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Title:
IMAGING SYSTEM AND METHOD OF AUTHENTICATING IMAGING DEVICE IN SUCH IMAGING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093582
Kind Code:
A1
Abstract:
An imaging system having a camera body (14) as an imaging device (10, 56) and also having a command device (12, 76, 94) constructed as a separate body from the camera body (14) and adapted so as to send a command to the camera body (14) to control it so that it operates according to the command. The ability of command transmission and reception between the command device (12, 76, 94) and the imaging device (10, 56) is selected.

Inventors:
GOCHO NAGAHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050915
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 23, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OLYMPUS CORP (JP)
GOCHO NAGAHIRO (JP)
International Classes:
H04N5/225; H04N5/232; H04N5/765; H04N5/91; H04Q9/00; H04N101/00
Foreign References:
JP2006180140A2006-07-06
JP2005332117A2005-12-02
Attorney, Agent or Firm:
SUZUYE, Takehiko et al. (1-12-9 Toranomo, Minato-ku Tokyo 01, JP)
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Claims:
 撮像手段(16,108,110)を備えた撮像機器(10,56)と、該撮像機器の本体(14)とは別体に構成され、該撮像機器本体に対して該撮像機器を制御するための指令を送信することにより上記撮像機器が上記指令に対応した動作を行えるように構成された指令機器(12,76,94)と、を含む撮像システムにおいて、
 上記指令機器と上記撮像機器の間の指令授受の能力を切り替える能力切替手段(52,60,64,118,116G,120G,150,152A,164A,158,162,160)を具備することを特徴とする撮像システム。
 上記能力切替手段を、上記指令機器及び/又は上記撮像機器に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
 上記指令は、上記撮像機器が上記指令機器の認証を行なうための認証情報を含まない一般指令と、上記認証情報を含む認証指令と、を含み、
 上記能力切替手段は、上記一般指令に対する能力に比べ上記認証指令に対する指令授受能力を下げる指令授受能力切替手段(60,118,116G,120G,150,152A,164A,158,162,160)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、
  上記指令機器から送信された指令を受信する指令受信手段(20,36,116,120)と、
  上記指令受信手段で受信された上記認証指令に含まれる上記認証情報を認識する認証情報認識手段(118)と、
  上記認証情報認識手段で認識された上記認証情報に基づいて当該撮像機器の所定の機能の制限を行なう機能制限手段(118)と、
 を具備することを特徴とする請求項3に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記指令を送信する指令送信手段(60,150,152,154,156,158,164)を具備し、
 上記能力切替手段は、上記指令機器の上記指令送信手段における指令送信出力を切り替える、上記指令機器に備えられた指令送信出力切替手段(60,150,152A,164A,158,160,162)であることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、上記指令機器から送信された指令を受信する指令受信手段(20,36,116,120)を具備し、
 上記能力切替手段は、上記撮像機器の上記指令受信手段の受信感度を切り替える、上記撮像機器に備えられた受信感度切替手段(116G,120G,118)であることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記受信感度切替手段は、上記指令機器より送信されてきた感度切替指令に応じて上記指令受信手段の受信感度を切り替えることを特徴とする請求項6に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、当該撮像機器の上記指令受信手段の受信感度の選択操作を受け付ける感度選択操作手段(52)を更に具備し、
 上記撮像機器の上記受信感度切替手段は、上記感度選択操作手段による選択操作に応じて上記指令受信手段の受信感度を切り替えることを特徴とする請求項6に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、上記撮像手段で撮像された画像を再生する画像再生手段(38,118,140)を更に具備し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記画像再生手段に係る機能を制限することを特徴とする請求項4に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記撮像機器に対して上記認証指令及び上記一般指令を送信する指令送信手段(60,150,150A,152,154,156,158,164)を具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記撮像機器の撮像動作に関わる撮影指令、及び、上記撮像機器の上記機能の制限に関わる認証モード切替指令を、上記認証指令として送信する認証指令送信手段(60,150,150A,152,154,156,158,164)を更に具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記一般指令と上記認証指令との何れを上記指令送信手段によって送信するかを切り替える切替信手段(64)を更に具備することを特徴とする請求項10に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記撮像機器の撮像動作に関わる撮影指令を上記一般指令として、及び、上記撮像機器の上記機能の制限に関わる認証モード切替指令を上記認証指令として、送信する指令送信手段(60,150,150A,152,154,156,158,164)を更に具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記一般指令と上記認証モード切替指令との何れを上記指令送信手段によって送信するかを切り替える切替信手段(64)を更に具備することを特徴とする請求項13に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記認証情報認識手段は、上記指令受信手段で受信された認証指令の内容を判別する指令判別手段(118)を更に具備することを特徴とする請求項4に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の機能制限手段は、上記指令判別手段で判別した上記認証指令の内容に応じて、当該撮像機器の機能の制限を行なうことを特徴とする請求項15に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、上記指令受信手段で受信された上記認証指令の内容が上記撮像機器の上記機能の制限に関わる認証モード切替指令であるとき、その認証モード切替指令に応じて、当該撮像機器の認証モードを設定するモード設定手段(118,136)を更に具備し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記モード設定手段によって設定された認証モードに応じて当該撮像機器の機能の制限を行なうことを特徴とする請求項15に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記モード設定手段は、更に、当該撮像機器の電源投入時には、上記認証モードとして禁止モードを設定し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記モード設定手段によって上記禁止モードが設定された場合、上記指令機器以外での当該撮像機器の機能の実行を不可とすることを特徴とする請求項17に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記モード設定手段は、当該撮像機器の電源断時に、現在設定されている認証モードを記憶しておくメモリを有することを特徴とする請求項17に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記モード設定手段の上記メモリは、電源オフでも記憶内容を保持出来る不揮発性メモリであることを特徴とする請求項19に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記モード設定手段は、更に、当該撮像機器の電源投入時には、上記メモリに記憶されている認証モードを読み出して、その認証モードに設定することを特徴とする請求項19に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記モード設定手段は、上記指令機器からの上記認証モード切替指令に応じてのみ、上記認証モードの設定を行うことを特徴とする請求項17に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、時間を計測する時間計測手段(148)を更に具備し、
 上記撮像機器の上記モード設定手段は、更に、上記時間計測手段によって計測された時間に基づいて、上記認証モードとして禁止モードを設定し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記モード設定手段によって上記禁止モードが設定された場合、上記指令機器以外での当該撮像機器の機能の実行を不可とすることを特徴とする請求項17に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記時間計測手段は、当該撮像機器の電源オフ後でも時間を計測し続け、
 上記撮像機器の上記モード設定手段は、上記時間計測手段が所定の時間を計測したときに、上記禁止モードを設定することを特徴とする請求項23に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記モード設定手段は、電池(146)が消耗あるいは取り外された場合、直ちにあるいは予め設定された時間後、あるいは電圧監視の結果により、上記認証モードとして、上記禁止モードを設定することを特徴とする請求項17又は24に記載の撮像システム。
 上記指令は、光又は電波で送信されることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、上記認証指令の送信手段(60,150,150A,152,154,156,158,164)を有する指令機器に加えて、上記認証情報の送信手段を有さず、少なくとも上記一般指令を送信可能な指令機器(106)を利用可能であることを特徴とする請求項3に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、内蔵メモリ(112)を更に具備し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記モード設定手段によって認証モードとして上記指令機器以外での当該撮像機器の機能の実行を不可とする禁止モードが設定されている場合、上記指令判別手段で判別した上記指令機器からの指令に基づいて上記撮像手段で撮像を行なった時、その撮像された画像の保存先を上記内蔵メモリのみに制限することを特徴とする請求項17に記載の撮像システム。
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記内蔵メモリに記憶された画像を読み出して、表示、コピー、移動、印刷の何れかを行う場合は、上記認証情報認識手段で認識された上記認証情報により認証された指令機器からの上記撮影指令によってのみ行なうよう制限することを特徴とする請求項28に記載の撮像システム。
 上記撮像機器は、更に、着脱可能なメモリ(114)を装着可能に構成され、
 上記内蔵メモリに記憶された画像を上記着脱可能なメモリにコピー又は移動する場合は、暗号化して記憶することを特徴とする請求項28又は29に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記撮像手段で撮像された画像を上記内蔵メモリに記録するか、上記着脱可能なメモリに記録するかを選択する手段(82)を更に具備することを特徴とする請求項30に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記認証情報として、乱数発生手段(180)により生成した乱数を含む認証情報を生成する認証情報生成手段(150)を更に具備することを特徴とする請求項10乃至14の何れかに記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記認証情報として、予め記憶した表(182)の中から選んだデータを含む認証情報を生成する認証情報生成手段(150)を更に具備することを特徴とする請求項10乃至14の何れかに記載の撮像システム。
 上記指令機器は、
  上記指令を送信する指令送信手段(60,150,150A,152,154,156,158,164)と、
  上記指令送信手段による上記認証モード切替指令の送信時を起点として計数を開始する第1の計数手段(186)と、
  上記認証モード切替指令の送信後、上記指令を上記指令送信手段から送信する際には、上記第1の計数手段の計数値を上記指令に含めて送信させる手段(150)と、
 を更に具備し、
 上記撮像機器は、
  上記指令機器からの上記認証モード切替指令に基づいた上記モード設定手段による認証モードの設定時から計数を開始する第2の計数手段(188)と、
  上記指令受信手段によって上記指令機器から上記指令を受信した際には、その受信した指令に含まれる上記第1の計数手段の計数値を上記第2の計数手段の計数値と比較する比較手段(118)と、
 を更に具備し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記比較手段の比較結果に基づいて上記機能の制限を設定することを特徴とする請求項17に記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記指令に上記認証情報を付加して送信する指令送信手段(60,150,150A,152,154,156,158,164)を更に具備し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記撮像手段での撮像に関する機能については、上記認証情報認識手段での上記認証情報の認識結果にかかわらず制限を行わず、それ以外の機能については、上記指令受信手段で受信し上記認証情報認識手段で認識した上記指令に付加された認証情報に基づいて機能の制限を行うことを特徴とする請求項15に記載の撮像システム。
 上記指令機器の上記指令送信手段は、上記指令に更に、上記制限する機能の範囲を指定する機能範囲情報(192)を付加して送信し、
 上記撮像機器の上記機能制限手段は、上記指令受信手段で受信した上記指令に付加された上記機能範囲情報に従って機能の制限を行なうことを特徴とする請求項35に記載の撮像システム。
 上記認証情報は、上記撮像機器に固有のID情報(194)を含むことを特徴とする請求項10乃至14の何れかに記載の撮像システム。
 上記指令機器は、上記指令に上記認証情報を付加して送信する指令送信手段(60,150,150A,152,154,156,158,164)を更に具備し、
 上記撮像機器は、上記指令受信手段で受信した上記認証情報が付加された上記指令に従った動作を行なうことを特徴とする請求項15に記載の撮像システム。
 上記能力切替手段は、上記指令機器と上記撮像機器の間の指令授受の能力を、上記指令機器が送信する指令の種類に応じた能力に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
 撮像手段(16,108,110)を備えた撮像機器(10,56)と、該撮像機器の本体(14)とは別体に構成され、該撮像機器本体に対して該撮像機器を制御するための指令を送信することにより上記撮像機器が上記指令に対応した動作を行なうように構成された指令機器(12,76,94)との間で行われる上記撮像機器の認証方法であって、
 上記指令機器と上記撮像機器の間の指令授受の能力を切り替える手段(52,60,64,118,116G,120G,150,152A,164A,158,162,160)を、上記指令機器及び上記撮像機器の一方又は双方に有し、指令授受の能力を切り替えることを特徴とする撮像機器の認証方法。
Description:
撮像システム及びそのような撮 システムにおける撮像機器の認証方法

 本発明は、撮像機器と該撮像機器の本体 は別体に構成された指令機器とを含む撮像 ステム、及び、そのような撮像システムに ける撮像機器の認証方法に関する。

 近年、個人情報の保護や情報セキュリテ への関心が高まり、自分で撮影した画像で っても画像の内容により、また他人が映っ いる場合には特に、個人情報の保護やプラ バシ保護の観点から撮影済み画像の慎重な り扱いが求められる場合が増加している。

 従来の35mmフィルムカメラの場合、撮影枚 数は24枚から36枚であり、仮に36枚撮影済みフ ィルムを装填したままカメラを紛失あるいは 盗まれても、失う画像は高々36枚であり、失 画像の数としてはデジタルカメラに比べる 相対的に少なかった。もちろん、内容によ ては大きな損失につながったり、情報流出 よるリスクが無いわけではなかった。

 一方、デジタルカメラの時代となり、撮 した画像は、デジタル情報としてカメラ内 メモリに記録されるようになっている。こ 記録された画像は、簡単にコピーが出来る 共に、所有者の許可なしにコピーされても の画像はそのまま残っているため、コピー れたことに気がつかないことも起こり得る

 近年、デジタルカメラ用の記憶媒体の記 容量は増加の一途をたどっている。メモリ ードでは4ギガバイトの製品も発売されてい る。半導体の世界では、ムーアの法則が知ら れており、デザインルールは90nmから65nmへ、 には45nmへと細密化されつつあり、今後も半 導体メモリの記憶容量は増加してゆく趨勢に ある。また、小型ハードディスクの容量も増 加しており、コンパクトフラッシュ(登録商 )カードサイズのハードディスクでも数ギガ イトになってきており、今後も記憶容量は 加してゆく趨勢にある。

 例えば画像一枚あたりの記憶容量が平均1 メガバイトの場合、2ギガバイトのメモリカ ドには2000枚、6ギガバイトのハードディスク には6000枚の画像が記録出来、フィルムカメ の時代とは比べ物にならないほど大量の個 情報をカメラと一緒に携帯している状況で る。

 デジタルカメラの画像には、撮影日など 一緒に記録されており、またGPSによる位置 報が記録出来るカメラもある。つまり、個 の行動記録や交友関係などのプライバシ情 が画像やデータとしてカメラに大量に保管 れている。もしカメラを紛失した場合、カ ラは数万円から数十万円で買いなおせるが 失った画像や情報は時としてもっと大きな 失を招くリスクもある。

 デジタルカメラでの画像記録フォーマッ は標準化されており、カメラから着脱可能 メモリカードあるいはカード型ハードディ クを取り出して、カード読取装置やパーソ ルコンピュータ(以下、パソコンと略記する )のメモリスロットに差し込めば、容易に画 や付帯情報を見たりコピー出来る。

 メモリの大容量化と低価格化を背景に、 メラに着脱出来ない16メガバイト程度の内 メモリを持ち、万一着脱メモリが一杯にな たり、忘れてきた場合でも画像の記録が出 るカメラも出現してきた。そこで、内蔵メ リの容量を大きくして、内蔵メモリに画像 記録して、特定の条件でなければ内蔵メモ の画像は再生等が出来ないようにして安全 を高めると共に、従来の着脱式メモリは他 の互換性を持たせるという使い方も実現出 る様になってきた。

 従前よりカメラに所有者以外の使用を制 したり禁止することで情報漏洩や不正使用 防止を図りセキュリティを高める方法がい つも提案されている。

 例えば、EP 1003069 A2では、使用者のID情 を登録しておき、使用に先立ちID情報を読み 取り照合し、一致した時のみ使用を許可する ようにしている。具体的には、網膜パターン 、指紋、声紋の照合機能を持たせることが提 案されている。また、メモリカードにID情報 入れておき、読み取らせることも提案され いる。また、ID入力部としてキーボードを け、暗証番号を入力する方法も提案されて る。

 しかしながら、網膜パターン、指紋、声 の照合機能に関しては、現在の技術レベル は、他人受入れ率を厳しくすれば本人拒否 が上がってしまうことが知られており、100% の認証は難しく、また認証機構が複雑なため コストがかかる。また、メモリカードにID情 を入れておき読み取らせるようにしたので 、デジタルカメラの画像記憶用メモリカー を兼用する場合はそのカメラ専用になって まい、互換性を必要とする情報システムで 使い勝手が悪くなる。あるいは、画像記憶 メモリとは別にID用のカードを使用する場 は、画像記憶用メモリカードと区別して厳 に管理する必要があり、煩雑である。また ID入力部としてキーボードを設け、暗証番号 を入力する方法では、暗証番号は盗み見や類 推され易いという問題があることは周知のと おりである。

 また、US 2005/0001024 A1では、ユーザが所 しているユーザの個人情報を記憶した電子 器と電子装置とが無線交信を行い、ユーザ 個人情報を電子装置が自動的に読み取り、 ーザに応じて電子装置をカスタマイズする とが提案されている。しかしながら、これ 、利用者識別による使い勝手の向上を目的 しており、利用者が見つからなかった場合 はデフォルト値でのカメラ使用を許可して るので、セキュリティ上の効果はない。

 また、特開2005-42398号公報では、リモート コントローラ(以下、リモコンと略記する)に 別データを記憶し、車庫のシャッタを開閉 るシステムが提案されている。認証情報と て秘密鍵を用いることや、情報暗号化が提 されている。また音声、虹彩、指紋の認証 提案されている。しかしながら、車のドア 開閉やエンジンスタートの解除という鍵と ての機能は満たされているが、単機能であ 、ユーザの状況に応じた使用制限について 、該公報には開示されていない。更に、音 、虹彩、指紋の認証も提案されているが、 帯可能なカメラ等で認識率100%の確保は難し く、100回に一回でも認識出来ない場合がある とかえって不便をかけることになり、コスト が掛かる割にはメリットが少ない。

 また、情報や機器並びにシステムのセキ リティを確保するための方式として、安全 の高い公開鍵基盤による電子証明書の利用 、認証サーバとネットワークを利用したワ タイムパスワードの利用、が実用に供され いる。しかしながら、いずれも大掛かりな ットワークシステムが必要で、その運用費 は膨大であり、携帯情報機器であるカメラ には不向きである。

 本発明は、上記の点に鑑みてなされたも で、操作が容易で、コストも低く、安全性 高い撮像機器の使用制限機能を実現するこ が可能な撮像システム及び撮像機器の認証 法を提供することを目的とする。

 本発明の一態様によれば、撮像手段を備え 撮像機器と、該撮像機器の本体とは別体に 成され、該撮像機器本体に対して該撮像機 を制御するための指令を送信することによ 上記撮像機器が上記指令に対応した動作を えるように構成された指令機器と、を含む 像システムにおいて、
 上記指令機器と上記撮像機器の間の指令授 の能力を切り替える能力切替手段を具備す 撮像システムが提供される。

 また、本発明の別の態様によれば、撮像手 を備えた撮像機器と、該撮像機器の本体と 別体に構成され、該撮像機器本体に対して 撮像機器を制御するための指令を送信する とにより上記撮像機器が上記指令に対応し 動作を行なうように構成された指令機器と 間で行われる上記撮像機器の認証方法であ て、
 上記指令機器と上記撮像機器の間の指令授 の能力を切り替える手段を、上記指令機器 び上記撮像機器の一方又は双方に有し、指 授受の能力を切り替える撮像機器の認証方 が提供される。

図1は、本発明の撮像システムの第1実 例における撮像機器の一例としてのデジタ カメラ及び指令機器の一例としての光学式 モコンの外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1のデジタルカメラの背面外 構成を示す斜視図である。 図3は、第1実施例における撮像機器の の例としてのデジタルムービカメラの外観 成を示す斜視図である。 図4は、指令機器としてのリモコンの種 類を示す図である。 図5Aは、図1のリモコンにおける認証設 定スイッチの通常位置時の状態を示す拡大図 である。 図5Bは、認証位置時の認証設定スイッ の拡大図である。 図6は、第1実施例における指令機器の の例としての別の光学式リモコンの外観構 を示す斜視図である。 図7は、第1実施例における指令機器の の例としての電波式リモコンの外観構成を す斜視図である。 図8は、第1実施例における指令機器の の例としての更に別の光学式リモコンの外 構成を示す斜視図である。 図9は、デジタルカメラの電気的な構成 を示すブロック図である。 図10は、デジタルカメラにおける受光 の構成を示すブロック図である。 図11は、デジタルカメラにおける受信 の構成を示すブロック図である。 図12は、図1のリモコンの電気的な構成 の一例を示すブロック図である。 図13は、図1のリモコンの電気的な構成 の別の例を示すブロック図である。 図14は、図1のリモコンの電気的な構成 の更に別の例を示すブロック図である。 図15は、図6のリモコンの電気的な構成 の一例を示すブロック図である。 図16は、図6のリモコンの電気的な構成 の別の例を示す部分ブロック図である。 図17は、図6のリモコンの電気的な構成 の更に別の例を示す部分ブロック図である。 図18は、図7のリモコンの電気的な構成 の例を示すブロック図である。 図19は、光学式リモコンの発生する送 データ信号の基本を示す図である。 図20は、データ信号1ビットの構成を示 す図である。 図21は、データnバイトを送る場合を示 す図である。 図22は、光学式リモコンの変調部の出 波形を示す図である。 図23Aは、一般指令のデータフォーマ トの例を示す図である。 図23Bは、一般指令のデータフォーマ トの別の例を示す図である。 図23Cは、一般指令のデータフォーマ トの更に別の例を示す図である。 図24Aは、認証指令のデータフォーマ トの例を示す図である。 図24Bは、認証指令のデータフォーマ トの別の例を示す図である。 図24Cは、認証指令のデータフォーマ トの更に別の例を示す図である。 図25は、電波式リモコンの発生する信 を示す図である。 図26は、カメラ本体の認証モードを示 図である。 図27は、カメラ本体の電源の投入時の 証モード設定指定に関する選択を説明する である。 図28は、制限モードでの使用可能な機 を説明する図である。 図29は、カメラ本体のスイッチやボタ が押された場合の動作の大略を示した図で る。 図30は、リモコンのスイッチやボタン 押された場合のカメラ本体の対応動作の大 を示す図である。 図31は、認証モードの遷移を説明する めの図である。 図32Aは、感度切替指令のデータフォ マットの例を示す図である。 図32Bは、感度切替指令のデータフォ マットの別の例を示す図である。 図32Cは、感度切替指令のデータフォ マットの更に別の例を示す図である。 図33は、認証指令として認証情報付き モコンより感度切替指令を送信した場合の メラ本体の動作を説明する図である。 図34は、指令授受能力設定の組み合わ を示す図である。 図35は、指令の種類と指令授受能力の 合わせの例を示す図である。 図36Aは、撮像機器における状態遷移 プロセスを説明する一連のフローチャート 第1の部分を示す図である。 図36Bは、撮像機器における状態遷移 プロセスを説明する一連のフローチャート 第2の部分を示す図である。 図36Cは、撮像機器における状態遷移 プロセスを説明する一連のフローチャート 第3の部分を示す図である。 図36Dは、撮像機器における状態遷移 プロセスを説明する一連のフローチャート 第4の部分を示す図である。 図36Eは、撮像機器における状態遷移 プロセスを説明する一連のフローチャート 第5の部分を示す図である。 図36Fは、撮像機器における状態遷移 プロセスを説明する一連のフローチャート 第6の部分を示す図である。 図36Gは、撮像機器における状態遷移 プロセスを説明する一連のフローチャート 第7の部分を示す図である。 図37は、本発明の第3実施例におけるリ モコンの制御部の構成を示す図である。 図38は、データ表の例を示す図である 図39Aは、可変リモコン識別情報付き 場合のリモコンからの送信データ信号のデ タフォーマットの例を示す図である。 図39Bは、可変リモコン識別情報付き 場合のリモコンからの送信データ信号のデ タフォーマットの別の例を示す図である。 図39Cは、可変リモコン識別情報付き 場合のリモコンからの送信データ信号のデ タフォーマットの更に別の例を示す図であ 。 図40は、カメラ本体のパワーオン時の 変リモコン識別情報要求と設定について説 するためのフローチャートを示す図である 図41は、本発明の第4実施例におけるリ モコンの制御部の構成を示す図である。 図42は、第4実施形態におけるカメラ本 体の構成を示す図である。 図43は、第4実施例の動作を説明するた めのフローチャートを示す図である。 図44Aは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの例を示す図であ 。 図44Bは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの別の例を示す図 ある。 図44Cは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの更に別の例を示 図である。 図45は、本発明の第5実施例におけるカ メラ本体の動作を説明するためのフローチャ ートを示す図である。 図46は、本発明の第5実施例におけるカ メラ本体の動作を説明するためのフローチャ ートを示す図である。 図47Aは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの例を示す図であ 。 図47Bは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの別の例を示す図 ある。 図47Cは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの更に別の例を示 図である。 図47Dは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの他の例を示す図 ある。 図47Eは、リモコンからの送信データ 号のデータフォーマットの更に他の例を示 図である。

