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Patent Searching and Data


Title:
LIGHT EMITTING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119733
Kind Code:
A1
Abstract:
A light emitting device is provided with an LED chip having a light emitting surface and configured to emit light from the light emitting surface; a mount substrate for mounting the LED chip; a first color conversion member directly arranged on the light emitting surface of the LED chip and comprising a first translucent material and a first phosphor which is configured to emit a first light that is longer in wavelength than the light emitted from the LED chip by being excited by the light emitted from the LED chip; and a second color conversion member formed in a dome shape and comprising a second translucent material and a second phosphor which is configured to emit a second light that is longer in wavelength than the light emitted from the LED chip by being excited by the light emitted from the LED chip. The LED chip and the first color conversion member are arranged between the mount substrate and the second color conversion member.

Inventors:
SUZUKI TOMONORI (JP)
TANAKA KENICHIRO (JP)
URANO YOUJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/056104
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 26, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC ELEC WORKS CO LTD (JP)
SUZUKI TOMONORI (JP)
TANAKA KENICHIRO (JP)
URANO YOUJI (JP)
International Classes:
H01L33/48; H01L33/50; H01L33/54; H01L33/56; H01L33/62
Foreign References:
JP2007243055A2007-09-20
JP2007035885A2007-02-08
JP2005340472A2005-12-08
JP2007243054A2007-09-20
JP2007116138A2007-05-10
JP2007035885A2007-02-08
Other References:
See also references of EP 2264791A4
Attorney, Agent or Firm:
NISHIKAWA, Yoshikiyo et al. (JP)
Yoshikiyo Nishikawa (JP)
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Claims:
 発光面を有し、当該発光面から光を放出するように構成されたLEDチップと、
 前記LEDチップを実装する実装基板と、
 第1の透光性材料及び前記LEDチップから放出される光によって励起されて前記LEDチップから放出される前記光の波長よりも長い波長を有する第1の光を放出するように構成された第1の蛍光体からなり、前記LEDチップの前記発光面上に直接配置された第1の色変換部材と、
 第2の透光性材料及び前記LEDチップから放出される光によって励起されて前記LEDチップから放出される前記光の波長よりも長い波長を有する第2の光を放出するように構成された第2の蛍光体からなり、ドーム状に形成された第2の色変換部材とを備え、
 前記LEDチップ及び前記第1の色変換部材は、前記実装基板と前記第2の色変換部材との間に配置されていることを特徴とする発光装置。
 前記第1の色変換部材は、前記LEDチップから放出される前記光によって第1の発熱量を発するように構成されており、
 前記第2の色変換部材は、前記LEDチップから放出される前記光によって第2の発熱量を発するように構成されており、
 前記第1の発熱量は、前記第2の発熱量よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
 前記発光装置は、さらに封止層を備え、当該封止層は、キャップ及び透光性封止材からなり、
 前記キャップは、前記実装基板と協働してその内側に前記LEDチップ及び前記第1の色変換部材を収納するように構成されており、
 前記透光性封止材は、前記キャップと前記実装基板との間に形成された空間を充填するように構成されており、
 前記第2の色変換部材は、周縁を備え、当該周縁で前記実装基板に取り付けられており、前記LEDチップと前記第1の色変換部材と前記封止層とを覆い、
 前記第2の色変換部材は、前記キャップとの間に気体層を形成するように、前記実装基板に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
 前記第2の色変換部材は、前記キャップの外表面すべてとの間に気体層を形成するように、前記実装基板に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
 前記第1の色変換部材は、前記第1の光を放出する放出面を備え、当該放出面は、前記第2の色変換部材と対向するように位置しており、前記放出面は、凹凸を持つように形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の発光装置。
 前記発光装置は、さらに封止層を備え、当該封止層は透光性封止材からなり、当該透光性封止材は、前記LEDチップ及び前記第1の色変換部材を封止するように、前記実装基板に設けられており、
 前記透光性封止材は、蛍光体を含まない樹脂又はガラスからなり、
 前記第2の色変換部材は、周縁を備え、当該周縁で前記実装基板に取り付けられており、前記LEDチップと前記第1の色変換部材と前記透光性封止材とを覆い、
 前記第2の色変換部材は、前記封止層との間に気体層を形成するように、前記実装基板に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
 前記第2の色変換部材は、前記封止層の外表面すべてとの間に気体層を形成するように、前記実装基板に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
 前記発光面は、第1の面積を持ち、
 前記第1の色変換部材は、前記発光面上にシート状に積層されており、当該第1の色変換部材の平面寸法は、前記第1の面積と等しいかそれ以下であり、
 前記第1の色変換部材は、前記発光面の外周の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
 前記発光装置は、さらに封止層を備え、当該封止層は透光性封止材からなり、当該透光性封止材は、前記LEDチップ及び第1の色変換部材を封止するように、前記実装基板に設けられており、
 前記透光性封止材は、蛍光体を含まない樹脂またはガラスからなり、
 前記第2の色変換部材は、周縁を備え、当該周縁で前記実装基板に取り付けられており、前記LEDチップと前記第1の色変換部材と前記透光性封止材とを覆い、前記封止層の外表面すべてとの間に気体層を形成するように、前記実装基板に取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
Description:
発光装置

 本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチッ プ)を利用した発光装置に関するものである

 日本公開特許公報特開2007-35885号は、従来 の発光装置を開示している。従来の発光装置 は、LEDチップと蛍光体とを組み合わせて用い ることにより、白色の光のような所望の色の 光を放出するように構成されている。

 従来の発光装置は、LEDチップと、当該LED ップが実装されたセラミックス基板からな 実装基板と、透光性封止材(例えば、シリコ ーン樹脂など)により形成され実装基板にお るLEDチップの実装面側でLEDチップを封止し 半球状の透光性封止材と、LEDチップから放 される光によって励起されてLEDチップより 長波長の光を放射する蛍光体を含有した第1 透光性材料(例えば、シリコーン樹脂など) より形成され透光性封止材の光出射面側に 着されたドーム状の第1の色変換部材(第1の 長変換部)と、LEDチップから放射される光に って励起されてLEDチップよりも長波長の光 放射する第2の蛍光体を含有した第2の透光 材料(例えば、シリコーン樹脂など)により形 成され第1の色変換部材との間に透光性材料 が介在する形で配置されたドーム状の第2の 変換部(第2の波長変換部)とを備えた発光装 が記載されている。LEDチップとして青色光 放射する青色LEDチップを用い、第2の蛍光体 として第1の蛍光体よりもLEDチップから放射 れる光の吸収率の高い蛍光体を用いている

 上述の発光装置では、各色変換部がドー 状に形成されているので、色むらの発生を 制することができ、また、第2の蛍光体とし て第1の蛍光体よりもLEDチップから放射され 光の吸収率の高い蛍光体を用いているので 第1の蛍光体および第2の蛍光体それぞれの量 子効率を向上できて外部への光取出し効率を 高めることができる。

 ところで、従来の発光装置では、点灯時 、LEDチップだけでなく、第1の色変換部材の 第1の蛍光体および第2の色変換部の第2の蛍光 体もストークスシフトによるエネルギ損失に 起因して発熱するが、各色変換部材がドーム 状に形成され実装基板側の周縁しか実装基板 と接していないので、各色変換部材で発生し た熱を効率良く放熱させることができず、各 色変換部材内の温度差や各蛍光体の温度上昇 に起因した温度消光により量子効率が低下し 、LEDチップから放射される光と各色変換部材 から放射される光とのバランスが崩れ色度が ずれてしまうという問題や、光出力が低下す るという問題があった。

