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Patent Searching and Data


Title:
LANDING DOORWAY DEVICE FOR ELEVATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/130787
Kind Code:
A1
Abstract:
A landing doorway device for an elevator, in which a tubular vertical frame provided at a side of a landing doorway has a landing doorway facing section facing the landing doorway and also has a hoistway facing section facing the inside of a hoistway. The hoistway facing section is provided with a vertical-frame heat insulation material for suppressing transfer of heat, transferred from the landing doorway facing section to the hoistway facing section, into the hoistway.

Inventors:
SUZUKI TOSHIYA (JP)
GOTOU YOSHIHITO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058069
Publication Date:
October 29, 2009
Filing Date:
April 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
SUZUKI TOSHIYA (JP)
GOTOU YOSHIHITO (JP)
International Classes:
B66B13/30
Foreign References:
JP2002514701A2002-05-21
JPH11335022A1999-12-07
JP2005232860A2005-09-02
JP2002514701A2002-05-21
US20050133313A12005-06-23
EP1857400A12007-11-21
Other References:
See also references of EP 2269937A4
Attorney, Agent or Firm:
SOGA, Michiharu et al. (JP)
Michiharu Soga (JP)
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Claims:
 乗場出入口に臨む乗場出入口対向部と、昇降路内に臨む昇降路対向部とを有し、乗場出入口の側部に設けられている筒状の縦枠、及び
 上記昇降路対向部に設けられ、上記乗場出入口対向部から上記昇降路対向部に伝導した熱が上記昇降路内に伝わるのを抑制する縦枠断熱材
 を備えているエレベータの乗場出入口装置。
 上記縦枠に固定され、上記昇降路対向部との間に上記縦枠断熱材を挟持する取付金具
 をさらに備え、
 上記取付金具は、上記乗場出入口対向部から遠い側の第1の端部と、上記乗場出入口対向部に近い側の第2の端部とを有し、
 上記第1の端部は、上記縦枠に接合され固定されており、
 上記第2の端部と上記昇降路対向部との間には、隙間が確保されている請求項1記載のエレベータの乗場出入口装置。
 上記縦枠は、上記乗場出入口とは反対側の部分に上下方向に沿って連続した開口が設けられている縦枠本体と、上記開口を塞ぐように上記縦枠本体に固定された塞ぎ板とを有し、
 上記縦枠本体は、上記乗場出入口対向部と、上記昇降路対向部の一部である縦枠本体昇降路対向部とを有し、
 上記縦枠本体昇降路対向部の上記乗場出入口対向部とは反対側の端部には、乗場側へ向けて直角に折り曲げられた折曲部が設けられており、
 上記取付金具の上記第1の端部は、上記折曲部に接合され固定されている請求項2記載のエレベータの乗場出入口装置。
 上記昇降路対向部には、開口が設けられており、
 上記縦枠断熱材は、上記昇降路対向部の裏面に設けられ、上記開口を通して上記昇降路内に露出されている請求項1記載のエレベータの乗場出入口装置。
 上記縦枠は、上記乗場出入口とは反対側の部分に上下方向に沿って連続した開口が設けられている縦枠本体と、上記開口を塞ぐように上記縦枠本体に固定された塞ぎ板とを有し、
 上記縦枠断熱材は、上記縦枠本体に設けられた第1の縦枠断熱材と、上記塞ぎ板に設けられた第2の縦枠断熱材とを有している請求項1記載のエレベータの乗場出入口装置。
 ドアパネルと、上記ドアパネルの昇降路側に設けられたドア断熱材とを有し、上記乗場出入口を開閉する乗場ドア
 をさらに備え、
 上記縦枠断熱材の断熱性は、上記ドア断熱材の断熱性よりも低い請求項1記載のエレベータの乗場出入口装置。
Description:
エレベータの乗場出入口装置

 この発明は、エレベータの乗場出入口装 に係り、特にその耐熱性の向上に関するも である。

 従来のエレベータの乗場ドア装置では、 アパネルの昇降路側の面に断熱材が取り付 られている(例えば、特許文献1参照)。

特表2002-514701号公報

 しかし、従来のエレベータでは、ドアパ ルだけでなく乗場三方枠も乗場及び昇降路 面しているため、火災により乗場三方枠が 熱されると、乗場三方枠が高温となり、そ 熱により昇降路内の機器が発火する恐れが る。

