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Patent Searching and Data


Title:
IMAGE DISPLAY DEVICE, IMAGING DEVICE, AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/031357
Kind Code:
A1
Abstract:
An imaging device (image display device) (1) comprises a rear monitor (12) (display means) having a main display region (MR) and sub display regions (SR1-SR3). A display control means of the imaging device (1) controls the display contents on the rear monitor (12) to display images in the sub display regions (SR1-SR3) and also display an image (P2) displayed in one sub display region (SR2, for example) out of the sub display regions (SR1-SR3) in the main display region (MR). When a predetermined change (such as rotation) is made to the image (P2), the image (P2) to which the predetermined change is made is displayed in both the one sub display region (SR2) out of the sub display regions (SR1-SR3) and the main display region (MR).

Inventors:
NARUTO HIROKAZU (JP)
TSUGANE HISASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/062324
Publication Date:
March 12, 2009
Filing Date:
July 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SONY CORP (JP)
NARUTO HIROKAZU (JP)
TSUGANE HISASHI (JP)
International Classes:
G09G5/14; G09G3/20; G09G5/00; G09G5/10; G09G5/34; G09G5/36; H04N5/225
Foreign References:
JP2001052191A2001-02-23
JP2000181427A2000-06-30
Other References:
See also references of EP 2184735A4
Attorney, Agent or Firm:
IWASAKI, Sachikuni et al. (Toranomon Kotohira Tower2-8, Toranomon,1-chome, Minato-ku, Tokyo 01, JP)
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Claims:
画像表示装置であって、
 主表示領域と複数の副表示領域とを有する表示手段と、
 前記表示手段における表示内容を制御して、前記複数の副表示領域に複数の画像を表示するとともに、前記複数の副表示領域のうちの一の副表示領域に表示される第1の画像を前記主表示領域にも表示する表示制御手段と、
 前記第1の画像に対して所定の変更を施す変更手段と、
を備え、
 前記表示制御手段は、前記所定の変更が施された状態の前記第1の画像を前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、画像の回転に関する変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記回転に関する変更が施された状態の前記第1の画像を、前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、画像の変倍に関する変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記変倍に関する変更が施された状態の前記第1の画像を、前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、削除対象画像であることを示すマークを付与する変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記マークが付与された状態の前記第1の画像を、前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、プロテクト対象画像であることを示すマークを付与する変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記マークが付与された状態の前記第1の画像を、前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、画像の印刷指定に関するマークを付与する変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記マークが付与された状態の前記第1の画像を、前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、画像の秘匿化に関するマークを付与する変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記マークが付与された状態の前記第1の画像を、前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、画像の色、コントラスト、および明るさのうちの少なくとも1つに関する画質調整処理を伴う変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記画質調整処理が施された状態の前記第1の画像を、前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記表示制御手段は、前記複数の副表示領域に関するスクロール操作に応じて、前記複数の副表示領域のうちの前記一の副表示領域とは異なる他の副表示領域に、前記第1の画像を前記所定の変更が施された状態で表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項1に記載の画像表示装置において、
 前記表示制御手段は、前記複数の副表示領域のうち前記一の副表示領域とは異なる他の副表示領域において、前記第1の画像とは異なる第2の画像を、前記第1の画像に対する前記所定の変更と同等の変更を施した状態で表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項10に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、画像の変倍に関する変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記第2の画像を、前記第1の画像に対する変倍と同等の変倍処理を施した状態で前記他の副表示領域に表示することを特徴とする画像表示装置。
 請求項10に記載の画像表示装置において、
 前記所定の変更は、画像の色、コントラスト、および明るさのうちの少なくとも1つに関する画質調整処理を伴う変更を含み、
 前記表示制御手段は、前記第2の画像を、前記第1の画像に対する前記画質調整処理と同等の前記画質調整処理を施した状態で前記他の副表示領域に表示することを特徴とする画像表示装置。
 撮像装置であって、
 主表示領域と複数の副表示領域とを有する表示手段と、
 前記表示手段における表示内容を制御して、前記複数の副表示領域に複数の画像を表示するとともに、前記複数の副表示領域のうちの一の副表示領域に表示される第1の画像を前記主表示領域にも表示する表示制御手段と、
 前記第1の画像に対して所定の変更を施す変更手段と、
を備え、
 前記表示制御手段は、前記所定の変更が施された状態の前記第1の画像を前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に表示することを特徴とする撮像装置。
 コンピュータに、
 a)主表示領域と複数の副表示領域とを有する表示手段において、前記複数の副表示領域に複数の画像を表示するとともに、前記複数の副表示領域のうちの一の副表示領域に表示される第1の画像を前記主表示領域にも表示する手順と、
 b)前記第1の画像に対して所定の変更を施す手順と、
 c)前記所定の変更が施された状態の前記第1の画像を前記一の副表示領域と前記主表示領域との双方に更新表示する手順と、
を実行させるためのプログラム。
Description:
画像表示装置、撮像装置および ログラム

 本発明は、画像を表示する画像表示装置 よびそれに関連する技術に関する。

 画像表示装置の中には、主画面と副画面 を有する表示部に複数の画像を表示するも が存在する。

 例えば、特許文献1においては、複数の副 画面に複数の画像が表示されており、当該複 数の画像の中から選択された画像が、或る副 画面から主画面へと徐々に移動するように表 示されることが示されている。

特開2000-181427号公報

 上記の技術は、或る画像を一の副画面(副 表示領域とも称する)から主画面(主表示領域 も称する)へと移動させる際の表示技術に関 するものであり、それ以外の用途に関するも のではない。主画面と副画面との利用手法に は、改善の余地がある。

 そこで、この発明の課題は、主表示領域 複数の副表示領域とを利用して、より有用 表示を行うことが可能な画像表示装置およ それに関連する技術を提供することにある

 本発明の第1の側面は、画像表示装置であ って、主表示領域と複数の副表示領域とを有 する表示手段と、前記表示手段における表示 内容を制御して、前記複数の副表示領域に複 数の画像を表示するとともに、前記複数の副 表示領域のうちの一の副表示領域に表示され る第1の画像を前記主表示領域にも表示する 示制御手段と、前記第1の画像に対して所定 変更を施す変更手段とを備え、前記表示制 手段は、前記所定の変更が施された状態の 記第1の画像を前記一の副表示領域と前記主 表示領域との双方に表示するものである。

