のガラス管を曲げ加工して形成される非直 状のバルブであって、例えば、環状バルブ U字形バルブ、スパイラル形のバルブなどで ある。

 本発明に係る蛍光ランプ用ガラス管は、 ルカリ土類金属によってアルカリ成分の溶 を抑制している。アルカリ土類金属は、ガ ス中で二価の金属イオンとして存在するた 、ガラスのネットワーク構造内における移 度が小さい。また、イオン半径も比較的大 い。したがって、ガラス中でアルカリ金属 移動を阻害する。アルカリ土類金属を5wt%以 上含有していれば、蛍光ランプの製造工程に おいてガラス管が加熱処理されても、管本体 のガラスからアルカリ成分が溶出し難い。し たがって、被膜がケミカルアタックを受け難 く、被膜のガラス強度を高める性能が低下し 難い。なお、アルカリ土類金属酸化物の含有 率は、5~18wt%がより好ましく、10~18wt%であるこ とがさらに好ましく、12~18wt%が最も好ましい

 図1及び図2は、実施の形態に係るランプ ガラス管の管本体を構成するガラスの組成 よび特性を示す図である。図1及び図2に示す ように、管本体を構成するガラスのアルカリ 土類金属の含有率が18wt%以上の場合は、バル のガラス強度は十分であった。一方、前記 有率が5wt%未満の場合は、バルブのガラス強 度は不十分であった。

 本発明に係る蛍光ランプ用ガラス管は、 本体を構成するガラスのアルカリ土類金属 化物の含有率が18wt%以下であるため加工性 良い。

 ガラスは、アルカリ土類金属の含有率が くなると、温度による粘度変化が大きくな 。すなわち冷め易く加工性の悪いガラスと る。このようなガラスで管本体が構成され とガラス管の加工性も悪くなる。加工性の いガラス管とするためには、管本体を構成 るガラスのアルカリ土類金属の含有率を18wt %以下にする必要がある。なお、加工性の良 ガラスは、軟化温度が650~720℃の範囲内、か 、作業温度が960~1050℃の範囲内である。よ 好ましくは、軟化温度が670~700℃の範囲内、 つ、作業温度が960~1000℃の範囲内である。

 図1及び図2に示すように、アルカリ土類 属の含有率が18wt%以下の場合は、軟化温度及 び作業温度が上記範囲内である加工性の良い ガラスが得られた。一方、前記含有率が18wt% 超える場合は、加工性の悪いガラスとなっ 。

 被膜は、酸化スズ、酸化チタン、酸化ジ コニウム及び酸化ケイ素から選ばれる少な とも1種の酸化物で構成されていれば良いが 、特に酸化スズで構成されていることが好ま しい。被膜が酸化スズで構成されていれば、 管本体のガラスが着色したり失透したりしな い。一方、被膜が酸化ジルコニウムで構成さ れていると、ジルコニウムがガラス中の成分 と反応して結晶の核生成物として働き、この ジルコニウムの結晶核が後の加熱処理によっ て成長して管本体のガラスが失透してしまう おそれがある。また、被膜が酸化チタンで構 成されていると、チタンの結晶粒径が大きく 成長した場合に管本体のガラスが白っぽく着 色してしまうおそれがある。

 また、本発明に係る蛍光ランプ用ガラス の一態様では、アルカリ土類金属酸化物は 酸化マグネシウム及び酸化カルシウムから ばれる少なくとも1種の酸化物であることを 特徴とする。この場合は、ガラス管を低コス トで製造することができる。酸化マグネシウ ム酸化物及び酸化カルシウム酸化物は、ドロ マイトのような天然鉱石から得ることができ るため他のアルカリ土類金属酸化物よりも安 価に入手できるからである。

