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Patent Searching and Data


Title:
MASSAGE MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105207
Kind Code:
A1
Abstract:
A chair massage machine in which a massage part can be disposed at a suitable place according to the body shape and the preference of the user. A chair massage machine (M) comprises a seat part (1) and a backrest part (3) having a first massage part. The chair massage machine further includes a pad part (10a) which has a second massage part and the position of which can be adjusted relative to the seat part (1) or the backrest part (3).

Inventors:
INADA NICHIMU (JP)
WATANABE SHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051176
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
January 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
FAMILY CO LTD (JP)
INADA NICHIMU (JP)
WATANABE SHIRO (JP)
International Classes:
A61H15/00; A61H7/00; A61H23/02
Foreign References:
JP2001293056A2001-10-23
JP2006020882A2006-01-26
JP2002191661A2002-07-09
JPH11178874A1999-07-06
JP2004344332A2004-12-09
Attorney, Agent or Firm:
SunCrest Patent and Trademark Attorneys (Chuo-ku Kobe-sh, Hyogo 96, JP)
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Claims:
 座部と背もたれ部とを有しており、この背もたれ部に第1のマッサージ部が設けられた椅子型マッサージ機であって、
 第2のマッサージ部を備えており、且つ前記座部又は背もたれ部に対する位置調節が可能なパッド部を有することを特徴とする椅子型マッサージ機。
 前記パッド部が、前記背もたれ部に着脱自在に設けられる背パッドに含まれており、且つ当該背パッドにおけるパッド部以外の部位に着脱自在に設けられている請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
 前記背パッドが、背もたれ部に着脱自在に取り付けられる中央パッド部と、この中央パッド部の両側に配設される一対の脇パッド部とを備えており、各脇パッド部が前記パッド部を構成している請求項2に記載の椅子型マッサージ機。
 前記各脇パッド部が、幅方向に位置調節可能なように、幅方向における複数の位置で前記中央パッドに着脱自在である請求項3に記載の椅子型マッサージ機。
 前記各脇パッド部の中央パッドへの取付部が、当該中央パッドの裏側に設けられている請求項3又は4に記載の椅子型マッサージ機。 
 前記パッド部に設けられた第2のマッサージ部が、膨張収縮可能なエアセルからなり、
 このエアセルが、椅子型マッサージ機の前後方向に沿って重ねて配設された上側エアセル及び下側エアセルを含んでおり、
 前記上側エアセルが、前記パッド部における、被施療者の背幅方向外側側縁を回動基点として前方に膨張し、且つ、前記下側エアセルが、前記パッド部における、被施療者の背幅方向略中央を回動基点として後方に膨張し得るように構成されている請求項3に記載の椅子型マッサージ機。 
 座部と背もたれ部とを有しており、この背もたれ部に第1のマッサージ部が設けられた椅子型マッサージ機であって、
 第2のマッサージ部を備えたパッド部が、前記座部又は背もたれ部に着脱自在に設けられていることを特徴とする椅子型マッサージ機。
 座部と背もたれ部とを有しており、この背もたれ部に第1のマッサージ部が設けられた椅子型マッサージ機であって、
 前記背もたれ部に背パッドが着脱自在に設けられるとともに、当該背パッドに、第2のマッサージ部を備えたパッド部が着脱自在に設けられていることを特徴とする椅子型マッサージ機。
Description:
マッサージ機

 本発明はマッサージ機に関する。

 座部と背もたれ部を備えており、この背 たれ部に被施療者(使用者)の背中や肩など マッサージするマッサージ部が内蔵された 子型のマッサージ機が種々提案されている( えば、特開2000-350758号公報参照)。この種の ッサージ機において、マッサージ部は、半 型やローラ型などの形状をした揉み玉を備 ており、電動モータや流体圧シリンダなど 駆動源とする機械駆動、又はエアセルによ 膨張及び収縮を駆動源とするエア駆動によ て、前記揉み玉に上下方向及び/又は左右方 向のすりこぎ運動をさせたり、前後方向の進 退運動をさせたり、さらにはバイブレーショ ンを起こさせたりしている。

 ところで、前記マッサージ部は、通常、 もたれ部の背幅方向(左右方向)中央におい 上下動可能に配設されており、ある程度背 方向に沿って揉み玉が移動可能にされてい ものの、被施療者の体の側部付近(例えば、 き腹付近)をマッサージすることが難しかっ た。

