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Patent Searching and Data


Title:
MASSAGE MACHINE AND AIR DISTRIBUTION UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/104444
Kind Code:
A1
Abstract:
An air distribution unit (7) for delivering air, supplied from a pump (6), to air cells (A-H) has an input port (P1), output ports (D1-D8), and a unit body (14) having distribution blocks (11, 12, 13). Each distribution block (11, 12, 13) has a branch section for flow paths, and this incrementally increases, starting with the input port (P1), the number of flow paths untill the output ports (D1-D8). The air distribution unit further has a switching device and a control device. The switching device collectively switches, for each distribution block (11, 12, 13), the direction of flow of air at each branch section. The control section controls the switching device so that air can flow between the input port (P1) and the output ports (D1-D8).

More Like This:
JPS592740MASSAGER
Inventors:
KANAOKA SHOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/050833
Publication Date:
August 27, 2009
Filing Date:
January 21, 2009
Export Citation:
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Assignee:
FAMILY CO LTD (JP)
KANAOKA SHOJI (JP)
International Classes:
A61H7/00
Foreign References:
JP2000279466A2000-10-10
JPS63119907U1988-08-03
JP2003230614A2003-08-19
JP2000274554A2000-10-03
JPH1119138A1999-01-26
Attorney, Agent or Firm:
SunCrest Patent and Trademark Attorneys (JP)
Patent business corporation Sun Crest international patent firm (JP)
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Claims:
 エアを吐出するポンプと、エアの給排によって動作する複数のエアアクチュエータと、前記ポンプからエアが供給されると共に当該エアを前記複数のエアアクチュエータへ送ることができるように内部に流路が形成されたエア分配ユニットと、前記エアアクチュエータの動作を制御するための制御部と、を備え、
 前記エア分配ユニットは、
  前記ポンプからエアが供給される入力ポートと、
  前記複数のエアアクチュエータとそれぞれ繋がっている複数の出力ポートと、
  前記入力ポートから前記複数の出力ポートへと向かう方向に複数配設された分配部を有し、当該分配部のそれぞれに前記流路の分岐部が形成されていることによって、前記入力ポートから前記複数の出力ポートへと流路が当該分配部毎に増加していくように構成されたユニット本体部と、
  前記分配部毎に設けられ、前記分岐部におけるエアを流す方向を当該分配部単位でまとめて切り替える切替部と、
 を有し、
 前記制御部は、前記複数の出力ポートの内から前記入力ポートとの間でエアを流すことのできる出力ポートを選択するために、前記切替部を制御して前記流路を切り替えることを特徴とするマッサージ機。
 前記切替部は、前記分岐部におけるエアを流す方向を切り替えるために位置変化する弁体と、前記分配部単位でまとめて当該弁体を位置変化させる切替アクチュエータとを有している請求項1に記載のマッサージ機。
 前記切替アクチュエータは、前記ポンプから供給されたエアによって動作するエア式である請求項2に記載のマッサージ機。
 前記ユニット本体部は、前記分岐部が一つずつ内部に形成されているケース本体部を複数有し、
 前記切替部は、前記分岐部におけるエアを流す方向を切り替えるために位置変化する弁体と、前記弁体が取り付けられ当該弁体と共に位置変化する弁軸とを有し、
 前記ケース本体部は、前記弁体及び前記弁軸が直線方向に位置変化可能となるように当該弁軸を支持している軸受孔部を有し、
 一つのケース本体部の前記軸受孔部と、当該一つのケース本体部と隣りの他のケース本体部の前記軸受孔部とは、個別に孔加工されている請求項1に記載のマッサージ機。
 前記一つのケース本体部の前記軸受孔部の孔方向は、前記他のケース本体部の軸受孔部の孔方向と平行となるように、前記複数のケース本体部が設けられている請求項4に記載のマッサージ機。
 前記ケース本体部は、前記弁体を前記分岐部に収容した状態とするために、複数のケース分割体を有している分割構造であり、
 前記ケース分割体同士は、しまり嵌めにより分離不能として組み立てられている請求項4又は5に記載のマッサージ機。
 前記入力ポートから前記複数の出力ポートへと向かう方向に配設された複数の前記分配部の内の、少なくとも二つの分配部は、一方向に並んで配設されている請求項4又は5に記載のマッサージ機。
 前記制御部が前記切替部を制御することで前記入力ポートとの間で繋がった状態となった出力ポート以外の他の出力ポートは、エアの通過が規制された閉塞状態となる請求項1~5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
 前記制御部は、前記切替部の動作を制御すべく当該切替部へ与える切替信号と、当該切替信号に応じて前記切替部がエアを流す方向を切り替えることで前記入力ポートと繋がる前記出力ポートと、の関係を有する関係情報を記憶している記憶部を有している請求項1~5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
 前記複数の出力ポートのうちの一つの出力ポートと、少なくとも二つの他の出力ポートにそれぞれ繋がっている前記エアアクチュエータとの間が、当該一つの出力ポートから当該エアアクチュエータへのエアの流れを許容する逆止弁を介して繋がっており、
 前記制御部は、前記入力ポートとの間でエアが流れる出力ポートが、前記一つの出力ポートとなるように前記切替部を制御する請求項1~5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
 前記ポンプがエアを前記入力ポートへ供給する給気状態から、前記出力ポートより前記入力ポートへと流れてきたエアを外部へ排気することができる排気状態へと切り替える給排切替弁を更に備えている請求項1~5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
 前記複数の出力ポートのうちの一つの出力ポートと、少なくとも二つの他の出力ポートにそれぞれ繋がっている前記エアアクチュエータとの間が、当該エアアクチュエータから当該一つの出力ポートへのエアの流れを許容する逆止弁を介して繋がっており、
 前記制御部は、排気状態とするように前記給排切替弁を制御すると共に、前記入力ポートとの間でエアが流れる出力ポートが、前記一つの出力ポートとなるように前記切替部を制御する請求項11に記載のマッサージ機。
 エアを吐出するポンプから供給されたエアを、エアの給排によって動作する複数のエアアクチュエータへ送ることができるように内部に流路が形成されたエア分配ユニットであって、
  前記ポンプからエアが供給される入力ポートと、
  前記複数のエアアクチュエータとそれぞれ繋がる複数の出力ポートと、
  前記入力ポートから前記複数の出力ポートへと向かう方向に複数配設された分配部を有し、当該分配部のそれぞれに前記流路の分岐部が形成されていることによって、前記入力ポートから前記複数の出力ポートへと流路が当該分配部毎に増加していくように構成されたユニット本体部と、
  前記分配部毎に設けられ、前記分岐部におけるエアを流す方向を当該分配部単位でまとめて切り替える切替部と、を備え、
  前記複数の出力ポートの内から前記入力ポートとの間でエアを流すことのできる出力ポートを選択するために、前記切替部が制御されて前記流路が切り替えられることを特徴とするエア分配ユニット。
Description:
マッサージ機及びエア分配ユニ ト

 本発明は、エアの給排によって動作する 数のエアアクチュエータを備えたマッサー 機、及び、このマッサージ機に適用される ア分配ユニットに関する。

 背凭れ部や座部に、膨縮自在な袋状のエア ル(エアアクチュエータ)が複数設けられた 子型のマッサージ機が知られている。これ エアセルにエア(空気)が供給されることで当 該エアセルは膨張し、これにより使用者の身 体が押圧されマッサージが行なわれる。この ような複数のエアセルを備えた椅子型マッサ ージ機は、エアを吐出するポンプと、このポ ンプから供給されたエアを各エアセルへと供 給するためのエア分配ユニットとを備えてい る(例えば、特開2005-87765号公報(図3参照))。
 従来のエア分配ユニットは複数の電磁弁を しており、一つのエアセル(又は一箇所をマ ッサージするために対となっているエアセル )に対して、少なくとも一つの電磁弁が繋が ている。これにより、ポンプからエア分配 ニットへ送られたエアは、開状態となって る電磁弁を通じてエアセルに供給され、当 エアセルは膨張する。一方、電磁弁を閉状 とすることで、エアセルは収縮する。

 近年、前記のようなエアセルを有するマ サージ機において、エアセルの数を増加さ 、使用者の身体のうちマッサージを行なう 位を増やすことができるマッサージ機があ 。そこで、従来のように一つのエアセルに して一つ又は複数の電磁弁が必要である場 、エアセルの数を増加させると、電磁弁及 このための配線・配管等を含む周辺機器も 加する。この結果、マッサージ機の構成が 雑化したり、消費電力が増加したりする。

 そこで、本発明では、エアによって動作 るエアアクチュエータ(エアセル)が多くな ても構成の簡素化が図れるマッサージ機、 び、このマッサージ機に適用されるエア分 ユニットを提供することを目的とする。

 前記目的を達成するため、本発明のマッ ージ機は、エアを吐出するポンプと、エア 給排によって動作する複数のエアアクチュ ータと、前記ポンプからエアが供給される 共に当該エアを前記複数のエアアクチュエ タへ送ることができるように内部に流路が 成されたエア分配ユニットと、前記エアア チュエータの動作を制御するための制御部 を備え、前記エア分配ユニットは、前記ポ プからエアが供給される入力ポートと、前 複数のエアアクチュエータとそれぞれ繋が ている複数の出力ポートと、前記入力ポー から前記複数の出力ポートへと向かう方向 複数配設された分配部を有し、当該分配部 それぞれに前記流路の分岐部が形成されて ることによって、前記入力ポートから前記 数の出力ポートへと流路が当該分配部毎に 加していくように構成されたユニット本体 と、前記分配部毎に設けられ、前記分岐部 おけるエアを流す方向を当該分配部単位で とめて切り替える切替部とを有し、前記制 部は、前記複数の出力ポートの内から前記 力ポートとの間でエアを流すことのできる 力ポートを選択するために、前記切替部を 御して前記流路を切り替えることを特徴と る。

 また、本発明は、エアを吐出するポンプ ら供給されたエアを、エアの給排によって 作する複数のエアアクチュエータへ送るこ ができるように内部に流路が形成されたエ 分配ユニットであって、前記ポンプからエ が供給される入力ポートと、前記複数のエ アクチュエータとそれぞれ繋がる複数の出 ポートと、前記入力ポートから前記複数の 力ポートへと向かう方向に複数配設された 配部を有し、当該分配部のそれぞれに前記 路の分岐部が形成されていることによって 前記入力ポートから前記複数の出力ポート と流路が当該分配部毎に増加していくよう 構成されたユニット本体部と、前記分配部 に設けられ、前記分岐部におけるエアを流 方向を当該分配部単位でまとめて切り替え 切替部と、を備え、前記複数の出力ポート 内から前記入力ポートとの間でエアを流す とのできる出力ポートを選択するために、 記切替部が制御されて前記流路が切り替え れるものである。