 また、本発明に係る蛍光ランプ用ガラス の一態様では、アルカリ土類金属酸化物は 酸化マグネシウム及び酸化カルシウムであ 、前記酸化マグネシウムに対する前記酸化 ルシウムのモル比が0.5~3であることを特徴 する。この場合は、失透し難く、アルカリ 分の溶出がより少ないガラスで管本体を構 することができる。カルシウムはマグネシ ムよりもイオン半径が大きいためアルカリ 分の溶出を抑える効果が大きい。その一方 、カルシウムが多過ぎるとカルシウムとア カリ金属との結晶が生じ、ガラスが失透し くなる。したがって、上記モル比の範囲内 あることが好ましい。

 図1及び図2に示すように、酸化マグネシ ムに対する酸化カルシウムのモル比(CaO/MgO) 0.5未満の場合は、ガラスの軟化温度又は作 温度が好適な範囲に収まらない場合があり 加工性が悪くなり易い。また、酸化マグネ ウムに対する酸化カルシウムのモル比(CaO/MgO )が3を超えると、ガラスが失透する場合があ 。

 また、本発明に係る蛍光ランプ用ガラス の一態様では、管本体を構成するガラスが ルカリ金属酸化物を合計で8~20wt%含有するこ とを特徴とする。アルカリ金属酸化物の含有 率が20wt%を超えると、後述する導電率が57μS/c mを超えてしまう場合があり、比較的アルカ 成分の溶出量の多いガラスとなり易い。ア カリ金属酸化物の含有率が8wt%未満であれば ガラスの作業温度が好適な範囲に収まらな 場合があり、加工性が悪くなり易い。

 また、本発明に係る蛍光ランプ用ガラス管 一態様では、被膜を構成する酸化物の50wt% 上が正方晶系の結晶構造を有することを特 とする。被膜を構成する酸化物の過半数が 方晶系の結晶構造を有する場合は、バルブ ガラス強度をより高めることができ、より ルブの薄肉化を図ることができる。酸化物 結晶構造が正方晶系の場合にガラス強度が まるのは、ガラスの主成分であるSiO 2 の結晶系であるクリストバライトは結晶構造 が正方晶系であるため、被膜を形成する酸化 物の結晶構造を同様の正方晶系とすれば、ガ ラス表面への成膜性が向上するからである。 また、結晶構造が正方晶系であれば生成した 被膜がガラスと強固に結合するため、剥離な ども発生し難いからである。

 被膜を構成する酸化物が酸化スズの場合は 当該酸化スズがSnOではなくSnO 2 の状態であることが好ましい。SnO 2 は正方晶系の結晶として安定しているが、SnO は立方晶系の結晶に転じ易いからである。な お、被膜するガラス管の温度が500℃以上の場 合、SnOの状態になり難い。

 また、本発明に係る蛍光ランプ用ガラス の一態様では、管本体の肉厚t[mm]及び外径φ [mm]が、t≦0.7、又は、t/φ≦0.42、の関係を満 すことを特徴とする。この場合は、肉厚が いため特にバルブが破損し易く、本発明に る構成が有効になる。

 本発明に係る蛍光ランプは、上記記載の 光ランプ用ガラス管を用いて作製したバル を備える。したがって破損し難い。

 本発明に係る照明装置は、上記記載の蛍 ランプを備える。したがって破損し難い。

 本発明に係る蛍光ランプ用ガラス管は、 光ランプの製造工程においてガラス管が加 処理されても、被膜のガラス強度を高める 能が低下しない。したがって、蛍光ランプ バルブの薄肉化が可能である。

本実施の形態に係るランプ用ガラス管 管本体を構成するガラスの組成および特性 示す図 本実施の形態に係るランプ用ガラス管 管本体を構成するガラスの組成および特性 示す図 被膜の膜厚がガラス管のガラス強度及 白濁化に及ぼす影響についての実験結果を す図 本実施の形態に係るランプを示す一部 断平面図 本実施の形態に係る照明装置の概略構 を示す斜視図 蛍光ランプの製造方法を説明する図で って、(a)は蛍光体塗布工程を説明する図で り、(b)はシンター工程を説明する図であり (c)はバルブ封止工程を説明する図であり、( d)はバルブ曲げ工程を説明する図 被膜の膜厚の測定方法を説明するため 図 アルカリ溶出量の測定方法を説明する めの図 JIS規定のアルカリ溶出試験法により測 したアルカリ溶出量と、本願に係るアルカ 溶出試験法により測定した導電率との相関 係を示す図

