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Patent Searching and Data


Title:
MICRO BALL FEEDING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/090803
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a feeding method for feeding conductive balls to the insides of through holes of a mask reliably and efficiently so as to match a fine pitch. In the feeding method, a head (300), which can move over the surface of a feeding mask (200) and which is caused to give a directivity to micro balls (340) by a squeezee (310) for rotating around a feed port (320) to be fed with the micro balls (340), is used to feed the micro balls (340) to the insides of a plurality of through holes (210) formed in the feeding mask (200). At this time, the head (300) is moved while being oscillated, to feed the micro balls (340) to the insides of the through holes (210) while improving the probability, on which the micro balls (340) meet the through holes (210) of the feeding mask (200).

Inventors:
AOYA KENGO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050531
Publication Date:
July 31, 2008
Filing Date:
January 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TEXAS INSTRUMENTS JAPAN (JP)
AOYA KENGO (JP)
International Classes:
H01L21/60; B23K3/06; H05K3/34
Domestic Patent References:
WO2006004000A12006-01-12
Foreign References:
JP2006303102A2006-11-02
Attorney, Agent or Firm:
KATAYOSE, Kyozo (6-14 Kyobashi 1-chom, Chuo-ku Tokyo 31, JP)
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Claims:
マスクの表面上を水平方向に移動可能であり、導電性ボールを供給口から供給し、当該供給口の周囲に配置された回転部材により導電性ボールに方向性を与えることが可能なヘッドを用いて、マスク上に形成された複数の貫通孔内に導電性ボールを振り込む、振込み方法であって、
 前記ヘッドをマスクの表面上を移動させるとき、前記ヘッドに振動を与え、導電性ボールをマスクの貫通孔内に振り込ませる、振込み方法。
前記ヘッドの振動方向は、前記回転部材の回転軸方向に直交する、請求項1に記載の振込み方法。
前記ヘッドの振動方向は、前記ヘッドの移動方向にほぼ直交する、請求項1に記載の振込み方法。
前記ヘッドは、マスクの表面を往復直線移動される、請求項1ないし3いずれか1つに記載の振込み方法。
マスクの表面上を水平方向に移動可能であり、導電性ボールを供給口から供給し、当該供給口の周囲に配置された回転部材により導電性ボールに方向性を与えることが可能なヘッドを用いて、マスク上に形成された複数の貫通孔内に導電性ボールを振り込む、振込み方法であって、
 前記ヘッドを蛇行させながらマスクの表面上を移動させ、導電性ボールをマスクの貫通孔内に振り込ませる、振込み方法。
前記ヘッドは、マスクの表面を往復移動される、請求項5に記載の振込み方法。
マスクの表面上を水平方向に移動可能であり、導電性ボールを供給口から供給し、当該供給口の周囲に配置された回転部材により導電性ボールに方向性を与えることが可能なヘッドを用いて、マスク上に形成された複数の貫通孔内に導電性ボールを振り込む、振込み方法であって、
 前記供給口の中心から偏心した位置に前記回転部材を複数配置し、前記ヘッドが回転されるとき、前記供給口から供給された導電性ボールが前記複数の回転部材によって変動を受け、マスクの貫通構内に振り込まれる、振込み方法。
マスクは、X方向およびY方向に整列された複数の貫通孔を有する、請求項1ないし7いずれか1つに記載の振込み方法。
請求項1ないし8いずれか1つの振込み方法によって振り込まれた導電性ボールを有する半導体装置。
Description:
マイクロボールの振込み方法

 本発明は、BGAやCSPパッケージ等の表面実 型の半導体装置にマイクロボールを搭載す ためのボールマウンタに関し、特に、振込 マスクへのマイクロボールの振込み方法に する。

 携帯電話、携帯型コンピュータ、その他 小型電子機器の普及に伴い、これらに搭載 る半導体装置の小型化・薄型化の要求が高 っている。こうした要求に応えるべくBGAパ ケージやCSPパッケージが開発され、実用化 れている。

 BGAまたはCSPパッケージは、表面実装用の 導体装置であり、パッケージの基板の一面 は、外部接続端子用のマイクロボールが搭 され、そこに接続されている。このような イクロボールを搭載する方法には、吸着ヘ ドを利用した方法と、振込みマスクを利用 た方法がある。吸着ヘッドによる方法は、 較的大きな径のマイクロボールの搭載には しているが、ファインピッチ化された極小 マイクロボールを搭載するには、吸着ヘッ の加工精度等の問題から不適である。一方 振込みマスクによる方法は、マスクをエッ ング等により微細加工することができるた 、ファインピッチ化された極小のマイクロ ールの搭載に適している。

