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Title:
IMAGING DEVICE, PORTABLE TERMINAL, AND CAMERA CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/090862
Kind Code:
A1
Abstract:
An AF lock or the like can be automatically released to improve the operability without requiring any special operation. If the user operates an AF button in the state in which a subject (A) is focused on an AF region (31) in the center of the screen, an AF/AE action is executed to the subject (A) in the AF region (31) to bring the subject (A) into an AF/AE locked state in response to the operation input. If the user changes an object to be imaged from the subject (A) to a subject (B) and positions the subject (B) in the center of the screen, a change in the state of the subject is determined under a predetermined condition to automatically release the AF/AE lock from the AF/AE locked state. A positional change in a face region, the movement of a subject, a change in an exposure condition of a subject image, or the like is used as the predetermined condition.

Inventors:
ISHIHARA TAKASHI
Application Number:
PCT/JP2009/000077
Publication Date:
July 23, 2009
Filing Date:
January 09, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
ISHIHARA TAKASHI
International Classes:
H04N5/232; G02B7/28; G02B7/36; G03B7/08; G03B7/091; G03B13/36; H04N5/235; H04N101/00
Foreign References:
JPH08251466A1996-09-27
JP2004173151A2004-06-17
JP2005049854A2005-02-24
JP2007208886A2007-08-16
JP2006157819A2006-06-15
JP2005284156A2005-10-13
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (7-13 Nishi-Shimbashi 1-chome,Minato-k, Tokyo 03, JP)
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Claims:
 被写体に対して自動的に焦点を合わせるオートフォーカス制御部と、
 前記被写体の状態を検出する被写体状態検出部と、
 前記オートフォーカス制御部により焦点を固定した後に、前記被写体状態検出部の検出結果により被写体の状態の変化を検出した場合、前記固定状態を解除する機能制御部と、
を備える撮像装置。
 請求項1に記載の撮像装置であって、
 被写体に対して自動的に露出を調整する自動露出制御部を備え、
 前記機能制御部は、前記自動露出制御部により露出を固定した後に、前記被写体状態検出部の検出結果により被写体の状態の変化を検出した場合、前記固定状態を解除する撮像装置。
 請求項1に記載の撮像装置であって、
 被写体画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス制御部を備え、
 前記機能制御部は、前記ホワイトバランス制御部によりホワイトバランスを固定した後に、前記被写体状態検出部の検出結果により被写体の状態の変化を検出した場合、前記固定状態を解除する撮像装置。
 請求項1~3のいずれかに記載の撮像装置であって、
 前記被写体状態検出部は、被写体画像中の顔検出を行って顔領域の位置を取得するもので、
 前記機能制御部は、前記顔領域の位置が所定量以上変化した場合に、前記固定状態を解除する撮像装置。
 請求項1~3のいずれかに記載の撮像装置であって、
 前記被写体状態検出部は、被写体の動きを検出するもので、
 前記機能制御部は、前記被写体の動きを所定量以上検出した場合に、前記固定状態を解除する撮像装置。
 請求項1~3のいずれかに記載の撮像装置であって、
 前記被写体状態検出部は、被写体画像の露出条件を検出するもので、
 前記機能制御部は、前記被写体画像の露出条件が所定量以上変化した場合に、前記固定状態を解除する撮像装置。
 請求項1に記載の撮像装置であって、
 前記固定状態または前記固定状態の解除をユーザに通知する通知手段を備える撮像装置。
 請求項1~7のいずれかに記載の撮像装置を備える携帯端末。
 被写体に対して自動的に焦点を合わせるオートフォーカス制御ステップと、
 前記被写体の状態を検出する被写体状態検出ステップと、
 前記オートフォーカス制御により焦点を固定した後に、前記被写体状態の検出結果により被写体の状態の変化を検出した場合、前記固定状態を解除する機能制御ステップと、
を有するカメラ制御方法。
Description:
撮像装置、携帯端末及びカメラ 御方法

 本発明は、オートフォーカス(以下、AF)機 能や自動露出調整(以下、AE)機能、自動ホワ トバランス(以下、AWB)機能を持つ撮像装置、 携帯端末及びカメラ制御方法に関する。