 この発明は、上記のような課題を解決す ためになされたものであり、乗場の熱が昇 路内に伝わるのをより確実に防止すること できるエレベータの乗場出入口装置を得る とを目的とする。

 この発明によるエレベータの乗場出入口 置は、乗場出入口に臨む乗場出入口対向部 、昇降路内に臨む昇降路対向部とを有し、 場出入口の側部に設けられている筒状の縦 、及び昇降路対向部に設けられ、乗場出入 対向部から昇降路対向部に伝導した熱が昇 路内に伝わるのを抑制する縦枠断熱材を備 ている。

この発明の実施の形態1によるエレベー タの乗場出入口装置を示す正面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である 。 この発明の実施の形態2によるエレベー タの乗場出入口装置の断面図である。 図4の要部を拡大して示す断面図である 。 図5の戸当側縦枠を昇降路側から見た背 面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベー タの乗場出入口装置の断面図である。 図7の要部を拡大して示す断面図である 。

 以下、この発明の好適な実施の形態につい 図面を参照して説明する。
 実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1によるエレベ タの乗場出入口装置を示す正面図である。 において、エレベータ乗場には、乗場出入 1が設けられている。乗場出入口1の左右及び 上部には、乗場三方枠2が設けられている。 場三方枠2は、戸当側縦枠3、戸袋側縦枠4及 上枠5を有している。乗場出入口1は、第1の 場ドア(高速ドア)6と第2の乗場ドア(低速ドア )7とにより開閉される。

 図2は図1のII-II線に沿う断面図、図3は図2 要部を拡大して示す断面図である。第1の乗 場ドア6は、第1のドアパネル8と、第1のドア ネル8の昇降路側に設けられた第1のドア断熱 材9と、第1のドアパネル8の戸袋側端部に固定 された断面L字形の第1の遮蔽板10とを有して る。第1の遮蔽板10は、上下方向に沿って連 して設けられており、全戸閉時に第2の乗場 ア7との間の隙間を遮蔽する。

 第2の乗場ドア7は、第2のドアパネル11と 第1のドアパネル11の昇降路側に設けられた 2のドア断熱材12と、第2のドアパネル11の戸 側端部に固定された断面L字形の第2の遮蔽板 13とを有している。第2の遮蔽板13は、上下方 に沿って連続して設けられており、全戸閉 に戸袋側縦枠4との間の隙間を遮蔽する。

 第2のドアパネル11の反戸袋側端部には、 戸閉時に第1の遮蔽板10の先端部が挿入され ドア凹部(溝)11aが上下方向に沿って設けら ている。戸袋側縦枠4には、全戸閉時に第2の 遮蔽板13の先端部が挿入される縦枠凹部(溝)4a が上下方向に沿って設けられている。

 戸当側縦枠3及び戸袋側縦枠4は、それぞ 筒状である。戸当側縦枠3内の乗場側端部に 、第1の耐火材14aが部分的に入れられている 。戸袋側縦枠4内の乗場側端部には、第2の耐 材14bが部分的に入れられている。第1及び第 2の耐火材14a,14bとしては、例えばロックウー が用いられている。また、戸当側縦枠3には 、全戸閉時に第1の乗場ドア6の反戸袋側端部 当接する戸当たりゴム15が固定されている

 戸当側縦枠3は、縦枠本体16と、ねじ又は ベットにより縦枠本体16に固定された塞ぎ 17とを有している。縦枠本体16の乗場出入口1 とは反対側の部分には、上下方向に沿って連 続した開口16aが設けられている。塞ぎ板17は 開口16aを塞ぐように縦枠本体16に固定され いる。

 縦枠本体16は、乗場出入口1に臨む乗場出 口対向部16bと、昇降路内に臨む昇降路対向 の一部である縦枠本体昇降路対向部16cとを している。縦枠本体昇降路対向部16cの乗場 入口対向部16bとは反対側の端部には、乗場 へ向けて直角に折り曲げられた折曲部16dが けられている。

