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Patent Searching and Data


Title:
LIQUID CRYSTAL DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/090722
Kind Code:
A1
Abstract:
A liquid crystal panel module of a liquid crystal display device includes a liquid crystal display panel inside a metal frame on its front side and also includes an EEFL backlight on the rear side. A metal chassis is placed on the metal frame, at its center, on the rear side of the liquid crystal panel module. On the metal chassis is installed a power source circuit board and a video signal processing board. An inverter board is placed near one side of the metal frame on the rear face. The power source circuit board includes a noise filter, an active filter, and an insulation transformer. The inverter board includes a step-up transformer.

Inventors:
KUMAMOTO YASUHIRO
UNO TAKASHI
Application Number:
PCT/JP2007/075310
Publication Date:
July 31, 2008
Filing Date:
December 28, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MATSUSHITA ELECTRIC IND CO LTD (JP)
KUMAMOTO YASUHIRO
UNO TAKASHI
International Classes:
H05B41/24; G02F1/133
Foreign References:
JP2006339813A2006-12-14
JP2001357991A2001-12-26
JP2005026154A2005-01-27
JPH09283286A1997-10-31
JPH11113269A1999-04-23
JP2002359092A2002-12-13
JP2005123008A2005-05-12
JP2006339813A2006-12-14
JP2001357991A2001-12-26
JP2005026154A2005-01-27
Other References:
See also references of EP 2120513A4
Attorney, Agent or Firm:
FUKUSHIMA, Yoshito (4-1 Hiroshiba-cho, Suita-shi, Osaka 52, JP)
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Claims:
液晶表示パネルおよびバックライトを含む液晶パネルモジュールと、
 外部電源から電源ラインを介して外部電圧を受ける第1の回路基板と、
 前記液晶表示パネルに接続される第2の回路基板と、
 前記バックライトに接続される第1および第2の出力端子を有する第3の回路基板と、
 前記外部電圧を整流する整流回路と、
 前記整流回路により整流された電圧をスイッチング動作により平滑化する平滑回路と、
 前記平滑回路により平滑化された電圧を第1の内部電圧に変換する第1のトランスと、
 前記第1の内部電圧をその第1の内部電圧よりも低い第2の内部電圧に変換する電圧変換器と、
 前記第1のトランスにより得られる第1の内部電圧または前記平滑回路により平滑化された電圧をスイッチングするスイッチング回路と、
 前記スイッチング回路の出力電圧を第1および第2の駆動電圧に変換して前記第1および第2の出力端子から出力する第2のトランスと、
 前記第2の回路基板に設けられ、前記第2の内部電圧により動作して前記液晶表示パネルに映像を表示させるパネル駆動回路とを備え、
 前記第1および第2の出力端子は第1および第2の導線を介して前記バックライトにそれぞれ接続され、
 前記整流回路および前記電圧変換器は前記第1の回路基板に設けられ、前記スイッチング回路および前記第2のトランスは前記第3の回路基板に設けられ、前記平滑回路および前記第1のトランスは前記第1の回路基板および前記第3の回路基板の一方に設けられる、液晶表示装置。
前記液晶パネルモジュールは少なくとも背面側に導電性フレームを有し、
 前記導電性フレームの背面側に導電性シャーシが配置され、
 前記第1の回路基板および前記第2の回路基板は前記導電性シャーシ上に配置され、
 前記第3の回路基板は前記導電性フレームの背面側で前記導電性シャーシと異なる位置に配置され、
 前記導電性シャーシは前記導電性フレームに接続され、前記第1の回路基板の接地端子および前記第2の回路基板の接地端子は前記導電性シャーシに接続され、前記第3の回路基板の接地端子は前記導電性フレームに接続される、請求項1記載の液晶表示装置。
前記電源ラインのノイズを除去するノイズ除去回路をさらに備え、前記ノイズ除去回路は前記第1の回路基板に設けられる、請求項1記載の液晶表示装置。
前記ノイズ除去回路は、前記電源ラインと前記第1の回路基板の接地端子との間に接続される容量を有するノイズフィルタを含む、請求項3記載の液晶表示装置。
前記平滑回路はアクティブフィルタを含む、請求項1記載の液晶表示装置。
前記平滑回路および前記第1のトランスは前記第1の回路基板に設けられ、
 前記スイッチング回路は、前記第1のトランスにより得られる第1の内部電圧をスイッチングする、請求項1記載の液晶表示装置。
前記平滑回路および前記第1のトランスは前記第3の回路基板に設けられ、
 前記スイッチング回路は、前記第1のトランスにより得られる第1の内部電圧をスイッチングする、請求項1記載の液晶表示装置。
前記第1のトランスは前記第1の回路基板に設けられ、前記平滑回路は前記第3の回路基板に設けられ、
 前記スイッチング回路は、前記平滑回路により平滑化された電圧をスイッチングする、請求項1記載の液晶表示装置。
前記第1および前記第2の導線は前記導電性フレームの表面に沿って配置され、前記第2の導線の長さは前記第1の導線の長さよりも長く、前記第1の導線と前記導電性フレームとの間に形成される容量値が前記第2の導線と前記導電性フレームとの間に形成される容量値と等しくなるように前記第2の導線と前記導電性フレームとの間の距離が前記第1の導線と前記導電性フレームとの間の距離よりも大きく設定される、請求項1記載の液晶表示装置。
前記第1および前記第2の導線は前記導電性フレームの表面に沿って配置され、前記第2の導線の長さは前記第1の導線の長さよりも長く、前記第1の導線と前記導電性フレームとの間に形成される容量値が前記第2の導線と前記導電性フレームとの間に形成される容量値と等しくなるように前記第1の出力端子と前記導電性フレームとの間および前記第2の出力端子と前記導電性フレームとの間にそれぞれ第1および第2の容量成分が接続される、請求項1記載の液晶表示装置。
前記バックライトは、第1および第2の外部電極を有する複数の蛍光ランプを含み、前記複数の蛍光ランプの前記第1の外部電極は前記第1の導線を介して前記第1の出力端子に接続され、前記複数の蛍光ランプの前記第2の外部電極は前記第2の導線を介して前記第2の出力端子に接続される、請求項1記載の液晶表示装置。
Description:
液晶表示装置

 本発明は、液晶表示パネルおよびバック イトを含む液晶表示装置に関する。

 液晶表示装置に用いられる液晶パネルモ ュールはバックライトを備える(例えば特許 文献1参照)。液晶パネルモジュールのバック イト用の光源としては、一般に、複数の冷 極蛍光ランプ(以下、CCFLと呼ぶ)または複数 外部電極蛍光ランプ(以下、EEFLと呼ぶ)が用 られる。以下、複数のCCFLを用いたバックラ イトをCCFLバックライトと呼び、複数のEEFLを いたバックライトをEEFLバックライトと呼ぶ 。

