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Title:
IDLE AIR INTAKE CONTROL DEVICE OF ENGINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116424
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an idle air intake control device of an engine wherein a bypath (5) connected with an intake route (1) while detouring a throttle valve (2), and a bypass valve (6) for throttling the bypath (5) adjustably are provided in a throttle body (T), and a dust trap (7) for preventing intrusion of dust into the bypass valve (6) from the intake route (1) is provided in the bypath (5). The dust trap (7) is formed, to have a U-shaped section, of a first trap chamber (30) to which the intake route (1)-side trap inlet hole (10) opens, a second trap chamber (31) contiguous to the first trap chamber (30) with a barrier wall (32) interposed therebetween and to which the bypass valve (6)-side trap outlet hole (11) opens, and a reversal chamber (33) for communicating the first and second trap chambers (30, 31) with each other so that the chamber surrounds one end of the barrier wall (32). Consequently, an idle intake control device of an engine equipped with a compact dust trap and exhibiting good dust separation effect can be provided.

Inventors:
YAMAGUCHI TOMOHIRO (JP)
AKIYAMA HIROSHIGE (JP)
FUJINO YUUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/054506
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
March 10, 2009
Export Citation:
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Assignee:
KEIHIN CORP (JP)
YAMAGUCHI TOMOHIRO (JP)
AKIYAMA HIROSHIGE (JP)
FUJINO YUUKI (JP)
International Classes:
F02D9/10; B01D45/12; B04B1/00; F02B19/10; F02B67/00; F02D9/02; F02M23/04
Foreign References:
JPH112170A1999-01-06
JPH08182909A1996-07-16
JP2003049727A2003-02-21
Attorney, Agent or Firm:
OCHIAI, Takeshi et al. (JP)
Ochiai 健 (JP)
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Claims:
 エンジンの吸気ポートに連なる吸気道(1)及びそれを開閉するスロットル弁(2)を備えるスロットルボディ(T)に,スロットル弁(2)を迂回して吸気道(1)に接続されるバイパス(5)と,このバイパス(5)を調節可能に絞るバイパス弁(6)とを設け,前記バイパス(5)に,吸気道(1)からバイパス弁(6)へのダストの侵入を防ぐダストトラップ(7)を設けた,エンジンのアイドル吸気制御装置において,
 前記ダストトラップ(7)を,吸気道(1)側のバイパス(5)のトラップ入口孔(10)が開口する第1トラップ室(30)と,この第1トラップ室(30)に隔壁(32)を挟んで隣接し,バイパス弁(6)側のバイパス(5)のトラップ出口孔(11)が開口する第2トラップ室(31)と,これら第1及び第2トラップ室(30,31)間を,前記隔壁(32)の一端を回り込むようにして連通する反転室(33)とで断面U字状に形成したことを特徴とする,エンジンのアイドル吸気制御装置。
 請求項1記載のエンジンのアイドル吸気制御装置において,
 前記反転室(33)及び第2トラップ室(31)間に,反転室(33)の底面より第2トラップ室(31)の底面を高くする段部(34)を形成したことを特徴とする,エンジンのアイドル吸気制御装置。
 請求項1又は2記載のエンジンのアイドル吸気制御装置において,
 前記第1トラップ室(30),第2トラップ室(31)及び反転室(33)を,スロットルボディ(T)の一側面側から型成形により形成し,スロットルボディ(T)の一側面に残留する型抜き孔(35)を閉じ栓(36)で閉鎖したことを特徴とする,エンジンのアイドル吸気制御装置。
 請求項3記載のエンジンのアイドル吸気制御装置において,
 前記第1トラップ室(30)の底面に前記トラップ入口孔(10)を開口したことを特徴とする,エンジンのアイドル吸気制御装置。
 請求項4記載のエンジンのアイドル吸気制御装置において,
 前記第2トラップ室(31)の内側面に前記トラップ出口孔(11)を開口し,このトラップ出口孔(11)の軸線(Y2)をスロットル弁(2)の弁軸(2a)の軸線(Y1)と平行にし,前記トラップ出口孔(11)と同軸線(Y2)上に,前記バイパス弁(6)を装着する弁孔(15)を配置したことを特徴とする,エンジンのアイドル吸気制御装置。
Description:
エンジンのアイドル吸気制御装

 本発明は,エンジンの吸気ポートに連なる 吸気道及びそれを開閉するスロットル弁を備 えるスロットルボディに,スロットル弁を迂 して吸気道に接続されるバイパスと,このバ パスを調節可能に絞るバイパス弁とを設け, 前記バイパスに,吸気道からバイパス弁への ストの侵入を防ぐダストトラップを設けた, ンジンのアイドル吸気制御装置の改良に関 る。