 以下、本発明を実施するための最良の形 を図面を参照して説明する。

 [第1実施例]
 本発明の第1実施例に係る撮像システムは、 図1に示すように、デジタルカメラ10等の撮像 機器と、該撮像機器の本体とは別体に構成さ れ、該撮像機器本体に対して指令を送信する ことにより上記撮像機器が該指令に対応した 動作を行えるように構成された光学式リモコ ン12等の指令機器と、を含む。

 デジタルカメラ10のカメラ本体14の前面に は、撮影用のレンズ部16、撮影補助光発光用 フラッシュ18、指令機器、例えば光学式リ コン12よりの信号受光用の受光素子20、タイ 撮影時の予告表示やリモコンよりの指令確 用の発光素子22、及び、撮影状態での録音 撮影後の音声メッセージ付加に用いるマイ ロフォン24が配置されている。

 また、カメラ本体14の上面には、シャッ スイッチ26が設けられている。このシャッタ スイッチ26は、静止画撮影状態では、2段モー ションスイッチとなり、その半押しでピント 合わせ、全押しでシャッタを切ることが出来 る。これに対して、動画撮影状態では、1回 すと撮影を開始し、2回目を押すと撮影を停 する。また、カメラ本体14の上面には更に 電源のオン、オフのスイッチであるパワー イッチ28、電源オン時に点灯するパワーラン プ30、撮像機器の指令受信感度の状態を表示 る感度表示ランプ32、3位置切り替えのスラ ドスイッチであって、静止画撮影状態、動 撮影状態、画像再生状態が選択出来るセレ トスイッチ34、等が配置されている。

 カメラ本体14の内部には、指令機器とし の例えば電波式のリモコン(図1では図示せず )よりの信号を受信するためのアンテナ36が構 成されている。なお、上記受光素子20及びア テナ36は、当該デジタルカメラ10用の指令機 器であるリモコンが光学式であるのか電波式 であるのかに応じて、何れか一方が有れば良 いものである。勿論、両方式のリモコンに対 応させる場合には、両方が必要である。

 一方、カメラ本体14の背面には、図2に示 ように、モニタ38が設けられている。この ニタ38は、1.8乃至は3インチ超で11万画素乃至 は23万画素超の液晶等の表示器が用いられる その用途としては、撮影時の画像確認、撮 後の画像の表示、撮影シーン選択用の撮影 画像表示、撮影条件等の設定メニュー、撮 枚数や電池残量の表示などである。

 更に、カメラ本体14の背面には、十字ス ッチ40、OKボタン42、メニューボタン44、ズー ムスイッチ46、消去ボタン48、プリントボタ 50、感度切替ボタン52等が配置されている。 こで、十字スイッチ40は、上下左右に押す とが出来る4箇所シーソスイッチであり、モ タ38上に表示された複数項目の選択時に上 、左右に選択項目を移動する場合や、再生 像の前後の駒送りなどに用いる。OKボタン42 、条件設定時にモニタ38上の選択項目を決 するスイッチであり、メニューボタン44は、 条件設定用の各種メニューを表示させるため のスイッチである。ズームスイッチ46は、左 2箇所のシーソスイッチであり、撮影状態に おいては、T側を押すとレンズ部16のズームレ ンズを望遠側に動かし、W側を押すと広角側 ズームレンズを駆動する。また、このズー スイッチ46は、再生状態では、画像の拡大や 縮小、あるいはマルチ画面表示の制御にも使 われる。再生状態で、消去ボタン48を押すと モニタ38に消去の実行確認の表示が現れて 十字スイッチ40により消去を選択してOKボタ 42を押すと、表示されている画像が消去さ る。また、再生状態で、プリントボタン50を 押すと、モニタ38にプリントメニューを表示 、該デジタルカメラ10とプリンタ(図示せず) が接続されていれば、当該デジタルカメラ10 の画像を印刷することが出来る。

 上記感度切替ボタン52は、カメラ本体14の 指令受信感度を切り替えるスイッチで、押す 毎に高感度、又は低感度に切り替わる。この 切り替わった受信感度の状態は、上記感度表 示ランプ32で確認出来る。即ち、上記感度表 ランプ32は、指令機器よりの感度切替指令 は上記感度切替ボタン52によりカメラ本体14 指令受信感度が切り替わった時、その表示 切り替える。具体的には、上記感度表示ラ プ32は、LED1個を用いて高感度で消灯、低感 で点灯、あるいは2色LEDを用いて高感度で赤 、低感度で緑のように、あるいはLED2個を用 て点灯を切り替えても良い。

 なお、上記感度切替ボタン52を独立して ける代わりに、後述のメニューの一つとし 受信感度切替メニューを備え、メニュー内 の選択によって受信感度を切り替えるよう しても良い。また、感度表示ランプ32を独立 して設ける代わりに、モニタ38に感度表示マ ク、例えばHまたはLを表示するようにして 良い。

 また、カメラ本体14の側面には、警告音 確認音の発生や、再生状態で録音されてい 音を再生するスピーカ54が設けられている。

 本第1実施例に係る撮像システムにおける 撮像機器としては、図3に示すようなデジタ ムービカメラ56であっても良い。図3におい 、上記デジタルカメラ10と同様の機能部材に ついては、同一の参照番号を付している。即 ち、このデジタルムービカメラ56においては そのカメラ本体14の前面には、撮影用のレ ズ部16、撮影補助光発光用のフラッシュ18、 令機器よりの信号受光用の受光素子20、タ マ撮影時の予告表示や指令機器よりの指令 認用の発光素子22、撮影状態での録音や撮影 後の音声メッセージ付加に用いるマイクロフ ォン24が配置されている。

 また、カメラ本体14の側面には、モニタ38 が回動自在に取り付けられており、撮影中の 画像や撮影後の再生画像が表示出来、使わな い時にはカメラ本体14に密着収納出来る。更 、カメラ本体14の側面には、電源のオン、 フと、撮影や再生のモード切り替えが出来 電源モードスイッチ58が配置されている。

 カメラ本体14の上面には、ズームスイッ 46が設けられている。このズームスイッチ46 、左右2箇所のシーソスイッチであり、撮影 状態でT側を押すとズームレンズを望遠側に かし、W側を押すと広角側にレンズを駆動す 。また、再生状態では、モニタ38における 像の拡大や縮小、あるいはマルチ画面表示 制御にも使われる。

 この他に、特に図示はしていないが、カ ラ本体14の側面や背面などに、各種接続コ クタ、メニューボタン、シャッタスイッチ どがある。

 図4は、指令機器としてのリモコンの種類 を示す図である。リモコンには、上記カメラ 本体14がリモコンの認証を行うための認証情 を含む認証情報付き指令(以下、認証指令と 記す)を送信する認証情報付きリモコンと、 証情報無し指令(一般指令)を送信する認証情 報無しリモコン(以下、普通リモコンと記す) 、の2種類がある。認証指令には、認証情報 付きの撮影指令(撮影や再生など)と、認証モ ド切替指令とがある。一般指令は、認証情 を含まない撮像や再生などの撮影指令であ 。一般指令機器からの一般指令では、後述 るような許可モードにおいては全ての機能 ついて、また制限モードでは制限されてい い機能についての指令が行える。認証情報 は、後述するような固定リモコン識別情報 加えて、可変リモコン識別情報(乱数や計数 値)、ID情報、機能範囲情報を用いることが出 来る。

 上記普通リモコンは、認証情報を持たず 認証モード切り替え機能は無く、指令には 証情報を含まないもので、許可モードある は制限モードで使用する。全ての指令の授 の能力は高い状態、即ち指令送信出力が高 状態及び/又はカメラ本体14の受信感度が高 状態で使用される。従って、該普通リモコ とカメラ本体14の間の指令授受の距離は、 証指令の授受に比べて長くなる。この普通 モコンは、自宅や限られた場所などで、カ ラ本体14の盗難や置忘れの恐れが少ない場合 の使用に向いている。

 一方、上記認証情報付きリモコンには、 に、認証モード切替リモコンと認証指令リ コンとの2種類が存在する。

 上記認証モード切替リモコンは、認証モ ド切替指令の発信の場合は認証情報を付け それ以外の撮影指令等には認証情報を付け いリモコンである。認証モードの切り替え 認証指令で行なう場合、認証モード切替指 の授受の能力は低い状態、即ち指令送信出 が低い状態及び/又はカメラ本体14の受信感 が低い状態で使用される。従って、該認証 ード切替リモコンとカメラ本体14の間の認 モード切替指令授受の距離は、認証情報無 の一般指令の授受に比べて短くなる。よっ 、認証情報の盗聴等の恐れが少なくなり、 つ、近くに怪しい人がいるかどうかの確認 容易となり、認証モードの切り替えの際の スクを軽減出来る。この認証モード切替リ コンは、次のような使い方に向いている。 ち、撮影等は許可モードや制限モードで比 的遠くからリモコン指令が届く一般指令で 用する。撮影をしない間は、認証モードを 述するような禁止モードに切り替え、盗難 置忘れに備えておく。そして、撮影等した なったら、また許可モードあるいは制限モ ドに切り替える。

 上記認証指令リモコンは、撮影指令を含 全ての指令の発信に認証情報を付けるリモ ンである。認証指令の授受は指令授受の能 が低い状態、即ち指令送信出力が低い状態 び/又はカメラ本体14の受信感度が低い状態 行なわれる。従って、該認証指令リモコン カメラ本体14の間の認証指令授受の距離は 認証情報無しの一般指令の授受に比べて短 なる。よって、認証情報の盗聴等の恐れが なくなり、且つ、近くに怪しい人がいるか うかの確認も容易となり、指令授受の際の スクを軽減出来る。この認証指令リモコン 、旅行先や混雑している場所などで撮像機 の盗難や置忘れの恐れが大きい場合の使用 向いている。即ち、カメラ本体14を禁止モー ドに設定しておき、全ての指令を認証指令と して送信し、カメラ本体14の近くでリモコン 作を行なうこととする。これにより、カメ 本体14の盗難や置忘れ時の情報漏れの恐れ 少なくすると共に、認証情報の盗聴などの スクを軽減出来る。

 本第1実施例に係る撮像システムにおける 認証モード切替リモコンの一例としての光学 式リモコン12は、図1に示すように、その端面 には、指令発信用の発光部60が構成されてお 、該発光部60より指令として撮影などの一 指令や認証モード切替指令を撮像機器であ デジタルカメラ10やデジタルムービカメラ56 発信する。

 また、この光学式リモコン12の上面には 撮影指令ボタン62、認証設定スイッチ64、感 切替ボタン66、テレボタン68、ワイドボタン 70、プラスボタン72、マイナスボタン74、等が 配置されている。該光学式リモコン12は、撮 指令ボタン62が押された時に撮影指令とし 撮影実行指令を一般指令の形態でカメラ本 14に発信する。上記認証設定スイッチ64は、 の操作部64Aの位置により通常位置と認証位 を切り替えるためのものであり、その位置 より他のスイッチ68~74の機能が切り替わる うになっている。また、上記感度切替ボタ 66が押されと、カメラ本体14の指令受信感度 切り替えるための感度切替指令を認証指令 形態で発信し、詳細は後述するようにカメ 本体14の指令受信感度を切り替える。

 この認証設定スイッチ64は、2位置切り替 スイッチであり、操作部64Aが図5Aのように 方の通常位置64Bにある時は通常位置、図5Bの ように下方の認証位置64Cにある時は認証位置 となる。なお、認証設定スイッチ64の操作部6 4Aが認証位置64Cにある時に、この光学式リモ ン12より発信する指令送信出力は、詳細は 述する出力切替方法により低出力で送信さ る。

 即ち、該光学式リモコン12は、テレボタ 68が押された時、操作部64Aが通常位置64Bとな っていれば、撮影指令としてカメラ本体14に ンズ部16を望遠側に駆動するTボタン指令を 般指令の形態で発信する。これに対して、 作部64Aが認証位置64Cとなっていれば、認証 ード切替指令としてカメラ本体14を制限モ ドに切り替える指令(制限指令)を認証指令の 形態で発信する。

 ワイドボタン70押された時には、操作部64 Aが通常位置64Bでは、撮影指令としてカメラ 体14にレンズ部16を広角側に駆動するWボタン 指令を一般指令の形態で発信する。これに対 して、操作部64Aが認証位置64Cでは、認証モー ド切替指令としてカメラ本体14を設定モード 切り替える指令(設定指令)を認証指令の形 で発信する。

 プラスボタン72が押された時は、操作部64 Aが通常位置64Bでは、撮影指令として再生時 駒送りやメニュー選択時の選択項目移動の 令を一般指令の形態で発信する。これに対 て、操作部64Aが認証位置64Cでは、認証モー 切替指令としてカメラ本体14を禁止モードに 切り替える指令(禁止指令)を認証指令の形態 発信する。

 マイナスボタン74が押された時は、操作 64Aが通常位置64Bでは、撮影指令として再生 の駒送りやメニュー選択時の選択項目移動 指令を一般指令の形態で発信する。これに して、操作部64Aが認証位置64Cでは、認証モ ド切替指令として撮像機器を許可モードに り替える指令(許可指令)を認証指令の形態で 発信する。

 なお、カメラ本体14における各モードの 細については後で説明する。

 図6は、認証モード切替リモコンの他の例 として、カメラ用の光学式リモコン76の外観 成を示す斜視図である。ここで、上記光学 リモコン12と同様の機能部材については、 一の参照番号を付す。

 即ち、この光学式リモコン76においても その端面に、指令発信用の発光部60があり、 該発光部60より指令としての一般指令や認証 ード切替指令を撮像機器に発信する。そし 、上面には、撮影指令ボタン62、認証設定 イッチ64、感度切替ボタン66、テレボタン68 ワイドボタン70、十字スイッチ78、OKボタン80 、メニューボタン82、プリントボタン84、情 ボタン86、消去ボタン88、回転ボタン90、保 ボタン92、等が配置されている。

 該光学式リモコン76は、撮影指令ボタン62 が押された時に、撮影指令として撮影実行指 令を一般指令の形態でカメラ本体14に発信す 。また、テレボタン68とワイドボタン70はシ ーソスイッチとなっている。テレボタン68が された時は撮影指令としてTボタン指令を一 般指令の形態で発信する。それを受信したカ メラ本体14においては、撮影状態であればレ ズ部16を望遠側に駆動し、再生状態であれ モニタ38における画像の拡大やマルチ画面の 表示制御を行う。同様に、ワイドボタン70が された時は、撮影指令としてWボタン指令を 一般指令の形態で発信する。それを受信した カメラ本体14においては、撮影状態ではレン 部16を広角側に駆動し、再生状態ではモニ 38における画像の縮小やマルチ画面の表示の 制御を行う。

 また、十字スイッチ78は、上下左右に押 ことが出来る4箇所シーソスイッチであり、 の押された方向に応じた操作指令を撮影指 として一般指令の形態で発信する。これは カメラ本体14におけるモニタ38上に表示され た複数項目の選択時に上下、左右に選択項目 を指示する場合や、再生画像の前後の駒送り などに用いられる。OKボタン80は、条件設定 にモニタ38上の選択項目を決定するスイッチ であり、それが押された時にOK指令を撮影指 として一般指令の形態で発信する。メニュ ボタン82は、条件設定用の各種メニューを ニタ38に表示させるためのスイッチであり、 それが押された時に撮影指令としてメニュー 指令を一般指令の形態で発信する。

 また、消去ボタン88が押されると、撮影 令として消去指令を一般指令の形態で発信 る。カメラ本体14においては、それを受信し た時に、再生状態で消去が機能制限されてい なければ、モニタ38に消去の実行確認の表示 行う。そして、十字スイッチ78により消去 選択した上で、OKボタン80が押されると、表 されている画像が消去される。

 また、感度切替ボタン66が押されると、 メラ本体14の指令受信感度を切り替えるため の感度切替指令を認証指令の形態で発信し、 詳細は後述するようにカメラ本体14の指令受 感度を切り替える。

 認証設定スイッチ64は、図5A及び図5Bと同 に、その操作部64Aの位置により通常位置64B 認証位置64Cを切り替えるためのものであり その位置により他のボタン84~92の機能が切 替わるようになっている。なお、認証設定 イッチ64の操作部64Aが認証位置64Cにある時に 、この光学式リモコン76より発信する指令送 出力は、詳細は後述する出力切替方法によ 低出力で送信される。

 即ち、操作部64Aが通常位置64Bでプリント タン84が押された時には、撮影指令として 刷指令を一般指令の形態で発信する。それ 受信したカメラ本体14においては、モニタ38 プリントメニューを表示し、当該カメラ本 14とプリンタが接続されていればカメラ本 14内の画像を印刷することが出来る。これに 対して、操作部64Aが認証位置64Cでプリントボ タン84が押されると、認証モード切替指令と て設定指令を認証指令の形態で発信する。 の受信に応じて、カメラ本体14が設定モー に切り替わる。

 また、操作部64Aが通常位置64Bで情報ボタ 86が押された時には、撮影指令として情報 示指令を一般指令の形態で発信する。それ 受信したカメラ本体14においては、モニタ38 表示画像の情報を表示する。これに対して 操作部64Aが認証位置64Cで情報ボタン86が押 れた場合には、認証モード切替指令として 限指令を認証指令の形態で発信する。その 信に応じて、カメラ本体14が制限モードに切 り替わる。

 また、操作部64Aが通常位置64Bで回転ボタ 90が押された時には、撮影指令として回転 令を一般指令の形態で発信する。それを受 したカメラ本体14においては、モニタ38の表 画像が90度回転する。これに対して、操作 64Aが認証位置64Cで回転ボタン90が押された場 合には、認証モード切替指令として許可指令 を認証指令の形態で発信する。その受信に応 じて、カメラ本体14が許可モードに切り替わ 。

 そして、操作部64Aが通常位置64Bで保護ボ ン92が押されると、撮影指令として保護指 を一般指令の形態で発信する。それを受信 たカメラ本体14においては、モニタ38の表示 像に保護フラグをつけ、消去出来ないよう 保護する。なお、この保護フラグは、上記 ニューボタン82の操作によるメニューで解 することが出来る。これに対して、操作部64 Aが認証位置64Cで保護ボタン92が押された時に は、認証モード切替指令として禁止指令を認 証指令の形態で発信する。その受信に応じて 、カメラ本体14が禁止モードに切り替わる。

 図7は、認証モード切替リモコンの更に別 の例として、カメラ用の電波式リモコン94の 観構成を示す斜視図である。ここで、上記 学式リモコン12と同様の機能部材について 、同一の参照番号を付す。即ち、この電波 リモコン94においては、指令電波を発信する アンテナ96が内蔵されており、該アンテナ96 よって指令を撮像機器に発信する。

 この電波式リモコン94の上面には、撮影 令ボタン62、感度切替ボタン66、テレボタン6 8、ワイドボタン70、プラスボタン72、マイナ ボタン74、制限ボタン98、設定ボタン100、禁 止ボタン102、許可ボタン104、等が配置されて いる。撮影指令ボタン62が押された時には、 影指令として撮影実行指令をカメラ本体14 発信する。また、テレボタン68が押された時 は、カメラ本体14にレンズ部16を望遠側に駆 するTボタン指令を撮影指令として発信する ワイドボタン70が押された時は、カメラ本 14にレンズ部16を広角側に駆動するWボタン指 令を撮影指令として発信する。プラスボタン 72が押された時は、再生時の駒送りやメニュ 選択時の選択項目移動の指令を撮影指令と て発信する。マイナスボタン74が押された は、再生時の駒送りやメニュー選択時の選 項目移動の指令を撮影指令として発信する