 縦枠本体昇降路対向部16cには、縦枠断熱 18が接合されている。縦枠断熱材18は、戸当 側縦枠3の上下方向の全体に渡って連続して けられている。また、縦枠断熱材18は、取付 金具19により縦枠本体昇降路対向部16cとの間 挟持されている。

 縦枠断熱材18としては、例えばシリカ系 熱材、石膏ボード、珪酸カルシウムボード 又はロックウールボード等が使用されてい 。また、縦枠本体昇降路対向部16cは、ドア ネル8,11よりも熱源から離れているため、縦 断熱材18の断熱性は、ドア断熱材9,12の断熱 よりも低くすることができる。

 取付金具19は、乗場出入口対向部16bから い側の第1の端部19aと、乗場出入口対向部16b 近い側の第2の端部19bとを有している。第1 端部19aは、折曲部16dに接合され固定されて る。また、第1の端部19aは、ねじ又はリベッ により折曲部16dに固定されている。第2の端 部19bと縦枠本体昇降路対向部16cとの間には、 例えば5mm程度の隙間が確保されている。

 このような乗場出入口装置では、乗場側 発生した火災により乗場出入口対向部16bが 熱されると、その熱が縦枠本体昇降路対向 16cに伝導する。しかし、縦枠本体昇降路対 部16cには縦枠断熱材18が取り付けられてい ので、縦枠本体昇降路対向部16cの熱により 降路内の機器が加熱され発火するのを防止 ることができる。即ち、乗場の熱が昇降路 に伝わるのを、より確実に防止することが きる。

 また、縦枠本体16内の温度分布は、熱源 近い乗場出入口対向部16bが最も高くなり、 場出入口対向部16bから離れるに従って低く る。そして、取付金具19は、乗場出入口対向 部16bから遠い第1の端部19aで折曲部16dに固定 れ、第2の端部19bと縦枠本体昇降路対向部16c の間に隙間が設けられているので、取付金 19が高温になるのも防止することができる

 実施の形態2.
 次に、図4はこの発明の実施の形態2による レベータの乗場出入口装置の断面図、図5は 4の要部を拡大して示す断面図、図6は図5の 当側縦枠を昇降路側から見た背面図である また、図4は図1のII-II線に沿う断面に相当す る。図において、乗場三方枠2は、戸当側縦 21、戸袋側縦枠4及び上枠5を有している。

 戸当側縦枠21は、筒状であり、縦枠本体22 と、ねじ又はリベットにより縦枠本体22に固 された塞ぎ板23とを有している。縦枠本体22 の乗場出入口1とは反対側の部分には、上下 向に沿って連続した開口22aが設けられてい 。塞ぎ板23は、開口22aを塞ぐように縦枠本体 22に固定されている。

 縦枠本体22は、乗場出入口1に臨む乗場出 口対向部22bと、昇降路内に臨む昇降路対向 の一部である縦枠本体昇降路対向部22cとを している。縦枠本体昇降路対向部22cは、そ 下端部を乗場敷居(図示せず)に強固に固定 るとともに縦枠本体22自体の剛性を確保する ために、実施の形態1の縦枠本体昇降路対向 16cと同様の断面を有している。縦枠本体昇 路対向部22cの乗場出入口対向部22bとは反対 の端部には、乗場側へ向けて直角に折り曲 られた折曲部22dが設けられている。縦枠本 昇降路対向部22cには、開口(切欠)22eが設けら れている。開口22eは、上下方向に沿って連続 して設けられている。

 縦枠本体昇降路対向部22cの裏面には、縦 断熱材24が設けられている。縦枠断熱材24は 、開口22eを通して昇降路内に露出されている 。また、縦枠断熱材24は、断面コ字形の取付 具25により開口22eの縁部との間に挟持され いる。取付金具25は、折曲部22dと塞ぎ板23と 接合され固定されている。他の構成は、実 の形態1と同様である。

 このような乗場出入口装置では、乗場側 発生した火災により乗場出入口対向部22bが 熱されると、その熱が縦枠本体昇降路対向 22cに伝導する。しかし、縦枠本体昇降路対 部22cには大きな開口22eが設けられているた 、熱伝導する部分が少ない。また、開口22e 縦枠断熱材24により遮蔽されている。従っ 、縦枠本体昇降路対向部22cの熱により昇降 内の機器が加熱され発火するのを防止する とができる。即ち、乗場の熱が昇降路内に わるのを、より確実に防止することができ 。