 このマッサージ機、及び、エア分配ユニッ によれば、エア分配ユニットが有している ニット本体部において、入力ポートから複 の出力ポートへと向かう方向に、分配部が 数段配設されている。そして、分配部のそ ぞれに流路の分岐部が形成されていること よって、入力ポートから複数の出力ポート と流路が増加していくように構成されてい 。さらに、分配部毎に設けられた切替部を 御部が制御することにより、前記分岐部に けるエアを流す方向が分配部単位でまとめ 切り替えられ、複数の出力ポートの内から 力ポートと繋がった状態となる出力ポート 選択される。したがって、入力ポートから の出力ポートに流れてきたエアを、当該出 ポートと繋がっているエアアクチュエータ 供給することができる。このように、エア 吐出することができる出力ポートの数を多 することができ、多くのエアアクチュエー を繋ぐことができる。
 また、エア分配ユニットは、多くのエアア チュエータを繋ぐことができる構成であり がら、前記切替部を、複数段ある分配部毎 設ければよく、かつ、この分配部毎に設け れた切替部が、分岐部におけるエアを流す 向を当該分配部単位でまとめて切り替える このため、切替部を分岐部毎に設ける必要 なく、切替部の数が少なくて済み、エア分 ユニットの構成の簡素化が図れる。

 また、分配部毎に切替部を設ける構成とす ために、前記切替部は、前記分岐部におけ エアを流す方向を切り替えるために位置変 する弁体と、前記分配部単位でまとめて当 弁体を位置変化させる切替アクチュエータ を有しているのが好ましい。
 この構成により、切替アクチュエータが分 部単位でまとめて弁体を位置変化させ、エ を流す方向を分配部単位でまとめて切り替 ることができる。
 また、前記切替アクチュエータは、前記ポ プから供給されたエアによって動作するエ 式であるのが好ましい。
 この場合、前記エアアクチュエータのエア と、前記エア分配ユニットの流路を切り替 るための切替アクチュエータのエア源とを 同じポンプとすることができる。

 また、前記ユニット本体部は、単一の前記 岐部が内部に形成されているケース本体部 複数有し、前記切替部は、前記分岐部にお るエアを流す方向を切り替えるために位置 化する弁体と、前記弁体が取り付けられ当 弁体と共に位置変化する弁軸とを有し、前 ケース本体部は、前記弁体及び前記弁軸が 線方向に位置変化可能となるように当該弁 を支持している軸受孔部を有し、一つのケ ス本体部の前記軸受孔部と、他のケース本 部の前記軸受孔部とは、個別に孔加工され いるのが好ましい。
 この場合、一つのケース本体部における孔 工と他のケース本体部における孔加工とを 別に行なうことから、その加工が容易とな 、寸法精度の確保が容易となる。

 そして、前記のような、一つのケース本体 の軸受孔部と、他のケース本体部の軸受孔 とが、個別に孔加工されて得られるユニッ 本体部の構成としては、前記一つのケース 体部の前記軸受孔部の孔方向は、前記他の ース本体部の軸受孔部の孔方向と平行とな ように、前記複数のケース本体部が設けら ている構成がある。
 この場合、一つのケース本体部の分岐部に ける弁体及び弁軸と、他のケース本体部の 岐部における弁体及び弁軸とが、平行に配 される。

 また、前記ケース本体部は、前記弁体を前 分岐部に収容した状態とするために、複数 ケース分割体を有している分割構造であり 前記ケース分割体同士は、しまり嵌めによ 分離不能として組み立てられているのが好 しい。
 この場合、ケース分割体同士の組み立てに 例えば溶接や、ネジ締結のためのネジ加工 が不要であり、ケース本体部の作製が簡単 なる。

 また、前記入力ポートから前記複数の出力 ートへと向かう方向に配設された複数の前 分配部の内の、少なくとも二つの分配部は 一方向に並んで配設されているのが好まし 。
 この場合、エア分配ユニットを一方向に長 構成することができる。

 また、前記マッサージ機は、前記制御部が 記切替部を制御することで前記入力ポート の間で繋がった状態となった出力ポート以 の他の出力ポートは、エアの通過が規制さ た閉塞状態となるのが好ましい。
 この構成によれば、入力ポートとの間で繋 った状態となった出力ポート以外の他の出 ポートと(すなわち、入力ポートとの間でエ アが流れることができるようになった出力ポ ート以外の他の出力ポートと)、これと繋が ているエアアクチュエータとの間では、エ が流れることができない状態となる。した って、あるエアアクチュエータにエアが供 され動作した後に、当該エアアクチュエー と繋がる出力ポートが前記閉塞状態となる うに制御されると、当該エアアクチュエー は動作した状態で保持される。

 また、前記制御部は、前記切替部の動作を 御すべく当該切替部へ与える切替信号と、 該切替信号に応じて前記切替部がエアを流 方向を切り替えることで前記入力ポートと がる前記出力ポートと、の関係を有する関 情報を記憶している記憶部を有しているの 好ましい。
 この構成によれば、入力ポートと繋がった 態とすべき出力ポートが定められると、制 部は、前記関係情報に基づいて切替信号を ることができ、この切替信号を前記切替部 与え、切替部によって前記出力ポートが選 されるように制御することができる。

 また、前記マッサージ機において、前記複 の出力ポートのうちの一つの出力ポートと 少なくとも二つの他の出力ポートにそれぞ 繋がっている前記エアアクチュエータとの が、当該一つの出力ポートから当該エアア チュエータへのエアの流れを許容する逆止 を介して繋がっており、前記制御部は、前 入力ポートとの間でエアが流れる出力ポー が、前記一つの出力ポートとなるように前 切替部を制御する構成とすることができる
 この構成によれば、制御部が切替部を制御 て、入力ポートとの間でエアが流れる出力 ートを、前記一つの出力ポートとして選択 ることにより、当該一つの出力ポートから アを前記逆止弁を介して前記少なくとも二 の他の出力ポートにそれぞれ繋がっている アアクチュエータへ供給することができる つまり、前記少なくとも二つのエアアクチ エータについて同時に給気が可能となる。

 また、前記マッサージ機は、前記ポンプが アを前記入力ポートへ供給する給気状態か 、前記出力ポートより前記入力ポートへと れてきたエアを外部へ排気することができ 排気状態へと切り替える給排切替弁を更に えているのが好ましい。
 このマッサージ機によれば、給排切替弁に って給気状態とし、ポンプがエアを入力ポ トへ供給すると、そのエアは、入力ポート ら所定の出力ポートより吐出され、当該出 ポートと繋がっているエアアクチュエータ エアを供給することができる。また、給排 替弁によって排気状態とすると、入力ポー との間でエアが流れることができる出力ポ トに繋がっているエアアクチュエータ内の アは、当該出力ポートから入力ポートへと れ、当該エアを外部へ排気することができ 。

 また、このマッサージ機において、前記複 の出力ポートのうちの一つの出力ポートと 少なくとも二つの他の出力ポートにそれぞ 繋がっている前記エアアクチュエータとの が、当該エアアクチュエータから当該一つ 出力ポートへのエアの流れを許容する逆止 を介して繋がっており、前記制御部は、排 状態とするように前記給排切替弁を制御す と共に、前記入力ポートとの間でエアが流 る出力ポートが、前記一つの出力ポートと るように前記切替部を制御する構成とする とができる。
 この構成によれば、給排切替弁によって排 状態とし、制御部が切替部を制御して、前 一つの出力ポートを選択することにより、 記少なくとも二つの他の出力ポートにそれ れ繋がっているエアアクチュエータ内のエ を、前記逆止弁を介して前記一つの出力ポ トへ流すことができる。そして、当該エア 、当該一つの出力ポートから前記入力ポー へと流し、外部へ排気することができる。 まり、前記少なくとも二つのエアアクチュ ータについて同時に排気することが可能と る。

本発明のマッサージ機を示す斜視図で る。 本発明のマッサージ機の要部を示して るブロック図である。 エア分配ユニットの概略を示している 面図である。 第三分配ブロックを示している図であ 。 第三分配ブロックを示している図であ 。 制御装置の機能を説明する説明図であ 。 マッサージ機の他の実施形態の一部を すブロック図である。 制御装置の機能を説明する説明図であ 。 マッサージ機の他の実施形態の一部を すブロック図である。 図9のマッサージ機によるエアセルの 作を説明する説明図である。 マッサージ機の他の実施形態の一部を 示すブロック図である。 図11のマッサージ機によるエアセルの 作を説明する説明図である。 左側の肘掛け部の説明図である。 左腕用のエアセル群の動作を説明する 説明図である。 左腕用のエアセル群の動作を説明する 説明図である。 他のエア分配ユニットを適用した場合 の左側の肘掛け部の説明図である。 マッサージ機の他の実施形態の一部を 示すブロック図である。 左腕用のエアセル群の動作を説明する 説明図である。 左腕用のエアセル群の動作を説明する 説明図である。 マッサージ機の他の実施形態の一部を 示すブロック図である。 左腕用のエアセル群の動作を説明する 説明図である。 左腕用のエアセル群の動作を説明する 説明図である。 エア分配ユニットの他の形態を示して いる断面図である。 エア分配ユニットのさらに他の形態を 示している説明図である。 (a)は図24のA矢視図であり、(b)は図24のB 矢視図である。 バルブユニットの断面図である。 エア分配ユニットのさらに他の形態を 示している説明図である。 図27のA矢視図である。 図27のB矢視図である。 バルブユニットの断面図である。 第三分配ブロックの断面図である。 リークバルブ及び急速排気弁の説明図 である。 バルブユニットの変形例を示し、(a)は 平面図であり、(b)は断面図である。