 以上の指令は、一般指令として高出力で 信される。これに対して、以下の認証モー 切替指令は、認証指令として低出力で送信 れる。

 即ち、制限ボタン98が押された時は、認 モード切替指令として制限指令を発信し、 の受信に応じてカメラ本体14が制限モードへ 切り替わる。設定ボタン100が押された時には 、認証モード切替指令として設定指令を発信 し、その受信に応じてカメラ本体14が設定モ ドに切り替わる。禁止ボタン102が押された には、認証モード切替指令として禁止指令 発信し、その受信に応じてカメラ本体14が 止モードに切り替わる。許可ボタン104が押 れた時には、認証モード切替指令として許 指令を発信し、その受信に応じてカメラ本 14が許可モードに切り替わる。

 また、感度切替ボタン66が押されると、 メラ本体14の指令受信感度を切り替えるため の感度切替指令を発信し、詳細は後述するよ うにカメラ本体14の指令受信感度を切り替え 。

 このように、この電波式リモコン94では 上記光学式リモコン12や76のような認証設定 イッチは無く、撮影指令用のボタンと認証 ード切り替え用のボタンは独立している。 お、認証モードの切り替えは重要なので、 スタッチなどによる誤操作を防止するため 、ボタン98~104の何れかと撮影指令ボタン62 を同時に押した時に、対応する認証モード の切替指令を発信するようにしても良い。

 なお、このようなボタン配置を有する電 式リモコン94の他の構成例として、全ての 令に認証情報を付けて認証指令として送信 ることにより、認証指令リモコンを実施出 る。

 また、このようなボタン配置を有する光 式リモコンにより、認証指令リモコンを実 することも出来る。

 図8は、普通リモコンの例としてのカメラ 用の光学式リモコン106の外観構成を示す斜視 図である。ここで、上記光学式リモコン12,76 電波式リモコン94と同様の機能部材につい は、同一の参照番号を付す。この認証機能 持たない光学式リモコン106の場合は、一般 令のみを送信可能であり、認証設定スイッ 64を持たない。よって、後述するように、カ メラ本体14が許可モードあるいは制限モード 許可されている機能に対する指令を発信す ことが出来る。

 即ち、この光学式リモコン106では、その 面に、指令発信用の発光部60があり、該発 部60より指令を一般指令の形態でカメラ本体 14に発信する。そして、上面には、撮影指令 タン62、テレボタン68、ワイドボタン70、十 スイッチ78、OKボタン80、メニューボタン82 プリントボタン84、情報ボタン86、消去ボタ 88、回転ボタン90、保護ボタン92、等が配置 れている。

 なお、本光学式リモコン106と同様のボタ 配置を持つ電波式リモコンを構成すること 可能である。その場合には、発光部60に代 て、図8に破線で示すように、指令電波を発 するアンテナ96を内蔵し、該アンテナ96によ って指令を一般指令の形態でカメラ本体14に 信する。勿論、光学式と電波式の両機能を ったリモコンを構成することも可能であり その場合は、発光部60とアンテナ96を有し、 それぞれに対応する回路を持たせても良い。

 この光学式リモコン106は、撮影指令ボタ 62が押された時に、撮影指令として撮影実 指令を一般指令の形態でカメラ本体14に発信 する。また、テレボタン68が押された時は撮 指令としてTボタン指令を一般指令の形態で 発信し、ワイドボタン70が押された時は撮影 令としてWボタン指令を一般指令の形態で発 信する。十字スイッチ78は、上下左右に押す とが出来る4箇所シーソスイッチであり、そ の押された方向に応じた操作指令を撮影指令 として一般指令の形態で発信する。OKボタン8 0が押された時は撮影指令としてOK指令を一般 指令の形態で発信する。メニューボタン82が された時は撮影指令としてメニュー指令を 般指令の形態で発信する。また、消去ボタ 88が押された時は撮影指令として消去指令 一般指令の形態で発信する。

 また、プリントボタン84が押された時に 、撮影指令として印刷指令を一般指令の形 で発信する。情報ボタン86が押された時には 、撮影指令として情報表示指令を一般指令の 形態で発信する。回転ボタン90が押された時 は、撮影指令として回転指令を一般指令の 態で発信する。保護ボタン92が押されると 撮影指令として保護指令を一般指令の形態 発信する。

 なお、上記リモコン12,76,94,106はそれぞれ 令機器の例であり、上記構成に限定される のではないことは勿論である。例えば、リ コン12又は76のスイッチ及びボタン配置を持 った電波式リモコンや、リモコン94のスイッ 及びボタン配置を持つ光学式リモコンであ ても構わないし、更にスイッチ、ボタンを 加しても構わない。

 次に、上記デジタルカメラ10の電気的な 成を説明する。図9に示すように、上記デジ ルカメラ10は、上記レンズ部16によってその 上に結像された被写体の像を電気信号に変換 する撮像素子108を有する。なお、上記レンズ 部16は、被写体の像を該撮像素子100上に結像 せる。該レンズ部16は、撮像機器の種類に って一眼レフタイプやレンズシャッタタイ 、あるいはズーム機能、オートフォーカス 能、明るさ絞り機能などを含む。上記撮像 子108としては、CCDタイプやCMOSタイプの撮像 子が用いられ、画素数は100万画素クラスか 1000万画素超クラスが用いられる。撮像処理 回路110は、撮像素子108からの信号を処理しA/D 変換して、メニュー等で設定されている所定 のフォーマットで内蔵メモリ112あるいは着脱 メモリ114に記録する。そのフォーマットとし ては、画像圧縮しないRAWデータ形式や標準圧 縮方式によるJPEG形式、あるいは動画の場合 モーションJPEG形式やMPEG2、MPEG4形式などが用 いられる。

 受信部116は、上記電波式リモコン94等の 波式リモコンよりの指令電波をアンテナ36で 受信した信号を、増幅、復調し、主制御部118 と協調してデコードして指令データに変換す る。詳細は後述するが、該受信部116は、その 受信能力を切り替えることが出来る。具体的 には、主制御部118と協調して増幅部の増幅率 を切り替えたり、減衰器を用いて受信感度を 下げるなどにより受信感度を切り替える。受 信感度を下げて認証指令を受信することによ り、認証指令を受け入れる範囲を、一般指令 の受信に比べて限定して、操作者が意図した 範囲からの指令を受信することにより、認証 指令授受の安全性を高めることが出来る。

 受光部120は、上記光学式リモコン12,76,106 の光学式リモコンよりの指令光を受光素子2 0で電気信号に変換し、増幅、復調し、主制 部118と協調してデコードして指令データに 換する。詳細は後述するが、該受光部120は その受光能力を切り替えることが出来る。 体的には、主制御部118よりの切替指示に応 て増幅部の増幅率を切り替えたり、減衰器 用いて受光感度を下げるなどにより受光感 を切り替える。受光感度を下げて認証指令 受光することにより、認証指令を受け入れ 範囲を、一般指令の受光に比べて限定して 操作者が意図した範囲からの指令を受光す ことにより、認証指令授受の安全性を高め ことが出来る。

 なお、リモコンが光学式あるいは電波式 何れか一方のみ用いられる場合は、対応す アンテナ36及び受信部116あるいは受光素子20 及び受光部120があれば良いことは勿論である 。

 ズーム制御部122は、静止画あるいは動画 影が可能な場合に、カメラ本体14のズーム イッチ46あるいはリモコン12,76,94又は106のテ ボタン68もしくはワイドボタン70が操作され たとき、レンズ部16を駆動する。露光制御部1 24は、デジタルカメラ10に設定されている撮 条件にしたがって被写体の明るさに応じて りの制御や撮像素子108の制御を行なう。測 制御部126は、撮像素子108からの信号を用い レンズ部16の駆動及び合焦検出制御を行なう 。

 画像処理回路128は、主制御部118のCPU及び ログラムと協調して、画像の拡大縮小、圧 伸長、歪補正、色補正、ノイズ除去、合成 回転などの処理を行なう。着脱メモリ114は 画像記録用のメモリであり、半導体メモリ ードやハードディスクドライブで構成され カメラ本体14のコネクタ(図示せず)に着脱出 来る。この着脱メモリ114としては、数十メガ バイトから数ギガバイトのものが用いられ、 画像やその属性情報が記録される。暗号化・ 復号化回路130は、着脱メモリ114に画像を記録 する際に暗号化して記録する場合及び暗号化 された画像を復号化する場合に用いる。ただ し、処理を主制御部118のCPUでプログラムで行 なう場合は省略することが出来る。外部イン ターフェイス132は、デジタルカメラ10とプリ タやパソコンあるいはハードディスクなど 外部記憶装置やテレビジョン受像機(以下、 テレビと略記する)などとの接続のための信 変換機能とコネクタを含む。プリンタとの 続にはピクトブリッジ、パソコンや外部記 装置とはUSB、テレビとはビデオケーブル等 接続することが出来る。

 バス134は、各部を結ぶ共通信号線群であ 、データバス、アドレスバス、コントロー バスなどである。主制御部118は、特に図示 していないが、CPU、ROM、RAM、レジスタ、カ ンタ、タイマ、書き換え可能な不揮発性メ リなどを含むマイクロコンピュータシステ であり、当該デジタルカメラ10全体の制御 表示、データ処理を司る。該主制御部118内 不揮発性メモリには、当該デジタルカメラ10 に対応する認証モード切替リモコン及び認証 指令リモコンを識別するための固定リモコン 識別情報を記録している。そして、この主制 御部118は、この固定リモコン識別情報を認証 情報として用いて、リモコン12,76又は94から 認証情報を認識する認証情報認識部118Aを有 ている。このように、本第1実施例では、固 定リモコン識別情報を認証情報として用いる 。なお、上記固定リモコン識別情報の記録は 、当該デジタルカメラ10の工場出荷前あるい 販売前に行なっておくことが望ましい。更 、この固定リモコン識別情報は、不正利用 防止する観点から、暗号化されていること 望ましい。

 内蔵メモリ112は、撮影した画像を当該内 メモリ112のみに記録することが選択されて る場合の画像等の記録が出来る、当該デジ ルカメラ10から取り出し出来ないメモリで る。更に、この内蔵メモリ112は、禁止モー における撮影画像等の記録が出来、あるい 、制限モード及び許可モードにおいて着脱 モリ114が一杯あるいは無い場合にも画像の 録が出来る。この内蔵メモリ112としては、 十メガバイトから数ギガバイトの半導体メ リ、あるいは数百メガバイトから十ギガバ トクラスの超小型ハードディスクが好適で る。

 モードメモリ136は、不揮発性メモリで構 され、認証モードの記憶、保持をすること 出来る。電源がオフでも記憶は保持される これにより、禁止モード等が設定されてい 故意あるいは過失で電池が抜かれたまま放 された場合であっても、その設定されてい 禁止モード等は保持され、次の電源オン時 は禁止モード等になる。

 フラッシュ18は、静止画撮影時に、メニ ーで設定されたフラッシュモードにしたが てフラッシュ発光を行なう。フラッシュモ ドとしては、例えば、暗い時や逆光で自動 光するモード、弱く発光するソフト発光モ ド、本発光前に数回の予備発光をする赤目 減モード、必ず発光する強制発光モード、 光しない発光禁止モード、等がある。発光 138は、発光素子22の点灯を制御する。表示制 御部140は、モニタ38に撮影画像や再生画像、 ニューや情報及び警報用の文字や記号の表 制御を行なう。音声処理部142は、撮影時に イクロフォン24で拾った音を処理して記録 せることや、再生時に記録されている音を 生処理してスピーカ54に供給したり、警報音 等をスピーカ54に供給する。

 電源回路144は、電池146あるいは外部の電 (図示せず)からの電力を、各部に必要な電 に変換して供給する。電池146は交換可能で リチュームイオン充電電池や乾電池が用い れる。

 禁止タイマ148は、タイマスタート後、予 設定された時間が経過した時、時間切れと り、モードメモリ136の認証モードを禁止モ ドに設定する。電池146及び電源回路144と協 して、カメラ本体14の電源がオフの状態で っても、該禁止タイマ148には電源が供給さ て、カウントを続ける。そして、予め設定 れた時間が経過した時、時間切れとなり、 ードメモリ136の認証モードを禁止モードに る。この際、短時間、主制御部118とモード モリ136に電源を供給して、禁止モードをプ グラムで設定する様に構成することも出来 。あるいは、主制御部118は介さずに、禁止 イマ148自身でモードメモリ136の禁止設定が なえるよう、禁止モード設定アドレスの発 と、禁止モードデータの発生及び制御バス 短時間駆動によって、モードメモリ136に禁 モードの設定を行なっても良い。また、電 回路144に電圧監視機能を持たせて、回路動 にとって電圧が不十分なレベルになる前に 止モードを設定するようにしても良い。電 146が抜き取られた場合に、バックアップ電 あるいはキャパシタの有無等を考慮して予 設定された時間後に禁止モードに強制移行 ても良い。

 このような方式を採用することにより、 意あるいは過失により電池146が抜き取られ まま、あるいは消耗したまま、放置されて バックアップ用の電池あるいはキャパシタ 電気も消耗してしまい、禁止タイマ148がカ ント出来なくなって、予め設定した時間が 過しても禁止モードを設定することが出来 くなってしまい、当該デジタルカメラ10が 用出来てしまう、ということを防止出来る

 パワースイッチ28でカメラ本体14の電源の オン、オフを行い、オンのときはパワーラン プ30が点灯している。シャッタスイッチ26、 度表示ランプ32、セレクトスイッチ34、十字 イッチ40、OKボタン42、メニューボタン44、 ームスイッチ46、消去ボタン48、プリントボ ン50、感度切替ボタン52は、図1及び図2を参 して説明した通りである。各スイッチ及び タンは、主制御部118のCPUの割り込みライン び/又は入出力ポートに接続されている。

 デジタルムービカメラ56の場合、外観等 長時間の動画撮影時の操作性等を考慮した 状になっているが、基本的な機能構成は、 9に示したデジタルカメラ10のそれと同様で る。

 次に、図10を参照して、デジタルカメラ10 における上記受光部120の構成を説明する。受 光素子20は、光学式リモコン12,76又は106より 光を電流に変換する。なお、受光素子20の前 面には、使用波長に合わせた光を通す光学フ ィルタ(図示せず)を設けて、外乱光の影響を 去することが望ましい。上記受光素子20で 換された電流は、増幅部120Aで増幅され、フ ルタ部120Bで搬送波周波数に合わせた帯域が 通過された後、検波部120Cで検波され、積分 120Dで搬送波周波数成分が除去されて信号成 が再生される。この再生された信号成分が 波形整形部120Eで整形されて、デコーダ部120 Fで指令に対応した情報に変換される。

 また、上記増幅部120Aには、感度切替部120 Gが設けられている。該感度切替部120Gには、 メラ本体14の感度切替ボタン52が押されたと き、及びデコーダ部120Fで変換した情報が光 式リモコン12又は76よりの感度切替指令であ た場合に、主制御部118より感度切替信号120H が供給される。この感度切替信号120Hに応じ 、感度切替部120Gは、当該増幅部120Aの増幅率 を切り替えたり、減衰器を用いて受光感度を 下げるなどにより、指令光の受光感度を切り 替える。特に、認証指令受信時には受光感度 を下げることにより、認証指令を受け入れる 範囲を、一般指令の受光時に比べて限定して 、操作者が意図した範囲での指令を受光する ことにより、認証指令授受の安全性を高める ことが出来る。

 次に、図11を参照して、デジタルカメラ10 における上記受信部116の構成を説明する。ア ンテナ36は、電波式リモコン94よりの電波を 流に変換する。このアンテナ36で変換された 電流は、増幅部116Aで増幅され、フィルタ部11 6Bで搬送波周波数に合わせた帯域が通過され 後、検波部116Cで検波され、積分部116Dで搬 波周波数成分が除去されて信号成分が再生 れる。この再生された信号成分が、波形整 部116Eで整形されて、デコーダ部116Fで指令に 対応した情報に変換される。

 また、上記増幅部116Aには、感度切替部116 Gが設けられている。該感度切替部116Gには、 メラ本体14の感度切替ボタン52が押されたと き、及びデコーダ部116Fで変換した情報が電 式リモコン94よりの感度切替指令であった場 合に、主制御部118より感度切替信号116Hが供 される。この感度切替信号116Hに応じて、感 切替部116Gは、当該増幅部116Aの増幅率を切 替えたり、減衰器を用いて受信感度を下げ などにより、指令電波の受信感度を切り替 る。特に、認証指令受信時には受信感度を げることにより、認証指令を受け入れる範 を、一般指令の受信時に比べて限定して、 作者が意図した範囲での指令を受信するこ により、認証指令授受の安全性を高めるこ が出来る。

 次に、図12を参照して、上記光学式リモ ン12の電気的な構成の例を説明する。制御部 150は、ボタン62,66~74の何れかがオンになった 、認証設定スイッチ64の状態を読み取り、 の状態に対応した指令信号を発生する。ま 、この制御部150は、撮像機器と対応する認 情報付きリモコンを識別するための認証情 としての固定リモコン識別情報を不揮発性 モリに記録しておく認証情報記憶部150Aを有 ている。この認証情報記憶部150Aへの固定リ モコン識別情報の記録は、工場出荷前あるい は販売前に行なっておくことが望ましい。更 に、この固定リモコン識別情報は、不正利用 を防止する観点から、暗号化されていること が望ましい。

 制御部150は、ボタンが押し続けられてい 間は、予め設定された時間、信号を発生す 。変調部152は、制御部150よりの信号で、発 部154が発生する搬送波を変調してトランジ タ156を駆動し、発光部60を点滅させる。抵 158は、電流制限用である。発光部60には、赤 外線発光ダイオードで波長が900~950nmのものが 用いられることが多いが、他の波長あるいは 可視光でも良い。

 また、上記変調部152には、制御部150の制 に従って、発光部60から出力する信号出力 切り替える出力切替部152Aが設けられている この出力切替部152Aにより信号出力を切り替 える方法としては、変調部152での搬送波に対 する変調度を切り替えることにより、受信側 での再生信号レベルを制御する。即ち、変調 度を大きくすることにより受信側で再生され る信号レベルを大きくし、変調度を小さくす ることにより受信側で再生される信号レベル を小さくする。

 なお、上記のような光学式リモコン12か 、認証設定スイッチ64、感度切替ボタン66、 証情報記憶部150A、出力切替部152Aを除くこ で、普通リモコンを構成することが出来、 のような普通リモコンでは、各ボタンに対 した一般指令を通常出力で発光部60より発信 する。

 また、上記光学式リモコン12は、図13に示 すような電気的な構成としても良い。即ち、 制御部150、ボタン62,66~74、認証設定スイッチ6 4、認証情報記憶部150A、変調部152、発振部154 発光部60、抵抗158、は、図12に示した構成例 と同様である。これに対し、本構成例では、 変調部152には出力切替部152Aが無い。その代 りに、制御部150の制御により発光部60に流す 電流を制限することにより発光部60から出力 る信号出力を切り替えるための切替スイッ 160と抵抗162が配置されている。このような 成では、切替スイッチ160がオンのときは、 光部60と電源VCCの間には抵抗158のみが接続 れるので出力が高くなる。切替スイッチ160 オフのときは、上記抵抗158に直列に抵抗162 入ることで発光部60に流す電流が減少し、出 力が下がる。

 なお、係る構成の光学式リモコン12から 認証設定スイッチ64、感度切替ボタン66、認 情報記憶部150A、切替スイッチ160、抵抗162を 除いた、普通リモコンの場合は、各ボタンに 対応した一般指令を通常出力で発光部60より 信する。

 更には、上記光学式リモコン12は、図14に 示すような電気的な構成とすることが出来る 。制御部150、ボタン62,66~74、認証設定スイッ 64、感度切替ボタン66、認証情報記憶部150A 変調部152、発振部154、発光部60、抵抗158、は 、図13に示した構成例と同様である。本構成 では、該光学式リモコン12の信号出力の切 替えは、発光部60を複数設け、点灯数を切り 替えることにより行われる。即ち、切替スイ ッチ160がオンのときは、発光部60が複数点灯 て出力が高くなる。切替スイッチ160がオフ ときは、点灯数が減ることで出力が下がる なお、発光部60及び抵抗158は、図14ではそれ ぞれ2個としているが、それぞれ3個以上とし も良いことは勿論である。また、発光部60 タイプを変えることによって、即ち発光部60 の波長、出力、発光角度、発光部60の面積な を変えることにより、実質的な発光出力あ いは受信側から見た有効受信エネルギーを えても良い。

 なお、係る構成の光学式リモコン12から 認証設定スイッチ64、感度切替ボタン66、認 情報記憶部150A、切替スイッチ160、該切替ス イッチ160と直列な抵抗158及び発光部60を除い 、普通リモコンの場合は、各ボタンに対応 た一般指令を通常出力で発光部60より発信 る。

 次に、図15を参照して、上記光学式リモ ン76の電気的な構成の例を説明する。制御部 150は、ボタン及びスイッチ62,66~70,78~92の何れ がオンになった時、認証設定スイッチ64の 態を読み取り、その状態に対応した指令信 を発生する。また、制御部150は、撮像機器 対応する認証情報付きリモコンを識別する めの認証情報としての固定リモコン識別情 を不揮発性メモリに記録しておく認証情報 憶部150Aを有している。この認証情報記憶部1 50Aへの固定リモコン識別情報の記録は、工場 出荷前あるいは販売前に行なっておくことが 望ましい。更に、この固定リモコン識別情報 は、不正利用を防止する観点から、暗号化さ れていることが望ましい。

 制御部150は、ボタン又はスイッチが押し けられている間は、予め設定された時間、 号を発生する。搬送波周波数として40KHzを いる場合、上記発光部60を発光ダイオードで 構成し、且つ、該制御部150として、ワンチッ プマイコンで直接、発光ダイオードを駆動出 来るものを用いれば、プログラムで高周波変 調信号を発生させ、上記変調部152と発振部154 とトランジスタ156を省略する構成をとること が出来る。したがって、電流制限用の抵抗158 を介して電源に接続されている発光部60は、 接、制御部150に接続される。

