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Patent Searching and Data


Title:
LIGHTING DEVICE AND LIQUID CRYSTAL DISPLAY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/019964
Kind Code:
A1
Abstract:
A backlight (lighting device) (2) comprises a plurality of light sources (5), and a plurality of photoconductors (7, 17, and so on). Each photoconductor (7, 17, and so on) includes a light-emitting portion (7b, 17b, and so on) having a light-emitting surface (7a), and a photoconductive portion (7c) for guiding light from the light source (5) to the light emitting portion (7b, 17b, and so on), and the photoconductors (7, 17, and so on) are arranged such that the light-emitting portion (17b) of another photoconductor (17) comes on top of the photoconductive portion (7c) of one photoconductor (7) adjacent to the photoconductor (17). A light amount regulating portion (11) for reducing the quantity of received light is arranged between the light-emitting portion (7b) of the one photoconductor (7) and the light-emitting portion (17b) of the another photoconductor (17). A lighting device further improved in uniformity of luminance can thereby be obtained.

Inventors:
SUMINOE SHINJI
AJICHI YUHSAKU
Application Number:
PCT/JP2008/062850
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
July 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
SUMINOE SHINJI
AJICHI YUHSAKU
International Classes:
F21V8/00; G02F1/13357; F21Y101/02
Foreign References:
JP2001184929A2001-07-06
JPH09282921A1997-10-31
JP2003308718A2003-10-31
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 41, JP)
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Claims:
 複数の光源と、該光源のうち少なくとも一つから入射した光を面発光させる複数の導光体とを備える照明装置において、
 光の透過量を減少させる光量調整部が、上記各導光体同士の間に配置されていることを特徴とする照明装置。
 複数の光源と、該光源のうち少なくとも一つから入射した光を面発光させる複数の導光体とを備え、
 上記各導光体は、発光面を有する発光部と、該発光部へ上記光源からの光を導く導光部とを有し、一方の導光体の導光部に、該一方の導光体に隣り合う他方の導光体の発光部が乗り上げるように配置される照明装置において、
 光の透過量を減少させる光量調整部が、上記一方の導光体の発光部と上記他方の導光体の発光部との間に配置されていることを特徴とする照明装置。
 複数の光源と、該光源のうち少なくとも一つから入射した光を面発光させる複数の導光体とを備え、該各導光体は互いに重ならないように並んで配置される照明装置において、
 光の透過量を減少させる光量調整部が、上記各導光体同士の間に配置されていることを特徴とする照明装置。
 上記光量調整部は、上記各導光体における該各導光体同士の境界に位置する端面を覆うように、該端面に接して配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項~第3項のいずれか1項に記載の照明装置。
 上記光量調整部は、光の透過量を減少させる半透過性材料により構成されていることを特徴とする請求の範囲第1項~第4項のいずれか1項に記載の照明装置。
 上記半透過性材料は、グレー色のインクであることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の照明装置。
 上記光量調整部は、光の透過量を減少させるとともに、光を反射する機能を有することを特徴とする請求の範囲第1項~第4項のいずれか1項に記載の照明装置。
 請求の範囲第1項~第7項のいずれか1項に記載の照明装置をバックライトとして備えていることを特徴とする液晶表示装置。
Description:
照明装置および液晶表示装置

 本発明は、液晶表示装置のバックライト どとして利用される照明装置、および、こ 照明装置を備える液晶表示装置に関するも である。

 近年、ブラウン管(CRT)に代わり急速に普 している液晶表示装置は、省エネルギー、 型、軽量等の特長を活かし、液晶テレビ、 ニター、携帯電話等に幅広く利用されてい 。これらの特長をさらに活かす方法として 液晶表示装置の背後に配置される照明装置( わゆるバックライト)の改良が挙げられる。

 照明装置は、主にサイドライト型(エッジ ライト型ともいう)と直下型とに大別される サイドライト型は、液晶表示パネルの背後 導光体が設けられ、導光体の横端部に光源 設けられた構成を有している。光源から出 した光は、導光体で反射して間接的に液晶 示パネルを均一照射する。この構造により 輝度は低いが、薄型化することができると もに、輝度均一性に優れた照明装置が実現 きる。そのため、サイドライト型の照明装 は、携帯電話、ノートパソコン等のような 小型液晶ディスプレイに主に採用されてい 。

