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Title:
INFORMATION PROCESSING DEVICE AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105488
Kind Code:
A1
Abstract:
A mobile telephone identifies display positions of windows displayed on a display screen excluding a window having the dialogue right, compares the window arrangement obtained by comparing the window display positions to the ten-key arrangement stored in a selection key candidate table, and allocates the selection key for the respective windows by reflecting the ten-key arrangement.

Inventors:
ONDA YASUSHI (JP)
KANO IZUA (JP)
KAMIYA DAI (JP)
MURAKAMI KEIICHI (JP)
YAMADA EIJU (JP)
YAMADA KAZUHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053472
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
ONDA YASUSHI (JP)
KANO IZUA (JP)
KAMIYA DAI (JP)
MURAKAMI KEIICHI (JP)
YAMADA EIJU (JP)
YAMADA KAZUHIRO (JP)
International Classes:
G06F3/048; G06F3/023; G06F3/0488; G06F3/14; G09G5/00; G09G5/14; H03M11/04; H04M1/00; H04M1/72427; H04M1/72466
Foreign References:
JP2000214977A2000-08-04
JP2002297280A2002-10-11
JP2004179870A2004-06-24
JP2005216170A2005-08-11
Other References:
See also references of EP 2116924A4
Attorney, Agent or Firm:
ASAHI PATENT FIRM (Toyo Bldg. 2-10, Nihonbashi 1-chome, Chuo-k, Tokyo 27, JP)
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Claims:
 複数のキーと、
 前記複数のキーの配列を示すキー配列データを記憶する記憶手段と、
 画面に表示されている複数のウィンドウについて各々の表示位置を特定する特定手段と、
 前記特定手段により特定された各ウィンドウの表示位置を比較して得られるウィンドウの配列と、前記キー配列データによって示されるキーの配列とを比較し、前記ウィンドウの配列と前記キーの配列が同じ又は類似するように、前記各ウィンドウに対し、当該ウィンドウを選択するためのキーを前記複数のキーの中から一意に割り当てる割当手段と、
 前記割当手段により割り当てられたキーを報知する報知手段と、
 前記報知手段により報知されたキーのいずれかが操作されると、操作されたキーが割り当てられているウィンドウを選択する選択手段と
 を備えることを特徴とする情報処理装置。
 前記特定手段は、画面に表示されているウィンドウのうち、対話権を有するウィンドウを除いた各ウィンドウの表示位置を特定する
 ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 前記報知手段は、画面に表示されているウィンドウ毎に、当該ウィンドウに対して前記割当手段により割り当てられたキーを示す画像を当該ウィンドウ上に重ねて表示する
 ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 前記複数のキーをキー毎に照明する照明手段をさらに備え、
 前記報知手段は、前記照明手段を制御し、前記複数のキーのうち、前記割当手段によって前記各ウィンドウに対して割り当てられたキーの照明を点灯させる
 ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 画面に表示されているウィンドウの数が、前記キー配列データによって示される割り当て可能なキーの数を超えているか否かを判定する判定手段と、
 前記判定手段により超えていると判定された場合に、前記割り当て可能なキーの数以下となるウィンドウが1つの領域内に含まれるよう、画面を複数の領域に区分する区分手段とをさらに備え、
 前記割当手段は、前記区分手段により区分された領域毎にキーの割り当てを行う
 ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 画面に表示されているウィンドウの数が、前記キー配列データによって示される割り当て可能なキーの数を超えているか否かを判定する判定手段と、
 前記判定手段により超えていると判定された場合に、前記割り当て可能なキーの数以下となるウィンドウが含まれる部分領域を設定する設定手段とをさらに備え、
 前記割当手段は、前記設定手段により設定された部分領域内に表示されている各ウィンドウに対し、キーの割り当てを行う
 ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
 複数のキーと、
 前記複数のキーの配列を示すキー配列データを記憶する記憶手段と、
 画面に表示されている複数のウィンドウについて各々の表示位置を特定する特定手段と、
 前記特定手段により特定された各ウィンドウの表示位置を比較して得られるウィンドウの配列と、前記キー配列データによって示されるキーの配列とを比較し、前記ウィンドウの配列と前記キーの配列が異なる場合に、前記各ウィンドウの表示位置を保持する保持手段と、
 前記各ウィンドウの表示位置を前記キーの配列に応じて並べ替える並替手段と、
 前記並替手段による並べ替え後のウィンドウの配列と、前記キーの配列とを比較し、当該2つの配列が同じ又は類似するように、前記各ウィンドウに対し、当該ウィンドウを選択するためのキーを前記複数のキーの中から一意に割り当てる割当手段と、
 前記割当手段により割り当てられたキーを報知する報知手段と、
 前記報知手段により報知されたキーのいずれかが操作されると、操作されたキーが割り当てられているウィンドウを選択する選択手段と、
 前記選択手段による選択後に、前記各ウィンドウの表示位置を、前記保持手段に保持されている各ウィンドウの表示位置に戻す復元手段と
 を備えることを特徴とする情報処理装置。
 コンピュータに、
 画面に表示されている複数のウィンドウについて各々の表示位置を特定する特定機能と、
 前記特定機能により特定された各ウィンドウの表示位置を比較して得られるウィンドウの配列と、メモリに記憶されているキー配列データによって示されるキーの配列とを比較し、前記ウィンドウの配列と前記キーの配列が同じ又は類似するように、前記各ウィンドウに対し、当該ウィンドウを選択するためのキーを前記キー配列データによって示される複数のキーの中から一意に割り当てる割当機能と、
 前記割当機能により割り当てられたキーを報知する報知機能と、
 前記報知機能により報知されたキーのいずれかが操作されると、操作されたキーが割り当てられているウィンドウを選択する選択機能と
 を実現させるためのプログラム。
 コンピュータに、
 画面に表示されている複数のウィンドウについて各々の表示位置を特定する特定機能と、
 前記特定機能により特定された各ウィンドウの表示位置を比較して得られるウィンドウの配列と、メモリに記憶されているキー配列データによって示されるキーの配列とを比較し、前記ウィンドウの配列と前記キーの配列が異なる場合に、前記各ウィンドウの表示位置を保持する保持機能と、
 前記各ウィンドウの表示位置を前記キーの配列に応じて並べ替える並替機能と、
 前記並替機能による並べ替え後のウィンドウの配列と、前記キーの配列とを比較し、当該2つの配列が同じ又は類似するように、前記各ウィンドウに対し、当該ウィンドウを選択するためのキーを前記キー配列データによって示される複数のキーの中から一意に割り当てる割当機能と、
 前記割当機能により割り当てられたキーを報知する報知機能と、
 前記報知機能により報知されたキーのいずれかが操作されると、操作されたキーが割り当てられているウィンドウを選択する選択機能と、
 前記選択機能による選択後に、前記各ウィンドウの表示位置を、前記保持機能によって保持されている各ウィンドウの表示位置に戻す復元機能と
 を実現させるためのプログラム。
Description:
情報処理装置及びプログラム