 カメラ等の静止画を撮像する撮像装置に いてAF機能を動作させた場合、被写体に対 て最適なフォーカス調整が行われた後、AF完 了状態を保持するAFロック動作が行われる。 た、この種の撮像装置では、AF機能と合わ てAE機能も動作し、被写体画像の明るさが最 適な露出となるよう絞りやシャッタスピード の調整によって露光調整が行われた後、AE完 状態を保持するAEロック動作が行われる。 た、AWB機能も動作し被写体画像のホワイト ランス(以下、WB)が最適になるように動作しW B状態を保持するWBロック動作を行なう場合も ある。また、以降では、これらのAFロックとA Eロックを合わせて行うことをAF/AEロックと称 することにする。

 一般のフィルムカメラやデジタルスチル メラでは、ユーザが撮像する際にシャッタ タンを半押しするとAF機能が動作し、AF/AEロ ックを行う場合はシャッタボタンの半押し状 態でAF/AEロックとなって保持される。

 図12は撮像装置におけるAF/AEロックの動作 を説明する図である。図12(a)~(c)は撮影前の被 写体画像を表示するプレビュー画面の例を示 すものである。図12(a)は被写体Aに対するAF/AE ック状態を示している。ここでは、プレビ ー画面に被写体Aと被写体Bとが存在してい ものとし、被写体Aを画面中央のAF領域に合 せた状態でユーザがシャッタボタンを半押 することで、被写体Aに対してAF/AE動作が実 され、AF/AEロック状態となる。

 図12(b)はAF/AEロックを保持したまま被写体 Bに変更した状態を示している。図12(a)のAF/AE ックを保持した状態から、図12(b)のように 像対象を被写体Aから被写体Bに変更し、被写 体Bを画面中央に位置させた場合、被写体Bに フォーカスが合っておらず、また露出も合 ていないので画面が暗い状態(露出アンダー )または明るい状態(露出オーバー)になる。図 12(c)は被写体Bに対するAF/AEロック状態を示し いる。図12(b)のフォーカス及び露出が外れ 状態から、ユーザがシャッタボタンの半押 を解除すると、AF/AEロックが解除される。そ して、再度ユーザがシャッタボタンを半押し することで、AF領域にある被写体Bに対してAF/ AE動作が実行され、AF/AEロック状態となる。

 なお、AFロックの解除機能を有するカメラ しては、特許文献1、特許文献2等に開示され ているものが知られている。

特開昭62-209422号公報

特許第2557211号明細書

 上述したように、一旦AF/AEロックをかけ 後にこれを解除するには、通常、ユーザの 作が必要である。シャッタボタンの半押し よってAF機能の実行及びロックをする一般の カメラでは、シャッタボタンの半押し解除に よってAF/AEロックが解除される。また、携帯 話装置等に搭載されるカメラユニットでは シャッタボタンの半押しによるAFロック機 は設けられていない場合もあり、別途設け AF操作用のボタンを操作することにより、AF ックやAFロック解除が行われる。このよう カメラユニットの場合、AEロックを解除する ために、AEロック解除ボタンの操作が必要で る。

 したがって、従来の撮像装置では、AEロ ク解除を行うためにユーザによる操作が必 であり、特にシャッタボタンの半押しによ AFロック機能が無い携帯電話装置等のカメラ では、別途設けられたAEロック解除ボタンの 作が必要であるため、操作が煩雑であった このため、急いで撮像する場合などに操作 があまり良くなかったり、所望の被写体を 像するまでに時間がかかるなどの課題があ た。

 本発明は、上記事情に鑑みてなされたも で、特別の操作を必要とせずにAFロックな を自動解除することができ、操作性を向上 せることが可能な撮像装置、携帯端末及び メラ制御方法を提供することを目的とする

 本発明の撮像装置は、被写体に対して自動 に焦点を合わせるオートフォーカス制御部 、前記被写体の状態を検出する被写体状態 出部と、前記オートフォーカス制御部によ 焦点を固定した後に、前記被写体状態検出 の検出結果により被写体の状態の変化を検 した場合、前記固定状態を解除する機能制 部と、を備えるものである。
 これにより、オートフォーカス制御部によ 焦点を固定した後に被写体の状態が変化し 場合、焦点の固定を自動的に解除すること 可能となり、特別の操作を必要とせずにAF ック解除できるため、操作性を向上できる また、現在の被写体の状態にAF制御を素早く 追従させ、次の撮影までの時間を短縮するこ とが可能となる。