 本発明の第2の側面は、撮像装置であって 、主表示領域と複数の副表示領域とを有する 表示手段と、前記表示手段における表示内容 を制御して、前記複数の副表示領域に複数の 画像を表示するとともに、前記複数の副表示 領域のうちの一の副表示領域に表示される第 1の画像を前記主表示領域にも表示する表示 御手段と、前記第1の画像に対して所定の変 を施す変更手段とを備え、前記表示制御手 は、前記所定の変更が施された状態の前記 1の画像を前記一の副表示領域と前記主表示 領域との双方に表示するものである。

 本発明の第3の側面は、コンピュータに、 a)主表示領域と複数の副表示領域とを有する 示手段において、前記複数の副表示領域に 数の画像を表示するとともに、前記複数の 表示領域のうちの一の副表示領域に表示さ る第1の画像を前記主表示領域にも表示する 手順と、b)前記第1の画像に対して所定の変更 を施す手順と、c)前記所定の変更が施された 態の前記第1の画像を前記一の副表示領域と 前記主表示領域との双方に更新表示する手順 とを実行させるためのプログラムである。

 本発明によれば、所定の変更が施された 態の第1の画像が主表示領域に比較的大きく 表示されるので、変更内容の確認が容易であ る。また、所定の変更が施された状態の第1 画像が、複数の副表示領域のうちの一の副 示領域にも表示されるので、複数の画像の ち第1の画像に対して所定の変更が施された とを他の画像と比較しつつ確認することが きる。

図1は、撮像装置の正面外観図である。 図2は、撮像装置の背面外観図である。 図3は、撮像装置の機能構成を示すブロ ック図である。 図4は、方向選択キーの拡大図である。 図5は、背面モニタにおける画像再生画 面を示す図である。 図6は、メニュー画面を示す図である。 図7は、回転処理後の再生画面を示す図 である。 図8は、回転処理後にスクロールした再 生画面を示す図である。 図9は、スクロール操作後の再生画面を 示す図である。 図10は、拡大処理後の再生画面を示す である。 図11は、更なるスクロール操作後の再 画面を示す図である。 図12は、他の画像に関する拡大処理後 再生画面を示す図である。 図13は、変形例に係る拡大処理後の再 画面を示す図である。 図14は、スクロール操作後の再生画面G 1を示す図である。 図15は、削除マーク付与後の再生画面 示す図である。 図16は、更なるスクロール操作後の再 画面を示す図である。 図17は、他の画像に関する削除マーク 与後の再生画面を示す図である。 図18は、確認画面を示す図である。 図19は、プロテクトマーク付与後の再 画面を示す図である。 図20は、印刷指定マーク付与後の再生 面を示す図である。 図21は、秘匿化マーク付与後の再生画 を示す図である。 図22は、明るさ変更後の再生画面を示 図である。 図23は、変形例に係る明るさ変更後の 生画面を示す図である。

 以下、本発明の実施形態を図面に基づい 説明する。

  <1.構成>
 図1および図2は、本発明に係る撮像装置1の 観構成を示す図である。ここで、図1は、撮 像装置1の正面外観図であり、図2は、撮像装 1の背面外観図である。この撮像装置1は、 ンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジ ルカメラとして構成されている。なお、撮 装置1は、背面モニタ12(後述)に画像を表示す る画像表示装置としても機能する。

 図1に示すように、撮像装置1は、カメラ 体部(カメラボディ)2を備えている。このカ ラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユ ット(交換レンズ)3が着脱可能である。

 また、カメラ本体部2は、その正面左上部 にモード設定ダイヤル82を備え、その正面右 部に制御値設定ダイヤル86を備えている。 ード設定ダイヤル82を操作することによれば 、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物 影モード、風景撮影モード、およびフルオ ト撮影モード等)、撮影した画像を再生する 再生モード、および外部機器との間でデータ 交信を行う通信モード等を含む)の設定動作( 替動作)を行うことが可能である。また、制 御値設定ダイヤル86を操作することによれば 各種撮影モードにおける制御値を設定する とが可能である。

 また、カメラ本体部2は、正面左端部に撮 影者が把持するためのグリップ部14を備えて る。グリップ部14の上面には露光開始を指 するためのレリーズボタン11が設けられてい る。グリップ部14の内部には電池収納室とカ ド収納室とが設けられている。電池収納室 はカメラの電源として、例えばリチウムイ ン電池が収納されており、カード収納室に 撮影画像の画像データを記録するためのメ リカード90(図3参照)が着脱可能に収納され 。

 図2において、カメラ本体部2の背面の略 央には、背面モニタ12が設けられている。背 面モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレ (LCD)として構成される。背面モニタ12は、各 種のメニュー画面を表示すること、および、 再生モードにおいてメモリカード90(記録媒体 )に記録された撮影画像を再生表示すること どが可能である。

 背面モニタ12の左上部にはメインスイッ 81が設けられている。メインスイッチ81は2点 スライドスイッチからなり、接点を左方の「 OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、 接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源 オンになる。

 背面モニタ12の右側には方向選択キー84( 4も参照)が設けられている。この方向選択キ ー84は、上ボタン84Uと下ボタン84Dと左ボタン8 4Lと右ボタン84Rとを有しており、上下左右の4 方向の押圧操作を検出できるように構成され ている。また、方向選択キー84は、中央ボタ 84Cを有しており、上記4方向の押圧操作とは 別に、中央部における押圧操作も検出できる 。

 背面モニタ12の左側には、メニュー画面 設定、画像の削除などを行うための複数の タンからなる設定ボタン群83が設けられてい る。設定ボタン群83には、メニューボタン83A よびシフトボタン83Dが含まれている。

  <2.機能ブロック>
 つぎに、撮像装置1の機能の概要について説 明する。

 撮像装置1は、撮像素子(CCD等)を備えてお 、光電変換作用により撮影光学系からの被 体の光像(被写体像)を電気的信号に変換し 、本撮影画像に係る画像信号(記録用の画像 号)を生成する。

 本撮影画像に係る画像データは、適宜の 像処理(圧縮処理等を含む)が施された後、 モリカード90に記憶される。

 また、メモリカード90内に格納されてい 画像データは撮像装置1内に読み出され、当 画像データに基づく画像が背面モニタ12に 示される。すなわち、撮像装置1の背面モニ 12においては、撮影済みの画像等を再生す 再生表示が実現される。