 本発明は上記事由に鑑みて為されたもの あり、その目的は、色むらを抑制でき且つ 光体の温度上昇による温度消光を抑制でき 発光装置を提供することにある。

 本発明の発光装置は、LEDチップと、実装 板と、第1の色変換部材と、第2の色変換部 とを備える。LEDチップは、発光面を有して り、この発光面から光を放出するように構 されている。このLEDチップは、実装基板に 装される。第1の色変換部材は、第1の透光性 材料と第1の蛍光体とからなる。第1の蛍光体 、LEDチップから放出された光によって励起 れて、LEDチップから放出される光の波長よ も長い波長を有する第1の光を放出するよう に構成されている。第1の色変換部材は、LED ップの発光面上に直接配置されている。第2 色変換部材は、第2の透光性材料と第2の蛍 体とからなる。第2の蛍光体は、LEDチップか 放出される光によって励起されて、LEDチッ から放出される光の波長よりも長い波長を する第2の光を放出するように構成されてい る。第2の色変換部材は、ドーム状に形成さ ている。LEDチップ及び第1の色変換部材は、 記実装基板と前記第2の色変換部材との間に 配置されている。

 この場合、第2の色変換部材は、第1の色 換部材を覆うように、実装基板に配置され いる。したがって、発光装置が放出する光 色むらが発生することを防ぐことができる また、第1の色変換部材は、LEDチップの発光 に直接配置されている。第1の色変換部材は 、LEDチップを通して実装基板側へ効率よく放 熱させることができる。即ち、第1の蛍光体 び第2の蛍光体の温度が上昇することにより き起こされる温度消光を防ぐことができる

 第1の色変換部材は、LEDチップから放出さ れる光によって第1の発熱量を発するように 成されていることが好ましい。これに伴い 第2の色変換部材は、LEDチップから放出され 光によって第2の発熱量を発するように構成 されている。そして、第1の発熱量は、第2の 熱量よりも大きく設定されている。

 この場合、第1の色変換部材で発生する熱 量は、第2の色変換部材で発生する熱量より 大きい。したがって、第2の色変換部材の第2 の蛍光体の温度上昇を抑制することができる 。さらに、第1の色変換部材の第1の蛍光体で 生した熱は、LEDチップを通して実装基板へ 率よく放熱される。これにより、第1の蛍光 体及び第2の蛍光体の温度が上昇することに り引き起こされる温度消光を防ぐことがで る。

 発光装置は、さらに封止層を備えること 好ましい。この封止層は、キャップ及び透 性封止材からなる。キャップは、実装基板 協働してその内側にLEDチップ及び第1の色変 換部材を収納するように構成されている。透 光性封止材は、キャップと実装基板との間に 形成された空間を充填するように構成されて いる。前記第2の色変換部材は、周縁を備え 。第2の色変換部材は、周縁で実装基板にと つけられており、これによりLEDチップと第1 の色変換部材と封止層とを覆う。第2の色変 部材は、キャップとの間に気体層を形成す ように、実装基板に取り付けられている。

 また、第2の色変換部材は、キャップの外 表面すべてとの間に気体層を形成するように 、実装基板に取り付けられていることが、よ り好ましい。

 この場合、気体層は、第2の蛍光体から放 出された光がキャップ側に向かうのを妨げる 。したがって、光を効率よく、第2の色変換 材から外部へ放出するように構成された照 装置が得られる。加えて、第1の蛍光体及び 2の蛍光体の材料の選択肢が多くなる。

 第1の色変換部材は、第1の光を放出する 出面を備える。この放出面は、第2の色変換 材と対向するように位置されている。この 出面は、凹凸を持つように形成されている とが好ましい。

 この場合、LEDチップから放出されて第1の 色変換部材を透過した光は、放出面を介して 、効率よく、第2の色変換部材に放出される 同様に、第1の蛍光体から放出された光は、 出面を介して、効率よく、第2の色変換部材 に放出される。したがって、第1の色変換部 を介して放出される光を効率よく、第2の色 換部材へ放出することができる。また、第1 の色変換部材の温度上昇を抑制することがで きる。

 一方、発光装置は、さらに透光性封止材 備えることが好ましい。この透光性封止材 、前記LEDチップ及び第1の色変換部材を実装 基板との間に封止するように、実装基板に設 けられている。透光性封止材は、蛍光体を含 まない樹脂またはガラスからなる。第2の色 換部材は、周縁を備える。第2の色変換部材 、この周縁で実装基板に取り付けられてお 、これによりLEDチップと第1の色変換部材と 透光性封止材とを覆う。そして、第2の色変 部材は、透光性封止材との間に気体層を形 するように、実装基板に取り付けられてい 。

 また、第2の色変換部材は、透光性封止材 の外表面すべてとの間に気体層を形成するよ うに、実装基板に取り付けられていることが より好ましい。

 この場合、透光性封止材は、熱を発しな ため、第1の色変換部材で発生した熱を効率 よく、LEDチップを介して実装基板に放熱する ことができる。

 一方、発光面は、第1の面積を有する。こ れに伴い、前記第1の色変換部材は、前記発 面上にシート状に積層されることが好まし 。この色変換部材の平面寸法は、前記第1の 積と等しいかそれ以下である。前記第1の色 変換部材は、前記発光面の外周の範囲内に配 置されている。

 この場合、第1の色変換部材で発生した熱 は、LEDチップを介してのみ、実装基板に逃が される。

 また、この構成においても、発光装置は さらに透光性封止材を備えることが好まし 。当該透光性封止材は、前記LEDチップ及び 1の色変換部材を実装基板との間に封止する ように、実装基板に設けられている。透光性 封止材は、蛍光体を含まない樹脂またはガラ スからなる。第2の色変換部材は、周縁を備 る。第2の色変換部材は、周縁で実装基板に り付けられており、これにより、LEDチップ 第1の色変換部材と透光性封止材とを覆う。 第2の色変換部材は、透光性封止材の外表面 べてとの間に気体層を形成するように、実 基板に取り付けられている。

 本発明のさらなる特徴及びその効果は、 下の発明を実施するための最良の形態から り明確に理解されるだろう。

実施形態1の発光装置の概略断面図であ る。 同上の発光装置の説明図である。 実施形態2の発光装置の説明図である。 実施形態4の発光装置の概略断面図であ る。 実施形態5の発光装置の概略断面図であ る。 実施形態6の発光装置の概略断面図であ る。 実施形態7の発光装置の概略断面図であ る。 実施形態8の発光装置の概略断面図であ る。 実施形態9の発光装置の概略断面図であ る。