 図11は一般的なCCFLバックライトの構成を す模式図である。

 図11に示すように、CCFLバックライト500は 平行に配列された複数のCCFL50を含む。各CCFL 50内の両端部に内部電極が設けられる。複数 CCFL50の一端は、それぞれバラストコンデン CBを介して昇圧トランス40に接続される。複 数のCCFL50の他端は接地される。バラストコン デンサCBは安定器の働きを行う。

 このように、図11のCCFLバックライト500で 、各CCFL50にバラストコンデンサCBおよび昇 トランス40が必要であるため、部品点数が多 く、合計の部品コストが高くなる。

 図12は一般的なEEFLバックライトの構成を す模式図である。

 図12に示すように、EEFLバックライト600は 平行に配置された複数のEEFL60を含む。各EEFL 60の両端部上には外部電極が設けられる。複 のEEFL60の一方の外部電極63Aは共通の昇圧ト ンス70aに接続され、複数のEEFL60の他方の外 電極63Bは共通の昇圧トランス70bに接続され 。複数の外部電極63Aは金属からなるランプ 定板により一体的に保持され、複数の外部 極63Bも金属からなるランプ固定板により一 的に保持される(例えば特許文献2参照)。

 EEFL60の外部電極63A,63Bは、安定器の役割を果 たすため、EEFL60の両端部にそれぞれ共通の昇 圧トランス70a,70bを接続することができる。 のため、部品点数が少なくなる。その反面 外部電極を有するEEFL60の点灯電圧は内部電 を有するCCFL50の点灯電圧に比べて高い。そ ため、複数のEEFL60の両端部に差動動作する 圧トランス70a,70bがそれぞれ接続される。し しながら、EEFLバックライト600を用いた場合 には、CCFLバックライト500を用いた場合に比 て合計の部品点数が少なく、合計の部品コ トが低減される。

特開2000-162593号公報

特開2004-247277号公報

 図13は従来の液晶表示装置の背面の回路 板の配置の一例を示す模式図、図14は従来の 液晶表示装置の回路構成の一例を示すブロッ ク図である。

 図13に示すように、液晶表示装置100Aは、 晶パネルモジュール100を有する。液晶パネ モジュール100は、金属フレーム700内の前面 に液晶表示パネル(図示せず)を含み、背面 に後述するEEFLバックライト600(図14参照)を含 む。金属フレーム700は、液晶パネルモジュー ル100の剛性を高めるため、およびEEFLバック イト6を安定かつ容易に点灯させるために用 られる。液晶パネルモジュール100の金属フ ーム700の背面上に金属シャーシ200が設けら る。金属シャーシ200上には、電源回路基板3 00および映像信号処理基板400が取り付けられ 。金属シャーシ200上の電源回路基板300およ 映像信号処理基板400は、電源配線および信 配線が複雑にならないように液晶パネルモ ュール100の背面の中央部に配置される。金 フレーム700上の両側辺の近くにインバータ 基板501およびインバータ副基板502が配置さ る。

 なお、図13においては、後述する図14に示 される回路素子のうち電源回路基板300に含ま れるノイズフィルタ310、アクティブフィルタ 330および絶縁トランス340、インバータ主基板 501に含まれる昇圧トランス531ならびにインバ ータ副基板502に含まれる昇圧トランス532のみ が示され、他の回路素子の図示が省略されて いる。

 インバータ主基板501の昇圧トランス531は ンプリード810を介して液晶パネルモジュー 100のEEFLバックライト600(図14)に接続され、 ンバータ副基板502の昇圧トランス532はラン リード820を介して液晶パネルモジュール100 EEFLバックライト600(図14)に接続される。ラン プリード810,820は同じ長さを有する。

 図14に示すように、電源回路基板300は、 イズフィルタ310、整流回路320、アクティブ ィルタ330、絶縁トランス340およびDC-DC(直流- 流)コンバータ350を含む。

 ノイズフィルタ310は、コネクタCN310を介 て100Vの交流電源に接続される。ノイズフィ タ310には、整流回路320、アクティブフィル 330および絶縁トランス340が順に接続される 絶縁トランス340の二次側の接地端子および 力端子は、コネクタCN320を介してそれぞれ 地ラインL0および電源ラインL1に接続される 接地ラインL0には接地電位GNDが与えられ、 源ラインL1には電源電圧V0が与えられる。

 DC-DCコンバータ350の接地端子および入力 子は、絶縁トランス340の接地端子および出 端子にそれぞれ接続される。DC-DCコンバータ 350の出力端子は、コネクタCN320を介して電源 インL2に接続される。また、絶縁トランス34 0の接地端子およびDC-DCコンバータ350の接地端 子は、金属シャーシ200に接続される。電源ラ インL2には電源電圧Vcが与えられる。

 映像信号処理基板400は、映像信号処理回 410およびバックライト制御量処理回路420を む。

 映像信号処理回路410の接地端子およびバ クライト制御量処理回路420の接地端子は、 ネクタCN410を介して接地ラインL0に接続され るとともに、金属シャーシ200に接続される。 映像信号処理回路410の電源端子はコネクタCN4 10を介して電源ラインL2に接続される。バッ ライト制御量処理回路420の出力端子は、コ クタCN410を介して信号ラインL3に接続される 信号ラインL3には、バックライト制御量DIM 与えられる。バックライト制御量DIMは、ラ プ電流設定値およびPWM(パルス幅変調)調光設 定値を含む。

 インバータ主基板501は、駆動IC(集積回路) 510、スイッチング回路521、昇圧トランス531お よび電流調整用の共振コンデンサ550を含む。

 駆動IC510の接地端子、スイッチング回路52 1の接地端子および昇圧トランス531の二次側 接地端子は、コネクタCN510を介して接地ライ ンL0に接続されるとともに、液晶パネルモジ ール100の金属フレーム700に接続される。金 フレーム700は、金属シャーシ200に接続され 。

 駆動IC510の電源端子および入力端子は、 ネクタCN510を介して電源ラインL2および信号 インL3にそれぞれ接続される。駆動IC510の出 力端子には駆動パルス(矩形信号)Ptが出力さ る。スイッチング回路521の電源端子は、コ クタCN510を介して電源ラインL1に接続される スイッチング回路521の制御端子は、駆動IC51 0の出力端子に接続される。

 昇圧トランス531の一次側の一対の入力端 は、スイッチング回路521の一対の出力端子 接続される。昇圧トランス531の二次側の出 端子は、コネクタCN520を介してランプリー 810に接続される。共振コンデンサ550は、昇 トランス531の出力端子と接地端子との間に 続される。

 インバータ副基板502は、スイッチング回 522、昇圧トランス532および共振コンデンサ5 60を含む。

 スイッチング回路522の接地端子および昇 トランス532の二次側の接地端子は、コネク CN540および電力供給ケーブル900を介して接 ラインL0に接続されるとともに、液晶パネル モジュール100の金属フレーム700に接続される 。

 スイッチング回路522の電源端子は、コネ タCN540および電力供給ケーブル900を介して 源ラインL1に接続される。スイッチング回路 521の入力端子は、コネクタCN560およびインバ タ主基板501のコネクタCN530を介して駆動IC510 の出力端子に接続される。