 また、縦枠本体22内の温度分布は、熱源に い乗場出入口対向部22bが最も高くなり、乗 出入口対向部22bから離れるに従って低くな 。そして、取付金具25は、乗場出入口対向部 22bから遠い折曲部22d及び塞ぎ板23とに固定さ ているので、取付金具25が高温になるのも 止することができる。しかも、取付金具25に 伝導した熱は、取付金具25の昇降路側に配置 れた縦枠断熱材24により遮断することがで る。
 なお、開口22eは、上下方向に複数に分割さ ていてもよい。

 実施の形態3.
 次に、図7はこの発明の実施の形態3による レベータの乗場出入口装置の断面図、図8は 7の要部を拡大して示す断面図である。また 、図7は図1のII-II線に沿う断面に相当する。 において、乗場三方枠2は、戸当側縦枠31、 袋側縦枠4及び上枠5を有している。

 戸当側縦枠3は、筒状であり、縦枠本体32 、ねじ又はリベットにより縦枠本体32に固 された塞ぎ板33とを有している。縦枠本体32 乗場出入口1とは反対側の部分には、上下方 向に沿って連続した開口32aが設けられている 。塞ぎ板33は、開口32aを塞ぐように縦枠本体3 2に固定されている。

 縦枠本体32は、乗場出入口1に臨む乗場出 口対向部32bと、昇降路内に臨む昇降路対向 の一部である縦枠本体昇降路対向部32cとを している。縦枠本体昇降路対向部32cの乗場 入口対向部32bとは反対側の端部には、乗場 へ向けて直角に折り曲げられた折曲部32dが けられている。縦枠本体昇降路対向部32cに 、第1の縦枠断熱材34が接合されている。第1 の縦枠断熱材34は、戸当側縦枠31の上下方向 全体に渡って連続して設けられている。ま 、第1の縦枠断熱材34は、取付金具35により縦 枠本体昇降路対向部32cとの間に挟持されてい る。

 取付金具35は、乗場出入口対向部32bから い側の第1の端部35aと、乗場出入口対向部32b 近い側の第2の端部35bとを有している。第1 端部35aは、折曲部32dに接合され固定されて る。第2の端部35bと縦枠本体昇降路対向部32c の間には、例えば5mm程度の隙間が確保され いる。

 昇降路対向部の一部である塞ぎ板23の裏 には、第2の縦枠断熱材36が接合されている 第2の縦枠断熱材36は、戸当側縦枠31の上下方 向の全体に渡って連続して設けられている。 また、第2の縦枠断熱材36は、断面略Z字形の 数のブラケット37a,37bにより塞ぎ板33との間 挟持されている。ブラケット37a,37bは、ねじ はリベットにより塞ぎ板33に固定されてい 。

 このような乗場出入口装置では、乗場側 発生した火災により乗場出入口対向部32bが 熱されると、その熱が縦枠本体昇降路対向 32cに伝導する。しかし、縦枠本体昇降路対 部32cには第1の縦枠断熱材34が取り付けられ いるので、縦枠本体昇降路対向部32cの熱に り昇降路内の機器が加熱され発火するのを 止することができる。即ち、乗場の熱が昇 路内に伝わるのを、より確実に防止するこ ができる。

 また、乗場出入口対向部32bの熱は、戸当 縦枠31の内側にも放射されるが、塞ぎ板33に 第2の縦枠断熱材36が取り付けられているので 、塞ぎ板33が高温になるのが防止され、これ より乗場の熱が昇降路内に伝わるのをより 実に防止することができる。

 なお、上記の例では、戸当側縦枠3,21,31のみ に縦枠断熱材18,24,34,36を設けたが、戸袋側縦 4の昇降路内に臨む部分、即ち昇降路対向部 の面積が大きい場合には、縦枠断熱材に縦枠 断熱材を設けてもよい。
 また、上記の例では、片開き式の乗場出入 装置を示したが、この発明は中央開き式の 場出入口装置にも適用できる。但し、通常 片開き式の乗場出入口装置の戸当側縦枠3,21 ,31は、昇降路対向部の面積が大きいので、縦 枠断熱材の設置が特に有効である。