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Patent Searching and Data


Title:
INFORMATION DEVICE, PROGRAM, MEDIUM, AND METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016759
Kind Code:
A1
Abstract:
In an information device in which moving images are stored, moving image data is provided to a plurality of applications or the moving image usage function between a plurality of devices is improved. The information device comprises a database section for storing the moving image data in association with identification information for identifying the moving image data, a receiving section for receiving a read out request for the moving image data specified by the identification information from any of the applications for reproducing the moving image data, an output section for reading out the moving image data specified by the read out request from the database section to pass it to the application of the source of the read out request, and an execution section for executing the applications for reproducing the moving image data outputted from the output section.

Inventors:
ARIYA KANAKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/065166
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
August 02, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
ARIYA KANAKO (JP)
International Classes:
H04N5/93; H04M1/00; H04M11/08; H04N5/765; H04N7/173; H04N21/433; H04N21/435; H04N21/84
Foreign References:
JP2005323008A2005-11-17
JP2007166397A2007-06-28
JP2007058341A2007-03-08
JP2003032652A2003-01-31
Attorney, Agent or Firm:
MATSUKURA, Hidemi et al. (4-10 Higashi Nihonbashi 3-chome, Chuo-k, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 動画データを識別する識別情報と関連づけて前記動画データを格納するデータベース部と、
 動画データを再生する複数のアプリケーションのいずれかから、前記識別情報によって指定された動画データの読み出し要求を受け付ける受け付け部と、
 前記読み出し要求で指定された動画データを前記データベース部から読み出し、前記読み出し要求元のアプリケーションに引き渡すデータ管理部と、
 前記データ管理部から引き渡される動画データを再生する複数のアプリケーションを実行する実行部と、を備える情報機器。
 前記動画データ管理部は、動画データの入力要求を受け付け、その入力要求にしたがって前記動画データを入力する入力部を有する請求項1に記載の情報機器。
 前記実行部で実行されるアプリケーションには、電話帳管理アプリケーション、壁紙表示アプリケーション、日記作成表示アプリケーション、および動画アルバムアプリケーションの少なくとも2以上が含まれる請求項1または2に記載の情報機器。
 他の情報機器と通信する通信部と、
 前記送信するデータを前記他の情報機器にて表示されるデータ形式に変更するデータ形式変更部と、をさらに備え、
 前記データ管理部は、前記通信部を介して前記他の情報機器にない動画データで前記データベース部に格納されている動画データまたは前記データベース部に格納されている動画データで前記他の情報機器にある動画データよりも更新日時が新しい動画データの送信要求を受け付けるとともに、送信要求を受け付けた動画データで、前記データ形式が変更された動画データを前記他の情報機器に送信する請求項1から3のいずれかに記載の情報機器。
 前記動画データの送信要求は、前記アプリケーションによる処理の対象となるべきデータの範囲と、処理の対象とならないデータの範囲とを区別するためのデータ範囲の指定情報を含む請求項4に記載の情報機器。