 従来,かゝるエンジンのアイドル吸気制御装 置において,ダストトラップを,クランク状に 続する複数の通路で構成して,バイパスを流 れる吸入空気の方向を直角に変えて,その吸 空気からダストを分離するもの(特許文献1参 照)や,吸入空気に旋回流を与え,吸入空気から ダストを遠心分離する旋回室でダストトラッ プを構成したもの(特許文献2参照)が知られて いる。

日本特開2001-115931号公報

日本特開平3-264769号公報

 ところで,特許文献1記載のトラップでは, イパスにおける吸入空気の方向を直角に変 るだけでは,吸入空気からのダストの分離効 果が弱く,また特許文献2のトラップでは,吸入 空気に旋回流を効果的に与えるには,スロッ ルボディに大径の旋回室を形成する必要が り,自動二輪車等用の小型なスロットルボデ にそれを形成する余裕は殆どない。

 本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも ので,ダストの分離効果が良好で,しかもコン クトなダストトラップを備える,エンジンの アイドル吸気制御装置を提供することを目的 とする。

 上記目的を達成するために,本発明は,エ ジンの吸気ポートに連なる吸気道及びそれ 開閉するスロットル弁を備えるスロットル ディに,スロットル弁を迂回して吸気道に接 されるバイパスと,このバイパスを調節可能 に絞るバイパス弁とを設け,前記バイパスに, 気道からバイパス弁へのダストの侵入を防 ダストトラップを設けた,エンジンのアイド ル吸気制御装置において,前記ダストトラッ を,吸気道側のバイパスのトラップ入口孔が 口する第1トラップ室と,この第1トラップ室 隔壁を挟んで隣接し,バイパス弁側のバイパ スのトラップ出口孔が開口する第2トラップ と,これら第1及び第2トラップ室間を,前記隔 の一端を回り込むようにして連通する反転 とで断面U字状に形成したことを第1の特徴 する。

  また本発明は,第1の特徴に加えて,前記 転室及び第2トラップ室間に,反転室の底面よ り第2トラップ室の底面を高くする段部を形 したことを第2の特徴とする。

  さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加 て,前記第1トラップ室,第2トラップ室及び反 室を,スロットルボディの一側面側から型成 形により形成し,スロットルボディの一側面 残留する型抜き孔を閉じ栓で閉鎖したこと 第3の特徴とする。

  さらにまた本発明は,第3の特徴に加えて ,前記第1トラップ室の底面に前記トラップ入 孔を開口したことを第4の特徴とする。

  さらにまた本発明は,第4の特徴に加えて ,前記第2トラップ室の内側面に前記トラップ 口孔を開口し,このトラップ出口孔の軸線を スロットル弁の弁軸の軸線と平行にし,前記 ラップ出口孔と同軸線上に,前記バイパス弁 装着する弁孔を配置したことを第5の特徴と する。

  本発明の第1の特徴によれば,バイパスを 通る空気もしくはガスが,トラップをバイパ 弁に向かって流れるとき,先ず,トラップ入口 孔から第1トラップ室に流入すると,隔壁に沿 て反転室に向かい,この反転室で略180°反転 て第2トラップ室に向かい,トラップ出口孔 と流出していくので,上記空気もしくはガス 含まれるダストは,上記略180°の反転時に効 的に遠心分離され,その結果,トラップ出口 に到達するダストは激減する。したがって イパス弁周りにダストが堆積することを防 ,そのバイパス弁の調整機能を常に安定させ ことができる。しかも第1トラップ室,第2ト ップ室及び反転室よりなるU字状のダストト ラップはコンパクトであり,自動二輪車等用 小型なスロットルボディに容易に形成する とができる。

  本発明の第2の特徴によれば,第2トラッ 室の底面は,反転室の底面より段部を介して 段高くなっているので,反転室で略180°反転 た空気もしくはガスは,上記段部に衝突して 上方へ進路を変えてから第2トラップ室に移 し,トラップ出口孔へと流出していくことに る。したがって,上記の空気もしくはガスに 含まれるダストは,反転室から第2トラップ室 移行する直前,段部に衝突して進路を変える とき,比重差による分離を行うことができ,ト ップのダスト分離機能を高めることができ 。