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づい 説明する。
 図1は本発明のマッサージ機を示す斜視図で ある。このマッサージ機は、使用者が着座す る座部1と、使用者の上半身を支持する背凭 部2と、使用者の脚を載せるフットレスト3と 、使用者の左右の腕を載せる左右の肘掛け部 4,4とを備えている。背凭れ部2には、昇降可 であるマッサージユニット(図示せず)が設け られている。このマッサージユニットは、施 療子42とこの施療子42を動作させる駆動部(図 せず)とを有している。施療子42が動作する とで、揉みや叩きのマッサージが可能とな 。
 背凭れ部2はリクライニング動作が可能であ る。フットレスト3は座部1の前部を中心とし 回動可能であり、図1の下向き状態から、前 方へ突出した突出状態となる。背凭れ部2の クライニング及びフットレスト3の回動は、 示していない駆動装置によって行なわれる

 このマッサージ機は、エアを吐出するポン 6と、エアの給排によってマッサージのため に膨縮動作する複数のエアセル(エアアクチ エータ)とを備えている。このポンプ6から供 給されたエアによって各エアセルは動作する 。
 前記エアセルとして、座部1は、前後に配置 され上方へ膨張するエアセル41a,41b、使用者 臀部乃至大腿部を左右から押圧するエアセ 41cを有している。フットレスト3は、左右各 の脹脛を左右から押圧するエアセル43a、足 部を左右から押圧するエアセル43b、足裏を 圧するエアセル43cを有している。左右の肘 け部4,4のそれぞれは、腕の上側から順に、 部を押圧するエアセル44a、上腕部を押圧す (挟む)エアセル44b、前腕部を押圧する(挟む) エアセル44c、手を押圧する(上下で挟む)エア ル44dを有している。各エアセルは袋状であ 、適宜所定の形状、大きさに形成されてい 。

 マッサージ機は、前記ポンプ6からエアが 供給されると共に、供給されたエアをエアセ ルへ送ることができるエア分配ユニット7を らに備えている。エア分配ユニット7は、ポ プ6からエアが供給される入力ポートと、複 数のエアセルとそれぞれ繋がっている複数の 出力ポートとを有している。エア分配ユニッ ト7の内部には、枝分かれしている流路が形 されている。なお、ポンプ6とエア分配ユニ ト7との間、及び、エア分配ユニット7と各 アセルとの間は、それぞれエア配管(図示せ )によって接続されている。エア分配ユニッ ト7の具体的な構成は、後に説明する。また エア分配ユニット7は、例えば、肘掛け部4の エアセル用、座部1のエアセル用等として複 台設けられていてもよい。

[第一の実施形態]
 図2はマッサージ機のエア制御回路及びエア 配管の要部を示しているブロック図である。 このマッサージ機は、エア分配ユニット7、 動ポンプ6及び複数のエアセルA~Hの他に、制 装置(制御部)10、主電磁弁(給排切替弁)8及び 蓄圧装置9を備えている。また、図2では、複 のエアセルをそれぞれA,B,C,D,E,F,G,Hとしてお 、エア分配ユニット7の入力ポートをP1とし 出力ポートをD1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8としている

 前記制御装置10は、CPU及びメモリを有す プログラマブルなマイコンからなり、この モリに所定の各機能を実行するプログラム 格納されている。このプログラムが実行さ ることで、ポンプ6、エア分配ユニット7、主 電磁弁8等の動作が制御される。制御装置10は 、使用者が操作する操作器45(図1参照)から信 を受け、各種の動作を実行する制御を行な 。

 主電磁弁8はポンプ6とエア分配ユニット7 の間に介在している。この主電磁弁8は、制 御装置10からの制御信号に基づいて励磁状態 消磁状態とに切り替えられ、エアセルA~Hに して、給気状態と排気状態との間を切り替 ることができる。給気状態は、ポンプ6がエ アを入力ポートP1へ供給する状態であり、排 状態は、出力ポートD1~D8から入力ポートP1へ と流れてきたエアを外部へ排気することがで きる状態である。

 ポンプ6から吐出されたエアは、主電磁弁 8を介して入力ポートP1へ供給されるが、分岐 部9cを介して蓄圧装置9及びその下流側の(後 の)制御電磁弁S1,S2,S3へも供給される。蓄圧 置9は、アキュムレータ9aと逆止弁9bとを有し ている。ポンプ6からのエアが前記エアセルA~ Hに多量に供給されると、前記制御電磁弁S1,S2 ,S3へ供給すべきエア圧が低下し、当該制御電 磁弁S1,S2,S3による動作(後述する切替アクチュ エータの動作)が不安定となるおそれがある しかし、この蓄圧装置9によれば、必要なエ の圧力を確保することができる。

 図3はエア分配ユニット7の概略を示して る断面図である。このエア分配ユニット7は 前記入力ポートP1と前記出力ポートD1~D8との 間に介在しているユニット本体部14を有して る。ユニット本体部14は、入力ポートP1から 複数の出力ポートD1~D8へと向かう方向に三段( 複数段)配設された第一、第二、第三分配ブ ック(分配部)11,12,13を有している。これら分 ブロック11,12,13によりユニット本体部14が構 成される。なお、この実施形態では、分配ブ ロック11,12,13が同一部材から形成されており 一つのユニット本体部14を構成しているが 分配ブロック11,12,13がそれぞれ分割された分 割構造であってもよい。

 第一分配ブロック11には、入力ポートP1と繋 がっている第一主流路11aと、この第一主流路 11aから分岐部11dを介して分岐した第一枝流路 11b,11cとが形成されている。分岐部11dには第 弁体21が移動可能として設けられている。
 第二分配ブロック12には、一方の前記第一 流路11bと繋がっている第二主流路12aと、こ 第二主流路12aから分岐部12gを介して分岐し 第二枝流路12c,12dとが形成されている。また 他方の前記第一枝流路11cと繋がっている第 主流路12bと、この第二主流路12bから分岐部1 2hを介して分岐した第二枝流路12e,12fとが形成 されている。前記分岐部12g,12hには第二弁体22 a,22bが移動可能として設けられている。

 図4及び図5は、前記ユニット本体部14のう ちの第三分配ブロック13を示している図であ 。第三分配ブロック13には、一つの前記第 枝流路12cと繋がっている第三主流路13aと、 の第三主流路13aから分岐部13mを介して分岐 た第三枝流路13e,13fとが形成されており、さ に、第二分配ブロック12に形成されている の前記第二枝流路12d,12e,12fに対応するように 、第三主流路13b,13c,13d、分岐部13n,13o,13p及び 三枝流路13g,13h,13i,13j,13k,13lが形成されている 。これにより、最も下流の段にある第三分配 ブロック13には、合計八本の第三枝流路13e~13l が形成される。そして、分岐部13m~13pにはそ ぞれ第三弁体23a~23dが移動可能として設けら ている。

 第三分配ブロック13に複数形成されている 三枝流路13e~13lのそれぞれと、前記出力ポー D1~D8とが繋がっている。また、これら出力 ートD1~D8と前記複数のエアセルA~Hとがそれぞ れ繋がっている。
 このように、流路の分岐部が形成された第 、第二、第三分配ブロック11,12,13により、 ニット本体部14は、入力ポートP1から複数の 力ポートD1~D8へと流路が、分配ブロック11,12 ,13毎に、増加していくように構成されたもの となる。

 また、エア分配ユニット7は、第一、第二 、第三分配ブロック11,12,13のそれぞれに設け れた第一、第二、第三切替装置(切替部)31,32 ,33を有している。切替装置31,32,33のそれぞれ 、分岐部におけるエアを流す方向を分配ブ ック単位でまとめて切り替える(エアを流す 流路を分配ブロック単位でまとめて切り替え る)ことができるように構成されている。つ り、切替装置31,32,33のそれぞれは、分岐部(11 d、12g、12h、13m~13p)におけるエアを流す方向を 切り替えるために位置変化する前記弁体(第 弁体21、第二弁体22a,22b、第三弁体23a~23d)と、 この弁体を位置変化させて流路を分配ブロッ ク単位でまとめて切り替える切替アクチュエ ータ(31a,32a,33a)と、前記制御電磁弁(S1,S2,S3)と 有している。

 図4と図5とにより、第三分配ブロック13に ついて具体的に説明する。第三切替装置33は 分岐部13m,13n,13o,13pにそれぞれ設けられた第 弁体23a,23b,23c,23dと、これらをまとめて位置 化させる第三切替アクチュエータ33aと、前 制御電磁弁S3(図2参照)と有している。四つ 第三弁体23a,23b,23c,23dは同一の軸33b上に取り けられており、四つの第三弁体23a,23b,23c,23d 一体として移動可能となっている。この軸33 bの一端部側(図4の左側)には圧縮バネ33dが設 られており、この圧縮バネ33dによって軸33b 他端部側(図4の右側)へ付勢されている。前 第三切替アクチュエータ33aは、エアの給排 よって膨縮するエアセル(第三動作用エアセ 33a)であり、前記制御電磁弁S3は、この第三 作用エアセル33aに対してエアを給気可能な 態とその給気が停止される停止状態(排気状 態)とを切り替えることができる。そして、 三動作用エアセル33aと制御電磁弁S3とは第三 制御ポートA3を介してエア配管(図示せず)に り繋がっている。なお、制御電磁弁S3は前記 ポンプ6からエアが供給される。

 そして、図4は、第三動作用エアセル33aが収 縮状態にあり、四つの第三弁体23a,23b,23c,23dは 、前記圧縮バネ33dによって他端部側(図4の右 )に付勢されている。この状態では、第三主 流路13a~13dのそれぞれは、一方側の(図4の左側 にある)第三枝流路13e,13g,13i,13kとの間でエア 流すことができる。
 前記制御装置10の制御信号によって前記制 電磁弁S3は動作し、給気状態となることで、 図5に示しているように、第三制御ポートA3を 介してエアを第三動作用エアセル33aに供給し 、膨張させる。膨張する第三動作用エアセル 33aは、前記圧縮バネ33dに抗して前記軸33bを押 し、第三弁体23a,23b,23c,23dをまとめて一端部側 (左側へ)移動させる。この状態では、第三主 路13a~13dのそれぞれと、他方側の(右側にあ )第三枝流路13f,13h,13j,13lとの間でエアは流れ ことができる。このように、第三切替アク ュエータ(第三動作用エアセル33a)は、第三 体23a,23b,23c,23dをまとめて位置変化させて、 三分配ブロック13単位で流路をまとめて切り 替えることができる。そして、第三切替アク チュエータ(第三動作用エアセル33a)は、ポン 6から供給されたエアによって動作するエア 式である。