 前記入力部は、前記アプリケーションによる処理の対象とすることが許容される許容データ範囲の入力を受け付けるデータ範囲受け付け部をさらに備え、
 前記データベース部は、前記動画データとともに前記入力された許容データ範囲を格納する請求項1から5のいずれかに記載の情報機器。
 前記他の情報機器の現在のユーザを指定する情報を取得する相手ユーザ情報獲得部と、
 前記データベース部に格納された動画データのユーザを識別する情報を取得する自ユーザ情報獲得部と、をさらに備え、
 前記データ管理部は、前記相手ユーザ情報と前記自ユーザ情報とが整合しないときに、前記許容データ範囲に限定して前記データを送信し、前記相手ユーザ情報と前記自ユーザ情報とが整合するときに、前記許容データ範囲に限定することなく前記データを送信する請求項4から6のいずれかに記載の情報機器。
 前記データ管理部は、前記データベース部にない動画データで前記他の情報機器に格納されている動画データまたは前記他の情報機器にある動画データで前記データベース部に格納されている動画データよりも更新日時が新しい動画データの送信を要求し、その要求にしたがって送信される動画データを受信し、前記データベースに格納する請求項4から7のいずれかに記載の情報機器。
 コンピュータに、動画データを識別する識別情報と関連づけて前記動画データを格納する、そのようなデータベース部を管理させるプログラムであり、
 動画データを再生する複数のアプリケーションのいずれかから、前記識別情報によって指定された動画データの読み出し要求を受け付けるステップと、
 前記読み出し要求で指定された動画データを前記データベース部から読み出し、前記読み出し要求元のアプリケーションに引き渡すステップと、を実行させるプログラム。
 動画データの識別情報とともに前記動画データの入力要求を受け付ける入力受け付けステップと、
 前記入力要求にしたがって前記動画データを前記動画データベースに入力する入力ステップと、をさらに備える請求項9に記載のプログラム。
 他の情報機器と通信する通信ステップと、
 前記他の情報機器にない動画データで前記データベース部に格納されている動画データまたは前記データベース部に格納されている動画データで前記他の情報機器にある動画データよりも更新日時が新しい動画データの送信要求を受け付けるステップと、
 前記動画データを前記他の情報機器にて表示されるデータ形式に変更するデータ形式変更ステップと、
 前記送信要求を受け付けた動画データで前記データ形式が変更された動画データを前記他の情報機器に送信するステップと、をさらに実行する請求項9または10に記載のプログラム。
 前記動画データの送信要求は、前記アプリケーションによる処理の対象となるべきデータの範囲と、処理の対象とならないデータの範囲とを区別するためのデータ範囲の指定情報を含む請求項11に記載のプログラム。
 前記入力受け付けステップは、前記アプリケーションによる処理の対象とすることが許容される許容データ範囲の入力を受け付けるデータ範囲受け付けステップを有し、
 前記入力ステップは、前記動画データとともに前記入力された許容データ範囲を格納するステップとをさらに実行する請求項10に記載のプログラム。
 前記他の情報機器の現在のユーザを指定する情報を取得する相手ユーザ情報獲得ステップと、
 前記データベース部に格納された動画データのユーザを識別する情報を取得する自ユーザ情報獲得ステップと、
 前記相手ユーザ情報と前記自ユーザ情報とが整合しないときに、前記許容データ範囲に限定して前記データを送信し、前記相手ユーザ情報と前記自ユーザ情報とが整合するときに、前記許容データ範囲に限定することなく前記データを送信するステップとをさらに実行する請求項11から13のいずれかに記載のプログラム。
 前記データベース部にない動画データで前記他の情報機器に格納されている動画データまたは前記他の情報機器にある動画データで前記データベース部に格納されている動画データよりも更新日時が新しい動画データの送信を要求するステップと、
 前記要求にしたがって送信される動画データを受信するステップと、
 前記受信した動画データを前記動画データベースに格納するステップと、をさらに実行する請求項11から14のいずれかに記載のプログラム。
 プログラムをコンピュータにローディングするためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、前記プログラムは、前記コンピュータに、動画データを識別する識別情報と関連づけて前記動画データを格納するデータベース部を管理させるプログラムであり、
 動画データを再生する複数のアプリケーションのいずれかから、前記識別情報によって指定された動画データの読み出し要求を受け付けるステップと、
 前記読み出し要求で指定された動画データを前記データベース部から読み出し、前記読み出し要求元のアプリケーションに引き渡すステップと、を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 動画データを識別する識別情報と関連づけて前記動画データを格納するデータベース部を有するコンピュータが、
 動画データを再生する複数のアプリケーションのいずれかから、前記識別情報によって指定された動画データの読み出し要求を受け付けるステップと、
 前記読み出し要求で指定された動画データを前記データベース部から読み出し、前記読み出し要求元のアプリケーションに引き渡すステップと、を実行する方法。
Description:
情報機器、プログラム、媒体、 よび方法