 また、本発明は、上記の撮像装置であって 被写体に対して自動的に露出を調整する自 露出制御部を備え、前記機能制御部は、前 自動露出制御部により露出を固定した後に 前記被写体状態検出部の検出結果により被 体の状態の変化を検出した場合、前記固定 態を解除するものを含む。
 これにより、自動露出制御部により露出を 定した後に被写体の状態が変化した場合、 出の固定を自動的に解除することが可能と り、特別の操作を必要とせずにAEロック解 できるため、操作性を向上できる。また、 在の被写体の状態にAE制御を素早く追従させ 、次の撮影までの時間を短縮することが可能 となる。

 また、本発明は、上記の撮像装置であって 被写体画像のホワイトバランスを調整する ワイトバランス制御部を備え、前記機能制 部は、前記ホワイトバランス制御部により ワイトバランスを固定した後に、前記被写 状態検出部の検出結果により被写体の状態 変化を検出した場合、前記固定状態を解除 るものを含む。
 これにより、ホワイトバランス制御部によ ホワイトバランスを固定した後に被写体の 態が変化した場合、ホワイトバランスの固 を自動的に解除することが可能となり、特 の操作を必要とせずにホワイトバランスロ ク解除できるため、操作性を向上できる。 た、現在の被写体の状態にホワイトバラン 制御を素早く追従させ、次の撮影までの時 を短縮することが可能となる。

 また、本発明は、上記いずれかの撮像装置 あって、前記被写体状態検出部は、被写体 像中の顔検出を行って顔領域の位置を取得 るもので、前記機能制御部は、前記顔領域 位置が所定量以上変化した場合に、前記固 状態を解除するものを含む。
 これにより、被写体画像中の顔領域の位置 所定量以上変化した場合に、焦点等の固定 態を解除することで、特別の操作を必要と ずにロック状態を自動解除でき、操作性を 上できる。また、現在の被写体の状態にAF 御等を追従させ、次の撮影までの時間を短 することが可能となる。

 また、本発明は、上記いずれかの撮像装置 あって、前記被写体状態検出部は、被写体 動きを検出するもので、前記機能制御部は 前記被写体の動きを所定量以上検出した場 に、前記固定状態を解除するものを含む。
 これにより、被写体の動きを所定量以上検 した場合に、焦点等の固定状態を解除する とで、特別の操作を必要とせずにロック状 を自動解除でき、操作性を向上できる。ま 、現在の被写体の状態にAF制御等を追従さ 、次の撮影までの時間を短縮することが可 となる。

 また、本発明は、上記いずれかの撮像装置 あって、前記被写体状態検出部は、被写体 像の露出条件を検出するもので、前記機能 御部は、前記被写体画像の露出条件が所定 以上変化した場合に、前記固定状態を解除 るものを含む。
 これにより、被写体画像の露出条件が所定 以上変化した場合に、露出等の固定状態を 除することで、特別の操作を必要とせずに ック状態を自動解除でき、操作性を向上で る。また、現在の被写体の状態にAE制御等 追従させ、次の撮影までの時間を短縮する とが可能となる。

 また、本発明は、上記の撮像装置であって 前記固定状態または前記固定状態の解除を ーザに通知する通知手段を備えるものを含 。
 これにより、AF制御等の固定状態/固定解除 態をユーザが容易に認識できるようになり さらに操作性や使い勝手を向上できる。

 また、本発明は、上記いずれかの撮像装 を備える携帯端末を提供する。

 また、本発明は、被写体に対して自動的 焦点を合わせるオートフォーカス制御ステ プと、前記被写体の状態を検出する被写体 態検出ステップと、前記オートフォーカス 御により焦点を固定した後に、前記被写体 態の検出結果により被写体の状態の変化を 出した場合、前記固定状態を解除する機能 御ステップと、を有するカメラ制御方法を 供する。