 (実施形態1)
 本実施形態の発光装置を添付の図面ととも 説明する。なお、X方向は、発光装置の上方 を示し、Y方向は、発光装置の左方を示す。 実施形態の発光装置は、図1に示すように、 光面11を有するLEDチップ10と、当該LEDチップ 10が実装される実装面を有する実装基板20と LEDチップ10から放射される光によって励起さ れてLEDチップ10が放出する光よりも長波長の を放射する第1の蛍光体を含有する第1の透 性材料により形成されLEDチップ10の発光面11 直接積層されたシート状の第1の色変換部材 (第1の波長変換部)61と、ドーム状に形成され 第2の色変換部材(第2の波長変換部)62とを備 る。第2の色変換部材62は、LEDチップ10から 射される光によって励起されてLEDチップ10が 放出する光よりも長波長の光を放射する第2 蛍光体を含有する第2の透光性材料により形 されている。第2の色変換部材62は、周縁62c 備える。第2の色変換部材は、第1の色変換 材61及びLEDチップを覆うように、その周縁62c で実装基板20に取り付けられる。これにより 第1の色変換部材61及びLEDチップ10は、第2の 変換部材62と実装基板20との間に位置する。 したがって、LEDチップ10の発光面11から放出 れた光は、第1の色変換部材61及び第2の色変 部材62を介して、照明装置の外部に放出さ る。

 本実施形態の発光装置は、第2の色変換部 材62が実装基板20におけるLEDチップ10の実装面 側において実装基板20との間に第1の色変換部 材61およびLEDチップ10を覆うように配置され いる。第2の色変換部材62は、実装基板との に、封止層を備える。この封止層は、キャ プ40と透光性封止材50とからなる。キャップ4 0は、周縁20aを有しており、実装基板20と協働 して、第1の色変換部材61及びLEDチップを収納 するように、その周縁20aで実装基板20に取り けられる。透光性封止材50は、キャップ40と 実装基板20とにより囲まれた空間を充填する うに配置される。第2の色変換部材62の光入 面62aとキャップ40の光出射面40bとの間に、 面にわたって空隙80が形成されている。この 空隙80は、気体で充填されている。すなわち 第2の色変換部材62は、キャップ40の外表面 べてにわたって、気体層が形成されるよう 実装基板20に取り付けられる。

 本実施形態の発光装置では、LEDチップ10 して、青色光を放射する青色LEDチップを用 、第1の色変換部材61の第1の蛍光体として、L EDチップから放出される光に励起されて緑色 を放射する緑色蛍光体を用い、第2の色変換 部材62の第2の蛍光体として、LEDチップ10から 出される光に励起されて赤色光を放射する 色蛍光体を用いており、青色光と緑色光と 色光との混色光からなる白色光を得ること できるので、演色性の高い白色光を得るこ ができる。

 LEDチップ10は、厚み方向の一表面側(図1に おける上面側)にアノード電極(図示せず)が形 成されるとともに、厚み方向の他表面側(図1 おける下面側)にカソード電極(図示せず)が 成されており、上記一表面側を発光面11側 している。この発光面11は、第1の面積を有 ている。また、アノード電極およびカソー 電極は、下層側のNi膜と上層側のAu膜との積 膜により構成されている。

 実装基板20は、第1の熱伝導性材料(例えば 、AlNなど)により形成されLEDチップ10が一表面 側に搭載される矩形板状のサブマウント基板 30と、第2の熱伝導性材料(例えば、Cu、Alなど) により形成されサブマウント基板30が一面側 中央部に固着される矩形板状の伝熱板21と 伝熱板21の一面側(図1における上面側)に例え ばポリオレフィン系の固着シート(図示せず) 介して固着される矩形板状のフレキシブル リント配線板により形成され中央部にサブ ウント基板30を露出させる矩形状の窓孔24を 有する配線基板22とで構成されている。した って、LEDチップ10で発生した熱が配線基板22 を介さずにサブマウント基板30および伝熱板2 1に伝熱されるようになっている。

 一方、配線基板22は、ポリイミドフィル からなる絶縁性基材22aの一表面側に、LEDチ プ10への給電用の一対の配線パターン23,23が けられるとともに、各配線パターン23,23お び絶縁性基材22aにおいて配線パターン23,23が 形成されていない部位を覆う白色系の樹脂か らなるレジスト層26が積層されている。ここ おいて、LEDチップ10は、上記カソード電極 ボンディングワイヤ14を介して一方の配線パ ターン23と電気的に接続され、上記アノード 極がサブマウント基板30の電極パターン31お よびボンディングワイヤ14を介して他方の配 パターン23と電気的に接続されている。な 、各配線パターン23,23は、絶縁性基材22aの外 周形状の半分よりもやや小さな外周形状に形 成されている。また、絶縁性基材22aの材料と しては、FR4、FR5、紙フェノールなどを採用し てもよい。

 レジスト層26は、配線基板22の窓孔24の近 において各配線パターン23,23の2箇所の端部 露出し、配線基板22の周部において各配線 ターン23,23の1箇所の端部が露出するように ターニングされており、各配線パターン23,23 は、配線基板22の窓孔24近傍における露出さ た端部が、ボンディングワイヤ14が接続され る端子部23aを構成し、配線基板22の周部にお て露出した円形状の部位が外部接続用の電 部23bを構成している。なお、配線基板22の 線パターン23,23は、Cu膜とNi膜とAu膜との積層 膜により構成され、最上層がAu膜となってい 。

 また、サブマウント基板30は、第1の熱伝 性材料として熱伝導率が比較的高く且つ電 絶縁性を有するAlNを採用し、平面サイズをL EDチップ10のチップサイズよりも大きく設定 てあり、伝熱板21とLEDチップ10との線膨張率 に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和す 応力緩和機能と、LEDチップ10で発生した熱を 伝熱板21においてLEDチップ10のチップサイズ りも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能とを している。したがって、本実施形態の発光 置では、LEDチップ10と伝熱板21との線膨張率 に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和す ことができるとともに、LEDチップ10で発生し た熱をサブマウント基板30および伝熱板21を して効率良く放熱させることができる。

 本実施形態では、サブマウント基板30の 1の熱伝導性材料としてAlNを採用しているが 第1の熱伝導性材料はAlNに限らず、例えば、 複合SiC、Siなどを採用してもよい。また、サ マウント基板30の一表面側には、LEDチップ10 におけるサブマウント基板30側の電極である 記アノード電極と接合される上述の電極パ ーン31が形成され、当該電極パターン31の周 囲に可視光を反射する反射膜32が形成されて る。したがって、LEDチップ10から放射され 可視光がサブマウント基板30に吸収されるの を防止することができ、外部へ光が効率よく 放出される。ここにおいて、電極パターン31 、Auを主成分とするAuとSnとの合金(例えば、 80Au-20Sn、70Au-30Snなど)により形成されている また、反射膜32は、Alにより形成されている 、Alに限らず、Ag,Ni,Auなどにより形成しても よい。

 また、本実施形態の発光装置において、 ブマウント基板30は、レジスト層26の厚さよ りも大きい厚みを有するように形成されてい る。これにより、サブマウント基板30の上面 、レジスト層26の上面よりも上方に位置す 。これにより、LEDチップ10や赤色蛍光体や緑 色蛍光体から放出された可視光が窓孔24の内 面を通して配線基板22に吸収されることを ぐ事ができる。

 上述の透光性封止材50は、半球状の形状 形成されているが、半球状に限らず、半楕 球状の形状でもよい。また、上述の透光性 止材50の材料としては、シリコーン樹脂を用 いているが、シリコーン樹脂に限らず、例え ば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリカー ボネート樹脂、ガラスなどを用いてもよい。