 そこで、前記マッサージ部とは別の第2の マッサージ部を、被施療者の体の側部付近に 対応する背もたれ部又は座部に設けることが 考えられるが、被施療者には、やせた人もい れば、太った人もおり、また小柄な人もいれ ば、大柄な人もおり、様々な被施療者に対し て効果的なマッサージを行うことができる前 記第2のマッサージ部の取付位置を設定する は困難である。

 本発明は、このような事情に鑑みてなさ たものであり、被施療者の体形や好みに応 て、マッサージ部を好適な場所に配設する とができる椅子型マッサージ機を提供する とを目的としている。

 本発明の第1の観点に係る椅子型マッサージ 機は、座部と背もたれ部とを有しており、こ の背もたれ部に第1のマッサージ部が設けら た椅子型マッサージ機であって、
 第2のマッサージ部を備えており、且つ前記 座部又は背もたれ部に対する位置調節が可能 なパッド部を有することを特徴としている。

 本発明の第1の観点に係る椅子型マッサー ジ機は、第2のマッサージ部を備えたパッド を有しており、このパッド部は、座部又は もたれ部に対する位置を調節することがで るので、当該パッド部を被施療者の体形や 格(やせている又は太っている、背が高い又 低いなど)、又は好みに合わせて好適な位置 に配設することができる。これにより、前記 第2のマッサージ部によるマッサージ効果を 上させることができる。

 前記パッド部が、前記背もたれ部に着脱 在に設けられる背パッドに含まれており、 つ当該背パッドにおけるパッド部以外の部 に着脱自在に設けられているのが好ましい この場合、背パッドにおけるパッド部の取 位置を変えることで、第2のマッサージ部を 備えた当該パッド部を所望の位置に配設する ことができる。

 前記背パッドが、背もたれ部に着脱自在 取り付けられる中央パッド部と、この中央 ッド部の両側に配設される一対の脇パッド とを備えており、各脇パッド部が前記パッ 部を構成しているのが好ましい。この場合 被施療者の側面付近に位置する脇パッド部 位置を変えることができ、太っている被施 者及びやせている被施療者の双方に対して 体の側方の所望箇所をマッサージすること できる。

 前記各脇パッド部が、幅方向に位置調節 能なように、幅方向における複数の位置で 記中央パッドに着脱自在であるのが好まし 。この場合、被施療者の側面付近に位置す 脇パッド部の幅方向の位置を変えることが き、太っている被施療者及びやせている被 療者の双方に対して、体の側方の所望箇所 マッサージすることができる。

 前記各脇パッド部の中央パッドへの取付 が、当該中央パッドの裏側に設けられてい のが好ましい。この場合、使用時に前記取 部が見えないので、椅子型マッサージ機の 観を向上させることができる。また、着座 に前記取付部が被施療者の背中にあたり、 該被施療者に違和感を与えるのを防止する とができる。

 前記パッド部に設けられた第2のマッサージ 部が、膨張収縮可能なエアセルからなり、
 このエアセルが、椅子型マッサージ機の前 方向に沿って重ねて配設された上側エアセ 及び下側エアセルを含んでおり、
 前記上側エアセルが、前記パッド部におけ 、被施療者の背幅方向外側側縁を回動基点 して前方に膨張し、且つ、前記下側エアセ が、前記パッド部における、被施療者の背 方向略中央を回動基点として後方に膨張し るように構成されているのが好ましい。こ 場合、下側エアセルを膨張させることで、 側エアセルを被施療者側に向けることがで る。その結果、前方に膨張する上側エアセ によって被施療者を持ち上げて、左右に捻 方向へ力を加えることができる。そして、 右のエアセルを交互に膨張させることで、 体の右側及び左側を交互に持ち上げて、人 を左右方向に捻るストレッチ効果を得るこ ができる。 

 また、本発明の第2の観点に係る椅子型マッ サージ機は、座部と背もたれ部とを有してお り、この背もたれ部に第1のマッサージ部が けられた椅子型マッサージ機であって、
 第2のマッサージ部を備えたパッド部が、前 記座部又は背もたれ部に着脱自在に設けられ ていることを特徴としている。

 本発明の第2の観点に係る椅子型マッサー ジ機では、第2のマッサージ部を備えたパッ 部が座部又は背もたれ部に着脱自在に設け れており、例えば、大きさや形状の異なる 数のパッド部を用意しておき、被施療者の 形や体格(やせている又は太っている、背が い又は低いなど)、又は好みに合わせて適当 なパッド部を配設することができる。これに より、前記第2のマッサージ部によるマッサ ジ効果を向上させることができる。