 本発明によれば、特別の操作を必要とせ にAFロックなどを自動解除することができ 操作性を向上させることが可能な撮像装置 携帯端末及びカメラ制御方法を提供できる

本発明の実施形態に係る撮像装置のAF/A Eロック及びロック解除動作を説明する図 本発明の実施形態に係る撮像装置の概 構成を示すブロック図 第1の実施形態における撮像装置のAF/AE ック及びロック解除動作を説明する図 第1の実施形態における撮像装置のAF/AE ック及びロック解除動作の手順を示すフロ チャート 第2の実施形態における撮像装置のAF/AE ック及びロック解除動作を説明する図 第2の実施形態における撮像装置のAF/AE ック及びロック解除動作の手順を示すフロ チャート 被写体画像を表示するプレビュー画面 おいて意図しない被写体が横切った場合を す図 AF/AEロック解除動作における相関値の 化例を示す図 第3の実施形態における撮像装置のAF/AE ック及びロック解除動作を説明する図 第3の実施形態における撮像装置のAF/AE ロック及びロック解除動作の手順を示すフロ ーチャート 第4の実施形態に係る撮像装置を含む 帯電話装置の構成を示すブロック図 撮像装置におけるAF/AEロックの動作を 明する図

符号の説明

 11 レンズ
 12 撮像素子
 13 レンズ駆動部
 14 画像処理部
 15 AF制御部
 16 CPU
 17 メモリ
 101 アンテナ
 102 入力部
 103 スピーカ
 104 マイク
 105 メイン表示部
 106 サブ表示部
 107 報知用LED
 108 フラッシュ用LED
 109 スピーカ
 121 無線部
 122 制御部
 123 音声処理部
 124 データメモリ
 125 プログラムメモリ
 126 音源部
 127 アンプ
 128 表示ドライバ
 129 画像処理部
 130 撮像素子
 131 AF/AE制御部
 132 撮像レンズ
 151 通信データ処理部
 152 システムメモリ
 153 CPU

 まず、本発明の実施形態に係る撮像装置 動作の概要を説明する。図1は本発明の実施 形態に係る撮像装置のAF/AEロック及びロック 除動作を説明する図である。

 図1(a)、(b)は撮影前の被写体画像を表示す るプレビュー画面の例を示すものである。図 1(a)は被写体Aに対するAF/AEロック状態を示し いる。ここでは、プレビュー画面に被写体A 被写体Bとが存在しているものとし、被写体 Aを画面中央のAF領域31に合わせた状態でユー がAFボタンを操作すると、この操作入力を けて、AF領域31内にある被写体Aに対してAF/AE 作(オートフォーカス(自動焦点調整)及び自 露出調整動作)を実行し、AF/AEロック状態と る。

 図1(b)は撮像対象を被写体Aから被写体Bに 更した状態を示している。図1(a)のAF/AEロッ 状態から、図1(b)のように撮像対象を被写体 Aから被写体Bに変更し、ユーザが被写体Bを画 面中央に位置させた場合、所定条件によって 被写体の状態の変化を判定し、AF/AEロックを 動的に解除する。前記被写体の状態の変化 判定する所定条件としては、AF領域31内の画 像の変化(顔領域の位置変化)、AFロックしたAF 領域31の被写体の動き、被写体画像の露出条 の変化などを用いる。このようにAF/AEロッ を解除することで、特別な操作を行うこと く、新たな被写体に対するAF/AE動作が可能に なる。

 図2は本発明の実施形態に係る撮像装置の 概略構成を示すブロック図である。本実施形 態の撮像装置は、カメラユニットして、レン ズ11、撮像素子12、レンズ駆動部13、画像処理 部14、AF制御部(オートフォーカス制御部)15を えている。撮像素子12は、CCD、CMOS型センサ により構成され、レンズ11によって結像さ た被写体像を光電変換して撮像画像の電気 号を出力する。レンズ駆動部13は、ボイスコ イルモータ等により構成され、AF制御部15か の制御信号に基づき、レンズ11を光軸方向に 駆動してフォーカス調整を行う。

 画像処理部14は、撮像素子12の出力信号の 各種処理を行い、被写体を撮像した撮像信号 を生成して出力する。この画像処理部14は、A E制御部(自動露出制御部)の機能を有しており 、被写体画像の明るさが最適な露出となるよ う露光調整を行う。AE制御においては、撮像 学系に設ける絞りやシャッタスピードを調 することで、被写体画像を適切な明るさに る。なお、携帯電話装置等に搭載されるカ ラユニットにおいて、可動絞りが設けられ いものもあり、このような構成では、撮像 子12における電子シャッタのシャッタスピ ドやゲインによって撮像素子12の感度などを 調整したり、撮像信号のレベル調整等を行う ことによって露出調整を行う。露出調整完了 後は、AE制御状態を固定してAEロックする。