 以下では、撮像装置1の再生機能を中心に 説明する。

 図3の機能ブロック図に示すように、撮像 装置1は、読出部21、表示制御部22、背面モニ 12(表示部)、変更制御部30、および画像メモ 56等を備える。

 読出部21は、メモリカード90内の画像デー タを撮像装置1の画像メモリ56上へと読み出す 処理を制御する。

 表示制御部22は、画像メモリ56に格納され た画像データに基づく画像を背面モニタ12に 示する表示動作を制御する。この表示制御 22は、背面モニタ12における表示内容を制御 して、互いに異なる複数の画像を複数の副表 示領域SR(SR1~SR3)(図5参照)に表示するとともに 複数の副表示領域SR1~SR3のうちの一の副表示 領域SR2に表示される画像P2を主表示領域MRに 表示する。また、表示制御部22は、所定の変 更が施された状態の画像P2を一の副表示領域S R2と主表示領域MRとの双方に表示するように 背面モニタ12に表示内容を制御する。さらに 、表示制御部22は、主表示領域MRに表示すべ 画像と副表示領域SRに表示すべき複数の画像 との双方に関するリサイズ動作等をも制御す る。

 変更制御部30は、各画像に関する様々な 更処理を施す処理部である。変更制御部30は 、回転処理部31と変倍処理部32とマーク付与 33と画像処理部34とを有している。回転処理 31は、画像の回転処理を実行する処理部で り、変倍処理部32は、画像の変倍処理(拡大 理および縮小処理)を実行する処理部である また、マーク付与部33は、画像に対して所 のマーク(例えば、削除対象画像であること 示す削除マーク等)を付与する処理部であり 、画像処理部(画質調整処理部)34は、画像に して色、コントラスト、および明るさ等に する変更処理(画質調整処理)を施す処理部で ある。

 画像メモリ56は、画像データを一時的に 憶するための、高速アクセス可能な画像メ リであり、複数フレーム分の画像データを 憶可能な容量を有する。

  <3.再生動作>
   <3-1.概要および回転処理>
 つぎに、図5を参照しながら、撮像装置1に ける再生動作について説明する。図5は、背 モニタ12における再生画面(画像再生画面)G1 一例を示す図である。この再生画面G1は、 ード設定ダイヤル82の操作により撮像装置1 モードが「再生モード」に切り替えられる と等に応じて、背面モニタ12に表示される。

 図5に示すように、背面モニタ12の再生画 G1には、比較的大きな単一の主表示領域MRと 比較的小さな複数(ここでは3つ)の副表示領域 SR(SR1~SR3)とが設けられている。主表示領域MR 背面モニタ12内の上側に配置されており、副 表示領域SR(SR1~SR3)は、背面モニタ12内の下側 水平方向に並べて配置されている。また、 副表示領域SR1~SR3は、主表示領域MRよりも小 な領域であり、例えば主表示領域MRの約数分 の1~約十数分の1(例えば約1/4)の大きさ(面積) 有している。

 各表示領域MR,SRには、メモリカード90から 読み出された複数の画像が表示される。具体 的には、3つの副表示領域SR1~SR3には、所定の 準による順序(例えば撮影番号順)で並べら ている複数の画像のうち、連続する3つの画 が表示される。また、3つの副表示領域SR1~SR 3のうちの一の副表示領域(詳細には中央の副 示領域SR2)に表示されている画像P2は、主表 領域MRにも表示される。

 詳細には、まず、読出部21(図3)によって n画像P(n)がメモリカード90から画像メモリ56 と読み出される。その後、表示制御部22によ って第n画像P(n)に関するリサイズ処理が施さ 、主表示領域MRの大きさに応じた画素数を する画像データPMと、副表示領域SR(SR2)の大 さに応じた画素数を有する画像データPS(PS2) が生成される。

 また、読出部21によって第(n-1)画像P(n-1)が メモリカード90から画像メモリ56へと読み出 れる。そして、表示制御部22によって、第(n- 1)画像P(n-1)に関するリサイズ処理が施され、 表示領域SR(SR1)の大きさに応じた画素数を有 する画像データPS(PS1)が生成される。

 さらに、読出部21によって第(n+1)画像P(n+1) がメモリカード90から画像メモリ56へと読み される。そして、表示制御部22によって、第 (n+1)画像P(n+1)に関するリサイズ処理が施され 副表示領域SR(SR3)の大きさに応じた画素数を 有する画像データPS(PS3)が生成される。

 そして、表示制御部22によって、これら 画像データPM、PS1~PS3による背面モニタ12での 表示動作が実行される。具体的には、背面モ ニタ12の副表示領域SR1~SR3においては、画像デ ータPS1~PS3によって比較的小さな画像(サブ画 (副画像)とも称する)が表示され、背面モニ 12の主表示領域MRにおいては、画像データPM よって比較的大きな画像(メイン画像(主画 )とも称する)が表示される。

 その後、このような状態においてメニュ ボタン83Aが押下されると、表示制御部22に って、図6のようなメニュー画面GMが画面G1( 5)に代えて背面モニタ12に表示される。この ニュー画面GMには、「回転」、「拡大・縮 」(変倍)、「削除」、「プロテクト」、「DPO F」、「シークレット」、「明るさ変更」等 含む複数のメニュー項目が列挙されている これらの複数のメニュー項目の中から、撮 装置1の操作者によって所望のメニュー項目 選択されると、当該選択項目に応じた所望 変更動作が実行される。

 以下では、まず、メニュー項目「回転」 選択された場合を例示する。

 メニュー項目「回転」が選択されると、 び図5の画面G1に戻る。ただし、復帰後の画 G1においては、画像の回転処理が可能にな 。

 具体的には、まず、複数の副表示領域SR1~ SR3等に関するスクロール動作が、方向選択キ ー84の左ボタン84Lと右ボタン84Rとを用いて実 され、「回転」処理の対象画像が選択され 。

 例えば、左ボタン84Lが押下されると、そ まで左端側の副表示領域SR1に表示されてい 画像P(n-1)が、中央の副表示領域SR2に表示さ るとともに主表示領域MRにも表示される。 た、それまで中央の副表示領域SR2に表示さ ていた画像P(n)は、右端側の副表示領域SR3に 示される。また、左端側の副表示領域SR1に 、画像P(n-1)よりも仮想的に左側に存在する の画像P(n-2)が表示される。なお、その後、 らに左ボタン84Lが押下されると、同様の動 が実行され、さらに左側の画像が中央へと クロールする動作が実現される。

 あるいは、逆に、右ボタン84Rが押下され と、それまで右端側の副表示領域SR3に表示 れていた画像P(n+1)が、中央の副表示領域SR2 表示されるとともに主表示領域MRにも表示 れる。また、それまで中央の副表示領域SR2 表示されていた画像P(n)は、左端側の副表示 域SR1に表示される。また、右端側の副表示 域SR3には、画像P(n+1)よりも仮想的に右側に 在する別の画像P(n+2)が表示される。