 サイドライト型の照明装置の一例として 、特許文献1に記載のものが挙げられる。特 許文献1には、発光面からの均一な発光が可 なように導光板の反射面に複数のドットを 成した面発光装置について記載されている この面発光装置では、反射面の隅部が光源 指向性によって光が伝達されず暗くなるた 、当該隅部のドットの密度を他の部分と比 して高くしている。

 また、直下型の照明装置は、液晶表示パ ルの背後に光源を複数個配列し、液晶表示 ネルを直接照射する。したがって、大画面 も高輝度が得やすく、20インチ以上の大型 晶ディスプレイで主に採用されている。し し、現在の直下型の照明装置は、厚みが約20 mm~40mm程度もあり、ディスプレイの更なる薄 化には障害となる。

 大型液晶ディスプレイで更なる薄型化を 指すには、光源と液晶表示パネルとの距離 近づけることで解決可能だが、その場合、 源の数を多くしなければ、照明装置におけ 輝度の均一性を得る事はできない。その一 で、光源の数を増やすとコストが高くなる そのため、光源の数を増やすことなく、薄 で輝度の均一性に優れた照明装置の開発が まれている。

 従来、これらの問題を解決するため、サ ドライト型の照明装置を複数個並べること 、大型液晶ディスプレイを薄型化する試み なされてきた。

 例えば、特許文献2には、コンパクトな構 造で広発光エリアを確保できるため、大型の 液晶ディスプレイに好適に利用できる面光源 装置が提案されている。この面光源装置は、 板状の導光ブロックをタンデム配列し、各導 光ブロックに一次光をそれぞれ供給する一次 光源を備えたタンデム型の構造を有している 。

 上記のように、光源と導光体とを組み合わ て構成される発光ユニットを複数個並べて 成された照明装置は、タンデム型の照明装 と呼ばれる。

日本国公開特許公報「特開2003-43266号公 (公開日:2003年2月13日)」

日本国公開特許公報「特開平11-288611号公 報(公開日:1999年10月19日)」

日本国公開特許公報「特開2001-312916号公 (公開日:2001年11月9日)」

 ところが、上記のように導光体と光源と 組み合わせて構成されている照明装置にお て、複数の導光体を平面的に配列した場合 導光体の継ぎ目部分に相当する領域に現れ 輝線により輝度ムラが生じ、依然として輝 が不均一になってしまうという問題がある

 ここで、輝線が生じる原理について説明 る。図13は、タンデム型のバックライトを 成する導光体の概略構成を示す断面図であ 。また、図15および図16は、上記導光体内を 播する光の進行方向を模式的に示した図で る。

 図13に示すように、一方の導光体(図中左 )と、その導光体に隣り合う他方の導光体( 中右側)とが、隙間なく重なり合って構成さ ている。ここで、光源から出射される光は 図15に示すように、大半が導光体内で全反 を繰り返しながら伝播し、発光面から外部 出射される。ところが、光源から出射され 光の一部は、図16に示すように、導光体内で 全反射せずに、直接、光源から遠い方の端面 (7e)に達する。このような光は、全反射によ 光量の減衰が生じないため、強度が強い。 のため、上記端面(7e)から出射された光は、 線となって現れる。

 この点、図13の構成によれば、他方の導 体(図中右側)における光源から遠い側の端面 (7e)から出射した光は、一方の導光体(図中左 )に入射し、その内部を伝播する(図中の太 印)。そして、この一方の導光体内で全反射 繰り返し、一方の導光体の発光面から出射 れる。このように、図13の構成では、複数 導光体により発光面が途切れなく形成され ため、輝線は生じることなく均一な輝度が られる。

 しかしながら、実使用においては、一般 、導光体は、導光体同士の損傷、照明装置 薄型化、製造上の誤差等を考慮して、マイ ス公差で製造される。そのため、図14に示 ように、一方の導光体と他方の導光体との ぎ目部分に公差分の隙間が生じる。そのた 、他方の導光体における光源から遠い側の 面(7e)から出射した光は、一方の導光体に入 する光と、一方の導光体に入射せずに上方 抜ける光(図中の太矢印)とに分かれる。こ ような、発光面ではない端面(7e)から出射さ る光は、上述のように、発光面から出射さ る光よりも光量が多いため輝度が高くなる そのため、この端面(7e)から上方へ抜ける光 が輝線となって現れる。

 上述の輝線の問題を解決するために、例 ば、特許文献3には、導光板から出射される 光を拡散するドットパターンを、導光体と拡 散板との間に全面に亘って配置する構成が記 載されている。この構成によれば、輝線とな る光を拡散させることができるため、輝度の 不均一性を低減することができる。