  本発明の第3の特徴によれば,トラップを ,スロットルボディの一側面側から型成形に り形成し,スロットルボディの一側面に残留 る型抜き孔を閉じ栓で閉鎖するので,スロッ トルボディの成形と同時にダストトラップの 形成を行うことができ,ダストトラップに特 な加工を施す必要がなく,製作コストの低減 寄与し得る。

  本発明の第4の特徴によれば,第1トラッ 室の底面にトラップ入口孔を開口したので, のトラップ入口孔を,前記型抜き孔からの型 成形もしくはドリル加工により容易に形成す ることができ,しかも第1トラップ室に流入し 空気もしくはガスを第1トラップ室の下部を 這わせ,反転室で反転させた後,段部に効果的 衝突させることになるから,この空気もしく はガスからのダストの分離作用を高めること ができる。

  本発明の第5の特徴によれば,トラップ出 口孔及び弁孔と,スロットル弁の弁軸孔とを ロットルボディに平行同軸加工することが き,スロットルボディの生産能率の向上を図 ことができる。

図1は本発明のエンジンのアイドル吸気 制御装置を備えるスロットルボディの縦断側 面図である。(第1実施例) 図2は図1の2-2線拡大断面図である。(第1 実施例) 図3は図2の3-3線断面図である。(第1実施 例) 図4は図2の4-4線断面図である。(第1実施 例)

符号の説明

T・・・・・スロットルボディ
1・・・・・吸気道
2・・・・・スロットル弁
2a・・・・弁軸
5・・・・・バイパス
6・・・・・バイパス弁
7・・・・・ダストトラップ
10・・・・トラップ入口孔
11・・・・トラップ出口孔
15・・・・弁孔
30・・・・第1トラップ室
31・・・・第2トラップ室
32・・・・隔壁
33・・・・反転室
34・・・・段部
35・・・・型抜き孔
36・・・・閉じ栓

 本発明の実施の形態を,添付図面に示す本 発明の好適な実施例に基づいて説明する。

 先ず,図1において,スロットルボディTは, 示しない自動二輪車用エンジンに取り付け れるもので,エンジンの吸気ポートに連なる 平方向の吸気道1が中心に形成されており, の吸気道1を開閉するバタフライ型のスロッ ル弁2の弁軸2aがスロットルボディTに支持さ れる。スロットルボディTの上側壁には,スロ トル弁2より下流側の吸気道1に向けて燃料 噴射し得る電磁式の燃料噴射弁4が装着され 。

  図1及び図2に示すように,スロットルボ ィTには,スロットル弁2の上側を迂回して吸 道1に接続されるバイパス5が形成され,この イパス5の途中に,バイパス5を調節可能に絞 バイパス弁6と,吸気道1の上流側からバイパ 弁6にダストが侵入するのを防ぐダストトラ プ7とが設けられる。上記ダストには,吸気 1に吸入される大気中の埃や,エンジンのバッ クファイヤ時,吸気道1に逆流する燃焼滓等が まれる。

  バイパス5は,吸気道1の上流側に下端を 口させて上方に延び,ダストトラップ7に達す るトラップ入口孔10と,ダストトラップ7の一 からスロットル弁2の弁軸2aと平行に延びる ラップ出口孔11と,このトラップ出口孔11に直 交しながら連通して吸気道1の軸線Xと平行に びる計量孔12と,この計量孔12を吸気道1の下 側に連通するクランク状に屈曲した屈曲路1 3とで構成される。

  図2に明示するように,スロットルボディ Tには,計量孔12を挟んでトラップ出口孔11と同 軸上に配置される弁孔15が設けられ,この弁孔 15にバイパス弁6が装着される。弁孔15は,計量 孔12に開口する小径ガイド孔16と,この小径ガ ド孔16に連なる,それより大径のねじ孔17と, のねじ孔17に連なる,それより大径の大径ガ ド孔18とよりなっている。一方,バイパス弁6 は,小径ガイド孔16に回転及び摺動自在に嵌合 する弁部20と,ねじ孔17に螺合するねじ軸部21 ,大径ガイド孔18に回転及び摺動自在に嵌合 る,工具溝23付きの頭部22とを一体に連ねてな るもので,頭部22の外周溝22aでは,大径ガイド 18の内周面に密接するシール部材24が保持さ る。また大径ガイド孔18には,バイパス弁6の 回り止めのためのコイルばね25が縮設される

  而して,スロットル弁2を全閉にしたエン ジンのアイドリング時,工具溝23に係合した工 具によりバイパス弁6を正逆転して,弁部20の 量孔12への突出量を調節することにより,バ パス5を流れるエンジンのアイドル吸気量を 整することができる。