 本発明は、画像を利用する情報機器に関 るものである。

 今日、画像を用いて機能を提供する情報 器が急速に普及している。例えば、携帯電 には、静止画、動画等を撮影できるものが い。また、パーソナルコンピュータでは、 レビジョン番組の動画を録画できるものが る。

 しかし、従来の仕組みでは、1つの機器上 の複数のアプリケーションで、画像を共有す る場合、あるいは、複数の機器間で画像を共 有する場合の利便性に欠けるものが多かった 。特に、動画を利用するアプリケーションに 対して、簡易に動画を利用するインターフェ ースが提供されていなかった。

 例えば、動画が蓄積されている機器におい 、動画再生以外のアプリケーションプログ ムにてその動画を簡易に利用する機能は提 されていなかった。また、第1の機器に蓄積 した動画を第2の機器に提供し、第2の機器上 アプリケーションプログラムにて処理する 合の機能が十分ではなかった。

特開2006-253960号公報

特開2005-20440号公報

国際公開第WO2002/091259号パンフレット

 本発明は、動画が蓄積されている情報機 において、複数のアプリケーションに動画 提供し、あるいは、複数の機器間での動画 用機能を向上することを目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明は以 の手段を採用した。すなわち、本発明は、 画データを識別する識別情報と関連づけて 画データを格納するデータベース部と、動 データを再生する複数のアプリケーション いずれかから、識別情報によって指定され 動画データの読み出し要求を受け付ける受 付け部と、読み出し要求で指定された動画 ータをデータベース部から読み出し、読み し要求元のアプリケーションに引き渡すデ タ管理部と、データ管理部から引き渡され 動画データを再生する複数のアプリケーシ ンを実行する実行部と、を備える情報機器 ある。

 本情報機器は、識別情報と関連づけて動 データを動画データベースに格納している また、本情報機器は、複数のアプリケーシ ンを実行している。本情報機器は、これら アプリケーションから、識別情報によって 定された動画データの読み出し要求を受け け、その読み出し要求で指定された動画デ タをデータベース部から読み出し、読み出 要求元のアプリケーションに引き渡す。し がって、本情報機器は、動画データを必要 する複数のアプリケーションに対して、指 された動画データを簡易、統一的な手順で き渡すことができる。

 本発明によれば、動画が蓄積されている 報機器において、複数のアプリケーション 動画を提供し、あるいは、複数の機器間で 動画利用機能を向上することができる。

図1は一実施形態に係る情報処理装置の 構成を示すブロック図である。 図2は本情報処理装置の概念を説明する 図である。 図3は電話帳アプリケーションによる表 示例を示す図である。 図4は壁紙アプリケーションによる表示 例を示す図である。 図5は日記アプリケーションによる表示 例を示す図である。 図6はアルバムアプリケーションによる 表示例を示す図である。 図7は本情報処理装置におけるプログラ ムの関連図である。 図8は電話帳データベースのデータ構造 を示す図である。 図9は壁紙データベースのデータ構造を 示す図である。 図10は日記データベースのデータ構造 示す図である。 図11はアルバムデータベースのデータ 造を示す図である。 図12は電話帳プログラムの電話帳登録 理のフローチャートである。 図13は電話帳表示処理のフローチャー である。 図14は他の実施形態に係る情報システ の構成を示す図である。 図15は動画データ管理テーブルのデー 構造を示す図である。 図16はシンクロ処理を示す図である。 図17は動画データ管理装置の処理を示 図である。 図18はユーザIDにしたがって、動画デ タの非公開範囲の削除の要否を判断する処 の例を示す図である。 図19は動画データ要求装置側に、動画 ータベースを設けた構成を示す図である。

符号の説明

 1  携帯電話
 2    表示部
 3    カメラ
 4  キー
  5  動画データベース
11  動画データベース管理プログラム
11A 入力部
11B 出力部
12  アプリケーションプログラム
13  アプリケーションデータ
20、24 インターフェース
21  画像再生装置
22  有線通信部
23  無線通信部

 以下、図面を参照して本発明の一実施形 に係る情報処理システムを説明する。

 《システムの骨子》
 図1は、本情報処理装置の構成を示すブロッ ク図である。本情報処理装置は、動画データ ベース5(データベース部に相当)と、動画デー タベース5に動画データを入力する入力部11A 、動画データベース5から動画データを出力 る出力部11Bとを有する。

 動画データベース5は、複数の動画データ を保持する。それぞれの動画データは、動画 データファイル名で指定されるファイルに格 納されている。また、入力部11Aと出力部11Bは 、情報処理装置で実行されるプログラムによ って実現され、データ管理部11を構成してい 。

 入力部11Aは、インターフェース20を介し 1以上の外部機器から動画が入力される。外 機器は、例えば、カメラ3、画像再生装置21 有線通信部22に接続される他の情報処理装 、無線線通信部23に接続される他の情報処理 装置等である。

 カメラ3は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )カメラ、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセ サ等である。画像再生装置21は、例えば、DVD (Digital Versatile Disk)再生装置、CD(Compact Disc) 生装置、ハードディスクによるテレビジョ 録画装置、テレビジョン受信機等である。

 有線通信部22(通信部の第1の例に相当)は LANインターフェース、ADSL(Asymmetric Digital Sub scriber Line)回線、光通信回線、ケーブルテレ ジョンネットワーク等である。無線通信装 23(通信部の第2の例に相当)は、無線LANイン ーフェース、携帯電話網へのアクセス装置 PHS(Personal Handyphone System)へのアクセス装置 である。