 さらに、本発明の第3の観点に係る椅子型マ ッサージ機は、座部と背もたれ部とを有して おり、この背もたれ部に第1のマッサージ部 設けられた椅子型マッサージ機であって、
 前記背もたれ部に背パッドが着脱自在に設 られるとともに、当該背パッドに、第2のマ ッサージ部を備えたパッド部が着脱自在に設 けられていることを特徴としている。

 本発明の第3の観点に係る椅子型マッサー ジ機では、第2のマッサージ部を備えたパッ 部が背パッドに着脱自在に設けられており 例えば、大きさや形状の異なる複数のパッ 部を用意しておき、被施療者の体形や体格( せている又は太っている、背が高い又は低 など)、又は好みに合わせて適当なパッド部 を配設することができる。これにより、前記 第2のマッサージ部によるマッサージ効果を 上させることができる。

本発明のマッサージ機の一実施の形態 斜視説明図である。 図1に示されるマッサージ機における背 パッドの正面図である。 図1に示されるマッサージ機における背 パッドの背面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 図2のV-V線断面図である。 図1に示されるマッサージ機における背 もたれ部の上部を後方から見た斜視図である 。 本発明のマッサージ機の他の実施の形 における背パッドを模式的に示す図である

 以下、添付図面を参照しつつ、本発明の椅 型マッサージ機(以下、単に「マッサージ機 」ともいう)の実施の形態を詳細に説明する
 図1は、本発明の一実施の形態に係るマッサ ージ機Mの斜視説明図であり、このマッサー 機Mは、座部1と、脚載置部(フットレスト)2と 、背もたれ部3と、前記座部1の左右両側の肘 け部4とを備えている。前記脚載置部2は、 部1の前部において水平方向の軸廻りに回動 能に取り付けられており、昇降機構(図示せ ず)によって、図1に示される降下状態から前 へ突出した上昇状態へ動かすことができる また、前記背もたれ部3は、座部1の後部に いて水平方向の軸廻りに回動可能に取り付 られており、リクライニング機構(図示せず) によって、図1に示される起立状態から後方 倒れたリクライニング状態へ動かすことが きる。

 前記背もたれ部3の内部には、マッサージ を施すための揉み玉5を備えた、第1のマッサ ジ部であるマッサージユニット6が配設され ている。このマッサージユニット6は、背も れ部3の内部に設けられた上下方向にまっす な左右一対のガイドレール(図示せず)に沿 て昇降可能とされており、駆動機構(図示せ )によってマッサージユニット6は背もたれ 3内を上下方向に移動することができる。な 、本明細書において、前記脊もたれ部3の幅 方向又は被施療者の背幅方向を「左右方向」 、高さ方向を「上下方向」、奥行き方向を「 前後方向」ともいう。

 前記マッサージユニット6は、被施療者に 対してマッサージを施すための施療具として の揉み玉5と、この揉み玉5に揉みと叩きのマ サージ動作をさせることができるマッサー 機構(図示せず)を備えている。このマッサ ジ機構は、図示していないが、揉み動作用 して、モータと、このモータによって前記 み玉5に揉み動作をさせる揉み動作機構部と 有しており、一方、叩き動作用として、モ タと、このモータによって揉み玉5に叩き動 作をさせる叩き動作機構部とを有している。 揉み動作機構部は揉み玉5を左右方向に周期 に動作させることによって揉み動作させ、 き動作機構部は揉み玉5を前後方向に周期的 動作させることによって叩き動作させる。

 さらに、マッサージ機Mには、施療具とし て、エアの吸排気によって膨張収縮するエア セル7、8、9が設けられている。エアセル7は 載置部2内に設けられ、エアセル8は座部1内 設けられ、またエアセル9は後述する背パッ 内に設けられている。これらエアセル7、8 9は、座部1の下方に配設されたエアポンプを 有するエアユニット(図示せず)に接続されて り、エアポンプによるエアセル7、8、9の膨 動作によって被施療者に対してマッサージ 施すことができる。なお、座部1、脚載置部 2及び背もたれ部3に施療具としてのバイブレ タ機構を配設し、振動によるマッサージを 施療者に施すこともできる。