 以下、本発明の実施の形態に係る蛍光ラ プ用ガラス管(以下単に「ガラス管」)、蛍 ランプおよび照明装置について、図面に基 き説明する。

 [ガラス管、蛍光ランプ及び照明装置の構成 ]
 <ガラス管>
 本発明に係るガラス管は、管本体と、当該 本体の少なくとも外周面に形成された被膜 からなる。

 管本体は、肉厚t[mm]及び外径φ[mm]が、t≦0 .7、又は、t/φ≦0.42、の関係を満たすことが ましい。特に、0.4≦t≦0.6、1≦φ≦10である とが好ましい。

 被膜の膜厚は5~100nmであることが好ましく 、5~50nmであることがより好ましい。図3は、 膜の膜厚がガラス管のガラス強度及び白濁 に及ぼす影響についての実験結果を示す図 ある。図3に示すように、被膜の膜厚が5nm以 の場合(実施例14~20,23~25)はガラス強度に関し 「○」の評価であったが、5nm未満の場合(実 例21,22)はガラス強度に関し「△」の評価で った。また、被膜の膜厚が50nm以下の場合は ルブ封止工程等でガラス管を加熱した際に 熱部分に白濁が生じなかったが、50nmを超え る場合は加熱部分に白濁が生じた。なお、白 濁は酸化スズのコーティング粒子が加熱によ り粒成長したため生じたと考えられるが、こ のような白濁は蛍光ランプの外観不良を引き 起こし、さらに傷等の外観検査の妨げとなる ため好ましくない。

 被膜の膜厚が500nm以上になるとガラス管 可視光の透過率が低下するため、当該ガラ 管を用いて作製したバルブの透過率も低下 る。このバルブを使用して蛍光ランプを作 した場合、光の取り出し効率が低下し、ラ プの全光束が低下する。なお、被膜は管本 の外周面だけでなく、内周面や端面にも形 されていても構わない。また、被膜は外周 の全域に亘って形成されている必要はなく バルブになったとき口金などで覆われる部 には形成されていなくても構わない。

 管本体は、以下の組成のガラスにより形成 れていることが好ましい。酸化ケイ素(SiO 2 ):60~75wt%、酸化アルミニウム(Al 2 O 3 ):0.5~5wt%、酸化ホウ素(B 2 O 3 ):0~5wt%、酸化リチウム(Li 2 O):0.5~7wt%、酸化ナトリウム(Na 2 O):3~17wt%、酸化カリウム(K 2 O):1~12wt%、酸化マグネシウム(MgO):1~4wt%、酸化 ルシウム(CaO):1~7.3wt%、酸化ストロンチウム(Sr O):0~8wt%、酸化バリウム(BaO):0~10wt%、酸化亜鉛(Z nO):0~10wt%、酸化ジルコニウム(ZrO):0~5wt%、酸化 (Fe 2 O 3 ):0.01~0.2wt%、酸化アンチモン(Sb 2 O 3 ):0~1wt%、酸化セリウム(CeO 2 ):0~1wt%。

 SiO 2 は、ガラスの骨格を形成する主成分であり、 少な過ぎるとガラスの粘性が下がり加工性が 悪くなり過ぎる。また、多過ぎるとガラスの 粘性が硬くなり変形させ難くなる。SiO 2 の含有率の好ましい範囲は60~75wt%である。

 Al 2 O 3 は、化学耐久性を良くする成分であり、少な 過ぎるとその化学耐久性が悪くなる。また、 多過ぎるとガラスが不均質となり脈理が増加 する。Al 2 O 3 の含有率の好ましい範囲は0.5~5wt%である。