 AF制御部15は、画像処理部14から出力され 撮像信号に基づき、得られる撮像画像のコ トラストなどによって合焦状態を判断し、 像画像のボケが最小となるように、レンズ 動部13を制御するための制御信号を出力す 。フォーカス調整完了後は、AF制御状態を固 定してAFロックする。ここで、画像処理部14 びAF制御部15は、DSPやマイコン等のプロセッ により所定のプログラムに基づいて処理を うことによって、各機能が実現される。

 CPU16は、撮像装置全体の制御機能を有し おり、所定のプログラムに基づいて動作し 各部の制御を行う。このCPU16は、本実施形態 に特徴的な機能として、AF/AEロック及びロッ 解除動作の制御機能を備えている。すなわ 、CPU16は、被写体状態検出部及び機能制御 の機能を実現する。なお、画像処理部14等に おいて被写体状態検出部の機能を実現するよ うにしてもよい。メモリ17は、各部の制御プ グラム、撮像した画像データ等を格納する

 本実施形態では、CPU16の制御により、AF/AE 動作によりAF/AEロックした後、撮像画像から 定条件によって被写体の状態の変化を判定 、AF/AEロックを自動的に解除する。このAF/AE ロック解除の所定条件の具体例としては、(1) 顔検出による顔領域の位置変化、(2)被写体の 動き検出、(3)露出条件(画像の明るさ)の変化 どを用いる。なお、ロック解除条件の判定 ロック解除指示などの処理は、CPU16で行う わりに、画像処理部14で行うようにしてもよ い。このように所定のロック解除条件によっ てAF/AEロックを自動解除する機能を備えるこ で、特別の操作を必要とせずにAF/AEロック 除可能にする。

 AF/AEロックを解除した場合は、AF制御部15 レンズ駆動部13への制御信号によってレン 11を初期位置に復帰させ、再度AF制御を可能 する。なお、AF/AEロックの解除後、初期位 に戻さずに直ちに現在の被写体画像内のAF領 域にある被写体に対してAF制御を行うように てもよい。また、AF/AEロックを解除した場 、画像処理部14によるAE制御機能については 現在の被写体画像の明るさに追従するAE動 に復帰させる。

 (第1の実施形態)
 第1の実施形態では、ロック解除条件の第1 として、顔検出による顔領域の位置変化を いた場合の動作を説明する。図3は第1の実施 形態における撮像装置のAF/AEロック及びロッ 解除動作を説明する図である。

 図3(a)、(b)は撮影前の被写体画像を表示す るプレビュー画面の例を示すものである。図 3(a)は顔領域に対するAF/AEロック状態を示して いる。第1の実施形態の撮像装置は、画像処 部14において、公知の顔検出技術を用いて被 写体画像の中の人物の顔領域を検出し、検出 した顔領域32をAF領域とする。AF制御部15は、 の顔領域32に対してAF制御を行い、AFロック 態とする。また、画像処理部14は顔領域32に 対してAE制御を行い、AEロック状態とする。

 図3(b)はAF/AEロックの解除状態を示してい 。ここでは、被写体が画面中央から移動し AF/AEロックが解除された様子を示している CPU16は、検出された顔領域32の座標を取得し 顔領域の位置を検出し、顔領域の位置が所 量以上変化した場合、すなわち顔領域を含 被写体が所定量以上移動した場合に、AF/AE ックの解除を行う。

 ここで、撮像装置のモニタやファインダ に表示する被写体画像のプレビュー画面に いて、AFロックやAEロックなどのロック状態 を、AF領域の枠などの画面内のオブジェクト 色で示してユーザに通知することも可能で る。例えば、ロック状態を示すユーザイン フェース(通知手段)として、ロック状態の 合にAF枠を緑で表示し、ロック解除状態の場 合にAF枠の色を無彩色(白、黒、グレーなど) 表示変更する。また、AF動作が失敗した場合 にAF枠を赤で表示するようにしてもよい。こ ような通知手段を設けることにより、AFやAE のロック状態/ロック解除状態をユーザが容 に識別することが可能になる。