 なお、第一分配ブロック11及び第二分配 ロック12についても、第三分配ブロック13と 様に構成されている。第二分配ブロック12 おいて、第二切替アクチュエータ32aは、第 弁体22a,22bを第二分配ブロック12単位でまと て位置変化させて、流路を第二分配ブロッ 12単位でまとめて切り替えることができる。 さらに、第一分配ブロック11において、第一 替アクチュエータ31aは、第一弁体21を位置 化させて、流路を切り替えることができる そして、このような流路の切り替えは、制 装置10が制御電磁弁S1,S2,S3をそれぞれ制御す ことで実行される。

 制御装置10は、前記切替装置31,32,33の動作 を制御すべく当該切替装置31,32,33へ与える切 信号と、当該切替信号に応じて前記切替装 31,32,33がエアを流す方向を切り替えること 入力ポートP1と繋がる出力ポートと、の関係 を有する関係情報を記憶している記憶部10aを 有している。入力ポートP1と繋がった状態と べき出力ポートが定められると、制御装置1 0は、前記関係情報に基づいて切替信号を得 ことができ、この切替信号を切替装置31,32,33 に与え、これら切替装置31,32,33によって出力 ートが選択されるように制御することとな 。

 以上のように構成されたエア分配ユニット7 が有しているユニット本体部14は、入力ポー P1から八箇所の出力ポートD1~D8へと向かう方 向に、三段の分配ブロック11,12,13が配設され おり、これら分配ブロック11,12,13のそれぞ に流路の分岐部が形成されている。このた 、入力ポートP1から八本の流路13e~13lへと流 が各段で増加していくように構成される。 して、これら流路13e~13lのそれぞれに、出力 ートD1~D8が繋がっている。
 また、分配ブロック11,12,13に設けられた切 装置31,32,33を、制御装置10が制御することに り、分配ブロック11,12,13の各段で、前記分 部におけるエアを流す方向が(流路が)まとめ て切り替えられ、入力ポートP1と八箇所の出 ポートD1~D8との間でエアを流すことができ 。そして、入力ポートP1から出力ポートに流 れてきたエアを、当該出力ポートと繋がって いるエアセルへ供給することができる。そし て、この構成によれば、入力ポートP1との間 エアを流すことのできる出力ポートは択一 に選択される。

 図3は、制御装置10が第一、第二、第三切 装置31,32,33を制御することで、すなわち制 電磁弁S1,S2,S3を制御することで、第一、第二 、第三動作用エアセル31a,32a,33aの全てに対し エアの給気が停止された停止状態となって る。この状態では、入力ポートP1と出力ポ トD1との間でのみ、エアが流れることができ る。そして、ポンプ6から入力ポートP1にエア が供給されると、出力ポートD1と繋がってい エアセルAが膨張動作する。

 また、制御装置10が制御電磁弁S1,S2,S3を制 御することによって入力ポートP1との間でエ が流れることができるようになった出力ポ トD1以外の他の出力ポートD2~D8は、エアの通 過が規制された閉塞状態となる。この状態で は、他の出力ポートD2~D8ではエアが流れず、 該他の出力ポートD2~D8と繋がるエアセルB~H 対してエアの給排が停止された状態となる したがって、例えば、出力ポートD1が選択さ れエアセルAにエアが供給され膨張動作した に、出力ポートをD1以外の他のもの(例えばD2 )を選択して流路を切り替えると、エアセルA 繋がる出力ポートP1が閉塞状態となり、こ エアセルAは膨張した状態で保持される。つ り、このエア分配ユニット7によれば、エア セルを膨張、収縮以外に、膨張状態で保持す ることもできる。

 以上の構成によれば、前記エア分配ユニ ト7は、一つの入力ポートP1、三個の制御ポ トA1,A2,A3、及び、八個の出力ポートD1~D8を備 えている。入力ポートP1をどの出力ポートに 続するかの選択は、三個の制御ポートA1,A2,A 3のエアの給気(空気圧が高い)又は停止(空気 が低い)の組み合わせにより行なわれる。な 、第一制御ポートA1は、第一動作用エアセ 31aと第一制御電磁弁S1とを繋ぐためのポート であり、第二制御ポートA2は、第二動作用エ セル32aと第二制御電磁弁S2とを繋ぐための ートであり、第三制御ポートA3は、第三動作 用エアセル33aと第三制御電磁弁S3とを繋ぐた のポートである。

 これら第一、第二、第三制御電磁弁S1,S2,S 3それぞれは、給気又は停止の二つの状態と ることができ、これにより、制御ポートA1,A2 ,A3のそれぞれが、給気又は停止(排気)の二つ 状態となることができる。給気状態とする 替信号を「1」とし、停止状態とする切替信 号を「0」に対応させて説明する。例えば、 れら制御電磁弁[S1,S2,S3](制御ポート[A1,A2,A3]) [000]のとき、入力ポートP1は出力ポートD1に がる(図3の状態)。制御電磁弁[S1,S2,S3](制御 ート[A1,A2,A3])が[001]のとき、入力ポートP1は 力ポートD2に繋がる。このように、制御装置 10が、その記憶部10aに記憶させてある前記関 情報に基づいて、切替信号を制御電磁弁S1,S 2,S3に与え、励磁させる(給気状態とする)制御 電磁弁S1,S2,S3の組み合わせを制御する。この 御により、三つの制御ポート[A1,A2,A3]の状態 の組み合わせを変化させることができる。そ して、給気又は排気させるエアセルの選択が 行なわれる。つまり、三つの制御電磁弁[S1,S2 ,S3](制御ポート[A1,A2,A3])の状態の組み合わせ よって、8(=2の3乗)個(複数)の出力ポートD1~D8( エアセルA~H)の内の一つが選択され、その一 が給気又は排気の対象となる。そして、選 された一つ以外の出力ポート(エアセル)は、 給気及び排気の対象外となり、保持の状態と なる。以上より、エア分配ユニット7は、八 所のエアセルA~Gの動作を制御する3ビットの 御弁として機能する。

 制御装置10の機能について図2、図3及び図6 より説明する。制御装置10が主電磁弁8(図2) 制御することで、図6(b)のように、入力ポー P1への給気又は排気が選択される。図6の時 t1では、入力ポートP1が給気状態にあり、出 力ポートD1が選択されていることから(図6(a) D1がON)、この出力ポートD1に対応しているエ セルAに給気が行なわれ膨張動作する。この 際、他のエアセルB及びC~Hは保持状態にある
 そして、後の時刻t2では、入力ポートP1が給 気状態のままで、出力ポートD2が選択され(図 6(a)のD2がON)、この出力ポートD2に対応してい エアセルBに給気が行なわれ膨張動作する。 この際、エアセルAは膨張状態のまま保持さ 、また、他のC~Hも保持状態にある。

 時刻t3では、出力ポートD2が選択されたまま で、入力ポートP1が排気状態となる。これに り、出力ポートD2に対応するエアセルBでは 気され収縮するが、エアセルAは膨張状態の まま保持されている。
 時刻t4では、出力ポートD1が選択されており 、入力ポートP1が排気状態となることで、膨 していたエアセルAは収縮することができる 。
 このようにして出力ポートがD3~D8へと選択 れることで、エアセルC~Hは膨張状態又は収 状態となることができ、出力ポートD1,D2がと もに選択されていないことから(時刻t5)両者 閉塞状態となり、エアセルA,Bは保持状態に る。

 このように、制御装置10が、主電磁弁8を制 して給気状態とし、さらに、前記第一、第 、第三切替装置31,32,33(制御電磁弁S1,S2,S3)を 御して、入力ポートP1との間でエアを流す とができる出力ポートを一つずつ変更する とができる。これにより、入力ポートP1との 間でエアが流れる出力ポートが切り替わるこ とで、動作するエアセルを一つずつ変更する ことができる。
 また、主電磁弁8を排気状態とし、制御装置 部10が前記第一、第二、第三切替装置31,32,33( 御電磁弁S1,S2,S3)を制御して、出力ポートを つずつ変更することで、入力ポートP1との でエアが流れる出力ポートが切り替わり、 り替わった出力ポートと繋がっているエア ルからエアを排気し収縮させることができ 。このように励磁させる制御電磁弁S1,S2,S3の 組み合わせにより、一つの出力ポートが選択 され、給気又は排気が可能となり、選択され ていない他の出力ポートは保持状態となる。

[第二の実施形態]
 図7は、マッサージ機の他の実施形態の一部 を示すブロック図である。この実施形態は、 図2の実施形態と比べて、八箇所の出力ポー D1~D8のうちの一つを閉止(封止)している点で なる。具体的には、出力ポートD8に栓部材 取り付けて閉止している。なお、その他に いては図2と同じである。この出力ポートD8 閉止ポートD8と言い換えて説明すると、図7 実施形態では、図8に示しているように、制 装置10の制御により閉止ポートD8が選択され ている時間帯では、他の出力ポートD1~D7に繋 っているすべてのエアセルA~Gを同時に保持 態とすることができる。

[第三の実施形態]
 図9は、マッサージ機の他の実施形態の一部 を示すブロック図である。この実施形態は、 図2の実施形態と比べて、次の点で異なって る。図9の実施形態では、八箇所の出力ポー D1~D8のうちの一つの出力ポートD8と、少なく とも二つの他の出力ポート(三つの出力ポー D5,D6,D7)にそれぞれ繋がっているエアセルE,F,G との各間が、当該エアセルE,F,Gから当該一つ 出力ポートD8へのエアの流れを許容する逆 弁15a,15b,15cを介して繋がっている。なお、そ の他については図2と同じである。

 さらに説明すると、出力ポートD8から流 15dが設けられており、この流路15dから分岐 て枝流路15e,15f,15gが設けられている。そして 、枝流路15eとエアセルEとが繋がっており、 流路15fとエアセルFとが繋がっており、枝流 15gとエアセルGとが繋がっている。逆止弁15a は枝流路15eに設けられており、逆止弁15bは枝 流路15fに設けられており、逆止弁15cは枝流路 15gに設けられている。

 そして、制御装置10は、排気状態とする うに主電磁弁8(図2参照)を制御すると共に、 記第一、第二、第三切替装置31,32,33(制御電 弁S1,S2,S3)を制御して、入力ポートP1との間 エアが流れる出力ポートを、前記一つの出 ポートD8とする。これにより、三つの出力ポ ートD5,D6,D7にそれぞれ繋がっている膨張状態 あったエアセルE,F,G内のエアを、逆止弁15a,1 5b,15cを介して前記一つの出力ポートD8へ流す とができる。そして、このエアを、出力ポ トD8から入力ポートP1へと流し、主電磁弁8 より外部へ排気することができる。