  さて,図2~図4によりダストトラップ7につ いて説明する。

  ダストトラップ7は,第1トラップ室30と, ロットルボディTと一体の上下方向に延びる 壁32を挟んで第1トラップ室30と隣接する第2 ラップ室31と,これら第1及び第2トラップ室31 間を,隔壁32の一端を回り込むようにして連通 する略半円状の反転室33とで断面U字状に形成 される。その際,反転室33及び第2トラップ室31 間には,反転室33の底面より第2トラップ室31の 底面を高くする段部34が形成される。そして 1トラップ室30の底面に前記トラップ入口孔1 0が開口し,第2トラップ室31の,隔壁32と対向す 内側面に前記トラップ出口孔11が開口する

  上記ダストトラップ7と,トラップ入口孔 10とは,スロットルボディTの鋳造時,スロット ボディTの上面側から型成形により形成され るもので,スロットルボディTの上面に残留す 円形の型抜き孔35は閉じ栓36で閉鎖される。

 尚,図2中,符号37は,スロットル弁2の開度を 検出すべく,その弁軸2aに連結するスロットル センサである。

 次に,この実施例の作用について説明する 。

 エンジンのアイドリング時,エンジンのア イドル吸入空気が,吸気道1の上流側からバイ ス5を経て吸気道1の下流側へ流れるとき,ダ トトラップ7では,トラップ入口孔10から第1 ラップ室30の底面側に流入した空気は,先ず, 1トラップ室30の下部から隔壁32に沿って反 室33に向かい,この反転室33で略180°反転して 2トラップ室31に向かう。第2トラップ室31の 面は,反転室33の底面より段部34を介して一 高くなっているから,反転室33の下部で略180° 反転した空気は,上記段部34に衝突して上方へ 進路を変えてから第2トラップ室31に移行し, ラップ出口孔11へと流出していく。したがっ て,上記の空気中にダストが混入していれば, 初に空気が反転室33の下部で略180°反転する とき,ダストは空気から効果的に遠心分離さ る。次いで,空気が反転室33から第2トラップ 31に移行する直前,段部34に衝突して進路を えるとき,比重差によりダストは空気から分 される。

  こうして,ダストトラップ7でダストを除 去された空気は,トラップ出口孔11から計量孔 12に向い,バイパス弁6の弁部20により流量を調 整された後,屈曲路13を経て,吸気道1の下流側 流れ,エンジンに吸入されていく。したがっ て計量孔12には,常にきれいな空気が流れ,バ パス弁6の弁部20周りにダストが堆積するこ を防ぐので,そのバイパス弁6の調整機能を常 に安定させることができる。

  ところで,第1トラップ室30,第2トラップ 31及び反転室33よりなるU字状のダストトラッ プ7はコンパクトであり,自動二輪車等用の小 なスロットルボディTに容易に形成すること ができる。特に,これをスロットルボディTの 側面側から型成形により形成し,スロットル ボディTの上側面に残留する型抜き孔35を閉じ 栓36で閉鎖するので,スロットルボディTの成 と同時にダストトラップ7の形成を行うこと でき,ダストトラップ7に特別な加工を施す 要がなく,製作コストの低減に寄与し得る。

  また第1トラップ室30の底面にトラップ 口孔10を開口したので,このトラップ入口孔10 を,前記型抜き孔35からの型成形もしくはドリ ル加工により容易に形成することができ,し も第1トラップ室30に流入した空気を第1トラ プ室30の下部を這わせ,反転室33で反転させ 後,段部34に効果的に衝突させることになる ら,この空気からのダストの分離作用を高め ことができる。

  さらに第2トラップ室31の内側面に開口 るトラップ出口孔11の軸線Y2をスロットル弁2 の弁軸2aの軸線Y1と平行にし,トラップ出口孔1 1と同軸線Y2上に,バイパス弁6を装着する弁孔1 5を配置したので,トラップ出口孔11及び弁孔15 と,スロットル弁2の弁軸孔とをスロットルボ ィTに平行同軸加工することができ,スロッ ルボディTの生産能率の向上を図ることがで る。

  この実施例では,エンジンのバックファ ヤ時,燃焼ガスが燃焼滓等のダストと共にバ イパス5を逆流した場合,そのダストは屈曲路1 3で分離される。このように,バイパス5を逆流 するガスからダストを分離するために,上記 曲路13に代えて,本発明のダストトラップ7を, バイパス弁6より下流のバイパス5に設けるこ は有効である。