Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
LIQUID PRESSURE CONTROL UNIT OF SADDLE-TYPE VEHICULAR BRAKE SYSTEM, AND SADDLE-TYPE VEHICULAR BRAKE SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2019/130148
Kind Code:
A1
Abstract:
To obtain a hydraulic pressure control unit (50) and a straddle-type vehicle brake system (10), each of which can answer a request for downsizing. The straddle-type vehicle brake system (10) has a hydraulic circuit (12) that includes: a primary channel (25) through which brake fluid in a master cylinder (21) is delivered to a wheel cylinder (24); a secondary channel (26) through which the brake fluid in the wheel cylinder (24) is released to a primary channel intermediate portion (25a); and a supply channel (27) that supplies the brake fluid to a secondary channel intermediate portion (26a). In a state where a surface (51A) of a base body (51) of the hydraulic pressure control unit (50) on which an electric pump motor (28) is vertically provided is seen from the front, an opening (81a) for a first valve (31;EV) that controls a flow rate on the wheel cylinder side of the primary channel intermediate portion (25a) and an opening (82a) for a second valve (32;AV) that controls a flow rate on an upstream side of the secondary channel intermediate portion (26a) overlap a first straight line (L1), and an opening (83a) for a third valve (35;USV) that controls a flow rate on the master cylinder side of the primary channel intermediate portion (25a) and an opening (84a) for a fourth valve (36;HSV) that controls a flow rate of the supply channel (27) overlap a second straight line (L2) that crosses the first straight line (L1) at a right angle.

Inventors:
ATSUSHI HIROAKI (JP)
SAGAYAMA KOSAKU (JP)
Application Number:
PCT/IB2018/060086
Publication Date:
July 04, 2019
Filing Date:
December 14, 2018
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T8/36
Domestic Patent References:
WO2009051008A12009-04-23
WO2006058859A12006-06-08
WO2014111352A12014-07-24
Foreign References:
JP2014024470A2014-02-06
JP2007168456A2007-07-05
DE9415078U11995-02-02
DE102007031750A12008-02-21
Download PDF:
Claims:
\¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086

【書類名】 請求の範囲

【請求項 1】

少なくとも、 マスタシリンダ (2 1) のブレーキ液をホイールシリンダ (2 4) に流通 させる主流路 (2 5) と、 ポンプ (3 4) が設けられ、 該ポンプ (3 4) の駆動によって 前記ホイールシリンダ (2 4) のブレーキ液を前記主流路 (2 5) の途中部である主流路 途中部 (2 5 ) に逃がす副流路 (2 6) と、 前記副流路 (2 6) のうちの前記ポンプ ( 3 4) の吸込側の領域である副流路途中部 (2 6 ) にブレーキ液を供給する供給流路 ( 2 7) と、 を備えた液圧回路 (1 2) を含む鞍乗型車両用ブレーキシステム (1 0) に用 いられ、 前記ホイールシリンダ (2 4) のブレーキ液の液圧を制御する液圧制御ユニット (5 0) であって、

前記液圧回路 (1 2) の一部を構成する内部流路 (5 1八) が形成された基体 (5 1) と、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 1バルブ用開口 (8 1 3) から前記内部流路 ( 5 1八) に延びる第 1バルブ用穴 (8 1) に取り付けられ、 前記液圧回路 (1 2) の前記 主流路 (2 5) のうちの前記主流路途中部 (2 5 ) のホイールシリンダ (2 4) 側の領 域の流量を制御する第 1バルブ (3 1) と、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 2バルブ用開口 (8 2 3) から前記内部流路 ( 5 1八) に延びる第 2バルブ用穴 (8 2) に取り付けられ、 前記液圧回路 (1 2) の前記 副流路 (2 6) のうちの前記副流路途中部 (2 6 ) の上流側の領域の流量を制御する第 2バルブ (3 2) と、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 3バルブ用開口 (8 3 3) から前記内部流路 ( 5 1八) に延びる第 3バルブ用穴 (8 3) に取り付けられ、 前記液圧回路 (1 2) の前記 主流路 (2 5) のうちの前記主流路途中部 (2 5 ) のマスタシリンダ (2 1) 側の領域 の流量を制御する第 3バルブ (3 5) と、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 4バルブ用開口 (8 4 3) から前記内部流路 ( 5 1八) に延びる第 4バルブ用穴 (8 4) に取り付けられ、 前記液圧回路 (1 2) の前記 供給流路 (2 7) の流量を制御する第 4バルブ (3 6) と、

前記液圧回路 (1 2) の前記ポンプ (3 4) の駆動源であり、 前記基体 (5 1) に立設 されているモータ ( 2 8) と、

を備えており、

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された面 (5 1 ) を正面視した状態に おいて、

前記第 1バルブ用開口 (8 1 3) 及び前記第 2バルブ用開口 (8 2 3) は、 前記モータ (2 8) の外側を通過する第 1直線 ( 1) に重なり、

前記第 3バルブ用開口 (8 3 3) 及び前記第 4バルブ用開口 (8 4 3) は、 前記モータ (2 8) の外側を通過し、 目.っ、 前記第 1直線 ( 1) に直交する第 2直線 ( 2) に重 なる、

液圧制御ユニッ ト。

【請求項 2】

前記液圧回路 (1 2) は、 前記基体 (5 1) の外面に形成された第 1液圧センサ用開口 (8 9 3) から前記内部流路 (5 1八) に延びる第 1液圧センサ用穴 (8 9) に取り付け られ、 前記ホイールシリンダ (2 4) のブレーキ液の液圧を検出するホイールシリンダ液 圧センサ (3 8) を含み、

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記第 1液圧センサ用開口 (8 9 3) は、 前記モータ (2 8) と前記第 1直線 (乙 1) と前記第 2直線 ( 2) との間に位置する、

請求項 1に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 3】

前記液圧回路 (1 2) は、 前記基体 (5 1) の外面に形成された第 2液圧センサ用開口 \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086

(9 0 3) から前記内部流路 (5 1八) に延びる第 2液圧センサ用穴 (9 0) に取り付け られ、 前記マスタシリンダ (2 1) のブレーキ液の液圧を検出するマスタシリンダ液圧セ ンサ (3 7) を含み、

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記第 2液圧センサ用開口 (9 0 ) は、 前記第 1直線 ( 1) を基,として前記第 3 バルブ用開口 (8 3 3) 及び前記第 4バルブ用開口 (8 4 3) の遠い側に位置している、 請求項 1又は 2に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 4】

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記第 3バルブ用開口 (8 3 3) 及び前記第 4バルブ用開口 (8 4 3) のうちの一方は 、 前記モータ (2 8) の回転軸 (〇 よりも、 前記第 1直線 ( 1) までの距離が近く、 前記第 3バルブ用開口 (8 3 3) 及び前記第 4バルブ用開口 (8 4 3) のうちの他方は、 前記モータ (2 8) の回転軸 ((3) よりも、 前記第 1直線 ( 1) までの距離が遠い、 請求項 1から 3の何れか一項に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 5】

前記液圧回路 (1 2) の前記副流路 (2 6) のうちの前記第 2バルブ (3 2) と前記ポ ンプ (3 4) の吸込側との間の領域に、 ブレーキ液を貯留するアキュムレータ (3 3) が 設けられており、

前記アキュムレータ ( 3 3) は、 前記基体 (5 1) の前記面 (5 1 ) に交差する交差 面 (5 1(:) に埋設されており、

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記第 1直線 ( 1) は、 前記面 (5 1 ) のうちの前記交差面 ( 5 1 <:) と交差する 部分と前記モータ (2 8) との間に位置している、