 具体例を説明すると、図10のタイミング ャートにおいて、制御装置10が、主電磁弁8 よって入力ポートP1を給気状態とし、さらに 出力ポートD5が選択されていることにより(時 刻t1)エアセルEが膨張する。なお、出力ポー D8は選択されていないことから閉塞状態にあ り、エアセルE内のエアは、逆止弁15aを介し 出力ポートD8を流れることができない。次に 、入力ポートP1を給気状態のまま、出力ポー がD6に切り替えられると(時刻t2)エアセルFが 膨張するとともに、膨張していた前記エアセ ルEは膨張状態で保持される。そして、入力 ートP1を給気状態のまま、出力ポートがD7に り替えられると(時刻t3)エアセルGが次に膨 し、出力ポートD5,D6のエアセルE,Fは膨張状態 で保持される。

 そして、入力ポートP1を給気状態のまま 出力ポートがD8に切り替えられると(時刻t4) 張状態に保持されていたエアセルE,F,Gは保持 状態となる。入力ポートP1が排気状態となる (時刻t5)膨張状態に保持されていたエアセル E,F,G内のエアは、逆止弁15a,15b,15cを介してそ ぞれ出力ポートD8へ流れることができる。さ らに、これらのエアは、出力ポートP1を経て 主電磁弁8から外部へ排気される。これによ り、エアセルE,F,Gは同時に収縮する。つまり この実施形態では、複数のエアセルについ 個別に(時間差を付けて)給気を行い、同時 排気することが可能となる。

[第四の実施形態]
 図11は、マッサージ機の他の実施形態の一 を示すブロック図である。この実施形態は 図2の実施形態と比べて、次の点で異なって る。図11の実施形態では、八箇所の出力ポ トD1~D8のうちの一つの出力ポート(D8)と、少 くとも二つの他の出力ポート(D4,D5,D6,D7)にそ ぞれ繋がっているエアセルD,E,F,Gとの各間が 、一つの出力ポートD8から当該エアセルD,E,F,G へのエアの流れを許容する逆止弁16a,16b,16c,16d を介して繋がっている。なお、その他につい ては同じである。

 さらに説明すると、出力ポートD8から流 16eが設けられており、この流路16eから分岐 て枝流路16f,16g,16h,16iが設けられている。枝 路16fとエアセルDとが繋がっている。枝流路1 6gとエアセルEとが繋がっている。枝流路16hと エアセルFとが繋がっている。そして、枝流 16iとエアセルGとが繋がっている。逆止弁16a 枝流路16fに設けられている。逆止弁16bは枝 路16gに設けられている。逆止弁16cは枝流路1 6hに設けられている。そして、逆止弁16dは枝 路16iに設けられている。

 そして、制御部10が、給気状態とするよ に主電磁弁8(図2参照)を制御すると共に、入 ポートP1との間でエアが流れる出力ポート 、前記一つの出力ポートD8となるように、前 記第一、第二、第三切替装置31,32,33(制御電磁 弁S1,S2,S3)を制御する。これによれば、前記一 つの出力ポートD8から、エアを、前記逆止弁1 6a,16b,16c,16dを介して、出力ポートD4,D5,D6,D7に れぞれ繋がっているエアセルD,E,F,Gへ供給す ことができる。

 具体例を説明すると、図12のタイミング ャートにおいて、制御装置10が、主電磁弁8 よって入力ポートP1を給気状態とする。さら に、出力ポートD8が選択されていることによ 、出力ポートD8から逆止弁16a,16b,16c,16dを介 てエアセルD,E,F,Gのそれぞれに対してエアが 時に供給される(時刻t1)。そして、入力ポー トP1を排気状態とし(時刻t2)、出力ポートD4が 択されると(時刻t3)当該出力ポートD4に繋が ているエアセルD内のエアは、当該出力ポー トD4を経て、主電磁弁8から外部へ排気される 。これにより、エアセルDは収縮する。この 、膨張した他のエアセルE,F,Gは保持状態にあ る。

 次に、出力ポートD5が選択されると(時刻t 4)当該出力ポートD5に繋がっているエアセルE のエアは、当該出力ポートD5を経て、主電 弁8から外部へ排気される。これにより、エ セルEは収縮する。以下、同様に、出力ポー トD6が選択され(時刻t5)、その後、出力ポート D7が選択されると(時刻t6)、エアセルF、エア ルGが順に収縮する。つまり、この実施形態 は、複数のエアセルについて同時に給気が 能となり、個別に(時間差を設けて)排気が 能となる。

 以上の各実施形態のマッサージ機によれば エア分配ユニット7においてエアを吐出する ことができる出力ポートの数を多くすること ができ、多くのエアセルを繋ぐことができる 。また、図示した(例えば図2)エア分配ユニッ ト7は、多くのエアセルを繋ぐことができる 成でありながら、前記切替装置(31,32,33)を、 段ある分配ブロック11,12,13毎に設ければよ 、かつ、この分配ブロック毎に設けられた 替装置が、分岐部におけるエアを流す方向 当該分配ブロック単位でまとめて切り替え ことから、切替装置を分岐部毎に設ける必 がなく、切替装置の数が少なくて済みエア 配ユニット7の構成の簡素化が図れる。
 具体的には、図示した(例えば図2)エア分配 ニット7は、一台の主電磁弁8と、三台の制 電磁弁S1,S2,S3を有していればよい。電磁弁は 、エアセルA~Hの数よりも少なく、半分の数で 済み、エア分配ユニット7の構成の簡素化が れる。

 また、図示しないが、本発明のマッサー 機において、前記実施形態では、分配ブロ クの数を三つ(三段)として説明したが、四 (四段)以上であってもよい。すなわち、図3 ユニット本体部14にさらに第四分配ブロック を追加してもよい。この場合、出力ポートの 数を16個とすることができる。この場合であ ても、この第四分配ブロックに制御電磁弁 一つのみ追加すればよく、この結果、一台 主電磁弁8と、四台の制御電磁弁との合計五 台でよく、エアセルの数(16個)の半分以下で む。このように本発明によれば、多くのエ セルを繋ぐことができる構成でありながら 電磁弁の数が少なくて良く、エア分配ユニ ト7さらにはマッサージ機全体の構成の簡素 が図れる。

 また、分配ブロック11,12,13のそれぞれに いて前記弁体21,22a,22b,23a~23dを移動させ流路 切り替えるために、前記切替装置31,32,33は切 替アクチュエータとしてエアセルが用いられ 、制御電磁弁S1,S2,S3のエアの給排の切り替え よってこのエアセルを膨張動作させる構成 ある。このため、流路を切り替えるための 力は、加圧されているエアによって得られ その動力は大きなものとなる。そして、制 電磁弁S1,S2,S3に対しては小さな電気的な動 を与えれば済み、エネルギー効率が良い。

[適用の具体例(その1)]
 前記各エア分配ユニット7を、図1の椅子型 ッサージ機に適用した場合の例を説明する 図13は左側の肘掛け部4の説明図である。腕 上側から順に、肩部を押圧するエアセル44a 上腕部を押圧する(挟む)エアセル44b、前腕部 の内の肩側を押圧する(挟む)エアセル44c1、前 腕部の内の手側を押圧する(挟む)エアセル44c2 、手を押圧する(上下で挟む)エアセル44dが設 られている。

 そして、エアセル44a及びエアセル44bをエ セル群Aとし、エアセル44c1をエアセル群Bと 、エアセル44c2をエアセル群Cとし、エアセ 44dをエアセル群Dとする。これらエアセル群A ~Dは、図2のエアセルA~Dと対応している。そし て、図示しないが右側の肘掛け部4について 同様であり、エアセル群E~Hが設けられてお 、これらは図2のエアセルE~Hと対応している したがって、この形態では、左右の肘掛け 4,4のエアセルに対して一台のエア分配ユニ ト7が設けられている構成である。

 図14は左腕用の前記エアセル群A,B,C,Dの動作 ついてのタイムチャートである。なお、右 用も左右対称として同様に動作する。この イムチャートは、エアセル群A,B,C,Dについて 個別に給気し、個別に排気する場合を示して いる。
 図2、図13及び図14において、主電磁弁8を給 状態とし、入力ポートP1からエアを流す対 とする出力ポートを順にD1、D2、D3、D4と選択 することで、エアセル群をA、B、C、Dの順で 気し個別に膨張させる。そして、エアセル Dを膨張させた後、主電磁弁8を排気状態に切 り替え、再び出力ポートを同じ順でD1、D2、D3 、D4と選択する。これにより、エアセル群に いてA、B、C、Dの順で個別に排気が行なわれ 順に収縮させることができる。このように制 御装置10が制御することにより、使用者の心 (体の中心)から遠くなる方向に向かって、 アセル群を順に膨張させ順に収縮させるマ サージ(遠心法)が可能となる。

 これに対して、主電磁弁8を給気状態とし 、図15に示しているように、出力ポートを順 D4、D3、D2、D1と選択することで、エアセル をD、C、B、Aの順で給気し個別に膨張させる そして、エアセル群Aを膨張させた後、主電 磁弁8を排気状態に切り替え、再び出力ポー を同じ順でD4、D3、D2、D1と選択する。これに より、エアセル群をD、C、B、Aの順で個別に 縮させることができる。このように制御装 10が制御することにより、使用者の身体の末 端から心臓(体の中心)へ近くなる方向に向か て、エアセル群を順に膨張させ順に収縮さ るマッサージ(求心法)が可能となる。

[適用の具体例(その2)]
 図1の椅子型マッサージ機に、他の形態のエ ア分配ユニット7を適用した場合を説明する 図16に示しているように、エアセル44a及びエ アセル44bをエアセル群Aとし、エアセル44c1を アセル群Bとし、エアセル44c2及びエアセル44 dをエアセル群Cとしている。そして、この適 の具体例(その2)では、(図11の形態と同様に) 図17に示しているように、出力ポートD4とエ セルA,B,Cとの各間に逆止弁16b,16c,16dが設けら ている。

 図16の前記エアセル群A~Cは、図17のA~Cと対 応している。そして、図示しないが右側の肘 掛け部4についても同様であり、エアセル群E~ Gが設けられており、図17のエアセルE~Gと対応 している。したがって、この形態では、左右 の肘掛け部4,4に対して一台のエア分配ユニッ ト7が設けられている構成である。