 B 2 O 3 は、任意成分であり、少量の添加で膨張係数 を低下させ失透を減ずる効果がある。しかし 、多過ぎると作業点温度が下がり作業温度範 囲が狭くなり過ぎるため加工が困難になる。 B 2 O 3 の含有率の好ましい範囲は0~5wt%である。

 Na 2 Oは、添加することで粘性を低下させる効果 膨張係数を増加させる効果があり、少な過 るとその効果が得られなくなる。また、多 ぎると化学耐久性が悪くなる。Na 2 Oの含有率の好ましい範囲は3~17wt%である。

 K 2 Oは、添加することでNa 2 Oと同じような効果が得られるが、膨張係数 増加の影響度合いはNa 2 Oより大きい。また、Na 2 Oと共存させることにより、混合アルカリ効 を発揮し、電気抵抗率を高める効果も発揮 る。少な過ぎるとその効果が得られなくな 、多過ぎると膨張係数が大きくなり過ぎる K 2 Oの含有率の好ましい範囲は1~12wt%である。

 Li 2 Oは、添加することでNa 2 OやK 2 Oと同じような効果が得られるが、膨張係数 増加はNa 2 Oより小さい。また、Na 2 OやK 2 Oと共存させることにより、さらなる混合ア カリ効果を発揮し、電気抵抗率を更に高め 効果も発揮する。少な過ぎるとその効果が られなくなり、多過ぎるとガラスが分相す おそれがある。Li 2 O含有率の好ましい範囲は0.5~7wt%である。

 MgO、CaOは、上記したアルカリ成分の溶出 抑える効果以外に、添加することで化学耐 性を高める効果がある。少な過ぎるとその 果が得られなくなり、多過ぎるとガラスが 透するおそれがある。MgOの含有率の好まし 範囲は1~4wt%であり、CaOの含有率の好ましい 囲は1~7.3wt%である。

 SrO、BaOおよびZnOは、上記したアルカリ成 の溶出を抑える効果以外に、ガラスの電気 抗率向上にも影響を与える物質であり、電 的絶縁性も与える。これらの含有率が10wt% り多いとガラスが失透し易くなる。好まし 範囲は、SrOが0~8wt%、BaOが0~10wt%、ZnOが0~10wt%で あり、この範囲であれば、蛍光ランプ用とし てより好適なガラスを得ることができる。

 ZrOは、任意成分であり、添加することで 度を高める効果がある。多過ぎるとガラス 結晶化するおそれがある。ZrOの含有率の好 しい範囲は0~5wt%である。

 Fe 2 O 3 は、各種原料の不純物として混入する物質で あるが、原料精製によりその添加量を調整す ることができ、添加されることで紫外線を吸 収することができる。少な過ぎるとその効果 が得られなくなり、多過ぎるとガラスが着色 するおそれがある。Fe 2 O 3 の含有率の好ましい範囲は0.01~0.2wt%である。

 Sb 2 O 3 は任意成分であり、ガラス溶融炉内で原料か ら発生するガスを効率よく清澄させる効果が あるが、多過ぎるとガラスが着色するおそれ がある。Sb 2 O 3 の含有率の好ましい範囲は0~1wt%である。

 CeO 2 は任意成分であり、添加することで紫外線を 吸収する効果があるが、多過ぎると紫外線照 射により着色する、いわゆるソラリゼーショ ンが起こるおそれがある。CeO 2 の含有率の好ましい範囲は0~1wt%である。

 <蛍光ランプ>
 図4は、本発明の一実施形態に係る環状型蛍 光ランプを示す一部破断平面図である。図4 示すように、本発明の一実施形態に係る環 型蛍光ランプ(FCL30ECW/28)10は、環状のバルブ20 と、当該バルブ20の両端部に封着されたステ 30,31’と、それら両端部に跨って取り付け れた口金40とを備える。