 本構成においては、出力信号の切り替え 、制御部150の制御により、発光部60から出 する信号出力を切り替える。信号出力を切 替える方法として、制御部150で搬送波に対 る変調度を切り替えることにより、受信側 の再生信号レベルを制御する。即ち、変調 を大きくすることにより受信側で再生され 信号レベルを大きくし、変調度を小さくす ことにより、受信側で再生される信号レベ を小さくする。

 また、上記光学式リモコン76は、図16に示 すような電気的な構成とすることが出来る。 制御部150とスイッチ62,66~70,78~92は、図15に示 た構成例と同様である。本構成例では、出 切り替えは、変調度の制御ではなく、制御 150の制御により発光部60に流す電流を制限す ることによって信号出力を切り替えるもので ある。そのため、本構成例では、切替スイッ チ160と抵抗162とが配されている。切替スイッ チ160がオンのときは、発光部60と電源VCCの間 は抵抗158のみが接続されるので出力が高く る。切替スイッチ160がオフのときは、上記 抗158に直列に抵抗162が入ることで発光部60 流す電流が減少し、出力が下がる。

 更には、上記光学式リモコン76は、図17に 示すような電気的な構成としても良い。制御 部150とスイッチ62,66~70,78~92は、図15に示した 成例と同様である。本構成例では、出力切 替えは、発光部60を複数設け、制御部150の制 御によりその点灯数を切り替えることによっ て信号出力を切り替えるものである。発光部 60が複数点灯すると出力が高くなり、点灯数 減ると出力が下がる。なお、発光部60及び 抗158は、図17ではそれぞれ2個としているが それぞれ3個以上としても良いことは勿論で る。また、発光部60のタイプを変えること よって、即ち発光部60の波長、出力、発光角 度、発光部60の面積などを変えることにより 実質的な発光出力あるいは受信側から見た 効受信エネルギーを変えても良い。

 次に、図18を参照して、上記電波式リモ ン94の電気的な構成の例を説明する。制御部 150は、ボタン62,66~74,98~104の何れかがオンにな った時、そのボタンの機能に対応した指令信 号を発生する。また、制御部150は、認証情報 としての固定リモコン識別情報を不揮発性メ モリに記録しておく認証情報記憶部150Aを有 ている。この認証情報記憶部150Aへの固定リ コン識別情報の記録は、工場出荷前あるい 販売前に行なっておくことが望ましい。更 、この固定リモコン識別情報は、不正利用 防止する観点から、暗号化されていること 望ましい。

 制御部150は、ボタンが押し続けられてい 間は、予め設定された時間、信号を発生す 。変調部152は、制御部150よりの信号で、発 部154が発生する搬送波を変調して電力増幅 164で増幅して、アンテナ96より電波を輻射 る。電力増幅部164には、出力切替部164Aがあ 、制御部150の制御による出力切替信号166に り、電力増幅部164からの出力を切り替える

 なお、図7に示すようなボタン配置を有す る電波式リモコン94を、全ての指令に認証情 を付けて認証指令として送信する認証指令 モコンとして実施する場合には、図18に示 出力切替部164Aは不要となる。電力増幅部164 りの出力は、他のリモコンが一般指令を発 する場合と比較して低出力に設定され、撮 機器との通信距離は相対的に短くなる。

 また、図8に示す普通リモコンである光学 式リモコン106に関しては、例えば、図15に示 た構成例より、認証設定スイッチ64、感度 替ボタン66、認証情報記憶部150Aを除いた構 で、認証情報の付かない一般指令を通常出 で発光部60より発信する。上記光学式リモコ ン106と同様のボタン配置を持つ電波式リモコ ンの場合には、図18に示した構成例より、プ スボタン72、マイナスボタン74、制限ボタン 98、設定ボタン100、禁止ボタン102、許可ボタ 104、認証情報記憶部150A、出力切替部164A、 力切替信号153を除き、十字スイッチ78、OKボ ン80、メニューボタン82、プリントボタン84 情報ボタン86、消去ボタン88、回転ボタン90 保護ボタン92が有る構成で、認証情報の付 ない一般指令を通常出力でアンテナ96より発 信する。

 次に、上記光学式リモコン12,76又は106の 生する信号を、図19乃至図22を参照して説明 る。

 8ビットの1バイトデータを送信する場合 送信データ信号は、図19に示すように、リー ダコード166と、8ビットデータ部168と、スト プコード170と、から構成される。図20は、デ ータ信号1ビットの構成を示す図である。論 「0」の場合、信号単位時間T=500マイクロ秒( 下μS)のオンとオフの計1ミリ秒(以下mS)で表 、論理「1」の場合、1Tのオンと3Tのオフの 2mSで表す。図19のデータ信号の場合は、リー ダコード166が8Tのオンと4Tのオフで計12T=6mSで り、データ8ビット(「01010011」)は論理「0」 4個で4mS、論理「1」が4個で8mSの合計12mS、ス トップコード170は60Tで30mSであり、合計48mSと る。

 データnバイトを送る場合には、図21に示 ように、リーダコード166に続きnバイトのデ ータ部168、最後にストップコード170となる。

 図12乃至図14の何れかに示した光学式リモ コン12の変調部152の出力波形は、図22に示す うになる。この図22は、制御部150よりのデー タ信号により発振部154から供給される搬送波 を変調し、トランジスタ156を駆動する論理「 0」の波形を示している。搬送周波数40kHzの場 合、1T=500μSには搬送波20パルスが入り、発光 60のLEDを点滅する。

 図15に示した光学式リモコン76(及び106)の 御部150から発光部60への出力波形において 同様である。

 発光部60よりの光は、カメラ本体14側にお いて、受光素子20で略図22の変調波形に近い の信号に様々なノイズや直流成分が乗った で再生される。そして、搬送波周波数40kHzの 帯域通過フィルタ部120Bで雑音等を除去した 、検波部120Cと積分部120D及び波形整形部120E 図21の信号波形が再生され、デコーダ部120F データに変換される。

 次に、光学式リモコン12,76又は106の指令 データフォーマットを説明する。

 一般指令は、図23Aに示すように、基本的 は、リーダコード166とストップコード170で 指令の内容を示すデータ部168を挟む形であ 、固定長でも可変長でも良い。この図23Aは 図21に相当する。また、一般指令は、図23B 示すように、データ部168の前にヘッダ172を けて、データ形式やリモコンの種類などを 定フォームで追加しても良い。更に、図23C 示すように、データ部168の後ろに、エラー 出のためのデータやエラー訂正用のデータ(E CC174)を添付しても良い。あるいは、市販の家 電製品用のリモコンで行なわれているような データビットパターンを直後に反転して送り 、両者の一致を取ってエラーの有無を検出す るようにしても良い。

 また、認証指令は、更に、認証情報とし 固定リモコン識別情報が付加される。即ち この場合は、図24A乃至図24Cに示すように、 立した固定リモコン識別情報176を付加して 信する。あるいは、認証情報として固定リ コン識別情報176を、データ部168又はヘッダ1 72の一部に含めて送信することも出来る(この 場合、データフォーマットは図23A乃至図23Cに 示すものとなる)。

 この固定リモコン識別情報176は、図9で説 明した、デジタルカメラ10の主制御部118の認 情報認識部118Aに記憶されている固定リモコ ン識別情報と同じものである。固定リモコン 識別情報176は、リモコンよりの指令が正しい リモコンから送信されたものか否かを判別す るために用いる。固定リモコン識別情報176は 、図12及び図13で説明したように、デジタル メラ10と対になる光学式リモコン12,76の制御 150の認証情報記憶部150Aに、同じ情報が書き 込まれている。よって、もしリモコン12又は7 6あるいはデジタルカメラ10が壊れたり紛失し た際に、壊れたほうを買いなおす場合には、 メーカあるいは販売店で身分証明などで正規 の所有者であり盗品等でないことを示して、 固定リモコン識別情報を書き直して貰う事が 出来る。

 次に、上記電波式リモコン94の発生する 号を示す図である。図18に示した制御部150か ら変調部152に供給されるデータ信号は、図19 至図21と同様である。搬送周波数としては 日本国においては微弱電波の規制値が厳し なる322MHzよりも低くなお且つアンテナ96が短 くてすむ315MHzを用いる。この搬送周波数を発 振部154より変調部152に供給しデータ信号で変 調すると、図25に示すような信号波形(図は、 論理「0」の波形)が得られる。データ信号1T=5 00μSに315MHzの搬送波の周期3.17μSの搬送波がお およそ157サイクル含まれる。電力増幅部164で 所定の出力を得てアンテナ96より輻射される

 図11で説明したように、カメラ本体14にお いては、アンテナ36で受信された電波は、増 部116Aでノイズやその他の電波と共に増幅さ れ、搬送波周波数315MHzの帯域通過フィルタ部 116Bで雑音等が除去された後、検波部116Cと積 部116D及び波形整形部116Eで図21の信号波形が 再生され、デコーダ部116Fでデータに変換さ る。

 電波式リモコン94においても、図23A乃至 24Cのデータフォーマットが用いられ、その 用方法は上記の光学式リモコンの場合と同 である。

 次に、カメラ本体14の認証モードを説明 る。図26に示すように、認証モードには、「 禁止モード」、「制限モード」、「設定モー ド」、及び「許可モード」の4種類がある。

 「禁止モード」は、認証情報付きリモコ 以外での使用を不可とするモードである。 証情報付きリモコンからの認証指令がない カメラ本体14の操作は出来ないので、認証 報付きリモコンをカメラ本体14とは別に携帯 あるいは保管しておき、カメラ本体14を禁止 ードにしておく。このようにカメラ本体14 禁止モードにしておくことにより、万一カ ラ本体14単体を紛失してしまい、そのカメラ 本体14を第三者が入手したとしても、第三者 そのカメラ本体14を使用することは出来な 。保管時や携帯時に紛失してもカメラ本体14 が使用出来ないと共に、カメラ本体14内の画 の漏洩が防止出来る。なお、この禁止モー でも、認証情報付きリモコン保有者は、そ 認証情報付きリモコンを使ってカメラ本体1 4を操作することが出来る。

 「制限モード」は、認証情報付きリモコ 、認証機能を持たない普通リモコンの何れ おいても、図28を参照して後述するような 可されている機能のみが使用出来るモード ある。この制限モードは、一時的にカメラ 体14を貸す場合や、本人が使用して撮影のみ 行なう場合で、消去や転送を禁止する場合に 便利である。

 「設定モード」は、上記制限モードにお る制限機能の設定・変更を認証指令リモコ を用いて行なうことが出来るモードである

 「許可モード」は、カメラ本体14を自由 使えるモードであり、本人や家族が盗難等 リスクが少ない自宅など限定された場所で 用する場合や、カメラ本体14内の画像を消去 した状態で他人に貸与する場合に好適な、い わばカメラ本体14に鍵が掛かっていない状態 ある。この許可モードでは、認証機能を持 ない普通リモコンであっても、認証モード 切り替え以外の全ての機能が実行可能であ 。

 次に、図27を参照して、カメラ本体14の電 源の投入時の認証モード設定指定に関する選 択を説明する。この設定は、メニューを使っ て、電源投入時にモードメモリ136の記憶モー ドに関係なく強制的に禁止モードとなる設定 (「禁止モード」)と、電源投入時にモードメ リ136に記憶されている認証モード(「モード メモリ記憶モード」)になる設定との何れか 指定出来る。これは、メニューで電源投入 の認証モード設定の画面を表示し、認証情 付きリモコンである光学式リモコン12又は電 波式リモコン94のプラスボタン72とマイナス タン74、あるいは認証情報付きリモコンであ る光学式リモコン76の十字スイッチ78で選択 、撮影指令ボタン62により確定する操作で設 定する。この設定結果は、モードメモリ136又 は主制御部118内の不揮発性メモリに保存され る。

 電源投入時に「禁止モード」となるよう 設定しておくことにより、認証指令リモコ を持っていて当該認証指令リモコンで指令 るか、認証モード切替リモコンで他の認証 ードに切り替えない限り、カメラ本体14単 では使用出来ない、即ちカメラ本体14に鍵が 掛かった状態に出来る。これに対して、電源 投入時に「モードメモリ記憶モード」となる ように設定しておけば、カメラ本体14はモー メモリ136に記憶されているモードとなり、 可モードであればカメラ本体14を自由に使 出来、制限モードであれば設定された使用 能機能に従った使用が出来る。禁止モード び設定モードであれば、認証情報付きリモ ンが必要である。許可モード及び制限モー になった場合は、禁止タイマ148がスタート 、設定された時間が過ぎると禁止モードに る。

 次に、図28を参照して、制限モードでの 用可能な機能を説明する。認証情報付きリ コンの設定スイッチ(光学式リモコン12では 証設定スイッチ64及びワイドボタン70、光学 リモコン76では認証設定スイッチ64及びプリ ントボタン84、電波式リモコン94では設定ボ ン100)を押すと設定モードに切り替わる。こ 設定モードでは、図28に示す機能と制限フ グがモニタ38に表示され、光学式リモコン12 は電波式リモコン94のプラスボタン72とマイ ナスボタン74、あるいは光学式リモコン76の 字スイッチ78で項目を選択し、撮影指令ボタ ン62により可又は不可を確定する操作で設定 ることが出来る。その設定結果は、機能制 表として、モードメモリ136又は主制御部118 の不揮発性メモリに保存される。

 ここで、「撮影可」で、静止画及び動画 撮影が出来る。

 「再生可」で内蔵メモリ112及び着脱メモ 114内の画像の再生が出来る。更に再生状態 使用可能な機能を細かく設定出来る。即ち 「消去可」で消去が出来、「転送可」でパ コン等への転送が出来、「印刷可」でプリ タへの印刷が出来、「編集可」で画像の編 が出来る。

 「メニュー可」で、撮影条件の変更など 出来る。

 また、上述したように、カメラ本体14の イッチやボタンが押された場合、カメラ本 14の主制御部118のCPUに割り込みやリセットが 掛かり、対応した動作が行なわれる。図29は その大略を示した図である。各対応動作の 細については後述するので、ここでは対応 概要を、デジタルカメラ10の場合を例に説 するものであり、撮像機器の種類により、 応するスイッチやボタンが無いもの、別の 称となっているもの、等もある。

 カメラ本体14が電源オフの状態で、パワ スイッチ28が押されると電源が入り、主制御 部118のCPUにリセットが掛かり動作が開始され る。また、電源がオンの状態でパワースイッ チ28が押されると、動作を終了し電源がオフ なる。

 セレクトスイッチ34が切り替わると、現 の状態を終了し、新たな状態に移行する。 ャッタスイッチ26が押されると、シャッタス イッチオンのフラグを立てる。このフラグは プログラムで読み取られ、撮像動作の開始や 終了動作を行なう。メニューボタン44が押さ ると、モニタ38にメニューを表示し、十字 イッチ40やOKボタン42での設定変更が出来る メニュー表示中に再度メニューボタン44が押 されると、メニュー動作は終了する。ズーム スイッチ46がT側あるいはW側に押されると、 ーム制御部122を駆動する。十字スイッチ40の 何れかが押されると、対応するスイッチフラ グを立てる。OKボタン42が押されると、OKボタ ンフラグを立てる。消去ボタン48が押される 、モニタ38に消去の確認メニューを表示し 対応する確認のスイッチが押されると消去 実行する。プリントボタン50が押されると、 モニタ38にプリントメニューを表示し、以降 定の印刷動作を行なう。

 また、感度切替ボタン52が押されると、 り込み信号を発生し、主制御部118により受 感度が切り替えられる。受信感度の状態は 感度表示ランプ32に表示される。感度切替ボ タン52を押すたびに高感度と低感度が切り替 る。あるいは、感度切替ボタン52が押され と対応するスイッチフラグを立てるものと 、主制御部118が詳細は後述するような所定 タイミングで当該スイッチフラグの状態を 出して、当該スイッチフラグが立っていれ 受信感度を切り替えるというようにしても い。なお、電源オン時の感度初期設定を低 度とするか、高感度としておくかは、設計 の選択であるが、本実施例では低感度とし おく。あるいは、工場出荷時は低感度とし おき、電源オフ時にその状態をモードメモ 136に保存しておき、次の電源オン時にその 態に設定しても良い。

 上記で立てられたフラグは、用途によっ 読み取られた段階でクリアされる場合と、 イッチやボタンが押し続けられている間(オ ンの間)は立てておきオフでクリアされる場 がある。

 次に、図30を参照して、リモコンのスイ チやボタンが押された場合のカメラ本体14の 対応動作の大略を説明する。リモコンの種類 により、対応するボタン等が無いものもある 。カメラ本体14は電源オン後、常にリモコン りの信号を受信し対応する動作が出来る状 にある。リモコンよりの信号をキャッチす と割り込みにより処理中のプログラムを中 して、リモコン信号を受信処理して、図23A 至図24Cで説明したようなリモコンデータフ ーマットの受信データを所定のメモリに格 し、その意味するところの指令に沿った動 を行なう。

 また、禁止モード及び設定モードにおい は、リモコンが正規なものかどうかを判別 るため、カメラ本体14側では、主制御部118 認証情報認識部118Aにおいて、カメラ本体14 に記録されている固定リモコン識別情報と モコンよりの固定リモコン識別情報176とを 較して判断する。

 光学式リモコン106のような認証機能のな 普通リモコンの場合は、固定リモコン識別 報は使用しないが、許可モード及び制限モ ドで制限されない機能のみ使用出来る。禁 モードと設定モードでは使用出来ない。

 リモコンよりの指令を受けたカメラ本体1 4では、主制御部118のCPUが、以下のように、 のリモコンよりの受信データを解読した結 に対応してそれぞれの動作を行なう。

 即ち、リモコン12,76,94又は106の撮影指令 タン62が押された場合は、撮影指令フラグを 立てる。このフラグは、撮影状態の場合は、 プログラムで読み取られ、撮像動作の開始や 終了動作を行なう。設定モードにおいては、 認証情報付きリモコンの場合のみ選択項目の 確定を行なう。また、リモコン12,76,94又は106 テレボタン68又はワイドボタン70が押される と、ズーム制御部122を駆動する。リモコン12 は94のプラスボタン72又はマイナスボタン74 押されると、対応するスイッチフラグを立 る。

 リモコン76又は106の十字スイッチ78の何れ かが押されると、対応するスイッチフラグを 立てる。リモコン76又は106のOKボタン80が押さ れると、OKボタンフラグを立てる。リモコン7 6又は106の情報ボタン86が押されると、モニタ 38に表示中の画像の情報を表示し、再度押さ ると、その情報表示を中止する。リモコン7 6又は106のプリントボタン84が押されると、モ ニタ38にプリントメニューを表示し、以降所 の印刷動作を行なう。リモコン76又は106の ニューボタン82が押されると、モニタ38にメ ューを表示し、十字スイッチ78やOKボタン80 より設定、変更が出来る。メニュー表示中 再度メニューボタン82が押されると、メニ ー動作は終了する。リモコン76又は106の消去 ボタン88が押されると、モニタ38に消去の確 メニューを表示し、対応する確認のスイッ が押されると、表示中の画像の消去を実行 る。リモコン76又は106の保護ボタン92が押さ ると、モニタ38に表示中の画像に保護フラ が付けられる。この保護フラグ付きの画像 上記消去ボタン88操作により消去しようとす ると、誤消去を防ぐための警告がモニタ38に 示され、消去するには消去の実行を選択し 消去する。保護フラグ付きの画像が表示さ ている状態で保護ボタン92を押すと、保護 ラグが解除される。リモコン76又は106の回転 ボタン90が押されると、モニタ38に表示され いる画像が右90度回転し、再度押されると左 90度回転画像になり、もう一度押されると元 画像に戻る。

 リモコン12又は76の認証設定スイッチ64が 証位置64Cで制限ボタン(テレボタン68又は情 ボタン86)が押された場合及びリモコン94の 限ボタン98が押されると、リモコンから制限 指令が発信され、カメラ本体14は制限モード 切り替わる。リモコン12又は76の認証設定ス イッチ64が認証位置64Cで禁止ボタン(プラスボ タン72又は保護ボタン92)が押された場合及び モコン94の禁止ボタン102が押されると、リ コンから禁止指令が発信され、カメラ本体14 は禁止モードに切り替わる。リモコン12又は7 6の認証設定スイッチ64が認証位置64Cで設定ボ タン(ワイドボタン70又はプリントボタン84)が 押された場合及びリモコン94の設定ボタン100 押されると、リモコンから設定指令が発信 れ、カメラ本体14は設定モードに切り替わ 。リモコン12又は76の認証設定スイッチ64が 証位置64Cで許可ボタン(マイナスボタン74又 回転ボタン90)が押された場合及びリモコン94 の許可ボタン104が押されると、リモコンから 許可指令が発信され、カメラ本体14は許可モ ドに切り替わる。

 また、リモコン12,76又は94の感度切替ボタ ン66が押されると、リモコン12,76又は94より感 度切替指令が認証指令として発信され、カメ ラ本体14の受信感度が切り替わり、その状態 感度表示ランプ32に反映される。なお、リ コン12,76又は94よりの感度切替指令とカメラ 体14の感度切替ボタン52の何れかが押される と感度は切り替わる。

 本実施例では、カメラ本体14の指令受信 度の切り替えを、カメラ本体14の感度切替ボ タン52、またはリモコン12,76又は94よりの感度 切替指令で行なっているが、どちらか一方の みでも良い。カメラ本体14側のみの場合、カ ラ本体14の感度切替ボタン52の代わりに、2 置のスライドスイッチで高感度(H)、低感度(L )として切り替え、スイッチの位置を感度の 示と兼用しても良い。リモコン12,76又は94か の感度切替指令のみの場合は、リモコン指 による切り替えと、感度表示ランプ32の組 合わせが好適である。

 次に、図31を参照して、認証モードの遷 を説明する。電源オフの状態で(ステップS10) 、パワースイッチ28がオン操作されると(ステ ップS12)、図27で説明した電源オン時の認証モ ード設定指定及びモードメモリ記憶モードを 読み込み、禁止モードか否かを判断する(ス ップS14)。ここで、禁止モードであると判断 れた場合には、禁止モードM1になる。