 図4は第1の実施形態における撮像装置のAF /AEロック及びロック解除動作の手順を示すフ ローチャートである。まず、画像処理部14に いて顔検出を行い(ステップS11)、画像処理 14及びAF制御部15により、検出した顔領域に してAF/AE制御を行い、制御完了後にAF/AEロッ 状態とする(ステップS12)。そして、CPU16にお いて、顔領域の座標を検出して、顔領域を含 む被写体の座標(X,Y)を取得する(ステップS13)

 その後、CPU16において、顔領域を含む被 体の座標が所定量以上変化したか否かを判 する(ステップS14)。この顔領域の検出及び位 置変化の判定は、常時または所定の時間毎に 定期的に行う。ここで、所定量以上の被写体 の座標変化が検出され、顔領域が所定量以上 移動したと判定した場合は、AF/AEロックを自 解除する(ステップS15)。このようにAF/AEロッ クした顔領域の位置変化を判定することによ って、被写体の状態が変化したことを判断し 、AF/AEロックを自動解除することができる。

 (第2の実施形態)
 第2の実施形態では、ロック解除条件の第2 として、被写体の動き検出を用いた場合の 作を説明する。図5は第2の実施形態における 撮像装置のAF/AEロック及びロック解除動作を 明する図である。

 図5(a)、(b)は撮影前の被写体画像を表示す るプレビュー画面の例を示すものである。図 5(a)は被写体に対するAF/AEロック状態を示して いる。第2の実施形態の撮像装置は、画像処 部14及びAF制御部15により、画像中央部等のAF 領域に対してAF/AE制御を行ってAF/AEロック状 とする。そして、CPU16は、このAF領域を相関 定エリア33として、被写体の動き検出を行 。

 図5(b)はAF/AEロックの解除状態を示してい 。ここでは、被写体が移動して他の被写体 画面中央に位置し、AF/AEロックが解除され 様子を示している。CPU16は、相関判定エリア 33における画像の相関値を判定し、相関値が 定の閾値を超えた場合、すなわち以前にAF/A E動作を行った被写体が移動して相関値が所 量以上変化した場合に、AF/AEロックの解除を 行う。

 図6は第2の実施形態における撮像装置のAF /AEロック及びロック解除動作の手順を示すフ ローチャートである。まず、画像処理部14及 AF制御部15によってAF領域に対してAF/AE制御 行い、制御完了後にAF/AEロック状態とする( テップS21)。そして、CPU16において、AF領域を 相関判定エリアとして設定する(ステップS22)

 その後、CPU16において、相関判定エリア 画像をAF/AEロック時の画像と比較し続け、相 関判定エリアの相関値が所定量以上変化した か否かを判定する(ステップS23)。ここで、相 値は、相関判定エリア内の画素値の差分な によって算出する。この相関値の判定は、 時または所定の時間毎に定期的に行う。こ で、相関判定エリアの相関値が所定の閾値 超えた場合は、相関判定エリアの画像の内 が変化して被写体が移動したものと判定し AF/AEロックを自動解除する(ステップS24)。こ のようにAF/AEロックしたAF領域の相関値を判 し、被写体の動きを検出することによって 被写体の状態が変化したことを判断し、AF/AE ロックを自動解除することができる。

 ここで、図7及び図8を用いて、目的とす 被写体の前などに意図しない被写体が横切 た場合の処理を説明する。図7は被写体画像 表示するプレビュー画面において意図しな 被写体が横切った場合を示す図、図8はAF/AE ック解除動作における相関値の変化例を示 図である。

 図7(a)に示すように目的の被写体に対して AF/AE制御を行ってAF/AEロック状態とした後、 7(b)に示すように意図しない被写体が前を通 して横切った場合を想定する。このような 合、本実施形態の撮像装置では、CPU16によ AF/AEロック解除の判定において、ヒステリシ スを持たせるようにする。したがって、相関 判定エリアの相関値を判定する際、所定時間 以内の瞬時の被写体変化である場合は、AF/AE ック状態を保持する。

 例えば、図8(a)に示すように、相関値の変 化51があった場合に、所定量以上であっても 定時間以内の瞬時変化である場合は、目的 被写体の状態が変化していないとみなして 視し、AF/AEロック状態を保持する。また、 8(b)に示すように、相関値の変化52が所定量 上でかつ継続的な変化である場合は、所定 間tdが経過した後に被写体の状態が変化した ことを判定してAF/AEロックを解除する。この うに、被写体の瞬時の変化についてはAF/AE ックを保持することで、意図しない被写体 横切った場合などにAF/AEロックが自動解除さ れることを抑止できる。