 そして、図18は左腕用のエアセル群A,B,Cの動 作についてのタイムチャートである。なお、 右腕用も左右対称として同様に動作する。こ のタイムチャートは、エアセル群A,B,Cに対し 同時に給気し、個別に(時間差を設けて)排 する場合を示している。
 図16、図17及び図18において、主電磁弁(図2 照)を給気状態とし、出力ポートD4を選択す ことで、エアを、逆止弁16b,16c,16dを介してエ アセル群A,B,Cに対して同時に給気し、これら 膨張させる。そして、所定時間経過後、主 磁弁8を排気状態に切り替え、出力ポートを D3、D2、D1の順で選択する。これにより、エア セル群をC、B、Aの順で個別に収縮させること ができる。このように制御装置10が制御する とにより、使用者の心臓(体の中心)に遠い 置から、エアセル群を順に収縮させるマッ ージ(遠心法)が可能となる。

 これに対して、図19に示しているように 主電磁弁(図2参照)を給気状態とし、出力ポ トD4を選択することで、エアを、逆止弁16b,16 c,16dを介してエアセル群A,B,Cに対して同時に 気し、これらを膨張させる。そして、所定 間経過後、主電磁弁8を排気状態に切り替え 出力ポートをD1、D2、D3の順で選択する。こ により、エアセル群をA、B、Cの順で個別に 縮させることができる。このように制御装 10が制御することにより、使用者の心臓(体 中心)に近い位置から、エアセル群を順に収 縮させるというマッサージ(求心法)が可能と る。

[適用の具体例(その3)]
 図1及び図16の椅子型マッサージ機に、他の 態のエア分配ユニット7を適用した場合を説 明する。この適用の具体例(その3)では、図20 示しているように、(図9の形態と同様に)出 ポートD4とエアセルA,B,Cとの各間に逆止弁15a ,15b,15cが設けられている。

 図16の前記エアセル群A~Cは、図20のA~Cと対 応している。そして、右側の肘掛け部4につ ても同様であり、エアセル群E~Gが設けられ おり、図20のエアセルE~Gと対応している。し たがって、この形態では、左右の肘掛け部4,4 に対して一台のエア分配ユニット7が設けら ている構成である。

 図21は左腕用のエアセル群A,B,Cの動作につい てのタイムチャートである。なお、右腕用も 左右対称として同様に動作する。このタイム チャートは、エアセル群A,B,Cについて個別に( 時間差を設けて)給気し、同時に排気する場 を示している。
 図16、図20及び図21において、主電磁弁8(図2 照)を給気状態とし、出力ポートを順にD1、D 2、D3と選択することで、エアセル群をA、B、C の順で給気し個別に膨張させる。そして、エ アセル群Cを膨張させた後、出力ポートD4を選 択すると、エアセル群A、B、Cは膨張状態で保 持される。
 そして、主電磁弁8を排気状態に切り替える と、膨張状態にあったエアセル群A、B、C内の エアは、逆止弁15a,15b,15cを介して出力ポートD 4へと流れることができ、エアセル群A、B、C 同時に収縮させることができる。このよう 制御装置10が制御することにより、使用者の 心臓(体の中心)から遠くなる方向に向かって エアセル群を順に膨張させる遠心法による ッサージが可能となる。

 これに対して、図22に示しているように 主電磁弁8を給気状態とし、出力ポートを順 D3、D2、D1と選択することで、エアセル群をC 、B、Aの順で給気し個別に膨張させる。そし 、エアセル群Aを膨張させた後、出力ポート D4を選択し、主電磁弁8を排気状態に切り替え ると、膨張状態にあったエアセル群A、B、C内 のエアは、逆止弁15a,15b,15cを介して出力ポー D4へと流れることができ、エアセル群A、B、 Cを同時に収縮させることができる。このよ に制御装置10が制御することにより、使用者 の身体の末端から心臓(体の中心)へ近くなる 向に向かって、エアセル群を順に膨張させ 求心法によるマッサージが可能となる。

[エア分配ユニット7の他の形態(第二の形態)]
 図23は、エア分配ユニット7の他の形態を示 ている断面図である。この図23のエア分配 ニット7は、図3のエア分配ユニット7と同じ 能を有している。
 図23のエア分配ユニット7は、入力ポートP1 ら複数の出力ポートD1~D8へと向かう方向に、 三段配設された第一、第二、第三分配ブロッ ク(分配部)11,12,13、及び、これらを連結して る第一、第二連結ブロック17,18を有している 。第一連結ブロック17は、第一分配ブロック1 1と第二分配ブロック12とを連結しており、第 一分配ブロック11の第一枝流路11b,11cと第二分 配ブロック12の第二主流路12a,12bとを繋ぐ流路 を有している。第二連結ブロック18は、第二 配ブロック12と第三分配ブロック13とを連結 しており、第二分配ブロック12の第二枝流路1 2c~12fと第三分配ブロック13の第三主流路13a~13d とを繋ぐ流路を有している。これら分配ブロ ック11,12,13及び連結ブロック17,18によって、 ニット本体部14が構成される。

 第一分配ブロック11において、第一主流路11 aと第一枝流路11b,11cとの間が分岐部となり、 二分配ブロック12と第三分配ブロック13とに ついても同様に分岐部が形成されている。
 これにより、図3の場合と同様に、図23のユ ット本体部14は、分配ブロック11,12,13のそれ ぞれに分岐部が形成された構成となり、入力 ポートP1から複数の出力ポートD1~D8へと流路 増加していくように構成されたものとなる
 また、図3と異なる点は、図3(図4)では、例 ば第三分配ブロック13において四つの弁体23a ~23dが軸33b上に取り付けられた構成であるの 対し、図23では、スプール26による構成とし いる。

 また、このエア分配ユニット7は、図3の 合と同様に、第一、第二、第三分配ブロッ 11,12,13のそれぞれに設けられた第一、第二、 第三切替装置(切替部)31,32,33を有している。 替装置31,32,33は、分配ブロック11,12,13のそれ れで、分岐部におけるエアを流す方向を(エ アを流す流路を)まとめて切り替えることが きる。切替装置31,32,33のそれぞれは、流路を 切り替えるために位置変化する前記スプール 24,25,26と、このスプール24,25,26をそれぞれ位 変化させ、流路を各段でまとめて切り替え 切替アクチュエータ(動作用エアセル31a,32a,33 a)と、制御電磁弁S1,S2,S3とを有している。切 アクチュエータ(動作用エアセル31a,32a,33a)と 制御電磁弁S1,S2,S3との構成は、図3と同様で り、例えば、制御電磁弁S3は、第三動作用 アセル33aに対してエアを給気可能な状態と の給気が停止される停止状態(排気状態)とを 切り替えることができる。

 そして、前記制御装置10によって、前記 替装置31,32,33を制御して流路を切り替え、入 力ポートP1と八箇所の出力ポートD1~D8との間 エアを流すことができる。なお、このエア 配ユニット7を、図7、図9、図11のように適用 することもできる。

 そして、図23のエア分配ユニット7の場合 分配ブロック11,12,13のそれぞれには、直線 の孔が形成されており、この孔に前記スプ ル24,25,26が移動可能としてそれぞれ設けられ ている。スプール24は、直線状の軸から製造 ることができ、また、分配ブロック11,12,13 、前記直線状の孔、主流路を形成する孔、 流路を形成する孔を設けることで製造され 図3の形態と比べて製造が容易となる。

[エア分配ユニット7のさらに他の形態(第三の 形態)]
 図24は、エア分配ユニット7のさらに他の形 を示している説明図である。図25(a)は図24の A矢視図であり、図25(b)は図24のB矢視図である 。この図24のエア分配ユニット7についても、 図3のエア分配ユニット7と同じ機能を有して る。
 図24のエア分配ユニット7は、入力ポートP1 ら三段配設された第一、第二、第三分配ブ ック(分配部)11,12,13を有している。第一分配 ロック11は、一台のバルブユニットb1から構 成されており、第二分配ブロック12は、二台 バルブユニットb2,b3から構成されており、 三分配ブロック13は、三台のバルブユニット b4,b5,b6,b7から構成されている。

 また、このエア分配ユニット7は(図23と同様 に)第一、第二連結ブロック17,18を有している 。第一連結ブロック17は、第一分配ブロック1 1(バルブユニットb1)と第二分配ブロック12(バ ブユニットb2,b3)との間に介在しており、第 連結ブロック18は、第二分配ブロック12と第 三分配ブロック13(バルブユニットb4,b5,b6,b7)と の間に介在している。
 前記バルブユニットb1~b7それぞれは全て同 構成であり、その断面図(図24におけるC矢視 面)が図26である。なお、図26では代表とし 第一分配ブロック11の第一バルブユニットb1 示している。

 この第一バルブユニットb1は、第一ポート27 a、第二ポート27b、第三ポート27c、第四ポー 27d、及びケース本体部30を有している。そし て、ケース本体部30に、バネ(弾性部材)28b、 体29、移動体28a、が設けられている。移動体 28aは、一端部に弁体29が取り付けられた軸部( 弁軸)28a1と、この軸部28a1の他端部に取り付け られた弾性体からなる膜部材28a2とを有して る。この膜部材28a2とケース本体部30の上壁 30aとの間の空間にエアが供給されると、膜 材28a2は弾性変形し、軸部28a1及び弁体29は図2 6の下方へ移動する。つまり、弁体29は移動体 28aに連動して移動する。
 そして、このバルブユニットb1において、 一ポート27aと繋がっている第一主流路11aか 分岐部11dを介して分岐して第一枝流路11b,11c が形成されている。そして、第一枝流路11b 第二ポート27bへと、第一枝流路11cは第三ポ ト27cへと繋がっている。これにより、第一 ート27a(第一主流路11a)と、第二ポート27b(第 枝流路11b)及び第三ポート27c(第一枝流路11c) の間が分岐部11dとなる。この分岐部11dに弁 29が設けられている。
 図26では、前記弁体29により第一ポート27aと 第二ポート27bとが繋がっている状態であり、 これらのポート間でエアが流れることができ る。そして、ポンプ6(図2参照)から吐出され 御電磁弁S1を通過したエアが、第四ポート27d に供給されると、このエアの圧力によって、 図26の状態からバネ28bに抗して弁体29が移動 る。これにより、第一ポート27aと第三ポー 27cとが繋がっている状態となり、これらの ート間でエアが流れることができる。