 しかしながら、上記の構成では、輝線に る輝度ムラの問題を低減することはできる 、ドットパターンのドット模様に起因する たな輝度ムラの問題が生じる。ドットパタ ンは、光を拡散させて輝度を均一にする機 を有しているが、輝度を完全に均一化する とは困難である。そのため、光源からの距 に応じて、その分布密度が異なるように配 されるドットパターンのドット模様が、輝 ムラに影響を与える。

 また、上記特許文献3には、輝線の原因と なる光が出射される上記端面に遮光層を設け る構成が記載されている。この構成によれば 、端面から出射される輝度の高い光を遮るこ とができるため、輝線を抑えることができる 。しかしながら、この構成では、上記端面か ら光が出射されないため、この部分に相当す る領域が暗線となって現れ、依然として均一 な輝度を得ることが困難となる。

 このような照明装置をバックライトとし 使用した表示装置では、表示品位の低下に ながってしまう。

 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされ ものであり、輝度の均一性をより向上させ ことのできる照明装置を提供することを目 とする。

 本発明に係る照明装置は、上記の課題を 決するために、複数の光源と、該光源のう 少なくとも一つから入射した光を面発光さ る複数の導光体とを備える照明装置におい 、光の透過量を減少させる光量調整部が、 記各導光体同士の間に配置されていること 特徴としている。

 また、本発明に係る照明装置は、上記の 題を解決するために、複数の光源と、該光 のうち少なくとも一つから入射した光を面 光させる複数の導光体とを備え、上記各導 体は、発光面を有する発光部と、該発光部 上記光源からの光を導く導光部とを有し、 方の導光体の導光部に、該一方の導光体に り合う他方の導光体の発光部が乗り上げる うに配置される照明装置において、光の透 量を減少させる光量調整部が、上記一方の 光体の発光部と上記他方の導光体の発光部 の間に配置されていることを特徴としてい 。

 上述のように、導光体における、発光面 は異なる、光源から遠い方の端面から出射 れる光は、発光面から出射される光よりも 量が多いため、輝度が高くなる。そのため 上記端面から出射された光が輝線となり輝 ムラが生じる。

 この点、上記の構成によれば、光の透過 を減少させる光量調整部が、各導光体同士 間に配置されている。

 これにより、上記端面から出射された光 量を減らすことができる。そのため、この の輝度を、上記端面から直接外部へ出射さ る光の輝度よりも低く抑えることができる め、輝線の発生を低減することができる。 た、従来の構成では上記端面から出射され 光を遮断するのに対して、本発明の構成で 、光量を減らして外部に出射させることが きる。そのため、従来生じていた暗線を防 ことができる。

 したがって、従来の構成と比較して、輝 の均一性をより向上させることができる。

 また、本発明に係る照明装置は、上記の 題を解決するために、複数の光源と、該光 のうち少なくとも一つから入射した光を面 光させる複数の導光体とを備え、該各導光 は互いに重ならないように並んで配置され 照明装置において、光の透過量を減少させ 光量調整部が、上記各導光体同士の間に配 されていることを特徴としている。

 上記の導光体の構成によれば、タイル式 照明装置を実現できる。そして、タイル式 照明装置においても上述した効果と同様の 果を得ることができる。すなわち、上記の 量調整部が、各導光体同士の間に設けられ いることによって、隣り合う導光体同士の 界にある各導光体の端面から出射された強 の強い光によって形成される輝線の発生を え、輝度均一性を向上させることができる

 また、本発明の照明装置では、上記光量 整部は、上記各導光体における該各導光体 士の境界に位置する端面を覆うように、該 面に接して配置されていてもよい。

 上記の構成によれば、光量調整部が端面 覆うため、該端面から出射された光は、光 調整部に確実に照射される。すなわち、上 端面から出射された光が、光量調整部を通 ずに、直接、外部に漏れ出ることがない。 たがって、輝線の原因となる光の量を確実 減少させることができるため、輝度の均一 をさらに向上させることができる。

 また、本発明の照明装置では、上記光量 整部は、光の透過量を減少させる半透過性 料により構成されていてもよい。

 なお、上記半透過性材料は、グレー色の ンクであることが好ましい。黒色のインク 光を遮断し、グレー色のインクは、照射さ た光の量を減らして透過する性質を有する とが一般に知られている。