 昇圧トランス532の一次側の一対の入力端 は、スイッチング回路522の一対の出力端子 接続される。昇圧トランス532の二次側の出 端子は、コネクタCN550を介してランプリー 820に接続される。共振コンデンサ560は、昇 トランス532の出力端子と接地端子との間に 続される。

 EEFLバックライト600は、複数のEEFL60を含む 。複数のEEFL60の一方の外部電極63Aはランプリ ード810に接続され、他方の外部電極63Bはラン プリード820に接続される。各EEFL60と金属フレ ーム700との間に寄生容量61が存在する。

 上記のように、液晶表示装置にEEFLバック ライト600を用いた場合には、CCFLバックライ 500を用いた場合に比べて部品点数が少なく る。しかしながら、液晶表示装置のさらな 低価格化を実現するために、部品点数をさ に削減することにより部品コストをさらに 減することが望まれる。

 本発明の目的は、部品点数の削減による らなる低価格化が可能な液晶表示装置を提 することである。

 (1)本発明の一局面に従う液晶表示装置は 液晶表示パネルおよびバックライトを含む 晶パネルモジュールと、外部電源から電源 インを介して外部電圧を受ける第1の回路基 板と、液晶表示パネルに接続される第2の回 基板と、バックライトに接続される第1およ 第2の出力端子を有する第3の回路基板と、 部電圧を整流する整流回路と、整流回路に り整流された電圧をスイッチング動作によ 平滑化する平滑回路と、平滑回路により平 化された電圧を第1の内部電圧に変換する第1 のトランスと、第1の内部電圧をその第1の内 電圧よりも低い第2の内部電圧に変換する電 圧変換器と、第1のトランスにより得られる 1の内部電圧または平滑回路により平滑化さ た電圧をスイッチングするスイッチング回 と、スイッチング回路の出力電圧を第1およ び第2の駆動電圧に変換して第1および第2の出 力端子から出力する第2のトランスと、第2の 路基板に設けられ、第2の内部電圧により動 作して液晶表示パネルに映像を表示させるパ ネル駆動回路とを備え、第1および第2の出力 子は第1および第2の導線を介してバックラ トにそれぞれ接続され、整流回路および電 変換器は第1の回路基板に設けられ、スイッ ング回路および第2のトランスは第3の回路 板に設けられ、平滑回路および第1のトラン は第1の回路基板および第3の回路基板の一 に設けられるものである。

 その液晶表示装置においては、第1の回路 基板に設けられる整流回路により外部電圧が 整流される。整流された電圧は、第1または 3の回路基板に設けられる平滑回路により平 化される。平滑化された電圧は、第1または 第3の回路基板に設けられる第1のトランスに り第1の内部電圧に変換される。また、第1 回路基板に設けられる電圧変換器により第1 内部電圧が第2の内部電圧に変換される。第 2の回路基板に設けられるパネル駆動回路が 2の内部電圧により動作して液晶表示パネル 映像を表示させる。

 また、第3の回路基板に設けられるスイッ チング回路により第1の内部電圧または平滑 された電圧がスイッチングされる。第3の回 基板に設けられる第2のトランスによりスイ ッチング回路の出力電圧が第1および第2の駆 電圧に変換され、第1および第2の出力端子 ら出力される。それにより、バックライト 駆動される。

 このように、スイッチング回路および第2 のトランスが共通の第3の回路基板に集約さ る。それにより、回路素子およびケーブル 削減される。それにより、部品点数の削減 よるさらなる低価格化が可能となる。

 (2)液晶パネルモジュールは少なくとも背 側に導電性フレームを有し、導電性フレー の背面側に導電性シャーシが配置され、第1 の回路基板および第2の回路基板は導電性シ ーシ上に配置され、第3の回路基板は導電性 レームの背面側で導電性シャーシと異なる 置に配置され、導電性シャーシは導電性フ ームに接続され、第1の回路基板の接地端子 および第2の回路基板の接地端子は導電性シ ーシに接続され、第3の回路基板の接地端子 導電性フレームに接続されてもよい。

 この場合、第1の回路基板の接地端子およ び第2の回路基板の接地端子は導電性シャー を介して導電性フレームに接続され、第3の 路基板の接地端子は導電性フレームに接続 れる。それにより、第3の回路基板の接地端 子は第1の回路基板および第2の回路基板の接 端子に直接は接続されない。したがって、 ックライトから第1の回路基板を通して第3 回路基板へ流れる漏洩電流およびバックラ トから第3の回路基板を通して第1の回路基板 へ流れる漏洩電流を低減することができる。

 (3)液晶表示装置は、電源ラインのノイズ 除去するノイズ除去回路をさらに備え、ノ ズ除去回路は第1の回路基板に設けられても よい。

 この場合、外部電圧に重畳されたノイズ より第1および第2の内部電圧が変動するこ が防止される。

 (4)ノイズ除去回路は、電源ラインと第1の 回路基板の接地端子との間に接続される容量 を有するノイズフィルタを含んでもよい。こ の場合、外部電圧に重畳されたノイズがノイ ズフィルタにより除去される。

 (5)平滑回路はアクティブフィルタを含ん もよい。この場合、整流回路により整流さ た電圧がアクティブフィルタのスイッチン 動作により平滑化される。

 (6)平滑回路および第1のトランスは第1の 路基板に設けられ、スイッチング回路は、 1のトランスにより得られる第1の内部電圧を スイッチングしてもよい。

 この場合、第2のトランスから出力される 第1および第2の駆動電圧がパルス幅変調され 。それにより、バックライトの輝度を制御 ることができる。

 (7)平滑回路および第1のトランスは第3の 路基板に設けられ、スイッチング回路は、 1のトランスにより得られる第1の内部電圧を スイッチングしてもよい。

 この場合、平滑回路により平滑化された 圧が第1のトランスにより第1の内部電圧に 換され、第1の内部電圧がスイッチング回路 よりスイッチングされ、スイッチングされ 電圧が第2のトランスにより第1および第2の 動電圧に変換される。

 ここで、第1のトランスは導電性シャーシ と異なる位置に配置される第3の回路基板に けられる。それにより、バックライトから 電性フレームへの漏洩電流は第1の回路基板 ほとんど流れずに第3の回路基板の第1のト ンスに流れる。したがって、漏洩電流によ ノイズが導電性シャーシを通して第2の回路 板のパネル駆動回路に与えられることが防 される。

 また、第3の回路基板は導電性シャーシに 直接接続されないので、導電性シャーシ上に 設けられる第3の回路基板の平滑回路および 1のトランスからのノイズが第1の回路基板の ノイズ除去回路に与えられることが防止され る。