 バルブ20は、本発明に係るガラス管を加 したものであって、その内面に保護層(不図 )および蛍光体層(不図示)が順次積層されて り、内部に水銀蒸気を供給するためのアマ ガム粒21と、希ガスの一例であるアルゴン スとが封入されている。各ステム30,30’には 、フィラメントコイルと一対のリード線とか らなる電極31,31’がマウントされている。口 40は、バルブ20の端部が収容される本体部41 当該本体部41に設けられた複数の接続ピン42 とを備える。

 <照明装置>
 図5は、本発明の一実施形態に係る照明装置 を示す斜視図である。図5に示すように、本 施の形態に係る照明装置100は、光源として 述した蛍光ランプ10を備えている。蛍光ラン プ1は、装置本体101内に収容されており、当 装置本体101に取り付けられた点灯手段102に り点灯させる。

 [ガラス管及びランプの製造方法]
 <ガラス管の製造方法>
 まず、複数種類のガラス原料を上記組成の 囲内で調合し原料混合物を得る。次に、原 混合物をガラス溶融窯に投入し、1500~1600℃ 溶融させてガラス化しガラス状態のガラス 液を得る。その後、ガラス融液をダンナー 等の管引き法によって管状に成形し、所定 寸法に切断加工してガラス管を得る。

 被膜の形成は、有機金属を加熱し発生し 蒸気を、ドラフトチャンバー内で管引き中 ガラス管に対して吹付けて蒸着させること より行う。例えば、有機金属を180℃で加熱 て1分間あたりに10g蒸気化させ、得られた蒸 気をガラス管に流速5L/minで1秒間吹付けて被 を形成する。被膜の膜厚は、蒸気化温度、 機金属の使用量、吹付け速度、吹付け時間 を調節することによって制御可能である。 お、有機金属を水や有機溶媒に溶解させた のをスプレーで吹き付ける方法や、溶解さ たものの中に管本体を浸漬させ塗布する方 によって被膜を形成しても良い。

 被膜の形成に用いる有機金属として、例 ば、スズ、チタン、ジルコニウム又はケイ を金属成分として含有する有機金属を用い 。具体的には、四塩化スズ・四塩化チタン 四塩化ジルコニウム・四塩化ケイ素、ジメ ルジクロロスズ、ジメチルジクロロチタン ジメチルジクロロジルコニウム、ジメチル クロロケイ素、アセチルアセトンスズ、ア チルアセトンチタン、アセチルアセトンジ コニウム、アセチルアセトンケイ素などが げられる。

 <ランプの製造方法>
 図6は、蛍光ランプの製造方法を説明する図 であって、(a)は蛍光体塗布工程を説明する図 であり、(b)はシンター工程を説明する図であ り、(c)はバルブ封止工程を説明する図であり 、(d)はバルブ曲げ工程を説明する図である。

 まず、蛍光体塗布工程において、図6(a)に 示すように、内面に保護膜が形成されたガラ ス管21内に3波長の蛍光体懸濁液50を流し込み 前記ガラス管21の内面を前記蛍光体懸濁液50 で濡らす。次に、ガラス管21内に温風(25~30℃) を吹き込んで蛍光体懸濁液50を乾燥させた後 図6(b)に示すように、雰囲気が550~660℃程度 制御された炉内で約1分間焼成して蛍光体層 形成する。このようにシンター工程ではガ ス管が加熱処理されるためアルカリ成分が 出し易い。

 次に、バルブ封止工程において、ガラス 21の両端部付近の蛍光体層を除去した後、 6(c)に示すように、前記両端部にそれぞれス ム30,30’を挿入し封着する。その後のバル 曲げ工程ではストレート形のガラス管21を、 図6(d)に示すように、雰囲気が700~900℃程度に 御された炉内で環状に曲げ加工する。この うにバルブ曲げ工程ではガラス管が加熱処 されるためアルカリ成分が溶出し易い。

 その後、排気工程において、未封止の排 管32を介して、バルブ20内部から不純ガスを 排気し、バルブ20内を真空に近い状態にした ちアルゴンガスを入れる。さらに、アマル ム封入工程において、排気管32からバルブ にアマルガム粒21を投入する。