 第一バルブユニットb1の第二ポート27bは 図25(a)に示すように、第一連結ブロック17に 成された流路17a、及び、第二分配ブロック1 2の一方側にある第二バルブユニットb2の第一 ポート27aを介して、当該第二バルブユニット b2内の第二主流路12aと繋がる(図24参照)。また 、第一バルブユニットb1の前記第三ポート27c 、図25(a)に示すように、第一連結ブロック17 に形成された流路17b、及び、第二分配ブロッ ク12の他方側にある第三バルブユニットb3の 一ポート27aを介して、当該第三バルブユニ トb3内の第二主流路12bと繋がる(図24参照)。

 そして、第二バルブユニットb2の第二ポ ト27bは、図25(b)に示すように、第二連結ブロ ック18に形成された流路18a、及び、第三分配 ロック12の第四バルブユニットb4の第一ポー ト27aを介して、当該第四バルブユニットb4内 第三主流路13aと繋がる(図24参照)。第四バル ブユニットb4には、第一ポート27a及び第三主 路13aから分岐して第三枝流路13e及び第三枝 路13fが形成されていて、これら第三枝流路1 3e及び第三枝流路13fはそれぞれ第二ポート27b び第三ポート27cと繋がっている。これら第 ポート27b及び第三ポート27cはそれぞれ出力 ートD1及び出力ポートD2に繋がっている(図24 参照)。なお、第二連結ブロック18には、さら に、流路18b,18c,18dが形成されており、第二分 ブロック12の第三バルブユニットb3について も、さらに、第三分配ブロック13の他のバル ユニットb5~b7についても同様に構成されて る。

 このようなバルブユニットb1~b7及び連結ブ ック17,18によって構成されたエア分配ユニッ ト7のユニット本体部は、図3及び図23と同様 、入力ポートP1から複数の出力ポートD1~D8へ 向かう方向に複数段配設された分配ブロッ 11,12,13を有しており、当該分配ブロック11,12 ,13のそれぞれに分岐部が形成され、入力ポー トP1から複数の出力ポートD1~D8へと流路が増 していくように構成されたものとなる。
 また、図3及び図23と同様に、図24のエア分 ユニット7は、第一、第二、第三分配ブロッ 11,12,13のそれぞれに設けられた第一、第二 第三切替装置(切替部)31,32,33を有している。 替装置31,32,33は、分配ブロック11,12,13毎で分 岐部におけるエアを流す方向(エアを流す流 )をまとめて切り替えることができる。

 切替装置31,32,33について、第三分配ブロッ 13の切替装置33を代表して説明する。第三分 ブロック13は四台のバルブユニットb4~b7から 構成されており、これらの第四ポート27dのそ れぞれは二点鎖線で示しているエア流路34と がっている。このエア流路34は、制御電磁 S3を介して前記ポンプ6(図2参照)と繋がって る。
 したがって、ポンプ6から吐出されたエアが 、制御電磁弁S3を介してこのエア流路34を流 ると、当該エアはバルブユニットb4~b7のそれ ぞれの第四ポート27dに供給される。これによ り、バルブユニットb4~b7の全ての弁体29(図26 照)がまとめて位置変化し、第三分配ブロッ 13で、まとめて流路が切り替わる。
 すなわち、この実施形態においても、第三 配ブロック13は、流路を切り替えるために 置変化する四つの弁体29と、これら弁体29を とめて位置変化させ、流路をまとめて切り える切替アクチュエータとを有している構 となる。なお、この切替アクチュエータは エア流路34とそれぞれ繋がっているバルブ ニットb4~b7内に配置された前記移動体28aを有 する構成である。

 そして、前記制御装置10によって、切替装 31,32,33を制御して(つまり、制御電磁弁S1,S2,S3 を制御して)流路を切り替え、入力ポートP1と 八箇所の出力ポートD1~D8の間でエアを流すこ ができる。なお、このエア分配ユニット7を 、図7、図9、図11、図17、図20のマッサージ機 適用することもできる。
 この実施形態によれば、図26のバルブユニ ト及び図25と同様の連結ブロックをさらに追 加等することによって、エア分配ユニット7 構成を容易に変更することができる。つま 、バルブユニット及び連結ブロックを追加 ることで、出力ポートの数を容易に増やす とができる。

[エア分配ユニット7のさらに他の形態(第四の 形態)]
 図27は、エア分配ユニット7のさらに他の形 を示している説明図である。図28は図27のA 視図であり、図29は図27のB矢視図である。こ の図27のエア分配ユニット7も、前記各形態の エア分配ユニットと同じ機能を有している。
 図27のエア分配ユニット7は、入力ポートP1 ら三段配設された第一、第二、第三分配ブ ック(分配部)11,12,13を有している。第一分配 ロック11は、一台のバルブユニットb1から構 成されており、第二分配ブロック12は、二台 バルブユニットb2,b3から構成されており、 三分配ブロック13は、三台のバルブユニット b4,b5,b6,b7から構成されている。

 さらに、エア分配ユニット7は第一、第二連 結ブロック17,18を有している。第一連結ブロ ク17は、第一分配ブロック11と第二分配ブロ ック12とを連結するための流路が形成されて り、第二連結ブロック18は、第二分配ブロ ク12と第三分配ブロック13とを連結するため 流路が形成されている。
 バルブユニットb1~b7それぞれは全て同じ構 であり、その断面図が図30である(図27におけ るC矢視断面図)。

 代表として第一バルブユニットb1を説明 る。第一バルブユニットb1は、第一ポート27a 、第二ポート27b、第三ポート27c及びケース本 体部30を有している。ケース本体部30に、バ (弾性部材)28b、弁体29、一端部に弁体29が取 付けられた軸部(弁軸)28aが設けられている。 また、軸部28aの他端部側に、動作用エアセル (切替アクチュエータ)31aが設けられている。 ネ28bは、弁体29を動作用エアセル31a側へ付 している。動作用エアセル31aはエアが供給 れると膨張し、軸部28a及び弁体29は、バネ28b に抗して移動する。

 ケース本体部30は、第一ポート27aと繋がっ いる第一主流路11aから分岐部11dを介して分 して第一枝流路11b,11cとが形成されている。 して、第一枝流路11bは第二ポート27bへと、 一枝流路11cは第三ポート27cへと繋がってい 。これにより、第一ポート27a(第一主流路11a )と、第二ポート27b(第一枝流路11b)及び第三ポ ート27c(第一枝流路11c)との間が分岐部11dとな 。この分岐部11dに弁体29が設けられている
 図30に示している状態は、弁体29により第一 ポート27aと第三ポート27cとが繋がっている状 態であり、これらのポート間でエアが流れる ことができる。そして、ポンプ6(図2参照)か 吐出され制御電磁弁S1を通過したエアが、動 作用エアセル31aに供給されると、このエアの 圧力によって、バネ28bに抗して弁体29が移動 る。これにより、第一ポート27aと第二ポー 27bとが繋がっている状態となり、これらの ート間でエアが流れることができる。

 第一バルブユニットb1の第二ポート27bは 図29に示しているように、第一連結ブロック 17に形成された流路17a、及び、第二分配ブロ ク12の一方側にある第二バルブユニットb2の 第一ポート27aを介して、当該第二バルブユニ ットb2内の第二主流路12aと繋がる(図27参照)。 また、第一バルブユニットb1の第三ポート27c 、図29に示すように、第一連結ブロック17に 形成された流路17b、及び、第二分配ブロック 12の他方側にある第三バルブユニットb3の第 ポート27aを介して、当該第三バルブユニッ b3内の第二主流路12bと繋がる(図27参照)。

 そして、図28に示しているように、第二 ルブユニットb2の第二ポート27bは、第二連結 ブロック18に形成された流路18a、及び、第三 配ブロック12の第四バルブユニットb4の第一 ポート27aを介して、当該第四バルブユニット b4内の第三主流路13aと繋がる(図27参照)。この 第四バルブユニットb4では、第一ポート27a及 第三主流路13aから分岐して第三枝流路13e及 第三枝流路13fとが形成されていて、これら 三枝流路13e及び第三枝流路13fはそれぞれ第 バルブユニットb4の第二ポート27b及び第三 ート27cへと繋がっている。これら第二ポー 27b及び第三ポート27cはそれぞれ出力ポートD1 及び出力ポートD2に繋がっている(図27と図29 照)。なお、第二連結ブロック18には、さら 、流路18b,18c,18dが形成されており、第二分配 ブロック12の第三バルブユニットb3について 、さらに、第三分配ブロック13の他のバルブ ユニットb5~b7についても同様に構成されてい 。

 このようなバルブユニットb1~b7及び連結ブ ック17,18によって構成されたエア分配ユニッ ト7のユニット本体部14は、前記各形態と同様 に、入力ポートP1から複数の出力ポートD1~D8 と向かう方向に複数段配設された分配ブロ ク11,12,13を有しており、当該分配ブロック11, 12,13のそれぞれに分岐部が形成され、入力ポ トP1から複数の出力ポートD1~D8へと流路が増 加していくように構成されたものとなる。
 また、前記各形態と同様に、図28及び図29に 示しているように、エア分配ユニット7は、 一、第二、第三分配ブロック11,12,13のそれぞ れに設けられた第一、第二、第三切替装置( 替部)31,32,33を有している。切替装置31,32,33は 、分配ブロック11,12,13毎で分岐部におけるエ を流す方向(エアを流す流路)をまとめて切 替えることができる。

 切替装置31,32,33について、第三分配ブロ ク13の切替装置33を代表して説明する。図31 第三分配ブロック13の断面図(図27のD矢視断 図)である。この第三分配ブロック13は四台 バルブユニットb4~b7から構成されており、こ れらバルブユニットb4~b7それぞれが有してい 弁軸28aの端部は、単一の動作用エアセル33a 当接している。動作用エアセル33aは、バル ユニットb4~b7の配列方向に長い形状であり この動作用エアセル33aに対して全ての(四本 )弁軸28aが並列状態で配設されている。また 、第三分配ブロック13は、バルブユニットb4~b 7の端面19と対向する壁20aを有する止め部材20 有していて、壁20aと端面19との間の空間に 作用エアセル33aが設けられている。