 本発明は、GUI(Graphical User Interface)に関す る。

 例えば、携帯電話機においては携帯性が 視されるため、マウスやトラックボール等 ポインティングデバイスを備えていない場 がほとんどである。このため、携帯電話機 は、ポインティングデバイスを備えたパー ナルコンピュータ等と比較して、画面上に 示されているアイコン等を選択する際の操 性に劣る。このような操作性に関する問題 解消するため、例えば、特開2004-179870号公 には、複数のアイコンをテンキーと同じ配 で画面に表示し、押下されたテンキーと同 配列位置にあるアイコンを起動することに え、各アイコン上に、対応するテンキーの 字を表示することが記載されている。また 特開2005-216170号公報には、特開2005-216170号公 の図4に示すように、携帯電話機においてキ ーの配列と同じ4×3のマトリックス状に表示 像を分割した場合のブロックB(4,3)に位置す 「木」のオブジェクトOBJ4に対し、「ゲーム 起動」という機能と、ブロックB(4,3)に対応 る位置に配置されたキーを割り付けておき このキーが押下されると、オブジェクトOBJ4 を選択してゲームを起動することが記載され ている。

 ところで、上述の特許文献に記載された 明を利用して、画面上に表示されている複 のウィンドウの中から1のウィンドウを選択 することが考えられる。しかしながら、特開 2004-179870号公報に記載されたアイコンや、特 2005-216170号公報に記載されたオブジェクト は異なり、ウィンドウは、画面上において きさや位置をユーザが自由に変更すること できる。このため、例えば、特開2004-179870号 公報に記載されているアイコンのように、複 数のウィンドウをテンキーと同じ配列で画面 に表示する構成を採用すると、ユーザが定め たウィンドウの大きさや位置を変更しなけれ ばならなくなる。ユーザは、その時々に応じ て自分が使い易いように各ウィンドウの大き さや位置を定めているので、これが勝手に変 更されてしまうと、各ウィンドウの大きさや 位置を自分が使い易いように変更し直さなけ ればならず煩雑である。また、特開2005-216170 公報に記載されているオブジェクトように ウィンドウに対して事前にテンキーを割り てておく構成であると、ウィンドウの位置 大きさが変更された場合に、画面上におけ ウィンドウの位置とテンキーの配列との相 性が失われてしまうので、どのテンキーを せばよいのかわかりづらくなり、操作性の 下を招く。

 本発明は、以上説明した事情に鑑みてな れたものであり、その目的は、ポインティ グデバイスを備えていなくても、使い易さ 操作性の低下を招くことなく、画面上に表 されている複数のウィンドウの中から1のウ ィンドウを選択できるようにすることである 。

 上記課題を解決するために、本発明は、 の態様において、複数のキーと、前記複数 キーの配列を示すキー配列データを記憶す 記憶手段と、画面に表示されている複数の ィンドウについて各々の表示位置を特定す 特定手段と、前記特定手段により特定され 各ウィンドウの表示位置を比較して得られ ウィンドウの配列と、前記キー配列データ よって示されるキーの配列とを比較し、前 ウィンドウの配列と前記キーの配列が同じ は類似するように、前記各ウィンドウに対 、当該ウィンドウを選択するためのキーを 記複数のキーの中から一意に割り当てる割 手段と、前記割当手段により割り当てられ キーを報知する報知手段と、前記報知手段 より報知されたキーのいずれかが操作され と、操作されたキーが割り当てられている ィンドウを選択する選択手段とを備える情 処理装置を提供する。

 この態様によれば、情報処理装置は、画 に表示されているウィンドウの配列と、キ 配列データによって示されるキーの配列と 比較し、ウィンドウの配列とキーの配列が じ又は類似するように、各ウィンドウに対 、当該ウィンドウを選択するためのキーを り当てる。

 なお、前記特定手段は、画面に表示され いるウィンドウのうち、対話権を有するウ ンドウを除いた各ウィンドウの表示位置を 定する構成であってもよい。

 また、前記報知手段は、画面に表示され いるウィンドウ毎に、当該ウィンドウに対 て前記割当手段により割り当てられたキー 示す画像を当該ウィンドウ上に重ねて表示 る構成であってもよい。

 また、前記複数のキーをキー毎に照明す 照明手段をさらに備え、前記報知手段は、 記照明手段を制御し、前記複数のキーのう 、前記割当手段によって前記各ウィンドウ 対して割り当てられたキーの照明を点灯さ る構成であってもよい。

 また、画面に表示されているウィンドウ 数が、前記キー配列データによって示され 割り当て可能なキーの数を超えているか否 を判定する判定手段と、前記判定手段によ 超えていると判定された場合に、前記割り て可能なキーの数以下となるウィンドウが1 つの領域内に含まれるよう、画面を複数の領 域に区分する区分手段とをさらに備え、前記 割当手段は、前記区分手段により区分された 領域毎にキーの割り当てを行う構成であって もよい。

 また、画面に表示されているウィンドウ 数が、前記キー配列データによって示され 割り当て可能なキーの数を超えているか否 を判定する判定手段と、前記判定手段によ 超えていると判定された場合に、前記割り て可能なキーの数以下となるウィンドウが まれる部分領域を設定する設定手段とをさ に備え、前記割当手段は、前記設定手段に り設定された部分領域内に表示されている ウィンドウに対し、キーの割り当てを行う 成であってもよい。