請求項 1から 4の何れか一項に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 6】

前記鞍乗型車両用ブレーキシステム (1 0) は、 前記液圧回路である第 1液圧回路 ( 1 2) に加えて、 少なくとも前記主流路 (2 5) 及び前記副流路 (2 6) を備えた第 2液圧 回路 (1 4) を含み、

前記基体 (5 1) に、 前記内部流路である第 1内部流路 (5 1八) に加えて、 前記第 2 液圧回路 (1 4) の一部を構成する第 2内部流路 (5 1 3) が形成されており、

前記液圧制御ュニット (5 0) は、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 5バルブ用開口 (8 5 3) から前記第 2内部流 路 (5 1 3) に延びる第 5バルブ用穴 (8 5) に取り付けられ、 前記第 2液圧回路 (1 4 ) の前記主流路 (2 5) のうちの前記主流路途中部 (2 5 3) のホイールシリンダ (2 4 ) 側の領域の流量を制御する第 5バルブ (4 1) と、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 6バルブ用開口 (8 6 ) から前記第 2内部流 路 (5 1 3) に延びる第 6バルブ用穴 (8 6) に取り付けられ、 前記第 2液圧回路 (1 4 ) の前記副流路 (2 6) のうちの前記ポンプ (4 4) の吸込側の領域の流量を制御する第 6バルブ ( 4 2) と、

を備えており、

前記モータ (2 8) は、 前記第 1液圧回路 (1 2) の前記ポンプ (3 4) に加えて、 前 記第 2液圧回路 (1 4) の前記ポンプ (4 4) の駆動源であり、

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記第 5バルブ用開口 (8 5 ) 及び前記第 6バルブ用開口 (8 6 ) は、 前記第 1直 線 (乙 1) に重なる、

請求項 1から 5の何れか一項に記載の液圧制御ユニット。 \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086

【請求項 7】

前記第 2液圧回路 (1 4) は、 更に、 前記供給流路 (2 7) を備え、

前記液圧制御ユニット (5 0) は、 更に、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 7バルブ用開口 (8 7 3) から前記第 2内部流 路 (5 1 3) に延びる第 7バルブ用穴 (8 7) に取り付けられ、 前記第 2液圧回路 (1 4 ) の前記主流路 (2 5) のうちの前記主流路途中部 (2 5 3) のマスタシリンダ (2 1) 側の領域の流量を制御する第 7バルブ (4 5) と、

前記基体 (5 1) の外面に形成された第 8バルブ用開口 (8 8 3) から前記第 2内部流 路 (5 1 3) に延びる第 8バルブ用穴 (8 8) に取り付けられ、 前記第 2液圧回路 (1 4 ) の前記供給流路 (2 7) の流量を制御する第 8バルブ (4 6) と、

を備えており、

前記第 6バルブ (4 2) は、 前記第 2液圧回路 (1 4) の前記副流路 (2 6) のうちの 前記副流路途中部 (2 6 ) の上流側の領域の流量を制御するものであり、

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記第 7バルブ用開口 (8 7 3) 及び前記第 8バルブ用開口 (8 8 3) は、 前記モータ

(2 8) の外側であって、 前記第 2直線 ( 2) を基準とする前記モータ (2 8) の回転 軸 (0) の遠い側を通過し、 目.つ、 前記第 1直線 ( 1) に直交する第 3直線 ( 3) に 重なる、

請求項 6に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 8】

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記第 1バルブ用開口 (8 1 ) 及び前記第 2バルブ用開口 ( 8 2 ) は、 前記第 1直 線 ( 1) に直交し目.つ前記モータ ( 2 8) の回転軸 ( ) を通過する基,直線 ( ) を基準として、 前記第 2直線 ( 2) の有る側に位置し、

前記第 5バルブ用開口 (8 5 ) 及び前記第 6バルブ用開口 (8 6 ) は、 前記基準直 線 ( 〇) を基準として、 前記第 2直線 ( 2) の無い側に位置する、

請求項 6又は 7に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 9】

前記モータ ( 2 8) は、 前記基体 (5 1) の前記面 (5 1 3) に形成されたモータ穴 ( 7 1) に挿入されて立設され、

前記モータ穴 (7 1) の内周面に、 前記モータ (2 8) の外周面から離れる方向に該内 周面をずらす複数の段部 (7 1 ) が形成されており、

前記基体 (5 1) の前記モータ (2 8) が立設された前記面 (5 1 ) を正面視した状 態において、

前記複数の段部 (7 1 3) のうちの少なくとも 1つの中心は、 前記モータ (2 8) の回 転軸 (〇 と前記第 3バルブ用開口 (8 3 ) と前記第 4バルブ用開口 (8 4 ) との間 に位置する、

請求項 1から 8の何れか一項に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 1 0】

前記複数の段部 (7 1 ) は、 前記モータ (2 8) の回転軸 (〇 を基準として、 9 0 ° ピッチで位置している、

請求項 9に記載の液圧制御ユニット。

【請求項 1 1】

請求項 1から 1 0の何れか一項に記載の液圧制御ユニット (5 0) を備えている、 鞍乗型車両用ブレーキシステム。

Description:
\¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086

【書類名】 明細書

【発明の名称】 鞍乗型車両用ブレーキシステムの液圧制御ユ ニッ ト、 及び、 鞍乗型車両用 ブレーキシステム

【技術分野】

【 0 0 0 1】

本発明は、 鞍乗型車両用ブレーキシステムの液圧制御ユ ニット、 及び、 その液圧制御ユ ニットを備えた鞍乗型車両用ブレーキシステ ムに関する。

【背景技術】

【 0 0 0 2】

従来の鞍乗型車両用ブレーキシステムとして 、 マスタシリンダのブレーキ液をホイール シリンダに流通させる主流路と、 ポンプが設けられ、 そのポンプの駆動によってホイール シリンダのブレーキ液を主流路の途中部に逃 がす副流路と、 副流路のうちのポンプの吸込 側の領域にブレーキ液を供給する供給流路と 、 を備えた液圧回路を含むものがある (例え ば、 特許文献 1を参照。 ) 。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0 0 0 3】

【特許文献 1】 国際公開第 2 0 0 9 / 0 5 1 0 0 8号

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0 0 0 4】

鞍乗型車両用ブレーキシステムは、 ホイールシリンダの液圧を制御する液圧制御 ユニッ 卜を含む。 液圧制御ユニットは、 液圧回路の一部を構成する内部流路が形成さ れた基体と 、 主流路のうちの副流路の下流側端部が接続さ れた箇所のホイールシリンダ側の流量を制 御する第 1バルブ (£ ) と、 副流路のうちの供給流路の下流側端部が接続 された箇所の 上流側の流量を制御する第 2バルブ (八 ) と、 主流路のうちの副流路の下流側端部が接 続された箇所のマスタシリンダ側の流量を制 御する第 3バルブ (11 3 ) と、 供給流路の 流量を制御する第 4バルブ (H S V) と、 副流路のうちの供給流路の下流側端部が接続 さ れた箇所の下流側に設けられているポンプと 、 ポンプの駆動源であるモータと、 を含む。 そのような液圧制御ユニットでは、 例えば、 第 3バルブが閉じられ、 第 4バルブが開かれ た状態において、 モータが駆動されることで、 ホイールシリンダのブレーキ液を、 ライダ 一の操作によらずに自動昇圧させることが可 能である。

【0 0 0 5】

ここで、 鞍乗型車両では、 他の車両と比較して部品レイアウトの自由度 が低く、 近年、 上述した液圧制御ユニットに対しても、 小型化の要請が強まっている。 つまり、 自動昇圧 という付加的な機能を有する液圧制御ユニッ トにおいても、 小型化を検討しなければなら ないという課題があった。