 また、インターフェース20は、例えば、US B(Universal Serial Bus)、Fibre Channel 、IEEE1394等 ある。 入力部11Aは、ユーザの操作を検知し 、これらの外部機器から動画データを入力し 、動画データベース5に格納する。

 出力部11Bは、情報処理装置で実行される プリケーションプログラムに動画データを 供する。アプリケーションプログラムは、 画データを指定する動画データファイル名 、その動画データ中で必要な範囲(開始時間 から終了時間)を指定する。出力部11Bは、指 された動画データファイルのうち、開始時 から終了時間の範囲の動画データをアプリ ーションプログラム12に引き渡す。さらに、 動画データベース5には、それぞれの動画デ タの公開範囲(あるいは非公開範囲)が規定さ れている。出力部11Bは、指定された動画デー タファイルのうち、公開範囲だけを抽出して 、アプリケーションプログラム12に引き渡す

 アプリケーションプログラム12は、イン ーフェース24を介して、そのアプリケーショ ン固有のデータとともに引き渡された動画デ ータを表示部2に表示する。 インターフェー ス24は、例えば、VGA(Video Graphics Array)等であ 。また、表示部2は、液晶ディスプレイ、エ レクトロルミネッセンスパネル等である。

 《第1実施形態》
 以下、図2から図13の図面に基づいて本発明 第1実施形態に係る情報処理装置を説明する 。図2は、本情報処理装置の概念を説明する である。本実施形態では、情報処理装置は 例えば、カメラ付きの携帯電話1によって構 される。本情報処理装置は、携帯電話1の操 作面に配置される表示部2、各種キー4、およ 動画と静止画を撮影するカメラ3を有する。 さらに、本情報処理装置は、動画データを格 納する動画データベース5を有する。動画デ タベース5は、電話帳、壁紙、日記、アルバ 等の各種アプリケーションプログラムに動 データを提供する。

 本情報処理装置は、通常の携帯電話1の構 成、すなわち、基地局と通信する通信部、動 画データベース5等のデータあるいは各種プ グラムを格納するメモリ、各種プログラム 実行し、動画データベース5等を管理するCPU( 実行部に相当)、外部の機器とデータを入出 する入出力インターフェース(例えば、赤外 通信部、USBインターフェース)等を有する。 ただし、図2では、通信部、メモリ、CPU、お び入出力インターフェースは省略されてい 。

 動画データベース5には、カメラ3で撮影 れた動画データ、通信部から受信した動画 ータ、あるいは、入出力インターフェース 通じて外部の機器から入力された動画デー が格納される。

 図3に、電話帳アプリケーションによる動 画表示例を示す。電話帳アプリケーションは 、情報処理装置の表示部2に、電話着信先の 別を含むコメント(例えば、図3の”ともだち ”)、電話着信先の名前、電話番号および着 先に関連する動画(動画データから再生され 表示部2等に表示された映像を単に動画とい う)等を含む電話帳データを表示する。また 電話帳アプリケーションは、”テレビジョ 電話”、”発信”、”編集”等のそれぞれ 機能を起動するメニューボタンを表示する

 図4に、壁紙アプリケーションによる表示 例を示す。壁紙アプリケーションは、指定さ れた動画を情報処理装置の表示部2の背景に 示する。

 図5に、日記アプリケーションによる表示 例を示す。日記アプリケーションは、情報処 理装置の表示部2に、日記文、およびその日 文と関連づけられた動画を表示する。また 日記アプリケーションは、表示されている 記の前日の日記を表示する”前の日”、日 を入力する機能を起動する”書き込み”、 示されている日記の翌日の日記を表示する 次の日”等のメニューボタンを表示する。

 図6に、アルバムアプリケーションによる 表示例を示す。アルバムアプリケーションは 、情報処理装置の表示部2に、1以上の動画と れぞれの動画に対するコメントとを表示す 。

 図7に、本情報処理装置におけるプログラ ムの関連図を示す。図7に示すように、本情 処理装置は、動画データベース5を管理する 画データベース管理プログラム11と、動画 ータベース管理プログラム11と連携するアプ リケーションプログラム12をCPU上で実行する とで機能を提供する。

 アプリケーションプログラム12は、例え 、電話帳、壁紙、日記、アルバム等の各種 プリケーションである。これらのアプリケ ションプログラム12は、それぞれ固有のアプ リケーションデータ13を管理する。アプリケ ションデータ13は、例えば、電話帳アプリ ーションに対する電話帳データベース、壁 アプリケーションに対する壁紙データベー 、日記アプリケーションに対する日記デー ベース、アルバムアプリケーションに対す アルバムデータベース等である。