 キャップ40は、第3の透光性材料(例えば、 シリコーン樹脂など)の成形品であってドー 状に形成されており、実装基板20側の周縁20a を実装基板20に対して、例えば接着剤(例えば 、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)を用 て固着すればよい。また、キャップ40は、光 入射面40aが透光性封止材50の光出射面と密着 ており、キャップ40と透光性封止材50とで半 球状のレンズ部を構成している。ここで、本 実施形態では、キャップ40をシリコーン樹脂 より形成してあるので、キャップ40と透光 封止材50との屈折率差および線膨張率差を小 さくすることができる。なお、キャップ40の 料である第3の透光性材料は、シリコーン樹 脂に限らず、例えば、エポキシ樹脂、アクリ ル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラスなど を用いてもよい。

 なお、本実施形態において、封止層は、 光性封止材50とキャップ40とからなる。しか しながら、キャップ40を備えておらず透光性 止材50からなる封止層も、用いることがで る。

 第1の色変換部材61は、第1の透光性材料と してシリコーン樹脂を採用するとともに、第 1の蛍光体として上述のように緑色蛍光体を 用している。ここで、第1の色変換部材61は 厚みが一様なシート状の形状であり、LEDチ プ10の発光面11側に接着剤(例えば、シリコー ン樹脂、エポキシ樹脂など)により固着する とで積層されているが、必ずしも接着剤を いる必要はなく、例えば、LEDチップ10の発光 面11側にスクリーン印刷法、インクジェット などにより形成してもよい。なお、第1の色 変換部材61は、シート状に限らず、第1の蛍光 体を含有させた第1の透光性材料を塗布した ディピングすることで形成してもよく、光 射面側に1ないし複数の凸曲面が形成されて てもよい。なお、第1の色変換部材61の周部 は、LEDチップ10の上記カソード電極とボン ィングワイヤ14との接続部位を露出させる切 欠部が形成されている。

 そして、上記のように第1の色変換部材61 形成することにより、第1の色変換部材61は 発光面に垂直な軸に対して垂直な面61bを有 る。言い換えると、第1の色変換部材61は、 光面に平行な面61bを有する。さらに言い換 ると、第1の色変換部材61は、発光面に垂直 軸に対して垂直な面に平行な寸法を有する 第1の色変換部材61の面61bは、第2の面積を有 する。第2の面積は、第1の面積よりも小さく 成されている。なお、第2の面積は、第1の 積と等しく形成されていてもよい。また、 1の色変換部材61は、発光面の外周の範囲内 形成されている。

 また、第2の色変換部材62は、第2の透光性 材料としてシリコーン樹脂を採用するととも に第2の蛍光体として上述のように赤色蛍光 を採用している。ここで、第2の色変換部材6 2は、ドーム状の形状であり、実装基板20側の 周縁62cを実装基板20に対して、例えば接着剤( 例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など )を用いて固着すればよい。ここにおいて、 2の色変換部材62は、光入射面62aがキャップ40 の光出射面40bに沿うように形成されている。 したがって、キャップ40の光出射面40bの位置 よらず法線方向における光出射面40bと第2色 変換部62の光入射面62aとの間の距離が略一定 となっている。なお、第2の色変換部材62は 位置によらず光出射面62bの法線方向に沿っ 肉厚が一様となるように成形されている。

 なお、第1の色変換部材61の第1の透光性材 料および第2の色変換部材62の第2の透光性材 は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、エ キシ樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネー 樹脂、ガラス、有機成分と無機成分とがナ メーターレベルもしくは分子レベルで混合 結合した有機・無機ハイブリッド材料など 採用してもよい。

 ところで、本実施形態の第1の色変換部材 61は、点灯時に第1の発熱量を発するように設 定されている。また、本実施形態の第2の色 換部材62は、点灯時に第2の発熱量を発する うに設定されている。第1の色変換部材61に まれる第1の蛍光体の量および第2の色変換部 材62に含まれる第2の蛍光体の量を適宜調整す ることにより、第1の発熱量は、第2の発熱量 りも大きく設定されている。ここで、本実 形態の発光装置において、LEDチップ10への 動電流を500mAとしたときにLEDチップ10の温度 80℃、色温度が5000Kとなる一例について、LED チップ10への駆動電流を500mA一定とした場合 発光装置の製造過程における光出力の測定 果を図2に示す。すなわち、図2における(1)は 、LEDチップ10を封止する前の状態、(2)は、LED ップ10に第1の色変換部材61を積層せずに透 性封止材50およびキャップ40を設けた状態、( 3)は、LEDチップ10の発光面11側に第1の色変換 材61を積層してから透光性封止材50およびキ ップ40を設けた状態、(4)は第2の色変換部材6 2をキャップ40との間に空隙が形成される形で 配置した状態、をそれぞれを示している。こ こにおいて、(2)の状態の光出力は、(1)の状態 に対して透光性封止材50およびキャップ40を けたことによる光取出し効率の増倍率を1.3 仮定して、446×1.3=580としてある。また、第1 色変換部材61の発熱量P1は、P1=〔(2)の状態の 光出力量〕-〔(3)の状態の光出力量〕で求め れると仮定すると、P1=300mWとなり、第2の色 換部材62の発熱量P2は、P2=〔(3)の状態の光出 量〕-〔(4)の状態の光出力量〕で求められる と仮定すると、P2=71mWとなり、P1>P2となって いる。

 また、本実施形態の発光装置にあたって 、製造時に、あらかじめ第2の蛍光体の濃度 が異なる複数種類の第2の色変換部材62を用意 してすることが好ましい。これに伴い、第2 変換部62を実装基板20に配置する前に、キャ プ40を通して出射される混色光の色を検出 て当該検出結果に応じて適宜濃度の第2の色 換部材62を配置するようにすれば、発光装 ごとの色ばらつきを低減することが可能と る。

 以上説明したように、本実施形態の発光 置は、ドーム状の第2の色変換部材62は、LED ップ10と、第1の色変換部材61とを覆うよう 、周縁62cによって実装基板に取り付けられ いる。したがって、発する光が色むらを持 ことを防ぐように構成された照明装置を得 ことができる。加えて、所望の色を発する うに容易に調整できるように構成された照 装置を得ることができる。しかも、LEDチッ 10から放射される光によって励起されてLEDチ ップ10よりも長波長の可視光を放射する第1の 蛍光体を含有する第1の透光性材料により形 された第1の色変換部材61がLEDチップ10の発光 面11側に積層されており、第1の色変換部材61 発熱量が第2の色変換部材62の発熱量よりも きいので、第2の色変換部材62の第2の蛍光体 の温度上昇を抑制できるとともに、第1の色 換部材61の第1の蛍光体で発生した熱をLEDチ プ10を通して実装基板20側へ効率良く逃がす とができ、第1の蛍光体および第2の蛍光体 れぞれの温度上昇に起因した温度消光を抑 できる。

 また、発光面11は、第1の面積を有する。 して、第1の色変換部材61は、第2の面積を有 する。そして、この第2の面積は、第1の面積 りも等しいか、それ以下に形成されている さらに、第1の色変換部材61は、発光面11の 周の範囲内に位置するように、発光面11上に 配置されている。したがって、第1の色変換 材61で発生した熱は、LEDチップ11を介して実 基板20に逃がされる。したがって、第1の蛍 体および第2の蛍光体それぞれの温度上昇に 起因した温度消光を抑制できる。