 これらの結果、パネル駆動回路により液 表示パネルに表示される映像にノイズが現 ることが防止される。

 (8)第1のトランスは第1の回路基板に設け れ、平滑回路は第3の回路基板に設けられ、 イッチング回路は、平滑回路により平滑化 れた電圧をスイッチングしてもよい。

 この場合、平滑回路により平滑化された 圧がスイッチング回路によりスイッチング れ、スイッチングされた電圧が第2のトラン スにより第1および第2の駆動電圧に変換され 。それにより、バックライトから導電性フ ームへの漏洩電流は第1の回路基板にほとん ど流れずに第3の回路基板の第2のトランスに れる。したがって、漏洩電流によるノイズ 導電性シャーシを通して第2の回路基板のパ ネル駆動回路に与えられることが防止される 。

 また、第3の回路基板は導電性シャーシに 直接接続されないので、導電性シャーシ上に 設けられる第3の回路基板の平滑回路からの イズが第1の回路基板のノイズ除去回路に与 られることが防止される。

 これらの結果、パネル駆動回路により液 表示パネルに表示される映像にノイズが現 ることが防止される。

 また、平滑回路により平滑化された電圧 第2のトランスにより1段階で第1および第2の 駆動電圧に変換されるので、外部電圧から第 1および第2の駆動電圧への変換効率が高くな 。

 (9)第1および第2の導線は導電性フレーム 表面に沿って配置され、第2の導線の長さは 1の導線の長さよりも長く、第1の導線と導 性フレームとの間に形成される容量値が第2 導線と導電性フレームとの間に形成される 量値と等しくなるように第2の導線と導電性 フレームとの間の距離が第1の導線と導電性 レームとの間の距離よりも大きく設定され もよい。

 この場合、第1および第2の導線から導電 フレームに漏洩電流が与えられた場合でも 第1の導線の長さと第2の導線の長さとが異な ることによる漏洩電流の非対称性が改善され る。

 (10)第1および第2の導線は導電性フレーム 表面に沿って配置され、第2の導線の長さは 第1の導線の長さよりも長く、第1の導線と導 性フレームとの間に形成される容量値が第2 の導線と導電性フレームとの間に形成される 容量値と等しくなるように第1の出力端子と 電性フレームとの間および第2の出力端子と 電性フレームとの間にそれぞれ第1および第 2の容量成分が接続されてもよい。

 この場合、第1および第2の導線から導電 フレームに漏洩電流が与えられた場合でも 第1の導線の長さと第2の導線の長さとが異な ることによる漏洩電流の非対称性が改善され る。

 (11)バックライトは、第1および第2の外部 極を有する複数の蛍光ランプを含み、複数 蛍光ランプの第1の外部電極は第1の導線を して第1の出力端子に接続され、複数の蛍光 ンプの第2の外部電極は第2の導線を介して 2の出力端子に接続されてもよい。

 この場合、バックライトの複数の蛍光ラ プを共通の第2のトランスにより駆動するこ とができる。したがって、第3の回路基板に けられる部品点数をさらに削減することが きる。

 本発明によれば、第1および第2の駆動電 を出力するスイッチング回路および第2のト ンスが共通の第3の回路基板に集約される。 それにより、回路素子およびケーブルが削減 される。それにより、部品点数の削減による さらなる低価格化が可能となる。

図1は第1の実施の形態に係る液晶表示 置の背面の回路基板の配置を示す模式図 図2は第1の実施の形態に係る液晶表示 置の回路構成を示すブロック図 図3はランプリードの非対称性による課 題を説明するための図 図4はランプリードの非対称性に対する 対策を説明するための図 図5はランプ漏洩電流の影響を説明する ための図 図6はノイズフィルタへのランプ漏洩電 流の影響を説明するための図 図7は第2の実施の形態に係る液晶表示 置の背面の回路基板の配置を示す模式図 図8は第2の実施の形態に係る液晶表示 置の回路構成を示すブロック図 図9は第3の実施の形態に係る液晶表示 置の背面の回路基板の配置を示す模式図 図10は第3の実施の形態に係る液晶表示 装置の回路構成を示すブロック図 図11は一般的なCCFLバックライトの構成 を示す模式図 図12は一般的なEEFLバックライトの構成 を示す模式図 図13は従来の液晶表示装置の背面の回 基板の配置の一例を示す模式図 図14は従来の液晶表示装置の回路構成 一例を示すブロック図

 (1)第1の実施の形態
 (1-1)液晶表示装置の構成
 図1は第1の実施の形態に係る液晶表示装置 背面の回路基板の配置を示す模式図、図2は 1の実施の形態に係る液晶表示装置の回路構 成を示すブロック図である。

 図1に示すように、液晶表示装置1Aは、液 パネルモジュール1を有する。液晶パネルモ ジュール1は、金属フレーム7内の前面側に液 表示パネル1aを含み、背面側に後述するEEFL ックライト6(図2参照)を含む。金属フレーム 7は、液晶パネルモジュール1の剛性を高める め、およびEEFLバックライト6を安定かつ容 に点灯させるために用いられる。液晶パネ モジュール1の金属フレーム7の背面上に金属 シャーシ2が設けられる。金属シャーシ2上に 、電源回路基板3および映像信号処理基板4 取り付けられる。

 金属シャーシ2上の電源回路基板3および 像信号処理基板4は、電源配線および信号配 が複雑にならないように液晶パネルモジュ ル1の背面の中央部に配置される。すなわち 、電源回路基板3および映像信号処理基板4を 晶パネルモジュール1の背面の中央部に設け ることにより、電源回路基板3および映像信 処理基板4と液晶表示パネル1aとの間の配線 簡素化するとともに、液晶表示装置1Aの厚み を小さくすることが可能となる。また、電源 回路基板3および映像信号処理基板4を一体化 かつ接地導体を共通化するために、電源回 基板3および映像信号処理基板4は金属シャ シ2上に設けられる。

 金属フレーム7上の一方の側辺の近くにイ ンバータ基板5が配置される。上記の理由か 、インバータ基板5は液晶パネルモジュール1 の背面の中央部には配置されない。

 なお、図1においては、後述する図2に示 れる回路素子のうち電源回路基板3に含まれ ノイズフィルタ31、アクティブフィルタ33お よび絶縁トランス34、ならびにインバータ基 5に含まれる昇圧トランス53,54のみが示され 他の回路素子の図示が省略されている。

 インバータ基板5の昇圧トランス53は短尺 ランプリード81を介して液晶パネルモジュ ル1のEEFLバックライト6(図2)に接続され、イ バータ基板5の昇圧トランス54は長尺のラン リード82を介して液晶パネルモジュール1のEE FLバックライト6(図2)に接続される。

 図2に示すように、電源回路基板3は、ノ ズフィルタ31、整流回路32、アクティブフィ タ33、絶縁トランス34およびDC-DC(直流-直流) ンバータ35を含む。