 また、本発明は、他の態様において、複 のキーと、前記複数のキーの配列を示すキ 配列データを記憶する記憶手段と、画面に 示されている複数のウィンドウについて各 の表示位置を特定する特定手段と、前記特 手段により特定された各ウィンドウの表示 置を比較して得られるウィンドウの配列と 前記キー配列データによって示されるキー 配列とを比較し、前記ウィンドウの配列と 記キーの配列が異なる場合に、前記各ウィ ドウの表示位置を保持する保持手段と、前 各ウィンドウの表示位置を前記キーの配列 応じて並べ替える並替手段と、前記並替手 による並べ替え後のウィンドウの配列と、 記キーの配列とを比較し、当該2つの配列が 同じ又は類似するように、前記各ウィンドウ に対し、当該ウィンドウを選択するためのキ ーを前記複数のキーの中から一意に割り当て る割当手段と、前記割当手段により割り当て られたキーを報知する報知手段と、前記報知 手段により報知されたキーのいずれかが操作 されると、操作されたキーが割り当てられて いるウィンドウを選択する選択手段と、前記 選択手段による選択後に、前記各ウィンドウ の表示位置を、前記保持手段に保持されてい る各ウィンドウの表示位置に戻す復元手段と を備える情報処理装置を提供する。

 この態様によれば、情報処理装置は、画 に表示されているウィンドウの配列と、キ 配列データによって示されるキーの配列が なる場合、各ウィンドウの表示位置をキー 配列に応じて並べ替えた上で、並べ替えた のウィンドウの配列とキーの配列が同じ又 類似するように、各ウィンドウに対し、当 ウィンドウを選択するためのキーを割り当 る。

 また、本発明は、他の観点において、コ ピュータに、画面に表示されている複数の ィンドウについて各々の表示位置を特定す 特定機能と、前記特定機能により特定され 各ウィンドウの表示位置を比較して得られ ウィンドウの配列と、メモリに記憶されて るキー配列データによって示されるキーの 列とを比較し、前記ウィンドウの配列と前 キーの配列が同じ又は類似するように、前 各ウィンドウに対し、当該ウィンドウを選 するためのキーを前記キー配列データによ て示される複数のキーの中から一意に割り てる割当機能と、前記割当機能により割り てられたキーを報知する報知機能と、前記 知機能により報知されたキーのいずれかが 作されると、操作されたキーが割り当てら ているウィンドウを選択する選択機能とを 現させるためのプログラムを提供する。

 また、本発明は、更に他の観点において コンピュータに、画面に表示されている複 のウィンドウについて各々の表示位置を特 する特定機能と、前記特定機能により特定 れた各ウィンドウの表示位置を比較して得 れるウィンドウの配列と、メモリに記憶さ ているキー配列データによって示されるキ の配列とを比較し、前記ウィンドウの配列 前記キーの配列が異なる場合に、前記各ウ ンドウの表示位置を保持する保持機能と、 記各ウィンドウの表示位置を前記キーの配 に応じて並べ替える並替機能と、前記並替 能による並べ替え後のウィンドウの配列と 前記キーの配列とを比較し、当該2つの配列 が同じ又は類似するように、前記各ウィンド ウに対し、当該ウィンドウを選択するための キーを前記キー配列データによって示される 複数のキーの中から一意に割り当てる割当機 能と、前記割当機能により割り当てられたキ ーを報知する報知機能と、前記報知機能によ り報知されたキーのいずれかが操作されると 、操作されたキーが割り当てられているウィ ンドウを選択する選択機能と、前記選択機能 による選択後に、前記各ウィンドウの表示位 置を、前記保持機能によって保持されている 各ウィンドウの表示位置に戻す復元機能とを 実現させるためのプログラムを提供する。

 本発明によれば、ポインティングデバイ を備えていなくても、使い易さや操作性の 下を招くことなく、画面上に表示されてい 複数のウィンドウの中から1のウィンドウを 選択することができる。

本実施形態に係る携帯電話機10の外観 である。 携帯電話機10のハードウェア構成を示 ブロック図である。 選択キー候補テーブル18a、位置特定マ リックス18bおよび選択キー割当テーブル18c データ構成を示す図である。 携帯電話機10において実行されるウィ ドウ切替処理1のフローチャートである。 携帯電話機10における画面表示例(その1 )である。 位置特定マトリックス18bにおける各ウ ンドウの表示位置のプロット例(その1)であ 。 携帯電話機10における画面表示例(その2 )である。 携帯電話機10における画面表示例(その3 )である。 携帯電話機10における画面表示例(その4 )である。 携帯電話機10における画面表示例(その 5)である。 位置特定マトリックス18bにおける各ウ ィンドウの表示位置のプロット例(その2)であ る。 携帯電話機10における画面表示例(その 6)である。 携帯電話機10における画面表示例(その 7)である。 位置特定マトリックス18bの変形例につ いて示す図である。 携帯電話機10における画面表示例(その 8)である。 変形例(1)に係り、携帯電話機10におい 実行されるウィンドウ切替処理2のフローチ ャートである。 ウィンドウ切替処理2について説明す ための図である。 変形例(1)に係る画面表示例である。 変形例(2)に係る画面表示例(その1)であ る。 変形例(2)に係る画面表示例(その2)であ る。 変形例(2)に係る画面表示例(その3)であ る。 変形例(4)に係る画面表示例である。 変形例(5)に係り、テンキーのバックラ イトを点灯させる場合について示す図である 。 変形例(6)に係り、利用可能なキーやそ の配列の変形例について示す図である。 変形例(1)に係る画面表示例である。 変形例(2)に係る画面表示例である。

符号の説明

10…携帯電話機、10a…下側筐体、10b…上側 体、11,11a…テンキー入力部、12…表示画面 12a,12b,12c…領域、12d,12e…部分領域、13…制御 部、14…通信部、15…操作部、16…表示部、17 通話処理部、18…不揮発性メモリ、18a…選 キー候補テーブル、18b…位置特定マトリッ ス、18c…選択キー割当テーブル。

 以下、図面を参照して本発明の実施形態に いて説明する。
[構成]
 図1は、本実施形態に係る携帯電話機10の外 図である。
 同図に示すように、携帯電話機10の下側筐 10aには、テンキー入力部11が設けられている 。このテンキー入力部11には、「0」~「9」ま の数字と、記号である「*」,「#」を入力す ための計12個のテンキーが4行×3列のマトリ クス状に配置されている。なお、これら12 のテンキーを操作することによって、ひら な,カタカナ,アルファベット,絵文字等を入 することも可能である。また、この下側筐 10aには、テンキー入力部11以外の場所にも、 例えば、発呼,クリア,終話を指示するキーや カーソルキー、モード切替キー、電源キー が設けられている。一方、携帯電話機10の 側筐体10bには、液晶表示パネルによって構 され、文字や画像が表示される表示画面12が 設けられている。