 アプリケーションプログラム12は、動画 ータベース管理プログラム11に対して、動画 データ読み出し要求を入力する。動画データ 読み出し要求は、読み出し対象の動画データ ファイル名、開始時刻、および終了時刻を含 む。ここで、開始時刻と終了時刻は、動画デ ータ中で入手したい時間区間を指定する情報 である。開始時刻と終了時刻は、動画データ の先頭を0とする時間で指定される。

 動画データベース管理プログラム11は、 画データ読み出し要求を受け付けると、指 された動画データファイルから、指定され 開始時刻から終了時刻までの動画データを み出し、アプリケーションプログラム12に引 き渡す。

 図8に、電話帳データベースのデータ構造 を示す。図8の各行がデータベースのレコー であり、1件の電話帳データに相当する。電 帳データは、電話の着信先の名前、電話番 、電話の種別、コメント、その電話帳デー に掲載する動画データファイルのファイル 、開始時刻、および終了時刻を含む。この ち、開始時刻は、その電話帳データを表示 るときに再生する動画の再生開始位置であ 、動画の先頭を基準時刻(原点、0時0分0秒) したときの開始位置の時刻である。また、 了時刻は、同様に、動画の再生終了位置で り、動画の先頭を基準時刻としたときの終 位置の時刻である。

 電話帳アプリケーションは、電話帳デー を表示するときに、電話帳データベースか 該当する着信先の電話帳データを読み出す 以下、情報処理装置がプログラムを実行す ことで処理を実行する場合に、プログラム その処理を実行するともいう。

 さらに、電話帳アプリケーションは、そ 電話帳データに設定された動画データファ ルのファイル名、開始時刻、および終了時 によって、動画データ読み出し要求を作成 、動画データベース管理プログラム11に入 する。そして、電話帳アプリケーションは 動画データベース管理プログラム11から受け 取った動画データとともに、電話帳データを 表示部2に表示する。

 図9に、壁紙データベースのデータ構造を 示す。図9の各行がデータベースのレコード あり、1件の壁紙管理用データに相当する。 紙管理用データは、表示中か否かを示す表 中フラグ、動画データファイル名、開始時 、および終了時刻を含む。壁紙アプリケー ョンは、表示部2の背景を表示するときに、 壁紙データベース中の複数の壁紙管理用デー タの中から、表示中フラグが“表示中”と設 定されている壁紙管理用データを読み出す。 さらに、その壁紙管理用データに設定された 動画データファイルのファイル名、開始時刻 、および終了時刻によって、動画データ読み 出し要求を作成し、動画データベース管理プ ログラム11に入力する。そして、壁紙アプリ ーションは、動画データベース管理プログ ム11から受け取った動画データを表示部2に 示する。

 図10に、日記データベースのデータ構造 示す。図10の各行がデータベースのレコード であり、1日の日記を管理する日記管理用デ タに相当する。日記管理用データは、日記 本文を格納した日記ファイル名、日記に掲 する動画を指定する動画データファイル名 開始時刻、および終了時刻を含む。日記ア リケーションは、表示部2に日記を表示する きに、日記データベースから該当する日記 理用データを読み出す。さらに、その日記 理用データに設定された動画データファイ のファイル名、開始時刻、および終了時刻 よって、動画データ読み出し要求を作成し 動画データベース管理プログラム11に入力 る。そして、日記アプリケーションは、日 の本文とともに、動画データベース管理プ グラム11から受け取った動画データを表示部 2に表示する。

 図11に、アルバムデータベースのデータ 造を示す。図11の各行がデータベースのレコ ードであり、アルバムの1ページを管理する ルバム管理用データに相当する。アルバム 理用データは、アルバムに掲載するコメン 、動画欄の左上座標(XLU、YLU)、右下座標(XRU YRU)、動画を指定する動画データファイル名 開始時刻、および終了時刻を含む。左上座 および右下座標は、アルバムの1ページ内の 位置を指定する座標である。

 アルバムアプリケーションは、表示部2に アルバムを表示するときに、アルバムデータ ベースから該当するアルバム管理用データを 読み出す。さらに、そのアルバム管理用デー タに設定された動画データファイルのファイ ル名、開始時刻、および終了時刻によって、 動画データ読み出し要求を作成し、動画デー タベース管理プログラム11に入力する。そし 、アルバムアプリケーションは、アルバム コメントとともに、動画データベース管理 ログラム11から受け取った動画データを表 部2中の動画欄に表示する。