 このようなスクロール操作によって、メ リカード90内の複数の画像のうち3つの画像 3つの副表示領域SR1~SR3に表示される。また 上述のように、各時点において中央の副表 領域SR2に表示されている画像は、上方の主 示領域MRにも表示される。したがって、主表 示領域MRに表示される比較的大きなメイン画 によって、処理対象の画像を確認すること できる。

 そして、回転処理の対象画像が副表示領 SR2と主表示領域MRとの双方に表示されてい 状態において、操作者によって中央ボタン84 Cが1回押下されるごとに、対象画像が反時計 りに90度ずつ回転する。例えば、中央ボタ 84Cが1回押下されると、対象画像が90度回転 る。これによれば、図5においては横向きに 示されていた縦画像が、図7に示すように縦 向き(正しい向き)で表示される。なお、中央 タン84Cが2回押下されると、対象画像が180度 回転し、中央ボタン84Cが3回押下されると、 象画像が270度回転する。

 詳細には、中央ボタン84Cが1回押下される と、対象画像の主表示領域MRへの表示用の画 データPMに対して、90度の回転処理(「向き の変更処理とも表現される)が施される。ま 、同じ対象画像に関する副表示領域SR2への 示用の画像データPS2に対しても、同じ回転 度(90度)の回転処理が施される。そして、回 転処理後の画像データPMを用いて対象画像が 表示領域MRにおいて表示されるとともに、 転処理後の画像データPS2を用いて対象画像 副表示領域SR2において表示される。また、 該対象画像に関しては90度の回転処理が施さ れている旨も撮像装置1の記憶部(例えば画像 モリ56等)に記憶される。

 なお、ここでは、対象画像の2つの画像デ ータ(すなわち主表示領域MRにおける表示用の 画像データPM、および副表示領域SR2における 示用の画像データPS2)に対してそれぞれ、所 定の変更処理が施される場合を例示している が、これに限定されない。例えば、対象画像 の一方の画像データPMに所定の変更処理を施 て新たな画像データPMを生成するとともに 当該新たな画像データPMに対するリサイズ処 理を施すことによって、副表示領域SR2におけ る表示用の新たな画像データPS2を生成するよ うにしてもよい。あるいは、対象画像の元の 画像データに対して所定の変更処理を施した 後に、当該変更処理後の画像データに対して それぞれ異なるリサイズ処理を施して、2種 の新たな画像データPM,PS2を生成するように てもよい。また、ここでは、画像に関する 更内容(回転角度等)を撮像装置1の記憶部に 憶しておく場合を例示したが、これに限定 れない。例えば、メモリカード90内に格納さ れている画像データにおいて、当該画像デー タに対する付加情報として当該変更内容を記 憶しておくようにしてもよい。さらに、ここ では、メモリカード90に記憶される画像デー をそのまま維持する一方で、メモリカード9 0から撮像装置1に読み込んだ画像データに対 て変更を加える場合を例示したが、これに 定されない。例えば、メモリカード90内の 像データ自体に対して種々の変更(回転等)を 加えるようにしてもよい。

 その後、変更後の画像データを用いて再 画面G1が更新される。具体的には、図7に示 ように、回転に関する変更(回転処理)が施 れた状態の画像P2(すなわち回転後の画像P2) 、主表示領域MRと中央の副表示領域SR2との双 方において表示される。なお、各領域MR、SR2 おいて、画像P2の回転後に縦横比の不整合 より生じる余白部分は、黒色領域BKとして表 示される。

 以上の表示動作においては、複数の副表 領域SR(SR1~SR3)に複数の画像が表示されると もに、複数の副表示領域SR1~SR3のうちの中央 副表示領域SR2に表示された画像P2は主表示 域MRにも表示される。したがって、複数の副 表示領域SR1~SR3を用いて、或る画像P2を他の画 像と比較しながら視認するとともに、比較的 大きな主表示領域MRを用いて、或る画像P2を 実に視認することができる。

 特に、所定の変更(ここでは回転処理)が された状態の画像P2が主表示領域MRに比較的 きく表示されるので、変更内容の確認(換言 すれば、回転された画像の確認)が容易であ 。また、変更が施された状態の画像P2が複数 の副表示領域SRのうちの中央の副表示領域SR2 も表示されるので、画像P2に対する所定の 更を他の画像と比較しつつ確認することが きる。詳細には、複数の画像のうち画像P2に 対して当該所定の変更が施されたことを他の 画像と比較しつつ確認することができる。

 また、その後、複数の副表示領域SRに関 るスクロール操作を伴って、他の画像に対 ても同様の回転操作を実行することが可能 ある。また、この際、スクロール操作前に 転処理が施されている画像(例えば画像P2)は 当該スクロール操作に応じて、複数の副表 領域SRのうち、中央の副表示領域SR2とは異 る他の副表示領域SR1(又はSR3)において、回転 処理後の状態で表示される。例えば、図7で 中央の副表示領域SR2に表示されていた画像P( n)が、図8に示すように、スクロール操作によ って右端の副表示領域SR3に移動して表示され る場合においても、画像P(n)は回転後の状態 右端の副表示領域SR3に表示される。このよ に、スクロール操作中においては、複数の 表示領域SRのそれぞれにおいて各画像に関す る回転結果を反映させた状態で当該各画像を 確認することができる。

 なお、回転処理の指示操作を終了する場 には、もう一度、メニューボタン83Aを押下 、当該メニュー画面内の項目「通常表示」( 不図示)を選択すればよい。このような操作 よれば、回転処理の指示操作を実行できな 状態に戻った上で、背面モニタ12には再生画 面G1が再び表示される。

   <3-2.変倍処理>
 次に、メニュー画面GM(図6)においてメニュ 項目「拡大・縮小」が選択された場
合を例示する。

 メニュー項目「拡大・縮小」が選択され と、背面モニタ12にはメニュー画面GMに代え て再び画面G1(図5参照)が表示される。ただし 再表示後の画面G1においては、画像の変倍 理(拡大/縮小処理)が可能になる。

 具体的には、まず、複数の副表示領域SR1~ SR3等に関するスクロール動作が、方向選択キ ー84の左ボタン84Lと右ボタン84Rとを用いて実 され、「変倍」処理の対象画像が選択され 。

 図9は、スクロール動作後の再生画面G1を す図である。

 そして、変倍処理の対象画像P(i)が主表示 領域MRと副表示領域SR2との双方に表示されて る状態において、当該対象画像に対する変 指示操作が受け付けられる。具体的には、 ボタン84Uが押下されると拡大指示がなされ ものとみなされ、下ボタン84Dが押下される 縮小指示がなされたものとみなされる。