 図2は、携帯電話機10のハードウェア構成を すブロック図である。
 同図において、制御部13は、CPU、ROM、RAM等 備え、ROMや不揮発性メモリ18に記憶されてい るプログラムを実行することで携帯電話機10 各部を制御する。通信部14は、移動電話網 移動パケット通信網の基地局と通信を行う 操作部15は、上述した多数のキー備え、制御 部13に対して操作信号を出力する。表示部16 、液晶表示パネルとその駆動回路によって 成されている。通話処理部17は、マイクロフ ォンやスピーカ、音声処理部等を備え、通話 処理を行う。不揮発性メモリ18には、GUI機能 組み込まれたオペレーティングシステム(OS) がインストールされており、このOSのGUI機能 よって、ウィンドウの表示制御や、対話権 有するウィンドウ(アクティブウィンドウ) 切替制御が行われる。

 なお、例えば、UNIX(登録商標)系のOSには カーネルとしてGUI機能が備わっていない場 が多いが、このような場合には、GUI機能用 ソフトウェアを、OSとは別に不揮発性メモリ 18にインストールしておけばよい。また、OS 、同時に複数の処理を並行して行うマルチ スク機能を備えており、表示画面12には、例 えば、並行して行われる処理毎に別のウィン ドウが表示される。上述した対話権を有する ウィンドウの切替制御とは、操作部15を介し 受け取ったユーザからの入力を引き渡すウ ンドウ(OSやアプリケーションソフトウェア 実行に伴うプロセス)を、表示画面12に表示 れている別のウィンドウに切り替えること ある。

 また、不揮発性メモリ18には、選択キー 補テーブル18aと、位置特定マトリックス18b 、選択キー割当テーブル18cが記憶されてい 。携帯電話機10では、後述するウィンドウ切 替処理1において、表示画面12に表示されてい る複数のウィンドウに対し、ウィンドウを選 択するための選択キーを個別に割り当てるが 、本実施形態では、選択キーとして、図1に したテンキー入力部11における計12個のテン ーを用いる。この12個のテンキーの配置をXY 座標系を用いて改めて示すと、図3(a)の通り ある。選択キー候補テーブル18aには、図3(b) 示すように、選択キーとして割り当て可能 各テンキーを示す情報と、各テンキーの配 座標データ(X,Y)が登録されている。携帯電 機10では、この選択キー候補テーブル18aを参 照することによって、選択キーとして割り当 て可能なテンキーや、各テンキーについての 配列を特定することができる。

 また、位置特定マトリックス18bは、図3(c) に示すように、テンキー入力部11におけるキ 配列と同じ4行×3列の配列を有するマトリッ クスであって、表示画面12に表示されている ウィンドウに対して割り当てるテンキーを 定する際に使用される。また、選択キー割 テーブル18cは、表示画面12に表示されてい 各ウィンドウと、各ウィンドウに対して割 当てたテンキーの情報を対応付けて登録す データテーブルであって、例えば、図3(d)に すデータ構造を有する。携帯電話機10では この選択キー割当テーブル18cを参照するこ によって、押下されたテンキーに対応する ィンドウを特定することができる。

[動作]
 図4は、携帯電話機10において実行されるウ ンドウ切替処理1のフローチャートである。 例えば、携帯電話機10では、マルチタスク機 を利用して複数のアプリケーションソフト ェアを同時に実行している場合に、実行中 アプリケーションソフトウェア毎に別のウ ンドウを表示画面12に表示している。この うに複数のウィンドウが表示画面12に表示さ れている場合に、モード切替キーが押下され 、対話権を有するウィンドウを切り替えるこ とが指示されると、制御部13はウィンドウ切 処理1を開始する。なお、表示画面12に表示 れているウィンドウが2つの場合は、切り替 え指示に応じて、今まで対話権があったウィ ンドウから、今まで対話権がなかったウィン ドウに対話権を移してやればよい。よって、 図4に示すウィンドウ切替処理1は、表示画面1 2に表示されているウィンドウが3つ以上の場 に特に有効である。

 ウィンドウ切替処理1を開始すると、まず 、制御部13は、表示画面12に表示されている 数のウィンドウのうち、現時点において対 権を有しているウィンドウを除いた残りの ウィンドウを特定する(ステップS101)。例え 、図5に示す画面表示例においては、現時点 おいて対話権を有しているウィンドウAを除 いた、ウィンドウB,ウィンドウC,ウィンドウD, ウィンドウEの計4つのウィンドウが特定され 。なお、対話権を有するウィンドウを除外 ているのは、このウィンドウが切り替え候 に含まれないためである。

 次いで、制御部13は、特定した各ウィン ウの表示位置を算出する(ステップS102)。表 画面12に表示されている各ウィンドウについ ては、例えば、その表示領域がウィンドウ( 形)の左上頂点の座標データと右下頂点の座 データによって管理されているので、制御 13は、ウィンドウ毎に、この2点の座標の中 座標(すなわちウィンドウの中心座標)を算 し、これを各ウィンドウの表示位置として いる。例えば、図5に示す画面表示例におい は、ウィンドウBの表示位置として座標(x1,y1 )が,ウィンドウCの表示位置として座標(x2,y2) ,ウィンドウDの表示位置として座標(x3,y3)が, ィンドウEの表示位置として座標(x4,y4)が算 される。なお、ウィンドウの表示位置は、 上説明したような中心座標に限定されず、 えば、ウィンドウの左上頂点の座標や右下 点の座標を用いてもよい。

 次いで、制御部13は、図3(c)に示した位置 定マトリックス18bを不揮発性メモリ18から み出す(ステップS103)。そして、制御部13は、 上記ステップS102にて算出した各ウィンドウ 表示位置同士を比較して各ウィンドウの相 的な位置関係を把握し、この相対的な位置 係を維持しつつ、位置特定マトリックス18b に各ウィンドウの表示位置をプロットする( テップS104)。例えば、図5に示した画面表示 の場合は、ウィンドウB,C,D,Eの表示位置が、 互いの相対的な位置関係を維持した状態で、 図6(a)あるいは図6(b)に示すように位置特定マ リックス18b上にプロットされる。