 図12に、アプリケーションプログラム12の 一例として、電話帳プログラムの電話帳登録 処理のフローチャートを示す。この処理では 、情報処理装置は、まず、ユーザから指定さ れた着信先の電話番号を読み取る(S10)。着信 の電話番号は、ユーザからのキー入力、発 履歴、着信履歴等から指定される。

 次に、情報処理装置は、ユーザから着信 の名前、コメント、電話の種別等の入力を ける(S11)。次に、情報処理装置は、動画デ タファイルの選択を受け付ける(S12)。動画デ ータファイルは、通常は、電話帳の着信先に 関連するファイルである。この場合、情報処 理装置は、動画データベース管理プログラム 11から動画データファイルの一覧を入手し、 示部2に表示する。ユーザは、情報処理装置 のキーによってカーソルを操作し、所望の動 画データファイルを選択する。

 次に、情報処理装置は、動画データファ ルの開始時刻、および終了時刻の入力を受 付ける(S13)。そして、情報処理装置は、以 のような着信先の電話番号、名前、コメン 、電話の種別、動画データファイル、開始 刻、および終了時刻を含む電話帳データを 話帳データベースに登録する(S14)。

 図13に、電話帳プログラムの電話帳表示 理のフローチャートを示す。この処理では 情報処理装置は、まず、発信先を特定する 前等の選択を受け付ける(S20)。例えば、情報 処理装置は、電話帳データの一覧を表示し、 ユーザに発信先を選択させる。

 そして、情報処理装置は、その電話帳デ タに設定されている名前、コメント、電話 種別、電話番号等を表示する(S21)。次に、 報処理装置は、電話帳データから動画デー ファイル名、開始時刻、および終了時刻を み出す(S22)。

 そして、情報処理装置は、動画データフ イル名、開始時刻、および終了時刻を指定 て、動画データベース管理プログラム11に して動画データの読み出し要求を入力する(S 23)。

 そして、情報処理装置は、表示部2に、電 話帳データとともに、動画データベース管理 プログラム11から引き渡された動画データを 示する(S24)。この表示は、ユーザから終了 指定があるまで継続される(S25でNOの場合)。 して、ユーザからの終了操作を検知すると 報処理プログラムは、電話帳表示処理を終 する(S25でYESの場合)。ここで、終了操作は 表示の終了操作の他、電話の発信操作も含 。

 ここでは、電話帳アプリケーションの処 を説明した。しかし、動画データベース管 プログラム11とのインターフェースを通じ 処理については、他のアプリケーションも 様である。以上述べたように、本実施形態 情報処理装置によれば、様々な入力元で取 された動画データを動画データベース5に蓄 し、多種多様なアプリケーションに利用で る。

 《第2実施形態》
 上記第1実施形態では、携帯電話等の情報処 理装置において、様々な入力元で取得された 動画データを動画データベース5に蓄積し、 種多様なアプリケーションに利用する例を 明した。

 本実施形態では、動画データを管理する 置と、その管理する装置に動画データを要 し動画データの提供を受ける装置によって 成される情報処理システムの例を説明する

 図14は、本情報システムの構成を示す図 ある。図14のように、本情報システムは、動 画データ要求装置20と、動画データ管理装置3 0とによって構成される。動画データ要求装 20は、例えば、電話帳データ、壁紙管理用デ ータ、日記管理用データ、アルバム管理用デ ータ等のデータを有し、アプリケーションを 実行する。ここで、動画データ要求装置20は 例えば、携帯電話、携帯情報端末、パーソ ルコンピュータ、デジタルテレビジョン等 ある。

 また、本実施形態の動画データ要求装置2 0は、所定のタイミングでシンクロ処理を実 する。シンクロ処理は、動画データ要求装 20と、動画データ管理装置30との間で、動画 ータを一致させる処理である。所定のタイ ングとは、設定された時間間隔、設定され 起動時刻、あるいは指定のイベントが発生 たときである。

 シンクロ処理では、動画データ要求装置2 0は、動画データ管理装置30が保持する動画デ ータファイルの一覧を入手する。そして、動 画データファイルの一覧と、実際に保持する 動画データファイルとを比較する。そして、 入手した一覧中に、動画データ要求装置20が 持しない動画データファイルがあったとき 、動画データ要求装置20は、動画データ管 装置30に、その動画データの送信要求を送信 する。ただし、動画データファイルの一覧に 、動画データファイルの更新日時を記録して おき、入手した一覧中の更新日時が、動画デ ータ管理装置30が保持する動画データファイ の更新日時より新しいか否かを判定しても い。そして、入手した一覧中の更新日時が 動画データ管理装置30が保持する動画デー ファイルの更新日時より新しい場合に、動 データ要求装置20は、動画データ管理装置30 、その動画データの送信要求を送信しても い。