 (第3の実施形態)
 第3の実施形態では、ロック解除条件の第3 として、露出条件の変化を用いた場合の動 を説明する。図9は第3の実施形態における撮 像装置のAF/AEロック及びロック解除動作を説 する図である。

 図9(a)、(b)は撮影前の被写体画像を表示す るプレビュー画面の例を示すものである。図 9(a)は被写体に対するAF/AEロック状態を示して いる。第3の実施形態の撮像装置は、画像処 部14及びAF制御部15により、画像中央部等のAF 領域に対してAF/AE制御を行ってAF/AEロック状 とする。そして、CPU16は、被写体の露出条件 の変化として、被写体画像の明るさの変化を 検出する。

 図9(b)はAF/AEロックの解除状態を示してい 。ここでは、被写体を人物から風景に変更 てAF/AEロックが解除された様子を示してい 。CPU16は、被写体画像の平均輝度を算出して 画像の明るさを検出し、被写体画像の明るさ が所定値以上変化した場合に、AF/AEロックの 除を行う。被写体画像の明るさがAF/AEロッ 時から変化し、過露光や露光不足などの状 になった場合は、以前にAF/AE動作を行ったと きと比べて露出条件が変化し、被写体が移動 したりカメラの向きが変化したと考えられ、 被写体の状態が変化しているとみなすことが できるので、AF/AEロックを解除する。

 図10は第3の実施形態における撮像装置のA F/AEロック及びロック解除動作の手順を示す ローチャートである。まず、画像処理部14及 びAF制御部15によってAF領域に対してAF/AE制御 行い、制御完了後にAF/AEロック状態とする( テップS31)。そして、CPU16において、被写体 像の明るさを検出する(ステップS32)。

 その後、CPU16において、被写体画像の明 さが所定量以上変化したか否かを判定する( テップS33)。ここで、被写体画像の明るさは 平均輝度などによって算出する。この明るさ の判定は、常時または所定の時間毎に定期的 に行う。ここで、被写体画像の明るさが所定 量以上変化し、露出条件の変化が検出された 場合は、AF/AEロックを自動解除する(ステップ S34)。このようにAF/AEロックした後の露出条件 の変化を判定することによって、被写体の状 態が変化したことを判断し、AF/AEロックを自 解除することができる。

 なお、上記実施形態において説明したロ ク解除機能は、AF制御やAE制御だけでなく、 ホワイトバランス制御にも適用可能である。 この場合、画像処理部14等においてホワイト ランス制御部の機能を有するようにする。 ワイトバランス制御は、画像処理部14にお て、撮像素子12から出力されるR,G,Bの各色信 に基づいて撮像画像における光源の色温度 推測し、その色温度の情報に基づいて、撮 素子12からのR,G,Bの各色信号に各々適切なゲ インをかけることで、撮像画像のホワイトバ ランスを調整する。画像処理部14は、ホワイ バランス制御状態を固定した後、被写体の 態が変化して所定のロック解除条件となっ 場合に、ホワイトバランスロックを解除す 。そして、現在の被写体画像に合わせて再 ホワイトバランス調整を可能にする。この ワイトバランスロックの解除において、上 した第1~第3の実施形態を適用することで、 写体の状態が変化した場合に自動解除する とができる。

 (第4の実施形態)
 第4の実施形態として、撮像装置を携帯電話 装置に搭載した場合の構成例を示す。図11は 4の実施形態に係る撮像装置を含む携帯電話 装置の構成を示すブロック図である。   

 携帯電話装置は、無線部121、制御部122、 声処理部123、アンテナ101、入力部102、スピ カ103、マイク104を備えている。また、メイ 表示部105、サブ表示部106、報知用LED107、表 ドライバ128、データメモリ124、プログラム モリ125、音源部126、アンプ127、スピーカ109 備え、データ通信、コンテンツ再生、メー 送受信などの携帯情報端末の機能を実現し いる。また、撮像装置として、画像処理部1 29、撮像素子130、撮像レンズ132、AF/AE制御部13 1、フラッシュ用LED108を備えている。