 [評価方法]
 蛍光ランプ用ガラス管の評価は、以下のよ な方法で行った。

 <被膜の膜厚>
 被膜の膜厚は、アメリカングラスリサーチ 製のホットエンドコーティングメーター(HOT  END COATING MEASUREMENT SYSTEM:HECM-S)を用いて測 した。

 図7は、被膜の膜厚の測定方法を説明する ための図である。サンプルとして20cmにカッ したガラス管を用意し、図7(a)に示すように そのガラス管の両端部付近及び中央部付近 3箇所それぞれにおいて、図7(b)に示すよう 、周方向に等間隔を空けて(回転角約90°とな るように間隔を空けて)4点で測定し(合計12点) 、それら12点の測定値の平均をもって膜厚と た。なお、各点への光の入射角度は45°とし た。

 ホットエンドコーティングメーターでは 膜厚が独自の単位であるctu(coating thickness u nits)によって表され、1ctuはSI単位で0.2~0.3nmで る。本願では1ctu=0.25nmとして換算している

 <ガラス強度>
 まず、実験には、外径が4mm、内径が3mmであ て、外周面に被膜が形成されたストレート ガラス管を用いた。被膜は、ジメチルジク ロスズの粉末を120℃で1分間加熱し、発生し た蒸気をドラフトチャンバー内で管引き中の ガラス管に吹きつけることによって、酸化ス ズで構成される膜厚100nmのものを形成した。

 次に、被膜形成済みのガラス管を内径20mm の石英管の中に入れ、当該石英管を500℃の環 境下で5分間20rpmの回転速度で回転させ、ガラ ス管と石英管とを擦れ合わせることによって ガラス管の表面を加傷した。

 その後、オートグラフAG-IS(島津社製)を用 いて、加傷後のガラス管の曲げ強度を測定し た。曲げ強度の測定は、ガラス管を左右スパ ン40mmで固定し、当該ガラス管の中央部に荷 速度1mm/minで荷重を負荷して、ガラス管が破 される時の値を得て行った。

 そして、加傷により曲げ強度が30%以上低 した場合は、ガラス強度が不十分であると て「×」と評価し、30%未満しか低下しなか た場合は、ガラス強度が十分であるとして △」(曲げ強度が15%以上30%未満低下した場合) 、又は、「○」(曲げ強度が0%以上15%未満低下 した場合)と評価した。なお、曲げ強度が30% 上低下した場合にガラス強度が不十分であ とする理由は、曲げ強度が30%以上低下する うなガラス管を用いて蛍光ランプを製造す と、工程での歩留まりが著しく低下するた である。

 <白濁>
 白濁の評価は目視により行い、白濁が目視 れなかった場合は「○」、白濁が目視され 場合は「×」と評価した。

 <軟化点温度および作業点温度>
 ガラスの軟化点温度および作業点温度を測 するために、次のような手順でサンプルを 製した。まず、ガラス原料を調合して得た 料混合物を白金るつぼに移し、その白金る ぼを1500℃の電気炉内に3時間かけて溶融し ラス化させる。溶融後、金型に流し込み、 が十分にとれる程度に12時間かけて徐々に冷 却(アニール)する。成型されたガラスの塊を 削機などを用いて、以下に説明する各測定 適したサンプル形状に成型加工して、それ れの測定を実施した。

 軟化点温度は、ガラスの粘度が10 7.65 dPa・sになる温度であり、当該温度以上にな ばガラスは流動性を得る。軟化点温度は、 光ランプ用としては650℃~720℃の範囲内であ ことが好ましく、670~700℃の範囲内であるこ とがより好ましい。軟化点温度が650℃よりも 低いと、蛍光体の焼付け工程において、蛍光 体懸濁液のバインダーを揮発させるため加熱 した際にバルブがその熱で変形してしまう。 一方、軟化点温度が720℃よりも高いと、封止 加工する際にガラス管を高温にしなければな らず、溶融炉の燃焼能力を上げなければなら ない。