【 0 0 0 6】

本発明は、 上述の課題を背景としてなされたものであり 、 小型化の要請に応え得る液圧 制御ユニットを得ることを目的とする。 また、 そのような液圧制御ユニットを備えた鞍乗 型車両用ブレーキシステムを得ることを目的 とする。

【課題を解決するための手段】

【0 0 0 7】

本発明に係る液圧制御ユニットは、 少なくとも、 マスタシリンダのブレーキ液をホイー ルシリンダに流通させる主流路と、 ポンプが設けられ、 該ポンプの駆動によって前記ホイ ールシリンダのブレーキ液を前記主流路の途 中部である主流路途中部に逃がす副流路と、 前記副流路のうちの前記ポンプの吸込側の領 域である副流路途中部にブレーキ液を供給す る供給流路と、 を備えた液圧回路を含む鞍乗型車両用ブレー キシステムに用いられ、 前記 ホイールシリンダのブレーキ液の液圧を制御 する液圧制御ユニットであって、 前記液圧回 路の一部を構成する内部流路が形成された基 体と、 前記基体の外面に形成された第 1バル \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086 ブ用開口から前記内部流路に延びる第 1バルブ用穴に取り付けられ、 前記液圧回路の前記 主流路のうちの前記主流路途中部のホイール シリンダ側の領域の流量を制御する第 1バル ブと、 前記基体の外面に形成された第 2バルブ用開口から前記内部流路に延びる第 2バル ブ用穴に取り付けられ、 前記液圧回路の前記副流路のうちの前記副流 路途中部の上流側の 領域の流量を制御する第 2バルブと、 前記基体の外面に形成された第 3バルブ用開口から 前記内部流路に延びる第 3バルブ用穴に取り付けられ、 前記液圧回路の前記主流路のうち の前記主流路途中部のマスタシリンダ側の領 域の流量を制御する第 3バルブと、 前記基体 の外面に形成された第 4バルブ用開口から前記内部流路に延びる第 4バルブ用穴に取り付 けられ、 前記液圧回路の前記供給流路の流量を制御す る第 4バルブと、 前記液圧回路の前 記ポンプの駆動源であり、 前記基体に立設されているモータと、 を備えており、 前記基体 の前記モータが立設された面を正面視した状 態において、 前記第 1バルブ用開口及び前記 第 2バルブ用開口は、 前記モータの外側を通過する第 1直線に重なり、 前記第 3バルブ用 開口及び前記第 4バルブ用開口は、 前記モータの外側を通過し、 目つ、 前記第 1直線に直 交する第 2直線に重なる。

【0 0 0 8】

本発明に係る鞍乗型車両用ブレーキシステム は、 上述の液圧制御ユニットを備えている

【発明の効果】

【0 0 0 9】

本発明に係る液圧制御ユニッ ト及び鞍乗型車両用ブレーキシステムでは、 基体のモータ が立設された面を正面視した状態において、 第 1バルブ (£ ) が挿入されている基体の 第 1バルブ用開口、 及び、 第 2バルブ (八 ) が挿入されている基体の第 2バルブ用開口 が、 モータの外側を通過する第 1直線に重なり、 第 3バルブ (11 3 ) が挿入されている 基体の第 3バルブ用開口、 及び、 第 4バルブ (HSV) が挿入されている基体の第 4バル ブ用開口が、 モータの外側を通過し、 目つ、 第 1直線に直交する第 2直線に重なる。 つま り、 本発明に係る液圧制御ユニッ ト及び鞍乗型車両用ブレーキシステムでは、 上述の配置 を採用することによって、 モータの近くに第 1バルブ、 第 2バルブ、 第 3バルブ、 及び、 第 4バルブを設けることが可能となって、 基体の小型化が実現可能である。 また、 上述の 配置を採用することによって、 第 1バルブ及び第 2バルブを互いに近くに配置するととも に、 第 3バルブ及び第 4 バルブを互いに近くに配置することが可 能となって、 基体の内部 流路の複雑化を抑制しつつ、 基体の小型化が実現可能である。

【図面の簡単な説明】

【 0 0 1 0】

【図 1】本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用 レーキシステムが搭載される鞍乗 型車両の、構成を示す図である。

【図 2】本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用 レーキシステムの、 構成を示す図 である。

【図 3】本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用 レーキシステムの、 液圧制御ユニ ットの基体の斜視図である。

【図 4】本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用 レーキシステムの、 液圧制御ユニ ットの基体の斜視図である。

【図 5】本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用 レーキシステムの、 液圧制御ユニ ットの基体に各部材が取り付けられた状態を 示す平面図である。

【図 6】 図 5における八一八線での部分断面図である。

【図 7】本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用 レーキシステムの変形例の、 構成 を示す図である。

【図 8】本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用 レーキシステムの変形例の、 液圧 制御ユニットの基体に各部材が取り付けられ た状態を示す平面図である。

【発明を実施するための形態】

【 0 0 1 1】 \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086 以下に、 本発明に係る液圧制御ユニットについて、 図面を用いて説明する。

なお、 以下では、 本発明に係る液圧制御ユニットを含む鞍乗型 車両用ブレーキシステム が、 自動二輪車に搭載されている場合について説 明しているが、 本発明に係る液圧制御ユ ニットを含む鞍乗型車両用ブレーキシステム は、 自動二輪車以外の他の鞍乗型車両 (自動 三輪車等) に搭載されてもよい。 また、 以下では、 本発明に係る液圧制御ユニットを含む 鞍乗型車両用ブレーキシステムが、 2系統の液圧回路を備えている場合を説明し いるが 、 本発明に係る液圧制御ユニットを含む鞍乗型 車両用ブレーキシステムが、 1系統の液圧 回路のみを備えていてもよく、 また、 3系統以上の液圧回路を備えていてもよい。

【 0 0 1 2】

また、 以下で説明する構成、 動作等は、 一例であり、 本発明に係る液圧制御ユニットを 含む鞍乗型車両用ブレーキシステムは、 そのような構成、 動作等である場合に限定されな い。 また、 各図においては、 類似する部材又は部分に同一の符号を付して いる場合がある 。 また、 各図においては、 同一の部材又は部分に符号を付すことを省略 している場合があ る。 また、 細かい構造については、 適宜図示を簡略化又は省略している。

【 0 0 1 3】

実施の形態.

以下に、 実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレーキシス テムを説明する。

【 0 0 1 4】

<鞍乗型車両用ブレーキシステムの構成及び 動作>

実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレーキシス テムの構成及び動作について説明する。 図 1は、 本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレ ーキシステムが搭載される鞍乗型 車両の、 構成を示す図である。 図 2は、 本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレ ーキ システムの、 構成を示す図である。

【 0 0 1 5】

図 1及び図 2に示されるように、 鞍乗型車両用ブレーキシステム 1 0は、 鞍乗型車両 1 〇〇に搭載される。 鞍乗型車両 1 0 0は、 胴体 1と、 胴体 1に旋回自在に保持されている ハンドル 2と、 胴体 1にハンドル 2と共に旋回自在に保持されている前輪 3と、 胴体 1に 回動自在に保持されている後輪 4と、 を含む。