 これに対して、上記ステップS14で禁止モ ド以外であると判断された場合には、許可 ードか否かを判断する(ステップS16)。ここ 、許可モードであると判断された時には、 可モードM4になる。

 上記ステップステップS16において許可モ ドでもないと判断された時は、制限モード 否かを判断する(ステップS18)。ここで、制 モードであると判断された場合は、制限モ ドM2になる。これに対して、制限モードでも ないと判断された場合には、設定モードM3に る。

 各モード間の遷移は、認証情報付きリモ ン12,76又は94よりの認証情報付きの認証モー ド切替指令でも切り替えることが出来、図中 の禁止指令、制限指令、許可指令、設定指令 で示すような遷移をする。この認証モード切 替指令の送受信は、リモコン12,76又は94より 指令を低出力に切り替えて行なうか、カメ 本体14の受信感度を低感度に切り替えて行な うか、あるいは低出力でかつ低感度で行なう ことにより、認証モード切替指令の受信範囲 を限定する。

 更に、カメラ本体14単体でも何らかの使 が出来る制限モードM2及び許可モードM4に切 替わった場合は、その時点からカメラ本体1 4内の禁止タイマ148がカウントを始める(ステ プS20)。そして、予め設定された時間が過ぎ ると、カメラ本体14は自動的に禁止モードM1 切り替わり、以降は認証情報付きリモコン 無いと使用が出来ない。禁止モードM1を解除 するためには認証情報付きリモコンが必要で ある。禁止タイマ148は、カメラ本体14の電源 オフされてもカウントを続け、予め設定さ た時間が過ぎると自動的に禁止モードM1と る。したがって、許可モードM4や制限モード M2のままカメラ本体14を紛失しても、予め設 した時間が過ぎるとそのカメラ本体14は使用 出来なくなる。設定時間は、使用者がメニュ ーで指定出来、例えば10分でも、1時間でも、 一日でも、一週間でも良い。所有者が使用す る場合でも、禁止タイマ148を短時間の設定に しておき許可モードM4で使用することで、い いち認証情報付きリモコンで操作しなくて カメラ本体14を自由に使えて、かつ万一盗 等にあっても短時間で禁止モードM1になるの で比較的安全である。

 パワースイッチ28が再び押されて(ステッ S22)、電源がオフされる場合、現在の認証モ ードをモードメモリ136に保存しておく(ステ プS24)。そして、電源オフの状態となる(ステ ップS10)。

 次に、カメラ本体14の受信感度を切り替 るための感度切替指令のデータフォーマッ を説明する。感度切替指令は、図32A乃至図32 Cに示すように、図24A乃至図24Cに示した認証 令のデータフォーマットに、感度切替情報17 8を追加したものである。カメラ本体14は、こ のようなデータフォーマットの感度切替指令 を受信すると、その感度切替指令に含まれる 感度切替情報178に従って、指令受信感度を低 感度あるいは高感度に切り替える。

 この他に、感度切替指令のデータフォー ットとしては、後述の図39A乃至図39C、図44A 至図44C、及び図47A乃至図47Eに示すデータフ ーマットに、感度切替情報178を追加したも であっても良い。

 図33は、認証指令として、認証情報付き モコンであるリモコン12,76又は94より感度切 指令を送信した場合の、カメラ本体14の動 を説明する図である。即ち、認証モード切 指令を送信するに先立ち、リモコン12,76又は 94より感度切替指令を送信する(ステップS26) カメラ本体14がその感度切替指令を受信する と、当該カメラ本体14の主制御部118は、受信 度を切り替える(ステップS28)。続いて、リ コン12,76又は94より認証モード切替指令を送 する(ステップS30)。カメラ本体14がその認証 モード切替指令を受信したならば、カメラ本 体14の主制御部118は、認証モードを切り替え (ステップS32)。

 指令授受能力設定の組み合わせは、例え 、図34に示す通りである。指令機器である モコン12,76又は94の出力の高低と、撮像機器 あるデジタルカメラ10又はデジタルムービ メラ56の受信感度の高低との組み合わせによ り、総合的な授受能力は、高、中、低の何れ かとなる。

 また、指令の種類と指令授受能力の組合 せは、例えば、図35に示す通りである。認 指令の中で最も重要な認証モード切替指令 ついては指令授受能力を下げ、その他の認 指令は中程度、一般指令は高能力に設定す 。勿論、認証指令は低能力、一般指令は高 力のように2種類でも良い。また、認証モー 切替指令のみを低能力としても良い。

 特に、禁止モードにおいて、指令の送受 は、リモコン12,76又は94の指令を低出力に切 り替えて行なうか、カメラ本体14の受信感度 低感度に切り替えて行なうか、あるいはリ コン12,76又は94は低出力で且つカメラ本体14 低感度で行なう、ことにより、指令の受信 囲を限定するという使い方が出来る。また 全ての指令を対象とするのか、認証モード 替指令や制限表の書き替えあるいは再生に する指令など重要なもののみ送受信能力を げて、その他の撮影指令はリモコン出力や 信感度は下げないという構成も可能である

 次に、図36A乃至図36Gを参照して、撮像機 における状態遷移とプロセスを説明する。 お、ここでは撮像機器がデジタルカメラ10 場合を例に説明するが、デジタルムービカ ラ56の場合も、スイッチ操作等が異なること 以外は同様である。


 まず、撮影状態を中心に説明する。図36Aに すように、電源オフの状態において(ステッ プS10)、パワースイッチ28が押されると(ステ プS12)、カメラ本体14の電源がオンとなり、 ニタ38に初期画面が表示される(ステップS100) 。この初期画面には、電池残量を示すマーク 等が表示される。そしてその後、図31で説明 たように、電源オン時の認証モード設定指 及びモードメモリ136の記憶モードを読み取 、モードにしたがって分岐する(ステップS10 2)。

 ここで、許可モードM4又は制限モードM2で あると判断された場合には、セレクトスイッ チ34の状態を読み取り、静止画撮影状態J1か 動画撮影状態J2か、再生状態J3かにより分岐 る(ステップS104)。

 セレクトスイッチ34により静止画撮影状 J1が選択されている場合で制限モードの場合 、モードメモリ136又は主制御部118内の不揮発 性メモリに保存されている機能制限表を読ん で、撮影が許可されているか否かを判断する (ステップS106)。ここで、撮影が許可されてい ないと判断した場合は、モニタ38に警告を表 し(ステップS108)、予め設定された時間を待 て、上記ステップS102に戻る。この場合、認 証指令リモコンによって設定モードに切り替 えて制限表を書き換えない限り、上記ステッ プS102→ステップS104→ステップS106→ステップ S108→ステップS102→…の処理ループを回るこ になる。よって、そのような場合には、上 ステップS108の警告表示は、最初の一回だけ 、或いは所定回数毎に一回というように、制 御するようにしても良い。

 これに対して、制限モードで機能制限表 より撮影が許可されていると判断した場合 び許可モードの場合には、モニタ38にライ 画像を表示し、また、現在の撮影画素数や 影可能枚数なども表示する(ステップS110)。 して、シャッタスイッチ26の一段目がオンに なったか否かを判別する(ステップS112)。ここ で、それがオンになっていない場合には、感 度切替ボタン52が押されたか否かをスイッチ ラグにより判断し(ステップS114)、感度切替 タン52も押されていなければ、上記ステッ S112に戻る。これに対して、感度切替ボタン5 2が押された場合には、受信感度を切り替え と共にその切り替えた受信感度状態を感度 示ランプ32により表示して(ステップS116)、上 記ステップS112に戻る。なお、ここでは、感 切替ボタン52が押されたかどうかをフラグセ ンスによって検出し、その結果に応じて感度 切替を実行するか否かをう決定するものとし て説明したが、前述したように、そのような フラグセンスに従った感度切り替えは行わず に、割り込みによって行うようにしても良い ことは勿論である(以下のステップS212,S214に いても同様)。また、特に図示はしていない 、上記ステップS112及びステップS114のルー 実行中に、ズームスイッチ46等、他のスイッ チやボタンの操作がなされれば、その操作に 応じた割り込みが発生して対応する動作が行 われることについては言うまでもない。

 上記ステップS112において、シャッタスイ ッチ26の一段目がオンになったと判断したな ば、フォーカス合わせを行って(ステップS11 8)、シャッタスイッチ26の2段目がオンになる を待つ(ステップS120)。而して、シャッタス ッチ26の2段目がオンになったならば、静止 を撮影する(ステップS122)。その後、連写モ ドに設定されているか否かを確認する(ステ ップS124)。ここで、連写モードに設定されて ない場合には、短時間、撮影した画像をモ タ38に表示した後(ステップS126)、上記ステ プS102に戻る。

 これに対して、連写モードに設定されて た場合には、内蔵メモリ112及び/又は着脱メ モリ114のメモリ残量が所定量以上有るか否か 確認し(ステップS128)、メモリ残量が無い場合 は、モニタ38にメモリフルの警告を表示して( ステップS130)、上記ステップS102に戻る。また 、メモリ残量が有る場合には、シャッタスイ ッチ26がオンのままか否かを確認し(ステップ S132)、オフされていれば上記ステップS102に戻 る。また、シャッタスイッチ26がオンされて る場合には、上記ステップS122に戻り、次の 静止画を撮影する。

 一方、上記ステップS104において、セレク トスイッチ34により動画撮影状態J2が選択さ ている場合で制限モードの場合には、図36B 示すように、モードメモリ136又は主制御部11 8内の不揮発性メモリに保存されている機能 限表を読んで、撮影が許可されているか否 を判断する(ステップS134)。ここで、撮影が 可されていないと判断した場合は、モニタ38 に警告を表示し(ステップS136)、予め設定され た時間を待って、上記ステップS102に戻る。 の場合、認証指令リモコンによって設定モ ドに切り替えて制限表を書き換えない限り 上記ステップS102→ステップS104→ステップS13 4→ステップS136→ステップS102→…の処理ルー プを回ることになる。よって、そのような場 合には、上記ステップS136の警告表示は、最 の一回だけ、或いは所定回数毎に一回とい ように、制御するようにしても良い。

 これに対して、制限モードで機能制限表 より撮影が許可されていると判断した場合 び許可モードの場合には、モニタ38にライ 画像を表示し、また、現在の撮影画素数で 撮影可能時間なども表示する(ステップS138) そして、シャッタスイッチ26が押されるとオ ンするシャッタスイッチフラグによりシャッ タスイッチ26がオンされたか否かを判別する( ステップS140)。ここで、シャッタスイッチフ グがオンになっていないと判別した場合に 、感度切替ボタン52が押されたか否かを判 し(ステップS142)、感度切替ボタン52も押され ていなければ、上記ステップS140に戻って、 イブ画像の表示を続ける。これに対して、 度切替ボタン52が押された場合には、受信感 度を切り替えると共にその切り替えた受信感 度状態を感度表示ランプ32により表示して(ス テップS144)、上記ステップS140に戻る。なお、 特に図示はしていないが、上記ステップS140 びステップS142のループ実行中に、ズームス ッチ46等、他のスイッチやボタンの操作が されれば、その操作に応じた動作を行うこ は勿論である。

 而して、シャッタスイッチフラグがオン なったならば、そのシャッタスイッチフラ をクリアした後、フォーカス合わせを行い 動画の撮影を開始する(ステップS146)。この 画撮影中は、内蔵メモリ112及び/又は着脱メ モリ114のメモリ残量をチェックし(ステップS1 48)、メモリ残量が無い場合はモニタ38にメモ フルの警告を表示した上で(ステップS150)、 画撮影を終了して(ステップS152)、上記ステ プS102に戻る。これに対して、まだメモリ残 量が有る場合には、シャッタスイッチフラグ がオンとなったかどうかを確認し(ステップS1 54)、それがオフのままである場合は上記ステ ップS146に戻って、動画の撮影を続ける。そ て、上記シャッタスイッチフラグがオンに った場合は、上記ステップS152に進んで動画 影を終了して、上記ステップS102に戻る。こ のように、シャッタスイッチ26が押されてか 再度押されるまでの間、動画が撮影される

 また、図36Aに示すように、上記ステップS 104において、セレクトスイッチ34により再生 態J3が選択されている場合で制限モードの 合には、モードメモリ136又は主制御部118内 不揮発性メモリに保存されている機能制限 を読んで、再生が許可されているか否かを 断する(ステップS156)。ここで、再生が許可 れていないと判断した場合には、上記ステ プS108に進んでモニタ38に警告を表示し、予 設定された時間を待って、上記ステップS102 戻る。この場合、認証指令リモコンによっ 設定モードに切り替えて制限表を書き換え い限り、上記ステップS102→ステップS104→ テップS156→ステップS108→ステップS102→… 処理ループを回ることになる。よって、そ ような場合には、上記ステップS108の警告表 は、最初の一回だけ、或いは所定回数毎に 回というように、制御するようにしても良 。

 これに対して、制限モードで再生が許可 れている場合及び許可モードの場合には、 36Cに示すような再生状態に移行する。即ち 先ず内蔵メモリ112及び着脱メモリ114の内、 後に記録した最終画像をモニタ38に表示す (ステップS158)。次に、スイッチやボタン類 押されたかどうかをチェックし、押された 合で制限モードM2の場合は機能制限表により 制限機能か否かをチェックする(ステップS160) 。そして、制限機能であると判断した場合に は(ステップS162)、そのスイッチやボタン類の 押下は無視して上記ステップS158に戻る。

 これに対して、当該スイッチ又はボタン 制限機能で無い場合或いは許可モードであ 場合には、以下のように該当する動作を行 う。

 即ち、カメラ本体14の十字スイッチ40が押 された場合(ステップS164)、その内の下スイッ チ(アルバム)であれば(ステップS166)、アルバ に記録されている画像のモニタ38への表示 行う(ステップS168)。そして、その表示中に ニューボタン44が押されると(ステップS170)、 アルバム表示機能を終了して、上記ステップ S160に戻る。なお、アルバムとは、あるイベ トに関する画像群を纏めて取り扱えるよう 、画像群とは別にインデックス情報を持っ 、そこに画像へのアクセスポインタを書い おき、アルバム名を指定すると一連の画像 一括して表示等出来る機能のことである。

 また、十字スイッチ40の内の上スイッチ( レンダ)が押された場合には(ステップS172)、 当月一か月分の記録画像をカレンダ形式でモ ニタ38に表示する(ステップS174)。更に十字ス ッチ40で、前月以前の表示を行なったり、 にちを選択してその日の撮影画像を表示す ことなども出来る。表示中にメニューボタ 44が押されると(ステップS176)、カレンダ表示 機能を終了して、上記ステップS160に戻る。

 また、十字スイッチ40の内の右スイッチ(+ )が押された場合には(ステップS178)、次の画 を表示した後(ステップS180)、上記ステップS1 60に戻る。なお、現在の画像が最終画像の場 は、最初の画像を表示する。また、十字ス ッチ40の内の左スイッチ(-)が押された場合 は(ステップS182)、前の画像を表示した後(ス ップS184)、上記ステップS160に戻る。なお、 在の画像が最初画像の場合は、最後の画像 表示する。

 OKボタン42が押された場合には(ステップS1 86)、現在の画像が動画であるか否かを確認し (ステップS188)、動画でない場合には、そのOK タン42の押下は無視して、上記ステップS160 戻る。これに対して、現在の画像が動画で る場合には、動画を表示して(ステップS190) 上記ステップS160に戻る。

 ズームスイッチ46が押された場合には(ス ップS192)、Tボタンであれば(ステップS194)、 示されている画像を拡大表示して(ステップ S196)、上記ステップS160に戻る。拡大表示中に Wボタンを押すと、画像の一駒表示に戻る。 た、Wボタンの場合には(ステップS198)、表示 像を縮小してインデックス表示をして(ステ ップS200)、上記ステップS160に戻る。Wボタン 押すたびに、4駒、9駒、16駒、25駒に順次一 表示が出来る。縮小一覧表示中にTボタンを すと、押すたびに25駒、16駒、9駒、4駒、1駒 の表示に戻る。

 消去ボタン48が押された場合には(ステッ S202)、モニタ38に本当に消去するかの確認表 示を行い(ステップS204)、消去中止が選択され た場合は消去せずに、上記ステップS160に戻 。これに対して、消去実行が選択された場 には、その駒を消去して、一つ前の画像を 示して(ステップS206)、上記ステップS160に戻 。なお、消去対象の画像が保護されている 合は、保護画像であることをモニタ38に警 表示して、消去の実行は無視される。

 プリントボタン50が押された場合には(ス ップS208)、プリンタへの画像送信等の必要 印刷動作を行なって(ステップS210)、上記ス ップS160に戻る。

 また、感度切替ボタン52が押された場合 は(ステップS212)、受信感度を切り替えると にその切り替えた受信感度状態を感度表示 ンプ32により表示して(ステップS214)、上記ス テップS160に戻る。

 一方、図36Aに示すように、上記ステップS 102において、禁止モードM1であると判断され 場合、及び、設定モードM3であると判断さ た場合には、認証情報付きリモコンからの 証指令によってのみ動作する。従って、禁 モードM1又は設定モードM3であると判断され 場合には、このステップS102の判断処理を繰 り返すだけとなる。

 認証情報付きリモコン又は認証機能を持 ない普通リモコンからの指令を受信すると 図36Dに示すように、主制御部118のCPUに割り みがかかり(ステップS216)、まず、そのリモ ンより受信したのが認証指令であるのか一 指令であるのかを判別する(ステップS218)。

 ここで、認証情報付きリモコンからの認 指令を受信したと判断した場合には、その 証指令の内容を判断する(ステップS220)。感 切替指令を受信したと判断した場合には(ス テップS222)、受信感度を切り替えると共にそ 切り替えた受信感度状態を感度表示ランプ3 2により表示して(ステップS224)、上記ステッ S102に戻る。

 また、認証モード切替指令を受信したと 断した場合には(ステップS226)、図36Eに示す うに、その指令内容によって動作を選択実 する。なお、この認証モード切替指令に応 た動作は、禁止モードに限らず全ての認証 ードにおいて実行されるものである。

 即ち、認証モード切替指令が禁止指令の 合には(ステップS228)、モニタ38へ禁止モー 設定の確認表示を行い、これに応じて認証 報付きリモコンより認証指令又は一般指令 して撮影実行指令が送られてきたならば確 と判断する(ステップS230)。そして、モード モリ136の記憶モードを禁止モードM1に設定し て(ステップS232)、上記ステップS102に戻る。 うして禁止モードM1に設定されることで、上 記ステップS102に戻った際には、該ステップS1 02の判断処理を繰り返すだけで、カメラ本体1 4のスイッチやボタンの操作が受け付けられ ことはなく、認証情報付きリモコンの操作 み受け付けるようになる。なお、上記ステ プS230の確認画面は、リモコンボタンへのミ タッチの防止や認証モードの切り替えとい 重要な機能なので確認のために入れてある 、省略しても良い。

 また、認証モード切替指令が制限指令の 合には(ステップS234)、モニタ38へ制限モー 設定の確認表示を行い、これに応じて認証 報付きリモコンより認証指令又は一般指令 して撮影実行指令が送られてきたならば確 と判断する(ステップS236)。そして、モード モリ136の記憶モードを制限モードM2に設定し て(ステップS238)、上記ステップS102に戻る。 うして制限モードM2に設定されることで、上 記ステップS102に戻った際には、制限表で許 されている動作のみ、カメラ本体14のスイッ チやボタン操作、あるいはリモコンからの認 証指令又は一般指令に応じて行うことが可能 となる。なお、上記ステップS236の確認画面 、リモコンボタンへのミスタッチの防止や 証モードの切り替えという重要な機能なの 確認のために入れてあるが、省略しても良 。

 また、認証モード切替指令が設定指令の 合には(ステップS240)、モニタ38へ設定モー 設定の確認表示を行い、認証指令リモコン り認証指令として撮影実行指令が送られて たならば確定と判断する(ステップS242)。そ て、モードメモリ136の記憶モードを設定モ ドM3に設定し、上記制限表のモニタ38への表 や変更処理を行なう(ステップS244)。なお、 記ステップS242の確認画面は、リモコンボタ ンへのミスタッチの防止や認証モードの切り 替えという重要な機能なので確認のために入 れてあるが、省略しても良い。また、上記ス テップS244の制限表の表示・変更処理では、 17の機能制限表の機能と制限フラグの状態を モニタ38に表示して、リモコンのプラス、マ ナスボタン72、74と、テレ、ワイドボタン68 70、あるいは十字スイッチ78とOKボタン80等 使って、制限機能の巡回選択とフラグのオ 、オフの設定及び変更を行なう。なお、こ 制限機能の設定・変更は、認証情報付きリ コンのうち、認証指令リモコンによっての 行うことが出来る。而して、設定変更が終 ったならば撮影指令ボタン62が押されるので 、認証指令として撮影実行指令が送られてき たならば、その内容を確定してモードメモリ 136又は主制御部118内の不揮発性メモリに保存 し(ステップS246)、上記ステップS102に戻る。 うして設定モードM3に設定されることで、上 記ステップS102に戻った際には、該ステップS1 02の判断処理を繰り返すだけで、カメラ本体1 4のスイッチやボタンの操作が受け付けられ ことはなく、認証情報付きリモコンの操作 み受け付けるようになる。

 また、認証モード切替指令が許可指令の 合には(ステップS248)、モニタ38へ許可モー 設定の確認表示を行い、認証情報付き光学 リモコンより認証指令又は一般指令として 影実行指令が送られてきたならば確定と判 する(ステップS250)。そして、モードメモリ13 6の記憶モードを許可モードM4を設定して(ス ップS252)、上記ステップS102に戻る。こうし 許可モードM4に設定されることで、上記ステ ップS102に戻った際には、カメラ本体14のスイ ッチやボタン操作又はリモコン12,76,94又は106 らの認証指令又は一般指令に応じた全ての 作を行うことが可能となる。なお、上記ス ップS250の確認画面は、リモコンボタンへの ミスタッチの防止や認証モードの切り替えと いう重要な機能なので確認のために入れてあ るが、省略しても良い。