 また、キャップ40及び透光性封止材50は、 蛍光体を含まない樹脂またはガラスでできて いる。したがって、キャップ40及び透光性封 材50は、LEDチップ10が放出する光によって励 起されて、熱を発することがない。したがっ て、第2の色変換部材62は、透光性封止材50か の熱の影響を受けることがない。

 また、本実施形態の発光装置では、第2の 色変換部材62の光入射面62aとキャップ40の光 射面40bとの間に空隙80が形成されており、キ ャップ40の光出射面40bと第2の色変換部材62と 間の媒質が気体(例えば、空気、不活性ガス など)となっているので、第2の蛍光体から放 された光がキャップ40側へ戻るのを抑制で 、外部への光取出し効率を高めることがで るとともに、第1の蛍光体および第2の蛍光体 の材料の選択肢が多くなる。

 加えて、第1の色変換部材61は、透光性封 材50及びキャップ40に覆われている。そして 、第2の色変換部材62は、キャップ40との間に 体層を有するように配置されている。した って、第1の色変換部材で発生した熱が透光 性封止材50及びキャップ40に移動した場合、 光性封止材50及びキャップ40の熱は、実装基 20に逃がされる。即ち、透光性封止材50及び キャップ40の熱は、気体層により、第2の色変 換部材に移動することが妨げられる。

 なお、本実施形態の発光装置では、所望 混色光が白色光である場合、第2の蛍光体は 、赤色蛍光体に限らず、例えば、青色~赤色 蛍光体を複数種類用いてもよく、例えば、 色蛍光体と緑色蛍光体の2種類や、黄緑色蛍 体と黄色蛍光体と橙色蛍光体との3種類を用 いることにより、色合わせが容易になる。ま た、第1の蛍光体および第2の蛍光体の発光色 適宜設定すれば、LEDチップ10として紫外LED ップや紫色LEDチップを用いても白色光を得 ことができる。

 (実施形態2)
 本実施形態の発光装置の基本構成は実施形 1と同じであり、図1における第1の色変換部 61の第1の蛍光体として赤色蛍光体を採用し 第2の色変換部材62の第2の蛍光体として緑色 蛍光体を採用している点が相違するだけであ り、実施形態1と同様に、点灯時に、第1の色 換部材61の発熱量が第2の色変換部材62の発 量よりも大きくなるように第1の色変換部材6 1の第1の蛍光体の量および第2の色変換部材62 第2の蛍光体の量を設定してある。ここで、 本実施形態の発光装置において、LEDチップ10 の駆動電流を500mAとしたときにLEDチップ10の 温度が80℃、色温度が3800Kとなる一例につい 、LEDチップ10への駆動電流を500mA一定とした 合の発光装置の製造過程における光出力の 定結果を図3に示す。図3の見方は、上述の 2と同じであり、第1の色変換部材61の発熱量P 1は、P1=190mWとなり、第2の色変換部材62の発熱 量P2は、P2=115mWとなり、P1>P2となっている。

 したがって、本実施形態の発光装置は、 1の色変換部材61及びLEDチップ10を収納する うに、周縁によって実装基板20に取り付けら れるドーム状の第2の色変換部材62を有する。 したがって、LEDチップ10から放出された光は 第1の色変換部材61及び第2の色変換部材62を して、発光装置の外部に放出される。した って、発光装置が発する光が照射された面 色むらが発生することを防ぐことができる また、第2の色変換部材62を適宜選択するこ により、容易に、所望の色を持つ光を発す ように構成された照明装置が得られる。し も、LEDチップ10から放射される光によって 起されてLEDチップ10よりも長波長の可視光を 放射する第1の蛍光体を含有する第1の透光性 料により形成された第1の色変換部材61がLED ップ10の発光面11側に積層されており、第1 色変換部材61の発熱量が第2の色変換部材62の 発熱量よりも大きいので、第2の色変換部材62 の第2の蛍光体の温度上昇を抑制できるとと に、第1の色変換部材61の第1の蛍光体で発生 た熱をLEDチップ10を通して実装基板20側へ効 率良く放熱させることができ、第1の蛍光体 よび第2の蛍光体それぞれの温度上昇に起因 た温度消光を抑制できる。なお、本実施形 の発光装置では、所望の混色光が白色光で る場合、第2の蛍光体は、緑色蛍光体に限ら ず、例えば、青色~赤色の蛍光体を複数種類 いてもよく、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍 体の2種類や、黄緑色蛍光体と黄色蛍光体と 色蛍光体との3種類を用いることにより、色 合わせが容易になる。また、第1の蛍光体お び第2の蛍光体の発光色を適宜設定すれば、L EDチップ10として紫外LEDチップや紫色LEDチッ を用いても白色光を得ることができる。

 ところで、実施形態1の発光装置では、第 1の色変換部材61の第1の蛍光体として緑色蛍 体を採用し第2の色変換部材62の第2の蛍光体 して赤色蛍光体を採用しているので、赤色 光体と緑色蛍光体との2種類の蛍光体のうち 低波長側に発光ピーク波長を有する緑色蛍光 体から放射された緑色光が長波長側に発光ピ ーク波長を有する赤色蛍光体に二次吸収され てしまう。

 これに対して、本実施形態の発光装置で 、第1の色変換部材61の第1の蛍光体として赤 色蛍光体を採用し第2の色変換部材62の第2の 光体として緑色蛍光体を採用しているので 赤色蛍光体と緑色蛍光体との2種類の蛍光体 うち低波長側に発光ピーク波長を有する緑 蛍光体から放射された緑色光が長波長側に 光ピーク波長を有する赤色蛍光体に二次吸 されるのを抑制することが可能となる。

 (実施形態3)
 本実施形態の発光装置の基本構成は実施形 1と同じであり、第1の色変換部材61の第1の 光体として赤色蛍光体および緑色蛍光体を 用し、第2の色変換部材62の第2の蛍光体とし 赤色蛍光体および緑色蛍光体を採用してい 点が相違するだけである。

 しかして、本実施形態の発光装置では、 2の色変換部材62を色合わせ層として用いる で、第2の色変換部材62の発熱量を第1の色変 換部材61の発熱量に比べてより小さくするこ ができ、第2の色変換部材62の第2の蛍光体の 温度上昇をより抑制できる。

 (実施形態4)
 図4は、本実施形態の発光装置を示している 。本実施形態の発光装置の基本構成は実施形 態1と略同じである。図4に示すように、第1の 色変換部材61は、放出面61bを有する。第1の色 変換部材61は、LEDチップ10から放出された光 びLEDチップ10から放出された光によって励起 された蛍光体から放出された光を、放出面61b を介して放出する。そして、当該放出面61bは 、凹凸を持つように形成されている。この凹 凸を持つように形成された放出面61bは、LEDチ ップから放出された光及びLEDチップ10から放 された光によって励起された蛍光体から放 されたが、全反射するのを防ぐために設け れている。なお、実施形態1と同様の構成要 素には同一の符合を付して説明を省略する。

 この構成により、LEDチップ10から放射さ 第1の色変換部材61を透過した光や第1の蛍光 から放射された光を、効率よく第1の色変換 部材61から放出することができる。また、第1 の色変換部材61の温度上昇を抑制することが きる。なお、他の実施形態において第1の色 変換部材61に全反射抑制用の凹凸を形成して よい。