 また、この変倍操作(特に拡大操作)にお ては、拡大位置の設定操作も受け付けられ 。具体的には、シフトボタン83Dを1回押下す と、拡大位置の設定変更が可能になる。そ て、上ボタン84Uと下ボタン84Dと左ボタン84L 右ボタン84Rとを用いて拡大枠EFが主表示領 MR内において移動され、拡大位置が設定され る。拡大枠EFは、図9に示すように、拡大後の 表示対象領域を示すものである。また、シフ トボタン83Dを再度押下すると、拡大位置の設 定モードは終了し、再び、上ボタン84Uによる 拡大指示および下ボタン84Dによる縮小指示等 が受け付けられる。

 例えば、上ボタン84Uが押下されると、所 の拡大率(例えば、200%)に応じて画像が拡大 れる。ここでは、上ボタン84Uが1回押下され 元の画像を2倍に拡大する指示が付与された のとする。

 このような拡大指示が付与されると、対 画像P(i)の画像データを再度メモリカード90 ら読み出し、対象画像P(i)の拡大枠EF内の領 を切り出し、さらに所定の拡大率に応じて 引き度合いを低減してリサイズすることに って、主表示領域MRへの拡大表示用の新た 画像データPMが生成される。また、この拡大 表示用の新たな画像データPMに基づいて、対 画像に関する副表示領域SR2への拡大表示用 新たな画像データPS2も生成される。また、 該対象画像に関して2倍の拡大処理が施され ている旨および拡大中心位置も、撮像装置1 記憶部(メモリ等)において記憶される。

 そして、変更後の画像データPM、PS2等を いて再生画面G1が更新される。具体的には、 図10に示すように、拡大処理後の新たな画像 ータPMを用いて対象画像P(i)が主表示領域MR おいて表示されるとともに、新たな画像デ タPS2を用いて対象画像P(i)が副表示領域SR2に いて表示される。換言すれば、変倍に関す 変更(ここでは拡大処理)が施された状態の 像P2(すなわち拡大後の画像PE)が、主表示領 MRと中央の副表示領域SR2との双方において表 示される。

 以上のような表示動作においては、複数 副表示領域SR(SR1~SR3)に複数の画像が表示さ るとともに、複数の副表示領域SR1~SR3のうち 中央の副表示領域SR2に表示された画像P2は 表示領域MRにも表示される。したがって、複 数の副表示領域SR1~SR3を用いて、或る画像P2を 他の画像と比較しながら視認するとともに、 比較的大きな主表示領域MRを用いて、或る画 P2を確実に視認することができる。

 特に、所定の変更(ここでは変倍処理)が された状態の画像P2が主表示領域MRに比較的 きく表示されるので、変更内容の確認(換言 すれば、変倍された画像の確認)が容易であ 。また、変更後の画像P2が複数の副表示領域 SRのうちの中央の副表示領域SR2にも表示され ので、複数の画像のうち画像P2に対して当 所定の変更が施されたことを他の画像と比 しつつ確認することができる。さらに、画 P2に対する当該所定の変更内容を他の画像と 比較しつつ確認することも可能である。

 また、その後、スクロール操作を伴って 他の画像に関して同様の変倍操作を実行す ことも可能である。

 例えば、図10の画面G1が背面モニタ12に表 されている状態において左ボタン84Lが押下 れると、画面G1は図11の状態に更新される。 具体的には、それまで左端側の副表示領域SR1 に表示されていた画像P(i-1)が、中央の副表示 領域SR2に表示されるとともに主表示領域MRに 表示される。また、それまで中央の副表示 域SR2に表示されていた画像P(i)は、右端側の 副表示領域SR3に表示される。また、左端側の 副表示領域SR1には、画像P(i-1)よりも仮想的に 左側に存在する別の画像P(i-2)が表示される。

 この際、以前の操作で変倍処理が施され 副表示領域SR2の画像は、他の副表示領域SR1, SR3に移動しても変倍後の状態で表示される。 例えば、図10において中央の副表示領域SR2に 示されていた画像P(i)が、スクロール操作に よって右端の副表示領域SR3に移動して表示さ れる場合を想定する。この場合には、図11に すように、画像P(i)は、変倍後の状態(詳細 は2倍に拡大されたままの状態)で右端の副表 示領域SR3において表示される。

 このように、スクロール操作中において 、複数の副表示領域SRのそれぞれにおいて 画像に関する変倍結果を反映させた状態で 該各画像を確認することができる。

 さらに、その後、スクロール操作中に主 示領域MRおよび中央の副表示領域SR2に表示 れている任意の画像、例えば、画像P(i-1)を 象にして、変倍処理を実行することが可能 ある。なお、この際、当該画像P(i-1)に対し は、独自の変倍率(例えば画像P(i)に対する変 倍率とは異なる変倍率)による変倍処理(例え 4倍の拡大処理)を施すことが可能である。 12においては、4倍の拡大処理が施された画 P(i-1)が、主表示領域MRと中央の副表示領域SR2 との双方にそれぞれ表示されている状態が示 されている。一方、画像P(i)は、副表示領域SR 3において2倍に拡大されたままの状態で表示 れている。

 以上のように、各副表示領域SR1~SR3におい ては変更処理(ここでは変倍処理)が施された 態の画像が表示されるので、他の画像との 較を行い易い。特に、各副表示領域SR1~SR3に おいては、個別に設定された変倍率による拡 大画像がそれぞれ表示されるので、各画像を 各副表示領域において所望の状態で視認する ことができる。

 なお、上記では拡大処理を中心に説明し が、縮小処理についても同様である。

 また、この実施形態においては、各副表 領域SR(SR1~SR3)において、各画像に個別に設 された変倍状態で各画像を表示する場合(図1 0参照)を例示したが、これに限定されない。 とえば、主表示領域MRに対する変倍操作(詳 には上ボタン84Uの押下操作)に応じて、図13 示すように、全ての副表示領域SR(SR1~SR3)に いて、主表示領域MRと同一の変倍状態を適用 した変倍画像が表示されるようにしてもよい 。図13の画面G1は、副表示領域SR2において画 P(i)を2倍に拡大した画像が表示される点で図 10の画面G1と共通している。その一方で、他 副表示領域SR1,SR3においても、同じ倍率(すな わち2倍)による拡大画像が表示される点で図1 0と相違する。具体的には、副表示領域SR1に いて画像P(i-1)に関する2倍拡大画像が表示さ るとともに、副表示領域SR3において画像P(i+ 1)に関する2倍拡大画像が表示される点で、図 10と相違する。