 前記背もたれ部3には、クッション性を有 する背パッド10が着脱自在に設けられており この背パッド10は、背もたれ部3に着脱自在 取り付けられる略T字状の中央パッド部10aと 、この中央パッド部10aの両側に配設される一 対の矩形状の脇パッド部10bとからなっている 。前記中央パッド部10a及び一対の脇パッド部 10bからなる背パッド10は、全体として略矩形 を呈している。

 中央パッド部10aの背面(裏側)の上部には 図3に示されるように、面ファスナー11aを備 た装着片11が縫合されており、この装着片11 の面ファスナー11aを背もたれ部3の背面上部 近に設けられた対応する面ファスナー11bと 合させることにより、背パッド10を背もたれ 部3に装着することができる(図6参照)。一方 脇パッド部10bは、図3に示されるように、当 脇パッド部10bの側縁に設けられたファスナ 15及び中央パッド部10aの垂下部10a1背面の両 縁付近に設けられたファスナー12によって 中央パッド部10aに着脱自在に取り付けられ いる。また、脇パッド部10bの上縁は、当該 縁付近に設けられた面ファスナー13aと、中 パッド部10aの張出部10a2背面の下縁付近に設 られた面ファスナー13bとを接合させること より、中央パッド部10aに取り付けられてい 。

 前記背パッド10は、拭き掃除を含む清掃 業を容易にするとともに、被施療者が座部1 座ったときに前記揉み玉5が当該被施療者の 背中に強くあたって不快感を与えるのを防ぐ ために設けられている。背パッド10の汚れが 立つようになると、この背パッド10を背も れ部3から取り外して、表面を拭くなどして 掃し、再度背もたれ部3に取り付けることで 、簡単にマッサージ機Mをきれいにすること できる。そして、背パッド10が擦り切れたり 、傷ついたりしたときは、当該背パッド10を しいものと交換することができる。

 本実施の形態では、中央パッド部10aの垂 部10a1背面の両側縁付近に3本のファスナー12 a、12b、12cが、背パッド10の略幅方向に沿って 等間隔で設けられている。すなわち、脇パッ ド部10bは、幅方向における3つの位置で中央 ッド部10aに着脱自在である(図2参照)。そし 、外側のファスナー12aを用いることで脇パ ド部10bを幅方向外側に配置させることがで 、また内側のファスナー12cを用いることで パッド部10bを幅方向内側に配置させること できる。こうして、被施療者の側面付近に 置する脇パッド部10bの幅方向の位置を変え ことができ、太っている被施療者及びやせ いる被施療者の双方に対して、体の側方の 望箇所をマッサージすることができる。

 前記ファスナーを用いた脇パッド部10bの 央パッド部10aへの取付部は、当該中央パッ 部10aの背面(裏側)に設けられているので、 ッサージ機Mの使用時に前記取付部が外部か 見えることがない。その結果、マッサージ Mの外観を向上させることができる。また、 着座時に前記取付部が被施療者の背中にあた り、当該被施療者に違和感を与えるのを防止 することができる。なお、前記取付部は、中 央パッド部10aの垂下部10a1背面に設けられた 対のカバー14(図3参照)によって覆うことがで きるようになっている。

 前記ファスナー12の本数は、本発明にお て特に限定されるものではなく、2本であっ もよいし、4本以上であてもよい。また、脇 パッド部10bを中央パッド部10aに着脱自在に取 り付ける手段として、前記ファスナー12以外 、例えば面ファスナー、ボタン、フックな 他の手段を採用することができる。ファス ー12に代えて、例えば面ファスナーを用い と、脇パッド部10bの幅方向だけでなく上下 向の位置も変更することが可能となる。

 前記脇パッド部10b内には、図4~5に示され ように、膨張収縮可能なエアセル20が内蔵 れている。座部1の下方に配設されたエアポ プ(図示せず)からのエアが空気管23を介して エアセル20に供給され、またこの空気管23を してエアセル20内のエアが排気される。空気 管23の端部にはコネクタ23aが接続されており このコネクタ23aは、座部1と背もたれ部3と 間の隙間から、当該座部1の下方に配設され エアポンプに付設された電磁弁(図示せず) 接続される。

 エアセル20は、マッサージ機Mの前後方向 沿って重ねて配設された上側エアセル21及 下側エアセル22を含んでいる。このうち、上 側エアセル21は蛇腹状のエアセルであり、被 療者の背幅方向内側側縁を回動基点として 方に膨張し得るように構成されており、一 、下側エアセル22は面状のエアセルであり 前方に膨張し得るように構成されている。 言すれば、上側エアセル21は被施療者を挟む ように扇状に膨張することができ、下側エア セル22は人体面に対して垂直に押圧すること できる。