 このとき、動画データ管理装置30は、外 に開示してもよい範囲である開始時刻から 了時刻の間の動画データを抽出し、その抽 された動画データを動画データ要求装置20に 送信する。ここで、動画データ管理装置30は 例えば、携帯電話、携帯情報端末、パーソ ルコンピュータ、デジタルテレビジョン、 ードディスク内蔵の録画装置等である。

 図15に、動画データ管理装置30が保持する 動画データ管理テーブルのデータ構造を示す 。図15の各行が、1つの動画データを管理する ための管理データである。この管理データは 、動画データファイル名、非公開範囲1、・ ・、非公開範囲Nを有する。動画データファ ル名は、管理対象の動画データファイルの 称である。

 非公開範囲1、・・・、非公開範囲Nは、 れぞれ開始時刻および終了時刻を有してお 、動画データを非公開にすべき時間範囲を 定する。ここで、開始時刻、および終了時 は、それぞれ動画の先頭からの再生時刻で る。なお、非公開範囲1、・・・、非公開範 Nを格納する代わりに、公開してもよい範囲 を開始時刻、および終了時刻で指定してもよ い。その場合も、図15の場合と同様、公開範 1、・・・、公開範囲Nのように、動画デー 管理テーブルに記憶すればよい。

 ユーザが情報処理装置の入力手段、例え 、キー4等を通じて公開可能範囲または非公 開範囲を設定し、動画データベース5に格納 るようにすればよい。この処理を実行する 報処理装置がデータ範囲受け付け部に相当 る。

 図16に、動画データ要求装置20のシンクロ 処理を示す。この処理では、まず、動画デー タ要求装置20は、動画データファイルのリス を動画データ管理装置30から受信する(S30)。 そして、受信した動画データファイルのリス トと、動画データ要求装置20が保持している 画データファイルの一覧を比較する(S31)。

 そして、受信したリストと、保持してい 動画データファイルの一覧との間に不一致 あるかどうかを判定する(S32)。ここで、不 致とは、受信したリスト中のいずれかの動 データファイルが、一覧に存在しない場合 あるいは、受信したリスト中のいずれかの 画データファイルの更新日時が保持してい 動画データファイルより新しい場合等であ 。

 S32の判定で不一致があると、動画データ 求装置20は、動画データファイルの送信要 を動画データ管理装置30に送信する(S33)。こ 動画データ送信要求には、動画フォーマッ の指定が含まれている。動画データフォー ットの指定とは、例えば、動画の形式(MPEG2 )、動画の解像度、寸法等である。そして、 動画データ要求装置20は、動画データ管理装 30から動画データを取得し、自装置の動画 ータベースに格納する(S34)。

 図17に、動画データ管理装置30の処理を示 す。この処理では、動画データ管理装置30は 動画データ要求装置20から動画データファ ル名、およびフォーマットを指定した動画 ータ送信要求を受信する(S40)。この処理を実 行する動画データ管理装置30が受け付け部に 当する。

 次に、動画データ管理装置30は、指定さ た動画データファイルを動画データベース5 ら読み出す。そして、その動画データファ ルに含まれる動画データのうち、非公開範 を削除する(S41)。なお、図15の動画データ管 理テーブルに動画データの公開範囲を保持す る場合には、その公開範囲だけを抽出するよ うにすればよい。

 次に、動画データ管理装置30は、指定さ た動画データを指定のフォーマットに変換 る(S42)。そして、動画データ管理装置30は、 ォーマットが変換された動画データを動画 ータ要求装置20に送信する(S43)。

 以上述べたように、本実施形態の情報処 システムによれば、動画データは、動画デ タ管理装置30で管理されるとともに、シン ロ処理によって、動画データがないことが 識された動画データ要求装置20に動画データ が提供される。その場合に、動画データ提供 装置30側で、動画データ要求装置20の要求す フォーマットに動画が変換される。したが て、動画データ要求装置20が携帯電話、携帯 情報端末のような資源が十分でない装置であ っても、動画データ要求装置20の負荷の増加 抑制した状態で、必要な形式の動画データ 提供できる。

 さらに、本情報処理システムでは、動画 ータ提供装置30が動画データを提供すると に、非公開範囲を削除し、公開範囲を抽出 る処理を実行する。この処理によって、外 に公開したくない部分を含む動画データを 画データ提供装置30にて管理しつつ、公開し てもよい箇所だけを外部の装置に提供できる 。