   <3-3.削除処理>
 次に、メニュー画面GM(図6)においてメニュ 項目「削除」が選択された場合を例示する

 メニュー項目「削除」が選択されると、 面モニタ12にはメニュー画面GMに代えて再び 画面G1(図5参照)が表示される。ただし、再表 後の画面G1においては、画像の削除処理、 細には、操作者が選択(指定)した画像のみを 削除する「選択的削除処理」が可能になる。

 具体的には、まず、複数の副表示領域SR1~ SR3等に関するスクロール動作が、方向選択キ ー84の左ボタン84Lと右ボタン84Rとを用いて実 され、「削除」処理の対象画像が選択され 。

 図14は、スクロール動作後の再生画面G1を 示す図である。

 そして、削除処理の対象画像P(j)が主表示 領域MRと副表示領域SR2との双方に表示されて る状態において、中央ボタン84Cが押下され と、当該対象画像P(j)に対する暫定的な削除 指示が受け付けられる。なお、中央ボタン84C が再度押下されると、当該対象画像P(j)に対 る暫定的な削除指示が解除される。

 中央ボタン84Cの押下により削除指示が付 されると、図15に示すように、対象画像P(j) 主表示領域MRへの表示用の画像データPMに対 して画像処理(削除マークの付与処理)が施さ る。この削除マークの付与処理は、その画 を削除すべき旨を示すマーク(削除マークと も称する)MK1を対象画像P(j)に対して重畳的に 画する画像処理である。また、同じ対象画 P(j)に関する副表示領域SR2への表示用の画像 データPS2に対しても、同様の削除マークMK1の 付与処理が施される。そして、削除マークMK1 が付与された対象画像P(j)が新たな画像デー PMを用いて主表示領域MRにおいて表示される ともに、削除マークMK1が付与された対象画 P(j)が新たな画像データPS2を用いて副表示領 域SR2において表示される。また、当該対象画 像P(j)に関しては、削除すべき旨の指示(削除 示)が付与されていることが撮像装置1の記 部(メモリ等)に記憶される。

 以上のような表示動作においては、複数 副表示領域SR(SR1~SR3)に複数の画像が表示さ るとともに、複数の副表示領域SR1~SR3のうち 中央の副表示領域SR2に表示された画像P2(画 P(j))は主表示領域MRにも表示される。したが って、複数の副表示領域SR1~SR3を用いて、或 画像P2を他の画像と比較しながら視認すると ともに、比較的大きな主表示領域MRを用いて 或る画像P2を確実に視認することができる

 特に、所定の変更(ここでは削除マークMK1 の付与処理)が施された状態の画像P2(画像P(j)) が主表示領域MRに比較的大きく表示されるの 、変更内容の確認(換言すれば、削除マーク MK1の有無の確認)が容易である。また、変更 の画像P2(画像P(j))が複数の副表示領域SR1~SR3 うちの中央の副表示領域SR2にも表示される で、画像P2に対する当該所定の変更を他の画 像と比較しつつ確認することができる。詳細 には、複数の画像のうち或る画像P2に対して 除指示が付与されていることを、各副表示 域SR1~SR3に表示される他の画像とも比較(対 )しながら、認識することができる。

 また、その後、スクロール操作を伴って 他の画像に関する同様の削除指示の付与操 を実行することも可能である。

 例えば、図15の画面G1が背面モニタ12に表 されている状態において右ボタン84Rが押下 れると、画面G1は図16の状態に更新される。 具体的には、それまで右端側の副表示領域SR3 に表示されていた画像P(j+1)が、中央の副表示 領域SR2に表示されるとともに主表示領域MRに 表示される。また、それまで中央の副表示 域SR2に表示されていた画像P(j)は、左端側の 副表示領域SR1に表示される。また、右端側の 副表示領域SR3には、画像P(j+1)よりも仮想的に 右側に存在する別の画像P(j+2)が表示される。

 この際、以前の操作で削除マークMK1が付 された画像P(j)は、副表示領域SR2から他の副 表示領域SR1,SR3に移動しても、削除マークMK1 付与された状態で表示される。例えば、図15 において中央の副表示領域SR2に表示されてい た画像P(j)が、スクロール操作によって左端 副表示領域SR1に移動して表示される場合を 定する。この場合には、図16に示すように、 画像P(j)は、削除マークMK1が付与された状態 左端の副表示領域SR1において表示される。

 このように、スクロール操作前の中央の 表示領域SR2において削除マークMK1が付与さ た状態で表示されていた画像(例えば画像P2) は、当該スクロール操作に応じて、複数の副 表示領域SRのうち、中央の副表示領域SR2とは なる他の副表示領域SR1(又はSR3)において、 除マークMK1が付与されたままの状態で表示 れる。これによれば、操作者は、スクロー 操作中、複数の副表示領域SRのそれぞれにお いて、各画像に関する削除指示の有無(削除 ークの付与結果)を反映させた状態で当該各 像を確認することができる。したがって、 の画像との比較(対照)を行い易い。

 さらに、その後、スクロール操作中に主 示領域MRおよび中央の副表示領域SR2に表示 れている任意の画像、例えば、画像P(j+1)を 象にして、削除マークの付与処理を実行す ことが可能である。具体的には、図16の画面 G1が背面モニタ12に表示されている状態で中 ボタン84Cが押下されると、当該画面G1は図17 示す状態に更新される。

 図17においては、削除マークの付与処理 施された画像P(j+1)が、主表示領域MRと中央の 副表示領域SR2との双方にそれぞれ表示されて いる状態が示されている。また、上述したよ うに、画像P(j)は、副表示領域SR1において削 マークMK1が付されたままの状態で表示され いる。

 また、同様の動作を繰り返すことによっ 、さらに多くの画像に対する削除指示が付 され得る。

 そして、操作者は、削除すべき画像に対 る削除指示の付与処理が全て終了すると、 う一度メニューボタン83Aを押下する。撮像 置1は、この押下操作に応答して、今度は確 認画面GC(図18参照)を背面モニタ12に表示する そして、画面GC内の「YES」ボタンが押下さ ると、これまでの削除指示内容が確定され 実際の削除動作が実行される。具体的には 削除マークが付与されていた(削除対象とし 選択されていた)1つ又は複数の当該対象画 がメモリカード90から削除される。

   <3-4.プロテクト処理>
 次に、メニュー画面GM(図6)においてメニュ 項目「プロテクト」が選択された場合を例 する。

 メニュー項目「プロテクト」が選択され と、背面モニタ12にはメニュー画面GMに代え て再び画面G1(図5参照)が表示される。ただし 再表示後の画面G1においては、画像のプロ クト処理、詳細には、操作者が選択(指定)し た画像を保護する(プロテクト)する「選択的 ロテクト処理」が可能になる。