 振込みマスクを用いて基板等のワーク上 微小ボールを搭載する方法は、例えば特許 献1に開示されている。また、ボールマウン タの振込みマスクに半田ボールを振込む方法 が、例えば特許文献2に開示されている。特 文献2によれば、図9に示すように、ボールマ ウンタ1は、半導体基板等のワーク10をセット する台盤2と、ワーク10の表面に積層されたマ スク11の上で水平方向に回転するヘッド20と ヘッド20を回転駆動するモータ30と、ヘッド2 0およびモータ30をキャリッジシャフト41に沿 て台盤2のX方向に移動するキャリッジ42と、 キャリッジシャフト41を台盤2のY方向に移動 るシャフト移動機構43とを備えている。

 図10(a)は、ヘッド20をスキージサポート21 直径方向に沿って切った断面であり、図10(b )は、スキージサポート21の下面に取り付けら れた6セットのスキージ22をスキージサポート 21の上方から透視した図である。ヘッド20は 円盤状のスキージサポート21と、スキージサ ポート21の下面に配置された6セットのスキー ジ22とを備えている。スキージサポート21は 回転シャフト25を介してモータ30により回転 れる。キャリッジ42には、半田ボール19を回 転シャフト25の内部を介してスキージサポー 21の中心からマスク11の上に供給するボール 供給装置50が搭載されている。

 各々のスキージ22は、複数のスウィープ 材23がスキージ22の進行方向に多重に配置さ た構成となっている。スウィープ部材23は マスク11の上の半田ボール19を進行方向に押 流しながら、あるいはさっと掃くように移 させ、マスク11に形成された開孔などのパ ーンの中に半田ボール19を挿入する。

特開2004-327536号

特開2006―19741号

 図11は、従来のボールマウンタにおける ッドの移動方向を示す模式的な上面図であ 。矩形状のマスク60に複数の貫通孔が形成さ れており、水平方向に回転するヘッド62は、 11(a)に示すように、マスク60の一方の端部64 ら他方の端部66へ向けてX方向(長手方向)に 動された後、マスクのY方向(短手方向)に一 の距離移動され、再びマスクの他方の端部66 から一方の端部64へ向けてX方向に移動される 。このようなヘッド62の往復運動は、マスク6 2の大きさまたは貫通孔の数に応じて複数回 り返される。ヘッド62の中央に供給されたマ イクロボール68は、ヘッド62のX方向の移動と 転により、マスク60の上を軌道Pで走行する

 マスク60は、複数の端子が形成された基 に対向するように配置され、マスク60には、 図11(b)に示すように、基板の端子パターンと 一のパターンの貫通孔70が2次元状に形成さ ている。基板上には、例えば、数百個の半 体装置が形成され、1つの半導体装置には数 百個の外部接続端子が形成され、マスク60に 数万個の貫通孔70が形成されることになる ヘッド60を上記のように水平方向に回転させ ながらX方向に直線移動させた場合、マイク ボール68の軌道Pが貫通孔70と遭遇する確率は 必ずしも高いとは言えず、その結果、ヘッド 62の走査後に、マイクロボール68が振込まれ いない貫通孔が存在してしまうことがある

 他方、貫通孔70内にマイクロボール68が振 込まれる成功率を高めるために、マスク上に 供給されるマイクロボール68の数を増加させ ことも可能である。しかし、この場合には 貫通孔70内に振込まれなかったマイクロボ ルの数が多くなり、マイクロボールの回収 業が煩雑となる。さらに、マイクロボール 振込まれる成功率を向上させるために、ヘ ド62のX方向の移動を遅くすることも可能で るが、そうすると、ヘッド62がマスク全体を 走査するのに要する時間が非常に長くなって しまい、振込み効率が落ち、半導体装置の製 造スループットが著しく低下してしまう。

 本発明は、このような従来の課題を解決 るものであり、ファインピッチ化に対応し 導電性ボールを確実にかつ効率良くマスク 貫通孔内に振込むことができる振込み方法 提供することを目的とする。

 本発明に係る振込み方法は、マスクの表 上を水平方向に移動可能であり、導電性ボ ルを供給口から供給し、当該供給口の周囲 配置された回転部材により導電性ボールに 向性を与えることが可能なヘッドを用いて マスク上に形成された複数の貫通孔内に導 性ボールを振り込むものであって、ヘッド マスクの表面上を移動させるとき、ヘッド 振動を与え、導電性ボールをマスクの貫通 内に振り込ませることを特徴とする。