【 0 0 1 6】

鞍乗型車両用ブレーキシステム 1 0は、 第 1ブレーキ操作部 1 1と、 ブレーキ液が充填 されている後輪用液圧回路 1 2と、 第 2ブレーキ操作部 1 3と、 ブレーキ液が充填されて いる前輪用液圧回路 1 4と、 を含む。 後輪用液圧回路 1 2は、 後輪 4と共に回動するロー 夕 4 3 に、 第 1ブレーキ操作部 1 1の操作量に応じたブレーキカを生じさせる のである 。 前輪用液圧回路 1 4は、 前輪 3と共に回動するロータ 3 に、 第 2ブレーキ操作部 1 3 の操作量に応じたブレーキカを生じさせるも のである。 後輪用液圧回路 1 2は、 本発明に おける 「第 1液圧回路」 及び 「第 2液圧回路」 の一方に相当する。 また、 前輪用液圧回路 1 4は、 本発明における 「第 1液圧回路」 及び 「第 2液圧回路」 の他方に相当する。

【 0 0 1 7】

第 1ブレーキ操作部 1 1は、 胴体 1の下部に設けられており、 使用者の足によって操作 される。 第 1ブレーキ操作部 1 1は、 例えば、 ブレーキペダルである。 第 2ブレーキ操作 部 1 3は、 ハンドル 2に設けられており、 使用者の手によって操作される。 第 2ブレーキ 操作部 1 3は、 例えば、 ブレーキレバーである。

【 0 0 1 8】

後輪用液圧回路 1 2及び前輪用液圧回路 1 4のそれぞれは、 ピストン (図示省略) を内 蔵しているマスタシリンダ 2 1と、 マスタシリンダ 2 1に付設されているリザーバ 2 2と 、 胴体 1に保持され、 ブレーキパッド (図示省略) を有しているブレーキキヤリパ 2 3と 、 ブレーキキヤリパ 2 3のブレーキパッド (図示省略) を動作させるホイールシリンダ 2 4と、 を含む。

【 0 0 1 9】

また、 後輪用液圧回路 1 2及び前輪用液圧回路 1 4のそれぞれは、 マスタシリンダ 2 1 \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086 のブレーキ液をホイールシリンダ 2 4に流通させる主流路 2 5と、 ホイールシリンダ 2 4 のブレーキ液を主流路 2 5の途中部である主流路途中部 2 5 に逃がす副流路 2 6と、 副 流路 2 6の途中部である副流路途中部 2 6 3 にマスタシリンダ 2 1のブレーキ液を供給す る供給流路 2 7と、 を含む。

【 0 0 2 0】

後輪用液圧回路 1 2について説明を補足する。 主流路 2 5のうちの主流路途中部 2 5 3 のホイールシリンダ 2 4側の領域には、 第 1バルブ (£ ) 3 1が設けられており、 第 1 バルブ 3 1の開閉動作によって、 その領域を流通するブレーキ液の流量が制御 される。 副 流路 2 6のうちの副流路途中部 2 6 の上流側の領域には、 上流側から順に、 第 2バルブ ( V) 3 2と、 アキュムレータ 3 3が設けられており、 第 2バルブ 3 2の開閉動作によ って、 その領域を流通するブレーキ液の流量が制御 される。 また、 副流路 2 6のうちの副 流路途中部 2 6 3 の下流側の領域には、 ポンプ 3 4が設けられている。 主流路 2 5のうち の主流路途中部 2 5 3 のマスタシリンダ 2 1側の領域には、 第 3バルブ (11 ) 3 5が 設けられており、 第 3バルブ 3 5の開閉動作によって、 その領域を流通するブレーキ液の 流量が制御される。 供給流路 2 7には、 第 4バルブ (HSV) 3 6が設けられており、 第 4バルブ 3 6の開閉動作によって、 供給流路 2 7を流通するブレーキ液の流量が制御され る。 また、 主流路 2 5のうちの第 3バルブ 3 5のマスタシリンダ 2 1側の領域には、 マス タシリンダ 2 1のブレーキ液の液圧を検出するためのマス シリンダ液圧センサ 3 7が設 けられている。 また、 主流路 2 5のうちの第 1バルブ 3 1のホイールシリンダ 2 4側の領 域には、 ホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を検出するためのホイ ルシリンダ液 圧センサ 3 8が設けられている。

【 0 0 2 1】

前輪用液圧回路 1 4について説明を補足する。 主流路 2 5のうちの主流路途中部 2 5 3 のホイールシリンダ 2 4側の領域には、 第 5バルブ (£ ) 4 1が設けられており、 第 5 バルブ 4 1の開閉動作によって、 その領域を流通するブレーキ液の流量が制御 される。 副 流路 2 6のうちの副流路途中部 2 6 の上流側の領域には、 上流側から順に、 第 6バルブ ( V) 4 2と、 ブレーキ液を貯留するアキュムレータ 4 3と、 が設けられており、 第 6 バルブ 4 2の開閉動作によって、 その領域を流通するブレーキ液の流量が制御 される。 ま た、 副流路 2 6のうちの副流路途中部 2 6 3 の下流側の領域には、 ポンプ 4 4が設けられ ている。 主流路 2 5のうちの主流路途中部 2 5 のマスタシリンダ 2 1側の領域には、 第 7バルブ ( ) 4 5が設けられており、 第 7バルブ 4 5の開閉動作によって、 その領 域を流通するブレーキ液の流量が制御される 。 供給流路 2 7には、 第 8バルブ (HSV)

4 6が設けられており、 第 8バルブ 4 6の開閉動作によって、 供給流路 2 7を流通するブ レーキ液の流量が制御される。 また、 主流路 2 5のうちの第 7バルブ 4 5のマスタシリン ダ 2 1側の領域には、 マスタシリンダ 2 1のブレーキ液の液圧を検出するためのマス シ リンダ液圧センサ 4 7が設けられている。 また、 主流路 2 5のうちの第 5バルブ 4 1のホ イールシリンダ 2 4側の領域には、 ホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を検出する ためのホイールシリンダ液圧センサ 4 8が設けられている。

【 0 0 2 2】

第 1バルブ 3 1及び第 5バルブ 4 1は、 例えば、 非通電状態で開き、 通電状態で閉じる 電磁バルブである。 第 2バルブ 3 2及び第 6バルブ 4 2は、 例えば、 非通電状態で閉じ、 通電状態で開く電磁バルブである。 第 3バルブ 3 5及び第 7バルブ 4 5は、 例えば、 非通 電状態で開き、 通電状態で閉じる電磁バルブである。 第 4バルブ 3 6及び第 8バルブ 4 6 は、 例えば、 非通電状態で閉じ、 通電状態で開く電磁バルブである。 後輪用液圧回路 1 2 のポンプ 3 4及び前輪用液圧回路 1 4のポンプ 4 4は、 共通のモータ 2 8によって駆動さ れる。

【0 0 2 3】

第 1バルブ 3 1、 第 2バルブ 3 2、 アキュムレータ 3 3、 ポンプ 3 4、 第 3バルブ 3 5 、 第 4バルブ 3 6、 マスタシリンダ液圧センサ 3 7、 ホイールシリンダ液圧センサ 3 8、 第 5バルブ 4 1、 第 6バルブ 4 2、 アキュムレータ 4 3、 ポンプ 4 4、 第 7バルブ 4 5、 \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086 第 8バルブ 4 6、 マスタシリンダ液圧センサ 4 7、 ホイールシリンダ液圧センサ 4 8等の 部材と、 それらの部材が設けられ、 主流路 2 5、 副流路 2 6、 及び、 供給流路 2 7を構成 するための後輪用内部流路 5 1八及び前輪用内部流路 5 1 3が形成されている基体 5 1と 、 制御装置 6 0と、 によって、 液圧制御ュニット 5 0が構成される。 液圧制御 ユニ ット 5 0は、 鞍乗型車両用ブレーキシステム 1 0において、 ホイールシリンダ 2 4の ブレーキ液の液圧、 つまり、 後輪用液圧回路 1 2に生じさせる後輪 4の制動力、 及び、 前 輪用液圧回路 1 4に生じさせる前輪 3の制動力を制御する機能を担うュニットで る。 後 輪用内部流路 5 1八は、 本発明における 「第 1内部流路」 及び 「第 2内部流路」 の一方に 相当する。 また、 前輪用内部流路 5 は、 本発明における 「第 1内部流路」 及び 「第 2 内部流路」 の他方に相当する。