 対象画像の選択動作および対象画像のプ テクト指示の受付動作等は、上述の「選択 削除処理」と同様に実行される。例えば、 央ボタン84Cの押下に応じて、対象画像に対 るプロテクト指示が付与される。また、副 示領域SRに関するスクロール操作を伴って 対象画像の選択操作が実行される。さらに プロテクト指示が1つ又は複数の画像に対し 付与された後に、メニューボタン83Aが押下 れると、図18と同様の確認画面GCが背面モニ タ12に表示される。そして、確認画面GCを用 た確定指示に応じて、選択された画像(被選 画像)に対するプロテクト処理(具体的には メモリカード90において被選択画像のファイ ルを書込禁止属性へと変更する処理)が実行 れる。この結果、非選択画像に対する削除 よび修正等が制限される。

 ただし、この選択的プロテクト処理にお ては、図19に示すように、削除マークMK1の わりにプロテクトマークMK2が付与される。 のプロテクトマークMK2は、その画像をプロ クトすべき旨を示すマークである。

 このような表示動作においても、上述の 選択的削除処理」と同様の効果を得ること できる。

 特に、所定の変更(ここではプロテクトマ ークMK2の付与処理)が施された状態の画像P2が 主表示領域MRに比較的大きく表示されるので 変更内容の確認(換言すれば、プロテクトマ ークMK2の有無の確認)が容易である。また、 更後の画像P2が中央の副表示領域SR2にも表示 されるので、画像P2に対する当該所定の変更 他の画像と比較しつつ確認することができ 。詳細には、複数の画像のうち或る画像P2 対してプロテクト指示が付与されているこ を、各副表示領域SR1~SR3に表示される他の画 と比較(対照)しながら、認識することがで る。

   <3-5.プリント指定処理>
 次に、メニュー画面GM(図6)においてメニュ 項目「DPOF」(Digital Print Order Format)が選択さ れた場合を例示する。

 メニュー項目「DPOF」が選択されると、背 面モニタ12にはメニュー画面GMに代えて再び 面G1(図5参照)が表示される。ただし、再表示 後の画面G1においては、DPOFを利用したプリン ト指定処理(印刷指定処理)、詳細には、被選 画像を印刷出力することなどを指定する「 択的印刷指定処理」が可能になる。

 この印刷指定処理においては、上ボタン8 4Uと下ボタン84Dとの押下に応じて印刷枚数を 減する設定操作が可能である。また、この 刷指定処理においては、図20に示すように 削除マークMK1の代わりに印刷指定マークMK3 、対象画像P2に対して付与される。この印刷 指定マークMK3は、その画像を印刷すべき旨を 示すマークである。また、印刷指定マークMK3 は、その画像の印刷指定枚数をも併せて示し ている。詳細には、当該マークMK3に含まれる 数字が、その画像の印刷指定枚数を示してい る。

 また、その他の動作は、上述の「選択的 除処理」と同様に実行される。

 例えば、副表示領域SRに関するスクロー 操作を伴って、対象画像の選択操作が実行 れる。また、印刷指定が1つ又は複数の画像 対して付与された後に、メニューボタン83A 押下されると、図18と同様の確認画面GCが背 面モニタ12に表示される。そして、確認画面G Cを利用して確定指示が付与されると、撮像 置1は、選択された画像に対する印刷指定処 (DPOFを利用して被選択画像に対する印刷枚 等を指定する処理)を実行する。

 このような表示動作においても、上述の 選択的削除処理」と同様の効果を得ること できる。

 特に、所定の変更(ここでは印刷指定マー クMK3の付与処理)が施された状態の画像P2が主 表示領域MRに比較的大きく表示されるので、 更内容の確認(換言すれば、印刷指定マーク MK3の有無の確認および印刷指定枚数の確認) 容易である。また、変更後の画像P2が中央の 副表示領域SR2にも表示されるので、画像P2に する当該所定の変更を他の画像と比較しつ 確認することができる。詳細には、複数の 像のうち或る画像P2に対して印刷指定が付 されていることと、当該画像P2に対する印刷 指定枚数とを、各副表示領域SR1~SR3に表示さ る他の画像と比較(対照)しながら、認識する ことができる。

   <3-6.シークレット処理>
 次に、メニュー画面GM(図6)においてメニュ 項目「シークレット」が選択された場合を 示する。

 メニュー項目「シークレット」が選択さ ると、背面モニタ12にはメニュー画面GMに代 えて再び画面G1(図5参照)が表示される。ただ 、再表示後の画面G1においては、選択画像 秘匿化して非表示状態にする処理(「シーク ット処理」)、詳細には、操作者が選択(指 )した画像を秘匿化して非表示状態にする「 択的シークレット処理」が可能になる。

 対象画像の選択動作および対象画像の秘 化指示の受付動作等は、上述の「選択的削 処理」と同様に実行される。例えば、中央 タン84Cの押下に応じて、対象画像に対する 匿化指示が付与される。また、副表示領域S Rに関するスクロール操作を伴って、対象画 の選択操作が実行される。さらに秘匿化指 が1つ又は複数の画像に対して付与された後 、メニューボタン83Aが押下されると、図18 同様の確認画面GCが背面モニタ12に表示され 。その後、確認画面GCを利用して確定指示 付与されると、撮像装置1は、当該確定指示 応答して、被選択画像に対する秘匿化処理 実行する。以後、当該被選択画像は、背面 ニタ12上の再生画面G1に表示されなくなる。 なお、別途の秘匿化解除処理が受け付けられ ることにより、当該非表示状態は解除され得 る。

 ただし、この選択的秘匿化処理において 、図21に示すように、削除マークMK1の代わ に秘匿化マークMK4が付与される。この秘匿 マークMK4は、その画像を秘匿化すべき旨を すマークである。

 このような表示動作においても、上述の 選択的削除処理」と同様の効果を得ること できる。

 特に、所定の変更(ここでは秘匿化マーク MK4の付与処理)が施された状態の画像P2が主表 示領域MRに比較的大きく表示されるので、変 内容の確認(換言すれば、秘匿化マークMK4の 有無の確認)が容易である。また、変更後の 像P2が中央の副表示領域SR2にも表示されるの で、画像P2に対する当該所定の変更を他の画 と比較しつつ確認することができる。詳細 は、複数の画像のうち或る画像P2に対して 匿化指示が付与されていることを、各副表 領域SR1~SR3に表示される他の画像と比較(対照 )しながら、認識することができる。