 無線部121は、無線通信の送受信に関する 理を行うもので、アンテナ101により送受信 れる信号の変調/復調等を行う。制御部122は 、各部の制御を行うもので、通信データ処理 部151、システムメモリ152、CPU153を有している 。通信データ処理部151は、無線部121により送 受信される信号の符号化/復号化等、通信デ タの処理を行う。システムメモリ152は、OSな どの基本システムプログラムを記憶する。CPU 153は、システムメモリ152に記憶されたプログ ラムにしたがって動作し、装置各部の動作制 御などを実行する。

 入力部102は、テンキー等のキースイッチ カメラキー、シャッタキー、AFロックキー どの押しボタンスイッチなど、操作用の各 入力デバイスにより構成され、ユーザから 操作指示を入力する。音声処理部123は、通 データ処理部151で処理される音声信号の入 力処理を行うもので、スピーカ103、マイク10 4との間で通話音声等の入出力を行う。

 データメモリ124は、アドレス帳データ、 ールデータ、画像データなどのコンテンツ ータ等、本装置で生成または取得した各種 ータを記憶する。プログラムメモリ125は、 装置において実行する各種アプリケーショ プログラムを記憶するもので、カメラアプ ケーションや画像処理アプリケーションな を格納している。音源部126は、本装置の報 音、動作音などの音信号波形を記憶、出力 るもので、音源部126から出力される音信号 アンプ127で増幅され、スピーカ109より再生 力される。

 表示ドライバ128は、メイン表示部105、サ 表示部106、報知用LED107、フラッシュ用LED108 駆動するもので、それぞれの表示部やLEDの 示制御を行う。

 撮像素子130は、CCD、CMOS型センサ等により 構成され、撮像レンズ132によって結像された 被写体像を光電変換して撮像画像の電気信号 を出力する。画像処理部129は、DSPなどによっ て構成され、ホワイトバランス調整、γ補正 色補正、輪郭強調、データ圧縮/伸張など、 撮像装置における各種画像信号処理を実行し 、撮像画像出力として画像データをデータメ モリ124に出力する。

 AF/AE制御部131は、画像処理部129の出力に づき、撮像画像のコントラストや明るさな に応じてAF制御、AE制御を行う。AF制御にお ては、図示しないレンズ駆動部に制御信号 出力し、撮像レンズ132を光軸方向に移動さ てフォーカス調整を行う。AE制御においては 、撮像素子130や画像処理部129に制御信号を出 力し、撮像素子12のシャッタスピードやゲイ で、感度などを調整したり、画像処理部129 おいて撮像信号のレベル調整等を行うこと よって露出調整を行う。なお、画像処理部1 29にAE制御機能を備えるようにしてもよい。

 このような構成の携帯電話装置に設けら る撮像装置においても、上記第1~第3の実施 態と同様にして、制御部122で撮像画像にお る被写体の状態の変化を検出し、AFロック AEロック、ホワイトバランスロックなどの制 御ロック状態を自動解除することが可能であ る。この際、入力部102からの特別な操作を必 要とせず、制御ロック状態を解除できる。

 上述したように、本実施形態では、顔領 の位置変化、被写体の動き、露出条件の変 などによって被写体の状態の変化を検出し 所定量以上変化した場合に、AF/AEロックや ワイトバランスロックを自動解除すること できる。これにより、ユーザの特別な操作 不要とし、被写体状態が変化した場合に制 ロック状態を解除できるので、新たな被写 の状態に追従したAF制御やAE制御を素早く実 できる。この際、被写体状態変化時のピン けや露出オーバー、アンダーなどを解消で るとともに、制御ロック解除に関する操作 を向上でき、次の撮影までの時間を短縮す ことができる。

 なお、本発明は上記の実施形態において されたものに限定されるものではなく、明 書の記載、並びに周知の技術に基づいて、 業者が変更、応用することも本発明の予定 るところであり、保護を求める範囲に含ま る。

 本出願は、2008年1月17日出願の日本特許出 願(特願2008-007971)、に基づくものであり、そ 内容はここに参照として取り込まれる。

 本発明は、特別の操作を必要とせずにAF ックなどを自動解除することができ、操作 を向上させることが可能となる効果を有し オートフォーカス(AF)機能や自動露出調整(AE) 機能を持つ撮像装置、携帯端末及びカメラ制 御方法等として有用である。




 
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