 好ましくはヘッドの振動方向は、前記回 部材の回転軸方向に直交し、さらにはヘッ の移動方向にほぼ直交する。またヘッドは マスクの表面を往復直線移動するように走 される。

 本発明の他の振込み方法は、マスクの表 上を水平方向に移動可能であり、導電性ボ ルを供給口から供給し、当該供給口の周囲 配置された回転部材により導電性ボールに 向性を与えることが可能なヘッドを用いて マスク上に形成された複数の貫通孔内に導 性ボールを振り込むものであって、ヘッド 蛇行させながらマスクの表面上を移動させ 導電性ボールをマスクの貫通孔内に振り込 せることを特徴とする。

 本発明の他の振込み方法は、マスクの表 上を水平方向に移動可能であり、導電性ボ ルを供給口から供給し、当該供給口の周囲 配置された回転部材により導電性ボールに 向性を与えることが可能なヘッドを用いて マスク上に形成された複数の貫通孔内に導 性ボールを振り込むものであって、供給口 中心から偏心した位置に前記回転部材を複 配置し、ヘッドが回転されるとき、前記供 口から供給された導電性ボールが前記複数 回転部材によって変動を受け、マスクの貫 構内に振り込まれる。

 マスクは、例えば、X方向およびY方向に 列された複数の貫通孔し、貫通孔のパター は、半導体装置の外部接続端子のパターン 一致する。このような振込みマスクを用い 、BGAやCSPのバンプ電極が形成される。

 本発明によれば、ヘッドに振動を与えな らヘッドを移動させることで、マスク表面 導電性ボールが存在する空間が実質的に広 り、これにより導電性ボールがマスク上の 通孔に遭遇する確率が向上し、より確実に つ効率良く導電性ボールを振込ませること できる。

 さらに、ヘッドの移動を蛇行させたり、 るいはヘッドの回転部材を偏心させること よっても、導電性ボールがマスク表面で存 する空間を実質的に広げることができ、よ 確実にかつ効率良く導電性ボールを貫通孔 に振込ませることができる。

 以下、本発明の最良の実施形態について 面を参照して詳細に説明する。

 図1は、本発明の実施例に係る半導体装置 の好ましい製造工程の概略フローである。本 実施例では、表面実装用の半導体装置として BGAパッケージを例にする。先ず、基板上に複 数の半導体チップを実装し(ステップS10)、実 された半導体チップを樹脂でモールドする( ステップS11)。次に、基板の端子領域(電極ラ ド)にマイクロボールを搭載し(ステップS12) リフローによりマイクロボールと端子領域 を金属接合させ(ステップS13)、半導体チッ 毎に基板を切断するシンギュレーションが われる(ステップS14)。

 図2(a)は、半導体チップを実装した基板の 平面図、図2(b)は基板上に実装された1つの半 体チップの断面を示す図である。基板100は その構成が特に限定されるものではないが 絶縁層と配線層を積層した多層配線基板や ィルム基板を用いることができる。基板100 外形は、例えば、長手方向が約230mm、短手 向が約62mmである。基板100の表面上には、半 体チップ102が2次元アレイ状に実装される。 例えば、5×5の半導体チップを1つのブロック1 04Aとし、このようなブロック104B、104C、104Dを 基板100の長手方向に配列している。

 一つの半導体チップ102は、図2(b)に示すよ うにダイアタッチ等の接着剤を介して基板100 上に固定され、半導体チップ102の表面に形成 された電極は、ボンディングワイヤ106により 基板100上の配線パターンに接続される。ある いは、半導体チップ102は、その表面に形成さ れたバンプ電極をフェイスダウンし基板の配 線パターンに接続するフリップチップ実装で あってもよい。基板100の表面に形成された配 線パターンは、内部配線を介して基板100の裏 面にアレイ状に形成された複数の端子領域( 中、黒で示された部分)108にそれぞれ電気的 接続される。端子領域108は、後述するよう 、BGAパッケージの外部接続端子用のマイク ボールを接続する領域を提供し、例えば、1 つのBGAパッケージ当り数十ないし数百個のマ イクロボールを接続することができる。

 また、基板100上の個々の半導体チップ102 、樹脂110によりモールドされる。本実施例 は、5×5の半導体チップから成る1つのブロ クを一括してモールドする。但し、半導体 ップ102の各々を個別にモールドしてもよい 例えば、基板100の表面からの樹脂110の高さ 、約450ミクロンであり、基板100の厚さは、 240ミクロンである。