   <3-7.画質調整処理(明るさ変更)>
 次に、メニュー画面GM(図6)においてメニュ 項目「明るさ変更」が選択された場合を例 する。

 メニュー項目「明るさ変更」が選択され と、背面モニタ12にはメニュー画面GMに代え て再び画面G1(図5参照)が表示される。ただし 再表示後の画面G1においては、選択画像の るさを変更する処理(輝度変更処理とも称さ る)の実行が可能になる。

 この「明るさ変更処理」においては、上 タン84Uと下ボタン84Dとの押下に応じて、明 さを増減する変更操作が可能である。また 「明るさ変更処理」においては、図22に示 ように、対象画像P(k)に関する主表示領域MR の表示用の画像データPMに対して明るさを増 減する画質調整処理(明るさ変更処理)が施さ る。また、同じ対象画像P(k)に関する副表示 領域SR2への表示用の画像データPS2に対しても 、同程度の明るさ変更処理が施される。そし て、明るさ変更後の新たな画像データPMを用 て対象画像P(k)が主表示領域MRにおいて表示 れるとともに、明るさ変更後の新たな画像 ータPS2を用いて対象画像P(k)が副表示領域SR2 において表示される。また、当該対象画像P(k )に関しては、明るさ変更の指示(削除指示)が 付与されていることが、当該明るさ変更の程 度とともに、撮像装置1の記憶部(メモリ等)に 記憶される。

 また、その他の動作は、上述の「選択的 除処理」と同様に実行される。例えば、副 示領域SRに関するスクロール操作を伴って 対象画像の選択操作が実行される。

 このような表示動作においても、上述の 選択的削除処理」と同様の効果を得ること できる。

 特に、所定の変更(ここでは明るさ変更処 理)が施された状態の画像P2が主表示領域MRに 較的大きく表示されるので、変更内容の確 (換言すれば、明るさ変更後の画像の確認) 容易である。また、変更後の画像P2が中央の 副表示領域SR2にも表示されるので、画像P2に する当該所定の変更を他の画像と比較しつ 確認することができる。詳細には、複数の 像のうち或る画像P2に対して明るさ変更処 が施されていることを、各副表示領域SR1~SR3 表示される他の画像と比較(対照)しつつ、 識することができる。また、明るさ変更後 画像P2を、各副表示領域SR1~SR3に表示される の画像と比較(対照)しながら、視認すること も可能である。

 なお、ここでは、各副表示領域SR(SR1~SR3) おいて、各画像に個別に設定された明るさ 各画像を表示する場合(図22参照)を例示した 、これに限定されない。たとえば、主表示 域MRに対する明るさ変更操作(上ボタン84Uお び/または下ボタン84Dの押下操作)に応じて 図23に示すように、全ての副表示領域SR(SR1~SR 3)において、主表示領域MRにおける明るさ変 と同等の明るさ変更を施した輝度変更画像 表示されるようにしてもよい。図23の画面G1 、副表示領域SR2において、その明るさが主 示領域MRと同程度に変更された画像P(k)が表 される点で図22の画面G1と共通している。そ の一方で、他の副表示領域SR1,SR3における表 画像に対しても、同程度の明るさ変更が施 れる点で図22と相違する。具体的には、副表 示領域SR1においては、画像P(k)に対する明る 変更と同程度の明るさ変更が施された画像P( k-1)が表示される。同様に、副表示領域SR3に いては、画像P(k)に対する明るさ変更と同程 の明るさ変更が施された画像P(k+1)が表示さ る。

 このように、全ての副表示領域SR1~SR3にお いては、主表示領域MRでの表示画像P(k)に対す る明るさ変更と同程度の明るさ変更が施され た画像が表示される。したがって、副表示領 域SR(特に、副表示領域SR1,SR3)に表示された画 を見ることによって、主表示領域MRの表示 像P(k)に対する明るさ変更と同程度の明るさ 更を他の画像P(k-1),P(k+1)に施した場合に当該 他の画像P(k-1),P(k+1)がどのように変更される を、簡易に確認することができる。すなわ 、変更後の画像P(k-1),P(k+1)を画像P(k)と比較対 象しつつ簡易に確認することができる。換言 すれば、複数の副表示領域SR1~SR3において、 等の明るさ変更が施された複数の画像P(k-1),P (k),P(k+1)を同時に閲覧することができる。

   <4.その他>
 以上、この発明の実施の形態について説明 たが、この発明は上記説明した内容のもの 限定されるものではない。

 たとえば、上記実施形態においては、画 調整処理のうち「明るさ変更処理」につい 例示したが、これに限定されず、その他の 質調整処理(例えば、「コントラスト変更処 理」、「色相変更処理」、「彩度変更処理」 等)についても、上記の思想を適用すること 可能である。

 これによれば、図22に示すように、所定 変更(「コントラスト変更処理」等)が施され た状態の画像P2が主表示領域MRに比較的大き 表示されるので、変更内容の確認(コントラ ト変更後の画像の確認等)が容易である。ま た、変更後の画像P2が中央の副表示領域SR2に 表示されるので、画像P2に対する当該所定 変更を他の画像と比較しつつ確認すること できる。詳細には、複数の画像のうち或る 像P2に対して画質調整処理が施されているこ とを、各副表示領域SR1~SR3に表示される他の 像とも比較(対照)しながら、認識することが できる。

 また、上記実施形態においては、表示制 部22は、背面モニタ12における表示内容を制 御して、複数の副表示領域SR1~SR3のうちの中 の副表示領域SR2に表示される画像P2を主表示 領域MRにも表示させている。しかしながら、 れに限定されず、例えば、複数の副表示領 SR1~SR3のうちの左側の副表示領域SR1に表示さ れる画像P1を主表示領域MRにも表示するよう してもよい。なお、この場合には、主表示 域MRと副表示領域SR1とが対応していることが 判り易いように、主表示領域MRを背面モニタ1 2の画面G1内において左寄りに配置することが 好ましい。

 また、上記実施形態においては、撮像装 1の表示部(背面モニタ12)において画像を表 する画像表示技術に本発明の思想を適用す 場合を例示したが、これに限定されない。

 例えば、撮像装置1によって取得された撮 影画像を、パーソナルコンピュータ等のコン ピュータの表示部に表示する場合に本発明の 思想を適用するようにしてもよい。具体的に は、パーソナルコンピュータのCPU等を用いて 上記の機能を実現するプログラムを実行し、 撮像装置1によって取得された撮影画像を上 の画面G1と同様の画面に表示するようにして もよい。

 また、表示対象の画像は撮影画像に限定 れず、様々な種類の画像を表示対象にする うにしてもよい。

 さらには、撮像機能を有しない画像再生 用装置等において、各種の画像を表示する に上記の思想を適用するようにしてもよい