 この後、制御部13は、位置特定マトリッ ス18b上における各ウィンドウの座標値(X,Y)を 特定する(ステップS105)。例えば、図6(a)に示 た位置特定マトリックス18bであれば、ウィ ドウBの座標値として(3,1)が,ウィンドウCの座 標値として(1,2)が,ウィンドウDの座標値とし (3,2)が,ウィンドウEの座標値として(2,3)が特 される。また、図6(b)に示した位置特定マト ックス18bであれば、ウィンドウBの座標値と して(3,2)が,ウィンドウCの座標値として(1,3)が ,ウィンドウDの座標値として(3,3)が,ウィンド Eの座標値として(2,4)が特定される。

 次いで、制御部13は、選択キー候補テー ル18aを参照し、各ウィンドウの座標値(X,Y)に 対応するテンキーを特定する(ステップS106)。 例えば、図6(a)に示した位置特定マトリック 18bであれば、ウィンドウBの座標値(3,1)に対 するテンキーとしてテンキー「3」が,ウィン ドウCの座標値(1,2)に対応するテンキーとして テンキー「4」が,ウィンドウDの座標値(3,2)に 応するテンキーとしてテンキー「6」が,ウ ンドウEの座標値(2,3)に対応するテンキーと てテンキー「8」が特定される。このステッ S106にてウィンドウ毎に特定されたテンキー が、各ウィンドウに対して割り当てるテンキ ーとなる。

 このようにしてウィンドウ毎に割り当て テンキーが決定されると、次いで、制御部1 3は、各ウィンドウの情報と、各ウィンドウ 対して割り当てたテンキーの情報とを対応 けて選択キー割当テーブル18cに登録する(ス ップS107)。例えば、図6(a)に示した例の場合 選択キー割当テーブル18cには、図3(d)に示す ように、テンキー「3」とウィンドウBが,テン キー「4」とウィンドウCが,テンキー「6」と ィンドウDが,テンキー「8」とウィンドウEが 応付けられて登録される。

 この後、制御部13は、各ウィンドウに対 て割り当てたテンキーを示す画像を、対応 るウィンドウ上に重ねて表示する(ステップS 108)。例えば、図7に示す画面表示例のように ウィンドウBの上にテンキー「3」の画像が, ィンドウCの上にテンキー「4」の画像が,ウ ンドウDの上にテンキー「6」の画像が,ウィ ドウEの上にテンキー「8」の画像が重ねて 示される。なお、この図7に示す画面表示例 、図6(a)に対応するものであり、図6(b)の場 は、ウィンドウBの上にテンキー「6」の画像 が,ウィンドウCの上にテンキー「7」の画像が ,ウィンドウDの上にテンキー「9」の画像が, ィンドウEの上にテンキー「0」の画像が重ね て表示される。また、図8に示す画像表示例 場合は、図9に示すように、ウィンドウBの上 にテンキー「2」の画像が,ウィンドウCの上に テンキー「4」の画像が,ウィンドウDの上にテ ンキー「6」の画像が,ウィンドウEの上にテン キー「8」の画像が重ねて表示される。

 次いで、制御部13は、重畳表示したテン ーのいずれかが押下されたか否かを判別す (ステップS109)。その結果、制御部13は、重畳 表示したものとは異なるテンキーが押下され た場合は(ステップS109:NO)、テンキーの押し間 違えであるので操作ミスであることを示すメ ッセージを表示してステップS109に戻る。一 、重畳表示したいずれかのテンキーが押下 れた場合(ステップS109:YES)、制御部13は、選 キー割当テーブル18cを参照し、押下された ンキーが割り当てられているウィンドウを 定する(ステップS110)。例えば、図7に示した 面表示例の状態において、テンキー「3」が 押下された場合はウィンドウBが,テンキー「8 」が押下された場合はウィンドウDが特定さ る。また、図9に示した画面表示例の状態に いて、テンキー「4」が押下された場合はウ ィンドウCが,テンキー「6」が押下された場合 はウィンドウDが特定される。

 この後、制御部13は、上記ステップS110に 特定したウィンドウに対話権を切り替えた (ステップS111)、ウィンドウ切替処理1を終え る。この切替処理によって、以降、操作部15 介して受け取ったユーザからの入力の引き し先が、切り替え後のウィンドウに変更さ る。例えば、図7に示した画面表示例の状態 において、テンキー「3」が押下された場合 制御部13は、対話権を有するウィンドウをウ ィンドウAからウィンドウBに切り替える。ま 、テンキー「8」が押下された場合、制御部 13は、対話権を有するウィンドウをウィンド AからウィンドウDに切り替える。

 ところで、例えば、図10に示す画像表示 の場合、上記ステップS104にて、対話権を有 るウィンドウAを除いた各ウィンドウB~Gの表 示位置を位置特定マトリックス18b上にプロッ トすると、図11(a)に示すように、ウィンドウD とウィンドウEが同じマス目[座標値(3,1)]に含 れてしまう。この場合、座標値(3,1)に対応 るテンキー「7」をウィンドウDとウィンドウ Eの両方に割り当ててしまうと、テンキー「7 が押下された場合に、ウィンドウDが選択さ れたのか、それともウィンドウEが選択され のか判別できなくなってしまう。

 よって、このように同じマス目内に複数 ウィンドウの表示位置がプロットされた場 、制御部13は、同じマス目内にプロットさ た複数のウィンドウの表示位置について、1 のウィンドウの表示位置を残し、他のウィ ドウの表示位置を、ウィンドウの表示位置 プロットされていない隣接するマス目に移 させる。例えば、図11(a)に示した例の場合 制御部13は、座標値(3,1)のマス目内にプロッ されたウィンドウDとウィンドウEの表示位 について、図11(b)に示すように、ウィンドウ Dの表示位置を座標値(3,1)のマス目内に残す一 方、ウィンドウEの表示位置を、隣接する座 値(3,2)のマス目内に移動させ、テンキーを割 り当てる。この場合、図12に示す画面表示例 ように、ウィンドウDにはテンキー「7」が, ィンドウEにはテンキー「8」が割り当てら る。