 動作用エアセル33aは、制御電磁弁S3を介し 前記ポンプ6(図2参照)と繋がっている。動作 エアセル33aは、ポンプ6側からエアが供給さ れることで膨張し、全ての(四本の)弁軸28aを 時に押して、弁体29を同じ変位量となるよ に移動させることができる。これにより、 ルブユニットb4~b7の全ての弁体29をまとめて 置変化させることができる。これにより、 三分配ブロック13において、まとめて流路 切り替わる。
 すなわち、この実施形態においても、第三 配ブロック13は、流路を切り替えるために 置変化する四つの弁体29と、これら弁体29を とめて位置変化させ、流路をまとめて切り える切替アクチュエータ(動作用エアセル33a )とを有している構成となる。

 そして、前記制御装置10によって、切替 置31,32,33を制御して(つまり、制御電磁弁S1,S2 ,S3を制御して)流路を切り替え、入力ポートP1 と八箇所の出力ポートD1~D8の間でエアを流す とができる。なお、このエア分配ユニット7 を、図7、図9、図11、図17、図20のマッサージ に適用することもできる。

 以上のように、エア分配ユニット7の第三 の形態(図24)及び第四の形態(図27)によれば、 ア分配ユニット7が備えているユニット本体 部14は、バルブユニットb1~b7それぞれを主に 成しているケース本体部30を複数有していて 、各ケース本体部30の内部に、単一の分岐部 形成されている。そして、図31により説明 ると、これら分岐部におけるエアを流す方 を分配ブロック単位でまとめて切り替える 替装置として、分岐部におけるエアを流す 向を切り替えるために位置変化する弁体29と 、この弁体29が取り付けられ当該弁体29と共 位置変化する弁軸28aと、動作用エアセル33a を有している。

 さらに、各ケース本体部30は、弁体29及び 弁軸28aが直線方向に位置変化可能となるよう に当該弁軸28aを挿通させて支持している軸受 孔部30bを有している。そして、バルブユニッ トb4~b7それぞれのケース本体部30は、別個独 して製造されていて、一つのケース本体部30 の軸受孔部30bと、他のケース本体部30の軸受 部30bとは、個別に孔加工された構成となっ いる。

 すなわち、一つのケース本体部30の軸受 部30bの孔方向は、他のケース本体部30の軸受 孔部30bの孔方向と平行となるようにして、複 数のケース本体部30が配設されている。そし 、一つのケース本体部30の分岐部における 体29及び弁軸28aと、他のケース本体部30の分 部における弁体29及び弁軸28aとが、平行に 置される。

 このような構成を有する第三の形態(図24) 及び第四の形態(図27)によれば、一つのケー 本体部30における孔加工と他のケース本体部 30における孔加工とを個別に行なうことから その加工が容易となり、寸法精度の確保が 易となる。すなわち、例えば、図23の形態 は、長いスプール26を挿入するための孔が必 要であり、このために、ドリルによって長い ストロークの孔加工が必要となる。この場合 、孔の寸法精度の確保が困難となる。しかし 、図24及び図27の構成によれば、孔加工の長 (例えばドリルの一回のストローク)を短くで き、寸法精度の確保が容易となる。

 また、図31に示している第三分配ブロック13 において、全ての弁体29をまとめて動作させ 動作用エアセル33aは、例えば樹脂製で平板 の袋形状であり、各部で可撓性を有してい 。これにより、一つの弁軸28aは他の弁軸28a 影響されないで独自に動作用エアセル33aに って押される。したがって、ケース本体部3 0それぞれにおいて、弁軸28aに固定されてい 弁体29は、独自に分岐部において気密性を確 保することができる。
 これに対して、図3及び図4の実施形態にお る第三分配ブロック13は、一つの軸33bに全て の弁体23a~23dが固定されている構成であるた 、すべての弁体23a~23dにおいて気密性を確保 るためには、高い組み立て精度、高い製作 度が要求される。しかし、図31の形態によ ば、すべての弁体29において気密性を確保す るためには、さほど高い組み立て精度、高い 製作精度が要求されないで済む。

 また、図31の第三分配ブロック13、及び、 図3と図4の第三分配ブロック13において、一 の弁体を移動させるのに必要な(摺動抵抗等 含めた)力をFとすると、動作用エアセル33a よって四つの弁体を移動させるためには、 の4倍の力(4×Fの力)が必要となる。動作用エ セル33aがこの力(4×Fの力)を有するためには 図3と図4の形態の場合、動作用エアセル33a 小さく構成されているため、大きな圧力が 要となる。これに対して、図31の第三分配ブ ロック13では、並列させた全ての弁軸28aをま めて押すことができるように、動作用エア ル33aが大きく構成されている。このため、 作用エアセル33aが前記力(4×Fの力)を有する めに必要な圧力は、小さくて済む。

 また、図3の形態の場合、分配ブロック毎で 弁体の数が異なるため、分配ブロック毎で動 作用エアセルが必要な力は異なる。このため 、動作用エアセルに供給するエアの圧力は、 すべての分配ブロックで異なる。このため、 エアの圧力を調整する機構が必要となる。
 これに対して、図27及び図31の形態の場合、 各分配ブロックで、弁体の数に応じた大きさ に動作用エアセルが構成されているため、動 作用エアセルに供給するエアの圧力を、すべ ての分配ブロックで同じとすることができる 。

 また、図27に示しているように、入力ポ トP1から複数の出力ポートD1~D8へと向かう方 に配設された複数の分配ブロック11,12,13の てが、一方向に直線的に並んで配設されて る。このように、複数段の分配ブロック11,12 ,13を備えていても、エア分配ユニット7を一 向に長く構成することで、この一方向に直 する方向の寸法を小さくすることができ、 ア分配ユニット7のコンパクト化が図れる。 お、図示しないが、第一分配ブロック11と 二分配ブロック12とが一方向に直線的に並ん で配設され、これら第一分配ブロック11及び 二分配ブロック12と、二列(並列)となるよう にして、第三分配ブロック13が設けられてい もよい。

 また、図30の形態では、弁体29を分岐部11dに 収容した状態とするためにケース本体部30は 複数の(二つの)ケース分割体30c,30dを有した 割構造となっている。そして、これら複数 ケース分割体30c,30d同士は、しまり嵌めによ り分離不能として組み立てられている。具体 的に説明すると、ケース本体部30は、凹部30e 形成された外側のケース分割体30cと、この 部30eに嵌合する内側のケース分割体30dとを している。内側のケース分割体30dの直径D1 、凹部30eの内径D2よりも大きく構成されてい る。これにより、ケース分割体30c,30d同士を み立てる際に、例えば溶接や、ネジ締結の めのネジ加工等が不要であり、ケース本体 30の作製が簡単となる。
 なお、図31の形態では、第三分配ブロック13 において、四つのケース本体部30が別々に製 され、相互を連結させた構成としたが、四 のケース本体部30は、一体ものとして構成 てもよい。

 また、図33は、図30のバルブユニットb1の 形例を示し、(a)は平面図、(b)は断面図であ 。図33のバルブユニットb1と、図30のバルブ ニットb1とは、エアを流すための基本構成 ついて、同じである。異なる構成は、ケー 本体部30である。図33のケース本体部30は、 つのケース分割体30f,30gを有した分割構造と っている。これらケース分割体30f,30g同士は 、ボルト等の固定部材30hによって連結されて いる。固定部材30hをボルトとすることで、弁 体29等のメンテナンスが必要な際、ケース本 部30を分解するのが容易となる。また、ケ ス分割体30f,30gの間は、パッキン30iによって 密性が保たれている。

[リークバルブ及び急速排気弁について]
 また、前記各実施の形態において、エア分 ユニット7は、リークバルブ及び急速排気弁 を備えている。リークバルブ及び急速排気弁 は、出力ポートD1~D8と、これに対応して繋が ているエアセルA~Hとの間に必要に応じてそ ぞれ設けられている。なお、図32では、代 して、出力ポートD3とエアセルCとの間に設 られているリークバルブ35c及び急速排気弁36 cが記載されている。

 リークバルブ35cは、バネ38によって付勢 れた弁部37aと、この弁部37aを収容している 体部37bとを有しており、弁部37aの外周側面 本体部37bの内周側面との間に隙間が形成さ ている。出力ポートD3から流れてくるエアが リークバルブ35cへ到達し、当該エアの圧力の 小さい場合、弁部37aはバネ38の付勢力によっ 位置変化することができず(図32(a)の状態)、 前記隙間を通じて当該エアを大気(外部)へ排 させることができる。これにより、エア分 ユニット7のユニット本体部14から下流側へ エアが僅かに漏れたとしても、そのエアは 力が小さいため、当該エアをリークバルブ3 5cから排気することができ、漏れたエアがエ セルCへ流れ、膨張してしまうことを防止す ることができる。

 これに対して、出力ポートD3が前記制御装 10によって選択されてエアセルCにエアを流 膨張させる場合、そのエアの圧力は大きい め、当該エアによってバネ38に抗して弁部37a は位置変化する(図32(b)の状態)。これにより 弁部37aの先部が、本体部37bのシール部39に当 接することで、リークバルブ35cは閉状態とな り、供給されたエアをエアセルC側へ流すこ ができる。なお、このリークバルブ35cは、 アの漏れが比較的生じやすい形態(例えば図2 3のスプールが採用された形態)の場合に特に 果的である。
 また、前記急速排気弁36cは、リークバルブ3 5よりも下流側(エアセルC側)に設けられてお 、エアセルCの収縮を促すためのものである

 本発明によれば、エア分配ユニット7のユ ニット本体部14は、入力ポートP1から複数の 力ポートD1~D8へと流路が増加していくように 構成されているので、エア分配ユニット7は くの出力ポートD1~D8を有する構成となり、多 くのエアアクチュエータを繋ぐことができる 。また、エア分配ユニット7は、多くのエア クチュエータを繋ぐことができる構成であ ながら、切替装置を分配ブロック毎に設け ばよく、かつ、各切替装置が分配ブロック 位でまとめて分岐部におけるエアを流す方 を切り替えることから、切替装置の数が少 くて良く、構成の簡素化が図れる。

 本発明のマッサージ機は、図示する形態に らずこの発明の範囲内において他の形態の のであっても良い。前記実施形態では肘掛 部4にエア分配ユニット7を適用した場合を 明したが、これ以外に、座部1、フットレス 3に適用することができる。
 また、出力ポートと繋がっているエアアク ュエータ、及び、前記切替アクチュエータ エアセルとして説明したが、これ以外に(図 示しないが)ピストンを有するエアシリンダ よる構成としてもよい。