 これにより、光量調整部から透過する光 量を減少させることができるため、輝線の 生を低減することができる。

 また、本発明の照明装置では、上記光量 整部は、光の透過量を減少させるとともに 光を反射する機能を有していてもよい。

 これにより、光量調整部から透過する光 量を減少させるとともに、光量調整部に照 された光を反射することができるため、よ 多くの光を拡散させることができる。した って、輝度の均一性をさらに向上させるこ ができる。

 また、本発明の液晶表示装置は、上記の ずれかの照明装置をバックライトとして備 ていることを特徴としている。

 上記の構成によれば、本発明の照明装置 備えていることによって、輝度の均一性に れた液晶表示装置を実現することができる

 本発明の他の目的、特徴、および優れた は、以下に示す記載によって十分分かるで ろう。また、本発明の利点は、添付図面を 照した次の説明によって明白になるであろ 。

本発明の第1の実施の形態に係る液晶表 示装置の概略構成を示す断面図である。 液晶表示装置に備えられる導光体ユニ トの概略構成を示す斜視図である。 図1に示す液晶表示装置の一部分を拡大 した断面図である。 図3に示す液晶表示装置の一部分を拡大 した斜視図である 本発明の第2の実施の形態に係る液晶表 示装置の概略構成を示す断面図である。 図5に示す液晶表示装置の一部分を拡大 した断面図である。 図5に示す液晶表示装置に備えられたバ ックライトの概略構成を示す平面図である。 図5に示す液晶表示装置に備えられたバ ックライトの概略構成の他の例を示す平面図 である。 (a)は、図5に示す液晶表示装置に備えら れた導光体ユニットを液晶表示パネル側から 見た場合の平面図である。(b)は、図5に示す 晶表示装置に備えられた導光体ユニットを ックライト側から見た場合の平面図である (c)は、(a)に示す導光体ユニットのA-A断面図 ある。 (a)は、導光体ユニットの一方の側(左 )に設けられた光源からの光の進行方向を模 的に示した図である。(b)は、導光体ユニッ の他方の側(右側)に設けられた光源からの の進行方向を模式的に示した図である。 隣り合う2つの導光体ユニットが、隙 なく並んで配置されているタイル式のバッ ライトの概略構成を示す断面図である。 実使用におけるタイル式のバックライ トの概略構成を示す断面図である。 タンデム型のバックライトを構成する 導光体の概略構成を示す断面図である。 実使用におけるタンデム型のバックラ イトを構成する導光体の概略構成を示す断面 図である。 導光体内を伝播する光の進行方向を模 式的に示した図である。 導光体内を伝播する光の進行方向を模 式的に示した図である。

符号の説明

  1・21  液晶表示装置
  2・22  バックライト(照明装置)
  3・23  液晶表示パネル
  4・24  基板
  5  光源(LED、冷陰極管)
  25(25L・25R)  光源(LED)
  6・26  反射シート
  7・17・27  導光体
  7a・27a (導光体の)発光面
  7b・17b 発光部
  7c 導光部
  7e・27e 端面
  8・28  拡散板
  9・29  光学シート
 10・30  透明板
 11・31  光量調整部
 12・32  導光体ユニット

 〔実施の形態1〕
 本発明の第1の実施形態について図1~図4に基 づいて説明すると以下の通りである。なお、 本発明はこれに限定されるものではない。

 本実施の形態では、液晶表示装置のバッ ライトとして使用される照明装置について 明する。

 図1は、本実施の形態にかかる液晶表示装 置1の概略構成を示す断面図である。液晶表 装置1は、バックライト2(照明装置)と、バッ ライト2に対向配置される液晶表示パネル3 を備えている。

 液晶表示パネル3は、従来の液晶表示装置 に使用される一般的な液晶表示パネルと同様 であり、図示はしないが、例えば、複数のTFT (薄膜トランジスタ)が形成されたアクティブ トリクス基板と、それに対向するCF基板と 備え、これらの基板の間に液晶層がシール により封入された構成を有している。

 液晶表示装置1に備えられたバックライト 2の構成について以下に詳しく説明する。

 バックライト2は、液晶表示パネル3の背 (表示面とは反対の側)に配置されている。図 1に示すように、バックライト2は、基板4、光 源5、反射シート6、導光体7、拡散板8、光学 ート9、透明板10、光量調整部11を備えている 。なお、バックライト2を構成する導光体は 少なくとも2つ以上で構成される。本実施の 態では、説明の便宜上、一方の導光体7と他 方の導光体17とを例に挙げて説明する。また 特に断わらない限り、両導光体7,17の代表と して、一方の導光体7を例に挙げて説明する