 ノイズフィルタ31は、コネクタCN31を介し 100Vの交流電源に接続される。ノイズフィル タ31には、整流回路32、アクティブフィルタ33 および絶縁トランス34が順に接続される。絶 トランス34の二次側の接地端子および出力 子は、コネクタCN32を介してそれぞれ接地ラ ンL0および電源ラインL1に接続される。接地 ラインL0には接地電位GNDが与えられ、電源ラ ンL1には電源電圧V0が与えられる。電源電圧 V0は、たとえば数十V~数百Vである。

 DC-DCコンバータ35の接地端子および入力端 子は、絶縁トランス34の接地端子および出力 子にそれぞれ接続される。DC-DCコンバータ35 の出力端子は、コネクタCN32を介して電源ラ ンL2に接続される。また、絶縁トランス34の 地端子およびDC-DCコンバータ35の接地端子は 、金属シャーシ2に接続される。電源ラインL2 には電源電圧Vcが与えられる。電源電圧Vcは えば3.3Vである。

 映像信号処理基板4は、映像信号処理回路 41およびバックライト制御量処理回路42を含 。

 映像信号処理回路41の接地端子およびバ クライト制御量処理回路42の接地端子は、コ ネクタCN41を介して接地ラインL0に接続される とともに、金属シャーシ2に接続される。映 信号処理回路41の電源端子はコネクタCN41を して電源ラインL2に接続される。バックライ ト制御量処理回路42の出力端子は、コネクタC N41を介して信号ラインL3に接続される。信号 インL3には、バックライト制御量DIMが与え れる。バックライト制御量DIMは、ランプ電 設定値およびPWM(パルス幅変調)調光設定値を 含む。映像信号処理回路41は、液晶パネルモ ュール1の液晶表示パネル1aの画面上に映像 表示させる。

 インバータ基板5は、駆動IC(集積回路)51、 スイッチング回路52、昇圧トランス53,54およ 電流調整用の共振コンデンサ55,56を含む。

 駆動IC51の接地端子、スイッチング回路52 接地端子および昇圧トランス53,54の二次側 接地端子は、コネクタCN51を介して接地ライ L0に接続されるとともに、液晶パネルモジ ール1の金属フレーム7に接続される。金属フ レーム7は、金属シャーシ2に接続される。

 駆動IC51の電源端子および入力端子は、コ ネクタCN51を介して電源ラインL2および信号ラ インL3にそれぞれ接続される。駆動IC51の出力 端子には駆動パルス(矩形信号)Ptが出力され 。スイッチング回路52の電源端子は、コネク タCN51を介して電源ラインL1に接続される。ス イッチング回路52の制御端子は、駆動IC51の出 力端子に接続される。

 昇圧トランス53の一次側の一対の入力端 は、スイッチング回路52の一対の出力端子に 接続される。昇圧トランス53の二次側の出力 子は、コネクタCN52を介して短尺のランプリ ード81に接続される。共振コンデンサ55は、 圧トランス53の出力端子と接地端子との間に 接続される。昇圧トランス54の一次側の一対 入力端子は、スイッチング回路52の一対の 力端子に接続される。昇圧トランス54の二次 側の出力端子は、コネクタCN53を介して長尺 ランプリード82に接続される。共振コンデン サ56は、昇圧トランス54の出力端子と接地端 との間に接続される。

 EEFLバックライト6は、複数のEEFL60を含む 複数のEEFL60の一方の外部電極63Aはランプリ ド81に接続され、他方の外部電極63Bはランプ リード82に接続される。各EEFL60と金属フレー 7との間に寄生容量61が存在する。

 インバータ基板5の駆動IC51は、映像信号 理基板4のバックライト制御量処理回路42か 与えられるバックライト制御量DIMに基づい 駆動パルスPtによりスイッチング回路52を制 する。スイッチング回路52は、駆動パルスPt に基づいて接地ラインL0および電源ラインL1 ら供給される電力をスイッチングし、一対 出力端子に互いに逆位相の電圧を出力する 昇圧トランス53,54は、スイッチング回路52の 対の出力端子から出力される逆位相の電圧 昇圧し、昇圧された電圧をそれぞれ第1およ び第2の駆動電圧として短尺および長尺のラ プリード81,82に出力する。それにより、EEFL ックライト6の複数のEEFL60が駆動される。

 (1-2)インバータ基板の集約による効果
 本実施の形態に係る液晶表示装置1Aでは、 13および図14の液晶表示装置におけるインバ タ主基板501およびインバータ副基板502が共 のインバータ基板5に集約される。この場合 、インバータ基板5は、図14の2つのスイッチ グ回路521,522の代わりに1つのスイッチング回 路52を含む。また、図14のインバータ副基板50 2に電力を供給するための電力供給ケーブル90 0が不要となる。さらに、図14の駆動IC510から ンバータ副基板502のスイッチング回路522に 動パルスPtを供給するためのケーブルおよ コネクタCN530,CN560が不要となる。

 (1-3)インバータ基板の集約による課題およ 対策
 一方、インバータ基板5の昇圧トランス53,54 EEFLバックライト6とを接続するランプリー 81,82の長さが非対称となる。それにより、ラ ンプリード81,82の非対称性による課題が生じ 。

 ここで、ランプリード81,82の非対称性に る課題およびその対策について説明する。

 図3はランプリード81,82の非対称性による 題を説明するための図、図4はランプリード 81,82の非対称性に対する対策を説明するため 図である。

 図3に示すように、EEFLバックライト6のEEFL 60の外部電極63Aとインバータ基板5の昇圧トラ ンス53とは短尺のランプリード81により接続 れ、EEFL60の外部電極63Bとインバータ基板5の 圧トランス54とは長尺のランプリード82によ り接続される。

 短尺のランプリード81と金属フレーム7と 間には寄生容量がほとんど存在しない。そ より、短尺のランプリード81から金属フレ ム7に漏洩電流はほとんど流れない。この場 、EEFL60の外部電極63Aに供給されるランプ電 I(R’)は昇圧トランス53からの出力電流I(R)と ほぼ等しい。

 一方、長尺のランプリード82は金属フレ ム7の表面に沿って設けられる。そのため、 ンプリード82と金属フレーム7との間に寄生 量62が存在する。それにより、長尺のラン リード82から寄生容量62を通して金属フレー 7にEEFL60の点灯に寄与しない漏洩電流が流れ る。この場合、EEFL60の外部電極63Bに供給され るランプ電流I(L’)は昇圧トランス54からの出 力電流I(L)よりも小さくなる。

 このように、EEFL60の外部電極63A,63Bに供給 されるランプ電流ランプ電流I(R’),I(L’)の大 きさが非対称となる。その結果、EEFL60の輝度 が低下する。そこで、以下の方法で、ランプ 電流I(R’),I(L’)の非対称性を改善する。

 第1の方法として、図4に示すように、導 体である金属フレーム7上に厚みを有する絶 体8が配置され、絶縁体8上に長尺のランプ ード82が配置される。ランプリード82は、テ プ9により絶縁体8に固定される。あるいは 長尺のランプリード82が金属フレーム7の表 から一定間隔離間された状態で金属フレー 7上に取り付けられてもよい。一方、短尺の ンプリード81は、金属フレーム7上に絶縁体 介さずに配置され、または絶縁体8よりも厚 みの小さい絶縁体を介して配置される。