 図3(a)に、振込みマスクの平面図を示すと ともに、1つの半導体チップに対応するマス の領域を拡大して示している。振込みマス 200には、基板100の複数の端子領域108のパタ ンと同一パターンを有する複数の貫通孔210 形成されている。貫通孔210の径は、マイク ボールの径よりも10ないし20ミクロン大きい

 振込みマスク200は、図3(b)に示すように(1 の半導体チップに対応する振込みマスクの 域を示している)、基板100の端子領域108と対 向するように配置される。そして、後述する ように、振込みマスク200の表面を回転しなが ら水平移動するヘッドを用いて、マイクロボ ール340が貫通孔210内に振込まれる。マイクロ ボール340は、例えば、半田ボール、あるいは 銅または樹脂から成るコアの表面にはんだ層 が形成された導電性の金属ボールである。

 図4(a)はヘッドの側面図であり、図4(b)は ッドを裏側から見た模式的な平面図である 同図に示すように、ヘッド300は、円板状の 属部材であり、その下部に複数のスキージ31 0を取り付けている。また、ヘッドの中央に 、マイクロボール340を供給するためのマイ ロボール供給口320が形成されている。マイ ロボール供給口320は、ホース330を介して図 しないマイクロボール供給装置に接続され いる。

 スキージ310は、例えば直線的に配列され ブラシから構成される。各々のスキージ310 、ヘッド300の中央のマイクロボール供給口3 20の中心から一定の距離および一定の傾斜角 持って配置されている。ヘッド300が図示し いモータによって回転するとき、スキージ3 10は一緒に回転される。

 振込みマスク200へのマイクロボールの振 みが行われるとき、マイクロボール供給口3 20からマイクロボール340が供給される。供給 れたマイクロボール340は、ヘッド300の進行 向およびスキージ310の回転によって方向性 与えられ、マイクロボール340は、自身の走 によりあるいはスキージ310によって掃くよ にして貫通孔210内に落とし込まれる。

 図5は、ヘッドを駆動するための概略構成 を示すブロック図である。ボールマウンタは 、ヘッド300をX方向へ移動させるX方向駆動部4 10と、ヘッド300をY方向へ移動させるY方向駆 部420と、ヘッド300を回転させる回転駆動部43 0と、ヘッド300に振動を与える振動駆動部440 、各部を制御するコントローラ450とを備え いる。

 X方向駆動部410は、例えばヘッド300をX方 へ移動させるためのラックアンドピニオン アとこれを駆動するステッピングモータと み、ヘッド300をX方向へ移動させる。Y方向駆 動部420は、同様に例えばラックアンドピニオ ンギアとステッピングモータによりヘッド300 をY方向へ移動させる。回転駆動部430は、例 ばモータによりヘッド300を回転させる。振 駆動部440は、例えばカム機構、圧電素子ま はその他の公知の手段を利用してヘッド300 振動を与える。振動駆動部440は、好ましく 、ヘッド300の回転軸と直交し、かつヘッド30 0の移動方向とほぼ直交する方向に振動を与 る。例えば、ヘッド300がX方向に移動される き、振動はY方向に与えられる。また、振動 の振幅や周波数等は、マイクロボールの大き さ、振込みマスクに形成された貫通孔のピッ チ、ヘッドの移動速度等に応じて適宜選択さ れる。コントローラ450は、例えば、マイクロ コントローラを含み、メモリに格納されたプ ログラムによりヘッド300を走査させる。

 図6は、本実施例における第1の振込み方 を説明する図である。図6(a)に示すように、 込みマスク200への振込みを行う場合、ヘッ 300は、振込みマスク200の一方の端部202から 方の端部204へとX方向に走査され、他方の端 部204においてY方向へ一定距離移動された後 他方の端部204から一方の端部202へ向けてX方 に走査される。このようなX方向およびY方 の走査が複数回行われ、振込みマスク200の 体を満遍なく走査する。

 第1の振込み方法は、ヘッド300を走査させ るとき、同時に、ヘッド300に振動を加える。 振動は、ヘッド300がX方向に移動されるとき それとほぼ直交する方向、すなわちY方向で ることが望ましい。また、振動の振幅は、 通孔210のピッチよりも大きいことが望まし 。ヘッド300の移動速度、移動方向、振動等 条件は、予めメモリに記憶され、コントロ ラ450によりヘッド300の駆動が制御される。