 勿論、図11(a)に示した例の場合に、制御 13は、ウィンドウEの表示位置を隣接する座 値(4,1)のマス目内に移動させてもよい。この 場合、ウィンドウEにはテンキー「*」が割り てられる。また、制御部13は、ウィンドウE 表示位置を座標値(3,1)のマス目内に残す一 、ウィンドウDの表示位置を隣接する座標値( 2,1)のマス目内に移動させてもよい。この場 、ウィンドウDにはテンキー「4」が,ウィン ウEにはテンキー「7」が割り当てられる。

 また、図13に示す画面表示例の場合に、 御部13は、位置特定マトリックス18bの角度を 、例えば、図14に示すように斜めに+20度変形 せて使用してもよい。この場合、制御部13 、対話権を有するウィンドウAを除いた各ウ ンドウB~Jの表示位置を特定した後、各ウィ ドウB~Jの表示位置同士を比較して各ウィン ウB~Jの相対的な位置関係を把握し、各ウィ ドウB~Jの表示位置が適切にマス目内に収ま よう位置特定マトリックス18bを変形する角 を決定する。なお、図13に示す画面表示例 場合に、図14に示した位置特定マトリックス 18bを用いると、図15に示す画面表示例のよう 各ウィンドウB~Jに対してテンキーが割り当 られる。また、勿論であるが、斜めに+20度 形させた位置特定マトリックスや、斜めに+ 30度変形させた位置特定マトリックスを、予 不揮発性メモリ18内に保持しておく構成で ってもよい。また、図14に示したように位置 特定マトリックス18bを変形するのではなく、 例えば、図13に示した画像表示例において、 ウィンドウB~Jの表示位置に対して、斜めに- 20度変形させる変形処理を施した上で、変形 理後の各ウィンドウB~Jの表示位置を、位置 定マトリックス18b上にプロットする構成で ってもよい。

 以上説明したように本実施形態によれば 携帯電話機10は、表示画面12に表示されてい るウィンドウのうち、対話権を有するウィン ドウを除いた残りの各ウィンドウの表示位置 を特定し、各ウィンドウの表示位置を比較し て得られるウィンドウの配列と、選択キー候 補テーブル18aに格納されているテンキーの配 列とを比較し、テンキーの並びを反映させて 各ウィンドウに選択キーを割り当てる。よっ て、マウスやトラックボール等のポインティ ングデバイスを備えていなくても、使い易さ や操作性の低下を招くことなく、表示画面12 表示されている複数のウィンドウの中から1 のウィンドウを選択することができる。

[変形例]
(1)制御部13は、図16に示すウィンドウ切替処 2を実行する構成であってもよい。なお、同 に示すウィンドウ切替処理2のフローチャー トにおいて、図4に示したウィンドウ切替処 1と同じ処理を行うステップには、同じステ プ番号を付している。また、以下の動作説 において、図4に示したウィンドウ切替処理 1と同じ処理を行うステップについては記載 簡略化している。

 携帯電話機10の制御部13は、図4に示した ィンドウ切替処理1の場合と同様に、モード 替キーが押下され、対話権を有するウィン ウを切り替えることが指示されると、ウィ ドウ切替処理2を開始する。ウィンドウ切替 処理2を開始すると、まず、制御部13は、表示 画面12に表示されている複数のウィンドウの ち、対話権を有するウィンドウを除いた残 の各ウィンドウを特定する(ステップS101)。 えば、図10に示した画面表示例であれば、 ィンドウB~Gの計6つのウィンドウが特定され 。次いで、制御部13は、特定した各ウィン ウの表示位置を算出する(ステップS102)。な 、表示画面12における座標データ(x,y)は、表 画面12(矩形)の左下頂点が(0,0)であり、上方 に進むに連れy座標の値が大きくなり、右方 向に進むに連れx座標の値が大きくなる。

 次いで、制御部13は、上記ステップS102に 特定した各ウィンドウを、表示位置のy座標 値が大きい順に並べる(ステップS201)。例えば 、図10に示した画面表示例の場合、制御部13 、ウィンドウB~Fを、図17(a)に示すように表示 位置のy座標値が大きい順に並べる。この後 制御部13は、並べた各ウィンドウを、順位が 高い順に3個ずつグループ化する(ステップS202 )。すなわち、順位が1~3位のウィンドウをグ ープ1,4~6位のウィンドウをグループ2,7~9位の ィンドウをグループ3,10~12位のウィンドウを グループ4とする。図17(a)に示す例の場合は、 ウィンドウB,C,Dがグループ1に、ウィンドウF,E ,Gがグループ2に分類される。

 次いで、制御部13は、グループ毎に、表 位置のx座標値が小さい順に各ウィンドウを び替える(ステップS203)。例えば、図17(a)に す例の場合は、グループ1においてウィンド D,ウィンドウC,ウィンドウBの順に並び替え 行われる一方、グループ2においてウィンド E,ウィンドウG,ウィンドウFの順に並び替え 行われる(図17(b)参照)。

 この後、制御部13は、順位が1位のウィン ウから順に、テンキー「1」,テンキー「2」, テンキー「3」,テンキー「4」,テンキー「5」, テンキー「6」,テンキー「7」,テンキー「8」, テンキー「9」,テンキー「*」,テンキー「0」, テンキー「#」を割り当てていく(ステップS204 )。例えば、図17(b)に示す例の場合、ウィンド ウDにテンキー「1」が,ウィンドウCにテンキ 「2」が,ウィンドウBにテンキー「3」が,ウィ ンドウEにテンキー「4」が,ウィンドウGにテ キー「5」が,ウィンドウFにテンキー「6」が り当てられる。

 このようにしてウィンドウ毎に割り当て テンキーが決定されると、次いで、制御部1 3は、各ウィンドウの情報と、各ウィンドウ 対して割り当てたテンキーの情報とを対応 けて選択キー割当テーブル18cに登録する(ス ップS107)。そして、制御部13は、各ウィンド ウに対して割り当てたテンキーの画像を、対 応するウィンドウ上に重ねて表示する(ステ プS108)。例えば、図17(b)に示す例の場合は、 18に示す画面表示例のように、ウィンドウD 上にテンキー「1」の画像が,ウィンドウCの にテンキー「2」の画像が,ウィンドウBの上 テンキー「3」の画像が,ウィンドウEの上に ンキー「4」の画像が,ウィンドウGの上にテ キー「5」の画像が,ウィンドウFの上にテン ー「6」の画像が重ねて表示される。