 (実施形態5)
 本実施形態の発光装置の基本構成は実施形 1と略同じであり、図5に示すように、第2の 変換部材62に、当該第2の色変換部材62の第2 透光性材料とは屈折率の異なる球状の光拡 材63を分散させてある点が相違する。なお 実施形態1と同様の構成要素には同一の符号 付して説明を省略する。

 光拡散材63の材料としては、例えば、SiO 2 (ガラス)、TiO 2 、Al 2 O 3 などの透明な無機材料や、第2の透光性材料 は屈折率の異なる有機材料(例えば、シリコ ン樹脂など)を採用すればよい。なお、光拡 散材73の屈折率が高くなるほど拡散効果が大 くなる。

 また、第2の色変換部材62の母材である第2 の透光性材料は、シリコーン樹脂に限らず、 ガラスでもよく、ガラスを採用すれば、母材 がシリコーン樹脂などの有機材料である場合 に比べて、第2の色変換部材62の温度上昇を抑 制することができる。第2の色変換部材62の母 材を高融点ガラス、拡散材63を低融点ガラス してもよい。

 また、光拡散材63は、球状のガラスに限 ず、ガラス繊維や、メッシュ状のガラス、 属ナノ粒子などにより構成してもよい。こ で、光拡散材63としてガラス繊維を採用すれ ば、光拡散材63が球状のガラスである場合に べて、第2の色変換部材62の第2の蛍光体で発 生した熱を効率的に放熱させることが可能と なり、第2の色変換部材62の局所的な発熱を抑 制することが可能となる。また、光拡散材63 して金属ナノ粒子(例えば、金や銀などの貴 金属のナノ粒子)を採用すれば、LEDチップ10か らの光によって光拡散材63において表面プラ モンポラリトンが励起され、LEDチップ10か の光が増強されるので、外部への光取り出 効率を高めることが可能となる。

 以上説明した本実施形態の発光装置では 第2の色変換部材62に光拡散材63が分散され いる。したがって、照明装置から放出され 光が照射された面に、色むらが発生するこ を防ぐことができる。加えて、第1の色変換 材61及び第2の色変換部材62の放熱性を高め ことができる。なお、他の実施形態におい 第2の色変換部材62に光拡散材63を分散させて もよい。

 (実施形態6)
 本実施形態の発光装置の基本構成は実施形 1と略同じであり、図6に示すように、ドー 状の第2の色変換部材62が、LEDチップ10から放 射され第1の色変換部材61を透過した光および 第1の色変換部材61の第1の蛍光体から放射さ た光の配光を制御するフレネルレンズを構 するように第2の色変換部材62の光出射面62b 凹凸を形成して第2の色変換部材62の肉厚を 化させてある点が相違する。なお、実施形 1と同様の構成要素には同一の符号を付して 明を省略する。

 しかして、本実施形態の発光装置では、 2の色変換部材62によって、LEDチップ10から 射され第1の色変換部材61を透過した光およ 第1の色変換部材61の第1の蛍光体から放射さ た光の配光を制御することができる。なお 他の実施形態において第2の色変換部材62の 状を本実施形態と同様の形状としてもよい

 (実施形態7)
 本実施形態の発光装置の基本構成は実施形 1と略同じであり、図7に示すように、第2の 変換部材62の光出射面62b側にドーム状のフ ネルレンズ90が配置されている点が相違する 。なお、実施形態1と同様の構成要素には同 の符号を付して説明を省略する。

 しかして、本実施形態の発光装置では、 レネルレンズ90によって、LEDチップ10から放 射され第1の色変換部材61を透過した光および 第1の色変換部材61の第1の蛍光体から放射さ た光の配光を制御することができる。なお 実施形態1~5において第2の色変換部材62の光 射面62b側にフレネルレンズ90を配置してもよ い。

 (実施形態8)
 本実施形態の発光装置は、図8に示すように 、第1の熱伝導性材料(例えば、Cuなど)からな 伝熱板102と、伝熱板102の一表面側に突設さ た第2の熱伝導性材料(例えば、AlNなど)から るサブマウント基板103と、絶縁性基材141の 表面側に配線パターン142,142が形成されると ともにサブマウント基板103が内側に離間して 配置される窓孔143が厚み方向に沿って形成さ れており伝熱板102の上記一表面側に配置され た配線基板104と、LEDチップ10を収納したパッ ージ112に設けられた外部接続用電極113,113が 配線基板104の上記一表面側の配線パターン142 ,142に第1の接合材料(例えば、半田など)から る第1の接合部106,106を介して接合されるとと もにパッケージ112の裏面側に設けられた放熱 用導体部115がサブマウント基板103に第2の接 材料(例えば、半田など)からなる第2の接合 107を介して接合された表面実装型LED1とを備 、伝熱板102と配線基板104との間に介在して 者を接合し、且つ、伝熱板102と配線基板104 よびパッケージ112それぞれとの線膨張率差 起因して各接合部106,106,107それぞれに働く 力を緩和する熱可塑性樹脂からなる応力緩 部108を設けてある。なお、本実施形態では パッケージ112が、LEDチップ10が実装された実 装基板を構成している。また、実施形態1と 様の構成要素には同一の符号を付して説明 適宜省略する。

 本実施形態の発光装置を例えば照明器具 光源として用いる場合には、シリカやアル ナなどのフィラーからなる充填材を含有し つ加熱時に低粘度化し当該加熱時の流動性 高いエポキシ樹脂シート(例えば、溶融シリ カを高充填したエポキシ樹脂シートのような 有機グリーンシート)110により、Alなどの熱伝 導率の高い金属からなる金属製部材(例えば 金属板、金属製の器具本体など)100と伝熱板1 02とを接合させ且つ熱結合させればよい。こ において、上述の有機グリーンシート110は 電気絶縁性を有するとともに熱伝導率が高 加熱時の流動性が高く凹凸面への密着性が いので、伝熱板102を金属製部材100に有機グ ーンシート110を介して接合する(伝熱板2と 属製部材100との間に有機グリーンシート110 介在させた後で有機グリーンシート110を加 することで伝熱板102と金属製部材100とを接 する)際に有機グリーンシート110と伝熱板102 よび金属製部材100との間に空隙が発生する を防止することができて、密着不足による 抵抗の増大やばらつきの発生を防止するこ ができ、従来のように表面実装型LEDを金属 ースプリント配線板に実装して金属ベース リント配線板と金属製部材との間にゴムシ ト状の放熱シートなどを挟む場合に比べて LEDチップ10から金属製部材100までの熱抵抗 小さくすることができて放熱性が向上する ともに熱抵抗のばらつきが小さくなり、LED ップ10のジャンクション温度の温度上昇を抑 制できるから、入力電力を大きくでき、光出 力の高出力化を図れる。なお、実施形態1~7の 発光装置を照明器具の光源として用いる場合 には、上述の金属製部材100と実装基板20(図1,4 ~7参照)における伝熱板21とを有機グリーンシ ト110により接合させ且つ熱結合させればよ 。

 本実施形態の発光装置は、表面実装型LED1 が上述のLEDチップ10とパッケージ112とLEDチッ 10の発光面11に積層された第1の色変換部材61 とを備えており、第2の色変換部材62が配線基 板104との間に表面実装型LED1を囲む形で配置 れている。