 作業点温度は、ガラスの粘度が10 4 dPa・sになる温度であり。当該温度以下でガ スは加工される。作業点温度は、蛍光ラン 用としては、960℃~1050℃の範囲内であること が好ましく、960~1000℃の範囲内であることが り好ましい。作業温度が1000℃より低いと、 作業温度範囲が狭くなるため加工性が悪い。 一方、作業点温度が1050℃よりも高いと、ガ スが溶融する温度が高くなり過ぎるため加 性が悪くなり、また溶融工程のコストも高 なる。

 <アルカリ溶出量>
 アルカリ溶出量を測定する方法としては、 般に、JISに基づく化学分析用ガラス器具の 験方法(日本工業規格JIS R 3502)が挙げられ 。この方法を簡単に説明すると、まず、乳 などを用いてガラス試料を粉末状(粒径250~420 μm)に粉砕しガラス粉砕物を得て、次に、そ ガラス粉砕物をエチルアルコールで洗浄し ガラス粉砕物からガラス微粉末を取り除き 次に、洗浄後のガラス粉砕物を沸騰水浴中 60分間加熱して当該ガラス粉砕物からアルカ リ成分を溶出させてアルカリ溶出液を得る。 その後、そのアルカリ溶出液を硫酸で中和滴 定し、得られた滴定値からアルカリ溶出量を 換算する。

 このようなJISに基づく試験方法は、エチ アルコールによる洗浄が不十分であると、 ラス粉砕物中にガラス微粉末が残留するた 、当該ガラス微粉末の存在により蒸留水中 ガラスの総表面積が大幅に増大して、正確 アルカリ溶出量が測定できない問題がある また、ガラス試料を粉末状に粉砕する、洗 によりガラス微粉末を取り除く、中和滴定 たりする等といった煩雑な作業が必要であ 。そのため、より高精度かつ簡便なアルカ 溶出量の測定方法が望まれている。

 そこで、発明者らは、JISに基づく試験方 よりも高精度かつ簡便なアルカリ溶出量の 定方法を新たに確立した。本発明に係る測 方法は、ブロック状のガラス試料を蒸留水 に浸漬させてガラス試料から蒸留水中にア カリ成分を溶出させ、得られたアルカリ溶 液の導電率を測定して、その測定値からア カリ溶出量を換算するものである。

 図8は、本発明に係るアルカリ溶出量の測 定方法を説明するための図である。図8を用 て本発明に係る測定方法の具体的な手順を 明する。

 まず、ガラス試料をブロック状にカット 、温度を75~85℃、湿度を85~95%に保った恒温 湿槽内で45~50時間放置して含湿処理する。な お、測定精度を上げるためには、含浸処理に おける温度、湿度及び放置時間を前記各範囲 の中心付近の値である80℃、90%、48時間にす ことがより好ましい。

 次に、図8に示すように、水槽1内に70~80℃ の蒸留水2を100ml溜めて、当該蒸留水2中に含 処理を終えたガラス試料3を1時間浸漬させる 。本発明に係る測定方法では、70~80℃という 較的低温度の蒸留水2中でアルカリ成分を溶 出させるため、沸騰させた蒸留水中でアルカ リ成分を強制的に溶出させるJISに基づく試験 方法よりも、より実際のガラスの使用形態に 即したアルカリ溶出量を測定することができ る。

 ガラス試料3は、表面積の総和が4500~5500mm 2 の範囲内に収まるように、好ましくは約5000mm 2 になるように調整し浸漬させる。例えば、約 15×15×2.5mmの直方体形状にカットしたガラス 料3を8個浸漬させる。

 その後、蒸留水2からガラス試料3を取り きアルカリ溶出液を得る。そして、当該ア カリ溶出液を25℃に安定させ、市販のハンデ ィタイプのセンサー式液体浸漬形導電率測定 機4(商品名:ツインコンド B-173)を用いて導電 を測定する。