 また、図36Dに示すように、上記ステップS 220において認証指令の内容が撮影指令である と判断した場合には(ステップS254)、モードメ モリ136の記憶モードを読み取り、モードにし たがって分岐する(ステップS256)。

 ここで、許可モードM4又は制限モードM2で あると判断された場合には、カメラ本体14の レクトスイッチ34の状態を読み取り、静止 撮影状態J1か、動画撮影状態J2か、再生状態J 3かにより分岐する(ステップS258)。

 セレクトスイッチ34により静止画撮影状 J1が選択されている場合で制限モードの場合 、モードメモリ136又は主制御部118内の不揮発 性メモリに保存されている機能制限表を読ん で、撮影が許可されているか否かを判断する (ステップS260)。ここで、撮影が許可されてい ないと判断した場合は、モニタ38に警告を表 し(ステップS262)、予め設定された時間を待 て、上記ステップS102に戻る。この場合、認 証指令リモコンによって設定モードに切り替 えて制限表を書き換えない限り、上記ステッ プS102→ステップS104→ステップS106→ステップ S108→ステップS102→…の処理ループを回るこ になる。よって、そのような場合には、上 ステップS108の警告表示は、最初の一回だけ 、或いは所定回数毎に一回というように、制 御するようにしても良い。

 これに対して、制限モードで機能制限表 より撮影が許可されていると判断した場合 び許可モードの場合には、図36Fに示すよう 、リモコン操作による静止画像の撮像動作 移行する。

 一方、上記ステップS258において、セレク トスイッチ34により動画撮影状態J2が選択さ ている場合で制限モードの場合には、モー メモリ136又は主制御部118内の不揮発性メモ に保存されている機能制限表を読んで、撮 が許可されているか否かを判断する(ステッ S264)。ここで、撮影が許可されていないと 断した場合は、上記ステップS262に進んでモ タ38に警告を表示し、予め設定された時間 待って、上記ステップS102に戻る。この場合 認証指令リモコンによって設定モードに切 替えて制限表を書き換えない限り、上記ス ップS102→ステップS104→ステップS134→ステ プS136→ステップS102→…の処理ループを回 ことになる。よって、そのような場合には 上記ステップS136の警告表示は、最初の一回 け、或いは所定回数毎に一回というように 制御するようにしても良い。

 これに対して、制限モードで機能制限表 より撮影が許可されていると判断した場合 び許可モードの場合には、図36Fに示すよう 、リモコン操作による動画像の撮像動作に 行する。

 また、上記ステップS258において、セレク トスイッチ34により再生状態J3が選択されて る場合で制限モードの場合には、モードメ リ136又は主制御部118内の不揮発性メモリに 存されている機能制限表を読んで、再生が 可されているか否かを判断する(ステップS266 )。ここで、再生が許可されていないと判断 た場合には、モニタ38に警告を表示し(ステ プS268)、予め設定された時間を待って、上記 ステップS102に戻る。この場合、認証指令リ コンによって設定モードに切り替えて制限 を書き換えない限り、上記ステップS102→ス ップS104→ステップS156→ステップS108→ステ プS102→…の処理ループを回ることになる。 よって、そのような場合には、上記ステップ S108の警告表示は、最初の一回だけ、或いは 定回数毎に一回というように、制御するよ にしても良い。

 これに対して、制限モードで再生が許可 れている場合及び許可モードの場合には、 36Gに示すような、リモコン操作による再生 作に移行する。

 また、上記ステップS218において、認証モ ード切替リモコン又は認証機能を持たない普 通リモコンから一般指令を受信したと判断し た場合には、モードメモリ136の記憶モードを 読み取り、モードにしたがって分岐する(ス ップS270)。

 ここで、許可モードM4又は制限モードM2で あると判断された場合には、上記ステップS25 8に進む。また、禁止モードM1又は設定モード M3であると判断された場合には、該普通リモ ン又は認証モード切替リモコンからの一般 令ではカメラ本体14を操作することが出来 いので、上記ステップS262に進んで、モニタ3 8に予め設定された時間警告を表示した後、 記ステップS102に戻る。そして、上記ステッ S102に戻った際には、該ステップS102の判断 理を繰り返すだけで、カメラ本体14のスイッ チやボタンの操作が受け付けられることはな い。このようにして、許可モードM4又は制限 ードM2の場合には、カメラ本体14や普通リモ コンの操作、及び認証モード切替リモコンの 認証モード切替指令送出のための操作以外の 操作は受け付けられず、撮影や再生等の操作 は認証指令リモコンでしか行えないようにす ることが出来る。

 許可モードM4又は制限モードM2でのリモコ ン操作による静止画像の撮影動作においては 、図36Fに示すように、モニタ38にライブ画像 表示し(ステップS272)、上記ステップS216で受 けた認証情報付きリモコンよりの認証指令或 いは認証機能を持たない普通リモコンよりの 一般指令が、撮影実行指令か否かを判断する (ステップS274)。ここで、認証指令又は一般指 令が撮影実行指令であると判断した場合には 、フォーカス合わせを行って(ステップS276)、 静止画を撮影する(ステップS278)。その後、連 写モードに設定されているか否かを判断する (ステップS280)。ここで、連写モードに設定さ れていない場合には、短時間、撮影済み画像 をモニタ38に表示した後(ステップS282)、上記 テップS102に戻る。この場合、上記ステップ S102→ステップS104→ステップS106→ステップS11 0→…と進み、カメラ本体14のシャッタスイッ チ26による次の静止画像の撮影が可能となる また、普通リモコン又は認証情報付きリモ ンからの指令受信による割り込みによって 、次の静止画像の撮影等の動作が可能であ 。

 これに対して、上記ステップS280で連写モ ードに設定されていると判断した場合には、 内蔵メモリ112及び/又は着脱メモリ114のメモ 残量が所定量以上有るか否か確認する(ステ プS284)。そして、メモリ残量が無い場合は モニタ38にメモリフルの警告を表示して(ス ップS286)、上記ステップS102に戻る。この場 、上記ステップS102→ステップS104→ステップ S106→ステップS110→…と進み、連写はメモリ 量が無いので行えないが、カメラ本体14の ャッタスイッチ26による次の静止画像の撮影 が可能となる。また、普通リモコン又は認証 情報付きリモコンからの指令受信による割り 込みによっても、次の静止画像の撮影等の動 作が可能である。

 また、上記ステップS284においてメモリ残 量が有ると判断した場合には、普通リモコン 又は認証情報付きリモコンから撮影実行指令 が来ているかを確認し(ステップS288)、撮影実 行指令が来ている場合には、上記ステップS27 8に戻り、次の画像を撮影する。即ち、普通 モコン又は認証情報付きリモコンの撮影指 ボタン62が押されている間、連写が行われる 。これに対して、撮影実行指令が来ていない 場合には、上記ステップS102に戻る。この場 、上記ステップS102→ステップS104→ステップ S106→ステップS110→…と進み、カメラ本体14 シャッタスイッチ26による次の静止画像の撮 影が可能となる。また、普通リモコン又は認 証情報付きリモコンからの指令受信による割 り込みによっても、次の静止画像の撮影等の 動作が可能である。

 また、上記ステップS274において、受信し た認証指令又は一般指令が撮影実行指令では ないと判断した場合には、認証指令又は一般 指令が、普通リモコン又は認証情報付きリモ コンのテレボタン68が押されたことによるTボ タン指令であるか否かを判断する(ステップS2 90)。ここで、Tボタン指令であると判断した 合には、そのTボタン指令が来ている間、レ ズ部16を望遠側に駆動し(ステップS292)、Tボ ン指令が途切れたならば、その駆動を中止 て、上記ステップS102に戻る。この場合、上 記ステップS102→ステップS104→ステップS106→ ステップS110→…と進み、カメラ本体14のシャ ッタスイッチ26による次の静止画像の撮影が 能となる。また、普通リモコン又は認証情 付きリモコンからの指令受信による割り込 によっても、次の静止画像の撮影等の動作 可能である。

 また、上記ステップS290で、Tボタン指令 受けたのではないと判断した場合には、認 指令又は一般指令が、普通リモコン又は認 情報付きリモコンのワイドボタン70が押され たことによるWボタン指令であるか否かを判 する(ステップS294)。ここで、Wボタン指令で ると判断した場合には、そのWボタン指令が 来ている間、レンズ部16を広角側に駆動し(ス テップS296)、Wボタン指令が途切れたならば、 その駆動を中止して、上記ステップS102に戻 。また、上記ステップS294で、Wボタン指令で もないと判断した場合には、上記ステップS10 2に戻る。これらの場合、上記ステップS102→ テップS104→ステップS106→ステップS110→… 進み、カメラ本体14のシャッタスイッチ26に よる次の静止画像の撮影が可能となる。また 、普通リモコン又は認証情報付きリモコンか らの指令受信による割り込みによっても、次 の静止画像の撮影等の動作が可能である。

 一方、許可モードM4又は制限モードM2での リモコン操作による動画像の撮影動作におい ては、図36Fに示すように、モニタ38にライブ 像を表示し(ステップS298)、普通リモコン又 認証情報付きリモコンの撮影指令ボタン62 押されたことによる撮影実行指令の受信に じてオンする撮影実行指令フラグがオンか かを判断する(ステップS300)。そして、その 影実行指令フラグがオンしていると判断し 場合には、動画撮影中か否かを判断すると に、撮影実行指令フラグをクリアする(ステ プS302)。ここで、動画撮影中でないと判断 た場合には、フォーカスを合わせて、動画 影を開始する(ステップS304)。そして、内蔵 モリ112及び/又は着脱メモリ114のメモリ残量 確認し(ステップS400)、メモリ残量が無い場 は、モニタ38にメモリフルの警告を表示し 上で(ステップS308)、動画撮影を終了して(ス ップS310)、上記ステップS102に戻る。この場 、上記ステップS102→ステップS104→ステッ S134→ステップS138→ステップS140と進み、該 テップS138とステップS140のループを繰り返す 。この際、使用者は、上記ステップS308の警 表示により、もはや動画を撮影出来ないこ は判っているので、カメラ本体14のセレクト スイッチ34を切り替えることとなる。

 これに対して、上記ステップS400において メモリ残量が有ると判断した場合には、上記 ステップS304に戻って、引き続き動画撮影を う。

 また、上記ステップS302で、動画撮影中で あると判断した場合には、上記ステップS310 進んで撮影を終了し、上記ステップS102に戻 。即ち、リモコンからの指令による動画の 影は、普通リモコン又は認証情報付きリモ ンの撮影指令ボタン62が押されたことによ 撮影実行指令の受信から、次の撮影指令ボ ン62が押されたことによる撮影実行指令の受 信までの間、行われる。つまり、ステップS30 4→ステップS400→ステップS304のループ中に、 撮影実行指令を受信したときに、割り込みに よって上記ステップS216からの動作が実行さ て、該ステップS302で動画撮影中であると判 されて撮影を終了することになる。こうし 動画の撮影が終了されて上記ステップS102に 戻った場合、上記ステップS102→ステップS104 ステップS134→ステップS138→ステップS140と み、該ステップS138とステップS140のループ 繰り返す。これにより、カメラ本体14のシャ ッタスイッチ26による次の動画の撮影が可能 なる。また、普通リモコン又は認証情報付 リモコンからの指令受信による割り込みに っても、次の動画の撮影等の動作が可能で る。

 また、上記ステップS300で、撮影実行指令 フラグがオンしていないと判断した場合には 、上記ステップS290に進んでTボタン指令か否 を判断する。そして、上述したように、Tボ タン指令の場合は、そのTボタン指令が来て る間、レンズ部16を望遠側に駆動し(ステッ S292)、Tボタン指令が途切れたら駆動を中止 て、上記ステップS102に戻る。このTボタン指 令を、上記ステップS304とステップS400の動画 影ループ中に受信した場合には、割り込み より該レンズ部16の駆動が行われ、ズーム ップ撮影が可能となる。そして、上記ステ プS102に戻ったならば、上記ステップS102→ス テップS104→ステップS134→ステップS138→ステ ップS140と進み、該ステップS138とステップS140 のループを繰り返す。このとき、上記ステッ プS304とステップS400の動画撮影ループは継続 て実行されており、上記光学式リモコン12,7 6又は106の撮影指令ボタン62が押されたことに よる撮影実行指令の受信による割り込みで上 記ステップS310に進むまで、動画が撮影され 。

 また、上記ステップS290でTボタン指令で いと判断した場合には、Wボタン指令か否か 判断して(ステップS294)、Wボタン指令の場合 は、そのWボタン指令が来ている間、レンズ 16を広角側に駆動し(ステップS296)、Wボタン 令が途切れたら駆動を中止して、上記ステ プS102に戻る。この場合も、上記Tボタン指令 の場合と同様に、動画撮影中であればズーム ダウン撮影が行われ、次の撮影実行指令の受 信による割り込みが行われるまで、動画の撮 影が継続される。

 また、上記ステップS294においてWボタン 令でもないと判断した場合には、何もせず 上記ステップS102に戻る。

 このように、動画撮影中は、普通リモコ 又は認証情報付きリモコンからの撮影実行 令やT、Wボタン指令の受信による割り込み 、動画撮影を終了したり、ズーム動作を行 たりすることが出来る。

 また、動画については、例えば15秒とい ように、予め記録時間を限定しておき、そ 秒数に対応するメモリ量により上記ステッ S400のメモリ残量の判別を行うことで、自動 に動画撮影を終了させることも出来る。

 一方、許可モードM4又は制限モードM2での リモコン操作による再生動作においては、内 蔵メモリ112又は着脱メモリ114に記録されてい る最終画像をモニタ38に表示し、認証情報付 リモコン或いは認証機能を持たない普通リ コンのスイッチやボタン類に対応する動作 行なう。

 即ち、図36Gに示すように、上記ステップS 216で受けたリモコンよりの認証指令又は一般 指令が、普通リモコン又は認証情報付きリモ コンの十字スイッチ78の操作指令であった場 (ステップS312)、それが十字スイッチ78の下 向スイッチ操作による下操作指令(アルバム) であったならば(ステップS314)、モニタ38への ルバムに記録されている画像の表示を行う( ステップS316)。そして、この表示中に普通リ コン又は認証情報付きリモコンのメニュー タン82が押されると(ステップS318)、アルバ 表示機能を終了し、上記ステップS102に戻る この場合、上記ステップS102→ステップS104 ステップS156→ステップS158→ステップS160→ と進み、カメラ本体14のスイッチやボタンに 応じた再生動作が可能となる。また、普通リ モコン又は認証情報付きリモコンからの指令 受信による割り込みによっても、再生動作等 の他の動作が可能である。

 また、十字スイッチ78の上方向スイッチ 作による上操作指令(カレンダ)であった場合 には(ステップS320)、当月一か月分の記録画像 をカレンダ形式でモニタ38に表示する(ステッ プS322)。更に十字スイッチ78で前月以前の表 を行なったり、日にちを選択してその日の 影画像を表示したりすることなども出来る そして、この表示中にメニューボタン82が押 されると(ステップS324)、カレンダ表示機能を 終了し、上記ステップS102に戻る。この場合 上記ステップS102→ステップS104→ステップS15 6→ステップS158→ステップS160→…と進み、カ メラ本体14のスイッチやボタンに応じた再生 作が可能となる。また、普通リモコン又は 証情報付きリモコンからの指令受信による り込みによっても、再生動作等の他の動作 可能である。

 また、十字スイッチ78の右方向スイッチ 作による右操作指令であった場合には(ステ プS326)、モニタ38に次の画像を表示して(ス ップS328)、上記ステップS102に戻る。なお、 在の画像が最終画像の場合にこの右方向ス ッチが操作されたときには、最初の画像を 示する。この場合、上記ステップS102→ステ プS104→ステップS156→ステップS158→ステッ S160→…と進み、カメラ本体14のスイッチや タンに応じた再生動作が可能となる。また 普通リモコン又は認証情報付きリモコンか の指令受信による割り込みによっても、再 動作等の他の動作が可能である。但し、こ ステップS102に戻ってからのステップS158に ける表示は、上記ステップS328で更新された 像の表示が維持される。

 また、十字スイッチ78の左方向スイッチ 作による左操作指令であった場合には(ステ プS330)、前の画像をモニタ38に表示して(ス ップS332)、上記ステップS102に戻る。なお、 在の画像が最初の画像の場合にこの左方向 イッチが操作されたときには、最後の画像 表示する。この場合、上記ステップS102→ス ップS104→ステップS156→ステップS158→ステ プS160→…と進み、カメラ本体14のスイッチ ボタンに応じた再生動作が可能となる。ま 、普通リモコン又は認証情報付きリモコン らの指令受信による割り込みによっても、 生動作等の他の動作が可能である。但し、 のステップS102に戻ってからのステップS158 おける表示は、上記ステップS328で更新され 画像の表示が維持される。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンのOKボタン80の 作によるOK指令であった場合には(ステップS3 34)、現在の画像が動画であるか否かを確認し て(ステップS336)、動画でない場合には無視し て、上記ステップS102に戻る。これに対して 動画であった場合には、その動画を表示し (ステップS338)、上記ステップS102に戻る。こ らの場合、上記ステップS102→ステップS104 ステップS156→ステップS158→ステップS160→ と進み、カメラ本体14のスイッチやボタンに 応じた再生動作が可能となる。また、普通リ モコン又は認証情報付きリモコンからの指令 受信による割り込みによっても、再生動作等 の他の動作が可能である。但し、このステッ プS102に戻ってからのステップS158における表 は、上記ステップS338で表示された動画の表 示が継続される。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンのテレボタン68 操作によるTボタン指令であった場合には( テップS340)、モニタ38に表示されている画像 拡大表示して(ステップS342)、上記ステップS 102に戻る。この場合、上記ステップS102→ス ップS104→ステップS156→ステップS158→ステ プS160→…と進み、カメラ本体14のスイッチ ボタンに応じた再生動作が可能となる。ま 、普通リモコン又は認証情報付きリモコン らの指令受信による割り込みによっても、 生動作等の他の動作が可能である。但し、 のステップS102に戻ってからのステップS158に おける表示は、上記ステップS342で拡大され 画像の表示が維持される。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンのワイドボタン 70の操作によるWボタン指令であった場合には (ステップS344)、モニタ38の表示画像を縮小し インデックス形式の表示をして(ステップS34 6)、上記ステップS102に戻る。この場合、上記 ステップS102→ステップS104→ステップS156→ス テップS158→ステップS160→…と進み、カメラ 体14のスイッチやボタンに応じた再生動作 可能となる。また、普通リモコン又は認証 報付きリモコンからの指令受信による割り みによっても、再生動作等の他の動作が可 である。但し、このステップS102に戻ってか のステップS158における表示は、上記ステッ プS346での縮小一覧表示が維持される。

 なお、上記ステップS346の縮小一覧表示は 、ワイドボタン70を押すたびに、4駒、9駒、16 駒、25駒に順次一覧表出来る。また、縮小一 表示中にテレボタン68を押すと、押すたび 、上記ステップS342において、25駒、16駒、9 、4駒、1駒の表示に戻す動作を行う。

 逆に、通常画像表示中のテレボタン68の 下に応じた上記ステップS342での拡大表示が されている場合に、ワイドボタン70を押す 、上記ステップS346においてその拡大表示を の大きさに戻す動作が行われる。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンの消去ボタン88 操作による消去指令であった場合には(ステ ップS348)、本当に消去するかの確認表示をモ タ38に行い(ステップS350)、消去中止が選択 れた場合は消去せずに上記ステップS102に戻 。この場合、上記ステップS102→ステップS10 4→ステップS156→ステップS158→ステップS160 …と進み、カメラ本体14のスイッチやボタン に応じた再生動作が可能となる。また、普通 リモコン又は認証情報付きリモコンからの指 令受信による割り込みによっても、再生動作 等の他の動作が可能である。

 これに対して、上記ステップS350において 消去実行が選択されたと判断した場合には、 その駒を消去して、一つ前の画像を表示して (ステップS352)、上記ステップS102に戻る。な 、消去対象の画像が保護されている場合は 保護画像であることをモニタ38に警告表示し て、消去の実行は無視される。上記ステップ S102に戻った後は、ステップS102→ステップS104 →ステップS156→ステップS158→ステップS160→ …と進み、カメラ本体14のスイッチやボタン 応じた再生動作が可能となる。また、普通 モコン又は認証情報付きリモコンからの指 受信による割り込みによっても、再生動作 の他の動作が可能である。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンのプリントボタ ン84の操作による印刷指令であった場合には( ステップS354)、プリンタへの画像送信等の必 な印刷動作を行なって(ステップS356)、上記 テップS102に戻る。この場合、上記ステップ S102→ステップS104→ステップS156→ステップS15 8→ステップS160→…と進み、カメラ本体14の イッチやボタンに応じた再生動作が可能と る。また、普通リモコン又は認証情報付き モコンからの指令受信による割り込みによ ても、再生動作等の他の動作が可能である