 ヘッド300のマイクロボール供給口320から 給されたマイクロボール340は、ヘッドのX方 向のベクトル、スキージ310による回転ベクト ル、および振動による振動ベクトルを合成し たベクトル、すなわち方向性を与えられ、そ の結果、マイクロボール340の軌道P1は、図6(a) に示すように、振動成分を含むジグザグなも のとなる。マイクロボール340の軌道P1に振動 与えることで、マイクロボール340が存在す 空間あるいは存在する範囲が実質的に従来 軌道P(図11を参照)のときよりも大きくなり その分だけ、マイクロボール340が貫通孔210 遭遇する確率が高くなる。このため、マイ ロボール340が振込みマスク200の貫通孔210内 挿入される成功率が限りなく100%に近づく。 時、成功率が非常に高くなれば、ヘッド300 移動速度を上げ、マイクロボールを挿入す 時間を短縮することも可能になる。

 なお、上記したようにヘッドに与える振 の周波数、振幅および方向は、ヘッドの移 速度、マクロボールの大きさ、貫通孔のピ チ、貫通孔の数等の要因によって適宜変更 きることは言うまでもない。また、振動は 必ずしも一定の規則である必要はなく、断 的に与えたり、振動の条件を可変すること 可能である。

 次に、本実施例の第2の振込み方法につい て説明する。第2の振込み方法は、第1の振込 方法のようにヘッドに振動を与えるのでは く、ヘッドが蛇行するように移動させるも である。例えば、図7に示すように、ヘッド 300をX方向に走査する際に、直線移動ではな 正弦波のような蛇行移動500もしくは千鳥移 をさせる。これにより、マイクロボール340 は、ヘッド300の蛇行により正弦波のベクト または方向性が与えられ、マイクロボール34 0の存在可能な空間が広がり、貫通孔210に遭 する確率が向上し、その結果、マイクロボ ル340が挿入される成功率が上昇する。第2の 込み方法は、第1の振込み方法と異なり、ヘ ッドに振動を与えるための装置が不要となる ため、ボールマウンタの構成を簡易かつ低コ ストにすることができる。勿論、第2の振込 方法に第1の振込み方法を組み合わせること 可能である。すなわち、ヘッドに振動を与 ながら、ヘッドを蛇行させるようにしても い。

 次に、本実施例の第3の振込み方法を説明 する。第3の振込み方法は、複数のスキージ31 0を偏心させることで、マイクロボールに方 性を与えるものである。例えば図8に示すよ に、ヘッド600の回転中心がC1であり、この 転中心C1は、マイクロボール供給口320の中心 にほぼ一致する。一方、各々のスキージ610は 、回転中心C1からの距離をそれぞれ異にし、 数のスキージ610の端部に接するように描か た包絡円620の回転中心C2が回転中心C1から偏 心している。スキージ610を偏心させることで 、マイクロボール供給口320から供給されたマ イクロボール340は、回転中心C1に関して均一 方向性を与えられるのではなく、あたかも ッド600が振動がされたの如くの方向性を与 られる。これにより、マイクロボール340と 通孔との遭遇確率が向上し、貫通孔内へマ クロボールが挿入される成功率が向上され 。

 本発明の好ましい実施の形態について詳 したが、本発明に係る特定の実施形態に限 されるものではなく、特許請求の範囲に記 された本発明の要旨の範囲内において、種 の変形・変更が可能である。例えば、上記 施例では、BGAパッケージを例にしたが、本 明は、CSPパッケージやその他の表面実装型 半導体装置についても適用することができ 。

 本発明に係る導電性ボールの振込み方法 、表面実装型の半導体装置を製造する半導 製造装置において利用される。

本発明の実施例に係る半導体装置の製 工程を示す概略フローである。 図2(a)は半導体チップが実装された基板 を例示する平面図、図2(b)は基板上の1つの半 体チップを樹脂でモールドしたときの断面 である。 振込みマスクの平面図である。 図4(a)にヘッドの側面図を示し、図4(b) ヘッドを裏側から見た模式的な平面図を示 。 ボールマウンタのヘッドを駆動するた の構成を示すブロック図である。 本実施例の第1の振込み方法を説明する 図である。 本実施例の第2の振込み方法を説明する 図である。 本実施例の第3の振込み方法を説明する 図である。 従来の振込みマスクへの半田ボールの 込みを行うボールマウンタを示す図である 図10(a)は、従来のボールマウンタのヘ ドの断面図、図10(b)はヘッド内のスキージ 透視した図である。 従来の振込み方法の課題を説明する図 である。

符号の説明

100:基板
102:半導体チップ
104A、104B、104C、104D:ブロック
106:ボンディングワイヤ
108:端子領域
110:モールド樹脂
200:振込みマスク
202:一方の端部
204:他方の端部
210:貫通孔
300、600:ヘッド
310、610:スキージ
320:マイクロボール供給口
330:ホース
340:マイクロボール
500:蛇行移動
620:包絡円