 これにより、長尺のランプリード82と金 フレーム7との間の寄生容量が低減される。 の結果、長尺のランプリード82から金属フ ーム7への漏洩電流が低減され、ランプ電流I (R’),I(L’)の非対称性が改善される。

 第2の方法として、昇圧トランス54の出力 流I(L)が昇圧トランス53の出力電流I(R)よりも 大きくなるように図2の共振コンデンサ55,56の 容量値が設定される。すなわち、共振コンデ ンサ55,56の容量値は、昇圧トランス53の出力 流I(R)、外部電極63Aのランプ電流I(R’)、昇圧 トランス54の出力電流I(L)および外部電極63Bの ランプ電流I(L’)が次の関係を満たすように 定される。

 I(L)>I(L’)=I(R)=I(R’)
 これにより、ランプ電流I(R’),I(L’)の非対 性が補正される。なお、インバータ基板5の 昇圧トランス53,54の出力端子と接地端子との に共振コンデンサ53,54と別のコンデンサを 続することによりランプ電流I(R’),I(L’)の 対称性を補正してもよい。

 (1-4)第1の実施の形態の効果
 本実施の形態に係る液晶表示装置1Aでは、 記のように、図13および図14の液晶表示装置1 00Aにおけるインバータ主基板501およびインバ ータ副基板502が共通のインバータ基板5に集 され、インバータ基板5は1つのスイッチング 回路52を含む。また、図14のインバータ副基 502に電力を供給するための電力供給ケーブ 900が不要となる。さらに、図14の駆動IC510か インバータ副基板502のスイッチング回路522 駆動パルスPtを供給するためのケーブルお びコネクタCN530,CN560が不要となる。このよう に、部品点数が削減されるため、部品コスト が低減される。

 (2)第2の実施の形態
 次に説明する第2の実施の形態に係る液晶表 示装置では、EEFLバックライト6のEEFL60から金 フレーム7への漏洩電流の影響が低減される 。以下、EEFL60から金属フレーム7への漏洩電 をランプ漏洩電流と呼ぶ。

 (2-1)漏洩電流の影響
 まず、図2、図5および図6を参照しながらラ プ漏洩電流の影響について説明する。図5は ランプ漏洩電流の影響を説明するための図で ある。

 図5に示すように、図2の液晶表示装置1Aで は、EEFL60が金属フレーム7に対向するように 置され、金属フレーム7上に金属シャーシ2が 配置される。また、金属シャーシ2上に電源 路基板3および映像信号処理基板4が配置され る。電源回路基板3および映像信号処理基板4 接地端子は、金属シャーシ2を通して金属フ レーム7に接続される。

 図2の液晶表示装置1Aでは、EEFLバックライ ト6のEEFL60からランプ漏洩電流が寄生容量61を 介して金属フレーム7に与えられる。一部の ンプ漏洩電流I2はインバータ基板5の昇圧ト ンス53,54の接地端子に流入する。一部のラン プ漏洩電流I1は金属フレーム7および金属シャ ーシ2を通して電源回路基板3の絶縁トランス3 4に流れる。

 特に、EEFLバックライト6では、複数のEEFL6 0の外部電極63A,63Bが金属フレーム7に対向して いる。また、複数のEEFL60の外部電極63A,63Bが 属フレーム7上に配置される金属からなる一 のランプ固定板により一体的に保持される それにより、金属フレーム7と外部電極63A,63 Bとの間の寄生容量61は大きい。また、EEFL60の 点灯電圧は例えば800~1000V程度であり、CCFLの 灯電圧は例えば500~800Vである。このように、 EEFL60の点灯電圧はCCFLの点灯電圧に比べて高 。さらに、EEFLバックライト6では、すべての EEFL60が同位相の電圧で駆動される。この場合 、すべてのEEFL60から同時にランプ漏洩電流が 生じる。これらの結果、EEFLバックライト6か のランプ漏洩電流は大きい。

 金属シャーシ2はインピーダンスを有する ため、金属フレーム7から金属シャーシ2にラ プ漏洩電流が流入すると、金属シャーシ2の 任意の異なる位置間で電位差が発生する。例 えば、図2の電源回路基板3の接地端子が接続 れる金属シャーシ2の箇所と映像信号処理基 板4の接地端子が接続される金属シャーシ2の 所との間に電位差が発生する。一方、電源 路基板3の接地端子と映像信号処理基板4の 地端子とは接地ラインL0により接続されてい る。それにより、絶縁トランス34に流れるラ プ漏洩電流によりノイズが発生し、そのノ ズが金属シャーシ2を通して映像信号処理基 板4の接地端子に流入する。これにより、映 信号処理回路41の接地電位GNDが変動する。そ の結果、映像信号処理回路41により液晶表示 ネル1aの画面上に表示される映像にノイズ 現れる可能性がある。

 また、絶縁トランス34に流れるランプ漏 電流は電源回路基板3のノイズフィルタ31に 影響を与える。図6はノイズフィルタ31への ンプ漏洩電流の影響を説明するための図で る。

 図6において、電源回路基板3のノイズフ ルタ31は、AC(交流)ラインLA,LB上のノイズを除 去する。このノイズフィルタ31は、ACラインLA ,LB間に接続されるコンデンサC0、ACラインLAと 接地端子(金属シャーシ2)との間に接続される コンデンサC1およびACラインLBと接地端子(金 シャーシ2)との間に接続されるコンデンサC2 有する。

 整流回路32は、ノイズフィルタ31から出力 される交流を整流し、脈流を出力する。アク ティブフィルタ33は、整流回路32から出力さ る脈流を数十kHzの周波数でスイッチングし 平滑化することにより直流を出力する。絶 トランス34の二次側の出力端子から電源ライ ンL1に数十V~数百Vの電源電圧V0が与えられる

 上記のように、ノイズフィルタ31のACライ ンLA,LBは、コンデンサC1,C2および金属シャー 2を介して絶縁トランス34の二次側の接地端 に接続される。したがって、絶縁トランス34 に流れるランプ漏洩電流により発生するノイ ズが金属シャーシ2を介してノイズフィルタ31 のACラインLA,LBにACラインノイズとして与えら れる。

 また、図2の液晶表示装置1Aでは、ノイズ ィルタ31、アクティブフィルタ33および絶縁 トランス34が電源回路基板3に設けられる。こ の場合、ノイズフィルタ31は、絶縁トランス3 4からの漏洩磁束の影響を受ける。それによ 、絶縁トランス34に発生するノイズが漏洩磁 束によりACラインノイズとしてノイズフィル 31に与えられる。

 さらに、図2の液晶表示装置1Aでは、ノイ フィルタ31、アクティブフィルタ33および絶 縁トランス34が電源回路基板3に設けられるの で、アクティブフィルタ33のスイッチング動 による高周波ノイズがACラインノイズとし ノイズフィルタ31に与えられる。