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンの情報ボタン86 操作による情報表示指令であった場合には( ステップS358)、モニタ38に表示されている画 の情報を表示して(ステップS360)、上記ステ プS102に戻る。この場合、上記ステップS102→ ステップS104→ステップS156→ステップS158→ス テップS160→…と進み、カメラ本体14のスイッ チやボタンに応じた再生動作が可能となる。 また、普通リモコン又は認証情報付きリモコ ンからの指令受信による割り込みによっても 、再生動作等の他の動作が可能である。但し 、このステップS102に戻ってからのステップS1 58における表示は、上記ステップS360での画像 の情報表示が維持される。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンの保護ボタン92 操作による保護指令であった場合には(ステ ップS362)、モニタ38に表示されている画像に 護フラグを付けて(ステップS364)、上記ステ プS102に戻る。この場合、上記ステップS102→ ステップS104→ステップS156→ステップS158→ス テップS160→…と進み、カメラ本体14のスイッ チやボタンに応じた再生動作が可能となる。 また、普通リモコン又は認証情報付きリモコ ンからの指令受信による割り込みによっても 、再生動作等の他の動作が可能である。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンの回転ボタン90 操作による回転指令であった場合には(ステ ップS366)、モニタ38に表示されている画像を 90度回転させて(ステップS368)、上記ステップ S102に戻る。この場合、上記ステップS102→ス ップS104→ステップS156→ステップS158→ステ プS160→…と進み、カメラ本体14のスイッチ ボタンに応じた再生動作が可能となる。ま 、普通リモコン又は認証情報付きリモコン らの指令受信による割り込みによっても、 生動作等の他の動作が可能である。但し、 のステップS102に戻ってからのステップS158 おける表示は、上記ステップS368で回転され 画像の表示が維持される。なお、再度、回 ボタン90が押されると、ステップS368では元 画像の左90度回転画像の表示を行い、もう 度押されると、元の画像に戻す。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令又は一般指令が、普通リモコ ン又は認証情報付きリモコンのメニューボタ ン82の操作によるメニュー指令であった場合 は(ステップS370)、メニューの表示と設定が 来る。メニュー機能は多数ある。メニュー 定はトップメニューから階層的に細部の設 が出来る様になっている。トップメニュー 、セレクトスイッチ34の位置によって表示 容が異なるので、セレクトスイッチ34の位置 を読み取り、対応するメニューをモニタ38に 示する(ステップS372)。

 静止画撮影状態J1の場合、VOICE録音、マク ロ、シーン選択、モードメニューを表示する 。動画撮影状態J2の場合、VOICE録音、マクロ 手振れ補正、モードメニューを表示する。 生状態J3の場合は、再生内容により表示され るメニューが異なる。即ち、静止画再生時は 、ストレージ再生、情報表示、スライドショ ー、モードメニューを表示する。動画再生時 は、ストレージ再生、情報表示、動画再生終 了、モードメニューを表示する。VOICE再生時 は、ストレージ再生、情報表示、VOICE再生 了、モードメニューを表示する。カレンダ 生時には、カレンダ再生終了、情報表示、 ライドショー、モードメニューを表示する アルバム再生時には、アルバム選択、情報 示、アルバム再生終了、モードメニューを 示する。それぞれの下位メニューの操作、 示の詳細は省略するが、共通的なモードメ ューについて説明する。

 即ち、モードメニューは更にセレクトス ッチ34の位置により表示内容が異なる。静 画撮影状態J1の場合、画質モード切り替え、 連写設定、露出補正、デジタルズーム設定、 ホワイトバランス設定、画像等を記録するメ モリの選択の設定等が出来る。動画撮影状態 J2の場合、画質モード切り替え、露出補正、 ジタルズーム設定、ホワイトバランス設定 フルタイムオートフォーカスの設定、画像 を記録するメモリの選択の設定等が出来る 再生状態J3の場合は、回転表示、録音、画 編集、画像補正、画像合成が出来る。

 メニュー操作を終了するには、メニュー タン82を再度押すことで(ステップS374)、上 ステップS102に戻る。この場合、上記ステッ S102→ステップS104→ステップS156→ステップS 158→ステップS160→…と進み、カメラ本体14の スイッチやボタンに応じた再生動作が可能と なる。また、普通リモコン又は認証情報付き リモコンからの指令受信による割り込みによ っても、再生動作等の他の動作が可能である 。

 一方、図36Dに示すように、上記ステップS 256において、設定モードM3であると判断され 場合には、設定モードに移行する。即ち、 定モードでは、図17の機能制限表の機能と 限フラグの状態をモニタ38に表示して、認証 指令リモコンのプラス、マイナスボタン72、7 4とテレ、ワイドボタン68、70、あるいは、認 指令リモコンの十字スイッチ78とOKボタン80 を使って、制限機能の巡回選択とフラグの ン、オフの設定及び変更を行なう(ステップ S376)。そして、設定変更が終わったならば、 証指令リモコンの撮影指令ボタン62が押さ るので、その撮影実行指令を受けたならば 容を確定して(ステップS378)、上記ステップS1 02に戻る。このステップS102に戻った際には、 設定モードM3に設定されているので、該ステ プS102の判断処理を繰り返すだけで、カメラ 本体14のスイッチやボタンの操作が受け付け れることはなく、認証指令リモコンの操作 み受け付ける。

 また、上記ステップS256において、禁止モ ードM1であると判断された場合には、禁止モ ドに移行する。即ち、禁止モードでは、カ ラ本体14のセレクトスイッチ34の状態を読み 取り(ステップS380)、認証指令リモコンから認 証指令として与えられる撮影指令に対応する 動作を行なう。

 即ち、セレクトスイッチ34により静止画 影状態J1となっている場合の禁止モードM1で リモコン操作による静止画像の撮影動作に いては、図36Fに示すように、モニタ38にラ ブ画像を表示し(ステップS272)、上記ステッ S216で受けた認証指令リモコンよりの認証指 が、撮影実行指令か否かを判断する(ステッ プS274)。ここで、認証指令が撮影実行指令で ると判断した場合には、フォーカス合わせ 行って(ステップS276)、静止画を撮影する(ス テップS278)。その後、連写モードに設定され いるか否かを判断する(ステップS280)。ここ 、連写モードに設定されていない場合には 短時間、撮影済み画像をモニタ38に表示し 後(ステップS282)、上記ステップS102に戻る。 の場合、禁止モードM1に設定されているの 、該ステップS102の判断処理を繰り返すだけ 、カメラ本体14のスイッチやボタンの操作 受け付けられることはない。即ち、認証指 リモコンの操作のみ受け付けて、その指令 信による割り込みによってのみ、次の静止 像の撮影等の動作が可能である。

 また、上記ステップS280で連写モードに設 定されていると判断した場合には、内蔵メモ リ112及び/又は着脱メモリ114のメモリ残量が 定量以上有るか否か確認する(ステップS284) そして、メモリ残量が無い場合は、モニタ38 にメモリフルの警告を表示して(ステップS286) 、上記ステップS102に戻る。この場合、禁止 ードM1に設定されているので、該ステップS10 2の判断処理を繰り返すだけで、カメラ本体14 のスイッチやボタンの操作が受け付けられる ことはない。即ち、認証指令リモコンの操作 のみ受け付けて、その指令受信による割り込 みによってのみ、次の静止画像の撮影等の動 作が可能である。

 また、上記ステップS284においてメモリ残 量が有ると判断した場合には、認証指令リモ コンから撮影実行指令が来ているかを確認し (ステップS288)、撮影実行指令が来ている場合 には、上記ステップS278に戻り、次の画像を 影する。即ち、認証指令リモコンの撮影指 ボタン62が押されている間、連写が行われる 。これに対して、撮影実行指令が来ていない 場合には、上記ステップS102に戻る。この場 、禁止モードM1に設定されているので、該ス テップS102の判断処理を繰り返すだけで、カ ラ本体14のスイッチやボタンの操作が受け付 けられることはない。即ち、認証指令リモコ ンの操作のみ受け付けて、その指令受信によ る割り込みによってのみ、次の静止画像の撮 影等の動作が可能である。

 また、上記ステップS274において、受信し た認証指令が撮影実行指令ではないと判断し た場合には、認証指令が、認証指令リモコン のテレボタン68が押されたことによるTボタン 指令であるか否かを判断する(ステップS290)。 ここで、Tボタン指令であると判断した場合 は、そのTボタン指令が来ている間、レンズ 16を望遠側に駆動し(ステップS292)、Tボタン 令が途切れたならば、その駆動を中止して 上記ステップS102に戻る。この場合、禁止モ ードM1に設定されているので、該ステップS102 の判断処理を繰り返すだけで、カメラ本体14 スイッチやボタンの操作が受け付けられる とはない。即ち、認証指令リモコンの操作 み受け付けて、その指令受信による割り込 によってのみ、次の静止画像の撮影等の動 が可能である。

 また、上記ステップS290で、Tボタン指令 受けたのではないと判断した場合には、認 指令が、認証指令リモコンのワイドボタン70 が押されたことによるWボタン指令であるか かを判断する(ステップS294)。ここで、Wボタ 指令であると判断した場合には、そのWボタ ン指令が来ている間、レンズ部16を広角側に 動し(ステップS296)、Wボタン指令が途切れた ならば、その駆動を中止して、上記ステップ S102に戻る。また、上記ステップS294で、Wボタ ン指令でもないと判断した場合には、上記ス テップS102に戻る。これらの場合、この場合 禁止モードM1に設定されているので、該ステ ップS102の判断処理を繰り返すだけで、カメ 本体14のスイッチやボタンの操作が受け付け られることはない。即ち、認証指令リモコン の操作のみ受け付けて、その指令受信による 割り込みによってのみ、次の静止画像の撮影 等の動作が可能である。

 一方、上記ステップS380においてセレクト スイッチ34により動画撮影状態J2となってい 場合の禁止モードM1でのリモコン操作による 動画像の撮影動作においては、図36Fに示すよ うに、モニタ38にライブ画像を表示し(ステッ プS298)、認証指令リモコンの撮影指令ボタン6 2が押されたことによる撮影実行指令の受信 応じてオンする撮影実行指令フラグがオン 否かを判断する(ステップS300)。そして、そ 撮影実行指令フラグがオンしていると判断 た場合には、動画撮影中か否かを判断する 共に、撮影実行指令フラグをクリアする(ス ップS302)。ここで、動画撮影中でないと判 した場合には、フォーカスを合わせて、動 撮影を開始する(ステップS304)。そして、内 メモリ112及び/又は着脱メモリ114のメモリ残 を確認し(ステップS400)、メモリ残量が無い 合は、モニタ38にメモリフルの警告を表示 た上で(ステップS308)、動画撮影を終了して( テップS310)、上記ステップS102に戻る。この 合、禁止モードM1に設定されているので、 ステップS102の判断処理を繰り返すだけで、 メラ本体14のスイッチやボタンの操作が受 付けられることはない。なお、この際、使 者は、上記ステップS308の警告表示により、 はや動画を撮影出来ないことは判っている で、カメラ本体14のセレクトスイッチ34を切 り替えることとなる。そして、認証指令リモ コンの操作のみ受け付けて、その指令受信に よる割り込みによってのみ、次の静止画像の 撮影等の動作が可能である。

 これに対して、上記ステップS400において メモリ残量が有ると判断した場合には、上記 ステップS304に戻って、引き続き動画撮影を う。

 また、上記ステップS302で、動画撮影中で あると判断した場合には、上記ステップS310 進んで撮影を終了し、上記ステップS102に戻 。即ち、リモコンからの指令による動画の 影は、認証指令リモコンの撮影指令ボタン6 2が押されたことによる撮影実行指令の受信 ら、次の撮影指令ボタン62が押されたことに よる撮影実行指令の受信までの間、行われる 。つまり、ステップS304→ステップS400→ステ プS304のループ中に、撮影実行指令を受信し たときに、割り込みによって上記ステップS21 6からの動作が実行されて、該ステップS302で 画撮影中であると判断されて撮影を終了す ことになる。こうして動画の撮影が終了さ て上記ステップS102に戻った場合、禁止モー ドM1に設定されているので、該ステップS102の 判断処理を繰り返すだけで、カメラ本体14の イッチやボタンの操作が受け付けられるこ はない。即ち、認証指令リモコンの操作の 受け付けて、その指令受信による割り込み よってのみ、次の動画の撮影等の動作が可 である。

 また、上記ステップS300で、撮影実行指令 フラグがオンしていないと判断した場合には 、上記ステップS290に進んでTボタン指令か否 を判断する。そして、上述したように、Tボ タン指令の場合は、そのTボタン指令が来て る間、レンズ部16を望遠側に駆動し(ステッ S292)、Tボタン指令が途切れたら駆動を中止 て、上記ステップS102に戻る。このTボタン指 令を、上記ステップS304とステップS400の動画 影ループ中に受信した場合には、割り込み より該レンズ部16の駆動が行われ、ズーム ップ撮影が可能となる。そして、上記ステ プS102に戻ったならば、禁止モードM1に設定 れているので、該ステップS102の判断処理を り返すだけで、カメラ本体14のスイッチや タンの操作が受け付けられることはない。 のとき、上記ステップS304とステップS400の動 画撮影ループは継続して実行されており、認 証指令リモコンの撮影指令ボタン62が押され ことによる撮影実行指令の受信による割り みで上記ステップS310に進むまで、動画が撮 影される。

 また、上記ステップS290でTボタン指令で いと判断した場合には、Wボタン指令か否か 判断して(ステップS294)、Wボタン指令の場合 は、そのWボタン指令が来ている間、レンズ 16を広角側に駆動し(ステップS296)、Wボタン 令が途切れたら駆動を中止して、上記ステ プS102に戻る。この場合も、上記Tボタン指令 の場合と同様に、動画撮影中であればズーム ダウン撮影が行われ、次の撮影実行指令の受 信による割り込みが行われるまで、動画の撮 影が継続される。

 また、上記ステップS294においてWボタン 令でもないと判断した場合には、何もせず 上記ステップS102に戻る。

 このように、禁止モードM1で動画撮影中 、認証指令リモコンからの撮影実行指令やT Wボタン指令の受信による割り込みで、動画 撮影を終了したり、ズーム動作を行ったりす ることが出来る。

 また、動画については、例えば15秒とい ように、予め記録時間を限定しておき、そ 秒数に対応するメモリ量により上記ステッ S400のメモリ残量の判別を行うことで、自動 に動画撮影を終了させることも出来る。

 一方、セレクトスイッチ34により再生状 J3となっている場合の禁止モードM1でのリモ ン操作による再生動作においては、内蔵メ リ112又は着脱メモリ114に記録されている最 画像をモニタ38に表示し、認証指令リモコ のスイッチやボタン類に対応する動作を行 う。

 即ち、図36Gに示すように、上記ステップS 216で受けたリモコンよりの認証指令が、認証 指令リモコンの十字スイッチ78の操作指令で った場合(ステップS312)、それが十字スイッ 78の下方向スイッチ操作による下操作指令( ルバム)であったならば(ステップS314)、モニ タ38へのアルバムに記録されている画像の表 を行う(ステップS316)。そして、この表示中 認証指令リモコンのメニューボタン82が押 れると(ステップS318)、アルバム表示機能を 了し、上記ステップS102に戻る。この場合、 止モードM1に設定されているので、該ステ プS102の判断処理を繰り返すだけで、カメラ 体14のスイッチやボタンの操作が受け付け れることはない。即ち、認証指令リモコン 操作のみ受け付けて、その指令受信による り込みによってのみ、再生動作等の他の動 が可能である。

 また、十字スイッチ78の上方向スイッチ 作による上操作指令(カレンダ)であった場合 には(ステップS320)、当月一か月分の記録画像 をカレンダ形式でモニタ38に表示する(ステッ プS322)。更に十字スイッチ78で前月以前の表 を行なったり、日にちを選択してその日の 影画像を表示したりすることなども出来る そして、この表示中にメニューボタン82が押 されると(ステップS324)、カレンダ表示機能を 終了し、上記ステップS102に戻る。この場合 禁止モードM1に設定されているので、該ステ ップS102の判断処理を繰り返すだけで、カメ 本体14のスイッチやボタンの操作が受け付け られることはない。即ち、認証指令リモコン の操作のみ受け付けて、その指令受信による 割り込みによってのみ、再生動作等の他の動 作が可能である。

 また、十字スイッチ78の右方向スイッチ 作による右操作指令であった場合には(ステ プS326)、モニタ38に次の画像を表示して(ス ップS328)、上記ステップS102に戻る。なお、 在の画像が最終画像の場合にこの右方向ス ッチが操作されたときには、最初の画像を 示する。この場合、禁止モードM1に設定され ているので、該ステップS102の判断処理を繰 返すだけで、カメラ本体14のスイッチやボタ ンの操作が受け付けられることはない。即ち 、認証指令リモコンの操作のみ受け付けて、 その指令受信による割り込みによってのみ、 再生動作等の他の動作が可能である。

 また、十字スイッチ78の左方向スイッチ 作による左操作指令であった場合には(ステ プS330)、前の画像をモニタ38に表示して(ス ップS332)、上記ステップS102に戻る。なお、 在の画像が最初の画像の場合にこの左方向 イッチが操作されたときには、最後の画像 表示する。この場合、禁止モードM1に設定さ れているので、該ステップS102の判断処理を り返すだけで、カメラ本体14のスイッチやボ タンの操作が受け付けられることはない。即 ち、認証指令リモコンの操作のみ受け付けて 、その指令受信による割り込みによってのみ 、再生動作等の他の動作が可能である。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンのOKボ ン80の操作によるOK指令であった場合には( テップS334)、現在の画像が動画であるか否か を確認して(ステップS336)、動画でない場合に は無視して、上記ステップS102に戻る。これ 対して、動画であった場合には、その動画 表示して(ステップS338)、上記ステップS102に る。これらの場合、禁止モードM1に設定さ ているので、該ステップS102の判断処理を繰 返すだけで、カメラ本体14のスイッチやボ ンの操作が受け付けられることはない。即 、認証指令リモコンの操作のみ受け付けて その指令受信による割り込みによってのみ 再生動作等の他の動作が可能である。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンのテレ ボタン68の操作によるTボタン指令であった場 合には(ステップS340)、モニタ38に表示されて る画像を拡大表示して(ステップS342)、上記 テップS102に戻る。この場合、禁止モードM1 設定されているので、該ステップS102の判断 処理を繰り返すだけで、カメラ本体14のスイ チやボタンの操作が受け付けられることは い。即ち、認証指令リモコンの操作のみ受 付けて、その指令受信による割り込みによ てのみ、再生動作等の他の動作が可能であ 。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンのワイ ドボタン70の操作によるWボタン指令であった 場合には(ステップS344)、モニタ38の表示画像 縮小してインデックス形式の表示をして(ス テップS346)、上記ステップS102に戻る。この場 合、禁止モードM1に設定されているので、該 テップS102の判断処理を繰り返すだけで、カ メラ本体14のスイッチやボタンの操作が受け けられることはない。即ち、認証指令リモ ンの操作のみ受け付けて、その指令受信に る割り込みによってのみ、再生動作等の他 動作が可能である。

 なお、上記ステップS346の縮小一覧表示は 、ワイドボタン70を押すたびに、4駒、9駒、16 駒、25駒に順次一覧表出来る。また、縮小一 表示中にテレボタン68を押すと、押すたび 、上記ステップS342において、25駒、16駒、9 、4駒、1駒の表示に戻す動作を行う。

 逆に、通常画像表示中のテレボタン68の 下に応じた上記ステップS342での拡大表示が されている場合に、ワイドボタン70を押す 、上記ステップS346においてその拡大表示を の大きさに戻す動作が行われる。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンの消去 ボタン88の操作による消去指令であった場合 は(ステップS348)、本当に消去するかの確認 示をモニタ38に行い(ステップS350)、消去中 が選択された場合は消去せずに上記ステッ S102に戻る。この場合、禁止モードM1に設定 れているので、該ステップS102の判断処理を り返すだけで、カメラ本体14のスイッチや タンの操作が受け付けられることはない。 ち、認証指令リモコンの操作のみ受け付け 、その指令受信による割り込みによっての 、再生動作等の他の動作が可能である。

 これに対して、上記ステップS350において 消去実行が選択されたと判断した場合には、 その駒を消去して、一つ前の画像を表示して (ステップS352)、上記ステップS102に戻る。な 、消去対象の画像が保護されている場合は 保護画像であることをモニタ38に警告表示し て、消去の実行は無視される。上記ステップ S102に戻った後は、禁止モードM1に設定されて いるので、該ステップS102の判断処理を繰り すだけで、カメラ本体14のスイッチやボタン の操作が受け付けられることはない。即ち、 認証指令リモコンの操作のみ受け付けて、そ の指令受信による割り込みによってのみ、再 生動作等の他の動作が可能である。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンのプリ ントボタン84の操作による印刷指令であった 合には(ステップS354)、プリンタへの画像送 等の必要な印刷動作を行なって(ステップS35 6)、上記ステップS102に戻る。この場合、禁止 モードM1に設定されているので、該ステップS 102の判断処理を繰り返すだけで、カメラ本体 14のスイッチやボタンの操作が受け付けられ ことはない。即ち、認証指令リモコンの操 のみ受け付けて、その指令受信による割り みによってのみ、再生動作等の他の動作が 能である。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンの情報 ボタン86の操作による情報表示指令であった 合には(ステップS358)、モニタ38に表示され いる画像の情報を表示して(ステップS360)、 記ステップS102に戻る。この場合、禁止モー M1に設定されているので、該ステップS102の 断処理を繰り返すだけで、カメラ本体14の イッチやボタンの操作が受け付けられるこ はない。即ち、認証指令リモコンの操作の 受け付けて、その指令受信による割り込み よってのみ、再生動作等の他の動作が可能 ある。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンの保護 ボタン92の操作による保護指令であった場合 は(ステップS362)、モニタ38に表示されてい 画像に保護フラグを付けて(ステップS364)、 記ステップS102に戻る。この場合、禁止モー M1に設定されているので、該ステップS102の 断処理を繰り返すだけで、カメラ本体14の イッチやボタンの操作が受け付けられるこ はない。即ち、認証指令リモコンの操作の 受け付けて、その指令受信による割り込み よってのみ、再生動作等の他の動作が可能 ある。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンの回転 ボタン90の操作による回転指令であった場合 は(ステップS366)、モニタ38に表示されてい 画像を右90度回転させて(ステップS368)、上記 ステップS102に戻る。この場合、禁止モードM1 に設定されているので、該ステップS102の判 処理を繰り返すだけで、カメラ本体14のスイ ッチやボタンの操作が受け付けられることは ない。即ち、認証指令リモコンの操作のみ受 け付けて、その指令受信による割り込みによ ってのみ、再生動作等の他の動作が可能であ る。なお、再度、回転ボタン90が押されると ステップS368では元の画像の左90度回転画像 表示を行い、もう一度押されると、元の画 に戻す。