【0 0 2 4】

各部材が、 1つの基体 5 1に纏めて設けられていてもよく、 また、 複数の基体 5 1に分 かれて設けられていてもよい。 また、 制御装置 6 0は、 1つであってもよく、 また、 複数 に分かれていてもよい。 また、 制御装置 6 0は、 基体 5 1に取り付けられていてもよく、 また、 基体 5 1以外の他の部材に取り付けられていてもよ 。 また、 制御装置 6 0の一部 又は全ては、 例えば、 マイ コン、 マイ ク ロプロセッサユニッ ト等で構成されてもよく、 ま た、 ファームウェア等の更新可能なもので構成さ れてもよく、 また、 等からの指令 によって実行されるプログラムモジュール等 であってもよい。

【0 0 2 5】

通常状態では、 制御装置 6 0によって、 第 1バルブ 3 1及び第 5バルブ 4 1が開放され 、 第 2バルブ 3 2及び第 6バルブ 4 2が閉鎖され、 第 3バルブ 3 5及び第 7バルブ 4 5が 開放され、 第 4バルブ 3 6及び第 8バルブ 4 6が閉鎖される。 その状態で、 第 1ブレーキ 操作部 1 1が操作されると、 後輪用液圧回路 1 2において、 マスタシリンダ 2 1のピスト ン (図示省略) が押し込まれてホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧が増加し、 ブレ ーキキヤリパ 2 3のブレーキパッド (図示省略) が後輪 4の口—夕 4 に押し付けられて 、 後輪 4が制動される。 また、 第 2ブレーキ操作部 1 3が操作されると、 前輪用液圧回路 1 4において、 マスタシリンダ 2 1のピストン (図示省略) が押し込まれてホイールシリ ンダ 2 4のブレーキ液の液圧が増加し、 ブレーキキヤリパ 2 3のブレーキパッド (図示省 略) が前輪 3のロータ 3 に押し付けられて、 前輪 3が制動される。

【 0 0 2 6】

制御装置 6 0には、 各センサ (マスタシリンダ液圧センサ 3 7、 ホイールシリンダ液圧 センサ 3 8、 マスタシリンダ液圧センサ 4 7、 ホイールシリンダ液圧センサ 4 8、 車輪速 センサ、 加速度センサ等) の出力が入力される。 制御装置 6 0は、 その出力に応じて、 モ ータ 2 8、 第 1バルブ 3 1、 第 2バルブ 3 2、 第 3バルブ 3 5、 第 4バルブ 3 6、 第 5バ ルブ 4 1、 第 6バルブ 4 2、 第 7バルブ 4 5、 第 8バルブ 4 6等の動作を司る指令を出力 して、 減圧制御動作又は増圧制御動作を実行する。

【0 0 2 7】

例えば、 制御装置 6 0は、 後輪用液圧回路 1 2のホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の 液圧の過剰又は過剰の可能性が生じた場合に 、 後輪用液圧回路 1 2のホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を減少させる動作を実 する。 その際、 制御装置 6 0は、 後輪用液 圧回路 1 2において、 第 1バルブ 3 1が閉鎖され、 第 2バルブ 3 2が開放され、 第 3バル ブ 3 5が開放され、 第 4バルブ 3 6が閉鎖されている状態で、 ポンプ 3 4を駆動する。 ま た、 制御装置 6 0は、 前輪用液圧回路 1 4のホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧の 過剰又は過剰の可能性が生じた場合に、 前輪用液圧回路 1 4のホイールシリンダ 2 4のブ レーキ液の液圧を減少させる動作を実行する 。 その際、 制御装置 6 0は、 前輪用液圧回路 1 4において、 第 5バルブ 4 1が閉鎖され、 第 6バルブ 4 2が開放され、 第 7バルブ 4 5 が開放され、 第 8バルブ 4 6が閉鎖されている状態で、 ポンプ 4 4を駆動する。

【 0 0 2 8】

例えば、 制御装置 6 0は、 後輪用液圧回路 1 2のホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086 液圧の不足又は不足の可能性が生じた場合に 、 後輪用液圧回路 1 2のホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を増加させる動作を実 する。 その際、 制御装置 6 0は、 後輪用液 圧回路 1 2において、 第 1バルブ 3 1が開放され、 第 2バルブ 3 2が閉鎖され、 第 3バル ブ 3 5が閉鎖され、 第 4バルブ 3 6が開放されている状態で、 ポンプ 3 4を駆動する。 制 御装置 6 0は、 前輪用液圧回路 1 4のホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧の不足又 は不足の可能性が生じた場合に、 前輪用液圧回路 1 4のホイールシリンダ 2 4のブレーキ 液の液圧を増加させる動作を実行する。 その際、 制御装置 6 0は、 前輪用液圧回路 1 4に おいて、 第 5バルブ 4 1が開放され、 第 6バルブ 4 2が閉鎖され、 第 7バルブ 4 5が閉鎖 され、 第 8バルブ 4 6が開放されている状態で、 ポンプ 4 4を駆動する。

【0 0 2 9】

<液圧制御ュニットの構成>

実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレーキシス テムの液圧制御ユニットの構成について説 明する。

図 3及び図 4は、 本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレ ーキシステムの、 液圧制 御ユニ ッ トの基体の斜視図である。 図 5は、 本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレ ーキシステムの、 液圧制御ユニ ットの基体に各部材が取り付けられた状態を 示す平面図で ある。 図 6は、 図 5における八一八線での部分断面図である。

【0 0 3 0】

図 3及び図 4に示されるように、 基体 5 1は、 略直方体の形状である。 基体 5 1の主面 5 1 3 には有底のモータ穴 7 1が形成されており、 モータ穴 7 1にモータ 2 8が挿入され て立設される。 また、 基体 5 1の主面 5 1 の側面である第 1側面 5 1 1 3 には、 マスタシ リンダ 2 1に接続されるブレーキ液管が接続されるマ タシリンダポート 7 2と、 ホイー ルシリンダ 2 4に接続されるブレーキ液管が接続されるホ ールシリンダポート 7 3と、 が形成されている。 また、 基体 5 1の第 1側面 5 1 bに対向する面である第 2側面 5 1〇 には、 アキュムレータ穴 7 4が形成されており、 アキュムレータ穴 7 4には、 アキュムレ ータ 3 3、 4 3がそれぞれ埋設される。 また、 基体 5 1の主面 5 1 の他の側面である第 3側面 5 1 ¢ 1及び第 4側面 5 1 6 には、 モータ穴 7 1に通じるポンプ穴 7 5が形成されて おり、 ポンプ穴 7 5には、 ポンプ 3 4、 4 4がそれぞれ埋設される。 主面 5 は、 本発 明における 「面」 に相当する。 第 2側面 5 1。は、 本発明における 「交差面」 に相当する