 光源5は、例えば、サイド発光タイプの発 光ダイオード(LED)、または冷陰極管(CCFL)等で る。以下では、光源5として、LEDを例に挙げ て説明する。光源5として、R、G、Bのチップ 1つのパッケージにモールドされているサイ 発光タイプのLEDを用いることによって、色 現範囲の広い照明装置を得る事が可能とな 。なお、光源5は、基板4上に配置されてい 。

 導光体7は、光源5から出射された光を発 面7aから面発光させるものである。発光面7a 、照射対象に対して光を照射するための面 ある。本実施の形態では、導光体7は、図1 示すように、タンデム構造になっている。 なわち、導光体7は、発光面7aを有する発光 7bと、該発光部7bへ光源5からの光を導く導光 部7cとを有し、少なくとも発光部7bと導光部7c との接続部分において、互いの厚さが異なっ ているとともに、導光体7の導光部7cに他方の 導光体17の発光部17bが乗り上げるように配置 れている。これにより、複数の導光体7,17, で面一状の発光面(バックライト2全体の発光 面;発光領域)が形成される。なお、符号7eは 光源5から遠い方の端面を示す。

 図2は、図1に示す液晶表示装置1に備えら た導光体ユニット12の概略構成を示す斜視 である。導光体ユニット12は、光源5から出 された光を拡散させて面発光させるもので り、光源5、基板4(図1参照)、反射シート6、 光体7により構成される。図2に示すように、 光源5から出射された光は、導光体7の導光部7 cに入射し、導光部7c内を伝播して発光部7bに 達する。図示はしていないが、導光体7の発 光部7bの表面(発光面7a)、若しくは裏面には、 導光してきた光を前面に出射させるための加 工や処理が施されており、光は、導光体7の 光面7aから液晶表示パネル3側へ出射される 導光体7の発光部7bに施される具体的な加工 法や処理方法は、例えば、プリズム加工、 ボ加工、印刷処理などが挙げられるが、特 限定されず、適宜公知の方法が用いられる

 また、導光体7は、主に、ポリカーボネー ト(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の 明樹脂によって構成されているが、特に限 されず、光の透過率が高い材質であること 好ましい。また、導光体7は、例えば射出成 や押出成型、熱プレス成型、切削加工等に って成形することができる。ただし、これ 成形方法には限定されず、同様の特性が発 される加工方法であればよい。

 反射シート6は、導光体7の裏面(発光面7a の対向面)と接するように設けられている。 射シート6は、光を反射し、発光面7aからよ 多くの光を出射させるものである。本実施 形態では、導光体7が複数設けられているた め、各導光体7,17,…毎に反射シート6が設けら れている。

 拡散板8は、各導光体7,17,…の発光面7aに り形成される面一状の発光面(発光領域)の全 体を覆うように、発光面7aに対向配置される 拡散板8は、導光体7の発光面7aから出射した 光を拡散させて、後述の光学シート9に照射 る。本実施の形態では、拡散板8として、厚 2.0mmの住友化学(株)製「スミペックスE RMA10 を使用した。また、拡散板8は発光面7aから 定の距離をもって配置されてもよく、上記 定の距離は、例えば3.0mmに設定される。

 光学シート9は、導光体7の前面側に重ね 配置された複数のシートによって構成され 導光体7の発光面7aから出射された光を均一 するとともに集光して、液晶表示パネル3へ 射するものである。すなわち、光学シート9 は、光を集光しつつ散乱させる拡散シートや 、光を集光して正面方向(液晶表示パネル方 )の輝度を向上させるレンズシートや、光の 方の偏光成分を反射して他方の偏光成分を 過することによって液晶表示装置1の輝度を 向上させる偏光反射シートなどを適用するこ とができる。これらは、液晶表示装置1の価 や性能によって適宜組み合わせて使用する とが好ましい。なお、本実施の形態では、 例として、拡散シートに、きもと(株)製の「 ライトアップ250GM2」を、プリズムシートに、 住友スリーエム(株)製の「ThickRBEF」を、偏光 ートに、住友スリーエム(株)製の「DBEF-D400 等を使用した。

 透明板10は、導光体7と拡散板8との距離を 一定に保持する場合に使用され、光の拡散領 域を形成する。なお、透明板10は、ポリエチ ンフィルム等の透光性材料で形成される。 お、透明板10を省略して、導光体7と拡散板8 とが対向配置される構成であってもよい。