 なお、本実施形態では、動画データ要求 置20において、必要な動画のフォーマット 動画データ送信要求とともに、動画データ 理装置30に送信した。しかし、このような処 理に代えて、動画データ管理装置30にて、動 データ要求装置20の仕様にしたがって動画 ータのフォーマットの指定を保持しておい もよい。例えば、動画データ要求装置20のア ドレス、または装置の識別情報とともに、動 画データの形式、動画の解像度、寸法等を保 持しておくようにすればよい。そして、動画 データ要求装置20から動画データ送信要求を 信したときに、動画データ要求装置20を識 する情報を基に、動画データのフォーマッ の指定を参照し、動画データのフォーマッ を変換すればよい。

 また、動画データ要求装置20で使用する ォーマットが予め定まっている場合には、 定のフォーマットに変換してもよい。例え 、動画データ要求装置20が特定の仕様の携帯 電話に限定される場合である。

 <変形例>
 上記第1実施形態では、動画データ要求装置 20からの送信要求にしたがって、動画データ ース5に格納した動画から、公開可能な部分 を抽出して、送信した。

 この場合に、送信要求にユーザを識別す ユーザID含めるようにしてもよい。また、 画データ管理装置30にて管理される動画デー タのそれぞれについても、ユーザIDを付与し おく。そして、動画データ要求装置20から 画データを要求したユーザのユーザIDが、動 画データに付与されたユーザIDと一致する場 には、非公開範囲を含めて、そのユーザに 求された動画データを送信する。一方、動 データ要求装置20から動画データを要求し ユーザのユーザIDが、動画データに付与され たユーザIDと一致しない場合に、非公開範囲 除外し、公開範囲だけを抽出するようにす ばよい。

 図18に、ユーザIDにしたがって、動画デー タの非公開範囲の削除の要否を判断する処理 の例を示す。この処理では、動画データ管理 装置30は、動画データ要求装置20から動画デ タファイル名、フォーマット、およびユー IDを指定した動画データ送信要求を受信する (S40A)。この処理を実行する動画データ管理装 置30が相手ユーザ情報獲得部に相当する。

 そして、動画データ管理装置30は、送信 求されている動画データファイルのユーザID を動画データベース5から取得する。この処 を実行する動画データ管理装置30が相手ユー ザ情報獲得部に相当する。そして、動画デー タ管理装置30は、送信要求されている動画デ タファイルのユーザIDと、受信ユーザIDとを 比較する(S40B)。そして、2つのユーザIDが一致 しない場合に(S40CでNO)、動画データ管理装置3 0は、動画データファイルから非公開範囲を 外する(S41)。一方、2つのユーザIDが一致する 場合に(S40CでYES)、動画データ管理装置30は、 理をS42に進める。以降の処理は、図17の場 と同様である。

 以上の処理によれば、ユーザが動画デー 要求装置20から動画データ管理装置30に、ユ ーザ自身の動画データを要求する場合には、 非公開範囲を含めてその動画データを入手で きる。一方、動画データファイルに保持され たユーザIDのユーザ以外の者がその動画デー を要求した場合には、非公開範囲を除外し 動画データファイルが提供される。このよ に、動画データ要求装置20のユーザに応じ 、公開範囲をきめ細かく制御できる。

 《第3実施形態》
 上記第2実施形態では、動画データ要求装置 20と動画データ管理装置30とのシンクロ処理 例を示した。第2実施形態の情報処理システ では、動画データ管理装置30が動画データ ース5を管理し、動画データ要求装置20の要 にしたがって、動画データを提供した。

 このような構成に代えて、動画データ要 装置20側に、動画データベース5を設けても い。一方、動画データ要求装置20にデータ 提供する装置は、例えば、カメラ付きの携 電話等であってもよい。この構成を図19に示 す。

 図19の構成では、例えば、携帯電話で撮影 れた動画データが動画データ要求装置20に供 給され、動画データ要求20の動画データベー に格納される。このとき、ユーザが携帯電 1のキー4あるいは動画データ要求装置20の入 力手段を通じて公開可能範囲または非公開範 囲(図15参照)を設定し、動画データベース5に 納するようにすればよい。この処理を実行 る動画データ要求装置20がデータ範囲受け け部に相当する。
動画データ要求装置20では、動画データベー 管理プログラム11が実行されており、様々 アプリケーションに動画データが供給され 。その場合の動画データベース管理プログ ム11とアプリケーション12の処理は、第1実施 形態の場合と同様である。