【0 0 3 1】

図 3に示されるように、 主面 5 において、 モータ穴 7 1の周囲には、 基体 5 1の外 面に形成されている第 1バルブ用開口 8 1 から基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八に延び る第 1バルブ用穴 8 1と、 基体 5 1の外面に形成されている第 2バルブ用開口 8 2 から 基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八に延びる第 2バルブ用穴 8 2と、 基体 5 1の外面に形成 されている第 3バルブ用開口 8 3 3 から基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八に延びる第 3パ ルブ用穴 8 3と、 基体 5 1の外面に形成されている第 4バルブ用開口 8 4 3 から基体 5 1 の後輪用内部流路 5 1八に延びる第 4バルブ用穴 8 4と、 基体 5 1の外面に形成されてい る第 5バルブ用開口 8 5 から基体 5 1の前輪用内部流路 5 1 3に延びる第 5バルブ用穴 8 5と、 基体 5 1の外面に形成されている第 6バルブ用開口 8 6 から基体 5 1の前輪用 内部流路 5 1 3に延びる第 6バルブ用穴 8 6と、 基体 5 1の外面に形成されている第 7パ ルブ用開口 8 7 から基体 5 1の前輪用内部流路 5 1 3に延びる第 7バルブ用穴 8 7と、 基体 5 1の外面に形成されている第 8バルブ用開口 8 8 3 から基体 5 1の前輪用内部流路 5 1 6に延びる第 8バルブ用穴 8 8と、 が形成されている。

【0 0 3 2】

図 3及び図 5に示されるように、 主面 5 1 3 を正面視した状態において、 第 1バルブ用 開口 8 1 、 第 2バルブ用開口 8 2 、 第 5バルブ用開口 8 5 、 及び、 第 6バルブ用開 口 8 6 は、 モータ 2 8の外側を通過する第 1直線乙 1に重なる。 なお、 第 1直線乙 1は 、 主面 5 1 のうちの第 2側面 5 1。と交差する部分と、 モータ 2 8との間に位置してい \¥02019/130148 卩(:17132018/060086 る。 また、 主面 5 1 3 を正面視した状態において、 第 3バルブ用開口 8 3 3 及び第 4バル ブ用開口 84 は、 モータ 28の外側を通過し、 目.つ、 第 1直線乙 1に直交する第 2直線 乙 2に重なる。 また、 主面 5 1 3 を正面視した状態において、 第 7バルブ用開口 8 7 3 及 び第 8バルブ用開口 8 8 3 は、 モータ 2 8の外側であって、 第 2直線乙 2を基準とするモ ータ 28の回転軸 0の遠い側を通過し、 目.つ、 第 1直線 1に直交する第 3直線 3に重 なる。 なお、 「重なる」 との用語は、 開口の中心が直線上に位置している場合に加 えて、 開口の中心が直線からずれている場合をも含 む概念である。

【0033】

図 5に示されるように、 第 1バルブ用穴 8 1には、 第 1バルブ 3 1 (後輪用液圧回路 1 2の £ ) が、 基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八を開閉可能に埋設される。 第 2バルブ用 穴 8 2には、 第 2バルブ 32 (後輪用液圧回路 1 2の八 V) が、 基体 5 1の後輪用内部流 路 5 1八を開閉可能に埋設される。 第 5バルブ用穴 8 5には、 第 5バルブ 4 1 (前輪用液 圧回路 14の £ ) が、 基体 5 1の前輪用内部流路 5 13を開閉可能に埋設される。 第 6 バルブ用穴 8 6には、 第 6バルブ 42 (前輪用液圧回路 14の八 V) が、 基体 5 1の前輪 用内部流路 5 13を開閉可能に埋設される。 つまり、 第 1直線 1上において、 第 2バル ブ 32及び第 6バルブ 42は、 第 1バルブ 3 1及び第 5バルブ 4 1と比較して、 モータ 2 8の回転軸 に近い側に位置する。

【0034】

また、 第 3バルブ用穴 83には、 第 3バルブ 35 (後輪用液圧回路 1 2 £ V) が、 基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八を開閉可能に埋設される。 第 4バルブ用穴 84には、 第 4バルブ 36 (後輪用液圧回路 1 2の H £ V) が、 基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八を開 閉可能に埋設される。 つまり、 第 2直線乙 2上において、 第 3バルブ 35は、 モータ 28 の回転軸 0よりも、 第 1直線 1までの距離が近い側に位置にする。 また、 第 2直線乙 2 上において、 第 4バルブ 36は、 モータ 28の回転軸 0よりも、 第 1直線乙 1までの距離 が遠い側に位置にする。

【0035】

また、 第 7バルブ用穴 87には、 第 7バルブ 45 (前輪用液圧回路 1 4 £ V) が、 基体 5 1の前輪用内部流路 5 13を開閉可能に埋設される。 第 8バルブ用穴 88には、 第 8バルブ 46 (前輪用液圧回路 1 4の H £ V) が、 基体 5 1の前輪用内部流路 5 13を開 閉可能に埋設される。 つまり、 第 3直線乙 3上において、 第 7バルブ 45は、 モータ 28 の回転軸 0よりも、 第 1直線 1までの距離が近い側に位置にする。 また、 第 3直線乙 3 上において、 第 8バルブ 46は、 モータ 28の回転軸 0よりも、 第 1直線乙 1までの距離 が遠い側に位置にする。

【0036】

図 3に示されるように、 主面 5 において、 モータ穴 7 1の周囲には、 更に、 基体 5 1の外面に形成されている第 1液圧センサ用開口 89 3 から基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八に延びる第 1液圧センサ用穴 89と、 基体 5 1の外面に形成されている第 2液圧セン サ用開口 90 3 から基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八に延びる第 2液圧センサ用穴 90と 、 基体 5 1の外面に形成されている第 3液圧センサ用開口 9 1 3 から基体 5 1の前輪用内 部流路 5 13に延びる第 3液圧センサ用穴 9 1と、 基体 5 1の外面に形成されている第 4 液圧センサ用開口 92 3 から基体 5 1の前輪用内部流路 5 13に延びる第 4液圧センサ用 穴 92と、 が形成されている。

【0037】

図 3及び図 5に示されるように、 主面 5 1 3 を正面視した状態において、 第 1液圧セン サ用開口 8 9 は、 モータ 28と第 1直線乙 1と第 2直線乙 2との間に位置する。 また、 主面 5 1 3 を正面視した状態において、 第 2液圧センサ用開口 90 3 は、 第 1直線乙 1を 基準として第 3バルブ用開口 8 3 3 及び第 4バルブ用開口 84 3 の遠い側に位置する。 ま た、 主面 5 1 を正面視した状態において、 第 3液圧センサ用開口 9 1 は、 モータ 28 と第 1直線 1と第 3直線 3との間に位置する。 また、 主面 5 1 を正面視した状態に おいて、 第 4液圧センサ用開口 92 は、 第 1直線乙 1を基準として第 7バルブ用開口 8 \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086

7 3 及び第 8バルブ用開口 8 8 の遠い側に位置する。

【0 0 3 8】

図 5に示されるように、 第 1液圧センサ用穴 8 9には、 後輪用液圧回路 1 2のホイール シリンダ液圧センサ 3 8が、 基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八のブレーキ液の液圧を検出 可能に埋設される。 第 2液圧センサ用穴 9 0には、 後輪用液圧回路 1 2のマスタシリンダ 液圧センサ 3 7が、 基体 5 1の後輪用内部流路 5 1八のブレーキ液の液圧を検出可能に埋 設される。 第 3液圧センサ用穴 9 1には、 前輪用液圧回路 1 4のホイールシリンダ液圧セ ンサ 4 8が、 基体 5 1の前輪用内部流路 5 1 3のブレーキ液の液圧を検出可能に埋設され る。 第 4液圧センサ用穴 9 2には、 前輪用液圧回路 1 4のマスタシリンダ液圧センサ 4 7 が、 基体 5 1の前輪用内部流路 5 1 3のブレーキ液の液圧を検出可能に埋設され 。