 光量調整部11は、自身に照射された光の を減少させて外部に出射するものである。 なわち、光量調整部11は、光の透過量を減少 させる機能を有し、例えば、半透過性材料に より構成されている。具体的には、例えば、 白色やグレー色のインクを印刷することによ って形成することができる。また、誘電体ミ ラーや、偏光反射シートや、コレステリック 液晶層のようなハーフミラーを塗布、貼り付 けて形成したものであってもよい。さらに、 高屈折率を有する樹脂が塗布されていてもよ い。これらに限らず、光量調整部11は、減光 る機能を有する部材であればよい。

 上述の各部材の構成により、光源5から出 射された光は、図2および図15に示すように、 散乱作用と反射作用を受けながら導光体7内 伝播し、発光面7aから出射し、拡散板8およ 光学シート9を通り液晶表示パネル3に到達す る。

 (輝度の均一性について)
 ここで、輝度が不均一となる原理について 下に説明する。

 図15を用いて上述したように、光源5から る臨界角で導光体7の導光部7c内に入射した は、導光部7c内で全反射を繰り返しながら 光部7bに到達し、発光部7bの裏面に設けられ 反射シート6に反射することにより、発光面 7aから出射される。このように、光源5から出 射された光の大半は、導光体7内で全反射を り返すため、光源5から遠くなるほど光量が 少することになる。

 しかしながら、光源5から出射された光の 一部は、図16に示すように、導光体7内で全反 射せずに、直接、光源5から遠い方の端面7eに 達する。このような光は、全反射による光量 の減衰が生じないため、発光面7aから出射さ た光よりも強度が強い。

 そして、タンデム構造の導光体では、図1 4に示すように、一方の導光体の発光部と、 の導光体に隣り合う他方の導光体の発光部 の境界には隙間が生じるため、光源から出 された光が、導光体の端面7eから直接外部に 出射される。そのため、この強度が強い光が 輝線となって現れ、全体としての輝度が不均 一となる。

 そこで、本実施の形態では、輝線の原因 なる、導光体の端面7eから出射された光の を減少させるために、光量調整部11が設けら れている。光量調整部11を配置する具体的な 置について、以下に説明する。

 (光量調整部11の構成について)
 図3は、図1に示す液晶表示装置1の一部分を 大した断面図である。光量調整部11は、図3 示すように、導光体17における、発光面7aと は異なる、光源5から遠い方の端面7eから出射 された光を受光するように、導光体7の発光 7bと導光体17の発光部17bとの間に形成される 域内に配置されている。なお、図3では、光 量調整部11が端面7eに接して配置されている 、これには限定されず、両発光部7b,17bの間 領域内における、端面7eから出射された光を 受光できる位置に配置されていればよい。

 これにより、光源5から直接、端面7eに到 し、端面7eから出射される光の量を減らす とができるため、端面7eから出射される光の 輝度を低減することができる。したがって、 輝線の発生を抑えることができるため、従来 の構成と比較して、輝度の均一性をより向上 させることができる。

 このように、本実施の形態のバックライ 2は、製造上の制約から必然的に形成される 領域(発光部7b,17b間に形成される隙間)を有効 利用することにより、輝度の均一化を図る とができるという特有の効果を奏するもの ある。

 また、光量調整部11は、発光部7b,17b間に み配置され、発光面7aと拡散板8との間の領 には配置されないため、バックライト2の薄 化を図ることができるという効果も奏する

 ここで、導光体7の発光部7bと導光体17の 光部17bとの間に形成される領域は、図3の紙 に対して垂直方向に形成されるため、光量 整部11は、図4に示すように、この領域に沿 て直線状に配置されていることが好ましい

 また、光量調整部11は、図3に示すように 各導光体の端面7eを覆うように、それぞれ 端面7eに接して配置されていることが好まし い。これにより、光源5から遠い方の端面7eか ら出射された光は、光量調整部11に確実に照 される。すなわち、端面7eから出射された が、光量調整部11を通らず、直接、外部に漏 れ出ることがない。したがって、輝線の原因 となる光の量を確実に減少させることができ るため、輝度の均一性をさらに向上させるこ とができる。

 また、導光体7の端面7eに処理を施すこと より、該端面7eが光量調整部11として機能す る構成であってもよい。具体的には、例えば 、端面7eに白色やグレー色のインクを塗布す 構成が挙げられる。この構成では、導光体7 とは別部材としての光量調整部が不要となる ため、バックライト2の小型化および軽量化 図ることができる。