 図9は、JISに基づく試験方法により測定し たアルカリ溶出量と、本発明に係る試験方法 により測定した導電率との相関関係を示すグ ラフである。前記アルカリ溶出量と導電率と は、図9に示すような相関関係にある。蛍光 のバルブには、アルカリ溶出量が270μg/g以下 のガラスが適していると考えられているが、 図9から分かるように、270μg/gのアルカリ溶出 量に対応する導電率は57μS/cmである。したが て、導電率が57μS/cm以下のガラスがバルブ のガラスとして適しているといえる。

 すなわち、導電率はガラスのアルカリ溶 量を間接的に示す数値であり、蛍光ランプ として好適なガラスであるためには、25℃ おいて57μS/cm以下であることが好ましいとい える。導電率が57μ/cmより高いと、アマルガ の生成に起因する種々の問題が顕著になる

 上記測定方法は、ブロック状のガラス試 を用いるため、蒸留水に浸漬させるガラス 表面積の総和を制御し易い。したがって、J ISによる試験方法よりも高い精度でアルカリ 出量を測定することができる。また、本発 に係る測定方法は導電率によってアルカリ 出量を測定するため、アルカリ溶出量が多 なっても測定精度が落ちるようなことはな 。

 また、上記測定方法は、カットしたブロ ク状のガラス試料を蒸留水に浸漬させるた 、ガラス試料を粉末状に粉砕したり、ガラ 粉砕物を洗浄したりする作業が不要である また、アルカリ溶出液の導電率の測定は、 電率測定機4の電極を当該アルカリ溶出液に 漬けるだけの簡単な操作で行うことができ、 煩雑な中和滴定作業が不要である。したがっ て、JISに基づく測定方法よりも操作が簡易で ある。

 <失透性>
 溶融しガラス化させた際にガラスに結晶が じ失透するかどうかを目視で確認し、「○ 失透しない、「×」失透するとの評価を行 た。

 <正方晶系の結晶の比率>
 まず、実験には、外径が4mm、内径が3mmであ て、外周面に被膜が形成されたストレート ガラス管を用いた。被膜は、ジメチルジク ロスズの粉末を120℃で1分間加熱し、発生し た蒸気をドラフトチャンバー内で管引き中の ガラス管に吹きつけて、膜厚が100nmとなるよ に形成した。

 次に、ガラス管に形成されたままの状態 被膜をX線回折装置で観察し、その被膜を構 成する酸化物の結晶構造を確認した。

 [変形例]
 以上、本発明に係る蛍光ランプ及び蛍光ラ プ用ガラス管を実施の形態に基づいて具体 に説明してきたが、本発明に係る蛍光ラン 用ガラス管、蛍光ランプおよび照明装置は 記の実施の形態に限定されない。

 本発明に係る蛍光ランプ用ガラス管は、 ルブを作製する用途以外に、フレア、排気 など、加工時に加熱処理しかつ薄肉化の要 があるものを作製する用途に適している。 た、管本体を構成するガラスは、軟質ガラ であっても硬質ガラスであっても良いが、 ラス強度の低い軟質ガラスの場合は特に本 明の構成が有効である。

 本発明に係る蛍光ランプは上記の実施の 態に限定されず、直管型蛍光ランプ、環状 蛍光ランプ、冷陰極蛍光ランプ、二重環状 蛍光ランプ、スクエア型蛍光ランプ、二重 クエア型蛍光ランプ、ツイン蛍光ランプな 蛍光ランプ全般に広く利用できる。

 本発明に係る照明装置は上記の実施の形 に限定されない。例えば、室内用照明装置 屋外用照明装置、卓上用照明、携帯用照明 表示用光源、液晶画面のバックライトおよ 画像読取用照明等の照明装置に広く利用で る。

 本発明に係る蛍光ランプ用ガラス管は、 明用途に広く利用可能である。

 10 ランプ
 20 バルブ
 21 蛍光ランプ用ガラス管
 22 管本体
 23 被膜
 100 照明装置