 前記上側エアセル21は2枚のウレタン製シ ト24により挟持されており、下側エアセル22 は2枚のチップウレタン製シート25により挟持 されている。これにより、被施療者が感じる 、エアセルによる被押圧感を柔らかいものに することができる。また、中央パッド部10a内 には、図5に示されるように、チップウレタ 製シート26が配設されており、このチップウ レタン製シート26はポリエステルからなる樹 綿27で覆われている。かかる内部構造を有 る中央パッド部10aを介して、揉み玉5による ッサージが被施療者に施される。なお、樹 綿27で覆われていることから、中央パッド 10aの方が脇パッド部10bよりもクッション性 優れており、柔らかくなっている。

 図7は本発明の他の実施の形態に係るマッ サージ機における背パッドを模式的に示して いる。この背パッド30も、前記実施の形態と 様に、背もたれ部33に着脱自在に取り付け れる中央パッド部30aと、この中央パッド部30 aの両側に配設される一対の脇パッド部30bと 備えている。各脇パッド部30b内には、膨張 縮可能なエアセル40が内蔵されており、この エアセル40は、マッサージ機の前後方向に沿 て重ねて配設された上側エアセル41及び下 エアセル42を含んでいる。両エアセル41、42 にはチップウレタン製シート25が配設されて いる。このうち、上側エアセル41は、前記脇 ッド部30bにおける、被施療者の背幅方向外 側縁を回動基点として前方に扇状に膨張し 一方、下側エアセル42は、前記脇パッド部30 bにおける、被施療者の背幅方向略中央を回 基点として後方に扇状に膨張し得るように 成されている。この場合、下側エアセル42を 膨張させることで、上側エアセル41を被施療 側に向けることができる。その結果、前方 膨張する上側エアセル41によって被施療者 持ち上げて、左右に捻る方向へ力を加える とができる(図7(b)参照)。前記のようなエア ルの配置であれば、背幅方向略中央に第1の ッサージ部が配備されているため、第2のマ ッサージ部を備えた脇パッド30bを互いに左右 方向外側に離れて配置せざるを得ない場合で も、確実に被施療者を持ち上げて、左右方向 に捻ることが可能である。また、やせた被施 療者でも確実に持ち上げることができる。そ して、左右のエアセルを交互に膨張させるこ とで、人体の右側及び左側を交互に持ち上げ て、人体を左右方向に捻るストレッチ効果を 得ることができる。

 なお、脇パッド部内に配設される第2のマ ッサージ部として、前記エアセルに代えて振 動動作を与えるバイブレータを用いることも でき、この場合、当該バイブレータによって 被施療者の体の側部に振動を与えるマッサー ジを行うことができる。

 また、前述した実施の形態では、中央パ ドに対する脇パッドの取付位置を複数設け ことにより、当該脇パッド内の第2のマッサ ージ部の位置を調整可能にしているが、大き さや形状の異なる複数の脇パッドを用意して おくことで、前記取付位置を1箇所とするこ ができる。この場合、被施療者の体形や体 (やせている又は太っている、背が高い又は いなど)、又は好みに合わせて適当な脇パッ ドを選択して取り付けることにより、前記第 2のマッサージ部を所望位置に配置すること でき、当該第2のマッサージ部によるマッサ ジ効果を向上させることができる。

 また、以上の説明では、第2のマッサージ 部を備えたパッド部が、背パッドにおける脇 パッドからなるものとしているが、本発明は 、これに限定されるものではなく、前記パッ ド部をマッサージ機の座部又は背もたれ部に 直接着脱自在に設ける構成とすることができ る。この場合、座部又は背もたれ部と、パッ ド部の両方に、前述したファスナーや面ファ スナーなどの取付手段が設けられ、パッド部 は前記座部又は背もたれ部に着脱自在に設け られる。この実施の形態においても、前記取 付箇所を複数設けることにより、座部又は背 もたれ部におけるパッド部の位置を調整可能 とすることができる。また、取付箇所を1箇 とすることもでき、この場合、大きさや形 の異なる複数のパッド部を用意しておいて 適当なパッド部を座部又は背もたれ部に取 けることで、パッド部内に配設されている 2のマッサージ部の位置を変えることが可能 なる。

 さらに、第2のマッサージ部を内蔵するパ ッド部は、座部及び背もたれ部の一方だけで なく、両方に着脱自在に設けることもできる 。