 〔実施の形態2〕
 次に、本発明の第2の実施形態について図5~ 12に基づいて説明する。

 上述の実施の形態1では、タンデム型のバ ックライトについて説明したが、本実施の形 態では、複数の導光体を重なり合うことなく 同一平面上に並べて配置した構成のタイル式 のバックライトについて説明する。

 図5は、本実施の形態にかかる液晶表示装 置21の概略構成を示す断面図であり、図6は、 この液晶表示装置21の一部分を拡大した断面 である。液晶表示装置21は、バックライト22 (照明装置)と、バックライト22に対向配置さ る液晶表示パネル23とを備えている。液晶表 示パネル23は、実施の形態1の液晶表示パネル 3と同様の構成である。

 次に、液晶表示装置21に備えられたバッ ライト22の構成について以下に説明する。

 バックライト22は、液晶表示パネル23の背 後(表示面とは反対の側)に配置されている。 5に示すように、バックライト22は、基板24 光源25、反射シート26、導光体27、拡散板28、 光学シート29、透明板30、光量調整部31を備え ている。

 光源25は、例えば、サイド発光タイプの 光ダイオード(LED)等の点状の光源である。以 下では、光源25として、LEDを例に挙げて説明 る。光源25として、R、G、Bのチップが1つの ッケージにモールドされているサイド発光 イプのLEDを用いることによって、色再現範 の広い照明装置を得る事が可能となる。な 、光源25は、基板24上に配置されている。

 導光体27は、光源25から出射された光を発 光面27aから面発光させるものである。発光面 27aは、照射対象に対して光を照射するための 面である。

 他の構成部材については、実施の形態1に おけるバックライト2と略同様の構成である め、その説明を省略する。

 本実施の形態において、バックライト22 構成する導光体27は、少なくとも2つ以上で 成される。つまり、バックライト22は、導光 体27と光源25とを組み合わせて形成された導 体ユニット32を同一平面上に複数個並べて構 成されている。

 また、図5及び図6に示すように、本実施 形態のバックライト22では、各導光体ユニッ ト32同士が、互いに重ならないように同一平 上に並んで配置されていることで、複数の 光体27,27,…の各発光面27aで面一状の発光面( バックライト22全体の発光面;発光領域)が形 される。

 また、図7には、バックライト22の平面構 を模式的に示す。図7に示すように、バック ライト22は、2個の光源25L・25R(対をなす光源) 有する導光体ユニット32が、縦横に複数個 列して配置されている。このように、本実 の形態のバックライト22は、複数個の導光体 ユニット32がタイルを敷き詰めるように並ん 配置されているため、タイル式のバックラ トと呼ばれる。

 また、図8には、バックライト22の他の構 例を示す。図7に示すバックライト22を構成 る導光体ユニット32では、2個の光源25L・25R 、長方形状の導光体の対向する2辺の中央部 付近に配置されているのに対し、図8に示す ックライト22を構成する導光体ユニット32で 、2個の光源25L・25Rが、長方形状の導光体の 角部分に対角線上に配置されている。

 図9には、バックライト22に含まれる一つ 導光体ユニット32の構成を示す。図9(a)は、 光体ユニット32を液晶表示パネル23側から見 た場合(これを上面側とする)の平面図(上面図 )である。図9(b)は、導光体ユニット32を図9(a) は反対の側から見た場合の平面図(下面図) ある。図9(c)は、図9(a)に示す導光体ユニット 32のA-A断面図である。

 図9に示す導光体ユニット32は、2個の光源 25L・25Rと、光源からの光を面発光させる導光 体27とを有している。各光源25L・25Rは、それ れ導光体27の内部に設けられた空洞状の凹 27f内に収められ、互いに対向するように配 されている。なお、各光源25L・25Rは基板24の 上に載せられている。そして、図9に示すよ に、各光源25L・25Rからの光の出射方向(実線 矢印と破線の矢印)が、一方の光源からの光 が他方の光源に向かって照射されるように、 各光源25L・25Rからの光の出射方向が設定され ている。

 このように、導光体ユニット32において 、対向する2個の点状光源がお互いの照射で ない領域を補うように配置されている。

 図10には、導光体ユニット32に設けられた 各光源24L・25Rからの光の進行方向を模式的に 示す。図10(a)に、上面から見て導光体ユニッ の左側に設けられた光源25Lの光の進行方向 示し、図10(b)に、上面から見て導光体ユニ トの右側に設けられた光源25Rの光の進行方 を示す。