 本実施形態におけるLEDチップ10は、一表 側(図8おける上面側)に各電極(図示せず)が形 成されており、パッケージ112は、LEDチップ10 収納する収納凹所112aが一表面に設けられた セラミックス基板であり、LEDチップ10の各電 それぞれとボンディングワイヤ117,117を介し て電気的に接続される2つの導体パターン114,1 14が形成されており、各導体パターン114,114が パッケージ112の側面と他表面(裏面)とに跨っ 形成されている外部接続用電極113,113まで延 設され電気的に接続されている。なお、パッ ケージ112は、平面視における外周形状が矩形 状である。

 また、パッケージ112は、上記他表面側に 電性材料(例えば、Cuなど)からなる放熱用導 体部115が設けられているが、放熱用導体部115 は、LEDチップ10がマウントされるマウント部1 15bが中央部から連続一体に突設されている。 ここで、LEDチップ10は、放熱用導体部115のマ ント部115bに対して半田(例えば、AuSn半田な )などにより接合されている。また、放熱用 導体部115は、パッケージ112の上記他表面を含 む平面から、外部接続用電極113,113よりも突 している。

 また、表面実装型LED1は、投影視における 放熱用導体部115の外周線がLEDチップ10の外周 の外側に位置している。要するに、放熱用 体部115の投影領域内にLEDチップ10が配置さ ている。したがって、LEDチップ10で発生した 熱がLEDチップ10よりも広い放熱用導体部115へ 熱されて放熱されるので、LEDチップ10の温 上昇が抑制され、光出力の向上を図れると もに、寿命および信頼性の向上を図れる。 お、LEDチップ10は、LEDチップ10と放熱用導体 115との線膨張率差に起因してLEDチップ10に く応力を緩和する機能およびLEDチップ10で発 生した熱をマウント部115bにおいてLEDチップ10 のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる 熱伝導機能を有するサブマウント基板を介し てマウント部115bに搭載するようにしてもよ 。

 上述のパッケージ112の材料はアルミナな のセラミックに限らず、絶縁性の高いガラ エポキシ樹脂や液晶ポリマーなどの耐熱性 脂でもよい。また、放熱用導体部115の材料 、Cuに限らず、例えば、CuWなどでもよい。 た、放熱用導体部115は、必ずしもマウント 115bを備えている必要はなく、パッケージ112 収納凹所112aの内底面にLEDチップ10をダイボ ディングするダイパッド部を設けてもよい

 また、パッケージ112における収納凹所112a は、円形状に開口され且つ内底面から離れる につれて開口面積が徐々に大きくなっており 、収納凹所112aの開口面付近に段部112bが形成 れている。ここで、表面実装型LED1は、平面 視における外周形状が円形状であるシート状 の透光性部材(カバー)116の周部を段部112bに対 して接着剤を用いて封着することによって、 パッケージ112の収納凹所112aが透光性部材116 より閉塞されている。なお、パッケージ112 透光性部材116とで囲まれた空間には、LEDチ プ10、第1の色変換部材61およびボンディング ワイヤ117,117を封止した透光性封止材(例えば シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル 脂、ポリカーボネート樹脂、ガラスなど)( 示せず)が充填されているが、上記空間を空 雰囲気や不活性ガス雰囲気や真空雰囲気と てもよいし、LEDチップ10からの光の配向を 御したり光取り出し効率を高める適宜のキ ップを収納してもよい。また、透光性部材11 6は、シート状に限らず、例えば、ドーム状 形状としてキャップを構成するようにして よい。

 上述の第1の熱伝導性材料からなる伝熱板 102は、矩形板状に形成されており、上記一表 面側に熱可塑性樹脂からなる応力緩和部108を 介して配線基板104が接合されている。ここで 、熱可塑性樹脂としては、例えば、APAS(住友 リーエム株式会社の商品名)を用いればよい 。なお、本実施形態では、第1の熱伝導性材 としてCuを採用しているが、Cuに限らず、例 ば、Alなどを採用してもよい。

 配線基板104は、伝熱板102と同様に矩形板 に形成されており、上述のサブマウント基 103が内側に離間して配置される長方形状の 孔143が中央部に形成されている。

 上述の配線基板104は、ポリイミドフィル からなる絶縁性基材141の一表面側に、表面 装型LED1への給電用の一対の配線パターン142 ,142が設けられるとともに、各配線パターン14 2,142および絶縁性基材141において配線パター 142,142が形成されていない部位を覆う白色系 のレジスト(樹脂)からなる保護層144が積層さ ている。ここにおいて、配線基板104の配線 ターン142,142は、Cuにより形成されている。 お、絶縁性基材141の材料としては、FR4、FR5 紙フェノールなどを採用してもよい。

 サブマウント基板103の材料である第2の熱 伝導性材料としては、電気絶縁性を有するAlN を採用しており、表面実装型LED1の放熱用導 部115とサブマウント基板103とは、AuSnを用い 接合しており、サブマウント基板103および 熱用導体部115それぞれにおける接合表面に らかじめAuからなる金属層131,119が形成され いる。なお、放熱用導体部115とサブマウン 基板103とを接合する材料はAuSnに限らず、例 えば、AuSn、SnPb、SnAgCuなどの半田や、銀ペー トなどを用いて接合すればよい。

 また、サブマウント基板103と伝熱板102と 、AuSnからなる第4の接合部134を介して接合 ており、サブマウント基板103および伝熱板10 2それぞれにおける接合表面にあらかじめAuか らなる金属層132,122が形成されている。なお サブマウント基板103と伝熱板102とを接合す 材料はAuSnに限らず、例えば、AuSn、SnPb、SnAgC uなどの半田や、銀ペーストなどを用いて接 すればよい。

 上述のサブマウント基板103は、表面実装 LED1のLEDチップ10などで発生した熱を伝導さ る熱伝導機能を有しており、サブマウント 板103における放熱用導体部115側の表面の面 は放熱用導体部115におけるサブマウント基 103側の表面の面積よりも大きくなっている すなわち、サブマウント基板103は、表面実 型LED1の放熱用導体部115の平面サイズよりも 大きなサイズの長方形状に形成されており、 サブマウント基板103における放熱用導体部115 側の金属層131は、サブマウント基板103の平面 サイズよりもやや小さな平面サイズに形成さ れている。ここにおいて、本実施形態の発光 装置では、サブマウント基板103が、平面視に おいて表面実装型LED1のパッケージ112を横切 形で形成されており、パッケージ112の上記 表面側に設けられた放熱用導体部115とサブ ウント基板103との第2の接合部107の一部を平 視においてパッケージ112の外周線の外側ま 形成することが可能となり、第2の接合部107 の半田フィレットの形成の有無を目視で確認 することができるので、第2の接合部107の接 状況を目視で容易に確認することが可能と る。なお、外部接続用電極113,113と配線パタ ン142,142との第1の接合部106,106については、 部接続用電極113,113がパッケージ112の上記他 表面(裏面)と側面とに跨って形成されており 半田フィレットの形成の有無を目視で確認 ることができるので、第1の接合部106,106の 合状況を目視で容易に確認することができ 。