【0 0 3 9】

すなわち、 図 5に示されるように、 主面 5 1 3 を正面視した状態において、 第 1直線乙 1に直交し目.つモータ 2 8の回転軸 0を通過する基準直線 0を基準として第 2直線乙 2 の有る側に、 後輪用液圧回路 1 2に属する部材 (つまり、 第 1バルブ 3 1、 第 2バルブ 3 2、 アキュムレータ 3 3、 ポンプ 3 4、 第 3バルブ 3 5、 第 4バルブ 3 6、 マスタシリン ダ液圧センサ 3 7、 ホイールシリンダ液圧センサ 3 8等) が纏めて設けられる。 また、 主 面 5 1 を正面視した状態において、 基準直線 0を基準として第 3直線 3の有る側に 、 前輪用液圧回路 1 4に属する部材 (つまり、 第 5バルブ 4 1、 第 6バルブ 4 2、 アキュ ムレータ 4 3、 ポンプ 4 4、 第 7バルブ 4 5、 第 8バルブ 4 6、 マスタシリンダ液圧セン サ 4 7、 ホイールシリンダ液圧センサ 4 8等) が纏めて設けられる。

【0 0 4 0】

加えて、 図 3及び図 5に示されるように、 モータ穴 7 1の内周面に、 モータ 2 8の外周 面から離れる方向にモータ穴 7 1の内周面をずらす段部 7 1 3 が形成されている。 段部 7 は、 モータ穴 7 1の内周面に 9 0 ° ピッチで 4つ配置されている。 また、 主面 5 1 3 を正面視した状態において、 1つの段部 7 1 の中心は、 モータ 2 8の回転軸 0と第 3バ ルブ用開口 8 3 3 と第 4バルブ用開口 8 4 3 との間に位置する。 また、 主面 5 1 3 を正面 視した状態において、 モータ 2 8の回転軸 0を挟んでその段部 7 1 3 の反対側に形成され ている段部 7 1 3 の中心は、 モータ 2 8の回転軸 0と第 7バルブ用開口 8 7 3 と第 8バル ブ用開口 8 8 3 との間に位置する。

【0 0 4 1】

図 6に示されるように、 モータ 2 8は、 モータ 2 8の出力軸 2 8 3 がモータ穴 7 1の奥 側に位置する状態で、 モータ穴 7 1に挿入される。 モータ 2 8の外周面には、 フランジ 2

8 bが形成されており、 また、 モータ穴 7 1の段部 7 1 の奥側には、 座部 7 1 bが形成 されている。 モータ 2 8は、 フランジ 2 8 1 3 が座部 7 1 1 3 に当接するまで挿入されて立設 される。 その状態で、 モータ穴 7 1の段部 7 1 3 の主面 5 1 3 側の空間に治具が挿入され て、 その段部 7 1 が加圧により変形されることで、 フランジ 2 8 1 3 がモータ穴 7 1に固 定される。

【0 0 4 2】

モータ 2 8の出力軸 2 8 3 には、 モータ 2 8の回転軸<3の周りを回転する偏心体 2 8〇 が付設されている。 偏心体 2 8 が回転すると、 偏心体 2 8 の外周面に押し付けられて いる後輪用液圧回路 1 2のポンプ 3 4のピストン及び前輪用液圧回路 1 4のポンプ 4 4の ビストンが往復動することで、 ブレーキ液が吸込側から吐出側に搬送される 。

【0 0 4 3】

<鞍乗型車両用ブレーキシステムの効果>

実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレーキシス テムの効果について説明する。

【0 0 4 4】

液圧制御ュニット 5 0では、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 ) を正 面視した状態において、 第 1バルブ 3 1 (後輪用液圧回路 1 2の £ ) が挿入されている 基体 5 1の第 1バルブ用開口 8 1 3 、 及び、 第 2バルブ 3 2 (後輪用液圧回路 1 2の八 V ) が挿入されている基体 5 1の第 2バルブ用開口 8 2 3 が、 モータ 2 8の外側を通過する \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086 第 1直線 1に重なり、 第 3バルブ 3 5 (後輪用液圧回路 1 2の 11 £ V) が挿入されてい る基体 5 1の第 3バルブ用開口 8 3 、 及び、 第 4バルブ 3 6 (後輪用液圧回路 1 2の H £ V) が挿入されている基体 5 1の第 4バルブ用開口 8 4 3 が、 モータ 2 8の外側を通過 し、 目.つ、 第 1直線乙 1に直交する第 2直線乙 2に重なる。 つまり、 液圧制御ユニット 5 0では、 モータ 2 8の近くに第 1バルブ 3 1、 第 2バルブ 3 2、 第 3バルブ 3 5、 及び、 第 4バルブ 3 6を設けることが可能となって、 基体 5 1の小型化が実現可能である。 また 、 第 1バルブ 3 1及び第 2バルブ 3 2を互いに近くに配置するとともに、 第 3バルブ 3 5 及び第 4バルブ 3 6を互いに近くに配置することが可能となっ 、 基体 5 1の内部流路の 複雑化を抑制しつつ、 基体 5 1の小型化が実現可能である。

【0 0 4 5】

好ましくは、 液圧制御ユニット 5 0では、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 3 ) を正面視した状態において、 ホイールシリンダ液圧センサ 3 8が挿入されている 第 1液圧センサ用開口 8 9 が、 モータ 2 8と第 1直線乙 1と第 2直線乙 2との間に位置 する。 そのように構成されることで、 ホイールシリンダ液圧センサ 3 8が設けられている 液圧回路 (後輪用液圧回路 1 2) においても、 基体 5 1の小型化が実現可能である。

【0 0 4 6】

好ましくは、 液圧制御ユニット 5 0では、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 3 ) を正面視した状態において、 マスタシリンダ液圧センサ 3 7が挿入されている第 2液圧センサ用開口 9 0 は、 第 1直線乙 1を基準として第 3バルブ用開口 8 3 及び第 4バルブ用開口 8 4 3 の遠い側に位置している。 そのように構成されることで、 第 3バル ブ用開口 8 3 3 及び第 4バルブ用開口 8 4 3 と、 第 1側面 5 1 1 3 と、 の間のスペースを有 効活用することが可能となって、 基体 5 1の小型化が実現可能である。

【0 0 4 7】

好ましくは、 液圧制御ユニット 5 0では、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 3 ) を正面視した状態において、 第 3バルブ用開口 8 3 3 及び第 4バルブ用開口 8 4 のうちの一方は、 モータ 2 8の回転軸 0よりも、 第 1直線乙 1までの距離が近く、 第 3 バルブ用開口 8 3 3 及び第 4バルブ用開口 8 4 3 のうちの他方は、 モータ 2 8の回転軸匚 よりも、 第 1直線乙 1までの距離が遠い。 そのように構成されることで、 モータ 2 8、 第 3バルブ 3 5、 及び第 4バルブ 3 6を集めて省スペースに配設することが可能 なって、 基体 5 1の小型化が実現可能である。

【0 0 4 8】

好ましくは、 液圧制御ユニット 5 0では、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 3 ) を正面視した状態において、 第 1直線乙 1は、 その面 (主面 5 1 3 ) のうちの、 アキュムレータ 3 3が埋設されている面 (第 2側面 5 1。) と交差する部分とモータ 2 8 との間に位置している。 そのように構成されることで、 第 2バルブ 3 2の近くにアキュム レータ 3 3を配設することが可能となって、 基体 5 1の内部流路の複雑化を抑制しつつ、 基体 5 1の小型化が実現可能である。