 次いで、制御部13は、重畳表示したテン ーのいずれかが押下されたか否かを判別す (ステップS109)。その結果、制御部13は、重畳 表示したものとは異なるテンキーが押下され た場合は(ステップS109:NO)、操作ミスであるこ とを示すメッセージを表示してステップS109 戻る。一方、重畳表示したいずれかのテン ーが押下された場合(ステップS109:YES)、制御 13は、選択キー割当テーブル18cを参照し、 下されたテンキーが割り当てられているウ ンドウを特定する(ステップS110)。例えば、 18に示した画面表示例の状態において、テン キー「1」が押下された場合はウィンドウDが, テンキー「6」が押下された場合はウィンド Fが特定される。

 この後、制御部13は、上記ステップS110に 特定したウィンドウに対話権を切り替えた (ステップS111)、ウィンドウ切替処理2を終え る。この切替処理によって、以降、操作部15 介して受け取ったユーザからの入力の引き し先が、切り替え後のウィンドウに変更さ る。例えば、図18に示した画面表示例の状 において、テンキー「1」が押下された場合 制御部13は、対話権を有するウィンドウを ィンドウAからウィンドウDに切り替える。ま た、テンキー「6」が押下された場合、制御 13は、対話権を有するウィンドウをウィンド ウAからウィンドウFに切り替える。以上説明 たウィンドウ切替処理2であっても、テンキ ーの並びを反映させて各ウィンドウに選択キ ーを割り当てることができる。

 ところで、図25(a)に示すように、横幅(x軸 方向の幅)が同じ7個のウィンドウA~Gが縦(y軸 向)に並べて配置されている場合、上述した テップS102にて算出される各ウィンドウA~Gの 表示位置は、x座標の値が全て同じ値(x1)にな 。この図25(a)に示すウィンドウA~Gに対して ィンドウ切替処理2(図16参照)を行うと、ウィ ンドウA~Gに対し、順にテンキー「1」~「7」が 割り当てられることになる(但し、上記ステ プS203においてx座標については同値であるの で並び替えを行わなかった場合)。このよう 選択キーの割り当て方であっても、画面に いて最も上方に位置するウィンドウAから下 に向かって順にテンキー「1」~「7」が割り てられることになるので、操作性を損ねて まうことはないが、各ウィンドウに対する 択キーの割り当てにテンキーの並びがうま 反映されていない状態になってしまう。

 そこで、ウィンドウ切替処理2のステップ S102にて各ウィンドウの表示位置を算出した 、各々のx座標値を比較するようにし、各ウ ンドウのx座標値が同値または予め定められ た許容範囲内の値をとる場合は、各ウィンド ウが縦に並べて配置されていると判定し、y 標値が大きい順に各ウィンドウを並び替え 後、順位が1位のウィンドウから順に、テン ー「1」,テンキー「4」,テンキー「7」,テン ー「*」,テンキー「2」,テンキー「5」,テン ー「8」,テンキー「0」,テンキー「3」,テン ー「6」,テンキー「9」,テンキー「#」を割 当てるようにしてもよい。このような構成 あれば、図25(a)に示した例の場合、ウィンド ウAにテンキー「1」が,ウィンドウBにテンキ 「4」が,ウィンドウCにテンキー「7」が,ウィ ンドウDにテンキー「*」が,ウィンドウEにテ キー「2」が,ウィンドウFにテンキー「5」が, ウィンドウGにテンキー「8」が割り当てられ 各ウィンドウA~Gに対する選択キーの割り当 にテンキーの並びをある程度反映させるこ ができる。

 また、図25(b)に示すように、縦幅(y軸方向 の幅)が同じ5個のウィンドウA~Eが横(x軸方向) 並べて配置されている場合は、各ウィンド A~Eの表示位置のうちy座標の値が全て同じ値 (y1)になる。この図25(b)に示すウィンドウA~Eに 対してウィンドウ切替処理2を行うと、各ウ ンドウA~Eのy座標の値が同値であるため、上 ステップS201において並び替えによるグルー プ化がきちんと行えず、テンキーの並びを反 映させて選択キーを適切に割り当てることが できなくなってしまう場合がある。

 そこで、ウィンドウ切替処理2のステップ S102にて各ウィンドウの表示位置を算出した 、各々のy座標値を比較するようにし、各ウ ンドウのy座標値が同値または予め定められ た許容範囲内の値をとる場合は、各ウィンド ウが横に並べて配置されていると判定し、x 標値が小さい順に各ウィンドウを並び替え 後、順位が1位のウィンドウから順に、テン ー「1」,テンキー「2」,テンキー「3」,テン ー「4」,テンキー「5」,テンキー「6」,テン ー「7」,テンキー「8」,テンキー「9」,テン ー「*」,テンキー「0」,テンキー「#」を割 当てるようにしてもよい。このような構成 あれば、図25(b)に示した例の場合、ウィンド ウAにテンキー「1」が,ウィンドウBにテンキ 「2」が,ウィンドウCにテンキー「3」が,ウィ ンドウDにテンキー「4」が,ウィンドウEにテ キー「5」が割り当てられ、各ウィンドウA~E 対する選択キーの割り当てにテンキーの並 をある程度反映させることができる。

(2)例えば、図19に示す画面表示例のように 表示画面12に表示されている、対話権を有 るウィンドウAを除いたウィンドウB~Rの数が 選択キーとして割り当て可能なテンキーの “12”を超えている場合、制御部13は、表示 画面12を、12個以下のウィンドウを含む領域12 a,12bに区分し、区分した領域12a,12b毎にテンキ ーの割り当てを行う。この際、領域12aから領 域12bへの移行は、カーソルキーの押下に応じ て行われる。勿論、このような領域の区分は 、図26(a)に示すようなパターンで行われても い。