 なお、サブマウント基板103の材料である 2の熱伝導性材料はAlNに限らず、伝熱板102の 材料である第1の熱伝導性材料(例えば、Cuな )と同一材料でもよく、この場合には、サブ ウント基板103を伝熱板102から連続一体に突 させることにより、部品点数を削減でき、 造が容易になるとともに低コスト化を図れ 。ただし、この場合は、伝熱板102と金属製 材100とを電気的に絶縁するために有機グリ ンシート110を設けることがより望ましい。

 以上説明したように、本実施形態の発光 置において、ドーム状の第2の色変換部材62 、第1の色変換部材61及びLEDチップ10を収納 るように、周縁で実装基板に取り付けられ いる。これにより、LEDチップ10から放出され た光は、第1の色変換部材61及び第2の色変換 材を介して、照明装置の外部に放出される したがって、照明装置から放出された光が 射された面に色むらが発生することを防ぐ とができる。しかも、LEDチップ10から放射さ れる光によって励起されてLEDチップ10よりも 波長の可視光を放射する第1の蛍光体を含有 する第1の透光性材料により形成された第1の 変換部材61がLEDチップ10の発光面11側に積層 れており、第1の色変換部材61の発熱量が第2 の色変換部材62の発熱量よりも大きいので、 2の色変換部材62の第2の蛍光体の温度上昇を 抑制できるとともに、第1の色変換部材61の第 1の蛍光体で発生した熱をLEDチップ10を通して 実装基板20側へ効率良く放熱させることがで 、第1の蛍光体および第2の蛍光体それぞれ 温度上昇に起因した温度消光を抑制できる なお、本実施形態では、第1の蛍光体として 色蛍光体を採用し、第2の蛍光体として、赤 色蛍光体および緑色蛍光体を採用しているが 、第1の蛍光体および第2の蛍光体の種類は特 限定するものではなく、他の実施形態と同 の組み合わせでもよい。

 また、本実施形態の発光装置では、第1の 熱伝導性材料からなる伝熱板102の上記一表面 側に突設された第2の熱伝導性材料からなる ブマウント基板103と、絶縁性基材141の上記 表面側に配線パターン142,142が形成されると もにサブマウント基板103が内側に離間して 置される窓孔143が厚み方向に貫設されてな 伝熱板102の上記一表面側に配置された配線 板104とを備え、表面実装型LED1においてLEDチ ップ10を収納したパッケージ112に設けられた 部接続用電極113,113が配線基板104の上記一表 面側の配線パターン142,142に第1の接合材料(半 田など)からなる第1の接合部106,106を介して接 合されて電気的に接続されるとともにパッケ ージ112の上記他表面側(裏面側)に設けられた 熱用導体部115がサブマウント基板103に第2の 接合材料(半田など)からなる第2の接合部107を 介して接合されているので、LEDチップ10で発 した熱がパッケージ112の裏面側に設けられ 放熱用導体部115からサブマウント基板103お び伝熱板102を通して放熱されることとなり 放熱経路に絶縁樹脂層が介在している場合 比べて、放熱経路の熱抵抗を小さくできる ら、LEDチップ10の温度上昇が抑制されるこ となり、光出力の向上を図れる。なお、第1 接合材料と第2の接合材料とは同じ材料を用 いることが好ましい。

 また、本実施形態の発光装置は、配線基 104に形成された窓孔143の内周面とサブマウ ト基板103とが離間しており、伝熱板102と配 基板104との間に、両者を接合し、且つ、伝 板102と配線基板104およびパッケージ112それ れとの線膨張率差に起因して各接合部106,106 ,107それぞれに働く応力を緩和する熱可塑性 脂からなる応力緩和部108が介在しているの 、伝熱板102と配線基板104とが熱硬化性樹脂 より接合されている場合に比べて、温度サ クルに起因して各接合部106,106,107にかかる応 力を緩和することができ、温度サイクルに対 する信頼性を高めることができる。

 また、本実施形態の発光装置では、サブ ウント基板103が熱伝導性および電気絶縁性 有する材料により形成されているので、表 実装型LED1と伝熱板102とをサブマウント基板 103により熱的に結合する一方で電気的に絶縁 することができ、例えば、伝熱板102の上記他 表面側に金属製部材100を配置するような場合 に伝熱板102と金属製部材100との間に電気絶縁 性を有する部材を必ずしも配置しなくてもよ くなり、また、例えば、上述のように、伝熱 板102と伝熱板102の上記他表面側に配置する金 属製部材100との間に熱伝導性が高く且つ電気 絶縁性を有する有機グリーンシート110を介在 させるような場合でも、当該有機グリーンシ ート110の電気絶縁性を低くできて安価なもの を用いることが可能となる。

 (実施形態9)
 本実施形態の発光装置の基本構成は実施形 8と略同じであって、図9に示すように、表 実装型LED1が、金属板(例えば、Al板)201上に絶 縁層202を介して配線パターン203,203が形成さ た金属基板(金属ベースプリント配線板)200に 半田リフローにより実装され、第2の色変換 材62が、表面実装型LED1のパッケージ112に固 されている点などが相違する。なお、実施 態8と同様の構成要素には同一の符号を付し 説明を適宜省略する。

 また、本実施形態における表面実装型LED1 は、実施形態8にて説明した放熱用導体部115 備えておらず、LEDチップ10を収納したパッケ ージ112に設けられた外部接続用電極113,113が 属基板200の上記一表面側の配線パターン203,2 03に接合材料(例えば、半田など)からなる接 部106,106を介して接合されている。なお、金 基板200は、各配線パターン203,203および絶縁 層203において配線パターン203,203が形成され いない部位を覆う白色系のレジスト(樹脂)か らなる保護層204が積層されている。

 以上説明したように、本実施形態の発光 置は、実施形態8と同様に、ドーム状の第2 色変換部材62は、第1の色変換部材61及びLEDチ ップ10を収納するように、周縁で実装基板に り付けられている。これにより、LEDチップ1 0から放出された光は、第1の色変換部材61及 第2の色変換部材62を介して、発光装置の外 に放出される。したがって、発光装置から 出された光が照射された面で色むらが発生 ることを防ぐことができる。また、第2の色 換部材62を適宜変更することにより、所望 色に調節することが容易である。しかも、LE Dチップ10から放射される光によって励起され てLEDチップ10よりも長波長の可視光を放射す 第1の蛍光体を含有する第1の透光性材料に り形成された第1の色変換部材61がLEDチップ10 の発光面11側に積層されており、第1の色変換 部材61の発熱量が第2の色変換部材62の発熱量 りも大きいので、第2の色変換部材62の第2の 蛍光体の温度上昇を抑制できるとともに、第 1の色変換部材61の第1の蛍光体で発生した熱 LEDチップ10を通して金属基板200側へ効率良く 放熱させることができ、第1の蛍光体および 2の蛍光体それぞれの温度上昇に起因した温 消光を抑制できる。

 なお、本実施形態の発光装置では、第2の 色変換部材62を表面実装型LED1に固着してある が、第2の色変換部材62の平面サイズを大きく して第2の色変換部材62が金属基板200との間に 表面実装型LED1を囲む形で配置されるように てもよい。また、透光性部材116の形状は、 ート状に限らず、例えば、ドーム状の形状 してキャップを構成するようにしてもよい 、光出射面側に凹凸を形成したキャップを 成するようにしてもよい。

 なお、上記の実施形態で示された個別の 徴は、任意に組み合わせることが可能であ 。