 図10に示すように、光源25Lおよび光源25R 、それぞれの光源からの光が導光体27の内部 に入射するように向かい合って配置すること で、各光源による発光領域を重ね合わせて導 光体27の発光面27a全域から発光を得ることが きる。本実施の形態では、このような導光 ユニット32を複数個並べて配置することに り、暗部のない大型のバックライトを得る とができる。

 以上のように、光源25から出射された光 、図5に示すように、散乱作用と反射作用を けながら導光体27内を伝播し、発光面27aか 出射し、拡散板28および光学シート29を通り 晶表示パネル23に到達する。

 (輝度の均一性について)
 ここで、タンデム型のバックライトの場合 同様に、タイル式のバックライトにおいて 、隣り合う2つの導体同士の間に隙間が生じ ることが原因で輝線が発生し、輝度の均一性 が損なわれるという問題が発生する。このよ うに、輝度が不均一となる原理について以下 に説明する。

 光源25から出射された光は、図15を用いて 説明したのと同様に、導光体27内で全反射を り返しながら、発光面27aから出射される。 かしながら、光源25から出射された光の一 は、図14に示す場合と同様に、導光体27内で 反射せずに、直接、光源25から遠い方の端 27e(図9(c)参照)に達する。このような光は、 反射による光量の減衰が生じないため、発 面27aから出射された光よりも強度が強い。

 仮に、図11に示すように、一方の導光体( 中左側)と、その導光体に隣り合う他方の導 光体(図中右側)とが、隙間なく並べられてい 場合には、一方の導光体の端面27eからもれ た光は、他方の導光体の端面27eへ入射し、 の他方の導光体の内部を全反射して発光面2 7aから出射するため、輝線は発生しない。

 しかしながら、実使用においては、図12 示すように、一方の導光体と、その導光体 隣り合う他方の導光体との境界には隙間が じるため、光源から出射された光が、導光 の端面27eから直接外部に出射される。その め、この強度が強い光が輝線となって現れ 全体としての輝度が不均一となる。

 そこで、本実施の形態において、実施の 態1におけるバックライト2の構成と同様、 5及び6に示すように、導光体の端面27eから出 射された光の量を減少させるために、光量調 整部31が、導光体27・27同士の間に配置されて いる。

 光量調整部31を配置する具体的な位置に いては、実施の形態1におけるバックライト2 の構成と同様である。すなわち、光量調整部 31は、各導光体27の端面27eを覆うように、そ ぞれ、端面27eに接して配置されていてもよ 。また、導光体27の端面27eに白色やグレー色 のインクを塗布することにより光量調整部31 構成してもよい。

 なお、上述した、実施の形態1及び2に示 た各構成において、光量調整部11・31は、光 透過量を減少させる機能に加えて、照射さ た光を反射する機能を有することが好まし 。これにより、光量調整部11・31に照射され る光の量を減少させるとともに、光量調整部 11・31に照射された光を反射することができ ため、より多くの光を拡散させることがで る。したがって、輝度の均一性をさらに向 させることができる。

 以上のように、実施の形態1及び2の液晶 示装置1・21は、上述したようなバックライ 2・22を備えていることで、液晶表示パネル3 23に対してより均一な光を照射することが きるため、表示品位を向上させることがで る。

 また、本発明の照明装置は、発光面積が きくなった場合にも輝度均一性に優れてい ため、特に大画面を有する液晶表示装置の ックライトとして使用することが好ましい 、これに限定はされず、あらゆる液晶表示 置のバックライトとして使用することがで る。

 本発明の照明装置は、以上のように、光 透過量を減少させる光量調整部が、上記各 光体同士の間に配置されている構成である

 上記の構成によれば、輝度の均一性をよ 向上させることのできる照明装置を実現す ことができるという効果を奏する。

 また、本発明の液晶表示装置は、以上の うに、本発明の照明装置をバックライトと て備えている構成である。

 上記の構成によれば、液晶表示パネルに してより均一な光を照射することができる め、表示品位を向上させることができると う効果を奏する。

 発明の詳細な説明の項においてなされた 体的な実施形態または実施例は、あくまで 、本発明の技術内容を明らかにするもので って、そのような具体例にのみ限定して狭 に解釈されるべきものではなく、本発明の 神と次に記載する請求の範囲内において、 ろいろと変更して実施することができるも である。

 本発明の照明装置は、液晶表示装置のバ クライトとして利用できる。本発明の照明 置は、特に、大型の液晶表示装置のバック イトとして好適に利用できる。