 これらの結果、映像信号処理回路41によ 液晶表示パネル1aの画面上に表示される映像 にノイズが現れる可能性がある。

 そこで、第2の実施の形態に係る液晶表示 装置では、以下の構成によりランプ漏洩電流 の影響が低減される。

 (2-2)液晶表示装置の構成
 図7は第2の実施の形態に係る液晶表示装置 背面の回路基板の配置を示す模式図、図8は 2の実施の形態に係る液晶表示装置の回路構 成を示すブロック図である。

 第2の実施の形態に係る液晶表示装置1Bが 1の実施の形態に係る液晶表示装置1Aと異な のは次の点である。

 図7に示すように、アクティブフィルタ33 よび絶縁トランス34がインバータ基板5上に けられる。なお、図7においては、後述する 図8に示される回路素子のうち電源回路基板3 含まれるノイズフィルタ31、ならびにイン ータ基板5に含まれるアクティブフィルタ33 絶縁トランス34および昇圧トランス53,54のみ 示され、他の回路素子の図示が省略されて る。

 図8に示すように、電源回路基板3は、ノ ズフィルタ31、整流回路32およびDC-DCコンバ タ35を含む。インバータ基板5は、アクティ フィルタ33、絶縁トランス34、駆動IC51、スイ ッチング回路52、昇圧トランス53,54および電 調整用の共振コンデンサ55,56を含む。

 なお、映像信号処理基板4およびEEFLバッ ライト6の構成は図2に示した構成と同様であ る。

 電源回路基板3の整流回路32の一対の出力 子は、コネクタCN33を介して電源ラインL4,L5 それぞれ接続される。DC-DCコンバータ35の入 力端子は、コネクタCN34を介して電源ラインL1 に接続される。DC-DCコンバータ35の接地端子 、接地ラインL0,L6に接続される。接地ライン L6には接地電位GNDが与えられる。

 インバータ基板5のアクティブフィルタ33 一対の入力端子は、コネクタCN54を介して電 源ラインL4,L5にそれぞれ接続され、一対の出 端子は、絶縁トランス34の一次側の一対の 子に接続される。絶縁トランス34の二次側の 出力端子は、スイッチング回路52の電源端子 接続されるとともに、コネクタCN51を介して 電源ラインL1に接続される。絶縁トランス34 二次側の接地端子は、駆動IC51の接地端子、 イッチング回路52の接地端子、昇圧トラン 53,54の二次側の接地端子および金属フレーム 7に接続されるとともに、コネクタCN51を介し 接地ラインL6に接続される。

 (2-3)第2の実施の形態の効果
 本実施の形態に係る液晶表示装置1Bでは、 縁トランス34が金属シャーシ2の外部のイン ータ基板5に設けられる。それにより、EEFLバ ックライト6から金属フレーム7へのランプ漏 電流I2は、インバータ基板5の絶縁トランス3 4に流れ、電源回路基板3へはランプ漏洩電流 ほとんど流れない。この場合、絶縁トラン 34は金属シャーシ2の外部にあるので、絶縁 ランス34に発生するノイズは映像信号処理 路41にほとんど与えられない。

 また、絶縁トランス34は金属シャーシ2に 直接接続されていない。そのため、絶縁ト ンス34に発生するノイズが金属シャーシ2を してノイズフィルタ31のACラインLA,LBにACラ ンノイズとして与えられることが防止され 。

 また、絶縁トランス34が電源回路基板3に けられないので、ノイズフィルタ31が絶縁 ランス34からの漏洩磁束の影響を受けること が防止される。それにより、絶縁トランス34 発生するノイズが漏洩磁束によりACライン イズとしてノイズフィルタ31に与えられるこ とが防止される。

 さらに、アクティブフィルタ33が電源回 基板3に設けられないので、アクティブフィ タ33のスイッチング動作による高周波ノイ がACラインノイズとしてノイズフィルタ31に えられることが防止される。

 また、ランプリード81,82から金属フレー 2への漏洩電流が映像信号処理基板4の映像信 号処理回路41に影響を与えることも防止され 。

 これらの結果、映像信号処理回路41によ 液晶表示パネル1aの画面上に表示される映像 にノイズが現れることが防止される。

 本実施の形態においても、図13および図14 の液晶表示装置100Aにおけるインバータ主基 501およびインバータ副基板502が共通のイン ータ基板5に集約され、インバータ基板5は1 のスイッチング回路52を含む。また、図14の ンバータ副基板502に電力を供給するための 力供給ケーブル900が不要となる。さらに、 14の駆動IC510からインバータ副基板502のスイ ッチング回路522に駆動パルスPtを供給するた のケーブルおよびコネクタCN530,CN560が不要 なる。このように、部品点数が削減される め、部品コストが低減される。

 (3)第3の実施の形態
 次に説明する第3の実施の形態に係る液晶表 示装置においても、第2の実施の形態に係る 晶表示装置と同様に、ランプ漏洩電流の影 が低減される。

 (3-1)液晶表示装置の構成
 図9は第3の実施の形態に係る液晶表示装置 背面の回路基板の配置を示す模式図、図10は 第3の実施の形態に係る液晶表示装置の回路 成を示すブロック図である。

 第3の実施の形態に係る液晶表示装置1Cが 2の実施の形態に係る液晶表示装置1Bと異な のは次の点である。

 図9に示すように、インバータ基板5の絶 トランス34の代わりに絶縁トランス34aが電源 回路基板3に設けられ、昇圧トランス53,54の代 わりに昇圧絶縁トランス58がインバータ基板5 に設けられる。

 なお、図9においては、後述する図10に示 れる回路素子のうち電源回路基板3に含まれ るノイズフィルタ31および絶縁トランス34a、 らびにインバータ基板5に含まれるアクティ ブフィルタ33および絶縁昇圧トランス58のみ 示され、他の回路素子の図示が省略されて る。

 図10に示すように、電源回路基板3は、ノ ズフィルタ31、整流回路32、絶縁トランス34a およびDC-DCコンバータ35を含む。インバータ 板5は、アクティブフィルタ33、駆動IC51、ス ッチング回路52、昇圧絶縁トランス58および 電流調整用の共振コンデンサ55,56を含む。

 なお、映像信号処理基板4およびEEFLバッ ライト6の構成は図2に示した構成と同様であ る。

 電源回路基板3の絶縁トランス34aの一次側 の一対の端子は、コネクタCN34を介して電源 インL7,L8にそれぞれ接続される。絶縁トラン ス34aの二次側の出力端子は、DC-DCコンバータ3 5の入力端子に接続される。絶縁トランス34a 二次側の接地端子は、DC-DCコンバータ35の接 端子および金属シャーシ2に接続されるとと もに、コネクタCN32を介して接地ラインL0に接 続され、かつコネクタCN34を介して接地ライ L6に接続される。