 また、図26(b)に示すように、カーソルキ でウィンドウAが選択されている場合は、ウ ンドウAを基準にして、割り当て可能なテン キーの数以下となるウィンドウを含む部分領 域12dを設定し、この部分領域12d内に表示され ている各ウィンドウについてテンキーの割り 当てを行う一方、カーソルキーでウィンドウ Kが選択された場合は、ウィンドウKを基準に て、割り当て可能なテンキーの数以下とな ウィンドウを含む部分領域12eを設定し、こ 部分領域12e内に表示されている各ウィンド についてテンキーの割り当てを行うように てもよい。なお、同図に示す例では、カー ルで選択されたウィンドウが領域内の左上 部に収まるよう部分領域を設定する場合に いて説明したが、カーソルで選択されたウ ンドウが領域内の中央に収まるよう部分領 を設定する構成であってもよい。

 また、図20に示すように、表示画面12に表 示されている、対話権を有するウィンドウA 除いた各ウィンドウB~Mの配列(3行×4列)が、 択キーとして割り当て可能なテンキーの配 (4行×3列)とは異なる場合、制御部13は、各ウ ィンドウの表示位置を比較して得られるウィ ンドウの配列と、選択キー候補テーブル18aに 格納されているテンキーの配列とを比較して これを検出すると、まず、各ウィンドウA~Mの 表示位置を特定して不揮発性メモリ18に格納 た後、図21に示すように各ウィンドウB~Mの 示位置をテンキーの配列(4行×3列)に応じて べ替え、この後、テンキーの割り当てと対 権を有するウィンドウの切り替えを行う。 して、制御部13は、ウィンドウの切替処理を 終えた後、不揮発性メモリ18に格納しておい 各ウィンドウA~Mの表示位置に従って各ウィ ドウA~Mを元の表示位置に戻す。なお、各ウ ンドウA~Mの大きさについても表示位置とと に不揮発性メモリ18に格納しておき、各ウ ンドウB~Mの並べ替えを行う際には各ウィン ウB~Mの大きさも変更し、切替処理を終えた には、不揮発性メモリ18に格納しておいた各 ウィンドウA~Mの表示位置および大きさに従っ て、各ウィンドウA~Mを元の表示状態に戻す構 成であってもよい。勿論、これらの表示位置 や大きさに関する情報を格納しておくのは、 不揮発性メモリ18でなくRAMであってもよい。

(3)上述した実施形態や変形例1では、新た 選択されたウィンドウに対話権を移す場合 ついて説明したが、複数のウィンドウが重 て表示されている場合は、このようにして 話権を移したウィンドウを最前面に表示す ようにしてもよい。また、新たに選択され ウィンドウを最前面に表示するだけで、対 権については元のウィンドウから移動させ い構成としてもよい。また、このような対 権の移動や表示順序の変更は行わず、単に ィンドウを選択するだけであってもよい。 し、この場合は、最終的に選択されたウィ ドウを、点滅表示させたり異なる色で表示 たり等して、選択されたウィンドウがどれ あるのかをユーザが識別できるようにする 要がある。

(4)ウィンドウ切替処理1,2のステップS108に テンキーの画像を重畳表示した後、制御部13 は、テンキー入力部11において、重畳表示し テンキーの操作のみを有効にする一方、重 表示しなかったテンキーの操作を無効にす 構成であってもよい。また、割り当てたテ キーの画像を重畳表示する代わりに、図22 示すように、各ウィンドウに対して割り当 たテンキーの情報をメッセージとして表示 面12上に表示する構成であってもよい。勿論 、このようなメッセージを音声メッセージと して報知する構成であってもよい。また、上 述した実施形態や変形例(1)では、表示画面12 表示されているウィンドウのうち、対話権 有するウィンドウについては選択キーの割 当てを行わないようにしたが、対話権を有 るウィンドウについても選択キーを割り当 る構成であってもよい。

(5)例えば、テンキー入力部11の下側に、キ 単位でテンキーを照明することが可能なバ クライトを設け、上述したウィンドウ切替 理1,2のステップS108では、各ウィンドウに対 して割り当てたテンキーの画像を重畳表示す る代わりに、バックライトを制御し、例えば 、図23に示すように、ウィンドウBに対して割 り当てたテンキー「2」と,ウィンドウCに対し て割り当てたテンキー「4」と,ウィンドウDに 対して割り当てたテンキー「6」と,ウィンド Eに対して割り当てたテンキー「8」の照明 点灯させるようにしてもよい。このような 成であっても上述した実施形態の場合と同 の効果を奏することに加え、テンキーの画 を重畳表示しない分だけ表示内容が見づら なることを防ぐことができる。勿論、テン ーの重畳表示とともにバックライトの点灯 御を行う構成であってもよい。

(6)テンキー入力部11におけるテンキーの配 は、4行×3列に限定されるものではない。例 えば、5行×3列であってもよいし、2行×2列や3 行×1列であってもよい。また、パーソナルコ ンピュータ用のキーボードに備わる、図24(a) 示すような配列を有するテンキー入力部11a あってもよいし、図24(b)に示すように、ひ がな,カタカナ,アルファベット,数字等を入 するためのキーを用いてもよい。このよう 利用するキーはテンキーに限定されず、ま 、その配列もマトリックス状に限定される のではない。

(7)携帯電話機10(コンピュータ)は、不揮発 メモリ18にインストールされているOS(プログ ラム)を実行することで、ウィンドウ切替処 1,2(図4,16参照)等の本発明に係る処理を行う 、このようなプログラムを通信によって携 電話機10に提供してもよいし、磁気ディスク 、フレキシブルディスク、光記録媒体等の記 録媒体に記録して提供してもよい。また、上 述した実施形態では、本発明を携帯電話機に 適用した場合について説明したが、本発明が 適用可能な情報処理装置は、携帯電話機に限 定されず、例えば、PHS(登録商標)端末や、公 無線LANに収容される無線通信端末、パーソ ルコンピュータ、PDA、電子手帳等であって よい。また、コンピュータ本体にモニタ装 (表示装置)を接続して使用する形態から明 かとなるように、表示手段は情報処理装置 構成要件に含まれない場合がある。また通 機能も必須ではない。また、上実施例にお ては、携帯電話機10の制御部13において、CPU プログラムを実行することでウィンドウ位 の特定やキーの割り当てといった処理が実 されたが、これらの機能は例えば別々の専 のハードウェアによって行ってもよい。す わち、上述した本発明の機能を実現するも であれば、ハードウェアやソフトウェアの 装態様は図2等に示したものに限定されない 。