【0 0 4 9】

好ましくは、 液圧制御ユニット 5 0では、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 ) を正面視した状態において、 第 5バルブ 4 1 (前輪用液圧回路 1 4の £ ) が揷 入されている基体 5 1の第 5バルブ用開口 8 5 、 及び、 第 6バルブ 4 2 (前輪用液圧回 路 1 4の八 V) が挿入されている基体 5 1の第 6バルブ用開口 8 6 3 が、 第 1直線乙 1に 重なる。 そのように構成されることで、 複数の液圧回路 (後輪用液圧回路 1 2及び前輪用 液圧回路 1 4) で基体 5 1が共用されるような構成において、 基体 5 1の内部流路の加工 を簡易化することが可能である。

【0 0 5 0】

特に、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 ) を正面視した状態において 、 第 7バルブ 4 5 (前輪用液圧回路 1 4の 11 £ V) が挿入されている基体 5 1の第 7バル ブ用開口 8 7 3 、 及び、 第 8バルブ 4 6 (前輪用液圧回路 1 4の H £ V) が挿入されてい る基体 5 1の第 8バルブ用開口 8 8 3 が、 モータ 2 8の外側であって、 第 2直線乙 2を基 \¥0 2019/130148 卩(:17132018/060086 準とするモータ 2 8の回転軸 0の遠い側を通過し、 目.つ、 第 1直線 1に直交する第 3直 線乙 3に重なるとよい。 そのように構成されることで、 複数の液圧回路 (後輪用液圧回路 1 2及び前輪用液圧回路 1 4) で基体 5 1が共用されるような構成において、 基体 5 1の 内部流路の加工を簡易化しつつ、 基体 5 1の小型化が実現可能である。

【0 0 5 1】

特に、 基体 5 1のモータ 2 8が立設された面 (主面 5 1 ) を正面視した状態において 、 第 1バルブ用開口 8 1 及び第 2バルブ用開口 8 2 が、 第 1直線乙 1に直交し目.つモ ータ 2 8の回転軸 0を通過する基準直線 0を基準として、 第 2直線 2の有る側に位置 し、 第 5バルブ用開口 8 5 3 及び第 6バルブ用開口 8 6 3 が、 基準直線乙 0を基準として 、 第 2直線乙 2の無い側に位置するとよい。 そのように構成されることで、 複数の液圧回 路 (後輪用液圧回路 1 2及び前輪用液圧回路 1 4) で基体 5 1が共用されるような構成に おいて、 基体 5 1の内部流路の加工を簡易化することが確実 される。

【0 0 5 2】

好ましくは、 モータ穴 7 1の内周面に、 モータ 2 8の外周面から離れる方向にモータ穴 7 1の内周面をずらす複数の段部 7 1 3 が形成されており、 基体 5 1のモータ 2 8が立設 された面 (主面 5 1 3 ) を正面視した状態において、 複数の段部 7 1 3 のうちの少なくと も 1つの中心は、 モータ 2 8の回転軸 0と第 3バルブ用開口 8 3 3 と第 4バルブ用開口 8 4 3 との間に位置する。 そのように構成されることで、 モータ 2 8の基体 5 1への固定の ための段部 7 1 3 を、 基体 5 1の大型化を抑制しつつ形成することが可能 ある。

【0 0 5 3】

特に、 複数の段部 7 1 3 が、 モータ 2 8の回転軸(3を基準として、 9 0 ° ピッチで位置 しているとよい。 そのように構成されることで、 モータ 2 8の基体 5 1への固定を確実化 しつつ、 基体 5 1の大型化を抑制することが可能である。

【0 0 5 4】

<変形例>

図 7は、 本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレ ーキシステムの変形例の、 構成を 示す図である。

以上では、 後輪用液圧回路 1 2及び前輪用液圧回路 1 4の両方が、 供給流路 2 7を備え ている場合を説明したが、 図 7に示されるように、 後輪用液圧回路 1 2のみが、 供給流路 2 7を備えていてもよい。 そのような場合には、 後輪用液圧回路 1 2は、 本発明における 「第 1液圧回路」 に相当する。 また、 前輪用液圧回路 1 4のみが、 供給流路 2 7を備えて いてもよい。 そのような場合には、 前輪用液圧回路 1 4は、 本発明における 「第 1液圧回 路」 に相当する。

【0 0 5 5】

図 8は、 本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両用ブレ ーキシステムの変形例の、 液圧制 御ユニットの基体に各部材が取り付けられた 状態を示す平面図である。

後輪用液圧回路 1 2のみが供給流路 2 7を備える場合においては、 図 8に示されるよう に、 前輪用液圧回路 1 4の供給流路 2 7に関連するもの (第 7バルブ 4 5、 第 8バルブ 4 6、 第 7バルブ用開口 8 7 3 、 第 8バルブ用開口 8 8 等) 以外が、 図 5に示される状態 と同様に配設されるとよい。 また、 前輪用液圧回路 1 4のみが供給流路 2 7を備える場合 においては、 後輪用液圧回路 1 2の供給流路 2 7に関連するもの (第 3バルブ 3 5、 第 4 バルブ 3 6、 第 3バルブ用開口 8 3 3 、 第 4バルブ用開口 8 4 3 等) 以外が、 図 5に示さ れる状態と同様に配設されるとよい。 そのように構成されることで、 上述と同様の効果が 奏される。 また、 後輪用液圧回路 1 2及び前輪用液圧回路 1 4の両方が供給流路 2 7を備 えている場合と、 後輪用液圧回路 1 2及び前輪用液圧回路 1 4の一方が供給流路 2 7を備 えている場合と、 で、 製造工程等を共通化することが可能となって 、 部品費等が削減され る。

【0 0 5 6】

以上、 実施の形態について説明したが、 本発明は実施の形態の説明に限定されない。 例 えば、 実施の形態の一部のみが実施されてもよい。 \¥02019/130148 卩(:17132018/060086

【符号の説明】

【 0 0 5 7】

1 胴体、 2 ハン ドル、 3 前輪、 3 3 ロータ、 4 後輪、 4 3 ロータ、 1 0 鞍乗型車両用ブレーキシステム、 1 1 第 1ブレーキ操作部、 1 2 後輪用液圧回路、 1

3 第 2ブレーキ操作部、 1 4 前輪用液圧回路、 2 1 マスタシリンダ、 2 2 リザー パ、 2 3 ブレーキキヤリパ、 2 4 ホイールシリンダ、 2 5 主流路、 2 5 3 主流路 途中部、 2 6 副流路、 2 6 3 副流路途中部、 2 7 供給流路、 2 8 モータ、 2 8 3 出力軸、 2 8 b フランジ、 2 8 。 偏心体、 3 1、 3 2、 3 5、 3 6、 4 1、 4 2、

4 5、 4 6 バルブ、 3 3、 4 3 アキュムレータ、 3 4、 4 4 ポンプ、 3 7、 4 7 マスタシリンダ液圧センサ、 3 8、 4 8 ホイールシリンダ液圧センサ、 5 0 液圧制御 ュニッ ト、 5 1 基体、 5 1八 後輪用内部流路、 5 1 6 前輪用内部流路、 5 1 3 主 面、 5 1 13、 5 1 。、 5 1 ¢ 1 , 5 1 6 側面、 5 1 £ 裏面、 6 0 制御装置、 7 1 モ ータ穴、 7 1 3 段部、 7 1 b 座部、 7 2 マスタシリンダポート、 7 3 ホイールシ リンダポート、 74 アキュムレータ穴、 7 5 ポンプ穴、 8 1〜 8 8 バルブ用穴、 8 1 &〜8 8 3 バルブ用開口、 8 9〜 9 2 液圧センサ用穴、 8 9 &〜 9 2 3 液圧セン サ用開口、 1 0 0 鞍乗型車両、 0 モータの回転軸、 乙 1 第 1直線、 乙 2 第 2直線 、 乙 3 第 3直線、 〇 基準直線。