 インバータ基板5のアクティブフィルタ33 一対の出力端子は、スイッチング回路52の 対の入力端子にそれぞれ接続されるととも 、コネクタCN51を介して電源ラインL7,L8にそ ぞれ接続される。駆動IC51の接地端子は、コ クタCN51を介して接地ラインL6に接続される

 昇圧絶縁トランス58の一次側の一対の入 端子は、スイッチング回路52の一対の出力端 子に接続される。昇圧絶縁トランス58の二次 の一対の出力端子は、コネクタCN52,CN53を介 て短尺および長尺のランプリード81,82にそ ぞれ接続される。共振コンデンサ55,56は、昇 圧絶縁トランス58の一対の出力端子と接地端 との間にそれぞれ接続される。

 スイッチング回路52は、駆動パルスPtに基 づいてアクティブフィルタ33から供給される 力をスイッチングし、一対の出力端子に互 に逆位相の電圧を出力する。昇圧絶縁トラ ス58は、スイッチング回路52の一対の出力端 子から出力される逆位相の電圧を昇圧し、昇 圧された電圧をそれぞれ第1および第2の駆動 圧として短尺および長尺のランプリード81,8 2に出力する。それにより、EEFLバックライト6 の複数のEEFL60が駆動される。

 (3-2)第3の実施の形態の効果
 本実施の形態に係る液晶表示装置1Cでは、 源回路基板3上の絶縁トランス34aにより映像 号処理基板4に電力が供給され、インバータ 基板5上の昇圧絶縁トランス58によりEEFLバッ ライト6に電力が供給される。この場合、絶 トランス34aは小容量の電源として働く。そ により、EEFLバックライト6から金属フレー 7へのランプ漏洩電流I2はインバータ基板5上 昇圧絶縁トランス58に流れ、電源回路基板3 の絶縁トランス34aにはランプ漏洩電流はほ んど流れない。この場合、昇圧絶縁トラン 58は、金属シャーシ2の外部のインバータ基 5上に設けられるので、昇圧絶縁トランス58 ノイズが発生しても、そのノイズは映像信 処理回路41にほとんど与えられない。

 また、昇圧絶縁トランス58は金属シャー 2には直接接続されていない。そのため、昇 絶縁トランス58に発生するノイズが金属シ ーシ2を介してノイズフィルタ31のACラインLA, LBにACラインノイズとして与えられることが 止される。

 また、昇圧絶縁トランス58が電源回路基 3に設けられないので、ノイズフィルタ31が 圧絶縁トランス58からの漏洩磁束の影響を受 けることが防止される。それにより、昇圧絶 縁トランス58に発生するノイズが漏洩磁束に りACラインノイズとしてノイズフィルタ31に 与えられることが防止される。

 さらに、アクティブフィルタ33が電源回 基板3に設けられないので、アクティブフィ タ33のスイッチング動作による高周波ノイ がACラインノイズとしてノイズフィルタ31に えられることが防止される。

 また、ランプリード81,82から金属フレー 2への漏洩電流が映像信号処理基板4の映像信 号処理回路41に影響を与えることも防止され 。

 これらの結果、映像信号処理回路41によ 液晶表示パネル1aの画面上に表示される映像 にノイズが現れることが防止される。

 また、上記の第2の実施の形態に係る液晶 表示装置1Bでは、インバータ基板5上で絶縁ト ランス34および昇圧トランス53,54により2段階 電力変換が行われる。これに対して、本実 の形態に係る液晶表示装置1Cでは、インバ タ基板5上で昇圧絶縁トランス58により1段階 電力変換が行われる。交流電圧からインバ タ基板5の出力電圧への変換効率が高くなる 。

 本実施の形態においても、図13および図14 の液晶表示装置100Aにおけるインバータ主基 501およびインバータ副基板502が共通のイン ータ基板5に集約され、インバータ基板5は1 のスイッチング回路52を含む。また、図14の ンバータ副基板502に電力を供給するための 力供給ケーブル900が不要となる。さらに、 14の駆動IC510からインバータ副基板502のスイ ッチング回路522に駆動パルスPtを供給するた のケーブルおよびコネクタCN530,CN560が不要 なる。このように、部品点数が削減される め、部品コストが低減される。

 (4)他の実施の形態
 第1および第2の実施の形態に係る液晶表示 置1A,1Bにおいて、インバータ基板5に2つの昇 トランス53,54の代わりに一対の出力端子を する1つの昇圧トランスを設けてもよい。

 第3の実施の形態に係る液晶表示装置1Cに いて、インバータ基板5に1つの昇圧絶縁ト ンス58の代わりに2つの昇圧絶縁トランスを けてもよい。

 第2の実施の形態に係る液晶表示装置1Bに いて、アクティブフィルタ33および絶縁ト ンス34を金属シャーシ2の外部でかつインバ タ基板5の外部に設けてもよい。例えば、金 フレーム7上の金属シャーシ2の外部の位置 別個の回路基板を配置し、その回路基板上 アクティブフィルタ33および絶縁トランス34 設けてもよい。

 第3の実施の形態に係る液晶表示装置1Cに いて、アクティブフィルタ33を金属シャー 2の外部でかつインバータ基板5の外部に設け てもよい。例えば、金属フレーム7上の金属 ャーシ2の外部に位置に別個の回路基板を配 し、その回路基板上にアクティブフィルタ3 3を設けてもよい。

 (5)請求項の各構成要素と実施の形態の各要 との対応
 以下、請求項の各構成要素と実施の形態の 要素との対応の例について説明するが、本 明は下記の例に限定されない。

 上記実施の形態では、液晶パネルモジュ ル1が液晶パネルモジュールの例であり、EEF Lバックライト6がバックライトの例であり、E EFL60が蛍光ランプの例であり、外部電極63A,63B が第1および第2の外部電極の例であり、金属 レーム7が導電性フレームの例であり、金属 シャーシ2が導電性シャーシの例である。

 また、電源回路基板3が第1の回路基板の であり、映像信号処理基板4が第2の回路基板 の例であり、インバータ基板5が第3の回路基 の例であり、コネクタCN52,CN53が第1および第 2の出力端子の例である。

 さらに、ノイズフィルタ31がノイズ除去 路またはノイズフィルタの例であり、整流 路32が整流回路の例であり、アクティブフィ ルタ33が平滑回路またはアクティブフィルタ 例であり、絶縁トランス34または絶縁トラ ス34aが第1のトランスの例であり、DC-DCコン ータ35が電圧変換器の例であり、映像信号処 理回路41がパネル駆動回路の例であり、スイ チング回路52がスイッチング回路の例であ 、昇圧トランス53,54または昇圧絶縁トランス 58が第2のトランスの例である。

 また、電源電圧V0が第1の内部電圧の例で り、電源電圧Vcが第2の内部電圧の例であり アクティブフィルタ33から出力される脈流 平滑化された電圧の例である。

 請求項の各構成要素として、請求項に記 されている構成または機能を有する他の種 の要素を用いることもできる。

 本発明は、映像を表示するため等に利用 ることができる。