 また、上記ステップS216で受けたリモコン よりの認証指令が、認証指令リモコンのメニ ューボタン82の操作によるメニュー指令であ た場合には(ステップS370)、メニューの表示 設定が出来る。メニュー機能は多数ある。 ニュー設定はトップメニューから階層的に 部の設定が出来る様になっている。トップ ニューは、セレクトスイッチ34の位置によ て表示内容が異なるので、セレクトスイッ 34の位置を読み取り、対応するメニューをモ ニタ38に表示する(ステップS372)。

 静止画撮影状態J1の場合、VOICE録音、マク ロ、シーン選択、モードメニューを表示する 。動画撮影状態J2の場合、VOICE録音、マクロ 手振れ補正、モードメニューを表示する。 生状態J3の場合は、再生内容により表示され るメニューが異なる。即ち、静止画再生時は 、ストレージ再生、情報表示、スライドショ ー、モードメニューを表示する。動画再生時 は、ストレージ再生、情報表示、動画再生終 了、モードメニューを表示する。VOICE再生時 は、ストレージ再生、情報表示、VOICE再生 了、モードメニューを表示する。カレンダ 生時には、カレンダ再生終了、情報表示、 ライドショー、モードメニューを表示する アルバム再生時には、アルバム選択、情報 示、アルバム再生終了、モードメニューを 示する。それぞれの下位メニューの操作、 示の詳細は省略するが、共通的なモードメ ューについて説明する。

 即ち、モードメニューは更にセレクトス ッチ34の位置により表示内容が異なる。静 画撮影状態J1の場合、画質モード切り替え、 連写設定、露出補正、デジタルズーム設定、 ホワイトバランス設定、画像等を記録するメ モリの選択の設定等が出来る。動画撮影状態 J2の場合、画質モード切り替え、露出補正、 ジタルズーム設定、ホワイトバランス設定 フルタイムオートフォーカスの設定、画像 を記録するメモリの選択の設定等が出来る 再生状態J3の場合は、回転表示、録音、画 編集、画像補正、画像合成が出来る。

 メニュー操作を終了するには、認証指令 モコンのメニューボタン82を再度押すこと (ステップS374)、上記ステップS102に戻る。こ 場合、禁止モードM1に設定されているので 該ステップS102の判断処理を繰り返すだけで カメラ本体14のスイッチやボタンの操作が け付けられることはない。即ち、認証指令 モコンの操作のみ受け付けて、その指令受 による割り込みによってのみ、再生動作等 他の動作が可能である。

 以上のように、本発明の第1実施例によれ ば、カメラ本体14とは別のリモコン12,76,94に 証情報を持ち、カメラ本体14に認証情報を設 定することにより、万一カメラ本体14を紛失 た場合でも、リモコン12,76,94からの認証情 が来なければ、撮影済みの画像の再生等の 定の機能が制限され、セキュリティを確保 ることが可能である。

 また、小型のリモコン12,76,94を撮像用と 証用に利用することで、携行に負担が少な 操作も容易なセキュリティシステムを実現 来る。

 また、認証設定スイッチ64によりリモコ 12,76のスイッチやボタンの機能を切り替える ことが出来、スイッチやボタンの数を減らし て、小型化することが出来る。

 また、認証機能を持たない普通リモコン( 例えば光学式リモコン106)も限られた機能の 囲では使うことが出来るので、撮像機器の 々な利用状況に対応出来る。

 また、カメラ本体14を電源投入時に禁止 ードM1に設定するようにすれば、認証指令リ モコンを持っていて認証指令リモコンで指令 するか、認証情報付きリモコンで他の認証モ ードに切り替えない限り、カメラ本体14単独 は使用出来ない、即ちカメラ本体14に鍵が かった状態にすることが出来る。

 あるいは、電源断時に、その時設定され いる認証モードを保存しておくようにする とも出来る。この場合、その認証モードを 揮発性に記憶すれば、保持し続けることが 能となる。そして、当該カメラ本体14の電 投入時には、上記記憶されている認証モー を読み出して、その認証モードに設定する うにすれば、前回の認証モードで起動する とが可能となる。

 また、認証モードを認証情報付きリモコ からしか変更出来ないようにすることで、 証情報付きリモコンを持たない第三者に認 モードを変更されて、撮影済みの画像の再 等が行われてしまうおそれがない。

 また、カメラ本体14は禁止タイマ148によ 禁止モードM1を設定することが出来るので、 カメラ本体14が万一盗難等にあっても、比較 安全である。この場合、電源がオフされた も計時が継続されて、所定時間で禁止モー に設定されるようすれば、ユーザは電源断 にいちいち認証モードを切り替える必要が い。更に、電池が消耗あるいは取り外され 場合、バックアップ用の電池あるいはキャ シタの有無等も考慮して、直ちにあるいは め設定された時間後、あるいは電圧監視の 果により、禁止モードM1を設定するように ることで、故意あるいは過失により電池146 抜き取られたまま、あるいは消耗したまま 置されてバックアップ用の電池あるいはキ パシタの電気も消耗してしまい禁止タイマ14 8がカウント出来なくなって、予め設定した 間が経過しても禁止モードを設定すること 出来なくなってしまい、当該デジタルカメ 10が使用出来てしまうようなことを防止出来 る。

 また、指令は光又は電波で送受信するの 、カメラ本体14とリモコン12,76,94,106とを接 するケーブル等を携帯する必要がない。

 なお、それぞれ異なる機能の指令を送信 る複数種類のリモコン12,76,94又は106を利用 能であるので、ユーザは所望の機能の指令 送信出来るリモコンを使用することが出来 。更に、再生等プライバシにかかわる機能 実行にはリモコン12,76,94のように認証情報を 含む認証指令を送信出来る認証情報付きリモ コンであることが必要であるが、撮影行為自 体にはプライバシ保護は必要がないので、認 証情報を送信しない撮影に関する機能のみ指 令出来る普通リモコンを用いて撮影を行なう ことが出来る。よって、旅行等にはその撮影 機能に絞った普通リモコンを携行し、認証情 報付きリモコンは自宅に置いてくれば、撮影 は自由に行なえ、そして、たとえ旅行先でカ メラ本体14とリモコンを紛失したり盗難にあ ても、認証情報付きリモコンは自宅に有り 当該カメラ本体14を入手した第三者はそれ 有していないので、撮影した画像のセキュ ティを守ることが出来る。

 また、重要な認証指令の送受信の際に、 証指令授受の能力を限定することにより、 証指令の傍受による不正利用の防止を実現 来る。即ち、一般指令の受信はより広範囲 らの指令を受け易い構成が望ましく、認証 令の受信は、認証指令の傍受による不正コ ーと使用を防止する観点から、限定された 囲からの認証指令を受信することが望まし という相反する要求を同時に満たすのは大 である。本実施例では、撮像動作等の一般 令の送信出力に比べて認証指令の送信出力 低くし、認証指令の到達範囲を狭めている あるいは、指令機器の出力は同レベルでも 像機器の受信感度を認証指令の受信の場合 は下げて、認証指令の受信可能範囲を狭め いる。これにより、認証指令の授受は一般 令の授受の場合より近接して行なわれるよ にしている。よって、簡単な構成により、 証情報の傍受等による不正利用を防止し、 像機器並びに撮像システムの安全性を高め ことが出来る。

 [第2実施例]
 次に、本発明の第2実施例を説明する。

 撮影した画像を標準化されたフォーマッ で着脱メモリ114に記録した場合に、たとえ メラ本体14が禁止モードM1になっていてカメ ラ本体14が使えなくても、着脱メモリ114をカ ラ本体14から抜いて他の機器で再生すると 情報は漏れてしまう。そこで、本実施例は 禁止モードM1で撮影した画像は、内蔵メモリ 112にのみ記録することにより、カメラ本体14 禁止モードM1である限り、認証情報付きリ コンが無いと画像の再生等は出来なくする のである。

 具体的には、上記第1実施例における上記 ステップS288における静止画撮影での画像記 及び上記ステップS294におけるメモリ残有の ェックは、内蔵メモリ112に対してのみ行な 。また、上記ステップS314における動画撮影 及び上記ステップS316におけるメモリ残有の ェックは、内蔵メモリ112にのみ行なう。ま 、内蔵メモリ112に記録されている画像を着 メモリ114にメニュー機能(上記ステップS374) 使ってコピー又は移動する場合は、暗号化 復号化回路130あるいは主制御部118とプログ ムで暗号化しておく。暗号化されて着脱メ リ114に記録された画像を内蔵メモリ112に戻 場合や、カメラ本体14で再生する場合には、 暗号化・復号化回路130あるいは主制御部118と プログラムで復号化する。

 また、制限モードM2あるいは許可モードM4 で撮影した画像であっても、秘匿しておきた い画像もある。あるいはカメラ本体14の所有 が禁止タイマ148の時間を短く設定しておき 制限モードM2あるいは許可モードM4で撮影し 、禁止モードM1になった後は認証情報付きリ コンが無いと画像再生が出来ないように、 り外せる着脱メモリ114ではなく、内蔵メモ 112にのみ撮影画像を記録しておくことで、 脱メモリ114の取り外しによる画像の流失を ぐことが出来る。

 具体的には、メニューの設定項目の一つ して、画像の記録先の指定メニューを設け 内蔵メモリ112のみ、着脱メモリ114のみ、内 メモリ112と着脱メモリ114の双方に記録が可 でどちらを優先させるか指定し、片方が一 になった時は他方に記録する、などを指定 る。

 なお、より安全な記録を行なうために、 の記録選択のメニューは禁止モードM1での 生状態のメニュー(上記ステップS374)でのみ 設定出来るようにしても良い。

 以上のように、本発明の第2実施例によれ ば、カメラ本体14が禁止モードM1の場合に撮 した画像は、内蔵メモリ112に記憶されるの 、他の機器で読み出すことが出来ず、また カメラ本体14が禁止モードM1である限り、認 情報付きリモコンが無いと画像の再生、コ ー、移動、印刷などは出来なくすることが 来る。更に、内蔵メモリ112の画像を着脱メ リ114に移動する場合は、暗号化して記憶す ことで、着脱メモリ114の画像に対してもセ ュリティを持たせることが可能になる。ま 、ユーザが、撮影画像を内蔵メモリ112に記 するか、着脱メモリ114に記録するか選択す ことが出来る。

 [第3実施例]
 次に、本発明の第3実施例を説明する。

 本実施例は、認証情報として、固定リモ ン識別情報とは別に、可変リモコン識別情 を用いるものである。

 図37に示すように、本実施例においては 認証情報付きリモコンであるリモコン12,76,94 の制御部150は、内部に、可変リモコン識別情 報の発生手段として、乱数発生部180あるいは データ表182を備える。

 ここで、乱数発生部180は、制御部150のCPU 混合合同法あるいは線形合同法などの乱数 生プログラムによって乱数を発生するもの あっても良いし、シフトレジスタとエクシ ルーシブオア回路の組合わせなどのロジッ 回路で疑似乱数を発生させても良い。

 図38は、データ表182の例を示す図であり 100個の2桁数値の乱数表である。

 この様に、固定リモコン識別情報とは別 、可変リモコン識別情報を用いることによ 、過去のリモコンからの指令の盗聴等によ リモコンの複製に対する安全性を高めるこ が出来る。

 この可変リモコン識別情報は、固定リモ ン識別情報と併せて用いても良いし単独で いても良い。

 例えば、図39A乃至図39Cは、図24A乃至図24C おける固定リモコン識別情報176の代わりに 独立した可変リモコン識別情報184を付加し 場合のリモコン12,76,94からの送信データ信 のデータフォーマットを示す図である。こ らの図に示すように、リモコンの制御部150 発生した乱数あるいはデータ表182から選ん 値を可変リモコン識別情報184として付加し 発信することが出来る。勿論、そのように 立した可変リモコン識別情報184を付加する ではなく、データ部168又はヘッダ172の一部 含めて送信することも出来る(後者の場合、 ータフォーマットは図23A乃至図23Cに示すも となる)。

 次に、この可変リモコン識別情報184の使 方を説明する。カメラ本体14が禁止モードM1 になった時、カメラ本体14の操作はリモコン1 2,76,94よりの指令でのみ出来る。このリモコ の指令の安全性を高めるために、リモコン12 ,76,94よりの指令に可変リモコン識別情報184を 付加して、その情報が一致するリモコン12,76, 94の指令のみ受け付けるようにする。リモコ 12,76,94より禁止指令を送信する場合に、乱 発生部180で発生させた乱数あるいはデータ 182から選んだ値を付けて送信する。カメラ 体14は、禁止モードM1に移行する際に、この 数あるいは値を記憶する。これ以降、リモ ン12,76,94からカメラ本体14に禁止指令以外の 指令を送る際はこの乱数あるいは値を付けて 送り、カメラ本体14ではこの乱数あるいは値 記憶値との一致を取り、一致した時のみそ 指令を実行する。リモコン12,76,94から禁止 ードM1以外のモード設定、すなわち許可モー ドM4、制限モードM2、設定モードM3への切替指 令(許可指令、制限指令、設定指令)が来た場 は、記憶値を消去する。

 リモコン12,76,94が禁止指令を新たに発信 る場合は、新たに発生させた乱数発生部180 発生させた次の乱数あるいはデータ表182か 選んだ次の値を付けて送信し、カメラ本体14 に記憶させ、一致を取って指令を実行する。

 次に、図40を参照して、カメラ本体14のパ ワーオン時の可変リモコン識別情報要求と設 定について説明する。

 カメラの電源オン時には、図27に示した 証モード設定指定及びモードメモリ136に記 されているモードに設定される。この場合 禁止モードM1が設定されると、カメラ本体14 ではリモコン12,76,94の可変リモコン識別情 184は得られていない。そこで、電源オン時 カメラ本体14側で禁止モードM1に切り替えた 合、即ち上記ステップS12あるいはステップS 102において禁止モードM1を設定する場合、カ ラ本体14のモニタ38に可変リモコン識別情報 送信要求を表示する(ステップS400)。操作者は 、この表示を見て、リモコン12,76,94より禁止 令を送ることで可変リモコン識別情報184を メラ本体14に送信する(ステップS402)。カメ 本体14では、この可変リモコン識別情報184を 記憶する(ステップS404)。

 そして、これ以降、リモコン12,76,94から メラ本体14に禁止指令以外の指令を送る際は この可変リモコン識別情報184を付けて送り、 カメラ本体14では、この可変リモコン識別情 184と上記ステップS404で記憶した記憶値との 一致を取り、一致した時のみ指令を実行する 。

 この後、リモコン12,76,94から禁止モードM1 以外のモード設定、即ち許可モードM4、制限 ードM2、設定モードM3への切替指令(許可指 、制限指令、設定指令)が来た場合は、その 憶値を消去する。リモコン12,76,94が禁止指 を新たに発信する場合は、新たな可変リモ ン識別情報184を送信し、カメラ本体14に記憶 し、一致を取って指令を実行する。

 以上のように、本発明の第3実施例によれ ば、乱数発生部180で発生した乱数又はデータ 表182から選んだ値を用いて可変の認証情報を 生成することで、過去の指令機器からの指令 の盗聴等による指令機器の複製に対する安全 性を高めることが出来る。

 [第4実施例]
 次に、本発明の第4実施例を説明する。

 本実施例においては、認証情報付きリモ ンであるリモコン12,76,94の制御部150は、図41 に示すように、内部に計数部186を備える。ま た、カメラ本体14側には、図42に示すように バス134に接続された計数部188を備える。本 施例は、これら計数部186、188を用いて、リ コンからの指令の信頼性を向上させるもの ある。

 即ち、図43に示すように、リモコン12,76,94 において上記第1実施例で説明したような手 で認証モードの切り替え操作がなされた場 、まず、リモコン内の計数部186の計数値は 去され(ステップS500)、認証モード切替指令 発信したときに、計数部186の計数を開始す (ステップS502)。一方、カメラ本体14側では、 リモコン12,76,94から認証モード切替指令を受 したならば、計数部188の計数値を消去した (ステップS504)、認証モードをその指令され モードに切り替えると共に計数部188の計数 開始する(ステップS506)。

 以降、リモコン12,76,94において何れかの タンが押されたならば(ステップS508)、計数 186の計数値を読み取り(ステップS510)、その されたボタンに対応する指令を計数値付き 認証指令として発信する(ステップS512)。カ ラ本体14側では、その認証指令を受信したな らば(ステップS514)、カメラ本体14内の計数部1 88の計数値を読み取り(ステップS516)、リモコ 12,76,94よりの計数値と比較して同一あるい 双方の計数誤差を勘案した許容範囲内であ ば(ステップS518)、その指令に沿った動作を 行する(ステップS520)。

 図44A乃至図44Cは、リモコン12,76,94からの 信データ信号のデータフォーマットを示す で、図23A乃至図23Cのデータフォーマットに 計数部186の計数値190を付加した形をとる。 お、図24A乃至図24Cに示したように固定リモ ン識別情報176を付加する場合には、データ 168あるいはヘッダ172に含めて送信すること 出来る。

 このように、認証モードの切り替えを起 として、リモコン12,76,94とカメラ本体14でそ れぞれ計数を開始して一致を取ることにより 、計数値の合致するリモコンよりの指令のみ を受け付けることが出来る。

 計数の方法は、指令を発する毎に、1、2 3、とカウントし、受信毎に1、2、3とカウン して一致を取る方法や、タイマを使って時 を計数する方法でも良い。したがって、同 のリモコンが複数あっても、認証情報が変 し、計数が一致しない限り他のリモコンよ の指令は受け付けないので、固定リモコン 別情報のみにより判別する場合に比べて、 単な機構でよりいっそう安全性を高めるこ が出来る。

 以上のように、本発明の第4実施例によれ ば、認証モードの切り替えを起点として、リ モコン12,76,94とカメラ本体14でそれぞれ計数 開始して一致を取ることにより、カメラ本 14では、計数値の合致するリモコンよりの指 令のみを受け付けることが出来る。

 [第5実施例]
 次に、本発明の第5実施例を説明する。

 撮影済み画像の秘匿性を高めるために、 実施例においては、撮影状態J1,J2では、認 情報付でない撮影実行指令やズーム機能の レボタン68とワイドボタン70の指令でも動作 行い、再生状態J3では、認証指令リモコン らの認証指令のみで動作を行なう。

 上記ステップS104においてセレクトスイッ チ34を読み取って再生状態J3に分岐した場合 上記第1実施例では、上記ステップS156として 再生が許可されているか否かを判断する分岐 に入る。これに対して、本実施例では、図45 示すように、上記ステップS108に進んで、モ ニタ38に認証指令リモコンでしか操作出来な 旨の警告を表示する。

 また、上記ステップS270において、一般指 令を受信した際に許可モードM4又は制限モー M2であると判断された場合に、上記第1実施 では、上記ステップS258での分岐を経て、上 記ステップS266として再生が許可されている 否かを判断する分岐に入る。これに対して 本実施例では、図46に示すように、カメラ本 体14のセレクトスイッチ34の状態を読み取り 静止画撮影状態J1か、動画撮影状態J2か、再 状態J3かにより分岐する(ステップS522)。そ て、再生状態J3となっていると判断した場合 には、上記ステップS268に進んで、モニタ38に 認証指令リモコンでしか操作出来ない旨の警 告を表示する。なお、上記ステップS522にお て、静止画撮影状態J1となっていると判断し た場合には上記ステップS260へ進み、動画撮 状態J2となっていると判断した場合には上記 ステップS264へ進む。

 図47A乃至図47Dは、認証情報付きリモコン あるリモコン12,76,94からの機能範囲指定情 192を含む指令、特には認証モード切替指令 送信データ信号の他フォーマットの例を示 図であり、図47Eは、機能範囲指定情報192及 ID情報194を含む指令の送信データ信号の他の フォーマットを示す図である。ここでは、機 能範囲指定情報192及びID情報194は、リモコン1 2,76,94からの送信データ信号のデータフォー ットに追加する形で説明するが、データ部16 8のnバイトの中に指令と共に含ませることも 来る。また、固定リモコン識別情報176は、 47Aではデータ部168に、図47B及び図47Cではヘ ダ172あるいはデータ部168に、図47Dではヘッ 172あるいは計数値190又はデータ部168に、図4 7Eではヘッダ172あるいはID情報194又はデータ 168に、含めて送信することが出来る。

 図47Aは、使用出来る機能の範囲を指定す 機能範囲指定情報192を指令、特には認証モ ド切替指令に含める場合を示す図である。 の機能範囲指定情報192としては、図28の機 制限表の制限フラグをビット単位あるいは イト単位で対応させれば良い。図47Bは、ヘ ダ172と機能範囲指定情報192を、図47Cは、ヘ ダ172と機能範囲指定情報192とECC174を、図47D 、ヘッダ172と計数値190と機能範囲指定情報19 2とECC174を、図47Eは、ヘッダ172と製造番号等 機器固有のID情報194と機能範囲指定情報192と ECC174を、それぞれ含めた場合の例である。図 47EのID情報194は、リモコン12,76,94とカメラ本 14との双方の製造番号や、シリアル番号ある いは製造日付や場所、機種名、ランダムな文 字列など、機器の認識が出来るものであれば 良い。

 以上のように、本発明の第5実施例によれ ば、撮像は何時でも誰でも行うことが出来る ようにして操作性を高め、それ以外の再生や コピー等の機能についてはセキュリティを確 保することが出来る。

 また、指令、特に認証モード切替指令に 能範囲指定情報192を含めることで、使用出 る機能の範囲をユーザが任意に指定出来る うになる。

 また、認証情報がカメラ本体14に固有のID 情報を含むので、同一構成のカメラ本体14が 数有っても、誤動作するおそれがない。

 なお、指令に上記のような認証情報を含 せているので、当該撮像機器に対する個々 指令を確実に判別して実行出来る。

 以上実施例に基づいて本発明を説明した 、本発明は上述した実施例に限定されるも ではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の 形や応用が可能なことは勿論である。

 例えば、認証情報に有効期限を持たせた 、リモコン12,76,94とカメラ本体14間で認証情 報を同期的に変化させることで傍受等による 認証情報の不正使用を防止するようにしても 構わない。

 また、上記実施例では、指令機器である モコンから認証情報を送信する際、指令と 緒に送信するものとしたが、指令とは別個 送信するようにしても良いことは勿論であ 。